JP2003228824A - 磁気ディスクガラス基板の洗浄方法 - Google Patents
磁気ディスクガラス基板の洗浄方法Info
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクラブ洗浄による基板表面の異物除去を行
う際、スクラブからの発塵異物をガラス基板に再付着さ
せること無く異常突起及び異物の除去を行うことにあ
る。 【解決手段】 スクラブ処理時の高速回転スクラブと炭
酸ガス溶解水を組み合わせることで、ガラス基板表面の
異物及び異常突起を除去することが出来、更に、基板表
面の微小異物除去とスクラブからの発塵異物の再付着を
抑制した洗浄処理が達成できる。
う際、スクラブからの発塵異物をガラス基板に再付着さ
せること無く異常突起及び異物の除去を行うことにあ
る。 【解決手段】 スクラブ処理時の高速回転スクラブと炭
酸ガス溶解水を組み合わせることで、ガラス基板表面の
異物及び異常突起を除去することが出来、更に、基板表
面の微小異物除去とスクラブからの発塵異物の再付着を
抑制した洗浄処理が達成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板の洗浄
方法、特に磁気ディスクガラス基板の洗浄方法に関す
る。
方法、特に磁気ディスクガラス基板の洗浄方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置である磁気
記録媒体は高記録密度化、大容量化が進んで来ている。
記録媒体は高記録密度化、大容量化が進んで来ている。
【0003】この様な状況のなかでガラス基板を用いた
磁気ディスクの製造では、ガラス基板表面の突起粗さR
pが数nmとなってきており、ガラス基板表面の異常突
起や微小異物の除去が必要になってきている。
磁気ディスクの製造では、ガラス基板表面の突起粗さR
pが数nmとなってきており、ガラス基板表面の異常突
起や微小異物の除去が必要になってきている。
【0004】また、磁気ディスク装置における磁気ヘッ
ドの浮上高さは数十nm程度となってきており、ガラス
基板表面の異常突起や異物付着が磁気ヘッドの浮上阻害
原因となることから、磁気ディスクの製造工程ではガラ
ス基板の洗浄工程において、これらを除去することが重
要となってきている。
ドの浮上高さは数十nm程度となってきており、ガラス
基板表面の異常突起や異物付着が磁気ヘッドの浮上阻害
原因となることから、磁気ディスクの製造工程ではガラ
ス基板の洗浄工程において、これらを除去することが重
要となってきている。
【0005】このため、従来はガラス基板表面の異物付
着を除去するために、特開2001−84578号公報に記載の
ようなスクラブ洗浄方法、特開2001−96245号公報に記
載の様な基板表面を複数回のスクラブ洗浄を行う方法が
行われていた。一方、特開平11-232642号公報には、N
i−Pメッキしたアルミ合金基板、またはアルミ合金基
板上に形成される磁気記録媒体に対する洗浄方法とし
て、炭酸ガス溶解水を用いる洗浄方法が開示されてい
る。
着を除去するために、特開2001−84578号公報に記載の
ようなスクラブ洗浄方法、特開2001−96245号公報に記
載の様な基板表面を複数回のスクラブ洗浄を行う方法が
行われていた。一方、特開平11-232642号公報には、N
i−Pメッキしたアルミ合金基板、またはアルミ合金基
板上に形成される磁気記録媒体に対する洗浄方法とし
て、炭酸ガス溶解水を用いる洗浄方法が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ガ
ラス基板表面の付着異物を除去するためのスクラブ洗浄
において、洗浄に用いるブラシからの微小異物の発塵が
あり、この微小発塵異物が該基板表面に付着した場合、
アルカリ等の薬液洗浄でも除去が困難という問題があっ
た。
ラス基板表面の付着異物を除去するためのスクラブ洗浄
において、洗浄に用いるブラシからの微小異物の発塵が
あり、この微小発塵異物が該基板表面に付着した場合、
アルカリ等の薬液洗浄でも除去が困難という問題があっ
た。
【0007】さらに、上述のように、近年、磁気ディス
ク装置におけるヘッドの浮上量は数十nm程度となりこ
れに伴い磁気ディスク表面突起粗さRpで数nmとな
り、対象となる異物粒径もサブミクロンとなっており、
ガラス基板表面の洗浄をさらに精密化する必要がある。
ク装置におけるヘッドの浮上量は数十nm程度となりこ
れに伴い磁気ディスク表面突起粗さRpで数nmとな
り、対象となる異物粒径もサブミクロンとなっており、
ガラス基板表面の洗浄をさらに精密化する必要がある。
【0008】本発明の目的は、ガラス基板表面洗浄にお
いて、スクラブ洗浄による発塵異物をガラス基板表面に
再付着させる事無く、微小な付着異物の除去を可能にす
る磁気ディスクガラス基板の洗浄方法を提供することに
ある。
いて、スクラブ洗浄による発塵異物をガラス基板表面に
再付着させる事無く、微小な付着異物の除去を可能にす
る磁気ディスクガラス基板の洗浄方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明では、ディスクガラス基板表面をスクラブ洗浄
と炭酸ガス溶解水洗浄の組合せにより洗浄するようにし
た。
に本発明では、ディスクガラス基板表面をスクラブ洗浄
と炭酸ガス溶解水洗浄の組合せにより洗浄するようにし
た。
【0010】さらに、ガラス基板の洗浄に用いる前記炭
酸ガス溶解水は、その比抵抗が1MΩ・cm以下である
ようにした。
酸ガス溶解水は、その比抵抗が1MΩ・cm以下である
ようにした。
【0011】さらにまた、スクラブ洗浄と炭酸ガス溶解
水洗浄の組合せによる洗浄の後に、アルカリ処理、水リ
ンス処理、乾燥処理を行うようにした。
水洗浄の組合せによる洗浄の後に、アルカリ処理、水リ
ンス処理、乾燥処理を行うようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて詳細に説明する。
面を用いて詳細に説明する。
【0013】
【実施例1】図1は、磁気ディスクガラス基板1表面に
付着した異物をスクラブ洗浄及び炭酸ガス溶解水により
除去する本発明の洗浄方法の模式図、図2は基板洗浄工
程の構成とスクラブ洗浄工程への炭酸ガス溶解水導入を
示す概略図である。図3はスクラブ洗浄工程を示すスク
ラブ洗浄装置の正面図であり、図4はスクラブ洗浄工程
を示すスクラブ洗浄装置の側面図である。
付着した異物をスクラブ洗浄及び炭酸ガス溶解水により
除去する本発明の洗浄方法の模式図、図2は基板洗浄工
程の構成とスクラブ洗浄工程への炭酸ガス溶解水導入を
示す概略図である。図3はスクラブ洗浄工程を示すスク
ラブ洗浄装置の正面図であり、図4はスクラブ洗浄工程
を示すスクラブ洗浄装置の側面図である。
【0014】さらに、図5はガラス基板1をスクラブ回
転数500rpmで洗浄処理した該基板表面17(比較
例)と本発明の炭酸ガス溶解水による同条件洗浄処理を
実施した該基板表面の、それぞれの欠陥マップを示した
図である。
転数500rpmで洗浄処理した該基板表面17(比較
例)と本発明の炭酸ガス溶解水による同条件洗浄処理を
実施した該基板表面の、それぞれの欠陥マップを示した
図である。
【0015】図6は本発明及び比較例による処理時のス
クラブ回転数と該基板表面欠陥数の関係を測定した結果
を示す図である。
クラブ回転数と該基板表面欠陥数の関係を測定した結果
を示す図である。
【0016】先ず、図1に示す様にガラス基板1に付着
した異物2は、スクラブブラシ5により除去される。ま
た、該基板上の異常突起3についてはスクラブブラシ5
及び図2に示す薬液工程にて除去を行う。スクラブ処理
を行う際、スクラブ5からの発塵異物4及び除去された
異物はガラス基板1への再付着防止のため、本発明では
シャワーノズル7から吹き付ける炭酸ガス溶解水8によ
り再付着防止を行う。
した異物2は、スクラブブラシ5により除去される。ま
た、該基板上の異常突起3についてはスクラブブラシ5
及び図2に示す薬液工程にて除去を行う。スクラブ処理
を行う際、スクラブ5からの発塵異物4及び除去された
異物はガラス基板1への再付着防止のため、本発明では
シャワーノズル7から吹き付ける炭酸ガス溶解水8によ
り再付着防止を行う。
【0017】次に、本発明によるスクラブ洗浄工程処理
方法についてさらに、詳細に図2、3、4を用いて説明
する。図2のローダ工程に投入したガラス基板1は図3
の搬送アーム10の受け渡しホルダー11によりスクラ
ブ工程に2枚づつ搬送される。搬送されたガラス基板1
は、図4の外周把持チャック14の動作とチャックロー
ラ9で把持され、回転テーブル12により下部へ移載さ
れる。移載されたガラス基板1は前面駆動部13及び背
面駆動部15から回転駆動伝達ギアBOX16を介して
スクラブ回転軸6にセットされたスクラブブラシ5によ
り押し付けられ回転処理する。このとき、ガラス基板表
面の異物や異常突起4を擦り落とすためには、スクラブ
ブラシ5の回転数を上げることが望ましいことから、本
実施例では500rpmに設定した。
方法についてさらに、詳細に図2、3、4を用いて説明
する。図2のローダ工程に投入したガラス基板1は図3
の搬送アーム10の受け渡しホルダー11によりスクラ
ブ工程に2枚づつ搬送される。搬送されたガラス基板1
は、図4の外周把持チャック14の動作とチャックロー
ラ9で把持され、回転テーブル12により下部へ移載さ
れる。移載されたガラス基板1は前面駆動部13及び背
面駆動部15から回転駆動伝達ギアBOX16を介して
スクラブ回転軸6にセットされたスクラブブラシ5によ
り押し付けられ回転処理する。このとき、ガラス基板表
面の異物や異常突起4を擦り落とすためには、スクラブ
ブラシ5の回転数を上げることが望ましいことから、本
実施例では500rpmに設定した。
【0018】そして、同時にシャワーノズル7から炭酸
ガス溶解水8を吹き出しスクラブブラシ5及びガラス基
板1の微小異物除去を行う。このとき使用する炭酸ガス
溶解水8のガス溶解量は炭酸ガス溶解水供給装置により
制御を行う。炭酸ガス溶解により水の比抵抗が低下す
る。本実施例では比抵抗値は1MΩ・cm以下の場合、
特に、良好なる洗浄効果を得た。本発明の洗浄に使用す
る炭酸ガス溶解水の比抵抗と洗浄効果の関係については
実施例2において更に詳細に述べる。
ガス溶解水8を吹き出しスクラブブラシ5及びガラス基
板1の微小異物除去を行う。このとき使用する炭酸ガス
溶解水8のガス溶解量は炭酸ガス溶解水供給装置により
制御を行う。炭酸ガス溶解により水の比抵抗が低下す
る。本実施例では比抵抗値は1MΩ・cm以下の場合、
特に、良好なる洗浄効果を得た。本発明の洗浄に使用す
る炭酸ガス溶解水の比抵抗と洗浄効果の関係については
実施例2において更に詳細に述べる。
【0019】次に、本スクラブ工程で洗浄処理された基
板は、図2の洗浄工程の構成に示すように、アイドル工
程にて複数枚のバッチに置き換えられ、薬液処理(アル
カリ処理)によりガラス基板表面のエッチングを行い、
水リンス工程にて表面の薬液を洗い流し、乾燥工程で乾
燥を行う。
板は、図2の洗浄工程の構成に示すように、アイドル工
程にて複数枚のバッチに置き換えられ、薬液処理(アル
カリ処理)によりガラス基板表面のエッチングを行い、
水リンス工程にて表面の薬液を洗い流し、乾燥工程で乾
燥を行う。
【0020】
【実施例2】実施例1で説明した本発明の洗浄工程のさ
らに具体的な実施条件例とその効果について図5、図6
を用いて説明する。
らに具体的な実施条件例とその効果について図5、図6
を用いて説明する。
【0021】図5に実際にスクラブ洗浄工程での炭酸ガ
ス溶解水洗浄の効果を確認するため、スクラブブラシの
回転数を500rpmとし超純水のみで洗浄したスクラブ回転
数500rpm処理基板17(比較例)と、同条件にて
炭酸ガス溶解水で比抵抗値を1MΩ・cmに制御して洗
浄した炭酸ガス溶解水処理基板19の欠陥マップを示
す。比較例である基板17は超純水シャワーによるスク
ラブ洗浄において、ガラス基板に付着した異物除去効果
向上のためスクラブブラシの回転数を上げるとガラス基
板表面に1μm以下の再付着異物18が残ることが確認
された。この再付着した微小異物はスクラブ工程後の薬
液処理(アルカリ処理)及び水リンス処理においても除
去できない異物である。
ス溶解水洗浄の効果を確認するため、スクラブブラシの
回転数を500rpmとし超純水のみで洗浄したスクラブ回転
数500rpm処理基板17(比較例)と、同条件にて
炭酸ガス溶解水で比抵抗値を1MΩ・cmに制御して洗
浄した炭酸ガス溶解水処理基板19の欠陥マップを示
す。比較例である基板17は超純水シャワーによるスク
ラブ洗浄において、ガラス基板に付着した異物除去効果
向上のためスクラブブラシの回転数を上げるとガラス基
板表面に1μm以下の再付着異物18が残ることが確認
された。この再付着した微小異物はスクラブ工程後の薬
液処理(アルカリ処理)及び水リンス処理においても除
去できない異物である。
【0022】これに対し、本発明の実施例である炭酸ガ
ス溶解水(その比抵抗は1MΩ・cm)洗浄を行ったガ
ラス基板表面は、スクラブ工程後の薬液処理(アルカリ
処理)及び水リンス処理において基板表面に1μm以下
の再付着異物18を除去することが可能となる。
ス溶解水(その比抵抗は1MΩ・cm)洗浄を行ったガ
ラス基板表面は、スクラブ工程後の薬液処理(アルカリ
処理)及び水リンス処理において基板表面に1μm以下
の再付着異物18を除去することが可能となる。
【0023】次に、図6に本発明の洗浄に使用する炭酸
ガス溶解水の比抵抗と洗浄効果の関係について更に詳細
に示す。この図はスクラブブラシ5の回転数を変化させ
て洗浄した場合、洗浄後にガラス基板表面に存在する微
小異物数を光学式欠陥検出装置で測定を行った結果を示
す。
ガス溶解水の比抵抗と洗浄効果の関係について更に詳細
に示す。この図はスクラブブラシ5の回転数を変化させ
て洗浄した場合、洗浄後にガラス基板表面に存在する微
小異物数を光学式欠陥検出装置で測定を行った結果を示
す。
【0024】図6から分かるように、炭酸ガス溶解処理
を行わない超純水シャワー(比較例:その比抵抗は16
MΩ・cm)によるスクラブ洗浄では、スクラブブラシ
5の回転数を高回転にするほど洗浄後の基板表面欠陥数
が増加する。また炭酸ガス溶解水で比電気抵抗5MΩ・
cmでは前記比較例よりは良好なる洗浄効果を得ている
が、炭酸ガス溶解水の比抵抗が1MΩ・cm、0.3M
Ω・cm,0.1MΩ・cmの場合に特に良好な洗浄効
果を得ることが出来る。すなわち、これらの場合、スク
ラブブラシの回転数を高回転にしても洗浄後の基板表面
欠陥数の増加傾向は見られない。
を行わない超純水シャワー(比較例:その比抵抗は16
MΩ・cm)によるスクラブ洗浄では、スクラブブラシ
5の回転数を高回転にするほど洗浄後の基板表面欠陥数
が増加する。また炭酸ガス溶解水で比電気抵抗5MΩ・
cmでは前記比較例よりは良好なる洗浄効果を得ている
が、炭酸ガス溶解水の比抵抗が1MΩ・cm、0.3M
Ω・cm,0.1MΩ・cmの場合に特に良好な洗浄効
果を得ることが出来る。すなわち、これらの場合、スク
ラブブラシの回転数を高回転にしても洗浄後の基板表面
欠陥数の増加傾向は見られない。
【0025】これは、高回転スクラブ洗浄で擦り洗いを
行い基板表面に固着している異物や異常突起を擦り落と
すことを可能とし。更にこのとき発生する微小異物の再
付着防止が可能であることを示している。
行い基板表面に固着している異物や異常突起を擦り落と
すことを可能とし。更にこのとき発生する微小異物の再
付着防止が可能であることを示している。
【0026】以上の実施例結果により、本発明による製
造方法に用いる炭酸ガス溶解水の比抵抗値は、1MΩ・
cm以下にすることで特に顕著な異物除去効果が期待出
来ることが確認された。また、図6の結果から、洗浄に
使用する炭酸ガス溶解水の比抵抗が小さいほどより優れ
た洗浄効果を得ることが出来るという傾向があることを
確認した。
造方法に用いる炭酸ガス溶解水の比抵抗値は、1MΩ・
cm以下にすることで特に顕著な異物除去効果が期待出
来ることが確認された。また、図6の結果から、洗浄に
使用する炭酸ガス溶解水の比抵抗が小さいほどより優れ
た洗浄効果を得ることが出来るという傾向があることを
確認した。
【0027】炭酸ガス溶解処理における炭酸ガスの使用
量との関係(炭酸ガス溶解水の比抵抗を下げるには炭酸
ガス使用量が増大する)から、通常使用して効果を得る
ための比電気値は0.2〜0.5MΩ・cmがより望ましい。
量との関係(炭酸ガス溶解水の比抵抗を下げるには炭酸
ガス使用量が増大する)から、通常使用して効果を得る
ための比電気値は0.2〜0.5MΩ・cmがより望ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明による磁気ディスクガラス基板の
洗浄方法により、ガラス基板を高回転スクラブ洗浄で擦
り洗いを行い基板表面に固着している異物や異常突起を
擦り落とすことを可能とし、炭酸ガス溶解水で洗浄処理
することで、ガラス基板表面の微小異物やスクラブによ
る発塵異物を該基板表面に再付着させる事無く、洗浄処
理することが可能となる。
洗浄方法により、ガラス基板を高回転スクラブ洗浄で擦
り洗いを行い基板表面に固着している異物や異常突起を
擦り落とすことを可能とし、炭酸ガス溶解水で洗浄処理
することで、ガラス基板表面の微小異物やスクラブによ
る発塵異物を該基板表面に再付着させる事無く、洗浄処
理することが可能となる。
【図1】本発明のガラス基板上のスクラブによる異物除
去方法を示す図である。
去方法を示す図である。
【図2】本発明のガラス基板の洗浄処理フロー図であ
る。
る。
【図3】本発明のスクラブ洗浄工程を示すスクラブユニ
ット正面図である。
ット正面図である。
【図4】本発明のスクラブ洗浄工程を示すスクラブユニ
ット側面図である。
ット側面図である。
【図5】本発明の炭酸ガス溶解水により処理した基板表
面の欠陥測定結果(欠陥マップ)を比較例とともに示した
図である。
面の欠陥測定結果(欠陥マップ)を比較例とともに示した
図である。
【図6】本発明の炭酸ガス溶解水により処理した基板表
面の欠陥測定結果(スクラブ洗浄回転数と再付着した欠
陥個数の関係を炭酸ガス溶解水の比抵抗をパラメータと
して測定した結果)を比較例とともにグラフとして示し
た図である。
面の欠陥測定結果(スクラブ洗浄回転数と再付着した欠
陥個数の関係を炭酸ガス溶解水の比抵抗をパラメータと
して測定した結果)を比較例とともにグラフとして示し
た図である。
1・・・ガラス基板、2・・・付着異物、3・・・異常
突起、4・・・ブラシ発塵異物、5・・・スクラブブラ
シ、6・・・ブラシ回転軸、7・・・シャワーノズル、
8・・・炭酸ガス溶解水、9・・・チャックローラ、1
0・・・搬送アーム、11・・・基板受け渡しホルダ
ー、12・・・回転テーブル、13・・・前面駆動部、
14・・・基板把持チャック、15・・・背面駆動部、
16・・・回転駆動伝達ギアBOX、17・・・スクラ
ブ回転数500rpm処理基板(比較例)、18・・・
再付着異物、19・・・炭酸ガス溶解水処理基板(本発
明実施例)。
突起、4・・・ブラシ発塵異物、5・・・スクラブブラ
シ、6・・・ブラシ回転軸、7・・・シャワーノズル、
8・・・炭酸ガス溶解水、9・・・チャックローラ、1
0・・・搬送アーム、11・・・基板受け渡しホルダ
ー、12・・・回転テーブル、13・・・前面駆動部、
14・・・基板把持チャック、15・・・背面駆動部、
16・・・回転駆動伝達ギアBOX、17・・・スクラ
ブ回転数500rpm処理基板(比較例)、18・・・
再付着異物、19・・・炭酸ガス溶解水処理基板(本発
明実施例)。
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フロントページの続き
(72)発明者 米田 達也
神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会
社日立製作所ストレージ事業部内
(72)発明者 杉崎 信雄
神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会
社日立製作所ストレージ事業部内
Fターム(参考) 3B116 AA03 AB34 BA02 BA12 BB22
CC01 CC03
3B201 AA03 AB34 BA02 BA12 BB22
CC01 CC11
4G059 AA09 AB13 AB19 AC30
5D112 AA02 BA03 GA08
Claims (3)
- 【請求項1】ディスクガラス基板表面をスクラブ洗浄と
炭酸ガス溶解水洗浄の組合せにより洗浄することを特徴
とする磁気ディスクガラス基板の洗浄方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の磁気ディスクガラス基板
の洗浄方法において、ガラス基板の洗浄に用いる前記炭
酸ガス溶解水は、その比抵抗が1MΩ・cm以下である
ことを特徴とする磁気ディスクガラス基板の洗浄方法。 - 【請求項3】請求項1乃至2に記載の磁気ディスクガラ
ス基板の洗浄方法において、前記スクラブ洗浄と炭酸ガ
ス溶解水洗浄の組合せによる洗浄の後に、アルカリ処
理、水リンス処理、乾燥処理を行うことを特徴とする磁
気ディスクガラス基板の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002027678A JP2003228824A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 磁気ディスクガラス基板の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002027678A JP2003228824A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 磁気ディスクガラス基板の洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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