JP2003218023A - X線反射鏡、x線露光転写装置及び半導体デバイスの製造方法 - Google Patents
X線反射鏡、x線露光転写装置及び半導体デバイスの製造方法Info
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 X線反射鏡に応力をかけて変形させることが
少なく、しかもX線反射鏡を効率的に冷却することがで
きる冷却構造を有するX線反射鏡を提供する。 【解決手段】 X線反射鏡は、X線反射領域1aと、X
線反射領域外1bとを持つX線反射鏡基板1と、X線反
射鏡基板1に施されているX線反射膜2と、伝熱経路と
なる物体3から構成されている。伝熱経路となる物体3
は、X線反射鏡基盤1のX線反射領域1aを遮らないよ
う、X線反射領域外1bに接合されており、この伝熱経
路となる物体3のX線反射鏡との接合部でない端部が、
冷却機構4に接合されるようになっている。
少なく、しかもX線反射鏡を効率的に冷却することがで
きる冷却構造を有するX線反射鏡を提供する。 【解決手段】 X線反射鏡は、X線反射領域1aと、X
線反射領域外1bとを持つX線反射鏡基板1と、X線反
射鏡基板1に施されているX線反射膜2と、伝熱経路と
なる物体3から構成されている。伝熱経路となる物体3
は、X線反射鏡基盤1のX線反射領域1aを遮らないよ
う、X線反射領域外1bに接合されており、この伝熱経
路となる物体3のX線反射鏡との接合部でない端部が、
冷却機構4に接合されるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線反射光学系に
用いられるX線反射鏡、及びこのX線反射鏡を利用した
X線露光転写装置、さらには、このX線露光転写装置を
利用した半導体デバイスの製造方法に関するものであ
る。
用いられるX線反射鏡、及びこのX線反射鏡を利用した
X線露光転写装置、さらには、このX線露光転写装置を
利用した半導体デバイスの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路素子の微細化に伴
い、光の回折限界によって制限される光学系の解像力を
向上させるために、従来の紫外線に代わってこれより波
長の短いX線を使用した投影リソグラフィー技術が開発
されている。この技術に使用されるX線投影露光装置
(X線露光転写装置)は、主としてX線源、照明光学
系、マスク(レチクル)、結像光学系、ウェハ・ステー
ジ等により構成される。
い、光の回折限界によって制限される光学系の解像力を
向上させるために、従来の紫外線に代わってこれより波
長の短いX線を使用した投影リソグラフィー技術が開発
されている。この技術に使用されるX線投影露光装置
(X線露光転写装置)は、主としてX線源、照明光学
系、マスク(レチクル)、結像光学系、ウェハ・ステー
ジ等により構成される。
【0003】X線源には、放射光光源またはレーザープ
ラズマX線源が使用される。照明光学系は、斜入射反射
鏡、反射鏡(多くは多層膜反射鏡)、および所定の波長
のX線のみを反射または透過させるフィルター等により
構成され、マスク上を所望の波長のX線で照明する。マ
スクには透過型マスクではなく、反射型マスクが使用さ
れる。
ラズマX線源が使用される。照明光学系は、斜入射反射
鏡、反射鏡(多くは多層膜反射鏡)、および所定の波長
のX線のみを反射または透過させるフィルター等により
構成され、マスク上を所望の波長のX線で照明する。マ
スクには透過型マスクではなく、反射型マスクが使用さ
れる。
【0004】透過型マスクは、X線を良く透過する物質
からなる薄いメンブレン(自立膜)の上にX線を吸収す
る物質を所定の形状に設けることによってパターンを形
成したものであるが、実用的な寸法のメンブレンを作製
することは困難である。
からなる薄いメンブレン(自立膜)の上にX線を吸収す
る物質を所定の形状に設けることによってパターンを形
成したものであるが、実用的な寸法のメンブレンを作製
することは困難である。
【0005】一方、反射型マスクは、例えばX線を反射
する多層膜上に反射率の低い部分を所定の形状に設ける
ことによってパターンを形成したものである。このよう
なマスク上に形成されたパターンは、複数の多層膜反射
鏡で構成された投影結像光学系により、フォトレジスト
が塗布されたウェハ上に結像して当該レジストに転写さ
れる。なお、X線は大気に吸収されて減衰するため、そ
の光路は全て所定の真空度に維持されている。
する多層膜上に反射率の低い部分を所定の形状に設ける
ことによってパターンを形成したものである。このよう
なマスク上に形成されたパターンは、複数の多層膜反射
鏡で構成された投影結像光学系により、フォトレジスト
が塗布されたウェハ上に結像して当該レジストに転写さ
れる。なお、X線は大気に吸収されて減衰するため、そ
の光路は全て所定の真空度に維持されている。
【0006】X線の波長域では、透明な物質は存在せ
ず、また物質表面での反射率も非常に低いため、レンズ
や反射鏡などの通常の光学素子が使用できない。そのた
め、X線用の光学系は、一般に、反射面に斜め方向から
入射したX線を、全反射を利用して反射させる斜入射反
射鏡や、多層膜の各界面での反射光の位相を一致させて
干渉効果によって高い反射率を得る多層膜反射鏡等によ
り構成されている。
ず、また物質表面での反射率も非常に低いため、レンズ
や反射鏡などの通常の光学素子が使用できない。そのた
め、X線用の光学系は、一般に、反射面に斜め方向から
入射したX線を、全反射を利用して反射させる斜入射反
射鏡や、多層膜の各界面での反射光の位相を一致させて
干渉効果によって高い反射率を得る多層膜反射鏡等によ
り構成されている。
【0007】斜入射光学系は収差が大きいために広い視
野で回折限界の解像力を得ることはできない。一方、多
層膜反射鏡はX線を垂直に反射することが可能であり、
回折限界のX線光学系を構成することが可能である。従
って、軟X線投影露光装置の投影光学系(結像光学系)
は、現在においては、すべて多層膜反射鏡で構成され
る。
野で回折限界の解像力を得ることはできない。一方、多
層膜反射鏡はX線を垂直に反射することが可能であり、
回折限界のX線光学系を構成することが可能である。従
って、軟X線投影露光装置の投影光学系(結像光学系)
は、現在においては、すべて多層膜反射鏡で構成され
る。
【0008】このようなX線多層膜反射鏡は、現在のと
ころ、シリコンのL吸収端(12.3nm)の長波長側でモリ
ブデンとシリコンからなる多層膜を用いたときに最も高
い反射率が得られるが、波長13〜15nmでは入射角によら
ず70%程度である。シリコンのL吸収端よりも短波長側
では、垂直入射で30%以上の反射率が得られる多層膜は
殆ど開発されていない。多層膜反射鏡の基盤材料には、
形状精度が高く表面粗さの小さい加工が可能な、石英等
のガラス材料が用いられている。
ころ、シリコンのL吸収端(12.3nm)の長波長側でモリ
ブデンとシリコンからなる多層膜を用いたときに最も高
い反射率が得られるが、波長13〜15nmでは入射角によら
ず70%程度である。シリコンのL吸収端よりも短波長側
では、垂直入射で30%以上の反射率が得られる多層膜は
殆ど開発されていない。多層膜反射鏡の基盤材料には、
形状精度が高く表面粗さの小さい加工が可能な、石英等
のガラス材料が用いられている。
【0009】上述のように、多層膜反射鏡のX線反射率
が100%ではない。反射されないX線はX線反射鏡に吸
収されて熱となり、反射鏡を加熱する。従って、強いX
線を入射させると、X線反射鏡が加熱され、X線反射鏡
の形状が変形したり、X線反射鏡表面が熱によって変質
するという問題が発生する。特に熱によるX線反射鏡表
面形状の変化は、その光学系の性能に多大な影響を及ぼ
すため、一般にはX線照射によって発生する熱による変
形が十分小さくなるまで露光量を小さくする必要があっ
た。また、特開昭63−312638号公報に記載され
るように、熱による加熱を防ぐために、X線反射鏡の裏
側に冷却流路を設けたりして、X線反射鏡を冷却するこ
とも行われていた。
が100%ではない。反射されないX線はX線反射鏡に吸
収されて熱となり、反射鏡を加熱する。従って、強いX
線を入射させると、X線反射鏡が加熱され、X線反射鏡
の形状が変形したり、X線反射鏡表面が熱によって変質
するという問題が発生する。特に熱によるX線反射鏡表
面形状の変化は、その光学系の性能に多大な影響を及ぼ
すため、一般にはX線照射によって発生する熱による変
形が十分小さくなるまで露光量を小さくする必要があっ
た。また、特開昭63−312638号公報に記載され
るように、熱による加熱を防ぐために、X線反射鏡の裏
側に冷却流路を設けたりして、X線反射鏡を冷却するこ
とも行われていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、非常に
高精度で加工されることを要求されるX線反射鏡は、高
精度な加工が可能な石英等のガラス材料で製作されてお
り、その固定方法もX線反射鏡に応力が加わらないよう
板ばね等を用い位置決めがなされてきた。しかし、X線
照射による熱変形や光学系位置決めによって、従来のX
線反射鏡に剛的に結合された冷却では、冷却機構がX線
反射鏡へ応力をかけてしまい、冷却効果以上に反射鏡を
歪ませる原因の一つになり、光学性能を劣化させる一因
となっていた。
高精度で加工されることを要求されるX線反射鏡は、高
精度な加工が可能な石英等のガラス材料で製作されてお
り、その固定方法もX線反射鏡に応力が加わらないよう
板ばね等を用い位置決めがなされてきた。しかし、X線
照射による熱変形や光学系位置決めによって、従来のX
線反射鏡に剛的に結合された冷却では、冷却機構がX線
反射鏡へ応力をかけてしまい、冷却効果以上に反射鏡を
歪ませる原因の一つになり、光学性能を劣化させる一因
となっていた。
【0011】そのため、X線反射鏡の変形の影響が特に
大きい高精度のX線投影露光装置においては、X線照射
により発生する熱の影響を避けるため、露光量を少なく
しなければならず、処理能力が小さくなってしまうとい
う問題があった。
大きい高精度のX線投影露光装置においては、X線照射
により発生する熱の影響を避けるため、露光量を少なく
しなければならず、処理能力が小さくなってしまうとい
う問題があった。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、X線反射鏡に応力をかけて変形させることが少
なく、しかもX線反射鏡を効率的に冷却することができ
る冷却構造を有するX線反射鏡、それを利用したX線露
光転写装置、さらには半導体デバイスの製造方法を提供
することを課題とする。
もので、X線反射鏡に応力をかけて変形させることが少
なく、しかもX線反射鏡を効率的に冷却することができ
る冷却構造を有するX線反射鏡、それを利用したX線露
光転写装置、さらには半導体デバイスの製造方法を提供
することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、X線光学系を形成するためのX線反射
鏡であって、X線反射領域外に剛性の小さな伝熱体を接
合し、伝熱経路としたことを特徴とするX線反射鏡(請
求項1)である。
の第1の手段は、X線光学系を形成するためのX線反射
鏡であって、X線反射領域外に剛性の小さな伝熱体を接
合し、伝熱経路としたことを特徴とするX線反射鏡(請
求項1)である。
【0014】X線反射鏡は、その面の一部がX線反射領
域と使用され、X線反射領域と同じ側の他の部分及びX
線反射領域と反対の面は、X線の反射には寄与しない。
本手段においては、このようなX線反射領域外に、剛性
の小さな伝熱体を接合し、それを伝熱経路として使用す
ることにより、X線反射鏡の冷却を行っている。よっ
て、X線反射鏡を効率的に冷却することができ、しか
も、従来のX線反射鏡に剛的に結合された冷却機構に比
して、冷却機構がX線反射鏡へ応力をかけてX線反射鏡
を歪ませる度合いが小さくなる。伝熱体としては、アウ
トガスがX線光学系に悪影響を与えないものを用いるこ
とが望ましいが、アルミニウムや銅を用いれば特に問題
はない。
域と使用され、X線反射領域と同じ側の他の部分及びX
線反射領域と反対の面は、X線の反射には寄与しない。
本手段においては、このようなX線反射領域外に、剛性
の小さな伝熱体を接合し、それを伝熱経路として使用す
ることにより、X線反射鏡の冷却を行っている。よっ
て、X線反射鏡を効率的に冷却することができ、しか
も、従来のX線反射鏡に剛的に結合された冷却機構に比
して、冷却機構がX線反射鏡へ応力をかけてX線反射鏡
を歪ませる度合いが小さくなる。伝熱体としては、アウ
トガスがX線光学系に悪影響を与えないものを用いるこ
とが望ましいが、アルミニウムや銅を用いれば特に問題
はない。
【0015】ここで「剛性の小さな伝熱体」というの
は、剛性の小さい物質、例えばアルミニウムでできた伝
熱体や、剛性の小さい構造とされた伝熱体を意味する。
剛性が小さいとは、伝熱体の変形に起因して発生する応
力がX線反射鏡に、その必要とされる精度上問題となる
ような変形を与えないような程度の剛性の小ささをい
う。剛性の小さい構造とするためには、伝熱体の形状自
体を剛性の小さいものとしたり、伝熱体の機械的な構造
を、例えば多関節構造や蛇腹構造等の剛性の低い構造と
するような、任意の方法を採用することができる。
は、剛性の小さい物質、例えばアルミニウムでできた伝
熱体や、剛性の小さい構造とされた伝熱体を意味する。
剛性が小さいとは、伝熱体の変形に起因して発生する応
力がX線反射鏡に、その必要とされる精度上問題となる
ような変形を与えないような程度の剛性の小ささをい
う。剛性の小さい構造とするためには、伝熱体の形状自
体を剛性の小さいものとしたり、伝熱体の機械的な構造
を、例えば多関節構造や蛇腹構造等の剛性の低い構造と
するような、任意の方法を採用することができる。
【0016】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、剛性の小さな伝熱体としてテ
ープ状又は線状の伝熱体が用いられていることを特徴と
するもの(請求項2)である。
前記第1の手段であって、剛性の小さな伝熱体としてテ
ープ状又は線状の伝熱体が用いられていることを特徴と
するもの(請求項2)である。
【0017】本手段においては、剛性の小さい構造の1
種として、テープ状又は線状の形状である伝熱体を用い
ているので、これらの剛性は極めて小さい。よって、X
線反射鏡にかかる応力を極めて少なくすることができ
る。一方、冷却効果は、これらテープ状又は線状の伝熱
体の数を増やして伝熱面積を大きくすることにより、大
きくすることができる。
種として、テープ状又は線状の形状である伝熱体を用い
ているので、これらの剛性は極めて小さい。よって、X
線反射鏡にかかる応力を極めて少なくすることができ
る。一方、冷却効果は、これらテープ状又は線状の伝熱
体の数を増やして伝熱面積を大きくすることにより、大
きくすることができる。
【0018】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第2の手段であって、X線反射鏡基盤としてガラス
材料が、テープ状又は線状の伝熱体として金属が用いら
れ、それらの接合が陽極接合で行われていることを特徴
とするもの(請求項3)である。
前記第2の手段であって、X線反射鏡基盤としてガラス
材料が、テープ状又は線状の伝熱体として金属が用いら
れ、それらの接合が陽極接合で行われていることを特徴
とするもの(請求項3)である。
【0019】前述のように、X線反射鏡は高精度な加工
が可能な石英等のガラス材料を基盤として形成されてい
ることが多いが、本手段においては、これら、従来のX
線反射鏡の特長をそのまま持つものとすることができ
る。さらに、ガラス材料と金属の接合が陽極接合で行わ
れているので、これらの間の密着性が高く、熱抵抗を小
さくすることができる。よって、この面でも高い伝熱効
率を有するものとすることができる。
が可能な石英等のガラス材料を基盤として形成されてい
ることが多いが、本手段においては、これら、従来のX
線反射鏡の特長をそのまま持つものとすることができ
る。さらに、ガラス材料と金属の接合が陽極接合で行わ
れているので、これらの間の密着性が高く、熱抵抗を小
さくすることができる。よって、この面でも高い伝熱効
率を有するものとすることができる。
【0020】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第1の手段であって、X線反射領域外に金属が蒸着
され、この金属に剛性の小さな伝熱体が溶接接合されて
いることを特徴とするもの(請求項4)である。
前記第1の手段であって、X線反射領域外に金属が蒸着
され、この金属に剛性の小さな伝熱体が溶接接合されて
いることを特徴とするもの(請求項4)である。
【0021】本手段においては、線反射領域外に蒸着さ
れた金属に剛性の小さな伝熱体が溶接接合されているの
で、接合部分における熱抵抗を小さくすることができ、
高い伝熱効率を有するものとすることができる。
れた金属に剛性の小さな伝熱体が溶接接合されているの
で、接合部分における熱抵抗を小さくすることができ、
高い伝熱効率を有するものとすることができる。
【0022】前記課題を解決するための第5の手段は、
X線を利用してレチクルに形成されたパターンをウェハ
に露光転写するX線露光転写装置であって、前記第1の
手段から第4の手段のいずれかのX線反射鏡を使用して
いることを特徴とするX線露光転写装置(請求項5)で
ある。
X線を利用してレチクルに形成されたパターンをウェハ
に露光転写するX線露光転写装置であって、前記第1の
手段から第4の手段のいずれかのX線反射鏡を使用して
いることを特徴とするX線露光転写装置(請求項5)で
ある。
【0023】本手段においては、冷却機構がX線反射鏡
へ応力をかけてX線反射鏡を歪ませる度合いが小さくな
るようなX線反射鏡を使用しているので、X線反射鏡を
効率的に冷却することができ、熱変形を小さくすること
ができる。よって、全体として露光転写精度の良いX線
露光転写装置とすることができる。従って、高い線幅精
度要求されるパターンを露光転写することができる。な
お、本手段(請求項5)において、レチクルとは、マス
クをも含む概念である。
へ応力をかけてX線反射鏡を歪ませる度合いが小さくな
るようなX線反射鏡を使用しているので、X線反射鏡を
効率的に冷却することができ、熱変形を小さくすること
ができる。よって、全体として露光転写精度の良いX線
露光転写装置とすることができる。従って、高い線幅精
度要求されるパターンを露光転写することができる。な
お、本手段(請求項5)において、レチクルとは、マス
クをも含む概念である。
【0024】前記課題を解決するための第6の手段は、
前記第5の手段であるX線露光転写装置を使用して、レ
チクルに形成されたパターンをウェハに露光転写する工
程を有することを特徴とする半導体デバイスの製造方法
(請求項6)である。
前記第5の手段であるX線露光転写装置を使用して、レ
チクルに形成されたパターンをウェハに露光転写する工
程を有することを特徴とする半導体デバイスの製造方法
(請求項6)である。
【0025】本手段においては、高い線幅精度要求され
るパターンを露光転写することができるので、集積度の
高い半導体デバイスを製造することができる。
るパターンを露光転写することができるので、集積度の
高い半導体デバイスを製造することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】X線投影光学系における各反射鏡
の形状は、一般に、光軸を中心として回転対称の形状を
しているが、有効域はその表面の一部であり、しかも必
ずしも光軸を中心としていない。図7は、非球面のX線
反射鏡11、12、13を用いたX線縮小投影光学系の
例である。図7に示されたそれぞれの反射鏡の太線部分
11a、12a、13aがX線反射領域である。このよ
うに、X線反射鏡においては、表面に有効域以外の部分
が十分あるので、有効領域以外の部分をも利用して冷却
手段を設置することができる。
の形状は、一般に、光軸を中心として回転対称の形状を
しているが、有効域はその表面の一部であり、しかも必
ずしも光軸を中心としていない。図7は、非球面のX線
反射鏡11、12、13を用いたX線縮小投影光学系の
例である。図7に示されたそれぞれの反射鏡の太線部分
11a、12a、13aがX線反射領域である。このよ
うに、X線反射鏡においては、表面に有効域以外の部分
が十分あるので、有効領域以外の部分をも利用して冷却
手段を設置することができる。
【0027】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す構成図であり、(a)はX線反射鏡の平面図、
(b)は断面図である。本X線反射鏡は、X線反射領域
1aと、X線反射領域外1bとを持つX線反射鏡基盤1
と、X線反射鏡基盤1に施されているX線反射膜2と、
伝熱経路となる物体3から構成されている。本X線反射
鏡は、従来方法と同じように、X線反射鏡に応力が加わ
らないよう板ばね等を用い、真空容器内に位置決めされ
ている。
を説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す構成図であり、(a)はX線反射鏡の平面図、
(b)は断面図である。本X線反射鏡は、X線反射領域
1aと、X線反射領域外1bとを持つX線反射鏡基盤1
と、X線反射鏡基盤1に施されているX線反射膜2と、
伝熱経路となる物体3から構成されている。本X線反射
鏡は、従来方法と同じように、X線反射鏡に応力が加わ
らないよう板ばね等を用い、真空容器内に位置決めされ
ている。
【0028】本X線反射鏡は、波長13nmのX線縮小露光
の投影光学系に用いるもので、X線反射鏡基盤1の材質
には石英を用いており、その反射面形状は高精度に加工
されている。また、X線反射膜2は、波長13nmのX線の
反射率が高いMo/Si多層膜を使用している。X線反射膜
は、Mo/Siに限らず、使用する波長に応じて、波長10-15
nmで高い反射率を示すMo,Ro, Rh等の物質と、Si, Be,
B4C等の物質とを組み合わせた多層膜でもよい。図1
に示してあるように、伝熱経路となる物体3は、X線反
射鏡基盤1のX線反射領域1aを遮らないよう、X線反
射領域外1bに接合されており、この伝熱経路となる物
体3のX線反射鏡との接合部でない端部が、冷却機構4
に接合されるようになっている。
の投影光学系に用いるもので、X線反射鏡基盤1の材質
には石英を用いており、その反射面形状は高精度に加工
されている。また、X線反射膜2は、波長13nmのX線の
反射率が高いMo/Si多層膜を使用している。X線反射膜
は、Mo/Siに限らず、使用する波長に応じて、波長10-15
nmで高い反射率を示すMo,Ro, Rh等の物質と、Si, Be,
B4C等の物質とを組み合わせた多層膜でもよい。図1
に示してあるように、伝熱経路となる物体3は、X線反
射鏡基盤1のX線反射領域1aを遮らないよう、X線反
射領域外1bに接合されており、この伝熱経路となる物
体3のX線反射鏡との接合部でない端部が、冷却機構4
に接合されるようになっている。
【0029】X線反射鏡は、X線反射領域1a上のX線
反射膜2でX線が反射されると同時に、反射されないX
線はX線反射膜2に吸収され熱に変化する。発生した熱
は、熱伝導率の高いX線反射膜2中を伝達し、X線反射
領域1aから、X線反射鏡基盤1全体に伝搬して行き、
X線反射膜2全体の温度を上昇させる。よって、X線照
射領域外1bの内部であって、熱発生源となるX線照射
領域1aに近い部分に伝熱経路となる物体3を接合する
ことがより効率的である。X線照射領域1aの裏面に伝
熱経路となる物体3を接合するようにしてもよい。
反射膜2でX線が反射されると同時に、反射されないX
線はX線反射膜2に吸収され熱に変化する。発生した熱
は、熱伝導率の高いX線反射膜2中を伝達し、X線反射
領域1aから、X線反射鏡基盤1全体に伝搬して行き、
X線反射膜2全体の温度を上昇させる。よって、X線照
射領域外1bの内部であって、熱発生源となるX線照射
領域1aに近い部分に伝熱経路となる物体3を接合する
ことがより効率的である。X線照射領域1aの裏面に伝
熱経路となる物体3を接合するようにしてもよい。
【0030】物体3の剛性を物性的、又は構造的手段に
より小さくすることで、熱変形や光学的位置決め等に際
してX線反射鏡に係る応力を最小限にすることができ
る。物体3の材料としては、効率的に冷却を行うという
観点から、熱伝導率の高い銅やアルミニウム等の金属を
用いることが好ましい。本実施の形態では、比較的剛性
の小さい材料であるアルミニウムを物体3の材料として
用い、また、その形状も剛性が小さくなるように、棒状
としている。冷却を効率的に行うためには、なるべく多
くの物体3を設けることが好ましい。
より小さくすることで、熱変形や光学的位置決め等に際
してX線反射鏡に係る応力を最小限にすることができ
る。物体3の材料としては、効率的に冷却を行うという
観点から、熱伝導率の高い銅やアルミニウム等の金属を
用いることが好ましい。本実施の形態では、比較的剛性
の小さい材料であるアルミニウムを物体3の材料として
用い、また、その形状も剛性が小さくなるように、棒状
としている。冷却を効率的に行うためには、なるべく多
くの物体3を設けることが好ましい。
【0031】接合は熱抵抗を小さくするため接着剤等を
はさまずに直接押し付けるのがよい。方法としては、ね
じ締結や接着剤で覆う接合等を用いることが好ましい。
はさまずに直接押し付けるのがよい。方法としては、ね
じ締結や接着剤で覆う接合等を用いることが好ましい。
【0032】X線の照射により発生した熱はX線反射鏡
内にとどまらず、伝熱経路となる物体3を介して冷却機
構部4に吸収される。冷却機構部4は、冷却用媒体を循
環させた冷却機構部を用いている。冷却用媒体は水や油
などの液体や、フロンなどのガスでもよい。冷却機構部
4は冷却機能さえあれば、どのような方式のものでもよ
い。
内にとどまらず、伝熱経路となる物体3を介して冷却機
構部4に吸収される。冷却機構部4は、冷却用媒体を循
環させた冷却機構部を用いている。冷却用媒体は水や油
などの液体や、フロンなどのガスでもよい。冷却機構部
4は冷却機能さえあれば、どのような方式のものでもよ
い。
【0033】一般に、X線反射鏡は真空容器中に収納さ
れるが、冷却機構部4は真空容器外に設けることが好ま
しい。その場合には、伝熱経路となる物体3が真空容器
壁面を通過することになるので、適当なシールが必要で
あることはいうまでもない。
れるが、冷却機構部4は真空容器外に設けることが好ま
しい。その場合には、伝熱経路となる物体3が真空容器
壁面を通過することになるので、適当なシールが必要で
あることはいうまでもない。
【0034】<第2の実施の形態>図2は、本発明によ
る第2の実施の形態を示すもので、(a)はX線反射鏡
の平面図、(b)は断面図である。以下の図において、
本欄における前出の図中に示された構成要素と同一また
は対応する構成要素には同一符号を付し、その説明を省
略する。
る第2の実施の形態を示すもので、(a)はX線反射鏡
の平面図、(b)は断面図である。以下の図において、
本欄における前出の図中に示された構成要素と同一また
は対応する構成要素には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0035】本実施の形態が前記第1の実施の形態と異
なるところは、(1)伝熱経路となる物体をテープ状の
物体3aと熱伝達体5の組み合わせにした点と、(2)
伝熱経路となる物体3aとX線反射鏡基盤1との接合に
陽極接合を用いている点にある。
なるところは、(1)伝熱経路となる物体をテープ状の
物体3aと熱伝達体5の組み合わせにした点と、(2)
伝熱経路となる物体3aとX線反射鏡基盤1との接合に
陽極接合を用いている点にある。
【0036】伝熱経路となるテープ状の物体3aの一端
はX線反射基盤1に接合され、他端は熱伝達体5に結合
されている。テープ状の物体3aの長さは、X線反射基
盤1と熱伝達体5との間隔が変化しても、互いの間に問
題となるような応力が発生しないように、熱伝達体5と
X線反射基盤1との間隔に対して十分に余裕を持った長
さとする。このような構成にすることによって、たとえ
熱伝達体5が剛性の高いものであったとしても、冷却機
構がX線反射鏡に応力を与えることを防止しながら、熱
媒体(テープ状の物体3a及び熱伝達体5)を通してX
線反射鏡を効率的に冷却することができる。なお、熱伝
達体5としては、熱伝導率の高い金属が好ましく、ま
た、中を中空にして中空部に冷媒を流すようにして冷却
能率を高めてもよい。
はX線反射基盤1に接合され、他端は熱伝達体5に結合
されている。テープ状の物体3aの長さは、X線反射基
盤1と熱伝達体5との間隔が変化しても、互いの間に問
題となるような応力が発生しないように、熱伝達体5と
X線反射基盤1との間隔に対して十分に余裕を持った長
さとする。このような構成にすることによって、たとえ
熱伝達体5が剛性の高いものであったとしても、冷却機
構がX線反射鏡に応力を与えることを防止しながら、熱
媒体(テープ状の物体3a及び熱伝達体5)を通してX
線反射鏡を効率的に冷却することができる。なお、熱伝
達体5としては、熱伝導率の高い金属が好ましく、ま
た、中を中空にして中空部に冷媒を流すようにして冷却
能率を高めてもよい。
【0037】伝熱経路となるテープ状の物体3aは、例
えば厚さ0.05mm、幅10mmのものを用い、X線反射基盤1
と熱伝達体5との間隔が150mmの場合、長さ300mmのもの
を使用する。テープ状の物体3aの厚さを薄くすること
により、その剛性を著しく小さくすることができ、か
つ、その長さをX線反射基盤1と熱伝達体5との間隔に
対して十分くすることにより、前述のようにX線反射鏡
にほとんど応力をかけないようにすることができる。
えば厚さ0.05mm、幅10mmのものを用い、X線反射基盤1
と熱伝達体5との間隔が150mmの場合、長さ300mmのもの
を使用する。テープ状の物体3aの厚さを薄くすること
により、その剛性を著しく小さくすることができ、か
つ、その長さをX線反射基盤1と熱伝達体5との間隔に
対して十分くすることにより、前述のようにX線反射鏡
にほとんど応力をかけないようにすることができる。
【0038】一方、このようにすると、伝熱経路となる
テープ状の物体3aの断面積は小さくなるので、図3に
示すように、多数枚の伝熱経路となるテープ状の物体3
aを接合部分6でのみ互いに接合する形で組み合わせる
ことで伝熱効率をあげることができる。一つの実施例で
は20枚で十分な効果がでたが、幅、厚さの組合せによ
り最適な枚数を適宜用いるとよい。
テープ状の物体3aの断面積は小さくなるので、図3に
示すように、多数枚の伝熱経路となるテープ状の物体3
aを接合部分6でのみ互いに接合する形で組み合わせる
ことで伝熱効率をあげることができる。一つの実施例で
は20枚で十分な効果がでたが、幅、厚さの組合せによ
り最適な枚数を適宜用いるとよい。
【0039】陽極接合の際は、例えば、X線反射鏡基盤
1にはガラス、伝熱経路となる物体3にはアルミを使用
し、圧着した状態で熱と電圧をかけて、X線反射鏡基盤
1と伝熱経路となる物体3を陽極接合する。陽極接合は
接着剤等の媒体をはさむことが無く、密着性が高いため
熱抵抗を最小限にすることができるため、より効率的な
冷却を行えるとともに、接着剤等媒体からのガスやゴミ
の発生を考慮しなくていいためX線縮小投影露光光学系
のような真空環境での使用にも適している。
1にはガラス、伝熱経路となる物体3にはアルミを使用
し、圧着した状態で熱と電圧をかけて、X線反射鏡基盤
1と伝熱経路となる物体3を陽極接合する。陽極接合は
接着剤等の媒体をはさむことが無く、密着性が高いため
熱抵抗を最小限にすることができるため、より効率的な
冷却を行えるとともに、接着剤等媒体からのガスやゴミ
の発生を考慮しなくていいためX線縮小投影露光光学系
のような真空環境での使用にも適している。
【0040】なお、陽極接合に際しては、陽極接合をす
る領域の多層膜を部分的に除去するか、多層膜上に陽極
接合可能な材料を形成しておくようにする。
る領域の多層膜を部分的に除去するか、多層膜上に陽極
接合可能な材料を形成しておくようにする。
【0041】<第3の実施の形態>図4は、本発明の第
3の実施形態を示すもので、(a)はX線反射鏡の平面
図、(b)は断面図である。本実施の形態が前記第2の
実施の形態と異なるところは、(1)伝熱経路となる線
状物体3bであり、(2)X線反射鏡基盤1のX線照射
領域1a外に金属7が蒸着され、(3)伝熱経路となる
物体3bがX線反射鏡基盤1に蒸着された金属7に溶接
接合されている点にある。
3の実施形態を示すもので、(a)はX線反射鏡の平面
図、(b)は断面図である。本実施の形態が前記第2の
実施の形態と異なるところは、(1)伝熱経路となる線
状物体3bであり、(2)X線反射鏡基盤1のX線照射
領域1a外に金属7が蒸着され、(3)伝熱経路となる
物体3bがX線反射鏡基盤1に蒸着された金属7に溶接
接合されている点にある。
【0042】X線反射鏡基盤1にはガラス、伝熱経路と
なる線状物体3bには銅線を使用し、X線反射鏡基盤1
のX線照射領域1a外には銅7を蒸着している。また溶
接接合は、電気回路等で用いる電気抵抗の少ないはんだ
を用いている。伝熱経路として線状物体である銅線を用
いることで、剛性を小さくすることができ、X線反射鏡
の熱変形や光学的位置調整によって応力がかかることな
く伝熱経路を得ることができる。また、蒸着を用いるこ
とでX線反射鏡基盤1の形状にかかわらず任意の位置に
伝熱経路を設けることができる上、より大きな伝達経路
を確保できるため、より効率的な冷却を行えるととも
に、最適な位置に伝熱経路を手軽に得ることができる。
なる線状物体3bには銅線を使用し、X線反射鏡基盤1
のX線照射領域1a外には銅7を蒸着している。また溶
接接合は、電気回路等で用いる電気抵抗の少ないはんだ
を用いている。伝熱経路として線状物体である銅線を用
いることで、剛性を小さくすることができ、X線反射鏡
の熱変形や光学的位置調整によって応力がかかることな
く伝熱経路を得ることができる。また、蒸着を用いるこ
とでX線反射鏡基盤1の形状にかかわらず任意の位置に
伝熱経路を設けることができる上、より大きな伝達経路
を確保できるため、より効率的な冷却を行えるととも
に、最適な位置に伝熱経路を手軽に得ることができる。
【0043】以上、X線反射鏡に関する実施の形態を示
したが、本発明の実施の形態であるX線露光転写装置
は、その基本構造は図7に示す従来のX線露光転写装置
と異なるところはなく、ただ、X線反射鏡として本発明
に係るX線反射鏡のみを使用しているところが異なるの
みであるので、その説明を省略する。
したが、本発明の実施の形態であるX線露光転写装置
は、その基本構造は図7に示す従来のX線露光転写装置
と異なるところはなく、ただ、X線反射鏡として本発明
に係るX線反射鏡のみを使用しているところが異なるの
みであるので、その説明を省略する。
【0044】以下、本発明に係る半導体デバイスの製造
方法の実施の形態の例を説明する。図5は、本発明の半
導体デバイス製造方法の一例を示すフローチャートであ
る。この例の製造工程は以下の各種工程を含む。 ウェハを製造するウェハ製造工程(又はウェハを準備
するウェハ準備工程) 露光に使用するマスクを製作するマスク製造工程(又
はマスクを準備するマスク準備工程) ウェハに必要な加工処理を行うウェハプロセッシング
工程 ウェハ上に形成されたチップを1個ずつ切り出し、動
作可能にならしめるチップ組立工程 できたチップを検査するチップ検査工程 なお、それぞれの工程はさらにいくつかのサブ工程から
なっている。
方法の実施の形態の例を説明する。図5は、本発明の半
導体デバイス製造方法の一例を示すフローチャートであ
る。この例の製造工程は以下の各種工程を含む。 ウェハを製造するウェハ製造工程(又はウェハを準備
するウェハ準備工程) 露光に使用するマスクを製作するマスク製造工程(又
はマスクを準備するマスク準備工程) ウェハに必要な加工処理を行うウェハプロセッシング
工程 ウェハ上に形成されたチップを1個ずつ切り出し、動
作可能にならしめるチップ組立工程 できたチップを検査するチップ検査工程 なお、それぞれの工程はさらにいくつかのサブ工程から
なっている。
【0045】これらの主工程の中で、半導体のデバイス
の性能に決定的な影響を及ぼす主工程がウェハプロセッ
シング工程である。この工程では、設計された回路パタ
ーンをウェハ上に順次積層し、メモリやMPUとして動
作するチップを多数形成する。このウェハプロセッシン
グ工程は以下の各工程を含む。 絶縁層となる誘電体薄膜や配線部、あるいは電極部を
形成する金属薄膜等を形成する薄膜形成工程(CVDや
スパッタリング等を用いる) この薄膜層やウェハ基板を酸化する酸化工程 薄膜層やウェハ基板等を選択的に加工するためにマス
ク(レチクル)を用いてレジストのパターンを形成する
リソグラフィー工程 レジストパターンに従って薄膜層や基板を加工するエ
ッチング工程(例えばドライエッチング技術を用いる) イオン・不純物注入拡散工程 レジスト剥離工程 さらに加工されたウェハを検査する検査工程 なお、ウェハプロセッシング工程は必要な層数だけ繰り
返し行い、設計通り動作する半導体デバイスを製造す
る。
の性能に決定的な影響を及ぼす主工程がウェハプロセッ
シング工程である。この工程では、設計された回路パタ
ーンをウェハ上に順次積層し、メモリやMPUとして動
作するチップを多数形成する。このウェハプロセッシン
グ工程は以下の各工程を含む。 絶縁層となる誘電体薄膜や配線部、あるいは電極部を
形成する金属薄膜等を形成する薄膜形成工程(CVDや
スパッタリング等を用いる) この薄膜層やウェハ基板を酸化する酸化工程 薄膜層やウェハ基板等を選択的に加工するためにマス
ク(レチクル)を用いてレジストのパターンを形成する
リソグラフィー工程 レジストパターンに従って薄膜層や基板を加工するエ
ッチング工程(例えばドライエッチング技術を用いる) イオン・不純物注入拡散工程 レジスト剥離工程 さらに加工されたウェハを検査する検査工程 なお、ウェハプロセッシング工程は必要な層数だけ繰り
返し行い、設計通り動作する半導体デバイスを製造す
る。
【0046】図6は、図5のウェハプロセッシング工程
の中核をなすリソグラフィー工程を示すフローチャート
である。このリソグラフィー工程は以下の各工程を含
む。 前段の工程で回路パターンが形成されたウェハ上にレ
ジストをコートするレジスト塗布工程 レジストを露光する露光工程 露光されたレジストを現像してレジストのパターンを
得る現像工程 現像されたレジストパターンを安定化させるためのア
ニール工程 以上の半導体デバイス製造工程、ウェハプロセッシング
工程、リソグラフィー工程については、周知のものであ
り、これ以上の説明を要しないであろう。
の中核をなすリソグラフィー工程を示すフローチャート
である。このリソグラフィー工程は以下の各工程を含
む。 前段の工程で回路パターンが形成されたウェハ上にレ
ジストをコートするレジスト塗布工程 レジストを露光する露光工程 露光されたレジストを現像してレジストのパターンを
得る現像工程 現像されたレジストパターンを安定化させるためのア
ニール工程 以上の半導体デバイス製造工程、ウェハプロセッシング
工程、リソグラフィー工程については、周知のものであ
り、これ以上の説明を要しないであろう。
【0047】本発明の実施の形態においては、のレジ
スト露光工程に、本発明に係るX線露光転写装置を使用
しているので、精度の良い露光転写を行うことができ、
精密なパターンの半導体デバイスを製造することができ
る。
スト露光工程に、本発明に係るX線露光転写装置を使用
しているので、精度の良い露光転写を行うことができ、
精密なパターンの半導体デバイスを製造することができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
X線反射鏡に応力をかけて変形させることが少なく、し
かもX線反射鏡を効率的に冷却することができる冷却構
造を有するX線反射鏡、それを利用したX線露光転写装
置、さらには半導体デバイスの製造方法を提供すること
ができる。
X線反射鏡に応力をかけて変形させることが少なく、し
かもX線反射鏡を効率的に冷却することができる冷却構
造を有するX線反射鏡、それを利用したX線露光転写装
置、さらには半導体デバイスの製造方法を提供すること
ができる。
【0049】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるX線反射鏡の
概略図である。
概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態であるX線反射鏡の
概略図である。
概略図である。
【図3】図2に使用されているテープ状物体の説明図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態であるX線反射鏡の
概要図である。
概要図である。
【図5】本発明の半導体デバイス製造方法の一例を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図6】リソグラフィー工程の例を示す図である。
【図7】X線縮小投影露光光学系を示す概要図である。
1…X線反射鏡基盤
1a…X線反射領域
1b…X線反射領域外
2…X線反射膜
3…伝熱経路となる物体
3a…伝熱経路となるテープ状物体
3b…伝熱経路となる線状物体
4…冷却機構
5…熱伝達体
6…接合部分
7…金属(銅)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03F 7/20 521 H01L 21/30 531A
G21K 1/06 G02B 7/18 Z
Claims (6)
- 【請求項1】 X線光学系を形成するためのX線反射鏡
であって、X線反射領域外に剛性の小さな伝熱体を接合
し、伝熱経路としたことを特徴とするX線反射鏡。 - 【請求項2】 請求項1に記載のX線反射鏡であって、
剛性の小さな伝熱体としてテープ状又は線状の伝熱体が
用いられていることを特徴とするX線反射鏡。 - 【請求項3】 請求項2に記載のX線反射鏡であって、
X線反射鏡基盤としてガラス材料が、テープ状又は線状
の伝熱体として金属が用いられ、それらの接合が陽極接
合で行われていることを特徴とするX線反射鏡。 - 【請求項4】 請求項1に記載のX線反射鏡であって、
X線反射領域外に金属が蒸着され、この金属に剛性の小
さな伝熱体が溶接接合されていることを特徴とするX線
反射鏡。 - 【請求項5】 X線を利用してレチクルに形成されたパ
ターンをウェハに露光転写するX線露光転写装置であっ
て、請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の
X線反射鏡を使用していることを特徴とするX線露光転
写装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載のX線露光転写装置を使
用して、レチクルに形成されたパターンをウェハに露光
転写する工程を有することを特徴とする半導体デバイス
の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018205A JP2003218023A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | X線反射鏡、x線露光転写装置及び半導体デバイスの製造方法 |
US10/353,467 US20030142785A1 (en) | 2002-01-28 | 2003-01-28 | X-ray-reflective mirrors exhibiting reduced thermal stress, and X-ray optical systems comprising same |
EP03001788A EP1331646A2 (en) | 2002-01-28 | 2003-01-28 | X-ray-reflective mirrors exhibiting reduced thermal stress, and X-ray optical systems comprising same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018205A JP2003218023A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | X線反射鏡、x線露光転写装置及び半導体デバイスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003218023A true JP2003218023A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=19192081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002018205A Pending JP2003218023A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | X線反射鏡、x線露光転写装置及び半導体デバイスの製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030142785A1 (ja) |
EP (1) | EP1331646A2 (ja) |
JP (1) | JP2003218023A (ja) |
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-
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- 2002-01-28 JP JP2002018205A patent/JP2003218023A/ja active Pending
-
2003
- 2003-01-28 EP EP03001788A patent/EP1331646A2/en not_active Withdrawn
- 2003-01-28 US US10/353,467 patent/US20030142785A1/en not_active Abandoned
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