JP2003209582A - パケットデータ蓄積装置 - Google Patents
パケットデータ蓄積装置Info
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- JP2003209582A JP2003209582A JP2002006643A JP2002006643A JP2003209582A JP 2003209582 A JP2003209582 A JP 2003209582A JP 2002006643 A JP2002006643 A JP 2002006643A JP 2002006643 A JP2002006643 A JP 2002006643A JP 2003209582 A JP2003209582 A JP 2003209582A
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Abstract
されたデータのデータブロック区切りでの読み出しやデ
ータエラーに対する処理を容易にする。 【解決手段】 メモリの書き込みポインタ(RP)によ
って示される位置にテーブルデータの先頭を示す情報
(SL)、テーブルデータT1aを構成する各データが
順次書き込まれながら書き込みポインタ(RP)がイン
クリメントされる。テーブルデータT1aの最後のデー
タが書き込まれた後、テーブルデータの末尾を示す情報
(EL)が書き込まれた後に、境界ポインタ(BP)が
書き込みポインタ(WP)と同じ値に更新され、これに
より示される位置の1つ手前の位置を読み出しの上限と
することでテーブルデータ(データブロック)区切りの
読み出しが容易になる。データエラーの場合には、書き
込みポインタ(WP)が境界ポインタ(BP)の値に戻
される。
Description
入力されたデータを蓄積するパケットデータ蓄積装置に
関し、特に、映像や音声等の複数の種類のデータが多重
されて送信されたパケットを受信して所望の種類のデー
タを選択的に蓄積した後に再生装置等に出力する受信装
置などに関するものである。
ータや音声データ、その他のデータが伝送されるディジ
タル放送等が普及しつつある。この種のデータ伝送にお
いては、例えばMPEGシステム規格が適用され、それ
ぞれ複数のPESパケットまたはテーブルデータ等の、
データブロックから成る映像データ(Video)や音
声データ(Audio)、SIデータ等からトランスポ
ートストリームパケット(TSパケット)が生成され、
生成されたTSパケットが多重化されて、トランスポー
トストリームとして伝送される。
信する受信装置では、例えば特開平7−297855号
公報に記載されているように、受信したトランスポート
ストリームのTSパケットから、元のPESパケット等
のデータブロックを生成し、一旦バッファに蓄積した後
に読み出して、映像表示装置等に出力したり装置の動作
を制御するために用いたりするようになっている。
み出しは、データブロック区切りで行われる必要があ
る。そこで、従来のパケットデータ蓄積装置では、読み
出しの際に、まずデータブロックの先頭部分を読み出し
て得られるデータブロックのサイズと、データブロック
の先頭が蓄積されている領域のアドレスとを加算して、
データブロックの末尾が蓄積されている領域のアドレス
を算出した後に、そのアドレスまでの読み出しを行うよ
うになっている。
の蓄積時に、別途、各データブロックが蓄積される領域
のアドレス等を受信履歴などとして保存し、読み出し時
に各データブロックごとの受信履歴を解析することによ
り、データブロック区切りで読み出し得るようにした装
置も知られている。
いては、データブロックにデータエラーがあった場合に
は、そのまま、エラーがない場合と同様に蓄積され、読
み出しの際に、エラー処理を行って、そのデータブロッ
クを破棄するようになっている。
来のパケットデータ蓄積装置では、データブロック区切
りで読み出しを行うために上記のような演算処理等を行
う必要があるうえ、データブロックの末尾までの蓄積が
完了していない場合の読み出しを防止するためには、算
出されたデータブロックの末尾の位置と、実際に蓄積さ
れたデータの末尾の位置とを比較しながら読み出しを制
御する必要があるために、読み出し処理が複雑なものと
なり、装置の構成も複雑になるという問題点を有してい
た。
た装置においても、やはり、読み出し時に受信履歴の解
析を行う必要があるとともに、書き込み時にも受信履歴
を生成する処理を行う必要があるうえ、受信履歴を保存
するための記憶容量を必要とするという問題も生じる。
み出し時に、読み出し処理やその後のデコード処理等を
行っている途中でエラー処理を行う必要があるために、
やはり処理や装置の複雑化を招くうえ、エラーのあるデ
ータブロックも一旦蓄積することになるので、記憶容量
が無駄に使用されるという問題点も有していた。
ック区切りでの読み出しやデータエラーに対する処理を
容易に行い得るようにして、処理や装置の構成の簡素化
を図ることができるとともに、必要な記憶容量の低減も
可能にすることを課題とする。
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、複数のデー
タブロックがパケット化されて入力されたパケット列か
ら、各上記データブロックを取り出すデータブロック取
り出し手段と、取り出された上記各データブロックを構
成するデータを順次蓄積する蓄積手段と、上記各データ
ブロックを構成する最後の上記データの蓄積が行われる
ごとに、上記蓄積手段における、上記最後のデータの蓄
積位置に対応する境界ポインタを更新して保持する蓄積
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
る境界ポインタに応じた位置までの読み出しを行えば、
蓄積手段に蓄積された最後のデータブロックの最後のデ
ータまでを読み出すことになるので、データブロック区
切りでの読み出しを容易に行うことができる。また、蓄
積が完了していないデータブロックが読み出されること
も確実に防止される。ここで、蓄積手段における上記境
界ポインタによって示される位置は、例えば最後に蓄積
されたデータブロックの最後のデータの位置でもよい
し、その次の位置、すなわち、次にデータが蓄積される
位置などでもよく、上記最後のデータの位置と一定の対
応関係のある位置であればよい。
ットデータ蓄積装置であって、上記蓄積制御手段は、さ
らに、各上記データの蓄積が行われるごとに、上記蓄積
手段における、上記各データの蓄積位置に対応する書き
込みポインタを更新して保持するとともに、蓄積される
上記データが、上記各データブロックを構成する最後の
上記データである場合に、上記境界ポインタを上記書き
込みポインタに対応する値に更新するように構成されて
いることを特徴とする。
上記のような書き込みポインタに対応する値にすること
によって、容易に境界ポインタの更新を行うことができ
る。ここで、上記境界ポインタと書き込みポインタとの
対応関係は、一致する関係であれば、代入処理によって
最も簡単に更新することができるが、これに限らず、そ
れぞれのポインタが用いられる処理に適した一定の対応
関係を有するように更新されるようになっていればよ
い。例えば境界ポインタの値が書き込みポインタをデク
リメントした値になるようにすることにより、書き込み
ポインタによって、次にデータを書き込む位置を示す一
方、境界ポインタによって、読み出し得る最後のデータ
の位置を示すようにすることができる。
ットデータ蓄積装置であって、上記蓄積制御手段は、上
記各データブロックが蓄積される際に不正なデータブロ
ックであることが検出された場合に、上記書き込みポイ
ンタを上記境界ポインタに対応する値に更新するように
構成されていることを特徴とする。
き込みポインタが更新された後、次のデータブロック
は、上記不正なデータブロックが蓄積されていた領域に
重ね書きされることになるので、不正なデータブロック
を容易に破棄されたものとすることができる。
ットデータ蓄積装置であって、上記蓄積制御手段は、上
記書き込みポインタを上記境界ポインタに対応する値に
更新した後、上記不正なデータブロックの直前の上記デ
ータブロックに続けて、上記不正なデータブロックが検
出されたことを示す情報を上記蓄積手段に蓄積させるよ
うに構成されていることを特徴とする。
タブロックが検出されたことを示す情報によって、読み
出しの際に、不正なデータブロックの破棄が行われたこ
とを容易に検知することができる。
求項4のパケットデータ蓄積装置であって、上記蓄積制
御手段は、上記蓄積手段における、上記各データブロッ
クを構成する上記データの前後の少なくとも何れか一方
に、上記各データブロックの先頭または末尾を示す情報
を蓄積させるように構成されたことを特徴とする。
クの先頭または末尾を示す情報を検出しながら読み出し
を行うことにより、データブロック単位での読み出しを
容易に行うことができる。
求項5のパケットデータ蓄積装置であって、上記蓄積制
御手段は、それぞれ上記各データブロックの種類に対応
した上記境界ポインタを保持するとともに、上記蓄積手
段を上記各データブロックの種類に応じた領域に区分
し、上記各データブロックを構成するデータをそれぞれ
のデータブロックの種類に応じた上記領域に蓄積させる
ように構成されたことを特徴とする。
タブロックについて、それぞれ並行して、上記のような
書き込みや読み出し処理を行わせることができる。
パケットデータ蓄積装置の例として、MPEGシステム
規格に準拠したディジタル放送を受信し、受信されたパ
ケットを一旦蓄積して表示装置などに出力するディジタ
ル放送受信機について説明する。
ートストリームパケット(TSパケット)について説明
する。
(c)に示すように、映像データや、音声データ、その
他のサービス情報(SIデータ)が、固定長(188バ
イト)のTSパケットによって構成されたトランスポー
トストリームとして伝送される。上記TSパケットは、
パケットヘッダ(PH)と伝送すべきデータ(ペイロー
ド等)とから成り、パケットヘッダには、伝送すべきデ
ータの種類を示す識別番号(PID)が含まれている。
具体的には、例えば図1(a)に示す映像データ(Vi
deo)や音声データ(Audio)のように複数のP
ESパケット、すなわち、映像データの場合はP2a、
P2b…、音声データの場合はP1a、P1b…などの
データブロックから成るデータや、2種類のSIデータ
(SI−1、SI−2)のように複数のテーブルデー
タ、すなわちT1a、T1b…やT2a、T2b…など
のデータブロックから成るデータは、図1(b)に示す
ようにそれぞれ固定長のTSパケットに分割、結合され
た後、図1(c)に示すように複数種類のTSパケット
が時分割で多重化されて、トランスポートストリームと
して伝送される。ここで、上記データブロックは、TS
パケット化される際には適宜分割または結合されるが、
後述するように受信後の処理においては、各データブロ
ック単位で取り扱われる。
ームを受信し、所定の映像データ等を取り出して一旦蓄
積した後に表示装置などに出力するディジタル放送受信
機の構成について説明する。
成を示すブロック図である。同図に示すように、ディジ
タル放送受信機200は、放送を選局するチューナー2
01と、ディジタル復調と誤り訂正とを行うディジタル
復調回路202と、ディジタル復調回路202から入力
されたトランスポートストリームから所望の映像データ
等を抽出するデマルチプレクサ214と、デマルチプレ
クサ214から出力された映像データ等をデコードして
図示しない表示装置等に出力するオーディオビデオデコ
ード回路212と、デコードされる際に映像データ等を
一旦蓄積するAVメモリ215と、デマルチプレクサ2
14によって抽出された映像データ等を一旦蓄積すると
ともに受信機の動作を制御するためのデータ等を保持す
るメモリ211と、受信機全体の動作の制御等を行うC
PU213とを備えている。
出回路203、PIDテーブル204、PID比較回路
205、パケット選別回路206、フォーマット解析回
路207、データ蓄積制御回路208、セクションデー
タ選別回路209およびセクションテーブル210を備
えて構成されている。
回路202から出力されたトランスポートストリームの
各TSパケットからPIDを取り出すようになってい
る。
信すべきデータを示すPIDの値がエントリ番号と対応
させてCPU213により設定されている。
203により取り出されたPIDと、PIDテーブル2
04に登録されているPIDとを比較して、一致するP
IDがPIDテーブル204に登録されているかを検査
し、比較結果(一致検出信号)をパケット選別回路20
6に出力するとともに、PIDが一致した場合に、その
PIDに対応した一致PIDエントリ番号をデータ蓄積
制御回路208に出力するようになっている。
路205によるPIDの比較結果が「一致」であった場
合に、PID抽出回路203から入力されたTSパケッ
トをフォーマット解析回路207に出力するようになっ
ている。また、PIDの比較結果が「不一致」であった
に場合は、PID抽出回路203から入力されたTSパ
ケットは出力されずに破棄される。
選別回路206から出力されたTSパケットが映像デー
タや音声データについてのものである場合には、PES
パケットを取り出してデータ蓄積制御回路208に出力
する一方、SIデータについてのものである場合には、
テーブルデータを取り出してセクションデータ選別回路
209に出力するようになっている。
ーマット解析回路207から出力されたテーブルデータ
の先頭16バイトが、セクションテーブル210にあら
かじめ設定されている受信すべきデータの候補(テーブ
ルデータの先頭16バイトと比較して、受信するかどう
かを判定するための複数のデータ列)と一致するかどう
かを検査し、一致する場合に、そのテーブルデータをデ
ータ蓄積制御回路208に出力するようになっている。
マット解析回路207から出力されたPESパケット、
およびセクションデータ選別回路209から出力された
テーブルデータをメモリ211に一旦蓄積させた後、所
定のタイミングで、1以上のデータブロック単位で読み
出してオーディオビデオデコード回路212に出力する
ようになている。より詳しくは、図3に示すように、T
SパケットのPIDによって示されるデータの種類に応
じてメモリ211の記憶領域を区分けし、PID比較回
路205から出力される一致PIDエントリ番号に応じ
た蓄積領域に、PESパケットまたはテーブルデータを
書き込むようになっている。
や読み出しは、データ蓄積制御回路208の内部(また
はメモリ211等)に各データの種類ごとに保持される
書き込みポインタ(WP)、読出しポインタ(RP)、
蓄積領域の開始位置を示す蓄積領域開始ポインタ(S
P)、蓄積領域の終了位置を示す蓄積領域終了ポインタ
(EP)、および全てのデータの蓄積が完了したデータ
ブロックの終端位置に応じた境界ポインタ(BP)に基
づいて行われるようになっている。すなわち、各データ
の種類に応じたメモリ211の蓄積領域における、書き
込み、読み出しポインタ(WP、RP)に応じた位置に
対して書き込み、読み出しが行われるとともにこれらの
ポインタがインクリメントされ、また、これらのポイン
タが蓄積領域終了ポインタ(EP)に等しくなると蓄積
領域開始ポインタ(SP)と同じ値に更新されて、上記
蓄積領域がリングバッファとして用いられるようになっ
ている。なお、上記書き込み、読み出しポインタ(W
P、RP)のインクリメントはデータの書き込み、読み
出しの前後何れに行うようにしてもよいが、ここでは書
き込み、読み出しの後に行われる(すなわち、書き込
み、読み出しポインタ(WP、RP)は、次に書き込
み、または読み出しをすべき位置を示す)として説明す
る。また、上記読み出しの際には、境界ポインタ(B
P)が参照されることにより、蓄積が完了していないデ
ータブロックのデータが読み出されることが防止される
ようになっている。
ートストリームが受信されたときのメモリ211へのデ
ータの書き込み、読み出し制御と各ポインタとの関係に
ついて、SIデータSI−1が蓄積される場合の例を、
図4に基づいて、より具体的に説明する。
(WP)、読み出しポインタ(RP)、および境界ポイ
ンタ(BP)が何れも蓄積領域開始ポインタ(SP)と
等しい状態で受信が開始されるとする。図1(c)に示
すトランスポートストリームが受信されて、各TSパケ
ットが順次PID抽出回路203に入力されると、2つ
目のTSパケット(SIデータSI−1におけるテーブ
ルデータT1aの一部である部分テーブルデータT1a
−1を含むTSパケット)がPID抽出回路203に入
力されたとき、PID抽出回路203は上記TSパケッ
トのパケットヘッダに含まれる識別番号(PID)“S
I−1”を抽出してPID比較回路205に出力する。
PID比較回路205は、上記PID“SI−1”と、
PIDテーブル204にあらかじめ設定されている各P
IDとを比較して、PIDテーブル204のエントリ0
に設定されているPID“SI−1”と一致することを
検出すると、一致検出信号をパケット選別回路206に
出力するとともに、一致エントリ番号0をデータ蓄積制
御回路208に出力する。
信号に基づいて、PID抽出回路203から入力された
TSパケットをフォーマット解析回路207に出力し、
フォーマット解析回路207は、入力されたTSパケッ
トから部分テーブルデータT1a−1を抽出して、セク
ションデータ選別回路209に出力する。セクションデ
ータ選別回路209は、セクションテーブル210の設
定内容に基づいて、上記部分テーブルデータT1a−1
が受信すべきデータの候補と一致するかどうかを検査し
て、一致すると判定すると、その部分テーブルデータT
1a−1をデータ蓄積制御回路208に出力する。
記PID比較回路205から出力された一致エントリ番
号0によって示されるメモリ211のSI−1蓄積領域
に上記部分テーブルデータT1a−1を蓄積する。より
詳しくは、図4(a)に示すように、テーブルデータの
先頭を示す先頭情報(SL)および部分テーブルデータ
T1a−1を構成する各データを、書き込みポインタ
(RP)によって示される位置に順次書き込みながら、
書き込みポインタ(RP)をインクリメントする。この
時点では、テーブルデータT1a−1の書き込みは完了
していないので、境界ポインタ(BP)は更新されず蓄
積領域開始ポインタ(SP)と等しいままになる。
トリームの8つ目のTSパケット(SIデータSI−1
におけるテーブルデータT1aの残りである部分テーブ
ルデータT1a−2を含むTSパケット)がPID抽出
回路203に入力されると、部分テーブルデータT1a
−2が、上記と同様にして、図4(b)に示すようにメ
モリ211に書き込まれる。そして、部分テーブルデー
タT1a−2の最後のデータが書き込まれると、テーブ
ルデータT1aを構成する全てのデータが蓄積されたこ
とになるので、さらにテーブルデータの末尾を示す末尾
情報(EL)が書き込まれることにより、データ蓄積領
域内に完結したテーブルデータT1aが蓄積されること
になる。そこで、境界ポインタ(BP)が、上記末尾情
報(EL)が書き込まれた後にインクリメントされた書
き込みポインタ(WP)と同じ値に更新される。これに
より、1つの完結したデータブロックであるテーブルデ
ータT1aがデータ蓄積領域に書き込まれたことが示さ
れ、境界ポインタ(BP)によって示される位置の1つ
手前の位置を読み出す位置の上限とすることで、テーブ
ルデータ(データブロック)区切りでの読み出しが容易
に可能となる。
ームの12番目のTSパケットに基づいて、図4(c)
に示すように先頭情報(SL)および部分テーブルデー
タT1b−1がメモリ211に蓄積され、さらに、18
番目のTSパケットに基づいて、図4(d)に示すよう
に部分テーブルデータT1b−2、および末尾情報(E
L)が蓄積されるとともに、境界ポインタ(BP)が、
上記末尾情報(EL)が書き込まれた位置の次の位置を
示す値に更新される。また、さらにその後のテーブルデ
ータT1cについての蓄積も、同図に示すように同様に
行われる。
積されたデータが例えばソフトウェア(CPU213
等)によって読み出される際には、読み出しポインタ
(RP)によって示される位置から、境界ポインタ(B
P)によって示される位置よりも前の何れかの末尾情報
(EL)が蓄積されている位置までのデータが、順次イ
ンクリメントされる読み出しポインタ(RP)に基づい
て読み出される。すなわち、上記のように境界ポインタ
(BP)が設定されるとともに、末尾情報(EL)が各
テーブルデータに続いて蓄積されることにより、読み出
されたデータの内容を解釈したりすることなく、読み出
しポインタ(RP)と境界ポインタ(BP)との比較
と、読み出されたデータが末尾情報(EL)であるかど
うかのチェックとを行うだけで、テーブルデータ単位で
の読み出しを容易に行うことができる。しかも、先頭情
報(SL)や末尾情報(EL)としては例えば1〜2バ
イト程度のデータを用いることができるので、先頭や末
尾のアドレス(通常、1アドレスあたり4バイト程度必
要)を別途、受信履歴などとして保存して管理するのに
比べて、全体の蓄積データ量を少なく抑えることができ
るうえ、受信履歴等を検索、参照したりする操作も必要
としない。なお、上記のようにテーブルデータ単位で読
み出すのではなく、境界ポインタ(BP)の位置までの
テーブルデータについてまとめて読み出す場合には、上
記読み出されたデータが末尾情報(EL)であるかどう
かのチェックを行うことなく、上記読み出しポインタ
(RP)と境界ポインタ(BP)との比較を行うだけで
よい。また、常にそのようなまとめての読み出しを行う
ような場合には、先頭情報(SL)や末尾情報(EL)
の書き込みも必ずしも行わなくてもよい。また、テーブ
ルデータ単位で読み出し得るようにする場合でも、先頭
情報(SL)または末尾情報(EL)の何れか一方だけ
を書き込むだけでもよい。
ータが蓄積される際の動作として、例えば図5(a)に
示すように、SIデータSI−1におけるテーブルデー
タT1cが蓄積されているときにエラーが発生(検出)
された場合を例に挙げて説明する。ここで、上記エラー
が発生した場合というのは、例えばデータ中に埋め込ま
れているエラー検出コードに基づいてデータエラーが検
出された場合や、トランスポートストリームの伝送が途
切れたことにより受信中のデータブロックの一部分につ
いての処理が適切に行えない場合などのことである。
が蓄積されているときにエラーが発生すると、データ蓄
積制御回路208によって、図5(b)に示すように、
書き込みポインタ(WP)が境界ポインタ(BP)と同
じ値に更新される(戻される)。ここで、上記境界ポイ
ンタ(BP)の値は、書き込みが完了したテーブルデー
タT1bに続く末尾情報(EL)の次の位置、すなわ
ち、上記エラーが発生したテーブルデータT1cの先頭
情報(SL)が書き込まれている位置を示しているの
で、書き込みポインタ(WP)が同じ値に更新されるこ
とにより、続くテーブルデータT1dによってテーブル
データT1cが上書きされることになる。すなわち、不
正なテーブルデータT1cは破棄されたことになり、無
駄な蓄積が生じない。また、読み出しの際に、テーブル
データが欠落していることの処理は通常必要になるが、
不正なテーブルデータを読み出すこと自体に対する対処
などはする必要がなくなり、ソフトウェアによる処理の
簡素化などを図ることができる。
機200では、読み出しの際に上記テーブルデータT1
cの欠落に対する処理を容易にするために、エラーログ
が蓄積されるようになっている。すなわち、図5(c)
に示すように、テーブルデータT1cに続く末尾情報
(EL)に続けて、エラーの発生を示すエラー情報(E
rrLog)が書き込まれ、書き込みポインタ(WP)
および境界ポインタ(BP)は、ともに上記エラー情報
(ErrorLog)が書き込まれた次の領域を示す値
に更新される。そこで、次の先頭情報(SL)およびテ
ーブルデータT1dは、上記エラー情報に続けて蓄積さ
れる。
g)は必ずしも必須のものではないが、これを設けるこ
とにより、読み出しの際のソフトウェアによる処理等に
おいて、テーブルデータと併せて読み出され、解釈され
ることによって、エラーが発生したことやそれに伴うデ
ータの破棄が行われたことの検出を容易に行うことがで
きる。
ーブルデータから成るSIデータについての蓄積の例を
説明したが、PESパケットから成る映像データ(Vi
deo)や音声データ(Audio)などの場合でも同
様であり、それぞれのデータの種類に応じて区分された
メモリ211の各記憶領域に対して、それぞれ独立した
各ポインタを用い、並行して上記のような蓄積を行わせ
ることができる。
08がメモリ211に対する書き込みを行い、ソフトウ
ェア(CPU213)が読み出しを行う例を示したが、
これに限らず、例えばPESパケットをデータ蓄積制御
回路208が読み出す場合でも、同様の動作により同じ
効果が得られる。また、データ蓄積制御回路208等の
動作もソフトウェアによって行われるようにしてもよ
い。
了したデータブロックの終端位置に応じた値の境界ポイ
ンタを保持させることにより、蓄積が完了したデータブ
ロックだけを容易に読み出すことができる。また、受信
中にデータエラーが発生した場合に、書き込みポインタ
を上記境界ポインタと同じ値に更新することにより、エ
ラーが発生したデータの破棄を容易に行うことができ
る。
ある。
装置であるディジタル放送受信機の構成を示すブロック
図である。
る。
される状態を示す説明図でる。
態を示す説明図でる。
Claims (6)
- 【請求項1】複数のデータブロックがパケット化されて
入力されたパケット列から、各上記データブロックを取
り出すデータブロック取り出し手段と、 取り出された上記各データブロックを構成するデータを
順次蓄積する蓄積手段と、 上記各データブロックを構成する最後の上記データの蓄
積が行われるごとに、上記蓄積手段における、上記最後
のデータの蓄積位置に対応する境界ポインタを更新して
保持する蓄積制御手段と、 を備えたことを特徴とするパケットデータ蓄積装置。 - 【請求項2】請求項1のパケットデータ蓄積装置であっ
て、 上記蓄積制御手段は、 さらに、各上記データの蓄積が行われるごとに、上記蓄
積手段における、上記各データの蓄積位置に対応する書
き込みポインタを更新して保持するとともに、 蓄積される上記データが、上記各データブロックを構成
する最後の上記データである場合に、上記境界ポインタ
を上記書き込みポインタに対応する値に更新するように
構成されていることを特徴とするパケットデータ蓄積装
置。 - 【請求項3】請求項2のパケットデータ蓄積装置であっ
て、 上記蓄積制御手段は、上記各データブロックが蓄積され
る際に不正なデータブロックであることが検出された場
合に、上記書き込みポインタを上記境界ポインタに対応
する値に更新するように構成されていることを特徴とす
るパケットデータ蓄積装置。 - 【請求項4】請求項3のパケットデータ蓄積装置であっ
て、 上記蓄積制御手段は、上記書き込みポインタを上記境界
ポインタに対応する値に更新した後、上記不正なデータ
ブロックの直前の上記データブロックに続けて、上記不
正なデータブロックが検出されたことを示す情報を上記
蓄積手段に蓄積させるように構成されていることを特徴
とするパケットデータ蓄積装置。 - 【請求項5】請求項1から請求項4のパケットデータ蓄
積装置であって、 上記蓄積制御手段は、上記蓄積手段における、上記各デ
ータブロックを構成する上記データの前後の少なくとも
何れか一方に、上記各データブロックの先頭または末尾
を示す情報を蓄積させるように構成されたことを特徴と
するパケットデータ蓄積装置。 - 【請求項6】請求項1から請求項5のパケットデータ蓄
積装置であって、 上記蓄積制御手段は、それぞれ上記各データブロックの
種類に対応した上記境界ポインタを保持するとともに、
上記蓄積手段を上記各データブロックの種類に応じた領
域に区分し、上記各データブロックを構成するデータを
それぞれのデータブロックの種類に応じた上記領域に蓄
積させるように構成されたことを特徴とするパケットデ
ータ蓄積装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002006643A JP4005370B2 (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | パケットデータ蓄積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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JP4005370B2 JP4005370B2 (ja) | 2007-11-07 |
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