JP2003207763A - Lcd駆動回路 - Google Patents
Lcd駆動回路Info
- Publication number
- JP2003207763A JP2003207763A JP2002007520A JP2002007520A JP2003207763A JP 2003207763 A JP2003207763 A JP 2003207763A JP 2002007520 A JP2002007520 A JP 2002007520A JP 2002007520 A JP2002007520 A JP 2002007520A JP 2003207763 A JP2003207763 A JP 2003207763A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- temperature
- lcd
- circuit
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
トを最適にすることのできるLCD駆動回路を提供す
る。 【解決手段】 抵抗4,5,6よりなる抵抗分圧回路
と、抵抗6に並列接続されたサーミスタ7を含むフィー
ドバック回路9、及びこのフィードバック回路9の出力
電圧の変化を補償する方向へ出力電圧VO を変化させる
LCD駆動電源生成部1を備えたLCD駆動回路であっ
て、電源VCCとグランド間に抵抗11〜15を直列接続
し、抵抗11にサーミスタ16を並列接続して構成さ
れ、雰囲気(又はLCD)温度の変化を複数の検出点を
介して出力する温度センサ10と、前記複数の温度範囲
に対応して予め設定した複数の電圧カーブを温度センサ
部10の複数の検出電圧に応じて切り替え、フィードバ
ック回路9の出力電圧を変更する電圧カーブ切り替え部
20を備え、LCDの最適駆動電圧特性に近似した出力
電圧VO を生成する。
Description
Crystal Display )の駆動回路に関し、特に、周囲温度
の変化に起因するコントラストの変化を防止し、表示画
面の視認性が低下しないようにしたLCD駆動回路に関
する。
定器等の表示器には、モノクロ(Monochrome)LCDが
用いられている。通常、モノクロLCDは、表面温度
(周囲温度)が高くなると、画面が全体的に黒くなり、
背景が黒色になるため、文字が黒で表示されていること
から、文字等の表示内容の視認性が著しく悪くなる。こ
のように、画面が全体的に黒くなる理由は、モノクロL
CDの構成部材が温度依存性を有することにある。
特性を示す。表面温度(周囲温度)の変化に対して、最
適駆動電圧値は対数的に変化する。このため、屋外の日
陰で適正な表示状態が得られている携帯端末機等を冷房
の不十分な車内に持ち込んだりした場合、LCD駆動電
圧が上がり、画面は全体が黒っぽい表示になり、表示内
容を読み取れなくなる場合がある。この対策として、一
般には、サーミスタ(Thermistor)の温度特性を利用し
て、周囲温度の変化に対してLCD駆動電圧をリニアに
変化させる回路を設けている。
のLCD駆動回路は、LCD駆動電源生成部1とフィー
ドバック回路9を備えて構成されている。LCD駆動電
源生成部1は、電源端子2に印加された電源VCCを基に
LCD(図示せず)に印加する駆動電圧を生成して出力
端子8から出力し、これをLCDの駆動電極へ出力す
る。LCD駆動電源生成部1にはフィードバック端子3
が設けられており、このフィードバック端子3と出力端
子8との間にはフィードバック回路9が接続されてい
る。フィードバック回路9は、フィードバック端子3と
出力端子8の間に接続された抵抗4、フィードバック端
子3とグランド(接地)間に直列接続された抵抗5、抵
抗6、及び抵抗6に並列接続されたサーミスタ7を備え
て構成されている。
源生成部1の出力電圧をVO とし、抵抗4の抵抗値をR
4 、抵抗5の抵抗値をR5 、抵抗6とサーミスタ7にお
ける合成抵抗をR67とすると、フィードバック端子3に
印加される電圧V3 は、 V3 =VO ×(R5 +R67)/(R4 +R5 +R67) となる。ここで、サーミスタ7は、雰囲気温度が上がる
と内部抵抗が低下する特性を有している。抵抗4,5,
6に温度依存性がないとすると、雰囲気温度が上がれば
サーミスタ7によって合成抵抗R67が小さくなることに
よりフィードバック端子3の端子電圧V3 が下がり、こ
れに伴って出力電圧VO が上昇し、LCD駆動電圧は温
度上昇に見合った電圧が印加され、コントラストを補償
する。
場合等においては、動作時のLCDの温度は周囲温度よ
りも高くなる。このような場合、サーミスタ(その他の
温度センサ)がLCD自身ではなく、置かれている雰囲
気温度を計測している場合には、LCDに適正電圧が印
加されない。
とLCD駆動電源生成部の出力電圧特性82とのずれを
示す。図8に示すように、図7の構成によるLCD駆動
回路の出力電圧特性82を20℃で最適になるように設
定した場合、低温端及び高温端では出力電圧特性82か
らのずれが大きくなり、低温及び高温の両端でコントラ
ストが悪化する。このような問題を解決するものとし
て、例えば、特開2001−134237号公報があ
る。
成を示す。図9に示す駆動回路は、第1の温度一電圧特
性を有する第1の電源回路30Aと第2の温度一電圧特
性を有する第2の電源回路30Bを備える電源回路3
0、電圧生成回路40、液晶駆動回路50、温度検出部
60、電子ボリュームスイッチ制御部70、及びアンプ
80を備えて構成されている。
圧を生成する。電圧生成回路40は、電源回路30から
の出力に基づいて液晶駆動に必要な電圧VLCD 及び電圧
V1〜V4を生成する。発振回路90は基準周波数を発
振出力し、この発振回路90からの発振周波数に基づい
てPWM用クロック生成回路70はPWM(パルス幅変
調)用クロック(GCP)を生成する。液晶駆動回路5
0は、図示せぬPWMデコーダからの階調パルスの波高
を図示しない極性反転信号等に基づいて電圧生成回路4
0からの電圧値VLCD ,V1〜V4またはグランド電圧
VGND にシフトさせて、LCDの電極に供給する。電源
回路30は、第1の電源回路30Aと第2の電源回路3
0Bのほか、これら回路からの出力電圧に基づいて、所
望の温度勾配を持つ電圧特性に従った電圧を出力する温
度勾配選択回路36を備えている。
1の温度勾配(例えば、−0.2%/℃)の温度一電圧
特性に従って変化する電圧Aを出力する。一方、第2の
電源回路30Bは、図7に示す第2の温度勾配(例え
ば、−0.15%/℃)の温度一電圧特性に従って変化
する電圧Bを出力する。そして、温度勾配選択回路36
は、図10に示す第1, 第2の温度勾配の電圧A,B間
の所望の温度勾配の電圧Cを選択して出力する。
特性を有する定電圧源32Aからの電圧をアンプ34A
で増幅して出力する。アンプ34Aの出力線とグランド
との間には抵抗R1が接続されており、この抵抗R1の
途中をアンプ34Aのマイナス端子に接続することで、
アンプ34Aの帰還経路に帰還抵抗R1Aが形成され
る。第2の電源回路30Bは、第2の温度勾配特性を有
する定電圧源32Bからの電圧をアンプ34Bで増幅し
て出力する。アンプ34Bの出力線とグランドとの間に
は抵抗R2が接続されており、この抵抗R2の途中をア
ンプ34Bのマイナス端子に接続することで、アンプ3
4Bの帰還経路に帰還抵抗R2Aが形成される。なお、
上述した第1, 第2の温度勾配は、定電圧源32A,3
2Bを構成するMOSトランジスタのプロセス特性に依
存して決定される。
34Bの出力線同士を接続する接続線の途中に挿入接続
された抵抗R3、この抵抗R3の途中の任意の位置に接
続されたスイッチSW1、このスイッチSW1の接続位
置情報を記憶する温度勾配選択レジスタ38とを備えて
いる。電源回路30Aは、アンプ34Aに接続された帰
還抵抗R1Aに温度検出用スイッチSW3を備え、電源
回路30Bはアンプ34Bに接続された帰還抵抗R2A
に温度検出用スイッチSW4を備えている。
ルレジスタであり、ユーザが自由に温度勾配を選択する
ことができる。ただし、使用される液晶パネル10が特
定されれば、その液晶パネル10に固有の温度勾配が選
択され、それ以降は変更されない。ここでは、温度勾配
選択レジスタ38には既に初期値が設定され、電源回路
30からの出力電圧は、図10の電圧特性Cになってい
るものとする。
0が接続されており、このアンプ80の出力線とグラン
ドとの間には抵抗R4が接続されている。この抵抗R4
の途中位置をアンプ80のマイナス端子に接続すること
で、アンプ80の帰還経路に帰還抵抗R4Aが形成され
る。アンプ80の帰還抵抗R4Aの途中には第1の電子
ボリュームスイッチSW2が接続されており、この電子
ボリュームスイッチSW2により選択された抵抗を、図
9では抵抗R4Bと表記している。この抵抗R4Bの値
を可変にすることで図10に示す電圧特性Cを更に補正
することができる。
ッチSW2を介して電圧が入力される第4のアンプ42
と、その出力線とグランドとの間に接続された抵抗R5
を有する。アンプ42の出力電圧VCLD が抵抗R5によ
り抵抗分割されることにより、各電圧V1〜V4が生成
される。
に応じて第1の電子ボリュームスイッチSW2を制御す
ることで、図10に示す電圧特性Cが環境温度に応じて
更に補正される。このために、図10に示す2種類の温
度勾配特性を利用して環境温度を検出する温度検出部6
0を備えている。この温度検出部60は、発振回路6
1、カウンタ63、比較器64、及び温度設定用レジス
タ65を備えて構成されている。発振回路61の発振出
力が分周器62で分周され、分周器62からのクロック
をカウンタ63でカウントし、このカウンタ63は所定
カウント値毎にリセットする。比較器64は、温度検出
用スイッチSW3と温度検出用スイッチSW4からの電
圧を比較する。この比較器64による出力が変化したと
き、温度設定用レジスタ65はカウンタ63の出力に基
づいて実温度に対応するデータを出力する。
カウンタ63からの出力が変化する毎に、帰還抵抗R2
A,R3Aの一端より他端に向けて接続点を順次切り換
える。例えば、スイッチSW3を図10の位置で固定と
し、スイッチSW4のみを切り換えると、比較器64に
入力される電圧は、図10の電圧特性B上の電圧V1か
ら矢印方向aに向けてスイープされ、電圧特性A上の電
圧V2(温度検出用スイッチSW3を介して比較器64
に入力される電圧)を下回る時点で比較器64の出力が
“H”より“L”に変化する。このとき、電圧変化量を
ΔVとすると、この変化量ΔVは温度t1に固有の値と
なる。そこで、温度設定用レジスタ65は、比較器64
の出力が変化したときのカウンタ63のカウント値(電
圧変化量ΔVに相当する)に基づいて、実温度t1を出
力する。
4を固定にし、スイッチSW3を切り換え、図10の矢
印方向bに向けてスイープする。電圧特性A上の電圧V
3からスイープされた電圧は、スイープの過程で電圧V
4を下回り、比較器64の出力が“L”から“H”に変
化することにより、実温度t2が検出される。
路30自体の温度勾配特性を利用して実温度を検出する
ことが可能となる。このように、電源回路30に2種の
温度勾配を有する定電圧源30A,30Bを設け、その
2種の温度勾配を利用して検出された実温度に基づいて
液晶印加電圧が補正されるので、より正確な補正が可能
になる。
基づいて、電子ボリュームスイッチSW2を制御する動
作について説明する。このために、電子ボリュームスイ
ッチ制御部70が設けられており、この電子ボリューム
スイッチ制御部70には液晶パネルのメーカ側で補正値
が予め設定される。電子ボリュームスイッチ制御部70
は、補正テーブル132と、同様に液晶パネルメーカで
設定した電子ボリュームスイッチSW2の制御基準値が
格納されたレジスタ73と、それら両者のディジタル値
を加算して出力する加算器72を備えている。
70で制御された電子ボリュームスイッチSW2からの
出力に基づいて得られる液晶印加電圧VCLD の温度依存
特性を示している。図11は、液晶電圧VCLD が、低温
領域Ta、中間温度領域Tb、高温領域Tcにより異な
る温度勾配の温度依存特性を持っていることを示してい
る。中間温度領域Tbは、原則として温度勾配選択レジ
スタ38からの出力に基づく温度勾配選択スイッチSW
1及びレジスタ73からの出力に基づく電子ボリューム
スイッチSW2によって決定される。また、低温領域T
a及び高温領域Tbは、補正テーブル71からの出力に
よって制御される電子ボリュームスイッチSW2によっ
て設定される。低温領域Taは、低温になるほど電子ボ
リュームスイッチSW2によって選択される抵抗R4B
の抵抗値は小さく設定される(スイッチSW2の接点を
アンプ80出力側に近づける)。これに対して、高温領
域Tcは、高温になるほど抵抗R4Bの抵抗値が大きく
設定される(スイッチSW2の接点をグランドGND側
に近づける)。
源回路30の出力電圧からLCD固有の温度依存性を有
する液晶印加電圧VCLD ,V1〜V4を生成することが
できる。
駆動回路によると、図7の構成では、LCDによっては
図6に示した周囲温度−最適駆動電圧の特性が図8のよ
うに異なる場合があり、単純な1次曲線では追従できな
いことがある。この場合、追従可能な温度範囲を特定し
て定数を決めざるを得ないが、このような方法では、業
務向け、車載対応等のように、高温、低温対応を強く要
求されるアプリケーションにおいては、商品性を低下さ
せる要因になる。また、これをリカバリするために、コ
ントローラを外付けにして温度を監視し、定数を切り替
える方法も考えられるが、高価となり、開発工数が必要
になり、開発コストがかかるため、実用的ではない。
温領域Tbの特性は、2つの定電圧源30A,30Bの
温度勾配特性によって一義的に決定され、図8に示した
低温端及び高温端を各1つについて補正が可能である
が、図6のような特性の全域に対し、この特性に近似し
たカーブで補正し、広い温度範囲にわたって(図8の特
性81に近似して)LCDのコントラストを最適にする
ことはできない。また、構成が極めて複雑であり、パソ
コン用のディスプレィなどには適用可能であっても、携
帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)装置等
の携帯端末のような小型機器には適用しにくい。
囲にわたってLCDのコントラストを最適にすることの
できるLCD駆動回路を提供することにある。
達成するため、LCD駆動用の出力電圧が印加される抵
抗分圧回路及び、その一部の抵抗の合成抵抗を変化させ
るように接続された温度検出素子を含むフィードバック
回路と、前記フィードバック回路の出力電圧の変化を補
償する方向へ前記出力電圧を変化させるLCD駆動電源
生成部を備えたLCD駆動回路において、雰囲気温度又
はLCDの温度を検出する第2の温度検出素子により前
記雰囲気温度又は前記LCDの温度の複数の温度範囲に
応じた複数の検出電圧を出力する温度センサ部と、前記
複数の温度範囲に対応して予め設定された複数の電圧カ
ーブを前記温度センサ部の前記複数の検出電圧に基づい
て切り替え、前記フィードバック回路の出力特性を変更
する電圧カーブ切り替え部を備えることを特徴とするL
CD駆動回路を提供する。
の温度を温度センサで検出し、温度範囲毎に温度変化に
伴う電圧変化を検出し、この電圧変化に応じて複数の電
圧カーブ中の1つを電圧カーブ切り替え部により選択し
てフィードバック回路の出力電圧特性を変更することに
より、温度(雰囲気温度又はLCD温度)の変化に応じ
てフィードバック回路の出力電圧はLCD駆動電源生成
部の出力電圧を温度保証するように修正され、この出力
電圧を入力とするLCD駆動電源生成部の出力電圧は温
度保障される。したがって、広い温度範囲にわたってL
CDのコントラストを最適にすることが可能になる。
に基づいて説明する。図1は本発明のLCD駆動回路の
実施の形態を示す。本発明のLCD駆動回路は、図3の
LCD駆動回路に温度センサ10と、電圧カーブ切り替
え部20を追加して構成されている。温度センサ10
は、電源VCCとグランド(GND)の間に直列接続され
た抵抗11,12,13,14,15と、抵抗11に並
列接続されたサーミスタ16を備えて構成されている。
また、電圧カーブ切り替え部20は、電圧検出部21
a,21b,21c,21d、この電圧検出部21a〜
21dによってオン/オフされる電子スイッチ22a,
22b,22c,22d、及び電子スイッチ22a〜2
2dのそれぞれに接続された抵抗23a,23b,23
c,23dを備えて構成されている。電圧検出部21a
は抵抗11と12の接続点cに接続され、電圧検出部2
1bは抵抗12と13の接続点dに接続され、電圧検出
部21cは抵抗13と14の接続点eに接続され、電圧
検出部21bは抵抗14と15の接続点fに接続されて
いる。電子スイッチ22a〜22dの入力端は並列接続
され、このラインには出力電圧VO が印加されている。
電子スイッチ22a〜22dは、雰囲気温度が低い時に
は全てがオンになっており、雰囲気温度が上がるにつれ
て順次オフになる。また、抵抗23a〜23dの出力側
端は並列接続され、フィードバック端子3に接続されて
いる。
異なる検出電圧に設定され、抵抗13〜15による抵抗
分割点の電圧が設定した電圧値になると、対応する電子
スイッチ(22a〜22d)がオフになる。電子スイッ
チ22a〜22dが段階的にオフになることによって、
抵抗23a〜23dの抵抗4に対する抵抗合成値が変
化、すなわち出力端子8とフィードバック端子3の間の
合成抵抗が変化するため、フィードバック端子3に印加
される電圧値が変化する。
示し、図3は電圧カーブ切り替え部20の電圧カーブ特
性を示し、図4は電圧カーブ切り替え部20の電圧カー
ブ特性に対応するLCD駆動電源生成部1の出力電圧特
性の変化を示す。また、図5はLCDの周囲温度−最適
駆動電圧特性に図4の電圧カーブ特性を重ね合わせた状
態を示す。図1〜図5を参照し、以下に本発明のLCD
駆動回路の動作を説明する。ここでは、温度が低い方か
ら高い方へ変化した場合について説明する。
出部21a〜21dの全てがオンになっている。したが
って、抵抗23a〜23dの合成抵抗は最も小さい状態
にある。この状態からLCDの雰囲気温度が上がると、
サーミスタ16の抵抗値は図2のように減少する。これ
によりサーミスタ16と抵抗11の合成抵抗が小さくな
るため、接続点c〜fの電圧が共に高くなる。これら接
続点の電圧が上がると、電圧検出部21a〜21dの入
力電圧も上がるが、最初は電圧検出部21aが電圧上昇
を検出し、他は電圧上昇を検出しないので、電圧検出部
21aのみがオフになる。電圧検出部21aのオフによ
って、抵抗23aが抵抗分圧回路から切り離され、その
分だけ抵抗4と抵抗23(23a〜23d)の合成抵抗
値が増加する。一方、フィードバック回路9において
は、温度上昇に伴ってサーミスタ7の抵抗値が減少し、
フィードバック端子3とグランド間の抵抗値が減少す
る。このサーミスタ7による特性は、例えば、図5の・
の特性であり、温度が比較的低い状態においては、フィ
ードバック回路9のみではフィードバック端子3の印加
電圧が不足する。これに対して、スイッチ22aがオフ
になることで抵抗4側の合成抵抗値が減少するため、フ
ィードバック回路9が単独のときよりもフィードバック
端子3に印加される電圧は更に減少する。この結果、フ
ィードバック端子3の印加電圧は図3のiの電圧カーブ
特性になり、LCD駆動電源生成部1の出力電圧VO は
図4及び図5の・の特性になる。したがって、LCDの
最適駆動電圧特性81に近似した出力電圧VO を得るこ
とができる。
検出部21bがサーミスタ16の抵抗値の減少による電
圧上昇を検出し、電子スイッチ22bをオフにする。電
子スイッチ22bのオフによって抵抗23bが抵抗分圧
回路から切り離され、その分だけ出力端子8〜フィード
バック端子3間の抵抗値が高くなる結果、フィードバッ
ク端子3の印加電圧の上昇が防止される。以後、雰囲気
温度が上昇する過程で、電圧検出部21c→21dと順
次動作し、電子スイッチ22c→22dの順でオンから
オフに切り替えられる。
1は最適駆動電圧の特性例を示しており、温度が高くな
るにつれて曲線は次第に急峻になっている。このため、
20℃近辺までの単一の電圧カーブの設定では、特性8
1の両端の温度域では追従できないことがわかる。しか
し、本発明では、電圧検出部21aと電子スイッチ22
aの組み合わせにより、20℃のポイントで合成抵抗値
が変わることにより低温域の電圧カーブをより急峻に変
化させることができる(ポイント・)。さらに、電圧検
出部21bと電子スイッチ22bの組み合わせによる電
圧カーブにより、40℃まで追従させることができる
(ポイント・)。それ以降のポイント・及びポイント・
でも、同様に合成抵抗値を電子スイッチ23c,23d
で切り替えることにより電圧カーブを切り替えることが
でき、60℃の高温域まで追従させることができる。
り替える手段として、電圧検出部21と電子スイッチ2
2の組み合わせのほか、A/Dコンバータ内蔵のマイク
ロコンピュータを使用して雰囲気温度を定期的に監視
し、電圧カーブを切り替える温度になったとき、出力ポ
ートによって抵抗値を切り替え、或いはD/Aコンバー
タを制御して出力電圧を変化させるなどの手法により、
フィードバック電圧を可変することも可能である。ま
た、オペレータが温度を監視し、手動でスイッチを切り
替えて電圧カーブを切り替えることも可能てある。
クロLCDについて説明したが、カラーLCDにおいて
も、図5に示したような特性を有するLCDに対して本
発明を適用することが可能である。
出素子にサーミスタ7,16を用いたが、その挿入場所
を抵抗4,15側にすればポジスタ等のサーミスタとは
逆の温度特性を有する温度検出素子を使用することもで
きる。更に、サーミスタに代えて、他の温度検出素子、
例えば、半導体素子を使用することも可能である。
電圧カーブは4種としたが、温度センサ10の接続点を
増やし、これに応じて電圧検出部21、電子スイッチ2
2、及び抵抗23の増やすことにより、さらに多くの電
圧カーブにすることができ、より正確な温度補償が可能
になる。
は、雰囲気温度を検出しても、LCDの本体部の温度を
検出してもよい。同様に、サーミスタ7も雰囲気温度又
はLCDの本体部の温度のいずれを検出してもよい。
D駆動回路によれば、雰囲気温度又はLCDの温度を温
度センサで検出し、温度範囲毎に温度変化に伴う電圧変
化を検出し、この電圧変化に応じて複数の電圧カーブ中
の1つを電圧カーブ切り替え部により選択してフィード
バック回路の出力電圧特性を変更するようにしたので、
温度(雰囲気温度又はLCD温度)の変化に応じてフィ
ードバック回路の出力電圧はLCD駆動電源生成部の出
力電圧を温度保証するように修正され、この出力電圧を
入力とするLCD駆動電源生成部の出力電圧は温度保障
される結果、広い温度範囲にわたってLCDのコントラ
ストを最適にすることが可能になる。
路図である。
図である。
を示す特性図である。
に対応するLCD駆動電源生成部の出力電圧特性の変化
を示す説明図である。
(温度−LCD駆動電圧特性)を示す特性図である。
示す特性図である。
生成部の出力電圧特性とのずれを示す説明図である。
図である。
路の各温度勾配を示す特性図である。
圧の温度依存性を示す特性図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 LCD駆動用の出力電圧が印加される抵
抗分圧回路及び、その一部の抵抗の合成抵抗を変化させ
るように接続された温度検出素子を含むフィードバック
回路と、前記フィードバック回路の出力電圧の変化を補
償する方向へ前記出力電圧を変化させるLCD駆動電源
生成部を備えたLCD駆動回路において、 雰囲気温度又はLCDの温度を検出する第2の温度検出
素子により前記雰囲気温度又は前記LCDの温度の複数
の温度範囲に応じた複数の検出電圧を出力する温度セン
サ部と、 前記複数の温度範囲に対応して予め設定された複数の電
圧カーブを前記温度センサ部の前記複数の検出電圧に基
づいて切り替え、前記フィードバック回路の出力特性を
変更する電圧カーブ切り替え部を備えることを特徴とす
るLCD駆動回路。 - 【請求項2】 前記温度センサ部は、電源とグランド間
に直列接続により挿入された複数の抵抗を備え、この複
数の抵抗の内の前記電源側の1つに前記第2の温度検出
素子としてのサーミスタが並列接続されていることを特
徴とする請求項1記載のLCD駆動回路。 - 【請求項3】 前記電圧カーブ切り替え部は、前記複数
の検出電圧のそれぞれが所定値を越えたときに動作する
複数の電圧検出部と、 前記複数の電圧検出部のそれぞれによって駆動されると
共に、一方の接点に前記LCD駆動電源生成部の出力端
又は前記フィードバック回路の入力端が接続され、他方
の接点に前記前記フィードバック回路の入力端又は前記
LCD駆動電源生成部の出力端が接続される複数の電子
スイッチと、 前記複数の電子スイッチのそれぞれの一方又は他方の接
点に直列に挿入接続される第2の複数の抵抗を備えるこ
とを特徴とする請求項1記載のLCD駆動回路。 - 【請求項4】 前記複数の電子スイッチは、温度上昇に
伴って順番にオフ動作し、前記第2の複数の抵抗の合成
抵抗を変更することを特徴とする請求項1記載のLCD
駆動回路。 - 【請求項5】 前記電圧カーブ切り替え部は、前記温度
センサ部から出力されるアナログの出力電圧をデジタル
信号に変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力に基づいて前記抵抗分圧回路
の前記一部の抵抗の合成抵抗値を変更して前記フィード
バック回路の出力特性を補正するマイクロコンピュータ
を備えることを特徴とする請求項1記載のLCD駆動回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007520A JP3602100B2 (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | Lcd駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007520A JP3602100B2 (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | Lcd駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003207763A true JP2003207763A (ja) | 2003-07-25 |
JP3602100B2 JP3602100B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=27646020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002007520A Expired - Fee Related JP3602100B2 (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | Lcd駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3602100B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005106818A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Samsung Electronics Co Ltd | 温度を感知してこれに相応するデジタルデータを出力する温度感知器、及びこれを備えるlcd駆動集積回路 |
KR100648707B1 (ko) | 2005-10-11 | 2006-11-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 표시 장치 및 이에 사용되는 전원 공급 장치 |
JP2007093939A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 液晶表示装置、電子装置、電子装置の製造方法、プログラム、および記録媒体 |
US7764265B2 (en) | 2005-07-26 | 2010-07-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Driving apparatus for display device and display device including the same and method of driving the same |
KR20130031102A (ko) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 전원공급장치 및 전원공급방법. |
-
2002
- 2002-01-16 JP JP2002007520A patent/JP3602100B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005106818A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Samsung Electronics Co Ltd | 温度を感知してこれに相応するデジタルデータを出力する温度感知器、及びこれを備えるlcd駆動集積回路 |
US7372448B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-05-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Sensors and sensor circuits which convert sense currents to digital values |
US7764265B2 (en) | 2005-07-26 | 2010-07-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Driving apparatus for display device and display device including the same and method of driving the same |
KR101197050B1 (ko) | 2005-07-26 | 2012-11-06 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치의 구동 장치 및 이를 포함하는 표시 장치 |
JP2007093939A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 液晶表示装置、電子装置、電子装置の製造方法、プログラム、および記録媒体 |
KR100648707B1 (ko) | 2005-10-11 | 2006-11-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 표시 장치 및 이에 사용되는 전원 공급 장치 |
KR20130031102A (ko) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 전원공급장치 및 전원공급방법. |
KR101957296B1 (ko) * | 2011-09-20 | 2019-03-13 | 엘지디스플레이 주식회사 | 전원공급장치와 이를 구비한 액정표시장치, 및 전원공급방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3602100B2 (ja) | 2004-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3606138B2 (ja) | ドライバic、電気光学装置及び電子機器 | |
US8564527B2 (en) | Temperature compensating arrangement for liquid crystal display | |
JP2001134237A5 (ja) | ||
US20030189536A1 (en) | Liquid crystal diplay device | |
US20040070562A1 (en) | Combined temperature and color-temperature control and compensation method for microdisplay systems | |
KR20180025436A (ko) | 표시 장치의 온도 보상 전원 회로 | |
KR19990006574A (ko) | 디지털-아날로그 변환기와 회로기판과 전자기기 및 액정표시장치 | |
CN109785784B (zh) | 显示面板驱动器件及具有其的显示装置 | |
US8860700B2 (en) | Driving circuit of a liquid crystal device and related driving method | |
CN113012654A (zh) | 一种栅极驱动电源管理系统和显示装置 | |
JP2003207763A (ja) | Lcd駆動回路 | |
US20040160269A1 (en) | Driving circuit for display device | |
US8022852B2 (en) | Digital-analog converter circuit | |
US6731265B1 (en) | Display apparatus and method for driving the same | |
JP2000183649A (ja) | 高安定圧電発振器 | |
US7138990B2 (en) | Gate pulse modulator | |
KR20020037866A (ko) | 디지털 온도보상회로를 갖는 액정표시장치 | |
JP2002006811A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3786126B2 (ja) | ドライバic、電気光学装置及び電子機器 | |
JP3786125B2 (ja) | ドライバic、電気光学装置及び電子機器 | |
JP4023474B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
CN115171618B (zh) | 过驱动调节单元及方法、显示面板以及显示装置 | |
US6724380B2 (en) | Contrast control circuit for display apparatus | |
KR100346380B1 (ko) | 액정표시소자 | |
CN112327532B (zh) | 用于液晶显示装置的温度控制电路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3602100 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 9 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |