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JP2003205919A - 包装物処理装置 - Google Patents

包装物処理装置

Info

Publication number
JP2003205919A
JP2003205919A JP2002007811A JP2002007811A JP2003205919A JP 2003205919 A JP2003205919 A JP 2003205919A JP 2002007811 A JP2002007811 A JP 2002007811A JP 2002007811 A JP2002007811 A JP 2002007811A JP 2003205919 A JP2003205919 A JP 2003205919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
bundle
packaging material
processing apparatus
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002007811A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Owada
秀樹 大和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002007811A priority Critical patent/JP2003205919A/ja
Publication of JP2003205919A publication Critical patent/JP2003205919A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、装置構成を簡略化でき、包装材の
リサイクルに有利な包装物処理装置を提供することを課
題とする。 【解決手段】包装物処理装置は、紙葉類の束を透明な包
装材で包装した包装物Fを所定位置に移動する包装物コ
ンベア59を有する。所定位置に移動された包装物Fの
上面に対向する位置には、印字部60が設けられてい
る。印字部60は、包装材を介して中の束を撮影するC
CDカメラ81、包装材表面にバーコードを印字するプ
リンタ83、および包装材に印字されたバーコードをベ
リファイリードするバーコードリーダ84を有する。C
CDカメラ81により中の束を撮影した画像を処理し、
大帯の位置を印字可能領域として判定する。そして、印
字可能領域にプリンタ83が対向するように包装物Fを
移動させ、印字可能領域にある包装材表面にバーコード
を印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数個の物品を
整列させて包装した包装物を処理する包装物処理装置に
係り、特に、複数枚の紙葉類を結束した束を複数個整列
させて透明な包装材によって包装した包装物を処理する
包装物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、包装物処理装置として、複数枚の
紙葉類を結束帯で結束した束を5束ずつ2列に整列させ
て透明な包装材によって包装した包装物の包装材表面の
所定位置に、中の束に関する属性情報をバーコード化し
て印字したラベルを貼り付ける装置が知られている。
【0003】この装置では、無地のラベルをストッカか
ら取り出して包装物の属性に関するバーコードを印字
し、当該包装物の包装材表面の所定位置に当該ラベルを
貼り付ける。尚、ラベルの貼り付け枚数は複数枚となっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、包装材表面に貼り付けられる複数枚の無地のラベル
を用意しておくためのストッカや、所定の情報を印字し
たラベルを包装材表面の複数個所に貼り付けるための複
雑な機構が必要であり、装置構成が複雑化して高価にな
る問題があった。
【0005】また、複数枚のラベルを貼り付けた包装材
をリサイクルする場合、包装材とラベルを分離する工程
が必要となり、リサイクル工程が複雑化してリサイクル
に要する費用が高くなる問題があった。
【0006】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、装置構成を簡略化でき、包装材のリサ
イクルに有利な包装物処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の包装物処理装置は、複数個の物品を整列さ
せて透明な包装材によって包装した包装物を移動させる
移動機構と、所定位置に移動された包装物内の物品を透
明な包装材を介して撮影するカメラと、撮影された画像
を解析して包装材の表面に印字可能な領域を判定する画
像処理部と、画像処理部で判定された印字可能領域にあ
る包装材表面に所定の情報を印字する印字部と、印字さ
れた情報を確認のため読み取る読取部と、を備えてい
る。
【0008】また、本発明の包装物処理装置は、複数枚
の紙葉類を結束帯で結束した束を複数個整列させて透明
な包装材によって包装した包装物を移動させる移動機構
と、所定位置に移動された包装物内の束を透明な包装材
を介して撮影するカメラと、撮影された画像を解析して
包装材の表面に印字可能な領域を判定する画像処理部
と、画像処理部で判定された印字可能領域にある包装材
表面に所定の情報を印字する印字部と、印字された情報
を確認のため読み取る読取部と、を備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】図1には、紙葉類処理装置1の斜視図を概
略的に示してある。
【0011】紙葉類処理装置1は、所定枚数の紙葉類を
結束した束を所定個数集積して包装した包装物を受入れ
て、包装物を破封して中の束を取り出し、取り出した束
の状態を検査して後段の処理機へ送り出す破封束取出機
2と、破封束取出機2から送り出された束の結束を解除
して紙葉類を1枚ずつ検査し、検査済みの再使用可能な
紙葉類を所定枚数ずつ再び結束して束とする複数の詳細
検査機7と、各詳細検査機7で結束された束の状態を検
査して所定個数集積し、熱収縮性を有する透明なフィル
ム状の包装材で包装する検査包装機3と、を備えてい
る。
【0012】破封束取出機2および検査包装機3の一端
はコンベア4で連結され、コンベア4の略中央からメイ
ンコンベア5が延設されている。そして、メインコンベ
ア5からそれぞれ分岐された複数のサブコンベア6を介
して各詳細検査機7が接続されている。
【0013】しかして、破封束取出機2を介して投入さ
れた包装物は、ここで破封されて中の束が取り出され、
取り出された束の状態が検査されて送り出される。破封
束取出機2から送り出された束は、コンベア4、メイン
コンベア5、およびサブコンベア6を介して各詳細検査
機7へ供給される。詳細検査機7へ供給された束は、こ
こで結束が解除されて紙葉類が1枚ずつ取り出されて検
査され、検査の結果再使用可能と判断された紙葉類だけ
が所定枚数集積されて再び結束される。詳細検査機7で
結束された詳細検査済の束は、サブコンベア6、メイン
コンベア5、およびコンベア4を介して検査包装機3へ
送り込まれる。検査包装機3へ送り込まれた束は、ここ
でその状態が検査され、所定個数集められて包装材で再
び包装される。
【0014】図2には、検査包装機3を介して紙葉類処
理装置1から取り出される包装物Fの斜視図を示してあ
る。また、図3には、包装物F内に収容される紙葉類P
の束Tの斜視図を示してあり、図4には紙葉類の束Tの
代りに包装物F内に収容されるダミー束Qの斜視図を示
してある。
【0015】図3に示す紙葉類Pの束Tは、例えば10
0枚の紙葉類Pを小帯kで施封した把Hを紙葉類Pの集
積方向に沿って10把集積して2本の大帯K(縦帯K1
および横帯K2)(結束帯)で十文字結束して形成され
る。
【0016】また、図2に示す包装物Fは、図3の束T
を紙葉類Pの集積方向が鉛直方向に沿うようにして紙葉
類Pの短手方向に沿って5個ずつ2列に並べ、加熱収縮
性を有する透明な包装材fで包装して形成される。包装
物Fの上面の2カ所および互いに対向する一対の側面に
は、それぞれ、包装物Fの属性情報を数値化したバーコ
ードCが包装材fの表面に印字されている。また、一対
の側面に印字されたバーコードCには、オペレータによ
る目視確認のための所定の文字情報が隣接して印字され
ている。
【0017】さらに、図4に示すダミー束Qは、包装物
Fとして包装する束Tが10束に満たない場合に包装物
Fの体裁を整えるために包装物F内に装填されるもので
あり、その外形寸法および重さは束Tと略同じ寸法およ
び重さに設定されている。ダミー束Qは、樹脂製のブロ
ックにより形成され、2つの貫通した孔q1、q2を有す
る。ダミー束Qを包装物F内に装填する場合、ダミー束
Qは、その2つの貫通孔q1、q2が鉛直方向に延びる姿
勢で並べられる。
【0018】以下、検査包装機3の構成および作用につ
いて、図5乃至図8を参照して詳細に説明する。尚、こ
こでは、破封束取出機2、コンベア4、メインコンベア
5、サブコンベア6、および詳細検査機7についての詳
細な説明は省略する。
【0019】図5には、検査包装機3の内部構成を詳細
に示してある。また、図6には、検査包装機3に組み込
まれた印字部60の構成を概略的に示してある。また、
図7には、検査包装機3の動作を制御する制御系のブロ
ック図を示してある。さらに、図8には、検査包装機3
の動作を説明するためのフローチャートを示してある。
【0020】検査包装機3には、詳細検査機7で詳細に
検査されて再び結束された再使用可能な紙葉類の束Tが
メインコンベア5の下段側にある供給コンベア5b(図
5)を介して順次投入される。供給コンベア5b上の束
Tは、その両端部に集積された紙葉類が搬送方向先端お
よび後端に位置し、且つ紙葉類の長手方向に沿った端辺
を含む面が搬送面と平行となるような姿勢で供給コンベ
ア5b上に載置されて搬送される。
【0021】供給コンベア5bを介して投入された束T
は、供給コンベア5bの終端に隣接して配置された束回
転部42上に受け渡され、そこで、その搬送方向を90
度回転される(図8、ステップ1)。束回転部42で搬
送方向を回転された束Tは、供給コンベア5bに対して
略直角に配設された束コンベア43上に受け渡され、今
度は紙葉類の短手方向に沿った端辺を含む面が搬送方向
に向う姿勢で搬送される。尚、束コンベア43は、上述
した破封束取出機2から延設されたダミー束バッファコ
ンベア47と平行且つ同じ高さで隣接して配置されてお
り、破封束取出機2と検査包装機3とを連結したコンベ
ア4内に配設されている。
【0022】束コンベア43の終端まで搬送された束T
は、束コンベア43の終端に隣接して配置されたリフタ
ー44上へ受け渡される。このとき、リフター44は、
その下端位置に予め移動されている。そして、束Tを載
置したリフター44がその下端位置から上端位置まで上
昇された後、束Tがリフター44上から束コンベア45
上へ移載される。束コンベア45は、束コンベア43に
対して略直交する方向に延設され、束コンベア43やダ
ミー束バッファコンベア47より上方の位置に配置され
ている。
【0023】一方、ダミー束バッファコンベア47上に
貯留されているダミー束Qは、紙葉類処理装置1の制御
部100(図7)からの供給命令に従って適宜リフター
44上へ送り込まれる。この場合もリフター44は下端
位置に待機している。リフター44上へ送り込まれたダ
ミー束Qは、リフター44を所定位置まで上昇させるこ
とにより上昇され、紙葉類の束Tと同様にリフター44
から束コンベア45上へ送り込まれる。
【0024】束コンベア45上へ送り込まれた束Tは、
束コンベア45によって搬送されている途中で、束コン
ベア45の上方に配置された第1束外観検査部48によ
って検査される(ステップ2)。ここでは、束Tを結束
した縦帯K1の位置や小帯kの数などの束Tの外観が検
査される。
【0025】第1束外観検査部48を通過された束T
は、ステップ2の検査の結果に拘わらず、束コンベア4
5の終端に隣接して配置された束起立部49へ受け渡さ
れる。束起立部49へ受け渡された束Tは、ここで端部
の紙葉類が上面および下面に位置するような姿勢に90
度回転されて起立される。
【0026】そして、ステップ2で正常な束であること
が判定された束Tにだけ、束起立部49の上方に配置さ
れた押印部50によって、束Tの縦帯K1および横帯K2
の交差部に図3に示すような確認印Yが押印される(ス
テップ3)。言い換えれば、ステップ2で束の状態に異
常があることが判定された束Tには図3に示すような確
認印Yは押印されない。
【0027】押印部50は、図示しないばね部材によっ
て弾性的に支持されているスタンプを有し、このスタン
プが束起立部49で起立されている束Tの上面に向けて
下降され、スタンプが束Tの縦帯K1および横帯K2の交
差部に押し当てられて確認印が押印された後、スタンプ
が上昇されて所定の待機位置に戻されるようになってい
る。
【0028】このとき、確認印Yが押印される束Tは、
第1束外観検査部48によって2本の大帯Kのうち縦帯
K1が規定の位置に巻かれていることが確認されている
束Tであるため、この時点で巻回位置の確認がなされて
いない横帯K2が規定の位置からずれているような場合
であっても、確認印が縦帯K1上に確実に押印されるこ
とになり、押印部50のスタンプが大帯Kから外れて紙
葉類Pの表面に押されることがなく、紙葉類Pが汚れる
ことがない。
【0029】さらに、ステップ3のように起立部49で
確認印Yが押印された正常な束T、および確認印Yが押
印されなかった異常な束Tは、いずれも、起立部49の
下流側に隣接した分岐ステージ51上に移載される。そ
して、分岐ステージ51の上方に配設された第2束外観
検査部52によって、確認印Yが押印された正常な束T
に対してのみ、その押印面が検査される(ステップ
4)。
【0030】第2束外観検査部52は、正常な束Tの確
認印Yが押印された上面の画像を取り込んで、この画像
情報に基づいて、縦帯K1および横帯K2が規定の位置に
あるか否かを検査し、確認印Yが規定の位置に押印され
ているか否かを検査する。
【0031】ステップ4の検査の結果、束Tの縦帯K1
および横帯K2が規定の位置に巻かれていることが確認
され、且つ確認印Yが大帯K上の規定の位置に押印され
ていることが確認された正常な束Tは、分岐ステージ5
1に隣接した束集積部53の整列テーブル54上へ移載
され、整列テーブル54上の所定位置へ5束ずつ2列に
整列される(ステップ5)。このとき、全ての束Tは、
紙葉類Pがテーブルに対して平行となるように整列テー
ブル54上に載置される。
【0032】一方、ステップ4の検査の結果、縦帯K1
の位置、または確認印Yの位置のうち少なくとも一方が
規定の位置から外れていることが確認された異常な束
T、およびステップ2の検査の結果、異常であることが
判定されて押印部50における確認印Yの押印がなされ
なかった束Tは、分岐ステージ51に隣接した排除束集
積部55へ排除束として集積される(ステップ6)。
【0033】ステップ6のように排除束集積部55上に
集積された排除束Tは、検査包装機3の図示しないカバ
ーを開けることにより、オペレータによって取り出さ
れ、異常個所が目視により確認され、修正可能な個所に
ついてはオペレータによる手作業により修正される(ス
テップ7)。このようにして修正された修正済の束T
は、オペレータの手作業によって、排除束集積部55の
近傍に隣接した整列ステージ54の手前側から投入され
(ステップ8)、上述した正常な束Tと同様に処理され
る。
【0034】ところで、ステップ7における排除束Tの
目視による検査において、オペレータはまず排除束Tの
大帯Kの交差部に確認印Yが押印されているか否かを確
認する。そして、確認印Yが押印されている排除束Tに
ついては、オペレータは、横帯K2が規定の位置に巻か
れているか否かを確認し、確認印Yが規定の位置に付与
されているか否かを確認する。つまり、確認印Yが押印
されている排除束Tの場合、第1束外観検査部48にお
いて既に小帯kの数および縦帯K1の位置が正常である
ことが確認されている束であることから、確認印Yが押
印されている排除束Tについては上述しただけの検査項
目となる。
【0035】これに対し、確認印Yが押印されていない
排除束Tについては、オペレータは、排除束Tの小帯k
の数が規定の数であるか否かを確認し、且つ縦帯K1お
よび横帯K2が規定の位置に巻かれているか否かを確認
する必要がある。
【0036】すなわち、本実施の形態のように、第1束
外観検査部48において小帯kの数および縦帯K1の位
置を確認した束Tにだけ確認印Yを押印し、且つ確認印
Yを押印した束Tだけに第2の外観検査部52による検
査をすることにより、第1および第2束外観検査部4
8、52を通過して異常であることが判定された排除束
Tのオペレータによる修正処理を上述したように効率良
く行なうことができる。具体的には、確認印Yの押印さ
れている排除束Tに対する検査項目を少なくすることが
できる。
【0037】ところで、ステップ5で束集積部53の整
列テーブル54上に整列された束Tは、5束ずつ2列に
整列された図5に示すような状態となった後、整列テー
ブル54に隣接した包装部56内へ送り込まれる。この
とき、包装部56へ送り込む束Tは、必ず10束整列し
た状態で送り込む必要がある。このため、業務終了時な
どにおいて、整列テーブル54上に載置されている紙葉
類の束Tが10束に満たない場合、紙葉類の束Tにダミ
ー束Qを加えて10束とする。
【0038】ダミー束Qは、紙葉類処理装置1の制御部
100から発せられる供給命令に従ってダミー束バッフ
ァコンベア47から必要な数だけ取り出され、リフター
44、束コンベア45、束起立部49、および分岐ステ
ージ51を介して束集積部53の整列テーブル54上に
送り込まれる。このとき、ダミー束Qは、その2つの孔
q1、q2(図4)が略鉛直上下方向に延びるように整列
テーブル54上に載置される。このようにして整列テー
ブル54上に送り込まれたダミー束Qは、紙葉類の束T
と並べられて整列され、10束として包装部56へ送り
込まれる。
【0039】包装部56へ送り込まれた10束は、ポリ
エチレンなどの加熱収縮性を有する透明な包装材fによ
って、送り込み方向に沿った前面、上面、および下面が
覆われ、10束の後面側に延びた包装材f同士が図示し
ない熱融着装置によって溶融接着されると同時に所定位
置で切断される。このようにして筒状に巻かれた包装材
fは、10束の側面において折りたたまれ、所定部位で
加熱接着される。
【0040】上記のように包装部56で包装材fによっ
て包装された10束は、包装部56に隣接した熱収縮部
57へ送り込まれ、ここで高温の空気が吹き付けられて
加熱収縮される。これにより、包装材fが10束に密着
され、包装物Fが形成される(ステップ9)。
【0041】このようにして形成された包装物Fは、ダ
ミー束個数確認部58において包装物F内のダミー束Q
の個数が確認される(ステップ10)。ダミー束個数確
認部58は、鉛直方向に延びた光軸を有する透過式の光
電センサ群を有し、光軸方向に延びた孔q1、q2を有す
るダミー束Qを検出する。
【0042】ダミー束個数確認部58にて包装物F内の
ダミー束Qの個数が確認された包装物Fは、熱収縮部5
7に隣接した印字部60、61へ送り込まれる。
【0043】図6および図7に示すように、一方の印字
部60は、複数のローラを有する包装物コンベア59
(移動機構)を介して所定の処理位置に移動された包装
物F内の束T(およびダミー束Q)を透明な包装材fを
介して撮影するCCDカメラ81を有する。CCDカメ
ラ81の近くには、包装物F内の束T(およびダミー束
Q)を照明する2つの光源ランプ82が設けられてい
る。
【0044】また、印字部60は、当該包装物Fの包装
材fの表面に束Tの属性に関する情報をバーコード化し
て印字するインクジェット式プリンタ83(印字部)、
および包装材表面に直接印字されたバーコードをベリフ
ァイリードするバーコードリーダ84(読取部)を有す
る。
【0045】尚、一方の印字部60のCCDカメラ8
1、光源ランプ82、プリンタ83、およびバーコード
リーダ84は、包装物コンベア59によって所定位置に
移動されて停止された包装物Fの上面に対向する位置に
それぞれ所定の位置関係で設けられている。
【0046】さらに、印字部60には、CCDカメラ8
1で撮影した画像を解析して包装材fの表面に印字可能
な領域を判定する画像処理部90が接続されている。本
実施の形態では、画像処理部90は、撮影した画像を解
析して、包装物F内の所定位置にある束Tの縦帯K1が
巻かれている領域A(図2)およびそれ以外の領域を別
々に切出し、それぞれの領域の平均明度・標準偏差等の
特徴量を演算し、演算結果を比較することにより縦帯K
1の位置を判定する。尚、画像処理部90では、縦帯K1
が巻かれている領域のうち確認印Yが押印されていない
帯の無地の領域を印字可能領域として判定する。
【0047】他方の印字部61も、上述した印字部60
と同じ構成を有する。しかし、印字部61の全ての構成
要素は、包装物コンベア59を介して所定位置に移動さ
れた包装物Fの側面に対向する位置に配置されている。
尚、上述した包装物コンベア59、各印字部60、61
のCCDカメラ81、光源ランプ82、プリンタ83、
バーコードリーダ84、および画像処理部90は、本発
明の実施の形態に係る包装物処理装置の構成要素として
機能する。
【0048】しかして、包装物Fが包装物コンベア59
によって所定の処理位置へ送り込まれて停止されると、
各印字部60、61の光源ランプ82によって包装物F
の送り方向に沿った左側側面および上面が照明され、上
面および左側面の画像がCCDカメラ81で撮影され
る。各CCDカメラ81で撮影された包装物Fの画像
は、それぞれ画像処理部90で解析され、縦帯K1が巻
かれた領域のうち確認印Yが押されていない無地の部分
が印字可能領域として判定される。
【0049】そして、包装物Fの上面の印字可能領域が
印字部60のプリンタ83に対向し、且つ左側面の印字
可能領域が印字部61のプリンタ83に対向するよう
に、包装物コンベア59が駆動され、包装物Fが移動さ
れる。この後、プリンタ83によって、包装物Fの左側
側面および上面の送り方向に沿った右端に、バーコード
C等の属性情報が印字される(ステップ11)。
【0050】包装物Fに印字された各バーコードCは、
その位置で、印字部60、61のバーコードリーダ84
によってそれぞれ読み取られ、その印字内容が確認され
る(ステップ12)。または、印字位置から僅かに移動
された位置でバーコードCが読み取られる。このとき、
バーコードCが縦帯K1の無地の部分の外側に被覆され
た包装材fの表面部分に印字されているため、バーコー
ドCと束Tの模様や確認印Yとが重なることがなく、ノ
イズ成分が殆ど無い状態でバーコードCの読み取りが可
能となる。
【0051】このようにして、その上面および左側側面
にそれぞれバーコードCが印字されてベリファイリード
された包装物Fは、印字部60、61に隣接して設けら
れた包装物回転部62へ移送される。包装物回転部62
へ移送された包装物Fは、ここで180度回転された
後、再び印字部60、61へ戻される。
【0052】そして、印字部60、61において、送り
込まれた包装物Fの上面および側面の画像が撮影され、
包装材表面の印字可能領域が判定されて再び上述したバ
ーコードCが印字され、各バーコードCの印字内容が読
み取られて確認される。この時点で、包装物Fの包装材
fの表面には、4つのバーコードCが印字されているこ
とになる。このようにして4つのバーコードCが印字さ
れた包装物Fは、再び包装物回転部62上へ移載され
る。
【0053】ステップ12にてバーコードを読み取った
結果、印字内容に異常のないことが判断された包装物F
は、包装物回転部62において90度回転された後(ス
テップ13)、包装物コンベア63に受け渡されて機外
へ排出される(ステップ14)。
【0054】一方、ステップ12における読取の結果、
バーコードが読み取れなかった包装物F、およびステッ
プ10におけるダミー束Qの計数結果が制御部から送ら
れるデータと一致しなかった包装物Fは、包装物回転部
62において90度回転された後、包装物回転部62に
隣接した排除包装物集積部64上へ移載される(ステッ
プ15)。排除包装物集積部64へ排出された排除包装
物は、オペレータの手作業によって機外へ取り出され、
包装材fが破封されて中の状態が確認され、異常な束T
に修正を加えた後、整列テーブル54の手前側から検査
包装機3内へ再投入される(ステップ16)。
【0055】以上のように、本実施の形態によると、包
装物F内の束Tに関する属性情報を示すバーコードCを
包装材fの表面に直接印字するため、包装材fをリサイ
クルする際、従来のようにバーコードを印字したラベル
を包装材fから剥がす工程が不要となり、リサイクルに
要する費用を低減できる。また、従来のようにラベルを
包装材fの表面に貼りつけるための複雑な機構も不要と
なり、装置構成を簡略化できる。さらに、包装材fに貼
り付けていたラベル自体も不要となり、さらにコストを
削減できる。
【0056】また、本実施の形態によると、包装物Fの
包装材表面にバーコードCを印字する際、大帯Kが巻か
れた位置の外側にある包装材fに印字するようにしたた
め、バーコードCをベリファイリードする際にバーコー
ドCが中の紙葉類Pと重ねて検出されることがなく、紙
葉類Pの模様がノイズ成分として検出されることを防止
できる。さらに、本実施の形態では、縦帯K1のうち確
認印Yが押印されていない領域を印字可能領域として判
定するようにしたため、確認印YがバーコードCと重ね
て検出されることも防止できる。
【0057】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0058】例えば、上述した実施の形態では包装物コ
ンベア59によって包装物Fを一次元的に移動させてプ
リンタ83を印字可能領域に対向させるようにしたが、
包装物Fを3次元的に移動させてプリンタ83に印字可
能領域を対向させるようにしても良い。
【0059】また、上述した実施の形態では、束Tの大
帯Kの上に被覆された包装材fの部分を印字可能領域と
判定してバーコードCを印字するようにしたが、包装物
F内にダミー束Qが含まれる場合には、ダミー束Qを被
覆した包装材fの外側にバーコードCを印字するように
しても良い。さらに、紙葉類P自体に印字に十分な大き
さの無地の部分があればその部分を印字可能領域として
バーコードCを印字しても良く、無地でなくともバーコ
ードリーダ84で読み取り可能な程度に模様の少ない領
域を印字可能領域として判定しても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の包装物
処理装置は、上記のような構成および作用を有している
ので、装置構成を簡略化でき、従来必要であったラベル
が不要となり、包装材を比較的安価にリサイクルでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る包装物処理装置を
含む紙葉類処理装置を示す概略斜視図。
【図2】図1の紙葉類処理装置に組み込まれた検査包装
機から取り出される包装物を示す斜視図。
【図3】図2の包装物に含まれる紙葉類の束を示す斜視
図。
【図4】図2の包装物に含まれるダミー束を示す斜視
図。
【図5】図1の紙葉類処理装置に組み込まれた検査包装
機の内部構造を示す概略斜視図。
【図6】図5の検査包装機に組み込まれた包装物処理装
置の構成を示す概略斜視図。
【図7】図5の検査包装機の動作を制御する制御系を示
すブロック図。
【図8】図5の検査包装機による動作を説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
1…紙葉類処理装置、2…破封束取出機、3…検査包装
機、4…コンベア、5…メインコンベア、6…サブコン
ベア、7…詳細検査機、59…包装物コンベア、60、
61…印字部、81…CCDカメラ、82…光源ラン
プ、83…プリンタ、84…バーコードリーダ、90…
画像処理部、f…包装材、F…包装物、T…束。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の物品を整列させて透明な包装材
    によって包装した包装物を移動させる移動機構と、 所定位置に移動された包装物内の物品を透明な包装材を
    介して撮影するカメラと、 撮影された画像を解析して包装材の表面に印字可能な領
    域を判定する画像処理部と、 画像処理部で判定された印字可能領域にある包装材表面
    に所定の情報を印字する印字部と、 印字された情報を確認のため読み取る読取部と、 を備えている包装物処理装置。
  2. 【請求項2】 上記画像処理部は、印字部で包装材表面
    に印字される情報が読取部で読み取り可能となる程度に
    物品の模様の少ない領域を印字可能領域として判定する
    請求項1に記載の包装物処理装置。
  3. 【請求項3】 上記画像処理部は、物品の無地の部分を
    印字可能領域として判定する請求項1に記載の包装物処
    理装置。
  4. 【請求項4】 上記印字部は包装材表面にバーコードを
    印字し、上記読取部は包装材表面に印字されたバーコー
    ドを読み取る請求項2または3に記載の包装物処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記移動機構は、画像処理部で判定され
    た印字可能領域にある包装材表面に印字部を対向させる
    ように包装物を移動させる請求項1に記載の包装物処理
    装置。
  6. 【請求項6】 所定位置に移動された包装物内の物品を
    照明するランプをさらに有する請求項1に記載の包装物
    処理装置。
  7. 【請求項7】 複数枚の紙葉類を結束帯で結束した束を
    複数個整列させて透明な包装材によって包装した包装物
    を移動させる移動機構と、 所定位置に移動された包装物内の束を透明な包装材を介
    して撮影するカメラと、 撮影された画像を解析して包装材の表面に印字可能な領
    域を判定する画像処理部と、 画像処理部で判定された印字可能領域にある包装材表面
    に所定の情報を印字する印字部と、 印字された情報を確認のため読み取る読取部と、 を備えている包装物処理装置。
  8. 【請求項8】 上記画像処理部は、印字部で包装材表面
    に印字される情報が読取部で読み取り可能となる程度に
    束の模様の少ない領域を印字可能領域として判定する請
    求項7に記載の包装物処理装置。
  9. 【請求項9】 上記画像処理部は、包装物内の束の結束
    帯の部分を印字可能領域として判定する請求項7に記載
    の包装物処理装置。
  10. 【請求項10】 上記画像処理部は、包装物内の束の結
    束帯の無地の部分を印字可能領域として判定する請求項
    7に記載の包装物処理装置。
  11. 【請求項11】 上記印字部は包装材表面にバーコード
    を印字し、上記読取部は包装材表面に印字されたバーコ
    ードを読み取る請求項8乃至10のいずれかに記載の包
    装物処理装置。
  12. 【請求項12】 上記移動機構は、画像処理部で判定さ
    れた印字可能領域にある包装材表面に印字部を対向させ
    るように包装物を移動させる請求項7に記載の包装物処
    理装置。
  13. 【請求項13】 所定位置に移動された包装物内の束を
    照明するランプをさらに有する請求項7に記載の包装物
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088978A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Laurel Bank Mach Co Ltd 大束紙幣検査装置
JP2014501209A (ja) * 2010-12-22 2014-01-20 フォッケ・ウント・コンパニー(ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト) シガレットの製造及び/又は包装をするための方法及び製造装置
ITBO20130639A1 (it) * 2013-11-25 2015-05-26 Gd Spa Metodo ed unità di stampa di un pacchetto che avanza lungo un convogliatore.

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