JP2003204011A - 多層配線板および多層配線板の製造方法 - Google Patents
多層配線板および多層配線板の製造方法Info
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Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リジッド性を有するだけではなく、放熱特性
・ノイズ特性に優れた多層配線板を提供する。 【解決手段】 最外層にスティフナを有する多層配線板
であって、スティフナが、再外層の多層配線パターン形
成用給電層としての金属層を部分的にエッチングするこ
とにより得られる金属枠と、金属枠表面の少なくとも一
部を覆うめっき被膜または樹脂被膜からなることを特徴
とする多層配線板およびその製造方法。さらには、多層
配線板が、導体ポストにより接続される。
・ノイズ特性に優れた多層配線板を提供する。 【解決手段】 最外層にスティフナを有する多層配線板
であって、スティフナが、再外層の多層配線パターン形
成用給電層としての金属層を部分的にエッチングするこ
とにより得られる金属枠と、金属枠表面の少なくとも一
部を覆うめっき被膜または樹脂被膜からなることを特徴
とする多層配線板およびその製造方法。さらには、多層
配線板が、導体ポストにより接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線板および
多層配線板の製造方法に関するものである。更に詳しく
は、半導体チップを搭載するためのリジッド性を有する
多層配線板に関し、さらには、層間の電気的接続と接着
を同時に行う多層配線板およびその製造方法に関するも
のである。
多層配線板の製造方法に関するものである。更に詳しく
は、半導体チップを搭載するためのリジッド性を有する
多層配線板に関し、さらには、層間の電気的接続と接着
を同時に行う多層配線板およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の高機能化並びに軽薄短
小化の要求に伴い、電子部品の高密度集積化、さらには
高密度実装化が進んできており、これらの電子機器に使
用される半導体パッケージは、従来にも増して、益々小
型化かつ多ピン化が進んできている。
小化の要求に伴い、電子部品の高密度集積化、さらには
高密度実装化が進んできており、これらの電子機器に使
用される半導体パッケージは、従来にも増して、益々小
型化かつ多ピン化が進んできている。
【0003】従来の回路基板はプリント配線板と呼ば
れ、ガラス繊維の織布にエポキシ樹脂を含浸させた積層
板からなるガラスエポキシ板に貼り付けられた銅箔をパ
ターニング後、複数枚重ねて積層接着し、ドリルで貫通
穴を開けて、この穴の壁面に銅めっきを行ってビアを形
成し層間の電気接続を行った配線基板の使用が主流であ
った。しかし、搭載部品の小型化、高密度化が進み、上
記の配線基板では配線密度が不足して部品の搭載に問題
が生じるようになってきている。
れ、ガラス繊維の織布にエポキシ樹脂を含浸させた積層
板からなるガラスエポキシ板に貼り付けられた銅箔をパ
ターニング後、複数枚重ねて積層接着し、ドリルで貫通
穴を開けて、この穴の壁面に銅めっきを行ってビアを形
成し層間の電気接続を行った配線基板の使用が主流であ
った。しかし、搭載部品の小型化、高密度化が進み、上
記の配線基板では配線密度が不足して部品の搭載に問題
が生じるようになってきている。
【0004】このような背景により、近年、ビルドアッ
プ多層配線板が採用されている。ビルドアップ多層配線
板は、樹脂のみで構成される絶縁層と導体とを積み重ね
ながら成形される。ビア形成方法としては、従来のドリ
ル加工に代わって、レーザ法、プラズマ法やフォト法
等、多岐にわたり、小径のビアホールを自由に配置する
ことで高密度化を達成するものである。層間接続部とし
ては、ブライドビア(Blind Via)やバリード
ビア(Buried Via:ビアを導電体で充填した
構造)等があり、ビアの上にビアを形成するスタックド
ビアが可能なバリードビアホールが特に注目されてい
る。バリードビアホールとしては、ビアホールをめっき
で充填する方法と、導電性ペースト等で充填する場合と
に分けられる。一方、配線パターンを形成する方法とし
て、銅箔をエッチングする方法(サブトラクティブ
法)、電解銅めっきによる方法(アディティブ法)等が
あり、配線密度の高密度化に対応可能なアディティブ法
が特に注目され始めている。
プ多層配線板が採用されている。ビルドアップ多層配線
板は、樹脂のみで構成される絶縁層と導体とを積み重ね
ながら成形される。ビア形成方法としては、従来のドリ
ル加工に代わって、レーザ法、プラズマ法やフォト法
等、多岐にわたり、小径のビアホールを自由に配置する
ことで高密度化を達成するものである。層間接続部とし
ては、ブライドビア(Blind Via)やバリード
ビア(Buried Via:ビアを導電体で充填した
構造)等があり、ビアの上にビアを形成するスタックド
ビアが可能なバリードビアホールが特に注目されてい
る。バリードビアホールとしては、ビアホールをめっき
で充填する方法と、導電性ペースト等で充填する場合と
に分けられる。一方、配線パターンを形成する方法とし
て、銅箔をエッチングする方法(サブトラクティブ
法)、電解銅めっきによる方法(アディティブ法)等が
あり、配線密度の高密度化に対応可能なアディティブ法
が特に注目され始めている。
【0005】このような多層配線板を用いた半導体パッ
ケージは非常にピン数が多いため、多層配線板の方が半
導体チップよりもサイズが大きいのが一般的である。し
たがって、多層配線板のハンドリング性の観点から、多
層配線板がリジッド性を有する必要があることは当然で
ある。現状は、多層配線板のリジッド性を確保するため
に、補強繊維に樹脂を含浸させた絶縁層を有するプリン
ト配線板(FR−4等のガラスエポキシ基板)のリジッ
ド性を利用し、その両面にビルドアップ層を積層してい
る。しかしながら、補強繊維に樹脂を含浸させた絶縁層
を有するプリント配線板は、補強繊維と樹脂との界面で
絶縁破壊を生じることがあり、絶縁特性に課題を残して
いる。
ケージは非常にピン数が多いため、多層配線板の方が半
導体チップよりもサイズが大きいのが一般的である。し
たがって、多層配線板のハンドリング性の観点から、多
層配線板がリジッド性を有する必要があることは当然で
ある。現状は、多層配線板のリジッド性を確保するため
に、補強繊維に樹脂を含浸させた絶縁層を有するプリン
ト配線板(FR−4等のガラスエポキシ基板)のリジッ
ド性を利用し、その両面にビルドアップ層を積層してい
る。しかしながら、補強繊維に樹脂を含浸させた絶縁層
を有するプリント配線板は、補強繊維と樹脂との界面で
絶縁破壊を生じることがあり、絶縁特性に課題を残して
いる。
【0006】一方、テープBGAのハンドリング性の観
点から、テープBGAのリジッド性を確保するため、テ
ープBGAにスティフナ(補強枠)を設ける例がある
が、これにより、スムーズに半田ボールを搭載すること
ができるようになる。また、テープBGAには絶縁層と
してポリイミド等が使用されており、すなわち、絶縁層
が補強繊維未充填の樹脂からなるため、良好な絶縁特性
を有している。しかしながら、テープBGAでは多層化
が困難であるため、超多ピンの半導体パッケージとして
採用することはできない。また、ノイズの不要輻射を防
止したり、放熱特性を向上させるためには、スティフナ
を接地配線パターンに導通接続することが好ましい。し
かしながら、テープBGAとスティフナの接着には、絶
縁性・熱伝導率の高い接着剤を用いるため、放熱特性の
向上は見込めるが、不要輻射の防止には対応できないと
いった課題がある。
点から、テープBGAのリジッド性を確保するため、テ
ープBGAにスティフナ(補強枠)を設ける例がある
が、これにより、スムーズに半田ボールを搭載すること
ができるようになる。また、テープBGAには絶縁層と
してポリイミド等が使用されており、すなわち、絶縁層
が補強繊維未充填の樹脂からなるため、良好な絶縁特性
を有している。しかしながら、テープBGAでは多層化
が困難であるため、超多ピンの半導体パッケージとして
採用することはできない。また、ノイズの不要輻射を防
止したり、放熱特性を向上させるためには、スティフナ
を接地配線パターンに導通接続することが好ましい。し
かしながら、テープBGAとスティフナの接着には、絶
縁性・熱伝導率の高い接着剤を用いるため、放熱特性の
向上は見込めるが、不要輻射の防止には対応できないと
いった課題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、半導体チッ
プを搭載する多層配線板における、このような問題点に
鑑み、リジッド性を有するだけではなく、放熱特性・ノ
イズ特性に優れた多層配線板を提供することを目的とす
る。
プを搭載する多層配線板における、このような問題点に
鑑み、リジッド性を有するだけではなく、放熱特性・ノ
イズ特性に優れた多層配線板を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(1)
最外層にスティフナを有する多層配線板であって、ス
ティフナが、最外層の配線パターン形成用の給電層とし
ての金属層を部分的にエッチングすることにより得られ
る金属枠と、金属枠表面の少なくとも一部を覆うめっき
被膜または樹脂被膜からなることを特徴とする多層配線
板、(2) 多層配線板が、導体ポストにより層間接続
された前記第(1)項記載の多層配線板、(3) 多層
配線板が、補強繊維未充填の樹脂からなる絶縁層を有す
る前記第(1)項または第(2)項記載の多層配線板、
(4) 金属枠が、多層配線板の接地配線パターンに導
通接続された前記第(1)項〜第(3)項のいずれかに
記載の多層配線板、(5) 金属層を電解めっき用リー
ドとして、配線パターンを電解めっきにより形成する工
程と、多層配線板の最外層の配線パターン形成用の給電
層としての金属層を部分的にエッチングして除去するこ
とにより、多層配線板の最外層上に金属枠を形成する工
程と、前記金属枠表面の少なくとも一部にめっき被膜ま
たは樹脂被膜を形成する工程とを含んでなることを特徴
とする多層配線板の製造方法、(6) 配線パターン上
に絶縁層を形成する工程と、配線パターンの一部が露出
するように絶縁層にビアを形成する工程と、金属層を電
解めっき用リードとして、導体ポストを電解めっきによ
り形成する工程とを含む前記第(5)項記載の多層配線
板の製造方法、(7) 接続層と被接続層とを接着剤層
を介して接着する工程と、導体ポストにより層間接続す
る工程とを含む前記第(5)項または第(6)項記載の
多層配線板の製造方法、(8) 絶縁層が、補強繊維未
充填の樹脂からなる前記第(6)項または第(7)項記
載の多層配線板の製造方法、(9) 金属枠が、多層配
線板の接地配線パターンに導通接続される前記第(5)
項〜第(8)項のいずれかに記載の多層配線板の製造方
法、(10) 前記第(5)項〜第(9)項のいずれか
に記載の多層配線板の製造方法により、得られることを
特徴とする多層配線板、である。
最外層にスティフナを有する多層配線板であって、ス
ティフナが、最外層の配線パターン形成用の給電層とし
ての金属層を部分的にエッチングすることにより得られ
る金属枠と、金属枠表面の少なくとも一部を覆うめっき
被膜または樹脂被膜からなることを特徴とする多層配線
板、(2) 多層配線板が、導体ポストにより層間接続
された前記第(1)項記載の多層配線板、(3) 多層
配線板が、補強繊維未充填の樹脂からなる絶縁層を有す
る前記第(1)項または第(2)項記載の多層配線板、
(4) 金属枠が、多層配線板の接地配線パターンに導
通接続された前記第(1)項〜第(3)項のいずれかに
記載の多層配線板、(5) 金属層を電解めっき用リー
ドとして、配線パターンを電解めっきにより形成する工
程と、多層配線板の最外層の配線パターン形成用の給電
層としての金属層を部分的にエッチングして除去するこ
とにより、多層配線板の最外層上に金属枠を形成する工
程と、前記金属枠表面の少なくとも一部にめっき被膜ま
たは樹脂被膜を形成する工程とを含んでなることを特徴
とする多層配線板の製造方法、(6) 配線パターン上
に絶縁層を形成する工程と、配線パターンの一部が露出
するように絶縁層にビアを形成する工程と、金属層を電
解めっき用リードとして、導体ポストを電解めっきによ
り形成する工程とを含む前記第(5)項記載の多層配線
板の製造方法、(7) 接続層と被接続層とを接着剤層
を介して接着する工程と、導体ポストにより層間接続す
る工程とを含む前記第(5)項または第(6)項記載の
多層配線板の製造方法、(8) 絶縁層が、補強繊維未
充填の樹脂からなる前記第(6)項または第(7)項記
載の多層配線板の製造方法、(9) 金属枠が、多層配
線板の接地配線パターンに導通接続される前記第(5)
項〜第(8)項のいずれかに記載の多層配線板の製造方
法、(10) 前記第(5)項〜第(9)項のいずれか
に記載の多層配線板の製造方法により、得られることを
特徴とする多層配線板、である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明するが、本発明はこれによって何ら
限定されるものではない。
施形態について説明するが、本発明はこれによって何ら
限定されるものではない。
【0010】図1(a)〜図4(s)は、本発明の第1
の実施形態である多層配線板の製造方法の一例を説明す
るための図で、図4(s)は得られる多層配線板の構造
を示す断面図である。
の実施形態である多層配線板の製造方法の一例を説明す
るための図で、図4(s)は得られる多層配線板の構造
を示す断面図である。
【0011】本発明の多層配線板の製造方法としては、
まず、金属層101上にパターニングされためっきレジ
スト102を形成する(図1(a))。このめっきレジ
スト102は、例えば、金属層101上に紫外線感光性
のドライフィルムレジストをラミネートし、ネガフィル
ム等を用いて選択的に感光し、その後現像することによ
り形成できる。金属層101の材質は、本発明の製造方
法に適するものであればどのようなものでも良いが、特
に、使用される薬液に対して耐性を有するものであっ
て、最終的にエッチングにより除去可能であることが必
要である。そのような金属層101の材質としては、例
えば、銅、銅合金、42合金、ニッケル等が挙げられ
る。また、金属層101の厚みは、本発明の製造方法に
適するものであればどのようなものでも良い。金属層1
01としては、金属板、金属箔等を用いることができ
る。特に、42合金板、銅板、銅合金板、銅箔は、様々
な厚みのものが市販されているため、安価で入手が容易
であるだけでなく、取り扱いも容易であるため、本発明
の製造方法に非常に好適である。
まず、金属層101上にパターニングされためっきレジ
スト102を形成する(図1(a))。このめっきレジ
スト102は、例えば、金属層101上に紫外線感光性
のドライフィルムレジストをラミネートし、ネガフィル
ム等を用いて選択的に感光し、その後現像することによ
り形成できる。金属層101の材質は、本発明の製造方
法に適するものであればどのようなものでも良いが、特
に、使用される薬液に対して耐性を有するものであっ
て、最終的にエッチングにより除去可能であることが必
要である。そのような金属層101の材質としては、例
えば、銅、銅合金、42合金、ニッケル等が挙げられ
る。また、金属層101の厚みは、本発明の製造方法に
適するものであればどのようなものでも良い。金属層1
01としては、金属板、金属箔等を用いることができ
る。特に、42合金板、銅板、銅合金板、銅箔は、様々
な厚みのものが市販されているため、安価で入手が容易
であるだけでなく、取り扱いも容易であるため、本発明
の製造方法に非常に好適である。
【0012】次に、金属層101を電解めっき用リード
として、レジスト金属層103を電解めっきにより形成
する(図1(b))。この電解めっきにより、金属層1
01上のめっきレジスト102が形成されていない部分
に、レジスト金属層103が形成される。レジスト金属
層103の材質は、本発明の製造方法に適するものであ
ればどのようなものでも良いが、特に、最終的に金属層
101をエッチングにより除去する際に使用する薬液に
対して耐性を有することが必要である。レジスト金属層
103の材質としては、例えば、ニッケル、金、錫、
銀、半田、パラジウム等が挙げられる。なお、レジスト
金属層103を形成する目的は、金属層101をエッチ
ングする際に使用する薬液により、図1(c)に示す配
線パターン104が浸食・腐食されるのを防ぐことであ
る。したがって、金属層101をエッチングする際に使
用する薬液に対して、図1(c)に示す配線パターン1
04が耐性を有している場合は、このレジスト金属層1
03は不要である。また、レジスト金属層103は配線
パターン104と同一のパターンである必要はなく、金
属層101上にめっきレジスト102を形成する前に、
金属層101の全面にレジスト金属層103を形成して
も良い。
として、レジスト金属層103を電解めっきにより形成
する(図1(b))。この電解めっきにより、金属層1
01上のめっきレジスト102が形成されていない部分
に、レジスト金属層103が形成される。レジスト金属
層103の材質は、本発明の製造方法に適するものであ
ればどのようなものでも良いが、特に、最終的に金属層
101をエッチングにより除去する際に使用する薬液に
対して耐性を有することが必要である。レジスト金属層
103の材質としては、例えば、ニッケル、金、錫、
銀、半田、パラジウム等が挙げられる。なお、レジスト
金属層103を形成する目的は、金属層101をエッチ
ングする際に使用する薬液により、図1(c)に示す配
線パターン104が浸食・腐食されるのを防ぐことであ
る。したがって、金属層101をエッチングする際に使
用する薬液に対して、図1(c)に示す配線パターン1
04が耐性を有している場合は、このレジスト金属層1
03は不要である。また、レジスト金属層103は配線
パターン104と同一のパターンである必要はなく、金
属層101上にめっきレジスト102を形成する前に、
金属層101の全面にレジスト金属層103を形成して
も良い。
【0013】次に、金属層101を電解めっき用リード
として、配線パターン104を電解めっきにより形成す
る(図1(c))。この電解めっきにより、金属層10
1上のめっきレジスト102が形成されていない部分
に、配線パターン104が形成される。配線パターン1
04の材質としては、本発明の製造方法に適するもので
あればどのようなものでも良いが、特に、最終的にレジ
スト金属層103をエッチングにより除去する際に使用
する薬液に対して耐性を有することが必要である。実際
は、配線パターン104を浸食・腐食しない薬液でエッ
チング可能なレジスト金属層103の材質を選定するの
が得策である。配線パターン104の材質としては、例
えば、銅、ニッケル、金、錫、銀、パラジウム等が挙げ
られる。さらには、銅を用いることで、低電気抵抗で安
定した配線パターン104が得られる。
として、配線パターン104を電解めっきにより形成す
る(図1(c))。この電解めっきにより、金属層10
1上のめっきレジスト102が形成されていない部分
に、配線パターン104が形成される。配線パターン1
04の材質としては、本発明の製造方法に適するもので
あればどのようなものでも良いが、特に、最終的にレジ
スト金属層103をエッチングにより除去する際に使用
する薬液に対して耐性を有することが必要である。実際
は、配線パターン104を浸食・腐食しない薬液でエッ
チング可能なレジスト金属層103の材質を選定するの
が得策である。配線パターン104の材質としては、例
えば、銅、ニッケル、金、錫、銀、パラジウム等が挙げ
られる。さらには、銅を用いることで、低電気抵抗で安
定した配線パターン104が得られる。
【0014】次に、めっきレジスト102を除去し(図
1(d))、形成した配線パターン104上に絶縁層1
05を形成する(図1(e))。絶縁層105を構成す
る樹脂は、本発明の製造方法に適するものであればどの
ようなものでも使用できる。特に、補強繊維(例えば、
ガラスクロス)未充填の樹脂からなる絶縁層105を形
成することが好ましい。また、絶縁層105の形成方法
は、使用する樹脂に適した方法で良く、樹脂ワニスを印
刷、カーテンコート、バーコート等の方法で直接塗布し
たり、ドライフィルムタイプの樹脂を真空ラミネート、
真空プレス等の方法で積層する方法が挙げられる。特
に、市販されている樹脂付銅箔は入手が容易であり、真
空ラミネートにより配線パターン104の凹凸を埋め込
みながら成形し、最後に銅箔をエッチングすれば、絶縁
層105の表面が配線パターン104の凹凸に影響され
ることなく、非常に平坦になる。また、絶縁層105の
表面には銅箔表面の微細な粗化形状が転写されるため、
図2(i)に示す接着剤層109との密着性を確保する
ことができる。
1(d))、形成した配線パターン104上に絶縁層1
05を形成する(図1(e))。絶縁層105を構成す
る樹脂は、本発明の製造方法に適するものであればどの
ようなものでも使用できる。特に、補強繊維(例えば、
ガラスクロス)未充填の樹脂からなる絶縁層105を形
成することが好ましい。また、絶縁層105の形成方法
は、使用する樹脂に適した方法で良く、樹脂ワニスを印
刷、カーテンコート、バーコート等の方法で直接塗布し
たり、ドライフィルムタイプの樹脂を真空ラミネート、
真空プレス等の方法で積層する方法が挙げられる。特
に、市販されている樹脂付銅箔は入手が容易であり、真
空ラミネートにより配線パターン104の凹凸を埋め込
みながら成形し、最後に銅箔をエッチングすれば、絶縁
層105の表面が配線パターン104の凹凸に影響され
ることなく、非常に平坦になる。また、絶縁層105の
表面には銅箔表面の微細な粗化形状が転写されるため、
図2(i)に示す接着剤層109との密着性を確保する
ことができる。
【0015】次に、形成した絶縁層105にビア106
を形成する(図1(f))。ビア106の形成方法は、
本発明の製造方法に適する方法であればどのような方法
でも良く、レーザー、プラズマによるドライエッチン
グ、ケミカルエッチング等が挙げられる。また、絶縁層
105を感光性樹脂とした場合には、絶縁層105を選
択的に感光し、現像することでビア106を形成するこ
ともできる。
を形成する(図1(f))。ビア106の形成方法は、
本発明の製造方法に適する方法であればどのような方法
でも良く、レーザー、プラズマによるドライエッチン
グ、ケミカルエッチング等が挙げられる。また、絶縁層
105を感光性樹脂とした場合には、絶縁層105を選
択的に感光し、現像することでビア106を形成するこ
ともできる。
【0016】次に、金属層101を電解めっき用リード
として、導体ポスト107を電解めっきにより形成する
(図1(g))。この電解めっきにより、絶縁層105
のビア106が形成されている部分に、導体ポスト10
7が形成される。電解めっきにより導体ポスト107を
形成すれば、導体ポスト107の先端の形状を自由に制
御することができる。導体ポスト107の材質として
は、本発明の製造方法に適するものであればどのような
ものでも良く、例えば、銅、ニッケル、金、錫、銀、パ
ラジウム等が挙げられる。さらには、銅を用いること
で、低電気抵抗で安定した導体ポスト107が得られ
る。
として、導体ポスト107を電解めっきにより形成する
(図1(g))。この電解めっきにより、絶縁層105
のビア106が形成されている部分に、導体ポスト10
7が形成される。電解めっきにより導体ポスト107を
形成すれば、導体ポスト107の先端の形状を自由に制
御することができる。導体ポスト107の材質として
は、本発明の製造方法に適するものであればどのような
ものでも良く、例えば、銅、ニッケル、金、錫、銀、パ
ラジウム等が挙げられる。さらには、銅を用いること
で、低電気抵抗で安定した導体ポスト107が得られ
る。
【0017】次に、導体ポスト107の表面(先端)
に、接合用金属材料層108を形成する(図2
(h))。接合用金属材料層108の形成方法として
は、無電解めっきにより形成する方法、金属層101を
電解めっき用リードとして電解めっきにより形成する方
法、接合用金属材料を含有するペーストを印刷する方法
が挙げられる。印刷による方法では、印刷用マスクを導
体ポスト107に対して精度良く位置合せする必要があ
るが、無電解めっきや電解めっきによる方法では、導体
ポスト107の表面以外に接合用金属材料層108が形
成されることがないため、導体ポスト107の微細化・
高密度化にも対応しやすい。特に、電解めっきによる方
法では、無電解めっきによる方法よりも、めっき可能な
金属が多種多様であり、また薬液の管理も容易であるた
め、非常に好適である。接合用金属材料層108の材質
としては、図2(j)に示す被接合部112と金属接合
可能な金属であればどのようなものでもよく、例えば、
半田が挙げられる。半田の中でも、SnやIn、もしく
はSn、Ag、Cu、Zn、Bi、Sb、Pb、In、
Auの少なくとも二種からなる半田を使用することが好
ましい。より好ましくは、環境に優しいPbフリー半田
である。なお、図2(h)では、導体ポスト107の表
面に接合用金属材料層108を形成する例を示したが、
接合用金属材料層108を形成する目的は、導体ポスト
107と被接合部112とを金属接合させることである
ため、被接合部112に接合用金属材料層108を形成
しても構わない。もちろん、導体ポスト107と被接合
部112の両表面に形成しても構わない。さらには、導
体ポスト107そのものを接合用金属材料で構成する方
法もあるが、その場合には、接合用金属材料層108を
形成する必要はない。なお、導体ポスト107および接
合用金属材料層108の上述のような各種構成は本発明
に含まれるものとする。
に、接合用金属材料層108を形成する(図2
(h))。接合用金属材料層108の形成方法として
は、無電解めっきにより形成する方法、金属層101を
電解めっき用リードとして電解めっきにより形成する方
法、接合用金属材料を含有するペーストを印刷する方法
が挙げられる。印刷による方法では、印刷用マスクを導
体ポスト107に対して精度良く位置合せする必要があ
るが、無電解めっきや電解めっきによる方法では、導体
ポスト107の表面以外に接合用金属材料層108が形
成されることがないため、導体ポスト107の微細化・
高密度化にも対応しやすい。特に、電解めっきによる方
法では、無電解めっきによる方法よりも、めっき可能な
金属が多種多様であり、また薬液の管理も容易であるた
め、非常に好適である。接合用金属材料層108の材質
としては、図2(j)に示す被接合部112と金属接合
可能な金属であればどのようなものでもよく、例えば、
半田が挙げられる。半田の中でも、SnやIn、もしく
はSn、Ag、Cu、Zn、Bi、Sb、Pb、In、
Auの少なくとも二種からなる半田を使用することが好
ましい。より好ましくは、環境に優しいPbフリー半田
である。なお、図2(h)では、導体ポスト107の表
面に接合用金属材料層108を形成する例を示したが、
接合用金属材料層108を形成する目的は、導体ポスト
107と被接合部112とを金属接合させることである
ため、被接合部112に接合用金属材料層108を形成
しても構わない。もちろん、導体ポスト107と被接合
部112の両表面に形成しても構わない。さらには、導
体ポスト107そのものを接合用金属材料で構成する方
法もあるが、その場合には、接合用金属材料層108を
形成する必要はない。なお、導体ポスト107および接
合用金属材料層108の上述のような各種構成は本発明
に含まれるものとする。
【0018】次に、絶縁層105の表面に、接着剤層1
09を形成する(図2(i))。接着剤層109の形成
は、使用する接着剤樹脂に応じて適した方法で良く、樹
脂ワニスを印刷、カーテンコート、バーコート等の方法
で直接塗布したり、ドライフィルムタイプの樹脂を真空
ラミネート、真空プレス等の方法で積層する方法が挙げ
られる。なお、図2(i)では、絶縁層105の表面に
接着剤層109を形成する例を示したが、被接続層11
1の表面に接着剤層109を形成しても構わない。もち
ろん、絶縁層105と被接続層111の両表面に形成し
ても構わない。
09を形成する(図2(i))。接着剤層109の形成
は、使用する接着剤樹脂に応じて適した方法で良く、樹
脂ワニスを印刷、カーテンコート、バーコート等の方法
で直接塗布したり、ドライフィルムタイプの樹脂を真空
ラミネート、真空プレス等の方法で積層する方法が挙げ
られる。なお、図2(i)では、絶縁層105の表面に
接着剤層109を形成する例を示したが、被接続層11
1の表面に接着剤層109を形成しても構わない。もち
ろん、絶縁層105と被接続層111の両表面に形成し
ても構わない。
【0019】次に、上述の工程により得られた接続層1
10と被接続層111とを位置合わせをする(図2
(j))。位置合わせは、接続層110および被接続層
111に予め形成されている位置決めマークを、画像認
識装置により読み取り位置合わせする方法、位置合わせ
用のピン等で位置合わせする方法等を用いることができ
る。なお、図2(j)に示す被接続層111は、図1
(a)〜図1(d)に示す工程と同様な工程により、得
ることができる。
10と被接続層111とを位置合わせをする(図2
(j))。位置合わせは、接続層110および被接続層
111に予め形成されている位置決めマークを、画像認
識装置により読み取り位置合わせする方法、位置合わせ
用のピン等で位置合わせする方法等を用いることができ
る。なお、図2(j)に示す被接続層111は、図1
(a)〜図1(d)に示す工程と同様な工程により、得
ることができる。
【0020】次に、接続層110と被接続層111とを
積層する(図2(k))。積層方法としては、例えば、
真空プレスを用いて、導体ポスト107が、接着剤層1
09を介して、接合用金属材料層108により被接合部
112と金属接合するまで加圧し、更に加熱して接着剤
層109を硬化させて、接続層110と被接続層111
とを接着することができる。
積層する(図2(k))。積層方法としては、例えば、
真空プレスを用いて、導体ポスト107が、接着剤層1
09を介して、接合用金属材料層108により被接合部
112と金属接合するまで加圧し、更に加熱して接着剤
層109を硬化させて、接続層110と被接続層111
とを接着することができる。
【0021】次に、接続層110の金属層101をエッ
チングにより除去する(図2(l))。金属層101と
配線パターン104との間にレジスト金属層103が形
成されており、そのレジスト金属層103は、金属層1
01をエッチングにより除去する際に使用する薬液に対
して耐性を有しているため、金属層101をエッチング
してもレジスト金属層103が浸食・腐食されることが
なく、結果的に配線パターン104が浸食・腐食される
ことはない。金属層101の材質が銅、レジスト金属層
103の材質がニッケル、錫または半田の場合、市販の
アンモニア系エッチング液を使用することができる。金
属層101の材質が銅、レジスト金属層103の材質が
金や銀の場合、塩化第ニ鉄溶液、塩化第二銅溶液を含
め、ほとんどのエッチング液を使用することができる。
チングにより除去する(図2(l))。金属層101と
配線パターン104との間にレジスト金属層103が形
成されており、そのレジスト金属層103は、金属層1
01をエッチングにより除去する際に使用する薬液に対
して耐性を有しているため、金属層101をエッチング
してもレジスト金属層103が浸食・腐食されることが
なく、結果的に配線パターン104が浸食・腐食される
ことはない。金属層101の材質が銅、レジスト金属層
103の材質がニッケル、錫または半田の場合、市販の
アンモニア系エッチング液を使用することができる。金
属層101の材質が銅、レジスト金属層103の材質が
金や銀の場合、塩化第ニ鉄溶液、塩化第二銅溶液を含
め、ほとんどのエッチング液を使用することができる。
【0022】次に、レジスト金属層103をエッチング
により除去する(図3(m))。配線パターン104
は、レジスト金属層103をエッチングにより除去する
際に使用する薬液に対して耐性を有するため、配線パタ
ーン104は浸食・腐食されることはない。そのため、
レジスト金属層103が除去されることにより、配線パ
ターン104が露出する。配線パターン104の材質が
銅、レジスト金属層103の材質がニッケル、錫または
半田の場合、市販の半田・ニッケル剥離剤(例えば、三
菱ガス化学製・Pewtax)を使用することができ
る。配線パターン104の材質が銅、レジスト金属層1
03の材質が金の場合、配線パターン104を浸食・腐
食させることなく、レジスト金属層103をエッチング
することは困難である。この場合には、レジスト金属層
103をエッチングする工程を省略し、レジスト金属層
103を残したままでも良い。
により除去する(図3(m))。配線パターン104
は、レジスト金属層103をエッチングにより除去する
際に使用する薬液に対して耐性を有するため、配線パタ
ーン104は浸食・腐食されることはない。そのため、
レジスト金属層103が除去されることにより、配線パ
ターン104が露出する。配線パターン104の材質が
銅、レジスト金属層103の材質がニッケル、錫または
半田の場合、市販の半田・ニッケル剥離剤(例えば、三
菱ガス化学製・Pewtax)を使用することができ
る。配線パターン104の材質が銅、レジスト金属層1
03の材質が金の場合、配線パターン104を浸食・腐
食させることなく、レジスト金属層103をエッチング
することは困難である。この場合には、レジスト金属層
103をエッチングする工程を省略し、レジスト金属層
103を残したままでも良い。
【0023】続いて、上述の工程、すなわち図1(a)
〜図3(m)を繰り返して行うことにより、多層配線板
113aの製造途中のもの(図3(m)参照)に対し
て、もう1層積層したものを得ることができる(図3
(n))。
〜図3(m)を繰り返して行うことにより、多層配線板
113aの製造途中のもの(図3(m)参照)に対し
て、もう1層積層したものを得ることができる(図3
(n))。
【0024】図3(o)〜図3(p)に示す工程は、多
層配線板113aの最外層117aを形成する工程を説
明するための図である。図3(o)〜図3(p)に示す
工程は、図2(j)〜図2(k)に示す工程と同様に、
接続層と被接続層との位置合わせ(図3(o))、接続
層と被接続層との積層(図3(p))からなる。
層配線板113aの最外層117aを形成する工程を説
明するための図である。図3(o)〜図3(p)に示す
工程は、図2(j)〜図2(k)に示す工程と同様に、
接続層と被接続層との位置合わせ(図3(o))、接続
層と被接続層との積層(図3(p))からなる。
【0025】次に、金属層101bの半導体チップ20
2を搭載する部分のみ、エッチングにより除去して、金
属枠120aを形成し(図4(q))、金属枠120a
の表面にめっき皮膜121aを形成する(図4
(r))。これにより、多層配線板113aの最外層1
17a表面にスティフナ122aが形成される。めっき
皮膜121aを形成する目的は、金属枠120aが銅や
銅合金等の腐食しやすい材質で構成される場合の防錆用
皮膜、または、接触による損傷等に対する保護膜であ
る。めっき皮膜121aを形成する方法としては、無電
解めっきによる方法または電解めっきによる方法等が挙
げられる。いずれの方法においても、パッド114aに
めっき皮膜が形成されないよう、保護マスク等を施して
から、めっきを行うことが好ましい。めっき皮膜121
aの材質としては、金、銀、パラジウム、クロム、ニッ
ケル、半田、錫などが挙げられる。
2を搭載する部分のみ、エッチングにより除去して、金
属枠120aを形成し(図4(q))、金属枠120a
の表面にめっき皮膜121aを形成する(図4
(r))。これにより、多層配線板113aの最外層1
17a表面にスティフナ122aが形成される。めっき
皮膜121aを形成する目的は、金属枠120aが銅や
銅合金等の腐食しやすい材質で構成される場合の防錆用
皮膜、または、接触による損傷等に対する保護膜であ
る。めっき皮膜121aを形成する方法としては、無電
解めっきによる方法または電解めっきによる方法等が挙
げられる。いずれの方法においても、パッド114aに
めっき皮膜が形成されないよう、保護マスク等を施して
から、めっきを行うことが好ましい。めっき皮膜121
aの材質としては、金、銀、パラジウム、クロム、ニッ
ケル、半田、錫などが挙げられる。
【0026】多層配線板113aがスティフナ122a
を有することにより、絶縁層105が補強繊維(例え
ば、ガラスクロス)未充填の樹脂からなる場合でも、多
層配線板113aとしてはリジッド性を有することにな
る。また、絶縁層105aは、樹脂ワニスを印刷、カー
テンコート、バーコート等の方法で直接塗布したり、ド
ライフィルムタイプの樹脂を真空ラミネート、真空プレ
ス等の方法で積層することにより、直接、金属層101
b上に形成するため、絶縁層105aと金属枠120a
との密着性は高くなる。
を有することにより、絶縁層105が補強繊維(例え
ば、ガラスクロス)未充填の樹脂からなる場合でも、多
層配線板113aとしてはリジッド性を有することにな
る。また、絶縁層105aは、樹脂ワニスを印刷、カー
テンコート、バーコート等の方法で直接塗布したり、ド
ライフィルムタイプの樹脂を真空ラミネート、真空プレ
ス等の方法で積層することにより、直接、金属層101
b上に形成するため、絶縁層105aと金属枠120a
との密着性は高くなる。
【0027】最後に、金属層101aをエッチングによ
り完全に除去し、最外層117bの表面にソルダーレジ
スト115を形成し、パッド114bの部分を開口し
て、多層配線板113aを得ることができる(図4
(s))。なお、最外層117bに配線パターンが形成
されておらず、パッド114bのみが形成されている場
合には、ソルダーレジスト115を形成する必要はな
い。もう一方の最外層117aについても同様である。
図4(s)の場合は、パッド114aのみが形成されて
いるため、ソルダーレジストを形成する必要はない。ま
た、最外層117a、117bを形成する際に使用する
レジスト金属層118a、118bを除去する必要はな
い。すなわち、このレジスト金属層118a、118b
は、多層配線板113aの両表面に形成されるパッド1
14a、114bに施す外層めっき被膜として利用され
る。レジスト金属層118a、118bの材質は金、
銀、パラジウム、ニッケル、半田等が挙げられ、金、
銀、パラジウム、ニッケルのそれぞれからなるいずれか
2つ以上を含む層構成にしてもよい。また、配線パター
ン104が銅からなる場合には、金およびニッケルの2
層構成であると良い。これにより、パッド114a、1
14bに搭載される半田ボールの半田が、配線パターン
104の銅に拡散することを防止することができる。さ
らには、金属枠120aを多層配線板113aの接地配
線パターン119に導通接続することにより、半導体デ
バイス201からのノイズの不要輻射を低減することが
できるだけでなく、半導体デバイス201の放熱特性を
向上させることができる。
り完全に除去し、最外層117bの表面にソルダーレジ
スト115を形成し、パッド114bの部分を開口し
て、多層配線板113aを得ることができる(図4
(s))。なお、最外層117bに配線パターンが形成
されておらず、パッド114bのみが形成されている場
合には、ソルダーレジスト115を形成する必要はな
い。もう一方の最外層117aについても同様である。
図4(s)の場合は、パッド114aのみが形成されて
いるため、ソルダーレジストを形成する必要はない。ま
た、最外層117a、117bを形成する際に使用する
レジスト金属層118a、118bを除去する必要はな
い。すなわち、このレジスト金属層118a、118b
は、多層配線板113aの両表面に形成されるパッド1
14a、114bに施す外層めっき被膜として利用され
る。レジスト金属層118a、118bの材質は金、
銀、パラジウム、ニッケル、半田等が挙げられ、金、
銀、パラジウム、ニッケルのそれぞれからなるいずれか
2つ以上を含む層構成にしてもよい。また、配線パター
ン104が銅からなる場合には、金およびニッケルの2
層構成であると良い。これにより、パッド114a、1
14bに搭載される半田ボールの半田が、配線パターン
104の銅に拡散することを防止することができる。さ
らには、金属枠120aを多層配線板113aの接地配
線パターン119に導通接続することにより、半導体デ
バイス201からのノイズの不要輻射を低減することが
できるだけでなく、半導体デバイス201の放熱特性を
向上させることができる。
【0028】以上の工程により、多層配線板113aの
半導体チップ202を搭載する側にスティフナ122a
を有する多層配線板を製造することができる。
半導体チップ202を搭載する側にスティフナ122a
を有する多層配線板を製造することができる。
【0029】続いて、本発明による第2の実施形態であ
る多層配線板の製造方法について、図5を参考にして詳
細に説明する。図5(q')〜(s')は、本発明の第2
の多層配線板の製造方法を説明するための断面図であ
り、図4(q)〜図4(s)の代わりに行う工程を説明
するためのものである。従ってここでは、第1の多層配
線板の製造方法とは異なる部分を特に詳細に説明し、同
じ部分は基本的に説明を省略する。
る多層配線板の製造方法について、図5を参考にして詳
細に説明する。図5(q')〜(s')は、本発明の第2
の多層配線板の製造方法を説明するための断面図であ
り、図4(q)〜図4(s)の代わりに行う工程を説明
するためのものである。従ってここでは、第1の多層配
線板の製造方法とは異なる部分を特に詳細に説明し、同
じ部分は基本的に説明を省略する。
【0030】図5(q')において、金属層101bの
表面にめっき被膜121bを形成する。めっき被膜12
1bの形成方法には、無電解めっきによる方法、電解め
っきによる方法等が挙げられる。電解めっきの場合は、
金属層101bを電解めっき用リードとして、電解めっ
きを行って、めっき被膜121bを形成することができ
る。なお、電解めっきまたは無電解めっきによりめっき
被膜121bを形成する場合には、必要な部分にのみめ
っき被膜121bが形成されるよう、めっきレジスト
(図示せず)を形成し、めっき終了後にめっきレジスト
を除去する必要があるのは当然である。
表面にめっき被膜121bを形成する。めっき被膜12
1bの形成方法には、無電解めっきによる方法、電解め
っきによる方法等が挙げられる。電解めっきの場合は、
金属層101bを電解めっき用リードとして、電解めっ
きを行って、めっき被膜121bを形成することができ
る。なお、電解めっきまたは無電解めっきによりめっき
被膜121bを形成する場合には、必要な部分にのみめ
っき被膜121bが形成されるよう、めっきレジスト
(図示せず)を形成し、めっき終了後にめっきレジスト
を除去する必要があるのは当然である。
【0031】次に、図5(r')において、めっき被膜
121bをエッチングマスクとして、金属層101bを
エッチングすることにより、金属枠120bを形成す
る。最後に、図5(s')において、金属層101cの
エッチング、ソルダーレジスト115の形成を経て、多
層配線板113bを得ることができる。
121bをエッチングマスクとして、金属層101bを
エッチングすることにより、金属枠120bを形成す
る。最後に、図5(s')において、金属層101cの
エッチング、ソルダーレジスト115の形成を経て、多
層配線板113bを得ることができる。
【0032】なお、図5(q’)において、めっき皮膜
121bを樹脂皮膜に変更しても、金属枠120bの防
錆処理として有効である。樹脂皮膜の形成方法として
は、印刷による方法、感光性樹脂を使用する方法等が挙
げられる。
121bを樹脂皮膜に変更しても、金属枠120bの防
錆処理として有効である。樹脂皮膜の形成方法として
は、印刷による方法、感光性樹脂を使用する方法等が挙
げられる。
【0033】本発明による多層配線板の製造方法および
製造された多層配線板の特徴は、次に示す通りである。 (1)製造時に使用する金属層101bを部分的にエッ
チングすることにより、金属枠120a、120bを形
成することができる。 (2)多層配線板113a、113bがスティフナ12
2a、122bを有することにより、絶縁層105が補
強繊維(例えば、ガラスクロス)未充填の樹脂からなる
場合でも、多層配線板113a、113bとしてはリジ
ッド性を有する。 (3)金属枠120a、120bを多層配線板113
a、113bの接地配線パターン119に導通接続する
ことにより、半導体デバイス201からのノイズの不要
輻射を低減することができるだけでなく、半導体デバイ
ス201の放熱特性を向上させることができる。
製造された多層配線板の特徴は、次に示す通りである。 (1)製造時に使用する金属層101bを部分的にエッ
チングすることにより、金属枠120a、120bを形
成することができる。 (2)多層配線板113a、113bがスティフナ12
2a、122bを有することにより、絶縁層105が補
強繊維(例えば、ガラスクロス)未充填の樹脂からなる
場合でも、多層配線板113a、113bとしてはリジ
ッド性を有する。 (3)金属枠120a、120bを多層配線板113
a、113bの接地配線パターン119に導通接続する
ことにより、半導体デバイス201からのノイズの不要
輻射を低減することができるだけでなく、半導体デバイ
ス201の放熱特性を向上させることができる。
【0034】なお、上述の工程により得られた多層配線
板113aのパッド114a上に、はんだバンプ203
と半導体チップ202を搭載し、多層配線板113aと
半導体チップ202との間隙にアンダーフィル204を
施して、パッド114b側に半田ボール205を搭載す
ることにより、半導体装置201を得ることができる
(図6)。
板113aのパッド114a上に、はんだバンプ203
と半導体チップ202を搭載し、多層配線板113aと
半導体チップ202との間隙にアンダーフィル204を
施して、パッド114b側に半田ボール205を搭載す
ることにより、半導体装置201を得ることができる
(図6)。
【0035】
【実施例】以下、実施例により更に具体的に説明する
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
【0036】接着剤の調合例
m,p−クレゾールノボラック樹脂(日本化薬(株)製P
AS−1、OH基当量120)100gと、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製RE−404
S、エポキシ基当量165)140gを、シクロヘキサ
ノン60gに溶解し、硬化触媒としてトリフェニルフォ
スフィン(北興化学工業(株)製)0.2gを添加し、
接着剤ワニスを作製した。
AS−1、OH基当量120)100gと、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製RE−404
S、エポキシ基当量165)140gを、シクロヘキサ
ノン60gに溶解し、硬化触媒としてトリフェニルフォ
スフィン(北興化学工業(株)製)0.2gを添加し、
接着剤ワニスを作製した。
【0037】実施例(多層配線板の製造例)
表面を粗化処理した150μm厚の圧延銅板(金属層1
01・古川電気工業製EFTEC−64T)にドライフ
ィルムレジスト(旭化成製AQ−2058)をロールラ
ミネートし、所定のネガフィルムを用いて露光・現像
し、配線パターン104の形成に必要なめっきレジスト
(めっきレジスト102)を形成した。次に、圧延銅板
を電解めっき用リードとして、電解めっきによりニッケ
ルからなるレジスト金属層(レジスト金属層103)を
形成し、さらに電解銅めっきにより配線パターン(配線
パターン104)を形成した。配線パターンは、線幅/
線間/厚み=20μm/20μm/10μmとした。次
に、樹脂付銅箔(住友ベークライト製APL)を真空ラ
ミネートにより配線パターンの凹凸を埋め込みながら成
形し、銅箔を全面エッチングして、25μm厚の絶縁層
(絶縁層105)を形成した。次に、50μm径のビア
(ビア106)をUV−YAGレーザーにより形成し
た。次に、圧延銅板を電解めっき用リードとして、電解
銅めっきによりビアを銅で充填し、銅ポスト(導体ポス
ト107)を形成した。次に、圧延銅板を電解めっき用
リードとして、電解めっきにより銅ポスト上にSn−P
b共晶半田層(接合用金属材料層108)を形成した。
次に、バーコートにより、上述の接着剤ワニスを、絶縁
層の表面、すなわちSn−Pb共晶半田が形成された面
に塗布後、80℃で20分乾燥し、10μm厚の接着剤
層(接着剤層109)を形成した。これまでの工程によ
り、ビルドアップ層(接続層110)を得た。一方、上
述の工程と同様に、電解ニッケル/金めっきにより圧延
銅板上にレジスト金属層(レジスト金属層118b)を
形成し、さらに電解銅めっきにより配線パターンを形成
し、ランド(被接合部112)を有する被接続層(被接
続層111)を得た。次に、上述の工程により得られた
ビルドアップ層と被接続層に予め形成されている位置決
めマークを、画像認識装置により読み取り、両者を位置
合わせし、100℃の温度で仮圧着した。これを、プレ
スにより220℃の温度で加熱加圧して、銅ポストが、
接着剤層を貫通してランドと半田接合し、接着剤層によ
り被接続層にビルドアップ層を接着した。次に、アンモ
ニア系エッチング液を用いて、ビルドアップ層の圧延銅
板をエッチングして除去し、さらに半田・ニッケル剥離
剤(三菱ガス化学製・Pewtax)を用いてニッケル
をエッチングして除去した。さらに、上述の工程を繰返
し、ビルドアップ層をもう1層積層した。ただし、最外
層(最外層117a、117b)を形成する際のレジス
ト金属層(レジスト金属層118a、118b)をニッ
ケル/金の2層構成とした。続いて、半導体チップを搭
載する側の圧延銅板をエッチングすることにより金属枠
(金属枠120a)を形成し、電解金めっきにより金皮
膜(めっき皮膜121a)を形成して、多層配線板(多
層配線板113a)の最外層にスティフナ(スティフナ
122a)を形成した。最後に、被接続層側の圧延銅板
をエッチングすることにより全面除去した後、ソルダー
レジスト(ソルダーレジスト115)を形成した。以上
の工程により、スティフナを有し、絶縁層が補強繊維未
充填の樹脂からなる多層配線板を得ることができた。
01・古川電気工業製EFTEC−64T)にドライフ
ィルムレジスト(旭化成製AQ−2058)をロールラ
ミネートし、所定のネガフィルムを用いて露光・現像
し、配線パターン104の形成に必要なめっきレジスト
(めっきレジスト102)を形成した。次に、圧延銅板
を電解めっき用リードとして、電解めっきによりニッケ
ルからなるレジスト金属層(レジスト金属層103)を
形成し、さらに電解銅めっきにより配線パターン(配線
パターン104)を形成した。配線パターンは、線幅/
線間/厚み=20μm/20μm/10μmとした。次
に、樹脂付銅箔(住友ベークライト製APL)を真空ラ
ミネートにより配線パターンの凹凸を埋め込みながら成
形し、銅箔を全面エッチングして、25μm厚の絶縁層
(絶縁層105)を形成した。次に、50μm径のビア
(ビア106)をUV−YAGレーザーにより形成し
た。次に、圧延銅板を電解めっき用リードとして、電解
銅めっきによりビアを銅で充填し、銅ポスト(導体ポス
ト107)を形成した。次に、圧延銅板を電解めっき用
リードとして、電解めっきにより銅ポスト上にSn−P
b共晶半田層(接合用金属材料層108)を形成した。
次に、バーコートにより、上述の接着剤ワニスを、絶縁
層の表面、すなわちSn−Pb共晶半田が形成された面
に塗布後、80℃で20分乾燥し、10μm厚の接着剤
層(接着剤層109)を形成した。これまでの工程によ
り、ビルドアップ層(接続層110)を得た。一方、上
述の工程と同様に、電解ニッケル/金めっきにより圧延
銅板上にレジスト金属層(レジスト金属層118b)を
形成し、さらに電解銅めっきにより配線パターンを形成
し、ランド(被接合部112)を有する被接続層(被接
続層111)を得た。次に、上述の工程により得られた
ビルドアップ層と被接続層に予め形成されている位置決
めマークを、画像認識装置により読み取り、両者を位置
合わせし、100℃の温度で仮圧着した。これを、プレ
スにより220℃の温度で加熱加圧して、銅ポストが、
接着剤層を貫通してランドと半田接合し、接着剤層によ
り被接続層にビルドアップ層を接着した。次に、アンモ
ニア系エッチング液を用いて、ビルドアップ層の圧延銅
板をエッチングして除去し、さらに半田・ニッケル剥離
剤(三菱ガス化学製・Pewtax)を用いてニッケル
をエッチングして除去した。さらに、上述の工程を繰返
し、ビルドアップ層をもう1層積層した。ただし、最外
層(最外層117a、117b)を形成する際のレジス
ト金属層(レジスト金属層118a、118b)をニッ
ケル/金の2層構成とした。続いて、半導体チップを搭
載する側の圧延銅板をエッチングすることにより金属枠
(金属枠120a)を形成し、電解金めっきにより金皮
膜(めっき皮膜121a)を形成して、多層配線板(多
層配線板113a)の最外層にスティフナ(スティフナ
122a)を形成した。最後に、被接続層側の圧延銅板
をエッチングすることにより全面除去した後、ソルダー
レジスト(ソルダーレジスト115)を形成した。以上
の工程により、スティフナを有し、絶縁層が補強繊維未
充填の樹脂からなる多層配線板を得ることができた。
【0038】
【発明の効果】本発明により得られる多層配線板は、ス
ティフナを有するため、絶縁層が補強繊維未充填の樹脂
からなる場合でも、リジッド性を有するため、ハンドリ
ング性を確保することができ、さらには、絶縁特性を大
幅に向上させることができる。また、接地配線パターン
を金属枠に導通接続することにより、半導体デバイスの
放熱特性を大幅に向上することができ、さらには、半導
体デバイスからの不要輻射を防止することができ、高速
動作に対応できる多層配線板を製造することができる。
ティフナを有するため、絶縁層が補強繊維未充填の樹脂
からなる場合でも、リジッド性を有するため、ハンドリ
ング性を確保することができ、さらには、絶縁特性を大
幅に向上させることができる。また、接地配線パターン
を金属枠に導通接続することにより、半導体デバイスの
放熱特性を大幅に向上することができ、さらには、半導
体デバイスからの不要輻射を防止することができ、高速
動作に対応できる多層配線板を製造することができる。
【図1】 本発明の実施形態による多層配線板の製造方
法の一例を示す断面図である。
法の一例を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施形態による多層配線板の製造方
法の一例を示す断面図である(図1の続き)。
法の一例を示す断面図である(図1の続き)。
【図3】 本発明の実施形態による多層配線板の製造方
法の一例を示す断面図である(図2の続き)。
法の一例を示す断面図である(図2の続き)。
【図4】 本発明の実施形態による多層配線板の製造方
法の一例を示す断面図である(図3の続き)。
法の一例を示す断面図である(図3の続き)。
【図5】 本発明の実施形態による多層配線板の製造方
法の他の一例を示す断面図である。
法の他の一例を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施形態による多層配線板を使用し
て製造した半導体デバイスの一例を示す断面図である。
て製造した半導体デバイスの一例を示す断面図である。
101,101a,101b 金属層
102 めっきレジスト
103,118a,118b レジスト金属層
104 配線パターン
105 絶縁層
106 ビア
107 導体ポスト
108 接合用金属材料層
109 接着剤層
110 接続層
111 被接続層
112 被接合部
113a,113b 多層配線板
114a,114b パッド
115 ソルダーレジスト
117a,117b 最外層
120a,120b 金属枠
121a,121b めっき皮膜
122a,122b スティフナ
201 半導体デバイス
202 半導体チップ
203 バンプ
204 アンダーフィル
205 半田ボール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H05K 3/46 H01L 23/12 N
Fターム(参考) 5E338 AA03 AA16 BB03 BB19 BB63
BB72 CC01 CC04 CC06 CD11
EE02 EE13 EE26
5E346 AA01 AA11 AA12 AA15 AA43
AA60 BB02 BB03 BB04 BB06
CC08 CC32 CC54 DD03 DD24
EE31 FF14 FF35 FF36 GG15
GG17 GG22 GG28 HH01 HH11
HH17
Claims (10)
- 【請求項1】 最外層にスティフナを有する多層配線板
であって、スティフナが、最外層の配線パターン形成用
の給電層としての金属層を部分的にエッチングすること
により得られる金属枠と、金属枠表面の少なくとも一部
を覆うめっき被膜または樹脂被膜からなることを特徴と
する多層配線板。 - 【請求項2】 多層配線板が、導体ポストにより層間接
続された請求項1記載の多層配線板。 - 【請求項3】 多層配線板が、補強繊維未充填の樹脂か
らなる絶縁層を有する請求項1または2記載の多層配線
板。 - 【請求項4】 金属枠が、多層配線板の接地配線パター
ンに導通接続された請求項1〜3のいずれかに記載の多
層配線板。 - 【請求項5】 金属層を電解めっき用リードとして、配
線パターンを電解めっきにより形成する工程と、多層配
線板の最外層の配線パターン形成用の給電層としての金
属層を部分的にエッチングして除去することにより、多
層配線板の最外層上に金属枠を形成する工程と、前記金
属枠表面の少なくとも一部にめっき被膜または樹脂被膜
を形成する工程とを含んでなることを特徴とする多層配
線板の製造方法。 - 【請求項6】配線パターン上に絶縁層を形成する工程
と、配線パターンの一部が露出するように絶縁層にビア
を形成する工程と、金属層を電解めっき用リードとし
て、導体ポストを電解めっきにより形成する工程とを含
む請求項5記載の多層配線板の製造方法。 - 【請求項7】接続層と被接続層とを接着剤層を介して接
着する工程と、導体ポストにより層間接続する工程とを
含む請求項5または6記載の多層配線板の製造方法。 - 【請求項8】 絶縁層が、補強繊維未充填の樹脂からな
る請求項6または7記載の多層配線板の製造方法。 - 【請求項9】 金属枠が、多層配線板の接地配線パター
ンに導通接続される請求項5〜8のいずれかに記載の多
層配線板の製造方法。 - 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかに記載の多層
配線板の製造方法により、得られることを特徴とする多
層配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001833A JP2003204011A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 多層配線板および多層配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001833A JP2003204011A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 多層配線板および多層配線板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003204011A true JP2003204011A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27641859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002001833A Pending JP2003204011A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 多層配線板および多層配線板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003204011A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010243770A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Nitto Denko Corp | 光電気混載モジュールの製造方法およびそれによって得られた光電気混載モジュール |
US8017436B1 (en) * | 2007-12-10 | 2011-09-13 | Amkor Technology, Inc. | Thin substrate fabrication method and structure |
JP5195422B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2013-05-08 | 日本電気株式会社 | 配線基板、実装基板及び電子装置 |
JPWO2012169162A1 (ja) * | 2011-06-06 | 2015-02-23 | 住友ベークライト株式会社 | 補強部材、半導体パッケージ、半導体装置、半導体パッケージの製造方法 |
-
2002
- 2002-01-08 JP JP2002001833A patent/JP2003204011A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5195422B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2013-05-08 | 日本電気株式会社 | 配線基板、実装基板及び電子装置 |
US8017436B1 (en) * | 2007-12-10 | 2011-09-13 | Amkor Technology, Inc. | Thin substrate fabrication method and structure |
JP2010243770A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Nitto Denko Corp | 光電気混載モジュールの製造方法およびそれによって得られた光電気混載モジュール |
JPWO2012169162A1 (ja) * | 2011-06-06 | 2015-02-23 | 住友ベークライト株式会社 | 補強部材、半導体パッケージ、半導体装置、半導体パッケージの製造方法 |
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