JP2003202708A - 電子写真トナー用電荷調整剤 - Google Patents
電子写真トナー用電荷調整剤Info
- Publication number
- JP2003202708A JP2003202708A JP2002001765A JP2002001765A JP2003202708A JP 2003202708 A JP2003202708 A JP 2003202708A JP 2002001765 A JP2002001765 A JP 2002001765A JP 2002001765 A JP2002001765 A JP 2002001765A JP 2003202708 A JP2003202708 A JP 2003202708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charge control
- control agent
- toner
- charge
- agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】トナーに良好な帯電性、特に帯電立ち上がり性
を付与し得る電荷調整剤及び該電荷調整剤を含有してな
る電子写真用トナーを提供すること。 【解決手段】層状構造を有する粘土鉱物の層間に、陽イ
オン性界面活性剤がインターカレーションされてなる層
間化合物からなる電子写真トナー用電荷調整剤、結着樹
脂、離型剤及び電荷調整剤を含有してなる電子写真用ト
ナーであって、該電荷調整剤が前記電子写真トナー用電
荷調整剤である電子写真用トナー。
を付与し得る電荷調整剤及び該電荷調整剤を含有してな
る電子写真用トナーを提供すること。 【解決手段】層状構造を有する粘土鉱物の層間に、陽イ
オン性界面活性剤がインターカレーションされてなる層
間化合物からなる電子写真トナー用電荷調整剤、結着樹
脂、離型剤及び電荷調整剤を含有してなる電子写真用ト
ナーであって、該電荷調整剤が前記電子写真トナー用電
荷調整剤である電子写真用トナー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に
用いられる電子写真用トナーのための電荷調整剤及び該
電荷調整剤を含有した電子写真用トナーに関する。
記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に
用いられる電子写真用トナーのための電荷調整剤及び該
電荷調整剤を含有した電子写真用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタの高性能化、特にフルカ
ラープリンタにおいては、高速化、高寿命化、高画質化
等が進んでおり、それに伴ってトナーへの要求性能も高
くなっている。特に、プリンタの高速化に対しては、ト
ナーの帯電立ち上がり性、均一性が重視され、それらの
改良策として、主に電荷調整剤の検討がなされている。
ラープリンタにおいては、高速化、高寿命化、高画質化
等が進んでおり、それに伴ってトナーへの要求性能も高
くなっている。特に、プリンタの高速化に対しては、ト
ナーの帯電立ち上がり性、均一性が重視され、それらの
改良策として、主に電荷調整剤の検討がなされている。
【0003】例えば、特開昭62−63941号公報、
特開平7−152207号公報、特開平9−22149
号公報等では、ホウ素系化合物、カリックスアレン、サ
リチル酸系化合物等を使用する方法が提案されている。
また、陽イオン性界面活性剤を電荷調整剤として使用す
る方法も知られている(特開平2−288848号公
報)。しかしながら、これらの電荷調整剤を使用して
も、帯電の立ち上がり性が不十分で、プリンタ起動時の
ベタ追従不良が発生することがある。
特開平7−152207号公報、特開平9−22149
号公報等では、ホウ素系化合物、カリックスアレン、サ
リチル酸系化合物等を使用する方法が提案されている。
また、陽イオン性界面活性剤を電荷調整剤として使用す
る方法も知られている(特開平2−288848号公
報)。しかしながら、これらの電荷調整剤を使用して
も、帯電の立ち上がり性が不十分で、プリンタ起動時の
ベタ追従不良が発生することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、トナーに良
好な帯電性、特に帯電立ち上がり性を付与し得る電荷調
整剤及び該電荷調整剤を含有してなる電子写真用トナー
を提供することを目的とする。
好な帯電性、特に帯電立ち上がり性を付与し得る電荷調
整剤及び該電荷調整剤を含有してなる電子写真用トナー
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 層状
構造を有する粘土鉱物の層間に、陽イオン性界面活性剤
がインターカレーションされてなる層間化合物からなる
電子写真トナー用電荷調整剤、並びに(2) 結着樹
脂、離型剤及び電荷調整剤を含有してなる電子写真用ト
ナーであって、前記電荷調整剤が請求項1〜3いずれか
記載の電荷調整剤である電子写真用トナーに関する。
構造を有する粘土鉱物の層間に、陽イオン性界面活性剤
がインターカレーションされてなる層間化合物からなる
電子写真トナー用電荷調整剤、並びに(2) 結着樹
脂、離型剤及び電荷調整剤を含有してなる電子写真用ト
ナーであって、前記電荷調整剤が請求項1〜3いずれか
記載の電荷調整剤である電子写真用トナーに関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、層状構造を有する粘土
鉱物に陽イオン性界面活性剤がインターカレーションさ
れた層間化合物が、電荷調整剤として、トナーに良好な
立ち上がり性を付与し得ることを見出した点に特徴を有
する。前記層間化合物によりトナーの帯電立ち上がり性
が改善される機構の詳細は不明なるも、例えば 陽イオン性界面活性剤が粘土鉱物の層間に整列する
ため、帯電がより効果的に行われる、 前記層間化合物が、水に不溶となるほど疎水性であ
り、摩擦によって高い帯電性を示す、 粘土鉱物に有機物をインターカレーションすること
により、樹脂中での分散性が良好となる等の相乗効果で
はないかと推定される。
鉱物に陽イオン性界面活性剤がインターカレーションさ
れた層間化合物が、電荷調整剤として、トナーに良好な
立ち上がり性を付与し得ることを見出した点に特徴を有
する。前記層間化合物によりトナーの帯電立ち上がり性
が改善される機構の詳細は不明なるも、例えば 陽イオン性界面活性剤が粘土鉱物の層間に整列する
ため、帯電がより効果的に行われる、 前記層間化合物が、水に不溶となるほど疎水性であ
り、摩擦によって高い帯電性を示す、 粘土鉱物に有機物をインターカレーションすること
により、樹脂中での分散性が良好となる等の相乗効果で
はないかと推定される。
【0007】本発明における層状構造を有する粘土鉱物
としては、ケイ酸塩系、酸化物系、金属リンカルゴン
系、リン酸ジルコニウム系等の粘土鉱物が挙げられる
が、好ましくはケイ酸塩系粘土鉱物である。ケイ酸塩系
粘土鉱物としては、式(A): (X,Y)2-3 Z4 O10(OH)2 ・mH2 O・(Wn ) (A) (式中、XはAl、Fe(III) 、Mn(III) 又はCr(I
II)、YはMg、Fe(II) 、Mn(II) 、Ni、Zn
又はLi、ZはSi、Al、WはK、Na又はCa、n
は0〜1の数、好ましくは1/3、H2 Oは層間水であ
る)で表される粘土鉱物が好ましく、なかでも2:1型
の層状構造を有する含水ケイ酸アルミニウム系の粘土鉱
物がより好ましい。式(A)で表される粘土鉱物として
は、モンモリロナイト、サボナイト、ヘクトライト、バ
ーミキュライト、バイデライト等の天然の粘土鉱物が挙
げられ、本発明では、良好な帯電立ち上がり性が得られ
る観点から、モンモリロナイトが好ましい。また、本発
明では、これらと同様の構造を有する合成粘土鉱物であ
ってもよく、式(A)における(OH) 2 の部分がF等
のハロゲン原子で置換されたものや、四珪素マイカ、デ
ニオライト等の合成雲母であってもよい。
としては、ケイ酸塩系、酸化物系、金属リンカルゴン
系、リン酸ジルコニウム系等の粘土鉱物が挙げられる
が、好ましくはケイ酸塩系粘土鉱物である。ケイ酸塩系
粘土鉱物としては、式(A): (X,Y)2-3 Z4 O10(OH)2 ・mH2 O・(Wn ) (A) (式中、XはAl、Fe(III) 、Mn(III) 又はCr(I
II)、YはMg、Fe(II) 、Mn(II) 、Ni、Zn
又はLi、ZはSi、Al、WはK、Na又はCa、n
は0〜1の数、好ましくは1/3、H2 Oは層間水であ
る)で表される粘土鉱物が好ましく、なかでも2:1型
の層状構造を有する含水ケイ酸アルミニウム系の粘土鉱
物がより好ましい。式(A)で表される粘土鉱物として
は、モンモリロナイト、サボナイト、ヘクトライト、バ
ーミキュライト、バイデライト等の天然の粘土鉱物が挙
げられ、本発明では、良好な帯電立ち上がり性が得られ
る観点から、モンモリロナイトが好ましい。また、本発
明では、これらと同様の構造を有する合成粘土鉱物であ
ってもよく、式(A)における(OH) 2 の部分がF等
のハロゲン原子で置換されたものや、四珪素マイカ、デ
ニオライト等の合成雲母であってもよい。
【0008】本発明における陽イオン性界面活性剤とし
ては、4級アンモニウム塩、アミン塩等が挙げられ、こ
れらの中では、良好な帯電立ち上がり性が得られる観点
から、4級アンモニウム塩が好ましい。
ては、4級アンモニウム塩、アミン塩等が挙げられ、こ
れらの中では、良好な帯電立ち上がり性が得られる観点
から、4級アンモニウム塩が好ましい。
【0009】4級アンモニウム塩としては、式(I):
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R1 〜R4 は、同一又は異なって
いてもよく、少なくとも総炭素数1〜30のアルキル
基、総炭素数7〜30のアルキルフェニル基又は総炭素
数7〜30のアラルキル基、X- はアニオンを示す。な
お、R1 〜R4 は水酸基、ハロゲン原子等の置換基を有
していてもよいが、好ましくは無置換である。)で表さ
れる化合物が好ましい。
いてもよく、少なくとも総炭素数1〜30のアルキル
基、総炭素数7〜30のアルキルフェニル基又は総炭素
数7〜30のアラルキル基、X- はアニオンを示す。な
お、R1 〜R4 は水酸基、ハロゲン原子等の置換基を有
していてもよいが、好ましくは無置換である。)で表さ
れる化合物が好ましい。
【0012】本発明では、帯電特性をより安定させるこ
とができる点から、好ましくはR1〜R4 の少なくとも
1個、好ましくは2個が総炭素数10〜20のアルキル
基であり、さらに、残りの基が総炭素数1〜3、好まし
くは炭素数1のアルキル基であるのがより好ましい。X
- としては、塩素イオン、臭素イオン等のハロゲンイオ
ン、トルエンスルホン酸イオン、ヒドロキシナフタレン
スルホン酸イオン等の芳香族スルホン酸イオン、芳香族
カルボン酸イオン、モリブデン酸イオン、タングステン
酸イオン、ヒドロキシイオン等のアニオンが好ましく、
ハロゲンイオン、ハロゲン芳香族スルホン酸イオン、芳
香族カルボン酸イオン及びモリブデン酸イオンがより好
ましく、ハロゲンイオンが特に好ましい。
とができる点から、好ましくはR1〜R4 の少なくとも
1個、好ましくは2個が総炭素数10〜20のアルキル
基であり、さらに、残りの基が総炭素数1〜3、好まし
くは炭素数1のアルキル基であるのがより好ましい。X
- としては、塩素イオン、臭素イオン等のハロゲンイオ
ン、トルエンスルホン酸イオン、ヒドロキシナフタレン
スルホン酸イオン等の芳香族スルホン酸イオン、芳香族
カルボン酸イオン、モリブデン酸イオン、タングステン
酸イオン、ヒドロキシイオン等のアニオンが好ましく、
ハロゲンイオン、ハロゲン芳香族スルホン酸イオン、芳
香族カルボン酸イオン及びモリブデン酸イオンがより好
ましく、ハロゲンイオンが特に好ましい。
【0013】式(I)で表される化合物を含有した市販
品としては「コータミンD86P」(花王社製)、「T
P−415」(保土谷化学工業社製)、「COPY C
HARGE PSY」(クラリアントジャパン社製)、
「ボントロンP−51」(オリエント化学工業社製)等
が挙げられる。
品としては「コータミンD86P」(花王社製)、「T
P−415」(保土谷化学工業社製)、「COPY C
HARGE PSY」(クラリアントジャパン社製)、
「ボントロンP−51」(オリエント化学工業社製)等
が挙げられる。
【0014】本発明の層間化合物は、例えば、水等によ
り適当な濃度に希釈した粘土鉱物と、水等により希釈す
るか、加温するかして、適度な粘性に調整した陽イオン
性界面活性剤とを混合し、十分に攪拌又は混練すること
により得られる。
り適当な濃度に希釈した粘土鉱物と、水等により希釈す
るか、加温するかして、適度な粘性に調整した陽イオン
性界面活性剤とを混合し、十分に攪拌又は混練すること
により得られる。
【0015】粘土鉱物と陽イオン性界面活性剤の混合比
(粘土鉱物/陽イオン性界面活性剤)は、固形分比で、
50/50〜90/10が好ましく、60/40〜80
/20がより好ましい。
(粘土鉱物/陽イオン性界面活性剤)は、固形分比で、
50/50〜90/10が好ましく、60/40〜80
/20がより好ましい。
【0016】粘土鉱物と陽イオン性界面活性剤の攪拌
は、ディスパー等を用いて通常の方法で行うことができ
る。
は、ディスパー等を用いて通常の方法で行うことができ
る。
【0017】さらに、本発明においては、本発明の電荷
調整剤に加えて、さらに結着樹脂及び離型剤を含有した
電子写真用トナーを提供する。
調整剤に加えて、さらに結着樹脂及び離型剤を含有した
電子写真用トナーを提供する。
【0018】本発明における結着樹脂としては、ポリエ
ステル、スチレン−アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
カーボネート、ポリウレタン及びそれらの複合物等が挙
げられるが、これらの中では、ポリエステルを主成分と
して含有しているのが好ましい。ポリエステルの含有量
は、結着樹脂中、好ましくは50〜100重量%、より
好ましくは90〜100重量%、特に好ましくは100
重量%である。
ステル、スチレン−アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
カーボネート、ポリウレタン及びそれらの複合物等が挙
げられるが、これらの中では、ポリエステルを主成分と
して含有しているのが好ましい。ポリエステルの含有量
は、結着樹脂中、好ましくは50〜100重量%、より
好ましくは90〜100重量%、特に好ましくは100
重量%である。
【0019】ポリエステルは、2価以上の多価アルコー
ルからなるアルコール成分と2価以上の多価カルボン酸
化合物からなるカルボン酸成分とが原料モノマーとして
用いられる。
ルからなるアルコール成分と2価以上の多価カルボン酸
化合物からなるカルボン酸成分とが原料モノマーとして
用いられる。
【0020】2価の多価アルコールとしては、式(I
I):
I):
【0021】
【化3】
【0022】(式中、R5 及びR6 は水素原子又はメチ
ル基、x及びyは正の数を示し、xとyの和は1〜1
6、好ましくは1.5〜5.0である)で表される化合
物、例えばポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシ
エチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン等のビスフェノールAのアルキレン
(炭素数2〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜1
6)付加物等;エチレングリコール、1,2 −プロピレン
グリコール、1,4 −ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA
等が挙げられる。
ル基、x及びyは正の数を示し、xとyの和は1〜1
6、好ましくは1.5〜5.0である)で表される化合
物、例えばポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシ
エチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン等のビスフェノールAのアルキレン
(炭素数2〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜1
6)付加物等;エチレングリコール、1,2 −プロピレン
グリコール、1,4 −ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA
等が挙げられる。
【0023】3価以上の多価アルコールとしては、例え
ばソルビトール、ペンタエリスリトール、グリセロー
ル、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
ばソルビトール、ペンタエリスリトール、グリセロー
ル、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
【0024】なお、アルコール成分の主成分は、保存性
及び帯電性の観点から、式(II)で表される化合物が好
ましく、その含有量は、アルコール成分中、50モル%
以上が好ましく、70〜100モル%がより好ましく、
100モル%が特に好ましい。
及び帯電性の観点から、式(II)で表される化合物が好
ましく、その含有量は、アルコール成分中、50モル%
以上が好ましく、70〜100モル%がより好ましく、
100モル%が特に好ましい。
【0025】2価のカルボン酸化合物としては、フタル
酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸、セバシン酸、フマル酸、マレイン酸、アジピン酸、
アゼライン酸、ドデセニルコハク酸、ドデシルコハク酸
等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
等の脂環式ジカルボン酸、及びこれらの酸の無水物、ア
ルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。
酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸、セバシン酸、フマル酸、マレイン酸、アジピン酸、
アゼライン酸、ドデセニルコハク酸、ドデシルコハク酸
等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
等の脂環式ジカルボン酸、及びこれらの酸の無水物、ア
ルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。
【0026】3価以上の多価カルボン酸化合物として
は、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリッ
ト酸)、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、ピロ
メリット酸等の芳香族カルボン酸、及びこれらの酸無水
物、アルキル(炭素数1〜3)エステル等の誘導体が挙
げられる。
は、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリッ
ト酸)、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、ピロ
メリット酸等の芳香族カルボン酸、及びこれらの酸無水
物、アルキル(炭素数1〜3)エステル等の誘導体が挙
げられる。
【0027】ポリエステルは、アルコール成分とカルボ
ン酸成分とを、不活性ガス雰囲気中にて180〜250
℃の温度で、必要に応じてエステル化触媒等の存在下で
縮重合することにより製造することができる。
ン酸成分とを、不活性ガス雰囲気中にて180〜250
℃の温度で、必要に応じてエステル化触媒等の存在下で
縮重合することにより製造することができる。
【0028】ポリエステルの軟化点は、90〜170℃
が好ましく、95〜150℃がより好ましい。また、ガ
ラス転移点は、50〜130℃が好ましく、50〜80
℃がより好ましい。
が好ましく、95〜150℃がより好ましい。また、ガ
ラス転移点は、50〜130℃が好ましく、50〜80
℃がより好ましい。
【0029】なお、ポリエステルは、ハイブリッド樹脂
におけるポリエステル成分として含有されていてもよ
い。なお、ハイブリッド樹脂とは、ポリエステル成分と
付加重合系樹脂成分とが部分的に化学結合した樹脂をい
い、2種以上の樹脂を原料として得られたものであって
も、1種の樹脂と他種の樹脂の原料モノマーから得られ
たものであっても、さらに2種以上の樹脂の原料モノマ
ーの混合物から得られたものであってもよいが、効率よ
くハイブリッド樹脂を得るためには、2種以上の樹脂の
原料モノマーの混合物から得られたものが好ましい。
におけるポリエステル成分として含有されていてもよ
い。なお、ハイブリッド樹脂とは、ポリエステル成分と
付加重合系樹脂成分とが部分的に化学結合した樹脂をい
い、2種以上の樹脂を原料として得られたものであって
も、1種の樹脂と他種の樹脂の原料モノマーから得られ
たものであっても、さらに2種以上の樹脂の原料モノマ
ーの混合物から得られたものであってもよいが、効率よ
くハイブリッド樹脂を得るためには、2種以上の樹脂の
原料モノマーの混合物から得られたものが好ましい。
【0030】本発明の電荷調整剤の含有量は、トナー
中、0.1〜10重量%が好ましく、0.3〜3重量%
がより好ましい。なお、電荷調整剤としては、本発明の
電荷調整剤に加えて、従来よりトナー用として公知の電
荷調整剤が本発明の効果を妨げない範囲で適宜併用され
ていてもよい。
中、0.1〜10重量%が好ましく、0.3〜3重量%
がより好ましい。なお、電荷調整剤としては、本発明の
電荷調整剤に加えて、従来よりトナー用として公知の電
荷調整剤が本発明の効果を妨げない範囲で適宜併用され
ていてもよい。
【0031】着色剤としては、トナー用着色剤として用
いられている染料、顔料等のすべてを使用することがで
き、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、パーマ
ネントブラウンFG、ブリリアントファーストスカーレッ
ト、ピグメントグリーンB、ローダミン−Bベース、ソ
ルベントレッド49、ソルベントレッド146 、ソルベント
ブルー35、キナクリドン、カーミン6B、ジスアゾエロ
ー等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合し
て用いることができ、本発明において、トナーは黒トナ
ー、カラートナー、フルカラートナーのいずれであって
もよい。着色剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対
して、1〜40重量部が好ましく、3〜10重量部がよ
り好ましい。
いられている染料、顔料等のすべてを使用することがで
き、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、パーマ
ネントブラウンFG、ブリリアントファーストスカーレッ
ト、ピグメントグリーンB、ローダミン−Bベース、ソ
ルベントレッド49、ソルベントレッド146 、ソルベント
ブルー35、キナクリドン、カーミン6B、ジスアゾエロ
ー等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合し
て用いることができ、本発明において、トナーは黒トナ
ー、カラートナー、フルカラートナーのいずれであって
もよい。着色剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対
して、1〜40重量部が好ましく、3〜10重量部がよ
り好ましい。
【0032】さらに、本発明のトナーには、離型剤、流
動性向上剤、導電性調整剤、体質顔料、繊維状物質等の
補強充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、クリーニング性
向上剤等の添加剤が適宜配合されていてもよい。
動性向上剤、導電性調整剤、体質顔料、繊維状物質等の
補強充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、クリーニング性
向上剤等の添加剤が適宜配合されていてもよい。
【0033】離型剤としては、カルナウバワックス、ラ
イスワックス等の天然エステル系ワックス、ポリプロピ
レンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャート
ロプッシュ等の合成ワックス、モンタンワックス等の石
炭系ワックス、アルコール系ワックス等のワックスが挙
げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して含有
されていてもよい。
イスワックス等の天然エステル系ワックス、ポリプロピ
レンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャート
ロプッシュ等の合成ワックス、モンタンワックス等の石
炭系ワックス、アルコール系ワックス等のワックスが挙
げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して含有
されていてもよい。
【0034】本発明のトナーは、混練粉砕法、乳化転相
法等の従来より公知のいずれの方法により得られるトナ
ーであってもよいが、生産性の点から、混練粉砕法によ
る粉砕トナーが好ましい。混練粉砕法による粉砕トナー
の場合、結着樹脂、着色剤、電荷調整剤等をボールミル
等の混合機で均一に混合した後、密閉式ニーダー又は1
軸もしくは2軸の押出機等で溶融混練し、冷却、粉砕、
分級して製造することができ、乳化転相法では、結着樹
脂、着色剤、電荷調整剤等を有機溶剤に溶解又は分散
後、水を添加する等によりエマルジョン化し、次いで分
離、分級して製造することができる。トナーの体積平均
粒子径は、3〜15μmが好ましい。トナーの表面に
は、さらに、流動性向上剤等の外添剤が添加されていて
もよい。
法等の従来より公知のいずれの方法により得られるトナ
ーであってもよいが、生産性の点から、混練粉砕法によ
る粉砕トナーが好ましい。混練粉砕法による粉砕トナー
の場合、結着樹脂、着色剤、電荷調整剤等をボールミル
等の混合機で均一に混合した後、密閉式ニーダー又は1
軸もしくは2軸の押出機等で溶融混練し、冷却、粉砕、
分級して製造することができ、乳化転相法では、結着樹
脂、着色剤、電荷調整剤等を有機溶剤に溶解又は分散
後、水を添加する等によりエマルジョン化し、次いで分
離、分級して製造することができる。トナーの体積平均
粒子径は、3〜15μmが好ましい。トナーの表面に
は、さらに、流動性向上剤等の外添剤が添加されていて
もよい。
【0035】外添剤としては、シリカ、アルミナ、チタ
ニア、ジルコニア、酸化錫、酸化亜鉛等の無機微粒子が
挙げられ、これらの中では、埋め込み防止の観点から、
比重の小さいシリカが好ましい。
ニア、ジルコニア、酸化錫、酸化亜鉛等の無機微粒子が
挙げられ、これらの中では、埋め込み防止の観点から、
比重の小さいシリカが好ましい。
【0036】シリカは、環境安定性の観点から、疎水化
処理された疎水性シリカであるのが好ましい。疎水化の
方法は特に限定されず、疎水化処理剤としては、ヘキサ
メチルジシラザン、ジメチルジクロロシラン、シリコー
ンオイル、メチルトリエトキシシラン等が挙げられる
が、これらの中ではヘキサメチルジシラザンが好まし
い。疎水化処理剤の処理量は、無機微粒子の表面積当た
り1〜7mg/m2 が好ましい。
処理された疎水性シリカであるのが好ましい。疎水化の
方法は特に限定されず、疎水化処理剤としては、ヘキサ
メチルジシラザン、ジメチルジクロロシラン、シリコー
ンオイル、メチルトリエトキシシラン等が挙げられる
が、これらの中ではヘキサメチルジシラザンが好まし
い。疎水化処理剤の処理量は、無機微粒子の表面積当た
り1〜7mg/m2 が好ましい。
【0037】外添剤の平均粒径は、帯電性及び感光体へ
の傷防止の観点から、3〜300nmが好ましく、5〜
100nmがより好ましい。
の傷防止の観点から、3〜300nmが好ましく、5〜
100nmがより好ましい。
【0038】通常、平均粒径が5〜20nmの小粒径外
添剤は、帯電性や流動性に優れるものの埋め込みが生じ
易く、平均粒径25〜100nmである大粒径外添剤
は、埋め込み防止に優れるものの、流動性の悪化や感光
体の傷の原因となりやすい。従って、流動性、帯電性、
耐久性の観点から、両者を併用して使用するのがこの好
ましい。
添剤は、帯電性や流動性に優れるものの埋め込みが生じ
易く、平均粒径25〜100nmである大粒径外添剤
は、埋め込み防止に優れるものの、流動性の悪化や感光
体の傷の原因となりやすい。従って、流動性、帯電性、
耐久性の観点から、両者を併用して使用するのがこの好
ましい。
【0039】小粒径外添剤の平均粒径は、好ましくは5
〜20nm、より好ましくは10〜20nmであり、大
粒径外添剤の平均粒径は、好ましくは25〜100n
m、より好ましくは30〜50nmの外添剤である。
〜20nm、より好ましくは10〜20nmであり、大
粒径外添剤の平均粒径は、好ましくは25〜100n
m、より好ましくは30〜50nmの外添剤である。
【0040】小粒径外添剤と大粒径外添剤の配合比は、
20/80〜80/20が好ましく、40/60〜50
/50がより好ましい。
20/80〜80/20が好ましく、40/60〜50
/50がより好ましい。
【0041】外添剤の含有量は、外添剤により処理する
前のトナー(未処理トナー)100重量部に対して、
0.01〜10重量部が好ましく、0.1〜5重量部が
より好ましい。
前のトナー(未処理トナー)100重量部に対して、
0.01〜10重量部が好ましく、0.1〜5重量部が
より好ましい。
【0042】本発明の電子写真用トナーは、磁性体微粉
末を含有するときは単独で現像剤として、また磁性体微
粉末を含有しないときは非磁性一成分系現像剤として、
もしくはキャリアと混合して二成分系現像剤として使用
することができるが、特に帯電立ち上がり性が要求され
る非磁性一成分系現像剤として用いることにより、本発
明の効果がより顕著に発揮される。
末を含有するときは単独で現像剤として、また磁性体微
粉末を含有しないときは非磁性一成分系現像剤として、
もしくはキャリアと混合して二成分系現像剤として使用
することができるが、特に帯電立ち上がり性が要求され
る非磁性一成分系現像剤として用いることにより、本発
明の効果がより顕著に発揮される。
【0043】
【実施例】樹脂製造例
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(2.
2モル)8400g、ビスフェノールAのエチレンオキ
サイド付加物(2.2モル)24700g及びテレフタ
ル酸14276gを、窒素雰囲気下、230℃で攪拌
し、ASTM D36−86に従った方法で測定した軟
化点が101℃に達するまで反応させた。得られた樹脂
を樹脂Aとする。
2モル)8400g、ビスフェノールAのエチレンオキ
サイド付加物(2.2モル)24700g及びテレフタ
ル酸14276gを、窒素雰囲気下、230℃で攪拌
し、ASTM D36−86に従った方法で測定した軟
化点が101℃に達するまで反応させた。得られた樹脂
を樹脂Aとする。
【0044】電荷調整剤の製造例
モンモリロナイト150gを水5000gに溶解させた
溶液と、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド
80gを水5000gに溶解させた溶液を混合し、ろ過
により沈殿物を取り出した。沈殿物を洗浄、乾燥し、電
荷調整剤Aを得た。
溶液と、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド
80gを水5000gに溶解させた溶液を混合し、ろ過
により沈殿物を取り出した。沈殿物を洗浄、乾燥し、電
荷調整剤Aを得た。
【0045】実施例1〜4及び比較例1〜4
表1に示す原料を予めヘンシェルミキサーを用いて混合
後、2軸エクストリューダにより溶融混練し、衝突板式
粉砕機、ディスパージョンセパレータを用いて粉砕・分
級を行い、体積平均粒径が8μmの未処理トナーを得
た。
後、2軸エクストリューダにより溶融混練し、衝突板式
粉砕機、ディスパージョンセパレータを用いて粉砕・分
級を行い、体積平均粒径が8μmの未処理トナーを得
た。
【0046】得られた未処理トナー100重量部に、疎
水性シリカ「Si−Y」(日本アエロジル社製、疎水化
処理剤:シリコンオイル、平均粒径:40nm)1.2
重量%と疎水性シリカ「R−972」(日本アエロジル
社製、疎水化処理剤:ジメチルジクロロシラン、平均粒
径:16nm)0.8重量部を添加し、10L容のヘン
シェルミキサーで、3000回転、120秒間攪拌し、
シアントナーを得た。
水性シリカ「Si−Y」(日本アエロジル社製、疎水化
処理剤:シリコンオイル、平均粒径:40nm)1.2
重量%と疎水性シリカ「R−972」(日本アエロジル
社製、疎水化処理剤:ジメチルジクロロシラン、平均粒
径:16nm)0.8重量部を添加し、10L容のヘン
シェルミキサーで、3000回転、120秒間攪拌し、
シアントナーを得た。
【0047】
【表1】
【0048】試験例1〔帯電立ち上がり性の評価〕
トナー3重量部と、磁性キャリヤ「MCT−1A」(パ
ウダーテック社製)97重量部とを、回転式攪拌機にて
攪拌し、60秒間攪拌時の帯電量と、600秒間攪拌時
の帯電量を、それぞれ「q/m−meter」(EPP
ING社製)を用いて測定し、帯電立ち上がり性を評価
した。結果を表2に示す。
ウダーテック社製)97重量部とを、回転式攪拌機にて
攪拌し、60秒間攪拌時の帯電量と、600秒間攪拌時
の帯電量を、それぞれ「q/m−meter」(EPP
ING社製)を用いて測定し、帯電立ち上がり性を評価
した。結果を表2に示す。
【0049】なお、600秒間攪拌時の帯電量は、飽和
帯電量とみなし、絶対値が、20μC/g以上のものを
「○」、20μC/g未満のものは現像性に問題ありと
して「×」として評価した。
帯電量とみなし、絶対値が、20μC/g以上のものを
「○」、20μC/g未満のものは現像性に問題ありと
して「×」として評価した。
【0050】また、60秒間攪拌時の帯電量/飽和帯電
量の値については、1.00に近いほど帯電立ち上がり
性が良好であり、1.0を超える場合は、連続攪拌によ
り帯電量が低下していることを示すことから、以下の評
価基準に従って評価した。
量の値については、1.00に近いほど帯電立ち上がり
性が良好であり、1.0を超える場合は、連続攪拌によ
り帯電量が低下していることを示すことから、以下の評
価基準に従って評価した。
【0051】〔評価基準〕60秒間攪拌時の帯電量/飽
和帯電量の値が、 ○:1.0を超えており、長期使用時における帯電立ち
上がり性がやや低下している。 ◎:0.8以上、1.0以下であり、帯電立ち上がり性
が極めて良好である。 ○:0.6以上、0.8未満であり、帯電立ち上がり性
が良好である。 ×:0.6未満であり、帯電立ち上がり性が不良であ
る。
和帯電量の値が、 ○:1.0を超えており、長期使用時における帯電立ち
上がり性がやや低下している。 ◎:0.8以上、1.0以下であり、帯電立ち上がり性
が極めて良好である。 ○:0.6以上、0.8未満であり、帯電立ち上がり性
が良好である。 ×:0.6未満であり、帯電立ち上がり性が不良であ
る。
【0052】試験例2
非磁性一成分現像装置「magicolor2」(QM
S社製)にトナーを実装し、印字率5%の画像を300
0枚印刷後、翌日ベタ画像を印刷し、以下の評価基準に
従ってベタ追従性を評価した。結果を表2に示す。
S社製)にトナーを実装し、印字率5%の画像を300
0枚印刷後、翌日ベタ画像を印刷し、以下の評価基準に
従ってベタ追従性を評価した。結果を表2に示す。
【0053】〔評価基準〕
○:良好なベタ画像が得られた。
△:ややむらのあるベタ画像が得られた。
×:むらのあるベタ画像が得られた。
【0054】
【表2】
【0055】以上の結果より、実施例のトナーはいずれ
も十分な帯電量を有し、帯電の立ち上がり性にも優れる
ことが分かる。これに対して、電荷調整剤を含有してい
ない比較例1及び本発明の電荷調整剤を含有していない
比較例2のトナーでは、帯電立ち上がり性に欠け、陽イ
オン性界面活性剤がインターカレーションされていない
モンモリロナイトを含有した比較例3のトナーは、帯電
量が十分がでなく、モンモリロナイトにインターカレー
ションされていない陽イオン性界面活性剤のみを含む比
較例4のトナーも帯電立ち上がり性が悪い。
も十分な帯電量を有し、帯電の立ち上がり性にも優れる
ことが分かる。これに対して、電荷調整剤を含有してい
ない比較例1及び本発明の電荷調整剤を含有していない
比較例2のトナーでは、帯電立ち上がり性に欠け、陽イ
オン性界面活性剤がインターカレーションされていない
モンモリロナイトを含有した比較例3のトナーは、帯電
量が十分がでなく、モンモリロナイトにインターカレー
ションされていない陽イオン性界面活性剤のみを含む比
較例4のトナーも帯電立ち上がり性が悪い。
【0056】
【発明の効果】本発明により、トナーに良好な帯電性、
特に帯電立ち上がり性を付与し得る電荷調整剤及び該電
荷調整剤を含有してなり、優れた帯電性を有する電子写
真用トナーを提供することができる。
特に帯電立ち上がり性を付与し得る電荷調整剤及び該電
荷調整剤を含有してなり、優れた帯電性を有する電子写
真用トナーを提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 清水 淳
和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所
内
Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 CA08 CA30 CB20
DA02
Claims (5)
- 【請求項1】 層状構造を有する粘土鉱物の層間に、陽
イオン性界面活性剤がインターカレーションされてなる
層間化合物からなる電子写真トナー用電荷調整剤。 - 【請求項2】 粘土鉱物がケイ酸塩系粘土鉱物である請
求項1記載の電荷調整剤。 - 【請求項3】 陽イオン性界面活性剤が式(I): 【化1】 (式中、R1 〜R4 は、同一又は異なっていてもよく、
少なくとも総炭素数1〜30のアルキル基、総炭素数7
〜30のアルキルフェニル基又は総炭素数7〜30のア
ラルキル基、X- はアニオンを示す)で表される4級ア
ンモニウム塩である請求項1又は2記載の電荷調整剤。 - 【請求項4】 結着樹脂、離型剤及び電荷調整剤を含有
してなる電子写真用トナーであって、前記電荷調整剤が
請求項1〜3いずれか記載の電荷調整剤である電子写真
用トナー。 - 【請求項5】 結着樹脂の主成分がポリエステルである
請求項4記載の電子写真用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001765A JP2003202708A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 電子写真トナー用電荷調整剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001765A JP2003202708A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 電子写真トナー用電荷調整剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003202708A true JP2003202708A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27641814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002001765A Pending JP2003202708A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 電子写真トナー用電荷調整剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003202708A (ja) |
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006267911A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Sharp Corp | 電子写真用イエロートナー |
JP2007011347A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Xerox Corp | 相対湿度感受性改良のためのシリケートクレー粒子を含有するトナー |
WO2007018125A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Kao Corporation | 電子写真用トナー |
EP1835350A1 (en) * | 2006-03-15 | 2007-09-19 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, method of manufacturing the same, image forming apparatus, process cartridge and image forming method |
EP1835354A1 (en) * | 2006-03-17 | 2007-09-19 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, and image forming apparatus and process cartridge using the toner |
EP1835351A1 (en) * | 2006-03-17 | 2007-09-19 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, method of manufacturing the same, image forming apparatus, process cartridge and image forming method |
WO2007105664A1 (en) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, vessel with the toner, developer, image forming apparatus and process cartridge and image forming method |
JP2007256681A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Mitsubishi Chemicals Corp | 静電荷像現像用トナー |
JP2007279685A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-10-25 | Ricoh Co Ltd | トナー、トナーの製造方法、画像形成装置 |
WO2008001702A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Zeon Corporation | Toner de développement d'image électrostatique |
JP2008003579A (ja) * | 2006-05-23 | 2008-01-10 | Ricoh Co Ltd | トナー及びその製造方法、並びに現像剤、プロセスカートリッジ、及び画像形成方法 |
JP2008003397A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP2008020637A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP2008064807A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Ricoh Co Ltd | トナーの製造方法及びトナー |
JP2008065099A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Ricoh Co Ltd | トナー、トナー容器、現像剤、画像形成装置並びにプロセスカートリッジ |
JP2008076452A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Ricoh Co Ltd | トナー定着方法及びトナー定着装置並びに画像形成装置 |
JP2008096992A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法ならびに該トナーを用いた画像形成方法 |
EP1965261A2 (en) | 2007-03-02 | 2008-09-03 | Ricoh Company, Ltd. | Toner for developing electrostatic image, method for producing the toner, image forming method, image forming apparatus and process cartridge using the toner |
EP1970765A2 (en) | 2007-03-16 | 2008-09-17 | RICOH Co., Ltd. | Toner for developing a latent electrostatic image, and image forming method and apparatus using the toner |
JP2008233256A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、トナー入り容器、現像剤、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び該トナーの製造方法 |
JP2008257227A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-10-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
US7524600B2 (en) * | 2005-02-09 | 2009-04-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic toner |
JP2009258727A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Toshiba Corp | 現像剤および画像形成装置 |
US7824834B2 (en) | 2006-09-15 | 2010-11-02 | Ricoh Company Limited | Toner for developing electrostatic image, method for preparing the toner, and image forming method and apparatus using the toner |
US8043778B2 (en) | 2006-09-15 | 2011-10-25 | Ricoh Company Limited | Toner, method for preparing the toner, and image forming apparatus using the toner |
US8247149B2 (en) | 2007-12-03 | 2012-08-21 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic developer carrier, electrophotographic developer, image forming method, process cartridge and image forming apparatus |
US8435709B2 (en) | 2007-03-19 | 2013-05-07 | Ricoh Company, Ltd. | Toner for developing latent electrostatic image, process cartridge and image forming method |
US10324390B2 (en) | 2017-03-08 | 2019-06-18 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, developer, and image forming apparatus |
-
2002
- 2002-01-08 JP JP2002001765A patent/JP2003202708A/ja active Pending
Cited By (41)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7524600B2 (en) * | 2005-02-09 | 2009-04-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic toner |
JP2006267911A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Sharp Corp | 電子写真用イエロートナー |
JP2007011347A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Xerox Corp | 相対湿度感受性改良のためのシリケートクレー粒子を含有するトナー |
US8071268B2 (en) | 2005-08-05 | 2011-12-06 | Kao Corporation | Electrophotographic toner |
JP2007047219A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP4587477B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2010-11-24 | 花王株式会社 | 電子写真用トナー |
WO2007018125A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Kao Corporation | 電子写真用トナー |
US8026031B2 (en) | 2006-03-06 | 2011-09-27 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, vessel with the toner, developer, image forming apparatus and process cartridge and image forming method |
WO2007105664A1 (en) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, vessel with the toner, developer, image forming apparatus and process cartridge and image forming method |
US8124308B2 (en) | 2006-03-06 | 2012-02-28 | Ricoh Company. Ltd. | Toner, vessel with the toner, developer, image forming apparatus and process cartridge and image forming method |
JP2012032829A (ja) * | 2006-03-06 | 2012-02-16 | Ricoh Co Ltd | トナー、現像剤、画像形成装置及び画像形成方法 |
EP1835350A1 (en) * | 2006-03-15 | 2007-09-19 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, method of manufacturing the same, image forming apparatus, process cartridge and image forming method |
JP2007279685A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-10-25 | Ricoh Co Ltd | トナー、トナーの製造方法、画像形成装置 |
US7943280B2 (en) | 2006-03-15 | 2011-05-17 | Ricoh Company, Ltd. | Toner containing a laminar inorganic mineral in which part or all of the ions present between layers are modified by organic ions |
EP1835354A1 (en) * | 2006-03-17 | 2007-09-19 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, and image forming apparatus and process cartridge using the toner |
EP1835351A1 (en) * | 2006-03-17 | 2007-09-19 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, method of manufacturing the same, image forming apparatus, process cartridge and image forming method |
JP2007256681A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Mitsubishi Chemicals Corp | 静電荷像現像用トナー |
JP2008003579A (ja) * | 2006-05-23 | 2008-01-10 | Ricoh Co Ltd | トナー及びその製造方法、並びに現像剤、プロセスカートリッジ、及び画像形成方法 |
JP2008003397A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP4624310B2 (ja) * | 2006-06-23 | 2011-02-02 | 花王株式会社 | 電子写真用トナー |
WO2008001702A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Zeon Corporation | Toner de développement d'image électrostatique |
US8178270B2 (en) | 2006-06-30 | 2012-05-15 | Zeon Corporation | Toner for development of electrostatic image |
EP2037325A1 (en) * | 2006-06-30 | 2009-03-18 | Zeon Corporation | Electrostatic image-developing toner |
EP2037325A4 (en) * | 2006-06-30 | 2012-02-29 | Zeon Corp | TONER FOR THE DEVELOPMENT OF ELECTROSTATIC IMAGES |
JP2008020637A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP2008064807A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Ricoh Co Ltd | トナーの製造方法及びトナー |
JP4660443B2 (ja) * | 2006-09-08 | 2011-03-30 | 株式会社リコー | トナー、トナー容器、現像剤、画像形成装置並びにプロセスカートリッジ |
JP2008065099A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Ricoh Co Ltd | トナー、トナー容器、現像剤、画像形成装置並びにプロセスカートリッジ |
US7824834B2 (en) | 2006-09-15 | 2010-11-02 | Ricoh Company Limited | Toner for developing electrostatic image, method for preparing the toner, and image forming method and apparatus using the toner |
JP2008096992A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法ならびに該トナーを用いた画像形成方法 |
US8043778B2 (en) | 2006-09-15 | 2011-10-25 | Ricoh Company Limited | Toner, method for preparing the toner, and image forming apparatus using the toner |
JP2008076452A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Ricoh Co Ltd | トナー定着方法及びトナー定着装置並びに画像形成装置 |
EP1965261A2 (en) | 2007-03-02 | 2008-09-03 | Ricoh Company, Ltd. | Toner for developing electrostatic image, method for producing the toner, image forming method, image forming apparatus and process cartridge using the toner |
EP1965261A3 (en) * | 2007-03-02 | 2008-09-24 | Ricoh Company, Ltd. | Toner for developing electrostatic image, method for producing the toner, image forming method, image forming apparatus and process cartridge using the toner |
JP2008257227A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-10-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
EP1970765A2 (en) | 2007-03-16 | 2008-09-17 | RICOH Co., Ltd. | Toner for developing a latent electrostatic image, and image forming method and apparatus using the toner |
JP2008233256A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、トナー入り容器、現像剤、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び該トナーの製造方法 |
US8435709B2 (en) | 2007-03-19 | 2013-05-07 | Ricoh Company, Ltd. | Toner for developing latent electrostatic image, process cartridge and image forming method |
US8247149B2 (en) | 2007-12-03 | 2012-08-21 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic developer carrier, electrophotographic developer, image forming method, process cartridge and image forming apparatus |
JP2009258727A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Toshiba Corp | 現像剤および画像形成装置 |
US10324390B2 (en) | 2017-03-08 | 2019-06-18 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, developer, and image forming apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003202708A (ja) | 電子写真トナー用電荷調整剤 | |
JP3073743B2 (ja) | カラ―トナ― | |
JP6214461B2 (ja) | トナー | |
JP2012073304A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP6214460B2 (ja) | トナー | |
JP6035680B2 (ja) | 電子写真画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP4958261B2 (ja) | 非磁性一成分現像用トナー | |
JP2007328043A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4189235B2 (ja) | 非磁性一成分現像用トナー | |
JP3412439B2 (ja) | 非磁性一成分負荷電性カラー現像剤 | |
JP2003231744A (ja) | トナー用ポリエステル製造用触媒 | |
JP3065032B2 (ja) | カラートナー | |
JP3880388B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP3874276B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4433409B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4414121B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2004258145A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2003186250A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP3893072B2 (ja) | トナーの現像方法 | |
JP3956340B2 (ja) | 正帯電トナーおよびその製造方法 | |
JP4624310B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2002304023A (ja) | イエロートナー及び画像形成装置 | |
JP2003057869A (ja) | 負帯電性トナー | |
JP2003345067A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JPH11327213A (ja) | 正帯電性トナーおよびそれを用いた現像剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060515 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060922 |