JP2003296995A - 記録媒体保持装置、記録媒体保持部材の搬送装置及びこの搬送装置を備えた再生装置 - Google Patents
記録媒体保持装置、記録媒体保持部材の搬送装置及びこの搬送装置を備えた再生装置Info
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Abstract
で保持する。 【解決手段】光ディスク2を保持する合成樹脂製のディ
スクトレイ20の移動方向と平行な一方の側縁部に設け
られた第1のガイド溝37の先端側を他の領域より拡幅
して形成し、ディスクトレイ20が装置本体に収納され
た収納位置にあるとき、この拡幅部37aにガイド突部
56を係合させる。これと共に、ディスクトレイ20の
背面側に設けられた第3のガイド溝40には、フレーム
53側の第3のガイド突部63が係合される。これによ
って、ディスクトレイ20は、射出成型時の成型歪み等
によって第1のガイド溝37が湾曲等したときであって
も、収納位置において、水平方向に傾くことなく位置決
め保持される。
Description
媒体単体やディスクカートリッジ等の記録媒体カートリ
ッジを保持しながら記録媒体の読出位置と取出位置とに
亘って移動される記録媒体保持装置、記録媒体保持部材
の搬送装置及びこの搬送装置を備えた再生装置に関す
る。
光ディスクを、データの読み出しを行う読出位置と光デ
ィスクの取り出しを行う取出位置とに亘って移動するた
めにディスクトレイを用いるものがある。このディスク
トレイは、略矩形板状をなすトレイ本体を有し、このト
レイ本体には、略内接する光ディスクと略同径のディス
ク保持部が凹状に形成されている。また、トレイ本体に
は、移動方向の両端部に、上記読出位置と取出位置とに
亘る移動をガイドするガイド溝が直線的に形成されてい
る。トレイ本体の両端部に設けられたガイド溝には、搬
送機構側のガイド突部が係合され、一方のガイド溝側に
は、ラックギヤが形成され、このラックギヤには、搬送
機構側の駆動ギヤが噛合されている。ディスクトレイ
は、駆動モータが駆動されることによって駆動ギヤが回
転され、直線的に形成されたガイド溝に係合されたガイ
ド突部によってガイドされながら読出位置と取出位置と
に亘って直線的に移動される。
に保持された光ディスクの信号記録面を装置本体側に取
り付けられた光ピックアップ装置に臨ませるための光ピ
ックアップ用開口部、装置本体の振動吸収機構の逃げと
なる開口部等が貫通孔で形成されている。
搬送機構により装置本体内に引き込まれた状態にあり、
光ディスクの信号記録面を光ピックアップ用開口部より
光ピックアップ装置に臨ませる。ディスク保持部に保持
されている光ディスクは、ディスク回転駆動機構によっ
てチャッキングされ回転されると共に、光ピックアップ
装置が信号記録面に対して光ビームを照射しこの反射光
を検出することによってデータの読み出しが行われる。
また、ディスクトレイは、光ディスクの取り出し時、装
置本体外に引き出された状態となり、光ディスクの交換
可能な状態になる。
レイは、通常ABS樹脂等の合成樹脂材料を用いて射出
成形により形成されている。ディスクトレイは、射出成
形によって、上述したような凹部のディスク保持部や貫
通孔の開口部が設けられており、複雑な形状を有してい
る。このため、ディスクトレイは、射出成形により形成
する際に、歪み等が発生して、ガイド溝が直線的に形成
されず、変形してしまうことがある。例えば、ディスク
トレイは、幅方向に膨らんだ略樽型の形状に形成され、
ガイド溝が外側に湾曲した形状になってしまう。このよ
うにガイド溝が変形したときには、ディスクトレイは、
読出位置や取出位置において、水平方向の傾きが生じて
しまう。
外筐の一部を構成する蓋体が取り付けられていることが
あり、ディスクトレイを装置本体に収納した読出位置に
あるときにディスクトレイが傾くと、この蓋体が外筐の
他の領域と面一にならず、装置本体の見栄えを悪くする
原因となる。また、ディスクトレイが読出位置において
傾いていると、ディスク保持部に保持した光ディスクの
位置がチャッキング位置に対してずれてしまい、ディス
ク回転駆動機構によって確実に光ディスクをチャッキン
グすることができなくなることもある。
れたものであり、その目的は、記録媒体保持部材を、傾
くことなく正規な状態で保持し、先端部に外筐の一部を
構成する化粧板を取り付けたときにも、外筐と面一をな
し、外観を悪くすることを防止することができる記録媒
体保持装置、この記録媒体保持部材を直線的に搬送する
ことができる搬送装置及びこの搬送装置を備えた再生装
置を提供することにある。
を正規な位置で保持し、記録媒体を確実に記録及び/又
は再生できるようにする記録媒体保持装置、記録媒体保
持部材を直線的に搬送することができる搬送装置及びこ
の搬送装置を備えた再生装置を提供することにある。
持装置は、上述した課題を解決すべく、記録媒体を保持
する記録媒体保持部が設けられた本体部と、記録媒体保
持部に保持した記録媒体に記録されたデータの読み出し
を行う読出位置と記録媒体保持部に保持した記録媒体の
取り出しを行う取出位置とに亘って本体部を直線的に移
動する際に本体部をガイドする本体部の移動方向と平行
な両側に設けられるガイド部とを備える。そして、本体
部とガイド部とは、合成樹脂によって一体的に形成され
ており、ガイド部の何れか一方は、本体部を読出位置と
取出位置とに亘って移動する際に搬送装置側の駆動ギヤ
が噛合されるラックギヤと搬送装置側のガイド突部が係
合されるガイド溝とが、本体部の移動方向に沿って形成
され、ガイド溝は、先端側が他の部分よりも幅広に形成
されている。
課題を解決すべく、記録媒体を保持する記録媒体保持部
が設けられると共に、記録媒体保持部に保持した記録媒
体に記録されたデータの読み出しを行う読出位置と記録
媒体保持部に保持した記録媒体の取り出しを行う取出位
置とに亘って直線的に移動する際のガイド部が移動方向
と平行な両側に設けられる合成樹脂製の記録媒体保持部
材と、記録媒体保持部材の読出位置と取出位置とに亘っ
ての移動をガイドするガイド手段と、記録媒体保持部材
を、読出位置と取出位置とに亘って移動操作する搬送手
段とを備える。そして、記録媒体保持部材の何れか一方
のガイド部は、移動方向に沿って、ラックギヤとガイド
溝とが形成され、ガイド溝は、先端側が他の部分よりも
幅広に形成されており、ガイド手段は、ガイド溝に係合
されるガイド突部を有すると共に、搬送手段は、ラック
ギヤに噛合される駆動ギヤを有し、搬送手段は、駆動ギ
ヤを回転させることによってガイド溝にガイド突部が係
合された記録媒体保持部材を読出位置と取出位置とに亘
って移動操作する。
課題を解決すべく、記録媒体を、該記録媒体に記録され
たデータの読み出しを行う読出位置と該記録媒体の取り
出しを行う取出位置とに亘って移動する搬送装置を備え
る再生装置において、搬送装置は、記録媒体を保持する
記録媒体保持部が設けられると共に、記録媒体保持部に
保持した記録媒体の読出位置と記録媒体保持部に保持し
た記録媒体の取出位置とに亘って直線的に移動する際の
ガイド部が移動方向と平行な両側に設けられる合成樹脂
製の記録媒体保持部材と、記録媒体保持部材の読出位置
と取出位置とに亘っての移動をガイドするガイド手段
と、記録媒体保持部材を、読出位置と取出位置とに亘っ
て移動操作する搬送手段とを有する。そして、記録媒体
保持部材の何れか一方のガイド部は、移動方向に沿っ
て、ラックギヤとガイド溝とが形成され、ガイド溝は、
先端側が他の部分よりも幅広に形成されており、ガイド
手段は、ガイド溝に係合されるガイド突部を有すると共
に、搬送手段は、ラックギヤに噛合される駆動ギヤを有
し、搬送手段は、駆動ギヤを回転させることによってガ
イド溝にガイド突部が係合された記録媒体保持部材を読
出位置と取出位置とに亘って移動操作する。
ク再生装置を図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、本発明を適用したディスク再生装置1は、CD(Co
mpact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)等の
光ディスク2を記録媒体に用いる装置であって、装置本
体を構成する外筐3を有する。この外筐3には、その内
部にベース4が配設され、このベース4には、光ディス
ク2を回転するディスク回転駆動機構5や光ディスク2
に対して光ビームを照射する光ピックアップ装置6等が
配設され、再生部が構成されている。
データに応じたピットパターンが設けられた光透過性の
ディスク基板の一方の面に反射膜、保護膜を積層して形
成してなるものであって、中央部に、ディスク回転駆動
機構5のディスクテーブル8が係合するセンタ孔2aが
設けられている。この光ディスク2は、ディスク基板側
が信号記録面とされ、この信号記録面が光ピックアップ
装置6と対向するようにディスク再生装置1に装着され
る。なお、この光ディスク2は、ピットパターンによっ
て予めデータが記録されている再生専用光ディスクの
他、有機色素材料を記録層に用いる追記型光ディスク、
相変化材料を記録層に用いる書換型光ディスクであって
もよい。
ィスク回転駆動機構5は、光ディスク2を回転するため
の駆動源となるスピンドルモータ7を有し、このスピン
ドルモータ7は、ベース4の下面側略中央部に、駆動軸
をベース4の上面側に突出させるように配設されてい
る。このスピンドルモータ7の駆動軸には、光ディスク
2のセンタ孔2aに係合されるディスクテーブル8が取
り付けられている。また、ディスクテーブル8と対向す
る位置には、図示しないがクランピングプレートが取り
付けられている。光ディスク2を回転するとき、ディス
クテーブル8は、光ディスク2をディスクトレイ20よ
り僅かに持ち上げると共に、クランピングプレートとで
回転可能な状態に挟持する。ディスクテーブル8は、ク
ランピングプレートとで回転可能に狭持した光ディスク
2を、スピンドルモータ7が駆動されることによって、
例えば線速度が一定となるように回転する。
6が配設されている。この光ピックアップ装置6は、光
学系として、光ビームを出射する半導体レーザ、この半
導体レーザより出射された光ビームを集束する対物レン
ズ9、光ディスク2で反射された戻りの光ビームを検出
する光検出器等を備える。半導体レーザより出射された
光ビームは、対物レンズ9により集束され、光ディスク
2の信号記録面に照射される。光ディスク2の信号記録
面で反射された戻りの光ビームは、光検出器により電気
信号に変換され、RFアンプに出力される。
ズ9をフォーカシング方向とトラッキング方向に駆動変
位する対物レンズ駆動機構を備えている。この対物レン
ズ駆動機構は、フォーカシング制御用、トラッキング制
御用として、それぞれベース側に取り付けられたマグネ
ットと対物レンズ9を保持するレンズホルダ側に取り付
けられるコイルとを有する。フォーカシング制御用及び
トラッキング制御用の対物レンズ駆動機構は、マグネッ
トが発生する磁界とコイルに流れる電流の作用によっ
て、対物レンズ9をフォーカシング方向とトラッキング
方向に駆動変位する。このように構成される光ピックア
ップ装置6は、ベース4に設けられた開口部11に配設
されるガイド軸12によって、ディスクテーブル8に支
持された光ディスク2の径方向に移動可能に支持され
る。光ピックアップ装置13は、ベース4に取り付けら
れたモータ13を駆動源とする送り機構によって光ディ
スク2の径方向に送り操作される。
動機構5や光ピックアップ装置6が配設されることによ
って、光ディスク2に記録されたデータの読み出しを行
う再生部が構成される。そして、このディスク再生装置
1では、ディスクトレイ20を用いて光ディスク2の再
生部への搬送が行われる。
図3を参照して説明すると、このディスクトレイ20
は、略矩形の板状体からなるトレイ本体21を有する。
このトレイ本体21には、一方の主面部に、光ディスク
2を保持する略円形の第1の保持部22が内接するよう
に設けられている。この第1のディスク保持部22は、
凹状に形成され、直径を略12cmとなす光ディスク2
を保持する。また、トレイ本体21には、この第1のデ
ィスク保持部22と中心を一致させた第1のディスク保
持部22より小径の第2のディスク保持部23が設けら
れている。第2のディスク保持部23は、第1のディス
ク保持部22の底面より更に下側に凹状に形成され、直
径を略8cmとなす光ディスク2を保持する。
の信号記録面を光ピックアップ装置6に臨ませるための
開口部24が設けられている。開口部24は、トレイ本
体21の幅方向略中央であって背面側から長手方向中央
部に亘って設けられ、第1のディスク保持部22若しく
は第2のディスク保持部23に回転可能に保持された光
ディスク2の信号記録領域を内外周に亘って光ピックア
ップ装置6の対物レンズ9に臨ませるようにしていると
共にセンタ孔2aをディスク回転駆動機構5のディスク
テーブル8に臨ませるようにしている。光ディスク2の
再生時において、ディスク回転駆動機構5を構成するデ
ィスクテーブル8は、この開口部24より進入し、光デ
ィスク2のセンタ孔2aに係合し、また、光ピックアッ
プ装置6は、光ビームを、この開口部24よりディスク
テーブル8により回転されている光ディスク2の信号記
録領域の内外周に亘って照射する。
央領域には、切欠部25,25が設けられている。切欠
部25,25は、第1のディスク保持部22に保持され
た光ディスク2の外周縁の一部を第1のディスク保持部
22の外部に臨ませ、ユーザが光ディスク2の出し入れ
を容易に行うことができるようにしている。また、第1
のディスク保持部22と第2のディスク保持部23との
境界部の前面側には、光ピックアップ装置6の振動防止
機構85,85の逃げ穴26,26が設けられている。
振動防止機構85,85は、光ピックアップ装置6が配
設されるベース4に取り付けられ、外筐3に加わった振
動が光ピックアップ装置6に伝わり、光ピックアップ装
置6がデータの読み取りを正確に行うことができなくな
ることを防止している。光ディスク2の再生時におい
て、ベース4がディスクトレイ20に対して近接したと
き、振動防止機構85,85は、光ディスク2に接触し
ないように第1及び第2のディスク保持部22,23側
に突出しない程度に逃げ穴26,26に係合する。
部を構成する化粧板27を取り付けるための取付片28
が設けられている。化粧板27は、外筐3に設けられた
ディスクトレイ20の挿脱を行うための挿脱口29を閉
塞する蓋体ともなる。化粧板27の裏面には、取付溝3
1が設けられており、化粧板27は、トレイ本体21側
の取付片28が取付溝31に係合されることによって、
トレイ本体21の前面部に取り付けられる。
には、膨出部32とこの膨出部32に連続した開口部3
3とが設けられている。膨出部32と開口部33とは、
ディスクトレイ20が外筐3内に収納されたとき、ベー
ス4に取り付けられた光ピックアップ装置6を光ディス
ク2の径方向に移動操作する送り機構の駆動源となるモ
ータ13の逃げ部を構成する。
1の長手方向両側縁部には、ディスクトレイ20を移動
する際のガイドとなる第1のガイドレール34と第2の
ガイドレール35とが外側に突出して設けられている。
第1のガイドレール34は、トレイ本体21の長手方向
の一方の側縁部に連続して直線状に設けられ、第2のガ
イドレール35は、トレイ本体21の長手方向の他方の
側縁部に連続して直線状に設けられている。
一方の側縁部に設けられた第1のガイドレール34につ
いて説明すると、図3に示すように、トレイ本体21の
裏面の一方の側縁部には、内方に向かって直線状のラッ
クギヤ36が設けられている。このラックギヤ36に
は、ディスクトレイ21を移動操作するための搬送機構
70を構成する駆動ギヤ78が噛合される。ディスクト
レイ20は、駆動ギヤ78が回転することによって、外
筐3の内外に亘って移動操作されることになる。このラ
ックギヤ36の外側には、ガイド機構50側の複数の第
1のガイド片55やガイド突部56,57が係合される
第1のガイド溝37が直線状に設けられている。この第
1のガイド溝37は、複数の第1のガイド片55やガイ
ド突部56,57が係合することで、ディスクトレイ2
0を直線的に外筐3の内外に亘って移動することができ
るようにしている。
うに、先端側を除いて幅がガイド機構50側の第1のガ
イド片55やガイド突部56,57より僅かに幅広な寸
法bとなるように形成され、先端側が寸法bより大きい
寸法aとされ、寸法bの基準幅部37bと寸法aの拡幅
部37aとから構成されている。第1のガイド溝37
は、幅が寸法bから寸法aに切り換わる位置において、
移動方向に緩やかな傾斜となっており、ディスクトレイ
20が移動する際異音が発生しないようになっている。
第1のガイド溝37は、ラックギヤ36側の面、すなわ
ち内側の面38が基準面となっており、拡幅部37aで
は、この内側の面38を基準として、寸法aとなるよう
に幅を広くしている。
成する拡幅部37aの寸法a及び基準幅部37bの寸法
bについて説明すると、図8に示すように、基準幅部3
7bから拡幅部37aに変化を始めるL2部では、常に
ガイド機構50を構成する基端側のガイド突部57が寸
法bの基準幅部37bに係合する条件を満たすようにな
っており、また、拡幅部37aから基準幅部37bに変
化を始めるL1部では、後述する第3のガイド溝40と
第3のガイド突部63とが係合するときに、先端側のガ
イド突部56が寸法aの拡幅部37aの係合する条件を
満たすようになっている。
の合成樹脂を射出成型により成型されるものであって、
一体成型品である。ディスクトレイ20は、第1及び第
2のディスク保持部22,23等の凹部、開口部24,
33等の貫通孔、切欠部25等を設ける必要があり、複
雑な形状をしており、また、ユーザの目に触れる側の面
の見栄えを良くするためシボ加工等を施すために金型の
上型と下型とで温度を変える必要がり、このような要因
で、射出成型時に歪みが発生し、設計寸法と全く同じに
成型することは困難である。例えば、ディスクトレイ2
0は、図4に示すように、射出成型により成型すると、
長手方向の中程で最も幅が広くなる略樽型に成型されて
しまう。これによって、第1のガイド溝37も僅かに外
側に湾曲した反った形状に形成されてしまうことにな
る。そこで、拡幅部37aの寸法aは、基準幅部37a
の寸法bより内側の面38を基準にして、例えば反り量
分dだけ拡幅して形成されている。
他方の側縁部に設けられた第2のガイドレール35につ
いて説明すると、図3に示すように、第2のガイドレー
ル35の裏側には、第2のガイド溝39が設けられてい
る。この第2のガイド溝39も、上記第1のガイド溝3
7と同様に、直線状に設けられている。この第2のガイ
ド溝39は、複数の第2のガイド片61が係合すること
で、上記第1のガイド溝37と共同してディスクトレイ
20を直線的に外筐3の内外に亘って移動することがで
きるようにしている。なお、この第2のガイド溝39
は、第1のガイド溝37異なり一定の幅で形成されてい
る。すなわち、ディスクトレイ20の移動は、第1のガ
イド溝37を基準として行い、第2のガイド溝39は、
トレイ本体21の他端側を支持する補助的なものとなっ
ている。
の中心線Oよりやや第2のガイド溝39側であってトレ
イ本体21の背面側には、光ディスク2のチャッキング
時におけるディスクトレイの位置決めをするための第3
のガイド溝40が設けられている。この第3のガイド溝
40は、外筐3内に収納された状態において、ガイド機
構50側の第3のガイド突部63が係合されことで、光
ディスク2のチャッキング時の位置を正確に位置決めで
きるようになっている。これにより、開口部24より進
入するディスクテーブル8は、確実にセンタ孔2aに係
合し、クランピングプレートと共同して光ディスク2を
回転可能に挟持することができる。
第2のガイド溝39の内側には、再生部が構成されたベ
ース4を回動し、光ディスク2を再生する再生位置とロ
ーディング時に再生部を待避させる待避位置に亘って移
動させるための再生部操作溝41が設けられている。こ
の再生部操作溝41は、ほぼ全体が第2のガイド溝39
と平行に設けられており、トレイ本体21の背面側に第
2のガイド溝39と平行に設けられる第1の直線部41
aと、この第1の直線部41aと連続し内側に折曲した
第1の傾斜部41bと、第1の傾斜部41bと連続し第
1の直線部41aより内側に第2のガイド溝39と平行
に設けられる第2の直線部41cと、第2の直線部41
cと連続しトレイ本体21の前面側において内側に折曲
する第2の傾斜部41dと、この第2の傾斜部41dに
連続し直線部41a,41cに対して垂直な垂直部41
eとからなり、全体が略J字状に形成されている。
は、再生部が構成されたベース4をディスクトレイ20
に対して近接離間する方向に回動操作するためディスク
トレイ20と直交する方向に移動する操作部材91の係
合突起99が係合され、ディスクトレイ20の移動と関
連してベース4を回動し、再生位置と待避位置とに亘っ
て回動できるようになっている。
れ光ディスク2を交換できる位置にあるとき、操作部材
の係合突起99は、第1の直線部41aに係合してお
り、操作部材91は、ベース4を待避位置に保持してい
る。ディスクトレイ20が外筐3内に引き込まれるに連
れて、第1の傾斜部41b、第2の直線部41cに亘っ
て移動する。ディスクトレイ20の引き込み動作時にお
いて、係合突起99は、第2の直線部41cを移動する
ことから、操作部材91は移動することなく、ベース4
も待避位置にある。ディスクトレイ20の引き込み動作
が終了すると、係合突起99は、第2の傾斜部41dか
ら垂直部41eに亘って移動する。これによって、操作
部材91は、ベース4をディスクトレイ20に近接する
方向に移動し、再生位置に保持する。
装置本体を構成する外筐3に対して出し入れする際のガ
イド機構50について、図5乃至図9を参照して説明す
る。ガイド機構50は、図5及び図6に示すように、デ
ィスクトレイ20の第1のガイドレール34に係合され
る第1のガイド部51と第2のガイドレール35に係合
される第2のガイド部52とを有する。第1のガイド部
51と第2のガイド部52は、略矩形のフレーム53に
設けられる。このフレーム53は、外筐3の内部に取り
付けられるものであって、長手方向の2つの第1及び第
2の側壁53a,53bにそれぞれ第1のガイド部51
と第2のガイド部52とが設けられる他に、再生部が構
成されるベース4が取り付けられる。
乃至図8を参照して説明すると、この第1のガイド部5
1は、第1の側壁53aに設けられた第1のガイドレー
ル34を支持する第1の支持片54を有する。この第1
の支持片54は、上面が第1のガイドレール34を支持
する支持面となり、この支持面には、第1のガイド溝3
7に係合する複数の第1のガイド片55が一列に並んで
設けられている。これら第1のガイド片55は、第1の
ガイド溝37に係合できるように、第1のガイド溝37
の基準幅部37bの寸法bよりやや小さい厚みを有する
ように形成されている。また、第1の支持片54の支持
面の前方には、第1のガイド片55の延長線上に、ガイ
ド突部56,57が設けられている。第1のガイド突部
56,57も、第1のガイド溝37の基準幅部37bの
寸法bよりやや小さい厚みを有するように形成されてい
る。
53aの第1の支持片54の上側に、第1のガイドレー
ル34の上側に係合する複数の第1の係合片58が設け
られている。第1のガイドレール34は、第1の支持片
54によって支持され、第1の係合片58が上側から係
合されることによって、上下方向のがたつきが規制さ
れ、第1のガイド溝37に複数の第1のガイド片55と
ガイド突部56,57が係合することによって水平方向
のがたつきが規制された状態で、ディスクトレイ20の
出し入れの方向に移動可能に保持される。
乃至図7を参照して説明すると、この第2のガイド部5
2は、第2の側壁53bに設けられた第2のガイドレー
ル35を支持する第2の支持片59を有する。この第2
の支持片59は、上面が第2のガイドレール35を支持
する支持面となり、この支持面には、第2のガイド溝3
9に係合する複数の第2のガイド片61が一列に並んで
設けられている。これら第2のガイド片61は、第2の
ガイド溝39に係合できるように、第1のガイド溝37
の幅よりやや小さい厚みを有するように形成されてい
る。
53bの第2の支持片59の上側に、第2のガイドレー
ル35の上側に係合する複数の第2の係合片62が設け
られている。第2のガイドレール35は、第2の支持片
59によって支持され、第2の係合片62が上側から係
合されることによって、上下方向のがたつきが規制さ
れ、第2のガイド溝38に複数の第2のガイド片61が
係合することによって水平方向のがたつきが規制された
状態で、ディスクトレイ20の出し入れの方向に移動可
能に保持される。
図9に示すように、フレーム53の側壁53a,53b
間の背面壁53cには、ディスクトレイ20の第3のガ
イド溝40に係合する第3のガイド突部63が設けられ
ている。第3のガイド突部63は、ディスクトレイ20
が外筐3に収納されたとき、第3のガイド溝40に嵌合
し、光ディスク2のチャッキング時の位置を正確に位置
決めできるようになっている。これにより、開口部24
より進入するディスクテーブル8は、確実にセンタ孔2
aに係合し、クランピングプレートと共同して光ディス
ク2を回転可能に挟持することができる。
に亘って移動する搬送機構70について、図5及び図6
を参照して説明する。図5に示すように、搬送機構70
は、駆動源として駆動モータ71を有する。この駆動モ
ータ71は、フレーム53の側壁53a,53bに一体
的に設けられた取付板72の下面側に、駆動軸を上面側
に突出させるようにして取り付けられている。駆動モー
タ71の駆動軸には、第1のプーリ73が取り付けら
れ、無端ベルト74によって取付板72に植立された支
軸に取り付けられた第2のプーリ75に接続されてい
る。第2のプーリ75には、ギヤ部75aが一体的に設
けられている。また、取付板72には、支軸が植立され
ており、この支軸には、中間ギヤ76が取り付けられて
いる。中間ギヤ76は、第1のギヤ部76aと第2のギ
ヤ部76bとを有し、第1のギヤ部76aが第2のプー
リ75のギヤ部75に噛合されている。取付板72に
は、支軸が植立されており、この支軸に伝達ギヤ77が
取り付けられている。この伝達ギヤ77は、駆動モータ
71の駆動力をディスクトレイ20の移動と再生部が構
成されたベース4の操作に用いることができるようにす
るものであって、中間ギヤ76の第2のギヤ部76bに
噛合される伝達ギヤ部77aとディスクトレイ20を操
作するためのトレイ用ギヤ部77bとベース4を操作す
るためのベース用ギヤ部77cとが一体的に設けられて
いる。更に、取付板72には、支軸が植立されており、
この支軸には、ディスクトレイ20を移動操作するため
の駆動ギヤ78が取り付けられている。駆動ギヤ78
は、伝達ギヤ77のトレイ用ギヤ部77bに噛合される
と共にディスクトレイ20のラックギヤ36に噛合され
る。
例えば駆動モータ71が正転駆動されると、この駆動力
が第1のプーリ73、第2のプーリ75、中間ギヤ7
6、伝達ギヤ77aを介して駆動ギヤ78に伝達され、
駆動ギヤ78が正転方向(図6中矢印e1方向)に回転
される。これによって、ラックギヤ36が駆動ギヤ78
に噛合されたディスクトレイ20は、外筐3の外側に引
き出される方向に第1及び第2のガイド部51,52に
ガイドされながら移動される。また、駆動モータ71が
逆転駆動されると、この駆動力が第1のプーリ73、第
2のプーリ75、中間ギヤ76、伝達ギヤ77aを介し
て駆動ギヤ78に伝達され、駆動ギヤ78が逆転方向
(図6中矢印e2方向)に回転される。これによって、
ラックギヤ36が駆動ギヤ78に噛合されたディスクト
レイ20は、外筐3の外側から外筐3内に引き込まれる
方向に第1及び第2のガイド部51,52にガイドされ
ながら移動される。
光ピックアップ装置6が設けられることにより再生部が
構成されたベース4は、図5に示すように、フレーム5
3に取り付けられている。これを具体的に説明すると、
ベース4をフレーム53に支持する支持機構80は、ベ
ース4が取り付け支持される回動支持部材83の両側縁
部のに設けられた支軸81,81がフレーム53の側壁
53a,53bに設けられた凹部よりなる支持部82,
82に係合されることによって、ベース4をフレーム5
3に、図5中矢印a1及びa2方向に回動支持してい
る。
いて、フレーム53にベース4の振動を吸収する振動防
止機構84,84介して取り付けられている。振動防止
機構84,84は、ベース4をフレーム53の取付部に
取り付けるための取付部材に弾性体となるコイルバネ、
ゴム材等の弾性体を取り付けてなる。また、ベース4の
前面側の両コーナ部も、回動支持部材83に振動防止機
構85,85を介して取り付けられている。この振動防
止機構85,85も、ベース4を回動支持部材83の取
付部に取り付けるための取付部材に弾性体となるコイル
バネ、ゴム材等の弾性体を取り付けてなる。これら振動
防止機構84,84,85,85は、外筐3に加わった
振動が光ピックアップ装置6に伝わり、光ピックアップ
装置6がデータの読み取りを正確に行うことができなく
なることを防止している。なお、上述したディスクトレ
イ20の逃げ穴26,26は、この振動防止機構85,
85の逃げとなる。
83の支軸81,81をフレーム53の支持部82,8
2に係合されることで、再生部が構成されたベース4を
フレーム53に対して図5中矢印a1及びa2方向に回
動可能に支持し、ディスク回転駆動機構5や光ピックア
ップ装置6をディスクトレイ20に対して近接離間でき
るようにしている。また、ベース4は、背面側がフレー
ム53に振動防止機構84,84を介して取り付けら
れ、前面側が回動支持部材83に振動防止機構85,8
5を介して取り付けられていることから、フレーム53
に加わった振動がベース4に伝わらないようにし、例え
ば再生中に振動が加わっても光ディスク2が振動によっ
て、面ぶれが引き起こされたり、対物レンズ9のトラッ
キングサーボが外れてしまうことを防止することができ
る。
0によって回動支持されたベース4を回動操作する操作
機構90が設けられている。この操作機構90を図5、
図6及び図10を参照して説明すると、この操作機構9
0は、上記搬送機構70を構成する伝達ギヤ77のトレ
イ用ギヤ部77bによって、ディスクトレイ20の移動
方向と直交する方向に移動操作される操作部材91を有
する。
と略平行な移動ガイド片92とディスクトレイ20に対
して略垂直なベース操作片93とが一体的に形成されて
いる。移動ガイド片92は、ディスクトレイ20と略平
行な板状体であり、その端面が搬送機構70を構成する
伝達ギヤ77のトレイ用ギヤ部77bに対向している。
移動ガイド片92の端面には、伝達ギヤ77のトレイ用
ギヤ部77bに噛合するラックギヤ94が設けられてい
る。また、移動ガイド片92には、操作部材91の移動
方向に沿って複数のガイド孔95が設けられている。ガ
イド孔95は、フレーム53に設けられた複数のガイド
片96が係合され、操作部材91がディスクトレイ20
の移動方向と直交する図5、図6及び図10中矢印b1
及びb2方向に移動できるようになっている。操作部材
91は、ラックギヤ94が伝達ギヤ77のトレイ用ギヤ
部77bに噛合されていることで、ガイド孔95に係合
されたガイド片96にガイドされながら図5、図6及び
図10中矢印b1及びb2方向に移動する。
れたベース操作片93は、ディスクトレイ20に対して
略垂直な面を有し、この面に、再生部が構成されたベー
ス4に設けられた操作突起97が係合される操作溝98
が設けられている。操作溝98は、ベース4をディスク
トレイ20から離間した状態に保持するための第1の水
平部98aと、第1の水平部98aの上側に設けられベ
ース4をディスクトレイ20に近接した状態に保持する
第2の水平部98bと、第1の水平部98aと第2の水
平部98bとを連結する傾斜部98cとを有する。
き、操作部材91は、図5、図6及び図10中矢印b2
方向に移動しており、操作突起97は、下側の第1の水
平部98aに係合した状態にある。これによって、操作
突起97が第1の水平部98aに係合したベース4は、
支軸81を支点として図5中a1方向に回動し、ディス
ク回転駆動機構5や光ピックアップ装置6をディスクト
レイ20から待避した、すなわち離間した状態となる。
ラックギヤ94に噛合されたトレイ用ギヤ部77bが噛
合した伝達ギヤ77が逆転方向に回転すると、操作部材
91は、ガイド孔95に係合されたガイド片96にガイ
ドされて図5、図6及び図10中矢印b1方向に移動す
る。すると、操作突起97は、第1の水平部98aから
傾斜部98cを介して第1の水平部98aより上側の第
2の水平部98bに移動する。これによって、操作突起
97が設けられたベース4は、フレーム53の支持部8
2に支持された支軸81を支点として、図5中a2方向
に回動する。これによって、再生部が構成されたベース
4は、ディスクトレイ20に近接する方向に回動し、デ
ィスク回転操作機構5を構成するディスクテーブル8を
開口部24よりディスク保持部22,23内に進入さ
せ、ディスク保持部22,23に保持されている光ディ
スク2をチャッキングしデータの読み出しを行うことが
できるようにする。
駆動機構5や光ピックアップ装置6とディスクトレイ2
0とが接触若しくは衝突することを防止するためにディ
スクトレイ20が完全に外筐3に収納されている状態で
行う必要がある。また、操作部材91は、その移動に搬
送機構70を構成する駆動モータ71を駆動源とする伝
達ギヤ77を用いて移動される。そこで、操作部材91
は、ディスクトレイ20の移動と操作部材91の移動を
関連付け、再生部が構成されたベースの回動を、ディス
クトレイ20が外筐3に完全に収納された状態で行うよ
うにしている。すなわち、ベース操作片93には、ディ
スクトレイ20の裏面と対向する端面に、トレイ本体2
1の裏面に設けられた再生部操作溝41に係合する係合
突起99が形成されている。係合突起99は、ディスク
トレイ20側の再生部操作溝41に係合することによっ
て、ディスクトレイ20の出し入れと関連して操作部材
91に接続されたベース4を回動することができるよう
にする。動作については後述するが、この再生部操作溝
41に係合突起99を係合させることによって、ディス
クトレイ20が完全に外筐3に収納された後、操作部材
91が移動し、再生部が構成されたベース4を図5中矢
印a2方向に回動してベース4をディスクトレイ20に
近接させるようにしている。
れ光ディスク2を交換できる位置にあるとき、操作部材
の係合突起99は、第1の直線部41aに係合してお
り、操作部材は、ベース4を待避位置に保持している。
ディスクトレイ20が外筐3内に引き込まれるに連れ
て、第1の傾斜部41b、第2の直線部41cに亘って
移動する。ディスクトレイ20の引き込み動作時におい
て、係合突起99は、第2の直線部41cを移動するこ
とから、操作部材91は移動することなく、ベース4も
待避位置にある。ディスクトレイ20の引き込み動作が
終了すると、係合突起99は、第2の傾斜部41dから
垂直部41eに亘って移動する。これによって、操作部
材91は、ベース4をディスクトレイ20に近接する方
向に移動し、再生位置に保持する。
生装置1の動作について説明する。先ず、ディスクトレ
イ20が外筐3に収納された状態を上記図6を参照して
説明する。なお、この図6に示す状態は、ディスクトレ
イ20は収納位置にあるが、再生部が構成されたベース
4は、ディスクトレイ20と離間した状態にある。ディ
スクトレイ20が外筐3に収納された収納位置にあると
き、搬送機構70を構成する駆動ギヤ78は、ディスク
トレイ20のラックギヤ36の前端部に噛合した状態に
ある。このとき、ディスクトレイ20の第1のガイド溝
37は、先端側の寸法aの拡幅部37aが寸法bの基準
幅部37bより幅広に形成されているが、ラックギヤ3
6に噛合している駆動ギヤ78は、所定の圧力角を有
し、ディスクトレイ20をフレーム53に設けられた第
1のガイド部51を構成する第1のガイド片55,ガイ
ド突部56,57の方向に押圧している。これにより、
第1のガイド片55,ガイド突部57は、ディスクトレ
イ20の第1のガイド溝37の内側の面38に接触し、
ディスクトレイ20は、拡幅部37aにガイド突部56
が係合していることに伴うがたつきが防止されている。
なお、このとき、先端側のガイド突部56は、第1のガ
イド溝37を構成する拡幅部37aに係合しており、ガ
イド突部56より基端側に位置しているガイド突部57
は、基準幅部57bに係合している。
操作部材91は、係合突起99がディスクトレイ20の
再生部操作溝41の第2の傾斜部41dと垂直部41e
との境界部近傍に位置していることから、第2の傾斜部
41dによって僅かに図6中b1方向に移動し、ラック
ギヤ94の一端が伝達ギヤ77のベース用ギヤ部77c
に噛合した状態にある。このとき、操作部材91の操作
溝98と係合するベース4の操作突起97は、操作溝9
8を構成する下側の第1の水平部98aに係合した状態
にあり、したがって、再生部を構成するベース4は、未
だ、図5及び図10中矢印a1方向に回動し、ディスク
トレイ20から離間した待避位置にある。すなわち、こ
の状態では、ディスク回転駆動機構5は、光ディスク2
をチャッキングしておらず、再生可能な状態にない。
0がフレーム53の第3のガイド突部63に係合してお
り、位置決めされている。第3のガイド突部63は、第
1のガイド溝37の拡幅部37aにおいてガイド突部5
6に対するがたつきが許容されていることで、成型歪み
等によって第1のガイド溝37が湾曲したときにも、第
3のガイド溝40に係合するようになっている。また、
ディスクトレイ20は、前面側において、第1のガイド
溝37に拡幅部37aを設け、この拡幅部37aにガイ
ド突部56を係合させるようにすることで、がたつきを
許容し、背面側において、第3のガイド突部63を第3
のガイド溝40に係合させ、水平方向に傾かないように
位置決めされている。したがって、ディスク保持部2
2,23に保持された光ディスク2は、所定位置にあ
り、次に説明するように再生を行うためディスク回転操
作機構5を構成するディスクテーブル8が開口部24よ
り進入したとき、センタ孔2aにディスクテーブル8が
確実に係合し、安定した状態で光ディスク2を回転する
ことができるようになる。
0は、第3のガイド溝40にフレーム53の第3のガイ
ド突部63が係合し位置決めされていることから、水平
方向の傾きがなくなり、挿脱口29を閉塞する化粧板2
7は、外筐3との段差が無くなり、外筐3とほぼ面一と
なり、見栄えや手触りが悪くなることを防止することが
できる。
1のガイド溝37の幅を全て寸法bとし、更に第3のガ
イド溝40にフレーム53の第3のガイド突部62を係
合させなかったときのディスクトレイ20の収納状態を
示す。このとき、ディスクトレイ20のラックギヤ36
の前端部で噛合している駆動ギヤ78は、ディスクトレ
イを第1のガイド片55の方向に押圧する。すると、通
常、第1のガイド溝37は、第1のガイド片55のより
幅広に形成されていることから、ディスクトレイ20
は、例えば前方のガイド片55を支点として、図11中
矢印X方向にθ1°分傾いてしまう。
して説明すると、この傾きθ1°は、次式により表され
る。
のガイド溝37のガイド突部56が係合した位置におけ
る第1のガイド溝37の幅方向の中心との距離を示し、
X2は、ディスクトレイ20の中心線Oと第1のガイド
溝37のガイド突部57が係合した位置における第1の
ガイド溝37の幅方向の中心との距離を示し、Y1は、
ガイド突部56,57間の距離を示す。
1のガイド溝37と第1のガイド片55、ガイド突部5
6,57とが干渉し合い、ディスクトレイ20が円滑に
動作しなくなってしなう。また、ディスクトレイ20が
収納されているとき、挿脱口29と化粧板27との間に
段差が生じ、見栄えが悪くなってしまい、また、ディス
ク保持部22,23に保持された光ディスク2の位置が
チャッキング位置と大幅にずれてしまい、確実に光ディ
スク2をチャッキングできなくなってしまう。
ガイド溝40にフレーム53の第3のガイド突部62を
係合させており、収納位置が規制されていることから、
その傾きは、図6中θ2となる。この傾きθ2は、例え
ば第3のガイド溝40と第3のガイド突部62の誤差に
より生じる傾き程度の極めて小さいものとなる。
2を参照して説明すると、この傾きθ2°は、次式によ
り表される。
のガイド溝37のガイド突部57が係合した位置におけ
る第1のガイド溝37の幅方向の中心との距離を示し、
X0は、ディスクトレイ20の中心線Oと第1のガイド
溝37の中心線Oとの距離を示し、Y2は、ガイド突部
57と第3のガイド突部63との距離を示す。ここで、
Y1とY2との関係は、図6及び図12から明らかなよ
うに、Y 2≫Y1である。
トレイ20の中心線Oと第1のガイド溝37の中心線と
の距離であるX0は、ディスクトレイ20の傾きによっ
て、例えばX3からX5に亘って変化する。何れの場合
にも、X2−X0≦X2−X 1である。
θ1°と上記式2から算出されるθ 2°との関係は、θ
1°≫θ2°となり、ディスクトレイ20は、収納位置
において、図6に示す例の方が図11に示す例の方より
傾きが小さくなることが分かる。そして、X2=X0と
なるようにガイド突部57を設けることによってθ2°
≒0°、すなわちディスクトレイ20の傾きを無しとす
ることができる。
作部材91の係合突起99とディスクトレイ20の再生
操作溝41との関係に着目すると、図14に示すように
なる。図14は、図6及び図11の状態、すなわちディ
スクトレイ20が収納位置にあるときの、操作部材91
の操作突起99と再生操作溝41との位置関係を示す図
である。図14中、実線は、図6に示すディスクトレイ
20の再生操作溝41を示し、点線は、図11に示すデ
ィスクトレイ20の再生操作溝41を示す。図6に示す
例では、傾きθ2°がほぼ0であるから、係合突起99
が再生操作溝41のほぼ中心線上に位置する。これに対
して、図11の例は、ディスクトレイ20がθ1°分X
方向に傾いていることから、θ1°分再生操作溝41も
傾いており、更に駆動ギヤ78により押圧されること
で、係合突起99の位置は、図6の例に比べてずれてい
る。したがって、このずれの分だけ、ディスク保持部2
2,23に保持されている光ディスク2の位置もずれて
いることになり、例えばチャッキングを確実に行うこと
ができなくなる。これに対して、図6の例は、係合突起
99の位置は、ほぼ中心線O上にあり、正規の位置にあ
る。したがって、ディスク保持部22,23に保持され
ている光ディスク2の位置も正規な位置にあることにな
り、例えばチャッキングも確実に行うことができる。
99が再生のため垂直部41eの方向に移動したり、光
ディスク2の排出のため第2の直線部41cの方向に移
動するときにも、図6の例の係合突起99は、図11の
例の係合突起99に比べ再生操作溝41を構成する側壁
に接触することなく、円滑に移動することができる。
を構成する再生開始ボタンが押されると、駆動モータ7
1は逆転駆動される。これによって、伝達ギヤ77も逆
転方向に回転し、操作部材91を図6及び図10中矢印
b1方向に移動する。すると、ベース4の操作突起97
は、操作部材91の移動に伴って下側の第1の水平部9
8aから傾斜部98cを介して上側の第2の水平部98
bに移動する。これによって、操作突起97を介してベ
ース4は、図10の支持機構80を構成する支持部82
に支持された支軸81を回動支点として図5及び図10
中矢印a2方向に回動する。これによって、ベース4に
配設されたディスクテーブル8は、ディスクトレイ20
の開口部24よりディスク保持部22,23内に進入
し、光ディスク2のセンタ孔2aに係合すると共にディ
スク保持部22,23より僅かに持ち上げ、クランピン
グプレートとで回転可能な状態で挟持する。次いで、デ
ィスク回転駆動機構5を構成するスピンドルモータ7が
駆動し光ディスク2を例えば線速度が一定となるように
ディスクテーブル8を回転駆動する。これと共に、光ピ
ックアップ装置6は、半導体レーザより光ビームを出射
する。この光ビームは、対物レンズ9で収束され、光デ
ィスク2に照射されると共に、反射膜で反射される。光
ピックアップ装置6は、光検出器で戻りの光ビームを検
出し、データの読み出しを行う。また、光ピックアップ
装置6は、モータ13を駆動源とする送り機構によって
ガイド軸12に沿って送り操作される。
操作部材91の係合突起99が再生操作溝41の第2の
傾斜部41bから垂直部41eに移動する。これによっ
て、ディスクトレイ20は、僅かに引き込まれ、ラック
ギヤ36が駆動ギヤ78と噛合していない状態となる。
したがって、ディスクトレイ20は、第3のガイド突部
63が第3のガイド溝40に係合することのみによっ
て、収納位置に位置決めされた状態となる。ディスクト
レイ20は、駆動ギヤ78がラックギヤ36を押圧する
押圧力が無くなる分、上記図6に示す再生前のディスク
トレイ20の収納状態と比べてがたつきやすくなるが、
光ディスク2の再生時には、光ディスク2がチャッキン
グされていることから、ディスクトレイ20ががたつき
やすくなることに伴う問題は生じない。
搬送機構70を構成する駆動モータ71が正転駆動さ
れ、伝達ギヤ77が正転方向に回転されることで、ベー
ス用ギヤ部77cにラックギヤ94が噛合された操作部
材91は、ガイド孔95に係合されたガイド片96にガ
イドされて図6及び図10中矢印b2方向に移動する。
これによって、ベース4の操作突起97は、操作部材9
1の移動に伴って上側の第2の水平部98bから傾斜部
98cを介して下側の第1の水平部98aに移動し、操
作突起97を介してベース4は、図10の支持機構80
を構成する支持部82に支持された支軸81を回動支点
として図5及び図10中矢印a1方向に回動し、ディス
クトレイ20と離間した上記図6に示す状態となる。ま
た、操作部材91の係合突起99も再生操作溝41の垂
直部41eから第2の傾斜部41dに戻り、駆動ギヤ7
8は、ラックギヤ36の前端部に噛合する。
納位置からディスクトレイ20を外筐3の外側に引き出
すときの動作について説明する。
ボタンが押されると、搬送機構70を構成する駆動モー
タ71は、正転駆動し、ディスクトレイ20のラックギ
ヤ36に噛合している駆動ギヤ78を正転方向(図6中
矢印e1方向)に回転する。すると、駆動ギヤ78にラ
ックギヤ36が噛合しているディスクトレイ20は、次
第に図9中矢印c1方向に直線移動を開始する。する
と、先ず、図15に示すように、ディスクトレイ20側
の第3のガイド溝40は、ディスクトレイ20が図9中
矢印c1方向に直線移動することによって、フレーム5
3に設けられた第3のガイド突部63との係合状態が解
除される。このとき、第1のガイド溝37の拡幅部37
aには、未だ先端側のガイド突部56が係合しており、
第1のガイド溝37の基準幅部37bには、基端側のガ
イド突部37bが係合した状態にある。このときには、
駆動ギヤ78は、正転方向、すなわち図15中矢印e1
方向に回転する。これによって、ディスクトレイ20
は、第1のガイド溝37の幅とガイド突部56,57と
の差分だけ基端側のガイド突部57を中心に図15中X
方向に回転しようとする。しかしながら、ガイド突部5
6,57は、第1のガイド溝37の内側の面38に接触
する。したがって、ディスクトレイ20は、移動時、ガ
イド突部56,57が内側の面38にガイドされる。
操作部材91の係合突起99は、伝達ギヤ77が正転方
向に回転することで、操作部材91が図6及び図10中
矢印b1方向に移動することで、再生操作溝41の第2
の傾斜部41dを介して第2の直線部41cの方向に移
動する。係合突起99が第2の傾斜部41dから第2の
直線部41cに移るとき、操作部材91のラックギヤ9
4と伝達ギヤ77のベース用ギヤ部77cとの係合状態
は解除される。そして、操作部材91は、係合突起99
が第2の直線部41cを移動するとき、何れの方向にも
移動しない。
71が正転駆動され続けると、図16に示すように、駆
動ギヤ78は、図16中矢印e1方向に回転し、ディス
クトレイ20は、更に図16中矢印c1方向に移動す
る。すると、第1のガイド部51を構成するガイド突部
56,57は、第1のガイド溝37の基準幅部37bに
位置する。例えば上記図4に示すように樽型に成型さ
れ、第1のガイド溝35が湾曲しているとき、ディスク
トレイ20は、第1のガイド溝37の内側の面38に倣
って湾曲した曲線を描いて図16中矢印c1方向に移動
する。なお、操作機構90を構成する操作部材91は、
係合突起99が再生操作溝41の第2の直線部41cを
移動することから移動しない。
成する駆動モータ71が更に正転駆動されると、外筐3
の挿脱口29とり完全に引き出され、ディスク保持部2
2,23に保持された光ディスク2の交換が可能な状態
となる。図17に示すように、ディスクトレイ20が外
筐3の外側に引き出されたとき、第1のガイド部51を
構成するガイド突部56,57は、第1のガイド溝37
の基準幅部37bに位置する。この基準幅部37bは、
拡幅部37aに比べて幅が狭い。したがって、ディスク
トレイ20は、ガイド突部56,57と第1のガイド溝
37との間隙により発生するがたつきを小さくすること
ができる。操作部材91は、図17に示すように、係合
突起99が再生操作溝41の第1の傾斜部41b若しく
は第1の直線部41aに係合した位置にある。なお、搬
送機構70を構成する駆動モータ71は、例えば検出ス
イッチが移動するディスクトレイ20によってオンされ
たときに停止される。
0の両側に設けられた切欠部25,25を介して指で光
ディスク2を把持することができ、光ディスク2の交換
を行うことができる。
イ20を外筐3内に引き込む際の動作は、以上の説明の
逆となる。すなわち、ユーザによって光ディスク2の排
出ボタン等が再度押されると、搬送機構70を構成する
駆動モータ71は、逆転駆動する。すると、駆動ギヤ7
8は、図17中矢印e2方向に回転し、ディスクトレイ
20を図17中矢印c2方向に直線移動させる。このと
き、ディスクトレイ20は、第1のガイド溝37に係合
された第1のガイド片55及びガイド突部56,57並
びに第2のガイド溝39に係合された第2のガイド突部
63にガイドされて図17中矢印c2方向に直線移動さ
れる。これと共に、操作部材90は、係合突起99が第
2の直線部41cを第2の傾斜部41dの方向に移動す
る。これによって、ディスクトレイ20は、上記図6に
示すように外筐3内に収納される。
1は、第1のガイド溝37の先端側に拡幅部37aを設
けるようにし、ディスクトレイ20の収納位置におい
て、この拡幅部37aにガイド突部56を係合させるよ
うにすることで、第1のガイド溝37が湾曲して形成さ
れてしまったときにも、ディスクトレイ20を正規な収
納位置に位置決め保持できる。ディスクトレイ20の収
納位置への位置決めは、具体的に、ディスクトレイ20
側の第3のガイド溝40にフレーム53側の第3のガイ
ド突部63を係合させることによって行うことができ
る。すなわち、ディスクトレイ20の傾きを従来より小
さく若しくは無くすことができる。これによって、ディ
スク再生装置1の外観的には、ディスクトレイ20が収
納位置にあるとき、外筐3と挿脱口29を閉塞する化粧
板27とが面一となり、外観が悪くなることを防止する
ことができる。また、ディスク保持部22,23に保持
されている光ディスク2は、ディスクトレイ20が正確
に位置決めされることで、所定位置に保持されることに
なり、ベース4に配設されたディスクテーブル8とこの
ディスクテーブル8に対向配置されたクランピングプレ
ートとで確実にチャッキングされる。
引き出すとき、ディスクトレイ20は、ラックギヤ36
に噛合した駆動ギヤ78によって移動される。このと
き、ディスクトレイ20は、第1のガイド部51を構成
するガイド突部56,57が駆動ギヤ78の押圧力によ
り第1のガイド溝37の内側の面38に接触しながら移
動する。これにより、ディスクトレイ20の移動時にお
けるがたつきを防止することができる。
出成形で一体的に形成したときに、冷却時の歪み等で第
1のガイド溝37が湾曲したときであっても、ディスク
トレイ20は、収納位置において、第1のガイド溝37
の前端側の拡幅部37aにおけるガイド突部56に対す
るがたつきを許容し、これとは反対側の背面側で第3の
ガイド溝40に第3のガイド突部63を係合させること
で、水平方向の傾きを無くし正規な位置に確実に位置決
め保持される。
ィスク再生装置を説明したが、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、以上の例では、記録媒体保持
部材として光ディスク2を保持するディスクトレイ20
を用いたディスク再生装置1を説明したが、記録媒体と
しては、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等
を記録媒体に用いるディスクカートリッジ、磁気テープ
を記録媒体に用いるテープカートリッジ、半導体メモリ
を記録媒体に用いるICカード等の記録媒体カートリッ
ジであってもよい。この場合、記録媒体保持部材は、こ
のような記録媒体カートリッジを保持する部材となる。
動方向に沿って設けられたガイド溝が、先端側において
幅広に形成され、記録媒体保持部材が収納位置にあると
き、この幅広部にガイド突部が係合することで、記録媒
体保持部材の水平方向のがたつきの許容度が増す。した
がって、例えば、記録媒体保持部材は、背面側におい
て、更なるガイド溝にガイド突起を係合させるようにす
ることで、がたつきを無くした状態で正規位置に確実に
位置決め保持できるようになる。これにより、再生時、
記録媒体よりデータの読み出しを行う再生機構は、記録
媒体を確実に再生可能な状態に保持できる。
置決め保持されることで、記録媒体保持部材に取り付け
られた外筐の一部をなす化粧板も、他の領域と面一をな
し、外観が悪くなることを防止することができる。
ある。
た斜視図である。
る。
図である。
びベースの回動操作機構を説明する斜視図である。
びベースの回動操作機構を説明する平面図であり、ディ
スクトレイが外筐に収納された状態を示す。
ガイド部とを説明する断面図である。
ガイド溝との関係を説明する平面図である。
説明する断面図である。
作機構を説明する斜視図である。
平面図である。
する図である。
説明する図である。
作部材の操作突起とディスクトレイの再生操作溝との位
置関係を示す図である。
第3のガイド突部と第3のガイド溝との係合状態が解除
された状態を示す平面図である。
出された状態を示す平面図である。
示す平面図である。
ベース、5 ディスク回転駆動機構、6 光ピックア
ップ装置、20 ディスクトレイ、21 トレイ本体、
22 第1のディスク保持部、23 第2のディスク保
持部、27 化粧板、28 取付片、29 挿脱口、3
1 取付溝、34 第1のガイドレール、35 第2の
ガイドレール、36 ラックギヤ、37 第1のガイド
溝、37a拡幅部、37b 基準幅部、38 内側の
面、39 第2のガイド溝、40第3のガイド溝、50
が移動機構、51 第1のガイド部、52 第2のガ
イド部、53 フレーム、54 第1の支持片、55
第1のガイド片、56,57 ガイド突部、58 第1
の係合片、59 第2の支持片、61 第2のガイド
片、62 第2の係合片、63 第3のガイド突部、7
0 搬送機構、71駆動モータ、77 伝達ギヤ、77
a 伝達ギヤ部、77b トレイ用ギヤ部、77c ベ
ース用ギヤ部、78 駆動ギヤ、90 操作機構、94
ラックギヤ、97 操作突起、99 係合突起
Claims (12)
- 【請求項1】 記録媒体を保持する記録媒体保持部が設
けられた本体部と、 上記記録媒体保持部に保持した記録媒体に記録されたデ
ータの読み出しを行う読出位置と上記記録媒体保持部に
保持した記録媒体の取り出しを行う取出位置とに亘って
上記本体部を直線的に移動する際に上記本体部をガイド
する上記本体部の移動方向と平行な両側に設けられるガ
イド部とを備え、 上記本体部と上記ガイド部とは、合成樹脂によって一体
的に形成されており、 上記ガイド部の何れか一方は、上記本体部を上記読出位
置と上記取出位置とに亘って移動する際に搬送装置側の
駆動ギヤが噛合されるラックギヤと上記搬送装置側のガ
イド突部が係合されるガイド溝とが、上記本体部の移動
方向に沿って形成され、 上記ガイド溝は、先端側が他の部分よりも幅広に形成さ
れている記録媒体保持装置。 - 【請求項2】 上記ラックギヤは、上記移動方向に沿っ
て内側に向かって形成され、上記ガイド溝は、上記移動
方向に沿った内側の面を移動時の基準面として上記ラッ
クギヤの外側に形成され、先端側が、この内側の面を基
準にして、外側に向かって幅広となるように形成されて
いる請求項1記載の記録媒体保持装置。 - 【請求項3】 上記本体部の背面側の幅方向中程には、
上記搬送機構側の更なるガイド突部に係合されるガイド
溝が設けられ、このガイド溝は、上記読出位置にあると
き、上記更なるガイド突部に係合される請求項1記載の
記録媒体保持装置。 - 【請求項4】 上記本体部の前面部には、再生装置の外
筐の一部を構成すると共に挿脱口を閉塞する化粧板が取
り付けられている請求項1記載の記録媒体保持装置。 - 【請求項5】 記録媒体を保持する記録媒体保持部が設
けられると共に、上記記録媒体保持部に保持した記録媒
体に記録されたデータの読み出しを行う読出位置と上記
記録媒体保持部に保持した記録媒体の取り出しを行う取
出位置とに亘って直線的に移動する際のガイド部が移動
方向と平行な両側に設けられる合成樹脂製の記録媒体保
持部材と、 上記記録媒体保持部材の上記読出位置と上記取出位置と
に亘っての移動をガイドするガイド手段と、 上記記録媒体保持部材を、上記読出位置と上記取出位置
とに亘って移動操作する搬送手段とを備え、 上記記録媒体保持部材の何れか一方のガイド部は、移動
方向に沿って、ラックギヤとガイド溝とが形成され、 上記ガイド溝は、先端側が他の部分よりも幅広に形成さ
れており、 上記ガイド手段は、上記ガイド溝に係合されるガイド突
部を有すると共に、上記搬送手段は、上記ラックギヤに
噛合される駆動ギヤを有し、 上記搬送手段は、上記駆動ギヤを回転させることによっ
て上記ガイド溝に上記ガイド突部が係合された上記記録
媒体保持部材を上記読出位置と上記取出位置とに亘って
移動操作する搬送装置。 - 【請求項6】 上記ラックギヤは、上記移動方向に沿っ
て内側に向かって形成され、上記ガイド溝は、上記移動
方向に沿った内側の面を移動時の基準面として上記ラッ
クギヤの外側に形成され、先端側が、この内側の面を基
準にして、外側に向かって幅広となるように形成され、 上記搬送手段は、上記駆動ギヤを上記ラックギヤに噛合
させて上記記録媒体保持部材を移動操作する請求項5記
載の搬送装置。 - 【請求項7】 上記ガイド手段は、上記記録媒体保持部
材の背面側の幅方向中程に設けられた更なるガイド溝に
係合する更なるガイド突部を有し、このガイド突部は、
上記記録媒体保持部材が上記読出位置にあるとき、上記
更なるガイド溝に係合して読出位置の規制をしている請
求項5記載の搬送装置。 - 【請求項8】 上記記録媒体保持部材の前面部には、再
生装置の外筐の一部を構成すると共に挿脱口を閉塞する
化粧板が取り付けられている請求項5記載の搬送装置。 - 【請求項9】 記録媒体を、該記録媒体に記録されたデ
ータの読み出しを行う読出位置と該記録媒体の取り出し
を行う取出位置とに亘って移動する搬送装置を備える再
生装置において、 上記搬送装置は、記録媒体を保持する記録媒体保持部が
設けられると共に、上記記録媒体保持部に保持した記録
媒体の読出位置と上記記録媒体保持部に保持した記録媒
体の取出位置とに亘って直線的に移動する際のガイド部
が移動方向と平行な両側に設けられる合成樹脂製の記録
媒体保持部材と、 上記記録媒体保持部材の上記読出位置と上記取出位置と
に亘っての移動をガイドするガイド手段と、 上記記録媒体保持部材を、上記読出位置と上記取出位置
とに亘って移動操作する搬送手段とを有し、 上記記録媒体保持部材の何れか一方のガイド部は、移動
方向に沿って、ラックギヤとガイド溝とが形成され、 上記ガイド溝は、先端側が他の部分よりも幅広に形成さ
れており、 上記ガイド手段は、上記ガイド溝に係合されるガイド突
部を有すると共に、上記搬送手段は、上記ラックギヤに
噛合される駆動ギヤを有し、 上記搬送手段は、上記駆動ギヤを回転させることによっ
て上記ガイド溝に上記ガイド突部が係合された上記記録
媒体保持部材を上記読出位置と上記取出位置とに亘って
移動操作する再生装置。 - 【請求項10】 上記ラックギヤは、上記移動方向に沿
って内側に向かって形成され、上記ガイド溝は、上記移
動方向に沿った内側の面を移動時の基準面として上記ラ
ックギヤの外側に形成され、先端側が、この内側の面を
基準にして、外側に向かって幅広となるように形成さ
れ、 上記搬送手段は、上記駆動ギヤを上記ラックギヤに噛合
させて上記記録媒体保持部材を移動操作する請求項9記
載の再生装置。 - 【請求項11】 上記ガイド手段は、上記記録媒体保持
部材の背面側の幅方向中程に設けられた更なるガイド溝
に係合する更なるガイド突部を有し、このガイド突部
は、上記記録媒体保持部材が上記読出位置にあるとき、
上記更なるガイド溝に係合して読出位置の規制をしてい
る請求項9記載の再生装置。 - 【請求項12】 上記記録媒体保持部材の前面部には、
再生装置の外筐の一部を構成すると共に挿脱口を閉塞す
る化粧板が取り付けられている請求項9記載の再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098049A JP3918609B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 記録媒体保持装置、記録媒体保持部材の搬送装置及びこの搬送装置を備えた再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098049A JP3918609B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 記録媒体保持装置、記録媒体保持部材の搬送装置及びこの搬送装置を備えた再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003296995A true JP2003296995A (ja) | 2003-10-17 |
JP3918609B2 JP3918609B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=29387844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002098049A Expired - Fee Related JP3918609B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 記録媒体保持装置、記録媒体保持部材の搬送装置及びこの搬送装置を備えた再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3918609B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008097672A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Seiko Epson Corp | メディアスタッカ及びそれを備えたメディア処理装置 |
JP2009048698A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Toshiba Corp | 光ディスクドライブ装置 |
CN114333920A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-04-12 | 北京华清瑞达科技有限公司 | 一种大带宽数据采集存储装置 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002098049A patent/JP3918609B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009048698A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Toshiba Corp | 光ディスクドライブ装置 |
CN114333920A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-04-12 | 北京华清瑞达科技有限公司 | 一种大带宽数据采集存储装置 |
CN114333920B (zh) * | 2021-12-13 | 2023-12-08 | 北京华清瑞达科技有限公司 | 一种大带宽数据采集存储装置 |
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JP3918609B2 (ja) | 2007-05-23 |
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