JP2003289309A - 無線通信端末装置 - Google Patents
無線通信端末装置Info
- Publication number
- JP2003289309A JP2003289309A JP2002092148A JP2002092148A JP2003289309A JP 2003289309 A JP2003289309 A JP 2003289309A JP 2002092148 A JP2002092148 A JP 2002092148A JP 2002092148 A JP2002092148 A JP 2002092148A JP 2003289309 A JP2003289309 A JP 2003289309A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- unit
- control unit
- signal
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 89
- 101100172132 Mus musculus Eif3a gene Proteins 0.000 claims abstract description 35
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 64
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 21
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 13
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 41
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 239000004098 Tetracycline Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000010187 selection method Methods 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、無線パケット通信システムにおい
て、集中管理局がないアドホックネットワークであって
もリアルタイム性を持つデータの伝送に対応できる無線
通信装置の提供を目的とする。 【解決手段】 無線パケット通信システムのメディアア
クセス制御部104において、アクセス方式としてCS
MA/CA方式を用いる区間とトークン・パッシング方
式を用いる区間を設け、リアルタイム性を要求するデー
タの場合はトークン・パッシング方式を用いて伝送を行
うことにより,データの遅延を小さくすることができ
る。
て、集中管理局がないアドホックネットワークであって
もリアルタイム性を持つデータの伝送に対応できる無線
通信装置の提供を目的とする。 【解決手段】 無線パケット通信システムのメディアア
クセス制御部104において、アクセス方式としてCS
MA/CA方式を用いる区間とトークン・パッシング方
式を用いる区間を設け、リアルタイム性を要求するデー
タの場合はトークン・パッシング方式を用いて伝送を行
うことにより,データの遅延を小さくすることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線端末間
でデータを通信する無線通信端末装置に関するものであ
る。
でデータを通信する無線通信端末装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の端末から構成される無線パ
ケット通信システムに関しては、例えば、IEEE S
td 802.11−1997で記載されているデータ
伝送方式(Carrier Sense Multip
le Access withCollision A
voidance:CSMA/CA)が用いられてい
る。この方式では、送信端末はキャリアセンスを行い、
一定時間キャリアがフリーであった場合には、さらにラ
ンダム時間待機し、その後キャリアがフリーであれば、
Operation System(以後、OSと記述
する)部により生成及び使用されるアプリケーションデ
ータを送信し、キャリアがビジーであればさらにランダ
ム時間待機する。これにより、送信が集中することを防
ぎ、衝突を回避している。受信端末においては、自局宛
のアプリケーションデータを受信した後、一定時間後に
応答フレーム(以後、ACKnowledgemen
t:Ackと記述する)を送信端末宛に送信する。送信
端末はAckを受信することにより、送信が成功したと
判断し、Ackを受信しない場合は送信が失敗したと判
断し、再度、同一のアプリケーションデータを送信す
る。
ケット通信システムに関しては、例えば、IEEE S
td 802.11−1997で記載されているデータ
伝送方式(Carrier Sense Multip
le Access withCollision A
voidance:CSMA/CA)が用いられてい
る。この方式では、送信端末はキャリアセンスを行い、
一定時間キャリアがフリーであった場合には、さらにラ
ンダム時間待機し、その後キャリアがフリーであれば、
Operation System(以後、OSと記述
する)部により生成及び使用されるアプリケーションデ
ータを送信し、キャリアがビジーであればさらにランダ
ム時間待機する。これにより、送信が集中することを防
ぎ、衝突を回避している。受信端末においては、自局宛
のアプリケーションデータを受信した後、一定時間後に
応答フレーム(以後、ACKnowledgemen
t:Ackと記述する)を送信端末宛に送信する。送信
端末はAckを受信することにより、送信が成功したと
判断し、Ackを受信しない場合は送信が失敗したと判
断し、再度、同一のアプリケーションデータを送信す
る。
【0003】また、IEEE Std 802.11−
1997にはオプションとしてポーリングを用いたデー
タ伝送方式(以後、PCFと記述する)が規定されてい
る。この方式では、アクセスポイント(以後、APと記
述する)がPCFに対応した各端末に対して、Poll
フレームを送信し、Pollフレームを受信した端末は
その宛先が自局宛であればデータを送信することができ
る。これにより、衝突を生じることなくデータの送受信
が行えるため、リアルタイム性を要求するプロトコル
(Real Time Protocol:RTP)に
より制御される動画像などの即時系データ伝送の遅延を
小さく抑えることができる。
1997にはオプションとしてポーリングを用いたデー
タ伝送方式(以後、PCFと記述する)が規定されてい
る。この方式では、アクセスポイント(以後、APと記
述する)がPCFに対応した各端末に対して、Poll
フレームを送信し、Pollフレームを受信した端末は
その宛先が自局宛であればデータを送信することができ
る。これにより、衝突を生じることなくデータの送受信
が行えるため、リアルタイム性を要求するプロトコル
(Real Time Protocol:RTP)に
より制御される動画像などの即時系データ伝送の遅延を
小さく抑えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】従来の無線パケッ
ト通信システムでは、リアルタイム性をもつ即時系デー
タの伝送を効率よく行うためアクセス方式としてポーリ
ング方式を用いる。しかし、APのような集中管理局が
ないアドホックネットワークにおいては、ポーリング方
式を用いることができないため、即時系データを用いた
サービスを提供することが困難であるという問題があ
る。
ト通信システムでは、リアルタイム性をもつ即時系デー
タの伝送を効率よく行うためアクセス方式としてポーリ
ング方式を用いる。しかし、APのような集中管理局が
ないアドホックネットワークにおいては、ポーリング方
式を用いることができないため、即時系データを用いた
サービスを提供することが困難であるという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は、前記の問題点を解決す
るためのもので、トークンと呼ばれる端末番号などの端
末を識別する情報を記憶させたデータをアドホックネッ
トワークを構成する端末の間で巡回させ、トークンに記
憶されている端末情報と自端末の情報が一致し、RTP
により制御された即時系データが存在する場合に、送信
を行うトークン・パッシング方式を用いることにより、
APがないアドホックな無線パケット通信システムにお
いても即時系データを用いたサービスの提供を目的とす
る。
るためのもので、トークンと呼ばれる端末番号などの端
末を識別する情報を記憶させたデータをアドホックネッ
トワークを構成する端末の間で巡回させ、トークンに記
憶されている端末情報と自端末の情報が一致し、RTP
により制御された即時系データが存在する場合に、送信
を行うトークン・パッシング方式を用いることにより、
APがないアドホックな無線パケット通信システムにお
いても即時系データを用いたサービスの提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、無線通信端
末装置内において、アクセス方式としてCSMA/CA
方式とトークン・パッシング方式を用いる区間を設ける
ことにより、上記目的を達成するものである。
末装置内において、アクセス方式としてCSMA/CA
方式とトークン・パッシング方式を用いる区間を設ける
ことにより、上記目的を達成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、高周波信号を受信するアンテナ部と、前記アンテナ
部で受信した前記高周波信号を入力し、前記高周波信号
をベースバンド信号に変換するRF部と、前記RF部の
前記ベースバンド信号を入力し、前記ベースバンド信号
をディジタル信号に復調する変復調部と、前記変復調部
の前記ディジタル信号を入力し、前記ディジタル信号に
含まれる端末を管理する端末情報を取得するメディアア
クセス制御部と、前記メディアアクセス制御部の前記デ
ィジタル信号を入力し、前記ディジタル信号に含まれる
前記端末情報及びアプリケーションデータを処理するO
S部を具備する無線通信端末装置であって、前記OS部
は、前記アプリケーションデータを作成し、前記端末情
報及びアクセス方式を制御するアクセス制御情報を前記
アプリケーションデータに付加した前記ディジタル信号
を前記メディアアクセス制御部に出力し、前記メディア
アクセス制御部は、前記アクセス制御情報から前記アク
セス方式を決定し、前記アクセス方式に従い前記ディジ
タル信号を前記変復調部に出力し、前記変復調部は、前
記メディアアクセス制御部から入力される前記ディジタ
ル信号を予め決められた変調方式で変調信号に変換し、
前記RF部は、前記変調信号を前記高周波信号に変換
し、前記アンテナ部は前記高周波信号を送信する無線通
信端末装置としたものであり、送信するアプリケーショ
ンデータによりアクセス方式を変更することで、高い伝
送効率を確保するという作用を有する。
は、高周波信号を受信するアンテナ部と、前記アンテナ
部で受信した前記高周波信号を入力し、前記高周波信号
をベースバンド信号に変換するRF部と、前記RF部の
前記ベースバンド信号を入力し、前記ベースバンド信号
をディジタル信号に復調する変復調部と、前記変復調部
の前記ディジタル信号を入力し、前記ディジタル信号に
含まれる端末を管理する端末情報を取得するメディアア
クセス制御部と、前記メディアアクセス制御部の前記デ
ィジタル信号を入力し、前記ディジタル信号に含まれる
前記端末情報及びアプリケーションデータを処理するO
S部を具備する無線通信端末装置であって、前記OS部
は、前記アプリケーションデータを作成し、前記端末情
報及びアクセス方式を制御するアクセス制御情報を前記
アプリケーションデータに付加した前記ディジタル信号
を前記メディアアクセス制御部に出力し、前記メディア
アクセス制御部は、前記アクセス制御情報から前記アク
セス方式を決定し、前記アクセス方式に従い前記ディジ
タル信号を前記変復調部に出力し、前記変復調部は、前
記メディアアクセス制御部から入力される前記ディジタ
ル信号を予め決められた変調方式で変調信号に変換し、
前記RF部は、前記変調信号を前記高周波信号に変換
し、前記アンテナ部は前記高周波信号を送信する無線通
信端末装置としたものであり、送信するアプリケーショ
ンデータによりアクセス方式を変更することで、高い伝
送効率を確保するという作用を有する。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、メディ
アアクセス制御部が、キャリアセンスを行い送信の衝突
を回避するCSMA/CA方式を制御し、変復調部にデ
ィジタル信号を出力するCSMA/CA制御部と、送信
が許可されたアドホックネットワークを構成する端末の
端末番号が記憶されたトークンを前記アドホックネット
ワークを構成する端末の間で巡回させ、前記端末番号に
一致する端末は送信を行うトークン・パッシング方式を
制御し、前記変復調部に前記ディジタル信号を出力する
トークン・パッシング制御部と、OS部から入力される
前記ディジタル信号のアクセス制御情報を監視し、アク
セス方式及び継続時間を決定し、前記トークン・パッシ
ング制御部及び前記CSMA/CA制御部に前記ディジ
タル信号を出力し、変復調部から入力される前記トーク
ン・パッシング方式の開始を宣言するトークン・パッシ
ング開始パケット、前記トークン、前記キャリアセンス
を行う信号及び前記アドホックネットワークを構成する
端末から受信した前記ディジタル信号を判断し、前記ト
ークン・パッシング開始パケット及び前記トークンを前
記トークン・パッシング制御部に出力し、前記キャリア
センスを行う信号を前記CSMA/CA制御部に出力
し、前記アドホックネットワークを構成する端末から受
信した前記ディジタル信号を前記OS部に出力するアク
セス方式制御部と、前記アドホックネットワークを構成
する端末情報を記憶し、前記CSMA/CA制御部及び
前記トークン・パッシング制御部に前記端末情報を出力
する端末管理部を有する請求項1記載の無線通信端末装
置としたものであり、アクセス方式としてトークン・パ
ッシング方式を用いることにより、アクセスポイントが
ない無線パケット通信システムにおいても即時系データ
の遅延を小さくでき、トークン・パッシング方式とCS
MA/CA方式を用いる区間を調整することにより、高
い伝送効率を確保するという作用を有する。
アアクセス制御部が、キャリアセンスを行い送信の衝突
を回避するCSMA/CA方式を制御し、変復調部にデ
ィジタル信号を出力するCSMA/CA制御部と、送信
が許可されたアドホックネットワークを構成する端末の
端末番号が記憶されたトークンを前記アドホックネット
ワークを構成する端末の間で巡回させ、前記端末番号に
一致する端末は送信を行うトークン・パッシング方式を
制御し、前記変復調部に前記ディジタル信号を出力する
トークン・パッシング制御部と、OS部から入力される
前記ディジタル信号のアクセス制御情報を監視し、アク
セス方式及び継続時間を決定し、前記トークン・パッシ
ング制御部及び前記CSMA/CA制御部に前記ディジ
タル信号を出力し、変復調部から入力される前記トーク
ン・パッシング方式の開始を宣言するトークン・パッシ
ング開始パケット、前記トークン、前記キャリアセンス
を行う信号及び前記アドホックネットワークを構成する
端末から受信した前記ディジタル信号を判断し、前記ト
ークン・パッシング開始パケット及び前記トークンを前
記トークン・パッシング制御部に出力し、前記キャリア
センスを行う信号を前記CSMA/CA制御部に出力
し、前記アドホックネットワークを構成する端末から受
信した前記ディジタル信号を前記OS部に出力するアク
セス方式制御部と、前記アドホックネットワークを構成
する端末情報を記憶し、前記CSMA/CA制御部及び
前記トークン・パッシング制御部に前記端末情報を出力
する端末管理部を有する請求項1記載の無線通信端末装
置としたものであり、アクセス方式としてトークン・パ
ッシング方式を用いることにより、アクセスポイントが
ない無線パケット通信システムにおいても即時系データ
の遅延を小さくでき、トークン・パッシング方式とCS
MA/CA方式を用いる区間を調整することにより、高
い伝送効率を確保するという作用を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、メディ
アアクセス制御部が、新規に通信を開始する際にアドホ
ックネットワークを構成する他の端末に送信する加入要
求信号を生成し、CSMA/CA制御部に出力する加入
要求信号生成部を更に有し、アクセス方式制御部は、O
S部から入力される前記加入要求信号の生成を要求する
信号を前記加入要求信号生成部に出力し、変復調部から
入力される前記アドホックネットワークを構成する他の
端末から受信した前記加入要求信号及び端末情報を端末
管理部に出力し、前記端末管理部は、前記アクセス方式
制御部から入力される前記加入要求信号を前記端末情報
に更新し、CSMA/CA制御部又はトークン・パッシ
ング制御部に出力する請求項2記載の無線通信端末装置
としたものであり、CSMA/CA方式によりアドホッ
クネットワーク内の全ての端末に新規に加入した端末情
報を通信することより、同一の端末情報を保持し、集中
管理局が存在しないアドホックネットワークにおいて
も、安定した通信を行うことができるという作用を有す
る。
アアクセス制御部が、新規に通信を開始する際にアドホ
ックネットワークを構成する他の端末に送信する加入要
求信号を生成し、CSMA/CA制御部に出力する加入
要求信号生成部を更に有し、アクセス方式制御部は、O
S部から入力される前記加入要求信号の生成を要求する
信号を前記加入要求信号生成部に出力し、変復調部から
入力される前記アドホックネットワークを構成する他の
端末から受信した前記加入要求信号及び端末情報を端末
管理部に出力し、前記端末管理部は、前記アクセス方式
制御部から入力される前記加入要求信号を前記端末情報
に更新し、CSMA/CA制御部又はトークン・パッシ
ング制御部に出力する請求項2記載の無線通信端末装置
としたものであり、CSMA/CA方式によりアドホッ
クネットワーク内の全ての端末に新規に加入した端末情
報を通信することより、同一の端末情報を保持し、集中
管理局が存在しないアドホックネットワークにおいて
も、安定した通信を行うことができるという作用を有す
る。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、メディ
アアクセス制御部が、アドホックネットワークを構成す
る他の端末から受信したディジタル信号及び端末管理部
に記憶されている端末情報を用いて通信領域の外に位置
する隠れ端末を判定し、前記隠れ端末の情報を前記端末
管理部に出力する隠れ端末監視部を更に有し、前記端末
管理部は、変復調部から入力された前記アドホックネッ
トワークを構成する他の端末から受信した前記ディジタ
ル信号を前記隠れ端末監視部に出力するアクセス方式制
御部と前記隠れ端末監視部に前記端末情報を出力する請
求項2又は3記載の無線通信端末装置としたものであ
り、同一のアドホックネットワークに所属するが、自端
末の通信領域外に存在する隠れ端末を判定するという作
用を有する。
アアクセス制御部が、アドホックネットワークを構成す
る他の端末から受信したディジタル信号及び端末管理部
に記憶されている端末情報を用いて通信領域の外に位置
する隠れ端末を判定し、前記隠れ端末の情報を前記端末
管理部に出力する隠れ端末監視部を更に有し、前記端末
管理部は、変復調部から入力された前記アドホックネッ
トワークを構成する他の端末から受信した前記ディジタ
ル信号を前記隠れ端末監視部に出力するアクセス方式制
御部と前記隠れ端末監視部に前記端末情報を出力する請
求項2又は3記載の無線通信端末装置としたものであ
り、同一のアドホックネットワークに所属するが、自端
末の通信領域外に存在する隠れ端末を判定するという作
用を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、メディ
アアクセス制御部が、端末管理部に記憶されている隠れ
端末の情報から隠れ端末との通信データの中継を要求す
る中継要求信号を生成し、アドホックネットワークを構
成する他の端末で生成された前記中継要求信号を追加し
た前記中継要求信号を前記端末管理部に出力する中継要
求信号生成部を更に有し、アクセス方式制御部は、変復
調部から入力される前記アドホックネットワークを構成
する他の端末で生成された前記中継要求信号を判定し、
前記中継要求信号生成部に出力する請求項4記載の無線
通信端末装置としたものであり、隠れ端末との通信を複
数の端末を用いて中継を行うことにより、隠れ端末問題
を回避できるという作用を有する。
アアクセス制御部が、端末管理部に記憶されている隠れ
端末の情報から隠れ端末との通信データの中継を要求す
る中継要求信号を生成し、アドホックネットワークを構
成する他の端末で生成された前記中継要求信号を追加し
た前記中継要求信号を前記端末管理部に出力する中継要
求信号生成部を更に有し、アクセス方式制御部は、変復
調部から入力される前記アドホックネットワークを構成
する他の端末で生成された前記中継要求信号を判定し、
前記中継要求信号生成部に出力する請求項4記載の無線
通信端末装置としたものであり、隠れ端末との通信を複
数の端末を用いて中継を行うことにより、隠れ端末問題
を回避できるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、メディ
アアクセス制御部が、端末管理部に記憶されている隠れ
端末の情報から通信領域を変更する条件を記述した通信
領域信号を生成し、変復調部に入力されるアドホックネ
ットワークを構成する他の端末で生成された前記通信領
域信号を追加した前記通信領域信号を前記端末管理部に
出力する通信領域信号生成部を更に有し、アクセス方式
制御部は、変復調部から入力される前記アドホックネッ
トワークを構成する他の端末で生成された前記通信領域
信号を判定し、前記通信領域信号生成部に出力する請求
項4記載の無線通信端末装置としたものであり、隠れ端
末が存在する場合に通信領域を拡大することにより隠れ
端末問題を回避し、端末が近距離に集まっている場合は
通信領域を狭め、消費電力を低減するという作用を有す
る。
アアクセス制御部が、端末管理部に記憶されている隠れ
端末の情報から通信領域を変更する条件を記述した通信
領域信号を生成し、変復調部に入力されるアドホックネ
ットワークを構成する他の端末で生成された前記通信領
域信号を追加した前記通信領域信号を前記端末管理部に
出力する通信領域信号生成部を更に有し、アクセス方式
制御部は、変復調部から入力される前記アドホックネッ
トワークを構成する他の端末で生成された前記通信領域
信号を判定し、前記通信領域信号生成部に出力する請求
項4記載の無線通信端末装置としたものであり、隠れ端
末が存在する場合に通信領域を拡大することにより隠れ
端末問題を回避し、端末が近距離に集まっている場合は
通信領域を狭め、消費電力を低減するという作用を有す
る。
【0013】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を参照して説明する。
から図8を参照して説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明第1の実
施の形態に係る無線通信端末装置の構成を示す図であ
り、アンテナ部101、RF部102、変復調部10
3、メディアアクセス制御部104、OS部105から
構成される。以下に動作を説明する。
施の形態に係る無線通信端末装置の構成を示す図であ
り、アンテナ部101、RF部102、変復調部10
3、メディアアクセス制御部104、OS部105から
構成される。以下に動作を説明する。
【0015】まず、データの受信過程について述べる。
アンテナ部101が高周波信号を受信し、RF部102
に出力する。RF部102は、高周波信号をベースバン
ド信号に変換し、変復調部103に出力する。変復調部
103は、ベースバンド信号をディジタル信号に変換
し、メディアアクセス制御部104に出力する。メディ
アアクセス制御部104は、ディジタル信号からアクセ
ス方式を制御するアクセス制御情報を取得し、ディジタ
ル信号をOS部105に出力する。ここで、アクセス制
御情報には、RTPなどのプロトコル、送信元の端末を
識別する端末番号、宛先となる端末を識別する端末番号
が含まれる。
アンテナ部101が高周波信号を受信し、RF部102
に出力する。RF部102は、高周波信号をベースバン
ド信号に変換し、変復調部103に出力する。変復調部
103は、ベースバンド信号をディジタル信号に変換
し、メディアアクセス制御部104に出力する。メディ
アアクセス制御部104は、ディジタル信号からアクセ
ス方式を制御するアクセス制御情報を取得し、ディジタ
ル信号をOS部105に出力する。ここで、アクセス制
御情報には、RTPなどのプロトコル、送信元の端末を
識別する端末番号、宛先となる端末を識別する端末番号
が含まれる。
【0016】OS部105は、ディジタル信号に含まれ
る端末情報から送信端末及び受信端末の情報を取得す
る。ここで、ディジタル信号に含まれるアプリケーショ
ンデータの送信を特定の端末に要求していた場合は、送
信端末と受信端末の端末番号の認証を行い、端末番号が
正しく認証された後にアプリケーションデータを処理す
る。アプリケーションデータは、動画像などのデータが
含まれる場合は、動画像再生用のプログラムにより再生
される。また、特定の端末にアプリケーションデータの
要求をしていない場合は、受信端末の端末番号が自端末
であることを確認した後に、アプリケーションデータを
利用する。
る端末情報から送信端末及び受信端末の情報を取得す
る。ここで、ディジタル信号に含まれるアプリケーショ
ンデータの送信を特定の端末に要求していた場合は、送
信端末と受信端末の端末番号の認証を行い、端末番号が
正しく認証された後にアプリケーションデータを処理す
る。アプリケーションデータは、動画像などのデータが
含まれる場合は、動画像再生用のプログラムにより再生
される。また、特定の端末にアプリケーションデータの
要求をしていない場合は、受信端末の端末番号が自端末
であることを確認した後に、アプリケーションデータを
利用する。
【0017】次に、データの送信過程について述べる。
OS部105は、送信するアプリケーションデータを作
成し、送信端末すなわち自端末の端末番号、送信先とな
る受信端末の端末番号、及びアクセス方式を制御するア
クセス制御情報をアプリケーションデータに付加したデ
ィジタル信号をメディアアクセス制御部104に出力す
る。メディアアクセス制御部104は、アクセス制御情
報に含まれるプロトコルがRTPであれば、遅延の少な
いアクセス方式を用いて優先的に変復調部103に出力
し、その後、プロトコルがRTPでないディジタル信号
を変復調部103に出力する。変復調部103は、メデ
ィアアクセス制御部104から入力されるディジタル信
号を予め決められた変調方式、例えば、QPSK変調方
式などで変調信号に変換し、RF部102に出力する。
RF部102は、変調信号を高周波信号に変換し、アン
テナ部101から送信される。
OS部105は、送信するアプリケーションデータを作
成し、送信端末すなわち自端末の端末番号、送信先とな
る受信端末の端末番号、及びアクセス方式を制御するア
クセス制御情報をアプリケーションデータに付加したデ
ィジタル信号をメディアアクセス制御部104に出力す
る。メディアアクセス制御部104は、アクセス制御情
報に含まれるプロトコルがRTPであれば、遅延の少な
いアクセス方式を用いて優先的に変復調部103に出力
し、その後、プロトコルがRTPでないディジタル信号
を変復調部103に出力する。変復調部103は、メデ
ィアアクセス制御部104から入力されるディジタル信
号を予め決められた変調方式、例えば、QPSK変調方
式などで変調信号に変換し、RF部102に出力する。
RF部102は、変調信号を高周波信号に変換し、アン
テナ部101から送信される。
【0018】図2にメディアアクセス制御部104の構
成を示す。キャリアセンスを行い送信の衝突を回避する
CSMA/CA方式を制御し、変復調部103にディジ
タル信号を出力するCSMA/CA制御部201と、送
信が許可されたアドホックネットワークを構成する端末
の端末番号が記憶されたトークンをアドホックネットワ
ークを構成する端末の間で巡回させ、端末番号に一致す
る端末は送信を行うトークン・パッシング方式を制御
し、変復調部103に前記ディジタル信号を出力するト
ークン・パッシング制御部202と、OS部105から
入力されるディジタル信号のアクセス制御情報を監視
し、アクセス方式及び継続時間を決定し、トークン・パ
ッシング制御部202及びCSMA/CA制御部201
にディジタル信号を出力し、変復調部103から入力さ
れるトークン・パッシング方式の開始を宣言するトーク
ン・パッシング開始パケット304、トークン、キャリ
アセンスを行う信号及びアドホックネットワークを構成
する端末から受信したディジタル信号を判断し、トーク
ン・パッシング開始パケット304及びトークンはトー
クン・パッシング制御部202に出力し、キャリアセン
スを行う信号はCSMA/CA制御部201に出力し、
アドホックネットワークを構成する端末から受信したデ
ィジタル信号はOS部105に出力するアクセス方式制
御部203と、アドホックネットワークを構成する端末
情報を記憶し、CSMA/CA制御部201及びトーク
ン・パッシング制御部202に端末情報を出力する端末
管理部204から構成される。以下に動作を説明する。
成を示す。キャリアセンスを行い送信の衝突を回避する
CSMA/CA方式を制御し、変復調部103にディジ
タル信号を出力するCSMA/CA制御部201と、送
信が許可されたアドホックネットワークを構成する端末
の端末番号が記憶されたトークンをアドホックネットワ
ークを構成する端末の間で巡回させ、端末番号に一致す
る端末は送信を行うトークン・パッシング方式を制御
し、変復調部103に前記ディジタル信号を出力するト
ークン・パッシング制御部202と、OS部105から
入力されるディジタル信号のアクセス制御情報を監視
し、アクセス方式及び継続時間を決定し、トークン・パ
ッシング制御部202及びCSMA/CA制御部201
にディジタル信号を出力し、変復調部103から入力さ
れるトークン・パッシング方式の開始を宣言するトーク
ン・パッシング開始パケット304、トークン、キャリ
アセンスを行う信号及びアドホックネットワークを構成
する端末から受信したディジタル信号を判断し、トーク
ン・パッシング開始パケット304及びトークンはトー
クン・パッシング制御部202に出力し、キャリアセン
スを行う信号はCSMA/CA制御部201に出力し、
アドホックネットワークを構成する端末から受信したデ
ィジタル信号はOS部105に出力するアクセス方式制
御部203と、アドホックネットワークを構成する端末
情報を記憶し、CSMA/CA制御部201及びトーク
ン・パッシング制御部202に端末情報を出力する端末
管理部204から構成される。以下に動作を説明する。
【0019】トークン・パッシング方式とCSMA/C
A方式は、一定の周期で交互に繰り返し動作する。この
周期をトークン・パッシング開始周期303と呼ぶ。図
3にトークン・パッシング制御部202とCSMA/C
A制御部201の動作状態を示す。
A方式は、一定の周期で交互に繰り返し動作する。この
周期をトークン・パッシング開始周期303と呼ぶ。図
3にトークン・パッシング制御部202とCSMA/C
A制御部201の動作状態を示す。
【0020】まず、トークン・パッシング区間301の
開始を指示するトークン・パッシング開始パケット30
4をトークン・パッシング制御部202が出力し、変復
調部103、RF部102、アンテナ部101を介して
送信される。
開始を指示するトークン・パッシング開始パケット30
4をトークン・パッシング制御部202が出力し、変復
調部103、RF部102、アンテナ部101を介して
送信される。
【0021】トークン・パッシング開始周期303は、
アドホックネットワークを構成する端末で共通の周期で
あり、即時系データが要求される通信遅延を考慮して、
遅延時間が最小となるように決定される。トークン・パ
ッシング開始パケット304は、アドホックネットワー
クを構成する端末の内から選定された一台の端末のトー
クン・パッシング制御部202が、端末管理部204に
記憶されている全端末に向けて送信する。ここで、端末
の選定方法としては、端末管理部204に記憶されてい
る端末情報から決定する。例えば、端末番号の最小とな
る端末としてもよい。
アドホックネットワークを構成する端末で共通の周期で
あり、即時系データが要求される通信遅延を考慮して、
遅延時間が最小となるように決定される。トークン・パ
ッシング開始パケット304は、アドホックネットワー
クを構成する端末の内から選定された一台の端末のトー
クン・パッシング制御部202が、端末管理部204に
記憶されている全端末に向けて送信する。ここで、端末
の選定方法としては、端末管理部204に記憶されてい
る端末情報から決定する。例えば、端末番号の最小とな
る端末としてもよい。
【0022】次に、トークン・パッシング開始パケット
304を受信した端末は、アクセス方式制御部203に
おいてトークン・パッシング開始パケット304を判断
し、トークン・パッシング制御部202に出力する。こ
こで、トークンを保持していた端末は、トークンに次に
送信可能となる端末の番号に更新して開放する。更新さ
れたトークンを受信した端末は、アクセス方式制御部2
03がトークンを判断し、トークン・パッシング制御部
202に出力する。トークン・パッシング制御部202
は、自端末の番号とトークンに記憶されている端末番号
が一致した場合はトークンを保持する。
304を受信した端末は、アクセス方式制御部203に
おいてトークン・パッシング開始パケット304を判断
し、トークン・パッシング制御部202に出力する。こ
こで、トークンを保持していた端末は、トークンに次に
送信可能となる端末の番号に更新して開放する。更新さ
れたトークンを受信した端末は、アクセス方式制御部2
03がトークンを判断し、トークン・パッシング制御部
202に出力する。トークン・パッシング制御部202
は、自端末の番号とトークンに記憶されている端末番号
が一致した場合はトークンを保持する。
【0023】ここで、OS部105で製作されたディジ
タル信号が存在する場合には、そのアクセス制御情報を
参照することにより、プロトコルを判別する。プロトコ
ルがRTPであれば、そのディジタル信号を変復調部1
03に出力する。ディジタル信号の出力を完了した端末
のトークン・パッシング制御部202は、端末管理部2
04の端末情報を参照し、トークンに次に送信可能な端
末の番号を指示し、トークンを開放する。
タル信号が存在する場合には、そのアクセス制御情報を
参照することにより、プロトコルを判別する。プロトコ
ルがRTPであれば、そのディジタル信号を変復調部1
03に出力する。ディジタル信号の出力を完了した端末
のトークン・パッシング制御部202は、端末管理部2
04の端末情報を参照し、トークンに次に送信可能な端
末の番号を指示し、トークンを開放する。
【0024】また、ディジタル信号のプロトコルがRT
Pでない場合や、送信するディジタル信号が存在しない
場合は、速やかに、トークンに次に送信が可能となる端
末の番号を指示し、トークンを開放する。トークン・パ
ッシング区間301の間はこの動作を繰り返す。トーク
ン・パッシング区間301が終了した場合、及びトーク
ンが端末管理部204に記録されている全ての端末をあ
らかじめ設定された回数、例えば、端末管理部204に
記憶されている端末を一巡すると定めた場合には、最後
の端末番号の端末が、トークンを保持する。ただし、デ
ィジタル信号の送信の途中でトークン・パッシング区間
301を超過する場合は、超過した時点で送信を行って
いた端末がトークンを保持する。
Pでない場合や、送信するディジタル信号が存在しない
場合は、速やかに、トークンに次に送信が可能となる端
末の番号を指示し、トークンを開放する。トークン・パ
ッシング区間301の間はこの動作を繰り返す。トーク
ン・パッシング区間301が終了した場合、及びトーク
ンが端末管理部204に記録されている全ての端末をあ
らかじめ設定された回数、例えば、端末管理部204に
記憶されている端末を一巡すると定めた場合には、最後
の端末番号の端末が、トークンを保持する。ただし、デ
ィジタル信号の送信の途中でトークン・パッシング区間
301を超過する場合は、超過した時点で送信を行って
いた端末がトークンを保持する。
【0025】次に、CSMA/CA区間302となり、
キャリアセンスを用いたCSMA/CA方式による通信
を行う。リアルタイム性を要求されない通信を、次のト
ークン・パッシング区間301が開始されるまで継続す
る。
キャリアセンスを用いたCSMA/CA方式による通信
を行う。リアルタイム性を要求されない通信を、次のト
ークン・パッシング区間301が開始されるまで継続す
る。
【0026】また、アクセス方式制御部203におい
て、OS部105から入力されるディジタル信号を監視
し、リアルタイム性を求めるディジタル信号が連続する
場合は、トークン・パッシング区間301の継続時間を
CSMA/CA制御部201が1回以上の送受信が完了
する期間まで延長し、リアルタイム性を求めないディジ
タル信号が連続する場合は、トークンを次の端末に開放
するまで、トークン・パッシング区間301の継続時間
を短縮することにより、OS部105で製作されるディ
ジタル信号が多量でシステム負荷が高い時でも安定した
動作が得られる。
て、OS部105から入力されるディジタル信号を監視
し、リアルタイム性を求めるディジタル信号が連続する
場合は、トークン・パッシング区間301の継続時間を
CSMA/CA制御部201が1回以上の送受信が完了
する期間まで延長し、リアルタイム性を求めないディジ
タル信号が連続する場合は、トークンを次の端末に開放
するまで、トークン・パッシング区間301の継続時間
を短縮することにより、OS部105で製作されるディ
ジタル信号が多量でシステム負荷が高い時でも安定した
動作が得られる。
【0027】なお、トークン・パッシング開始パケット
304を送信する端末は、端末管理部204に記憶され
ている端末情報の端末番号が最小となる端末でなくても
よく、トークンを保持している端末が送信する場合も考
えられる。
304を送信する端末は、端末管理部204に記憶され
ている端末情報の端末番号が最小となる端末でなくても
よく、トークンを保持している端末が送信する場合も考
えられる。
【0028】以上の構成より、リアルタイム性を要する
データを少ない遅延で送信することで、高い伝送効率を
確保することができる。
データを少ない遅延で送信することで、高い伝送効率を
確保することができる。
【0029】次に、端末が新規にアドホックネットワー
クに加入する際の動作について記述する。図4は、新規
に通信を開始する際に、アドホックネットワークを構成
する他の端末に送信する加入要求信号を生成し、CSM
A/CA制御部201に出力する加入要求信号生成部4
01と、OS部105から入力される加入要求信号の生
成を要求する信号を加入要求信号生成部401に出力
し、変復調部103から入力されるアドホックネットワ
ークを構成する他の端末から受信した加入要求信号及び
端末情報を端末管理部204に出力するアクセス方式制
御部203と、アクセス方式制御部203から入力され
る加入要求信号を端末情報に更新し、CSMA/CA制
御部201とトークン・パッシング制御部202に出力
する端末管理部204を含むメディアアクセス制御部1
04であり、その他の動作は図2に示したメディアアク
セス制御部104と同一である。
クに加入する際の動作について記述する。図4は、新規
に通信を開始する際に、アドホックネットワークを構成
する他の端末に送信する加入要求信号を生成し、CSM
A/CA制御部201に出力する加入要求信号生成部4
01と、OS部105から入力される加入要求信号の生
成を要求する信号を加入要求信号生成部401に出力
し、変復調部103から入力されるアドホックネットワ
ークを構成する他の端末から受信した加入要求信号及び
端末情報を端末管理部204に出力するアクセス方式制
御部203と、アクセス方式制御部203から入力され
る加入要求信号を端末情報に更新し、CSMA/CA制
御部201とトークン・パッシング制御部202に出力
する端末管理部204を含むメディアアクセス制御部1
04であり、その他の動作は図2に示したメディアアク
セス制御部104と同一である。
【0030】新規にアドホックネットワークへの加入を
希望する端末は、端末情報を加入要求信号に記憶させ、
アドホックネットワークを構成する端末にCSMA/C
A制御部201から変復調部103に出力する。CSM
A/CA方式は、キャリアセンスによりキャリアがフリ
ーであると判断された場合に、送信を行うことができる
ので、端末管理部204の端末情報に記載のない端末で
あっても、加入要求信号の送信は可能となる。加入要求
信号を受信したアドホックネットワークを構成する端末
は、アクセス方式制御部203が加入要求信号を判断
し、端末管理部204に出力する。端末管理部204は
加入要求信号から新規加入の端末の情報を端末情報に追
加し、CSMA/CA制御部201又はトークン・パッ
シング制御部202に出力する。CSMA/CA制御部
201はキャリアがフリーとなる場合に変復調部103
に出力する。また、トークン・パッシング制御部202
はRTPを端末情報に付加し、トークンが巡回してきた
場合に変復調部103に出力する。これにより、アドホ
ックネットワークを構成する他の端末に新規に加入した
端末の情報を更新し、全ての端末で同一の端末情報が保
持される。
希望する端末は、端末情報を加入要求信号に記憶させ、
アドホックネットワークを構成する端末にCSMA/C
A制御部201から変復調部103に出力する。CSM
A/CA方式は、キャリアセンスによりキャリアがフリ
ーであると判断された場合に、送信を行うことができる
ので、端末管理部204の端末情報に記載のない端末で
あっても、加入要求信号の送信は可能となる。加入要求
信号を受信したアドホックネットワークを構成する端末
は、アクセス方式制御部203が加入要求信号を判断
し、端末管理部204に出力する。端末管理部204は
加入要求信号から新規加入の端末の情報を端末情報に追
加し、CSMA/CA制御部201又はトークン・パッ
シング制御部202に出力する。CSMA/CA制御部
201はキャリアがフリーとなる場合に変復調部103
に出力する。また、トークン・パッシング制御部202
はRTPを端末情報に付加し、トークンが巡回してきた
場合に変復調部103に出力する。これにより、アドホ
ックネットワークを構成する他の端末に新規に加入した
端末の情報を更新し、全ての端末で同一の端末情報が保
持される。
【0031】また、トークン・パッシングに対応した端
末がアドホックネットワークに最初に加入したときに、
トークンを新規に発行するときの動作は、トークン・パ
ッシングに対応した端末は、一定時間チャネルを監視
し、トークンがアドホックネットワーク上を流れていな
いことを確認する。その後、新規にトークンを発行す
る。
末がアドホックネットワークに最初に加入したときに、
トークンを新規に発行するときの動作は、トークン・パ
ッシングに対応した端末は、一定時間チャネルを監視
し、トークンがアドホックネットワーク上を流れていな
いことを確認する。その後、新規にトークンを発行す
る。
【0032】次に、アドホックネットワーク内に隠れ端
末の関係にある端末が存在する場合の動作について説明
する。図5に隠れ端末を検出するメディアアクセス制御
部104の構成を示す。メディアアクセス制御部104
は、アドホックネットワークを構成する他の端末から受
信したディジタル信号及び端末管理部204に記憶され
ている端末情報を用いて通信領域の外に位置する隠れ端
末を判定し、隠れ端末の情報を端末管理部204に出力
する隠れ端末監視部501と、変復調部103から入力
されたアドホックネットワークを構成する他の端末から
受信したディジタル信号を隠れ端末監視部501に出力
するアクセス方式制御部203と隠れ端末監視部501
に端末情報を出力する端末管理部204を含み、特に隠
れ端末監視部501の動作を説明する。
末の関係にある端末が存在する場合の動作について説明
する。図5に隠れ端末を検出するメディアアクセス制御
部104の構成を示す。メディアアクセス制御部104
は、アドホックネットワークを構成する他の端末から受
信したディジタル信号及び端末管理部204に記憶され
ている端末情報を用いて通信領域の外に位置する隠れ端
末を判定し、隠れ端末の情報を端末管理部204に出力
する隠れ端末監視部501と、変復調部103から入力
されたアドホックネットワークを構成する他の端末から
受信したディジタル信号を隠れ端末監視部501に出力
するアクセス方式制御部203と隠れ端末監視部501
に端末情報を出力する端末管理部204を含み、特に隠
れ端末監視部501の動作を説明する。
【0033】隠れ端末監視部501は、アドホックネッ
トワークを構成する他の端末から受信する変復調部10
3で復調されたディジタル信号を監視し、端末管理部2
04の端末情報を参照し、端末の情報が記載されている
が、ディジタル信号を受信しない端末を判定する。例え
ばトークン・パッシング開始周期303の1周期分の間
に信号を受信しない端末と自端末は隠れ端末の関係にあ
ると判断し、隠れ端末の情報を端末管理部204に出力
する。端末管理部204は端末情報をCSMA/CA制
御部201とトークン・パッシング制御部202から変
復調部103に出力することで、アドホックネットワー
クを構成する他の端末に隠れ端末の情報を共有すること
ができる。
トワークを構成する他の端末から受信する変復調部10
3で復調されたディジタル信号を監視し、端末管理部2
04の端末情報を参照し、端末の情報が記載されている
が、ディジタル信号を受信しない端末を判定する。例え
ばトークン・パッシング開始周期303の1周期分の間
に信号を受信しない端末と自端末は隠れ端末の関係にあ
ると判断し、隠れ端末の情報を端末管理部204に出力
する。端末管理部204は端末情報をCSMA/CA制
御部201とトークン・パッシング制御部202から変
復調部103に出力することで、アドホックネットワー
クを構成する他の端末に隠れ端末の情報を共有すること
ができる。
【0034】具体例として図5に示すようなアドホック
ネットワーク構成である場合の一連の動作について説明
する。
ネットワーク構成である場合の一連の動作について説明
する。
【0035】図5に示すように、端末A601と端末D
604は通信領域が一部重複するため、端末C603を
介して端末情報が同一となる。まず、端末A601は一
定期間の間、受信するディジタル信号を監視し、端末情
報に登録されている端末D604を送信元とするディジ
タル信号を受信しないため、端末D604とは隠れ端末
の関係にあると判断し、端末管理部204の端末情報を
更新し、端末A601の通信領域に存在する端末B60
2、端末C603、端末E605に端末管理部204の
端末情報を送信し、隠れ端末D604の情報を共有す
る。
604は通信領域が一部重複するため、端末C603を
介して端末情報が同一となる。まず、端末A601は一
定期間の間、受信するディジタル信号を監視し、端末情
報に登録されている端末D604を送信元とするディジ
タル信号を受信しないため、端末D604とは隠れ端末
の関係にあると判断し、端末管理部204の端末情報を
更新し、端末A601の通信領域に存在する端末B60
2、端末C603、端末E605に端末管理部204の
端末情報を送信し、隠れ端末D604の情報を共有す
る。
【0036】次に、隠れ端末との通信方法について図7
を用いて説明する。図7は、端末管理部204に記憶さ
れている隠れ端末の情報から隠れ端末との通信データの
中継を要求する中継要求信号を生成し、アドホックネッ
トワークを構成する他の端末で生成された中継要求信号
を追加した中継要求信号を端末管理部204に出力する
中継要求信号生成部701と、変復調部103から入力
されるアドホックネットワークを構成する他の端末で生
成された中継要求信号を判定し、中継要求信号生成部7
01に出力するアクセス方式制御部203を含むメディ
アアクセス制御部104であり、特に中継要求信号生成
部701の動作について説明する。
を用いて説明する。図7は、端末管理部204に記憶さ
れている隠れ端末の情報から隠れ端末との通信データの
中継を要求する中継要求信号を生成し、アドホックネッ
トワークを構成する他の端末で生成された中継要求信号
を追加した中継要求信号を端末管理部204に出力する
中継要求信号生成部701と、変復調部103から入力
されるアドホックネットワークを構成する他の端末で生
成された中継要求信号を判定し、中継要求信号生成部7
01に出力するアクセス方式制御部203を含むメディ
アアクセス制御部104であり、特に中継要求信号生成
部701の動作について説明する。
【0037】中継要求信号生成部701は、端末管理部
204の端末情報から隠れ端末を認識し、隠れ端末との
通信を中継する中継要求信号を端末管理部204に出力
する。端末管理部204は、端末情報に中継情報を追加
し、他の端末と情報を共有するために、CSMA/CA
制御部201とトークン・パッシング制御部202に出
力する。ここで、端末情報を受信した場合は、端末情報
に記憶されている隠れ端末情報を確認し、自端末が隠れ
端末と指定されていない場合は、中継情報に自端末の情
報を追加し、他の端末に送信する。自端末が隠れ端末と
指定されている場合は、中継情報に基づいて、データを
送信する際の経路を決定する。
204の端末情報から隠れ端末を認識し、隠れ端末との
通信を中継する中継要求信号を端末管理部204に出力
する。端末管理部204は、端末情報に中継情報を追加
し、他の端末と情報を共有するために、CSMA/CA
制御部201とトークン・パッシング制御部202に出
力する。ここで、端末情報を受信した場合は、端末情報
に記憶されている隠れ端末情報を確認し、自端末が隠れ
端末と指定されていない場合は、中継情報に自端末の情
報を追加し、他の端末に送信する。自端末が隠れ端末と
指定されている場合は、中継情報に基づいて、データを
送信する際の経路を決定する。
【0038】図6の場合について具体的に説明する。こ
こでは、端末A601には端末D604が隠れ端末とな
り、端末C603が中継を実行することで、最短経路を
とることが可能となる。端末A601が端末D604と
の中継を要求する中継要求信号を送信すると、端末B6
02、端末C603、端末E605が受信する。ここ
で、端末C603は端末情報から隠れ端末を端末D60
4と認識する。端末C603は自身が隠れ端末でないと
判断し、中継情報に中継経路として「端末A601、端
末C603」を更新し、送信する。端末C603の端末
情報を受信するのは端末A601と端末D604であ
り、端末A601は隠れ端末ではないため、中継経路は
「端末A601、端末C603、端末A601」と更新
し、端末D604は自身が隠れ端末であると認識するた
め、中継経路を「端末A601、端末C603、端末D
604」とし、中継要求の端末A601から端末D60
4への経路を確立する。
こでは、端末A601には端末D604が隠れ端末とな
り、端末C603が中継を実行することで、最短経路を
とることが可能となる。端末A601が端末D604と
の中継を要求する中継要求信号を送信すると、端末B6
02、端末C603、端末E605が受信する。ここ
で、端末C603は端末情報から隠れ端末を端末D60
4と認識する。端末C603は自身が隠れ端末でないと
判断し、中継情報に中継経路として「端末A601、端
末C603」を更新し、送信する。端末C603の端末
情報を受信するのは端末A601と端末D604であ
り、端末A601は隠れ端末ではないため、中継経路は
「端末A601、端末C603、端末A601」と更新
し、端末D604は自身が隠れ端末であると認識するた
め、中継経路を「端末A601、端末C603、端末D
604」とし、中継要求の端末A601から端末D60
4への経路を確立する。
【0039】また、データの中継は多段の中継を行うこ
とも可能であり、中継経路が複数となる場合は、中継数
の最小のものを選択する。例えば、「端末A601、端
末B602、端末C603、端末D604」の経路と
「端末A601、端末C603、端末D604」では後
者を選択する。ただし、中継経路は通信状態を考慮し
て、「端末A601、端末B602、端末C603、端
末D604」の経路を選択することも可能である。
とも可能であり、中継経路が複数となる場合は、中継数
の最小のものを選択する。例えば、「端末A601、端
末B602、端末C603、端末D604」の経路と
「端末A601、端末C603、端末D604」では後
者を選択する。ただし、中継経路は通信状態を考慮し
て、「端末A601、端末B602、端末C603、端
末D604」の経路を選択することも可能である。
【0040】また、端末が移動または電源の切断などに
よりアドホックネットワークから離脱した場合は、隠れ
端末として登録し、さらに一定時間経過しても受信信号
及び中継要求信号が存在しない場合には、その隠れ端末
はアドホックネットワークから離脱したものと判断し、
該当する端末情報を削除する。
よりアドホックネットワークから離脱した場合は、隠れ
端末として登録し、さらに一定時間経過しても受信信号
及び中継要求信号が存在しない場合には、その隠れ端末
はアドホックネットワークから離脱したものと判断し、
該当する端末情報を削除する。
【0041】以上のように構成することで、隠れ端末が
存在する場合であっても、アドホックネットワーク内の
データの送受信を行うことができる。
存在する場合であっても、アドホックネットワーク内の
データの送受信を行うことができる。
【0042】(実施の形態2)本発明第2の実施の形態
について、送信先となる端末に合わせて通信領域を変更
するメディアアクセス制御部104を図8に示す。
について、送信先となる端末に合わせて通信領域を変更
するメディアアクセス制御部104を図8に示す。
【0043】図8は、端末管理部204に記憶されてい
る隠れ端末の情報から通信領域を変更する条件を記述し
た通信領域信号を生成し、変復調部103に入力される
アドホックネットワークを構成する他の端末で生成され
た通信領域信号を追加した通信領域信号を端末管理部2
04に出力する通信領域信号生成部801と、変復調部
103から入力されるアドホックネットワークを構成す
る他の端末で生成された通信領域信号を判定し、通信領
域信号生成部801に出力するアクセス方式制御部20
3を含むメディアアクセス制御部104であり、特に通
信領域信号生成部801について説明する。
る隠れ端末の情報から通信領域を変更する条件を記述し
た通信領域信号を生成し、変復調部103に入力される
アドホックネットワークを構成する他の端末で生成され
た通信領域信号を追加した通信領域信号を端末管理部2
04に出力する通信領域信号生成部801と、変復調部
103から入力されるアドホックネットワークを構成す
る他の端末で生成された通信領域信号を判定し、通信領
域信号生成部801に出力するアクセス方式制御部20
3を含むメディアアクセス制御部104であり、特に通
信領域信号生成部801について説明する。
【0044】通信領域信号生成部801は、端末管理部
204の端末情報から隠れ端末を認識し、自端末の通信
領域を送信電力で示す通信領域に関する通信領域信号を
端末管理部204の端末情報に追加する。通信領域信号
を追加した端末情報は、CSMA/CA制御部201と
トークン・パッシング制御部202に出力され、通信領
域信号に基づいて、アンテナ部101の送信電力を変更
し、隠れ端末に向けて送信される。ここで、隠れ端末が
通信領域信号を含む端末情報を受信した場合には、隠れ
端末の端末管理部204の端末情報を更新し、通信領域
信号の送信電力を用いて、応答信号を送信元に返信す
る。ただし、送信元の端末が隠れ端末からの応答信号を
一定時間受信しなかった場合には、さらに送信電力を増
加して上記の動作を行う。これらの動作を送信電力が商
品企画などであらかじめ定められた上限値になるまで繰
り返し行う。
204の端末情報から隠れ端末を認識し、自端末の通信
領域を送信電力で示す通信領域に関する通信領域信号を
端末管理部204の端末情報に追加する。通信領域信号
を追加した端末情報は、CSMA/CA制御部201と
トークン・パッシング制御部202に出力され、通信領
域信号に基づいて、アンテナ部101の送信電力を変更
し、隠れ端末に向けて送信される。ここで、隠れ端末が
通信領域信号を含む端末情報を受信した場合には、隠れ
端末の端末管理部204の端末情報を更新し、通信領域
信号の送信電力を用いて、応答信号を送信元に返信す
る。ただし、送信元の端末が隠れ端末からの応答信号を
一定時間受信しなかった場合には、さらに送信電力を増
加して上記の動作を行う。これらの動作を送信電力が商
品企画などであらかじめ定められた上限値になるまで繰
り返し行う。
【0045】なお、本発明第1の実施の形態に記載した
中継方法と同時に用いることも可能である。例えば、中
継が複数段である場合に、送信電力を増加させること
で、中継段数を減らすことも可能である。
中継方法と同時に用いることも可能である。例えば、中
継が複数段である場合に、送信電力を増加させること
で、中継段数を減らすことも可能である。
【0046】なお、通信領域の変更方法は、アンテナビ
ームの指向性を調整することでも同様の効果を得ること
が可能である。
ームの指向性を調整することでも同様の効果を得ること
が可能である。
【0047】また、通信の対象となる端末が隠れ端末で
ない場合には、送信電力を減少し、通信領域を縮小さ
せ、消費電力を削減することが可能である。
ない場合には、送信電力を減少し、通信領域を縮小さ
せ、消費電力を削減することが可能である。
【0048】また、端末が移動または電源の切断などに
よりアドホックネットワークから離脱した場合は、隠れ
端末として登録し、さらに一定時間経過しても受信信号
及び中継要求信号が存在しない場合には、その隠れ端末
はアドホックネットワークから離脱したものと判断し、
該当する端末情報を削除する。
よりアドホックネットワークから離脱した場合は、隠れ
端末として登録し、さらに一定時間経過しても受信信号
及び中継要求信号が存在しない場合には、その隠れ端末
はアドホックネットワークから離脱したものと判断し、
該当する端末情報を削除する。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の効果としては、
無線パケット通信システムであって、アクセスポイント
のような集中管理局がないアドホックネットワークで
も、トークン・パッシング方式とCSMA/CA方式を
併用することにより、データの遅延時間を小さく抑える
ことができるため、リアルタイム性を要求するデータの
伝送にも対応したアドホックネットワークを構築するこ
とができる。
無線パケット通信システムであって、アクセスポイント
のような集中管理局がないアドホックネットワークで
も、トークン・パッシング方式とCSMA/CA方式を
併用することにより、データの遅延時間を小さく抑える
ことができるため、リアルタイム性を要求するデータの
伝送にも対応したアドホックネットワークを構築するこ
とができる。
【図1】本発明第1の実施の形態による無線通信端末装
置を示す図
置を示す図
【図2】同第1の実施の形態による無線通信端末装置の
メディアアクセス制御部を示す図
メディアアクセス制御部を示す図
【図3】同第1の実施の形態によるメディアアクセス制
御部のアクセス方式の時間変化を示す図
御部のアクセス方式の時間変化を示す図
【図4】同第1の実施の形態による無線通信端末装置の
メディアアクセス制御部を示す図
メディアアクセス制御部を示す図
【図5】同第1の実施の形態による無線通信端末装置の
メディアアクセス制御部を示す図
メディアアクセス制御部を示す図
【図6】同第1の実施の形態による隠れ端末存在時のア
ドホックネットワークを示す図
ドホックネットワークを示す図
【図7】同第1の実施の形態による無線通信端末装置の
メディアアクセス制御部を示す図
メディアアクセス制御部を示す図
【図8】同第2の実施の形態による無線通信端末装置の
メディアアクセス制御部を示す図
メディアアクセス制御部を示す図
101 アンテナ部
102 RF部
103 変復調部
104 メディアアクセス制御部
105 OS部
201 CSMA/CA制御部
202 トークン・パッシング制御部
203 アクセス方式制御部
204 端末管理部
301 トークン・パッシング区間
302 CSMA/CA区間
303 トークン・パッシング開始周期
304 トークン・パッシング開始パケット
401 加入要求信号生成部
501 隠れ端末監視部
601 端末A
602 端末B
603 端末C
604 端末D
605 端末E
701 中継要求信号生成部
801 通信領域信号生成部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松本 泰輔
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 小林 広和
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5K033 CA07 CA15 DA17 DB09 EA03
EC02
Claims (6)
- 【請求項1】 高周波信号を受信するアンテナ部と、前
記アンテナ部で受信した前記高周波信号を入力し、前記
高周波信号をベースバンド信号に変換するRF部と、前
記RF部の前記ベースバンド信号を入力し、前記ベース
バンド信号をディジタル信号に復調する変復調部と、前
記変復調部の前記ディジタル信号を入力し、前記ディジ
タル信号に含まれる端末を管理する端末情報を取得する
メディアアクセス制御部と、前記メディアアクセス制御
部の前記ディジタル信号を入力し、前記ディジタル信号
に含まれる前記端末情報及びアプリケーションデータを
処理するOS部を具備する無線通信端末装置であって、
前記OS部は、前記アプリケーションデータを作成し、
前記端末情報及びアクセス方式を制御するアクセス制御
情報を前記アプリケーションデータに付加した前記ディ
ジタル信号を前記メディアアクセス制御部に出力し、前
記メディアアクセス制御部は、前記アクセス制御情報か
ら前記アクセス方式を決定し、前記アクセス方式に従い
前記ディジタル信号を前記変復調部に出力し、前記変復
調部は、前記メディアアクセス制御部から入力される前
記ディジタル信号を予め決められた変調方式で変調信号
に変換し、前記RF部は、前記変調信号を前記高周波信
号に変換し、前記アンテナ部は前記高周波信号を送信す
る無線通信端末装置。 - 【請求項2】 メディアアクセス制御部が、キャリアセ
ンスを行い送信の衝突を回避するCSMA/CA方式を
制御し、変復調部にディジタル信号を出力するCSMA
/CA制御部と、送信が許可されたアドホックネットワ
ークを構成する端末の端末番号が記憶されたトークンを
前記アドホックネットワークを構成する端末の間で巡回
させ、前記端末番号に一致する端末は送信を行うトーク
ン・パッシング方式を制御し、前記変復調部に前記ディ
ジタル信号を出力するトークン・パッシング制御部と、
OS部から入力される前記ディジタル信号のアクセス制
御情報を監視し、アクセス方式及び継続時間を決定し、
前記トークン・パッシング制御部及び前記CSMA/C
A制御部に前記ディジタル信号を出力し、変復調部から
入力される前記トークン・パッシング方式の開始を宣言
するトークン・パッシング開始パケット、前記トーク
ン、前記キャリアセンスを行う信号及び前記アドホック
ネットワークを構成する端末から受信した前記ディジタ
ル信号を判断し、前記トークン・パッシング開始パケッ
ト及び前記トークンを前記トークン・パッシング制御部
に出力し、前記キャリアセンスを行う信号を前記CSM
A/CA制御部に出力し、前記アドホックネットワーク
を構成する端末から受信した前記ディジタル信号を前記
OS部に出力するアクセス方式制御部と、前記アドホッ
クネットワークを構成する端末情報を記憶し、前記CS
MA/CA制御部及び前記トークン・パッシング制御部
に前記端末情報を出力する端末管理部を有する請求項1
記載の無線通信端末装置。 - 【請求項3】 メディアアクセス制御部が、新規に通信
を開始する際にアドホックネットワークを構成する他の
端末に送信する加入要求信号を生成し、CSMA/CA
制御部に出力する加入要求信号生成部を更に有し、アク
セス方式制御部は、OS部から入力される前記加入要求
信号の生成を要求する信号を前記加入要求信号生成部に
出力し、変復調部から入力される前記アドホックネット
ワークを構成する他の端末から受信した前記加入要求信
号及び端末情報を端末管理部に出力し、前記端末管理部
は、前記アクセス方式制御部から入力される前記加入要
求信号を前記端末情報に更新し、CSMA/CA制御部
又はトークン・パッシング制御部に出力する請求項2記
載の無線通信端末装置。 - 【請求項4】 メディアアクセス制御部が、アドホック
ネットワークを構成する他の端末から受信したディジタ
ル信号及び端末管理部に記憶されている端末情報を用い
て通信領域の外に位置する隠れ端末を判定し、前記隠れ
端末の情報を前記端末管理部に出力する隠れ端末監視部
を更に有し、前記端末管理部は、変復調部から入力され
た前記アドホックネットワークを構成する他の端末から
受信した前記ディジタル信号を前記隠れ端末監視部に出
力するアクセス方式制御部と前記隠れ端末監視部に前記
端末情報を出力する請求項2又は3記載の無線通信端末
装置。 - 【請求項5】 メディアアクセス制御部が、端末管理部
に記憶されている隠れ端末の情報から隠れ端末との通信
データの中継を要求する中継要求信号を生成し、アドホ
ックネットワークを構成する他の端末で生成された前記
中継要求信号を追加した前記中継要求信号を前記端末管
理部に出力する中継要求信号生成部を更に有し、アクセ
ス方式制御部は、変復調部から入力される前記アドホッ
クネットワークを構成する他の端末で生成された前記中
継要求信号を判定し、前記中継要求信号生成部に出力す
る請求項4記載の無線通信端末装置。 - 【請求項6】 メディアアクセス制御部が、端末管理部
に記憶されている隠れ端末の情報から通信領域を変更す
る条件を記述した通信領域信号を生成し、変復調部に入
力されるアドホックネットワークを構成する他の端末で
生成された前記通信領域信号を追加した前記通信領域信
号を前記端末管理部に出力する通信領域信号生成部を更
に有し、アクセス方式制御部は、変復調部から入力され
る前記アドホックネットワークを構成する他の端末で生
成された前記通信領域信号を判定し、前記通信領域信号
生成部に出力する請求項4記載の無線通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002092148A JP2003289309A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 無線通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002092148A JP2003289309A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 無線通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003289309A true JP2003289309A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29237061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002092148A Pending JP2003289309A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 無線通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003289309A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005210694A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-08-04 | Sony Corp | 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP2006186627A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nec Electronics Corp | ホスト装置、デバイス装置、通信システム及びデータ送受信方法 |
JP2007531410A (ja) * | 2004-03-26 | 2007-11-01 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | アドホック無線通信システムに関する方法及び装置 |
US7818018B2 (en) | 2004-01-29 | 2010-10-19 | Qualcomm Incorporated | Distributed hierarchical scheduling in an AD hoc network |
US7894538B2 (en) | 2003-08-27 | 2011-02-22 | Qualcomm Incorporated | Frequency-independent spatial processing for wideband MISO and MIMO systems |
US8233462B2 (en) | 2003-10-15 | 2012-07-31 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control and direct link protocol |
US8284752B2 (en) | 2003-10-15 | 2012-10-09 | Qualcomm Incorporated | Method, apparatus, and system for medium access control |
US8355372B2 (en) | 2004-05-07 | 2013-01-15 | Qualcomm Incorporated | Transmission mode and rate selection for a wireless communication system |
US8401018B2 (en) | 2004-06-02 | 2013-03-19 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for scheduling in a wireless network |
US8462817B2 (en) | 2003-10-15 | 2013-06-11 | Qualcomm Incorporated | Method, apparatus, and system for multiplexing protocol data units |
US8472473B2 (en) | 2003-10-15 | 2013-06-25 | Qualcomm Incorporated | Wireless LAN protocol stack |
US8483105B2 (en) | 2003-10-15 | 2013-07-09 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control |
US8600336B2 (en) | 2005-09-12 | 2013-12-03 | Qualcomm Incorporated | Scheduling with reverse direction grant in wireless communication systems |
US8842657B2 (en) | 2003-10-15 | 2014-09-23 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control with legacy system interoperability |
US8903440B2 (en) | 2004-01-29 | 2014-12-02 | Qualcomm Incorporated | Distributed hierarchical scheduling in an ad hoc network |
US9226308B2 (en) | 2003-10-15 | 2015-12-29 | Qualcomm Incorporated | Method, apparatus, and system for medium access control |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002092148A patent/JP2003289309A/ja active Pending
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7894538B2 (en) | 2003-08-27 | 2011-02-22 | Qualcomm Incorporated | Frequency-independent spatial processing for wideband MISO and MIMO systems |
US8774098B2 (en) | 2003-10-15 | 2014-07-08 | Qualcomm Incorporated | Method, apparatus, and system for multiplexing protocol data units |
US9226308B2 (en) | 2003-10-15 | 2015-12-29 | Qualcomm Incorporated | Method, apparatus, and system for medium access control |
US8462817B2 (en) | 2003-10-15 | 2013-06-11 | Qualcomm Incorporated | Method, apparatus, and system for multiplexing protocol data units |
US9072101B2 (en) | 2003-10-15 | 2015-06-30 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control and direct link protocol |
US8472473B2 (en) | 2003-10-15 | 2013-06-25 | Qualcomm Incorporated | Wireless LAN protocol stack |
US8483105B2 (en) | 2003-10-15 | 2013-07-09 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control |
US8842657B2 (en) | 2003-10-15 | 2014-09-23 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control with legacy system interoperability |
US8233462B2 (en) | 2003-10-15 | 2012-07-31 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control and direct link protocol |
US8284752B2 (en) | 2003-10-15 | 2012-10-09 | Qualcomm Incorporated | Method, apparatus, and system for medium access control |
US9137087B2 (en) | 2003-10-15 | 2015-09-15 | Qualcomm Incorporated | High speed media access control |
US8582430B2 (en) | 2003-10-15 | 2013-11-12 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for wireless LAN (WLAN) data multiplexing |
JP2005210694A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-08-04 | Sony Corp | 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP4622503B2 (ja) * | 2003-12-24 | 2011-02-02 | ソニー株式会社 | 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム |
US8903440B2 (en) | 2004-01-29 | 2014-12-02 | Qualcomm Incorporated | Distributed hierarchical scheduling in an ad hoc network |
US7818018B2 (en) | 2004-01-29 | 2010-10-19 | Qualcomm Incorporated | Distributed hierarchical scheduling in an AD hoc network |
JP4787238B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2011-10-05 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | アドホック無線通信システムに関する方法及び装置 |
US8315271B2 (en) | 2004-03-26 | 2012-11-20 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for an ad-hoc wireless communications system |
JP2007531410A (ja) * | 2004-03-26 | 2007-11-01 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | アドホック無線通信システムに関する方法及び装置 |
US8355372B2 (en) | 2004-05-07 | 2013-01-15 | Qualcomm Incorporated | Transmission mode and rate selection for a wireless communication system |
US8401018B2 (en) | 2004-06-02 | 2013-03-19 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for scheduling in a wireless network |
JP2006186627A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nec Electronics Corp | ホスト装置、デバイス装置、通信システム及びデータ送受信方法 |
JP4567433B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-10-20 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | ホスト装置、デバイス装置、通信システム及びデータ送受信方法 |
US8600336B2 (en) | 2005-09-12 | 2013-12-03 | Qualcomm Incorporated | Scheduling with reverse direction grant in wireless communication systems |
US9198194B2 (en) | 2005-09-12 | 2015-11-24 | Qualcomm Incorporated | Scheduling with reverse direction grant in wireless communication systems |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110169098B (zh) | 在移动通信系统中选择接入和移动性管理功能的方法和装置 | |
WO2022042426A1 (zh) | 多链路设备、通信方法及存储介质 | |
JP4734255B2 (ja) | メッシュネットワークの集中制御のための装置と方法 | |
JP2003289309A (ja) | 無線通信端末装置 | |
EP3322100B1 (en) | Electronic device and method of operating the same | |
CN101502059B (zh) | 用于异步无线通信的消息交换方案 | |
US20050174950A1 (en) | Distributed network organization and topology discovery in ad-hoc network | |
JP2007074297A (ja) | 無線通信ネットワークのセキュリティ設定方法、セキュリティ設定プログラム、無線通信ネットワークシステム及びクライアント装置 | |
JP4192328B2 (ja) | 無線伝送方法及び無線伝送装置 | |
CN113141671A (zh) | wifi设备的通信方法、设备和计算机可读存储介质 | |
JP2003318917A (ja) | 無線通信システム、無線通信端末および無線通信システムへの参加方法 | |
JPH11251992A (ja) | 通信制御方法及び伝送装置 | |
JP3190790B2 (ja) | 通信制御装置 | |
JPH11275106A (ja) | 通信システム | |
JP2000092076A (ja) | 通信制御方法及び伝送装置 | |
US6567386B1 (en) | Polling control method, transmission control apparatus and transmission apparatus | |
WO2019062784A1 (zh) | 资源配置方法及装置 | |
JPH0248841A (ja) | バス型lanにおける送信権制御方式 | |
CN112202877A (zh) | 网关联动方法、网关、云服务器及用户终端 | |
CN113794996B (zh) | 设备通信、设备控制方法、装置、电子设备和存储介质 | |
CN113905349A (zh) | 组网方法、装置及系统 | |
CN112055341A (zh) | 一种低功耗蓝牙Mesh网络的组网方法、装置及设备 | |
JP2004048250A (ja) | 無線基地局、ネットワーク加入制御方法、無線端末及び通信制御方法 | |
CN108684021A (zh) | 一种蓝牙低功耗通信方法和装置 | |
CN107689986B (zh) | 无线自组织网络中通信设备的数据通信方法、通信设备以及存储装置 |