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JP2003274234A - 撮像機器 - Google Patents

撮像機器

Info

Publication number
JP2003274234A
JP2003274234A JP2002072074A JP2002072074A JP2003274234A JP 2003274234 A JP2003274234 A JP 2003274234A JP 2002072074 A JP2002072074 A JP 2002072074A JP 2002072074 A JP2002072074 A JP 2002072074A JP 2003274234 A JP2003274234 A JP 2003274234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
mirror surface
image pickup
upper housing
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002072074A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Ido
透記 井戸
Katsuhiro Nara
勝弘 奈良
Takao Matsuda
孝雄 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2002072074A priority Critical patent/JP2003274234A/ja
Publication of JP2003274234A publication Critical patent/JP2003274234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、鏡面を傷つけず且つ美観を損ねる
ことの無い撮像機器を提供することを課題とする。 【解決手段】 カメラ機能付き携帯電話機1は、上筐体
2及び下筐体3を互いに開閉できるような折り畳式であ
る。上筐体2の背面に第一開口部13が設けられてお
り、上筐体2に内蔵された撮像モジュール18が第一開
口部13に臨んでいる。そして、第一開口部13のすぐ
近傍に、鏡面23が設けられている。この鏡面23は凸
面鏡である。そして、透光性を有する透明部材24が、
第一開口部13及び鏡面23を一体的に被覆している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯性を備えた撮
像機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、持ち運びに優れ、取扱いが簡単な
小型のデジタルカメラが普及しており、中には、撮像モ
ジュールが小型化に伴って携帯電話機やその他電子機器
に組み込まれ、所謂カメラ機能付き電子機器が普及して
いる。一方、このような携帯性に優れ、取扱いも簡単な
ことから、例えば携帯電話機に撮像モジュールを組み込
んだ場合、風景に限らず、撮影者自身を撮影し、セルフ
ポートレート(自画像)を電子メール等で相手先に送信
するといった利用方法も広まりつつある。セルフポート
レートを撮影する場合、撮影者自身の写り映えを事前に
確認する手段として、凸面鏡を携帯電話機の筐体に設置
することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話機の筐体に凸面鏡を設置すると、凸面鏡に傷を付けた
り、凸面鏡の周囲に埃がたまりやすく、携帯電話機の使
い勝手だけでなく携帯電話機の美観も損ねてしまうとい
ったことがあった。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、セルフポートレート撮影用の凸面鏡とい
った鏡面を筐体に具備しても、鏡面を傷つけず且つ美観
を損ねることの無い撮像機器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、例えば図1〜図8に示すように、請求項1記載の
発明に係る撮像機器(例えば、携帯電話機1、100又
は200)は、筐体(例えば、上筐体2)の内部に撮像
部(例えば、撮像モジュール18)が設けられ、前記撮
像部の光軸とほぼ直交する方向に開口した開口部(例え
ば、第一開口部13、第二開口部114、第一開口部2
13又は第二開口部214)が前記筐体に設けられ、鏡
面(例えば、鏡面23、123又は223)が前記開口
部の周辺に設けられ、透光性部材(例えば、透明部材2
4,124又は224)が前記鏡面及び前記開口部を一
体的に被覆するように前記筐体に取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明では、鏡面が透光性部
材に被覆されているため、鏡面が傷つかない上、被写体
の光学像が鏡面に映し出される。また、鏡面及び開口部
が一体的に透光性部材に被覆されているため、見た目が
非常に良い。従って、筐体に鏡面が設けられたとして
も、撮像機器の美観性が損なわれない。
【0007】請求項2記載の発明は、例えば図3に示す
ように、請求項1記載の撮像機器において、前記鏡面は
前記開口部周辺を装飾する装飾部材(例えば、枠部材1
9)の一部として一体的に形成されており、前記透光性
部材は前記装飾部材を被覆することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、装飾部材と一体
となって鏡面が形成されているため、鏡面及び開口部周
辺の装飾性が向上する。その上、装飾部材が透光性部材
に被覆されているから、装飾部材の装飾性が際立つ。
【0009】請求項3記載の発明は、例えば図7に示す
ように、請求項1記載の撮像機器において、前記撮像部
の光軸の方向に凹んだ曲面(例えば、凹部125の面)
が前記筐体と向き合った前記透光性部材の裏面に設けら
れ、前記曲面に金属が蒸着されることで前記鏡面が形成
されていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、例えば図5、図8
に示すように、請求項1から3の何れかに記載の撮像機
器において、前記開口部に表示部(例えば、サブディス
プレイ15)が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明では、透光性部材に被
覆された開口部に表示部が設けられているため、表示部
が透光性部材によって保護される。
【0012】請求項5記載の発明は、例えば図5、図8
に示すように、請求項1から4の何れかに記載の撮像機
器において、自発光する発光部(例えば、サブディスプ
レイ15)が前記開口部に設けられていることを特徴と
する。
【0013】請求項5記載の発明では、透光性部材に被
覆された開口部に発光部が設けられているため、発光部
が発光することにより発光部の発光色が透光性部材に反
映される。従って、美観を感じさせるような撮像機器が
提供される。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1から3の
何れかに記載の撮像機器において、前記撮像部の光軸が
前記開口部を通っていることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明では、撮像部の光軸が
開口部を通っているため、開口部を通じて撮像部が撮像
することができ、更に、開口部に透光性部材が被覆され
ているため、撮像部が透光性部材によって保護される。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
何れかに記載の撮像機器において、前記鏡面は前記撮像
部の光軸方向に凸となるような曲面となる凸面鏡である
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の具
体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲を図示例に
限定するものではない。
【0018】〔第一の実施の形態〕図1及び図2には、
本発明が適用された折り畳み式のカメラ機能付き携帯電
話機(以下、「携帯電話機」という。)1が示されてい
る。図1及び図2に示すように、携帯電話機1は、上筐
体2と、下筐体3と、ヒンジ部4等とを具備している。
上筐体2がヒンジ部4で下筐体3に連結している。下筐
体3に対して上筐体2がヒンジ部4を中心にして回動自
在となっており、上筐体2及び下筐体3を互いに開閉で
きるようになっている。
【0019】図1(a)に示すように、下筐体3の閉じ
る側の面(正面)には、数値入力、文字入力、決定又は
キャンセル等といった操作用のプッシュボタン7,7,
…と、カーソル移動或いは画面スクロールといった操作
用の入力キー8等とが設けられている。マイクが下筐体
3内に内蔵されており、下筐体3の閉じる側の面の下部
に設けられたマイク口9から通話人等の音声を入力する
ようになっている。
【0020】上筐体2の上端には伸縮自在なアンテナ1
3が設けられている。上筐体2の閉じる側の面(正面)
には、種々の画像、文字、数字等を表示する液晶表示部
5が設けられており、液晶表示部5は例えばアクティブ
マトリクス方式で表示するTFT型液晶ディスプレイ等
から構成されている。通話の際に音声等を発生するスピ
ーカが上筐体2内に内蔵されており、液晶表示部5の上
方において上筐体2に設けられたスピーカ口6からスピ
ーカの音声等が出力される。
【0021】上筐体2と下筐体3を互いに閉じると、上
筐体2の閉じる側の面と下筐体3の閉じる側の面が互い
に対向して、プッシュボタン7,7,…及び入力キー8
が液晶表示部5に向き合うように携帯電話機1を折り畳
めることができる。
【0022】図1(b)に示すように、下筐体3の開く
側の面(背面)には、充電用電池を内蔵した電池蓋10
が配設されている。電池蓋10は下筐体3に対して着脱
自在となっており、下筐体3に装着された電池蓋10は
ロック部11によって下筐体3に固定される。
【0023】電池蓋10の下方においてスピーカ12が
下筐体3内に設けられており、着信時の報知音、プッシ
ュボタン7,7,…の操作時の操作音、入力キー8の操
作時の操作音等がスピーカ12から出力される。
【0024】上筐体2の開く側の面(背面)には、第一
開口部13及び第二開口部14が形成されている。第二
開口部14は、上筐体2の開く側の面を内外に貫通して
おり、上下に長尺な略矩形状の形状をしている。第二開
口部14は、上筐体2の幅方向(図1(b)の左右方
向)のほぼ中央部に形成されている。上筐体2内にはモ
ノクロのサブディスプレイ15が設けられており、サブ
ディスプレイ15は第二開口部14に対峙しており、第
二開口部14に臨んでいる。
【0025】サブディスプレイ15はセグメント表示型
の液晶ディスプレイであり、日付、時間、曜日、電波の
状態、バッテリー残量等がサブディスプレイ15に表示
される。また、サブディスプレイ15には多色発光LE
Dがバックライトとして設けられており、LEDの発光
色が互いに異なることで、サブディスプレイ15が複数
色に発光することができるようになっている。サブディ
スプレイ15が発光するタイミングとしては、例えば、
着信時、プッシュボタン7,7,…の操作時、入力キー
8の操作時等である。なお、サブディスプレイ15は、
マトリクス表示型の液晶ディスプレイであっても良い。
【0026】第二開口部14の周囲において上筐体2が
凹んでおり、アクリル樹脂といった可視光に対して透過
性を有する材料からなるカバー16がこの凹んだ部分に
はめ込まれている。このカバー16によって第二開口部
14が覆われているが、カバー16が透光性を有するた
め第二開口部14を通じてサブディスプレイ15を見る
ことができる。
【0027】次に、第一開口部13及び第一開口部13
の周囲の構造について、図3及び図4を用いて詳細に説
明する。図3は、第一開口部13及びその周囲を示した
平面図であり、図4は、図3における破断線A−Aで破
断して示した断面図である。図2及び図3に示すよう
に、第一開口部13は、上筐体2の開く側の面を内外に
貫通しており、略円形の形状をしている。なお、図1に
示すように、第一開口部13は、上筐体2の幅方向のほ
ぼ中央部に形成されており、第二開口部14よりヒンジ
部4の近くに形成されている。
【0028】図3及び図4に示すように、上筐体2内部
において、撮像光学系光軸上にレンズ22を具備したC
CD(CCDイメージセンサ)又はCMOS(CMOS
イメージセンサ)からなる撮像モジュール18が回路基
板27上に配置されている。そして、第一開口部13が
上筐体2の内外を通じるように貫通しており、第一開口
部13は光軸とほぼ直交する方向となるように開口して
おり、撮像モジュール18の撮像光学系の光軸は第一開
口部13を通っている。なお、図4において、撮像モジ
ュール18及び回路基板27は破断されていない状態で
示されている。
【0029】そして、図3の図示方向に見て略台形状を
した枠部材19は、その開口部裏側が第一開口部13の
周囲に形成される凸部21にはめ込まれることで、上筐
体2に固定される。
【0030】なお枠部材19には、撮像モジュール18
の光軸とほぼ直交する方向となるよに開口した貫通孔2
0が形成されており、撮像モジュール18の光軸は貫通
孔20を通っている。図3の図示方向に見て、貫通孔2
0は、第一開口部13に重なっている。従って、撮像モ
ジュール18は、第一開口部13及び貫通孔20を通じ
て被写体の光学像を取得して、被写体を撮像することが
できる。
【0031】枠部材19の表面には、装飾用の塗装が施
されている。塗装の色としては銀色、金色、プラチナ
色、赤色、黄色等があるが、これらの色に限らず、望ま
しくは上筐体2の色と異なっているのが良い。枠部材1
9に装飾用の塗装が施されていることで、枠部材19に
よって第一開口部13の周囲が装飾されている。
【0032】更に、枠部材19の表面には略円形状の鏡
面23が形成されており、鏡面23は第一開口部13及
び貫通孔20に近接している。枠部材19の表面にポリ
ッシュ加工が施されることで、鏡面23が枠部材19の
一部として一体的に形成されている。図4に示すよう
に、鏡面23は撮像モジュール18の光軸方向に凸とな
るように湾曲しており、従い、鏡面23は凸面鏡となっ
ている。被写体からの光学像が鏡面23にて反射して、
反射した光学像が被写体に向かうようになっている。な
お、図1に示すように、鏡面23は、第一開口部13と
第二開口部14との間に配されており、上筐体2の幅方
向のほぼ中央部に配されている。
【0033】以上の枠部材19に透明部材24が被覆さ
れている。透明部材24は、可視光に対し透過性を有す
る部材である。図3(a)に示すように、透明部材24
の外周形状が枠部材19の外周形状とほぼ同じであり、
透明部材24は枠部材19全体を被覆して、上筐体2に
取り付けられている。従って、透明部材24は鏡面23
及び第一開口部13を一体的に被覆している。なお、図
3(a)は、透明部材24が枠部材19を被覆している
状態を示し、図3(b)は、透明部材24がはずされた
状態を示す。
【0034】透明部材24の表面及び裏面において、第
一開口部13に臨む部分25,26は平坦になってお
り、互いにほぼ平行となっている。従って、被写体の光
学像が透明部材24を透過して撮像モジュール18に至
っても、光学像が透明部材24により歪むことはない。
【0035】以上のように構成される携帯電話機1は、
鏡面23を備えることによりセルフポートレート撮影に
適している。つまり、撮影者が鏡面23を自分自身に向
けると、撮影者は自分自身を見ながら撮像モジュール1
8で自分自身を撮像することができる。
【0036】また、鏡面23は透明部材24により被覆
されているので、鏡面23が透明部材24によって保護
され、傷つくことがない。また、透明部材24で鏡面2
3及び第一開口部13を一体的に被覆しているため、撮
像のための穴である第一開口部13が目立たなくなり、
携帯電話機1全体としての美観が向上する。
【0037】また、装飾用に着色した枠部材19が第一
開口部13を囲むように配設されているため、第一開口
部13の周囲が美しく見える。そして、このような枠部
材19が透光性を有する透明部材24に被覆されている
から、枠部材19の色が際立ち、第一開口部13の周囲
が美しく見えて、更に、第一開口部13が目立たなくな
る。逆に、鏡面23が透明部材24に被覆されることに
より鏡面23が目立ち、第一開口部13の周囲に鏡面2
3が形成されることにより鏡面23が第一開口部13よ
り目立つ。従って、撮影者が自分自身の自画像を撮像す
る際に、撮影者は鏡面23により注目するようになる。
つまり、この携帯電話機1は、セルフポートレートの撮
影に非常に適している。
【0038】〔第二の実施の形態〕図5及び図6には、
本発明が適用された別例の携帯電話機100が示されて
いる。携帯電話機100については、携帯電話機1と同
様の構成要素に同様の符号を付してその詳細な説明を省
略し、携帯電話機1と異なる部分について主に説明す
る。
【0039】上筐体2の開く側の面には、第一開口部1
13及び第二開口部114が形成されている。第一開口
部113は、上筐体2の開く側の面を内外に貫通してお
り、略円形の形状をしており、上筐体2の幅方向(図5
(b)の左右方向)のほぼ中央部に配されている。そし
て、上筐体2内には、撮像モジュール18が内蔵されて
いるが、撮像モジュール18は第一開口部113に臨ん
でいる。そして、透光性を有するカバー116が第一開
口部113を塞ぐように上筐体2に取り付けられてい
る。カバー116が透光性を有するため、撮像モジュー
ル18は第一開口部113及びカバー116を通じて被
写体の光学像を取得して被写体を撮像することができ
る。
【0040】第二開口部114は、上筐体2の内外に通
じており、撮像モジュール18の光軸とほぼ直交する方
向となるように開口している。また、第二開口部114
は上筐体2の幅方向のほぼ中央部に形成されている。上
筐体2内にはモノクロのサブディスプレイ15が設けら
れており、サブディスプレイ15は第二開口部114に
対峙しており、第二開口部114に臨んでいる。サブデ
ィスプレイ15は、第一実施形態の携帯電話機1の場合
と同様に、日付、時間、曜日、電波の状態、バッテリー
残量等を表示するようになっているとともに、複数色に
発光するようになっている。
【0041】図7に示すように、第二開口部114の周
囲において上筐体2が凹んでおり、凹んだ部分の底面に
装飾用のシール材130が設けられている。シール材1
30の色は、銀色、金色又はプラチナ色等であるが、上
筐体2の色と異なっているのが良い。図5の図示方向に
見て、第二開口部114の周囲において凹んだ部分は、
略長方形の形状をしている。
【0042】図7に示すように、第二開口部114の周
囲において凹んだ部分に、透明部材124がはめ込まれ
る。透明部材124は、シール材130を被覆してお
り、上筐体2に取り付けられている。透明部材124の
裏面(上筐体2と向き合った面)には、撮像モジュール
18の光軸方向に凹となるようにR形状に湾曲された凹
部125が形成されている。凹部125にアルミ等の金
属が蒸着されることで、凹部125に鏡面123が形成
されている。
【0043】予め鏡面123の形成された透明部材12
4を上筐体2にはめ込むことで、第二開口部114が透
明部材124に被覆される。透明部材124の表面から
見ると、鏡面123が凸面鏡となっているとともに、鏡
面123が透明部材124によって被覆されている。従
って、透明部材124は鏡面123及び第二開口部11
4を一体的に被覆している。また、図5の図示方向に見
て、凹部125が略円形状に形成されているため、鏡面
123も円形状となっている。
【0044】図5に示すように、鏡面123は、第二開
口部114の周辺において第一開口部113と第二開口
部114との間に配されており、上筐体2の幅方向のほ
ぼ中央部に配されている。被写体からの光学像が透明部
材124の表面に入射して更に鏡面123にて反射し
て、反射した光学像が被写体に向かうようになってい
る。
【0045】以上の携帯電話機100を用いて、撮影者
が鏡面123を自分自身に向けると、撮影者は自分自身
を見ながら撮像モジュール18で自分自身を撮像するこ
とができる。
【0046】以上のように構成される携帯電話機100
では、鏡面123が透明部材124に被覆されているの
で、鏡面123が透明部材124によって保護されて傷
つかないうえ、携帯電話機100全体的な美観を損ねる
こともない。また、装飾用のシール材130が第二開口
部114を囲むように配設されているため、第二開口部
114の周囲が美しく見える。そして、このようなシー
ル材130が透光性を有する透明部材124に被覆され
ているから、シール材130の色が際だち、第二開口部
114の周囲が美しく見える。更に、鏡面123が透明
部材124に被覆されているから鏡面123が目立つよ
うになる。従って、撮影者が自分自身の自画像を撮像す
る際に、撮影者は鏡面123により注目するようにな
る。つまり、この携帯電話機100は、セルフポートレ
ートの撮影に非常に適している。
【0047】なお、鏡面123は透明部材124の凹部
125に金属蒸着することにより形成されているが、凹
部125にはめ込めるような凸部をシール材130に形
成して、その凸部に金属蒸着することによって鏡面を形
成しても良い。この場合、鏡面は、装飾用のシール材1
30の一部として一体的に形成されていることになる。
【0048】〔第三の実施の形態〕図8には、本発明が
適用された別例の携帯電話機200が示されている。携
帯電話機200については、携帯電話機1と同様の構成
要素に同様の符号を付してその詳細な説明を省略し、携
帯電話機1と異なる部分について主に説明する。
【0049】上筐体2の開く側の面には、第一開口部2
13及び第二開口部214が形成されている。第一開口
部213は、上筐体2の開く側の面を内外に貫通してお
り、略円形の形状をしており、上筐体2の幅方向(図8
の左右方向)のほぼ中央部に配されている。そして、上
筐体2内には撮像モジュール18が内蔵されているが、
撮像モジュール18は第一開口部213に臨んでいる。
第一開口部213は、上筐体2の内外に通じており、撮
像モジュール18の光軸とほぼ直交する方向となるよう
に開口している。また、撮像モジュール18の光軸は第
一開口部213を通っている。従い、撮像モジュール1
8は第一開口部113を通じて被写体の光学像を取得し
て被写体を撮像することができる。
【0050】第二開口部214は、上筐体2の内外に通
じており、撮像モジュール18の光軸とほぼ直交する方
向となるように開口している。また、第二開口部214
は、上筐体2の幅方向のほぼ中央部に形成されている。
上筐体2内にはモノクロのサブディスプレイ15が設け
られており、サブディスプレイ15は第二開口部214
に対峙しており、第二開口部214に臨んでいる。サブ
ディスプレイ15は、第一実施形態の携帯電話機1の場
合と同様に、日付、時間、曜日、電波の状態、バッテリ
ー残量等を表示するようになっており、複数色に発光す
るようになっている。
【0051】第一開口部213及び第二開口部214の
周囲に鏡面223が設けられており、鏡面223は第一
開口部213と第二開口部214の間に配されている。
また、図8の図示方向に見て、鏡面223は略円形の形
状をしている。また、鏡面223は、撮像モジュール1
8の光軸方向に凸となるように湾曲した凸面鏡である。
鏡面223は、金属蒸着により形成されていても良い
し、ポリッシュ加工により形成されていても良い。
【0052】第一開口部213、第二開口部214及び
鏡面223の周囲において上筐体2が凹んでおり、凹ん
だ部分の底面に装飾用の部材が設けられている。この装
飾用の部材は着色されており、上筐体2と異なる色で着
色されているのが良い。この装飾用の部材に一体となっ
て鏡面223が形成されていても良いし、上筐体2に鏡
面223が形成されていても良い。
【0053】第一開口部213、第二開口部214及び
鏡面223の周囲において凹んだ部分に、透明部材22
4がはめ込まれることで、透明部材224が上筐体2に
取り付けられている。透明部材224によって第一開口
部213、第二開口部214及び鏡面223は一体的に
被覆されている。透明部材224は可視光に対して透光
性を有し、被写体からの光学像が透明部材224の表面
に入射して更に鏡面223にて反射して、反射した光学
像が被写体に向かうようになっている。
【0054】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例え
ば、上記第一実施形態において、鏡面23は枠部材19
に形成されていたが、上筐体2に鏡面が形成されていて
も良い。この場合、上筐体2に凸部がモールド形成さ
れ、この凸部にポリッシュ加工を施すことで鏡面が形成
され、更に、この鏡面は第一開口部13の周辺に配され
て、透明部材24に被覆されている。また本発明は、各
実施の形態において、折り畳み式のカメラ機能付き携帯
電話機について詳述したが、撮像モジュールを備えた電
子機器であればこれに限定されることはなく、デジタル
カメラやカメラ付きPDA、ボイスレコーダ等のハイブ
リッドな機能を有する電子機器や、リストウオッチタイ
プの小型の電子機器でも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、鏡面が
透光性部材に被覆されているため、鏡面が傷つかない
上、被写体の光学像が鏡面に映し出される。また、鏡面
及び開口部が一体的に透光性部材に被覆されているた
め、見た目が非常に良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、第一の実施の形態のカメラ機能
付き携帯電話機の正面図であり、図1(b)は、このカ
メラ機能付き携帯電話機の背面図である。
【図2】図2は、第一の実施の形態のカメラ機能付き携
帯電話機の側面図である。
【図3】図3は、第一の実施の形態のカメラ機能付き携
帯電話機の撮像部及びその周辺を示した平面図である。
【図4】図4は、図3における破断線A−Aで破断して
示した断面図である。
【図5】図5(a)は、第二の実施の形態のカメラ機能
付き携帯電話機の正面図であり、図5(b)は、このカ
メラ機能付き携帯電話機の背面図である。
【図6】図6は、第二の実施の形態のカメラ機能付き携
帯電話機の側面図である。
【図7】図7は、図5における破断線B−Bで破断して
示した断面図である。
【図8】図8は、第三の実施の形態のカメラ機能付き携
帯電話機の背面図である。
【符号の説明】
1、100、200 カメラ機能付き携帯電話機
(撮像機器) 2 上筐体(筐体) 13 第一開口部(開口部) 15 サブディスプレイ(発光部、表示部) 18 撮像モジュール(撮像部) 19 枠部材(装飾部材) 23 鏡面 24、124、224 透明部材(透光性部材) 114 第二開口部(開口部) 130 シール材(装飾部材) 213 第一開口部(開口部) 214 第二開口部(開口部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/04 G03B 17/04 5K023 17/18 17/18 C 5K067 Z H04M 1/02 H04M 1/02 C H04Q 7/32 H04B 7/26 V (72)発明者 松田 孝雄 東京都渋谷区神宮前3丁目25番15号ダ・ヴ ィンチ原宿ビル カシオ計算機株式会社内 Fターム(参考) 2H083 CC02 CC05 CC12 CC15 2H100 AA11 AA32 AA33 AA41 BB05 BB06 CC01 CC07 EE06 2H101 BB00 BB01 BB04 FF01 2H102 AA41 AA71 AB02 AB23 BB01 CA01 CA02 5C022 AA12 AC03 AC22 AC32 AC42 AC63 AC71 AC72 AC73 5K023 AA07 BB11 BB26 DD08 MM00 MM25 5K067 AA34 BB04 EE02 KK17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の内部に撮像部が設けられ、 前記撮像部の光軸とほぼ直交する方向に開口した開口部
    が前記筐体に設けられ、 鏡面が前記開口部の周辺に設けられ、 透光性部材が前記鏡面及び前記開口部を一体的に被覆す
    るように前記筐体に取り付けられていることを特徴とす
    る撮像機器。
  2. 【請求項2】前記鏡面は前記開口部周辺を装飾する装飾
    部材の一部として一体的に形成されており、 前記透光性部材は前記装飾部材を被覆することを特徴と
    する請求項1記載の撮像機器。
  3. 【請求項3】前記撮像部の光軸の方向に凹んだ曲面が前
    記筐体と向き合った前記透光性部材の裏面に設けられ、 前記曲面に金属が蒸着されることで前記鏡面が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の撮像機器。
  4. 【請求項4】前記開口部に表示部が設けられていること
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載の撮像機
    器。
  5. 【請求項5】自発光する発光部が前記開口部に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載
    の撮像機器。
  6. 【請求項6】前記撮像部の光軸が前記開口部を通ってい
    ることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の撮
    像機器。
  7. 【請求項7】前記鏡面は前記撮像部の光軸方向に凸とな
    るような曲面となる凸面鏡であることを特徴とする請求
    項1から6の何れかに記載の撮像機器。
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