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JP2003273354A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Publication number
JP2003273354A
JP2003273354A JP2002073943A JP2002073943A JP2003273354A JP 2003273354 A JP2003273354 A JP 2003273354A JP 2002073943 A JP2002073943 A JP 2002073943A JP 2002073943 A JP2002073943 A JP 2002073943A JP 2003273354 A JP2003273354 A JP 2003273354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trench
region
impurity concentration
conductivity type
channel region
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002073943A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Oi
明彦 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2002073943A priority Critical patent/JP2003273354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチMOSFETやトレンチIGBTに
おいて、ソース領域やウェル領域の不純物濃度の分布が
ばらついても、閾値電圧をほぼ一定にすること。 【解決手段】 ウェル領域12内の、トレンチ13のす
ぐ外側に、ソース領域16に接合し、かつ深さ方向の不
純物濃度がほぼ一定であるチャネル領域17を、斜めイ
オン注入により、トレンチ13の側壁全面にわたって形
成する。このチャネル領域17の不純物濃度は平均不純
物濃度の1/2以上2倍以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特にトレンチゲート構造を有する
MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)ま
たはIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)
を構成する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パワー半導体素子では、オン
抵抗を低減するため、トレンチ構造を有するMOSFE
TやIGBTなどの素子が作製されている。図18は、
従来のトレンチゲート構造を有するMOSFETの要部
の構成を示す縦断面図であるが、同図において、符号1
はエピタキシャル層であり、符号2はウェル領域であ
り、符号3はトレンチである。また、符号4はゲート絶
縁膜であり、符号5はゲート電極であり、符号6はソー
ス領域である。なお、図18では、半導体基板、ゲート
電極5上の層間絶縁膜、アルミニウム電極配線等は省略
されている。
【0003】図18に示す構成のnチャネルMOSFE
Tは、たとえば図示しないn型のシリコン半導体基板上
にn型のシリコンエピタキシャル層を成長させたウェハ
を用いて、つぎのようにして作製される。まず、エピタ
キシャル層中にp型のウェル領域を形成し、このウェル
領域を貫通してエピタキシャル層に達するトレンチを形
成する。
【0004】つづいて、トレンチの側面および底面に沿
ってゲート絶縁膜を形成し、それからトレンチ内をゲー
ト電極となるポリシリコンで埋める。その後、イオン注
入や拡散によってトレンチ側壁の外側にn型のソース領
域を形成する。そして、ゲート電極上を層間絶縁膜で覆
い、ソース電極および金属ゲート電極を形成する。基板
裏面にはドレイン電極を形成する。トレンチゲート構造
を有するIGBTも同様のプロセスにより作製される。
【0005】このようにして作製された従来のトレンチ
MOSFETでは、ゲート電極に閾値電圧以上の電圧を
印加することにより、p型ウェル領域の、トレンチ側壁
に沿う部分にチャネルが形成され、ソース・ドレイン間
に電流が流れる。閾値電圧はチャネルが形成される部分
のp型不純物濃度の最大値によって決まる。トレンチI
GBTでも同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウェル
領域の、チャネルが形成される部分のp型不純物濃度
は、図19に実線で示すように、ソース領域の不純物濃
度(図19において破線で示す)とウェル領域の不純物
濃度が一致した点(P点)、すなわちソース領域とウェ
ル領域との接合位置で最大となるため、ソース領域やウ
ェル領域の不純物濃度の分布がばらつくと、ソース領域
とウェル領域との接合位置がばらつき、その結果、閾値
電圧がばらつくという問題点がある。なお、図19にお
いて、一点鎖線はエピタキシャル層の不純物濃度を表
す。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、ソース領域やウェル領域の不純物濃度の分
布がばらついても、閾値電圧がほぼ一定であるトレンチ
MOSFETやトレンチIGBTなどの半導体装置およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体
層の表面層に形成された第2導電型のウェル領域と、前
記ウェル領域の表面層に形成された第1導電型のソース
領域と、前記ソース領域および前記ウェル領域を貫通し
て前記半導体層に達するトレンチと、前記ソース領域に
接合し、かつ前記トレンチの側壁に沿って前記トレンチ
の外側に設けられた、前記ソース領域との接合位置から
の深さ方向の不純物濃度が一定である第2導電型のチャ
ネル領域と、前記トレンチの底面および側面を被覆する
ゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を介して前記トレン
チ内に埋め込まれたゲート電極と、を具備することを特
徴とする。この発明によれば、トレンチの外側の、トレ
ンチ側壁に沿う部分、すなわちチャネルが形成される部
分の不純物濃度は深さ方向で一定となる。
【0009】また、本発明にかかる半導体装置の製造方
法は、第1導電型の半導体層の表面層に第2導電型のウ
ェル領域を形成する工程と、前記ウェル領域を貫通して
前記半導体層に達するトレンチを形成する工程と、前記
トレンチの側壁に対して斜めの方向から前記トレンチの
側面および底面にイオンを打ち込むことによって、前記
トレンチの側面および底面に沿う前記トレンチの外側領
域に不純物濃度が一定の第2導電型のチャネル領域を形
成する工程と、前記トレンチの底面をエッチングして、
前記チャネル領域の、前記トレンチ底面に沿う部分を除
去する工程と、前記トレンチの底面および側面をゲート
絶縁膜で被覆する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して前
記トレンチ内にゲート電極を埋め込む工程と、前記ウェ
ル領域の表面層に第1導電型のソース領域を形成する工
程と、を含むことを特徴とする。この発明によれば、ト
レンチの外側の、トレンチ側壁に沿う部分、すなわちチ
ャネルが形成される部分に、不純物濃度が深さ方向で一
定のチャネル領域が形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明
の実施の形態にかかるトレンチMOSFETの要部の構
成を示す縦断面図である。図1に示すように、このMO
SFETは、たとえば基板濃度が10 20cm-3のAsド
ープのn型シリコン半導体基板(図示せず)上にリン濃
度がl×10l6cm-3で厚さが約10μmのn型半導体
層11(以下、エピタキシャル層11とする)をエピタ
キシャル成長させた基板、すなわちエピタキシャルウェ
ハを用いて作製される。
【0011】エピタキシャル層11の表面層にはp型ウ
ェル領域12が形成されている。このウェル領域12の
表面層にはn型ソース領域16が形成されている。トレ
ンチ13は、ソース領域16およびウェル領域12を貫
通してエピタキシャル層11に達する。すなわち、トレ
ンチ13の底面はエピタキシャル層11のレベルにあ
る。
【0012】ウェル領域12内の、トレンチ13のすぐ
外側には、ソース領域16に接合するp型チャネル領域
17が形成されている。このチャネル領域17は、深さ
方向の不純物濃度がほぼ一定である領域を有する。この
不純物濃度がほぼ一定である領域の不純物濃度は平均不
純物濃度の1/2以上2倍以下であり、ソース領域16
との接合位置を含む上下0.5μm以上の長さにわたっ
て存在する。
【0013】図2に、図1のA−A’におけるドーパン
トのプロファイルを示す。図1において、実線、破線お
よび一点鎖線はそれぞれチャネル領域17、ソース領域
16およびエピタキシャル層11の不純物濃度を表す。
図2に示すように、ソース領域16は、チャネル領域1
7の深さ方向の不純物濃度が一定である領域においてチ
ャネル領域17に接合する。
【0014】図3は、図1のB−B’におけるトレンチ
13およびチャネル領域17の平面形状を示す模式図で
ある。図3に示す例では、トレンチ13は線状の平面形
状を成している。図3に示すように、チャネル領域17
はトレンチ側壁の全面にわたって設けられている。
【0015】図1に示すように、ゲート絶縁膜14はト
レンチ13の底面および側面を被覆するように形成され
ている。そして、トレンチ13内には、ゲート絶縁膜1
4を介してゲート電極15となるポリシリコンが埋め込
まれている。なお、図1では省略したが、ゲート電極1
5上には層間絶縁膜を介してアルミニウム電極配線等が
形成されている。
【0016】つぎに、図1に示す構成のMOSFETの
製造プロセスについて図4〜図12を参照しながら説明
する。まず、上述したエピタキシャルウェハを用意し、
その主面に、30keVの加速電圧で、5×1012cm
-2のドーズ量のボロン(B)をイオン注入する。そし
て、注入したボロンを拡散させて、エピタキシャル層1
1の表面層にウェル領域12を作製する。
【0017】ついで、基板表面に酸化膜を形成し、フォ
トリソグラフィー技術によりこの酸化膜をパターニング
して、たとえば幅1μmの線状のトレンチパターンを有
するマスク21を形成する(図4)。このマスク21を
エッチングマスクとして、反応性イオンエッチング等の
異方性エッチングをおこない、たとえば深さ2.8μm
で、エピタキシャル層11に達するトレンチ22を形成
する(図5)。
【0018】つづいて、エッチングによるダメージ層を
除去するためのエッチングをおこない、さらに犠牲酸化
をおこなってトレンチ22の側面および底面を犠牲酸化
膜23で覆う(図6)。この状態で、トレンチ側壁に1
50keVの加速電圧で、5×1013cm-2のドーズ量
のボロンを、図11に示すように、tan−1(トレン
チ幅/トレンチ深さ)よりも小さいイオン注入角度、た
とえば30度で斜めイオン注入する。
【0019】その際、図12に示すように、ウェハ10
を自転させて、トレンチ終端部を含めて全トレンチ側壁
面にボロンが注入されるようにするとよい。あるいは、
イオン注入角度を変更して何回かイオンの打ち込みをお
こなってもよいし、イオン注入角度の変更とウェハ10
の自転を組み合わせてもよい。このイオン注入によっ
て、ウェル領域12の、トレンチ22の側面に沿って不
純物濃度が一定のイオン注入領域24が形成される。ま
た、エピタキシャル層11の、トレンチ22の底面に沿
う領域にもボロンが注入される(図7)。
【0020】つぎに、犠牲酸化膜23の、トレンチ22
の底面に沿う部分を異方性エッチングにより取り除く
(図8)。そして、トレンチ22の底部のシリコンをた
とえば0.3μmエッチングして、トレンチ底面の、ボ
ロンが注入された領域を取り除く(図9)。これによっ
て、最終的なトレンチ13が形成される。その後、犠牲
酸化膜23の、トレンチ13の側面に沿う部分とマスク
21を除去し、トレンチ底部のエッチングダメージを除
去する。トレンチ13の側面に沿うイオン注入領域24
は、深さ方向の不純物濃度が一定であるチャネル領域1
7として残る。
【0021】つづいて、犠牲酸化をおこない、それによ
って形成された犠牲酸化膜を除去した後に、ゲート酸化
をおこなってゲート絶縁膜14を形成する(図10)。
つぎに、CVD法によりたとえば800nmの厚さのポ
リシリコンを堆積してトレンチ13をポリシリコンで埋
めた後、ポリシリコンをエッチバックしてゲート電極1
5を形成する。ついで、トレンチ13の両脇にヒ素(A
s)をイオン注入し、拡散させてソース領域16を形成
し、図1に示す状態となる。これ以降のプロセスについ
ては特に図示しないが、基板表面側に、ゲート電極15
とソース電極とを絶縁するための層間絶縁膜を形成し、
アルミニウムよりなるソース電極およびゲート電極を形
成する。基板裏面にはドレイン電極を形成し、素子が完
成する。
【0022】図13に、上述した本発明にかかる製造プ
ロセスにより作製したMOSFET(同図(a))と、
従来方法により作製したMOSFET(同図(b))に
ついて、閾値電圧の分布を示す。図13より明らかなよ
うに、本発明にかかる製造プロセスにより作製した素子
のほうが閾値電圧のばらつきが小さいことがわかる。
【0023】また、図14に、上述した本発明にかかる
製造プロセスにより作製したMOSFET(同図
(a))と、従来方法により作製したMOSFET(同
図(b))について、ソース・ドレイン間耐圧の分布を
示す。図14より明らかなように、本発明にかかる製造
プロセスにより作製した素子のほうがソース・ドレイン
間耐圧のばらつきが小さいことがわかる。
【0024】これは、ソース・ドレイン間耐圧はウェル
深さとトレンチ深さとの相対関係で決まるが、トレンチ
側壁へのイオン注入がこの相対距離を一定に保つ役割を
果たしているからである。すなわち、ソース・ドレイン
間耐圧の分布は、トレンチ深さやウェル深さのばらつき
とは無関係となり、トレンチ側壁への斜めイオン注入に
よるばらつきだけで決まり、結果として耐圧分布が小さ
くなる。
【0025】ここで、ウェハ10を自転させる代わり
に、図15および図16に示すように、ウェハ10に対
してD、E、FおよびGで示す4方向より斜めイオン注
入をおこなっても、図13および図14と同様の結果が
得られた。また、本発明方法によれば、トレンチ側壁す
べてに対して、チャネル領域17を形成するためのイオ
ン注入をおこなうことができるため、トレンチ形状がス
トライプ状に限らず、格子状やストライプ連結状(図1
7)でも図13および図14と同様の結果が得られる。
たとえば、図17に示すように、2つの線状トレンチ1
3の終端部が結合している場合でも、ウェハ10の自転
と4方向の斜めイオン注入により、チャネル領域17の
深さ方向の不純物濃度は一定に保たれた。その結果、閾
値電圧のばらつきは従来方法により作製した素子よりも
小さかった。
【0026】上述した実施の形態によれば、ソース領域
16の不純物濃度の分布がばらつき、ソース領域16と
チャネル領域17との接合位置がばらついても、チャネ
ル領域17の不純物濃度の最大値は一定となる。また、
ウェル領域12の不純物濃度の分布がばらついても、チ
ャネル領域17の不純物濃度の最大値は一定となる。し
たがって、閾値電圧分布のばらつきおよびソース・ドレ
イン間耐圧分布のばらつきが低減されるという効果が得
られる。
【0027】以上において本発明は、上述した実施の形
態に限らず種々変更可能である。たとえば、上述した実
施の形態では第1導電型をn型とし、第2導電型をp型
としたが、その逆でもよい。また、各領域の不純物濃度
や寸法およびイオン注入条件などは上記例に限らない。
また、上述した実施の形態ではパワーMOSFETを例
にして説明したが、本発明はトレンチゲート構造を有す
るIGBTにも適用できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、チャネル領域が設けら
れていることによって、チャネルが形成される部分の不
純物濃度が深さ方向で一定となるため、ソース領域の不
純物濃度の分布がばらつき、ソース領域とチャネル領域
との接合位置がばらついても、チャネル領域の不純物濃
度の最大値は一定となる。また、ウェル領域の不純物濃
度の分布がばらついても、チャネル領域の不純物濃度の
最大値は一定となる。したがって、閾値電圧のばらつき
がなくなり、閾値電圧が一定になる。
【0029】また、本発明によれば、チャネルが形成さ
れる部分に、不純物濃度が深さ方向で一定のチャネル領
域が形成されるため、ソース領域やウェル領域の不純物
濃度の分布がばらついても、チャネル領域の不純物濃度
の最大値は一定となるので、閾値電圧が一定の半導体装
置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるトレンチMOSF
ETの要部の構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A’におけるドーパントのプロファ
イルを示す図である。
【図3】図1のB−B’におけるトレンチおよびチャネ
ル領域の平面形状を示す模式図である。
【図4】図1に示すMOSFETの製造途中の要部を示
す縦断面図である。
【図5】図1に示すMOSFETの製造途中の要部を示
す縦断面図である。
【図6】図1に示すMOSFETの製造途中の要部を示
す縦断面図である。
【図7】図1に示すMOSFETの製造途中の要部を示
す縦断面図である。
【図8】図1に示すMOSFETの製造途中の要部を示
す縦断面図である。
【図9】図1に示すMOSFETの製造途中の要部を示
す縦断面図である。
【図10】図1に示すMOSFETの製造途中の要部を
示す縦断面図である。
【図11】斜めイオン注入を説明するための模式図であ
る。
【図12】斜めイオン注入時の基板の自転を説明するた
めの模式図である。
【図13】本発明にかかる製造方法により作製したMO
SFETと、従来方法により作製したMOSFETにつ
いて、閾値電圧の分布を示す図である。
【図14】本発明にかかる製造方法により作製したMO
SFETと、従来方法により作製したMOSFETにつ
いて、ソース・ドレイン間耐圧の分布を示す図である。
【図15】4方向からの斜めイオン注入を説明するため
の模式図である。
【図16】4方向からの斜めイオン注入を説明するため
の模式図である。
【図17】図1のB−B’におけるトレンチおよびチャ
ネル領域の平面形状の他の例を示す模式図である。
【図18】従来のトレンチゲート構造を有するMOSF
ETの要部の構成を示す縦断面図である。
【図19】図18のC−C’におけるドーパントのプロ
ファイルを示す図である。
【符号の説明】
11 半導体層(エピタキシャル層) 12 ウェル領域 13 トレンチ 14 ゲート絶縁膜 15 ゲート電極 16 ソース領域 17 チャネル領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体層の表面層に形成さ
    れた第2導電型のウェル領域と、 前記ウェル領域の表面層に形成された第1導電型のソー
    ス領域と、 前記ソース領域および前記ウェル領域を貫通して前記半
    導体層に達するトレンチと、 前記ソース領域に接合し、かつ前記トレンチの側壁に沿
    って前記トレンチの外側に設けられた、前記ソース領域
    との接合位置からの深さ方向の不純物濃度が一定である
    第2導電型のチャネル領域と、 前記トレンチの底面および側面を被覆するゲート絶縁膜
    と、 前記ゲート絶縁膜を介して前記トレンチ内に埋め込まれ
    たゲート電極と、 を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記チャネル領域の不純物濃度は平均不
    純物濃度の1/2以上2倍以下であり、前記チャネル領
    域は深さ方向に0.5μm以上の長さで設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記チャネル領域は前記トレンチの側壁
    全面にわたって設けられていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の半
    導体装置を製造するにあたって、 第1導電型の半導体層の表面層に第2導電型のウェル領
    域を形成する工程と、 前記ウェル領域を貫通して前記半導体層に達するトレン
    チを形成する工程と、 前記トレンチの側壁に対して斜めの方向から前記トレン
    チの側面および底面にイオンを打ち込むことによって、
    前記トレンチの側面および底面に沿う前記トレンチの外
    側領域に不純物濃度が一定の第2導電型のチャネル領域
    を形成する工程と、 前記トレンチの底面をエッチングして、前記チャネル領
    域の、前記トレンチ底面に沿う部分を除去する工程と、 前記トレンチの底面および側面をゲート絶縁膜で被覆す
    る工程と、 前記ゲート絶縁膜を介して前記トレンチ内にゲート電極
    を埋め込む工程と、 前記ウェル領域の表面層に第1導電型のソース領域を形
    成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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