JP2001135817A - 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
を低減すると共に高破壊耐量を確保する。 【解決手段】 ゲート電極30に電圧を印加することに
よりチャネルを形成するボディ領域32を不純物濃度の
低い低濃度領域として形成すると共に、ボディ領域32
内の所定の深さにボディ領域32と同一の導電型の不純
物濃度の高い高濃度領域34を層状に形成する。高濃度
領域34は、ボディコンタクト領域36と共にキャリア
の移動を容易に行なわせてボディ領域32内に生じる抵
抗分布を緩和し、素子に形成される寄生NPNトランジ
スタの作動を抑制すると共に高破壊耐量を確保する。
Description
体装置およびその製造方法に関する。
としては、一般的なパワーMOSFETとして絶縁ゲー
トに接して形成された二つの一導電型の半導体領域間に
絶縁ゲートに接するよう他導電型の半導体により形成さ
れたボディ領域を備えるものが提案されている(例え
ば、特開平11−45998号公報など)。
た絶縁ゲート型半導体装置では、オン電圧の低減と高破
壊耐量との両立を図ることが困難であった。オン電圧を
低減するためにボディ領域の不純物濃度を低くすると、
ボディ領域に生じる抵抗分布が二つの一導電型の半導体
領域とボディ領域とにより形成される寄生バイポーラト
ランジスタを作動させて半導体装置としての機能を損な
わせてしまう。また、オン電圧を低減するためにボディ
領域を薄く形成すると、寄生バイポーラトランジスタの
作動を抑えることができるが、ボディ領域が薄いために
破壊耐量が低くなってしまう。
電圧を低減すると共に寄生バイポーラトランジスタの作
動を抑制することを目的の一つとする。また、本発明の
絶縁ゲート型半導体装置は、オン電圧を低減すると共に
高破壊耐量を確保することを目的の一つとする。本発明
の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法は、オン電圧が低
く高破壊耐量の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。
発明の絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法は、
上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手
段を採った。
ゲートを備える絶縁ゲート型半導体装置であって、前記
絶縁ゲートに接して形成された二つの一導電型の半導体
領域と、他導電型の半導体により前記二つの一導電型の
半導体領域間に前記絶縁ゲートに接して形成され、該絶
縁ゲートへの電圧の印加に伴って該二つの一導電型の半
導体領域間にチャネルを形成するボディ領域と、該ボデ
ィ領域より不純物濃度が高い他導電型の半導体により該
ボディ領域内の所定深さの位置に層状に形成された高濃
度領域とを備えることを要旨とする。
ディ領域内に不純物濃度の高い層状の高濃度領域を形成
することにより、ボディ領域を不純物濃度の低い半導体
領域としてもボディ領域に生じる抵抗分布を緩和すると
共に高破壊耐量を確保することができる。この結果、半
導体装置のオン電圧を低くすることができる。ここで、
高濃度領域は、「ボディ領域内の所定深さの位置」に形
成されればよく、高濃度領域の下部にボディ領域が存在
する場合と存在しない場合とを含む。高濃度領域は、ボ
ディ領域の全体または一部に「層状」に形成されればよ
い。
において、前記ボディ領域より不純物濃度が高い他導電
型の半導体により前記高濃度領域の近傍または該高濃度
領域に接して形成されたボディコンタクト領域を備える
ものとすることもできる。こうすれば、ボディコンタク
ト領域を介して高濃度領域におけるキャリアを容易に移
動させることができる。
おいて、前記絶縁ゲートは、半導体基板の表面に平行に
形成された平面ゲートであるものとすることもできる。
置において、前記絶縁ゲートは、半導体基板に溝として
形成されたトレンチゲートであるものとすることもでき
る。この態様の本発明の絶縁ゲート型半導体装置におい
て、前記高度濃度領域は、前記絶縁ゲートと離間して形
成されてなるものとすることもできる。こうすれば、オ
ン電圧の低減を図ることができる
製造方法は、絶縁ゲートを備える絶縁ゲート型半導体装
置の製造方法であって、一導電型の第1の半導体領域に
接して形成されたゲート酸化膜の下部に該第1の半導体
領域と該ゲート酸化膜との接触を確保しながら該ゲート
酸化膜の下部に他導電型の半導体によるボディ領域を形
成するボディ領域形成工程と、該形成されたボディ領域
に該ボディ領域を挟んで前記第1の半導体領域と対峙す
ると共に前記絶縁ゲートに接するよう一導電型の第2の
半導体領域を形成する第2半導体領域形成工程と、前記
ボディ領域の所定深さの位置に該ボディ領域より不純物
濃度が高い他導電型の半導体による層状の高濃度領域を
形成する高濃度領域形成工程とを備えることを要旨とす
る。
置の製造方法によれば、ボディ領域内に不純物濃度の高
い層状の高濃度領域を有する絶縁ゲート型半導体装置を
製造することができる。
製造方法は、絶縁ゲートを備える絶縁ゲート型半導体装
置の製造方法であって、一導電型の第1の半導体領域の
表面に他導電型の半導体によるボディ領域を形成するボ
ディ領域形成工程と、該形成されたボディ領域の表面に
一導電型の第2の半導体領域を形成する第2半導体領域
形成工程と、該形成された第2の半導体領域と前記ボデ
ィ領域とを貫通して前記第1の半導体領域に至るトレン
チゲートを形成するトレンチゲート形成工程と、前記ボ
ディ領域の所定深さの位置に該ボディ領域より不純物濃
度が高い他導電型の半導体による層状の高濃度領域を形
成する高濃度領域形成工程とを備えることを要旨とす
る。
置の製造方法によれば、ボディ領域内に不純物濃度の高
い層状の高濃度領域を有するトレンチゲート型の絶縁ゲ
ート型半導体装置を製造することができる。
ート型半導体装置の製造方法において、前記高濃度領域
形成工程は、他導電型の不純物を高加速電圧でイオン注
入する方法により前記高濃度領域を形成する工程である
ものとすることもできる。こうすれば、電圧を調節する
ことにより所望の深さに高濃度領域を形成することがで
きる。
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
絶縁ゲート型半導体装置20の構成の概略を示す構成図
である。実施例の絶縁ゲート型半導体装置20は、プレ
ーナIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ Ins
ulated Gate Bipolar Transistor)として構成されてお
り、図示するように、不純物濃度が高いp型半導体によ
り形成された基板22と不純物濃度が高いn型半導体に
より基板22の上に層状に形成されたバッファ層24と
不純物濃度が低いn型半導体によりバッファ層24の上
に形成されたエピタキシャル層26とからなる半導体基
板21と、エピタキシャル層26の表面に形成されゲー
ト電極30から電圧が印加されるゲート絶縁膜28と、
このゲート絶縁膜28に接するように不純物濃度が低い
p型半導体により形成されたボディ領域32と、このボ
ディ領域32内の所定深さにボディ領域32より不純物
濃度が高いp型半導体により形成された層状の高濃度領
域34と、この高濃度領域34と同様に不純物濃度が高
いp型半導体により形成されたボディコンタクト領域3
6と、不純物濃度が高いn型半導体によりボディ領域3
2をエピタキシャル層26とにより挟持するようゲート
絶縁膜28に接して形成されたエミッタ領域38とを備
える。なお、エミッタ領域38には、エミッタ電極40
が取り付けられており、基板22の下部にはコレクタ電
極42が取り付けられている。
けるボディ領域32のゲート絶縁膜28に接している部
位は、不純物濃度が低いp型半導体により形成されてい
るから、ゲート電極30から印加される電圧が低くても
チャネルを形成することができる。この結果、オン電圧
を低くすることができる。ボディ領域32の所定深さの
位置にボディコンタクト領域36と接する層状の高濃度
領域34は、ボディコンタクト領域36と共にキャリア
の移動を容易に行なわせてボディ領域32内に生じる抵
抗分布を緩和し、エピタキシャル層26とボディ領域3
2とエミッタ領域38とにより構成される寄生NPNト
ランジスタの作動を抑制すると共に高破壊耐量を確保す
る。
0の製造の様子について説明する。図2は実施例の絶縁
ゲート型半導体装置20としてのプレーナIGBTの製
造工程の一例を示す工程図であり、図3および図4はプ
レーナIGBTの製造の様子を模式的に示す説明図であ
る。なお、図3および図4では、エピタキシャル層26
の下層に位置するバッファ層24と基板22は省略して
ある。
てのプレーナIGBTの製造は、まず、エピタキシャル
層26の表面にフィールド酸化膜50を形成する工程か
ら始まる(工程S100,図3(a)および(b))。
フィールド酸化膜50が形成されると、フォトリソグラ
フ法を用いて素子領域をパターニングすると共に素子領
域のフィールド酸化膜50をエッチング法を用いて除去
した後にレジストを剥離する(工程S102,図3
(c))。剥離した素子領域にゲート絶縁膜28を形成
し(工程S104、図3(d))、形成したゲート絶縁
膜28の上に多結晶シリコン膜52を堆積させる(工程
S106,図3(e))。そして、フォトリソグラフ法
を用いてゲート電極をパターニングすると共にエッチン
グ法を用いて多結晶シリコン膜52を除去し、ゲート電
極30を形成する(工程108)。
物(例えばボロン)をイオン注入法を用いて注入し、熱
処理を施してボディ領域32を形成する(工程S11
0,図4(a))。そして、n型半導体を形成するため
の不純物(例えばリン)をイオン注入法を用いてエミッ
タ領域38となる領域に注入すると共に(工程S11
2)、p型半導体を形成するための不純物を高加速電圧
のイオン注入法を用いて高濃度領域34となる領域に注
入し(工程S114)、熱処理を施してエミッタ領域3
8と高濃度領域34とを形成する(工程S116,図4
(b))。ここで、高加速電圧のイオン注入法による不
純物の注入は、加速電圧を調節することにより不純物が
注入される深さを調節することができるから、ボディ領
域32内の所望の深さに高濃度領域34を形成すること
ができる。
成すると、半導体製造方法によりp型半導体によるボデ
ィコンタクト領域36を形成し(工程S118,図4
(c))、層間絶縁膜54を形成すると共に開口し(工
程S120,図4(d))、エミッタ電極40を形成し
た後に(工程S122,図4(e))、図示しない保護
膜を形成すると共にコレクタ電極42を形成して(工程
S124、プレーナIGBTを完成する。
装置20によれば、オン電圧を低減すると共に高破壊耐
量を確保することができる。また、実施例の絶縁ゲート
型半導体装置20の製造方法によれば、オン電圧が低く
高破壊耐量の絶縁ゲート型半導体装置20を製造するこ
とができる。
は、高濃度領域34をボディ領域32の所定深さに層状
に形成したが、ボディ領域32のゲート絶縁膜28に接
しているチャネル形成領域が不純物濃度の低い領域であ
ればよいから、このチャネル形成領域以外の領域を高濃
度領域34とするものとしてもよい。また、実施例の絶
縁ゲート型半導体装置20では、高濃度領域34を層状
にエピタキシャル層26に接するように形成したが、高
濃度領域34はエピタキシャル層26と接しないよう形
成するものとしてもよい。更に、実施例の絶縁ゲート型
半導体装置20では、高濃度領域34とボディコンタク
ト領域36とが接するよう両領域を形成したが、キャリ
アの容易な移動が確保できればよいから高濃度領域34
とボディコンタクト領域36は接触しないが近傍に位置
するように両領域を形成するものとしても差し支えな
い。
は、プレーナIGBTとして構成するものとしたが、図
5に例示する絶縁ゲート型半導体装置20Bのようにト
レンチIGBTとして構成するものとしてもよい。な
お、図5に例示する絶縁ゲート型半導体装置20Bの構
成のうち図1に例示する絶縁ゲート型半導体装置20の
構成と同一の構成については同一の符号を付した。以下
に変形例の絶縁ゲート型半導体装置20Bの構成と動作
について簡単に説明する。
は、半導体基板21の表面側から溝として形成されたト
レンチ27の表面にゲート絶縁膜28Bが形成されてお
り、ゲート電極30Bに電圧が印加されることによりボ
ディ領域32のゲート絶縁膜28Bの表面近傍にチャネ
ルが形成されるようになっている。ボディ領域32の所
定深さにボディコンタクト領域36と接するように層状
に形成された高濃度領域34Bは、ゲート絶縁膜28B
と接しないよう、即ちチャネル領域に入り込まないよう
形成されている。なお、変形例の絶縁ゲート型半導体装
置20Bでは、エミッタ領域は不純物濃度の異なる第1
エミッタ領域38Bと第2エミッタ領域39Bとにより
形成されている。
Bでも、高濃度領域34は、ボディコンタクト領域36
と共にキャリアの移動を容易に行なわせてボディ領域3
2内に生じる抵抗分布を緩和し、エピタキシャル層26
とボディ領域32と第1エミッタ領域38Bまたは第2
エミッタ領域39Bとにより構成される寄生NPNトラ
ンジスタの作動を抑制すると共に高破壊耐量を確保して
いる。
20Bは、図6に例示するトレンチIGBTの製造工程
により製造される。図7および図8にトレンチIGBT
の製造の様子を模式的に示す。なお、図7および図8で
は、エピタキシャル層26の下層に位置するバッファ層
24と基板22は省略してある。
してのトレンチIGBTの製造は、まず、プレーナIG
BTの製造と同様に、エピタキシャル層26の表面にフ
ィールド酸化膜を形成すると共にフォトリソグラフ法を
用いて素子領域をパターニングし、素子領域のフィール
ド酸化膜をエッチング法を用いて除去した後にレジスト
を剥離する工程から始まる(工程S200)。剥離した
素子領域にバッファ酸化膜60を形成し(工程S20
4、図7(b))、p型半導体を形成するための不純物
(例えばボロン)をイオン注入法を用いて注入し、熱処
理を施してボディ領域32を形成する(工程S204,
図7(c))。そして、n型半導体を形成するための不
純物(例えばリン)をイオン注入法を用いてボディ領域
32の表面の第1エミッタ領域38Bとなる領域に注入
し、熱処理を施して第1エミッタ領域38Bを形成する
(工程S206,図7(d))。
形成し(工程S208)、フォトリソグラフ法によりト
レンチゲート領域を形成すると共にドライエッチング法
によりトレンチ27を形成する(工程S210,図7
(e))。そしてトレンチ27内壁にゲート絶縁膜を形
成した後、トレンチ27内に多結晶シリコン膜を堆積さ
せてゲート電極30Bを形成した後に、酸化熱処理によ
りキャッピング酸化膜64を形成すると共にフォトリソ
グラフ法によりレジストマスク66を形成する(工程S
212,図7(f))。このレジストマスク66は、高
濃度領域34Bをゲート絶縁膜28Bに接触しないよう
形成するために、トレンチ27の幅より若干広く形成す
るのが好ましい。
物を高加速電圧のイオン注入法を用いて高濃度領域34
Bとなる領域に注入すると共に(工程S214,図8
(a))、n型半導体を形成するための不純物をイオン
注入法を用いて第2エミッタ領域39Bとなる領域に注
入し(工程S216,図8(b))、熱処理を施して高
濃度領域34Bと第2エミッタ領域39Bとを形成する
(工程S218)。高加速電圧のイオン注入法では加速
電圧を調節することにより不純物が注入される深さを調
節することができることについては前述した。
によるボディコンタクト領域36を形成し(工程S22
0,図8(c))、層間絶縁膜68を形成すると共に開
口し(工程S222,図8(d))、エミッタ電極40
を形成した後に(工程S224,図8(e))、図示し
ない保護膜を形成すると共にコレクタ電極42を形成し
て(工程S226)、トレンチIGBTを完成する。
装置20Bによれば、オン電圧を低減すると共に高破壊
耐量を確保することができる。また、変形例の絶縁ゲー
ト型半導体装置20Bの製造方法によれば、オン電圧が
低く高破壊耐量のトレンチゲート型の半導体装置を製造
することができる。
は、ボディ領域32におけるチャネル領域に高濃度領域
34Bが形成されないようにしたが、チャネル領域にも
高濃度領域を形成するものとしても差し支えない。この
場合、半導体装置のオン電圧は若干高くなる。
形例の絶縁ゲート型半導体装置20Bでは、絶縁ゲート
型半導体装置としてIGBTを用いたが、絶縁ゲートに
電圧を印加してボディ領域にチャネルを形成するタイプ
の半導体装置、例えばMOSトランジスタやMCT等の
MOS構造を有する半導体装置など、如何なる半導体装
置に適用するものとしてもよい。
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
装置20の構成の概略を示す構成図である。
ナIGBTの製造工程の一例を示す工程図である。
模式的に示す説明図である。
模式的に示す説明図である。
成の概略を示す構成図である。
てのトレンチIGBTの製造工程の一例を示す工程図で
ある。
模式的に示す説明図である。
模式的に示す説明図である。
基板、22 基板、24 バッファ層、26 エピタキ
シャル層、27 トレンチ、28,28B ゲート絶縁
膜、30,30B ゲート電極、32 ボディ領域、3
4,34B 高濃度領域、36 ボディコンタクト領
域、38 エミッタ領域、38B 第1エミッタ領域、
39B 第2エミッタ領域、40 エミッタ電極、42
コレクタ電極、50 フィールド酸化膜、52 多結
晶シリコン膜、54 層間絶縁膜、60 バッファ酸化
膜、62 マスク酸化膜、64 キャッピング酸化膜、
66レジストマスク、68 層間絶縁膜。
Claims (8)
- 【請求項1】 絶縁ゲートを備える絶縁ゲート型半導体
装置であって、 前記絶縁ゲートに接して形成された二つの一導電型の半
導体領域と、 他導電型の半導体により前記二つの一導電型の半導体領
域間に前記絶縁ゲートに接して形成され、該絶縁ゲート
への電圧の印加に伴って該二つの一導電型の半導体領域
間にチャネルを形成するボディ領域と、 該ボディ領域より不純物濃度が高い他導電型の半導体に
より該ボディ領域内の所定深さの位置に層状に形成され
た高濃度領域とを備える絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項2】 前記ボディ領域より不純物濃度が高い他
導電型の半導体により前記高濃度領域の近傍または該高
濃度領域に接して形成されたボディコンタクト領域を備
える請求項1記載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項3】 前記絶縁ゲートは、半導体基板の表面に
平行に形成された平面ゲートである請求項1または2記
載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項4】 前記絶縁ゲートは、半導体基板に溝とし
て形成されたトレンチゲートである請求項1または2記
載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項5】 前記高度濃度領域は、前記絶縁ゲートと
離間して形成されてなる請求項4記載の絶縁ゲート型半
導体装置。 - 【請求項6】 絶縁ゲートを備える絶縁ゲート型半導体
装置の製造方法であって、 一導電型の第1の半導体領域に接して形成されたゲート
酸化膜の下部に該第1の半導体領域と該ゲート酸化膜と
の接触を確保しながら該ゲート酸化膜の下部に他導電型
の半導体によるボディ領域を形成するボディ領域形成工
程と、 該形成されたボディ領域に該ボディ領域を挟んで前記第
1の半導体領域と対峙すると共に前記絶縁ゲートに接す
るよう一導電型の第2の半導体領域を形成する第2半導
体領域形成工程と、 前記ボディ領域の所定深さの位置に該ボディ領域より不
純物濃度が高い他導電型の半導体による層状の高濃度領
域を形成する高濃度領域形成工程とを備える絶縁ゲート
型半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 絶縁ゲートを備える絶縁ゲート型半導体
装置の製造方法であって、 一導電型の第1の半導体領域の表面に他導電型の半導体
によるボディ領域を形成するボディ領域形成工程と、 該形成されたボディ領域の表面に一導電型の第2の半導
体領域を形成する第2半導体領域形成工程と、 該形成された第2の半導体領域と前記ボディ領域とを貫
通して前記第1の半導体領域に至るトレンチゲートを形
成するトレンチゲート形成工程と、 前記ボディ領域の所定深さの位置に該ボディ領域より不
純物濃度が高い他導電型の半導体による層状の高濃度領
域を形成する高濃度領域形成工程とを備える絶縁ゲート
型半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記高濃度領域形成工程は、他導電型の
不純物を高加速電圧でイオン注入する方法により前記高
濃度領域を形成する工程である請求項6または7記載の
絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31832999A JP2001135817A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法 |
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