JP2003269517A - 油圧緩衝器 - Google Patents
油圧緩衝器Info
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- 230000035939 shock Effects 0.000 title claims abstract description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 8
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 48
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 10
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 2
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数や加工コストを抑えるとともに、従
来の油圧緩衝器にも簡単に具体化でき、しかもフリクシ
ョンの設定が容易なフリクション発生部材を有する油圧
緩衝器を提供する。 【解決手段】 シリンダ2の開口端部にロッドガイド5
とオイルシール6とを設け、シリンダ2内にピストンを
介して移動自在に挿入したピストンロッド21が前記ロ
ッドガイド5とオイルシール6を介して外部に導出して
いる油圧緩衝器において、ピストン速度の微低速時にピ
ストンロッド21に対して一定のフリクションを付与す
るフリクション発生部材11を前記オイルシール6とは
異なる材質で独立して形成するとともに、このフリクシ
ョン発生部材11をオイルシール6に装着した。
来の油圧緩衝器にも簡単に具体化でき、しかもフリクシ
ョンの設定が容易なフリクション発生部材を有する油圧
緩衝器を提供する。 【解決手段】 シリンダ2の開口端部にロッドガイド5
とオイルシール6とを設け、シリンダ2内にピストンを
介して移動自在に挿入したピストンロッド21が前記ロ
ッドガイド5とオイルシール6を介して外部に導出して
いる油圧緩衝器において、ピストン速度の微低速時にピ
ストンロッド21に対して一定のフリクションを付与す
るフリクション発生部材11を前記オイルシール6とは
異なる材質で独立して形成するとともに、このフリクシ
ョン発生部材11をオイルシール6に装着した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等のサスペン
ションに適用される油圧緩衝器に関し、特に、ピストン
速度の微低速時においてピストンロッドに一定のフリク
ションを付与する構造に関するものである。
ションに適用される油圧緩衝器に関し、特に、ピストン
速度の微低速時においてピストンロッドに一定のフリク
ションを付与する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油圧緩衝器としては、例
えば、特開平10-141415号に記載のものが知ら
れている。
えば、特開平10-141415号に記載のものが知ら
れている。
【0003】この油圧緩衝器は、オイルシールとガイド
ブッシュとの間に位置するロッドガイドに凹部を設け、
この凹部内に環状のブッシュを配置するとともに、この
ブッシュの外側からコイルスプリングの弾性力でブッシ
ュの内周面をピストンロッドに押圧する機構を備えてお
り、これによってピストン速度の微低速時、具体的には
ピストン速度が0.01m/s以下においてピストンロ
ッドに一定のフリクションを付与している。
ブッシュとの間に位置するロッドガイドに凹部を設け、
この凹部内に環状のブッシュを配置するとともに、この
ブッシュの外側からコイルスプリングの弾性力でブッシ
ュの内周面をピストンロッドに押圧する機構を備えてお
り、これによってピストン速度の微低速時、具体的には
ピストン速度が0.01m/s以下においてピストンロ
ッドに一定のフリクションを付与している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような機構を備
えた油圧緩衝器では、ピストン速度の微低速時において
ピストンロッドに一定のフリクションを付与することが
できるので、例えば、悪路走行の際における大きな振動
の後に発生する微細な振動がいつまでも残って乗り心地
を悪くすると言った不具合を確実に防止することが出来
る反面、以下のような問題点が発生する。
えた油圧緩衝器では、ピストン速度の微低速時において
ピストンロッドに一定のフリクションを付与することが
できるので、例えば、悪路走行の際における大きな振動
の後に発生する微細な振動がいつまでも残って乗り心地
を悪くすると言った不具合を確実に防止することが出来
る反面、以下のような問題点が発生する。
【0005】即ち、ロッドガイドに上記ブッシュを配置
するための凹部を設け、この凹部にコイルスプリングや
ブッシュを配置するので、加工コストや部品点数が増加
し、その分、油圧緩衝器自体の製造コストが嵩む。
するための凹部を設け、この凹部にコイルスプリングや
ブッシュを配置するので、加工コストや部品点数が増加
し、その分、油圧緩衝器自体の製造コストが嵩む。
【0006】又、オイルシールとガイドブッシュとの間
にフリクション発生用のブッシュを配置するスペースが
必要となるので、ロッドガイドが専用設計になるととも
に、ロッドガイドが軸心方向に長くなり、油圧緩衝器自
体の長さも長くなる。
にフリクション発生用のブッシュを配置するスペースが
必要となるので、ロッドガイドが専用設計になるととも
に、ロッドガイドが軸心方向に長くなり、油圧緩衝器自
体の長さも長くなる。
【0007】そこで、本発明の目的は、部品点数や加工
コストを抑えるとともに、従来の油圧緩衝器にも簡単に
具体化でき、しかもフリクションの設定が容易なフリク
ション発生部材を有する油圧緩衝器を提供することであ
る。
コストを抑えるとともに、従来の油圧緩衝器にも簡単に
具体化でき、しかもフリクションの設定が容易なフリク
ション発生部材を有する油圧緩衝器を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の油圧緩衝器手段は、シリンダの開口端部に
ロッドガイドとオイルシールとを設け、シリンダ内にピ
ストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドが前
記ロッドガイドとオイルシールを介して外部に導出して
いる油圧緩衝器において、ピストン速度の微低速時にピ
ストンロッドに対して一定のフリクションを付与するフ
リクション発生部材を前記オイルシールとは異なる材質
で独立して形成するとともに、このフリクション発生部
材をオイルシールに装着したことを特徴とするものであ
る。
め、本発明の油圧緩衝器手段は、シリンダの開口端部に
ロッドガイドとオイルシールとを設け、シリンダ内にピ
ストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドが前
記ロッドガイドとオイルシールを介して外部に導出して
いる油圧緩衝器において、ピストン速度の微低速時にピ
ストンロッドに対して一定のフリクションを付与するフ
リクション発生部材を前記オイルシールとは異なる材質
で独立して形成するとともに、このフリクション発生部
材をオイルシールに装着したことを特徴とするものであ
る。
【0009】この場合、前記オイルシールは、シリンダ
の外部側に設けたダストリップと、油室側に設けたオイ
ルリップとから構成されており、これら両リップ間にお
いて前記フリクション発生部材が装着されていることが
好ましい。
の外部側に設けたダストリップと、油室側に設けたオイ
ルリップとから構成されており、これら両リップ間にお
いて前記フリクション発生部材が装着されていることが
好ましい。
【0010】又、フリクション発生部材は、前記ダスト
リップ及びオイルリップ間に形成された環状凸部であ
り、その先端部には軸線方向に伸びる作動油通過用の油
路が周方向に均等又は任意の間隔で切り欠き形成されて
いることが好ましい。
リップ及びオイルリップ間に形成された環状凸部であ
り、その先端部には軸線方向に伸びる作動油通過用の油
路が周方向に均等又は任意の間隔で切り欠き形成されて
いることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を車両のサスペン
ションに適用される油圧緩衝器に具体化した実施の形態
を図に基づいて説明する。
ションに適用される油圧緩衝器に具体化した実施の形態
を図に基づいて説明する。
【0012】この油圧緩衝器1は、所謂複筒型の油圧緩
衝器であり、シリンダ2の外周部にはこのシリンダ2と
同心をなすアウターシェル3が配置されており、これら
シリンダ2及びアウターシェル3間にリザーバ室4が形
成されている。
衝器であり、シリンダ2の外周部にはこのシリンダ2と
同心をなすアウターシェル3が配置されており、これら
シリンダ2及びアウターシェル3間にリザーバ室4が形
成されている。
【0013】シリンダ2とアウターシェル3との上部開
口端部にはロッドガイド5が装着されており、その上部
たる外部側にはオイルシール6が配置されている。
口端部にはロッドガイド5が装着されており、その上部
たる外部側にはオイルシール6が配置されている。
【0014】シリンダ2内には図示しないピストンが進
退可能に挿入されており、このピストンに基端が固定さ
れたピストンロッド21が前記オイルシール6の内周を
摺動して外部に出没可能に導出されている。
退可能に挿入されており、このピストンに基端が固定さ
れたピストンロッド21が前記オイルシール6の内周を
摺動して外部に出没可能に導出されている。
【0015】前記オイルシール6は、天然ゴム、合成ゴ
ム又は合成樹脂よりなるシール部7と、このシール部7
の外周に一体形成された金属性の芯金8とから形成され
ており、この芯金8を前記ロッドガイド5に載置し、ア
ウターシェル3のかしめ部22でかしめ固定することに
よって位置固定的に保持されている。
ム又は合成樹脂よりなるシール部7と、このシール部7
の外周に一体形成された金属性の芯金8とから形成され
ており、この芯金8を前記ロッドガイド5に載置し、ア
ウターシェル3のかしめ部22でかしめ固定することに
よって位置固定的に保持されている。
【0016】さらに詳述すると、前記シール部7は、シ
リンダ2内の作動油がピストンロッド21の退出時に外
部に漏れることを防止するために油室側に突出形成され
たオイルリップ9と、退出したピストンロッド21の外
周部に付着する塵等がシリンダ2内に侵入することを防
止するために外部側に同じく突出形成されたダストリッ
プ10とを備えており、これら両リップ9,10間には
フリクション発生部材としての環状凸部11が装着され
ている。
リンダ2内の作動油がピストンロッド21の退出時に外
部に漏れることを防止するために油室側に突出形成され
たオイルリップ9と、退出したピストンロッド21の外
周部に付着する塵等がシリンダ2内に侵入することを防
止するために外部側に同じく突出形成されたダストリッ
プ10とを備えており、これら両リップ9,10間には
フリクション発生部材としての環状凸部11が装着され
ている。
【0017】この凸部11は前記両リップ9,10とは
異なる材質、即ち、狙ったフリクションを発生可能とす
る最適な材質でしかもこれらリップ9,10とは独立し
て形成されるとともに、両リップ9,10の本来の機能
を阻害しないように両者のちょうど中間付近、即ち、従
来は何も設けられていなかった両者の繋ぎ部分に装着さ
れている。
異なる材質、即ち、狙ったフリクションを発生可能とす
る最適な材質でしかもこれらリップ9,10とは独立し
て形成されるとともに、両リップ9,10の本来の機能
を阻害しないように両者のちょうど中間付近、即ち、従
来は何も設けられていなかった両者の繋ぎ部分に装着さ
れている。
【0018】本実施の形態では、環状凸部11をシール
部7の内周面に圧入させることによって装着させている
が、接着等の任意の方法により環状凸部11をシール部
7内周面に装着することができる。
部7の内周面に圧入させることによって装着させている
が、接着等の任意の方法により環状凸部11をシール部
7内周面に装着することができる。
【0019】前記環状凸部11の内周側先端部には軸線
方向に伸びる作動油通過用の油路12が周方向に均等又
は任意の間隔で切り欠き形成され、ピストンロッド21
上を前記凸部11が摺動する際にこの部分で油膜を掻き
とってピストンロッド21表面をドライ状態にしないよ
うにしている。
方向に伸びる作動油通過用の油路12が周方向に均等又
は任意の間隔で切り欠き形成され、ピストンロッド21
上を前記凸部11が摺動する際にこの部分で油膜を掻き
とってピストンロッド21表面をドライ状態にしないよ
うにしている。
【0020】又、この油路12は、その本数、幅を変更
することにより、ピストンロッド21に付与するフリク
ションの大きさを任意に設定する役割をも果たすように
なっている。
することにより、ピストンロッド21に付与するフリク
ションの大きさを任意に設定する役割をも果たすように
なっている。
【0021】尚、13は、オイルリップの外周側に嵌合
されたガータスプリングであり、このスプリングの弾性
力でオイルリップ9の締代を調整するようになってい
る。
されたガータスプリングであり、このスプリングの弾性
力でオイルリップ9の締代を調整するようになってい
る。
【0022】又、14は、ロッドガイドに嵌合され、内
部にピストンロッド21を挿通している環状のガイドブ
ッシュであり、15は、アウターシェル3の上部開口部
に嵌合されたバンプストッパである。
部にピストンロッド21を挿通している環状のガイドブ
ッシュであり、15は、アウターシェル3の上部開口部
に嵌合されたバンプストッパである。
【0023】次に、以上のように構成された本実施の形
態の作用について説明すると、ピストン速度の微低速時
には環状凸部11とピストンロッド21の摺接部で発生
するフリクションにより、例えば、悪路走行の際におけ
る大きな振動の後に発生する微細な振動を抑制すること
ができるので、乗り心地を向上させることができる。
態の作用について説明すると、ピストン速度の微低速時
には環状凸部11とピストンロッド21の摺接部で発生
するフリクションにより、例えば、悪路走行の際におけ
る大きな振動の後に発生する微細な振動を抑制すること
ができるので、乗り心地を向上させることができる。
【0024】このとき、環状凸部11をオイルシール6
に設けたことにより、従来のようにロッドガイドに凹部
を設け、この凹部内にフリクションを付与するための特
別の機構を設ける必要がなくなり、部品点数を最小にで
き、安価に製造可能となるとともに、油圧緩衝器自体が
長くなると言ったこともない。
に設けたことにより、従来のようにロッドガイドに凹部
を設け、この凹部内にフリクションを付与するための特
別の機構を設ける必要がなくなり、部品点数を最小にで
き、安価に製造可能となるとともに、油圧緩衝器自体が
長くなると言ったこともない。
【0025】さらには、従来からある油圧緩衝器のオイ
ルシールを、この凸部11を備えたオイルシール6に交
換することによって本件発明を容易に具体化することが
できる。
ルシールを、この凸部11を備えたオイルシール6に交
換することによって本件発明を容易に具体化することが
できる。
【0026】又、環状凸部11は、オイルリップ9とダ
ストリップ10とのちょうど中間付近であって、両リッ
プ9,10には影響を与えない位置に装着されているの
で、両リップ9,10に最適な設計をした状態で前記凸
部11に最適な設計を行うことができ、従って、開発期
間の短縮が可能となり、ひいては製造コストを削減でき
る。
ストリップ10とのちょうど中間付近であって、両リッ
プ9,10には影響を与えない位置に装着されているの
で、両リップ9,10に最適な設計をした状態で前記凸
部11に最適な設計を行うことができ、従って、開発期
間の短縮が可能となり、ひいては製造コストを削減でき
る。
【0027】さらには、環状凸部11を前記両リップ
9,10とは異なる材質でしかもこれらリップ9,10
とは独立して形成したので、両リップ9、10の要求特
性に左右されることなく狙ったフリクションを発生可能
とする最適な材質の選択が容易にでき、従って、上記と
同様に開発期間の短縮が可能となり、ひいては製造コス
トを削減できる。
9,10とは異なる材質でしかもこれらリップ9,10
とは独立して形成したので、両リップ9、10の要求特
性に左右されることなく狙ったフリクションを発生可能
とする最適な材質の選択が容易にでき、従って、上記と
同様に開発期間の短縮が可能となり、ひいては製造コス
トを削減できる。
【0028】又、環状凸部11に対し、作動油通過用の
油路12を周方向に均等又は任意の間隔で切り欠き形成
したので、ピストンロッド21上を前記凸部11が摺動
する際にこの部分で油膜を掻きとってピストンロッド2
1表面をドライ状態にすると言った不具合を確実に防止
できるとともに、この油路12の本数、幅を変更するこ
とにより、ピストンロッド21に付与するフリクション
の大きさを任意に設定することができる。
油路12を周方向に均等又は任意の間隔で切り欠き形成
したので、ピストンロッド21上を前記凸部11が摺動
する際にこの部分で油膜を掻きとってピストンロッド2
1表面をドライ状態にすると言った不具合を確実に防止
できるとともに、この油路12の本数、幅を変更するこ
とにより、ピストンロッド21に付与するフリクション
の大きさを任意に設定することができる。
【0029】尚、前記の実施の形態では環状凸部11を
一条としたが、当然、複数条としても良く、又、オイル
リップ9部分や、ダストリップ10部分にこの凸部11
を装着しても良いことは勿論である。
一条としたが、当然、複数条としても良く、又、オイル
リップ9部分や、ダストリップ10部分にこの凸部11
を装着しても良いことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば次の効果がある。
【0031】1)各請求項の発明によれば、例えば、悪
路走行の際における大きな振動の後に発生する微細な振
動を抑制して乗り心地を向上させる油圧緩衝器を、部品
点数、加工工程、開発期間を抑えて安価に製造可能にな
る。
路走行の際における大きな振動の後に発生する微細な振
動を抑制して乗り心地を向上させる油圧緩衝器を、部品
点数、加工工程、開発期間を抑えて安価に製造可能にな
る。
【0032】2)請求項2の発明によれば、請求項1の
発明の効果に加え、環状凸部をオイルリップとダストリ
ップとのちょうど中間付近に両リップとは独立して形成
したので、両リップの要求特性に左右されることなく狙
ったフリクションを発生可能とする最適な材質の選択が
容易にでき、従って、開発期間の短縮が可能となり、ひ
いては製造コストを削減できる。
発明の効果に加え、環状凸部をオイルリップとダストリ
ップとのちょうど中間付近に両リップとは独立して形成
したので、両リップの要求特性に左右されることなく狙
ったフリクションを発生可能とする最適な材質の選択が
容易にでき、従って、開発期間の短縮が可能となり、ひ
いては製造コストを削減できる。
【0033】3)請求項3の発明によれば、請求項1、
2の発明の効果に加え、前記環状凸部に油通過用の油路
を周方向に均等又は任意の間隔で切り欠き形成したの
で、この部分で油膜を掻きとってロッド表面がドライ状
態になると言った不具合も確実に防止できるとともに、
この油路の本数、幅を変更することにより、ピストンロ
ッドに付与するフリクションの大きさを任意に設定する
ことができる。
2の発明の効果に加え、前記環状凸部に油通過用の油路
を周方向に均等又は任意の間隔で切り欠き形成したの
で、この部分で油膜を掻きとってロッド表面がドライ状
態になると言った不具合も確実に防止できるとともに、
この油路の本数、幅を変更することにより、ピストンロ
ッドに付与するフリクションの大きさを任意に設定する
ことができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す油圧緩衝器の中心
線から右側のみを示す要部破断平面図である。
線から右側のみを示す要部破断平面図である。
【図2】図1におけるオイルシールを拡大して示す要部
破断平面図である。
破断平面図である。
【図3】オイルシールに装着されるフリクション発生部
材を示す要部破断平面図である。
材を示す要部破断平面図である。
2 シリンダ
5 ロッドガイド
6 オイルシール
9 オイルリップ
10 ダストリップ
11 環状凸部(フリクション発生部材)
12 油路
21 ピストンロッド
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダの開口端部にロッドガイドとオ
イルシールとを設け、シリンダ内にピストンを介して移
動自在に挿入したピストンロッドが前記ロッドガイドと
オイルシールを介して外部に導出している油圧緩衝器に
おいて、ピストン速度の微低速時にピストンロッドに対
して一定のフリクションを付与するフリクション発生部
材を前記オイルシールとは異なる材質で独立して形成す
るとともに、このフリクション発生部材をオイルシール
に装着したことを特徴とする油圧緩衝器。 - 【請求項2】 前記オイルシールはシリンダの外部側に
設けたダストリップと、油室側に設けたオイルリップと
から構成されており、これら両リップ間において前記フ
リクション発生部材が装着されている請求項1記載の油
圧緩衝器。 - 【請求項3】 前記フリクション発生部材は前記ダスト
リップ及びオイルリップ間に形成された環状凸部であ
り、その先端部には軸線方向に伸びる作動油通過用の油
路が周方向に均等又は任意の間隔で切り欠き形成されて
いる請求項2記載の油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074013A JP2003269517A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074013A JP2003269517A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 油圧緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003269517A true JP2003269517A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29203525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002074013A Pending JP2003269517A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003269517A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007177889A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Nok Corp | ショックアブソーバー用オイルシール |
-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002074013A patent/JP2003269517A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007177889A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Nok Corp | ショックアブソーバー用オイルシール |
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Legal Events
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Effective date: 20070313 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071113 |