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JP2003261258A - 用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents

用紙処理装置および画像形成システム

Info

Publication number
JP2003261258A
JP2003261258A JP2002064276A JP2002064276A JP2003261258A JP 2003261258 A JP2003261258 A JP 2003261258A JP 2002064276 A JP2002064276 A JP 2002064276A JP 2002064276 A JP2002064276 A JP 2002064276A JP 2003261258 A JP2003261258 A JP 2003261258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
paper
transport path
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002064276A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Atokata
義昭 後潟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002064276A priority Critical patent/JP2003261258A/ja
Publication of JP2003261258A publication Critical patent/JP2003261258A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の用紙処理機能に加えて新たな機能をユ
ーザ側、サービス元あるいは製造元で簡単に付加、ある
いは交換できる用紙処理装置を提供する。 【解決手段】 搬入されてきた用紙に対して所定の処理
を施して排紙する用紙後処理装置FRにおいて、装置本
体の搬送路3の一部に切換爪44を挿入し、この切換爪
44によって切り換えられる搬送路(中綴じトレイ4
1)と用紙に対して所定の処理を施す中綴じスティプラ
42とを含む中綴じユニット40及び中折りユニット5
0を装置内の空間部に設置する。前記切換爪44は、前
記装置本体側の搬送路3と前記中綴じユニット40の中
綴じトレイ41側への搬送路とを切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立して、あるい
は画像形成装置に付設もしくは一体的に設けられ、用紙
に対して所定の処理を実行して排紙する用紙処理装置お
よびこの用紙処理装置を含む画像形成システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタなどでは、画像形成さ
れた用紙を複数枚束ね、ステイプラによって綴じ込み、
簡易的な製本を行う機能を備えたものが知られている。
ステイプルは用紙の端部を綴じるものと中央部を綴じる
ものとがあり、中央部を綴じるものでは、綴じられた用
紙束の中央部を折り曲げるいわゆる中折り機能を備えた
もののある。また、この種のものでは、穴明けも同時に
行いことができるように構成されたものもある。
【0003】この種の技術として、例えば特開2000
−63031公報あるいは特開2000−72320公
報などに開示された発明が公知である。
【0004】前記特開2000−63031公報には、
中綴じ折りを行う場合に、端部綴じ用の先端ストッパを
シートの搬送経路を開放する位置に配置し、シートを中
綴じ用の先端ストッパの位置を下端としてスタックし、
スタックされたシートにステイプラによる綴じ込みが行
われた後、綴じ込み済みのシートを折りナイフによって
折り曲げて中綴じ折りを行う技術が開示されている。
【0005】前記特開2000−72320公報には、
カバーシートをカバーシート載置部上に第1面を上向き
に載置し、カバーシート給紙手段によりカバーシートを
搬送してスタック手段に送り出し、スタック手段におい
てえ搬送手段によって搬送された記録シートをカバーシ
ートとを重ね合わせて位置決めし、ステイプル手段によ
り中綴じした後、中綴じされたカバーシートと記録シー
トとを再び搬送して折り手段により二つ折り処理した
後、排紙トレイ上に排出する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、ユニットの交換や機能に応じたユニットの後付け
については何ら配慮されていなかった。そのため、し仕
様に応じた完成品を常に容易しておかねばならず、コス
トがかかる結果となっていた。
【0007】また、一旦、完成した完成品では、使用で
きる機能は決まっているので、ユーザの使用形態が変わ
っても対応することができず、新たな機械を購入しなけ
ればならず、ユーザの負担も大きくなっていた。
【0008】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的は、既存の用紙処理機能に加えて新
たな機能をユーザ側、サービス元あるいは製造元で簡単
に付加、あるいは交換できる用紙処理装置を提供するこ
とにある。
【0009】また、他の目的は、ユニット交換もしくは
付加によって簡単に機能拡張が可能な用紙処理装置を提
供することにある。
【0010】さらに他の目的は、前述のような用紙処理
装置を含んだ画像形成システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、搬入されてきた用紙に対して所定の
処理を施して排紙する用紙処理装置において、装置本体
の搬送路の一部に切換爪を挿入し、この切換爪によって
切り換えられる搬送路と用紙に対して所定の処理を施す
処理手段を含む新たな用紙処理ユニットを装置内の空間
部に設置することを特徴とする。
【0012】第2の手段は、第1の手段において、前記
新たな用紙処理ユニットが、中綴じユニット、中折りユ
ニット、カッターユニットおよびパンチユニットの少な
くとも1つを含むことを特徴とする。
【0013】第3の手段は、第1の手段において、前記
切換爪が、前記装置本体側の搬送路と前記新たな用紙処
理ユニット側の搬送路とを切り換えることを特徴とす
る。
【0014】第4の手段は、第1の手段において、前記
装置本体の搬送路がプレスタックユニット出口の搬送路
であることを特徴とする。
【0015】第5の手段は、第4の手段において、前記
プレスタックユニットの一方の搬送路はガイド板とこの
ガイド板を用紙搬送方向上流側を支点に用紙の厚み方向
に揺動させる揺動機構を備え、前記切換爪が新たな用紙
処理ユニット側を選択するように切り換えられたとき、
用紙サイズが新たな用紙処理ユニットの搬送路長に収ま
らない場合には、前記揺動機構は用紙厚み方向の搬送路
幅が拡大するように前記ガイド板を移動させることを特
徴とする。
【0016】第6の手段は、第5の手段において、前記
新たな用紙処理ユニットの用紙搬送方向先端位置を規定
するストッパの位置を用紙サイズに対応して設定する手
段を備えていることを特徴とする。
【0017】なお、第5または第6の手段において、前
記プレスタックユニットの一方の搬送路と前記新たな用
紙処理ユニットの搬送路はほぼ直線上に配置するように
するとよい。
【0018】第7の手段は、第5の手段において、前記
切換爪の前記新たな用紙搬送ユニットの搬送路側の面に
当該搬送路に搬入された用紙との重なりを防止するため
の切り欠きを設けたことを特徴とする。
【0019】第8の手段は、第1ないし第8のいずれか
の手段に係る用紙処理装置と、入力された画像情報に基
づいて記録媒体上に可視画像を形成する画像形成装置と
から画像形成システムを構成したことを特徴とする。
【0020】第1の手段によれば、既存の搬送路の一部
に切換爪を挿入して搬送方向を選択できるようにし、新
たな用紙処理ユニットを空いている空間部に設置すれ
ば、前記切換爪によって既存の搬送路に搬送されてきた
用紙を新たな用紙処理ユニットに選択的に搬入し、当該
用紙処理ユニットによって既存の装置とは異なる処理を
実行することが可能となる。
【0021】第2の手段によれば、新たな用紙処理ユニ
ットが複数種から選択され、あるいは複数種を組み合わ
せて選択して設置することにより、その設置した用紙処
理ユニットが有する処理を実行することができる。
【0022】第3の手段によれば、切換爪の切り換えに
より、既存の装置の機能を利用することも、新たに設置
した用紙処理ユニットの機能を利用することも任意に行
える。
【0023】第4の手段によれば、搬送に際してプレス
タックユニットの搬送路を利用することが可能になる。
【0024】第5の手段によれば、大サイズの用紙の場
合に、新たに設置した用紙処理ユニットの搬送路だけに
収まらない場合には、プレスタックユニットの搬送路を
拡張してその搬送路を使用して用紙を集積する。これに
より搬送路長を大きくとることなく大サイズの処理が可
能になる。
【0025】第6の手段によれば、大サイズの用紙の場
合に、新たに設置した用紙処理ユニットの搬送路だけに
収まらない場合には、プレスタックユニットの搬送路を
拡張してその搬送路を使用して用紙を集積するが、これ
に加えて、用紙の下端位置を規定するストッパの位置を
下げ、用紙の収納長をさらに大きくとるとともに、例え
ば中綴じの場合に、ストッパで規制した位置がスティプ
ラの綴じ位置である中央位置にくるように設定しておけ
ば、効率のよい制御が可能になる。なお、プレスタック
ユニットの一方の搬送路と前記新たな用紙処理ユニット
の搬送路はほぼ直線上に配置すると、大サイズの用紙を
収納した場合に用紙もしくは用紙束が曲がることがな
く、精度の高い処理が可能になる。
【0026】第7の手段によれば、切換爪の前記新たな
用紙搬送ユニットの搬送路側の面に当該搬送路に搬入さ
れた用紙との重なりを防止するための切り欠きを設けた
ので、小サイズの場合に、先行の用紙が集積されている
ときに後行の用紙が先行の用紙の上側に導かれ、用紙順
が狂ったり、用紙束の端部に後行の用紙の先端が当接し
て生じる用紙ジャムの発生を防止することができる。
【0027】第8の手段によれば、新たな用紙処理ユニ
ットを任意に装着し、既存の機能とともに任意に使用可
能な画像形成システムとすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0029】図1は用紙処理装置としての用紙後処理装
置FRと画像形成装置としての複写機PRとからなる画
像形成システムのシステム構成を示す図である。
【0030】図において、用紙後処理装置FRは、第1
ないし第3の3つの搬送路1,2,3と、プルーフトレ
イ4および排紙トレイ5の2つのトレイと、パンチユニ
ット6およびステイプルユニット19の2つの機構とを
備え、入り口ガイド8から搬入された用紙に対して全く
処理を行わないで、あるいは所定の処理(複写機側から
の指示により)を行って所定のトレイ4または5に排紙
するようになっている。
【0031】第1搬送路1は、複写機PRから用紙を受
け入れる入り口ガイド8からプルーフトレイ2に至るま
での搬送経路で、入り口ガイド8の用紙搬送下流側にパ
ンチユニット6が、さらにその下流側に第2搬送路2ま
たは第3搬送路3へ搬送経路を分岐させるための第1切
換爪9がそれぞれ設けられている。また、パンチユニッ
ト6の用紙搬送方向上流側と下流側にはそれぞれ搬送ロ
ーラ対10,11が、また、第1搬送路1の用紙搬送方
向最下流側にはプルーフ排紙ローラ対12が設けられて
いる。
【0032】第1搬送路1の前記第1切換爪9の配設部
からは第2搬送路2と第3搬送路3が分岐し、第2搬送
路2と第3搬送路の分岐部に第2切換爪13が配置され
ている。そして、第1切換爪9から直線状に排紙トレイ
5に至るように第2搬送路2が設けられている。第2搬
送路2の用紙搬送方向最下流側には、排紙ローラ対14
a,14b(以下、総括的には符号14で表す)が設け
られ、従動側の排紙ローラ14aは、切換ガイド板15
の排紙トレイ5側の端部に設けられている。切換ガイド
板15は後述するが、排紙する用紙あるいは用紙束の厚
さに応じて開閉し、常に所定の搬送圧を用紙あるいは用
紙束に付与し、駆動側の排紙ローラ14bとの間で確実
に用紙あるいは用紙束の搬送が行えるようにされてい
る。また、第2搬送路2には、2対の搬送ローラ対1
6,17が設けられている。
【0033】第3搬送路3は、第1切換爪9の用紙搬送
方向下流側であって第2切換爪13の下流側で下方に分
岐し、用紙搬送方向上流側からプレスタックユニット1
8およびステイプルユニット19が設けられている。プ
レスタックユニット18は、第3の切換爪20によって
切り替えられる2つの搬送経路を備え、搬送ローラ対2
1から導入された先行の用紙を一方の搬送路3aに送
り、当該ユニットの最下流側の搬送ローラ対22のニッ
プで待機させ、後行の用紙は第3の切換爪20を逆方向
に切り替えて他方の搬送路3bに送り前記搬送ローラ対
22のニップで両用紙を重ね、2枚重なった状態でステ
イプルユニット19側に搬送する機能を有する。前記第
3の切換爪20を切り換えずに1枚々々送ることができ
ることは勿論のことである。前記他方の搬送路3bは、
ガイド板3cと偏心カム3dとアーム3eによって搬送
路の断面積(厚さ方向の幅)が変更できるようになって
いる。すなわち、後述の図3に示すようにガイド板3c
の上端部の支軸3fを支点として揺動させ、下端側の搬
送ローラ対22を当接させ、あるいは離間させることが
できる。この動作は図示しないモータによって偏心カム
3dを回転させることにより行われる。
【0034】第3搬送路3のプレスタックユニット18
の下流側には搬送ガイド34が設けられ、第3搬送路3
はU字型に曲げられてステイプル排紙ローラ23に至
る。ステイプル排紙ローラ23は用紙あるいは2枚重ね
の用紙束を上方に向けて搬送し、ステイプルユニット1
9に排紙する。ステイプルユニット19はステイプルト
レイ24、ジョガー25、叩きコロ26、後端フェンス
27及びステイプラ28からなる。ステイプルトレイ2
4はステイプル排紙ローラ23からの用紙を受け入れ、
平面上に保持するもので、用紙搬送方向に平行な両側の
端部にジョガー25が設けられている。ジョガー25は
ジョガーフェンスとジョガーフェンスを用紙搬送方向に
平行に往復動させるジョガーフェンスの駆動機構とから
なり、用紙束の用紙搬送方向に平行な方向の揃え動作を
行う。叩きコロ26は、ステイプルトレイ24に排紙さ
れた用紙を下方の後端フェンス27まで機械的に落と
し、用紙の用紙搬送方向に直交する方向の揃え動作を行
うものである。
【0035】ステイプラ28は後端フェンス27によっ
て下端が支持された用紙束の下端に綴じ針による綴じ処
理を行うもので、1個所綴じ、2個所綴じ、斜め綴じ、
水平綴じなどの複数の綴じ機能を有する。また、このス
テイプルユニット28には、ステイプルトレイ24上の
用紙束を排紙ローラ対14側に押し上げ、排紙トレイ5
上に排紙するための放出ベルト29が設けられている。
この放出ベルト29には放出爪30が設けられており、
放出ベルト29を回動させ、ステイプルトレイ24上の
用紙束を引っかけて前記排紙ローラ対24のニップに挟
み込まれるまで持ち上げる。
【0036】排紙トレイ5は用紙積載量に応じて上下方
向に昇降可能であり、この昇降動作はベルト31による
昇降機構により行われる。すなわち、排紙トレイ5の上
方に設けられた紙面センサ32のフィラー33によって
排紙トレイ5上に積載された用紙の上面の位置を常に検
知し、常時紙面高さが所定の範囲にあるように排紙トレ
イ5の高さを制御している。排紙トレイ5はまた、用紙
搬送方向に直交する方向に往復動する。この往復動作に
より1部毎に排紙トレイ5を用紙搬送方向に直交する方
向に移動させ、用紙を仕分けるシフト動作が可能にな
る。
【0037】複写機PRは、原稿を光学的に読み取る読
み取りユニット、読み取った原稿情報に基づいて感光体
ドラムに画像情報を光学的に書き込む書き込みユニッ
ト、感光体ドラムに書き込まれ、感光体ドラム上に形成
された潜像を現像し、顕像化する作像ユニット、画像を
転写する用紙(記録媒体)を作像ユニット側に供給する
給紙ユニット、画像が転写された用紙を排紙する排紙ユ
ニットからなる。これらの各ユニットは図示しないが、
電子写真方式で作像する公知のものである。
【0038】このように構成された後処理装置では、前
記3つの搬送路1,2,3の搬送に伴って3種類の処理
が可能である。
【0039】1)第1搬送路1を経てプルーフトレイ4
に排紙される場合:この排紙形態では、入口ガイド8か
ら搬入された用紙は、第1切換爪9を下側(図示時計方
向)に切り換え、第2搬送路2側を閉鎖することによ
り、第1搬送路1を通ってプルーフ排紙ローラ対12か
らプルーフトレイ4に1枚ずつ排紙される。その間、複
写機PRからの指示に応じてパンチユニット6によって
用紙端部、あるいは中央部に穴明けが行われる。中央部
の穴明けは、2つ折りしたときにパンチ穴が合致するよ
うに用紙搬送方向に対して2個所に行われる。プルーフ
トレイ4に排紙される場合には、第1搬送路1には、パ
ンチユニット6しか設けられていないので、通常、なに
も処理しないで複写した用紙をそのまま排紙する場合が
大半である。
【0040】2)第2搬送路2を経て排紙トレイ5に排
紙される場合:この排紙形態では、排紙トレイ5におけ
る仕分けが可能となる。この場合、第1切換爪9を上方
(反時計方向)に、第2切換爪13を下側(時計方向)
に切り換えて、第1搬送路1と第3搬送路3を閉鎖し、
第2搬送路2だけを開放する。このように切換爪9,1
3をセットすると、複写機PRから入口ガイド8を経て
搬入されてきた用紙は、搬送ローラ対10,11,1
6,17によって第2搬送路2を通って排紙ローラ対1
4から1枚ずつ排紙される。この場合も、入口ガイド8
の下流側にパンチユニット6が設けられているので、必
要ならば用紙端部もしくは中央部に穴明けが行われる。
【0041】前述のように排紙トレイ5はシフト機能を
備えているので、仕分けを行う場合には、例えば10枚
が1部であれば10枚毎(1部毎)に排紙トレイ5が用
紙搬送方向と直交する方向に移動する。これにより複数
部排紙した場合には、1部毎に前記移動量ずつ左右にず
れた用紙束が積載される。仕分けの必要がなければ、1
枚ずつそのまま排紙される。なお、ここでは図示してい
ないが、排紙トレイ上には戻しローラが設けられ、排紙
された用紙を1枚ずつ用紙後処理装置FRの側面側に戻
し、用紙搬送方向に直交する方向の揃え動作を行わせる
ように構成することもできる。
【0042】3)第3搬送路3をへて排紙トレイ5に排
紙される場合:この排紙形態では、ステイプルユニット
24によって用紙束を綴じて排紙することが可能にな
る。この場合、第1切換爪9を上方(反時計方向)に、
第2切換爪13を上方(反時計方向)にそれぞれ切り換
えて、第1搬送路1及び第2搬送路2を閉鎖し、第3搬
送路3を開放する。これにより用紙は第3搬送路3に導
かれる。第3搬送路3には、前述のようにプレスタック
ユニット18が設けられ、1枚ずつ搬送する場合には、
第3切換爪20を右方向(図示、時計方向)に位置さ
せ、1枚ずつ搬送し、ステイプル排紙ローラ23からス
テイプルトレイ24に排紙し、叩きコロ26によって後
端フェンス27側に落とし、ジョガー25によって搬送
方向と平行な方向の揃え動作を行う。この動作を搬送さ
れてくる用紙毎に1部の用紙が排紙されるまで繰り返
す。そして、1部分の用紙の排紙が完了し、揃えられた
用紙束がステイプルトレイ上に集積された時点でステイ
プラ28が駆動され、用紙束の端部の所定の位置に、す
なわち複写機側から指定された左上1個所、左側2個所
などの位置に綴じ処理が施され、放出ベルト29の放出
爪30によって後端フェンス27に支持された用紙束を
上方に持ち上げて排紙ローラ対14のニップまで持ち上
げ、排紙ローラ対14から排紙トレイ5に排紙されるよ
うにする。
【0043】この間、複写機PRからの画像形成済みの
用紙の搬入を停止させると、生産効率が低下するので、
前記ステイプルトレイ24でステイプル処理と放出処理
を行っている間にプレスタックユニット18で、複写機
PRから搬入される用紙をスタックする。すなわち、前
記ステイプル処理を行っている間に複写機PRから送ら
れてきた1枚目の用紙を搬送ローラ22のニップで停止
させ、次に搬送されてくる用紙については、第3切換爪
20を左方向(図示、反時計方向)に位置させ、搬送路
3b側に用紙を導く。そして、前記搬送ローラ22のニ
ップ位置で先行の用紙に後行の用紙を重ね、ステイプル
トレイ24上の用紙束が放出ベルト29によって放出さ
れた時点で前記搬送ローラ22のニップ位置で2枚重ね
て待機していた用紙の再搬送が開始され、ステイプル排
紙ローラ23からステイプルトレイ24に排紙される。
その後、引き続いて1枚ずつ複写機からの用紙がステイ
プルトレイ24に排紙され、前述のようにして揃えられ
る。そして、1部分の用紙が排紙されると、ステイプル
され、放出ベルト29によって放出され、排紙される。
このような動作が、1部毎に繰り返される。
【0044】図2は、前述のように構成され、端面綴じ
動作が可能な図1の用紙後処理装置FRに対して中綴じ
機能(仕様)を追加した本発明の実施形態の構成を示す
図である。
【0045】この図2に示した例では、図1におけるプ
レイスタックユニット18の用紙搬送方向下流側に設け
られた搬送ガイド34を取り外し、内部にある取り付け
部を使用して中綴じトレイユニツト40及び中折りユニ
ット50を装置内面に設けたガイドレールR1,R2,
R3,R4に組み込むようにしたものである。
【0046】中綴じトレイユニット40は、図3の要部
正面図に示すように、中綴じトレイ41、中綴じステイ
プラ42、位置決めストッパ43及び第4切換爪44か
ら主に構成され、図2から分かるように、中綴じトレイ
41が前記搬送ガイド34から前記プレスタックユニッ
ト18の搬送経路3bの延長方向延びるように傾けて設
けられている。
【0047】切換爪44は前記搬送ガイド34の位置に
装着され、切換爪駆動ソレノイド45によってステイプ
ルトレイユニット19への搬送経路か中綴じトレイ41
への搬送経路かが切り換えられる。前記プレスタックユ
ニット18は中綴じトレイユニット40へのガイドとし
ても機能し、中綴じトレイユニット40に用紙を導く場
合には、前記第3切換爪20は図示左方向(反時計方
向)に位置し、搬送経路3b側の経路を開放し、搬送経
路3a側を閉鎖する。
【0048】なお、前記切換爪44の形状を図2におい
てAで示すように中綴じトレイ41側の端部を切り欠い
たような形状とすることもできる。このような形状とす
ると、中綴じトレイ41内に収まるような小サイズの用
紙の場合に、中綴じトレイ41に集積される用紙束の用
紙搬送方向後端部に後行の用紙の先端が当接して用紙ジ
ャムを生じることがなく、また、後行の用紙を確実に中
綴じトレイ41に集積された用紙の上に確実に重なるよ
うに導くことができる。
【0049】中綴じステイプラ42は中綴じトレイ41
を挟んで1対配置され、図示しないステイプル駆動モー
タによって、用紙を挟んだ状態で綴じ針を備えた打ち込
み側42aが綴じ針を曲げる受け台42b側に移動し
て、用紙束の中央部に綴じ針を打ち込んで用紙を綴じる
ようになっている。なお、中綴じトレイの上面が1つの
搬送路を形成している。中綴じステイプラ42の用紙に
対する相対的な位置は固定されているので、用紙束46
の中央部に綴じ針を打ち込むには用紙束46の位置を調
整する必要がある。そこで、位置決めストッパ43が設
けられている。位置決めストッパ43は、ストッパ部材
43aと、このストッパ部材43aを保持し、回転する
ベルト43bからなるストッパ調整機構43cとからな
り、図示しないモータによってベルト43bを回転させ
て用紙の大きさに対応した位置に前記ストッパ部材43
aを停止させる。これによって用紙束46の大きさにか
かわらずステイプル位置を用紙束46の中央部に設定す
ることが可能になる。また、用紙束46をさらに下方に
送る場合には、ストッパ部材43aを図においてさらに
時計方向に回転させれば、ストッパ部材43aが用紙束
46の下端から外れ、用紙束46は重力で下方に落下す
る。
【0050】中綴じトレイユニット40の下方には、中
折りユニット50が配置されている。中折りユニット5
0は折りプレート(折りナイフ)51と1対の折りロー
ラ対52と、搬送ローラ対53とからなる。折りプレー
ト51は折りローラ対52のニップに対して垂直な方向
に往復動するように設けられている。そして、前述のよ
うにして中綴じトレイユニット40から送られてきた用
紙束46の中央部が折りプレート51の先端部に対向す
る位置に位置すると、用紙束46の搬送は停止し、折り
プレート51が進出する。この折りプレート51の進出
により、図4に示すように用紙束45の綴じ位置と一致
する中央部が折ローラ対52のニップに押し込まれ、折
ローラ対52によって折られながら次工程のカッターユ
ニット60に送られる。折ローラ対52配設部の下方に
は用紙束46の下端が逃げるための第4の搬送路54が
設けられ、この第4の搬送路54には、用紙束46を搬
送し、また、所定位置で用紙束を停止させる前記搬送ロ
ーラ対53が設けられている。この搬送ローラ対53は
折りローラ対52とベルトを介して連動しており、図示
しないモータによって駆動される。このモータはステッ
ピングモータからなり、ステップ数によってローラの搬
送距離が精度よく制御できる。
【0051】なお、中綴じする場合、図3に示すように
B4縦サイズ以下の場合、用紙の上端部が搬送ローラ対
20と干渉しないので、前記ガイド板3cは閉鎖したま
までよいが、図5に示すようにA3縦サイズ以上(例え
ばダブルレターサイズ)になると、用紙束46の上端部
が前記搬送ローラ対20の配設位置を抜けることができ
ない。そこで、前記偏心カム3dを回転させてレバー3
eによってガイド板3cを開放し、搬送路3bも中綴じ
トレイ41の一部として機能させる。このようにするこ
とによりA3縦サイズ以上の大サイズの用紙束46も集
積可能となり、大サイズ用紙の中綴じが可能となる。
【0052】カッターユニット60は、図7及び図8に
示すように固定刃61、移動刃62及び移動刃62の駆
動機構63とからなる。固定刃61は中折りローラ対5
2からの搬送路である第5搬送路64の下側に固定さ
れ、この上側に移動刃62が刃先が摺接するように設け
られている。駆動機構63は移動刃62とプレスバー6
5を昇降駆動する。プレスバー65は用紙の幅方向(搬
送方向に直交する方向)の全幅にわたって設けられ、用
紙束46を押さえることができるようになっている。プ
レスバー65及び移動刃62の駆動は、カム機構66に
よって行われ、カム機構66及びプレスバー65はフレ
ーム67によって支持されている。カム機構66は偏心
カム66aとカムレバー66bとカム66aを回転させ
るモータ66cとからなる。カムレバー66bはプレス
バー65にスプリング66dとピン66eを介して垂直
方向に移動可能、かつ、プレスバー65と相対的に移動
可能に取り付けられている。カムレバー66bの開口部
には偏心カム66aが挿入され、偏心カム66aの回転
に伴ってカムレバー66bは往復動する。その際、プレ
スバー65はフレーム67のガイド溝67aに対してス
ライド自在に支持されており、ガイド溝67aによって
規定される移動範囲については移動可能である。また、
前記カムレバー66bは、プレスバー65の移動が規制
された場合には、前記スプリング66dの弾性付勢力に
抗して下降することができる。また、ピン66eはプレ
スバー65の長手方向中央部で前記スプリング66dを
介してカムレバー66bとプレスバー65とを連結して
いる。また、プレスバー65はピン66eによってスプ
リング66dを介して揺動自在となっている。前記ガイ
ド溝67aは2つ折りされた用紙束46に対して垂直な
方向に切溝されている。これにより、プレスバー65は
2つ折りされた用紙束46に対して垂直な方向にガイド
(移動方向が規制)されて往復動可能になっている。
【0053】偏心カム66aはまた、移動刃62を駆動
し、偏心カム66aの回転に伴って移動刃62は固定刃
61の刃先と摺接し、両者の刃先間に位置した用紙束4
6を切断する。プレスバー65は偏心カム66aの回転
に伴って下降し、用紙束46を押さえた時点で下降を停
止する。一方、カムレバー66bは偏心カム66aの回
転に伴ってさらに下降する。その際、プレスバー65が
用紙束46に当接し、用紙束46を押し込んだ状態でプ
レスバー65は、それ以上、下降することはできない
が、カムレバー66はスプリング66dの弾性付勢力に
抗してさらに下降する。そして、偏心カム66aがさら
に回転し、スプリング66への付勢力が解消した時点で
プレスバー65も上昇し、用紙束46に対する押さえ動
作も解除される。
【0054】フレーム67の用紙搬送方向下流側には搬
送路を形成するガイド板68a,68bが設けられ、用
紙束46を下流側に導くようになっている。ガイド板6
8aは、軸68cによって揺動自在に支持され、スプリ
ング68dによってガイド板68a,68bの用紙搬送
方向最下流側に設けられた搬送ローラ対68e,68f
に所定の挟持力を付与し、用紙束46が確実に搬送され
るように意図している。この場合、図において下側の搬
送ローラ68fが駆動側のローラ、上側の搬送ローラ6
8eが従動側のローラである。
【0055】また、カッターユニット60の用紙搬送方
向下流側にはさらに第2のパンチユニット70が設けら
れている。第2のパンチユニット70は、2つ折りした
用紙束46に対してプレスパンチ71によって穴明けを
行うもので、プレスバー65で用紙束46を押さえた状
態で用紙搬送方向に対して垂直な方向に移動し、2個所
に穴明けを行う。この穴明けの個数は各国に規格に合わ
せ3個所あるいは4個所とすることもできる。プレスパ
ンチ71は、駆動側のタイミングプーリ72と図示しな
い従動側のタイミングプーリとの間に張設されたタイミ
ングベルト73に固定され、タイミングベルト73の回
動に伴って用紙搬送方向と直交する方向に配置されたガ
イド軸74に沿って移動する。タイミングベルト73
は、ステッピングモータからなるタイミングベルト駆動
モータ75によって駆動され、このモータ75に入力さ
れる駆動ステップ数に応じて用紙搬送方向と垂直な方向
に所定距離移動する。このモータ75に入力される駆動
ステップ数は図示しない制御回路のCPUから前記穴明
けの位置に応じて出力される。
【0056】プレスパンチ71は、ポンチ71a、ダイ
ス71b、パンチモータ71c及びボディ71dからな
り、ボディ71dの下部にダイス71bが設けられ、そ
の上部に用紙挿入溝71eが切溝されている。ポンチ7
1aは前記ダイス71bの垂直上方に上下動可能に設け
られ、パンチモータ71cによって上下方向に駆動さ
れ、用紙束46に対する穴明けが可能となる。
【0057】プレスパンチ71の用紙束搬送方向下流側
には排紙ローラ76と排紙トレイ77が設けられ、所定
個所に穴79が明けられ、図9に示すように綴じ針78
によった綴じられた2つ折りの用紙束46は、排紙ロー
ラ76によって排紙トレイ77に排紙される。
【0058】このように図1に示した用紙後処理装置F
Rに中綴じユニット40、中折りユニット50、カッタ
ーユニット60及び第2のパンチユニット70を設けた
場合の処理は以下のようになる。前記図1における記載
に合わせると、 4)第3搬送路3のプレスタックユニットから中綴じユ
ニット40を経て排紙トレイ77に排紙される場合:複
写機PR側の操作部から製本(中綴じ)キーが選択され
ると、図3に示すように切換爪駆動ソレノイド45がO
Nされ、第4の切換爪44が第3搬送路3のスタックユ
ニット19側の搬送路を閉鎖し、中綴じユニット40側
の搬送路を開放する。複写機PR側から送られてくる用
紙(ここではA4縦サイズ)は入口ガイド8からパンチ
ユニット6を通過し、プレスタックユニット18、搬送
ローラ対22を通り、中綴じユニット40に搬入され、
先端がストッパ43aに当接した状態で中綴じトレイ4
1上に載置され、この状態で待機する。そして次の用紙
が同じ搬送路を通って載置されるという動作が指定枚数
分繰り返し行われ、最後の用紙の先端部がストッパ43
aに当接し、所定時間待機後、指定枚数分重ねた状態で
用紙中央を綴じる中綴じステイプラ42が作動し、用紙
束46の2個所が綴じられる。この場合、前記ストッパ
43aの位置は、A4縦サイズの用紙を中央で綴じる位
置に設定されているので、前記ストッパ43aで位置を
規制された状態が中綴じを行う位置に相当している。
【0059】次に、前記ストッパ43aを下方に移動さ
せ、さらに中綴じトレイ41から後退させることにより
用紙は自重で落下し、折りローラ対52の下方の搬送ロ
ーラ対54のニップに挟み込まれ、第4搬送路54を進
み、用紙束46の中央部(綴じ部)が折りプレート51
の正面に対向する位置にくると搬送を停止させ、折りプ
レート51を前述のように進出させ、折りローラ対52
にニップに挟み込ませる。この状態で折りローラ対52
を回転させ、2つ折りした状態でカッターユニット60
側に送り出す。
【0060】一方、A4縦サイズより大きなA3縦サイ
ズの用紙であれば、図3の状態では用紙後端が搬送ロー
ラ対22を抜けることができない。そこで、図5の中綴
じユニットの要部拡大図に示すように、中綴じの指示が
あったときに用紙サイズを確認し、プレスタックユニッ
ト18の出口の搬送ローラ対22の一方が取り付けられ
ているガイド板3cを偏心カム3dを180°回転させ
て開放状態にするとともに、ストッパ43aの位置をサ
イズに合わせて図5の位置に移動させる。これによりA
3縦サイズの用紙は前述のA4縦サイズの用紙と同様に
先端がストッパ43aに当接し、後端がプレスタックユ
ニット18の搬送路3bに位置した状態で待機し、指定
枚数集積される。この状態で、用紙束の中央部が中綴じ
ステイプラ42の綴じ位置に一致しているので、A4縦
サイズの用紙と同様にして中綴じすると、用紙中央部で
綴じられることになる。
【0061】中綴じが終了すると、ストッパ43aを後
退させ、用紙束46を落とし、搬送ローラ53によって
折り位置が折りプレート51の先端部と対向する位置ま
で搬送し、その位置で図6に示すように折りプレート5
1を作動させ、前述と同様にして2つ折りしてカッタユ
ニット60側に送り出す。
【0062】用紙束46は、カッターユニット60に送
り込まれ、ガイド板68a,68bとの間を搬送ローラ
対68e,68fまで搬送され、搬送ローラ対68e,
68fに挟持される。その際、ガイド板68aは軸68
cによって揺動可能に支持され、スプリング68dによ
って弾性付勢されているので、用紙束46の厚さに応じ
て搬送ローラ対68e,68f間の間隔が開き、適正な
接触圧によって用紙束46を搬送する。そして、用紙束
46の搬送方向後端部が切断位置に来ると搬送ローラ対
68e,68fの回転は停止し、同時にカムモータ66
cが回転を開始し、偏心カム66aを180°回転さ
せ、カムレバー66bを介してプレスバー65を下方に
移動させる。プレスバー65はガイド溝67aに沿って
垂直に下降し、用紙束46に当接する。その際、プレス
バー65とカムレバー66bは相対的に移動可能に結合
されているので、プレスバー65が用紙束46に当接し
て停止した後も、カムレバー66bは下降する。このと
き、プレスバー65はスプリング66dを介し1点でカ
ムレバー66bと結合されているので、プレスバー65
は用紙に対して均等な力で押さえることができる。
【0063】このような状態で、移動刃62は前記偏心
カム66aの回転によって下方に降下し、固定刃61と
の間で用紙束46の後端部を直線的に切断する。切断く
ずは回収箱69内に落ち、回収され捨てられる。偏心カ
ム66aがさらに回転するとカムレバー66bが上昇
し、このカムレバー66bの上昇に伴ってプレスバー6
5も上昇し、プレスバー65による用紙束46の押圧力
が解除される。これに伴って用紙束46は搬送ローラ6
8e,68fによって搬送され、排紙ローラ76から排
紙トレイ77に排紙される。
【0064】この過程で、画像形成装置PR側から用紙
束に対する穴明け指示があれば、用紙束46をプレスバ
ー65で押圧している状態が解除される前に第2のパン
チユニット70を穴明け位置に移動させ、複数設定され
た穴明け位置にファイリング用の穴を明ける。この実施
形態では、前述のように第2のパンチユニット70のプ
レスパンチ71はタイミングベルト73の回転に応じて
用紙搬送方向と直交する方向に移動し、穴の数や規格に
よって予め設定された位置に穴を明け、所定数の穴明け
を完了すると、待機位置に移動する。前記プレスバー6
5はこの間用紙束46を押さえるように前記カッターユ
ニット60と第2のパンチユニット70のタイミングが
設定されている。このタイミングは、用紙サイズがA3
縦サイズを基準とし、二つ折りしたときA4となるサイ
ズである。この例はA系列の用紙を主に使用する場合で
あって、レターサイズを主に使用する場合にはダブルレ
ターサイズの縦送りに第2のパンチユニット70の設置
位置が設定される。
【0065】なお、用紙二つ折りしたときにA4横サイ
ズにならないような場合には、搬送ローラ対68e,6
8fによって挟持した状態で穴明けを行う。なお、穴明
け位置の設定は、搬送ローラ対68e,68fの回転量
をパルスモータへに出力される駆動パルス数によって制
御し、用紙搬送方向と平行な方向の穴明け位置を決定す
ることができる。また、精度上の問題はあるが、用紙挿
入口71e内に用紙を挿入し、当接した位置で用紙の搬
送を止めてパンチ動作を行うようにすることも可能であ
る。そして、このような穴明けが終了し、2つ折りされ
端部がきれいに切り落とされて揃えられた簡易製本され
た用紙束が、排紙ローラ76から排紙トレイ77に指定
部数排紙される。
【0066】5)中綴じユニットが設けられているとき
に第3搬送路3から排紙トレイ5に排紙される場合:こ
の場合は、第4切換爪44を切り換えて中綴じユニット
40側への搬送路を閉鎖し、第3搬送路3のステイプル
ユニット18側の搬送路を開放する。これにより、前述
の3)と同様の動作となる。
【0067】なお、図2では、中綴じユニット40、中
折りユニット50、カッターユニット60 第2のパン
チユニット70の全てを装置本体に設けたガイドレール
R1,R2,R3,R4を介して取り付けた例である
が、図10に示すようにユーザの必要に応じて中綴じユ
ニット40と中折りユニット50のみを取り付けるよう
に構成することも可能である。この場合には、カッター
ユニット60と第2のパンチユニット70に含まれてい
た搬送路がなくなるので、中折りユニット50にガイド
板55と搬送ローラ対56を設けて用紙束を案内するよ
うにする。また、図では、中折りユニット50から排紙
トレイ77に至る経路に設けた搬送ローラは省略してあ
るが、前記煩労ローラ対56の用紙搬送方向下流側及び
図2における第2のパンチユニット70の用紙搬送方向
下流側にも用紙束を搬送するに足る間隔で搬送ローラが
設けられている。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、装置本
体の搬送路の一部に切換爪を挿入し、この切換爪によっ
て切り換えられる搬送路と用紙に対して所定の処理を施
す処理手段を含む新たな用紙処理ユニットを装置内の空
間部に設置するので、既存の用紙処理機能に加えて新た
な機能をユーザ側、サービス元あるいは製造元で簡単に
付加、あるいは交換できる用紙処理装置を提供すること
ができる。
【0069】また、本発明によれば、新たな用紙処理ユ
ニットが、中綴じユニット、中折りユニット、カッター
ユニットおよびパンチユニットの1つもしくはこれらを
組み合わせたものも可能なので、ユニット交換もしくは
付加によって簡単に機能拡張が可能な用紙処理装置を提
供することができる。
【0070】さらに、本発明によれば、既存の用紙処理
機能に加えて新たな機能をユーザ側、サービス元あるい
は製造元で簡単に付加、あるいは交換でき、さらには、
ユニット交換もしくは付加によって簡単に機能拡張が可
能な画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するための用紙後処理装置と複写
機とからなる画像形成システムのシステム構成を示す図
である。
【図2】図1の用紙後処理装置に中綴じユニット、中折
りユニット、カッタユニット及び第2のパンチユニット
を組み込んだシステム構成を示す図である。
【図3】図2における中綴じユニットに用紙が集積され
た状態を示す要部拡大図である。
【図4】図2における中折りユニットに用紙が搬送さ
れ、折り処理を行っている状態を示す要部拡大図であ
る。
【図5】プレスタックユニットを利用して大サイズの用
紙を図2における中綴じユニットに集積した状態を示す
図である。
【図6】図5の状態から図2における中折りユニットに
用紙が搬送され、折り処理を行っている状態を示す要部
拡大図である。
【図7】図2における中折りユニットと第2のパンチユ
ニットの要部拡大図である。
【図8】図7における中折りユニットと第2のパンチユ
ニットの斜視図である。
【図9】中綴じ中折りされ、端面が切断された用紙束を
示す斜視図である。
【図10】図1の用紙後処理装置に中綴じユニット及び
中折りユニットを組み込んだシステム構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 第3搬送路 3a,3b 搬送路 3c ガイド板 3d 偏心カム 3e レバー 18 プレスタックユニット 19 ステイプルユニット 40 中綴じユニット 41 中綴じトレイ 42 中綴じステイプラ 43 位置決めストッパ 44 第4切換爪 45 切換爪駆動ソレノイド 50 中折りユニット 51 折りプレート 52 折りローラ対 53 搬送ローラ対 60 カッターユニット 61 固定刃 62 移動刃 65 プレスバー 66 カム機構 66a カム 66b カムレバー 66c モータ 66d スプリング 66e ピン 67 フレーム 67a ガイド溝 68a,68b 搬送ガイド板 68e,68f 搬送ローラ 70 第2のパンチユニット 71 プレスパンチ 73 タイミングベルト FR 用紙後処理装置 PR 複写機 R1,R2,R3,R4 ガイドレール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入されてきた用紙に対して所定の処理
    を施して排紙する用紙処理装置において、 装置本体の搬送路の一部に切換爪を挿入し、 この切換爪によって切り換えられる搬送路と用紙に対し
    て所定の処理を施す処理手段を含む新たな用紙処理ユニ
    ットを装置内の空間部に設置することを特徴とする用紙
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記新たな用紙処理ユニットが、中綴じ
    ユニット、中折りユニット、カッターユニットおよびパ
    ンチユニットの少なくとも1つを含むことを特徴とする
    請求項1記載の用紙処理装置。
  3. 【請求項3】 前記切換爪は、前記装置本体側の搬送路
    と前記新たな用紙処理ユニット側の搬送路とを切り換え
    ることを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体の搬送路がプレスタックユ
    ニット出口の搬送路であることを特徴とする請求項1記
    載の用紙処理装置。
  5. 【請求項5】 前記プレスタックユニットの一方の搬送
    路はガイド板とこのガイド板を用紙搬送方向上流側を支
    点に用紙の厚み方向に揺動させる揺動機構を備え、前記
    切換爪が新たな用紙処理ユニット側を選択するように切
    り換えられたとき、用紙サイズが新たな用紙処理ユニッ
    トの搬送路長に収まらない場合には、前記揺動機構は用
    紙厚み方向の搬送路幅が拡大するように前記ガイド板を
    移動させることを特徴とする請求項4記載の用紙処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記新たな用紙処理ユニットの用紙搬送
    方向先端位置を規定するストッパの位置を用紙サイズに
    対応して設定する手段を備えていることを特徴とする請
    求項4記載の用紙処理装置。
  7. 【請求項7】 前記切換爪の前記新たな用紙搬送ユニッ
    トの搬送路側の面に当該搬送路に搬入された用紙との重
    なりを防止するための切り欠きを設けたことを特徴とす
    る請求項5記載の用紙処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    の用紙処理装置と、 入力された画像情報に基づいて記録媒体上に可視画像を
    形成する画像形成装置と、を備えていることを特徴とす
    る画像形成システム。
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