JP2003258553A - 発振回路 - Google Patents
発振回路Info
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- JP2003258553A JP2003258553A JP2002053248A JP2002053248A JP2003258553A JP 2003258553 A JP2003258553 A JP 2003258553A JP 2002053248 A JP2002053248 A JP 2002053248A JP 2002053248 A JP2002053248 A JP 2002053248A JP 2003258553 A JP2003258553 A JP 2003258553A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発振周波数の電圧変動が小さく抑えられると
ともに位相ノイズ特性の良好な発振信号が出力される発
振回路を提供する。 【解決手段】 MOSキャパシタ1_1,1_2,1_
3のゲート電圧をメモリブロック5でグラウンドレベル
と電源電圧レベルに切り替えて、キャパシタ2_1,2
_2,2_3を選択して、VCXO100の発振周波数
を調整する。
ともに位相ノイズ特性の良好な発振信号が出力される発
振回路を提供する。 【解決手段】 MOSキャパシタ1_1,1_2,1_
3のゲート電圧をメモリブロック5でグラウンドレベル
と電源電圧レベルに切り替えて、キャパシタ2_1,2
_2,2_3を選択して、VCXO100の発振周波数
を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャパシタが接続
されそのキャパシタの値に応じて発振周波数が調整され
る発振回路に関する。
されそのキャパシタの値に応じて発振周波数が調整され
る発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】通信機器や映像機器の分野においては、
安定した発振周波数で且つ低位相ノイズの発振信号を出
力する発振器が要求される。このような要求に対応した
ものとして、電圧制御水晶発振器(VCXO:Volt
age ControlledX’tal Oscil
lator)や温度補償型発振器(TCXO:Temp
erature Compensation X’ta
l Oscillator)が広く用いられている。
安定した発振周波数で且つ低位相ノイズの発振信号を出
力する発振器が要求される。このような要求に対応した
ものとして、電圧制御水晶発振器(VCXO:Volt
age ControlledX’tal Oscil
lator)や温度補償型発振器(TCXO:Temp
erature Compensation X’ta
l Oscillator)が広く用いられている。
【0003】図4は、電圧制御水晶発振器(VCXO)
の回路図である。
の回路図である。
【0004】図4に示す電圧制御水晶発振器100(以
下、VCXO100と記述する)には、圧電素子として
の水晶振動子11が備えられている。
下、VCXO100と記述する)には、圧電素子として
の水晶振動子11が備えられている。
【0005】また、VCXO100には、入力側が水晶
振動子11の一端に接続されるとともに出力側がダンビ
ング抵抗12を介して水晶振動子11の他端に接続され
たインバータ13と、そのインバータ13の両端に接続
されたフィードバック用の抵抗14と、そのインバータ
13の出力側に直列に接続されたインバータ15および
発振信号Qoutを出力する出力端子16とが備えられ
ている。尚、インバータ13,15はCMOSプロセス
で形成されている。
振動子11の一端に接続されるとともに出力側がダンビ
ング抵抗12を介して水晶振動子11の他端に接続され
たインバータ13と、そのインバータ13の両端に接続
されたフィードバック用の抵抗14と、そのインバータ
13の出力側に直列に接続されたインバータ15および
発振信号Qoutを出力する出力端子16とが備えられ
ている。尚、インバータ13,15はCMOSプロセス
で形成されている。
【0006】また、VCXO100には、水晶振動子1
1の一端とグラウンドGNDとの間に直列に接続され
た、インバータ13を構成するトランジスタのゲート側
のDC成分をカットするキャパシタ17_1および容量
可変ダイオード18_1が備えられている。さらに、こ
のVCXO100には、水晶振動子11の他端とグラウ
ンドGNDとの間に直列に接続された、上記トランジス
タのドレイン側のDC成分をカットするキャパシタ17
_2および容量可変ダイオード18_2が備えられてい
る。
1の一端とグラウンドGNDとの間に直列に接続され
た、インバータ13を構成するトランジスタのゲート側
のDC成分をカットするキャパシタ17_1および容量
可変ダイオード18_1が備えられている。さらに、こ
のVCXO100には、水晶振動子11の他端とグラウ
ンドGNDとの間に直列に接続された、上記トランジス
タのドレイン側のDC成分をカットするキャパシタ17
_2および容量可変ダイオード18_2が備えられてい
る。
【0007】また、VCXO100には、キャパシタ1
7_1,容量可変ダイオード18_1の接続点とキャパ
シタ17_2,容量可変ダイオード18_2の接続点と
の間に直列に接続された抵抗19_1,19_2と、そ
れら抵抗19_1,19_2の接続点に接続された制御
端子4が備えられている。制御端子4には、発振信号Q
outの周波数を制御するための制御用の電圧Vc(D
C電圧)が印加される。
7_1,容量可変ダイオード18_1の接続点とキャパ
シタ17_2,容量可変ダイオード18_2の接続点と
の間に直列に接続された抵抗19_1,19_2と、そ
れら抵抗19_1,19_2の接続点に接続された制御
端子4が備えられている。制御端子4には、発振信号Q
outの周波数を制御するための制御用の電圧Vc(D
C電圧)が印加される。
【0008】このように構成されたVCXO100に電
源が投入されると発振動作が開始する。発振動作が定常
状態に達すると、水晶振動子11のもつ固有の共振周波
数となる。当然ながら、水晶振動子11側から見た負荷
容量の変化によって共振周波数も変化する(負荷容量を
大きくすると発振周波数は低くなり、負荷容量を小さく
すると発振周波数は高くなる)。このVCXO100に
は、印加される電圧Vcの大きさに応じて容量が変化す
る容量可変ダイオード18_1,18_2が備えられて
いるため、制御端子4に所望の電圧Vcを印加して、容
量可変ダイオード18_1,18_2の容量値を変化さ
せることにより所望の発振周波数を有する発振信号Qo
utを得ることができる。詳細には、電圧Vcを大きく
すると容量可変ダイオード18_1,18_2の容量値
が小さくなるため、高い発振周波数を有する発振信号Q
outが得られ、逆に電圧Vcを小さくすると容量可変
ダイオード18_1,18_2の容量値が大きくなるた
め、低い発振周波数を有する発振信号Qoutが得られ
る。尚、キャパシタ17_1,17_2は、容量可変ダ
イオード18_1,18_2に印加される電圧Vcが、
水晶振動子11,ダンピング抵抗12,フィードバック
用抵抗14,インバータ13からなる発振ループに印加
されると発振が不安定になるのを避けるために、その電
圧Vcをカットするためのものである。ここで、水晶振
動子11に対する容量は、容量可変ダイオード18_1
とキャパシタ17_1の合成容量、容量可変ダイオード
18_2とキャパシタ17_2の合成容量、発振アンプ
であるインバータ13の寄生容量、水晶振動子11用の
接続パッド容量、および公称周波数調整用容量の総和と
なる。
源が投入されると発振動作が開始する。発振動作が定常
状態に達すると、水晶振動子11のもつ固有の共振周波
数となる。当然ながら、水晶振動子11側から見た負荷
容量の変化によって共振周波数も変化する(負荷容量を
大きくすると発振周波数は低くなり、負荷容量を小さく
すると発振周波数は高くなる)。このVCXO100に
は、印加される電圧Vcの大きさに応じて容量が変化す
る容量可変ダイオード18_1,18_2が備えられて
いるため、制御端子4に所望の電圧Vcを印加して、容
量可変ダイオード18_1,18_2の容量値を変化さ
せることにより所望の発振周波数を有する発振信号Qo
utを得ることができる。詳細には、電圧Vcを大きく
すると容量可変ダイオード18_1,18_2の容量値
が小さくなるため、高い発振周波数を有する発振信号Q
outが得られ、逆に電圧Vcを小さくすると容量可変
ダイオード18_1,18_2の容量値が大きくなるた
め、低い発振周波数を有する発振信号Qoutが得られ
る。尚、キャパシタ17_1,17_2は、容量可変ダ
イオード18_1,18_2に印加される電圧Vcが、
水晶振動子11,ダンピング抵抗12,フィードバック
用抵抗14,インバータ13からなる発振ループに印加
されると発振が不安定になるのを避けるために、その電
圧Vcをカットするためのものである。ここで、水晶振
動子11に対する容量は、容量可変ダイオード18_1
とキャパシタ17_1の合成容量、容量可変ダイオード
18_2とキャパシタ17_2の合成容量、発振アンプ
であるインバータ13の寄生容量、水晶振動子11用の
接続パッド容量、および公称周波数調整用容量の総和と
なる。
【0009】図5は、温度補償型発振器(TCXO)の
回路図である。
回路図である。
【0010】尚、図4に示すVCXO100の構成要素
と同じ構成要素には同一の符号を付して説明する。
と同じ構成要素には同一の符号を付して説明する。
【0011】図5に示す温度補償型発振器200(以
下、TCXO200と記述する)には、前述したVCX
O100と、温度センサ21と、メモリブロック22
と、温度補償回路23とが備えられている。温度センサ
21は、周囲の温度を検出し、検出した温度情報Tを温
度補償回路23に向けて出力する。メモリブロック22
には、図示しないCPUから制御端子24,25を経由
して制御信号A,Bが入力され、これにより水晶振動子
11固有の温度特性(一次や三次の傾斜カーブ)を補償
するためのデータやオフセットデータが格納される。温
度補償回路23には、温度センサ21からの温度情報T
と、制御端子4からの電圧Vcと、メモリブロック22
からの温度特性データd1,d3およびオフセットデー
タoffsetが入力される。温度補償回路23は、こ
れらのデータに基づいて、最終的に温度情報Tに応じた
制御電圧Vcontを生成する。このようにして温度補
償された制御電圧Vcontで発振周波数を制御するこ
とにより、水晶振動子11がもつ固有の温度特性による
影響を小さく抑えることができる。
下、TCXO200と記述する)には、前述したVCX
O100と、温度センサ21と、メモリブロック22
と、温度補償回路23とが備えられている。温度センサ
21は、周囲の温度を検出し、検出した温度情報Tを温
度補償回路23に向けて出力する。メモリブロック22
には、図示しないCPUから制御端子24,25を経由
して制御信号A,Bが入力され、これにより水晶振動子
11固有の温度特性(一次や三次の傾斜カーブ)を補償
するためのデータやオフセットデータが格納される。温
度補償回路23には、温度センサ21からの温度情報T
と、制御端子4からの電圧Vcと、メモリブロック22
からの温度特性データd1,d3およびオフセットデー
タoffsetが入力される。温度補償回路23は、こ
れらのデータに基づいて、最終的に温度情報Tに応じた
制御電圧Vcontを生成する。このようにして温度補
償された制御電圧Vcontで発振周波数を制御するこ
とにより、水晶振動子11がもつ固有の温度特性による
影響を小さく抑えることができる。
【0012】上述したVCXO100やTCXO200
等の発振器は、出荷時に、発振周波数の初期値を調整す
る必要がある。調整を行なわない場合、水晶振動子に代
表される圧電素子のもつバラツキとそれ以外の素子のバ
ラツキが複合し、公称値との誤差は無視できないものに
なってしまう。即ち、発振器が持つ周波数可変範囲の大
半を誤差分が占めることとなり、周波数可変範囲が狭く
なってしまう。尚、発振器を構成する部品としては、圧
電素子、増幅器、温度補償機能等の回路群、コンデン
サ、および抵抗類が必要とされる(近年、圧電素子以外
の素子はIC化されつつある)。また、初期値調整を行
なうための部品(回路やコンデンサ、抵抗、記憶素子な
ど)も当然必要となる。初期値調整の方式としては、い
くつかの方式が知られている。最も一般的な方式は、特
開2001−177344号公報等に提案されている容
量アレイ方式である。
等の発振器は、出荷時に、発振周波数の初期値を調整す
る必要がある。調整を行なわない場合、水晶振動子に代
表される圧電素子のもつバラツキとそれ以外の素子のバ
ラツキが複合し、公称値との誤差は無視できないものに
なってしまう。即ち、発振器が持つ周波数可変範囲の大
半を誤差分が占めることとなり、周波数可変範囲が狭く
なってしまう。尚、発振器を構成する部品としては、圧
電素子、増幅器、温度補償機能等の回路群、コンデン
サ、および抵抗類が必要とされる(近年、圧電素子以外
の素子はIC化されつつある)。また、初期値調整を行
なうための部品(回路やコンデンサ、抵抗、記憶素子な
ど)も当然必要となる。初期値調整の方式としては、い
くつかの方式が知られている。最も一般的な方式は、特
開2001−177344号公報等に提案されている容
量アレイ方式である。
【0013】図6は、従来の、容量アレイ方式を採用し
た、VCXOの発振周波数を調整するための発振回路を
示す図である。
た、VCXOの発振周波数を調整するための発振回路を
示す図である。
【0014】図6に示す発振回路300には、VCXO
を構成する水晶振動子11,ダンビング抵抗12,イン
バータ13,15,フィードバック用の抵抗14,出力
端子16と、メモリブロック31および制御端子32,
33と、メモリブロック34および制御端子35,36
と、キャパシタ41,42,43,44,45,46か
らなる容量アレイ40と、トランジスタ51,52,5
3,54,55,56からなるトランジスタスイッチ群
50とが備えられている。
を構成する水晶振動子11,ダンビング抵抗12,イン
バータ13,15,フィードバック用の抵抗14,出力
端子16と、メモリブロック31および制御端子32,
33と、メモリブロック34および制御端子35,36
と、キャパシタ41,42,43,44,45,46か
らなる容量アレイ40と、トランジスタ51,52,5
3,54,55,56からなるトランジスタスイッチ群
50とが備えられている。
【0015】キャパシタ41,44は1pFの容量値を
有し、キャパシタ42,45は2pFの容量値を有し、
キャパシタ43,46は4pFの容量値を有する。ま
た、メモリブロック31,34には、水晶振動子11の
発振周波数を調整するための調整データが格納されてい
る。
有し、キャパシタ42,45は2pFの容量値を有し、
キャパシタ43,46は4pFの容量値を有する。ま
た、メモリブロック31,34には、水晶振動子11の
発振周波数を調整するための調整データが格納されてい
る。
【0016】この発振回路300では、図示しないCP
Uからの制御信号A,B,C,Dに応じて出力されるメ
モリブロック31,34からの信号VCAPG1,VC
APG2,VCAPG4の論理に応じてトランジスタ5
1,52,53,54,55,56をオン,オフさせる
ことで、キャパシタ41,42,43,44,45,4
6を選択して発振用負荷容量を調整することにより、公
称初期値の調整が行なわれる。
Uからの制御信号A,B,C,Dに応じて出力されるメ
モリブロック31,34からの信号VCAPG1,VC
APG2,VCAPG4の論理に応じてトランジスタ5
1,52,53,54,55,56をオン,オフさせる
ことで、キャパシタ41,42,43,44,45,4
6を選択して発振用負荷容量を調整することにより、公
称初期値の調整が行なわれる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した発振
回路300は、発振用負荷容量の調整にあたり、トラン
ジスタをオン,オフさせてキャパシタを選択するもので
あるため、トランジスタのゲートに印加される電圧変動
に応じてそのトランジスタのオン抵抗値も変動する。す
ると、キャパシタに充電される電荷の量も変動すること
となり、従ってキャパシタの見かけ上の容量値の変動を
招くこととなる。
回路300は、発振用負荷容量の調整にあたり、トラン
ジスタをオン,オフさせてキャパシタを選択するもので
あるため、トランジスタのゲートに印加される電圧変動
に応じてそのトランジスタのオン抵抗値も変動する。す
ると、キャパシタに充電される電荷の量も変動すること
となり、従ってキャパシタの見かけ上の容量値の変動を
招くこととなる。
【0018】この問題を解決するために、トランジスタ
のゲートに印加される電圧を安定化するためのレギュレ
ータを備え、その安定化された電圧をトランジスタのゲ
ートに印加することが考えられる。しかし、レギュレー
タから発生する雑音がトランジスタに伝搬すると、発振
回路の位相ノイズ特性が悪化するという問題が発生す
る。
のゲートに印加される電圧を安定化するためのレギュレ
ータを備え、その安定化された電圧をトランジスタのゲ
ートに印加することが考えられる。しかし、レギュレー
タから発生する雑音がトランジスタに伝搬すると、発振
回路の位相ノイズ特性が悪化するという問題が発生す
る。
【0019】本発明は、上記事情に鑑み、発振周波数調
整用の電圧変動が小さく抑えられるとともに位相ノイズ
特性の良好な発振信号が出力される発振回路を提供する
ことを目的とする。
整用の電圧変動が小さく抑えられるとともに位相ノイズ
特性の良好な発振信号が出力される発振回路を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の発振回路は、キャパシタが接続されそのキャパシタ
の値に応じて発振周波数が調整される発振回路におい
て、MOSキャパシタと、上記MOSキャパシタのゲー
ト電圧を切り替えるゲート電圧切替回路とを備えたこと
を特徴とする。
明の発振回路は、キャパシタが接続されそのキャパシタ
の値に応じて発振周波数が調整される発振回路におい
て、MOSキャパシタと、上記MOSキャパシタのゲー
ト電圧を切り替えるゲート電圧切替回路とを備えたこと
を特徴とする。
【0021】従来の発振回路は、発振用負荷容量の調整
にあたり、トランジスタをオン,オフさせてキャパシタ
を選択するものであるため、トランジスタのオン抵抗値
の変動に伴い、キャパシタの見かけ上の容量値の変動を
招くこととなる。ここで、MOSキャパシタのゲート電
圧をグラウンドレベルまたは電源電圧レベルのみで制御
すると、以下に説明するように、電圧変動に伴うキャパ
シタの見かけ上の容量値の変動を小さく抑えることがで
きる。
にあたり、トランジスタをオン,オフさせてキャパシタ
を選択するものであるため、トランジスタのオン抵抗値
の変動に伴い、キャパシタの見かけ上の容量値の変動を
招くこととなる。ここで、MOSキャパシタのゲート電
圧をグラウンドレベルまたは電源電圧レベルのみで制御
すると、以下に説明するように、電圧変動に伴うキャパ
シタの見かけ上の容量値の変動を小さく抑えることがで
きる。
【0022】図1は、MOSキャパシタと、そのMOS
キャパシタにより選択されるキャパシタを示す図、図2
は、図1に示すMOSキャパシタの、ゲート電圧に対す
る容量値を示すグラフである。
キャパシタにより選択されるキャパシタを示す図、図2
は、図1に示すMOSキャパシタの、ゲート電圧に対す
る容量値を示すグラフである。
【0023】図1には、MOSキャパシタ1と、そのM
OSキャパシタ1のゲートに接続された発振周波数調整
用のキャパシタ2が示されている。MOSキャパシタ1
のゲートには、抵抗3を経由して制御端子4から制御用
の電圧Vcが印加される。
OSキャパシタ1のゲートに接続された発振周波数調整
用のキャパシタ2が示されている。MOSキャパシタ1
のゲートには、抵抗3を経由して制御端子4から制御用
の電圧Vcが印加される。
【0024】ここで、MOSキャパシタ1のゲートに電
源電圧レベル(例えば3V〜5V程度)が印加される
と、MOSキャパシタ1の容量値は、図2に示すように
最大(ここでは9pF)となる。この時、ゲート直下に
はチャネルが形成されるため、ゲート酸化膜による容量
が見えていることになる。電源電圧付近の電圧領域にお
ける容量値は一定であり、電圧変動の影響を受けにくい
電圧領域であるといえる。
源電圧レベル(例えば3V〜5V程度)が印加される
と、MOSキャパシタ1の容量値は、図2に示すように
最大(ここでは9pF)となる。この時、ゲート直下に
はチャネルが形成されるため、ゲート酸化膜による容量
が見えていることになる。電源電圧付近の電圧領域にお
ける容量値は一定であり、電圧変動の影響を受けにくい
電圧領域であるといえる。
【0025】逆に、MOSキャパシタ1のゲートにグラ
ウンドレベルが印加されると、容量値は最小(ここでは
3.5pF)になる。これはMOSキャパシタ1のしき
い値(Vt)に依存する。グラウンドレベルの変動はほ
とんど無いので、容量の、電圧変動に対する変化はほと
んどゼロと考えられる。本発明は、このようなMOSキ
ャパシタの特性に着目してなされたものである。
ウンドレベルが印加されると、容量値は最小(ここでは
3.5pF)になる。これはMOSキャパシタ1のしき
い値(Vt)に依存する。グラウンドレベルの変動はほ
とんど無いので、容量の、電圧変動に対する変化はほと
んどゼロと考えられる。本発明は、このようなMOSキ
ャパシタの特性に着目してなされたものである。
【0026】本発明の発振回路は、接続されたキャパシ
タの値に応じて発振周波数を調整するにあたり、MOS
キャパシタのゲート電圧をグラウンドレベルと電源電圧
レベルに切り替えて、キャパシタを選択することによ
り、電圧変動に伴うキャパシタの見かけ上の容量値の変
動を小さく抑えることができる。また、電圧変動を抑え
るためのレギュレータは不要であり、従ってレギュレー
タから発生する雑音に起因して発振回路の位相ノイズ特
性が悪化するということはなく、位相ノイズ特性の良好
な発振信号を出力することができる。
タの値に応じて発振周波数を調整するにあたり、MOS
キャパシタのゲート電圧をグラウンドレベルと電源電圧
レベルに切り替えて、キャパシタを選択することによ
り、電圧変動に伴うキャパシタの見かけ上の容量値の変
動を小さく抑えることができる。また、電圧変動を抑え
るためのレギュレータは不要であり、従ってレギュレー
タから発生する雑音に起因して発振回路の位相ノイズ特
性が悪化するということはなく、位相ノイズ特性の良好
な発振信号を出力することができる。
【0027】ここで、上記MOSキャパシタとそのMO
Sキャパシタのゲートに接続された固定容量のキャパシ
タとのペアが相互に並列に複数ペア配置され、上記ゲー
ト電圧切替回路は、上記複数ペアのMOSキャパシタの
ゲート電圧を切り替えるものであることが好ましい。
Sキャパシタのゲートに接続された固定容量のキャパシ
タとのペアが相互に並列に複数ペア配置され、上記ゲー
ト電圧切替回路は、上記複数ペアのMOSキャパシタの
ゲート電圧を切り替えるものであることが好ましい。
【0028】このような構成を採用すると、発振周波数
を精度よく調整することができるとともに、電圧変動に
伴うキャパシタの見かけ上の容量値の変動をさらに小さ
く抑えることができる。
を精度よく調整することができるとともに、電圧変動に
伴うキャパシタの見かけ上の容量値の変動をさらに小さ
く抑えることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0030】図3は、本発明の一実施形態の発振回路の
回路図である。
回路図である。
【0031】図3に示す発振回路10には、前述した図
4に示すVCXO100が備えられている。
4に示すVCXO100が備えられている。
【0032】また、この発振回路10には、MOSキャ
パシタ1_1とそのMOSキャパシタ1_1のゲートに
接続された固定容量のキャパシタ2_1との第1ペア、
MOSキャパシタ1_2とそのMOSキャパシタ1_2
のゲートに接続された固定容量のキャパシタ2_2との
第2ペア、およびMOSキャパシタ1_3とそのMOS
キャパシタ1_3のゲートに接続された固定容量のキャ
パシタ2_3との第3ペアが相互に並列に配置されてい
る。
パシタ1_1とそのMOSキャパシタ1_1のゲートに
接続された固定容量のキャパシタ2_1との第1ペア、
MOSキャパシタ1_2とそのMOSキャパシタ1_2
のゲートに接続された固定容量のキャパシタ2_2との
第2ペア、およびMOSキャパシタ1_3とそのMOS
キャパシタ1_3のゲートに接続された固定容量のキャ
パシタ2_3との第3ペアが相互に並列に配置されてい
る。
【0033】さらに、この発振回路10には、MOSキ
ャパシタ1_1,1_2,1_3のゲート電圧を切り替
えるメモリブロック5(本発明にいうゲート電圧切替回
路の一例に相当)が備えられている。メモリブロック5
には、調整データが格納される。調整データの格納にあ
たっては、VCXO100の発振周波数を測定した上で
決定する(格納される調整データは、公称周波数との周
波数差分から必要な調整容量値を割り出すことで決ま
る)。メモリブロック5に調整データを格納するには、
図示しないCPUから制御端子6,7を経由してシリア
ルデータA,Bを入力することにより行なわれる。
ャパシタ1_1,1_2,1_3のゲート電圧を切り替
えるメモリブロック5(本発明にいうゲート電圧切替回
路の一例に相当)が備えられている。メモリブロック5
には、調整データが格納される。調整データの格納にあ
たっては、VCXO100の発振周波数を測定した上で
決定する(格納される調整データは、公称周波数との周
波数差分から必要な調整容量値を割り出すことで決ま
る)。メモリブロック5に調整データを格納するには、
図示しないCPUから制御端子6,7を経由してシリア
ルデータA,Bを入力することにより行なわれる。
【0034】次に、発振回路10の動作について説明す
る。この発振回路10に電源が投入されると、VCXO
100の発振動作が開始する。発振動作が定常状態に達
すると、水晶振動子11のもつ固有の共振周波数で発振
するが、制御端子4に所定の電圧Vcが印加された場合
は、容量可変ダイオード18_1,18_2の、電圧V
cの大きさに応じて変化した容量値も加味された発振周
波数を有する発振信号Qoutが、出力端子16から出
力される。
る。この発振回路10に電源が投入されると、VCXO
100の発振動作が開始する。発振動作が定常状態に達
すると、水晶振動子11のもつ固有の共振周波数で発振
するが、制御端子4に所定の電圧Vcが印加された場合
は、容量可変ダイオード18_1,18_2の、電圧V
cの大きさに応じて変化した容量値も加味された発振周
波数を有する発振信号Qoutが、出力端子16から出
力される。
【0035】ここで、上述したVCXO100やTCX
Oを用いる通信や映像関係のシステムでは、データ通信
時等で生じる周波数誤差を補正する為にAFC(Aut
omatic Frequency Control)
回路が使用される。このAFC回路によりVCXO10
0等の発振器の周波数の電圧制御が行なわれる。各シス
テムにおいては、必要な周波数調整範囲を満たすよう
に、発振器の周波数の可変範囲が設計される。ところ
が、水晶振動子やICの製造バラツキが複合化される
と、公称周波数のズレが大きくなるおそれがある。これ
を解消するために、発振器の組立後に容量調整を行なう
必要がある。
Oを用いる通信や映像関係のシステムでは、データ通信
時等で生じる周波数誤差を補正する為にAFC(Aut
omatic Frequency Control)
回路が使用される。このAFC回路によりVCXO10
0等の発振器の周波数の電圧制御が行なわれる。各シス
テムにおいては、必要な周波数調整範囲を満たすよう
に、発振器の周波数の可変範囲が設計される。ところ
が、水晶振動子やICの製造バラツキが複合化される
と、公称周波数のズレが大きくなるおそれがある。これ
を解消するために、発振器の組立後に容量調整を行なう
必要がある。
【0036】従来の発振回路は、接続されたキャパシタ
の値に応じて発振周波数を調整するにあたり、トランジ
スタをオン,オフさせてキャパシタを選択するものであ
るため、電源電圧変動時のゲート電圧の変動による、ト
ランジスタのオン抵抗値の変動に伴い、キャパシタの見
かけ上の容量値の変動を招くこととなる。本実施形態で
は、接続されたキャパシタ2_1,2_2,2_3の値
に応じて発振周波数を調整するにあたり、MOSキャパ
シタ1_1,1_2,1_3のゲート電圧をMOSキャ
パシタの容量が電圧変動の影響を受けにくいグラウンド
レベルと電源電圧レベルに切り替えて(図2参照)、キ
ャパシタ2_1,2_2,2_3を選択するものである
ため、電圧変動に伴うキャパシタ2_1,2_2,2_
3の見かけ上の容量値の変動を小さく抑えることができ
る。
の値に応じて発振周波数を調整するにあたり、トランジ
スタをオン,オフさせてキャパシタを選択するものであ
るため、電源電圧変動時のゲート電圧の変動による、ト
ランジスタのオン抵抗値の変動に伴い、キャパシタの見
かけ上の容量値の変動を招くこととなる。本実施形態で
は、接続されたキャパシタ2_1,2_2,2_3の値
に応じて発振周波数を調整するにあたり、MOSキャパ
シタ1_1,1_2,1_3のゲート電圧をMOSキャ
パシタの容量が電圧変動の影響を受けにくいグラウンド
レベルと電源電圧レベルに切り替えて(図2参照)、キ
ャパシタ2_1,2_2,2_3を選択するものである
ため、電圧変動に伴うキャパシタ2_1,2_2,2_
3の見かけ上の容量値の変動を小さく抑えることができ
る。
【0037】ここで、MOSキャパシタ1_1、1_
2、1_3それぞれの容量値をゲート電圧が電源電圧レ
ベルのときに1pF、2pF、4pFに設定されている
ものとする。このとき、ゲート電圧をグラウンドレベル
に切り替えたときには、MOSキャパシタの容量はそれ
ぞれほぼ0.4pF、0.8pF、1.6pFとなる。
キャパシタ2_1、2_2、2_3それぞれの容量値を
ペアとなるMOSキャパシタ1_1、1_2、1_3そ
れぞれの容量値より1桁大きくとるものとすると、MO
Sキャパシタ1_1とキャパシタ2_1の第1のペアの
合成容量は、MOSキャパシタのゲート電圧が電源電圧
のときにはほぼ1pF、ゲート電圧がグラウンドレベル
のときにはほぼ0.4pFとなる。MOSキャパシタ1
_2とキャパシタ2_2の第2のペアの合成容量は、M
OSキャパシタのゲート電圧が電源電圧のときにはほぼ
2pF、ゲート電圧がグラウンドレベルのときにはほぼ
0.8pFとなる。また、MOSキャパシタ1_3とキ
ャパシタ2_3の第3のペアの合成容量は、MOSキャ
パシタのゲート電圧が電源電圧のときにはほぼ4pF、
ゲート電圧がグラウンドレベルのときにはほぼ1.6p
Fとなる。従って、メモリブロック5からの信号の論理
の組合せにより、2.8(=0.4+0.8+1.6)
pFから7pFまでの8ステップの容量値を切り替える
ことができる。
2、1_3それぞれの容量値をゲート電圧が電源電圧レ
ベルのときに1pF、2pF、4pFに設定されている
ものとする。このとき、ゲート電圧をグラウンドレベル
に切り替えたときには、MOSキャパシタの容量はそれ
ぞれほぼ0.4pF、0.8pF、1.6pFとなる。
キャパシタ2_1、2_2、2_3それぞれの容量値を
ペアとなるMOSキャパシタ1_1、1_2、1_3そ
れぞれの容量値より1桁大きくとるものとすると、MO
Sキャパシタ1_1とキャパシタ2_1の第1のペアの
合成容量は、MOSキャパシタのゲート電圧が電源電圧
のときにはほぼ1pF、ゲート電圧がグラウンドレベル
のときにはほぼ0.4pFとなる。MOSキャパシタ1
_2とキャパシタ2_2の第2のペアの合成容量は、M
OSキャパシタのゲート電圧が電源電圧のときにはほぼ
2pF、ゲート電圧がグラウンドレベルのときにはほぼ
0.8pFとなる。また、MOSキャパシタ1_3とキ
ャパシタ2_3の第3のペアの合成容量は、MOSキャ
パシタのゲート電圧が電源電圧のときにはほぼ4pF、
ゲート電圧がグラウンドレベルのときにはほぼ1.6p
Fとなる。従って、メモリブロック5からの信号の論理
の組合せにより、2.8(=0.4+0.8+1.6)
pFから7pFまでの8ステップの容量値を切り替える
ことができる。
【0038】また、電圧変動を抑えるためのレギュレー
タは不要であり、従ってレギュレータから発生する雑音
に起因して発振回路の位相ノイズ特性が悪化するという
ことはなく、またレギュレータを形成するための回路面
積の増大もなく、位相ノイズ特性の良好な発振信号Qo
utを出力することができる。
タは不要であり、従ってレギュレータから発生する雑音
に起因して発振回路の位相ノイズ特性が悪化するという
ことはなく、またレギュレータを形成するための回路面
積の増大もなく、位相ノイズ特性の良好な発振信号Qo
utを出力することができる。
【0039】尚、本実施形態では、VCXOの例で説明
したがTCXOでもよく、さらにこれらVCXOやTC
XOに限られるものでもなく、本発明は、キャパシタが
接続されそのキャパシタの値に応じて発振周波数が調整
される発振回路であればよい。
したがTCXOでもよく、さらにこれらVCXOやTC
XOに限られるものでもなく、本発明は、キャパシタが
接続されそのキャパシタの値に応じて発振周波数が調整
される発振回路であればよい。
【0040】また、調整用回路はドレイン側だけでな
く、ゲート側にも付加することも可能である。
く、ゲート側にも付加することも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発振周波数の電圧変動が小さく抑えられるとともに位相
ノイズ特性の良好な発振信号が出力される発振回路を提
供することができる。
発振周波数の電圧変動が小さく抑えられるとともに位相
ノイズ特性の良好な発振信号が出力される発振回路を提
供することができる。
【図1】MOSキャパシタと、そのMOSキャパシタに
より選択されるキャパシタを示す図である。
より選択されるキャパシタを示す図である。
【図2】図1に示すMOSキャパシタの、ゲート電圧に
対する容量値を示すグラフである。
対する容量値を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施形態の発振回路の回路図であ
る。
る。
【図4】電圧制御水晶発振器(VCXO)の回路図であ
る。
る。
【図5】温度補償型発振器(TCXO)の回路図であ
る。
る。
【図6】従来の、容量アレイ方式を採用した、VCXO
の発振周波数を調整するための発振回路を示す図であ
る。
の発振周波数を調整するための発振回路を示す図であ
る。
1,1_1,1_2,1_3 MOSキャパシタ
2,2_1,2_2,2_3,17_1,17_2 キ
ャパシタ 3,3_1,3_2,3_3,12,14,19_1,
19_2 抵抗 4,6,7 制御端子 5 メモリブロック 10 発振回路 11 水晶振動子 13,15 インバータ 16 出力端子 18_1,18_2 容量可変ダイオード 100 VCXO 200 TCXO 300 従来型容量アレイ方式VCXO
ャパシタ 3,3_1,3_2,3_3,12,14,19_1,
19_2 抵抗 4,6,7 制御端子 5 メモリブロック 10 発振回路 11 水晶振動子 13,15 インバータ 16 出力端子 18_1,18_2 容量可変ダイオード 100 VCXO 200 TCXO 300 従来型容量アレイ方式VCXO
Claims (2)
- 【請求項1】 キャパシタが接続され該キャパシタの値
に応じて発振周波数が調整される発振回路において、 MOSキャパシタと、 前記MOSキャパシタのゲート電圧を切り替えるゲート
電圧切替回路とを備えたことを特徴とする発振回路。 - 【請求項2】 前記MOSキャパシタと該MOSキャパ
シタのゲートに接続された固定容量のキャパシタとのペ
アが相互に並列に複数ペア配置され、 前記ゲート電圧切替回路は、前記複数ペアのMOSキャ
パシタのゲート電圧を切り替えるものであることを特徴
とする請求項1記載の発振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053248A JP2003258553A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053248A JP2003258553A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003258553A true JP2003258553A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=28664722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002053248A Withdrawn JP2003258553A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003258553A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100695526B1 (ko) | 2005-06-30 | 2007-03-15 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 오실레이터 |
KR100750781B1 (ko) | 2005-04-28 | 2007-08-20 | 엡슨 토요콤 가부시키 가이샤 | 압전 발진 회로 |
US9344033B2 (en) | 2013-06-11 | 2016-05-17 | Seiko Epson Corporation | Variable capacitance circuit, oscillator circuit, vibratory device, electronic apparatus, moving object, and method of manufacturing vibratory device |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002053248A patent/JP2003258553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100750781B1 (ko) | 2005-04-28 | 2007-08-20 | 엡슨 토요콤 가부시키 가이샤 | 압전 발진 회로 |
KR100695526B1 (ko) | 2005-06-30 | 2007-03-15 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 오실레이터 |
US9344033B2 (en) | 2013-06-11 | 2016-05-17 | Seiko Epson Corporation | Variable capacitance circuit, oscillator circuit, vibratory device, electronic apparatus, moving object, and method of manufacturing vibratory device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |