JP2003252560A - コンベア装置 - Google Patents
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
な乗り心地を確保すると共に、装置全体の薄型化を実現
する。 【解決手段】 踏段チェーン7により連結された踏段ロ
ーラ5の移動を案内する踏段ガイドレール3の駆動スプ
ロケット9近傍に位置する部位に、山型或いは谷型の曲
がり部13を設ける。これにより、踏段ローラ5が駆動
スプロケット9に噛込む影響でこの踏段ローラ5に生じ
る速度むらが曲がり部13により吸収されて、曲がり部
13の下流を移動する踏段ローラ5の移動速度がほぼ一
定に保たれ、踏段4の振動が抑制される。
Description
く歩道等のコンベア装置に関する。
置は、踏段ローラが設けられた複数の踏段を備えてい
る。これら複数の踏段は、各踏段に設けられた踏段ロー
ラが無端状の踏段チェーンによって所定ピッチで連結さ
れることでこの踏段チェーンと一体とされ、踏段チェー
ンがチェーン駆動機構によって駆動されることによっ
て、全ての踏段が同期して隙間なく動くように構成され
ている。また、これら複数の踏段は、踏段ローラが構造
物に設置された踏段ガイドレールに係合されることでこ
の踏段ガイドレールに支持されて、乗口と降口の間を循
環移動するようになっている。なお、動く歩道では複数
の踏段が水平方向に移動するのが一般的であるので、踏
段を特に踏板と称する場合もあるが、本明細書において
は、動く歩道の場合も踏段として表記を統一する。
は、駆動モータの駆動力を受けて回転する駆動スプロケ
ットに踏段チェーンの折り返し端部を巻き付けて、モー
タの駆動力を駆動スプロケットを介して踏段チェーンに
伝達するタイプのものが一般的である。このようなチェ
ーン駆動機構は、通常、コンベア装置の乗口付近或いは
降口付近のトラスと呼ばれる構造物の内部に配置されて
いる。
トラスは、従来、据え付け作業を行うための十分なスペ
ースが必要とされていたが、近年では、据え付け技術の
発展等によってトラスの小型化が実現され、コンベア装
置全体を薄型にして省スペース化を図る試みがなされて
きている。以上のようにトラスが小型化された場合に
は、このトラスの内部に配設されるチェーン駆動機構の
駆動スプロケットとして、小径のスプロケットを用いる
ことが必要となる。しかしながら、小径のスプロケット
をチェーン駆動機構の駆動スプロケットとして用いた場
合、踏段チェーンに連結されれた踏段ローラに比較的大
きな速度むらが生じ、この踏段ローラの速度むらが踏段
の振動となって表れて、コンベア装置の乗り心地を低下
させるといった問題が生じる。
動を滑らかにする技術としては、例えば、特開平8−2
17368号公報にて開示されるものが提案されてい
る。この特開平8−217368号公報にて開示される
技術では、図5に示すように、踏段チェーン100によ
り連結された踏段ローラ101を支持する踏段ガイドレ
ール102の支持面(走行トラック)102aが、駆動
スプロケット103の接線103aから間隔hoだけ離
間した位置となるように、踏段ガイドレール102と駆
動スプロケット103の相対位置関係を設定している。
また、踏段ガイドレール102の駆動スプロケット10
3に近接する先端側には、補償レール104を設けてい
る。この補償レール104は、踏段ローラ101を支持
する支持面(走行トラック)104aが、踏段ガイドレ
ール102側ではこの踏段ガイドレール102の支持面
102aと等しい高さとされ、駆動スプロケット103
側ではこの駆動スプロケット103の踏段ローラ101
が噛み合う溝と等しい高さとされていると共に、その中
途部が滑らかな曲線形状とされている。そして、この補
償レール104の支持面104aに支持されて移動する
踏段ローラ101が、直線運動から曲線運動を経て駆動
スプロケット103の溝に噛み合わされ、駆動スプロケ
ット103の回転に伴って回転運動することで、踏段ロ
ーラ101の速度むらが抑制されるようになっている。
た従来の技術では、踏段ローラ101の速度むらは有効
に抑制することができるが、駆動スプロケット103に
対して踏段ガイドレール102が高い位置に設置される
ため、コンベア装置全体の薄型化を図る上で不利となる
といった問題がある。すなわち、駆動スプロケット10
3の接線103aと踏段ガイドレール102の支持面1
02aとの間の間隔hoは、踏段チェーン100のリン
ク長に比例した値となるので、特に、小径のスプロケッ
トを駆動スプロケット103として用いた場合には、駆
動スプロケット103に対する踏段チェーン100のリ
ンク長が相対的に大きな値となり、その結果、駆動スプ
ロケット103の接線103aと踏段ガイドレール10
2の支持面102aとの間の間隔hoが大きくなる。こ
のため、トラスが大型化して、コンベヤ装置全体を薄型
化するのに支障をきたしていた。
装置を運転する場合も考えると、踏段ガイドレール10
2の帰還側も同様な間隔hoで駆動スプロケット103
の下方に離間させて設置する必要があるため、上下の間
隔(2×ho)としてはかなりの高さ寸法が必要とな
る。
4mmのピッチ円径で歯数が8枚、踏段チェーン100
のリンク長が133.33mmである場合、上述した従
来技術で踏段ローラ101の速度むらを完全になくすた
めには、本発明者による試算では、駆動スプロケット1
03の接線103aと踏段ガイドレール102の支持面
102aとの間の間隔hoとして35.3mm以上が必
要となる。そして、往路側と帰還側とを合わせると、駆
動スプロケット103の大きさに加えて、70.6mm
(2×ho)もの余分な高さ寸法が必要となる。このた
め、駆動スプロケット103のピッチ円径を348.4
mmにまで小さくしたことによる省スペース効果が損な
われる結果となる。
て創案されたものであって、踏段ローラの速度むらを有
効に抑制して良好な乗り心地を確保すると共に、装置全
体の薄型化を実現できるコンベア装置を提供することを
目的としている。
置は、踏段ガイドレールと、前記踏段ガイドレールに沿
って移動する踏段ローラを有する複数の踏段と、前記複
数の踏段の踏段ローラを所定ピッチで連結する踏段チェ
ーンと、前記踏段を所定方向に移動させるための駆動力
を発生させる回転駆動装置と、前記回転駆動装置の駆動
力を受けて回転し、前記踏段チェーンに前記回転駆動装
置の駆動力を伝達する駆動スプロケットとを備え、前記
踏段ガイドレールの前記駆動スプロケット近傍に位置す
る部位に、山型或いは谷型の曲がり部が設けられている
ことを特徴としている。
動されると、この回転駆動装置の駆動力を受けて駆動ス
プロケットが回転し、この駆動スプロケットの回転によ
って、回転駆動装置の駆動力が踏段チェーンに伝達され
る。踏段チェーンが駆動されると、この踏段チェーンに
より連結された複数の踏段の各踏段ローラが踏段ガイド
レールに沿って循環移動して、踏段上に搭乗した乗客を
運搬する。
ローラのうち互いに隣り合う3つの踏段ローラに着目す
ると、先頭の踏段ローラが駆動スプロケットに近付いて
所定の位置(基準位置)を越えたとき、この先頭の踏段
ローラの移動速度は平均速度よりも遅くなる。このと
き、2番目の踏段ローラが踏段ガイドレールの駆動スプ
ロケット近傍に設けられた曲がり部に到達すると、その
曲がり部の山型或いは谷型に応じて2番目の踏段ローラ
の高さ位置が変化する。2番目の踏段ローラの高さ位置
が変化すると、各踏段ローラ間のピッチ(リンク長)は
一定であるので、2番目の踏段ローラの高さ位置の変化
分だけ3番目の踏段ローラが先頭の踏段ローラに近付く
ことになり、3番目の踏段ローラが増速される。これに
より、先頭の踏段ローラの移動速度の低下分が3番目の
踏段ローラの増速分で相殺され、3番目の踏段ローラの
移動速度は平均速度に維持される。
先頭の踏段ローラの移動速度は逆転して平均速度よりも
速くなる。このとき、2番目の踏段ローラが踏段ガイド
レールに設けられた曲がり部を越えてしまうと、2番目
の踏段ローラの高さ位置が元に戻り、3番目の踏段ロー
ラが先頭の踏段ローラから離間することになり、3番目
の踏段ローラが減速される。これにより、先頭の踏段ロ
ーラの移動速度の上昇分が3番目の踏段ローラの減速分
で相殺され、3番目の踏段ローラの移動速度は平均速度
に維持される。
では、踏段ガイドレールの駆動スプロケット近傍に位置
する部位に設けられた曲がり部で、先行する踏段ローラ
に生じる速度むらを吸収し、先行する踏段ローラの速度
むらを後続する踏段ローラに伝達しないようにしている
ので、駆動スプロケット近傍を除く部分において、踏段
ローラの移動速度をほぼ平均速度に維持し、踏段ローラ
の速度むらに起因する踏段の振動を抑制して、良好な乗
り心地を確保することができる。なお、駆動スプロケッ
トの近傍は、通常、先端にコムが取り付けられたコムプ
レートで覆われており、このコムプレートの下方を踏段
が通過するようになっているので、駆動スプロケット近
傍を移動する踏段ローラの速度むらは、乗り心地に影響
しない。
の山型或いは谷型は、さほど大きくする必要がないの
で、装置全体の薄型化を実現する上で有利である。
て図面を参照して説明する。
を図1に概略的に示す。この図1に示すコンベア装置1
は、路面に対して略水平に設置されて乗客を運搬する動
く歩道として構成されており、自重及び乗客の荷重を支
えるトラスと呼ばれる構造物2を備えている。この構造
物2は、路面の下方に凹設されたピット内に収容される
ようになっている。
口1aと降口1bとに亘って周回するように、踏段ガイ
ドレール3が設けられている。この踏段ガイドレール3
は、乗客を運搬する複数の踏段4の移動を案内するもの
である。すなわち、複数の踏段4には、それぞれ踏段ロ
ーラ5が設けられており、この踏段ローラ5が踏段ガイ
ドレール3に沿って移動することで、各踏段4がコンベ
ア装置1の乗口1aと降口1bとに亘って循環移動する
ようになっている。
面を有するレール本体3aと、帰還側に設けられた押さ
えレール3bとを有している。そして、往路側を移動す
る踏段4は、踏段ローラ5がレール本体3aの支持面上
に支持されることで、踏面を路面とほぼ同じ高さ位置に
して構造物2の外部に露出させながら、乗口1aから降
口1bに向かって図1中矢印A方向へと平行移動するよ
うになっている。なお、往路側の乗口1a付近及び降口
1b付近には、先端にコムが取り付けられたコムプレー
ト6が設けられており、踏段4がコムプレート6の下方
を移動するようになっている。
ーラ5がレール本体3aと押さえレール3bとの間に係
合された状態で、降口1bから乗口1aへと帰還するよ
うになっている。また、レール本体3aの乗口1a側に
は、このレール本体3aに対して離間する方向に移動可
能とされた可動レール3cが設けられている。
段ローラ5が無端状の踏段チェーン7によって所定ピッ
チで連結されることで、この踏段チェーン7と一体とさ
れている。そして、各踏段4の踏段ローラ5が踏段ガイ
ドレール3に当接した状態で、踏段チェーン7がチェー
ン駆動機構により駆動されることによって、各踏段4が
踏段ガイドレール3に案内されて、乗口1aと降口1b
との間を隙間なく動くようになっている。
力を受けて回転する駆動スプロケット9に踏段チェーン
7の折り返し部分を巻き付けて、駆動モータ8の駆動力
を駆動スプロケット9を介して踏段チェーン7に伝達す
る構造となっている。
内部に配設されており、駆動チェーン10を介して駆動
スプロケット9に連結されている。駆動スプロケット9
は、コンベア装置1の降口1b側に位置して、構造物2
の内部に回転自在に配設されており、駆動モータ8の駆
動力を受けて回転し、踏段チェーン7に駆動モータ8の
駆動力を伝達するようになっている。すなわち、駆動ス
プロケット9は、隣接する歯と歯の間に、踏段チェーン
7により連結された踏段ローラ5を噛み合わせた状態
で、駆動モータ8の駆動力を受けて回転することによっ
て、踏段チェーン7及びこれに連結された踏段ローラ5
を送り動作させるようになっている。本発明を適用した
コンベア装置1では、この駆動スプロケット9として、
例えば歯数が8枚程度の小径のスプロケットが用いられ
る。このような小型のスプロケットを駆動スプロケット
9として用いることにより、構造物2の小型化、コンベ
ア装置1全体の薄型化が実現され、省スペース化が図ら
れることになる。
駆動スプロケット9に従動して回転し、駆動スプロケッ
ト9と協働して踏段チェーン7を送り動作させる従動ス
プロケット11が設けられている。この従動スプロケッ
ト11は、駆動スプロケット9と略同径とされ、構造物
2の内部に回転自在に配設されている。そして、この従
動スプロケット11から駆動スプロケット9に亘って、
踏段チェーン7が掛け渡されるようになっている。
張機構のバネ部材12によって駆動スプロケット9から
離間する方向に付勢されており、踏段チェーン7に対し
て最適な張力を付与するようになっている。そして、踏
段チェーン7に伸びが生じた場合には、従動スプロケッ
ト11がチェーン緊張機構のバネ部材12による付勢力
を受けて、所定の範囲内で駆動スプロケット9から離間
する方向に移動することで、踏段チェーン7の緩みが防
止されることになる。なお、上述した踏段ガイドレール
3の可動レール3cは、従動スプロケット11が移動す
る際に、チェーン緊張機構のバネ部材12による付勢力
を受けて、従動スプロケット11と連動して駆動スプロ
ケット9から離間する方向に移動するようになってい
る。
て踏段ガイドレール3に沿って移動する踏段ローラ5
は、踏段ガイドレール3に倣う直線的な移動から、駆動
スプロケット9に倣う曲線移動に切り替わる過程におい
て、駆動スプロケット9に噛込む影響で、その移動速度
に速度むらが生じる。この踏段ローラ5に生じる速度む
らは、駆動スプロケット9が小径になるほど顕著とな
り、踏段4に振動を発生させてコンベア装置1の乗り心
地を低下させる要因となる。
では、踏段ガイドレール3の適所、具体的には、例えば
レール本体3aの往路側の駆動スプロケット9近傍の部
位に、踏段ローラ5の速度むらを吸収するための山型の
曲がり部13を設けるようにしている。ここで、駆動ス
プロケット9の近傍とは、駆動スプロケット9に近い領
域であり、例えば、コムプレート6によって覆われてい
る領域をいう。
ドレール3の帰還側に設けられた押さえレール3bの駆
動スプロケット9近傍の部位や、可動レール3cの往路
側及び帰還側の従動スプロケット11近傍の部位にも同
様に、踏段ローラ5の速度むらを吸収するための山型の
曲がり部13が設けられている。そして、踏段ローラ5
がこれら曲がり部13の形状に応じた軌跡で、この曲が
り部13が設けられた部位を通過するようになってい
る。なお、これら曲がり部13と対向する位置には、踏
段ローラ5がこれら曲がり部13に沿って適切に移動で
きるように、凹部14がそれぞれ設けられている。
ロケット9近傍の部位に設けられた曲がり部13の前段
と対向する位置には、先行する踏段ローラ5が曲がり部
13を通過する影響で後続する踏段ローラ5に浮き上が
りが生じることを防止するための押さえ部材15が設け
られている。この押さえ部材15は、コムプレート6の
下方に配設されて、駆動スプロケット9近傍を移動する
踏段ローラ5の上端部に当接し、この踏段ローラ5の浮
き上がりを防止するようになっている。また、可動レー
ル3cの往路側の従動スプロケット11近傍の部位に設
けられた曲がり部13の後段と対向する位置にも同様
に、踏段ローラ5の上端部に当接して、この踏段ローラ
5の浮き上がりを防止するための押さえ部材15が設け
られている。なお、ここで、前段とは、踏段4が移動方
向Aに沿って移動する際に先に通過する側、すなわちコ
ンベア装置1の乗口1a側をいい、後段とは、踏段4が
移動方向Aに沿って移動する際に後に通過する側、すな
わちコンベア装置1の降口1b側をいう。
レール本体3aの往路側の駆動スプロケット9近傍の部
位に設けられていれば、踏段ローラ5の速度むらを有効
に吸収して動きを滑らかにし、踏段4に生じる振動を効
果的に抑制することができるが、踏段ガイドレール3の
帰還側に設けられた押さえレール3bの駆動スプロケッ
ト9近傍の部位にも曲がり部13を設けることによっ
て、コンベア装置1を逆転運転させた場合でも、踏段ロ
ーラ5の動きを滑らかにして踏段4に生じる振動を効果
的に抑制することが可能となる。
ラ5の速度むらの影響で回転速度が不安定になりやすい
傾向にあるが、可動レール3cの往路側及び帰還側の従
動スプロケット11近傍の部位にも曲がり部13を設け
ることによって、従動スプロケット11側での踏段ロー
ラ5の速度むらも有効に抑制して、従動スプロケット1
1の回転速度を安定化させ、踏段4に生じる振動を更に
効果的に抑制することができ、また、コンベア装置1を
逆転運転させた場合にも対応可能となる。
した場合を例に挙げて説明したが、曲がり部13の形状
を谷型としても、同様に踏段ローラ5の速度むらを吸収
して、踏段4に生じる振動を効果的に抑制することがで
きる。
むらを吸収する曲がり部13について、図2及び図3を
参照して更に詳しく説明する。
動スプロケット9を用いて駆動することの影響で、各踏
段ローラ5には、図2(a)に示すような移動速度の速
度むらが生じる。すなわち、駆動スプロケット9のピッ
チ円速度をVtとすると、各踏段ローラ5には、Vtか
ら一旦減速された後に増速されてVtに戻るような速度
むらが生じる。ここで、踏段ローラ5の平均速度をVo
とすると、各踏段ローラ5は、踏段ガイドレール3上で
図2(b)に示す位置にあるときに、その移動速度がV
tとなり、この位置から次第に減速されながら所定距離
だけ駆動スプロケット9側に進んで図2(c)に示す位
置となったときに、各踏段ローラ5の移動速度が平均速
度Voとなる。
tから減速されてVoとなった位置を基準位置とする
と、曲がり部13は、図2(d)に示すように、踏段ガ
イドレール3に沿って隣り合う2つの基準位置の間に位
置する踏段ガイドレール3の部位を曲線形状とするよう
に設けられる。そして、踏段チェーン7により連結され
る各踏段ローラ5のうち、ある踏段ローラ5が曲がり部
13の曲線形状に沿って移動してその高さ位置が変化す
ることで、この踏段ローラ5に先行する踏段ローラ5の
速度むらがこの高さ位置の変化により吸収されて、後続
する踏段ローラ5には速度むらが伝達されず、後続する
踏段ローラ5の移動速度が平均速度Voに維持されるこ
とになる。
り部13を通過する踏段ローラ5に後続する踏段ローラ
5の速度むらを防止する機能を有している。この点を考
慮すると、曲がり部13は、できるだけコンベア装置1
の降口1bに近い位置に設けることが望ましい。すなわ
ち、曲がり部13をコンベア装置1の降口1bに近い位
置に設ければ、乗口1aから降口1bへと移動する踏段
ローラ5の移動速度を、乗り口1aから降口1bに亘る
ほぼ全域において平均速度Voに維持させることができ
る。
コンベア装置1においては、踏段ガイドレール3に沿っ
て複数存在する基準位置のうち、コンベア装置1の降口
1b側に設けられた駆動スプロケット3の近傍に位置す
る基準位置と、この基準位置に隣接する他の基準位置と
の間に位置する踏段ガイドレール3の部位に、曲がり部
3を設けるようにしている。これにより、駆動スプロケ
ット3近傍を除くコンベア装置1の乗り口1aから降口
1bに亘るほぼ全域において、踏段ローラ5の移動速度
をほぼ一定に保つことができ、踏段4の振動を効果的に
抑制することができる。なお、駆動スプロケット3の近
傍は、上述したようにコムプレート6で覆われて、踏段
4がこのコムプレート6の下方を通過するようになって
いるので、駆動スプロケット3の近傍を移動する踏段ロ
ーラ5に速度むらが生じていても、乗り心地に影響を与
えることはない。
て、図3を参照して説明する。
へと移動した踏段ローラ5は、上述したように、駆動ス
プロケット9に噛込む影響で速度むらを有している。こ
のように、曲がり部13と駆動スプロケット9との間に
位置し、速度むらを有する踏段ローラ5を、ここでは便
宜上速度むらローラ5aと称する。また、この速度むら
ローラ5aから曲がり部13を挟んで踏段ガイドレール
9の前段側(コンベア装置1の乗口1a側)に2つ目の
踏段ローラ5は、速度むらローラ5aに隣り合う踏段ロ
ーラ5bが曲がり部13に沿って移動することによっ
て、一定速度(平均速度Vo)で移動することになる。
このように、速度むらローラ5aから曲がり部13を挟
んで踏段ガイドレール9の前段側に2つ目で、一定速度
であることが期待される踏段ローラ5を、ここでは便宜
上一定速度ローラ5cと称する。
b,5cが1ピッチ分移動する際に、速度むらローラ5
aの中心から踏段チェーン9のリンク長rを半径として
描かれる円C1と、一定速度ローラ5cの中心から踏段
チェーン9のリンク長rを半径として描かれる円C2と
の交点P1,P2が辿る軌跡をローラ中心軌跡Lとする
と、曲がり部13は、このローラ中心軌跡Lに倣う形状
に形成されていることが望ましい。
ることにより、速度むらローラ5aと一定速度ローラ5
cとの間の踏段ローラ5bが曲がり部13を通過する過
程で、速度むらローラ5aに生じる速度むらが、理論
上、曲がり部13の形状に応じた踏段ローラ5bの高さ
位置の変化によって完全に吸収され、一定速度ローラ5
cの移動速度が正確に一定速度(平均速度Vo)に保た
れることになる。
8.4mmのピッチ円径で歯数が8枚、踏段チェーン7
のリンク長が133.33mmである場合、上述した中
心軌跡Lに倣う形状で曲がり部13を形成したとする
と、本発明者による試算では、曲がり部13の高低差は
11.2mmとなる。
装置1では、踏段ガイドレール3の駆動スプロケット9
近傍に位置する部位に、上述した中心軌跡Lに倣う形状
で曲がり部13を形成し、踏段チェーン7により連結さ
れる踏段ローラ5がこの曲がり部13を通過するように
することで、曲がり部13を通過する踏段ローラ5に後
続する踏段ローラ5の移動速度を一定にし、踏段4の振
動を効果的に抑制して、良好な乗り心地を確保すること
ができる。また、曲がり部13の高低差は、上述したよ
うに極めて微少であるので、構造物12を小型化してコ
ンベア装置1全体の薄型化を実現することができる。
る複数の基準位置のうち、最も駆動スプロケット9に近
い基準位置とこれに隣接する他の基準位置との間では、
この位置を通過する踏段ローラ5が駆動スプロケット9
に噛込む円運動に切り替わる影響から、この位置でのロ
ーラ中心軌跡Lのうち谷型形状の軌跡は、幾何学的に完
全な軌跡とならない。このため、例えばコムプレート6
の大きさによる制約から、この位置に曲がり部13を形
成する必要がある場合には、曲がり部13の形状を山型
形状の中心軌跡Lに倣った山型とすることが望ましい。
それ以外の場所に曲がり部13を形成する場合には、曲
がり部13の形状は、山型形状の中心軌跡Lに倣った山
型としてもよいし、谷型形状の中心軌跡Lに倣った谷型
としてもよい。曲がり部13を谷型に形成した場合に
は、高さ方向に突出する部分がなくなるので、コンベア
装置1全体の薄型化を図る上では有利となる。
段ローラ5に後続する踏段ローラ5の移動速度を正確に
一定速度(平均速度Vo)に保つようにする場合につい
て説明したが、踏段ローラ5に微少の速度むら(Vo−
rωsin(ωt+φ))が許容される場合には、曲が
り部13を高低差がより少ない形状に形成することもで
きる。
ト9との間に位置し、速度むらを有する踏段ローラ5を
速度むらローラ5aとし、この速度むらローラ5aから
曲がり部13を挟んで踏段ガイドレール9の前段側(コ
ンベア装置1の乗口1a側)に2つ目の踏段ローラ5で
あって、速度むらローラ5aに隣り合う踏段ローラ5b
が曲がり部13に沿って移動することによって、微少の
速度むら(Vo−rωsin(ωt+φ))に抑えられ
ていることが期待される踏段ローラ5を略一定速度ロー
ラ5cとする。このとき、これら各踏段ローラ5a,5
b,5cが1ピッチ分移動する際に、速度むらローラ5
aの中心から踏段チェーン9のリンク長rを半径として
描かれる円C1と、略一定速度ローラ5cの中心から踏
段チェーン9のリンク長rを半径として描かれる円C2
との交点P1,P2が辿る軌跡をローラ中心軌跡Lとす
ると、曲がり部13を、このローラ中心軌跡Lに倣う形
状に形成することにより、曲がり部13の高低差を少な
くしながら、曲がり部13を通過する踏段ローラ5に後
続する踏段ローラ5の速度むらを許容される範囲内に抑
えることができる。
mのピッチ円径で歯数が8枚、踏段チェーン7のリンク
長が133.33mm、踏段ローラ5の平均速度Voが
30m毎分、許容される速度むらが20gal(=±
0.1m/s2)である場合、本発明者による試算で
は、曲がり部13の高低差を9mm以下とすることがで
きる。
むらを許容した場合には、曲がり部13の高低差が少な
くなる分、コンベア装置1全体の薄型化を図る上で有利
となる。
装置1の動作について説明する。
動モータ8が起動されると、この駆動モータ8の駆動力
を受けて駆動スプロケット9が回転し、この駆動スプロ
ケット9の回転によって、駆動モータ8の駆動力が踏段
チェーン7に伝達される。踏段チェーン7が駆動される
と、この踏段チェーン7により連結された複数の踏段4
の各踏段ローラ5が踏段ガイドレール3に沿って循環移
動する。
た各踏段ローラ5のうち、駆動スプロケット9に近付い
た踏段ローラ5は、駆動スプロケット9に噛込む過程に
おいて移動速度に速度むらが生じる。しかしながら、こ
の速度むらが生じた踏段ローラ5に後続する踏段ローラ
5が、踏段ガイドレール3の駆動スプロケット9近傍に
設けられた曲がり部13を通過することで、この曲がり
部13を通過する踏段ローラ5に後続する踏段ローラ5
の速度むらは抑制されることになる。
5のうち互いに隣り合う3つの踏段ローラ5a,5b,
5cに着目して詳細に説明すると、まず、先頭の踏段ロ
ーラ5aが駆動スプロケット9に近付いて上述した基準
位置を越えたとき、この先頭の踏段ローラ5aの移動速
度は平均速度Voよりも遅くなる。このとき、2番目の
踏段ローラ5bが、踏段ガイドレール3の駆動スプロケ
ット9近傍に設けられた曲がり部13に到達すると、2
番目の踏段ローラ5bはその曲がり部13に沿って高さ
位置を変化させながら移動することになる。
すると、各踏段ローラ5間のピッチ(リンク長)は一定
であるので、2番目の踏段ローラ5bの高さ位置の変化
分だけ3番目の踏段ローラ5cが先頭の踏段ローラ5a
に近付くことになり、3番目の踏段ローラ5cが増速さ
れる。これにより、先頭の踏段ローラ5aの移動速度の
低下分が3番目の踏段ローラ5cの増速分で相殺され、
3番目の踏段ローラ5cの移動速度は平均速度Voに維
持される。
この先頭の踏段ローラ5aの移動速度は逆転して平均速
度Voよりも速くなる。このとき、2番目の踏段ローラ
5bが踏段ガイドレール3の駆動スプロケット9近傍に
設けられた曲がり部13の頂点を越えるようにしている
ので、2番目の踏段ローラ5bの高さ位置が元に戻り、
3番目の踏段ローラ5cが先頭の踏段ローラ5aから離
間することになり、3番目の踏段ローラ5cが減速され
る。これにより、先頭の踏段ローラ5aの移動速度の上
昇分が3番目の踏段ローラ5cの減速分で相殺され、3
番目の踏段ローラ5cの移動速度は平均速度Voに維持
される。
述したチェーン緊張機構によって所定の張力が付与され
ているが、3番目の踏段ローラ5cは押さえ部材15に
よって浮き上がりが防止されるようになっているので、
2番目の踏段ローラ5bが曲がり部13に沿ってその高
さ位置を変化させたときに、3番目の踏段ローラ5cは
適切にに増速或いは減速されることになり、3番目の踏
段ローラ5cの移動速度が確実に平均速度Voに維持さ
れる。
3の往路側の駆動スプロケット9近傍に加え、踏段ガイ
ドレール3の帰還側に設けられた押さえレール3bの駆
動スプロケット9近傍にも曲がり部13を設けるように
した場合には、コンベア装置1を逆転運転させた場合で
も、踏段ローラ5の速度むらを有効に抑制することがで
きる。更に、コンベア装置1の乗口1a側に位置する可
動レール3cの往路側及び帰還側の従動スプロケット1
1近傍にも曲がり部13を設けるようにした場合には、
従動スプロケット11側での踏段ローラ5の速度むらも
有効に抑制することができる。
装置1では、踏段ローラ5が駆動スプロケット9に噛込
むことの影響で踏段ローラ5に生じる移動速度の速度む
らを、踏段ガイドレール3に設けた曲がり部13で吸収
して、曲がり部13の下流では踏段ローラ5が一定速度
で移動するようにしているので、踏段4の振動を効果的
に抑制して、良好な乗り心地を確保することができる。
部13は、さほど大きな高低差が必要とされないので、
構造物12を小型化してコンベア装置1全体の薄型化を
実現することができる。特に、曲がり部13の下流の踏
段ローラ5に微少の速度むらを許容する場合には、曲が
り部13の高低差を更に小さくできるので、コンベア装
置1全体を更に薄型なものとすることができる。
発明の具体的な適用例を示したものであり、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲において様々な変形が可能である。
例えば、上述したコンベア装置1では、駆動スプロケッ
ト9と従動スプロケット11との間に踏段チェーン7を
掛け渡すようにしているが、図4に示すように、従動ス
プロケット11に代えて略U字状に形成された可動レー
ル21を用い、駆動スプロケット9と可動レール21と
の間に踏段チェーン7を掛け渡すようにしてもよい。こ
の図4に示すコンベア装置20は、以上の特徴点以外は
上述したコンベア装置1と同様の構成とされているの
で、上述したコンベア装置1と同様の構成については、
図中同一の符号を付して説明を省略する。
渡される部分が、駆動スプロケット9と略同径の円形部
とされている。そして、その外周に、踏段チェーン7に
より連結された各踏段ローラ5を当接させて、踏段ロー
ラ5の移動を案内するようになっている。また、この可
動レール21は、上述したコンベア装置1における従動
スプロケット11と同様に、チェーン緊張機構のバネ部
材12によって駆動スプロケット9から離間する方向に
付勢されており、踏段チェーン7に対して最適な張力を
付与するようになっている。
5に速度むらが生じていると、その影響で駆動スプロケ
ット9に近接離間する方向に振動する場合がある。そこ
で、このような可動レール21を用いる場合には、この
可動レール21の往路側及び帰還側に、上述した曲がり
部13を設けることが望ましい。このように、可動レー
ル21の往路側及び帰還側に曲がり部13を設けるよう
にすれば、この可動レール21側での踏段ローラ5の速
度むらが有効に抑制されることになり、踏段4に生じる
振動に加えて可動レール21の振動も効果的に抑制し、
コンベア装置20の乗り心地を極めて良好なものとする
ことができる。また、可動レール21の往路側及び帰還
側の双方に曲がり部13を設けることにより、コンベア
装置20を逆転運転させた場合にも対応可能となる。
されて乗客を運搬する動く歩道に本発明を適用した例に
ついて説明したが、本発明は建物の上下階に跨って設置
されて乗客を運搬するエスカレータに対しても有効に適
用可能である。
段ローラに生じる移動速度の速度むらが踏段ガイドレー
ルの駆動スプロケット近傍に位置する部位に設けられた
曲がり部で吸収され、この曲がり部の下流に位置する踏
段ローラに、速度むらが伝達されないようになっている
ので、駆動スプロケット近傍を除く部分において踏段ロ
ーラの移動速度をほぼ平均速度に維持し、踏段ローラの
速度むらに起因する踏段の振動を効果的に抑制して、良
好な乗り心地を確保することができる。
ドレールに設けることで、踏段ローラの移動速度の速度
むらを吸収できるようになっているので、良好な乗り心
地の確保しながら、装置全体の薄型化を実現することが
できる。
体構成図。
速度とその位置関係とを説明する図であり、(a)は踏
段ローラの位置に応じた移動速度の変化を示す図、
(b)は踏段ローラの移動速度が駆動スプロケットのピ
ッチ円速度Vtとなる位置を示す図、(c)は踏段ロー
ラの移動速度が平均速度Voとなる位置を示す図、
(d)は曲がり部の望ましい形成位置を示す図。
状を説明する模式図。
全体構成図。
を拡大して示す図。
Claims (9)
- 【請求項1】 踏段ガイドレールと、 前記踏段ガイドレールに沿って移動する踏段ローラを有
する複数の踏段と、 前記複数の踏段の踏段ローラを所定ピッチで連結する踏
段チェーンと、 前記踏段を所定方向に移動させるための駆動力を発生さ
せる回転駆動装置と、 前記回転駆動装置の駆動力を受けて回転し、前記踏段チ
ェーンに前記回転駆動装置の駆動力を伝達する駆動スプ
ロケットとを備え、 前記踏段ガイドレールの前記駆動スプロケット近傍に位
置する部位に、山型或いは谷型の曲がり部が設けられて
いることを特徴とするコンベア装置。 - 【請求項2】 前記駆動スプロケットのピッチ円速度を
Vt、前記踏段チェーンに連結されて移動する前記踏段
ローラの平均速度をVoとし、前記踏段ローラの速度が
VtからVoにまで減少した位置を基準位置としたとき
に、前記踏段ガイドレールに沿って複数存在する前記基
準位置のうち、前記駆動スプロケットの近傍に位置する
基準位置と、この基準位置に隣接する他の基準位置との
間に位置する前記踏段ガイドレールの部位に前記曲がり
部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
コンベア装置。 - 【請求項3】 前記曲がり部が、前記踏段側に突出する
山型の曲がり部として、前記踏段ガイドレール往路側の
前記駆動スプロケット近傍に位置する部位に設けられて
いることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンベア
装置。 - 【請求項4】 前記踏段ガイドレール往路側の前記曲が
り部が設けられた部位の前段と対向する位置に、前記踏
段ローラに当接する押さえ部材が設けられていることを
特徴とする請求項3に記載のコンベア装置。 - 【請求項5】 前記曲がり部と前記駆動スプロケットと
の間に位置する踏段ローラであって速度むらを有する踏
段ローラを速度むらローラとし、この速度むらローラか
ら前記曲がり部を挟んで前記踏段ガイドレールに沿って
2つ目の踏段ローラであって一定速度であることが期待
される踏段ローラを一定速度ローラとし、前記速度むら
ローラ及び前記一定速度ローラが1ピッチ分移動する際
に、前記速度むらローラの中心から前記踏段チェーンの
リンク長を半径として描かれる円と、前記一定速度ロー
ラの中心から前記踏段チェーンのリンク長を半径として
描かれる円との交点が辿る軌跡をローラ中心軌跡とした
ときに、前記曲がり部が、前記ローラ中心軌跡に倣う形
状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の
何れかに記載のコンベア装置。 - 【請求項6】 前記曲がり部と前記駆動スプロケットと
の間に位置する踏段ローラであって速度むらを有する踏
段ローラを速度むらローラとし、この速度むらローラか
ら前記曲がり部を挟んで前記踏段ガイドレールに沿って
2つ目の踏段ローラであって微少の速度むらが許容され
ている踏段ローラを略一定速度ローラとし、前記速度む
らローラ及び前記略一定速度ローラが1ピッチ分移動す
る際に、前記速度むらローラの中心から前記踏段チェー
ンのリンク長を半径として描かれる円と、前記略一定速
度ローラの中心から前記踏段チェーンのリンク長を半径
として描かれる円との交点が辿る軌跡をローラ中心軌跡
としたときに、前記曲がり部が、前記ローラ中心軌跡に
倣う形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃
至4の何れかに記載のコンベア装置。 - 【請求項7】 前記曲がり部が、前記踏段ガイドレール
帰還側の前記駆動スプロケット近傍に位置する部位に設
けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか
に記載のコンベア装置。 - 【請求項8】 前記駆動スプロケットと略同径の従動ス
プロケットと、 前記従動スプロケットを前記駆動スプロケットから離間
する方向に付勢して前記踏段チェーンに所定の張力を付
与するチェーン緊張機構と、 前記チェーン緊張機構の付勢力を受けて、前記従動スプ
ロケットと連動して前記駆動スプロケットから離間する
方向に移動可能とされた可動レールとを更に備え、 前記曲がり部が、前記可動レールの前記従動スプロケッ
ト近傍に位置する部位に設けられていることを特徴とす
る請求項1乃至7の何れかに記載のコンベア装置。 - 【請求項9】 前記駆動スプロケットと略同径の円形部
を有し、前記駆動スプロケットから離間する方向に移動
可能に設けられた可動レールと、 前記可動レールを前記駆動スプロケットから離間する方
向に付勢して前記踏段チェーンに所定の張力を付与する
チェーン緊張機構とを更に備え、 前記曲がり部が、前記可動レールの前記従動スプロケッ
ト近傍に位置する部位に設けられていることを特徴とす
る請求項1乃至7の何れかに記載のコンベア装置。
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