JP2003251684A - 樹脂中空成形品のブロー成形方法 - Google Patents
樹脂中空成形品のブロー成形方法Info
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面に天然木材に比肩する木目調または石目
調などの模様が現出した自然調の風合いに優れた樹脂中
空成形を得ることができる樹脂中空成形品のブロー成形
方法を提供する。 【解決手段】 樹脂押出ヘッド５から加熱状態で押し出
した一対のシート状パリソン６の外面に、表皮シート７
を対向させて圧着ロール８により互いに圧着一体化した
多層パリソン７を形成する。分割金型のキャビティを凹
状、凸状または凹凸状の模様形成面とする。表皮シート
７は、ブロー成形時に加熱状態のシート状パリソン６か
らの熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着される。
キャビティに圧着された表皮シート７に、キャビティの
木目調筋模様または石目調筋模様などが転写される。
調などの模様が現出した自然調の風合いに優れた樹脂中
空成形を得ることができる樹脂中空成形品のブロー成形
方法を提供する。 【解決手段】 樹脂押出ヘッド５から加熱状態で押し出
した一対のシート状パリソン６の外面に、表皮シート７
を対向させて圧着ロール８により互いに圧着一体化した
多層パリソン７を形成する。分割金型のキャビティを凹
状、凸状または凹凸状の模様形成面とする。表皮シート
７は、ブロー成形時に加熱状態のシート状パリソン６か
らの熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着される。
キャビティに圧着された表皮シート７に、キャビティの
木目調筋模様または石目調筋模様などが転写される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂押出ヘッドか
ら押し出した一対のシート状パリソンの少なくとも一方
のシート状パリソンの外面に表皮シートを密着し、この
一対のシート状パリソンを分割金型間に配置してブロー
成形することにより、表皮シートに木目調または石目調
などの模様を現出させた樹脂中空成形品を得る樹脂中空
成形品のブロー成形方法に関する。
ら押し出した一対のシート状パリソンの少なくとも一方
のシート状パリソンの外面に表皮シートを密着し、この
一対のシート状パリソンを分割金型間に配置してブロー
成形することにより、表皮シートに木目調または石目調
などの模様を現出させた樹脂中空成形品を得る樹脂中空
成形品のブロー成形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、表面を加飾した樹脂中空成形
品のブロー成形方法としては、特公平４−１４０５１号
公報に示すように、ダイから押し出したシートと織布と
を一対のローラ間を通して互いに貼り合わせて形成した
パリソンを、分割金型間に配置してブロー成形すること
が行われている。しかし、この方法おいて、分割金型の
型締めの工程でシート状のパリソンが分割金型のキャビ
ティに不規則に接触して付着することがあり、これが成
形不良を起こす原因となっていた。また、パリソンがシ
ート状であるところから、分割金型のキャビティに対し
て必ずしも均等に沿わない現象が起こり、特に表面が加
飾されたものにあっては、模様や光沢などの装飾性が損
なわれたり低下することが避けられなかった。
品のブロー成形方法としては、特公平４−１４０５１号
公報に示すように、ダイから押し出したシートと織布と
を一対のローラ間を通して互いに貼り合わせて形成した
パリソンを、分割金型間に配置してブロー成形すること
が行われている。しかし、この方法おいて、分割金型の
型締めの工程でシート状のパリソンが分割金型のキャビ
ティに不規則に接触して付着することがあり、これが成
形不良を起こす原因となっていた。また、パリソンがシ
ート状であるところから、分割金型のキャビティに対し
て必ずしも均等に沿わない現象が起こり、特に表面が加
飾されたものにあっては、模様や光沢などの装飾性が損
なわれたり低下することが避けられなかった。
【０００３】そこで、この樹脂中空成形品の成形方法に
おける欠点を解消する方法として、特開２０００−２１
８６８４号公報は、一対のシート状パリソンのうち、少
なくとも一方のシート状パリソンをその外側に装飾シー
トとを対向させて密着させた加飾パリソンとしたもの
を、キャビティの周囲に突出可能な摺動部を備えた分割
金型間に配置し、上記摺動部を突出させてその端面をシ
ート状パリソンに接触させて、シート状パリソンと分割
金型のキャビティとの間に閉じた空間を形成する状態と
したうえ、分割金型のキャビティ面から上記空間内の空
気を真空吸引してシート状パリソンを分割金型のキャビ
ティ面に密着させる手段を採用することを提案してい
る。
おける欠点を解消する方法として、特開２０００−２１
８６８４号公報は、一対のシート状パリソンのうち、少
なくとも一方のシート状パリソンをその外側に装飾シー
トとを対向させて密着させた加飾パリソンとしたもの
を、キャビティの周囲に突出可能な摺動部を備えた分割
金型間に配置し、上記摺動部を突出させてその端面をシ
ート状パリソンに接触させて、シート状パリソンと分割
金型のキャビティとの間に閉じた空間を形成する状態と
したうえ、分割金型のキャビティ面から上記空間内の空
気を真空吸引してシート状パリソンを分割金型のキャビ
ティ面に密着させる手段を採用することを提案してい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そして、前掲の特開２
０００−２１８６８４号公報に示す方法によれば、一対
のパリソンがシート状であっても分割金型間に配置した
パリソンがキャビティに不規則に接触することをなくし
て、キャビティに均等に密着させたうえ、ブロー成形す
ることができ、成形不良が生じない樹脂中空成形品を得
ることができるものである。しかし、この方法によれ
ば、装飾シートは木目調や石目調などの模様を現出させ
てはあっても、表面が平滑で光沢を有するところから、
自然な風合いを出すことができず、高級感に欠ける欠点
があった。
０００−２１８６８４号公報に示す方法によれば、一対
のパリソンがシート状であっても分割金型間に配置した
パリソンがキャビティに不規則に接触することをなくし
て、キャビティに均等に密着させたうえ、ブロー成形す
ることができ、成形不良が生じない樹脂中空成形品を得
ることができるものである。しかし、この方法によれ
ば、装飾シートは木目調や石目調などの模様を現出させ
てはあっても、表面が平滑で光沢を有するところから、
自然な風合いを出すことができず、高級感に欠ける欠点
があった。
【０００５】そこで、本発明は、分割金型の表皮シート
が対応するキャビティを凹状、凸状または凹凸状の模様
形成面とすることにより、加熱状態のシート状パリソン
に圧着していて、ブロー成形時に加熱状態のシート状パ
リソンからの熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着
される表皮シートに、そのキャビティの上記模様を忠実
に転写して、表面に天然木材に比肩する木目調または石
目調などの模様が現出した自然調の風合いに優れた樹脂
中空成形を得ることができる樹脂中空成形品のブロー成
形方法を提供することを目的とするものである。
が対応するキャビティを凹状、凸状または凹凸状の模様
形成面とすることにより、加熱状態のシート状パリソン
に圧着していて、ブロー成形時に加熱状態のシート状パ
リソンからの熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着
される表皮シートに、そのキャビティの上記模様を忠実
に転写して、表面に天然木材に比肩する木目調または石
目調などの模様が現出した自然調の風合いに優れた樹脂
中空成形を得ることができる樹脂中空成形品のブロー成
形方法を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項１に係る樹脂中空成形品のブロー成
形方法は、樹脂押出ヘッドから加熱状態で押し出した一
対のシート状パリソンの少なくとも一方のシート状パリ
ソンの外面に表皮シートを密着し、この一対のシート状
パリソンを分割金型間に配置してブロー成形することに
より、表皮シートに模様を現出させた樹脂中空成形品を
得る方法であって、分割金型の表皮シートが対応するキ
ャビティを凹状、凸状または凹凸状の模様形成面とし
て、ブロー成形時に加熱状態のシート状パリソンからの
熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着される表皮シ
ートに、そのキャビティの上記模様を転写することを特
徴とするものである。
め、本発明の請求項１に係る樹脂中空成形品のブロー成
形方法は、樹脂押出ヘッドから加熱状態で押し出した一
対のシート状パリソンの少なくとも一方のシート状パリ
ソンの外面に表皮シートを密着し、この一対のシート状
パリソンを分割金型間に配置してブロー成形することに
より、表皮シートに模様を現出させた樹脂中空成形品を
得る方法であって、分割金型の表皮シートが対応するキ
ャビティを凹状、凸状または凹凸状の模様形成面とし
て、ブロー成形時に加熱状態のシート状パリソンからの
熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着される表皮シ
ートに、そのキャビティの上記模様を転写することを特
徴とするものである。
【０００７】本発明の請求項２に係る樹脂中空成形品の
ブロー成形方法は、請求項１の方法において、シート状
パリソンと表皮シートは同材質の樹脂からなることを特
徴とするものである。
ブロー成形方法は、請求項１の方法において、シート状
パリソンと表皮シートは同材質の樹脂からなることを特
徴とするものである。
【０００８】本発明の請求項３に係る樹脂中空成形品の
ブロー成形方法は、請求項１の方法において、表皮シー
トは、内層と外層との多層構造をなし、内層と外層との
間に接着層を有することを特徴とするものである。
ブロー成形方法は、請求項１の方法において、表皮シー
トは、内層と外層との多層構造をなし、内層と外層との
間に接着層を有することを特徴とするものである。
【０００９】本発明の請求項４に係る樹脂中空成形品の
ブロー成形方法は、請求項１、２または３の方法におい
て、樹脂押出ヘッドから押し出した少なくとも一方のシ
ート状パリソンの外面に表皮シートを対向させ、圧着ロ
ールにより互いに圧着一体化することを特徴とするもの
である。
ブロー成形方法は、請求項１、２または３の方法におい
て、樹脂押出ヘッドから押し出した少なくとも一方のシ
ート状パリソンの外面に表皮シートを対向させ、圧着ロ
ールにより互いに圧着一体化することを特徴とするもの
である。
【００１０】本発明の請求項５に係る樹脂中空成形品の
ブロー成形方法は、請求項１、２、３または４の方法に
おいて、表皮シートの厚みは３０μｍ〜４００μｍであ
ることを特徴とするものである。
ブロー成形方法は、請求項１、２、３または４の方法に
おいて、表皮シートの厚みは３０μｍ〜４００μｍであ
ることを特徴とするものである。
【００１１】本発明の請求項６に係る樹脂中空成形品の
ブロー成形方法は、請求項１、２、３、４または５の方
法において、表皮シートの表面に形成される凹状、凸状
または凹凸状の模様の凹凸深さは５０μｍ〜５００μｍ
であることを特徴とするものである。請求項１、２、
３、４または５記載の樹脂中空成形品のブロー成形方
法。
ブロー成形方法は、請求項１、２、３、４または５の方
法において、表皮シートの表面に形成される凹状、凸状
または凹凸状の模様の凹凸深さは５０μｍ〜５００μｍ
であることを特徴とするものである。請求項１、２、
３、４または５記載の樹脂中空成形品のブロー成形方
法。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係る樹脂中空成形
品のブロー成形方法により成形された樹脂中空成形品を
一部破断して示す全体斜視図である。図２ないし図８は
本発明に係る樹脂中空成形品のブロー成形方法の実施の
形態あって、図２は樹脂押出ヘッドから押し出されたシ
ート状パリソンの外面にフィルム状の表皮シートを密着
させて多層パリソンとする態様を示す正面図、図３は図
２の破線円Ａ内の詳細構成を示す断面図、図４は図２の
破線円Ｂ内の詳細構成を示す断面、図５は一対の多層パ
リソンを分割金型間に配置した工程を示す断面図、図６
は分割金型間に配置した一対の多層パリソンをキャビテ
ィ面に真空吸着した工程を示す断面図、図７は樹脂中空
成形品内に発泡体を内装する工程を示す断面図示す断面
図、図８はブロー成形の工程を示す断面図である。図９
は分割金型の一部詳細斜視図、図１０は本発明に係る樹
脂中空成形品のブロー成形方法により成形された樹脂中
空成形品の一部の詳細斜視図である。
品のブロー成形方法により成形された樹脂中空成形品を
一部破断して示す全体斜視図である。図２ないし図８は
本発明に係る樹脂中空成形品のブロー成形方法の実施の
形態あって、図２は樹脂押出ヘッドから押し出されたシ
ート状パリソンの外面にフィルム状の表皮シートを密着
させて多層パリソンとする態様を示す正面図、図３は図
２の破線円Ａ内の詳細構成を示す断面図、図４は図２の
破線円Ｂ内の詳細構成を示す断面、図５は一対の多層パ
リソンを分割金型間に配置した工程を示す断面図、図６
は分割金型間に配置した一対の多層パリソンをキャビテ
ィ面に真空吸着した工程を示す断面図、図７は樹脂中空
成形品内に発泡体を内装する工程を示す断面図示す断面
図、図８はブロー成形の工程を示す断面図である。図９
は分割金型の一部詳細斜視図、図１０は本発明に係る樹
脂中空成形品のブロー成形方法により成形された樹脂中
空成形品の一部の詳細斜視図である。
【００１３】図１において、１は樹脂中空成形品であ
り、この樹脂中空成形品１は、主体層２と主体層２の外
面層を覆う表面層３とでなり、樹脂中空成形品１内に
は、発泡体４が密に内装されている。
り、この樹脂中空成形品１は、主体層２と主体層２の外
面層を覆う表面層３とでなり、樹脂中空成形品１内に
は、発泡体４が密に内装されている。
【００１４】樹脂中空成形品１を構成する主体層２およ
び表面層３は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド、ポリスチレン、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレンテレフ
タートなどの熱可塑性樹脂でなり、主体層２と表面層３
は同材質の樹脂で構成するのが好ましい。表面層３は主
体層２と加熱溶着されており、表面層３は、その表面に
木目調模様（あるいは石目調模様）などの印刷された模
様とその凹状、凸状または凹凸状の模様を併せ現出させ
たものである。発泡体４は発泡ポリエチレン、発泡ポリ
プロピレン、発泡ポリスチロールあるいは発泡ポリウレ
タンなどであるが、リサイクルのうえで発泡体４の材質
は、主体層２および表面層３と同材質であることが好ま
しい。
び表面層３は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド、ポリスチレン、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレンテレフ
タートなどの熱可塑性樹脂でなり、主体層２と表面層３
は同材質の樹脂で構成するのが好ましい。表面層３は主
体層２と加熱溶着されており、表面層３は、その表面に
木目調模様（あるいは石目調模様）などの印刷された模
様とその凹状、凸状または凹凸状の模様を併せ現出させ
たものである。発泡体４は発泡ポリエチレン、発泡ポリ
プロピレン、発泡ポリスチロールあるいは発泡ポリウレ
タンなどであるが、リサイクルのうえで発泡体４の材質
は、主体層２および表面層３と同材質であることが好ま
しい。
【００１５】次に、図１に示す樹脂中空成形品１のブロ
ー成形態様について説明する。図２に示すように、樹脂
押出ヘッド５から押し出される加熱状態のシート状パリ
ソン６と表皮シート７は、圧着ロール８、８により互い
に圧着され、内側がシート状パリソン６、外側が表皮シ
ート７からなる多層パリソン９が形成される（図３参
照）。多層パリソン９を構成するシート状パリソン６
は、図１の主体層２となる層であり、表皮シート７は表
面層３となる層である。
ー成形態様について説明する。図２に示すように、樹脂
押出ヘッド５から押し出される加熱状態のシート状パリ
ソン６と表皮シート７は、圧着ロール８、８により互い
に圧着され、内側がシート状パリソン６、外側が表皮シ
ート７からなる多層パリソン９が形成される（図３参
照）。多層パリソン９を構成するシート状パリソン６
は、図１の主体層２となる層であり、表皮シート７は表
面層３となる層である。
【００１６】表皮シート７は、 図４に示すように、そ
のシート状パリソン６と密着する内層７ａをシート状パ
リソン６と同材質層とし、かつ外表面側の外層７ｂを印
刷または彩色処理層とした多層構造をなしている。した
がって、内層７ａはポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリスチレン、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレンテ
レフタートなどの熱可塑性樹脂で構成される。表皮シー
ト７の内層７ａの厚みは３０μｍ〜４００μｍであり、
好ましくは３０μｍ〜１００μｍである。表皮シート７
の外表面層７ｂは、非結晶性ポリエステル樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂のいずれかで構成す
る。また、表皮シート７の内層７ａを構成する熱可塑性
樹脂のＭＩは、０．０３〜２５である。表皮シート７
は、内層７ａと外層７ｂとの間には接着層（図示せず）
を介在させた多層構造としてもよい。表皮シート７はそ
の外層７ｂに木目調模様（あるいは石目調模様）が印刷
されているものである。
のシート状パリソン６と密着する内層７ａをシート状パ
リソン６と同材質層とし、かつ外表面側の外層７ｂを印
刷または彩色処理層とした多層構造をなしている。した
がって、内層７ａはポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリスチレン、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレンテ
レフタートなどの熱可塑性樹脂で構成される。表皮シー
ト７の内層７ａの厚みは３０μｍ〜４００μｍであり、
好ましくは３０μｍ〜１００μｍである。表皮シート７
の外表面層７ｂは、非結晶性ポリエステル樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂のいずれかで構成す
る。また、表皮シート７の内層７ａを構成する熱可塑性
樹脂のＭＩは、０．０３〜２５である。表皮シート７
は、内層７ａと外層７ｂとの間には接着層（図示せず）
を介在させた多層構造としてもよい。表皮シート７はそ
の外層７ｂに木目調模様（あるいは石目調模様）が印刷
されているものである。
【００１７】樹脂中空成形品１のブロー成形にあたって
は、図５に示すように、一対の多層パリソン９、９を分
割金型１０、１０間に配置するが、この工程において
は、分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１の周囲
にキャビティ１１、１１から突出可能に備えられている
摺動部１２、１２を突出させてその端面を多層パリソン
９、９に接触させ、多層パリソン９、９と分割金型１
０、１０のキャビテイ１１、１１との間を閉じた空間を
形成する状態とする。そして、真空ポンプおよび真空タ
ンク（いずれも図示せず）と接続した真空チャンバー１
３により分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１の
面から上記空間内の空気を真空吸引して、多層パリソン
９、９を分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１の
面に密着させる。次いで、図６に示すように、分割金型
１０、１０の間で一対の多層パリソン９、９間に発泡体
４を配置したうえ、図７に示すように、分割金型１０、
１０を型締めし、キャビティ１１、１１の周囲を互いに
密着させてピンチオフを形成し、ブローピン１４を一方
の多層パリソン９に差し込んで内部に加圧流体を導入す
ることによりブロー成形して図１に示すような樹脂中空
成形品１を成形する。なお、分割金型１０、１０におい
て、真空チャンバー１３とキャビティ１１、１１の面側
とは、金型を構成する部材の接触面１５に生じる隙間に
より連通されるものである。
は、図５に示すように、一対の多層パリソン９、９を分
割金型１０、１０間に配置するが、この工程において
は、分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１の周囲
にキャビティ１１、１１から突出可能に備えられている
摺動部１２、１２を突出させてその端面を多層パリソン
９、９に接触させ、多層パリソン９、９と分割金型１
０、１０のキャビテイ１１、１１との間を閉じた空間を
形成する状態とする。そして、真空ポンプおよび真空タ
ンク（いずれも図示せず）と接続した真空チャンバー１
３により分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１の
面から上記空間内の空気を真空吸引して、多層パリソン
９、９を分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１の
面に密着させる。次いで、図６に示すように、分割金型
１０、１０の間で一対の多層パリソン９、９間に発泡体
４を配置したうえ、図７に示すように、分割金型１０、
１０を型締めし、キャビティ１１、１１の周囲を互いに
密着させてピンチオフを形成し、ブローピン１４を一方
の多層パリソン９に差し込んで内部に加圧流体を導入す
ることによりブロー成形して図１に示すような樹脂中空
成形品１を成形する。なお、分割金型１０、１０におい
て、真空チャンバー１３とキャビティ１１、１１の面側
とは、金型を構成する部材の接触面１５に生じる隙間に
より連通されるものである。
【００１８】分割金型１０、１０のキャビティ１１、１
１は、図９に示すように、そのキャビティ面１１ａを凹
部、凸部または凹凸状の筋１１ｂからなる木目筋形成面
（あるいは石目筋形成面）としている。樹脂押出ヘッド
５から押し出される加熱状態のシート状パリソン６と表
皮シート７は、圧着ロール８、８により互いに圧着され
るので、その過程でシート状パリソン６から表皮シート
７に熱伝導がなされ、表皮シート７は適度の溶融状態と
なる。このため、分割金型１０、１０のキャビティ１
１、１１の面に圧着される表皮シート７にはキャビティ
１１、１１の木目筋形成面により木目調筋模様（あるい
は石目調筋模様）７ｃが忠実に転写される。
１は、図９に示すように、そのキャビティ面１１ａを凹
部、凸部または凹凸状の筋１１ｂからなる木目筋形成面
（あるいは石目筋形成面）としている。樹脂押出ヘッド
５から押し出される加熱状態のシート状パリソン６と表
皮シート７は、圧着ロール８、８により互いに圧着され
るので、その過程でシート状パリソン６から表皮シート
７に熱伝導がなされ、表皮シート７は適度の溶融状態と
なる。このため、分割金型１０、１０のキャビティ１
１、１１の面に圧着される表皮シート７にはキャビティ
１１、１１の木目筋形成面により木目調筋模様（あるい
は石目調筋模様）７ｃが忠実に転写される。
【００１９】図示の実施の形態では、一対の多層パリソ
ン９、９を、キャビティ１１、１１の周囲に突出可能な
摺動部１２、１２を備えた分割金型１０、１０間に配置
し、上記摺動部１２、１２を突出させてその端面を多層
パリソン９、９に接触させて、多層パリソン９、９と分
割金型１０、１０のキャビテイ１１、１１との間に閉じ
た空間を形成する状態としたうえ、分割金型１０、１０
のキャビティ１１、１１の面から上記空間内の空気を真
空吸引して多層パリソン９、９を分割金型１０、１０の
キャビティ１１、１１の面に密着させる手段を採用して
いるので、一対の多層パリソン９、９がシート状であっ
ても分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１に不規
則に接触することがなく、キャビティ１１、１１に均等
に密着させて予め樹脂中空成形品の略外形を成形したう
えでブロー成形することができる。このため、多層パリ
ソン９、９がシート状であっても成形不良が生ぜず、し
かも表面の表皮シート７にはキャビティ１１、１１から
凹状、凸状または凹凸状の木目調筋模様（あるいは石目
調筋模様）７ｃが良好に転写され、しかも、表皮シート
７にはその外層７ｂに木目調模様（あるいは石目調模
様）が印刷されていることと相俟って、天然材と比肩す
る優れた樹脂中空成形品１を得ることができる。表皮シ
ート７にキャビティ１１、１１からされる木目調模様
（あるいは石目調模様）の凹凸深さは５０μｍ〜５００
μｍである。
ン９、９を、キャビティ１１、１１の周囲に突出可能な
摺動部１２、１２を備えた分割金型１０、１０間に配置
し、上記摺動部１２、１２を突出させてその端面を多層
パリソン９、９に接触させて、多層パリソン９、９と分
割金型１０、１０のキャビテイ１１、１１との間に閉じ
た空間を形成する状態としたうえ、分割金型１０、１０
のキャビティ１１、１１の面から上記空間内の空気を真
空吸引して多層パリソン９、９を分割金型１０、１０の
キャビティ１１、１１の面に密着させる手段を採用して
いるので、一対の多層パリソン９、９がシート状であっ
ても分割金型１０、１０のキャビティ１１、１１に不規
則に接触することがなく、キャビティ１１、１１に均等
に密着させて予め樹脂中空成形品の略外形を成形したう
えでブロー成形することができる。このため、多層パリ
ソン９、９がシート状であっても成形不良が生ぜず、し
かも表面の表皮シート７にはキャビティ１１、１１から
凹状、凸状または凹凸状の木目調筋模様（あるいは石目
調筋模様）７ｃが良好に転写され、しかも、表皮シート
７にはその外層７ｂに木目調模様（あるいは石目調模
様）が印刷されていることと相俟って、天然材と比肩す
る優れた樹脂中空成形品１を得ることができる。表皮シ
ート７にキャビティ１１、１１からされる木目調模様
（あるいは石目調模様）の凹凸深さは５０μｍ〜５００
μｍである。
【００２０】なお、本発明に係る実施の形態によれば、
樹脂中空品１の内部に発泡体４を内装して、断熱性およ
び遮音性を向上させているが、用途によっては、この発
泡体４を内装しないものであってもよい。
樹脂中空品１の内部に発泡体４を内装して、断熱性およ
び遮音性を向上させているが、用途によっては、この発
泡体４を内装しないものであってもよい。
【００２１】
【実施例】次に実施例１〜６を示す。この実施例１〜６
において、シート状パリソン６は、ＭＩが０．２５ｇ／
１０分の旭化成株式会社製高密度ポリエチレン樹脂「サ
ンテック」Ｂ９７０（以下、ＨＤＰＥという）であり、
表皮シート７は積層構造であって、その内層が高密度ポ
リエチレン樹脂、外層が非結晶性ポリエステル樹脂（以
下、ＰＥＴ−Ｇという）で構成され、内層と外層の層間
にポリエステル・ウレタン系エラストマー（以下、ＴＰ
Ｕという）の接着層を構成している。なお、表面シート
７は単層構造のものであってもよい。
において、シート状パリソン６は、ＭＩが０．２５ｇ／
１０分の旭化成株式会社製高密度ポリエチレン樹脂「サ
ンテック」Ｂ９７０（以下、ＨＤＰＥという）であり、
表皮シート７は積層構造であって、その内層が高密度ポ
リエチレン樹脂、外層が非結晶性ポリエステル樹脂（以
下、ＰＥＴ−Ｇという）で構成され、内層と外層の層間
にポリエステル・ウレタン系エラストマー（以下、ＴＰ
Ｕという）の接着層を構成している。なお、表面シート
７は単層構造のものであってもよい。
【００２２】実施例１〜６は次のとおりである。
【００２３】
外 層 ／ 接着層／ 内 層 パリソン
PET−G／ TPU ／ HDPE 接着強度 外観
実施例１ 130μｍ／ 5μｍ／ 25μｍ HDPE ◎ ○
実施例２ 130μｍ／ 5μｍ／ 30μｍ HDPE ◎ ◎
実施例３ 130μｍ／ 5μｍ／ 40μｍ HDPE ◎ ◎
実施例４ 130μｍ／ 5μｍ／ 90μｍ HDPE ◎ ◎
実施例５ 130μｍ／ 5μｍ／ 100μｍ HDPE ◎ ◎
実施例６ 130μｍ／ 0μｍ／ 0μｍ HDPE × ×
【００２４】次に実施例７〜１２を示す。この実施例７
〜１２は、シート状パリソンと内層７ａを、ＭＩが０．
６ｇ／１０分の出光石油化学株式会社製のポリプロピレ
ン樹脂であるＥ−１５０ＧＫ（以下、ＰＰという）とし
た以外は実施例１〜６と同じである。
〜１２は、シート状パリソンと内層７ａを、ＭＩが０．
６ｇ／１０分の出光石油化学株式会社製のポリプロピレ
ン樹脂であるＥ−１５０ＧＫ（以下、ＰＰという）とし
た以外は実施例１〜６と同じである。
【００２５】
外 層 ／ 接着層／ 内 層 パリソン
PET−G／ TPU／ ＰＰ 接着強度 外観
実施例 ７ 130μｍ／ 5μｍ／ 25μｍ ＰＰ ◎ ○
実施例 ８ 130μｍ／ 5μｍ／ 30μｍ ＰＰ ◎ ◎
実施例 ９ 130μｍ／ 5μｍ／ 40μｍ ＰＰ ◎ ◎
実施例１０ 130μｍ／ 5μｍ／ 90μｍ ＰＰ ◎ ◎
実施例１１ 130μｍ／ 5μｍ／ 100μｍ ＰＰ ◎ ◎
実施例１２ 130μｍ／ 0μｍ／ 0μｍ ＰＰ × ×
【００２６】上記実施例６、実施例１２から、表皮シー
ト７に内層がないとシート状パリソン６に対する接着強
度が低いので、容易に剥がれるばかりでなく、ダイライ
ンを消せないので樹脂中空成形品の外観が損なわれるこ
とが分かる。また、実施例１、実施例７から、内層が３
０μｍ未満では表皮シート７のシート状パリソン６に対
する接着強度が高くても外層にダイラインが現れて外観
性が低下することが分かる。
ト７に内層がないとシート状パリソン６に対する接着強
度が低いので、容易に剥がれるばかりでなく、ダイライ
ンを消せないので樹脂中空成形品の外観が損なわれるこ
とが分かる。また、実施例１、実施例７から、内層が３
０μｍ未満では表皮シート７のシート状パリソン６に対
する接着強度が高くても外層にダイラインが現れて外観
性が低下することが分かる。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、分割金型の表皮シート
が対応するキャビティを凹状、凸状または凹凸状の模様
形成面とすることにより、加熱状態のシート状パリソン
に圧着していて、ブロー成形時に加熱状態のシート状パ
リソンからの熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着
される表皮シートに、そのキャビティの上記模様を忠実
に転写して、表面に天然木材に比肩する木目調または石
目調などの模様が現出した自然調の風合いに優れた樹脂
中空成形を得ることができる樹脂中空成形品のブロー成
形方法を提供し得るものである。
が対応するキャビティを凹状、凸状または凹凸状の模様
形成面とすることにより、加熱状態のシート状パリソン
に圧着していて、ブロー成形時に加熱状態のシート状パ
リソンからの熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着
される表皮シートに、そのキャビティの上記模様を忠実
に転写して、表面に天然木材に比肩する木目調または石
目調などの模様が現出した自然調の風合いに優れた樹脂
中空成形を得ることができる樹脂中空成形品のブロー成
形方法を提供し得るものである。
【図１】本発明に係る樹脂中空成形品のブロー成形方法
により成形された樹脂中空成形品を一部破断して示す全
体斜視図である。
により成形された樹脂中空成形品を一部破断して示す全
体斜視図である。
【図２】樹脂押出ヘッドから押し出されたシート状パリ
ソンの外面に、フィルム状の表皮シートを密着させて多
層パリソンとする態様を示す正面図である。
ソンの外面に、フィルム状の表皮シートを密着させて多
層パリソンとする態様を示す正面図である。
【図３】図２の破線円Ａ内の詳細構成を示す断面図であ
る。
る。
【図４】図２の破線円Ｂ内の詳細構成を示す断面図であ
る。
る。
【図５】一対の多層パリソンを分割金型間に配置した工
程を示す断面図である。
程を示す断面図である。
【図６】分割金型間に配置した一対の多層パリソンをキ
ャビティ面に真空吸着した工程を示す断面図である。
ャビティ面に真空吸着した工程を示す断面図である。
【図７】樹脂中空成形品内に発泡体を内装する工程を示
す断面図示す断面図である。
す断面図示す断面図である。
【図８】ブロー成形の工程を示す断面図である。
【図９】分割金型の一部詳細斜視図である。
【図１０】本発明に係る樹脂中空成形品のブロー成形方
法により成形された樹脂中空成形品の一部の詳細斜視図
である。
法により成形された樹脂中空成形品の一部の詳細斜視図
である。
１ 樹脂中空成形品
２ 主体層
３ 表面層
４ 発泡体
５ 樹脂押出ヘッド
６ シート状パリソン
７ 表面シート
７ａ 内層
７ｂ 外層
７ｃ 凹状、凸状または凹凸状の木目調筋模様（あるい
は石目調筋模様） ８ 圧着ロール ９ 多層パリソン １０、１０ 分割金型 １１、１１ キャビティ １１ａ キャビティ面 １１ｂ 凹部、凸部または凹凸状の筋 １２、１２ 摺動部 １３ 真空チャンバー １４ ブローピン １５ 接触面
は石目調筋模様） ８ 圧着ロール ９ 多層パリソン １０、１０ 分割金型 １１、１１ キャビティ １１ａ キャビティ面 １１ｂ 凹部、凸部または凹凸状の筋 １２、１２ 摺動部 １３ 真空チャンバー １４ ブローピン １５ 接触面
Claims (6)
- 【請求項１】 樹脂押出ヘッドから加熱状態で押し出し
た一対のシート状パリソンの少なくとも一方のシート状
パリソンの外面に表皮シートを密着し、この一対のシー
ト状パリソンを分割金型間に配置してブロー成形するこ
とにより、表皮シートに模様を現出させた樹脂中空成形
品を得る方法であって、分割金型の表皮シートが対応す
るキャビティを凹状、凸状または凹凸状の模様形成面と
して、ブロー成形時に加熱状態のシート状パリソンから
の熱伝導により溶融状態でキャビティに圧着される表皮
シートに、そのキャビティの上記模様を転写することを
特徴とする樹脂中空成形品のブロー成形方法。 - 【請求項２】 シート状パリソンと表皮シートは同材質
の樹脂からなることを特徴とする請求項１記載の樹脂中
空成形品のブロー成形方法。 - 【請求項３】 表皮シートは、内層と外層との多層構造
をなし、内層と外層との間に接着層を有することを特徴
とする請求項１記載の樹脂中空成形品のブロー成形方
法。 - 【請求項４】 樹脂押出ヘッドから押し出した少なくと
も一方のシート状パリソンの外面に表皮シートを対向さ
せ、圧着ロールにより互いに圧着一体化することを特徴
とする請求項１、２または３記載の樹脂中空成形品のブ
ロー成形方法。 - 【請求項５】 表皮シートの厚みは３０μｍ〜４００μ
ｍであることを特徴とする請求項１、２、３または４記
載の樹脂中空成形品のブロー成形方法。 - 【請求項６】 表皮シートの表面に形成される凹状、凸
状または凹凸状の模様の凹凸深さは５０μｍ〜５００μ
ｍであることを特徴とする請求項１、２、３、４または
５記載の樹脂中空成形品のブロー成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002055041A JP2003251684A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 樹脂中空成形品のブロー成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002055041A JP2003251684A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 樹脂中空成形品のブロー成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003251684A true JP2003251684A (ja) | 2003-09-09 |
Family
ID=28665983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002055041A Pending JP2003251684A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 樹脂中空成形品のブロー成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003251684A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007507366A (ja) * | 2003-09-30 | 2007-03-29 | サルフレックス ポリマーズ リミテッド | ステップ板を備えたランニングボードを形成する方法 |
| WO2008003387A1 (de) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Formwerkzeug zur herstellung von hohlkörpern aus thermoplastischem kunststoff mit einlegeteilen an der innenseite |
| EP1886791A1 (en) * | 2005-05-31 | 2008-02-13 | Kyoraku Co., Ltd. | Resin panel and method of producing the same |
| US7922949B2 (en) | 2006-07-07 | 2011-04-12 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Procedure for producing hollow bodies of thermoplastic material |
| JP2011073364A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Kyoraku Co Ltd | 樹脂成形品の成形方法 |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002055041A patent/JP2003251684A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007507366A (ja) * | 2003-09-30 | 2007-03-29 | サルフレックス ポリマーズ リミテッド | ステップ板を備えたランニングボードを形成する方法 |
| EP1886791A1 (en) * | 2005-05-31 | 2008-02-13 | Kyoraku Co., Ltd. | Resin panel and method of producing the same |
| EP1886791A4 (en) * | 2005-05-31 | 2010-11-10 | Kyoraku Co Ltd | RESIN PANEL AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME |
| EP2436505A1 (en) * | 2005-05-31 | 2012-04-04 | Kyoraku Co.,Ltd. | Resin panel for interior articles of automobiles |
| WO2008003387A1 (de) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Formwerkzeug zur herstellung von hohlkörpern aus thermoplastischem kunststoff mit einlegeteilen an der innenseite |
| US7922949B2 (en) | 2006-07-07 | 2011-04-12 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Procedure for producing hollow bodies of thermoplastic material |
| CN101489759B (zh) * | 2006-07-07 | 2012-03-21 | 考特克斯·特克斯罗恩有限公司及两合公司 | 用于由热塑性塑料制造内侧带有嵌入件的空心体的成形工具 |
| US8329082B2 (en) | 2006-07-07 | 2012-12-11 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Procedure for producing hollow bodies of thermoplastic material |
| JP2011073364A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Kyoraku Co Ltd | 樹脂成形品の成形方法 |
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