JP2003250618A - ビジネスツール収納バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビジネスツール、カード類を一まとめにスッ
キリ収納し、携帯することができるうえ、必要に応じて
容易に取出すことができるビジネスツール収納バッグを
提供すること。 【解決手段】 手帳、メモ帳、書類、筆記具、小物類の
ようなビジネスツールおよびカード類をまとめて収納す
るビジネスツール収納バッグであって、手帳用ポケット
１、２、メモ帳用ポケット３、書類用ポケット５、ペン
ホルダ６、７および小物類ポケット８、９を有するビジ
ネスツール収納部１０と、名刺ホルダ１１およびカード
ホルダ１２を有するカード類収納部２０とを有し、ビジ
ネスツール収納部１０をファスナ２１による開閉式収納
部、カード類収納部２０を、ワンタッチで開閉できるマ
グネット２２による固定式収納部としたこと。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ビジネスツール収
納バッグに係り、特に、手帳、筆記具、小物類をはじめ
とするビジネスツールと、名刺、カード類等を一まとめ
に整理、収納して携帯することができるビジネスツール
収納バッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】手帳、メモ帳、書類、筆記具等、および
携帯電話、カード電卓等の小物類は、ビジネスツールと
呼ばれ、現代のビジネスマンおよびビジネスウーマン
（以下、単にビジネスマンという）にとっての必需品で
あり、ＴＰＯ（時と場所がらと場合）に応じて使い分け
られている。これらビジネスツールは、一つでも不足す
ると実用上または精神上にも不都合が生じるので一まと
めに整理して携帯できることが好ましい。また、名刺、
キャッシュカード、定期券等のカード類は、ビジネスに
出掛ける場合のみならず現代の日常生活における必需品
であり、これらも一まとめに整理して携帯できることが
好ましい。

【０００３】そこで、ビジネスマンの要求に応えるべ
く、種々の収納バッグが開発されている。図５は、従来
の携帯用物品収納バッグを示す説明図である。図におい
てこの携帯用物品収納バッグは、バッグ本体３１と、該
バッグ本体３１に設けられたＢ４サイズの大きさの収納
部３２、Ａ４サイズの大きさの収納部３３、３４と、前
記Ｂ４サイズの収納部３２とＡ４サイズの収納部３３お
よび３４との大きさの差から生じる凹部を利用した携帯
電話収納部３５とから主として構成されている。

【０００４】そして、例えばＡ４サイズの書類等がＡ４
サイズの大きさの収納部３３または３４に収納され、Ｂ
４サイズの大きさの書類等はＢ４サイズの大きさの収納
部３２に収納され、携帯電話が携帯電話収納部３５に収
納され、ビジネスマンに携帯される。

【０００５】しかしながら、上記従来技術は、ビジネス
マンの必需品であるビジネスツールの一部としての書類
と携帯電話のみをまとめて収納するものであり、他のビ
ジネスツールは別のバッグまたは洋服のポケット等に収
納して持ち歩かねばならないという問題があった。一
方、上記不都合を回避するために、全てのビジネスツー
ルを大きめのバッグに詰め込んでビジネスに臨むことも
考えられるが、かかる場合、各ツールがバッグ内で移動
するために、必要なツールを直ちに取出すことができ
ず、ビジネスに影響があるだけでなく、精神的にもイラ
イラが重なりストレスの原因になるという問題があっ
た。そこで、必要最小限のビジネスツールを全部一まと
めに収納して携帯できるビジネスツール収納バッグの開
発が望まれていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決し、手帳、メモ帳、書類、筆記
具等の必要最小限のビジネスツールおよび名刺、キャッ
シュカード等のカード類（以下、これらをまとめてビジ
ネスツールと総称することがある）を一まとめにスッキ
リ収納し、携帯することができるうえ、必要に応じて容
易に取出すことができるビジネスツール収納バッグを提
供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願で特許請求する発明は以下のとおりである。 （１）手帳、メモ帳、書類、筆記具、小物類のようなビ
ジネスツールおよびカード類をまとめて収納するビジネ
スツール収納バッグであって、手帳用ポケット、メモ帳
用ポケット、書類用ポケット、ペンホルダおよび小物類
ポケットを有するビジネスツール収納部と、名刺ホルダ
およびカードホルダを有するカード類収納部とを有し、
前記ビジネスツール収納部をファスナ開閉式収納部、カ
ード類収納部を、ワンタッチで開閉できるマグネット固
定式収納部としたことを特徴とするビジネスツール収納
バッグ。

【０００８】（２）前記ビジネスツール収納部とカード
類収納部を、前記ビジネスツール収納部を形成する側面
シート状物を介して隣接させたことを特徴とする上記
（１）に記載のビジネスツール収納バッグ。 （３）前記小物類ポケットの収納口の幅方向に沿って滑
り落ち防止用のゴムベルトを設けたことを特徴とする上
記（１）または（２）に記載のビジネスツール収納バッ
グ。 （４）前記手帳用ポケットが、手帳のカバーまたは表紙
のみを差し込んで固定するポケットであることを特徴と
する上記（１）〜（３）の何れかに記載のビジネスツー
ル収納バッグ。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１〜４は、本発明の一実施例で
あるビジネスツール収納バッグの説明図であり、図１
は、ビジネスツール収納部とカード類収納部の位置関係
を示す斜視図、図２は、ビジネスツール収納部を示す説
明図、図３は、ガード類収納部を示す説明図、図４は、
ビジネスツール収納部に設けられた小物類収納用ポケッ
トの収納口を示す拡大図である。

【００１０】図１〜図３において、このビジネスツール
収納バッグは、手帳を収納する手帳用ポケット１および
２と、メモ帳またはノートを収納するメモ帳用ポケット
３と、メモパッドを収納するメモパッド用ポケット４
と、各種書類を収納する書類用ポケット５と、筆記具を
収納するペンホルダ６および７と、携帯電話、カード電
卓、定規等の小物類を収納する小物類ポケット８および
９とを有するビジネスツール収納部１０と、名刺を収納
する名刺ホルダ１１、キャシュカード等のカード類を収
納するカードホルダ１２および定期券を収納する定期券
ホルダ１３を有するカード類収納部２０とを有し、前記
ビジネスツール収納部１０をファスナ２１による開閉式
収納部、カード類収納部２０を、ワンタッチで開閉でき
る、凹凸嵌合型マグネット２２による固定式収納部とし
たものである。

【００１１】また、図１において、このビジネスツール
収納バッグは、ビジネスツール収納部１０とカード類収
納部２０が、前記ビジネスツール収納部１０を形成する
側面シート状物を介して隣接するように構成されてい
る。図４は、ビジネスツール収納部１０に設けられた小
物類ポケット８および９の収納口を示す拡大図である。
図４において、小物類ポケット８および９の収納口の幅
方向に沿ってそれぞれ伸縮自在なゴムベルト２３が掛け
渡すように配置されている。

【００１２】このような構成のビジネスツール収納バッ
グにおいて、ビジネスツール収納部１０の手帳用ポケッ
ト１には大きめの手帳のカバーまたは表紙のみが挿入さ
れて固定され、手帳用ポケット２には、例えば小さめの
手帳のカバーまたは表紙のみが差し込まれて固定、収納
される。また、メモ帳またはノートはメモ帳用ポケット
３に、メモパッドはメモパッド用ポケット４に、各種書
類は書類用ポケット５に、筆記具としての万年筆、ボー
ルベン、シャープペンシル等はペンホルダ６または７
に、携帯電話、カード電卓、定規等の小物類は小物類用
ポケット８または９にそれぞれ収納され、ファスナ２１
によってビジネスツール収納部１０が閉じられる。この
とき、小物としての、例えばカード電卓２４を収納する
場合は、例えば小物類ポケット８の収納口の幅方向に沿
って設けられたゴムベルト２３の下側をくぐらせて収納
し（図４参照）、その一端が前記ゴムベルト２３によっ
て固定されるように係止することにより、ビジネスツー
ル収納バッグ本体を傾けたり、上下反転させた場合であ
っても前記カード電卓の滑り落ちが防止される。

【００１３】一方、カード類収納部２０の各ホルダに
は、それぞれ名刺、キャッシュカード、定期券等が挿
入、収納され、凹凸型マグネット２２を嵌合することに
よってカード類収納部２０が閉じられる。このようにし
て手帳、メモ帳、筆記具、カード類等が収納されたビジ
ネスツール収納バッグは、ビジネスマンに携行され、必
要に応じて、ビジネスツール収納部１０またはカード類
収納部２０が開かれ、目的のツールが取り出され、使用
される。

【００１４】本実施例によれば、ビジネスツール収納部
１０とカード類収納部２０を、前記ビジネスツール収納
部１０を形成する側面シート状物を介して隣接するよう
に構成したことにより、ビジネスツール収納部１０とカ
ード類収納部２０をそれぞれ手帳または本のページをめ
くるように開くことができる。

【００１５】本実施例によれば、ビジネスツール収納部
１０をカード類収納部２０とは別個の収納部としたこと
により、必要に応じてビジネスツール収納部１０または
カード類収納部２０のみを開いて目的のツールを容易に
取出すことができる。また、ビジネスツール収納部１０
およびカード類収納部２０に各種ビジネスツールの収納
部を配置したことにより、収納されていないものを視覚
的に瞬時に見分けることができるので、忘れ物を極力な
くすことができる。

【００１６】本実施例によれば、カード類収納部の開閉
手段として凹凸状のマグネット方式を採用したことによ
り、駅の改札口、銀行窓口、訪問先の受付等で必要な時
に瞬時に開いて必要なカードまたは名刺のみを直ちに取
り出して迅速に対応することができる。本実施例によれ
ば、小物類用ポケット８または９の収納口の幅方向に沿
って滑り落ち防止用のゴムベルト２３を設けたことによ
り、ポケットに収納した落ちやすい小物類、例えばカー
ド電卓、定規等を確実に固定することができるので滑り
落ちを防止することができる。

【００１７】本実施例によれば、手帳用ポケットを、手
帳のカバーまたは表紙のみを挿入して固定するポケット
としたことにより、ポケットに収納した状態で手帳を開
いて記載事項を参照し、または必要事項を追加記入する
ことができる。

【００１８】本実施例において、手帳用ポケット１は、
ビジネスツール収納部１０の内側面のほぼ全体を収納面
とする、大きめの手帳用ポケットであり、手帳用ポケッ
ト２は、ビジネスツール収納部１０の内側面のほぼ１／
２を収納面とする、小さめの手帳用のポケットである。
手帳用ポケットを構成するシート状物としてメッシュま
たは孔あきシートを採用することが好ましい。これによ
ってポケットに差し込んだカバーまたは表紙部分に記載
された事項を判読することができる。

【００１９】本実施例において、手帳用ポケット１また
は２と、書類用ポケット５とは１枚のシート状物を介し
て隣接している。これによって必要部材点数を低減する
ことができる。本実施例において、書類用ポケット、メ
モ帳用ポケット内をシート状物で２または３分割するこ
ともできる。これによって複数の書類、メモ帳等をそれ
ぞれ区別して収納することができる。

【００２０】本実施例において、メモ帳用ポケット３と
メモパッド用ポケット４とは、例えば１枚のシート状物
を介して隣接させることができる。これによって必要部
材点数が低減する。本実施例において、小物用ポケット
８および９をまとめて少し大きめの小物収納部とし、該
小物収納部の収納口にホック開閉式の蓋部材を設けても
よい。

【００２１】本実施例においてペンホルダ６または７を
上下に２個隣接して設けることもできる。これによって
筆記具をより確実に固定することができる。本実施例に
おいて、カードホルダの裏面シートを二重にして他のカ
ード類収納部とすることもできる。

【００２２】本発明において、書類には、例えば会議
録、論文、報告書等の書面または書面の集合体が含まれ
る。メモ帳には、例えば白紙を綴じたメモ帳の他、罫線
またはマス目が記入されたノートブックが含まれる。メ
モパッドとは、必要事項を記載したのち該当ページのみ
を剥がして別の場所に貼着することができる用紙の積層
体が含まれる。小物類には、例えば携帯電話、カード電
卓、定規、分度器、消しゴム、コンパス等をはじめとす
るビジネスマンがビジネスで使用する各種のツールが含
まれる。

【００２３】

【発明の効果】本願の請求項１に記載の発明によれば、
ビジネスツールを纏めて収納、整理することができるの
で、必要な時に必要な収納部のみを開いて必要なツール
だけを取り出して使用することができる。また、カード
類収納部をマグネット式開閉方式としたことより、ファ
スナを開ける等の煩雑な作動を要することなく、必要な
カードを迅速に取り出して使用することができる。

【００２４】本願の請求項２に記載の発明によれば、上
記発明の効果に加え、ビジネスツール収納部およびカー
ド類収納部を、あたかも手帳または本のページを開くよ
うな気軽さで開くことができる。本願の請求項３に記載
の発明によれば、上記発明の効果に加え、ずり落ちやす
い小物類であっても確実に収納、固定することができ
る。

【００２５】本願の請求項４に記載の発明によれば、上
記発明の効果に加え、手帳をポケットに収納したまま、
必要なページを開いて使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す斜視図。

【図２】ビジネスツール収納部を示す説明図。

【図３】カード類収納部を示す説明図。

【図４】小物類収納部の収納口を示す拡大図。

【図５】従来技術を示す説明図。

【符号の説明】

１、２…手帳用ポケット、３…メモ帳用ポケット、４…
メモパッド用ポケット、５…書類用ポケット、６、７…
ペンホルダ、８、９…小物類ポケット、１０…ビジネス
ツール収納部、１１…名刺ホルダ、１２…カードホル
ダ、１３…定期券ホルダ、２０…カード類収納部、２１
…ファスナ、２２…凹凸嵌合型マグネット、２３…ゴム
ベルト、２４…カード電卓、３１…バッグ本体、３２…
Ｂ４サイズの大きさの収納部、３３、３４…Ａ４サイズ
の大きさの収納部、３５…携帯電話収納部。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 手帳、メモ帳、書類、筆記具、小物類の
   ようなビジネスツールおよびカード類をまとめて収納す
   るビジネスツール収納バッグであって、手帳用ポケッ
   ト、メモ帳用ポケット、書類用ポケット、ペンホルダお
   よび小物類ポケットを有するビジネスツール収納部と、
   名刺ホルダおよびカードホルダを有するカード類収納部
   とを有し、前記ビジネスツール収納部をファスナ開閉式
   収納部、カード類収納部を、ワンタッチで開閉できるマ
   グネット固定式収納部としたことを特徴とするビジネス
   ツール収納バッグ。
2. 【請求項２】 前記ビジネスツール収納部とカード類収
   納部を、前記ビジネスツール収納部を形成する側面シー
   ト状物を介して隣接させたことを特徴とする請求項１に
   記載のビジネスツール収納バッグ。
3. 【請求項３】 前記小物類ポケットの収納口の幅方向に
   沿って滑り落ち防止用のゴムベルトを設けたことを特徴
   とする請求項１または２に記載のビジネスツール収納バ
   ッグ。
4. 【請求項４】 前記手帳用ポケットが、手帳のカバーま
   たは表紙のみを差し込んで固定するポケットであること
   を特徴とする請求項１〜３の何れかに記載のビジネスツ
   ール収納バッグ。