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JP2003116669A - エアマットの制御装置とその制御方法 - Google Patents

エアマットの制御装置とその制御方法

Info

Publication number
JP2003116669A
JP2003116669A JP2001314724A JP2001314724A JP2003116669A JP 2003116669 A JP2003116669 A JP 2003116669A JP 2001314724 A JP2001314724 A JP 2001314724A JP 2001314724 A JP2001314724 A JP 2001314724A JP 2003116669 A JP2003116669 A JP 2003116669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
air
bag group
air supply
compressed air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001314724A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Nakao
春樹 中尾
Norikazu Takagi
則和 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP2001314724A priority Critical patent/JP2003116669A/ja
Priority to KR10-2002-0040146A priority patent/KR100486761B1/ko
Publication of JP2003116669A publication Critical patent/JP2003116669A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/08Fluid mattresses
    • A47C27/081Fluid mattresses of pneumatic type
    • A47C27/083Fluid mattresses of pneumatic type with pressure control, e.g. with pressure sensors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/08Fluid mattresses
    • A47C27/081Fluid mattresses of pneumatic type
    • A47C27/082Fluid mattresses of pneumatic type with non-manual inflation, e.g. with electric pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/08Fluid mattresses
    • A47C27/10Fluid mattresses with two or more independently-fillable chambers

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所期設定圧に圧力制御を行うことによって身
体への集中的圧迫や特定個所への圧迫の継続を効果的に
防止し、もって優れた床擦れ防止効果を発揮するエアマ
ットの制御装置とその制御方法を提供する。 【解決手段】 複数系統からなる各系統に接続された複
数の空気袋群2a、2bを交互に併設したエアマット2
の制御装置であって、このエアマット2の制御装置にロ
ータリーバルブ5を介して圧縮空気供給源9を設け、こ
の圧縮空気供給源9とロータリーバルブ5を接続する給
気パイプ9aに圧力センサ15を設けたエアマットの制
御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常のエアマッ
ト、またはベッド等に臥床している病人等に対して床擦
れの発生を防止するために利用されるエアマットの制御
装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療、或は介護現場等において、病人等
が長期に渡って臥床している場合には身体に床擦れが起
こる可能性があり、従来より、この床擦れを防ぐために
各種のエアマット装置が提供されている。
【0003】例えば、特開平9−38153号公報にお
けるエアマット装置は、複数のグループに分けてそれぞ
れ連通させた袋状のエアセルと、各グループとエアポン
プ間のエア移送路を切り換える分配器を備え、運転時に
はエアセルに延設した帰還路からエアセル内のエアを圧
力センサに導いてエア圧を検知することによってエア圧
を制御するようにしている。
【0004】一方、特開平11−46934号公報のエ
アマットのエア供給装置は、チューブ状のエアセルより
なる第1、第2エアセル群と、この各エアセル群への空
気を供給或は排気を切換えるエア切換え弁と、これらを
接続するエアチューブと制御するための制御回路を具備
している。動作時には、エアセル群内の圧力が予め設定
された設定値より低いときにはエアポンプを強運転し、
また、設定値より高くなったときにはエアポンプを弱運
転するようにし、この動作を繰り返すことでエアセル群
内の圧力を設定圧に近づけるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、次のような課題点を有している。特開平9
−38153号公報におけるエアマット装置は、膨張過
程である給気時のエアセル内の圧力は制御されている
が、収縮過程である排気時の圧力は積極的に制御されて
おらず、従ってエアセル内の圧力制御を高精度に行えな
くなり、体圧を効果的に分散させることが難しかった。
【0006】また、特開平11−46934号公報にお
けるエアマットのエア供給装置は、何れか一方のエアセ
ル群にエアを給気している間には、圧力センサによって
このエア給気側のエアセル群の圧力検知のみが行われ、
もう一方の排気側エアセル内の圧力が検知されることが
ないため、給気側と排気側のエアセル全体の圧力を一度
に制御することができなかった。
【0007】従って、これらによると、給排気時におい
てエアセル同士には高い圧力差が生じ、身体にかかる負
荷が大きくなり、また、身体の一部に負荷がかかること
によって圧迫が継続して起こり、床擦れを確実に防ぐこ
とができない。また、これらのエアマットの制御装置
は、エアセル群同士の圧力差を効果的に制御することが
できないため、体圧の分散状態が悪く、臥床時の体圧を
効果的に分散することが難しかった。
【0008】本発明は、従来の課題点に鑑みて開発に至
ったものであり、その目的とするところは、所期設定圧
に圧力制御を行うことによって身体への集中的圧迫や特
定個所への圧迫の継続を効果的に防止し、もって優れた
床擦れ防止効果を発揮するエアマットの制御装置とその
制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数系統からなる各系統に
接続された複数の空気袋群を交互に併設したエアマット
の制御装置であって、このエアマットの制御装置にロー
タリーバルブを介して圧縮空気供給源を設け、この圧縮
空気供給源とロータリーバルブを接続する給気パイプに
圧力センサを設けたエアマットの制御装置である。
【0010】請求項2に係る発明は、前記ロータリーバ
ルブには、このロータリーバルブの給気または排気の位
置を認識する位置センサと、ロータリーバルブを回転さ
せるステッピングモータとが設けられ、更に、ロータリ
ーバルブと前記圧縮空気供給源とに設けられた給気パイ
プの途中には、少なくとも1つの圧力センサを設けたエ
アマットの制御装置である。
【0011】請求項3に係る発明は、前記圧力センサで
各空気袋群の圧力を計測する際には、給気側の袋群の計
測は、前記ロータリーバルブを給気の位置で前記圧縮空
気供給源を停止して圧力が安定した後に計測を行い、排
気側の袋群の計測は、圧縮空気供給源を停止した状態で
前記ステッピングモータを回転し、前記ロータリーバル
ブを給気の位置にして圧力が安定した後に計測を行い、
前記給気側の袋群にあっては、圧縮空気供給源の駆動を
断続的に繰り返して設定圧力にすると共に、前記排気側
の袋群にあっては、圧縮空気供給源を停止した状態でス
テッピングモータを回転させロータリーバルブを交互に
給気の位置と排気の位置とに切り換えて設定圧力にする
エアマットの制御装置である。
【0012】請求項4に係る発明は、前記ロータリーバ
ルブは、前記ステッピングモータを回転させて給気の位
置と排気の位置とに交互に切り換えた時に、ロータリー
バルブに設けられた給気溝が排気の位置を通過しない形
状になっているエアマットの制御装置である。
【0013】請求項5に係る発明は、複数系統からなる
各系統に接続された複数の空気袋群を交互に併設したエ
アマットの各空気袋群に圧縮空気供給源を駆動させ圧縮
空気を給気して膨張させ、圧縮空気供給源を停止して収
縮させるエアマットの制御方法であって、前記両系統の
各空気袋群に圧縮空気供給源を駆動させ圧縮空気を給気
して両各空気袋群を設定圧に膨張させた後、圧縮空気供
給源を停止して一方の各空気袋群を設定圧に収縮させ
て、この状態を一定時間保持させた後、収縮した各空気
袋群を圧縮空気供給源を駆動させ圧縮空気を給気して他
方の系統の各空気袋群の膨張している設定圧と同圧にし
た後、圧縮空気供給源を停止し他方の各空気袋群を設定
圧に収縮させて、この状態を一定時間保持させた後、収
縮した各空気袋群を圧縮空気供給源を駆動させ圧縮空気
を給気して一方の系統の各空気袋群の膨張している設定
圧と同圧に制御し、これを繰り返し制御できるようにし
たエアマットの制御方法である。
【0014】請求項6に係る発明は、前記各空気袋群の
膨張時の圧力設定は、目標設定圧力よりも低い圧力から
断続的に圧縮空気供給源を駆動し、給気を繰り返し圧力
センサで圧力を計測しながら設定圧力に持っていき、収
縮時の圧力設定は、目標設定圧力よりも高い圧力から断
続的に圧縮空気供給源を停止した状態で、排気を繰り返
し圧力センサで圧力を計測しながら設定圧力に持ってい
くようにしたエアマットの制御方法である。
【0015】請求項7に係る発明は、前記各空気袋群の
設定圧力を計測する時には、膨張させる側の袋群にあっ
ては、圧縮空気供給源を給気状態で停止し圧力が安定し
た後に圧力センサで計測し、収縮させる側の袋群にあっ
ては、排気から圧縮空気供給源が停止した状態で給気状
態に戻し、圧力が安定した後に圧力センサで計測するよ
うにしたエアマットの制御方法である。
【0016】請求項8に係る発明は、前記一方の各空気
袋群が膨張し、他方の各空気袋群が収縮した状態で一定
時間保持されているときに、所定時間毎に膨張側と収縮
側の圧力を交互に圧力センサで計測するようにしたエア
マットの制御方法である。
【0017】請求項9に係る発明は、前記一方の各空気
袋群が膨張し他方の各空気袋群が収縮した状態の時、膨
張した袋群と収縮した袋群の圧力差を小さくして身体を
両空気袋群で受けるようにしたエアマットの制御方法で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明におけるエアマッ
トの制御装置と制御方法の一実施形態を図面に従って説
明する。図1は、本発明におけるエアマットの制御装置
の一例を示す参考図であり、図において、1は装置本
体、2はエアマット、3は第1流路管3a、及び第2流
路管3bからなる流路管であり、装置本体1とエアマッ
ト2をこの流路管3で接続して圧縮空気流路を形成して
いる。
【0019】エアマット2は、内部に圧縮空気を給気、
或は排気可能な複数系統からなる各系統に接続された複
数の空気袋群を並設し、本例における空気袋群は、第1
流路管3aに接続するA空気袋群2a、及び第2流路管
3bに接続するB空気袋群2bを一組としてエアマット
2を構成している。各流路管3a、3b内に圧縮空気を
給排気した場合には各空気袋群2a,2bごとに膨張・
収縮が可能であり、身体bをエアマット2に臥床したと
きに圧力差を設けるようにしている。この空気袋群2
a,2bは、密封性を有する布・樹脂製で溶着などの手
段によって袋状に形成され、エアマット2の長手方向に
交互に並設するようにしている。
【0020】流路管3は、可撓性を有するゴムホース等
からなり、この3a、3bからなる流路管3の一端はA
空気袋群2a、B空気袋群2bにそれぞれ設けた図示し
ない接続部に接続し、一方、他端は図2に示されるロー
タリーバルブ5に設けた第1流路孔(以下、Aポートと
いう)5aと、第2流路孔(以下、Bポートという)5
bにそれぞれ接続して空気流路を形成している。
【0021】図2は、装置本体1内部の回路構成を示す
回路図である。図において、9は圧縮空気を供給するた
めの圧縮空気供給源(以下、エアポンプという)、9a
は給気パイプであり、本実施例におけるエアマットの制
御装置は、エアマット2にロータリーバルブ5を介して
エアポンプ9を設け、このエアポンプ9とロータリーバ
ルブ5を接続する給気パイプ9aにエアマット2内の圧
力を検知可能に少なくとも1つの圧力センサ15を設け
ている。
【0022】ロータリーバルブ5は、図7に示すように
ステッピングモータ8に接続されてステッピングモータ
8からの回転が伝達され、このロータリーバルブ5は、
ステッピングモータ8に軸着されたジョイント17を取
付け、さらにこのジョイント17にローター5cを取付
けており、ステッピングモータ8が回転するとこの回転
はジョイント17を介してローター5cに伝達してロー
ター5cが回転自在になるように設けている。
【0023】Aポート5a及びBポート5bは、装置本
体1内部に固定された固定部16側に設けられ、このA
ポート5a、Bポート5bは、ローター5c側に略円弧
状の溝状部位を備えている。また、固定部16には、エ
アポンプ9と接続され、このエアポンプ9から供給され
る圧縮空気をロータリーバルブ5内に給気するための給
気孔6、また、エアマット2内の圧縮空気を空気中に排
気するための排気孔7を空気流路としてそれぞれ設けて
いる。
【0024】図1及び図2において、エアマット2のA
空気袋群2a及びB空気袋群2bの空気流路は、給気パ
イプ9aを通じて給気孔6と連通しており、この給気パ
イプ9a内の圧力を圧力センサ15で計測することでA
空気袋群2a又はB空気袋群2b内の圧力を計測可能に
している。
【0025】ローター5cは、固定部16と面圧シール
によって保持されており、ローター5cと固定部16と
の密接によってロータリーバルブ5の内部に形成される
空気流路をローター5cが回転することによって切り換
え可能に設けている。ローター5cを回転させるとこの
ローター5cに設けた略く字形状に曲折した溝状の給気
溝5dを介して固定部16のAポート5a、又はBポー
ト5bの溝状部位と、給気孔6、又は排気孔7とがそれ
ぞれ連通して図11に示すように空気流路を形成するよ
うにしている。ローター5cの回転動作は、制御回路1
1内のマイコン12によって制御され、マイコン12か
らステッピングモータ8に信号を発することによって高
精度に制御可能に設けている。なお、13は、ローター
5cとジョイント17との間に弾発させて設けたばねで
あり、ローター5cを固定部16側に弾発保持してい
る。
【0026】5eは、ローター5c外周の環状突出部位
に複数箇所穿孔するようにして形成した検知部であり、
一方、10はローター5cの環状部位を挟むようにして
設けた位置センサである。ステッピングモータ8を動作
させ、ローター5cの回転時には、位置センサ10が検
知部5eを検知して、この検知データが制御回路11に
送られ、制御回路11によってこの検知データから給気
溝5dの状態を認識してロータリーバルブ5の給気また
は排気の位置を認識するようにしている。なお、検知部
5eの穿孔位置は、図以外の穿孔箇所に設けるようにし
てもよく、ローター5cが回転したときに位置センサ1
0によって検知可能であればよい。
【0027】制御回路11は、圧力センサ15と、ステ
ッピングモータ8に電気的に接続され、ステッピングモ
ータ8の動作を制御可能なマイコン12と、圧力を設定
可能に装置本体1の外部に設けた圧力設定操作部(ボタ
ン)14を備えている。圧力設定ボタン14は、例え
ば、30、50、80、100kgの各段階の体重に設
定された操作部(ボタン)であり、臥床する身体の体重
に応じてこのボタンを押すと、その体重に適した各空気
袋群2a、2bの膨張及び収縮時の圧力が設定され、そ
の設定圧になるようにマイコン12で制御しながら圧縮
空気の給排気を行っている。
【0028】制御回路11は、位置センサ10によって
検知された検知部5eの状態と圧力センサ15によって
計測されたエアマット2内の圧力値に応じてステッピン
グモータ8の回転動作並びにエアポンプ9の運転動作を
制御している。なお、1aは電源スイッチ、1bは家庭
用電源に接続するための電源コードである。
【0029】次に、上記実施形態の作用を説明する。本
例におけるエアマットの制御装置を動作させると、この
制御装置は、両系統の各空気袋群2a、2bにエアポン
プ9を駆動させ圧縮空気を給気して両各空気袋群2a、
2bを設定圧に膨張させた後、エアポンプ9を停止して
一方の各空気袋群を設定圧に収縮させて、この状態を一
定時間保持させた後、収縮した各空気袋群をエアポンプ
9を駆動させ圧縮空気を給気して他方の系統の各空気袋
群の膨張している設定圧と同圧にした後、エアポンプ9
を停止し他方の各空気袋群を設定圧に収縮させて、この
状態を一定時間保持させた後、収縮した各空気袋群をエ
アポンプ9を駆動させ圧縮空気を給気して一方の系統の
各空気袋群の膨張している設定圧と同圧に制御し、これ
を繰り返し制御するようにしている。
【0030】この動作を説明すると、先ず、家庭用電源
に電源コード1bを差し込み電源スイッチ1aをオンに
して装置本体1を動作させると、エアポンプ9からの圧
縮空気がロータリーバルブ5に接続した給気パイプ9a
を介してA空気袋群2a、及びB空気袋群2b内に給気
される。この圧縮空気は、以降図6のチャート図に示す
ような給排気サイクルによって各空気袋群2a,2bに
給排気される。
【0031】各空気袋群2a、2b内の圧力は、図11
の(a)〜(e)の状態に示すようにロータリーバルブ
5のローター5cをステッピングモータ8で回転駆動さ
せることによって圧力制御し、例えば、エアポンプ9が
動作した状態で(a)の状態にすると、給気溝5dを介
して固定部16の給気孔6とAポート5a及びBポート
5bとが連通し、エアポンプ9からの圧縮空気がAポー
ト5a、Bポート5bの両方に給気され、A空気袋群2
a、B空気袋群2bが共に膨張を開始する。
【0032】空気袋群2a、2b内の圧力が圧力設定ボ
タン14によって設定した設定圧に近づくと、エアポン
プ9から給気を断続的に行うようにエアポンプ9の運転
・停止動作をマイコン12で制御して目標設定圧力より
も低い圧力から徐々に段階的に圧力を上げて設定圧に近
づけるようにしている。この状態で身体bを臥床し、引
き続き仰臥した体重に応じた設定圧になるまで給気が断
続的に行われる。このときの圧力計測は、給気パイプ9
aに設けた1つの圧力センサ15によって行い、この圧
力計測は、ロータリーバルブ5からの給気を一旦停止
し、所定時間が経過した後に安定した状態の圧力値とな
った空気袋群2a、2b内の圧力を計測する。なお、こ
のときの設定圧としては、本例では、例えば、5KPa
(0.05kg/cm)に設定している。
【0033】なお、この(a)の状態は、運転開始時に
両空気袋群2a、2bを同時に膨張させるための状態で
あり、空気袋群2a、2bが設定圧まで上がると、以降
の圧力制御は、ローター5cを回転制御して(b)〜
(e)の状態にすることによって行われる。
【0034】次に、図3に示すように、B空気袋群2b
から排気を行なって圧力を下げ、B空気袋群2bを収縮
させる。このときの動作としては、エアポンプ9を停止
させると共に、マイコン12によってステッピングモー
タ8を制御してローター5cを回転して(e)の状態に
すると、給気溝5dを介してBポート5bと排気孔7と
が連通し、B空気袋群2b内の圧縮空気が排気口7から
排気される。このときAポート5aは、ローター5cに
よって塞がれているためA空気袋群2a内の圧力は保持
され、A空気袋群2aの膨張を保つようにしながらB空
気袋群2bのみを収縮させるようにしている。
【0035】B空気袋群2b内の圧力が収縮時における
設定圧に近づくと、ローター5cが回転して給気の状態
である(d)の状態になり、この状態においてBポート
5bと給気孔6とが連通すると共にB空気袋群2bから
の排気が停止し、この状態で所定時間経過させることに
よってB空気袋群2b内の圧力を安定させ、安定状態に
なったら圧力センサ15によって圧力の計測を行うよう
にしている。
【0036】計測した圧力が収縮時における設定圧より
も高い場合には、ステッピングモータ8を回転させ再度
ロータリーバルブ5を(e)の排気の位置にし、B空気
袋群2bから排気し、再び(d)の状態に戻して所定時
間経過後に圧力の計測を行う。このようにエアポンプ9
を停止した状態でロータリーバルブ5を交互に給気の状
態と排気の状態とに切り換える動作を繰り返し行うこと
で収縮時の圧力設定を目標設定圧力よりも高い圧力から
断続的に排気を繰り返すことによって行い、圧力センサ
15で圧力を計測しながら設定圧力に持っていくように
して高精度の圧力調整を行うようにしている。
【0037】収縮時におけるB空気袋群2bの設定値と
しては、本例では、例えば、4.5KPa(0.045
kg/cm)を設定圧とし、一方、このとき膨張して
いるA空気袋群2aは、5KPa(0.05kg/cm
)に維持されている。このように膨張している空気袋
群と収縮している空気袋群との設定圧の圧力差を0.5
KPa(0.005kg/cm)以下に抑えて空気袋
群2a、2bの圧力差を極力小さくすることによって、
身体bを臥床して空気袋群から圧力を受けたときに極僅
かな圧力差によって身体bへの圧迫の継続を防ぐことが
できる。
【0038】両空気袋群2a、2bが設定圧に所定時間
保持されている間には、図示しないホース接続部やばね
13による面圧シールを行っているロータリーバルブ5
等から徐々に空気漏れが生じるため、この間において、
両空気袋群2a、2b内の圧力を所定時間毎に圧力セン
サ15で交互に計測して当該空気袋群の設定圧力を保持
するようにしている。例えば、上記のようにB空気袋群
2bが膨張状態、A空気袋群2aが収縮状態で5分間保
持されている状態において各空気袋群2a、2b内の圧
力を圧力センサ15で計測しながら圧力調整を行う場合
の動作を説明する。
【0039】先ず、(b)の状態にロータリーバルブ5
が回転すると、給気孔6とAポート5aとが連通して収
縮状態のA空気袋群2a内の圧力を計測し、本例におい
ては、例えば各空気袋群2a、2bにおける設定圧まで
制御した後の略1分間経過後の圧力の安定した状態で圧
力を計測している。
【0040】圧力計測時において、A空気袋群2a内の
圧力が設定圧よりも低い場合には、(b)の状態のまま
でエアポンプ9を運転して設定圧付近まで圧力を上昇さ
せる。圧力が設定圧付近まで近づくとエアポンプ9を一
旦停止して所定時間経過後に圧力を計測し、設定圧より
も低い場合には続けてエアポンプ9の運転を行なうよう
にする。この動作を繰り返すことで設定圧になるまで圧
力を徐々に上げるようにしている。
【0041】次に、エアポンプ9を停止した状態で略1
分間経過後に(d)の状態に回転して、給気孔6とBポ
ート5bとが連通して膨張状態のB空気袋群2b内の圧
力を計測する。この圧力が設定値よりも低い場合には、
(d)の状態のままでエアポンプ9を運転して設定圧付
近まで圧力を上昇させる。圧力が設定圧付近まで近づく
とエアポンプ9を一旦停止して所定時間経過後に圧力を
計測し、設定圧よりも低い場合には続けてエアポンプ9
の運転を行うようにし、この動作を繰り返すことで設定
圧になるまで圧力を徐々に上げるようにしている。
【0042】なお、この圧力計測及び圧力制御は、前述
したように空気漏れによって減圧した各空気袋群2a、
2b内の圧力をそれぞれの膨張・収縮時における設定圧
まで上昇させるためのものであるが、必要に応じて各空
気袋群2a、2b内の圧力を下降させるようにしてもよ
く、例えば、A空気袋群2a内の圧力が設定圧よりも高
い場合には、エアポンプ9を停止した状態で(c)のよ
うにAポート5aと排気孔7とを連通させてA空気袋群
2a内の圧縮空気を排気した状態と、(b)のようにA
ポート5aと給気孔6とを連通させて圧力を安定させて
圧力計測する状態とを交互に繰り返しながら(b)にお
ける所定時間経過後の圧力計測時にこの圧力が設定圧に
なるまで徐々に圧力を下降させる。
【0043】また、B空気袋群2b内の計測した圧力が
設定値よりも高い場合には(e)のようにBポート5b
と排気孔7とを連通させて排気した状態と(d)のよう
にBポート5bと給気孔6とを連通させて圧力を安定さ
せて圧力計測する状態とを交互に繰り返して(d)にお
ける所定時間経過後の圧力計測時にこの圧力が設定圧に
なるまで徐々に圧力を下降させる。このようにして、各
空気袋群2a、2b内の圧縮空気を断続的に上昇又は下
降させることによって正確に圧力制御を行うことがで
き、本例においては、この圧力制御を高精度にするため
に上述したように略1分間毎に行うのが望ましい。
【0044】圧力計測は、上述のように膨張しているA
空気袋群2aと収縮しているB空気袋群2bとを交互に
行うようにしているが、このときのローター5cの回転
は(b)から(d)、又は(d)から(b)の回転であ
り、このようにステッピングモータ8を回転させて給気
の位置と排気の位置とに交互に切り換えた時に、ロータ
リーバルブ5に設けられた給気溝5dが排気孔7と連通
することがなく、空気袋群2a又は2b内の圧力を減圧
することなく圧力計測することができる。
【0045】また、各空気袋群2a、2bの圧力設定時
に関しては、A空気袋群2aについて(b)と(c)の
状態を繰り返して設定圧に制御するか、或は、B空気袋
群2bについて(d)と(e)の状態を繰り返して設定
圧に制御するようにしたとしても、この制御中に制御し
ていない他方の空気袋群2a、2b内の圧力を減圧する
ことがない。このように固定部16に設けたAポート5
a、Bポート5b、給気孔6及び排気孔7と、略く形状
に設けた給気溝5dとの組合わせによって給気溝5dが
排気の位置を通過しない形状になっているため、制御時
に他方の空気袋群内の圧力に影響を与えることがなく、
高精度の圧力制御を行うことができる。
【0046】次に、所定時間、本例では5分間経過後に
Bポート5bに対してエアポンプ9から圧縮空気を給気
してB空気袋群2bを膨張時の設定圧である5KPa
(0.05kg/cm)まで膨張させて図4に示すよ
うにA空気袋群2a及びB空気袋群2bを共に膨張時の
設定圧である5KPa(0.05kg/cm)の状態
にする。
【0047】このときのロータリーバルブ5の回転制御
としては、エアポンプ9を運転させると共にローター5
cを(d)の状態にして、Bポート5bと給気孔6とを
連通させ、Bポート5bに圧縮空気を給気する。B空気
袋群2b内の圧力が膨張時の設定圧付近まで上昇すると
ロータリーバルブ5を給気の位置でエアポンプ9を停止
させ、所定時間経過させて圧力が安定した後に計測を行
う。このとき計測した圧力が膨張時における設定圧より
低い場合には、再度エアポンプ9を所定時間運転し、再
び停止させて所定時間経過後に圧力の計測を行う。この
制御を繰り返し断続的に行うことで圧力を徐々に上昇さ
せ、高精度の圧力制御を行っている。
【0048】このようにエアポンプ9を断続的に動作さ
せて設定値より低い圧力から設定圧力に近づけるように
して、設定圧力を超えないようにしながらB空気袋群2
bを膨張させるようにしている。
【0049】次に、図5において、A空気袋群2aの収
縮動作は、ロータリーバルブ5を(c)の状態に回転制
御してAポート5aと排気孔7を連通させると共に、B
ポート5bを塞いだ状態にしてB空気袋群2b内の圧力
を5KPa(0.05kg/cm)に保持しながらA
空気袋群2a内の圧縮空気を排気して、B空気袋群2b
の膨張を保つようにしながらA空気袋群2aのみを収縮
させるようにする。このときのA空気袋群2a内の圧力
制御は、B空気袋群2bの収縮動作の場合と同様に
(c)の状態で設定圧付近まで圧力が下がると(b)の
状態に回転して所定時間経過後に圧力計測して(c)の
状態と(b)の状態を繰り返しながら設定圧である4.
5KPa(0.045kg/cm)まで圧力を下げて
所定時間保持する。
【0050】なお、各空気袋群2a、2bの各設定圧の
圧力保持中においては、前述した動作によってA、B空
気袋群2a、2b内の圧力計測及び圧力制御をそれぞれ
行なうことによって空気漏れに対応するようにし、更
に、これ以降繰り返し行なわれる各空気袋群2a、2b
の設定圧の保持中においてもこの圧力計測及び圧力制御
が同様に行なわれる。
【0051】続いて、A空気袋群2aにおいて、(b)
の状態にロータリーバルブ5を制御して給気孔6とAポ
ート5aとを連通させると共に、エアポンプ9を動作さ
せて図4のようにA空気袋群2a内の圧力を設定圧まで
膨張させる。A空気袋群2a内の圧力が設定圧である5
KPa(0.05kg/cm)に近づいた場合には、
B空気袋群2bの膨張動作の場合と同様にエアポンプ9
が停止して所定時間経過後に圧力の計測を行ない、設定
圧より低い場合には再度エアポンプ9が所定時間運転す
る。このように、エアポンプ9の運転、停止を所定時間
ずつ繰り返して圧力センサ15によって圧力計測を行な
いながら設定圧まで圧力を徐々に上昇させて高精度の圧
力制御を行う。上記のようにA空気袋群2aの設定圧に
なるまでの圧力制御は、B空気袋群2bの膨張・収縮時
の場合と同様に行われ、このA空気袋群2aとB空気袋
群2bの膨張・収縮動作は、図6に示すように繰り返し
行われる。なお、各空気袋群2a、2bについて、一方
が膨張状態、他方が収縮状態の保持時間は、本例では5
分間程度に設定しているが、10分間程度に設定しても
よい。
【0052】このように、本発明のエアマットの制御装
置は、複数系統の空気袋群2a、2bを交互に膨張・収
縮する際にエアポンプ9とロータリーバルブ5を接続す
る給気パイプ9aに圧力センサ15を設け、エアポンプ
9を駆動させエアマット2のA空気袋群2a、及びB空
気袋群2bの両系統の空気袋群に対して圧縮空気を給排
気して身体bの接触部位に対して圧力差を交互に発生さ
せる。膨張・収縮を保持させている状態で、この膨張し
ている空気袋群と、他方の収縮している空気袋群内の圧
力を圧力センサ15で交互に計測しながら圧力制御して
設定圧を一定に制御して保持することができるので、臥
床時の体圧を効果的に分散することができる。
【0053】しかも、圧力制御時にはマイコン12で圧
縮空気の供給・排気を断続的に行うことによって、ま
た、何れか一方の空気袋群が膨張した状態を高精度で圧
力の制御ができる。他方の空気袋群が収縮した状態を保
持した後一旦空気袋群2a、2bを共に膨張させた後に
何れかの空気袋群のみを収縮させるような膨張・収縮サ
イクルとしているので身体bが上下に揺れるようなこと
がなく、いわゆる船酔い現象を防ぐことができる。
【0054】膨張側と収縮側の袋群の圧力差を小さくす
ることで、身体bは、膨張及び収縮袋群2a、2bの両
方で受ける形になるため体圧の分散が良くなるほか、任
意の体重に対して膨張側の空気袋群の圧力を従来品より
低く設定することができるため集中的圧迫を防ぐことが
でき、かつ膨張・収縮を繰り返す特定個所への圧迫の継
続を効果的に防止することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
のエアマットの制御装置によると、エアマットの各空気
袋群の膨張・収縮時いずれの場合の圧力制御が可能であ
るのはもちろん、圧力を効果的に制御して各空気袋内の
圧力を設定圧に保持することができるため、集中的圧迫
及び特定個所への圧迫の継続を効果的に防止して優れた
床擦れ防止効果を発揮することができる。
【0056】圧力計測時には、ロータリーバルブの回転
を高精度に制御しつつ、交互に圧力計測することが可能
な構造であるため、正確な圧力計測を行なうことができ
る。
【0057】また、給気・排気時におけるいずれの空気
袋群に関しても設定圧力に高精度に近づけることがで
き、このとき各設定圧力に対して徐々に近づけるように
しているため、急激な圧力変化の発生の心配がない。
【0058】しかも、給排気時において、どちらか一方
の空気袋群を圧力制御する際に、他方の空気袋群の圧力
に影響を与えることがなく、圧力制御を行なっていない
他方の空気袋群の圧力の状態を保持することができるエ
アマットの制御装置である。
【0059】また、本発明におけるエアマットの制御方
法は、臥床した身体に対してほとんど圧力差を発生させ
ることなく膨張・収縮する制御方法であり、細かい圧力
制御によって快適に使用することのできる床擦れ防止機
能を有するエアマットの制御方法である。
【0060】設定圧に近づける場合には、極僅かづつ圧
力変化を行ないながら膨張時の設定圧以上に膨張させた
り、或は、収縮時の設定圧以下に収縮させたりしている
ので膨張・収縮時におけるそれぞれの設定圧を越えるこ
とがなく、正確に設定圧に近づけるようにしており、ま
た、無駄のない圧力制御を行なうことが可能である。
【0061】さらに、このときの圧力の計測は、袋体圧
力を正確な値で計測でき、圧力計測時の誤差の発生を防
ぐようにしたものである。
【0062】各空気袋群の膨張・収縮時には、それぞれ
の設定圧力を保持し続けることができ、従って、膨張し
ている空気袋群と収縮している空気袋群との間に生じて
いる圧力差を極僅かな状態に保ち続けることができ、大
きな圧力差が生じることがない。
【0063】臥床時においては、体圧を効果的に分散さ
せ、優れた床擦れ防止効果を発揮することのできるエア
マットの制御方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるエアマットの制御装置の一例を
示す参考図である。
【図2】装置本体内部の回路構成を示す回路図である。
【図3】エアマットのエアの給排気状態を示す概略説明
図である。
【図4】エアマットのエアの給排気状態を示す概略説明
図である。
【図5】エアマットのエアの給排気状態を示す概略説明
図である。
【図6】エアの給排気状態を示すチャート図である。
【図7】ロータリーバルブの概略断面図である。
【図8】固定部の底面図である。
【図9】ローターの平面図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】ロータリーバルブの回転動作を示した説明図
である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 エアマット 2a、2b 空気袋群 5 ロータリーバルブ 5d 給気溝 8 ステッピングモータ 9 圧縮空気供給源(エアポンプ) 9a 給気パイプ 10 位置センサ 15 圧力センサ b 身体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月15日(2002.7.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B096 AC12 AD03 4C040 AA01 CC03 EE02 4C100 AD02 BB05 BC13 CA13 DA05 DA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数系統からなる各系統に接続された複
    数の空気袋群を交互に併設したエアマットの制御装置で
    あって、このエアマットの制御装置にロータリーバルブ
    を介して圧縮空気供給源を設け、この圧縮空気供給源と
    ロータリーバルブを接続する給気パイプに圧力センサを
    設けたことを特徴とするエアマットの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ロータリーバルブには、このロータ
    リーバルブの給気または排気の位置を認識する位置セン
    サと、ロータリーバルブを回転させるステッピングモー
    タとが設けられ、更に、ロータリーバルブと前記圧縮空
    気供給源とに設けられた給気パイプの途中には、少なく
    とも1つの圧力センサを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のエアマットの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力センサで各空気袋群の圧力を計
    測する際には、給気側の袋群の計測は、前記ロータリー
    バルブを給気の位置で前記圧縮空気供給源を停止して圧
    力が安定した後に計測を行い、排気側の袋群の計測は、
    圧縮空気供給源を停止した状態で前記ステッピングモー
    タを回転し、前記ロータリーバルブを給気の位置にして
    圧力が安定した後に計測を行い、前記給気側の袋群にあ
    っては、圧縮空気供給源の駆動を断続的に繰り返して設
    定圧力にすると共に、前記排気側の袋群にあっては、圧
    縮空気供給源を停止した状態でステッピングモータを回
    転させロータリーバルブを交互に給気の位置と排気の位
    置とに切り換えて設定圧力にすることを特徴とする請求
    項1または2に記載のエアマットの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ロータリーバルブは、前記ステッピ
    ングモータを回転させて給気の位置と排気の位置とに交
    互に切り換えた時に、ロータリーバルブに設けられた給
    気溝が排気の位置を通過しない形状になっていることを
    特徴とする請求項1から請求項3に記載のエアマットの
    制御装置。
  5. 【請求項5】 複数系統からなる各系統に接続された複
    数の空気袋群を交互に併設したエアマットの各空気袋群
    に圧縮空気供給源を駆動させ圧縮空気を給気して膨張さ
    せ、圧縮空気供給源を停止して収縮させるエアマットの
    制御方法であって、前記両系統の各空気袋群に圧縮空気
    供給源を駆動させ圧縮空気を給気して両各空気袋群を設
    定圧に膨張させた後、圧縮空気供給源を停止して一方の
    各空気袋群を設定圧に収縮させて、この状態を一定時間
    保持させた後、収縮した各空気袋群を圧縮空気供給源を
    駆動させ圧縮空気を給気して他方の系統の各空気袋群の
    膨張している設定圧と同圧にした後、圧縮空気供給源を
    停止し他方の各空気袋群を設定圧に収縮させて、この状
    態を一定時間保持させた後、収縮した各空気袋群を圧縮
    空気供給源を駆動させ圧縮空気を給気して一方の系統の
    各空気袋群の膨張している設定圧と同圧に制御し、これ
    を繰り返し制御できるようにしたことを特徴とするエア
    マットの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記各空気袋群の膨張時の圧力設定は、
    目標設定圧力よりも低い圧力から断続的に圧縮空気供給
    源を駆動し、給気を繰り返し圧力センサで圧力を計測し
    ながら設定圧力に持っていき、収縮時の圧力設定は、目
    標設定圧力よりも高い圧力から断続的に圧縮空気供給源
    を停止した状態で、排気を繰り返し圧力センサで圧力を
    計測しながら設定圧力に持っていくようにしたことを特
    徴とする請求項5に記載のエアマットの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記各空気袋群の設定圧力を計測する時
    には、膨張させる側の袋群にあっては、圧縮空気供給源
    を給気状態で停止し圧力が安定した後に圧力センサで計
    測し、収縮させる側の袋群にあっては、排気から圧縮空
    気供給源が停止した状態で給気状態に戻し、圧力が安定
    した後に圧力センサで計測するようにしたことを特徴と
    する請求項5または請求項6に記載のエアマットの制御
    方法。
  8. 【請求項8】 前記一方の各空気袋群が膨張し、他方の
    各空気袋群が収縮した状態で一定時間保持されていると
    きに、所定時間毎に膨張側と収縮側の圧力を交互に圧力
    センサで計測するようにしたことを特徴とする請求項5
    から請求項7に記載のエアマットの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記一方の各空気袋群が膨張し他方の各
    空気袋群が収縮した状態の時、膨張した袋群と収縮した
    袋群の圧力差を小さくして身体を両空気袋群で受けるよ
    うにしたことを特徴とする請求項4から請求項7に記載
    のエアマットの制御方法。
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