JP2003116431A - 釣 糸 - Google Patents
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Abstract
しやすく、また、切断したときに構成フィラメントがば
らけることがなく、さらに柔軟性および水切れ性に優れ
た釣糸を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数本のフィラメント糸が、ホットメル
ト接着剤で一体化されていることを特徴とする釣糸。
Description
ント糸がホットメルト型接着剤で一体化されてなるモノ
フィラメント様釣糸に関する。
なる釣糸と、製紐糸からなる釣糸とに大別される。製紐
糸からなる釣糸は、複数種類のフィラメントを組み合わ
せることができるという利点がある。その結果、例えば
単独のフィラメントでは得られない物性、例えば比重な
どを得ることができる。また、製紐糸からなる釣糸は、
柔軟性に優れている。
製紐糸からなる釣糸よりも表面が滑らかである。その結
果、釣糸の投げ入れ時にガイドとの摩擦が少なく、遠く
かつ正確に餌などを投げ入れることができる。また、モ
ノフィラメントからなる釣糸は内部に水を抱き込むこと
がないので水切れ性にも優れている。さらに、釣糸は通
常、例えば針やルアーを先端につける場合など使用に際
して切断されるが、製紐糸からなる釣糸は切断しにくか
ったり、糸を切断したときに切断部分の糸が割れて切断
部分が毛羽状になり取扱いがしにくかったりするが、モ
ノフィラメントからなる釣糸はかかる問題点がないとい
う利点もある。
面を有し、切断しやすく、また、切断したときに構成フ
ィラメントがばらけることがなく、さらに柔軟性および
水切れ性に優れた釣糸を提供することを目的とする。
達成すべく鋭意検討したところ、複数本のフィラメント
糸をホットメルト型接着剤で一体化することにより、モ
ノフィラメントからなる釣糸と、製紐糸からなる釣糸の
上記利点を併せ有する釣糸が得られるという思いがけな
い知見を得た。すなわち、複数本のフィラメント糸をホ
ットメルト型接着剤で一体化した釣糸においては、複数
種類のフィラメントを組み合わせることができ、かつ、
柔軟性にも優れている。一方で、複数本のモノフィラメ
ントが一体化されているので、上記釣糸は滑らかな表面
を有し、また内部に水を抱き込むことがないので水切れ
性にも優れている。さらに、上記釣糸は切断しやすく、
また、切断したときに構成フィラメントがばらけない。
本発明者らは、さらに検討を重ねて本発明を完成した。
ィラメント糸が、ホットメルト接着剤で一体化されてい
ることを特徴とする釣糸、(2) ホットメルト接着剤
が、硬化後に100℃以下の温度で溶融しないことを特
徴とする前記(1)に記載の釣糸、(3) ホットメル
ト接着剤が、ポリオレフィン系またはポリエルテル系ホ
ットメルト接着剤であることを特徴とする前記(1)ま
たは(2)に記載の釣糸、(4) ホットメルト接着剤
が、反応型ホットメルト接着剤であることを特徴とする
前記(1)または(2)に記載の釣糸、(5) 反応型
ホットメルト接着剤が、湿気硬化型ホットメルト接着剤
あることを特徴とする前記(4)に記載の釣糸、に関す
る。
フィラメント糸の少なくとも一部が、20g/d以上の
引張り強度を有するフィラメント糸であることを特徴と
する前記(1)〜(5)に記載の釣糸、(7) 釣糸を
構成するフィラメント糸の少なくとも一部が、超高分子
量ポリエチレン繊維、全芳香族ポリアミド繊維、ヘテロ
環高性能繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ガラス繊
維、炭素繊維および金属繊維からなる群から選ばれる少
なくとも一種の繊維からなることを特徴とする前記
(6)に記載の釣糸、(8) 前記(1)〜(7)に記
載の釣糸の周りを、さらに合成樹脂で被覆することを特
徴とする釣糸、に関する。
ィラメント糸がホットメルト接着剤で一体化されてなる
ことを特長とする。ここで、「フィラメント糸」とは、
マルチフィラメント、モノフィラメントまたはモノマル
チフィラメントをいう。ここで、モノマルチフィラメン
トとは、通常は前記モノフィラメント糸複数本が合糸さ
れているフィラメント糸をいう。なお、本発明に係る釣
糸は、マルチフィラメント、モノフィラメントまたはモ
ノマルチフィラメントのうち一形態の糸のみで構成され
ていてもよく、また複数形態の糸が混在していても良
い。
糸(以下、「構成フィラメント糸」という。)は特に限
定されず、公知のフィラメント糸を用いてよい。具体的
には、例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑
性樹脂からなるフィラメント糸が挙げられる。ポリアミ
ド系樹脂としては、具体的に、例えば、ナイロン6、ナ
イロン66、ナイロン12、ナイロン6,10などの脂
肪族ポリアミドもしくはその共重合、または芳香族ジア
ミンとジカルボン酸により形成される半芳香族ポリアミ
ドもしくはその共重合体などが挙げられる。
例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン2,
6ジカルボン酸、フタル酸、α,β−(4−カルボキシ
フェニル)エタン、4,4’−ジカルボキシフェニルも
しくは5−ナトリウムスルホイソフタル酸などの芳香族
ジカルボン酸、アジピン酸もしくはセバシン酸などの脂
肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル類と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、ポリエチレングリコールまたはテトラメチレ
ングリコールなどのジオール化合物とから重縮合される
ポリエステルもしくはその共重合体などが挙げられる。
ば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリモノクロロトリフルオロエチレンもしくはポリ
ヘキサフルオロプロピレンまたはその共重合体などが挙
げられる。ポリオレフィン系樹脂としては、具体的に、
例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等が挙げら
れる。
d程度以上、好ましくは約25〜50g/d程度、より
好ましくは約30〜40g/d程度の高強力フィラメン
ト糸を含有する釣糸が好ましい態様として挙げられる。
ここで、「引張り強度」は、例えば、JIS L 10
13「化学フィラメント糸試験方法」に従った方法に
て、引張試験機、例えば、万能試験機 オートグラフA
G−100kNI(商品名 島津製作所製)で容易に測
定できる。
には、例えば、超高分子量ポリエチレン繊維、全芳香族
ポリアミド繊維、ヘテロ環高性能繊維、全芳香族ポリエ
ステル繊維、ガラス繊維、炭素繊維または金属繊維等が
挙げられる。特に、超高分子量ポリエチレン繊維、全芳
香族ポリアミド繊維、ヘテロ環高性能繊維または全芳香
族ポリエステル繊維については、ゲル紡糸により得られ
る繊維がさらに好ましい。
高分子量ポリエチレンからなる繊維をいう。ここで、超
高分子量ポリエチレンとは、分子量が20万程度以上、
好ましくは60万程度以上であり、ホモポリマーの他、
炭素原子数3〜10程度の低級α−オレフィン類、例え
ばプロピレン、ブテン、ペンテン、へキセン等との共重
合体も含むものである。エチレンとα−オレフィンとの
共重合体の場合、後者の割合は炭素数1000個当たり
平均0.1〜20個程度、好ましくは平均0.5〜10
個程度であるような共重合体が好ましく、高強度などの
優れた機械的性質を示す。
は、たとえば特開昭55−5228、特開昭55−10
7506などに開示されており、これら自体公知の方法
を用いてよい。また、超高分子量ポリエチレン繊維とし
て、ダイニーマ(商品名 東洋紡株式会社製)やスペク
トラ(商品名 ハネウエル社製)等の市販品を用いても
よい。
ラ系アラミド繊維を用いるのが好ましい。より具体的に
は、例えば、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維
(東レ・デュポン株式会社製、商品名ケブラー)および
コポリパラフェニレン−3,4’−ジフェニルエーテル
テレフタルアミド繊維(帝人株式会社製、商品名テクノ
ーラ)などが挙げられる。かかる全芳香族ポリアミド繊
維は、公知またはそれに準ずる方法で製造でき、また、
上記のような市販品を用いてもよい。
ば、ポリパラフェニレンベンゾビスチアゾール(PBZ
T)繊維、またはポリパラフェニレンベンゾビスオキサ
ゾール(PBO)繊維等が挙げられる。ヘテロ環高性能
繊維は、公知またはそれに準ずる方法で製造でき、ま
た、例えば市販の繊維(例えば、東洋紡株式会社製、商
品名ザイロンなどのPBO繊維)等を用いることもでき
る。
例えば、パラヒドロキシ安息香酸の自己縮合ポリエステ
ル、テレフタル酸とハイドロキノンからなるポリエステ
ル、またはパラヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸からなるポリエステルからなる繊維など
が挙げられる。全芳香族ポリエステル繊維は、公知また
はそれに準ずる方法で製造でき、また、例えばベクトラ
ン(商品名、株式会社クラレ製)などの市販品を用いる
こともできる。
性質に優れたいわゆるEガラス、耐薬品性にすぐれたC
ガラス、Cガラスのアルカリ含量を下げるとともにチタ
ンと亜鉛系融剤を用いたECRガラス、さらにはAガラ
ス、Lガラス、Sガラス、YM31−Aガラス等を用い
たガラス繊維が挙げられる。
ロニトリル系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維またはレーヨ
ン系炭素繊維等が挙げられる。中でも引張強度の強いポ
リアクリロニトリル系炭素繊維が好適である。上記金属
繊維としては、合金軟線、銅線、ステンレススチール
線、タングステン線またはアモルファス線などが挙げら
れる。
造は特に問わない。例えば、断面が真円状であってもよ
いし、偏平であっても良い。また、中空構造を有してい
てもよい。また、本発明における構成フィラメント糸
は、発明の目的を損なわない範囲内で各種公知の顔料、
安定剤、可塑剤もしくは滑剤など、またはこれらの2種
以上を有していてもよい。また、磁性材料、導電性物
質、高誘電率を有する物質などを有してもよい。かかる
物質としては、具体的には、例えば、炭酸カルシウム、
炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、クレー、タルク、雲
母、長石、ベントナイト、酸化アルミニウム、酸化マグ
ネシウム、二酸化チタン、シリカ、石膏などが挙げられ
る。これらの配合材は、例えばステアリン酸またはアク
リル酸などで被覆されていてもよい。
比重や沈降速度を調整するために、金属を含有させても
よい。金属としては、例えば、鉄、銅、亜鉛、錫、ニッ
ケル、タングステン等を単独でまたは混合もしくは合金
としたものが使用される。中でも、比重が大きいため
に、糸に重さを与えやすく、従って、強度の低下を極力
抑えて比重を高くする効果が少量の添加により現れるタ
ングステンが好ましい。
ト糸を一体化するのに、ホットメルト接着剤を用いるこ
とを特長とする。ホットメルト接着剤は、(a)無溶剤
型であり、火災や溶剤による中毒がなく無公害である、
(b)固化時間が速いので短時間接着が可能である、
(c)比較的広範囲の被着材を接着できるなどの利点を
有する。
可塑性高分子を主体とする固形分100%の接着剤であ
って、熱溶融させて粘度を低くして塗布された後、冷却
とともに固化し、接着力を発揮する接着剤をいう。本発
明において、ホットメルト接着剤は、前述のようなもの
であれば特に限定されず、公知のホットメルト接着剤を
用いてよい。中でも、本発明で用いるホットメルト接着
剤は、硬化後に約100℃程度以下では溶融しないもの
を用いるのが好ましい。釣糸の運搬時または保存時にホ
ットメルト接着剤が溶け出し、スプールに巻かれた状態
で固化するのを防止するためである。また、該ホットメ
ルト接着剤の融点は、釣糸を構成するフィラメント糸の
融点よりも低いほうが好ましい。
は、例えば、ベースポリマーの種類により、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)系接着剤、ポリエチレン
系接着剤、ポリオレフィン系接着剤、熱可塑性ゴム系接
着剤、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)
系接着剤、ポリ酢酸ビニル共重合体系接着剤、ポリカー
ボネート(PC)系接着剤等が挙げられる。
は、中でもポリエチレン系接着剤またはポリオレフィン
系接着剤を用いることが好ましい。ポリエチレン系接着
剤は、優れた耐熱性、耐寒性および耐薬品性を有し、被
接着材との接着性にも優れているので好ましい。ポリエ
チレン系接着剤としては、特に限定されず、公知のもの
を用いてよい。例えば、ポリエチレンテレフタラートま
たはポリブチレンテレフタラートに代表される飽和ポリ
エステルに、イソフタル酸または脂肪酸ジカルボン酸な
どの共重合成分が含有されている飽和共重合ポリエステ
ルが、低結晶性で、ゆえに比較的低融点であるため、塗
布などの製造の容易性の観点から好ましい。中でも、分
子量が約10〜30×103程度である接着剤が好まし
い。
法で容易に製造することができ、また、例えば、東洋紡
績株式会社製の「バイロン」(登録商標)、旭化成工業
株式会社製の「ハーデック」(登録商標)または東レ株
式会社製の「ケミット」(登録商標)などの市販品を適
宜用いることができる。また、上記ポリエステル系接着
剤は水分散体の形態を有していてもよい。かかる水分散
性ポリエステル系接着剤は、東洋紡績株式会社製の「バ
ナロール」(登録商標)など公知のものを用いてよい。
適合性が他のベースポリマーに比して優れているので好
ましい。ポリオレフィン系接着剤としては、特に限定さ
れず、公知のものを用いてよい。例えば、非結晶性ポリ
プロピレン、ポリプロピレンとエチレンとの共重合体、
またはポリプロピレンとα−オレフィンとの共重合体か
らなる接着剤が挙げられる。より具体的には、アタクチ
ックポリプロピレン樹脂、またはポリプロピレンとエチ
レンまたは1−ブテンとが共重合されてなるランダム共
重合体などが挙げられる。
ン系接着剤は、例えば、EVA、EEAまたはスチレン
系熱可塑性樹脂などの他のベースポリマーと併用しても
良い。また、ポリオレフィン系接着剤としてのポリオレ
フィン樹脂は、ポリオレフィン樹脂の不飽和カルボン酸
(例えば、マレイン酸もしくは無水マレイン酸)または
その誘導体によりグラフト化された変性オレフィン樹脂
であってもよい。
方法で容易に製造することができ、また、例えば、宇部
興産株式会社製の「宇部タック−APAO」、住友化学
工業株式会社製の「スミチック」または三井石油化学株
式会社製の「タフマー」などの市販品を適宜用いること
ができる。
着剤を用いるのがより好ましい。本発明に係る釣糸の構
成フィラメント糸として、例えば全芳香族ポリアミド繊
維、全芳香族ポリエステル繊維またはポリパラフェニレ
ンベンゾビスオキサゾール繊維等の優れた耐熱性を有す
る繊維を用いた場合は、かかる繊維の分解温度が約50
0℃前後と高温であることから、融点の比較的高いホッ
トメルト接着剤を用いれば、運搬時または保存時にホッ
トメルト接着剤が溶け出すことはない。
ラメント糸の融点が比較的低い場合は、製造上の観点か
ら構成フィラメント糸の融点以下の融点を有するホット
メルト接着剤を用いなければならず、その結果、釣糸の
運搬時または保存時にホットメルト接着剤が溶け出す可
能性が高くなる。そこで、かかる場合に反応型ホットメ
ルト接着剤を用いれば、ホットメルト接着剤が溶け出す
可能性を極力低くすることができる。すなわち、反応型
ホットメルト接着剤においては、接着後に架橋反応が起
こり耐熱性が向上する。具体的には、反応型ホットメル
ト接着剤を比較的低温で溶融させ、構成フィラメント糸
に塗布または含浸させても、一旦接着すると、かかる接
着剤は約100℃以下の温度では溶融しなくなる。その
ため、前述のように反応型ホットメルト接着剤を用いれ
ば、釣糸の運搬時または保存時にホットメルト接着剤が
溶け出す可能性を極力低くすることができる。
としては、特に限定されず、公知のものを用いてもよ
い。中でも、接着剤塗布時に、比較的低温、具体的には
約60〜130℃程度、好ましくは約70〜100℃程
度の温度で溶融するものが好ましい。上記反応型ホット
メルト接着剤としては、具体的には、架橋反応の種類に
より以下のような接着剤が挙げられる。例えば、(a)
ポリマー中のカルボキシル基と多価金属イオンによるイ
オン架橋型ホットメルト接着剤;(b)接着後加熱硬化
させる加熱架橋型ホットメルト接着剤;(c)二重結合
を有するブロックコポリマーやポリエステルを利用し、
電子線や紫外線などの高エネルギー線を照射することに
より架橋反応を行わせるホットメルト接着剤;(d)溶
融塗布後の空気中もしくは被着材中に存在する水分(湿
気)と反応させることにより架橋を行わせる湿気硬化型
ホットメルト接着剤;または(e)種々の官能基を有す
るポリマーとそのポリマー中に存在する官能基と反応す
る添加剤またはポリマーを各々溶融し、塗布直前に混合
塗布することにより、2液を反応させ架橋構造を形成さ
せるホットメルト接着剤等がある。
としては、加熱架橋型ホットメルト接着剤または湿気硬
化型ホットメルト接着剤がより好ましく、さらに湿気硬
化型ホットメルト接着剤が特に好ましい。加熱架橋型ホ
ットメルト接着剤として、具体的には、(a)ポリエス
テルもしくはコポリアミドの末端カルボキシル基もしく
はアミノ基、または(b)分子末端もしくは側鎖に導入
したイソシアネート基を、カプロラクタムまたはフェノ
ール等のブロック剤でブロックしたブロックイソシアネ
ートを含有するホットメルト接着剤が挙げられる。
体的には、アルコキシ基をポリマー中に導入したホット
メルト接着剤と、イソシアネート基やポリマー中に導入
したホットメルト接着剤とに大別できる。アルコキシ基
をポリマー中に導入したホットメルト接着剤としては、
公知のものを用いてよい。具体的には、シラン化合物を
グラフト重合させたオレフィン系樹脂からなる反応型ホ
ットメルト型接着剤組成物が特開昭54−14974
1、特開昭55−160074および特開昭55−16
5973に記載されている。また、アルコキシシリル基
を有するポリエステルからなる反応型ホットメルト型接
着剤が特開昭59−172573および特開昭59−1
74673に記載されている。更に、アルコキシシリル
基を有するポリアミドからなる反応型ホットメルト型接
着剤が特開昭59−172573および特開昭59−1
74673に記載されている。
ホットメルト接着剤としては、公知のものを用いてよ
い。具体的には、アクリル系反応型ホットメルト接着剤
またはポリウレタン系反応型ホットメルト接着剤が挙げ
られる。アクリル系反応型ホットメルト接着剤として、
例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、マクロ
モノマー(ポリマー状モノマー)、シリル基を持った
(メタ)アクリル酸エステルおよびイソシアネート化合
物からなるアクリル系の湿気硬化型ホットメルト接着剤
組成物が特開平3−259984に記載されている。ま
た、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、重合性ポリ
マーおよび不飽和イソシアネートからなるアクリル系の
湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物が、特開平3−1
39584に記載されている。さらに、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル、重合性ポリマー、不飽和イソシ
アネート、有機錫化合物および有機燐化合物からなるア
クリル系の湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物が特開
平4−31482に記載されている。ここで、上記
「(メタ)アクリル酸」は、「アクリル酸またはメタク
リル酸」を意味する。また、ポリウレタン系反応ホット
メルト接着剤の具体例は、例えば特開昭59−1974
32、特開昭61−115977、特開昭62−181
375、特開平2−305881、特開平2−3058
82等に記載されている。
上述したようなベースポリマーに公知の添加物が含有さ
れていてもよい。かかる添加物としては、例えば、粘着
付与剤樹脂、ワックス、可塑剤、充填剤、例えば亜リン
酸エステルもしくはヒンダードフェノール系など酸化防
止剤、例えば置換ベンゾトリアゾール類等の紫外線吸収
剤、フェノール誘導体等の酸化防止剤または加水分解防
止剤などが挙げられる。粘着付与剤樹脂とは、通常分子
量が数百〜数千までの無定形オリゴマーで、ベースポリ
マーとブレンドすることにより、流動性・タックを付与
し、接着力を向上せしめるものである。粘着付与剤樹脂
としては、例えば、ロジン、エステル化ロジン、不均化
ロジン、重合ロジンまたは水添ロジンなどのロジン樹
脂;芳香族変性テルペン、フェノール変性テルペンなど
のテルペン系樹脂;または脂肪族系石油樹脂、芳香族系
石油樹脂もしくはその共重合系石油樹脂、脂環族水添系
石油樹脂などの石油系樹脂等が挙げられる。
と低粘度の液体となる有機物であり、天然ワックスと合
成ワックスとがある。天然ワックスとしては、例えば、
動・植物ワックス、鉱物ワックスもしくは石油ワックス
が挙げられ、合成ワックスとしては、例えば、ポリエチ
レンワックス、フィシャ−トロプシュワックスなどが挙
げられる。充填剤としては、酸化亜鉛紛、酸化マグネシ
ウム紛、金属紛、シリカ紛(コロイダルシリカ紛も含
む)、炭酸カルシウム紛、酸化チタン紛、タルク紛、ア
ルミナ紛、カーボンブラック紛などが挙げられる。可塑
剤としては、例えば、液状ポリイソブテン、液状ポリブ
テン、液状(水添)ポリイソプレン、液状(水添)ポリ
ブタジエン、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、
エポキシ可塑剤、リン酸エステル類、フタル酸エステル
類、脂肪族2塩基酸エステル類、グリコールエステル類
等が代表例として挙げられる。
下に述べる。まず、構成フィラメント糸を合糸する。合
糸は、構成フィラメント糸を引き揃えるだけであっても
よいし、所望によりこれに撚りをかけても良い。また、
構成フィラメント糸を製紐しても良い。このとき、構成
フィラメント糸は、1種類のフィラメント糸のみを用い
てもよいし、2種類以上のフィラメント糸を組み合わせ
て用いてもよい。本工程は、例えば、リング撚糸機、ダ
ブルツイスターもしくはイタリー式撚糸機など公知の撚
糸機、または4本打ち、8本打ち、12本打ち、16本
打ちなど公知の製紐機を用いて容易に行うことができ
る。
は製紐糸に、上記ホットメルト接着剤を塗布または含浸
させる。塗布または含浸方法としては、特に限定され
ず、公知の方法が採用され得る。具体的には、例えば、
上記糸を溶融装置内にディッピングして所望により余剰
分を搾り取ったり、スプレーなどを用いて塗布したり、
または押出し被覆機を用いて押出しコーティングしたり
する方法が挙げられる。また、公知のアプリケーターを
使用してもよい。特に、ノズルガンヘッドを有するアプ
リケーターを用いるのが好ましい。
さにしても良い。すなわち、構成フィラント糸それぞれ
に、最初にホットメルト接着剤を塗布または含浸させ、
次いで、得られた接着剤が付着している構成フィラント
糸を引き揃え、所望によりこれに撚りをかけたり、製紐
したりしても良い。
で構成フィラント糸を一体化する。加熱温度は、ホット
メルト接着剤の種類または構成フィラント糸の種類もし
くは本数などにより異なるので一概には言えない。しか
し、ホットメルト接着剤の溶融温度以上、構成フィラン
ト糸の融点(複数種の構成フィラメント糸を有する場合
は、最も低融点のフィラメント糸の融点をさす)以下の
温度で行うのが好ましい。より具体的には、約50〜2
00℃の範囲内で加熱処理を行うのがより好ましい。ま
た、加熱処理は、空気中もしくは水蒸気中など公知の条
件下で行えばよく、また、常圧下で行っても、加圧下で
行ってもよい。
量は、本発明に係る釣糸を切断し、その切断面を光学顕
微鏡で観察したときに、構成フィラメント糸が分離して
いない範囲で適宜決めることができる。より具体的に
は、接着剤の付着量は、釣糸全体の重量に対して約1〜
20重量%程度、より好ましくは約5〜10重量%程度
であることが好適である。
しくは直後に、所望により延伸処理を行ってもよい。延
伸倍率は、構成フィラメント糸の種類などにより異なる
ので、一概には言えないが、約1.01〜8倍程度が好
ましい。また、延伸処理は、一段で行ってもよいし、多
段で行っても良い。
る釣糸の表面が、さらに樹脂でコーティングされていて
も良い。このように樹脂層を設けると糸条の表面がより
滑らかになり、また、耐吸水性や耐摩擦性をより向上さ
せることができるという利点がある。被覆に使用する樹
脂としては、例えば、ポリプロピレン、塩化ビニル、ア
クリル、ウレタン、ナイロン、ポリエステル、エポキ
シ、酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニルなどの合成樹脂
などが挙げられ、エマルジョン型もしくは溶剤型のいず
れでも良い。さらには天然ゴムやSBRなどの合成ゴム
系統も用いることができる。中でも、ポリプロピレンを
用いるのが好ましい。被覆方法は自体公知の方法を用い
てよく、例えば、溶融押出し被覆などが挙げられる。
方法は、公知方法を用いてよく、例えば、本発明の釣糸
を着色剤溶液が入っている浴に室温、例えば約20〜2
5℃程度の温度下に通過させるという方法が挙げられ
る。この後、こうして被覆された糸を乾燥し、この被覆
糸を約100〜130℃程度の温度に保たれた炉に通
し、通過させることによって着色された糸条を製造でき
る。着色剤としては、無機顔料、有機顔料または有機染
料が知られているが、好適なものとしては、例えば、酸
化チタン、カドミウム化合物、カーボンブラック、アゾ
化合物、シアニン染料または多環顔料などが挙げられ
る。
がこれに限られないことはいうまでもない。また、実施
例中の引張り強度は、JIS L 1013「化学フィ
ラメント糸試験方法」に従った方法にて、引張試験機、
例えば、万能試験機 オートグラフAG−100kNI
(商品名 島津製作所製)で測定した。
0F(東洋紡績株式会社製)4本を製紐機で製紐した。
得られた製紐糸に、押出成形機を用いてホットメルト接
着剤(HM320S(商品名)セメダイン株式会社製)
を塗布した。このとき、ホットメルト接着剤の塗布量
は、釣糸全体の重量に対して8重量%であった。得られ
た接着剤被覆糸を送り込みローラー150m/分の速度
で、160℃に加熱した加熱炉に送り込み、巻き取りロ
ーラー345m/分の速度で巻き取り、本発明に係る釣
糸を製造した。該釣糸の引張り強度は、28g/dであ
った。
に投げ釣りをしたところ、釣糸がガイドと引っかかるこ
とがなく、滑らかな表面を有していることがわかった。
また、釣糸を切断した切断面においても、構成フィラメ
ント糸がばらけて毛羽状になることもなかった。さら
に、上記実施例1に記載の釣糸を海水に1ケ月浸漬させ
たが、釣糸の内部に水が浸入するなどの不都合は生じな
かった。
有し、かつ水が滲み込まむこと等がないため耐久性に優
れていることから、レジャーや漁業用釣糸として好適に
用いることができる。また、本発明の釣糸は、複数本の
フィラメント糸から構成されていながら、従来の製紐糸
からなる釣糸よりも滑らかな表面を有するので、ガイド
との抵抗が少なく、遠くへかつ正確に餌などを投げ入れ
ることができる。さらに、糸繰り操作が行いやすく、ま
た絡まったりもつれたりしにくい。さらに、本発明の釣
糸は、構成フィラメントがホットメルト接着剤で一体化
されているので、切断しやすい。また、本発明の釣糸を
切断した後でも、構成フィラメントがばらけないので、
糸を結んだり、仕掛けを作ったりする際の操作性が良
い。
Claims (8)
- 【請求項1】 複数本のフィラメント糸が、ホットメル
ト接着剤で一体化されていることを特徴とする釣糸。 - 【請求項2】 ホットメルト接着剤が、硬化後に100
℃以下の温度で溶融しないことを特徴とする請求項1に
記載の釣糸。 - 【請求項3】 ホットメルト接着剤が、ポリオレフィン
系またはポリエルテル系ホットメルト接着剤であること
を特徴とする請求項1または2に記載の釣糸。 - 【請求項4】 ホットメルト接着剤が、反応型ホットメ
ルト接着剤であることを特徴とする請求項1または2に
記載の釣糸。 - 【請求項5】 反応型ホットメルト接着剤が、湿気硬化
型ホットメルト接着剤あることを特徴とする請求項4に
記載の釣糸。 - 【請求項6】 釣糸を構成するフィラメント糸の少なく
とも一部が、20g/d以上の引張り強度を有するフィ
ラメント糸であることを特徴とする請求項1〜5に記載
の釣糸。 - 【請求項7】 釣糸を構成するフィラメント糸の少なく
とも一部が、超高分子量ポリエチレン繊維、全芳香族ポ
リアミド繊維、ヘテロ環高性能繊維、全芳香族ポリエス
テル繊維、ガラス繊維、炭素繊維および金属繊維からな
る群から選ばれる少なくとも一種の繊維からなることを
特徴とする請求項6に記載の釣糸。 - 【請求項8】 請求項1〜7に記載の釣糸の周りを、さ
らに合成樹脂で被覆することを特徴とする釣糸。
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