JP2003114431A - 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置Info
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- JP2003114431A JP2003114431A JP2001308391A JP2001308391A JP2003114431A JP 2003114431 A JP2003114431 A JP 2003114431A JP 2001308391 A JP2001308391 A JP 2001308391A JP 2001308391 A JP2001308391 A JP 2001308391A JP 2003114431 A JP2003114431 A JP 2003114431A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源において発生する熱を効率よく放熱さ
せ、熱による液晶表示パネルの表示ムラを改善する。 【解決手段】 光源2と、光源2からの光を導光させる
導光板3と、導光板3の裏面に配され導光板3に入射し
た光を反射させる反射シート5と、光源2の一側面を囲
むように配され光源2からの光を反射させて導光板3に
入射させるリフレクタ4と、反射シート5の裏面からリ
フレクタ4の一側面にまで及ぶように配されて光源2の
熱を放熱させる放熱板6とを備え、また、液晶表示パネ
ル1と照明ユニットUTの間に断熱材8を介す。
せ、熱による液晶表示パネルの表示ムラを改善する。 【解決手段】 光源2と、光源2からの光を導光させる
導光板3と、導光板3の裏面に配され導光板3に入射し
た光を反射させる反射シート5と、光源2の一側面を囲
むように配され光源2からの光を反射させて導光板3に
入射させるリフレクタ4と、反射シート5の裏面からリ
フレクタ4の一側面にまで及ぶように配されて光源2の
熱を放熱させる放熱板6とを備え、また、液晶表示パネ
ル1と照明ユニットUTの間に断熱材8を介す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
用いられる照明ユニット、及び、それを用いた液晶表示
装置に関する。
用いられる照明ユニット、及び、それを用いた液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パーソナルコンピュータ
や、ワードプロセッサー等の情報機器の表示装置、ある
いは携帯型テレビや、ビデオムービー、カーナビゲーシ
ョンシステム等の映像機器の表示装置において、軽量、
薄型、低消費電力という特徴を生かして液晶表示装置が
多く用いられるようになった。これらの液晶表示装置に
は明るい表示画面を実現するために、内蔵した照明ユニ
ットにより、表示素子の背後から照明光を当てるという
構成をとっているものが多い。
や、ワードプロセッサー等の情報機器の表示装置、ある
いは携帯型テレビや、ビデオムービー、カーナビゲーシ
ョンシステム等の映像機器の表示装置において、軽量、
薄型、低消費電力という特徴を生かして液晶表示装置が
多く用いられるようになった。これらの液晶表示装置に
は明るい表示画面を実現するために、内蔵した照明ユニ
ットにより、表示素子の背後から照明光を当てるという
構成をとっているものが多い。
【0003】この照明ユニットにおいては、導光板を表
示素子の裏面に置き、その導光板の端面に蛍光放電管の
線光源を配置するエッヂライト方式が、薄型化と発光面
の輝度均一性に優れているという特徴を有しており、ノ
ート型パーソナルコンピュータ等に使用される液晶表示
装置のバックライトとして、採用されることが多い。携
帯テレビやカーナビゲーションシステム等に使用される
液晶表示装置においては、薄さと輝度を両立させるため
に、導光板の四方側面や二方側面に光源が配されるエッ
ヂライト方式が採用されることが多い。
示素子の裏面に置き、その導光板の端面に蛍光放電管の
線光源を配置するエッヂライト方式が、薄型化と発光面
の輝度均一性に優れているという特徴を有しており、ノ
ート型パーソナルコンピュータ等に使用される液晶表示
装置のバックライトとして、採用されることが多い。携
帯テレビやカーナビゲーションシステム等に使用される
液晶表示装置においては、薄さと輝度を両立させるため
に、導光板の四方側面や二方側面に光源が配されるエッ
ヂライト方式が採用されることが多い。
【0004】図4は、従来の光源が導光板の側面に配さ
れるエッヂライト方式の照明ユニットUTと、これを有
する液晶表示装置Lである。この照明ユニットUTは、
背面全体に光を伝達する平板状の透明な導光板3と、こ
の導光板3の一方側面に配された光源2と、光源2を囲
むように断面が略コ字状に配されるリフレクタ4と、導
光板3の裏面に配される反射シート5から構成され、こ
れらはハウジング10及び裏面カバーRCにより保持さ
れる。
れるエッヂライト方式の照明ユニットUTと、これを有
する液晶表示装置Lである。この照明ユニットUTは、
背面全体に光を伝達する平板状の透明な導光板3と、こ
の導光板3の一方側面に配された光源2と、光源2を囲
むように断面が略コ字状に配されるリフレクタ4と、導
光板3の裏面に配される反射シート5から構成され、こ
れらはハウジング10及び裏面カバーRCにより保持さ
れる。
【0005】導光板3は、透過率及び屈折率等の光学特
性が適切なアクリル等の材料で形成される。光源2から
導光板端面3aに入射された光は、屈折及び反射により
表面側に出射される。反射シート5は、導光板3から裏
面側へ出射する光を反射させて再度導光板3へ入射させ
ることにより、光源の光を効率よく表面から出射させる
という役割を有する。この反射シート5としては、光反
射率の高い白色の樹脂製のフィルムが使用されている。
性が適切なアクリル等の材料で形成される。光源2から
導光板端面3aに入射された光は、屈折及び反射により
表面側に出射される。反射シート5は、導光板3から裏
面側へ出射する光を反射させて再度導光板3へ入射させ
ることにより、光源の光を効率よく表面から出射させる
という役割を有する。この反射シート5としては、光反
射率の高い白色の樹脂製のフィルムが使用されている。
【0006】リフレクタ4は、光源2の光を導光板3の
端面3aに効率よく光を入射させるもので、光源2を囲
むように断面が略コ字状に配されている。上記反射シー
ト5を光源2の方向へ延伸させ、光源2を囲むように略
コ字状に形成することにより、上記反射シート5とリフ
レクタ4を一体構成とするものもある。
端面3aに効率よく光を入射させるもので、光源2を囲
むように断面が略コ字状に配されている。上記反射シー
ト5を光源2の方向へ延伸させ、光源2を囲むように略
コ字状に形成することにより、上記反射シート5とリフ
レクタ4を一体構成とするものもある。
【0007】ハウジング10は、リフレクタ4と導光板
3の側面と表面の辺縁を囲むように近接配置されてい
る。ハウジング10は、リフレクタ4のホルダーとして
の役割を果たすとともに、液晶表示パネル1と光源2と
導光板3を保持する役割も有する。このハウジング10
は、例えばポリカーボネイト樹脂等から作られる。裏面
カバーRCは、主にステンレス等の金属で形成され、リ
フレクタ4と反射シート5の裏面に配され、ハウジング
10と共にホルダーとしての役割を果たす。
3の側面と表面の辺縁を囲むように近接配置されてい
る。ハウジング10は、リフレクタ4のホルダーとして
の役割を果たすとともに、液晶表示パネル1と光源2と
導光板3を保持する役割も有する。このハウジング10
は、例えばポリカーボネイト樹脂等から作られる。裏面
カバーRCは、主にステンレス等の金属で形成され、リ
フレクタ4と反射シート5の裏面に配され、ハウジング
10と共にホルダーとしての役割を果たす。
【0008】このような構成の照明ユニットUTは、そ
の表面側に液晶表示パネル1を配し、裏面カバーRCと
金属製の表側フレームFCとを取り付けることにより、
液晶表示装置Lとなる。光源2から発光された光は、直
接又はリフレクタ4により集光されて導光板3へと導か
れ、液晶表示パネル1の背面全体に均等に伝えられるこ
とにより、液晶表示パネル1の表示面1aに映し出され
た文字や映像が可視状態となる。
の表面側に液晶表示パネル1を配し、裏面カバーRCと
金属製の表側フレームFCとを取り付けることにより、
液晶表示装置Lとなる。光源2から発光された光は、直
接又はリフレクタ4により集光されて導光板3へと導か
れ、液晶表示パネル1の背面全体に均等に伝えられるこ
とにより、液晶表示パネル1の表示面1aに映し出され
た文字や映像が可視状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例の構成では、発光した光源2が発熱し、導光板3
への熱伝導により液晶パネル1に温度分布のムラができ
る。それにより、屈折率の変化が生じ、表示ムラが発生
する。特に、液晶表示パネル1の光源2近傍の温度が上
昇しやすいため、光源2の周辺に発生する表示ムラが著
しいという問題を有していた。さらに、近年は液晶表示
装置の高輝度化が進行していることから、照明ユニット
UTの光源2の消費電力も増加している。したがって、
発熱量も増大することになり、光源2の発熱の影響をい
かに液晶表示パネル1に与えないようにするかが重要な
課題となっている。
従来例の構成では、発光した光源2が発熱し、導光板3
への熱伝導により液晶パネル1に温度分布のムラができ
る。それにより、屈折率の変化が生じ、表示ムラが発生
する。特に、液晶表示パネル1の光源2近傍の温度が上
昇しやすいため、光源2の周辺に発生する表示ムラが著
しいという問題を有していた。さらに、近年は液晶表示
装置の高輝度化が進行していることから、照明ユニット
UTの光源2の消費電力も増加している。したがって、
発熱量も増大することになり、光源2の発熱の影響をい
かに液晶表示パネル1に与えないようにするかが重要な
課題となっている。
【0010】また、従来、反射シート5の裏面に放熱板
を配するものがあるが、最も光源2の熱の影響を受ける
リフレクタ4の側面には、放熱板は配されておらず、放
熱効率が十分ではなかった。また、従来は裏面カバーR
Cにより放熱板を覆うために、放熱効率が十分ではなか
った。
を配するものがあるが、最も光源2の熱の影響を受ける
リフレクタ4の側面には、放熱板は配されておらず、放
熱効率が十分ではなかった。また、従来は裏面カバーR
Cにより放熱板を覆うために、放熱効率が十分ではなか
った。
【0011】そこで本発明の目的は、光源の発熱を外部
に効率よく放出させることにより、液晶パネル側への熱
の影響を軽減し、ムラの無い美しい表示画面を実現する
ことのできる照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装
置を提供することにある。
に効率よく放出させることにより、液晶パネル側への熱
の影響を軽減し、ムラの無い美しい表示画面を実現する
ことのできる照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の照明ユニットは、光源と、
光源からの光を導光させる導光板と、導光板の裏面に配
され導光板に入射した光を反射させる反射シートと、光
源の一側面を囲むように配され光源からの光を反射させ
て導光板に入射させるリフレクタと、反射シートの裏面
からリフレクタの一側面にまで及ぶように配されて光源
の熱を放熱させる放熱板とを備えることを特徴とする。
ここで、放熱板は裏面カバーを兼ねる構成とし、反射シ
ートの裏面側に放熱板のみ配させることが好ましい。
に、本発明の請求項1記載の照明ユニットは、光源と、
光源からの光を導光させる導光板と、導光板の裏面に配
され導光板に入射した光を反射させる反射シートと、光
源の一側面を囲むように配され光源からの光を反射させ
て導光板に入射させるリフレクタと、反射シートの裏面
からリフレクタの一側面にまで及ぶように配されて光源
の熱を放熱させる放熱板とを備えることを特徴とする。
ここで、放熱板は裏面カバーを兼ねる構成とし、反射シ
ートの裏面側に放熱板のみ配させることが好ましい。
【0013】この発明によれば、放熱板がリフレクタの
裏面と側面を覆うように配されていることから、光源に
おいて発生した熱は、リフレクタの裏面のみならず側面
からも効率よく放熱板へと伝わり、外部へ効率よく放熱
されることとなる。また、放熱板は裏面カバーを兼ねる
構成とし、反射シートの裏面側に放熱板のみ配させる場
合は、光源から導光板と反射シートに伝導された熱が放
熱板から外部へ効率よく放熱され、裏面カバーにより遮
られることがなくなる。
裏面と側面を覆うように配されていることから、光源に
おいて発生した熱は、リフレクタの裏面のみならず側面
からも効率よく放熱板へと伝わり、外部へ効率よく放熱
されることとなる。また、放熱板は裏面カバーを兼ねる
構成とし、反射シートの裏面側に放熱板のみ配させる場
合は、光源から導光板と反射シートに伝導された熱が放
熱板から外部へ効率よく放熱され、裏面カバーにより遮
られることがなくなる。
【0014】本発明の請求項2記載の照明ユニットは、
光源と、光源からの光を導光させる導光板と、導光板の
裏面に配され導光板に入射した光を反射させる反射シー
トと、反射シートの裏面から光源の一側面を囲むように
配され光源の熱を放熱させる放熱板とを備え、上記放熱
板における光源の一側面側の内側に、白色樹脂フィルム
が貼着されていることを特徴とする。
光源と、光源からの光を導光させる導光板と、導光板の
裏面に配され導光板に入射した光を反射させる反射シー
トと、反射シートの裏面から光源の一側面を囲むように
配され光源の熱を放熱させる放熱板とを備え、上記放熱
板における光源の一側面側の内側に、白色樹脂フィルム
が貼着されていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、放熱板に樹脂フィルム
が貼着されていることから、放熱板の光源の側が従来の
リフレクタの反射機能を備えることとなり、従来のよう
に、放熱板とリフレクタの間に熱伝達の抵抗となる空気
層が形成されないため、更に効率良く光源において発生
した熱を外部へ放出させることとなる。
が貼着されていることから、放熱板の光源の側が従来の
リフレクタの反射機能を備えることとなり、従来のよう
に、放熱板とリフレクタの間に熱伝達の抵抗となる空気
層が形成されないため、更に効率良く光源において発生
した熱を外部へ放出させることとなる。
【0016】本発明の請求項3記載の照明ユニットは、
請求項1又は請求項2記載の発明を前提に、前記照明ユ
ニットの照射面側に液晶表示パネルが配されるととも
に、前記導光板や反射シート等が保持されるハウジング
が設けられ、これら液晶表示パネルとハウジングとの間
に断熱材が配されていることを特徴とする。
請求項1又は請求項2記載の発明を前提に、前記照明ユ
ニットの照射面側に液晶表示パネルが配されるととも
に、前記導光板や反射シート等が保持されるハウジング
が設けられ、これら液晶表示パネルとハウジングとの間
に断熱材が配されていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、光源において発生した
熱がハウジング等を伝導して表面側(照射面側)に熱伝
導されても、液晶表示パネルとハウジングとの間に断熱
材が配されているため、断熱材が熱伝導の抵抗となり、
液晶表示パネルの温度上昇を防止することができる。こ
れにより、局部的な温度上昇により生ずる屈折率の変化
等による表示ムラを無くした液晶表示装置が得られる。
熱がハウジング等を伝導して表面側(照射面側)に熱伝
導されても、液晶表示パネルとハウジングとの間に断熱
材が配されているため、断熱材が熱伝導の抵抗となり、
液晶表示パネルの温度上昇を防止することができる。こ
れにより、局部的な温度上昇により生ずる屈折率の変化
等による表示ムラを無くした液晶表示装置が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を引用しながら説明する。
面を引用しながら説明する。
【0019】本実施の形態の照明ユニットUTは、図1
に示すように、光源2と、光源2からの光を伝達する平
板状の導光板3と、光源2を囲むように配されて導光板
3の方向に光を反射させるリフレクタ4と、導光板3の
裏面に沿うように配された反射シート5と、前記リフレ
クタ4の側面及び裏面と導光板3の裏面を覆うように配
した熱伝導性の高い材料で構成された放熱板6と、リフ
レクタ4と導光板3の側面と表面の辺縁を囲むように配
されるハウジング10とを備える。光源2は、高周波で
駆動されて発光する蛍光放電管である。本実施の形態の
光源2は、導光板3の一辺の側面に配されているが、導
光板3の二辺の側面にそれぞれ1灯或いは複数灯配され
るものや、導光板3の四辺の側面に配されるもの等があ
り、いずれもエッヂライト方式と呼ばれる。
に示すように、光源2と、光源2からの光を伝達する平
板状の導光板3と、光源2を囲むように配されて導光板
3の方向に光を反射させるリフレクタ4と、導光板3の
裏面に沿うように配された反射シート5と、前記リフレ
クタ4の側面及び裏面と導光板3の裏面を覆うように配
した熱伝導性の高い材料で構成された放熱板6と、リフ
レクタ4と導光板3の側面と表面の辺縁を囲むように配
されるハウジング10とを備える。光源2は、高周波で
駆動されて発光する蛍光放電管である。本実施の形態の
光源2は、導光板3の一辺の側面に配されているが、導
光板3の二辺の側面にそれぞれ1灯或いは複数灯配され
るものや、導光板3の四辺の側面に配されるもの等があ
り、いずれもエッヂライト方式と呼ばれる。
【0020】導光板3は、透過率及び屈折率等の光伝達
に必要な光学特性が適切なアクリル等の材料で形成され
ている。この導光板3には、光源2からの距離に応じて
形状を変化させたドットパターンあるいは、溝パターン
(図示せず)等が裏面に施されている。
に必要な光学特性が適切なアクリル等の材料で形成され
ている。この導光板3には、光源2からの距離に応じて
形状を変化させたドットパターンあるいは、溝パターン
(図示せず)等が裏面に施されている。
【0021】反射シート5は、導光板3の裏面から外へ
出る光を再度導光板3内へ反射させて戻し、照明光とし
て効率よく出射させる役割を有している。この反射シー
ト5には、光反射率の高い白色の樹脂フィルムが使用さ
れる。なお、この反射シート5を光源2の方向へ延伸さ
せ、光源2を囲むように略コ字状に形成して、この反射
シート5と一体的構成のリフレクタ4を構成したものも
ある。リフレクタ4は、光源2の光を導光板3の端面3
aに効率よく光を入射させるもので、光源2を囲むよう
に断面が略コ字状に配されている。
出る光を再度導光板3内へ反射させて戻し、照明光とし
て効率よく出射させる役割を有している。この反射シー
ト5には、光反射率の高い白色の樹脂フィルムが使用さ
れる。なお、この反射シート5を光源2の方向へ延伸さ
せ、光源2を囲むように略コ字状に形成して、この反射
シート5と一体的構成のリフレクタ4を構成したものも
ある。リフレクタ4は、光源2の光を導光板3の端面3
aに効率よく光を入射させるもので、光源2を囲むよう
に断面が略コ字状に配されている。
【0022】本実施の形態の放熱板6は、アルミニウム
等の金属が使用され、リフレクタ4の裏面と側面及び反
射シート5の裏面を覆うようにL字状に配されるが、リ
フレクタ4の表面をも覆うようにコ字状としてもよい。
また、放熱板6は、照明ユニットUTの裏面を構成する
裏面カバーの役割も有する場合もある。すなわち、放熱
板6に、従来の裏面カバーRCが有していた照明ユニッ
トUTの裏面側構造体としての役割を持たせることによ
り、放熱板6のみでユニットUTの裏面が構成されてい
る。
等の金属が使用され、リフレクタ4の裏面と側面及び反
射シート5の裏面を覆うようにL字状に配されるが、リ
フレクタ4の表面をも覆うようにコ字状としてもよい。
また、放熱板6は、照明ユニットUTの裏面を構成する
裏面カバーの役割も有する場合もある。すなわち、放熱
板6に、従来の裏面カバーRCが有していた照明ユニッ
トUTの裏面側構造体としての役割を持たせることによ
り、放熱板6のみでユニットUTの裏面が構成されてい
る。
【0023】ハウジング10は、照明ユニットUTを構
成する部品を保持する役割を果たすとともに、液晶表示
パネル1を保持する役割も有する。このハウジング10
は、例えばポリカーボネイト樹脂等から作られる。
成する部品を保持する役割を果たすとともに、液晶表示
パネル1を保持する役割も有する。このハウジング10
は、例えばポリカーボネイト樹脂等から作られる。
【0024】このような照明ユニットUTは、その前方
に液晶表示パネル1を配し、金属製の表側フレームFC
を取り付けることにより、液晶表示装置Lとなる。液晶
表示パネル1は、文字及び映像を表示するもので、表示
用電極が敷設された一対の透明基板を適宜な間隔で対峙
させ、その間隔に液晶材料を前記透明基板の周辺をシー
ル材で封止して構成される液晶表示パネルと、この液晶
表示パネルの周囲に配置され、液晶パネルを表示させる
ための複数の駆動用回路と、この駆動用回路を実装した
基板などから構成される。
に液晶表示パネル1を配し、金属製の表側フレームFC
を取り付けることにより、液晶表示装置Lとなる。液晶
表示パネル1は、文字及び映像を表示するもので、表示
用電極が敷設された一対の透明基板を適宜な間隔で対峙
させ、その間隔に液晶材料を前記透明基板の周辺をシー
ル材で封止して構成される液晶表示パネルと、この液晶
表示パネルの周囲に配置され、液晶パネルを表示させる
ための複数の駆動用回路と、この駆動用回路を実装した
基板などから構成される。
【0025】この照明ユニットUTの出射光面側に液晶
表示パネル1が搭載された液晶表示装置Lにおいて、光
源2から発光された光は、直接又はリフレクタ4により
集光されて導光板3へと導かれ、液晶表示パネル1の背
面全体に均等に伝えられることにより、液晶表示パネル
1の表示面1aに映し出された文字や映像が可視状態と
なる。
表示パネル1が搭載された液晶表示装置Lにおいて、光
源2から発光された光は、直接又はリフレクタ4により
集光されて導光板3へと導かれ、液晶表示パネル1の背
面全体に均等に伝えられることにより、液晶表示パネル
1の表示面1aに映し出された文字や映像が可視状態と
なる。
【0026】通常、光源2において発生した熱は、リフ
レクタ4及びハウジング10に伝わるが、本実施の形態
の放熱板6は、リフレクタ4の側面とハウジング10に
挟まれるように、及びリフレクタ4の裏面を覆うように
配されているため、光源2において発生した熱は効率良
く放熱板6へと伝わり、照明ユニットUTの裏面へと熱
伝導され、外部に放熱される。したがって、光源2の発
熱による影響を液晶表示パネル1に与えないこととな
る。また、放熱板6に、従来の裏面カバーRCが有して
いた照明ユニットUTの裏面側構造体としての役割を持
たせることにより、放熱板6のみでユニットUTの裏面
が構成されている。これにより、放熱効果が高まり、ま
た、従来の裏面カバーRCが不要となることで部品構成
が削減され、組み立ても容易になる。
レクタ4及びハウジング10に伝わるが、本実施の形態
の放熱板6は、リフレクタ4の側面とハウジング10に
挟まれるように、及びリフレクタ4の裏面を覆うように
配されているため、光源2において発生した熱は効率良
く放熱板6へと伝わり、照明ユニットUTの裏面へと熱
伝導され、外部に放熱される。したがって、光源2の発
熱による影響を液晶表示パネル1に与えないこととな
る。また、放熱板6に、従来の裏面カバーRCが有して
いた照明ユニットUTの裏面側構造体としての役割を持
たせることにより、放熱板6のみでユニットUTの裏面
が構成されている。これにより、放熱効果が高まり、ま
た、従来の裏面カバーRCが不要となることで部品構成
が削減され、組み立ても容易になる。
【0027】(第2の実施の形態)本実施の形態の照明
ユニットUTは、図2に示すように、リフレクタ機能と
放熱機能を同時に有する一体構成の放熱板6としたもの
である。放熱板6は、例えば、アルミニウム製の放熱板
6の内側に高反射率の白色の樹脂フィルムを貼り合わせ
る構成にすると良い。リフレクタ4と放熱板6とが別部
材であると、リフレクタ4と放熱板6との間に空気層が
でき、空気層が熱抵抗の働きを持っていた。しかし、リ
フレクタ4と放熱板6が同一部材で一体構成とすると、
熱抵抗となる空気層ができないため、光源2において発
生した熱をさらに効率良く照明ユニットUT裏面に熱伝
達することができる。また、従来のリフレクタと放熱板
とを別個に用意することが不要になり、部品構成が削減
され、組み立ても容易になる。
ユニットUTは、図2に示すように、リフレクタ機能と
放熱機能を同時に有する一体構成の放熱板6としたもの
である。放熱板6は、例えば、アルミニウム製の放熱板
6の内側に高反射率の白色の樹脂フィルムを貼り合わせ
る構成にすると良い。リフレクタ4と放熱板6とが別部
材であると、リフレクタ4と放熱板6との間に空気層が
でき、空気層が熱抵抗の働きを持っていた。しかし、リ
フレクタ4と放熱板6が同一部材で一体構成とすると、
熱抵抗となる空気層ができないため、光源2において発
生した熱をさらに効率良く照明ユニットUT裏面に熱伝
達することができる。また、従来のリフレクタと放熱板
とを別個に用意することが不要になり、部品構成が削減
され、組み立ても容易になる。
【0028】以上の第1及び第2の実施の形態における
照明ユニットUTは、図3に示すように、表側フレーム
FCに覆われた表面部分において、液晶表示パネル1と
の間に発泡ウレタン等の断熱材8を介してもよい。液晶
表示パネル1は、熱によって屈折率が変化してしまう
が、断熱材8を配することにより、光源2において発生
した熱がリフレクタ4及びハウジング10を伝わって表
面側に伝導されても、断熱材8が液晶表示パネル1に熱
伝導されることを防止させるためである。このとき、放
熱板6の形状は、リフレクタ4に沿ってL字状もしくは
コ字状に形成されていても、又、放熱板6とリフレクタ
4が一体構造となっていても、断熱材8による効果を有
する。
照明ユニットUTは、図3に示すように、表側フレーム
FCに覆われた表面部分において、液晶表示パネル1と
の間に発泡ウレタン等の断熱材8を介してもよい。液晶
表示パネル1は、熱によって屈折率が変化してしまう
が、断熱材8を配することにより、光源2において発生
した熱がリフレクタ4及びハウジング10を伝わって表
面側に伝導されても、断熱材8が液晶表示パネル1に熱
伝導されることを防止させるためである。このとき、放
熱板6の形状は、リフレクタ4に沿ってL字状もしくは
コ字状に形成されていても、又、放熱板6とリフレクタ
4が一体構造となっていても、断熱材8による効果を有
する。
【0029】
【発明の効果】本発明の照明ユニットは、リフレクタの
裏面と側面及び導光板裏面を覆うように放熱板が配置さ
れ、更に液晶表示パネルが断熱材を介して照明ユニット
に設置されることから、光源において発生した熱は放熱
板を介して裏面側に熱伝導され、外部に放熱される。一
方、ハウジングを介して表面側に伝導された熱は、断熱
材により、液晶表示パネルに熱伝導されないこととな
る。したがって、光源において発生した熱は、表面側に
伝わることなく効率的に裏面側から放熱されるため、こ
の照明ユニットを用いれば、液晶表示装置における熱に
よる表示ムラを少なくすることが可能となる。
裏面と側面及び導光板裏面を覆うように放熱板が配置さ
れ、更に液晶表示パネルが断熱材を介して照明ユニット
に設置されることから、光源において発生した熱は放熱
板を介して裏面側に熱伝導され、外部に放熱される。一
方、ハウジングを介して表面側に伝導された熱は、断熱
材により、液晶表示パネルに熱伝導されないこととな
る。したがって、光源において発生した熱は、表面側に
伝わることなく効率的に裏面側から放熱されるため、こ
の照明ユニットを用いれば、液晶表示装置における熱に
よる表示ムラを少なくすることが可能となる。
【0030】
【図1】第1の実施の形態における照明ユニットを用い
た液晶表示装置の断面図
た液晶表示装置の断面図
【図2】第2の実施の形態における照明ユニットを用い
た液晶表示装置の断面図
た液晶表示装置の断面図
【図3】本発明の別の実施の形態における照明ユニット
を用いた液晶表示装置の断面図
を用いた液晶表示装置の断面図
【図4】従来の液晶表示装置の断面図
1 液晶表示パネル
2 光源
3 導光板
4 リフレクタ
5 反射シート
6 放熱板
8 断熱材
10 ハウジング
RC 裏面カバー
FC 表側フレーム
UT 照明ユニット
L 液晶表示装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 安田 吉範
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 瀬戸口 広志
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 前田 宏
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 2H091 FA16Z FA23Z FA32Z FA41Z
FD06 LA18
Claims (3)
- 【請求項1】 光源と、光源からの光を導光させる導光
板と、導光板の裏面に配され導光板に入射した光を反射
させる反射シートと、光源の一側面を囲むように配され
光源からの光を反射させて導光板に入射させるリフレク
タと、反射シートの裏面からリフレクタの一側面にまで
及ぶように配されて光源の熱を放熱させる放熱板とを備
えることを特徴とする照明ユニット。 - 【請求項2】 光源と、光源からの光を導光させる導光
板と、導光板の裏面に配され導光板に入射した光を反射
させる反射シートと、反射シートの裏面から光源の一側
面を囲むように配され光源の熱を放熱させる放熱板とを
備え、上記放熱板における光源の一側面側の内側に、白
色樹脂フィルムが貼着されていることを特徴とする照明
ユニット。 - 【請求項3】 前記照明ユニットの照射面側に液晶表示
パネルが配されるとともに、前記導光板や反射シート等
が保持されるハウジングが設けられ、これら液晶表示パ
ネルとハウジングとの間に断熱材が配されていることを
特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308391A JP2003114431A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308391A JP2003114431A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003114431A true JP2003114431A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19127713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001308391A Pending JP2003114431A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003114431A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005316150A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nippon Steel Corp | 可視光線反射板及びそれを組み込んでなる電気電子機器 |
CN102954407A (zh) * | 2011-08-17 | 2013-03-06 | 精工爱普生株式会社 | 照明装置、液晶显示装置及电子设备 |
TWI624619B (zh) * | 2017-04-13 | 2018-05-21 | 光寶電子(廣州)有限公司 | 發光裝置 |
-
2001
- 2001-10-04 JP JP2001308391A patent/JP2003114431A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005316150A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nippon Steel Corp | 可視光線反射板及びそれを組み込んでなる電気電子機器 |
JP4510507B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-07-28 | 新日本製鐵株式会社 | 可視光線反射板 |
CN102954407A (zh) * | 2011-08-17 | 2013-03-06 | 精工爱普生株式会社 | 照明装置、液晶显示装置及电子设备 |
TWI624619B (zh) * | 2017-04-13 | 2018-05-21 | 光寶電子(廣州)有限公司 | 發光裝置 |
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