JP2003112299A - プレス機械 - Google Patents
プレス機械Info
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- JP2003112299A JP2003112299A JP2001308626A JP2001308626A JP2003112299A JP 2003112299 A JP2003112299 A JP 2003112299A JP 2001308626 A JP2001308626 A JP 2001308626A JP 2001308626 A JP2001308626 A JP 2001308626A JP 2003112299 A JP2003112299 A JP 2003112299A
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- Japan
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- speed
- partial
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取扱いの容易化を図りつつ、製品精度および
生産性を向上できるプレス機械を提供する。 【解決手段】 基本線図記憶手段を参照して選択された
駆動構造パターンに対応するものとして抽出された基本
線図中の一部分に関する部分的速度パターンを選択可
能、速度線図算出式記憶手段を参照して選択された部分
的速度パターンに対応するものとして抽出された速度線
図算出式を利用して部分的速度線図およびその他範囲速
度線図を算出可能に形成し、指定されたプレス速度を順
守しながら選択された基本線図中の一部分の速度を算出
部分的速度線図に対応させかつその他範囲の速度を算出
されたその他範囲速度線図に対応させるように速度補正
してプレス運転可能に形成した。
生産性を向上できるプレス機械を提供する。 【解決手段】 基本線図記憶手段を参照して選択された
駆動構造パターンに対応するものとして抽出された基本
線図中の一部分に関する部分的速度パターンを選択可
能、速度線図算出式記憶手段を参照して選択された部分
的速度パターンに対応するものとして抽出された速度線
図算出式を利用して部分的速度線図およびその他範囲速
度線図を算出可能に形成し、指定されたプレス速度を順
守しながら選択された基本線図中の一部分の速度を算出
部分的速度線図に対応させかつその他範囲の速度を算出
されたその他範囲速度線図に対応させるように速度補正
してプレス運転可能に形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動構造パターン
を選択可能かつ選択された駆動構造パターンおよび指定
されたプレス速度にしたがってスライドを上下動させつ
つプレス運転可能なプレス機械に関する。
を選択可能かつ選択された駆動構造パターンおよび指定
されたプレス速度にしたがってスライドを上下動させつ
つプレス運転可能なプレス機械に関する。
【0002】
【背景の技術】プレス機械では、駆動源(例えば、電動
モータ)によって駆動構造パターン(例えば、クランク
…クランク軸あるいはエキセン…エキセントリック軸)
を駆動し、これに連結されたスライドを上下動させつつ
プレス運転可能に形成されている。
モータ)によって駆動構造パターン(例えば、クランク
…クランク軸あるいはエキセン…エキセントリック軸)
を駆動し、これに連結されたスライドを上下動させつつ
プレス運転可能に形成されている。
【0003】プレス速度は、スライドが上死点と下死点
との間を1上下動するに要する時間として観念され、駆
動源(電動モータ)の回転速度として指定される。具体
的には、SPM(Stroke Per Minut
e)として指定(設定や選択)されているのが一般的で
ある。
との間を1上下動するに要する時間として観念され、駆
動源(電動モータ)の回転速度として指定される。具体
的には、SPM(Stroke Per Minut
e)として指定(設定や選択)されているのが一般的で
ある。
【0004】そして、かかるプレス機械では、本格生産
前に先だって試し打ち(プレス加工テスト)を行って、
製品状況(例えば、製品精度)や環境状況(例えば、振
動・騒音)を監視しつつプレス加工(例えば、打抜き加
工)に最適なSPMを指定(設定や選択)している。
前に先だって試し打ち(プレス加工テスト)を行って、
製品状況(例えば、製品精度)や環境状況(例えば、振
動・騒音)を監視しつつプレス加工(例えば、打抜き加
工)に最適なSPMを指定(設定や選択)している。
【0005】なお、プレス機械の中には、複数の駆動構
造パターン(例えば、クランク,リンク,トグル)の中
から当該時のプレス加工に好適な1つの駆動構造パター
ンを選択可能かつ選択された駆動構造パターンおよび指
定されたプレス速度にしたがってプレス運転可能に形成
されたものがある。
造パターン(例えば、クランク,リンク,トグル)の中
から当該時のプレス加工に好適な1つの駆動構造パター
ンを選択可能かつ選択された駆動構造パターンおよび指
定されたプレス速度にしたがってプレス運転可能に形成
されたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、試し打ち時
における例えば騒音(や振動)が過大である場合には、
SPMを低く指定(設定や選択)し直してから、生産に
入る。しかし、指定されたプレス速度の低速化は、低騒
音化を達成できたとしても生産性が低下するという新た
な不都合が生じる。特に、複数の駆動構造パターン(ク
ランク,リンク,トグル)の中から当該時のプレス加工
に好適な1つの駆動構造パターンを選択することができ
るように構成されたプレス機械の場合には、選択された
駆動構造パターンごとに特性が異なるので、その見極め
が非常に難しい。
における例えば騒音(や振動)が過大である場合には、
SPMを低く指定(設定や選択)し直してから、生産に
入る。しかし、指定されたプレス速度の低速化は、低騒
音化を達成できたとしても生産性が低下するという新た
な不都合が生じる。特に、複数の駆動構造パターン(ク
ランク,リンク,トグル)の中から当該時のプレス加工
に好適な1つの駆動構造パターンを選択することができ
るように構成されたプレス機械の場合には、選択された
駆動構造パターンごとに特性が異なるので、その見極め
が非常に難しい。
【0007】また、プレス速度(SPM)と駆動モータ
の回転数(RPM…Revolution Per M
inute)との対応性を知りながら駆動構造パターン
を変更しなければならないで、この指定変更作業が煩わ
しい。さらに、複数の駆動構造パターン(クランク,リ
ンク,トグル)の中から当該時のプレス加工に好適な1
つの駆動構造パターンを選択するプレス機械の場合に
は、当然として、SPMの設定前に例えば製品精度上の
観点から駆動構造パターンを選択しなければならない
が、例えば「打抜き加工」には「リンク」が好適として
直ちに選択することができたとしても、例えば「絞り加
工」の場合には「トグル」および「リンク」のうちのい
ずれが好適なのか、あるいは「リンク」でも良いのかを
即応的に判断することは難しい。
の回転数(RPM…Revolution Per M
inute)との対応性を知りながら駆動構造パターン
を変更しなければならないで、この指定変更作業が煩わ
しい。さらに、複数の駆動構造パターン(クランク,リ
ンク,トグル)の中から当該時のプレス加工に好適な1
つの駆動構造パターンを選択するプレス機械の場合に
は、当然として、SPMの設定前に例えば製品精度上の
観点から駆動構造パターンを選択しなければならない
が、例えば「打抜き加工」には「リンク」が好適として
直ちに選択することができたとしても、例えば「絞り加
工」の場合には「トグル」および「リンク」のうちのい
ずれが好適なのか、あるいは「リンク」でも良いのかを
即応的に判断することは難しい。
【0008】さらに、この駆動構造パターンの選択後に
SPMの指定をすることになるので、選択作業による駆
動構造パターンと指定作業によるSPMとの関係にミス
マッチがある場合には、これら両作業を交互に繰り返し
行わなければならない事態が生じる。ベテラン作業員の
小人数化に伴い一段と深刻な問題となりつつある。
SPMの指定をすることになるので、選択作業による駆
動構造パターンと指定作業によるSPMとの関係にミス
マッチがある場合には、これら両作業を交互に繰り返し
行わなければならない事態が生じる。ベテラン作業員の
小人数化に伴い一段と深刻な問題となりつつある。
【0009】かくして、複数の駆動構造パターン(クラ
ンク,リンク,トグル)の中から当該時のプレス加工に
好適な1つの駆動構造パターンを選択することができる
ように構成されたプレス機械では、取扱いが難しく、選
択された駆動構造パターンによっては製品精度が低下
し、指定されたSPMによっては生産性が低下する。
ンク,リンク,トグル)の中から当該時のプレス加工に
好適な1つの駆動構造パターンを選択することができる
ように構成されたプレス機械では、取扱いが難しく、選
択された駆動構造パターンによっては製品精度が低下
し、指定されたSPMによっては生産性が低下する。
【0010】本発明の目的は、取扱いの容易化を図りつ
つ、製品精度および生産性を向上できるプレス機械を提
供することにある。
つ、製品精度および生産性を向上できるプレス機械を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、駆動
構造パターンを選択可能かつ選択された駆動構造パター
ンおよび指定されたプレス速度にしたがってスライドを
上下動させつつプレス運転可能なプレス機械において、
基本線図記憶手段を参照して選択された前記駆動構造パ
ターンに対応する基本線図を抽出可能かつ抽出された基
本線図中の一部分に関する部分的速度パターンを選択可
能に形成するとともに、速度線図算出式記憶手段を参照
して選択された部分的速度パターンに対応する速度線図
算出式を抽出可能かつ抽出された速度線図算出式を利用
して部分的速度線図およびその他範囲速度線図を算出可
能に形成し、指定された前記スライドの1上下動に対応
する前記プレス速度を順守しながら選択された基本線図
中の一部分の速度を算出された部分的速度線図に対応さ
せかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を算出された
その他範囲速度線図に対応させるように速度補正してプ
レス運転可能に形成された、プレス機械である。
構造パターンを選択可能かつ選択された駆動構造パター
ンおよび指定されたプレス速度にしたがってスライドを
上下動させつつプレス運転可能なプレス機械において、
基本線図記憶手段を参照して選択された前記駆動構造パ
ターンに対応する基本線図を抽出可能かつ抽出された基
本線図中の一部分に関する部分的速度パターンを選択可
能に形成するとともに、速度線図算出式記憶手段を参照
して選択された部分的速度パターンに対応する速度線図
算出式を抽出可能かつ抽出された速度線図算出式を利用
して部分的速度線図およびその他範囲速度線図を算出可
能に形成し、指定された前記スライドの1上下動に対応
する前記プレス速度を順守しながら選択された基本線図
中の一部分の速度を算出された部分的速度線図に対応さ
せかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を算出された
その他範囲速度線図に対応させるように速度補正してプ
レス運転可能に形成された、プレス機械である。
【0012】かかる発明では、基本線図記憶手段に、駆
動構造パターン(例えば、“クランク”,“リンク”,
“トグル”)ごとに対応する各基本線図(例えば、“ク
ランク角度とスライド位置とを対応させた線図”)を記
憶させておく。また、速度線図算出式記憶手段に、基本
線図中の一部分(例えば、“下死点上の設定スライド位
置から下死点までの範囲”)に関する部分的速度パター
ンに対応する速度線図算出式(式だけでなく、部分的速
度を基本的速度と異なる速度とした部分速度線図の形成
として記憶させておいてもよい。)を記憶させておく。
動構造パターン(例えば、“クランク”,“リンク”,
“トグル”)ごとに対応する各基本線図(例えば、“ク
ランク角度とスライド位置とを対応させた線図”)を記
憶させておく。また、速度線図算出式記憶手段に、基本
線図中の一部分(例えば、“下死点上の設定スライド位
置から下死点までの範囲”)に関する部分的速度パター
ンに対応する速度線図算出式(式だけでなく、部分的速
度を基本的速度と異なる速度とした部分速度線図の形成
として記憶させておいてもよい。)を記憶させておく。
【0013】ここで、例えば「打抜き加工」のために
「リンク」と「クランク」とを比較考量して決めた駆動
構造パターン(例えば、“クランク”)を選択する。す
ると、基本線図記憶手段を参照して選択された駆動構造
パターン(“クランク”)に対応する基本線図が抽出さ
れる。また、SPMも指定する。
「リンク」と「クランク」とを比較考量して決めた駆動
構造パターン(例えば、“クランク”)を選択する。す
ると、基本線図記憶手段を参照して選択された駆動構造
パターン(“クランク”)に対応する基本線図が抽出さ
れる。また、SPMも指定する。
【0014】この段階で試し打ちをすれば、駆動源が起
動され、指定されたSPM(例えば、“100”)でか
つ抽出された基本線図[“スライドの1上下動時間(ク
ランク角度)とスライド位置とを対応させたスライドモ
ーション線図”]に則ったプレス運転が成される。
動され、指定されたSPM(例えば、“100”)でか
つ抽出された基本線図[“スライドの1上下動時間(ク
ランク角度)とスライド位置とを対応させたスライドモ
ーション線図”]に則ったプレス運転が成される。
【0015】ここで、試し打ち結果の状況から判断し
て、生産性(SPM)を保持したまま一段の低振動化を
期するために、次の試し打ち(乃至本生産)に際する下
死点近辺でのプレス速度を今回速度よりも低くすること
を決した場合を考える。
て、生産性(SPM)を保持したまま一段の低振動化を
期するために、次の試し打ち(乃至本生産)に際する下
死点近辺でのプレス速度を今回速度よりも低くすること
を決した場合を考える。
【0016】この場合には、当該基本線図中の一部分
(“下死点上の設定スライド位置から下死点までの範
囲”…設定変更可能に形成しておくのが好ましい。)に
関する部分的速度パターン(例えば、“絶対的速度”や
“何%ダウン”あるいは“少し遅く”)を選択する。
(“下死点上の設定スライド位置から下死点までの範
囲”…設定変更可能に形成しておくのが好ましい。)に
関する部分的速度パターン(例えば、“絶対的速度”や
“何%ダウン”あるいは“少し遅く”)を選択する。
【0017】すると、速度線図算出式記憶手段を参照し
て、選択された部分的速度パターン(例えば、“何%ダ
ウン”)に対応する速度線図算出式が抽出される。引続
き、抽出された速度線図算出式を利用して、部分的速度
線図(“下死点上の設定スライド位置から下死点までの
範囲”)およびその他範囲(“上死点から下死点上の設
定スライド位置までの範囲”および“下死点から上死点
までの範囲”)の各速度線図が算出される。つまり、時
々刻々に変化するスライド位置ごとの上(下)移動速度
が算出される。
て、選択された部分的速度パターン(例えば、“何%ダ
ウン”)に対応する速度線図算出式が抽出される。引続
き、抽出された速度線図算出式を利用して、部分的速度
線図(“下死点上の設定スライド位置から下死点までの
範囲”)およびその他範囲(“上死点から下死点上の設
定スライド位置までの範囲”および“下死点から上死点
までの範囲”)の各速度線図が算出される。つまり、時
々刻々に変化するスライド位置ごとの上(下)移動速度
が算出される。
【0018】かくして、指定されたスライドの1上下動
に対応するプレス速度(“SPM”)を順守しながら、
選択された基本線図中の一部分の速度を算出された部分
的速度線図に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲
の速度を算出されたその他範囲速度線図に対応させるよ
うに速度補正してプレス運転が成される。
に対応するプレス速度(“SPM”)を順守しながら、
選択された基本線図中の一部分の速度を算出された部分
的速度線図に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲
の速度を算出されたその他範囲速度線図に対応させるよ
うに速度補正してプレス運転が成される。
【0019】結果良好の場合はそのまま本生産に入り、
不良の場合や例えば一段の低振動化を希望する場合は、
SPMの指定・駆動構造パターンの選択を繰り返しかつ
試し打ちを続ける。
不良の場合や例えば一段の低振動化を希望する場合は、
SPMの指定・駆動構造パターンの選択を繰り返しかつ
試し打ちを続ける。
【0020】したがって、全範囲の基本線図を再作成し
たり再変更するのではなく、試し打ちで結果を評価しつ
つ駆動構造パターン(例えば、“クランク”)と部分的
速度パターン(例えば、“何%ダウン”)とを適宜に選
択するだけでよいから、取扱いが極めて容易である。ま
た、指定SPMを担保しつつ選択駆動構造パターンに対
応する基本線図中の一部分の速度を算出部分的速度線図
に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を算
出その他範囲速度線図に対応させるように速度補正した
理想的状態でプレス運転することができるから、製品精
度および生産性を大幅に向上できる。製品コストの低減
も図れる。
たり再変更するのではなく、試し打ちで結果を評価しつ
つ駆動構造パターン(例えば、“クランク”)と部分的
速度パターン(例えば、“何%ダウン”)とを適宜に選
択するだけでよいから、取扱いが極めて容易である。ま
た、指定SPMを担保しつつ選択駆動構造パターンに対
応する基本線図中の一部分の速度を算出部分的速度線図
に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を算
出その他範囲速度線図に対応させるように速度補正した
理想的状態でプレス運転することができるから、製品精
度および生産性を大幅に向上できる。製品コストの低減
も図れる。
【0021】また、請求項2の発明は、プレス加工態様
を選択することにより前記駆動構造パターンが選択可能
なプレス機械である。
を選択することにより前記駆動構造パターンが選択可能
なプレス機械である。
【0022】かかる発明では、駆動構造パターン(例え
ば、“クランク”,“リンク”,“トグル”)は、プレ
ス加工態様(例えば、“クランク”が好適とされる“打
抜き加工”,“リンク” が好適とされる“絞り加
工”,“トグル” が好適とされる“印圧加工”)の1
つを選択することにより、間接的に選択することができ
る。
ば、“クランク”,“リンク”,“トグル”)は、プレ
ス加工態様(例えば、“クランク”が好適とされる“打
抜き加工”,“リンク” が好適とされる“絞り加
工”,“トグル” が好適とされる“印圧加工”)の1
つを選択することにより、間接的に選択することができ
る。
【0023】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらにプ
レス機械構造(駆動構造パターンを含む。)をあまり知
らない作業員でもこれからワークに施そうとするプレス
加工態様(例えば、“打抜き加工”)を選択するだけで
よいから、取扱いが一段と容易でかつ駆動構造パターン
をミスなく正確かつ迅速に選択することができる。
な作用効果を奏することができることに加え、さらにプ
レス機械構造(駆動構造パターンを含む。)をあまり知
らない作業員でもこれからワークに施そうとするプレス
加工態様(例えば、“打抜き加工”)を選択するだけで
よいから、取扱いが一段と容易でかつ駆動構造パターン
をミスなく正確かつ迅速に選択することができる。
【0024】また、請求項3の発明は、前記一部分が、
スライドが下死点よりも上方で予めセットされた距離だ
け下死点から離れた開始位置から下死点と等しい終点位
置までの間に所在する場合として規定されたプレス機械
である。
スライドが下死点よりも上方で予めセットされた距離だ
け下死点から離れた開始位置から下死点と等しい終点位
置までの間に所在する場合として規定されたプレス機械
である。
【0025】かかる発明では、選択された基本線図中の
一部分が、スライドが下死点よりも上方で予めセットさ
れた距離だけ下死点から離れた開始位置から下死点と等
しい終点位置までの間に所在するものとして規定されて
いるので、請求項1および請求項2の各発明の場合と同
様な作用効果を奏することができることに加え、さらに
作業者が一部分を何処にしたらよいかを迷うことがなく
かつその設定入力作業等も必要としない。つまり、取扱
いが一段と容易になる。
一部分が、スライドが下死点よりも上方で予めセットさ
れた距離だけ下死点から離れた開始位置から下死点と等
しい終点位置までの間に所在するものとして規定されて
いるので、請求項1および請求項2の各発明の場合と同
様な作用効果を奏することができることに加え、さらに
作業者が一部分を何処にしたらよいかを迷うことがなく
かつその設定入力作業等も必要としない。つまり、取扱
いが一段と容易になる。
【0026】さらに、請求項4の発明は、試し打ち時の
速度に対して概念的に速くするか遅くするかを選択する
ことで、前記部分的速度パターンの選択が行われるプレ
ス機械である。
速度に対して概念的に速くするか遅くするかを選択する
ことで、前記部分的速度パターンの選択が行われるプレ
ス機械である。
【0027】かかる発明では、試し打ち時のプレス速度
(“選択プレス速度”)に対して概念的に速くする(例
えば、“速く”,“少し速く”)か,遅くする(例え
ば、“少し遅く”,“遅く”)かを選択することで、部
分的速度パターン(例えば、基本線図上での部分的速度
を“100%”とした場合において、その“10%U
P”,“5%UP”、“5%DOWN”,“10%DO
WN”させた速度)を選択することができる。
(“選択プレス速度”)に対して概念的に速くする(例
えば、“速く”,“少し速く”)か,遅くする(例え
ば、“少し遅く”,“遅く”)かを選択することで、部
分的速度パターン(例えば、基本線図上での部分的速度
を“100%”とした場合において、その“10%U
P”,“5%UP”、“5%DOWN”,“10%DO
WN”させた速度)を選択することができる。
【0028】したがって、請求項1から請求項3までの
各発明の場合と同様な作用効果を奏することができるこ
とに加え、さらに作業員が指定プレス速度(SPM)を
勘案しつつ当該指定プレス速度に応じた具体的増減プレ
ス速度値(あるいは絶対的プレス速度値)を決定しかつ
再指定変更作業をする必要がないので、取扱いがより一
段と容易になる。
各発明の場合と同様な作用効果を奏することができるこ
とに加え、さらに作業員が指定プレス速度(SPM)を
勘案しつつ当該指定プレス速度に応じた具体的増減プレ
ス速度値(あるいは絶対的プレス速度値)を決定しかつ
再指定変更作業をする必要がないので、取扱いがより一
段と容易になる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0030】本プレス機械1は、図1〜図9に示す如
く、基本線図記憶手段34CMを参照して選択された駆
動構造パターンに対応するものとして抽出された基本線
図中の一部分に関する部分的速度パターンを選択可能、
速度線図算出式記憶手段34FMを参照して選択された
部分的速度パターンに対応するものとして抽出された速
度線図算出式を利用して部分的速度線図およびその他範
囲速度線図を算出可能に形成され、スライド5の1上下
動に対応する指定プレス速度(SPM)を順守しながら
選択基本線図中の一部分速度を算出された部分的速度線
図に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を
算出されたその他範囲速度線図に対応させるように速度
補正してプレス運転可能に形成されている。
く、基本線図記憶手段34CMを参照して選択された駆
動構造パターンに対応するものとして抽出された基本線
図中の一部分に関する部分的速度パターンを選択可能、
速度線図算出式記憶手段34FMを参照して選択された
部分的速度パターンに対応するものとして抽出された速
度線図算出式を利用して部分的速度線図およびその他範
囲速度線図を算出可能に形成され、スライド5の1上下
動に対応する指定プレス速度(SPM)を順守しながら
選択基本線図中の一部分速度を算出された部分的速度線
図に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を
算出されたその他範囲速度線図に対応させるように速度
補正してプレス運転可能に形成されている。
【0031】本プレス機械1の基本的な構成・機能は、
駆動構造パターン(この実施形態では、“クランク”,
“リンク”,“トグル”)を選択可能かつ選択された駆
動構造パターン(例えば、“クランク”)および指定さ
れたプレス速度[SPM(例えば、“100”)]にし
たがってスライド5を上下動させつつプレス運転可能で
ある。
駆動構造パターン(この実施形態では、“クランク”,
“リンク”,“トグル”)を選択可能かつ選択された駆
動構造パターン(例えば、“クランク”)および指定さ
れたプレス速度[SPM(例えば、“100”)]にし
たがってスライド5を上下動させつつプレス運転可能で
ある。
【0032】一般的には、プレス加工態様が「絞り加
工」の場合は「リンク」を、プレス加工態様が「印圧加
工」の場合は「トグル」を、プレス加工態様が「打抜き
加工」の場合は「クランク」(または、「リンク」)
を、選択するのが好ましい。
工」の場合は「リンク」を、プレス加工態様が「印圧加
工」の場合は「トグル」を、プレス加工態様が「打抜き
加工」の場合は「クランク」(または、「リンク」)
を、選択するのが好ましい。
【0033】図1において、プレス機械1は、スライド
5がフレーム2と一体的なガイド2Gに上下方向に摺動
可能に案内され、このスライド5側の上型(図示省略)
とボルスタ6側の下型(図示省略)との下死点近傍にお
ける協働により、ワークにプレス加工を施すことができ
る。
5がフレーム2と一体的なガイド2Gに上下方向に摺動
可能に案内され、このスライド5側の上型(図示省略)
とボルスタ6側の下型(図示省略)との下死点近傍にお
ける協働により、ワークにプレス加工を施すことができ
る。
【0034】駆動機構は、駆動構造パターンと駆動源
(駆動モータ)とからなる。図1に示す駆動構造パター
ンは、軸受7A,7Bに軸支されたクランク軸3と,こ
のクランク軸3とスライド5とを連結するコンロッド9
とからなる“クランク”機構である。なお、駆動源(1
0)とは、カップリング11を介して連結されている。
図1中の12はブレーキ、15はエンコーダである。
(駆動モータ)とからなる。図1に示す駆動構造パター
ンは、軸受7A,7Bに軸支されたクランク軸3と,こ
のクランク軸3とスライド5とを連結するコンロッド9
とからなる“クランク”機構である。なお、駆動源(1
0)とは、カップリング11を介して連結されている。
図1中の12はブレーキ、15はエンコーダである。
【0035】駆動モータは、一般式[P(出力)=T
(トルク)×ω(角速度)]、ω=2πN(回転数)に
おいて、T=K1(定数)×φ1(界磁コイルによる磁
束)×I(電機子コイル電流)でかつφ1(界磁コイル
による磁束)の大きさを界磁電流を設定変更することで
調整可能に形成された、つまりN(回転数)[SPM]
により発生トルク(T)が決まる出力が一定であるとと
もに低回転数で大きなトルクを発生可能な定出力モータ
10である。
(トルク)×ω(角速度)]、ω=2πN(回転数)に
おいて、T=K1(定数)×φ1(界磁コイルによる磁
束)×I(電機子コイル電流)でかつφ1(界磁コイル
による磁束)の大きさを界磁電流を設定変更することで
調整可能に形成された、つまりN(回転数)[SPM]
により発生トルク(T)が決まる出力が一定であるとと
もに低回転数で大きなトルクを発生可能な定出力モータ
10である。
【0036】図1で駆動モータ(10)とクランク
(3)とは直結されているが、減速構造を構成する減速
機を介して連結してもよい。また、減速構造は、減速機
に限らず、減速構造モータ(10)側のピニオンとクラ
ンク軸3側のメーンギヤとの噛み合わせ構造としてもよ
い。かくすれば、一段の高プレス荷重にも適応できる。
(3)とは直結されているが、減速構造を構成する減速
機を介して連結してもよい。また、減速構造は、減速機
に限らず、減速構造モータ(10)側のピニオンとクラ
ンク軸3側のメーンギヤとの噛み合わせ構造としてもよ
い。かくすれば、一段の高プレス荷重にも適応できる。
【0037】図2において、駆動制御部30は、この実
施形態では、CPU31,ROM32,RAM33,H
DD(ハードディスク装置)34,操作部(キーボード
KB)35,表示部(液晶表示器IND)36,インタ
ーフェイス(I/F)38および入出力ポート(I/
O)37を含み、このプレス機械1の各構成機器を駆動
制御する。
施形態では、CPU31,ROM32,RAM33,H
DD(ハードディスク装置)34,操作部(キーボード
KB)35,表示部(液晶表示器IND)36,インタ
ーフェイス(I/F)38および入出力ポート(I/
O)37を含み、このプレス機械1の各構成機器を駆動
制御する。
【0038】定出力モータ10はモータドライバ(DR
VR)10Dを介して駆動制御部30に接続され、定出
力モータ10の回転数を検出するエンコーダ(EN)1
5はインターフェイス(I/F)38を介して接続され
ている。その他機器(定出力モータ10を除く各駆動源
等,エンコーダ15を除く各検出器・センサ等)は入出
力ポート(I/O)37を介して接続されている。
VR)10Dを介して駆動制御部30に接続され、定出
力モータ10の回転数を検出するエンコーダ(EN)1
5はインターフェイス(I/F)38を介して接続され
ている。その他機器(定出力モータ10を除く各駆動源
等,エンコーダ15を除く各検出器・センサ等)は入出
力ポート(I/O)37を介して接続されている。
【0039】HDD34には、この発明と関係あるもの
としては、基本線図を記憶する図3に示す基本線図記憶
手段34CMと図4に示す速度線図を記憶する速度線図
算出式記憶手段34FMとが設けられている。記憶対象
である各基本線図および各速度線図についての詳細は後
述する。
としては、基本線図を記憶する図3に示す基本線図記憶
手段34CMと図4に示す速度線図を記憶する速度線図
算出式記憶手段34FMとが設けられている。記憶対象
である各基本線図および各速度線図についての詳細は後
述する。
【0040】なお、基本線図記憶手段34CMおよび速
度線図算出式記憶手段34FMは、RAM33に展開さ
れて使用される。これとの関係で、詳細後記の基本線図
抽出制御手段,速度線図算出式抽出制御手段,部分的速
度線図算出手段,その他範囲速度線図算出手段および補
正線図算出手段等は、当該各制御プログラムを格納させ
たROM32とこれを実行するCPU31から形成され
ている場合について説明するが、当該各制御プログラム
を格納するプログラム格納エリアを有するHDD34と
各制御プログラムを展開するRAM33とCPU31か
ら形成してもよい。
度線図算出式記憶手段34FMは、RAM33に展開さ
れて使用される。これとの関係で、詳細後記の基本線図
抽出制御手段,速度線図算出式抽出制御手段,部分的速
度線図算出手段,その他範囲速度線図算出手段および補
正線図算出手段等は、当該各制御プログラムを格納させ
たROM32とこれを実行するCPU31から形成され
ている場合について説明するが、当該各制御プログラム
を格納するプログラム格納エリアを有するHDD34と
各制御プログラムを展開するRAM33とCPU31か
ら形成してもよい。
【0041】さて、駆動構造パターンは、図1に示した
“クランク”(クランク軸3,コンロッド9)と、構造
自体は公知であることから図示省略した“リンク”と、
これまた構造自体は公知であることから図示省略した
“トグル”との3種類とされ、試し打ちおよび本生産に
先立ちその1つを選択的に切替え可能かつ切替え後の駆
動構造(パターン)を起動してプレス加工(運転)可能
に形成されている。
“クランク”(クランク軸3,コンロッド9)と、構造
自体は公知であることから図示省略した“リンク”と、
これまた構造自体は公知であることから図示省略した
“トグル”との3種類とされ、試し打ちおよび本生産に
先立ちその1つを選択的に切替え可能かつ切替え後の駆
動構造(パターン)を起動してプレス加工(運転)可能
に形成されている。
【0042】つまり、1台のプレス機械1で3つの駆動
構造パターンの中から任意の1つを選択して切替え、選
択された駆動構造パターンを起動してプレス加工するこ
とができる。
構造パターンの中から任意の1つを選択して切替え、選
択された駆動構造パターンを起動してプレス加工するこ
とができる。
【0043】かくして、スライドモーションカーブ(基
本線図)を多数の条件を設定入力することでその都度に
改変し、しかる後に改変後のスライドモーションカーブ
(改変後線図)に則ってプレス運転可能に形成すること
も考えられる。しかし、この考え方は、複数の駆動構造
パターンの中からその1つを選択しつつ運転するプレス
機械においては、煩雑化するばかりで実用性がないと理
解される。
本線図)を多数の条件を設定入力することでその都度に
改変し、しかる後に改変後のスライドモーションカーブ
(改変後線図)に則ってプレス運転可能に形成すること
も考えられる。しかし、この考え方は、複数の駆動構造
パターンの中からその1つを選択しつつ運転するプレス
機械においては、煩雑化するばかりで実用性がないと理
解される。
【0044】ここに、本願発明では、駆動構造パターン
(“クランク”,“リンク”,“トグル”)ごとに対応
しかつ概念的には図8に示す通りである各基本線図
(“SMC・C”,“SMC・L”,“SMC・T”)
を、図2,図3に示す基本線図記憶手段34CMに予め
記憶させておき、SPMを担保しつつ選択された基本線
図を部分的に変更した線図でプレス運転可能に形成して
ある。
(“クランク”,“リンク”,“トグル”)ごとに対応
しかつ概念的には図8に示す通りである各基本線図
(“SMC・C”,“SMC・L”,“SMC・T”)
を、図2,図3に示す基本線図記憶手段34CMに予め
記憶させておき、SPMを担保しつつ選択された基本線
図を部分的に変更した線図でプレス運転可能に形成して
ある。
【0045】図8は、選択された駆動構造パターンが上
段に示した“クランク”で、基本線図が選択駆動構造パ
ターン(“クランク”)に対応する“SMC・C”で、
選択された部分的速度パターンが“3:少し遅く”で、
指定されたプレス速度(SPM)が下段に示した“10
0”で、これらが表示部36の画面上つまり操作画面3
6Gに表示された場合を示す。
段に示した“クランク”で、基本線図が選択駆動構造パ
ターン(“クランク”)に対応する“SMC・C”で、
選択された部分的速度パターンが“3:少し遅く”で、
指定されたプレス速度(SPM)が下段に示した“10
0”で、これらが表示部36の画面上つまり操作画面3
6Gに表示された場合を示す。
【0046】なお、図8の中段に2点鎖線で囲んで併表
示表現した選択駆動構造パターンを指す“リンク”、こ
の基本線図を指す“SMC・L”および選択部分的速度
パターンを指す“2:少し速く”、並びに選択駆動構造
パターンを指す“トグル”、この基本線図を指す“SM
C・T”および選択部分的速度パターンを指す“1:速
く”は、参考用(説明便宜上)として図示したものであ
る。したがって、これらは当該時の選択内容(駆動構造
パターン“クランク”、基本線図“SMC・C”および
部分的速度パターン“3:少し遅く”)が表示されてい
る場合には、併表示されることはない。
示表現した選択駆動構造パターンを指す“リンク”、こ
の基本線図を指す“SMC・L”および選択部分的速度
パターンを指す“2:少し速く”、並びに選択駆動構造
パターンを指す“トグル”、この基本線図を指す“SM
C・T”および選択部分的速度パターンを指す“1:速
く”は、参考用(説明便宜上)として図示したものであ
る。したがって、これらは当該時の選択内容(駆動構造
パターン“クランク”、基本線図“SMC・C”および
部分的速度パターン“3:少し遅く”)が表示されてい
る場合には、併表示されることはない。
【0047】ここに、図8に示された選択駆動構造パタ
ーン(“クランク”)の基本線図(“SMC・C”)
は、具体的には図9に示すスライドモーション曲線(S
in波形状曲線)である。この線図は、縦軸がストロー
ク長さ(スライド5の位置)で、横軸がスライド5の1
上下動に要する時間(この場合は、クランク角度)とさ
れている。
ーン(“クランク”)の基本線図(“SMC・C”)
は、具体的には図9に示すスライドモーション曲線(S
in波形状曲線)である。この線図は、縦軸がストロー
ク長さ(スライド5の位置)で、横軸がスライド5の1
上下動に要する時間(この場合は、クランク角度)とさ
れている。
【0048】基本線図(“SMC・C”)中の一部分
(“SMC・CP”)は、この実施形態の場合は、図9
に示す如く、スライド5が下死点よりも上方で予めセッ
トされた距離だけ下死点から離れた開始位置P1(例え
ば、20mm)から下死点と等しい終点位置P2(=0
mm)までの間に所在する場合として規定されている。
したがって、作業者は一部分を何処にしたらよいかを迷
うことがなくかつその設定入力作業等を必要としない。
つまり、取扱いが一段と容易になると理解される。
(“SMC・CP”)は、この実施形態の場合は、図9
に示す如く、スライド5が下死点よりも上方で予めセッ
トされた距離だけ下死点から離れた開始位置P1(例え
ば、20mm)から下死点と等しい終点位置P2(=0
mm)までの間に所在する場合として規定されている。
したがって、作業者は一部分を何処にしたらよいかを迷
うことがなくかつその設定入力作業等を必要としない。
つまり、取扱いが一段と容易になると理解される。
【0049】この値(P1,P2)は、図8の操作画面
36Gの下段右側に示すように、表示される。なお、各
値(P1,P2)は、設定変更可能に形成されている。
36Gの下段右側に示すように、表示される。なお、各
値(P1,P2)は、設定変更可能に形成されている。
【0050】基本線図(“SMC・C”)中の一部分
(“SMC・CP”)を除くその他範囲は、一部分
(“SMC・CP”)の前(図9で左)側に示した“S
MC・CF”と一部分(“SMC・CP”)の後(右)
側に示した“SMC・CA”とである。
(“SMC・CP”)を除くその他範囲は、一部分
(“SMC・CP”)の前(図9で左)側に示した“S
MC・CF”と一部分(“SMC・CP”)の後(右)
側に示した“SMC・CA”とである。
【0051】ここにおいて、基本線図抽出制御手段(3
1,32)は、図3に示す基本線図記憶手段34CMを
参照[図6のST(ステップ)11]して選択(ST1
0でYES…Y)された駆動構造パターン(例えば、
“クランク”)に対応する基本線図(“SMC・C”)
を抽出(ST12)することができる。
1,32)は、図3に示す基本線図記憶手段34CMを
参照[図6のST(ステップ)11]して選択(ST1
0でYES…Y)された駆動構造パターン(例えば、
“クランク”)に対応する基本線図(“SMC・C”)
を抽出(ST12)することができる。
【0052】なお、基本線図(“SMC・C”)におけ
る横軸は、先に指定(図7のST21でYES)された
プレス速度すなわちSPM(例えば、“100”)に対
応するように編集される。図9でいえば、スライド5の
“1上下動時間”を指す横軸は、指定SPMが低(高)
ければ左右に伸長(短縮)される。
る横軸は、先に指定(図7のST21でYES)された
プレス速度すなわちSPM(例えば、“100”)に対
応するように編集される。図9でいえば、スライド5の
“1上下動時間”を指す横軸は、指定SPMが低(高)
ければ左右に伸長(短縮)される。
【0053】抽出(ST12)された基本線図(“SM
C・C”)および指定(図7のST21でYES)され
たSPM(例えば、“100”)は、表示制御手段(3
1,32)の働きにより、図8の操作画面36Gの上段
および下段に表示(図6のST12,図7のST23)
される。
C・C”)および指定(図7のST21でYES)され
たSPM(例えば、“100”)は、表示制御手段(3
1,32)の働きにより、図8の操作画面36Gの上段
および下段に表示(図6のST12,図7のST23)
される。
【0054】このSPM(例えば、“100”)の指定
は、この実施形態では、操作部(キーボードKB)35
を用いてその値(“100”)をキー入力することによ
り行われる。もっとも、予め定めた複数の値の中から、
その1つを選択するように形成してもよい。
は、この実施形態では、操作部(キーボードKB)35
を用いてその値(“100”)をキー入力することによ
り行われる。もっとも、予め定めた複数の値の中から、
その1つを選択するように形成してもよい。
【0055】このようにして指定されたSPM(“10
0”)は、RAM33のワークエリアに記憶(ST2
2)され、上記のように表示(ST23)される。ま
た、これにより、回転数設定制御手段(31,32)
が、駆動モータ(10)の回転数(N)を先に指定(設
定乃至選択)されたSPM(“100”)に対応させた
回転数としてドライバ(DRVR)10Dに設定する。
この実施形態における直結構造の場合は、指定SPM
(“100”)に対応する回転数(N)は100RPM
である。
0”)は、RAM33のワークエリアに記憶(ST2
2)され、上記のように表示(ST23)される。ま
た、これにより、回転数設定制御手段(31,32)
が、駆動モータ(10)の回転数(N)を先に指定(設
定乃至選択)されたSPM(“100”)に対応させた
回転数としてドライバ(DRVR)10Dに設定する。
この実施形態における直結構造の場合は、指定SPM
(“100”)に対応する回転数(N)は100RPM
である。
【0056】速度線図算出式抽出手段(31,32)
は、図4に示す速度線図算出式記憶手段34FMを参照
(ST14)して、選択(ST13でYES)された部
分的速度パターンに対応する速度線図算出式を抽出(S
T15)する。
は、図4に示す速度線図算出式記憶手段34FMを参照
(ST14)して、選択(ST13でYES)された部
分的速度パターンに対応する速度線図算出式を抽出(S
T15)する。
【0057】部分的速度パターンは、例えば、基本線図
上での部分的速度[選択された基本線図(“SMC・
C”)中の当該部分(P1〜P2)におけるプレス速
度]を“100%”とした場合に、当該プレス速度に対
して“10%UP(アップ)”,“5%UP”、“5%
DOWN(ダウン)”,“10%DOWN”させた速度
とするために、“10%UP”,“5%UP”,“5%
DOWN”あるいは“10%DOWN”として選択(S
T13でYES)される。
上での部分的速度[選択された基本線図(“SMC・
C”)中の当該部分(P1〜P2)におけるプレス速
度]を“100%”とした場合に、当該プレス速度に対
して“10%UP(アップ)”,“5%UP”、“5%
DOWN(ダウン)”,“10%DOWN”させた速度
とするために、“10%UP”,“5%UP”,“5%
DOWN”あるいは“10%DOWN”として選択(S
T13でYES)される。
【0058】すなわち、この実施形態では、一段の取扱
い容易化を企図して、試し打ち時の速度(“選択プレス
速度”)に対して概念的に速くする(“速く”,“少し
速く”)か、遅くする(“少し遅く”,“遅く”)かを
選択することで、“10%UP”,“5%UP”か、
“5%DOWN”,“10%DOWN”かを選択可能に
形成してある。
い容易化を企図して、試し打ち時の速度(“選択プレス
速度”)に対して概念的に速くする(“速く”,“少し
速く”)か、遅くする(“少し遅く”,“遅く”)かを
選択することで、“10%UP”,“5%UP”か、
“5%DOWN”,“10%DOWN”かを選択可能に
形成してある。
【0059】さらに、選択作業の簡素化のために、“速
く”を数字「1」,“少し速く”を数字「2」、“少し
遅く”を数字「3」,“速く”を数字「4」として、部
分的速度パターンの選択手段としての操作部35上の置
数キーを用いた数字入力により、当該部分的速度パター
ンを選択したものとみなす構成としてある。
く”を数字「1」,“少し速く”を数字「2」、“少し
遅く”を数字「3」,“速く”を数字「4」として、部
分的速度パターンの選択手段としての操作部35上の置
数キーを用いた数字入力により、当該部分的速度パター
ンを選択したものとみなす構成としてある。
【0060】なお、部分的速度パターンの選択手段は、
例えば10段階あるいは連続的な“任意数字%UP”を
当該“任意数字”を入力することで選択可能に形成して
もよく、さらに複数の“部分的速度パターンボタン”中
の任意の1つを押圧操作することで選択可能に形成して
もよい。
例えば10段階あるいは連続的な“任意数字%UP”を
当該“任意数字”を入力することで選択可能に形成して
もよく、さらに複数の“部分的速度パターンボタン”中
の任意の1つを押圧操作することで選択可能に形成して
もよい。
【0061】さらにまた、部分的速度パターンの選択手
段を、表示部36をタッチパネル構造として、表示され
た“部分的速度パターン”をタッチ操作することで選択
可能に形成してもよい。
段を、表示部36をタッチパネル構造として、表示され
た“部分的速度パターン”をタッチ操作することで選択
可能に形成してもよい。
【0062】速度線図算出式抽出手段(31,32)に
よって抽出(ST15)される速度線図算出式は、図4
の速度線図算出式記憶手段34FMに示すように部分的
速度線図算出式とその他範囲速度線図算出式とである。
よって抽出(ST15)される速度線図算出式は、図4
の速度線図算出式記憶手段34FMに示すように部分的
速度線図算出式とその他範囲速度線図算出式とである。
【0063】例えば、選択された駆動構造パターンが
“クランク”で、選択された基本線図が図9に示す“S
MC・C”でかつ選択された部分的速度パターンが
“3:少し遅く…5%DOWN”である場合には、部分
的速度線図算出式として図4に示す“FP3・SMC・
C”が抽出され、その他範囲速度線図算出式として図4
に示す“FO3・SMC・C”が抽出される。
“クランク”で、選択された基本線図が図9に示す“S
MC・C”でかつ選択された部分的速度パターンが
“3:少し遅く…5%DOWN”である場合には、部分
的速度線図算出式として図4に示す“FP3・SMC・
C”が抽出され、その他範囲速度線図算出式として図4
に示す“FO3・SMC・C”が抽出される。
【0064】各速度線図算出式は、この実施形態では図
5に示すように、下死点からの変位(ストローク長さ)
をS(cm),クランク半径をR(cm),クランク角
度をθ(deg),コンロッド9の長さをL(cm)お
よびλ=R/Lとした場合の式1を基本として、S=R
{1+λ/4+COSθ−(λ/4)・(COS2
θ)}…[1]部分的速度線図算出式(“FP3・SM
C・C”)は開始位置P1(S1)から終了位置P2
(S2)まで一部分(“SMC・CP”)についての部
分的速度を5%DOWN(遅速化)させることができる
式で、その他範囲速度線図算出式(“FO3・SMC・
C”)は終了位置P2(S2)から開始位置P1(S
1)までの範囲つまりその他範囲[詳しくは、上死点か
ら開始位置P1(S1)までの範囲(SMC・CF)お
よび終了位置P2(S2)から上死点までの範囲(SM
C・CA)]についてのプレス速度を一部分(SMC・
CP)での5%DOWN(遅速化)を打消して指定SP
M(“100”)を一定に保持可能に高速化することが
できる式である。
5に示すように、下死点からの変位(ストローク長さ)
をS(cm),クランク半径をR(cm),クランク角
度をθ(deg),コンロッド9の長さをL(cm)お
よびλ=R/Lとした場合の式1を基本として、S=R
{1+λ/4+COSθ−(λ/4)・(COS2
θ)}…[1]部分的速度線図算出式(“FP3・SM
C・C”)は開始位置P1(S1)から終了位置P2
(S2)まで一部分(“SMC・CP”)についての部
分的速度を5%DOWN(遅速化)させることができる
式で、その他範囲速度線図算出式(“FO3・SMC・
C”)は終了位置P2(S2)から開始位置P1(S
1)までの範囲つまりその他範囲[詳しくは、上死点か
ら開始位置P1(S1)までの範囲(SMC・CF)お
よび終了位置P2(S2)から上死点までの範囲(SM
C・CA)]についてのプレス速度を一部分(SMC・
CP)での5%DOWN(遅速化)を打消して指定SP
M(“100”)を一定に保持可能に高速化することが
できる式である。
【0065】なお、部分的速度線図算出式(“FP3・
SMC・C”)およびその他範囲速度線図算出式(“F
O3・SMC・C”)は、算出結果にしたがった速度線
図として記憶させるようにしてもよい。このように形成
する場合には、下記する部分的速度線図算出手段および
その他範囲速度線図算出手段は、省略することができ
る。
SMC・C”)およびその他範囲速度線図算出式(“F
O3・SMC・C”)は、算出結果にしたがった速度線
図として記憶させるようにしてもよい。このように形成
する場合には、下記する部分的速度線図算出手段および
その他範囲速度線図算出手段は、省略することができ
る。
【0066】部分的速度線図算出手段(31,32)
は、抽出された速度線図算出式を利用して部分的速度線
図を算出(ST16)する。また、その他範囲速度線図
算出手段(31,32)は、抽出された速度線図算出式
を利用してその他範囲速度線図を算出(ST17)す
る。
は、抽出された速度線図算出式を利用して部分的速度線
図を算出(ST16)する。また、その他範囲速度線図
算出手段(31,32)は、抽出された速度線図算出式
を利用してその他範囲速度線図を算出(ST17)す
る。
【0067】補正線図算出手段(31,32)は、選択
された基本線図を算出された部分的速度線図およびその
他範囲速度線図で補正した補正線図を算出(ST16)
することができる。この実施形態では、部分的速度線図
算出式(“FP3・SMC・C”)およびその他範囲速
度線図算出式(“FO3・SMC・C”)の各式中に指
定SPM(“100”)を一定に保持可能とするための
補正項目が含まれているので、算出された部分的速度線
図とその他範囲速度線図とを組合せ(補正す)るだけ
で、補正線図を作成(算出)することができる。
された基本線図を算出された部分的速度線図およびその
他範囲速度線図で補正した補正線図を算出(ST16)
することができる。この実施形態では、部分的速度線図
算出式(“FP3・SMC・C”)およびその他範囲速
度線図算出式(“FO3・SMC・C”)の各式中に指
定SPM(“100”)を一定に保持可能とするための
補正項目が含まれているので、算出された部分的速度線
図とその他範囲速度線図とを組合せ(補正す)るだけ
で、補正線図を作成(算出)することができる。
【0068】なお、補正線図は、結果として1つの線
図,2以上の組合せ線図あるいはスライド位置と時間長
(クランク角度等でもよい。)とのテーブル形式として
もよい。
図,2以上の組合せ線図あるいはスライド位置と時間長
(クランク角度等でもよい。)とのテーブル形式として
もよい。
【0069】かかる構成の実施形態では、図3の基本線
図記憶手段34CMには駆動構造パターン(“クラン
ク”,“リンク”,“トグル”)ごとに対応する各基本
線図(“SMC・C”,“SMC・L”,“SMC・
T”)が記憶され、図4に示す速度線図算出式記憶手段
34FMには基本線図(例えば、“SMC・C”)中の
一部分[“下死点上の設定スライド位置P1から下死点
(P2)までの範囲”]に関する部分的速度パターン
(例えば、“1…速く”)に対応する速度線図算出式
(例えば、“FP1・SMC・C”および“FO1・S
MC・C”)が記憶されている。
図記憶手段34CMには駆動構造パターン(“クラン
ク”,“リンク”,“トグル”)ごとに対応する各基本
線図(“SMC・C”,“SMC・L”,“SMC・
T”)が記憶され、図4に示す速度線図算出式記憶手段
34FMには基本線図(例えば、“SMC・C”)中の
一部分[“下死点上の設定スライド位置P1から下死点
(P2)までの範囲”]に関する部分的速度パターン
(例えば、“1…速く”)に対応する速度線図算出式
(例えば、“FP1・SMC・C”および“FO1・S
MC・C”)が記憶されている。
【0070】ここで、プレス加工態様としての例えば
「打抜き加工」のために「クランク」と「リンク」とを
比較考量して決めた駆動構造パターン(“クランク”)
を、操作部35のキー操作により選択(図6のST10
でYES)する。
「打抜き加工」のために「クランク」と「リンク」とを
比較考量して決めた駆動構造パターン(“クランク”)
を、操作部35のキー操作により選択(図6のST10
でYES)する。
【0071】これに前後して、SPM(例えば、“10
0”)を指定(図7のST21でYES)する。因み
に、駆動構造パターンが「絞り加工」に好適な“リン
ク”の場合には、SPMは“60”位が望ましい。
0”)を指定(図7のST21でYES)する。因み
に、駆動構造パターンが「絞り加工」に好適な“リン
ク”の場合には、SPMは“60”位が望ましい。
【0072】指定(設定あるいは選択する方式でもよ
い。)されたSPM(“100”)は、RAM33に記
憶(ST22)され、表示制御手段(31,32)の働
きにより図8の操作画面36Gの下段に表示(ST2
3)される。
い。)されたSPM(“100”)は、RAM33に記
憶(ST22)され、表示制御手段(31,32)の働
きにより図8の操作画面36Gの下段に表示(ST2
3)される。
【0073】また、回転数設定制御手段(31,32)
が、駆動モータ(10)の回転数(N)を指定SPM
(“100”)に対応させた回転数としてドライバ(D
RVR)10Dに設定する。
が、駆動モータ(10)の回転数(N)を指定SPM
(“100”)に対応させた回転数としてドライバ(D
RVR)10Dに設定する。
【0074】ここに、基本線図抽出制御手段(31,3
2)が、図3の基本線図記憶手段34CMを参照(ST
11)して選択された駆動構造パターン(“クラン
ク”)に対応する基本線図(“SMC・C”)を抽出
(ST12)する。表示制御手段(31,32)は、抽
出された基本線図(“SMC・C”)を図8の操作画面
36Gの上段に示すように表示(ST12)する。
2)が、図3の基本線図記憶手段34CMを参照(ST
11)して選択された駆動構造パターン(“クラン
ク”)に対応する基本線図(“SMC・C”)を抽出
(ST12)する。表示制御手段(31,32)は、抽
出された基本線図(“SMC・C”)を図8の操作画面
36Gの上段に示すように表示(ST12)する。
【0075】この段階で試し打ちをすれば、駆動源(定
出力モータ10)が起動され、指定されたSPM(“1
00”)でかつ抽出された基本線図[図9に示す“スラ
イドの1上下動時間(クランク角度)とスライド位置と
を対応させたスライドモーション線図(SMC・
C)”]に則ったプレス運転が成される(ST13でN
O…N、ST20)。
出力モータ10)が起動され、指定されたSPM(“1
00”)でかつ抽出された基本線図[図9に示す“スラ
イドの1上下動時間(クランク角度)とスライド位置と
を対応させたスライドモーション線図(SMC・
C)”]に則ったプレス運転が成される(ST13でN
O…N、ST20)。
【0076】ここで、試し打ち結果の状況から判断し
て、生産性(SPM)を保持したまま一段の低振動化を
期するために、次の試し打ち(乃至本生産)に際する下
死点近辺でのプレス速度を今回速度よりも低くすること
を決した場合を考える。
て、生産性(SPM)を保持したまま一段の低振動化を
期するために、次の試し打ち(乃至本生産)に際する下
死点近辺でのプレス速度を今回速度よりも低くすること
を決した場合を考える。
【0077】この場合には、図9に示す基本線図(“S
MC・C”)中の一部分[予め設定記憶された“下死点
上の設定スライド位置P1から下死点(P2)までの範
囲”]に関する部分的速度パターン(例えば、“少し遅
く”)を選択(ST13でYES)する。キー操作によ
り、対応する“3”を入力することで選択することがで
きる。この選択内容(“3:少し遅く”)も表示部36
(画面36G)の上段に表示される。
MC・C”)中の一部分[予め設定記憶された“下死点
上の設定スライド位置P1から下死点(P2)までの範
囲”]に関する部分的速度パターン(例えば、“少し遅
く”)を選択(ST13でYES)する。キー操作によ
り、対応する“3”を入力することで選択することがで
きる。この選択内容(“3:少し遅く”)も表示部36
(画面36G)の上段に表示される。
【0078】すると、速度線図算出式抽出手段(31,
32)が、図4の速度線図算出式記憶手段34FMを参
照(ST14)して、選択(ST13でYES)された
部分的速度パターン(“5%DOWN”を意味する
“3”)に対応する速度線図算出式を抽出(ST15)
する。この場合の速度線図算出式は、部分的速度線図算
出式(“FP3・SMC・C”)とその他範囲速度線図
算出式(“FO3・SMC・C”)とである。
32)が、図4の速度線図算出式記憶手段34FMを参
照(ST14)して、選択(ST13でYES)された
部分的速度パターン(“5%DOWN”を意味する
“3”)に対応する速度線図算出式を抽出(ST15)
する。この場合の速度線図算出式は、部分的速度線図算
出式(“FP3・SMC・C”)とその他範囲速度線図
算出式(“FO3・SMC・C”)とである。
【0079】引続き、部分的速度線図算出手段(31,
32)が、抽出(ST15)された速度線図算出式
(“FP3・SMC・C”および“FO3・SMC・
C”)を利用して、部分的速度線図(“下死点上の設定
スライド位置P1から下死点P2までの範囲”)および
その他範囲(“上死点から下死点上の設定スライド位置
P1までの範囲”および“下死点P2から上死点までの
範囲”)の各速度線図を算出(ST16,ST17)す
る。
32)が、抽出(ST15)された速度線図算出式
(“FP3・SMC・C”および“FO3・SMC・
C”)を利用して、部分的速度線図(“下死点上の設定
スライド位置P1から下死点P2までの範囲”)および
その他範囲(“上死点から下死点上の設定スライド位置
P1までの範囲”および“下死点P2から上死点までの
範囲”)の各速度線図を算出(ST16,ST17)す
る。
【0080】かくして、補正線図算出手段(31,3
2)は、指定されたスライド5の1上下動に対応するプ
レス速度(“SPM…100”)を順守しながら、選択
された基本線図(“SMC・C”)中の一部分の速度を
算出された部分的速度線図に対応させかつ当該一部分を
除くその他範囲の速度を算出されたその他範囲速度線図
に対応させるように速度補正(ST16)してプレス運
転(ST19)が成される。
2)は、指定されたスライド5の1上下動に対応するプ
レス速度(“SPM…100”)を順守しながら、選択
された基本線図(“SMC・C”)中の一部分の速度を
算出された部分的速度線図に対応させかつ当該一部分を
除くその他範囲の速度を算出されたその他範囲速度線図
に対応させるように速度補正(ST16)してプレス運
転(ST19)が成される。
【0081】結果良好の場合は、そのまま本生産に入
り、不良の場合乃至一段の振動化等を希望する場合は、
指定・設定・選択等を繰り返しかつ試し打ちを続ける。
り、不良の場合乃至一段の振動化等を希望する場合は、
指定・設定・選択等を繰り返しかつ試し打ちを続ける。
【0082】したがって、全範囲の基本線図(“SMC
・C”)を再作成したり再変更するのではなく、試し打
ちで結果を評価しつつ駆動構造パターン(“クラン
ク”)と部分的速度パターン(“3…少し遅く”…5%
DOWN)とを適宜に選択するだけでよいから、取扱い
が極めて容易である。
・C”)を再作成したり再変更するのではなく、試し打
ちで結果を評価しつつ駆動構造パターン(“クラン
ク”)と部分的速度パターン(“3…少し遅く”…5%
DOWN)とを適宜に選択するだけでよいから、取扱い
が極めて容易である。
【0083】また、指定SPM(“100”)を担保し
つつ選択駆動構造パターンに対応する基本線図中の一部
分の速度を算出部分的速度線図に対応させかつ当該一部
分を除くその他範囲の速度を算出その他範囲速度線図に
対応させるように速度補正した理想的状態でプレス運転
することができるから、製品精度および生産性を大幅に
向上できる。製品コストの低減も図れる。
つつ選択駆動構造パターンに対応する基本線図中の一部
分の速度を算出部分的速度線図に対応させかつ当該一部
分を除くその他範囲の速度を算出その他範囲速度線図に
対応させるように速度補正した理想的状態でプレス運転
することができるから、製品精度および生産性を大幅に
向上できる。製品コストの低減も図れる。
【0084】また、選択された基本線図(“SMC・
C”)中の一部分(P1〜P2)が、スライド5が下死
点よりも上方で予めセットされた距離だけ下死点から離
れた開始位置P1から下死点と等しい終点位置P2まで
の間に所在するものとして規定されているので、作業者
が一部分を何処にしたらよいかを迷うことがなくかつそ
の設定入力作業等も必要としない。つまり、取扱いが一
段と容易になる。
C”)中の一部分(P1〜P2)が、スライド5が下死
点よりも上方で予めセットされた距離だけ下死点から離
れた開始位置P1から下死点と等しい終点位置P2まで
の間に所在するものとして規定されているので、作業者
が一部分を何処にしたらよいかを迷うことがなくかつそ
の設定入力作業等も必要としない。つまり、取扱いが一
段と容易になる。
【0085】また、試し打ち時の速度(“選択速度”)
に対して概念的に速くする(“速く”,“少し速く”)
か遅くする(“少し遅く”,“遅く”)かを選択するこ
とで、部分的速度パターン(例えば、基本線図上での部
分的速度を“100%”とした場合の“10%UP”,
“5%UP”、“5%DOWN”,“10%DOWN”
させた速度)を選択可能に形成されているので、作業員
が指定速度(SPM)を勘案しつつ指定プレス速度に応
じた具体的増減プレス速度値(あるいは絶対的プレス速
度値)を決定しかつ再指定変更作業をする必要がないの
で、取扱いがより一段と容易になる。
に対して概念的に速くする(“速く”,“少し速く”)
か遅くする(“少し遅く”,“遅く”)かを選択するこ
とで、部分的速度パターン(例えば、基本線図上での部
分的速度を“100%”とした場合の“10%UP”,
“5%UP”、“5%DOWN”,“10%DOWN”
させた速度)を選択可能に形成されているので、作業員
が指定速度(SPM)を勘案しつつ指定プレス速度に応
じた具体的増減プレス速度値(あるいは絶対的プレス速
度値)を決定しかつ再指定変更作業をする必要がないの
で、取扱いがより一段と容易になる。
【0086】なお、以上の実施形態では、駆動構造パタ
ーン(“クランク”,“リンク”,“トグル”)を直接
に選択する場合について説明したが、駆動構造パターン
(“クランク”,“リンク”,“トグル”)の選択をプ
レス加工態様(“クランク”が好適とされる“打抜き加
工”,“リンク”が好適とされる“絞り加工”,“トグ
ル”が好適とされる“印圧加工”)を間接的に選択(図
6のST10でYES)可能に形成しておけば、プレス
機械構造(駆動構造パターンを含む。)をあまり知らな
い作業員でもこれからワークに施そうとするプレス加工
態様(例えば、“打抜き加工”)を選択するだけでよい
から、取扱いが一段と容易でかつ駆動構造パターンをミ
スなく正確かつ迅速に選択することができる。
ーン(“クランク”,“リンク”,“トグル”)を直接
に選択する場合について説明したが、駆動構造パターン
(“クランク”,“リンク”,“トグル”)の選択をプ
レス加工態様(“クランク”が好適とされる“打抜き加
工”,“リンク”が好適とされる“絞り加工”,“トグ
ル”が好適とされる“印圧加工”)を間接的に選択(図
6のST10でYES)可能に形成しておけば、プレス
機械構造(駆動構造パターンを含む。)をあまり知らな
い作業員でもこれからワークに施そうとするプレス加工
態様(例えば、“打抜き加工”)を選択するだけでよい
から、取扱いが一段と容易でかつ駆動構造パターンをミ
スなく正確かつ迅速に選択することができる。
【0087】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、基本線図記憶
手段を参照して選択された駆動構造パターンに対応する
ものとして抽出された基本線図中の一部分に関する部分
的速度パターンを選択可能で、速度線図算出式記憶手段
を参照して選択された部分的速度パターンに対応するも
のとして抽出された速度線図算出式を利用して部分的速
度線図およびその他範囲速度線図を算出可能に形成さ
れ、指定プレス速度を順守しながら選択された基本線図
中の一部分の速度を算出部分的速度線図に対応させかつ
当該一部分を除くその他範囲の速度を算出されたその他
範囲速度線図に対応させるように速度補正してプレス運
転可能に形成されたプレス機械であるから、次のような
優れた効果を奏することができる。
手段を参照して選択された駆動構造パターンに対応する
ものとして抽出された基本線図中の一部分に関する部分
的速度パターンを選択可能で、速度線図算出式記憶手段
を参照して選択された部分的速度パターンに対応するも
のとして抽出された速度線図算出式を利用して部分的速
度線図およびその他範囲速度線図を算出可能に形成さ
れ、指定プレス速度を順守しながら選択された基本線図
中の一部分の速度を算出部分的速度線図に対応させかつ
当該一部分を除くその他範囲の速度を算出されたその他
範囲速度線図に対応させるように速度補正してプレス運
転可能に形成されたプレス機械であるから、次のような
優れた効果を奏することができる。
【0088】 全範囲の基本線図を作成したり変更す
るのではなく、試し打ちで結果を評価しつつ駆動構造パ
ターン(例えば、“クランク”)と部分的速度パターン
(例えば、“何%ダウン”)とを適宜に選択するだけで
よいから、取扱いが極めて容易である。 指定SPMを担保しつつ選択駆動構造パターンに対
応する基本線図中の一部分の速度を算出部分的速度線図
に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を算
出その他範囲速度線図に対応させるように速度補正した
理想的状態でプレス運転することができるから、製品精
度および生産性を大幅に向上できる。製品コストの低減
も図れる。 複数の駆動構造パターンの中からその1つを選択し
て運転するプレス機械の実用性を大幅に向上できる。作
業員に過度な負担を強いることなく、高品質製品を安定
して生産できる。
るのではなく、試し打ちで結果を評価しつつ駆動構造パ
ターン(例えば、“クランク”)と部分的速度パターン
(例えば、“何%ダウン”)とを適宜に選択するだけで
よいから、取扱いが極めて容易である。 指定SPMを担保しつつ選択駆動構造パターンに対
応する基本線図中の一部分の速度を算出部分的速度線図
に対応させかつ当該一部分を除くその他範囲の速度を算
出その他範囲速度線図に対応させるように速度補正した
理想的状態でプレス運転することができるから、製品精
度および生産性を大幅に向上できる。製品コストの低減
も図れる。 複数の駆動構造パターンの中からその1つを選択し
て運転するプレス機械の実用性を大幅に向上できる。作
業員に過度な負担を強いることなく、高品質製品を安定
して生産できる。
【0089】また、請求項2の発明によれば、プレス加
工態様を選択することにより駆動構造パターンが選択可
能に形成されているので、請求項1の発明の場合と同様
な効果を奏することができることに加え、さらにプレス
機械構造(駆動構造パターンを含む。)をあまり知らな
い作業員でもこれからワークに施そうとするプレス加工
態様を選択するだけでよいから、取扱いが一段と容易で
かつ駆動構造パターンをミスなく正確かつ迅速に選択す
ることができる。
工態様を選択することにより駆動構造パターンが選択可
能に形成されているので、請求項1の発明の場合と同様
な効果を奏することができることに加え、さらにプレス
機械構造(駆動構造パターンを含む。)をあまり知らな
い作業員でもこれからワークに施そうとするプレス加工
態様を選択するだけでよいから、取扱いが一段と容易で
かつ駆動構造パターンをミスなく正確かつ迅速に選択す
ることができる。
【0090】また、請求項3の発明によれば、一部分が
スライドが下死点よりも上方で予めセットされた距離だ
け下死点から離れた開始位置から下死点と等しい終点位
置までの間に所在する場合として規定されているので、
請求項1および請求項2の各発明の場合と同様な効果を
奏することができることに加え、さらに作業者が一部分
を何処にしたらよいかを迷うことがなくかつその設定入
力作業等も必要としない。つまり、取扱いが一段と容易
になる。
スライドが下死点よりも上方で予めセットされた距離だ
け下死点から離れた開始位置から下死点と等しい終点位
置までの間に所在する場合として規定されているので、
請求項1および請求項2の各発明の場合と同様な効果を
奏することができることに加え、さらに作業者が一部分
を何処にしたらよいかを迷うことがなくかつその設定入
力作業等も必要としない。つまり、取扱いが一段と容易
になる。
【0091】さらに、請求項4の発明によれば、試し打
ち時の速度に対して概念的に速くするか遅くするかを選
択することで部分的速度パターンを選択可能に形成され
ているので、請求項1から請求項3までの各発明の場合
と同様な効果を奏することができることに加え、さらに
作業員が指定プレス速度(SPM)を勘案しつつ当該指
定プレス速度に応じた具体的増減プレス速度値(あるい
は絶対的プレス速度値)を決定しかつ指定再変更作業を
する必要がないので、取扱いがより一段と容易になる。
ち時の速度に対して概念的に速くするか遅くするかを選
択することで部分的速度パターンを選択可能に形成され
ているので、請求項1から請求項3までの各発明の場合
と同様な効果を奏することができることに加え、さらに
作業員が指定プレス速度(SPM)を勘案しつつ当該指
定プレス速度に応じた具体的増減プレス速度値(あるい
は絶対的プレス速度値)を決定しかつ指定再変更作業を
する必要がないので、取扱いがより一段と容易になる。
【図1】本発明の実施形態を説明するためのプレス機械
の側面図である。
の側面図である。
【図2】同じく、駆動制御部を説明するためのブロック
図である。
図である。
【図3】同じく、基本線図記憶手段を説明するための図
である。
である。
【図4】同じく、速度線図算出式記憶手段を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図5】同じく、ストローク長さの算出根拠を説明する
ための図である。
ための図である。
【図6】同じく、動作を説明するためのフローチャート
(1)である。
(1)である。
【図7】同じく、動作を説明するためのフローチャート
(2)である。
(2)である。
【図8】同じく、操作画面を説明するための図である。
【図9】同じく、基本線図(SMC・C)を説明するた
めの図である。
めの図である。
1 プレス機械
3 クランク軸
5 スライド
9 コンロッド
10 定出力モータ
30 駆動制御部
34 HDD
34CM 基本線図記憶手段
34FM 速度線図算出式記憶手段
100 その他機器
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動構造パターンを選択可能かつ選択さ
れた駆動構造パターンおよび指定されたプレス速度にし
たがってスライドを上下動させつつプレス運転可能なプ
レス機械において、 基本線図記憶手段を参照して選択された前記駆動構造パ
ターンに対応する基本線図を抽出可能かつ抽出された基
本線図中の一部分に関する部分的速度パターンを選択可
能に形成するとともに、速度線図算出式記憶手段を参照
して選択された部分的速度パターンに対応する速度線図
算出式を抽出可能かつ抽出された速度線図算出式を利用
して部分的速度線図およびその他範囲速度線図を算出可
能に形成し、 指定された前記スライドの1上下動に対応する前記プレ
ス速度を順守しながら選択された基本線図中の一部分の
速度を算出された部分的速度線図に対応させかつ当該一
部分を除くその他範囲の速度を算出されたその他範囲速
度線図に対応させるように速度補正してプレス運転可能
に形成された、プレス機械。 - 【請求項2】 プレス加工態様を選択することにより前
記駆動構造パターンが選択されるものとされている、請
求項1記載のプレス機械。 - 【請求項3】 前記一部分が、スライドが下死点よりも
上方で予めセットされた距離だけ下死点から離れた開始
位置から下死点と等しい終点位置までの間に所在する場
合として規定されている、請求項1または請求項2記載
のプレス機械。 - 【請求項4】 試し打ち時の速度に対して概念的に速く
するか遅くするかを選択することで、前記部分的速度パ
ターンの選択が行われるものとされている、請求項1か
ら請求項3までのいずれか1項に記載されたプレス機
械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308626A JP2003112299A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | プレス機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308626A JP2003112299A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | プレス機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003112299A true JP2003112299A (ja) | 2003-04-15 |
Family
ID=19127905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001308626A Withdrawn JP2003112299A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | プレス機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003112299A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172648A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Aida Eng Ltd | サーボプレス機械 |
-
2001
- 2001-10-04 JP JP2001308626A patent/JP2003112299A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172648A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Aida Eng Ltd | サーボプレス機械 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |