JP2003104052A - 車両のドア構造 - Google Patents
車両のドア構造Info
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Abstract
モジュールを支持し、ドアモジュールの車室内側を覆う
ドアトリムの支持部を上記ガイドレールに固定すること
で、既存のガイドレールをドアモジュールの強度部材と
して有効利用することができ、部品点数の削減を図りつ
つ、ドアモジュールの支持剛性の向上を図ることができ
ると共に、ドアモジュールの組付け性向上を図ることが
できる車両のドア構造の提供を目的とする。 【解決手段】ドア本体3に開閉自在に設けられたウイン
ドガラス18を備えた車両のドア構造であって、上記ウ
インドガラス18を昇降可能に支持するガイドレール1
9とドア内の機能部品とを一体化したドアモジュール1
7を設け、上記ドア本体3に対してガイドレール19を
取付けて上記ドアモジュール17を支持し、上記ドアモ
ジュール17の車室内側を覆うドアトリム40の支持部
41を上記ガイドレール19に固定したことを特徴とす
る。
Description
ルとドアインナパネルとから成るドア本体に対して昇降
可能に設けられたウインドガラスを有するような車両の
ドア構造に関する。
ドレールやモータなどを含むウインドレギュレータで昇
降操作され、従来のドア構造にあっては上述のガイドレ
ール、モータまたはスピーカなどのドア内の機能部品が
それぞれ個々に取付けられ、かつ、これら機能部品に対
して電気配線が必要なものには部品取付け後に配線が施
されていた。
け工数および配線工数が多大となるので、このような問
題点を解消するために、ドア内の機能部品を合成樹脂製
のドアモジュールに一体化する構造が既に発明されてい
る(特開平8−175171号公報参照)。
成されており、このドアモジュールの剛性または支持剛
性を向上させるには、該ドアモジュールを厚肉化すると
よいが、この場合には重量が増大する難点があった。ま
たドアモジュールが合成樹脂であるから該ドアモジュー
ルに対して骨格部材を取付けて、その支持剛性を向上さ
せることも困難であり、ドアモジュールの支持剛性の向
上と、ドアモジュールの組付け性向上とを高めることが
要求されいている。
に対してガイドレールを取付けてドアモジュールを支持
し、ドアモジュールの車室内側を覆うドアトリムの支持
部を上記ガイドレールに固定することで、既存のガイド
レールをドアモジュールの強度部材として有効利用する
ことができ、部品点数の削減を図りつつ、ドアモジュー
ルの支持剛性の向上を図ることができると共に、ドアモ
ジュールの組付け性向上を図ることができる車両のドア
構造の提供を目的とする。
ア構造は、ドア本体に開閉自在に設けられたウインドガ
ラスを備えた車両のドア構造であって、上記ウインドガ
ラスを昇降可能に支持するガイドレールとドア内の機能
部品とを一体化したドアモジュールを設け、上記ドア本
体に対してガイドレールを取付けて上記ドアモジュール
を支持し、上記ドアモジュールの車室内側を覆うドアト
リムの支持部を上記ガイドレールに固定したものであ
る。
に設定してもよい。上記構成によれば、既存のガイドレ
ールをドアモジュールの強度部材として有効利用するの
で、部品点数の削減を図りつつ、ドアモジュールの支持
剛性の向上を図ることができる。
付けてドアモジュールを支持させ、かつ上記ガイドレー
ルにドアトリムの支持部を固定するので、ドアモジュー
ルおよびドアトリムの組付け性向上を図ることができ
る。
アトリムにはアームレスト部が設けられ、該アームレス
ト部の内部に位置する上記支持部とドアモジュールとを
つなぐリセスブラケットが該ドアモジュールに設けられ
たものである。
のリセスブラケットを設けたので、別途ブラケットを新
設することはなく、乗員の肘荷重を受けるのに必要な支
持剛性を確保することができる。
ア本体の車室内側には上記ドアモジュールが取付けられ
る開口部を形成し、上記ガイドレールは上記開口部上下
の内側から取付けられるものである。
ンナパネルに設定してもよい。上記構成によれば、開口
部の上下の内側にガイドレールを挿入し、このガイドレ
ールをドア本体に対して取付けるとよいので、取付け
性、組付け性の向上を図ることができる。
アモジュールを取付ける開口部の上部にはガイドレール
の上部取付け部材が仮預けされ、かつ該取付け部材の移
動を許容する仮預け孔が設けられ、上記開口部の下部に
はガイドレールの下部取付け部材が取付けられる上部開
放形状の取付け孔が設けられたものである。
は長孔に設定してもよい。上記構成によれば、開口部の
上部にガイドレールの上部を挿入し、この部分の取付け
部材を仮預け孔に仮預けし、次に開口部の下部にガイド
レールの下部を挿入し、この部分の取付け部材を開口部
下部の取付け孔に取付けるので、取付け性がさらに向上
すると共に、位置決め調整も容易となる。
預け孔は長孔に設定されたものである。上記構成によれ
ば、仮預け孔の開口面積を必要最小限の大きさに設定す
ることができる。
た、ドア本体に開閉自在に設けられたウインドガラスを
備えた車両のドア構造であって、上記ウインドガラスを
昇降可能に支持するガイドレールと、ドア内の機能部品
を一体化したドアモジュールとを設け、上記ドア本体に
対してガイドレールが取付けられ、上記ガイドレールに
ドアモジュールが取付けられたものである。
ドアモジュールの強度部材として有効利用するので、部
品点数の削減を図りつつ、ドアモジュールの支持剛性の
向上を図ることができる。
このガイドレールにドアモジュールを取付けるとよいの
で、該ドアモジュールの組付け性向上を図ることができ
る。
アモジュールの車室内側を覆うドアトリムを設け、上記
ドアトリムをガイドレールに取付けたものである。上記
構成によれば、上述のドアトリムを、ドアモジュールを
介してガイドレールに取付けるので、ドアトリムの取付
け性およびその支持剛性の向上を図ることができる。
アトリムにはアームレスト部が設けられ、該アームレス
ト部の内部に位置するドアトリム支持部とドアモジュー
ルとをつなぐリセスブラケットが該ドアモジュールに設
けられたものである。
のリセスブラケットを設けたので、別途ブラケットを設
けることなく、乗員の肘荷重を受けるのに必要な支持剛
性を確保することができる。
ア本体の車室内側には上記ドアモジュールが取付けられ
る開口部を形成し、上記ドアモジュールの下部には上記
ドア本体の開口部下部に嵌合される嵌合部を設け、上記
嵌合部をドア本体の開口部下部に気密状に嵌合したもの
である。
部をドア本体開口部に嵌合する上述の嵌合構造によりド
ア内の気密性を確保することができる。
述する。図面は車両のドア構造を示し、図1、図2にお
いて、ドアアウタパネル1とドアインナパネル2とでド
ア本体3を構成すると共に、このドア本体3のベルトラ
イン上部にはドアサッシュ4を一体的に形成している。
は後述するドアモジュール17を取付けるための開口部
5が形成されている。またドアインナパネル2の前端部
にはドアヒンジ(この実施例ではフロントドアヒンジ)を
取付けるための取付け座6,6と、開口7,8とが形成
される一方、ドアインナパネル2の後端部内面には、コ
ネクタ9およびドアロックアクチュエータ(図示せず)を
備えたロック部材10が取付けられている。
ル11によりワイヤ12,13を介して操作される。ま
た上述のドアインナパネル2における開口部5の下側前
部にはスピーカ配設孔14が形成されている。
1の上部内面にはレインフォースメント15を接合固定
し、これら両者1,15の接合部上端にはウエザストリ
ップ16を嵌着している。
ドアモジュール17を設けている。このドアモジュール
17はウインドガラス18を昇降可能に支持するガイド
レール19と、ドア内の機能部品としてのウインドレギ
ュレータ用のモータ20と、音響装置としてしのスピー
カ21とを一体ユニット化するモジュールである。
側面)にはガイドレール19を固定し、このガイドレー
ル19の上部および下部がドアモジュール17の上端部
および下端部よりも上下方向へ突出するように成してい
る。
1、図3に示すようにその上部、中間部、下部にそれぞ
れ取付け部材としてのボルト22,23,24を一体的
に取付ける一方、ドアモジュール17側には中間部のボ
ルト23と対応してドア本体3側へ突出する取付け座2
5を一体形成して、この取付け座25の取付け孔26に
中間部のボルト23を挿入した後に、該ボルト23にナ
ット27を螺合することにより、ドアモジュール17の
背面にガイドレール19を固定したものである。
に対するドアモジュール17の組付け後において、スラ
イダ28を介してウインドガラス18が取付けられ、モ
ータ20の駆動時にワイヤ29を介してウインドガラス
18を昇降すべく構成される。
部中間に車室側へ突出する凸部30を一体形成して、ド
アモジュール17それ自体の剛性向上を図ると共に、コ
ネクタ9と対応する後部中間には凹部31が一体形成さ
れている。この凹部31はコネクタ9に対して後述する
カプラ36を接続する時、その操作性の向上を図り、か
つ上述の凸部30と同様にドアモジュール17それ自体
の剛性向上を図るものである。
ンナパネル2側のスピーカ配設孔14と対向する部位に
はスピーカ配設部32を一体形成し、この配設部32に
スピーカ21を取付けるように構成している。
給用、スピーカ用、パワーウインド用のハーネス33
と、ドアロック用のハーネス34とが一体的に配設さ
れ、これら各ハーネス33,34の端部にはカプラ3
5,36が取付けられている。
レール19と対向する中間部には作業用の開口37を形
成し、作業後において上記開口37を塞ぐ蓋部材38が
設けられている。
上記開口部37の直下部には車室側へ略門形状に突出す
るリセスブラケット39を一体形成している。このリセ
スブラケット39は図3に示すように略水平状の取付け
部39aと、略三角形状の補強部39bとを門形に組合
わせた樹脂ブラケットである。
ュール17の車室内側を覆うドアスリム40の支持部と
してのリセス41をガイドレール19に固定するもの
で、このリセスブラケット39はドアトリム40のアー
ムレスト部40aの内部に位置するリセス41とドアモ
ジュール17とをつなぐように該ドアモジュール17に
一体形成されたものである。なお、上述のリセス41と
リセスブラケット39とは、ビス42およびナット43
等の取付け部材を用いて固定されている。
における上部口縁と下部口縁とは図2、図3に示すよう
に、ドア内方へ窪むように凹部2a,2bが一体形成さ
れており、上側の凹部2aにはガイドレール19の上部
のボルト22を仮預けし、かつ該ボルト22の位置調整
移動を許容する仮預け孔44が形成されている。この実
施例では、上述の仮預け孔44は上下方向に延びる長孔
に設定されている。
の下部のボルト24が取付けられる取付け孔45を形成
している。この取付け孔45はその上部が開放した上部
開放形状に形成されている。この実施例ではボルト24
の取付け性を考慮して、上方がテーパ状に開放すべく構
成されている。
けについて以下に詳述する。まず、図2に示すようにボ
ルト23、ナット27(図1参照)を用いてドアモジュー
ル17の背面にガイドレール19を一体的に組付ける。
また、このドアモジュール17にはモータ20、スピー
カ21、ハーネス33,34等が予め一体的に取付けら
れて、ユニット化される。
19とが一体化されたドアモジュール17ドア本体3に
組付けるには、ガイドレール19の上部を開口部5から
ドアインナパネル2の内側へ挿入し、ガイドレール19
の上部のボルト22を仮預け孔44に挿入して仮預けす
る。
らドアインナパネル2の内側へ挿入し、組付け位置を調
整しながらガイドレール19の下部のボルト24を取付
け孔45に対応させ、上部のボルト22と下部のボルト
24とを仮預け孔44および取付け孔45に沿って下動
させて、位置決めを行なう。
出したボルト22,24に対してナット46,47を螺
合して締付ける。次に作業用の開口37を利用してスラ
イダ28にウインドガラス18を取付けた後に、この開
口37を蓋部材38で閉塞する。またカプラ36を凹部
31を利用してコネクタ9に接続する。
40でドアモジュール17の車室内側を覆い、ビス42
およびナット43などの取付け部材を用いて、リセス4
1をリセスブラケット39に取付ける。なお、上述のナ
ット43はリセスブラケット39の下面に予め接着また
はインサート成形することが望ましい。
両のドア構造は、ドア本体3に開閉自在に設けられたウ
インドガラス18を備えてなる車両のドア構造であっ
て、上記ウインドガラス18を昇降可能に支持するガイ
ドレール19とドア内の機能部品とを一体化したドアモ
ジュール17を設け、上記ドア本体3(ドアインナパネ
ル2参照)に対してガイドレール19を取付けて上記ド
アモジュール17を支持し、上記ドアモジュール17の
車室内側を覆うドアトリム40の支持部(リセス41参
照)をドアモジュール17を介して上記ガイドレール1
9に固定したものである。
9をドアモジュール17の強度部材として有効利用する
ので、部品点数の削減を図りつつ、ドアモジュール17
の支持剛性の向上を図ることができる。
2参照)に対してガイドレール19を取付けてドアモジ
ュール17を支持させ、かつ上記ガイドレール19にド
アモジュール17を介してドアトリム40の支持部(リ
セス41参照)を固定するので、ドアモジュール17お
よびドアトリム40の組付け性向上を図ることができ
る。
スト部40aが設けられ、該アームレスト部40aの内
部に位置する上記支持部(リセス41参照)とドアモジュ
ール17とをつなぐリセスブラケット39が該ドアモジ
ュール17に設けられたものである。
上述のリセスブラケット39を設けたので、別途ブラケ
ットを新設することはなく、乗員の肘荷重を受けるのに
必要な支持剛性を確保することができる。
記ドアモジュール17が取付けられる開口部5を形成
し、上記ガイドレール19は上記開口部5上下の内側か
らドアインナパネル2に取付けられるものである。
にガイドレール19を挿入し、このガイドレール19を
ドア本体3に対して取付けるとよいので、取付け性、組
付け性の向上を図ることができる。
る開口部5の上部にはガイドレール19の上部取付け部
材(ボルト22参照)が仮預けされ、かつ該取付け部材
(ボルト22参照)の移動を許容する仮預け孔44が設け
られ、上記開口部5の下部にはガイドレール19の下部
取付け部材(ボルト24参照)が取付けられる上部開放形
状の取付け孔45が設けられたものである。
ドレール19の上部を挿入し、この部分の取付け部材
(ボルト24参照)を仮預け孔44に仮預けし、次に開口
部5の下部にガイドレール19の下部を挿入し、この部
分の取付け部材(ボルト24参照)を開口部5下部の取付
け孔45に取付けるので、取付け性がさらに向上すると
共に、位置決め調整も容易となる。
たものである。この構成によれば、仮預け孔44の開口
面積を必要最小限の大きさに設定することができる。
を示し、図1〜図3で示した先の実施例においてはドア
モジュール17とガイドレール19とを一体化して、こ
の一体化されたものをドアインナパネル2の開口部5か
らドア本体3に組付けるように構成したが、図4、図5
に示すこの実施例では、開口部5をもったドアインナパ
ネル2にその内側から予めガイドレール19を取付け
て、このガイドレール19の合計3本のボルト22,2
3,24を車室側へ向けて突出させたものである。
は、ウインドガラス18の昇降可能に支持するガイドレ
ール19と、ドア内の機能部品を一体化したドアモジュ
ール17とを設け、ドア本体3を構成するドアインナパ
ネル2に対してガイドレール19が予め取付けられ、こ
のガイドレール19に対してドアモジュール17を後付
け固定するように構成している。
は先の実施例と同様に開口部5が形成されており、上述
のガイドレール19は、この開口部5からドアインナパ
ネル2内に挿入された後に、該ドアインナパネル2の内
側から開口部5の上下の口縁部に取付けられている。
2に示す開口37よりも開口面積が大きい上述の開口部
5を利用して、スライダ28にウインドガラス18を固
定することができる。
タ用のモータ20はドアモジュール17に一体化される
ことなく、ドアインナパネル2のモータ取付け部50に
直接取付けられる。このため、合成樹脂製のドアモジュ
ール17にはモータ20との干渉を回避する切欠き状の
凹部51が形成されている。
イドレール19側の各ボルト22,23,24を挿通さ
せる合計3つの取付け孔52…が形成されている。これ
らの取付け孔52は遊嵌孔または長孔に設定される。
ラ35をもったハーネス33と、カプラ36を有するド
アロック用のハーネス34と、カプラ53を有するパワ
ーウインド用のハーネス54と、カプラ55を有するモ
ータ20用のハーネス56と、音響装置としてのスピー
カ21とが機能部品として一体的に配設されると共に、
ドアトリム40側のリセス41を固定するリセスブラケ
ット39が樹脂により一体形成されている。
ンナパネル2側の開口部5下部に嵌合される断面略門形
状の嵌合部57が図5に点線で示す所定範囲において一
体形成され、この嵌合部57をドアインナパネル2の開
口部5の下部に気密状に嵌合すべく構成している。
設けられた凹部31は図6、図7に示すように、傾斜部
31aとフラット部31bとを有し、カプラ36をコネ
クタ9に差込む際の操作性の向上を図るように構成して
いる。
施例と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説
明を省略している。このように構成した車両のドア構造
の組付けについて以下に詳述する。
2の内側にガイドレール19を取付け、開口部5を利用
して、ガイドレール19のスライダ28にウインドガラ
ス18を固定する。
をドアインナパネル2のモータ取付け部50に取付け
る。なお、このモータ20を先の実施例の如くドアモジ
ュール17側にユニット化する構成としてもよい。
モジュール17を取付けるが、このドアモジュール17
には各要素21、33〜36、53〜56が予め一体ユ
ニット化されている。
ト22,23,24にドアモジュール17を取付けるに
は、ドアモジュール17側の合計3つの取付け孔52に
ボルト22,23,24が挿通されるようにドアモジュ
ール17をドアインナパネル2の車室側の面に移動し、
このドアモジュール17下部の嵌合部57を開口部5の
下部に気密状に嵌合する。
移動させながら開口部5の下部に嵌合する関係上、ドア
モジュール17側の取付け孔52はボルト22,23,
24の直径よりも大きい遊嵌孔または上下方向に指向す
る長孔に設定されている。
い、位置決め後においてボルト22,23,24に対し
てナット46,27,47を螺合して締付ける。また各
カプラ36,53,55を対応部分に接続する。
40でドアモジュール17の車室内側を覆い、ビス42
およびナット43などの取付け部材を用いて、リセス4
1をリセスブラケット39に取付ける。なお、上述のナ
ット43はリセスブラケット39の下面に予め接着また
はインサート成形することが望ましい。
両のドア構造によれば、ドア本体3に開閉自在に設けら
れたウインドガラス18を備えた車両のドア構造であっ
て、上記ウインドガラス18を昇降可能に支持するガイ
ドレール19と、ドア内の機能部品を一体化したドアモ
ジュール17とを設け、上記ドア本体3に対してガイド
レール19が取付けられ、上記ガイドレール19にドア
モジュール17が後付けされたものである。
9をドアモジュール17の強度部材として有効利用する
ので、部品点数の削減を図りつつ、ドアモジュール17
の支持剛性の向上を図ることができる。
付け、このガイドレール19にドアモジュール17を取
付けるとよいので、該ドアモジュール17の組付け性向
上を図ることができる。
側を覆うドアトリム40を設け、上記ドアトリム40を
リセス41、リセスブラケット39およびドアモジュー
ル17を介して、ガイドレール19に取付けたものであ
る。この構成によれば、上述のドアトリム40を、ドア
モジュール17を介してガイドレール19に取付けるの
で、ドアトリム40の取付け性およびその支持剛性の向
上を図ることができる。
スト部40aが設けられ、該アームレスト部40aの内
部に位置するドアトリム支持部(リセス41参照)とドア
モジュール17とをつなぐリセスブラケット39が該ド
アモジュール17に設けられたものである。
上述のリセスブラケット39を設けたので、別途ブラケ
ットを設けることなく、乗員の肘荷重を受けるのに必要
な支持剛性を確保することができる。
ンナパネル2参照)には上記ドアモジュール17が取付
けられる開口部5を形成し、上記ドアモジュール17の
下部には上記ドア本体3の開口部5下部に嵌合される嵌
合部57を設け、上記嵌合部57をドア本体3の開口部
5下部に気密状に嵌合したものである。
嵌合部57をドア本体3の開口部5に嵌合する上述の嵌
合構造によりドア内の気密性を確保することができる。
を示し、図4〜図7で示した先の実施例構造に加えて、
ドアインナパネル2の開口部5下部と、ドアモジュール
17の嵌合部57との間にシール部材58を介設したも
のである。
合構造と、シール部材58のシール機能とにより、ドア
内の気密性をさらに向上させることができる。なお、図
8に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、
効果については図4〜図7で示した先の実施例と同様で
あるから、図8において前図と同一の部分には同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。
において、この発明の機能部品は、第一実施例のモータ
20、スピーカ21、ハーネス33,34、カプラ3
5,36に対応し、また、第二実施例のスピーカ21、
ハーネス33,34,54,56、カプラ35,36,
53,55に対応し、以下同様に、ドアトリムの支持部
は、リセス41に対応し、ガイドレールの上部取付け部
材は、上部のボルト22に対応し、ガイドレールの下部
取付け部材は、下部のボルト24に対応するもこの発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
イドレールを取付けてドアモジュールを支持し、ドアモ
ジュールの車室内側を覆うドアトリムの支持部を上記ガ
イドレールに固定したので、既存のガイドレールをドア
モジュールの強度部材として有効利用することができ、
部品点数の削減を図りつつ、ドアモジュールの支持剛性
の向上を図ることができると共に、ドアモジュールの組
付け性向上を図ることができる効果がある。
A線に沿う部分拡大断面図。
面図。
面図。
Claims (9)
- 【請求項1】ドア本体に開閉自在に設けられたウインド
ガラスを備えた車両のドア構造であって、上記ウインド
ガラスを昇降可能に支持するガイドレールとドア内の機
能部品とを一体化したドアモジュールを設け、上記ドア
本体に対してガイドレールを取付けて上記ドアモジュー
ルを支持し、上記ドアモジュールの車室内側を覆うドア
トリムの支持部を上記ガイドレールに固定した車両のド
ア構造。 - 【請求項2】上記ドアトリムにはアームレスト部が設け
られ、該アームレスト部の内部に位置する上記支持部と
ドアモジュールとをつなぐリセスブラケットが該ドアモ
ジュールに設けられた請求項1記載の車両のドア構造。 - 【請求項3】上記ドア本体の車室内側には上記ドアモジ
ュールが取付けられる開口部を形成し、上記ガイドレー
ルは上記開口部上下の内側から取付けられる請求項1記
載の車両のドア構造。 - 【請求項4】上記ドアモジュールを取付ける開口部の上
部にはガイドレールの上部取付け部材が仮預けされ、か
つ該取付け部材の移動を許容する仮預け孔が設けられ、
上記開口部の下部にはガイドレールの下部取付け部材が
取付けられる上部開放形状の取付け孔が設けられた請求
項3記載の車両のドア構造。 - 【請求項5】上記仮預け孔は長孔に設定された請求項4
記載の車両のドア構造。 - 【請求項6】ドア本体に開閉自在に設けられたウインド
ガラスを備えた車両のドア構造であって、上記ウインド
ガラスを昇降可能に支持するガイドレールと、ドア内の
機能部品を一体化したドアモジュールとを設け、上記ド
ア本体に対してガイドレールが取付けられ、上記ガイド
レールにドアモジュールが取付けられた車両のドア構
造。 - 【請求項7】上記ドアモジュールの車室内側を覆うドア
トリムを設け、上記ドアトリムをガイドレールに取付け
た請求項6記載の車両のドア構造。 - 【請求項8】上記ドアトリムにはアームレスト部が設け
られ、該アームレスト部の内部に位置するドアトリム支
持部とドアモジュールとをつなぐリセスブラケットが該
ドアモジュールに設けられた請求項6記載の車両のドア
構造。 - 【請求項9】上記ドア本体の車室内側には上記ドアモジ
ュールが取付けられる開口部を形成し、上記ドアモジュ
ールの下部には上記ドア本体の開口部下部に嵌合される
嵌合部を設け、上記嵌合部をドア本体の開口部下部に気
密状に嵌合した請求項6記載の車両のドア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001306205A JP4035810B2 (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 車両のドア構造 |
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---|---|---|---|
JP2001306205A JP4035810B2 (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 車両のドア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003104052A true JP2003104052A (ja) | 2003-04-09 |
JP4035810B2 JP4035810B2 (ja) | 2008-01-23 |
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