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JP2003199291A - 電動機の冷却装置 - Google Patents

電動機の冷却装置

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JP2003199291A
JP2003199291A JP2002260009A JP2002260009A JP2003199291A JP 2003199291 A JP2003199291 A JP 2003199291A JP 2002260009 A JP2002260009 A JP 2002260009A JP 2002260009 A JP2002260009 A JP 2002260009A JP 2003199291 A JP2003199291 A JP 2003199291A
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frame
refrigerant liquid
electric motor
stator
liquid groove
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Toshiyuki Nakahara
俊幸 中原
Hiroshi Shimono
博史 下野
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒液の流量を増加させることなく冷却効率
を高め、かつ、冷媒液溝を形成する部材の機械加工工数
を低減し、しかもフレームの真円度の影響がなく組立工
数の少ない、安価な電動機の冷却装置を提供する。 【解決手段】固定子コイル4を備えた積層鉄心からなる
固定子鉄心3と、固定子鉄心3の外周面に接触して設け
られたフレームと、を備え、冷媒液をフレーム内に流す
ことにより固定子の冷却を行う電動機の冷却装置におい
て、フレームは、固定子鉄心3の外周面に設けられた第
1フレーム10と、第1フレーム10の外周面に接触し
て設けられた第2フレーム11とから成るものであっ
て、第1フレーム10の第2フレーム11に接触する面
には、周方向に伸びるように微小な環状の隙間を形成し
た冷媒液溝5を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば工作機械主軸
の駆動などに用いられる電動機の冷却装置に関し、特に
固定子を冷媒液により冷却するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械主軸の駆動などに用いら
れると共に、固定子を冷媒液により冷却する電動機の冷
却装置は、図5のようになっている。図5は従来技術を
示す電動機の側断面図である。図において、21は回転
軸、22は回転子、23は固定子鉄心、24はフレー
ム、25はモールド樹脂、26は固定子コイル、27は
流入口、28は流出口、29は冷媒液溝、30は回り止
めネジである。回転軸21に固定された回転子22の外
周に対向して、積層鉄心からなる固定子鉄心23が設け
られている。固定子鉄心23は固定子コイル26を備
え、固定子鉄心23の外周に樹脂皮膜を介してフレーム
24が嵌合される。また、フレーム24の内周の固定子
鉄心23の外周に接触する面には、螺旋状をした多条の
冷媒液溝29が設けられ、冷媒液溝29の両端に冷媒液
の流入口27および流出口28が設けられて、フレーム
24の外周に開口している。さらに、フレーム24の内
周と、固定子鉄心23の端面と、固定子コイル26のコ
イルエンドとの間にはモールド樹脂25を充填し、固定
子コイル26の発生熱をフレーム24に伝達し易くして
ある。それから、固定子鉄心23とフレーム24の間
は、回り止めネジ30がフレーム24から固定子鉄心2
3に向かってねじ込まれており、固定子鉄心23とフレ
ーム24の間に掛かるトルクを伝達するようになってい
る(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】実公平7―47973号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術の
ようにフレーム24内に設けた冷媒液溝29に冷媒液を
流して固定子を冷却する手段では、更に冷却効率を高め
るために、一般に冷却ユニット(不図示)のポンプの能
力を上げて冷媒液の流量を増加させたり、螺旋状の冷媒
液溝29の数を増やして冷媒が固定子部に接触する時
間、熱伝達に寄与する冷媒との接触面積を増加させるな
どの方法を用いている。しかしながら、前者の冷却ユニ
ットのポンプの能力を上げる手段は、ポンプ用電動機の
容量増加などの影響を受けて冷却ユニット自体でコスト
上昇となることや、運転時の消費電力の増加となるとい
う問題があった。一方、後者の螺旋状の冷媒液溝29の
数を増やす手段は、冷媒液溝29を形成するための部材
の機械加工工数が多くなるため、コスト上昇の要因とな
り、近年のコスト低減、省エネの要求への対応が困難に
なるという問題があった。
【0005】また、従来技術は、フレーム24の外周か
ら固定子鉄心23に向かって回りとめネジ30をラジア
ル方向に締め付けなければならないため、回り止めネジ
30のラジアル方向の締結力が強くなりすぎると、フレ
ーム24の真円度を悪くすると共に、フレーム24の負
荷側および反負荷側に設けられるブラケット31、32
との嵌合面に歪みを生じ、その歪みがブラケット31、
32を介して軸受33、34の倒れとなり、電動機の振
動の原因になるという問題があった。それから、上記の
締結方法では、電動機の姿勢を変えながらフレーム24
の全周におけるラジアル方向から締結する方法のため、
大型の電動機になればなるほどクレーンを用いた大掛か
りな作業になるため、組立工数が増え、コストが増大す
るという問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、冷媒液の流量を増加させることなく冷却
効率を高め、かつ、冷媒液溝を形成する部材の機械加工
工数を低減することができ、しかもフレームの真円度の
影響がなく組立工数の少ない、安価な電動機の冷却装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1の本発明は固定子コイルを備えた積層鉄心
からなる固定子鉄心と、前記固定子鉄心の外周面に接触
して設けられたフレームと、を備え、冷媒液を前記フレ
ーム内に流すことにより固定子の冷却を行う電動機の冷
却装置において、前記フレームは前記固定子鉄心の外周
面に設けた第1フレームとこの第1フレームの外周面に
接触して設けられた第2フレームとから成り、前記第1
フレームと前記第2フレームの何れか一方の他方に接触
する面に周方向に伸びるように微小な環状の隙間を形成
した冷媒液溝とを備えたものである。請求項2の本発明
は、請求項1記載の電動機の冷却装置において、前記冷
媒液溝の入口部となる流入口の流入方向から見た断面積
をA、前記冷媒液溝の軸方向から見た断面積をBとした
ときに、A≧Bの関係を有するものである。請求項3の
本発明は、請求項1または2に記載の電動機の冷却装置
において、前記冷媒液溝は少なくとも冷媒液の流入口近
傍にテーパ部を設けてある。請求項4の本発明は、請求
項1または2に記載の電動機の冷却装置において、前記
第2フレームの軸方向の一方端に段付部を形成し、前記
第1フレームの端部と前記第2フレームの段付部をスラ
スト方向に向かって締結ネジにより固定したものであ
る。請求項5の本発明は、請求項4に記載の電動機の冷
却装置において、前記第1フレームと前記第2フレーム
とを、前記固定子コイルが収納される空間内で締結した
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す電動
機の側断面図、図2はフレーム、冷媒液溝および流入口
の構成を示したものであって、(a)は図1のX―X線
に沿うその正断面図、(b)は(a)の流入口をY方向
から見た断面図である。図において、1は回転軸、2は
回転子、3は固定子鉄心、4は固定子コイル、5は冷媒
液溝、6は流入口、7は供給用配管、8は流出口、9は
回収用配管、10は第1フレーム、10Aは雌ねじ部、
11は第2フレーム、11Aは通し穴、11Bは段付
部、12は冷却ユニット、13は締結ネジ、14、15
はブラケット、16、17は軸受である。なお、回転軸
1に固定された回転子2の外周に、固定子コイル4を備
えた固定子鉄心3が設けられた構成は、従来技術と同じ
である。
【0009】本発明の特徴は以下のとおりである。すな
わち、従来技術のフレームに相当する構成要素として、
固定子鉄心3の外周面に設けられた第1フレーム10
と、この第1フレーム10の外周面に接触して設けられ
た第2フレーム11とから成るものを用いた点である。
第1フレーム10の第2フレーム11に接触する面に
は、周方向に伸びるように微小な環状の隙間を形成した
冷媒液溝5を設けており、平滑な同心円筒状に加工され
ている。また、冷媒液溝5の両端に冷媒液の流入口6お
よび流出口8が設けられて、第2フレーム11の外周に
開口している。当該冷媒液溝5の両端における第1フレ
ーム10並びに第2フレーム11との間には図示しない
Oリングを設け、冷媒液が漏れないようにシールを施し
ている。さらに、図2に示すように冷媒液溝5の入口部
となる流入口6の流入方向から見た断面積をA、冷媒液
溝5の軸方向から見た断面積をBとしたときに、A≧B
の関係を有するものである。そして、図1に示すように
第1フレーム10の端部に雌ねじ部10Aを設け、第2
フレーム11の軸方向の一方端に通し穴11Aを有する
段付部11Bを形成すると共に、第1フレーム10の端
部の雌ネジ部10Aに対して第2フレーム11の段付部
11Bを、通し穴11Aを介し締結ネジ13によりスラ
スト方向に向かってねじ込み固定してある。当該第1フ
レーム10と第2フレーム11は、固定子コイル4が収
納される空間S内で締結してある。
【0010】このような構成において、電動機を運転さ
せたときに固定子コイル4、固定子鉄心3で発生する銅
損あるいは鉄損などの損失による熱が、第1のフレーム
10から第2のフレーム11に熱伝導するが、冷却ユニ
ット12よりら供給用配管7を経て供給される冷媒液
は、第1のフレーム10と第2のフレーム11間に設け
た冷媒液溝5を通過するときに固定子コイル4、固定子
鉄心3で発生した熱を奪い、冷媒液溝5から回収用配管
9を経て冷却ユニット12に回収され、以上の動作を繰
り返しながら熱交換される。
【0011】また、図3は本発明と従来技術の冷却効果
の比較を表した図である。すなわち、電機子コイル温度
上昇に対する電動機損失の比を百分率で比較したもので
あり、これによると、本発明は冷却効果を従来より約2
0%高めることが可能となる。
【0012】本発明の第1の実施例は上記構成にしたの
で、冷媒液溝5は平滑な同心円筒状に加工されているこ
とから、従来のように複雑な多条の螺旋溝に加工したも
のに比べ、加工が容易で冷媒液の流路を形成する部材の
機械加工工数を低減することができ、コスト低減を可能
にした電動機の冷却装置を提供することができる。
【0013】また、冷媒液溝5は第1フレーム10およ
び第2フレーム11間に形成された微小な環状の隙間を
有することから、冷却ユニットのポンプの能力を上げて
冷媒液の流量を増加させることなく、冷媒液の流速を上
げることができるとともに、第1フレーム10、冷媒液
溝5および第2フレーム11間の熱伝達を向上させ、冷
却効率を高めることができる。
【0014】さらに、冷媒液溝の流入口6の流入方向か
ら見た断面積Aを、冷媒液溝5の軸方向から見た断面積
Bに対して大きくしたので、機械加工工数を削減し、コ
ストを低減することができる。
【0015】そして、本実施例は冷却ユニット自体でコ
スト上昇となることや、運転時の消費電力の増加となる
という問題を解消できる。
【0016】それから、本実施例は第2フレーム11の
軸方向の一方端に段付部11Bを形成し、第1フレーム
10の端部と第2フレーム11の段付部11Bをスラス
ト方向に向かって締結ネジ13により固定するようにし
たので、締結ネジ13の締結力が主にスラスト方向に掛
かることで、第1フレーム10および第2フレーム11
の真円度に与える影響を小さくすることができる。その
結果、負荷側、反負荷側ブラケット14、15と第2フ
レーム11の嵌め合いがスムーズになり、組み立て易く
なると共に、軸受16、17の倒れによる振動も発生し
なくなる。また、本実施例による締結方法では、第2フ
レーム11から第1フレーム10のスラスト方向に向か
って締結ネジ13により締結しているので、電動機を置
いたまま姿勢を変えることなく作業を行うことができ、
組立工数を削減し、コストを抑えることができる。また
さらに、第1フレーム10と第2フレーム11を、固定
子コイル4が収納される空間S内で締結するようにした
ので、締結ネジ13を介して外部から電動機内部に水な
どが侵入するといった問題を防ぎ、耐環境性を向上させ
ることができる。
【0017】図4は本発明の第2の実施例を示すフレー
ム部の拡大側断面図である。第2の実施例が第1の実施
例と異なる点は、冷媒液溝5は冷媒液の流入口6近傍お
よび冷媒液の流出口8近傍に冷媒液の流速を絞るための
テーパ部6A、8Aを設けた点である。
【0018】このような構成において、流入口6から流
入した冷媒液はまずテーパ部6Aを通過する前に流入口
6の軸方向位置にある冷媒液溝5の全周に流れた後、テ
ーパ部6Aを通る。そして、冷媒液は冷媒液溝5から流
出口8側の軸方向に向かってその全周に渡り均等に流入
するため、固定子鉄心3と固定子コイル4の円周方向の
うち所定の方向に偏ることなくこれらを均等に冷却する
ことができる。
【0019】本発明の第2の実施例は上記構成にしたの
で、テーパ部6A、8Aを設けることで冷媒液溝5内の
流速が増加し、第1の実施例に比べて冷媒液溝5内の熱
伝達性能を向上させることができる。また、固定子鉄心
3内の固定子コイル4の外周に位置する冷媒液溝5内で
は、その全周に冷媒液が均等に流入するため、固定子鉄
心3と固定子コイル4などの温度上昇が円周方向で等し
くなり冷却効率を向上させることができ、不均等な熱膨
張による熱変形も防ぐことができる。例えば本発明によ
る電動機が工作機械主軸内蔵型(ビルトイン型電動機)
の駆動用として用いられるとき、不均等な熱膨張による
変形が主軸部材の寸法変化や精度に及ぼす悪影響を防止
ことができる。また、工作機械への取り付け側を冷媒液
の流入口とすることで、工作機械への取り付け側がより
冷却され、電動機から工作機械への熱の伝達を防止する
と同時に、熱膨張による部材の寸法変化あるいは加工精
度に悪影響を与えるというような問題を生じることがな
くなる。なお、本実施例では、第1フレーム10の第2
フレーム11に接触する面に周方向に伸びるように微小
な環状の隙間を形成した冷媒液溝5を設けたが、逆に、
冷媒液溝5は、第2フレーム11の第1フレーム10に
接触する面に設けるようにしても構わない。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば以下
の効果がある。本発明の第1の実施例は上記構成にした
ため、冷媒液溝は平滑な同心円筒状に加工されているこ
とから、従来のように複雑な多条の螺旋溝に加工したも
のに比べ、加工が容易で冷媒液の流路を形成する部材の
機械加工工数を低減することができ、コスト低減を可能
にした電動機の冷却装置を提供することができる。
【0021】また、冷媒液溝は第1フレームおよび第2
フレーム間に形成された微小な環状の隙間を有すること
から、冷却ユニットのポンプの能力を上げて冷媒液の流
量を増加させることなく、冷媒液の流速を上げることが
できるとともに、第1フレーム、冷媒液溝および第2フ
レーム間の熱伝達を向上させ、冷却効率を高めことがで
きる。さらに、冷媒液溝の流入口の流入方向から見た断
面積を、冷媒液溝の軸方向から見た断面積に対して大き
くしたため、機械加工工数を削減し、コストを低減する
ことができる。それから、冷却ユニット自体でコスト上
昇となることや、運転時の消費電力の増加となるという
問題を解消できる。
【0022】そして、本実施例では、第2フレームの軸
方向の一方端に段付部を形成し、第1フレームの端部と
第2フレームの段付部をスラスト方向に向かって締結ネ
ジにより固定するようにしたため、締結ネジの締結力が
主にスラスト方向に掛かることで、第1フレームおよび
第2フレームの真円度に与える影響を小さくすることが
できる。その結果、負荷側、反負荷側ブラケットとフレ
ームの嵌め合いがスムーズになり、組み立て易くなると
共に、軸受の倒れによる振動も発生しなくなる。また、
本実施例による締結方法では、第2フレームから第1フ
レームのスラスト方向に向かって締結ネジにより締結し
ているため、電動機を置いたまま姿勢を変えることなく
作業を行うことができ、組立工数を削減し、コストを抑
えることができる。
【0023】またさらに、第1フレームと第2フレーム
を、固定子コイルが収納される空間内で締結するように
したため、締結ネジを介して外部から電動機内部に水な
どが侵入するといった問題を防ぎ、耐環境性を向上させ
ることができる。
【0024】本発明の第2の実施例は上記構成にしたた
め、テーパ部を設けることで冷媒液溝内の流速が増加
し、第1の実施例に比べて冷媒液溝内の熱伝達性能を向
上させることができる。また、固定子鉄心内の固定子コ
イルの外周に位置する冷媒液溝内では、その全周に冷媒
液が均等に流入するため、固定子鉄心と固定子コイルな
どの温度上昇が円周方向で等しくなり冷却効率を向上さ
せることができ、不均等な熱膨張による熱変形も防ぐこ
とができる。例えば本発明による電動機が工作機械主軸
内蔵型の駆動用として用いられるとき、不均等な熱膨張
による変形が主軸部材の寸法変化や精度に及ぼす悪影響
を防止ことができる。
【0025】また、工作機械への取り付け側を冷媒液の
流入口とすることで、工作機械への取り付け側がより冷
却され、電動機から工作機械への熱の伝達を防止すると
同時に、熱膨張による部材の寸法変化あるいは加工精度
に悪影響を与えるというような問題を生じることがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電動機の側断面図
である。
【図2】フレーム、冷媒液溝および流入口の構成を示し
たものであって、(a)は図1のX―X線に沿うその正
断面図、(b)は(a)の流入口をY方向から見た断面
図である。
【図3】本発明と従来技術の冷却効果の比較を表した図
である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すフレーム部の拡大
側断面図である。
【図5】従来技術を示す電動機の側断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 回転子 3 固定子鉄心 4 固定子コイル 5 冷媒液溝 6 流入口 6A テーパ部 7 供給用配管 8 流出口 8A テーパ部 9 回収用配管 10 第1フレーム 10A 雌ねじ部 11 第2フレーム 11A 通し穴 11B 段付部、 12 冷却ユニット 13 締結ネジ 14、15 ブラケット 16、17 軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子コイルを備えた積層鉄心からなる固
    定子鉄心と、前記固定子鉄心の外周面に接触して設けら
    れたフレームと、を備え、冷媒液を前記フレーム内に流
    すことにより固定子の冷却を行う電動機の冷却装置にお
    いて、 前記フレームは前記固定子鉄心の外周面に設けた第1フ
    レームとこの第1フレームの外周面に接触して設けられ
    た第2フレームとから成り、前記第1フレームと前記第
    2フレームの何れか一方の他方に接触する面に周方向に
    伸びるように微小な環状の隙間を形成した冷媒液溝とを
    備えたことを特徴とする電動機の冷却装置。
  2. 【請求項2】前記冷媒液溝の入口部となる流入口の流入
    方向から見た断面積をA、前記冷媒液溝の軸方向から見
    た断面積をBとしたときに、A≧Bの関係を有するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の電動機の冷却装
    置。
  3. 【請求項3】前記冷媒液溝は少なくとも冷媒液の流入口
    近傍にテーパ部を設けてあることを特徴とする請求項1
    または2に記載の電動機の冷却装置。
  4. 【請求項4】前記第2フレームの軸方向の一方端に段付
    部を形成し、前記第1フレームの端部と前記第2フレー
    ムの段付部をスラスト方向に向かって締結ネジにより固
    定したことを特徴とする請求項1または2に記載の電動
    機の冷却装置。
  5. 【請求項5】前記第1フレームと前記第2フレームと
    を、前記固定子コイルが収納される空間内で締結したこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電動機の冷却装置。
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