JP2003194987A - キャニスタ冷却構造およびキャニスタ冷却方法 - Google Patents
キャニスタ冷却構造およびキャニスタ冷却方法Info
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 真空乾燥を行う際にも使用済み燃料の温度上
昇を軽減する。 【解決手段】 筒状のキャスク2内部に隙間3をあけて
設置され、隙間3に純水Wが充填されたキャニスタ1を
冷却する。純水Wを冷却する冷却器11と、隙間3と冷
却器11との間で純水Wを循環させる循環器12とを有
する。
昇を軽減する。 【解決手段】 筒状のキャスク2内部に隙間3をあけて
設置され、隙間3に純水Wが充填されたキャニスタ1を
冷却する。純水Wを冷却する冷却器11と、隙間3と冷
却器11との間で純水Wを循環させる循環器12とを有
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所など
で生じる使用済み燃料が装荷されたキャニスタを冷却す
る際に用いて好適なキャニスタ冷却構造およびキャニス
タ冷却方法に関するものである。
で生じる使用済み燃料が装荷されたキャニスタを冷却す
る際に用いて好適なキャニスタ冷却構造およびキャニス
タ冷却方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電所などで発生する使
用済み燃料は、キャニスタと呼ばれる金属製の容器に装
荷された状態でキャニスタ輸送キャスクにより貯蔵施設
まで輸送される。そして、貯蔵施設においてキャニスタ
は、コンクリートキャスクと呼ばれるコンクリート製貯
蔵容器に移し替えられることで、所定の期間使用燃料を
貯蔵することになっている。
用済み燃料は、キャニスタと呼ばれる金属製の容器に装
荷された状態でキャニスタ輸送キャスクにより貯蔵施設
まで輸送される。そして、貯蔵施設においてキャニスタ
は、コンクリートキャスクと呼ばれるコンクリート製貯
蔵容器に移し替えられることで、所定の期間使用燃料を
貯蔵することになっている。
【0003】キャニスタを使用した使用済み燃料貯蔵の
場合、有底筒状の輸送キャスク内にキャニスタを挿入し
た状態で燃料プールに沈めたときのキャニスタ表面の汚
染防止のために、輸送キャスクとキャニスタとの間の隙
間であるアニュラス部に清浄な媒体を充填している。そ
して、使用済み燃料を内包したキャニスタに対しては、
キャニスタ内部の腐食を防止するために、遮蔽用の蓋体
を取り付けた後に、真空ポンプ等を用いた真空吸引によ
りキャニスタ内部の水を排出して乾燥させる(いわゆる
真空乾燥)とともに、ヘリウム等の不活性ガスを充填し
ている。
場合、有底筒状の輸送キャスク内にキャニスタを挿入し
た状態で燃料プールに沈めたときのキャニスタ表面の汚
染防止のために、輸送キャスクとキャニスタとの間の隙
間であるアニュラス部に清浄な媒体を充填している。そ
して、使用済み燃料を内包したキャニスタに対しては、
キャニスタ内部の腐食を防止するために、遮蔽用の蓋体
を取り付けた後に、真空ポンプ等を用いた真空吸引によ
りキャニスタ内部の水を排出して乾燥させる(いわゆる
真空乾燥)とともに、ヘリウム等の不活性ガスを充填し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来技術には、以下のような問題が存在する。
真空乾燥を行うとキャニスタ内部に熱伝達媒体がなくな
るため、使用済み燃料から生じる熱は輻射でキャニスタ
に伝達されるだけとなり冷却効率が悪化する。その結
果、使用済み燃料の温度が急激に上昇するという問題が
あった。
たような従来技術には、以下のような問題が存在する。
真空乾燥を行うとキャニスタ内部に熱伝達媒体がなくな
るため、使用済み燃料から生じる熱は輻射でキャニスタ
に伝達されるだけとなり冷却効率が悪化する。その結
果、使用済み燃料の温度が急激に上昇するという問題が
あった。
【0005】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、真空乾燥を行う際にも使用済み燃料の温度
上昇を軽減できるキャニスタ冷却構造およびキャニスタ
冷却方法を提供することを目的とする。
れたもので、真空乾燥を行う際にも使用済み燃料の温度
上昇を軽減できるキャニスタ冷却構造およびキャニスタ
冷却方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載のキャニスタ冷却構造は、筒状のキャスク内部に隙間
をあけて設置され、前記隙間に純水が充填されたキャニ
スタを冷却する装置であって、前記純水を冷却する冷却
器と、前記隙間と前記冷却器との間で前記純水を循環さ
せる循環器とを有することを特徴とするものである。
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載のキャニスタ冷却構造は、筒状のキャスク内部に隙間
をあけて設置され、前記隙間に純水が充填されたキャニ
スタを冷却する装置であって、前記純水を冷却する冷却
器と、前記隙間と前記冷却器との間で前記純水を循環さ
せる循環器とを有することを特徴とするものである。
【0007】従って、本発明のキャニスタ冷却構造で
は、キャスクとキャニスタとの間の隙間を流通してキャ
ニスタ表面の熱により温度上昇した純水を冷却器で冷却
し、冷却した純水を循環器により再度上記隙間に循環さ
せることで、キャニスタの温度上昇を軽減し、結果とし
て使用済み燃料の温度上昇を抑制することができる。
は、キャスクとキャニスタとの間の隙間を流通してキャ
ニスタ表面の熱により温度上昇した純水を冷却器で冷却
し、冷却した純水を循環器により再度上記隙間に循環さ
せることで、キャニスタの温度上昇を軽減し、結果とし
て使用済み燃料の温度上昇を抑制することができる。
【0008】請求項2記載のキャニスタ冷却構造は、請
求項1記載のキャニスタ冷却構造において、前記循環器
は、前記隙間の純水を下方から上方に向けて循環させる
ことを特徴とするものである。
求項1記載のキャニスタ冷却構造において、前記循環器
は、前記隙間の純水を下方から上方に向けて循環させる
ことを特徴とするものである。
【0009】従って、本発明のキャニスタ冷却構造で
は、キャニスタ表面の熱で温度が高くなり上昇する純水
と同じ方向に純水を循環させるので、純水の循環に伴う
抵抗を少なくすることができる。
は、キャニスタ表面の熱で温度が高くなり上昇する純水
と同じ方向に純水を循環させるので、純水の循環に伴う
抵抗を少なくすることができる。
【0010】請求項3記載のキャニスタ冷却方法は、筒
状のキャスク内部に隙間をあけて設置され、前記隙間に
純水が充填されたキャニスタを冷却する方法であって、
冷却した前記純水を前記隙間に流通させることを特徴と
するものである。
状のキャスク内部に隙間をあけて設置され、前記隙間に
純水が充填されたキャニスタを冷却する方法であって、
冷却した前記純水を前記隙間に流通させることを特徴と
するものである。
【0011】従って、本発明のキャニスタ冷却方法で
は、キャスクとキャニスタとの間の隙間を流通してキャ
ニスタ表面の熱により温度上昇した純水を冷却し、冷却
した純水を再度上記隙間に流通させることで、キャニス
タの温度上昇を軽減し、結果として使用済み燃料の温度
上昇を抑制することができる。
は、キャスクとキャニスタとの間の隙間を流通してキャ
ニスタ表面の熱により温度上昇した純水を冷却し、冷却
した純水を再度上記隙間に流通させることで、キャニス
タの温度上昇を軽減し、結果として使用済み燃料の温度
上昇を抑制することができる。
【0012】請求項4記載のキャニスタ冷却方法は、請
求項3記載のキャニスタ冷却方法において、前記隙間の
純水を下方から上方に向けて流通させることを特徴とす
るものである。
求項3記載のキャニスタ冷却方法において、前記隙間の
純水を下方から上方に向けて流通させることを特徴とす
るものである。
【0013】従って、本発明のキャニスタ冷却方法で
は、キャニスタ表面の熱で温度が高くなり上昇する純水
と同じ方向に純水を循環させるので、純水の循環に伴う
抵抗を少なくすることができる。
は、キャニスタ表面の熱で温度が高くなり上昇する純水
と同じ方向に純水を循環させるので、純水の循環に伴う
抵抗を少なくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキャニスタ冷却構
造およびキャニスタ冷却方法の実施の形態を、図1を参
照して説明する。図1は、使用済み燃料が装荷されたキ
ャニスタ1が輸送キャスク(キャスク)2の内部に設置
された断面図である。
造およびキャニスタ冷却方法の実施の形態を、図1を参
照して説明する。図1は、使用済み燃料が装荷されたキ
ャニスタ1が輸送キャスク(キャスク)2の内部に設置
された断面図である。
【0015】キャニスタ1は蓋体4で閉塞・密閉されて
おり、蓋体4にはキャニスタ1内の上方で開口するベン
トポート5及びキャニスタ1内の下方で開口するドレン
ポート6が設けられている。そして、このキャニスタ1
は、輸送キャスク2の胴部2aとの間に略一定間隔の隙
間(以下、アニュラス部)3をあけて、且つこのアニュ
ラス部3を遮蔽する遮蔽部材7で上端を支持される。
おり、蓋体4にはキャニスタ1内の上方で開口するベン
トポート5及びキャニスタ1内の下方で開口するドレン
ポート6が設けられている。そして、このキャニスタ1
は、輸送キャスク2の胴部2aとの間に略一定間隔の隙
間(以下、アニュラス部)3をあけて、且つこのアニュ
ラス部3を遮蔽する遮蔽部材7で上端を支持される。
【0016】輸送キャスク2は、上方に向けて開口する
有底筒状に形成されており、遮蔽部材7で遮蔽された胴
部2aとキャニスタ1との間のアニュラス部3には、純
水Wが充填されている。胴部2aには、アニュラス部3
の上部に開口する貫通孔8と、アニュラス部3の下部に
開口する貫通孔9とが形成されており、これら貫通孔
8、9は循環システム10に接続されている。
有底筒状に形成されており、遮蔽部材7で遮蔽された胴
部2aとキャニスタ1との間のアニュラス部3には、純
水Wが充填されている。胴部2aには、アニュラス部3
の上部に開口する貫通孔8と、アニュラス部3の下部に
開口する貫通孔9とが形成されており、これら貫通孔
8、9は循環システム10に接続されている。
【0017】循環システム10は、アニュラス部3の純
水Wを冷却して循環させるものであって、冷却器11、
循環ポンプ(循環器)12、貫通孔8と冷却器11との
間を結ぶ配管13、冷却器11と循環ポンプ12との間
を結ぶ配管14、循環ポンプ12と貫通孔9との間を結
ぶ配管15等を備えており、循環ポンプ12はアニュラ
ス部3において純水Wが図中矢印で示すように、下方か
ら上方へ向けて流れるように駆動する構成になってい
る。
水Wを冷却して循環させるものであって、冷却器11、
循環ポンプ(循環器)12、貫通孔8と冷却器11との
間を結ぶ配管13、冷却器11と循環ポンプ12との間
を結ぶ配管14、循環ポンプ12と貫通孔9との間を結
ぶ配管15等を備えており、循環ポンプ12はアニュラ
ス部3において純水Wが図中矢印で示すように、下方か
ら上方へ向けて流れるように駆動する構成になってい
る。
【0018】上記のキャニスタ1に対して真空乾燥及び
ガス充填する手順を説明する。まず、ベントポート5か
らヘリウム等の不活性ガスを注入し、キャニスタ1内の
圧力を上げることでドレンポート6からキャニスタ1内
の水Wcを排水する。
ガス充填する手順を説明する。まず、ベントポート5か
らヘリウム等の不活性ガスを注入し、キャニスタ1内の
圧力を上げることでドレンポート6からキャニスタ1内
の水Wcを排水する。
【0019】次に、ベントポート5を閉じるとともに、
図示しない真空ポンプ等の真空吸引手段を用いてドレン
ポート6を介してキャニスタ1内を排気する。これによ
り、キャニスタ1内の水分が除去(乾燥)される。な
お、このとき所定の気圧に下がった状態で所定時間この
気圧を保持した後、再度吸引及び気圧保持の手順を複数
回繰り返して段階的に真空状態(例えば400Pa以下
の気圧)を形成してもよい。
図示しない真空ポンプ等の真空吸引手段を用いてドレン
ポート6を介してキャニスタ1内を排気する。これによ
り、キャニスタ1内の水分が除去(乾燥)される。な
お、このとき所定の気圧に下がった状態で所定時間この
気圧を保持した後、再度吸引及び気圧保持の手順を複数
回繰り返して段階的に真空状態(例えば400Pa以下
の気圧)を形成してもよい。
【0020】続いて、ベントポート5から上記の不活性
ガスを注入して充填することで、キャニスタ1内をこの
不活性ガスで置換することができる。なお、この不活性
ガスは、キャスク1の酸化を抑えることができれば他の
気体であってもよい。不活性ガスに含まれる不純物(O
2、CO2、CO等)は、キャニスタ1つあたり1モル
以下にすることが好ましい。
ガスを注入して充填することで、キャニスタ1内をこの
不活性ガスで置換することができる。なお、この不活性
ガスは、キャスク1の酸化を抑えることができれば他の
気体であってもよい。不活性ガスに含まれる不純物(O
2、CO2、CO等)は、キャニスタ1つあたり1モル
以下にすることが好ましい。
【0021】上記の真空乾燥工程及び不活性ガス充填工
程では、アニュラス部3に充填されていた純水Wは、循
環ポンプ12の駆動により貫通孔8から配管13を介し
て冷却器11に導入されて冷却された後、配管14、1
5を介して貫通孔9からアニュラス部3に流入し、アニ
ュラス部3を下方から上方へ向けて流通する。これによ
り、キャニスタ1の表面を連続的に冷却することができ
る。
程では、アニュラス部3に充填されていた純水Wは、循
環ポンプ12の駆動により貫通孔8から配管13を介し
て冷却器11に導入されて冷却された後、配管14、1
5を介して貫通孔9からアニュラス部3に流入し、アニ
ュラス部3を下方から上方へ向けて流通する。これによ
り、キャニスタ1の表面を連続的に冷却することができ
る。
【0022】真空乾燥及び不活性ガス充填が行われたキ
ャニスタ1は、ポート部を溶接等により塞がれた後、2
次蓋体が固定される。そして、アニュラス部3の純水W
を不活性ガスに置換するとともに、蓋体16で輸送キャ
スク2を閉塞した後に、キャニスタ1は輸送キャスク2
とともに輸送される。
ャニスタ1は、ポート部を溶接等により塞がれた後、2
次蓋体が固定される。そして、アニュラス部3の純水W
を不活性ガスに置換するとともに、蓋体16で輸送キャ
スク2を閉塞した後に、キャニスタ1は輸送キャスク2
とともに輸送される。
【0023】このように、本実施の形態では、アニュラ
ス部3の純水Wが冷却されながら循環することで、特に
真空乾燥工程でキャニスタ1内部に熱伝達媒体がなくな
った場合でも、キャニスタ1を連続的に冷却することで
間接的に使用済み燃料の温度上昇を軽減することが可能
になる。特に、本実施の形態では、冷却媒体として純水
Wを用いているので、燃料プールの水を使用した場合の
ように汚染検査を別途行うこともなくなり、クリーン度
を保ちながら作業効率の向上に寄与できる。しかも、本
実施の形態では、アニュラス部3において純水Wが下方
から上方へ向けて流通するように循環させているので、
キャニスタ表面の熱で温度が高くなった純水Wが上昇す
る流れに逆らうことがなく、純水循環に伴う循環ポンプ
12の抵抗を少なくすることも可能である。
ス部3の純水Wが冷却されながら循環することで、特に
真空乾燥工程でキャニスタ1内部に熱伝達媒体がなくな
った場合でも、キャニスタ1を連続的に冷却することで
間接的に使用済み燃料の温度上昇を軽減することが可能
になる。特に、本実施の形態では、冷却媒体として純水
Wを用いているので、燃料プールの水を使用した場合の
ように汚染検査を別途行うこともなくなり、クリーン度
を保ちながら作業効率の向上に寄与できる。しかも、本
実施の形態では、アニュラス部3において純水Wが下方
から上方へ向けて流通するように循環させているので、
キャニスタ表面の熱で温度が高くなった純水Wが上昇す
る流れに逆らうことがなく、純水循環に伴う循環ポンプ
12の抵抗を少なくすることも可能である。
【0024】なお、上記実施の形態において、循環ポン
プ12により純水Wを下方から上方へ向けて流通させる
構成としたが、上方から下方へ向けて流通させる構成と
してもよい。また、上記実施の形態で示した循環システ
ムは一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜
変更可能である。
プ12により純水Wを下方から上方へ向けて流通させる
構成としたが、上方から下方へ向けて流通させる構成と
してもよい。また、上記実施の形態で示した循環システ
ムは一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜
変更可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るキ
ャニスタ冷却構造は、純水を冷却する冷却器と、純水を
循環させる循環器とを有する構成となっている。これに
より、このキャニスタ冷却構造では、クリーン度を保ち
つつ使用済み燃料の温度上昇を軽減できるという効果が
得られる。
ャニスタ冷却構造は、純水を冷却する冷却器と、純水を
循環させる循環器とを有する構成となっている。これに
より、このキャニスタ冷却構造では、クリーン度を保ち
つつ使用済み燃料の温度上昇を軽減できるという効果が
得られる。
【0026】請求項2に係るキャニスタ冷却構造は、隙
間の純水を下方から上方に向けて循環させる構成となっ
ている。これにより、このキャニスタ冷却構造では、純
水循環に伴う抵抗を少なくできるという効果を奏する。
間の純水を下方から上方に向けて循環させる構成となっ
ている。これにより、このキャニスタ冷却構造では、純
水循環に伴う抵抗を少なくできるという効果を奏する。
【0027】請求項3に係るキャニスタ冷却方法は、キ
ャスクとキャニスタとの間の隙間に冷却した純水を流通
させる手順となっている。これにより、このキャニスタ
冷却方法では、クリーン度を保ちつつ使用済み燃料の温
度上昇を軽減できるという効果が得られる。
ャスクとキャニスタとの間の隙間に冷却した純水を流通
させる手順となっている。これにより、このキャニスタ
冷却方法では、クリーン度を保ちつつ使用済み燃料の温
度上昇を軽減できるという効果が得られる。
【0028】請求項4に係るキャニスタ冷却方法は、隙
間の純水を下方から上方に向けて循環させる手順となっ
ている。これにより、このキャニスタ冷却方法では、純
水循環に伴う抵抗を少なくできるという効果を奏する。
間の純水を下方から上方に向けて循環させる手順となっ
ている。これにより、このキャニスタ冷却方法では、純
水循環に伴う抵抗を少なくできるという効果を奏する。
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、輸
送キャスク内にキャニスタが設置された断面図である。
送キャスク内にキャニスタが設置された断面図である。
W 純水
1 キャニスタ
2 輸送キャスク(キャスク)
3 アニュラス部(隙間)
11 冷却器
12 循環ポンプ(循環器)
Claims (4)
- 【請求項1】 筒状のキャスク内部に隙間をあけて設
置され、前記隙間に純水が充填されたキャニスタを冷却
する装置であって、 前記純水を冷却する冷却器と、 前記隙間と前記冷却器との間で前記純水を循環させる循
環器とを有することを特徴とするキャニスタ冷却構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のキャニスタ冷却構造に
おいて、 前記循環器は、前記隙間の純水を下方から上方に向けて
循環させることを特徴とするキャニスタ冷却構造。 - 【請求項3】 筒状のキャスク内部に隙間をあけて設
置され、前記隙間に純水が充填されたキャニスタを冷却
する方法であって、 冷却した前記純水を前記隙間に流通させることを特徴と
するキャニスタ冷却方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のキャニスタ冷却方法に
おいて、 前記隙間の純水を下方から上方に向けて流通させること
を特徴とするキャニスタ冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001398731A JP2003194987A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | キャニスタ冷却構造およびキャニスタ冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001398731A JP2003194987A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | キャニスタ冷却構造およびキャニスタ冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003194987A true JP2003194987A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27604032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001398731A Pending JP2003194987A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | キャニスタ冷却構造およびキャニスタ冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003194987A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010175331A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Toshiba Corp | 放射性廃棄物収納容器除熱構造 |
JP2013029521A (ja) * | 2012-09-28 | 2013-02-07 | Toshiba Corp | 放射性廃棄物収納容器除熱構造 |
WO2014171575A1 (ko) * | 2013-04-15 | 2014-10-23 | 데이스타 유한회사 | 캐니스터용 칠러 |
CN106205757A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-07 | 上海交通大学 | 乏燃料储运容器 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001398731A patent/JP2003194987A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010175331A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Toshiba Corp | 放射性廃棄物収納容器除熱構造 |
JP2013029521A (ja) * | 2012-09-28 | 2013-02-07 | Toshiba Corp | 放射性廃棄物収納容器除熱構造 |
WO2014171575A1 (ko) * | 2013-04-15 | 2014-10-23 | 데이스타 유한회사 | 캐니스터용 칠러 |
CN105247655A (zh) * | 2013-04-15 | 2016-01-13 | 晨星原料有限责任公司 | 罐用激冷器 |
US9469461B2 (en) | 2013-04-15 | 2016-10-18 | Chemtura Corporation | Chiller for canister |
CN106205757A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-07 | 上海交通大学 | 乏燃料储运容器 |
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