[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003178782A - 水素ポンプおよび水素ポンプを用いた燃料電池システム - Google Patents

水素ポンプおよび水素ポンプを用いた燃料電池システム

Info

Publication number
JP2003178782A
JP2003178782A JP2001378801A JP2001378801A JP2003178782A JP 2003178782 A JP2003178782 A JP 2003178782A JP 2001378801 A JP2001378801 A JP 2001378801A JP 2001378801 A JP2001378801 A JP 2001378801A JP 2003178782 A JP2003178782 A JP 2003178782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
gas
fuel cell
pump
cell system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001378801A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sugawara
竜也 菅原
Hiroshi Shimanuki
寛士 島貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001378801A priority Critical patent/JP2003178782A/ja
Publication of JP2003178782A publication Critical patent/JP2003178782A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/50Hydropower in dwellings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素ポンプの凍結を防止し、始動性を確保す
る。 【解決手段】 燃料電池システムは、水素ガスと空気と
を供給されて発電を行う燃料電池1と、燃料電池1に水
素ガスを供給する水素ガス供給流路10と、燃料電池1
から排出される水素オフガスを水素ガス供給流路10に
戻す水素オフガス循環流路20と、水素オフガス循環流
路20に配置された水素ポンプ6と、水素ガス供給流路
10から水素ポンプ6に水素ガスを導入する掃気ガス導
入流路30とを備える。水素ポンプ6の吸込部64と吐
出部65に液体貯留部を設ける。燃料電池システム停止
時に掃気ガス導入弁31と排気弁22を開いて、掃気ガ
ス導入流路30を介して、燃料電池1を流通していない
水分含有量の低い水素ガスを水素ポンプ6のポンプ室に
導入し、ポンプ室を掃気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水素を搬送する
ための水素ポンプと、この水素ポンプを用いた燃料電池
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水素ガスと酸化剤ガスを反応ガスとして
発電する燃料電池では発電に伴い水が生成されるので、
この生成水を燃料電池内から排出するために、水素ガス
および酸化剤ガスを発電に必要な消費量よりも多く供給
するようにしている。したがって、燃料電池から排出さ
れる水素ガス、すなわち水素オフガスには未反応の水素
ガスが含まれており、これをそのまま放出したのでは燃
費が悪化してしまう。そこで、燃費向上のため、この水
素オフガスを燃料ガスとして水素ポンプを用いて積極的
に循環させ、新鮮な水素ガスと混合して再度燃料電池に
供給する燃料電池システムが考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く前記燃料電池では発電に伴い水が生成され、この生
成水が水素オフガスとともに排出されるため、前述した
水素オフガス循環型の燃料電池システムにおいては、水
素オフガスとともに生成水も水素ポンプに導入されるこ
ととなる。このため、燃料電池の運転停止後に燃料電池
システムを低温雰囲気中に放置すると、水素ポンプ内に
残留した水が凍結してしまい、この凍結した状態で燃料
電池を再始動すると、水素ポンプのインペラが破損した
り、水素ポンプを駆動するモータに異常電流が流れるな
どの問題が生じる。
【0004】また、前記生成水が水素ポンプに直接導入
されない場合であっても、水素オフガスは湿度が高く、
前述した水素オフガス循環型の燃料電池システムにおい
ては高湿度の水素オフガスが水素ポンプに導入されるこ
ととなり、燃料電池の運転停止後に燃料電池システムを
低温雰囲気中に放置すると、水素ポンプ内に残留した水
素オフガス中の水分が凝縮して凍結し、前記同様の問題
が生じる虞もある。そこで、この発明は、水素ポンプ内
における凍結を防止して水素ポンプの始動性を確保する
とともに、これを可能にする水素オフガス循環型の燃料
電池システムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、水素ガスを吸い込んで
吐出する水素ポンプ(例えば、後述する実施の形態にお
ける水素ポンプ6)であって、その吸込部(例えば、後
述する実施の形態における吸込部64)と吐出部(例え
ば、後述する実施の形態における吐出部65)の少なく
ともいずれか一方に液体貯留部(例えば、後述する実施
の形態における液体貯留部64a,65a)を設けると
ともに、運転時に流れる水素ガスよりも水分含有量の低
い水素ガスを運転停止時に可動部(例えば、後述する実
施の形態におけるポンプ室62)に流すことが可能な水
素ポンプである。
【0006】このように構成することにより、吸込部か
ら水素ガスとともに液水が流入しても、この液水を吸込
部の液体貯留部もしくは吐出部の液体貯留部で除去する
ことが可能になる。したがって、水素ポンプの可動部内
に液水が溜まらなくすることが可能になる。特に、吐出
部に液体貯留部を設けた場合には、水素ポンプの運転中
に前記可動部においてガスが圧縮される際に生じる凝縮
水をも除去することが可能となる。また、水素ポンプの
停止時に、可動部に水分含有量の低い水素ガスを流して
可動部を掃気し、可動部を湿度の低い雰囲気にすること
が可能になる。なお、液体貯留部は、吸込部だけに設け
てもよいし、吐出部だけに設けてもよいし、吸込部と吐
出部の両方に設けてもよい。
【0007】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載の発明において、燃料電池システムに用いられ、前記
水分含有量の低い水素ガスは、燃料電池を流通していな
い水素ガスであることを特徴とする水素ポンプ。このよ
うに構成することにより、燃料電池を流通していない水
素ガスは湿度が低いので、燃料電池システムにおける水
素ポンプの凍結を防止し、始動性を確保することが可能
になる。
【0008】請求項3に記載した発明は、水素ガスと酸
化剤ガスとを供給されて発電を行う燃料電池(例えば、
後述する実施の形態における燃料電池1)と、前記燃料
電池に水素ガスを供給する水素ガス供給流路(例えば、
後述する実施の形態における水素ガス供給流路10)
と、前記燃料電池から排出される水素オフガスを前記水
素ガス供給流路に戻す水素オフガス循環流路(例えば、
後述する実施の形態における水素オフガス循環流路2
0)と、前記水素ガス供給流路と前記水素オフガス循環
流路のいずれかに配置されて水素ガスを吸い込んで吐出
する水素ポンプであり、運転時に流れる水素ガスよりも
水分含有量の低い水素ガスを運転停止時に可動部に流す
ことが可能な水素ポンプ(例えば、後述する実施の形態
における水素ポンプ6)と、を備えたことを特徴とする
燃料電池システムである。このように構成することによ
り、燃料燃料電池システムの運転停止時に水素ポンプの
可動部に水分含有量の少ない水素ガスを導入して、水素
ポンプの可動部を低湿度の雰囲気にすることが可能にな
る。
【0009】請求項4に記載した発明は、水素ガスと酸
化剤ガスとを供給されて発電を行う燃料電池(例えば、
後述する実施の形態における燃料電池1)と、前記燃料
電池に水素ガスを供給する水素ガス供給流路(例えば、
後述する実施の形態における水素ガス供給流路10)
と、前記燃料電池から排出される水素オフガスを前記水
素ガス供給流路に戻す水素オフガス循環流路(例えば、
後述する実施の形態における水素オフガス循環流路2
0)と、前記水素ガス供給流路と前記水素オフガス循環
流路のいずれかに配置された請求項2記載の水素ポンプ
(例えば、後述する実施の形態における水素ポンプ6)
と、を備えたことを特徴とする燃料電池システムであ
る。このように構成することにより、燃料電池システム
の運転中、水素ポンプの可動部に液水が溜まらなくする
ことが可能になるとともに、燃料燃料電池システムの運
転停止時に水素ポンプの可動部に水分含有量の少ない水
素ガスを導入して、水素ポンプの可動部を低湿度の雰囲
気にすることが可能になる。
【0010】請求項5に記載した発明は、請求項3また
は請求項4に記載の発明において、前記水素オフガス循
環流路を流れるガスを排出可能にする排気手段(例え
ば、後述する実施の形態における排気弁22、排気流路
23)と、前記水素ガス供給流路を流れる水素ガスを前
記水素ポンプの可動部に導入可能にする掃気ガス導入手
段(例えば、後述する実施の形態における掃気ガス導入
流路30、掃気ガス導入弁31)と、前記燃料電池を停
止させる際に、前記排気手段と前記掃気ガス導入手段を
制御して前記水素ポンプ内を掃気する掃気制御手段と、
を備えることを特徴とする。このように構成することに
より、水素ポンプの停止後に前記排気手段と前記掃気ガ
ス導入手段を制御して、燃料電池に流通していない湿度
の低い水素ガスを水素ガス供給流路から水素ポンプの可
動部に導入し、水素ポンプの可動部を掃気して可動部内
を湿度の低い水素ガスで封止することが可能になる。
【0011】請求項6に記載した発明は、請求項5に記
載の発明において、前記水素ポンプの上流および下流に
配置され該水素ポンプへのガスの出入りを遮断可能な遮
断弁(例えば、後述する実施の形態における入口遮断弁
25,出口遮断弁26)と、前記水素ポンプの掃気完了
後に前記遮断弁を閉ざす密閉制御手段と、を備えること
を特徴とする。このように構成することにより、水素ポ
ンプの掃気完了後に前記遮断弁を閉じて水素ポンプへの
ガスの出入りを遮断することが可能になり、燃料電池シ
ステムの停止中に燃料電池の保有水等が水素ポンプの可
動部に侵入するのを阻止することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る水素ポンプ
および水素ポンプを用いた燃料電池システムの実施の形
態を図1から図15の図面を参照して説明する。 〔第1の実施の形態〕初めに、この発明の第1の実施の
形態を図1から図4の図面を参照して説明する。図1
は、第1の実施の形態における燃料電池システムの概略
構成図である。燃料電池1は、例えば固体ポリマーイオ
ン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカ
ソードとで両側から挟み込んで形成されたセルを複数積
層して構成されたスタックからなり、アノードに燃料ガ
スとして水素ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスとし
て酸素を含む空気を供給すると、アノードで触媒反応に
より発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過
してカソードまで移動して、カソードで酸素と電気化学
反応を起こして発電し、水が生成される。
【0013】空気はコンプレッサ2により所定圧力に昇
圧され、燃料電池1のカソードに供給される。この空気
は発電に供された後、燃料電池1から空気オフガスとし
て排出され、圧力制御弁3を介して排出される。一方、
高圧水素タンク4から供給される水素ガスは、水素ガス
供給流路10の途中に設けられた圧力制御弁5によって
所定圧力に減圧されて燃料電池1のアノードに供給され
る。燃料電池1に供給された水素ガスは発電に供された
後、燃料電池1から水素オフガスとして水素オフガス循
環流路20に排出される。水素オフガス循環流路20
は、圧力制御弁5よりも下流の水素ガス供給流路10に
接続されており、水素オフガス循環流路20の途中には
水素ポンプ6と逆止弁21が設けられている。燃料電池
1から排出された水素オフガスは、水素ポンプ6で昇圧
され、逆止弁21を通って水素ガス供給流路10に合流
するようになっており、これにより、水素オフガスは、
高圧水素タンク4から供給される新鮮な水素ガスと混合
されて、再び燃料電池1のアノードに供給されるように
なっている。
【0014】水素ポンプ6について、図2および図3を
参照して説明する。図2は、水素ポンプ6を正面側から
見た縦断面図、図3は図2のIII−III矢視断面図であ
る。水素ポンプ6は例えばいわゆるウエスコ型ポンプで
あり、ポンプケーシング61のポンプ室(可動部)62
の内部で、モータによって駆動されるインペラ63が回
転し、水素オフガスを昇圧し送出する。ポンプケーシン
グ61の下端部には、水素オフガスをポンプ室62内に
導入する吸込部64と、ポンプ室62内で昇圧された水
素オフガスを送り出す吐出部65が設けられており、吸
込部64および吐出部65はそれぞれ液体貯留部64
a、65aを備えている。この吸込部64および吐出部
65に水素オフガス循環流路20が接続されている。
【0015】また、ポンプケーシング61の上端部に
は、後述するポンプ掃気時に水素ガスをポンプ室62内
に導入する掃気ガス導入部66が設けられている。図1
に示すように、掃気ガス導入部66は、途中に掃気ガス
導入弁31を備えた掃気ガス導入流路30を介して、水
素ガス供給流路10に接続されている。水素ガス供給流
路10において、掃気ガス導入流路30への分岐部A
は、圧力制御弁5よりも下流に位置し、且つ、水素オフ
ガス循環流路20との合流部Bよりも上流に位置してい
る。また、水素ポンプ6よりも上流側の水素オフガス循
環流路20には、排気弁22を備えた排気流路23が接
続されている。掃気ガス導入弁31と排気弁22は制御
装置(以下、ECUと略す)50によってそれぞれ開閉
制御されるようになっている。なお、第1の実施の形態
において、排気弁22と排気流路23は排気手段を構成
し、掃気ガス導入流路30と掃気ガス導入弁31は掃気
ガス導入手段を構成する。
【0016】この燃料電池システムにおいて、燃料電池
1で発電を行っている時に燃料電池1から排出される水
素オフガスは湿度が極めて高く、発電に伴って燃料電池
1内で生じた生成水が混在する場合もある。しかしなが
ら、この燃料電池システムにおいては、水素ポンプ6の
吸込部64に液体貯留部64aが設けられているので、
水素オフガス中に含まれる液水の殆どが吸込部64を通
過する時に液体貯留部64aに落水し、除去されるの
で、水素ポンプ6のポンプ室62内には殆ど液水の存在
しない水素オフガスが導入されることとなる。
【0017】また、吸込部64の液体貯留部64aに落
水することなくポンプ室62内導入された僅かな液水
や、ポンプ室62内において吐出部65へ送られる間に
水素オフガスが圧縮されて生じた凝縮水は、水素ポンプ
6の吐出部65を通過する際に、吐出部65に設けられ
た液体貯留部65aに落水し、除去される。したがっ
て、燃料電池システムの運転中においてはポンプ室62
内に液水が殆ど存在せず、この後、燃料電池システムの
停止により水素ポンプ6を停止させた時にも、ポンプ室
62内に液水が存在しない状態にすることができるの
で、燃料電池システムの停止後にこのシステムを低温雰
囲気中に放置しても、水素ポンプ6の凍結を防止するこ
とができる。その結果、燃料電池システムの運転再開時
における水素ポンプ6の始動性を確保することができる
とともに、水素ポンプ6の耐久性を向上させることがで
きる。
【0018】このように、この燃料電池システムでは、
吸込部64および吐出部65に液体貯留部64a,65
aを備えた水素ポンプ6を用いているので、水素ポンプ
6の凍結を防止することができるのであるが、燃料電池
システムの停止時に水素ポンプ6内に湿度の高い水素オ
フガスを残留させたままにしておくと、ポンプ室62内
に残留した水素オフガス中の水分が低温雰囲気下におい
て凝縮し、その凝縮水が凍結して水素ポンプ6を凍結さ
せる虞がある。
【0019】そこで、この燃料電池システムにおいて
は、システムのシャットダウン時に、水素ポンプ6を停
止させた状態で、掃気ガス導入弁31と排気弁22を開
くことによって、燃料電池1に流通させる前の水素ガス
供給流路10を流れる乾いた(低湿度の)水素ガスを水
素ポンプ6のポンプ室62内に導入し、ポンプ室62内
に残留する湿度の高い水素オフガスを乾いた水素ガスで
押し出して掃気し、ポンプ室62内を乾いた水素ガスで
置換するようにしている。このようにすると、停止後に
燃料電池システムを低温雰囲気中に放置した場合にも、
水素ポンプ6の凍結をより確実に防止することができ、
燃料電池システムの運転再開時における水素ポンプ6の
始動性を確実に確保することができるとともに、水素ポ
ンプ6の耐久性をさらに向上させることができる。
【0020】次に、第1の実施の形態における燃料電池
システムの掃気処理制御を図4のフローチャートに従っ
て説明する。燃料電池システムのシステムシャットダウ
ン開始により水素ポンプ6が停止し(ステップS10
1)、システム水素パージ開始指令が出る(ステップS
102)。このシステム水素パージ開始指令により、掃
気ガス導入弁31と排気弁22を開く(ステップS10
3)。これにより、高圧水素タンク1から供給される乾
いた水素ガスの一部が、圧力制御弁5の下流の分岐部A
から、掃気ガス導入流路30および掃気ガス導入弁31
を通り、水素ポンプ6の掃気ガス導入部66を介してポ
ンプ室62内に導入される。ポンプ室62内に導入され
た乾いた水素ガスは、ポンプ室62の内面と停止中のイ
ンペラ61の間を通って吸込部64へと流れていき、ポ
ンプ室62内に残留している水素オフガスを押し出し、
吸込部64から水素オフガス循環流路20に排出され、
さらに、排気流路23および排気弁22を通って系外に
排出される。
【0021】また、これと同時に、高圧水素タンク1か
ら供給される乾いた水素ガスの残りが、燃料電池システ
ム運転時と同じ流路を通って燃料電池1のアノードに供
給され、燃料電池1のアノードに残留する水素オフガス
を押し出して、燃料電池1から排出され、水素オフガス
循環流路20を通り、さらに、排気流路23および排気
弁22を通って系外に排出される。なお、図1におい
て、太い実線の矢印は燃料電池1の運転時における水素
ガスの流れ方向を示したものであり、掃気処理の際のガ
スの流れ方向を示したものではない。
【0022】次に、ステップS104に進み、システム
パージ開始指令が出てから所定時間が経過したか否か判
定し、判定結果が「NO」(未経過)である場合は、掃
気ガス導入弁31と排気弁22を開状態に保持して、ス
テップS104に戻る。ステップS104における判定
結果が「YES」(所定時間経過)である場合は、ステ
ップS105に進み、掃気ガス導入弁31と排気弁22
を閉じて、本ルーチンの実行を終了する。
【0023】このように、第1の実施の形態において、
ステップS101からステップS105のステップは、
掃気制御手段を実現する。なお、この第1の実施の形態
において、水素ガス供給流路10と水素オフガス循環流
路20との合流部Bに、水素ポンプ6で昇圧した水素オ
フガスを吸い込んで水素ガスと混合させるエゼクタを配
置することも可能である。
【0024】〔第2の実施の形態〕次に、この発明に係
る水素ポンプと燃料電池システムの第2の実施の形態を
図5および図6の図面を参照して説明する。図5は、第
2の実施の形態における燃料電池システムの概略構成図
である。第2の実施の形態における燃料電池システムが
第1の実施の形態(図1態様)のものと相違する点は、
水素ポンプ6よりも上流側の水素オフガス循環流路20
に、水素オフガス循環流路20を流れるガスの露点を検
出する露点計24が配置されている点だけであり、その
他の構成については水素ポンプ6を含めて第1の実施の
形態のものと同じであるので、同一態様部分に同一符号
を付して説明を省略する。なお、露点計24は、検出し
たガスの露点の大きさに応じた出力信号をECU50に
出力する。
【0025】この第2の実施の形態では、掃気処理の実
行中に、水素ポンプ6の吸込部64から排出されるガス
の露点(換言すれば、ガスの乾き度)を検出し、検出さ
れたガスの露点が所定値以下になったら掃気処理を終了
するようにしている。図6は、第2の実施の形態におけ
る燃料電池システムにおける掃気処理制御のフローチャ
ートであり、第1の実施の形態における掃気処理と相違
する点は、ステップS104だけである。このステップ
S104において、水素ポンプ6の吸込部64から排出
されるガスの露点が所定値以下か否か判定する。
【0026】ステップS104における判定結果が「N
O」(所定値を越えている)である場合は、掃気ガス導
入弁31と排気弁22を開状態に保持して、ステップS
104に戻る。ステップS104における判定結果が
「YES」(所定値以下)である場合は、ステップS1
05に進み、掃気ガス導入弁31と排気弁22を閉じ
て、本ルーチンの実行を終了する。この第2の実施の形
態の燃料電池システムによれば、水素ポンプ6のポンプ
室62内の雰囲気を確実に所定の乾き度以下にすること
ができる。したがって、水素ポンプ6の凍結をさらに確
実に防ぐことができ、燃料電池システムを確実に運転再
開することができる。
【0027】〔第3の実施の形態〕次に、この発明に係
る水素ポンプと燃料電池システムの第3の実施の形態を
図7の図面を参照して説明する。図7は、第3の実施の
形態における燃料電池システムの概略構成図である。第
3の実施の形態の燃料電池システムが第1の実施の形態
(図1態様)のものと相違する点は以下の通りである。
第3の実施の形態における水素ポンプ6には、掃気ガス
導入部66が設けられておらず、第3の実施の形態にお
ける燃料電池システムでは、掃気ガス導入流路30が設
けられていない。そして、水素オフガス循環流路20
に、逆止弁21の代わりとして、ECU50で開閉制御
される掃気ガス導入弁31が設けられている。この第3
の実施の形態の場合、掃気ガス導入手段は掃気ガス導入
弁31によって構成されている。
【0028】この掃気ガス導入弁31は、ECU50に
より、燃料電池1の運転中であって水素オフガスを循環
させる時に開弁制御されて、水素オフガスを水素オフガ
ス循環流路20から水素ガス供給流路10に循環させ
る。また、掃気ガス導入弁31は、燃料電池システムの
シャットダウン後の掃気処理時にも開弁制御されて、高
圧水素タンク4から供給される乾いた水素ガスを、水素
ポンプ6の吐出部65からポンプ室62に逆流させ、ポ
ンプ室62内に残留する湿度の高い水素オフガスを吸込
部64から水素オフガス循環流路20に排出して掃気
し、排気弁22および排気流路23を介して系外に排出
する。そして、ポンプ室62内を乾いた水素ガスに置換
する。その他の構成については第1の実施の形態のもの
と同じであるので、同一態様部分に同一符号を付して説
明を省略する。この第3の実施の形態の燃料電池システ
ムにおいても、第1の実施の形態と同様、燃料電池シス
テムの停止後にこのシステムを低温雰囲気中に放置して
も、水素ポンプ6の凍結を防止することができ、その結
果、燃料電池システムの運転再開時における水素ポンプ
6の始動性を確保することができるとともに、水素ポン
プ6の耐久性を向上させることができる。しかも、第1
の実施の形態の場合よりも、システム構成を簡略化する
ことが可能になる。
【0029】〔第4の実施の形態〕次に、この発明に係
る水素ポンプと燃料電池システムの第4の実施の形態を
図8および図9の図面を参照して説明する。図8は、第
4の実施の形態における燃料電池システムの概略構成図
である。第4の実施の形態における燃料電池システムが
第3の実施の形態(図7態様)のものと相違する点は以
下の通りである。水素ガス供給流路10と水素オフガス
循環流路20との合流部にはエゼクタ7Aが配置され、
エゼクタ7Aよりも下流の水素ガス供給流路10にエゼ
クタ遮断弁8が配置されている。また、水素ガス供給流
路10には、エゼクタ7Aとエゼクタ遮断弁8をバイパ
スするバイパス流路11Aが接続されており、バイパス
流路11Aにはバイパス圧力制御弁12Aが配置されて
いる。
【0030】エゼクタ7Aは、水素ガス供給流路10か
らエゼクタ7Aに供給された燃料ガスの噴流により発生
する負圧で、水素ポンプ6で昇圧された水素オフガスを
吸引し、両者を混合して送出するものである。エゼクタ
遮断弁8は、燃料電池システムの運転時には開き、シス
テムのシャットダウン時には閉じるように、ECU50
により開閉制御される。その他の構成については水素ポ
ンプ6を含めて第3の実施の形態のものと同じであるの
で、同一態様部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0031】次に、第4の実施の形態における燃料電池
システムにおける掃気処理制御を図9のフローチャート
に従って説明する。燃料電池システムのシステムシャッ
トダウン開始により水素ポンプ6が停止し(ステップS
201)、システム水素パージ開始指令が出る(ステッ
プS202)。このシステム水素パージ開始指令によ
り、掃気ガス導入弁31と排気弁22を開くとともに、
エゼクタ遮断弁8を閉じる(ステップS203)。これ
により、高圧水素タンク1から供給される乾いた水素ガ
スの一部が、エゼクタ7Aから水素オフガス循環流路2
0および掃気ガス導入弁31を通り、水素ポンプ6の吐
出部65からポンプ室62に逆流し、ポンプ室62内に
残留する湿度の高い水素オフガスを吸込部64から水素
オフガス循環流路20に排出して掃気し、排気弁22お
よび排気流路23を介して系外に排出される。そして、
ポンプ室62内を乾いた水素ガスに置換する。
【0032】また、これと同時に、高圧水素タンク1か
ら供給される乾いた水素ガスの残りが、バイパス流路1
1Aおよびバイパス弁12Aを通って燃料電池1のアノ
ードに供給され、燃料電池1のアノードに残留する水素
オフガスを押し出して、燃料電池1から排出され、水素
オフガス循環流路20を通り、さらに、排気流路23お
よび排気弁22を通って系外に排出される。なお、図8
において、太い実線の矢印は燃料電池1の運転時におけ
る水素ガスの流れ方向を示したものであり、掃気処理の
際のガスの流れ方向を示したものではない。
【0033】次に、ステップS204に進み、システム
パージ開始指令が出てから所定時間が経過したか否か判
定し、判定結果が「NO」(未経過)である場合は、掃
気ガス導入弁31と排気弁22の開状態およびエゼクタ
遮断弁8の閉状態を保持して、ステップS204に戻
る。ステップS204における判定結果が「YES」
(所定時間経過)である場合は、ステップS205に進
み、掃気ガス導入弁31と排気弁22を閉じて、本ルー
チンの実行を終了する。
【0034】第4の実施の形態において、ステップS2
01からステップS205のステップは、掃気制御手段
を実現する。なお、この第4の実施の形態においても、
水素オフガス循環流路20に露点計を配置して、掃気処
理時にガスの露点を検出し、ガスの露点が所定値以下に
なった時に、掃気処理を完了するようにしてもよい。こ
の第4の実施の形態の燃料電池システムにおいても、第
1の実施の形態と同様、燃料電池システムの停止後にこ
のシステムを低温雰囲気中に放置しても、水素ポンプ6
の凍結を防止することができ、その結果、燃料電池シス
テムの運転再開時における水素ポンプ6の始動性を確保
することができるとともに、水素ポンプ6の耐久性を向
上させることができる。
【0035】〔第5の実施の形態〕次に、この発明に係
る水素ポンプと燃料電池システムの第5の実施の形態を
図10および図11の図面を参照して説明する。図10
は、第5の実施の形態における燃料電池システムの概略
構成図である。第5の実施の形態における燃料電池シス
テムが第2の実施の形態(図5態様)のものと相違する
点は以下の通りである。水素ガス供給流路10には、水
素オフガス循環流路20との合流部にエゼクタ7Bが配
置されるとともに、エゼクタ7Bをバイパスするバイパ
ス流路11Bが接続されており、バイパス流路11Bに
はバイパス圧力制御弁12Bが配置されている。さら
に、エゼクタ7Bよりも下流側の水素ガス供給流路10
であって、バイパス流路11Bとの合流部よりも下流側
には、燃料電池1のアノードに供給される水素ガスを加
湿するアノード加湿器13が配置されている。
【0036】また、この第5の実施の形態における燃料
電池システムにおいては、水素オフガス循環流路20に
逆止弁21が配置されていない。そして、水素オフガス
循環流路20において、露点計24の上流と水素ポンプ
6の下流には、ECU50によって開閉制御される入口
遮断弁25と出口遮断弁26が配置されている。その他
の構成については水素ポンプ6を含めて第2の実施の形
態のものと同じであるので、同一態様部分に同一符号を
付して説明を省略する。
【0037】この第5の実施の形態における燃料電池シ
ステムにおいては、燃料電池システムのシャットダウン
後、燃料電池1内および水素ポンプ6内を掃気した後
に、入口遮断弁25と出口遮断弁26を閉ざすことによ
り、水素ポンプ6へのガスの出入りを遮断するようにし
ている。このようにする理由は次の通りである。燃料電
池システムのシャットダウン後にシステム内を掃気して
も、燃料電池1やアノード加湿器13は残留水分を保有
しており、水素ポンプ6が密閉されていないと、燃料電
池1やアノード加湿器13に残留する前記残留水分等が
拡散して水素ポンプ6内に侵入し、これが凍結して水素
ポンプ6の凍結を引き起こす虞がある。しかしながら、
第5の実施の形態の場合には、入口遮断弁25と出口遮
断弁26を閉ざすことにより水素ポンプ6へのガスの出
入りを遮断することができるので、水素ポンプ6内に導
入された乾いた水素ガスを水素ポンプ6内に封止するこ
とができ、外部からの水分の侵入を防止することがで
き、その結果、水素ポンプ6の凍結を完全に防止するこ
とができる。したがって、燃料電池システムの運転再開
時における水素ポンプ6の始動性を確実に確保すること
ができるとともに、水素ポンプ6の耐久性をさらに向上
させることができる。なお、入口遮断弁25と出口遮断
弁26は燃料電池システムの運転時には開いている。
【0038】次に、第5の実施の形態における燃料電池
システムにおける掃気処理制御を図11のフローチャー
トに従って説明する。燃料電池システムのシステムシャ
ットダウン開始により水素ポンプ6が停止し(ステップ
S301)、システム水素パージ開始指令が出る(ステ
ップS302)。このシステム水素パージ開始指令によ
り、掃気ガス導入弁31と排気弁22を開く(ステップ
S303)。これにより、高圧水素タンク1から供給さ
れる乾いた水素ガスの一部が、圧力制御弁5の下流の分
岐部Aから、掃気ガス導入流路30および掃気ガス導入
弁31を通り、水素ポンプ6の掃気ガス導入部66を介
してポンプ室62内に導入される。ポンプ室62内に導
入された乾いた水素ガスは、ポンプ室62の内面と停止
中のインペラ61の間を通って吸込部64へと流れてい
き、ポンプ室62内に残留している水素オフガスを押し
出し、吸込部64から水素オフガス循環流路20に排出
され、さらに、入口遮断弁25を通り、排気流路23お
よび排気弁22を通って系外に排出される。
【0039】また、これと同時に、高圧水素タンク1か
ら供給される乾いた水素ガスの残りが、バイパス流路1
1Bおよびバイパス弁12Bを通り、さらにアノード加
湿器13を通って燃料電池1のアノードに供給され、ア
ノード加湿器13および燃料電池1のアノードに残留す
る水素オフガスを押し出して、燃料電池1から排出さ
れ、水素オフガス循環流路20を通り、さらに、排気流
路23および排気弁22を通って系外に排出される。な
お、図10において、太い実線の矢印は燃料電池1の運
転時における水素ガスの流れ方向を示したものであり、
掃気処理の際のガスの流れ方向を示したものではない。
【0040】次に、ステップS304に進み、水素ポン
プ6の吸込部64から排出されるガスの露点が所定値以
下か否か判定する。ステップS304における判定結果
が「NO」(所定値を越えている)である場合は、掃気
ガス導入弁31と排気弁22を開状態に保持して、ステ
ップS304に戻る。ステップS304における判定結
果が「YES」(所定値以下)である場合は、ステップ
S305に進み、掃気ガス導入弁31と排気弁22と入
口遮断弁25と出口遮断弁26を閉じて、本ルーチンの
実行を終了する。これにより、水素ポンプ6を、入口遮
断弁25と出口遮断弁26の間に形成される閉鎖流路に
閉じ込めることができ、システム停止の間、水素ポンプ
6のポンプ室62内に乾いた水素ガスを封止することが
できる。なお、第5の実施の形態において、ステップS
301からステップS305のステップは、掃気制御手
段と密閉制御手段を実現する。
【0041】なお、前述した第1〜第5の実施の形態の
燃料電池システムでは、吸込部64および吐出部65に
それぞれ液体貯留部64a,65aを備えた水素ポンプ
6を用いた例で説明したが、液体貯留部64a,65a
を備えない水素ポンプを用いた場合にも本発明の燃料電
池システムは成立する。その場合には、燃料電池システ
ムの運転中における水素ポンプ内への液水の導入は避け
られなくなるが、運転中に水素ポンプ内に導入された液
水が若干溜まることがあったとしても、運転停止後に、
湿度の低い水素ガスによって水素ポンプのポンプ室(可
動部)の掃気処理を実行することより、ポンプ室内の液
水を系外に排出することができ、且つ、ポンプ室内を低
湿度の雰囲気にすることができる。したがって、燃料電
池システムの停止後にシステムを低温雰囲気中に放置し
ても、水素ポンプ6の凍結を防止することができ、その
結果、燃料電池システムの運転再開時における水素ポン
プ6の始動性を確保することができるとともに、水素ポ
ンプ6の耐久性を向上させることができる。
【0042】〔第6の実施の形態〕次に、この発明に係
る水素ポンプと燃料電池システムの第6の実施の形態を
図12および図13の図面を参照して説明する。図12
は、第6の実施の形態における燃料電池システムの概略
構成図である。第6の実施の形態における燃料電池シス
テムが第1の実施の形態(図1態様)のものと相違する
点は以下の通りである。
【0043】第6の実施の形態における水素ポンプ6に
は、掃気ガス導入部66が設けられておらず、第6の実
施の形態における燃料電池システムでは、掃気ガス導入
流路30と掃気ガス導入弁31が設けられていない。そ
して、水素ポンプ6の吸込部64および吐出部65の液
体貯留部64a,65aの底部には、ECU50によっ
て開閉制御される排出弁27を備えた排水流路28が接
続されており、排水流路28は排気弁22よりも下流側
の排気流路23に接続されている。その他の構成につい
ては第1の実施の形態のものと同じであるので、同一態
様部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0044】この第6の実施の形態における燃料電池シ
ステムにおいては、燃料電池システムのシャットダウン
後、燃料電池1内および水素ポンプ6内を掃気すると同
時に、排出弁27を開いて液体貯留部64a,65aに
貯まっている水を排水するようにしている。このように
完全に貯留水を抜き取った状態とすることで、次回の燃
料電池システムの運転時に水素オフガスからの除去すべ
き液体の受け入れ準備を完了させ、液体を貯留可能にす
ることができる。なお、排出弁27は燃料電池システム
の運転時には閉じている。
【0045】次に、第6の実施の形態における燃料電池
システムにおける掃気処理制御を図13のフローチャー
トに従って説明する。燃料電池システムのシステムシャ
ットダウン開始により水素ポンプ6が停止し(ステップ
S401)、システム水素パージ開始指令が出る(ステ
ップS402)。このシステム水素パージ開始指令によ
り、排出弁27と排気弁22を開く(ステップS40
3)。これにより、高圧水素タンク1から供給される乾
いた水素ガスが、水素ガス供給流路10を通って燃料電
池1のアノードに供給され、燃料電池1のアノードに残
留する水素オフガスを押し出して、燃料電池1から排出
され、水素オフガス循環流路20、排気流路23および
排気弁22を通って系外に排出される。この時に、吸込
部64および吐出部65の液体貯留部64a,65aに
貯まっている液体が、排出流路28に吸い込まれ、排出
弁27を通って排気流路23から系外に排出される。
【0046】また、燃料電池1から水素オフガス循環流
路20に排出された乾いた水素ガスの一部は、水素ポン
プ6の吸込部64からポンプ室62内に導入され、ポン
プ室62の内面と停止中のインペラ61の間を通って吐
出部65へと流れていき、水素ポンプ6内に残留してい
る水素オフガスを押し出して掃気し、排気流路28およ
び排出弁27を通って系外に排出される。なお、図8に
おいて、太い実線の矢印は燃料電池1の運転時における
水素ガスの流れ方向を示したものであり、掃気処理の際
のガスの流れ方向を示したものではない。
【0047】次に、ステップS404に進み、システム
パージ開始指令が出てから所定時間が経過したか否か判
定し、判定結果が「NO」(未経過)である場合は、排
出弁27と排気弁22を開状態に保持して、ステップS
404に戻る。ステップS404における判定結果が
「YES」(所定時間経過)である場合は、ステップS
405に進み、排出弁27と排気弁22を閉じて、本ル
ーチンの実行を終了する。
【0048】この第6の実施の形態の燃料電池システム
においても、第1の実施の形態と同様、水素ポンプ6の
ポンプ室62内を低湿度の雰囲気にすることができるの
で、燃料電池システムの停止後にこのシステムを低温雰
囲気中に放置しても、水素ポンプ6の凍結を防止するこ
とができ、その結果、燃料電池システムの運転再開時に
おける水素ポンプ6の始動性を確保することができると
ともに、水素ポンプ6の耐久性を向上させることができ
る。
【0049】なお、この第6の実施の形態において、水
素ガス供給流路10と水素オフガス循環流路20との合
流点Bに、水素ポンプ6で昇圧した水素オフガスを吸い
込んで水素ガスと混合させるエゼクタを配置することも
可能である。
【0050】〔第7の実施の形態〕次に、この発明に係
る水素ポンプと燃料電池システムの第7の実施の形態を
図14および図15の図面を参照して説明する。図14
は、第7の実施の形態における燃料電池システムの概略
構成図である。第7の実施の形態における燃料電池シス
テムが第6の実施の形態(図12態様)のものと相違す
る点は次の通りである。
【0051】水素ポンプ6の吸込部64および吐出部6
5の液体貯留部64a,65aに、液体貯留部64a,
65aの液位を検出する液位センサ67がそれぞれ設け
られている。その他の構成については水素ポンプ6を含
めて第6の実施の形態のものと同じであるので、同一態
様部分に同一符号を付して説明を省略する。前述した第
6の実施の形態では、液体貯留部64a,64bの排水
処理を水素ポンプ6の掃気処理に同期して実行していた
が、第7の実施の形態では、排水処理を掃気処理から独
立させて、液位センサ67で検出される液位に基づいて
液体貯留部64a,64bの排水処理を開始するととも
に完了するようにした。これにより、液体貯留部64
a,64bは常に液体の貯留が可能となる。なお、液位
センサ67は、検出した液位に応じた出力信号をECU
50に出力する。
【0052】第7の実施の形態における燃料電池システ
ムにおける排水処理制御を図15のフローチャートに従
って説明する。ステップS501において、液位センサ
67で検出した液位は上限値以上か否か判定し、判定結
果が「NO」(上限値未満)である場合は、リターンす
る。ステップS501における判定結果が「YES」
(上限値以上)である場合は、ステップS502に進
み、排出弁27を開く。次に、ステップS503に進
み、液位センサ67で検出した液位は下限値以下か否か
判定し、判定結果が「NO」(下限値を越えている)で
ある場合は、排出弁27の開状態を保持してステップS
503に戻る。ステップS503における判定結果が
「YES」(下限値以下)である場合は、ステップS5
04に進み、排出弁27を閉じて、リターンする。この
ように排出弁27を制御することにより、液体貯留部6
4a,64bの液位を上限値から下限値の間に制御する
ことができ、常に液体を貯留可能な状態に保持すること
ができる。
【0053】なお、前述した第6の実施の形態および第
7の実施の形態の燃料電池システムにおいては、第1の
実施の形態のように掃気ガス導入流路30と掃気ガス導
入弁31を追加して、掃気処理時のガスの流れを第1の
実施の形態と同様にすることも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明するように、請求項1に記載し
た発明によれば、水素ポンプの可動部に液水が溜まらな
くすることが可能になるとともに、水素ポンプの停止時
に可動部を掃気し、可動部を湿度の低い雰囲気にするこ
とが可能になるので、燃料電池システムの停止後に水素
ポンプを低温雰囲気中に放置しても、水素ポンプの凍結
を防止することができ、水素ポンプの始動性を確保する
ことができるという優れた効果が奏される。
【0055】請求項2に記載した発明によれば、燃料電
池システムにおける水素ポンプの凍結を防止し、始動性
を確保することが可能になるので、燃料電池システムの
始動性が向上するという優れた効果が奏される。請求項
3または請求項4に記載した発明によれば、燃料電池シ
ステムに使用される水素ポンプの凍結を防止することが
可能になるので、水素ポンプの始動性、ひいては燃料電
池システムの始動性を確保することができるという優れ
た効果が奏される。
【0056】請求項5に記載した発明によれば、燃料電
池に流通していない湿度の低い水素ガスを水素ガス供給
流路から水素ポンプに導入し、水素ポンプの可動部を掃
気して可動部内を湿度の低い水素ガスに置換することが
可能になるので、水素ポンプの凍結を防止することがで
き、その結果、水素ポンプの始動性、ひいては燃料電池
システムの始動性を確実に確保することができるという
優れた効果が奏される。
【0057】請求項6に記載した発明によれば、燃料電
池システムの停止中に燃料電池の保有水等が水素ポンプ
の可動部に侵入するのを阻止することが可能になるの
で、水素ポンプの始動性、ひいては燃料電池システムの
始動性を確保することができるという優れた効果が奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る燃料電池システムの第1の実
施の形態におけるシステム構成図である。
【図2】 前記第1の実施の形態に用いられる水素ポン
プの縦断面図である。
【図3】 図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】 前記第1の実施の形態における掃気処理制御
のフローチャートである。
【図5】 この発明に係る燃料電池システムの第2の実
施の形態におけるシステム構成図である。
【図6】 前記第2の実施の形態における掃気処理制御
のフローチャートである。
【図7】 この発明に係る燃料電池システムの第3の実
施の形態におけるシステム構成図である。
【図8】 この発明に係る燃料電池システムの第4の実
施の形態におけるシステム構成図である。
【図9】 前記第4の実施の形態における掃気処理制御
のフローチャートである。
【図10】 この発明に係る燃料電池システムの第5の
実施の形態におけるシステム構成図である。
【図11】 前記第5の実施の形態における掃気処理制
御のフローチャートである。
【図12】 この発明に係る燃料電池システムの第6の
実施の形態におけるシステム構成図である。
【図13】 前記第6の実施の形態における掃気処理制
御のフローチャートである。
【図14】 この発明に係る燃料電池システムの第7の
実施の形態におけるシステム構成図である。
【図15】 前記第7の実施の形態における排水処理制
御のフローチャートである。
【符号の説明】
1 燃料電池 6 水素ポンプ 10 水素ガス供給流路 20 水素オフガス循環流路 22 排気弁(排気手段) 23 排気流路(排気手段) 30 掃気ガス導入流路(掃気ガス導入手段) 31 掃気ガス導入弁31(掃気ガス導入手段) 25 入口遮断弁(遮断弁) 26 出口遮断弁(遮断弁) 62 ポンプ室(可動部) 64 吸込部 64a 液体貯留部 65 吐出部 65a 液体貯留部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 39/12 101 F04B 39/12 101A 41/00 41/00 B Fターム(参考) 3H003 AA06 AC01 BF00 CD01 CD05 3H076 BB03 CC92 CC93 CC94 CC95 5H027 AA06 BA13 BA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素ガスを吸い込んで吐出する水素ポン
    プであって、その吸込部と吐出部の少なくともいずれか
    一方に液体貯留部を設けるとともに、運転時に流れる水
    素ガスよりも水分含有量の低い水素ガスを運転停止時に
    可動部に流すことが可能な水素ポンプ。
  2. 【請求項2】 燃料電池システムに用いられ、前記水分
    含有量の低い水素ガスは、燃料電池を流通していない水
    素ガスであることを特徴とする請求項1に記載の水素ポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 水素ガスと酸化剤ガスとを供給されて発
    電を行う燃料電池と、 前記燃料電池に水素ガスを供給する水素ガス供給流路
    と、 前記燃料電池から排出される水素オフガスを前記水素ガ
    ス供給流路に戻す水素オフガス循環流路と、 前記水素ガス供給流路と前記水素オフガス循環流路のい
    ずれかに配置されて水素ガスを吸い込んで吐出する水素
    ポンプであり、運転時に流れる水素ガスよりも水分含有
    量の低い水素ガスを運転停止時に可動部に流すことが可
    能な水素ポンプと、 を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 水素ガスと酸化剤ガスとを供給されて発
    電を行う燃料電池と、 前記燃料電池に水素ガスを供給する水素ガス供給流路
    と、 前記燃料電池から排出される水素オフガスを前記水素ガ
    ス供給流路に戻す水素オフガス循環流路と、 前記水素ガス供給流路と前記水素オフガス循環流路のい
    ずれかに配置された請求項2記載の水素ポンプと、 を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  5. 【請求項5】 前記水素オフガス循環流路を流れるガス
    を排出可能にする排気手段と、 前記水素ガス供給流路を流れる水素ガスを前記水素ポン
    プの可動部に導入可能にする掃気ガス導入手段と、 前記燃料電池を停止させる際に、前記排気手段と前記掃
    気ガス導入手段を制御して前記水素ポンプ内を掃気する
    掃気制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記
    載の燃料電池システム。
  6. 【請求項6】 前記水素ポンプの上流および下流に配置
    され該水素ポンプへのガスの出入りを遮断可能な遮断弁
    と、 前記水素ポンプの掃気完了後に前記遮断弁を閉ざす密閉
    制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池シ
    ステム。
JP2001378801A 2001-12-12 2001-12-12 水素ポンプおよび水素ポンプを用いた燃料電池システム Withdrawn JP2003178782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001378801A JP2003178782A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 水素ポンプおよび水素ポンプを用いた燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001378801A JP2003178782A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 水素ポンプおよび水素ポンプを用いた燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003178782A true JP2003178782A (ja) 2003-06-27

Family

ID=19186417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001378801A Withdrawn JP2003178782A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 水素ポンプおよび水素ポンプを用いた燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003178782A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005353305A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
US6987373B2 (en) 2003-11-25 2006-01-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidishokki System and method for starting pump
JP2006048933A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム及びその運転方法
JP2006156058A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2006331674A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2007536704A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 ユーティーシー パワー コーポレイション 最小の燃料リサイクルで最大の燃料利用率となる燃料電池
JP2008041611A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム
DE112006003136T5 (de) 2005-12-05 2008-10-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzellensystem und Verfahren zu seiner Abschaltung
DE112007000358T5 (de) 2006-02-15 2008-11-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzellensystem
KR100941258B1 (ko) * 2007-07-20 2010-02-11 현대자동차주식회사 연료전지용 수소 재순환 블로워 작동 시스템 및 그 제어방법
US8206856B2 (en) 2006-12-28 2012-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
CN106229530A (zh) * 2016-09-14 2016-12-14 上海重塑能源科技有限公司 可在低温下快速开启的质子交换膜燃料电池排氢系统
JP2018098192A (ja) * 2016-12-07 2018-06-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システム
CN112901444A (zh) * 2021-02-09 2021-06-04 山东建筑大学 一种直线往复式氢气循环泵
CN113007083A (zh) * 2021-02-24 2021-06-22 一汽解放汽车有限公司 氢气循环泵测试系统
CN117936840A (zh) * 2024-03-21 2024-04-26 山东科技大学 一种燃料电池氢气路装置与控制方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6987373B2 (en) 2003-11-25 2006-01-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidishokki System and method for starting pump
JP2007536704A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 ユーティーシー パワー コーポレイション 最小の燃料リサイクルで最大の燃料利用率となる燃料電池
JP2005353305A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2006048933A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム及びその運転方法
JP4599927B2 (ja) * 2004-07-30 2010-12-15 株式会社エクォス・リサーチ 燃料電池システム及びその運転方法
JP2006156058A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
US7993786B2 (en) 2004-11-26 2011-08-09 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell system
JP2006331674A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
US7964316B2 (en) 2005-12-05 2011-06-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system and method of stopping the same
DE112006003136B4 (de) 2005-12-05 2023-04-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brennstoffzellensystem und Verfahren zu seiner Abschaltung
DE112006003136T5 (de) 2005-12-05 2008-10-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzellensystem und Verfahren zu seiner Abschaltung
DE112007000358B4 (de) 2006-02-15 2019-07-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brennstoffzellensystem
DE112007000358T5 (de) 2006-02-15 2008-11-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzellensystem
US8835066B2 (en) 2006-02-15 2014-09-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Circulation system for a fuel cell
JP2008041611A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム
US8206856B2 (en) 2006-12-28 2012-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
KR100941258B1 (ko) * 2007-07-20 2010-02-11 현대자동차주식회사 연료전지용 수소 재순환 블로워 작동 시스템 및 그 제어방법
CN106229530A (zh) * 2016-09-14 2016-12-14 上海重塑能源科技有限公司 可在低温下快速开启的质子交换膜燃料电池排氢系统
CN106229530B (zh) * 2016-09-14 2019-02-22 上海重塑能源科技有限公司 可在低温下快速开启的质子交换膜燃料电池排氢系统
JP7018591B2 (ja) 2016-12-07 2022-02-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システム
JP2018098192A (ja) * 2016-12-07 2018-06-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システム
CN112901444A (zh) * 2021-02-09 2021-06-04 山东建筑大学 一种直线往复式氢气循环泵
CN113007083A (zh) * 2021-02-24 2021-06-22 一汽解放汽车有限公司 氢气循环泵测试系统
CN117936840A (zh) * 2024-03-21 2024-04-26 山东科技大学 一种燃料电池氢气路装置与控制方法
CN117936840B (zh) * 2024-03-21 2024-06-07 山东科技大学 一种燃料电池氢气路装置与控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003178782A (ja) 水素ポンプおよび水素ポンプを用いた燃料電池システム
JP5088333B2 (ja) 燃料電池システム
CN110993989A (zh) 质子交换膜燃料电池的空气路和电堆吹扫方法
US10243224B2 (en) Method for switching off a fuel cell stack, and fuel cell system
JP5435970B2 (ja) 燃料電池システム
JP2015056387A (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP2004152529A (ja) 燃料電池システム
JP5665628B2 (ja) 燃料電池システムの起動制御方法
JP4806913B2 (ja) 燃料電池システム
JP5498901B2 (ja) 燃料電池の膜破損検知方法
JP4852633B2 (ja) 燃料電池システム
KR100767520B1 (ko) 연료전지 시스템의 응축수 제거장치 및 방법
JP5872315B2 (ja) 燃料電池システムの起動方法および起動装置
JP4495575B2 (ja) 燃料電池システムおよびその制御方法
JP2011014252A (ja) 燃料電池システム
JP2008159299A (ja) 燃料電池システム及びその掃気方法
JP2005251411A (ja) 燃料電池システム
JP2003123805A (ja) 水循環装置
JP2009016295A (ja) 燃料電池システム
EP2056387B1 (en) Fuel cell system and scavenging method therefor
JP4645063B2 (ja) 燃料電池システム
JP2009059570A (ja) 燃料電池システム
JP2006080027A (ja) 燃料電池システム
JP2006172889A (ja) 燃料電池システム
JP7360288B2 (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301