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JP2003170699A - クリップ取付構造 - Google Patents

クリップ取付構造

Info

Publication number
JP2003170699A
JP2003170699A JP2001374760A JP2001374760A JP2003170699A JP 2003170699 A JP2003170699 A JP 2003170699A JP 2001374760 A JP2001374760 A JP 2001374760A JP 2001374760 A JP2001374760 A JP 2001374760A JP 2003170699 A JP2003170699 A JP 2003170699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
outer shaft
ring
shaped base
base portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001374760A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Odaka
忠夫 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kotobuki and Co Ltd filed Critical Kotobuki and Co Ltd
Priority to JP2001374760A priority Critical patent/JP2003170699A/ja
Priority to TW091217806U priority patent/TWM242373U/zh
Priority to KR10-2002-0070102A priority patent/KR100463796B1/ko
Priority to US10/308,143 priority patent/US6895640B2/en
Priority to CNB02155546XA priority patent/CN1225370C/zh
Publication of JP2003170699A publication Critical patent/JP2003170699A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K25/00Attaching writing implements to wearing apparel or objects involving constructional changes of the implements
    • B43K25/02Clips
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/13Article holder attachable to apparel or body
    • Y10T24/1321Pencil
    • Y10T24/1324Clasp attached
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/60Biased catch or latch
    • Y10T403/602Biased catch or latch by separate spring

Landscapes

  • Clips For Writing Implements (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップの基部が外部から露出することなく
見栄え良く取付けることができるクリップ取付構造とす
ると共に、クリップの折損防止も図る。 【解決手段】 外軸12は、後軸20と、後軸20の後
側に連結されるキャップ22とを有しており、クリップ
14は、外軸12に固定されるリング状の基部14a
と、該基部14aから伸びる連結部14bと、該連結部
14bから後軸20と略平行に伸びるクリップ本体14
cとを有する。後軸20の後端部には、折曲部20aが
形成され、折曲部20aには、前記連通部14bが挿通
する切欠部20bと該切欠部20bと略180度対向す
る第2切欠部20cが形成される。クリップ14の基部
14aは、切欠部20bと第2切欠部20cとを結んだ
後端開口20dの直径方向の部分を通過して、折曲部2
0aを通り、後軸20の折曲部20aよりも内側へと挿
入される。連結部14bは、後方へと突出するようにし
て湾曲した形状となっており、その一部がキャップ22
の端面に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具等の外軸に
クリップを取り付けるクリップ取付構造に関し、特に見
栄え良くクリップを取付けることができるクリップ取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のクリップ取付構造として
は、図14に示すものが知られている。
【0003】図14に示す例では、外軸(その前部分は
省略している)50が、第1外軸52と、該第1外軸5
2の後側にあってその先端が第1外軸52内へと挿入さ
れる第2外軸54とからなり、第2外軸54の先部に形
成された雄ネジ54aが第1外軸52内に形成された雌
ネジ52aと螺着して、第1外軸52の後側に第2外軸
54が連結される。また、クリップ56は、外軸50に
固定されるリング状の基部56aと、基部56aから伸
びる連結部56bと、外軸50に略平行に伸びるクリッ
プ本体56cと、を有している。クリップ56のリング
状の基部56aを前記第2外軸54の先部が挿通してお
り、該先部の雄ネジ54aが第1外軸52内に形成され
た雌ネジ52aと螺着すると、リング状の基部56a
が、第2外軸54の後部と第1外軸52の後端部との間
で挟み付けられて、クリップ56が取付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示す構成では、クリップ56の基部56aが外から見
えてしまい見栄えが悪いという問題がある。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、クリップの基部が外部から露出することなく見栄え
良くクリップを取付けることができるクリップ取付構造
を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、筆記具等の外軸にクリッ
プが取り付けられるクリップ取付構造において、外軸
は、第1外軸と、該第1外軸の後側に連結される第2外
軸とを有しており、クリップは、外軸に固定されるリン
グ状の基部と、該基部から伸びる連結部と、該連結部か
ら外軸と略平行に伸びるクリップ本体とを有しており、
第1外軸と第2外軸とのいずれか一方の他方との連結側
端部は、軸線方向から約90度折曲げられて内径方向に
伸びる折曲部となって、該折曲部によって第1外軸と第
2外軸のいずれか一方の連結側開口が囲まれており、折
曲部には切欠部が形成されており、該切欠部を通る連結
側開口の直径方向の長さは、前記クリップのリング状の
基部をその側部から投影した投影面の長手方向の最小長
さ以上となっており、且つ、切欠部を通らない連結側開
口の直径方向の長さは、前記クリップのリング状の基部
をその側部から投影した投影面の長手方向の最大長さ以
下となっており、前記切欠部を通る連結側開口の直径方
向の部分をクリップのリング状の基部が通過して前記第
1外軸と第2外軸のいずれか一方の内部へと挿入可能と
なっており、折曲部を通過したクリップの基部が第1外
軸と第2外軸のいずれか一方の内部に位置付けられるこ
とを特徴とする。
【0007】クリップの基部が、第1外軸と第2外軸の
いずれかの一方の折曲部を通過してその内部に位置付け
られるために、クリップの基部が外から見えることがな
く、見栄えを良好にすることができる。第1外軸と第2
外軸のいずれかの一方は、折曲部が形成されているため
に、その連結側開口の直径は縮径されている。しかしな
がら、切欠部を通る連結側開口の直径方向の長さが、ク
リップのリング状の基部をその側部から投影した投影面
の長手方向の最小長さ以上となっているため、その切欠
部を通る連結側開口の直径方向の部分を、クリップの基
部が横向きになって通過することができる。こうして、
クリップ取付作業時、クリップの基部が折曲部を通過し
て、第1外軸と第2外軸のいずれかの一方の内部へと挿
入される。
【0008】一度、クリップの基部が通過して、その横
向きが解除されると、切欠部を通らない連結側開口の直
径方向の長さが、前記クリップのリング状の基部をその
側部から投影した投影面の長手方向の最大長さ以下とな
っているため、連結側開口をクリップの基部が折曲部を
通過することはできず、クリップの基部は、第1外軸と
第2外軸のいずれかの一方の内部に確実に位置付けられ
ることとなる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記切欠部は、折曲部に周方向において約
180度離反して対向して2つ形成されており、該2つ
の切欠部を結ぶ連結側開口の直径方向の長さが、前記ク
リップのリング状の基部をその側部から投影した投影面
の長手方向の最小長さ以上となっていることを特徴とす
る。折曲部に2つの切欠部が形成されており、その2つ
の切欠部を結ぶ連結側開口の直径方向の長さが、クリッ
プのリング状の基部の側部を投影した投影面の長手方向
の最小長さ以上となっているために、クリップ取付作業
時、2つの切欠部を通る連結側開口の部分を、クリップ
の基部が横向きになって通過することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載のも
のにおいて、前記2つの切欠部のいずれか一方は、前記
クリップの連結部が挿通することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記クリップのリング状の基部の外側輪郭
は、その一部の端部が真円から除去された変形円形形状
となっており、前記切欠部を通る連結側開口の直径方向
の長さは、前記クリップのリング状の基部をその側部か
ら投影した投影面の長手方向の最小長さ以上となってい
ることを特徴とする。折曲部に切欠部が形成されてお
り、且つクリップの基部の一部の端部が真円から除去さ
れた変形円形形状となっており、その切欠部を通る連結
側開口の直径方向の長さが、クリップのリング状の基部
の側部を投影した投影面の長手方向の最小長さ以上とな
っているために、クリップ取付作業時、その切欠部を通
る連結側開口の部分を、クリップの基部が横向きになっ
て通過することができる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかのものにおいて、前記クリップの前記連結部
が、後方へと突出するようにして湾曲しており、連結部
の一部が前記第2外軸に当接することを特徴とする。こ
れにより、クリップを使用するためにクリップ本体を揺
動させたときに、連結部が第2外軸に当接しているため
に連結部自体の変形を防ぐことができ、且つ連結部が湾
曲形状をなしていることにより応力集中を防ぐことがで
き、結果としてクリップの折損を防止することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】図1及び図2は、筆記具の一部を表してお
り、筆記具の外軸12にクリップ14が取付けられる。
外軸12は、後軸(第1外軸)20と、その後軸20の
後側に連結されるキャップ(第2外軸)22とを有して
いる。後軸20内には、ナット部品24が配設される。
ナット部品24は、図示のように後軸20に対して固定
される場合と、固定されない場合の、いずれの場合も考
え得る。または、ナット部材24を後軸20に固定する
代わりに、ナット部材24を後軸20と一体品とするこ
とも可能である。キャップ22は、その先部が、縮径さ
れ且つ後軸20内へと伸びてナット部材24と螺合する
雄ネジ部22aとなっている。または、キャップ22に
一体的に雄ネジ部22aを形成する代わりに、キャップ
22と別部品となるネジ部品を用意することにしてもよ
く、ネジ部品とキャップ22とはさらに別の螺着、接
着、圧入などの結合手段によって結合されることとして
もよい。
【0015】前記クリップ14は、外軸12に固定され
るリング状の基部14aと、基部14aから伸びる連結
部14bと、連結部14bから後軸20と略平行に伸び
るクリップ本体14cとを有している。図4に示したよ
うに、リング状の基部14aの外側輪郭及びその基部1
4aの中心孔14dの輪郭は、ほぼ真円となっている。
また、連結部14bは、後方へと突出するようにして湾
曲した形状となっている。
【0016】前記後軸20のキャップ22と連結される
側の後端部は、図5に示したように、90度内径方向に
折曲された折曲部20aとなっている。この後端部の折
曲部20aを除いた内径は、前記クリップ14のリング
状の基部14aの外側輪郭の外径、即ち換言すれば、リ
ング状の基部14aを側方から投影した投影面の長手方
向の長さ、とほぼ等しいか、若干大きくなっている。こ
れは、折曲部20aによって囲まれる後軸20の後端開
口20dの内径よりも、クリップ14のリング状の基部
14aの外側輪郭の外径の方が大きいことを意味する。
【0017】折曲部20aの周方向の所定の箇所には、
折曲されずに且つその後端部の周面がえぐられた切欠部
20bが形成される。この切欠部20bは、前記クリッ
プの連結部14bが挿通するためのものであるため、そ
の周方向に測った寸法が、クリップの連結部14bの寸
法とほぼ同じ程度の大きさとなっていることが好まし
く、クリップの連結部14bの寸法よりも大きくなりす
ぎないようにする。また、折曲部20aの切欠部20b
が形成された位置に対してほぼ180度離反して対向す
る位置には、折曲部20aの一部が切り欠かれた第2切
欠部20cが形成されている。切欠部20bと第2切欠
部20cとを結ぶ後端開口20dの直径方向の長さは、
クリップ14のリング状の基部14aの外側輪郭の外径
とほとんど等しいかやや大きくなっている。
【0018】以上のように構成されるクリップ取付構造
において、その取付手順を説明する。まず、クリップ1
4の基部14aを、後軸20の折曲部20aから後軸2
0内部へと挿入する。但し、基部14aの外側輪郭の外
径は、折曲部20aを除く後軸20の内径とほぼ等し
く、折曲部20aによって囲まれる後端開口20dの内
径よりも大きい。従って、そのままでは基部14aを、
折曲部20aを超えて後軸20内へと挿入することは不
可能である。しかしながら、切欠部20bと、該切欠部
20bに対向して第2切欠部20cが形成されており、
切欠部20bと第2切欠部20cとを結んだ直線の大き
さが、基部14aの外側輪郭の外径とほぼ等しいか、や
や大きくなっているために、この部分を基部14aが通
過することができるようになっている。図6(a)に示
すように、クリップ14の基部14aを、折曲部20a
によって囲まれる後軸20の後端開口20d面に対して
ほぼ垂直になるようにして、切欠部20bと第2切欠部
20cとを結んだ後端開口20dの直径方向の部分を通
過させて、折曲部20aを通過させる。そして、基部1
4aをほぼ完全に後軸20内へと挿入した後に、連結部
14bが切欠部20bに一致するように、クリップ14
を回転させる(図6(b))。さらに、クリップ14の
基部14aの中心孔14dが、後軸20の後端開口20
d面とほぼ平行になるように、クリップ14を回転させ
る(図6(c))。こうして、クリップ14の基部14
aが、後軸20の折曲部20aよりも内側へと収まり、
クリップ14の連結部14bが切欠部20bを挿通し、
クリップ14のクリップ本体14cが後軸20と略平行
に伸びる(図6(d))。
【0019】次に、後軸20内に前記ナット部材24を
配設する。そして、キャップ22の雄ネジ部22aに、
前記後軸20の後端開口20d及びクリップ14の基部
14aの中心孔14dを通過させ、後軸20内に配設さ
れたナット部材24と螺合させる。これにより、キャッ
プ22が後軸20に連結され、クリップ14の基部14
aは、折曲部20aを通り抜けることができないため
に、ナット部材24と折曲部20aとの間で挟着されて
固定される。また、このとき、切欠部20bを挿通する
クリップ14の連結部14bの後方へと突出するように
して湾曲している一部が、キャップ22の後部の端面に
当接する。連結部14bがキャップ22に当接する部分
は、なるべく連結部14bの最後端に位置する部分また
はその近傍であるとよい。
【0020】以上のようにして外軸12に取付けられた
クリップ14は、図2に示すように、クリップ14の基
部14aが後軸20内に位置付けられて、外から見えな
いために、見栄えが優れたものとなる。また、クリップ
14を使用するためにクリップ本体14cを揺動させた
場合に、クリップ14の連結部14bがキャップ22に
当接しているため連結部14b自体が大きく変形するこ
とを防ぐことができ、且つ連結部14bが湾曲している
ために応力の集中を防ぐことができて、クリップ14の
折損を防止することができる。同時にクリップ14の復
元力も高めることができる。
【0021】図13は、第1実施形態の変形例を表す後
軸20のキャップ22と連結される側の後端部を表す斜
視図である。この変形例では、切欠部20bの他に、切
欠部20bの形成された位置に対してほぼ180度離反
して対向する位置、以外の位置に第2切欠部20eと、
該第2切欠部20eの形成された位置に対してほぼ18
0度離反して対向する位置に第3切欠部20fが形成さ
れている点で、図5の例と異なっている。この例では、
クリップ14のリング状の基部14aを、第2切欠部2
0eと第3切欠部20fとを結んだ後端開口20dの直
径方向の部分を通過させて、折曲部20aを通過させ
る。こうして、クリップ14のリング状の基部14aを
後軸20内に挿入することができ、第1実施形態と同様
の作用・効果が得られる。
【0022】次に、図7ないし図12は、本発明の第2
の実施形態を表す図である。図7及び8は、筆記具の一
部を表しており、筆記具の外軸32にクリップ34が取
付けられる。外軸32は、キャップ本体(第1外軸)4
0と、そのキャップ本体40の後側に連結される尾冠4
2とを有している。キャップ本体40内には、ナット部
材44が配設される。ナット部材44は、第1実施形態
と同様に、キャップ本体40に対して固定される場合
と、固定されない場合のいずれの場合も考え得る。また
は、ナット部材44をキャップ本体40に固定する代わ
りに、ナット部材44をキャップ本体40と一体品とす
ることも可能である。尾冠42は、その先部が、縮径さ
れ且つキャップ本体40内へと伸びてナット部材44と
螺合する雄ネジ部42aとなっている。この雄ネジ部4
2aの横断面形状は、真円から、2つの対向する弦と各
弦を結ぶ円弧によって囲まれる部分を除去した、変形円
形形状となっている。または、尾冠42に一体的に雄ネ
ジ部42aを形成する代わりに、尾冠42と別部品とな
るネジ部品を用意することにしてもよく、ネジ部品と尾
冠42とはさらに別の螺着、接着、圧入などの結合手段
によって結合されることとしてもよい。
【0023】前記クリップ34は、外軸32に固定され
るリング状の基部34aと、基部34aから伸びる連結
部34bと、連結部34bからキャップ本体40と略平
行に伸びるクリップ本体34cとを有している。図10
に示したように、リング状の基部34aの外側輪郭及び
その基部34aの中心孔34dの輪郭は、真円から、2
つの対向する弦と各弦を結ぶ円弧によって囲まれる部分
(除去部)を除去した、変形円形形状となっている。ま
た、連結部34bは、後方へと突出するようにして湾曲
した形状となっている。
【0024】前記キャップ本体40の尾冠42と連結さ
れる側の後端部は、図11に示したように、90度内径
方向に折曲された折曲部40aとなっている。この後端
部の折曲部40aを除いた内径は、前記クリップ34の
リング状の基部34aの変形円形形状をした外側輪郭の
外径の最大値、即ち、除去部を通らない直径の寸法、さ
らに換言すれば、リング状の基部34aを側方から投影
した投影面の長手方向の最大長さ、とほぼ等しいか、若
干大きくなっている。これは、折曲部40aによって囲
まれるキャップ本体40の後端開口40dの内径より
も、クリップ34のリング状の基部34aの外側輪郭の
外径の最大値の方が大きいことを意味する。
【0025】折曲部40aの周方向の所定の箇所には、
折曲されずに且つその後端部の周面がえぐられた切欠部
40bが形成されている。この切欠部40bは、前記ク
リップの連結部34bが挿通するためのものであるた
め、その周方向に測った寸法が、クリップの連結部34
bの寸法とほぼ同じ程度の大きさとなっていることが好
ましく、クリップの連結部34bの寸法よりも大きくな
りすぎないようにする。切欠部40bを通る後端開口4
0dの直径方向の長さは、クリップ34のリング状の基
部34aの外側輪郭の外径の最小値、即ち、除去部を通
る直径について測った外径とほとんど等しいかやや大き
くなっている。
【0026】以上のように構成されるクリップ取付構造
において、その取付手順を説明する。まず、クリップ3
4の基部34aを、キャップ本体40の折曲部40aか
らキャップ本体40内へと挿入する。但し、基部34a
の外側輪郭の外径の最大値は、折曲部40aを除くキャ
ップ本体40の内径とほぼ等しく、折曲部40aによっ
て囲まれるキャップ本体40の後端開口40dの内径よ
りも大きい。従って、そのままでは基部34aを、折曲
部40aを超えてキャップ本体40内へと挿入すること
は不可能である。しかしながら、切欠部40bを通る後
端開口40dの直径方向の長さが、クリップ34のリン
グ状の基部34aの外側輪郭の外径の最小値、即ち、除
去部を通る直径について測った外径とほとんど等しいか
やや大きくなっていることから、この部分を基部34a
が通過することができるようになっている。図12
(a)に示すように、クリップ34の基部34aを、折
曲部40aによって囲まれる後端開口40d面に対して
ほぼ垂直になるようにして、切欠部40bと軸心とを結
んだ後端開口40dの直径方向の部分を通過させて、折
曲部40aを通過させる。そして、基部34aをほぼ完
全にキャップ本体40内へと挿入した後に、連結部34
bが切欠部40bに一致するように、クリップ34を回
転させる(図12(b))。さらに、クリップ34の基
部34aの中心孔34dが、キャップ本体40の後端開
口40d面とほぼ平行になるように、クリップ34を回
転させる(図12(c))。こうして、クリップ34の
基部34aが、キャップ本体40の折曲部40aよりも
内側へと収まり、クリップ34の連結部34bが切欠部
40bを挿通し、クリップ34のクリップ本体34cが
キャップ本体40と略平行に伸びる(図12(d))。
【0027】次に、前記キャップ本体40の折曲部40
aによって囲まれる後端開口40dと、クリップ34の
基部34aの中心孔34bとに、尾冠42の雄ネジ部4
2aを挿通させる。このとき、雄ネジ部42aは、クリ
ップ34の基部34aの中心孔34dとほぼ同じ形状と
なっており、キャップ本体40は、クリップ34の基部
34aに対して回り止めがなされる。そして、キャップ
本体40の内部に配設されたナット部材44を、雄ネジ
部42aに対して回転させて、両者を螺合させる。これ
により、尾冠42はキャップ本体40に連結され、クリ
ップ34の基部34aは、折曲部40aを通り抜けるこ
とができないために、ナット部材44と折曲部40aと
の間で挟着されて固定される。また、このとき、切欠部
40bを挿通するクリップ34の連結部34bの後方へ
と突出するようにして湾曲している一部が、尾冠42の
後部の端面に当接する。連結部34bが尾冠42に当接
する部分は、なるべく連結部34bの最後端に位置する
部分またはその近傍であるとよい。
【0028】以上のようにして、外軸32に取り付けら
れたクリップ34は、図8に示すように、クリップ34
の基部34aがキャップ本体40内に位置付けられて、
外から見えないために、見栄えが優れたものとなる。ま
た、クリップ34を使用するためにクリップ本体34c
を揺動させた場合に、クリップ34の連結部34bが尾
冠42に当接しているため連結部34b自体が大きく変
形することを防ぐことができ、且つ連結部34bが湾曲
しているために応力の集中を防ぐことができて、クリッ
プ34の折損を防止することができる。同時にクリップ
34の復元力も高めることができる。
【0029】尚、以上の各実施形態においては、後軸2
0またはキャップ本体40の折曲部20a、40aが形
成され、それらの内部にクリップ14、34の基部14
a、34aが位置付けられていたが、キャップ22また
は尾冠42に折曲部を設けて、それらの内部にクリップ
14、34の基部14a、34aを位置付けることもで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリップの基部が第1外軸と第2外軸のいずれかの一方
の折曲部を通過してその内部に位置付けられるために、
クリップの基部が外から見えることがなく、見栄えを良
好にすることができて、クリップ取付構造を確実するこ
とができる。また、クリップの連結部を後方へと突出す
るようにして湾曲させて、連結部の一部を第2外軸に当
接させることにより、クリップの折損防止効果にも優れ
た効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリップ取付構造の第1実施形態を表
す縦断面図である。
【図2】第1実施形態の側面図である。
【図3】図1の3−3線に沿って見た断面図である。
【図4】第1実施形態のクリップの斜視図である。
【図5】第1実施形態の後軸の連結側端部(後端部)を
表す斜視図である。
【図6】(a)〜(d)は第1実施形態のクリップの取
付手順を表す図である。
【図7】本発明のクリップ取付構造の第2実施形態を表
す縦断面図である。
【図8】第2実施形態の側面図である。
【図9】図7の9−9線に沿って見た断面図である。
【図10】第2実施形態のクリップの斜視図である。
【図11】第2実施形態のキャップ本体の連結側端部
(後端部)を表す斜視図である。
【図12】(a)〜(d)は第2実施形態のクリップの
取付手順を表す図である。
【図13】第1実施形態の変形例を表す図である。
【図14】従来のクリップ取付構造を表す図である。
【符号の説明】
12 外軸 14 クリップ 14a 基部 14b 連結部 14c クリップ本体 20 後軸(第1外軸) 20a 折曲部 20b 切欠部 20c 第2切欠部 20d 後端開口(連結側開口) 20e 第2切欠部 20f 第3切欠部 22 キャップ(第2外軸) 32 外軸 34 クリップ 34a 基部 34b 連結部 34c クリップ本体 40 後軸(第1外軸) 40a 折曲部 40b 切欠部 40d 後端開口(連結側開口) 42 尾冠(第2外軸)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具等の外軸にクリップが取り付けら
    れるクリップ取付構造において、 外軸は、第1外軸と、該第1外軸の後側に連結される第
    2外軸とを有しており、 クリップは、外軸に固定されるリング状の基部と、該基
    部から伸びる連結部と、該連結部から外軸と略平行に伸
    びるクリップ本体とを有しており、 第1外軸と第2外軸とのいずれか一方の他方との連結側
    端部は、軸線方向から約90度折曲げられて内径方向に
    伸びる折曲部となって、該折曲部によって第1外軸と第
    2外軸のいずれか一方の連結側開口が囲まれており、 折曲部には切欠部が形成されており、該切欠部を通る連
    結側開口の直径方向の長さは、前記クリップのリング状
    の基部をその側部から投影した投影面の長手方向の最小
    長さ以上となっており、且つ、切欠部を通らない連結側
    開口の直径方向の長さは、前記クリップのリング状の基
    部をその側部から投影した投影面の長手方向の最大長さ
    以下となっており、 前記切欠部を通る連結側開口の直径方向の部分をクリッ
    プのリング状の基部が通過して前記第1外軸と第2外軸
    のいずれか一方の内部へと挿入可能となっており、折曲
    部を通過したクリップの基部が第1外軸と第2外軸のい
    ずれか一方の内部に位置付けられることを特徴とするク
    リップ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は、折曲部に周方向において
    約180度離反して対向して2つ形成されており、該2
    つの切欠部を結ぶ連結側開口の直径方向の長さが、前記
    クリップのリング状の基部をその側部から投影した投影
    面の長手方向の最小長さ以上となっていることを特徴と
    する請求項1記載のクリップ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記2つの切欠部のいずれか一方は、前
    記クリップの連結部が挿通することを特徴とする請求項
    2記載のクリップ取付構造。
  4. 【請求項4】 前記クリップのリング状の基部の外側輪
    郭は、その一部の端部が真円から除去された変形円形形
    状となっており、 前記切欠部を通る連結側開口の直径方向の長さは、前記
    クリップのリング状の基部をその側部から投影した投影
    面の長手方向の最小長さ以上となっていることを特徴と
    する請求項1記載のクリップ取付構造。
  5. 【請求項5】 前記クリップの前記連結部は、後方へと
    突出するようにして湾曲しており、連結部の一部が前記
    第2外軸に当接することを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載のクリップ取付構造。
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