JP2003168366A - プラズマディスプレイパネルの製造方法およびプラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルの製造方法およびプラズマディスプレイパネルInfo
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- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/10—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
- H01J11/12—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラズマディスプレイパネルの放電空間内に
導入される放電ガスに含まれる不純ガスをより完全に除
去して、放電空間の全域において良好な放電特性を得る
ことが出来るプラズマディスプレイパネルの製造方法を
提供する。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルの製造工程
において、放電ガスの導入が行われる放電空間の非表示
領域部分に、MgOによって形成された保護層3が放電
空間に面するように位置されるとともに、行電極XとY
のバス電極XbとYbがプラズマディスプレイパネルの
表示領域から非表示領域に延びて、放電ガスの導入が行
われる放電空間の非表示領域部分内において放電を発生
させる対の放電電極が構成されて、放電空間内に放電ガ
スの導入が行われるときに放電電極間に電圧が印加され
てエージング放電が発生される。
導入される放電ガスに含まれる不純ガスをより完全に除
去して、放電空間の全域において良好な放電特性を得る
ことが出来るプラズマディスプレイパネルの製造方法を
提供する。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルの製造工程
において、放電ガスの導入が行われる放電空間の非表示
領域部分に、MgOによって形成された保護層3が放電
空間に面するように位置されるとともに、行電極XとY
のバス電極XbとYbがプラズマディスプレイパネルの
表示領域から非表示領域に延びて、放電ガスの導入が行
われる放電空間の非表示領域部分内において放電を発生
させる対の放電電極が構成されて、放電空間内に放電ガ
スの導入が行われるときに放電電極間に電圧が印加され
てエージング放電が発生される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネルおよびその製造方法に関する。
プレイパネルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、大型でかつ薄型
のカラー画面表示装置として面放電方式交流型のプラズ
マディスプレイパネル(以下、PDPという)が注目を
集めており、その普及が図られて来ている。
のカラー画面表示装置として面放電方式交流型のプラズ
マディスプレイパネル(以下、PDPという)が注目を
集めており、その普及が図られて来ている。
【0003】図7は、従来のPDPの構成を、前面ガラ
ス基板1側と背面ガラス基板4側とを分離した状態で示
す斜視図である。
ス基板1側と背面ガラス基板4側とを分離した状態で示
す斜視図である。
【0004】この図7において、前面ガラス基板1の背
面側には、複数の行電極対(X’,Y’)が配列されて
透明な誘電体層2により被覆されており、さらに、この
誘電体層2の背面にMgOからなる透明な保護層3が形
成されている。
面側には、複数の行電極対(X’,Y’)が配列されて
透明な誘電体層2により被覆されており、さらに、この
誘電体層2の背面にMgOからなる透明な保護層3が形
成されている。
【0005】各行電極X’とY’は、それぞれ、幅の広
いITO等の透明導電膜からなる透明電極Xa’,Y
a’と、その導電性を補う幅の狭い金属膜からなるバス
電極Xb’,Yb’とから構成されていて、この行電極
X’とY’の互いに対向する部分に等間隔に形成された
それぞれの突起部Xa”とYa”が放電ギャップg’を
挟んで互いに対向するように、列方向に交互に配置され
ている。
いITO等の透明導電膜からなる透明電極Xa’,Y
a’と、その導電性を補う幅の狭い金属膜からなるバス
電極Xb’,Yb’とから構成されていて、この行電極
X’とY’の互いに対向する部分に等間隔に形成された
それぞれの突起部Xa”とYa”が放電ギャップg’を
挟んで互いに対向するように、列方向に交互に配置され
ている。
【0006】背面ガラス基板4の前面ガラス基板1と対
向する側の面には、行電極対(X’,Y’)と直交する
方向に延びるように複数の列電極Dが配列され、列電極
保護層5によって保護されている。
向する側の面には、行電極対(X’,Y’)と直交する
方向に延びるように複数の列電極Dが配列され、列電極
保護層5によって保護されている。
【0007】そして、この列電極保護層5上に、列電極
D間においてそれぞれ平行に延びるように帯状の隔壁6
が形成されており、さらに、この隔壁6の側面と列電極
Dを被覆するようにそれぞれ赤緑青の三原色に色分けさ
れた蛍光体層7が列方向に順に形成されている。
D間においてそれぞれ平行に延びるように帯状の隔壁6
が形成されており、さらに、この隔壁6の側面と列電極
Dを被覆するようにそれぞれ赤緑青の三原色に色分けさ
れた蛍光体層7が列方向に順に形成されている。
【0008】そして、上記のように構成された前面ガラ
ス基板1と背面ガラス基板4は、放電空間を介して互い
に平行に対向され、この前面ガラス基板1と背面ガラス
基板4との間の密閉された放電空間に、ネオンとキセノ
ン等を混合した放電ガスが封入される。
ス基板1と背面ガラス基板4は、放電空間を介して互い
に平行に対向され、この前面ガラス基板1と背面ガラス
基板4との間の密閉された放電空間に、ネオンとキセノ
ン等を混合した放電ガスが封入される。
【0009】このPDPは、行電極対(X’,Y’)と
列電極D’が交差する部分の放電空間に、隔壁6によっ
て区画された放電セルがマトリクス状に形成されて、各
放電セル内において選択的に放電が行われることによ
り、映像信号に対応した画像の形成が行われる。
列電極D’が交差する部分の放電空間に、隔壁6によっ
て区画された放電セルがマトリクス状に形成されて、各
放電セル内において選択的に放電が行われることによ
り、映像信号に対応した画像の形成が行われる。
【0010】このPDPの製造は、以下のようにして行
われる。
われる。
【0011】すなわち、図7のように、行電極対
(X’,Y’)および誘電体層2,保護層3が形成され
た前面ガラス基板1と、列電極Dおよび列電極保護層
5,隔壁6,蛍光体層7が形成された背面ガラス基板4
が対向配置された後、その周囲が封止ガラスによって封
止されることにより、前面ガラス基板1と背面ガラス基
板4の間の空間(放電空間)が密封される。
(X’,Y’)および誘電体層2,保護層3が形成され
た前面ガラス基板1と、列電極Dおよび列電極保護層
5,隔壁6,蛍光体層7が形成された背面ガラス基板4
が対向配置された後、その周囲が封止ガラスによって封
止されることにより、前面ガラス基板1と背面ガラス基
板4の間の空間(放電空間)が密封される。
【0012】そして、この後、一方のガラス基板に設け
られた通気孔を介して、放電空間内からの排気と、この
排気が行われた放電空間への放電ガスの導入が行われ
る。
られた通気孔を介して、放電空間内からの排気と、この
排気が行われた放電空間への放電ガスの導入が行われ
る。
【0013】図8および9に示されるように、この放電
ガスの導入のための通気孔8は、一方のガラス基板(こ
の例では、背面ガラス基板4)の画像の形成が行われな
い非発光領域に対向する部分に形成されていて、この通
気孔8が、前面ガラス基板1と背面ガラス基板4の周囲
を封止する封止ガラスによるガラス壁9と、背面ガラス
基板4の内面に形成されてガラス壁9との間でガス導入
路Rを形成するガス導入リブ10との間の空間に開口さ
れている。
ガスの導入のための通気孔8は、一方のガラス基板(こ
の例では、背面ガラス基板4)の画像の形成が行われな
い非発光領域に対向する部分に形成されていて、この通
気孔8が、前面ガラス基板1と背面ガラス基板4の周囲
を封止する封止ガラスによるガラス壁9と、背面ガラス
基板4の内面に形成されてガラス壁9との間でガス導入
路Rを形成するガス導入リブ10との間の空間に開口さ
れている。
【0014】そして、この通気孔8にガス導入管11が
接続されて、このガス導入管11から通気孔8を介して
導入される放電ガスが、ガラス壁9とガス導入リブ10
の間のガス導入路Rを通って前面ガラス基板1と背面ガ
ラス基板4の間の放電空間内に充填され、この後、ガス
導入管11が封止されることによって放電空間が密封さ
れる。
接続されて、このガス導入管11から通気孔8を介して
導入される放電ガスが、ガラス壁9とガス導入リブ10
の間のガス導入路Rを通って前面ガラス基板1と背面ガ
ラス基板4の間の放電空間内に充填され、この後、ガス
導入管11が封止されることによって放電空間が密封さ
れる。
【0015】上記のようなPDPの製造工程において
は、放電ガスの導入時に水蒸気等の不純ガスが混入し易
く、このため、通気孔7に近い放電空間の内面に不純物
が付着して保護層3を形成するMgOの特性が劣化し
て、この部分の放電空間内における放電特性が不安定に
なってしまうという問題がある。
は、放電ガスの導入時に水蒸気等の不純ガスが混入し易
く、このため、通気孔7に近い放電空間の内面に不純物
が付着して保護層3を形成するMgOの特性が劣化し
て、この部分の放電空間内における放電特性が不安定に
なってしまうという問題がある。
【0016】従来は、このような放電ガスの充填時に放
電空間内に混入する不純ガスを除去するために、背面ガ
ラス基板4上に形成したガス導入リブ10によって、通
気孔8から導入された放電ガスをPDPの表示領域内の
放電空間に導くガス導入路Rを形成し、このガス導入リ
ブ10の表面に不純ガスの吸着を行う例えばMgOなど
の吸着材の層を形成したり、さらには、ガス導入路R内
に不純ガスの吸着材によって島状のリブ(図示せず)を
形成するなど方法が採られている。
電空間内に混入する不純ガスを除去するために、背面ガ
ラス基板4上に形成したガス導入リブ10によって、通
気孔8から導入された放電ガスをPDPの表示領域内の
放電空間に導くガス導入路Rを形成し、このガス導入リ
ブ10の表面に不純ガスの吸着を行う例えばMgOなど
の吸着材の層を形成したり、さらには、ガス導入路R内
に不純ガスの吸着材によって島状のリブ(図示せず)を
形成するなど方法が採られている。
【0017】しかしながら、上記のような不純ガスの除
去方法が採られた場合でも、完全には不純ガスの除去を
行うことが出来ず、ガス導入路Rを形成するガス導入リ
ブ10の先端部付近の放電空間部分に、放電特性の不安
定性がなお残ってしまうという問題がある。
去方法が採られた場合でも、完全には不純ガスの除去を
行うことが出来ず、ガス導入路Rを形成するガス導入リ
ブ10の先端部付近の放電空間部分に、放電特性の不安
定性がなお残ってしまうという問題がある。
【0018】この発明は、上記のような従来のプラズマ
ディスプレイパネルの製造方法における問題点を解決す
るために為されたものである。
ディスプレイパネルの製造方法における問題点を解決す
るために為されたものである。
【0019】すなわち、この発明は、プラズマディスプ
レイパネルの放電空間内に導入される放電ガスに混入す
る不純ガスをより完全に除去して、放電空間の全域にお
いて良好な放電特性を得ることが出来るプラズマディス
プレイパネルの製造方法を提供することを第1の目的と
している。
レイパネルの放電空間内に導入される放電ガスに混入す
る不純ガスをより完全に除去して、放電空間の全域にお
いて良好な放電特性を得ることが出来るプラズマディス
プレイパネルの製造方法を提供することを第1の目的と
している。
【0020】さらに、この発明は、放電空間内に導入さ
れる放電ガスに混入する不純ガスをより完全に除去し
て、放電空間の全域において良好な放電特性を得ること
が出来るプラズマディスプレイパネルを提供することを
第2の目的としている。
れる放電ガスに混入する不純ガスをより完全に除去し
て、放電空間の全域において良好な放電特性を得ること
が出来るプラズマディスプレイパネルを提供することを
第2の目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるプラズ
マディスプレイパネルの製造方法は、上記第1の目的を
達成するために、行方向に延び列方向に並設されてそれ
ぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこの行電極
対を被覆する誘電体層とこの誘電体層を保護する保護層
が内面側に設けられた第1基板と、列方向に延び行方向
に並設された列電極が内面側に設けられた第2基板と
が、放電空間を介して互いに対向されて、この第1基板
と第2基板との外縁部が封着されることによって放電空
間が密閉された後、第1基板の行電極対と第2基板の列
電極とが交差する位置にそれぞれ単位発光領域が構成さ
れる表示領域の外側に位置する放電空間の非表示領域部
分から放電空間内に放電ガスを導入するプラズマディス
プレイパネルの製造方法において、前記放電空間の非表
示領域内において放電を発生させる対の放電電極が配置
されて、放電空間内に放電ガスの導入が行われるときま
たは放電ガスの導入後に放電電極間に電圧が印加されて
放電が発生されることを特徴としている。
マディスプレイパネルの製造方法は、上記第1の目的を
達成するために、行方向に延び列方向に並設されてそれ
ぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこの行電極
対を被覆する誘電体層とこの誘電体層を保護する保護層
が内面側に設けられた第1基板と、列方向に延び行方向
に並設された列電極が内面側に設けられた第2基板と
が、放電空間を介して互いに対向されて、この第1基板
と第2基板との外縁部が封着されることによって放電空
間が密閉された後、第1基板の行電極対と第2基板の列
電極とが交差する位置にそれぞれ単位発光領域が構成さ
れる表示領域の外側に位置する放電空間の非表示領域部
分から放電空間内に放電ガスを導入するプラズマディス
プレイパネルの製造方法において、前記放電空間の非表
示領域内において放電を発生させる対の放電電極が配置
されて、放電空間内に放電ガスの導入が行われるときま
たは放電ガスの導入後に放電電極間に電圧が印加されて
放電が発生されることを特徴としている。
【0022】この第1の発明によるプラズマディスプレ
イパネルの製造方法は、プラズマディスプレイパネルの
製造工程において、第1基板と第2基板が放電空間を介
して互いに対向されてこの第1基板と第2基板の外縁部
が封着されることにより放電空間が密閉された後、プラ
ズマディスプレイパネルの放電発光により画像の表示が
行われる表示領域部分以外の非表示領域部分において、
例えば第1基板または第2基板の一方に形成された通気
孔から放電空間内に放電ガスが導入される際に、また
は、放電ガスの導入後に、この放電ガスの導入が行われ
る放電空間の非表示領域部分に対向する位置に配置され
た少なくとも一対の放電電極間に電圧を印加して、放電
ガスの導入が行われている放電空間の非表示領域部分内
においてこの対の放電電極間に、いわゆるエージング放
電と呼ばれる放電を発生させる。
イパネルの製造方法は、プラズマディスプレイパネルの
製造工程において、第1基板と第2基板が放電空間を介
して互いに対向されてこの第1基板と第2基板の外縁部
が封着されることにより放電空間が密閉された後、プラ
ズマディスプレイパネルの放電発光により画像の表示が
行われる表示領域部分以外の非表示領域部分において、
例えば第1基板または第2基板の一方に形成された通気
孔から放電空間内に放電ガスが導入される際に、また
は、放電ガスの導入後に、この放電ガスの導入が行われ
る放電空間の非表示領域部分に対向する位置に配置され
た少なくとも一対の放電電極間に電圧を印加して、放電
ガスの導入が行われている放電空間の非表示領域部分内
においてこの対の放電電極間に、いわゆるエージング放
電と呼ばれる放電を発生させる。
【0023】これによって、放電ガスの導入が行われる
放電空間の非表示領域部分に面するように位置する保護
層または誘電体層が活性化されて、その放電空間に導入
される放電ガスに混入している例えば水蒸気などの不純
ガスの吸着性が向上される。
放電空間の非表示領域部分に面するように位置する保護
層または誘電体層が活性化されて、その放電空間に導入
される放電ガスに混入している例えば水蒸気などの不純
ガスの吸着性が向上される。
【0024】したがって、上記第1の発明によれば、プ
ラズマディスプレイパネルの製造工程において、このプ
ラズマディスプレイパネルの放電空間内に導入される放
電ガスに含まれる不純ガスをより完全に除去して、放電
空間の全域において良好な放電特性を得ることが出来る
ようになる。
ラズマディスプレイパネルの製造工程において、このプ
ラズマディスプレイパネルの放電空間内に導入される放
電ガスに含まれる不純ガスをより完全に除去して、放電
空間の全域において良好な放電特性を得ることが出来る
ようになる。
【0025】第2の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記放電ガスの導入が行わ
れる放電空間の非表示領域部分に、ガス吸着材によって
形成されたガス吸着部材が放電空間に面するように配置
されていることを特徴としている。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記放電ガスの導入が行わ
れる放電空間の非表示領域部分に、ガス吸着材によって
形成されたガス吸着部材が放電空間に面するように配置
されていることを特徴としている。
【0026】この第2の発明によれば、放電空間の非表
示領域部分内において対の放電電極間に発生されるいわ
ゆるエージング放電により、ガス吸着材によって形成さ
れて放電ガスの導入が行われる放電空間の非表示領域部
分に面するように位置するガス吸着部材が活性化され
て、このガス吸着部材の放電空間に導入される放電ガス
に混入している例えば水蒸気などの不純ガスの吸着性が
向上され、これによって、放電ガスに混入した不純ガス
の除去がより完全に行われるようになる。
示領域部分内において対の放電電極間に発生されるいわ
ゆるエージング放電により、ガス吸着材によって形成さ
れて放電ガスの導入が行われる放電空間の非表示領域部
分に面するように位置するガス吸着部材が活性化され
て、このガス吸着部材の放電空間に導入される放電ガス
に混入している例えば水蒸気などの不純ガスの吸着性が
向上され、これによって、放電ガスに混入した不純ガス
の除去がより完全に行われるようになる。
【0027】第3の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第2の発明の構成に加えて、前記ガス吸着部材を形成す
るガス吸着材が、酸化マグネシウムであることを特徴と
している。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第2の発明の構成に加えて、前記ガス吸着部材を形成す
るガス吸着材が、酸化マグネシウムであることを特徴と
している。
【0028】この第3の発明によれば、放電空間の非表
示領域部分に面するように位置するガス吸着部材を形成
する酸化マグネシウムが、この放電空間の非表示領域部
分内において発生されるいわゆるエージング放電によっ
て活性化されて、この酸化マグネシウムにより、放電ガ
スに混入している例えば水蒸気などの不純ガスがより完
全に吸着されるようになる。
示領域部分に面するように位置するガス吸着部材を形成
する酸化マグネシウムが、この放電空間の非表示領域部
分内において発生されるいわゆるエージング放電によっ
て活性化されて、この酸化マグネシウムにより、放電ガ
スに混入している例えば水蒸気などの不純ガスがより完
全に吸着されるようになる。
【0029】第4の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第2の発明の構成に加えて、前記ガス吸着部材が、放電
空間の非表示領域部分に面している前記保護層であるこ
とを特徴としている。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第2の発明の構成に加えて、前記ガス吸着部材が、放電
空間の非表示領域部分に面している前記保護層であるこ
とを特徴としている。
【0030】この第4の発明によれば、第1基板の誘電
体層を保護するために酸化マグネシウムなどによって形
成される保護層の放電空間の非表示領域部分に対向する
部分が、ガス吸着部材を構成し、この保護層の放電空間
の非表示領域部分に対向する部分が、放電電極間で発生
されるいわゆるエージング放電によって活性化されて、
放電ガスに混入している例えば水蒸気などの不純ガスの
より完全な吸着を行う。
体層を保護するために酸化マグネシウムなどによって形
成される保護層の放電空間の非表示領域部分に対向する
部分が、ガス吸着部材を構成し、この保護層の放電空間
の非表示領域部分に対向する部分が、放電電極間で発生
されるいわゆるエージング放電によって活性化されて、
放電ガスに混入している例えば水蒸気などの不純ガスの
より完全な吸着を行う。
【0031】第5の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第2の発明の構成に加えて、前記ガス吸着部材が、放電
ガスの導入が行われる放電空間の非表示領域部分におい
て放電ガスの導入路を形成するリブ部材であることを特
徴としている。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第2の発明の構成に加えて、前記ガス吸着部材が、放電
ガスの導入が行われる放電空間の非表示領域部分におい
て放電ガスの導入路を形成するリブ部材であることを特
徴としている。
【0032】この第5の発明によれば、例えば第2基板
の内面側に放電空間内に突出するように形成されてこの
第2基板に形成された通気孔から導入される放電ガスの
導入路を構成するガス導入用のリブ部材が、ガス吸着材
によって形成されるか、またはその表面にガス吸着材に
よる層が形成されることによって、放電ガスに混入して
いる不純ガスの吸着が行われ、さらに、このリブ部材が
形成されている放電空間の非表示領域部分内においてい
わゆるエージング放電が発生されて、このリブ部材を形
成するガス吸着材が活性化されることにより、この不純
ガスの吸着がより完全に行われるようになる。
の内面側に放電空間内に突出するように形成されてこの
第2基板に形成された通気孔から導入される放電ガスの
導入路を構成するガス導入用のリブ部材が、ガス吸着材
によって形成されるか、またはその表面にガス吸着材に
よる層が形成されることによって、放電ガスに混入して
いる不純ガスの吸着が行われ、さらに、このリブ部材が
形成されている放電空間の非表示領域部分内においてい
わゆるエージング放電が発生されて、このリブ部材を形
成するガス吸着材が活性化されることにより、この不純
ガスの吸着がより完全に行われるようになる。
【0033】第6の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、行電
極対を構成するそれぞれの行電極の表示領域部分から延
長されて非表示領域部分まで延びる一部であることを特
徴としている。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、行電
極対を構成するそれぞれの行電極の表示領域部分から延
長されて非表示領域部分まで延びる一部であることを特
徴としている。
【0034】この第6の発明によれば、プラズマディス
プレイパネルの表示領域内において放電発光を発生させ
る行電極対のそれぞれの行電極の一部、例えば互いに対
向されて放電発光を行う透明電極の導電性を補うために
設けられたバス電極が、それぞれプラズマディスプレイ
パネルの表示領域から非表示領域に延長されて形成され
ることにより、放電ガスの導入が行われる放電空間の非
表示領域部分に対向する位置において、互いに所要の間
隔を開けて対向する対の放電電極が構成される。
プレイパネルの表示領域内において放電発光を発生させ
る行電極対のそれぞれの行電極の一部、例えば互いに対
向されて放電発光を行う透明電極の導電性を補うために
設けられたバス電極が、それぞれプラズマディスプレイ
パネルの表示領域から非表示領域に延長されて形成され
ることにより、放電ガスの導入が行われる放電空間の非
表示領域部分に対向する位置において、互いに所要の間
隔を開けて対向する対の放電電極が構成される。
【0035】そして、この非表示領域に張り出すように
形成された対の行電極の一部の間に電圧が印加されるこ
とによって、非表示領域の放電空間内に、ガス吸着部材
の活性化を行ういわゆるエージング放電が発生される。
形成された対の行電極の一部の間に電圧が印加されるこ
とによって、非表示領域の放電空間内に、ガス吸着部材
の活性化を行ういわゆるエージング放電が発生される。
【0036】第7の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第6の発明の構成に加えて、放電ガスの導入後、前記表
示領域部分から延長されて非表示領域部分まで延びる行
電極の一部の少なくとも一方が切断されることを特徴と
している。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第6の発明の構成に加えて、放電ガスの導入後、前記表
示領域部分から延長されて非表示領域部分まで延びる行
電極の一部の少なくとも一方が切断されることを特徴と
している。
【0037】この第7の発明によれば、エージング放電
を発生させる放電電極が、表示領域から非表示領域まで
張り出すように形成された行電極対を構成するそれぞれ
の行電極の一部によって構成される場合に、放電ガスの
導入が終わってエージング放電が終了した後、非表示領
域に張り出している行電極の一部の少なくとも一方が、
例えばレーザなどによって切断される。
を発生させる放電電極が、表示領域から非表示領域まで
張り出すように形成された行電極対を構成するそれぞれ
の行電極の一部によって構成される場合に、放電ガスの
導入が終わってエージング放電が終了した後、非表示領
域に張り出している行電極の一部の少なくとも一方が、
例えばレーザなどによって切断される。
【0038】これによって、プラズマディスプレイパネ
ルの画像表示の動作時に、非表示領域において不要な放
電発光が発生するのが防止される。
ルの画像表示の動作時に、非表示領域において不要な放
電発光が発生するのが防止される。
【0039】なお、このとき、非表示領域に張り出して
いる行電極の一部の一方のみを切断して他方を残すよう
にすることによって、切断しなかった他方の行電極の一
部を、行電極の外部接続用端子として利用することが出
来る。
いる行電極の一部の一方のみを切断して他方を残すよう
にすることによって、切断しなかった他方の行電極の一
部を、行電極の外部接続用端子として利用することが出
来る。
【0040】第8の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、行電
極対を構成する一方の行電極の表示領域部分から延長さ
れて非表示領域部分まで延びる一部と、第2基板の非表
示領域部分に対向する位置に設けられた列電極であるこ
とを特徴としている。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、行電
極対を構成する一方の行電極の表示領域部分から延長さ
れて非表示領域部分まで延びる一部と、第2基板の非表
示領域部分に対向する位置に設けられた列電極であるこ
とを特徴としている。
【0041】この第8の発明によれば、プラズマディス
プレイパネルの表示領域内において放電発光を発生させ
る行電極対の一方の行電極の一部、例えば互いに対向さ
れて放電発光を行う透明電極の導電性を補うために設け
られたバス電極が、プラズマディスプレイパネルの表示
領域から非表示領域に延長されて形成され、さらに、第
2基板の非表示領域部分に対向する位置に列電極が設け
られて、この非表示領域に張り出すように形成された行
電極の一部と非表示領域部分に対向する位置に設けられ
た列電極とによって、プラズマディスプレイパネルの非
表示領域の放電空間を挟んで対向してエージング放電を
発生させる対の放電電極が構成される。
プレイパネルの表示領域内において放電発光を発生させ
る行電極対の一方の行電極の一部、例えば互いに対向さ
れて放電発光を行う透明電極の導電性を補うために設け
られたバス電極が、プラズマディスプレイパネルの表示
領域から非表示領域に延長されて形成され、さらに、第
2基板の非表示領域部分に対向する位置に列電極が設け
られて、この非表示領域に張り出すように形成された行
電極の一部と非表示領域部分に対向する位置に設けられ
た列電極とによって、プラズマディスプレイパネルの非
表示領域の放電空間を挟んで対向してエージング放電を
発生させる対の放電電極が構成される。
【0042】そして、この非表示領域に張り出すように
形成された行電極の一部と列電極との間に電圧が印加さ
れることによって、非表示領域の放電空間内に、ガス吸
着部材の活性化を行ういわゆるエージング放電が発生さ
れる。
形成された行電極の一部と列電極との間に電圧が印加さ
れることによって、非表示領域の放電空間内に、ガス吸
着部材の活性化を行ういわゆるエージング放電が発生さ
れる。
【0043】第9の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、第2
基板の非表示領域部分に対向する位置に互いに間隔を開
けて並設された対の列電極であることを特徴としてい
る。
ネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するために、
第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、第2
基板の非表示領域部分に対向する位置に互いに間隔を開
けて並設された対の列電極であることを特徴としてい
る。
【0044】この第9の発明によれば、第2基板の非表
示領域部分に対向する位置に列電極が互いに所要の間隔
を開けて対となるように設けられて、この対となった列
電極によって、エージング放電を発生させる対の放電電
極が構成される。
示領域部分に対向する位置に列電極が互いに所要の間隔
を開けて対となるように設けられて、この対となった列
電極によって、エージング放電を発生させる対の放電電
極が構成される。
【0045】そして、この対となっている列電極間に電
圧が印加されることによって、非表示領域の放電空間内
に、ガス吸着部材の活性化を行ういわゆるエージング放
電が発生される。
圧が印加されることによって、非表示領域の放電空間内
に、ガス吸着部材の活性化を行ういわゆるエージング放
電が発生される。
【0046】第10の発明によるプラズマディスプレイ
パネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するため
に、第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、
第1基板と第2基板の外面のそれぞれ非表示領域部分に
対向する位置に配置された対の外部電極であることを特
徴としている。
パネルの製造方法は、前記第1の目的を達成するため
に、第1の発明の構成に加えて、前記対の放電電極が、
第1基板と第2基板の外面のそれぞれ非表示領域部分に
対向する位置に配置された対の外部電極であることを特
徴としている。
【0047】この第10の発明によれば、互いに対向さ
れてその間の放電空間が密閉されている第1基板と第2
基板のそれぞれの外面の非表示領域部分に対向する位置
に外部電極が取り付けられて、この外部電極がプラズマ
ディスプレイパネルの非表示領域部分の放電空間を挟ん
で対向されることにより、エージング放電を発生させる
対の放電電極が構成される。
れてその間の放電空間が密閉されている第1基板と第2
基板のそれぞれの外面の非表示領域部分に対向する位置
に外部電極が取り付けられて、この外部電極がプラズマ
ディスプレイパネルの非表示領域部分の放電空間を挟ん
で対向されることにより、エージング放電を発生させる
対の放電電極が構成される。
【0048】そして、この対になっている外部電極間に
電圧が印加されることによって、非表示領域の放電空間
内に、ガス吸着部材の活性化を行ういわゆるエージング
放電が発生される。
電圧が印加されることによって、非表示領域の放電空間
内に、ガス吸着部材の活性化を行ういわゆるエージング
放電が発生される。
【0049】第11の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記第2の目的を達成するために、第1基板
の内面に、行方向に延び列方向に並設されてそれぞれ表
示ラインを形成する複数の行電極対とこの行電極対を被
覆する誘電体層とこの誘電体層を保護する保護層が設け
られ、放電空間を介して対向するように配置された第2
基板の内面に、列方向に延び行方向に並設されて行電極
対と交差する部分の放電空間に単位発光領域を形成する
列電極が設けられ、この第1基板と第2基板との外縁部
が封着されて放電空間が密閉されたプラズマディスプレ
イパネルにおいて、前記単位発光領域が形成される放電
空間の表示領域の外側に位置する非表示領域内において
電圧が印加されることによって放電を発生させる対の放
電電極を備えていることを特徴としている。
パネルは、前記第2の目的を達成するために、第1基板
の内面に、行方向に延び列方向に並設されてそれぞれ表
示ラインを形成する複数の行電極対とこの行電極対を被
覆する誘電体層とこの誘電体層を保護する保護層が設け
られ、放電空間を介して対向するように配置された第2
基板の内面に、列方向に延び行方向に並設されて行電極
対と交差する部分の放電空間に単位発光領域を形成する
列電極が設けられ、この第1基板と第2基板との外縁部
が封着されて放電空間が密閉されたプラズマディスプレ
イパネルにおいて、前記単位発光領域が形成される放電
空間の表示領域の外側に位置する非表示領域内において
電圧が印加されることによって放電を発生させる対の放
電電極を備えていることを特徴としている。
【0050】この第11の発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、プラズマディスプレイパネルの製造工程
において、第1基板と第2基板が放電空間を介して互い
に対向されてこの第1基板と第2基板の外縁部が封着さ
れることにより放電空間が密閉された後、プラズマディ
スプレイパネルの放電発光により画像の表示が行われる
表示領域部分以外の非表示領域部分において、例えば第
1基板または第2基板の一方に形成された通気孔から放
電空間内に放電ガスが導入される際に、または、放電ガ
スの導入後に、この放電ガスの導入が行われる放電空間
の非表示領域部分に対向する位置に配置された少なくと
も一対の放電電極間に電圧を印加して、放電ガスの導入
が行われている放電空間の非表示領域部分内においてこ
の対の放電電極間に、いわゆるエージング放電と呼ばれ
る放電を発生させる。
レイパネルは、プラズマディスプレイパネルの製造工程
において、第1基板と第2基板が放電空間を介して互い
に対向されてこの第1基板と第2基板の外縁部が封着さ
れることにより放電空間が密閉された後、プラズマディ
スプレイパネルの放電発光により画像の表示が行われる
表示領域部分以外の非表示領域部分において、例えば第
1基板または第2基板の一方に形成された通気孔から放
電空間内に放電ガスが導入される際に、または、放電ガ
スの導入後に、この放電ガスの導入が行われる放電空間
の非表示領域部分に対向する位置に配置された少なくと
も一対の放電電極間に電圧を印加して、放電ガスの導入
が行われている放電空間の非表示領域部分内においてこ
の対の放電電極間に、いわゆるエージング放電と呼ばれ
る放電を発生させる。
【0051】これによって、放電ガスの導入が行われる
放電空間の非表示領域部分に面するように位置する保護
層や誘電体層が活性化されて、その放電空間に導入され
る放電ガスに混入している例えば水蒸気などの不純ガス
の吸着性が向上される。
放電空間の非表示領域部分に面するように位置する保護
層や誘電体層が活性化されて、その放電空間に導入され
る放電ガスに混入している例えば水蒸気などの不純ガス
の吸着性が向上される。
【0052】したがって、上記第11の発明によれば、
製造工程において、放電空間内に導入される放電ガスに
含まれる不純ガスをより完全に除去して、放電空間の全
域において良好な放電特性を得ることが出来るプラズマ
ディスプレイパネルを提供することが出来るようにな
る。
製造工程において、放電空間内に導入される放電ガスに
含まれる不純ガスをより完全に除去して、放電空間の全
域において良好な放電特性を得ることが出来るプラズマ
ディスプレイパネルを提供することが出来るようにな
る。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0054】図1ないし3は、この発明の実施形態の第
1の例を説明するためのプラズマディスプレイパネル
(以下、PDPという)の放電ガスの導入部分の構成を
示す正面図であり、図2は図1のV1−V1線における
断面図、図3は図1のW1−W1線における断面図であ
る。
1の例を説明するためのプラズマディスプレイパネル
(以下、PDPという)の放電ガスの導入部分の構成を
示す正面図であり、図2は図1のV1−V1線における
断面図、図3は図1のW1−W1線における断面図であ
る。
【0055】この図1ないし3に示されるPDPは、後
述する行電極対の構成以外の部分の構成は、従来のPD
Pとほぼ同様であり、同一部分については、図7ないし
9のPDPと同一の符号が付されている。
述する行電極対の構成以外の部分の構成は、従来のPD
Pとほぼ同様であり、同一部分については、図7ないし
9のPDPと同一の符号が付されている。
【0056】図1ないし3において、前面ガラス基板1
の背面側に行方向(図1において左右方向)に延びるよ
うに形成された行電極対(X,Y)が、列方向(図1に
おいて上下方向)に並設されている。
の背面側に行方向(図1において左右方向)に延びるよ
うに形成された行電極対(X,Y)が、列方向(図1に
おいて上下方向)に並設されている。
【0057】この行電極対(X,Y)を構成する行電極
XとYは、それぞれ、透明電極Xa,Yaとバス電極X
b,Ybによって構成されている。
XとYは、それぞれ、透明電極Xa,Yaとバス電極X
b,Ybによって構成されている。
【0058】この行電極対(X,Y)は、PDPの製造
工程における前面ガラス基板1への行電極XとYの形成
時に、行電極XとYのそれぞれのバス電極XbとYb
が、前面ガラス基板1が背面ガラス基板4と組み合わさ
れた際に、画像の表示領域から前面ガラス基板1と背面
ガラス基板4の外周縁を封着するガラス壁9が形成され
る部分に到達する位置まで延びる長さに形成される。
工程における前面ガラス基板1への行電極XとYの形成
時に、行電極XとYのそれぞれのバス電極XbとYb
が、前面ガラス基板1が背面ガラス基板4と組み合わさ
れた際に、画像の表示領域から前面ガラス基板1と背面
ガラス基板4の外周縁を封着するガラス壁9が形成され
る部分に到達する位置まで延びる長さに形成される。
【0059】これによって、前面ガラス基板1と背面ガ
ラス基板4が組み合わされた際に、行電極XとYのバス
電極XbおよびYbが、それぞれPDPのガス導入路R
を含む画像の非表示領域となる部分に跨る位置に位置さ
れる。
ラス基板4が組み合わされた際に、行電極XとYのバス
電極XbおよびYbが、それぞれPDPのガス導入路R
を含む画像の非表示領域となる部分に跨る位置に位置さ
れる。
【0060】このように前面ガラス基板1と背面ガラス
基板4が組み合わされて、行電極XとYのそれぞれのバ
ス電極XbとYbがPDPの非表示領域となる部分に跨
っている状態で、通気孔8から放電ガスの導入が行われ
る。
基板4が組み合わされて、行電極XとYのそれぞれのバ
ス電極XbとYbがPDPの非表示領域となる部分に跨
っている状態で、通気孔8から放電ガスの導入が行われ
る。
【0061】このとき、バス電極XbとYb間に電圧が
印加されて、このバス電極XbとYb間に放電(以下、
この放電をエージング放電という)が発生される。
印加されて、このバス電極XbとYb間に放電(以下、
この放電をエージング放電という)が発生される。
【0062】このエージング放電によって、PDPの非
表示領域部分に位置する保護層3を構成するMgO層が
活性化され、さらには、ガス導入リブ10に不純ガスを
吸着するためのMgO層が形成されている場合には、こ
のガス導入リブ10のMgO層の活性化も行われる。
表示領域部分に位置する保護層3を構成するMgO層が
活性化され、さらには、ガス導入リブ10に不純ガスを
吸着するためのMgO層が形成されている場合には、こ
のガス導入リブ10のMgO層の活性化も行われる。
【0063】このようにして、放電ガスの導入時にPD
Pの非表示領域部分において発生されるエージング放電
により、この非表示領域部分の放電空間に面するMgO
層が活性化されることによって、放電ガスの導入時に混
入する不純ガスのMgO層による吸着がより完全に行わ
れるようになるため、特に、非表示領域との境界付近の
表示領域部分の放電空間内において、放電特性がさらに
安定化するようになる。
Pの非表示領域部分において発生されるエージング放電
により、この非表示領域部分の放電空間に面するMgO
層が活性化されることによって、放電ガスの導入時に混
入する不純ガスのMgO層による吸着がより完全に行わ
れるようになるため、特に、非表示領域との境界付近の
表示領域部分の放電空間内において、放電特性がさらに
安定化するようになる。
【0064】このPDPの非表示領域に張り出している
バス電極Xb,Ybの部分は、エージング放電の発生後
レーザなどによって切断され、これによって、画像表示
の動作時に、非表示領域において不要な放電発光が発生
するのが防止される。
バス電極Xb,Ybの部分は、エージング放電の発生後
レーザなどによって切断され、これによって、画像表示
の動作時に、非表示領域において不要な放電発光が発生
するのが防止される。
【0065】このとき、バス電極Xb,Ybのうち、一
方のバス電極のみを切断するようにすれば、切断しなか
った他方のバス電極を、外部接続用端子として利用する
ことが出来る。
方のバス電極のみを切断するようにすれば、切断しなか
った他方のバス電極を、外部接続用端子として利用する
ことが出来る。
【0066】なお、PDPの製造工程の放電ガス導入時
に混入する不純ガスによって放電特性が不安定になる可
能性が高いのは、通気孔8の付近や、ガス導入リブ10
が設けられている場合にはその先端部付近の放電空間で
あり、このため、上記のPDPの製造工程において、P
DPの表示領域側から非表示領域側に張り出すバス電極
Xb,Ybを、これらの放電特性が不安定になる可能性
が高い放電空間に隣接ずる非表示領域に対向する部分の
みに形成して、エージング放電を発生するようにしても
良い。
に混入する不純ガスによって放電特性が不安定になる可
能性が高いのは、通気孔8の付近や、ガス導入リブ10
が設けられている場合にはその先端部付近の放電空間で
あり、このため、上記のPDPの製造工程において、P
DPの表示領域側から非表示領域側に張り出すバス電極
Xb,Ybを、これらの放電特性が不安定になる可能性
が高い放電空間に隣接ずる非表示領域に対向する部分の
みに形成して、エージング放電を発生するようにしても
良い。
【0067】図4は、この発明の製造方法の実施形態の
第2の例を説明するためのPDPの放電ガスの導入部分
における構成を示す断面図である。
第2の例を説明するためのPDPの放電ガスの導入部分
における構成を示す断面図である。
【0068】この図4は、上記例における図3と同じ位
置における断面図であって、PDPの非表示領域部分に
は、行電極X,Yのバス電極Xb,Ybのうち一方のバ
ス電極(図示の例ではバス電極Yb)が張り出すように
形成されている。
置における断面図であって、PDPの非表示領域部分に
は、行電極X,Yのバス電極Xb,Ybのうち一方のバ
ス電極(図示の例ではバス電極Yb)が張り出すように
形成されている。
【0069】そして、このPDPの非表示領域部分にお
いて、背面ガラス基板4の前面ガラス基板1と対向する
側の面に、ダミー・アドレス電極Ddが形成されてい
る。
いて、背面ガラス基板4の前面ガラス基板1と対向する
側の面に、ダミー・アドレス電極Ddが形成されてい
る。
【0070】なお、図4には、ダミー・アドレス電極D
dが、背面ガラス基板4のガス導入路R内に対向する部
分とガス導入リブ10の外側の非表示領域に対向する部
分に二本形成されている例が示されているが、何れか一
本でも良く、または、さらに数を増やして形成するよう
にしても良い。
dが、背面ガラス基板4のガス導入路R内に対向する部
分とガス導入リブ10の外側の非表示領域に対向する部
分に二本形成されている例が示されているが、何れか一
本でも良く、または、さらに数を増やして形成するよう
にしても良い。
【0071】この例においては、エージング放電が、こ
のダミー・アドレス電極Ddと非表示領域部分に張り出
すように形成されているバス電極Ybとの間で発生さ
れ、これによって、保護層3を構成するMgO層やガス
導入リブ10に形成されたMgO層が活性化されて、放
電ガスに混入している不純ガスの吸着がより完全に行わ
れるようになる。
のダミー・アドレス電極Ddと非表示領域部分に張り出
すように形成されているバス電極Ybとの間で発生さ
れ、これによって、保護層3を構成するMgO層やガス
導入リブ10に形成されたMgO層が活性化されて、放
電ガスに混入している不純ガスの吸着がより完全に行わ
れるようになる。
【0072】そして、PDPの画像表示動作時には、こ
のダミー・アドレス電極Ddには電流が流されないの
で、非表示領域において不要な放電発光が発生する虞は
ない。
のダミー・アドレス電極Ddには電流が流されないの
で、非表示領域において不要な放電発光が発生する虞は
ない。
【0073】また、この例においても、PDPの非表示
領域に張り出すように形成されたバス電極Ybは、その
まま外部接続用端子として利用することが出来る。
領域に張り出すように形成されたバス電極Ybは、その
まま外部接続用端子として利用することが出来る。
【0074】図5は、この発明の製造方法の実施形態の
第3の例を説明するためのPDPの放電ガスの導入部分
における構成を示す断面図である。
第3の例を説明するためのPDPの放電ガスの導入部分
における構成を示す断面図である。
【0075】この図5は、上記例における図3と同じ位
置における断面図であって、PDPの非表示領域部分に
おいて、背面ガラス基板4の前面ガラス基板1と対向す
る側の面に、対となったダミー・アドレス電極Dd1と
Dd2が互いに所要の間隔を開けて平行に延びるように
形成されている。
置における断面図であって、PDPの非表示領域部分に
おいて、背面ガラス基板4の前面ガラス基板1と対向す
る側の面に、対となったダミー・アドレス電極Dd1と
Dd2が互いに所要の間隔を開けて平行に延びるように
形成されている。
【0076】なお、図5には、対となったダミー・アド
レス電極Dd1とDd2が、背面ガラス基板4のガス導
入路R内に対向する部分とガス導入リブ10の外側の非
表示領域に対向する部分に二対形成されている例が示さ
れているが、何れか一方でも良く、または、さらに数を
増やして形成するようにしても良い。
レス電極Dd1とDd2が、背面ガラス基板4のガス導
入路R内に対向する部分とガス導入リブ10の外側の非
表示領域に対向する部分に二対形成されている例が示さ
れているが、何れか一方でも良く、または、さらに数を
増やして形成するようにしても良い。
【0077】この例においては、エージング放電が、そ
れぞれの対のダミー・アドレス電極Dd1とDd2間に
おいて発生され、これによって、保護層3を構成するM
gO層やガス導入リブ10に形成されたMgO層が活性
化されて、放電ガスに混入している不純ガスの吸着がよ
り完全に行われるようになる。
れぞれの対のダミー・アドレス電極Dd1とDd2間に
おいて発生され、これによって、保護層3を構成するM
gO層やガス導入リブ10に形成されたMgO層が活性
化されて、放電ガスに混入している不純ガスの吸着がよ
り完全に行われるようになる。
【0078】そして、PDPの画像表示動作時には、こ
のダミー・アドレス電極Dd1とDd2には電流が流さ
れないので、非表示領域において不要な放電発光が発生
する虞はない。
のダミー・アドレス電極Dd1とDd2には電流が流さ
れないので、非表示領域において不要な放電発光が発生
する虞はない。
【0079】なお、この例においては、バス電極Ybが
PDPの非表示領域に張り出すように形成されていて、
外部接続用端子として使用されるようになっている。
PDPの非表示領域に張り出すように形成されていて、
外部接続用端子として使用されるようになっている。
【0080】図6は、この発明の製造方法の実施形態の
第4の例を説明するためのPDPの放電ガスの導入部分
における構成を示す断面図である。
第4の例を説明するためのPDPの放電ガスの導入部分
における構成を示す断面図である。
【0081】この図6は、上記例における図3と同じ位
置における断面図であって、製造工程において、ガラス
壁9による放電空間の密閉が行われた後、前面ガラス基
板1の表面と背面ガラス基板4の背面のそれぞれPDP
の非表示領域部分に対向する部分に、一対の外部電極E
1とE2が取り付けられる。
置における断面図であって、製造工程において、ガラス
壁9による放電空間の密閉が行われた後、前面ガラス基
板1の表面と背面ガラス基板4の背面のそれぞれPDP
の非表示領域部分に対向する部分に、一対の外部電極E
1とE2が取り付けられる。
【0082】そして、この外部電極E1とE2間に高電
圧の高周波パルスを印加することにより、PDPの非表
示領域部分の放電空間内において、外部電極E1とE2
間にエージング放電が発生され、これによって、保護層
3を構成するMgO層やガス導入リブ10に形成された
MgO層が活性化されて、放電ガスに混入している不純
ガスの吸着がより完全に行われるようになる。
圧の高周波パルスを印加することにより、PDPの非表
示領域部分の放電空間内において、外部電極E1とE2
間にエージング放電が発生され、これによって、保護層
3を構成するMgO層やガス導入リブ10に形成された
MgO層が活性化されて、放電ガスに混入している不純
ガスの吸着がより完全に行われるようになる。
【0083】この外部電極E1,E2は、エージング放
電の発生後、取り外される。
電の発生後、取り外される。
【0084】なお、この例においても、バス電極Ybが
PDPの非表示領域に張り出すように形成されていて、
外部接続用端子として使用されるようになっている。
PDPの非表示領域に張り出すように形成されていて、
外部接続用端子として使用されるようになっている。
【0085】以上の各例の他、PDPの非表示領域にお
いてエージング放電を発生させるために、この非表示領
域にエージング用の放電セルを設けて、このエージング
用放電セルに対向する位置に、例えば、表示領域の放電
セルの場合よりも間隔が広い一対のバス電極または透明
電極を形成することにより、このエージング用放電セル
における放電開始電圧を表示領域の放電セルの場合より
も高く設定するようにしても良い。
いてエージング放電を発生させるために、この非表示領
域にエージング用の放電セルを設けて、このエージング
用放電セルに対向する位置に、例えば、表示領域の放電
セルの場合よりも間隔が広い一対のバス電極または透明
電極を形成することにより、このエージング用放電セル
における放電開始電圧を表示領域の放電セルの場合より
も高く設定するようにしても良い。
【0086】これによって、エージング用放電セルに対
向する一対のバス電極間または透明電極間に、PDPの
表示動作時よりも高電圧のパルスを印加することによ
り、PDPの製造工程時にのみ、PDPの非表示領域の
放電空間にエージング放電を発生させることができるよ
うになる。
向する一対のバス電極間または透明電極間に、PDPの
表示動作時よりも高電圧のパルスを印加することによ
り、PDPの製造工程時にのみ、PDPの非表示領域の
放電空間にエージング放電を発生させることができるよ
うになる。
【0087】また、上記の各例においては、非表示領域
のMgO層をエージング放電によって活性化する構成が
示されているが、これに限らす、放電空間に面する誘電
体層表面やガラス壁内面,ガス導入リブ側面を同様にエ
ージング放電によって活性化するようにしても良い。
のMgO層をエージング放電によって活性化する構成が
示されているが、これに限らす、放電空間に面する誘電
体層表面やガラス壁内面,ガス導入リブ側面を同様にエ
ージング放電によって活性化するようにしても良い。
【0088】さらにまた、通気孔の付近の領域に限ら
ず、非表示領域の放電空間に面する表面をエージング放
電によって活性化することにより、放電ガスに含まれる
不純ガスのみならず、周囲フリット(ガラス壁9)から
放出される不純ガスの吸着性を高めることも出来る。
ず、非表示領域の放電空間に面する表面をエージング放
電によって活性化することにより、放電ガスに含まれる
不純ガスのみならず、周囲フリット(ガラス壁9)から
放出される不純ガスの吸着性を高めることも出来る。
【図1】この発明の実施形態における第1の例が実施さ
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
正面図である。
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
正面図である。
【図2】図1のV1−V1線における断面図である。
【図3】図1のW1−W1線における断面図である。
【図4】この発明の実施形態における第2の例が実施さ
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
断面図である。
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
断面図である。
【図5】この発明の実施形態における第3の例が実施さ
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
断面図である。
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
断面図である。
【図6】この発明の実施形態における第4の例が実施さ
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
断面図である。
れるプラズマディスプレイパネルの一部を模式的に表す
断面図である。
【図7】従来のプラズマディスプレイパネルの構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】従来のプラズマディスプレイパネルの放電ガス
導入部分の構成を示す正面図である。
導入部分の構成を示す正面図である。
【図9】図8のW−W線における断面図である。
1 …前面ガラス基板(第1基板)
2 …誘電体層
3 …保護層
4 …背面ガラス基板(第2基板)
5 …列電極保護層
6 …隔壁
7 …蛍光体層
8 …通気孔
9 …ガラス壁
10 …ガス導入リブ(リブ部材)
X,Y …行電極
Xa,Ya …透明電極
Xb,Yb …バス電極(行電極の一部,放
電電極) D …列電極 Dd,Dd1,Dd2 …ダミー・アドレス電極(列電
極,放電電極) E1,E2 …外部電極(放電電極) R …ガス導入路
電電極) D …列電極 Dd,Dd1,Dd2 …ダミー・アドレス電極(列電
極,放電電極) E1,E2 …外部電極(放電電極) R …ガス導入路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5C012 AA09 VV02 VV04
5C040 HA04 HA08 HA10 JA23 JA24
LA05 LA17 MA22
Claims (11)
- 【請求項1】 行方向に延び列方向に並設されてそれぞ
れ表示ラインを形成する複数の行電極対とこの行電極対
を被覆する誘電体層とこの誘電体層を保護する保護層が
内面側に設けられた第1基板と、列方向に延び行方向に
並設された列電極が内面側に設けられた第2基板とが、
放電空間を介して互いに対向されて、この第1基板と第
2基板との外縁部が封着されることによって放電空間が
密閉された後、第1基板の行電極対と第2基板の列電極
とが交差する位置にそれぞれ単位発光領域が構成される
表示領域の外側に位置する放電空間の非表示領域部分か
ら放電空間内に放電ガスを導入するプラズマディスプレ
イパネルの製造方法において、 前記放電空間の非表示領域内において放電を発生させる
対の放電電極が配置されて、放電空間内に放電ガスの導
入が行われるときまたは放電ガスの導入後に放電電極間
に電圧が印加されて放電が発生される、 ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方
法。 - 【請求項2】 前記放電ガスの導入が行われる放電空間
の非表示領域部分に、ガス吸着材によって形成されたガ
ス吸着部材が放電空間に面するように配置されている請
求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方
法。 - 【請求項3】 前記ガス吸着部材を形成するガス吸着材
が、酸化マグネシウムである請求項2に記載のプラズマ
ディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項4】 前記ガス吸着部材が、放電空間の非表示
領域部分に面している前記保護層である請求項2に記載
のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項5】 前記ガス吸着部材が、放電ガスの導入が
行われる放電空間の非表示領域部分において放電ガスの
導入路を形成するリブ部材である請求項2に記載のプラ
ズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項6】 前記対の放電電極が、行電極対を構成す
るそれぞれの行電極の表示領域部分から延長されて非表
示領域部分まで延びる一部である請求項1に記載のプラ
ズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項7】 放電ガスの導入後、前記表示領域部分か
ら延長されて非表示領域部分まで延びる行電極の一部の
少なくとも一方が切断される請求項6に記載のプラズマ
ディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項8】 前記対の放電電極が、行電極対を構成す
る一方の行電極の表示領域部分から延長されて非表示領
域部分まで延びる一部と、第2基板の非表示領域部分に
対向する位置に設けられた列電極である請求項1に記載
のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項9】 前記対の放電電極が、第2基板の非表示
領域部分に対向する位置に互いに間隔を開けて並設され
た対の列電極である請求項1に記載のプラズマディスプ
レイパネルの製造方法。 - 【請求項10】 前記対の放電電極が、第1基板と第2
基板の外面のそれぞれ非表示領域部分に対向する位置に
配置された対の外部電極である請求項1に記載のプラズ
マディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項11】 第1基板の内面に、行方向に延び列方
向に並設されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行
電極対とこの行電極対を被覆する誘電体層とこの誘電体
層を保護する保護層が設けられ、放電空間を介して対向
するように配置された第2基板の内面に、列方向に延び
行方向に並設されて行電極対と交差する部分の放電空間
に単位発光領域を形成する列電極が設けられ、この第1
基板と第2基板との外縁部が封着されて放電空間が密閉
されたプラズマディスプレイパネルにおいて、 前記単位発光領域が形成される放電空間の表示領域の外
側に位置する非表示領域内において電圧が印加されるこ
とによって放電を発生させる対の放電電極を備えてい
る、 ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US10/247,333 US6821177B2 (en) | 2001-11-30 | 2002-09-20 | Method of manufacturing plasma display panel and plasma display panel |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366448A JP2003168366A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法およびプラズマディスプレイパネル |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003168366A true JP2003168366A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19176343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001366448A Pending JP2003168366A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法およびプラズマディスプレイパネル |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003168366A (ja) |
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US7329990B2 (en) * | 2002-12-27 | 2008-02-12 | Lg Electronics Inc. | Plasma display panel having different sized electrodes and/or gaps between electrodes |
KR101038188B1 (ko) * | 2004-11-01 | 2011-06-01 | 주식회사 오리온 | 디스플레이 영역에 배기홀이 형성되는 평판 표시 패널 |
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KR100670270B1 (ko) * | 2005-01-17 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
KR100627371B1 (ko) * | 2005-04-01 | 2006-09-22 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
KR100637238B1 (ko) * | 2005-08-27 | 2006-10-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널과, 이의 제조 방법 |
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JP4017057B2 (ja) * | 1999-04-27 | 2007-12-05 | 株式会社日立プラズマパテントライセンシング | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
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2001
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-
2002
- 2002-09-20 US US10/247,333 patent/US6821177B2/en not_active Expired - Fee Related
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