JP2003165025A - 歯車研削機の初期位相合わせ方法および装置 - Google Patents
歯車研削機の初期位相合わせ方法および装置Info
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- JP2003165025A JP2003165025A JP2001366679A JP2001366679A JP2003165025A JP 2003165025 A JP2003165025 A JP 2003165025A JP 2001366679 A JP2001366679 A JP 2001366679A JP 2001366679 A JP2001366679 A JP 2001366679A JP 2003165025 A JP2003165025 A JP 2003165025A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な工程および構成で、研削工具とワークと
の初期位相合わせを効率的かつ高精度に行うことを可能
にする。 【解決手段】初期位相合わせ装置40は、ワーク軸50
のサーボゲインを設定するサーボゲイン設定部90と、
前記ワーク軸50の回転速度を検出する速度検出部92
と、ワークWの歯面82R、82Lと研削工具60の研
削面84とが接触してワークWの歯面82R、82Lと
研削工具60の研削面84とが接触して前記ワーク軸5
0が停止した際に、前記ワーク軸50の位置データを検
出する接触位置検出部94とを備える。
の初期位相合わせを効率的かつ高精度に行うことを可能
にする。 【解決手段】初期位相合わせ装置40は、ワーク軸50
のサーボゲインを設定するサーボゲイン設定部90と、
前記ワーク軸50の回転速度を検出する速度検出部92
と、ワークWの歯面82R、82Lと研削工具60の研
削面84とが接触してワークWの歯面82R、82Lと
研削工具60の研削面84とが接触して前記ワーク軸5
0が停止した際に、前記ワーク軸50の位置データを検
出する接触位置検出部94とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺旋条が刻設され
た研削工具でワークを研削するために、前記研削工具と
前記ワークとの初期噛合時の位相合わせを行う歯車研削
機の初期位相合わせ方法および装置に関する。
た研削工具でワークを研削するために、前記研削工具と
前記ワークとの初期噛合時の位相合わせを行う歯車研削
機の初期位相合わせ方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、歯車研削機は、螺旋条が刻設
された研削工具を取着した工具軸と、ワークを取着した
ワーク軸とを同期して回転駆動させることにより、前記
研削工具で前記ワークである歯車の歯面を研削するよう
に構成されている。この場合、高精度な研削処理を行う
ために、研削工具とワークとの位相を正確に一致させる
必要がある。
された研削工具を取着した工具軸と、ワークを取着した
ワーク軸とを同期して回転駆動させることにより、前記
研削工具で前記ワークである歯車の歯面を研削するよう
に構成されている。この場合、高精度な研削処理を行う
ために、研削工具とワークとの位相を正確に一致させる
必要がある。
【0003】そこで、本出願人は、研削工具をワークで
ある歯車に自動的かつ正確に噛合させることを可能にし
た歯車研削機における自動噛合装置を提案している(特
公昭62−38089号公報)。
ある歯車に自動的かつ正確に噛合させることを可能にし
た歯車研削機における自動噛合装置を提案している(特
公昭62−38089号公報)。
【0004】この歯車研削機における自動噛合装置で
は、図9に示すように、ベッド2上に切り込みテーブル
4が切り込みモータ6を介して矢印A方向(切り込み方
向)に進退可能に配設されている。切り込みテーブル4
上には、トラバーステーブル8がトラバースモータ10
を介して矢印A方向に直交する矢印B方向(トラバース
方向)に進退可能に配置され、前記トラバーステーブル
8上にワークWおよびワークセンサ12が配設される。
ワークWは、モータ14に電磁クラッチ16を介して接
続されるとともに、ワークセンサ12は、前記ワークW
が回転する際にその歯数を光学的に検出して所定のパル
スを発生させる。
は、図9に示すように、ベッド2上に切り込みテーブル
4が切り込みモータ6を介して矢印A方向(切り込み方
向)に進退可能に配設されている。切り込みテーブル4
上には、トラバーステーブル8がトラバースモータ10
を介して矢印A方向に直交する矢印B方向(トラバース
方向)に進退可能に配置され、前記トラバーステーブル
8上にワークWおよびワークセンサ12が配設される。
ワークWは、モータ14に電磁クラッチ16を介して接
続されるとともに、ワークセンサ12は、前記ワークW
が回転する際にその歯数を光学的に検出して所定のパル
スを発生させる。
【0005】ベッド2上には、コラム18を介して旋回
テーブル20が保持され、この旋回テーブル20は、図
示しないモータにより矢印C方向に旋回するとともに、
前記旋回テーブル20上にシフトテーブル22が設けら
れる。このシフトテーブル22は、シフト用モータ24
を介して矢印D方向に移動するとともに、前記シフトテ
ーブル22には砥石スピンドルユニット26が装着され
る。砥石スピンドルユニット26はモータ28を備えて
おり、このモータ28を介して砥石30が回転駆動され
る。
テーブル20が保持され、この旋回テーブル20は、図
示しないモータにより矢印C方向に旋回するとともに、
前記旋回テーブル20上にシフトテーブル22が設けら
れる。このシフトテーブル22は、シフト用モータ24
を介して矢印D方向に移動するとともに、前記シフトテ
ーブル22には砥石スピンドルユニット26が装着され
る。砥石スピンドルユニット26はモータ28を備えて
おり、このモータ28を介して砥石30が回転駆動され
る。
【0006】砥石スピンドルユニット26は、砥石30
の回転を検出するための第1パルス発生器32を備える
一方、トラバーステーブル8には、モータ14の回転を
検出するための第2パルス発生器34が取り付けられて
いる。
の回転を検出するための第1パルス発生器32を備える
一方、トラバーステーブル8には、モータ14の回転を
検出するための第2パルス発生器34が取り付けられて
いる。
【0007】このような構成において、まず、電磁クラ
ッチ16を解除した状態で、切り込みモータ6が付勢さ
れて切り込みテーブル4が前進する。その際、モータ2
8が滅勢されており、手動により砥石30とワークWと
が噛合されて位相合わせが行われる。
ッチ16を解除した状態で、切り込みモータ6が付勢さ
れて切り込みテーブル4が前進する。その際、モータ2
8が滅勢されており、手動により砥石30とワークWと
が噛合されて位相合わせが行われる。
【0008】次いで、モータ28が低速で回転されると
ともに、これに同期してモータ14が回転駆動されるこ
とにより、砥石30とワークWとが同期回転する。この
状態で、図10に示すように、第1パルス発生器32の
零点(0点)を起点として、この第1パルス発生器32
のA相のパルス数をワークセンサ12からのパルス出力
があるまで計数する。そして、第1パルス発生器32か
らのパルス計数値に基づいて、砥石30とワークWの初
期位相合わせが行われている。
ともに、これに同期してモータ14が回転駆動されるこ
とにより、砥石30とワークWとが同期回転する。この
状態で、図10に示すように、第1パルス発生器32の
零点(0点)を起点として、この第1パルス発生器32
のA相のパルス数をワークセンサ12からのパルス出力
があるまで計数する。そして、第1パルス発生器32か
らのパルス計数値に基づいて、砥石30とワークWの初
期位相合わせが行われている。
【0009】ところで、上記の従来技術では、初期位相
合わせの状態で、砥石30のねじ山部がワークWの歯部
の両側の歯面の中央に正確に噛み合うことが保証されな
いという懸念がある。そこで、例えば、特開平9−17
4330号公報では、上記のような初期歯合わせ処理を
行った後、砥石30とワークWとの最終歯合わせ処理を
行うことにより、研削に先立つ前記砥石30と前記ワー
クWの間の歯合わせを高精度に実現しようとする提案が
なされている。
合わせの状態で、砥石30のねじ山部がワークWの歯部
の両側の歯面の中央に正確に噛み合うことが保証されな
いという懸念がある。そこで、例えば、特開平9−17
4330号公報では、上記のような初期歯合わせ処理を
行った後、砥石30とワークWとの最終歯合わせ処理を
行うことにより、研削に先立つ前記砥石30と前記ワー
クWの間の歯合わせを高精度に実現しようとする提案が
なされている。
【0010】具体的には、ワーク側サーボ駆動装置のサ
ーボ系の位置ループゲインをワークWの歯面の研削に適
した通常の高い値から大幅に低い値に下げた状態で、切
り込みモータ6の作用下にワークWが切り込み方向に前
進する。その際、砥石30のねじ山部がワークWの歯部
の間に入るとともに、前記ねじ山部の研削面と前記歯部
の歯面との間の距離が次第に減少するような正逆両回転
方向における位置オフセット指令が与えられる。
ーボ系の位置ループゲインをワークWの歯面の研削に適
した通常の高い値から大幅に低い値に下げた状態で、切
り込みモータ6の作用下にワークWが切り込み方向に前
進する。その際、砥石30のねじ山部がワークWの歯部
の間に入るとともに、前記ねじ山部の研削面と前記歯部
の歯面との間の距離が次第に減少するような正逆両回転
方向における位置オフセット指令が与えられる。
【0011】ここで、位置ループゲインが低い値に切り
替えられており、ねじ山部の研削面と歯部の歯面とが接
触してもこの歯面の研削が行われない。そして、サーボ
誤差検出手段は、位置ループゲインが低い値に切り替え
られたサーボ駆動装置に対応するワーク軸、または、砥
石軸の位置の位置オフセットが与えられた指令値と検出
値(実際の位置)との差(サーボ誤差)を正逆両回転方
向において検出している。
替えられており、ねじ山部の研削面と歯部の歯面とが接
触してもこの歯面の研削が行われない。そして、サーボ
誤差検出手段は、位置ループゲインが低い値に切り替え
られたサーボ駆動装置に対応するワーク軸、または、砥
石軸の位置の位置オフセットが与えられた指令値と検出
値(実際の位置)との差(サーボ誤差)を正逆両回転方
向において検出している。
【0012】このようにして検出された正逆両回転方向
の各サーボ誤差に基づいて、噛合位置検出手段が最適な
噛合位置を算出し、さらに、この最適な噛合位置に基づ
いて、噛合位置補正手段が噛合位置の補正を行ってい
る。
の各サーボ誤差に基づいて、噛合位置検出手段が最適な
噛合位置を算出し、さらに、この最適な噛合位置に基づ
いて、噛合位置補正手段が噛合位置の補正を行ってい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、研削に先立って各ワーク毎に、前記ワー
クと砥石との初期歯合わせ処理と、最終歯合わせ処理と
が行われている。これにより、研削前処理に相当に多く
の時間がかかってしまい、歯車研削処理の効率化が容易
に遂行されないという問題が指摘されている。
従来技術では、研削に先立って各ワーク毎に、前記ワー
クと砥石との初期歯合わせ処理と、最終歯合わせ処理と
が行われている。これにより、研削前処理に相当に多く
の時間がかかってしまい、歯車研削処理の効率化が容易
に遂行されないという問題が指摘されている。
【0014】また、上記の従来技術を初期歯合わせ処理
に、直接、採用しようとしても、異なるワーク毎に位置
オフセット指令値を変更しなければならず、作業が煩雑
化してしまう。しかも、位置ループゲインを大幅に低い
値に下げても、ワークとの接触による砥石の摩耗が発生
するおそれがある。
に、直接、採用しようとしても、異なるワーク毎に位置
オフセット指令値を変更しなければならず、作業が煩雑
化してしまう。しかも、位置ループゲインを大幅に低い
値に下げても、ワークとの接触による砥石の摩耗が発生
するおそれがある。
【0015】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な工程および構成で、研削工具とワークとの初
期位相合わせを良好に行うとともに、歯車研削処理全体
の効率化が遂行可能な歯車研削機の初期位相合わせ方法
および装置を提供することを目的とする。
り、簡単な工程および構成で、研削工具とワークとの初
期位相合わせを良好に行うとともに、歯車研削処理全体
の効率化が遂行可能な歯車研削機の初期位相合わせ方法
および装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る歯車研削機
の初期位相合わせ方法および装置では、ワークが取着さ
れたワーク軸を一方向に回転させるとともに、前記ワー
ク軸の回転速度を検出する。そして、ワークの歯面が研
削工具の研削面に接触することによりワーク軸の回転が
停止したことを検出し、この検出された際の角度位置を
前記ワーク軸の一方向接触位置データとして得る。
の初期位相合わせ方法および装置では、ワークが取着さ
れたワーク軸を一方向に回転させるとともに、前記ワー
ク軸の回転速度を検出する。そして、ワークの歯面が研
削工具の研削面に接触することによりワーク軸の回転が
停止したことを検出し、この検出された際の角度位置を
前記ワーク軸の一方向接触位置データとして得る。
【0017】一方、ワーク軸を他方向に回転させるとと
もに、前記ワーク軸の回転速度を検出する。さらに、ワ
ークの歯面が研削工具の研削面に接触することによりワ
ーク軸の回転が停止したことを検出し、この検出された
際の角度位置を前記ワーク軸の他方向接触位置データと
して得る。
もに、前記ワーク軸の回転速度を検出する。さらに、ワ
ークの歯面が研削工具の研削面に接触することによりワ
ーク軸の回転が停止したことを検出し、この検出された
際の角度位置を前記ワーク軸の他方向接触位置データと
して得る。
【0018】次いで、上記のように得られた一方向接触
位置データと他方向接触位置データとに基づいて、研削
工具とワークとの噛合位置合わせデータが演算される。
このため、研削工具とワークとの初期位相合わせ処理が
効率的かつ容易に遂行され、さらに噛合位置合わせデー
タに基づいて、研削時の前記研削工具と前記ワークとの
自動噛み合わせ処理が、迅速かつ高精度に遂行される。
位置データと他方向接触位置データとに基づいて、研削
工具とワークとの噛合位置合わせデータが演算される。
このため、研削工具とワークとの初期位相合わせ処理が
効率的かつ容易に遂行され、さらに噛合位置合わせデー
タに基づいて、研削時の前記研削工具と前記ワークとの
自動噛み合わせ処理が、迅速かつ高精度に遂行される。
【0019】また、上記の噛合位置合わせデータを使用
して、研削時のワークと研削工具との自動噛み合わせが
行われるとともに、次の研削を行う同種のワークと前記
研削工具の研削時における自動噛み合わせが行われる。
これにより、ワークの研削作業が容易かつ迅速に遂行可
能になる。
して、研削時のワークと研削工具との自動噛み合わせが
行われるとともに、次の研削を行う同種のワークと前記
研削工具の研削時における自動噛み合わせが行われる。
これにより、ワークの研削作業が容易かつ迅速に遂行可
能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
歯車研削機の初期位相合わせ方法を実施するための初期
位相合わせ装置40の概略構成図である。
歯車研削機の初期位相合わせ方法を実施するための初期
位相合わせ装置40の概略構成図である。
【0021】初期位相合わせ装置40が適用される歯車
研削機42は、基本的には図9に示す歯車研削機と同様
に構成されており、ベッド44上には、矢印A方向(切
り込み方向)および矢印B方向(トラバース方向)に進
退可能な可動テーブル46が配置されている。可動テー
ブル46には、ワーク軸モータ48が装着され、このワ
ーク軸モータ48のワーク軸50にワークWが取り付け
られる。ワーク軸モータ48の回転は、ワーク軸用エン
コーダ52を介して検出される。
研削機42は、基本的には図9に示す歯車研削機と同様
に構成されており、ベッド44上には、矢印A方向(切
り込み方向)および矢印B方向(トラバース方向)に進
退可能な可動テーブル46が配置されている。可動テー
ブル46には、ワーク軸モータ48が装着され、このワ
ーク軸モータ48のワーク軸50にワークWが取り付け
られる。ワーク軸モータ48の回転は、ワーク軸用エン
コーダ52を介して検出される。
【0022】ベッド44上に設けられた旋回コラム54
には、工具軸モータ56が矢印C方向に旋回可能にかつ
矢印D方向に進退自在に装着されるとともに、この工具
軸モータ56の工具軸58には、研削工具60が取り付
けられる。工具軸モータ56には、工具軸用エンコーダ
62が連結される。ワークWの近傍には、このワークW
が回転する際の歯数を、例えば、磁気的に検出して所定
のパルスを発生させるワークセンサ64が配置されてい
る。
には、工具軸モータ56が矢印C方向に旋回可能にかつ
矢印D方向に進退自在に装着されるとともに、この工具
軸モータ56の工具軸58には、研削工具60が取り付
けられる。工具軸モータ56には、工具軸用エンコーダ
62が連結される。ワークWの近傍には、このワークW
が回転する際の歯数を、例えば、磁気的に検出して所定
のパルスを発生させるワークセンサ64が配置されてい
る。
【0023】ワークセンサ64からのワークセンサパル
スがセンサ中心検出回路70に入力され、このセンサ中
心検出回路70から出力される歯中心データが、位相角
度カウンタ72に入力される。この位相角度カウンタ7
2には、工具軸用エンコーダ62からZ相パルスが入力
されるとともに、ワーク軸用エンコーダ52のA相パル
スが、前記位相角度カウンタ72およびカウンタ74に
入力される。
スがセンサ中心検出回路70に入力され、このセンサ中
心検出回路70から出力される歯中心データが、位相角
度カウンタ72に入力される。この位相角度カウンタ7
2には、工具軸用エンコーダ62からZ相パルスが入力
されるとともに、ワーク軸用エンコーダ52のA相パル
スが、前記位相角度カウンタ72およびカウンタ74に
入力される。
【0024】カウンタ74および位相角度カウンタ72
から中央処理装置(以下、CPUという)76には、カ
ウントデータおよび位相データが入力される。このCP
U76は、アンプ78を介してワーク軸モータ48にサ
ーボ速度指令を送るとともに、メモリ80を設けてい
る。
から中央処理装置(以下、CPUという)76には、カ
ウントデータおよび位相データが入力される。このCP
U76は、アンプ78を介してワーク軸モータ48にサ
ーボ速度指令を送るとともに、メモリ80を設けてい
る。
【0025】本実施形態に係る初期位相合わせ装置40
は、実質的にCPU76の機能であり、ワークWが取着
されたワーク軸50のサーボゲインを設定するサーボゲ
イン設定部(サーボゲイン設定機構)90と、前記ワー
ク軸50の回転速度を検出する速度検出部(速度検出機
構)92と、前記ワークWの歯面82R、82Lと研削
工具60の研削面84とが接触して前記ワーク軸50が
停止した際に、前記ワーク軸50の位置データを検出す
る接触位置検出部(接触位置検出機構)94とを備え
る。
は、実質的にCPU76の機能であり、ワークWが取着
されたワーク軸50のサーボゲインを設定するサーボゲ
イン設定部(サーボゲイン設定機構)90と、前記ワー
ク軸50の回転速度を検出する速度検出部(速度検出機
構)92と、前記ワークWの歯面82R、82Lと研削
工具60の研削面84とが接触して前記ワーク軸50が
停止した際に、前記ワーク軸50の位置データを検出す
る接触位置検出部(接触位置検出機構)94とを備え
る。
【0026】このように構成される初期位相合わせ装置
40の動作について、歯車研削機42との関連で以下に
説明する。
40の動作について、歯車研削機42との関連で以下に
説明する。
【0027】まず、ワーク軸モータ48および工具軸モ
ータ56を同期して回転駆動する際に、ワーク軸用エン
コーダ52、工具軸用エンコーダ62およびワークセン
サ64からのパルス出力は、例えば、図2に示すタイム
チャートとして得られる。その際、研削工具60とワー
クWの位相Pは、工具軸用エンコーダ62のZ相パルス
の出力位置からワークセンサ64の検出位置までの間に
おいて、ワーク軸用エンコーダ52のパルス数(A相パ
ルス計数値)から得られる。
ータ56を同期して回転駆動する際に、ワーク軸用エン
コーダ52、工具軸用エンコーダ62およびワークセン
サ64からのパルス出力は、例えば、図2に示すタイム
チャートとして得られる。その際、研削工具60とワー
クWの位相Pは、工具軸用エンコーダ62のZ相パルス
の出力位置からワークセンサ64の検出位置までの間に
おいて、ワーク軸用エンコーダ52のパルス数(A相パ
ルス計数値)から得られる。
【0028】一方、図1に示すように、工具軸用エンコ
ーダ62からのZ相パルスおよびワーク軸用エンコーダ
52からのA相パルスが、位相角度カウンタ72に入力
されるとともに、ワークセンサ64からの出力パルス
が、センサ中心検出回路70を介して前記位相角度カウ
ンタ72に入力される。
ーダ62からのZ相パルスおよびワーク軸用エンコーダ
52からのA相パルスが、位相角度カウンタ72に入力
されるとともに、ワークセンサ64からの出力パルス
が、センサ中心検出回路70を介して前記位相角度カウ
ンタ72に入力される。
【0029】ワークセンサ64では、図3に示すように
ワークWの歯幅を中心とする約1歯の範囲内において、
中央部が山高となる出力信号電圧を発生し、この出力信
号電圧がデジタル化される。そして、センサ中心検出回
路70では、デジタル化されたパルス幅(N)を測定
し、この測定されたパルス幅の半分のパルス幅(N/
2)を、ワークセンサ64による出力信号電圧を介して
立ち上がる次のパルスに同期して生成する。
ワークWの歯幅を中心とする約1歯の範囲内において、
中央部が山高となる出力信号電圧を発生し、この出力信
号電圧がデジタル化される。そして、センサ中心検出回
路70では、デジタル化されたパルス幅(N)を測定
し、この測定されたパルス幅の半分のパルス幅(N/
2)を、ワークセンサ64による出力信号電圧を介して
立ち上がる次のパルスに同期して生成する。
【0030】従って、生成されたパルス幅(N/2)の
パルスの終了エッジが、ワークWの歯部の中心位置に対
応している。このため、デジタル化されたパルス幅に対
応してワーク軸用エンコーダ52のパルス数をカウント
し、このカウント値の半分のパルス幅を生成することに
より、ワークWの歯中心が検出される。
パルスの終了エッジが、ワークWの歯部の中心位置に対
応している。このため、デジタル化されたパルス幅に対
応してワーク軸用エンコーダ52のパルス数をカウント
し、このカウント値の半分のパルス幅を生成することに
より、ワークWの歯中心が検出される。
【0031】そこで、本実施形態に係る初期位相合わせ
方法について、図4に示すフローチャートおよび図5を
参照しながら、以下に詳細に説明する。
方法について、図4に示すフローチャートおよび図5を
参照しながら、以下に詳細に説明する。
【0032】まず、サーボゲイン設定部90では、必要
に応じてワーク軸50のサーボゲインが、ワークWの歯
面82R、82Lの研削に適した大きな値に対して相当
に小さな値、すなわち、研削工具60と前記歯面82
R、82Lの接触時の負荷を低減する値に設定される
(ステップS1)。次いで、研削工具60とワークWと
は、図6に示すように、それぞれの歯先と歯底が対向す
るように配置される。そして、CPU76からアンプ7
8にサーボ速度指令が送られる。
に応じてワーク軸50のサーボゲインが、ワークWの歯
面82R、82Lの研削に適した大きな値に対して相当
に小さな値、すなわち、研削工具60と前記歯面82
R、82Lの接触時の負荷を低減する値に設定される
(ステップS1)。次いで、研削工具60とワークWと
は、図6に示すように、それぞれの歯先と歯底が対向す
るように配置される。そして、CPU76からアンプ7
8にサーボ速度指令が送られる。
【0033】このため、ワーク軸モータ48が駆動され
て、ワーク軸50と一体的にワークWが、図7中、矢印
C1方向(正転方向)に回転を開始する(ステップS
2)。その際、ワーク軸50の回転速度は、速度検出部
92を介して検出されており、図5に示すように、この
ワーク軸50の回転速度が所定の正転速度に至ると、こ
の正転速度で等速回転される。
て、ワーク軸50と一体的にワークWが、図7中、矢印
C1方向(正転方向)に回転を開始する(ステップS
2)。その際、ワーク軸50の回転速度は、速度検出部
92を介して検出されており、図5に示すように、この
ワーク軸50の回転速度が所定の正転速度に至ると、こ
の正転速度で等速回転される。
【0034】そこで、ワーク軸50が正転方向に回転し
てワークWの歯面82Rが研削工具60の研削面84に
接触を開始すると(図7参照)、ワーク軸50のサーボ
ゲインが相当に小さな値に設定されているため、ワーク
Wの歯面82Rの研削が行われず、前記ワーク軸50の
回転速度が低下していく(図5参照)。
てワークWの歯面82Rが研削工具60の研削面84に
接触を開始すると(図7参照)、ワーク軸50のサーボ
ゲインが相当に小さな値に設定されているため、ワーク
Wの歯面82Rの研削が行われず、前記ワーク軸50の
回転速度が低下していく(図5参照)。
【0035】そして、ワークWの歯面82Rが、研削工
具60の研削面84に接触して保持されることにより、
ワーク軸50の回転速度が0となり(ステップS3中、
YES)、前記ワーク軸50の正転方向への回転が停止
される(ステップS4)。
具60の研削面84に接触して保持されることにより、
ワーク軸50の回転速度が0となり(ステップS3中、
YES)、前記ワーク軸50の正転方向への回転が停止
される(ステップS4)。
【0036】ここで、CPU76では、接触位置検出部
94が位相角度カウンタ72から入力される位相データ
を介してワーク軸50の角度位置を検出し、この検出さ
れた角度位置を前記ワーク軸50の一方向接触位置デー
タとしてメモリ80に記憶する(ステップS5)。
94が位相角度カウンタ72から入力される位相データ
を介してワーク軸50の角度位置を検出し、この検出さ
れた角度位置を前記ワーク軸50の一方向接触位置デー
タとしてメモリ80に記憶する(ステップS5)。
【0037】次いで、CPU76からワーク軸50に逆
転方向にサーボ速度指令が与えられ、前記ワーク軸50
が、図8中、矢印C2方向(逆転方向)に回転を開始す
る(ステップS6)。このため、ワークWの歯面82R
が研削工具60の研削面84から離間した後、前記ワー
クWの歯面82Lが前記研削工具60の研削面84に接
触を開始するまで、ワーク軸50が一定の逆転速度で回
転する(図5参照)。
転方向にサーボ速度指令が与えられ、前記ワーク軸50
が、図8中、矢印C2方向(逆転方向)に回転を開始す
る(ステップS6)。このため、ワークWの歯面82R
が研削工具60の研削面84から離間した後、前記ワー
クWの歯面82Lが前記研削工具60の研削面84に接
触を開始するまで、ワーク軸50が一定の逆転速度で回
転する(図5参照)。
【0038】歯面82Lが研削面84に接触を開始した
後にワーク軸50の回転速度が減少し、このワーク軸5
0の回転速度が0となった際(ステップS7中、YE
S)、該ワーク軸50の逆転方向への回転が停止される
(ステップS8)。接触位置検出部94では、ワーク軸
50の停止角度位置を検出し、この検出された角度位置
が前記ワーク軸50の他方向接触位置データとして得ら
れ、この他方向接触位置データがメモリ80に記憶され
る(ステップS9)。
後にワーク軸50の回転速度が減少し、このワーク軸5
0の回転速度が0となった際(ステップS7中、YE
S)、該ワーク軸50の逆転方向への回転が停止される
(ステップS8)。接触位置検出部94では、ワーク軸
50の停止角度位置を検出し、この検出された角度位置
が前記ワーク軸50の他方向接触位置データとして得ら
れ、この他方向接触位置データがメモリ80に記憶され
る(ステップS9)。
【0039】CPU76では、メモリ80に記憶されて
いるワーク軸50の一方向接触位置データと他方向接触
位置データとに基づいて、研削工具60とワークWとの
噛合位置合わせデータ、すなわち、噛合中心位置データ
が演算される(ステップS10)。
いるワーク軸50の一方向接触位置データと他方向接触
位置データとに基づいて、研削工具60とワークWとの
噛合位置合わせデータ、すなわち、噛合中心位置データ
が演算される(ステップS10)。
【0040】サーボゲイン設定部90では、サーボゲイ
ン設定が解除されることにより、ワーク軸50のサーボ
ゲインが、ワークWの歯面82R、82Lの研削に適し
た大きな値に設定される(ステップS11)。これによ
り、研削工具60とワークWとの初期位相合わせ処理が
終了する。
ン設定が解除されることにより、ワーク軸50のサーボ
ゲインが、ワークWの歯面82R、82Lの研削に適し
た大きな値に設定される(ステップS11)。これによ
り、研削工具60とワークWとの初期位相合わせ処理が
終了する。
【0041】次に、上記の噛合位置合わせデータを使用
して、研削工具60とワークWとの自動噛み合わせを行
い、前記ワークWの歯面82R、82Lの研削処理が遂
行される。さらに、噛合位置合わせデータを使用して、
次の研削を行う同種のワークWと研削工具60との研削
時における自動噛み合わせが行われる。
して、研削工具60とワークWとの自動噛み合わせを行
い、前記ワークWの歯面82R、82Lの研削処理が遂
行される。さらに、噛合位置合わせデータを使用して、
次の研削を行う同種のワークWと研削工具60との研削
時における自動噛み合わせが行われる。
【0042】この場合、本実施形態では、ワーク軸50
を正転方向(図7中、矢印C1方向)に回転させるとと
もに、このワーク軸50の回転速度が速度検出部92に
より検出されている。そして、ワークWの歯面82Rが
研削工具60の研削面84に接触することにより、速度
検出部92では、ワーク軸50の回転速度の変化が検出
される。さらに、ワーク軸50の回転速度が0となって
前記ワーク軸50が停止したことを検出し、この検出さ
れた際の角度位置からワーク軸50の一方向接触位置デ
ータが得られる。
を正転方向(図7中、矢印C1方向)に回転させるとと
もに、このワーク軸50の回転速度が速度検出部92に
より検出されている。そして、ワークWの歯面82Rが
研削工具60の研削面84に接触することにより、速度
検出部92では、ワーク軸50の回転速度の変化が検出
される。さらに、ワーク軸50の回転速度が0となって
前記ワーク軸50が停止したことを検出し、この検出さ
れた際の角度位置からワーク軸50の一方向接触位置デ
ータが得られる。
【0043】次いで、ワーク軸50を逆転方向(図8
中、矢印C2方向)に回転させるとともに、このワーク
軸50の回転速度が検出される。そして、ワークWの歯
面82Lが研削工具60の研削面84に接触することに
より、前記ワーク軸50の回転速度が0となると、この
ワーク軸50が停止されて該ワーク軸50の停止角度位
置が検出される。この検出された角度位置に基づいて、
ワーク軸50の他方向接触位置データが得られる。
中、矢印C2方向)に回転させるとともに、このワーク
軸50の回転速度が検出される。そして、ワークWの歯
面82Lが研削工具60の研削面84に接触することに
より、前記ワーク軸50の回転速度が0となると、この
ワーク軸50が停止されて該ワーク軸50の停止角度位
置が検出される。この検出された角度位置に基づいて、
ワーク軸50の他方向接触位置データが得られる。
【0044】次に、ワーク軸50の一方向接触位置デー
タおよび他方向接触位置データから研削工具60とワー
クWとの噛合位置合わせデータ、すなわち、両接触位置
データの中間位置データが得られる。このため、研削工
具60とワークWとの初期位相合わせ処理が、自動的か
つ高精度に遂行されるという効果が得られる。
タおよび他方向接触位置データから研削工具60とワー
クWとの噛合位置合わせデータ、すなわち、両接触位置
データの中間位置データが得られる。このため、研削工
具60とワークWとの初期位相合わせ処理が、自動的か
つ高精度に遂行されるという効果が得られる。
【0045】しかも、上記の初期位相合わせ処理が行わ
れた後、ワークWの歯面82R、82Lの研削処理が開
始されるため、従来のように初期歯合わせ処理が施され
た後に、最終歯合わせ処理を行う必要がない。これによ
り、研削前処理を短時間で確実に行うことが可能にな
り、歯車研削処理全体の効率化が確実に遂行されるとい
う利点がある。
れた後、ワークWの歯面82R、82Lの研削処理が開
始されるため、従来のように初期歯合わせ処理が施され
た後に、最終歯合わせ処理を行う必要がない。これによ
り、研削前処理を短時間で確実に行うことが可能にな
り、歯車研削処理全体の効率化が確実に遂行されるとい
う利点がある。
【0046】さらに、上記の噛合位置合わせデータを使
用して、研削時のワークWと研削工具60との自動噛み
合わせが行われるとともに、次の研削を行う同種のワー
クWと研削工具60との研削時における自動噛み合わせ
が行われる。このため、ワークWと研削工具60との噛
み合わせ処理を、前記ワークWの回転速度や種類等に影
響されずに精度よくかつ効率的に行うことができ、該ワ
ークWの研削作業全体の効率化が容易に図られるという
効果がある。
用して、研削時のワークWと研削工具60との自動噛み
合わせが行われるとともに、次の研削を行う同種のワー
クWと研削工具60との研削時における自動噛み合わせ
が行われる。このため、ワークWと研削工具60との噛
み合わせ処理を、前記ワークWの回転速度や種類等に影
響されずに精度よくかつ効率的に行うことができ、該ワ
ークWの研削作業全体の効率化が容易に図られるという
効果がある。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る歯車研削機の初期位相合わ
せ方法および装置では、ワーク軸を両方向に回転させる
とともに、前記ワーク軸の回転速度を検出する。そし
て、ワークの歯面が研削工具の研削面に接触することに
よりワーク軸の回転が停止したことを検出し、この検出
された際の角度位置を前記ワーク軸の両方向接触位置デ
ータとして得た後、該両方向接触位置データに基づいて
前記研削工具と前記ワークとの噛合位置合わせデータが
演算される。
せ方法および装置では、ワーク軸を両方向に回転させる
とともに、前記ワーク軸の回転速度を検出する。そし
て、ワークの歯面が研削工具の研削面に接触することに
よりワーク軸の回転が停止したことを検出し、この検出
された際の角度位置を前記ワーク軸の両方向接触位置デ
ータとして得た後、該両方向接触位置データに基づいて
前記研削工具と前記ワークとの噛合位置合わせデータが
演算される。
【0048】このため、研削工具とワークとの初期位相
合わせ処理が、自動的かつ高精度に遂行されるととも
に、初期歯合わせ処理の後に、最終歯合わせ処理を行う
必要がなく、研削前処理に要する時間を大幅に短縮する
ことができる。しかも、噛合位置合わせデータを利用し
て、研削時のワークと研削工具との自動噛み合わせ処理
と、次に研削を行う同種のワーク研削時の自重噛み合わ
せ処理とを行うことが可能になり、歯車研削処理全体の
効率化が容易に遂行可能となる。
合わせ処理が、自動的かつ高精度に遂行されるととも
に、初期歯合わせ処理の後に、最終歯合わせ処理を行う
必要がなく、研削前処理に要する時間を大幅に短縮する
ことができる。しかも、噛合位置合わせデータを利用し
て、研削時のワークと研削工具との自動噛み合わせ処理
と、次に研削を行う同種のワーク研削時の自重噛み合わ
せ処理とを行うことが可能になり、歯車研削処理全体の
効率化が容易に遂行可能となる。
【図1】本発明の実施形態に係る歯車研削機の初期位相
合わせ方法を実施するための初期位相合わせ装置の概略
構成図である。
合わせ方法を実施するための初期位相合わせ装置の概略
構成図である。
【図2】ワーク軸用エンコーダ、工具軸用エンコーダお
よびワークセンサによる位相検出のタイムチャートであ
る。
よびワークセンサによる位相検出のタイムチャートであ
る。
【図3】ワークセンサからの出力に基づいて歯中心を検
出するタイムチャートである。
出するタイムチャートである。
【図4】前記初期位相合わせ方法を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】ワーク軸を正転および逆転させる際の回転速度
変化の説明図である。
変化の説明図である。
【図6】研削工具とワークとを互いに接触することなく
配置した状態の一部拡大説明図である。
配置した状態の一部拡大説明図である。
【図7】前記ワークを正転方向に回転させる際の一部拡
大説明図である。
大説明図である。
【図8】前記ワークを逆転方向に回転させる際の一部拡
大説明図である。
大説明図である。
【図9】従来技術に係る歯車研削機の斜視説明図であ
る。
る。
【図10】従来技術に係る歯車研削機の初期位相合わせ
方法のタイムチャートである。
方法のタイムチャートである。
40…初期位相合わせ装置 42…歯車研削機
48…ワーク軸モータ 50…ワーク軸
52…ワーク軸用エンコーダ 56…工具軸モー
タ 58…工具軸 60…研削工具 62…工具軸用エンコーダ 64…ワークセン
サ 76…CPU 82R、82L…
歯面 84…研削面 90…サーボゲイ
ン設定部 92…速度検出部 94…接触位置検
出部 W…ワーク
タ 58…工具軸 60…研削工具 62…工具軸用エンコーダ 64…ワークセン
サ 76…CPU 82R、82L…
歯面 84…研削面 90…サーボゲイ
ン設定部 92…速度検出部 94…接触位置検
出部 W…ワーク
Claims (4)
- 【請求項1】螺旋条が刻設された研削工具でワークを研
削するために、前記研削工具と前記ワークとの初期噛合
時の位相合わせを行う歯車研削機の初期位相合わせ方法
であって、 前記ワーク軸を一方向に回転させるとともに、該ワーク
軸の回転速度を検出する工程と、 前記ワークの歯面が前記研削工具の研削面に接触するこ
とにより前記ワーク軸の回転が停止したことを検出し、
該検出された際の角度位置を該ワーク軸の一方向接触位
置データとして得る工程と、 前記ワーク軸を他方向に回転させるとともに、該ワーク
軸の回転速度を検出する工程と、 前記ワークの歯面が前記研削工具の研削面に接触するこ
とにより前記ワーク軸の回転が停止したことを検出し、
該検出された際の角度位置を該ワーク軸の他方向接触位
置データとして得る工程と、 前記一方向接触位置データと前記他方向接触位置データ
とに基づいて、前記研削工具と前記ワークとの噛合位置
合わせデータを演算する工程と、 を有することを特徴とする歯車研削機の初期位相合わせ
方法。 - 【請求項2】請求項1記載の初期位相合わせ方法におい
て、前記噛合位置合わせデータを使用して、研削時の前
記ワークと前記研削工具との自動噛み合わせを行うこと
を特徴とする歯車研削機の初期位相合わせ方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載の初期位相合わせ方
法において、前記噛合位置合わせデータを使用して、次
の研削を行う同種のワークと前記研削工具との研削時に
おける自動噛み合わせを行うことを特徴とする歯車研削
機の初期位相合わせ方法。 - 【請求項4】螺旋条が刻設された研削工具でワークを研
削するために、前記研削工具と前記ワークとの初期噛合
時の位相合わせを行う歯車研削機の初期位相合わせ装置
であって、 前記ワークが取着されたワーク軸のサーボゲインを設定
するサーボゲイン設定機構と、 前記ワーク軸の回転速度を検出する速度検出機構と、 前記ワークの歯面と前記研削工具の研削面とが接触して
前記ワーク軸の回転が停止した際に、前記ワーク軸の接
触位置データを検出する接触位置検出機構と、 を備えることを特徴とする歯車研削機の初期位相合わせ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366679A JP2003165025A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 歯車研削機の初期位相合わせ方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366679A JP2003165025A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 歯車研削機の初期位相合わせ方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003165025A true JP2003165025A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19176542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001366679A Pending JP2003165025A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 歯車研削機の初期位相合わせ方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003165025A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010184320A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Honda Motor Co Ltd | 歯車加工方法 |
JP2011020180A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 歯車加工機 |
CN102114558A (zh) * | 2010-12-08 | 2011-07-06 | 杭州英纳福自动化工程有限公司 | 基于关节机器人的齿轮加工机床自动上料对齿方法及装置 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001366679A patent/JP2003165025A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010184320A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Honda Motor Co Ltd | 歯車加工方法 |
JP2011020180A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 歯車加工機 |
CN102114558A (zh) * | 2010-12-08 | 2011-07-06 | 杭州英纳福自动化工程有限公司 | 基于关节机器人的齿轮加工机床自动上料对齿方法及装置 |
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |