JP2003162115A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置および画像形成方法Info
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- JP2003162115A JP2003162115A JP2001361533A JP2001361533A JP2003162115A JP 2003162115 A JP2003162115 A JP 2003162115A JP 2001361533 A JP2001361533 A JP 2001361533A JP 2001361533 A JP2001361533 A JP 2001361533A JP 2003162115 A JP2003162115 A JP 2003162115A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転現像器を備えた画像形成装置で、中間転
写体の周長を短縮した場合でも、記録紙への画像形成中
に作成される画像の後端に濃度制御のためのテスト・パ
ッチ作像を可能とすること。 【解決手段】 印刷のための画像を中間転写体上へ形成
中に、形成される各印刷色の画像後端に同一現像色でテ
スト・パッチを作像する処理を実行し、中間転写体上に
転写されたテスト・パッチのトナー濃度をセンサで検出
し、検出結果に基づいて現像される像の濃度を一定の濃
度になるように設定する濃度制御手段を備え、1/2面
貼り制御中にテスト・パッチを作像する処理を実行した
場合でテスト・パッチ作像後に回転現像器を次に現像す
べき現像色に回転制御する動作を開始させた場合、その
後の撮像サイクルをスキップして、次の撮像サイクルで
すでに形成されている中間転写体上の画像に重ね合わせ
るように、回転制御された後の回転現像器の現像色の作
像を中間転写体上に行う。
写体の周長を短縮した場合でも、記録紙への画像形成中
に作成される画像の後端に濃度制御のためのテスト・パ
ッチ作像を可能とすること。 【解決手段】 印刷のための画像を中間転写体上へ形成
中に、形成される各印刷色の画像後端に同一現像色でテ
スト・パッチを作像する処理を実行し、中間転写体上に
転写されたテスト・パッチのトナー濃度をセンサで検出
し、検出結果に基づいて現像される像の濃度を一定の濃
度になるように設定する濃度制御手段を備え、1/2面
貼り制御中にテスト・パッチを作像する処理を実行した
場合でテスト・パッチ作像後に回転現像器を次に現像す
べき現像色に回転制御する動作を開始させた場合、その
後の撮像サイクルをスキップして、次の撮像サイクルで
すでに形成されている中間転写体上の画像に重ね合わせ
るように、回転制御された後の回転現像器の現像色の作
像を中間転写体上に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体、回転
現像器を持つ画像形成装置および画像形成方法に関し、
より詳細には、1つの感光体に対向して構成された回転
現像器と中間転写体とを備えた画像形成装置において、
テスト・パッチを作像して濃度制御処理を実行する画像
形成装置および画像形成方法に関する。
現像器を持つ画像形成装置および画像形成方法に関し、
より詳細には、1つの感光体に対向して構成された回転
現像器と中間転写体とを備えた画像形成装置において、
テスト・パッチを作像して濃度制御処理を実行する画像
形成装置および画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の1つの感光ドラム(感光体)、回
転現像器、中間転写体を用いた画像形成装置では、感光
ドラム(感光体)の周長を60φ〜90φとし、中間転
写体の周長を感光ドラム(感光体)の周長の3倍とした
ものが多い。これは、画像形成装置においてプリント速
度を向上させるために、中間転写体上に2枚の記録用紙
を巻装させてプリントすること(2枚貼り作像と呼ばれ
ている)を実現するためである。この2枚貼り作像の場
合には、B面の後端からA面の先端まで移動する間に回
転現像器を必要な角度を回転させなければならず、その
ため、A、B面の位置を中間転写体の対向する位置にす
るのではなく、B面後端からA面先端までの距離をA面
後端からB面先端までの距離より長くする不均等貼りを
行うことによって、B面作像後から次のA面作像開始ま
で時間(間隔)を延長し、回転現像器の許容される回転
制御時間のマージンを得る構成をとっているためであっ
た。
転現像器、中間転写体を用いた画像形成装置では、感光
ドラム(感光体)の周長を60φ〜90φとし、中間転
写体の周長を感光ドラム(感光体)の周長の3倍とした
ものが多い。これは、画像形成装置においてプリント速
度を向上させるために、中間転写体上に2枚の記録用紙
を巻装させてプリントすること(2枚貼り作像と呼ばれ
ている)を実現するためである。この2枚貼り作像の場
合には、B面の後端からA面の先端まで移動する間に回
転現像器を必要な角度を回転させなければならず、その
ため、A、B面の位置を中間転写体の対向する位置にす
るのではなく、B面後端からA面先端までの距離をA面
後端からB面先端までの距離より長くする不均等貼りを
行うことによって、B面作像後から次のA面作像開始ま
で時間(間隔)を延長し、回転現像器の許容される回転
制御時間のマージンを得る構成をとっているためであっ
た。
【0003】しかしながら、中間転写体は、製造コスト
の高い部品であるため、その周長が長くなるほど、製造
コスト、ランニング・コストの両方が高くなるという問
題がある。中間転写体の周長はできるだけ短くしたいと
いう要望があった。制御上の容易さを考えると、中間転
写体の周長は、感光体の周長の整数倍であることが望ま
しく、3倍よりも小さい構成として取れるのは、中間転
写体の周長を感光体の周長の2倍にする構成である。
の高い部品であるため、その周長が長くなるほど、製造
コスト、ランニング・コストの両方が高くなるという問
題がある。中間転写体の周長はできるだけ短くしたいと
いう要望があった。制御上の容易さを考えると、中間転
写体の周長は、感光体の周長の整数倍であることが望ま
しく、3倍よりも小さい構成として取れるのは、中間転
写体の周長を感光体の周長の2倍にする構成である。
【0004】しかし、このような構成をとった場合は、
中間転写体の周長が短くなる関係で、たとえば、A3サ
イズでの作像を行い、かつ、作像領域外にテスト・パッ
チを作像しようとすると、テスト・パッチの画像後端か
ら、次画像の先端までの時間が短くなってしまい、回転
現像器の回転が間に合わないという問題が発生する。こ
れに対応するためには、回転現像器を駆動するためのス
テッピング・モータの性能を向上させる必要があり、そ
の結果、中間転写体の製造コスト、ランニング・コスト
の削減は、回転現像器の製造コスト、ランニング・コス
トの増加を引き起こしてしまうという問題をもたらして
いた。
中間転写体の周長が短くなる関係で、たとえば、A3サ
イズでの作像を行い、かつ、作像領域外にテスト・パッ
チを作像しようとすると、テスト・パッチの画像後端か
ら、次画像の先端までの時間が短くなってしまい、回転
現像器の回転が間に合わないという問題が発生する。こ
れに対応するためには、回転現像器を駆動するためのス
テッピング・モータの性能を向上させる必要があり、そ
の結果、中間転写体の製造コスト、ランニング・コスト
の削減は、回転現像器の製造コスト、ランニング・コス
トの増加を引き起こしてしまうという問題をもたらして
いた。
【0005】回転現像器を使用したカラーの画像形成装
置の場合、1枚貼りの場合は、中間転写体の1回転で1
色の現像を行い、次の回転では次の色の現像を行うよう
になっている。2枚貼りの場合も基本的には1枚貼りの
場合と同様である。
置の場合、1枚貼りの場合は、中間転写体の1回転で1
色の現像を行い、次の回転では次の色の現像を行うよう
になっている。2枚貼りの場合も基本的には1枚貼りの
場合と同様である。
【0006】従来技術として特開平5−241420号
公報に開示されている現像タイミングのスキップ制御と
いうものがある。これは中間転写体の副走査長が短く、
かつ処理能力を高めるためにプロセス・スピードを上げ
た場合で2枚貼り時の画像形成と回転現像器の回転制御
との関係を改良したものである。回転現像器の回転制御
が間に合わない2枚貼りの場合に、回転現像器の回転制
御用の期間として、中間転写体の1/2回転相当の時間
を割り当てる技術を開示している。回転現像器の回転制
御が高速で、2枚貼りの場合に各色の画像形成のインタ
ーバルで次の現像色への回転制御が可能であれば4回転
で2ページ分のYMCK印刷が可能であるが、回転現像
器の回転制御が高速でない場合に、1回のYMCK印刷
時における2回の現像色変更時にそれぞれに1/2回転
の時間を割り当てるようにして、すなわち、1ページの
YMCK印刷を計5回転で完了するようにした技術であ
り、回転現像器の回転制御を高速化することなく2枚貼
り印刷を可能としたものである。
公報に開示されている現像タイミングのスキップ制御と
いうものがある。これは中間転写体の副走査長が短く、
かつ処理能力を高めるためにプロセス・スピードを上げ
た場合で2枚貼り時の画像形成と回転現像器の回転制御
との関係を改良したものである。回転現像器の回転制御
が間に合わない2枚貼りの場合に、回転現像器の回転制
御用の期間として、中間転写体の1/2回転相当の時間
を割り当てる技術を開示している。回転現像器の回転制
御が高速で、2枚貼りの場合に各色の画像形成のインタ
ーバルで次の現像色への回転制御が可能であれば4回転
で2ページ分のYMCK印刷が可能であるが、回転現像
器の回転制御が高速でない場合に、1回のYMCK印刷
時における2回の現像色変更時にそれぞれに1/2回転
の時間を割り当てるようにして、すなわち、1ページの
YMCK印刷を計5回転で完了するようにした技術であ
り、回転現像器の回転制御を高速化することなく2枚貼
り印刷を可能としたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転現
像器の制御タイミングを検討する場合には、記録紙上に
形成される画像濃度を安定させるための処理も考慮する
必要性がある。ここでいう画像濃度を安定させるための
処理とは、中間転写体上にテスト・パッチを作像してそ
のトナー濃度を測定し、測定された結果を現像器へのト
ナー補給量にフィードバックして、現像器のトナー濃度
を一定に維持するという濃度制御処理を意味している。
したがって、結果的には、濃度制御処理は記録材上に形
成される画像の濃度品質を維持する処理とも言える。
像器の制御タイミングを検討する場合には、記録紙上に
形成される画像濃度を安定させるための処理も考慮する
必要性がある。ここでいう画像濃度を安定させるための
処理とは、中間転写体上にテスト・パッチを作像してそ
のトナー濃度を測定し、測定された結果を現像器へのト
ナー補給量にフィードバックして、現像器のトナー濃度
を一定に維持するという濃度制御処理を意味している。
したがって、結果的には、濃度制御処理は記録材上に形
成される画像の濃度品質を維持する処理とも言える。
【0008】この濃度制御処理は画像形成中に行う必要
があり、画像形成装置の処理能力、すなわち生産性を落
とすことなく行いたいという要求があり、通常、テスト
・パッチ作像は、記録材に印刷する画像領域とは異なる
エリアに形成される。回転現像器の回転制御タイミング
を考える際、処理能力を低下させずにこのテスト・パッ
チの作像を含めた処理を実行しようとすると、回転現像
器の回転駆動を行うステッピング・モータの性能をより
向上させるか、あるいは非常に複雑で、タイミング上あ
るいは精度上においてクリチカルな制御が必要となって
しまうという問題がある。
があり、画像形成装置の処理能力、すなわち生産性を落
とすことなく行いたいという要求があり、通常、テスト
・パッチ作像は、記録材に印刷する画像領域とは異なる
エリアに形成される。回転現像器の回転制御タイミング
を考える際、処理能力を低下させずにこのテスト・パッ
チの作像を含めた処理を実行しようとすると、回転現像
器の回転駆動を行うステッピング・モータの性能をより
向上させるか、あるいは非常に複雑で、タイミング上あ
るいは精度上においてクリチカルな制御が必要となって
しまうという問題がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、2枚貼り制御と濃
度制御のためのテスト・パッチ作像を同時に実行可能な
画像形成装置を提供することにある。特に、中間転写体
の周長を短縮した画像形成装置において、処理能力の低
下を抑えつつ、2枚貼り制御と濃度制御のためのテスト
・パッチ作像を同時に実行可能な画像形成装置を提供す
ることにある。
たもので、その目的とするところは、2枚貼り制御と濃
度制御のためのテスト・パッチ作像を同時に実行可能な
画像形成装置を提供することにある。特に、中間転写体
の周長を短縮した画像形成装置において、処理能力の低
下を抑えつつ、2枚貼り制御と濃度制御のためのテスト
・パッチ作像を同時に実行可能な画像形成装置を提供す
ることにある。
【0010】また、さらなる目的は、中間転写体の周長
を感光ドラム(感光体)の周長を短縮した画像形成装置
においても、記録材の長さが長い場合の1枚貼り制御に
おける濃度制御のためのテスト・パッチ作像を、処理能
力の低下を抑えつつ、実行可能な画像形成装置を提供す
ることにある。
を感光ドラム(感光体)の周長を短縮した画像形成装置
においても、記録材の長さが長い場合の1枚貼り制御に
おける濃度制御のためのテスト・パッチ作像を、処理能
力の低下を抑えつつ、実行可能な画像形成装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記録材
へ印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のため
のテスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光し
て前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像
器を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー
像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記
録材に前記トナー像を転写するように構成された画像形
成装置において、前記画像データに基づく印刷のための
画像を前記中間転写体上に作像する作像手段と、前記作
像手段が前記中間転写体上に画像を作像中に、作像され
る各印刷色の前記画像後端に、前記画像の現像色でテス
ト・パッチを作像するテスト・パッチ作像手段と、前記
テスト・パッチ作像手段が作像した前記テスト・パッチ
のトナー濃度をセンサで検出し、検出結果に基づいて現
像される像の濃度をあらかじめ定めた濃度になるように
濃度制御を行う濃度制御手段とを備え、前記作像手段
は、前記中間転写体上に画像を作像中に、前記テスト・
パッチ作像手段がテスト・パッチを作像する処理を実行
した後に回転現像器を次に現像すべき現像色に回転制御
する動作を開始させた場合、その後中間転写体を1回転
させた後に、既に形成されている中間転写体上の画像に
重ね合わせるように、回転制御された後の回転現像器の
現像色の作像を前記中間転写体上に行うことを特徴とす
るものである。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記録材
へ印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のため
のテスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光し
て前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像
器を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー
像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記
録材に前記トナー像を転写するように構成された画像形
成装置において、前記画像データに基づく印刷のための
画像を前記中間転写体上に作像する作像手段と、前記作
像手段が前記中間転写体上に画像を作像中に、作像され
る各印刷色の前記画像後端に、前記画像の現像色でテス
ト・パッチを作像するテスト・パッチ作像手段と、前記
テスト・パッチ作像手段が作像した前記テスト・パッチ
のトナー濃度をセンサで検出し、検出結果に基づいて現
像される像の濃度をあらかじめ定めた濃度になるように
濃度制御を行う濃度制御手段とを備え、前記作像手段
は、前記中間転写体上に画像を作像中に、前記テスト・
パッチ作像手段がテスト・パッチを作像する処理を実行
した後に回転現像器を次に現像すべき現像色に回転制御
する動作を開始させた場合、その後中間転写体を1回転
させた後に、既に形成されている中間転写体上の画像に
重ね合わせるように、回転制御された後の回転現像器の
現像色の作像を前記中間転写体上に行うことを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、記録材へ
印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のための
テスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して
前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器
を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像
を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録
材に前記トナー像を転写するように構成された画像形成
装置において、前記画像データに基づく印刷のための画
像を前記中間転写体上に作像する作像手段であって、前
記中間転写体の周囲に前記記録材2面分の画像を同時形
成させて印刷する2枚貼り制御を実行する2枚貼り制御
を含む作像手段と、前記作像手段が前記中間転写体上に
画像を作像中に、作像される各印刷色の前記画像後端に
前記画像の現像色でテスト・パッチを作像するテスト・
パッチ作像手段と、前記テスト・パッチ作像手段が作像
した前記テスト・パッチのトナー濃度をセンサで検出
し、検出結果に基づいて現像される像の濃度をあらかじ
め定めた濃度になるように濃度制御を行う濃度制御手段
とを備え、前記作像手段は、前記2枚貼り制御を実行
中、2つの面のうち最後に作像した面の画像の後端に前
記テスト・パッチ作像手段がテスト・パッチ作像を実行
した後に回転現像器を次に現像すべき現像色に回転制御
する動作を開始させた場合、その後の作像を前記最後に
作像した面、そして残りの面の画像の順に、既に形成さ
れている中間転写体上の画像に重ね合わせるように、回
転制御された後の回転現像器の現像色の作像を前記中間
転写体上に行うことを特徴とするものである。
印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のための
テスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して
前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器
を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像
を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録
材に前記トナー像を転写するように構成された画像形成
装置において、前記画像データに基づく印刷のための画
像を前記中間転写体上に作像する作像手段であって、前
記中間転写体の周囲に前記記録材2面分の画像を同時形
成させて印刷する2枚貼り制御を実行する2枚貼り制御
を含む作像手段と、前記作像手段が前記中間転写体上に
画像を作像中に、作像される各印刷色の前記画像後端に
前記画像の現像色でテスト・パッチを作像するテスト・
パッチ作像手段と、前記テスト・パッチ作像手段が作像
した前記テスト・パッチのトナー濃度をセンサで検出
し、検出結果に基づいて現像される像の濃度をあらかじ
め定めた濃度になるように濃度制御を行う濃度制御手段
とを備え、前記作像手段は、前記2枚貼り制御を実行
中、2つの面のうち最後に作像した面の画像の後端に前
記テスト・パッチ作像手段がテスト・パッチ作像を実行
した後に回転現像器を次に現像すべき現像色に回転制御
する動作を開始させた場合、その後の作像を前記最後に
作像した面、そして残りの面の画像の順に、既に形成さ
れている中間転写体上の画像に重ね合わせるように、回
転制御された後の回転現像器の現像色の作像を前記中間
転写体上に行うことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、記録材へ
印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のための
テスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して
前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器
を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像
を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録
材に前記トナー像を転写するようにした画像形成方法で
あって、前記画像データに基づく印刷のための画像を前
記中間転写体上に作像する作像ステップと、前記作像ス
テップによって前記中間転写体上に画像を作像中に、作
像される各印刷色の前記画像後端に、前記画像の現像色
でテスト・パッチを作像するテスト・パッチ作像ステッ
プと、前記テスト・パット作像ステップで作像した前記
テスト・パッチのトナー濃度をセンサで検出し、検出結
果に基づいて現像される像の濃度をあらかじめ定めた濃
度になるように濃度制御を行う濃度制御ステップとを備
え、前記作像ステップは、前記中間転写体上への画像を
作像中、前記テスト・パッチ作像ステップによるテスト
・パッチを作像する処理を実行した後に回転現像器を次
に現像すべき現像色に回転制御する動作を開始させた場
合、その後中間転写体を1回転させた後に、既に形成さ
れている中間転写体上の画像に重ね合わせるように、回
転制御された後の回転現像器の現像色の作像を前記中間
転写体上に行うことを特徴とする。
印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のための
テスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して
前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器
を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像
を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録
材に前記トナー像を転写するようにした画像形成方法で
あって、前記画像データに基づく印刷のための画像を前
記中間転写体上に作像する作像ステップと、前記作像ス
テップによって前記中間転写体上に画像を作像中に、作
像される各印刷色の前記画像後端に、前記画像の現像色
でテスト・パッチを作像するテスト・パッチ作像ステッ
プと、前記テスト・パット作像ステップで作像した前記
テスト・パッチのトナー濃度をセンサで検出し、検出結
果に基づいて現像される像の濃度をあらかじめ定めた濃
度になるように濃度制御を行う濃度制御ステップとを備
え、前記作像ステップは、前記中間転写体上への画像を
作像中、前記テスト・パッチ作像ステップによるテスト
・パッチを作像する処理を実行した後に回転現像器を次
に現像すべき現像色に回転制御する動作を開始させた場
合、その後中間転写体を1回転させた後に、既に形成さ
れている中間転写体上の画像に重ね合わせるように、回
転制御された後の回転現像器の現像色の作像を前記中間
転写体上に行うことを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、記録材へ
印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のための
テスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して
前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器
を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像
を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録
材に前記トナー像を転写するようにした画像形成方法で
あって、前記画像データに基づく印刷のための画像を前
記中間転写体上に作像する作像ステップであって、前記
中間転写体の周囲に前記記録材2面分の画像を同時形成
させて印刷する2枚貼り制御を実行する2枚貼り制御を
含む作像ステップと、前記作像ステップによって前記中
間転写体上に画像を作像中に、作像される各印刷色の前
記画像後端に、前記画像の現像色でテスト・パッチを作
像するテスト・パッチ作像ステップと、前記前テスト・
パッチ作像ステップで作像した前記テスト・パッチのト
ナー濃度をセンサで検出し、検出結果に基づいて現像さ
れる像の濃度をあらかじめ定めた濃度になるように濃度
制御を行う濃度制御ステップとを備え、前記作像ステッ
プは、前記2枚貼り制御を実行中、2つの面のうち最後
に作像した面の後端に前記テスト・パッチ作像ステップ
がテスト・パッチ作像を実行した後に回転現像器を次に
現像すべき現像色に回転制御する動作を開始させた場
合、その後の作像を前記最後に作像した面、そして残り
の面の画像の順に、既に形成されている中間転写体上の
画像に重ね合わせるように、回転制御された後の回転現
像器の現像色の作像を前記中間転写体上に行うことを特
徴とする。
印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のための
テスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して
前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器
を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像
を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録
材に前記トナー像を転写するようにした画像形成方法で
あって、前記画像データに基づく印刷のための画像を前
記中間転写体上に作像する作像ステップであって、前記
中間転写体の周囲に前記記録材2面分の画像を同時形成
させて印刷する2枚貼り制御を実行する2枚貼り制御を
含む作像ステップと、前記作像ステップによって前記中
間転写体上に画像を作像中に、作像される各印刷色の前
記画像後端に、前記画像の現像色でテスト・パッチを作
像するテスト・パッチ作像ステップと、前記前テスト・
パッチ作像ステップで作像した前記テスト・パッチのト
ナー濃度をセンサで検出し、検出結果に基づいて現像さ
れる像の濃度をあらかじめ定めた濃度になるように濃度
制御を行う濃度制御ステップとを備え、前記作像ステッ
プは、前記2枚貼り制御を実行中、2つの面のうち最後
に作像した面の後端に前記テスト・パッチ作像ステップ
がテスト・パッチ作像を実行した後に回転現像器を次に
現像すべき現像色に回転制御する動作を開始させた場
合、その後の作像を前記最後に作像した面、そして残り
の面の画像の順に、既に形成されている中間転写体上の
画像に重ね合わせるように、回転制御された後の回転現
像器の現像色の作像を前記中間転写体上に行うことを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【0016】図1は、本発明を適用可能なカラー画像形
成装置の概略断面図である。
成装置の概略断面図である。
【0017】本カラー画像形成装置は、上部に配置され
るデジタル・カラー画像リーダ部201(以下、「リー
ダ部」と略す)、下部に配置されるデジタル・カラー画
像プリンタ部202(以下、「プリンタ部」と略す)、
そしてリーダ部201とプリンタ部202の間に配置さ
れる画像処理部(不図示)から構成される。
るデジタル・カラー画像リーダ部201(以下、「リー
ダ部」と略す)、下部に配置されるデジタル・カラー画
像プリンタ部202(以下、「プリンタ部」と略す)、
そしてリーダ部201とプリンタ部202の間に配置さ
れる画像処理部(不図示)から構成される。
【0018】リーダ部201において、原稿30を原稿
台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査
することにより、原稿30からの反射光像を、レンズ3
3によりRGB3色分解フィルタと一体形成されたフル
・カラー・センサ34に集光し、カラー色分解画像アナ
ログ信号を得る。カラー色分解画像アナログ信号は、図
示しない増幅回路を経てデジタル化され、そして画像処
理部203にて、印刷色に分解され、各種処理を施され
てから、プリンタ部202に送出される。
台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査
することにより、原稿30からの反射光像を、レンズ3
3によりRGB3色分解フィルタと一体形成されたフル
・カラー・センサ34に集光し、カラー色分解画像アナ
ログ信号を得る。カラー色分解画像アナログ信号は、図
示しない増幅回路を経てデジタル化され、そして画像処
理部203にて、印刷色に分解され、各種処理を施され
てから、プリンタ部202に送出される。
【0019】プリンタ部202において、像担持体であ
る感光ドラム(感光体)1は矢印方向に回転自在に担持
され、その感光ドラム(感光体)1の周りには、前露光
ランプ11、コロナ帯電器2、レーザー露光光学系3、
電位センサ12、回転現像装置4(現像器4y、4c、
4m)、現像装置4Bk、中間転写体5a、中間転写体
上光量検知センサ13、クリーニング器6が配置されて
いる。
る感光ドラム(感光体)1は矢印方向に回転自在に担持
され、その感光ドラム(感光体)1の周りには、前露光
ランプ11、コロナ帯電器2、レーザー露光光学系3、
電位センサ12、回転現像装置4(現像器4y、4c、
4m)、現像装置4Bk、中間転写体5a、中間転写体
上光量検知センサ13、クリーニング器6が配置されて
いる。
【0020】レーザー露光光学系3において、リーダ部
201からの画像信号は、レーザー出力部(不図示)に
て光信号に変換され、変換されたレーザー光がポリゴン
・ミラー3aで反射され、レンズ3bおよびミラー3c
を通って、感光ドラム(感光体)1の面に投影される。
201からの画像信号は、レーザー出力部(不図示)に
て光信号に変換され、変換されたレーザー光がポリゴン
・ミラー3aで反射され、レンズ3bおよびミラー3c
を通って、感光ドラム(感光体)1の面に投影される。
【0021】プリンタ部202による画像形成時には、
感光ドラム(感光体)1を矢印方向に回転させ、前露光
ランプ11で除電した後の感光ドラム(感光体)1を帯
電器2により一様に帯電させてから、各分解色から生成
した印刷色(マゼンタ、イエロー、シアン、そして黒)
ごとにレーザー露光光学系3により光像を感光ドラム
(感光体)上に照射して、感光ドラム(感光体)上に潜
像を形成する。
感光ドラム(感光体)1を矢印方向に回転させ、前露光
ランプ11で除電した後の感光ドラム(感光体)1を帯
電器2により一様に帯電させてから、各分解色から生成
した印刷色(マゼンタ、イエロー、シアン、そして黒)
ごとにレーザー露光光学系3により光像を感光ドラム
(感光体)上に照射して、感光ドラム(感光体)上に潜
像を形成する。
【0022】次に、所定の印刷色に対する潜像が形成さ
れると、所定の現像器を動作させて、感光ドラム(感光
体)1上の潜像を現像し、感光ドラム(感光体)1上
に、樹脂を基体としたトナー画像を形成する。現像器
は、現像ロータリ・モータの回転により、各分解色から
生成した各印刷色用潜像の順次形成に応じて択一的に感
光ドラム(感光体)1に接近させるようにしている。
れると、所定の現像器を動作させて、感光ドラム(感光
体)1上の潜像を現像し、感光ドラム(感光体)1上
に、樹脂を基体としたトナー画像を形成する。現像器
は、現像ロータリ・モータの回転により、各分解色から
生成した各印刷色用潜像の順次形成に応じて択一的に感
光ドラム(感光体)1に接近させるようにしている。
【0023】感光ドラム(感光体)1上の現像された各
印刷色のトナー画像は、順次、1次転写帯電器によって
印加された高圧により、中間転写ベルトに転写される。
本カラー画像形成装置では、中間転写ベルトの全周長の
1/2以下の長さの記録材(250mm)の場合には、
2枚の記録材に対応する中間転写体上の領域に対して、
中間転写体の回転を維持した状態で連続して画像形成可
能である。この2枚の記録紙に対応する画像を中間転写
体上に連続して画像形成する場合を以下「2枚貼り制
御」といい、また中間転写ベルト上に1枚の記録材に対
応する画像を形成して画像形成を行う場合を「1枚貼り
制御」という。
印刷色のトナー画像は、順次、1次転写帯電器によって
印加された高圧により、中間転写ベルトに転写される。
本カラー画像形成装置では、中間転写ベルトの全周長の
1/2以下の長さの記録材(250mm)の場合には、
2枚の記録材に対応する中間転写体上の領域に対して、
中間転写体の回転を維持した状態で連続して画像形成可
能である。この2枚の記録紙に対応する画像を中間転写
体上に連続して画像形成する場合を以下「2枚貼り制
御」といい、また中間転写ベルト上に1枚の記録材に対
応する画像を形成して画像形成を行う場合を「1枚貼り
制御」という。
【0024】中間転写ベルト5a上に1枚貼りでの画像
形成を行ったときの形態を、図7(a)に示す。また、
中間転写ベルト5a上に2枚貼りでの画像形成を行った
形態を、図7(b)に示す。
形成を行ったときの形態を、図7(a)に示す。また、
中間転写ベルト5a上に2枚貼りでの画像形成を行った
形態を、図7(b)に示す。
【0025】1枚貼りしたときのトナー画像は中間転写
ベルト5a上の定点PTAを先頭に作像され、中間転写
体回転方向の記録材のサイズが変わっても、定点PTA
を先端に作像されるように制御される(図中の、「記録
材Aに対応するトナー画像の形態」に示す部分)。これ
に対し、2枚貼りの場合は、1枚目の転写材に対応する
トナー画像は、1枚貼りの場合同様に定点PTAを先端
になるように吸着され、2枚目は定点PTAの中間転写
体の180度対向点である定点PTBが先端になるよう
に作像される(図中の「記録材Bに対応するトナー画像
の形態」に示す部分)。2枚貼りの場合も1枚貼りと同
じく記録材サイズが変わっても、定点PTA、PTBが
先端になるように作像される。
ベルト5a上の定点PTAを先頭に作像され、中間転写
体回転方向の記録材のサイズが変わっても、定点PTA
を先端に作像されるように制御される(図中の、「記録
材Aに対応するトナー画像の形態」に示す部分)。これ
に対し、2枚貼りの場合は、1枚目の転写材に対応する
トナー画像は、1枚貼りの場合同様に定点PTAを先端
になるように吸着され、2枚目は定点PTAの中間転写
体の180度対向点である定点PTBが先端になるよう
に作像される(図中の「記録材Bに対応するトナー画像
の形態」に示す部分)。2枚貼りの場合も1枚貼りと同
じく記録材サイズが変わっても、定点PTA、PTBが
先端になるように作像される。
【0026】以下トナー画像の先端が定点PTAを先頭
になるように作像する制御をA面作像またはA面貼り制
御、定点PTBを先端になるように吸着する制御をB面
作像またはB面貼り制御と表現することにする。
になるように作像する制御をA面作像またはA面貼り制
御、定点PTBを先端になるように吸着する制御をB面
作像またはB面貼り制御と表現することにする。
【0027】ベルト状とされる転写装置つまり中間転写
体5aを回転させるにしたがって、感光ドラム(感光
体)1上のトナー像は1次転写帯電器により中間転写体
5aに転写される。このようにして、中間転写体上に
は、所望数の各印刷色画像が重ね合わされ、フル・カラ
ー画像が形成される。フル・カラー画像形成の場合、こ
のようにして4色のトナー像の中間転写体への転写が終
了した後、給紙カセットから搬送された記録材を2次転
写ローラ5cの位置へと搬送し、記録材への2次転写を
行う。2次転写ローラ5cを通過することにより、4色
の重ね合わされたトナー画像の2次転写が終了した記録
材は、熱ローラ定着器9を介して、排紙部500に排出
される。
体5aを回転させるにしたがって、感光ドラム(感光
体)1上のトナー像は1次転写帯電器により中間転写体
5aに転写される。このようにして、中間転写体上に
は、所望数の各印刷色画像が重ね合わされ、フル・カラ
ー画像が形成される。フル・カラー画像形成の場合、こ
のようにして4色のトナー像の中間転写体への転写が終
了した後、給紙カセットから搬送された記録材を2次転
写ローラ5cの位置へと搬送し、記録材への2次転写を
行う。2次転写ローラ5cを通過することにより、4色
の重ね合わされたトナー画像の2次転写が終了した記録
材は、熱ローラ定着器9を介して、排紙部500に排出
される。
【0028】1次転写終了後の感光ドラム(感光体)1
は、表面の残留トナーがドラム・クリーニング器7で清
掃された後、再度画像形成工程に供される。他方、2次
転写終了後の中間転写体5aは、表面の残留トナーがク
リーニング器6で清掃された後、再度画像形成工程に供
される。
は、表面の残留トナーがドラム・クリーニング器7で清
掃された後、再度画像形成工程に供される。他方、2次
転写終了後の中間転写体5aは、表面の残留トナーがク
リーニング器6で清掃された後、再度画像形成工程に供
される。
【0029】記録材の両面に画像を形成する場合には、
一方の面に画像を形成した記録材を定着器9から排出し
た後、すぐに搬送パス切り替えガイド19を駆動して、
その記録材を、搬送縦パス20を経て反転パス21aに
一旦導いてから、反転ローラ2bの逆転により、送り込
まれた際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向
きに退出させ、両面パス22に収納する。その後、再び
上述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形
成する。このように記録材の表裏両面に画像を形成する
場合、その記録材の最初に画像が形成される第1の面を
「両面1面目」、次に画像が形成される第2の面を「両
面2面目」という。
一方の面に画像を形成した記録材を定着器9から排出し
た後、すぐに搬送パス切り替えガイド19を駆動して、
その記録材を、搬送縦パス20を経て反転パス21aに
一旦導いてから、反転ローラ2bの逆転により、送り込
まれた際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向
きに退出させ、両面パス22に収納する。その後、再び
上述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形
成する。このように記録材の表裏両面に画像を形成する
場合、その記録材の最初に画像が形成される第1の面を
「両面1面目」、次に画像が形成される第2の面を「両
面2面目」という。
【0030】また、本カラー画像形成装置においては、
所望のタイミングで偏心カム25を動作させ、2次転写
ローラ5cと一体化しているカム・フォロアを作動させ
ることにより、中間転写体5と2次転写ローラとのギャ
ップが任意に設定可能な構成となっている。たとえば、
スタンバイ中または電源オフ時には、中間転写体5と、
2次転写ローラ5cの間隔を離す。
所望のタイミングで偏心カム25を動作させ、2次転写
ローラ5cと一体化しているカム・フォロアを作動させ
ることにより、中間転写体5と2次転写ローラとのギャ
ップが任意に設定可能な構成となっている。たとえば、
スタンバイ中または電源オフ時には、中間転写体5と、
2次転写ローラ5cの間隔を離す。
【0031】次に画像形成動作制御用の中間転写体基準
信号の説明を行う。定点PTAが先頭になるように行う
中間転写体5への作像において、各色トナー像の形成画
像を合わせるために中間転写体5上に不図示のセンサと
センサ検出フラグが配置されている。具体的には図8は
潜像形成開始直後の感光ドラム(感光体)1と中間転写
体5aの様子であり、潜像先端が記録材先端に対応する
位置に転写時に重なる様子を示している。これに対し、
図9では潜像(レーザー)と中間転写体基準信号Aの関
係を示したもので、潜像形成開始タイミングに対して、
Tprei時間前に中間転写体基準信号Aが立ち下がる
ように構成されている。この同様の信号をB面制御用に
も用意してあり、これを中間転写体基準信号B(以下I
TOP−B)と呼ぶ。これらの中間転写体基準信号は、
中間転写体5aが回転しているときに発生するようにな
っている。
信号の説明を行う。定点PTAが先頭になるように行う
中間転写体5への作像において、各色トナー像の形成画
像を合わせるために中間転写体5上に不図示のセンサと
センサ検出フラグが配置されている。具体的には図8は
潜像形成開始直後の感光ドラム(感光体)1と中間転写
体5aの様子であり、潜像先端が記録材先端に対応する
位置に転写時に重なる様子を示している。これに対し、
図9では潜像(レーザー)と中間転写体基準信号Aの関
係を示したもので、潜像形成開始タイミングに対して、
Tprei時間前に中間転写体基準信号Aが立ち下がる
ように構成されている。この同様の信号をB面制御用に
も用意してあり、これを中間転写体基準信号B(以下I
TOP−B)と呼ぶ。これらの中間転写体基準信号は、
中間転写体5aが回転しているときに発生するようにな
っている。
【0032】また後述するように定着スピードに対応す
る形で感光ドラム(感光体)モータも複数種類のスピー
ドで駆動可能なように構成されている。
る形で感光ドラム(感光体)モータも複数種類のスピー
ドで駆動可能なように構成されている。
【0033】次に、現像装置4におけるトナー濃度制御
について説明する。マゼンタ現像器4m、シアン現像器
4c、イエロー現像器4y内のそれぞれのトナーは波長
約960nmの近赤外光に対して反射することから、そ
の特性を利用し、中間転写体5上に現像されたトナー像
に対して近赤外光を照射し、中間転写体5上の反射成分
と、照射光源からの直接光の比較を中間転写体上光量セ
ンサ13で検知し、A/Dコンバータ752での変換を
し、現像されたトナー像濃度からトナー濃度を検知し、
これから、現像器内トナー濃度を算出する。黒トナーに
関しては、トナー濃度信号に対するトナーを不図示のホ
ッパから現像器に補給する。イエロー、マゼンタ、シア
ンのトナーに関しては、トナー濃度信号に対するトナー
を不図示のトナー・カートリッジから現像器に補給す
る。
について説明する。マゼンタ現像器4m、シアン現像器
4c、イエロー現像器4y内のそれぞれのトナーは波長
約960nmの近赤外光に対して反射することから、そ
の特性を利用し、中間転写体5上に現像されたトナー像
に対して近赤外光を照射し、中間転写体5上の反射成分
と、照射光源からの直接光の比較を中間転写体上光量セ
ンサ13で検知し、A/Dコンバータ752での変換を
し、現像されたトナー像濃度からトナー濃度を検知し、
これから、現像器内トナー濃度を算出する。黒トナーに
関しては、トナー濃度信号に対するトナーを不図示のホ
ッパから現像器に補給する。イエロー、マゼンタ、シア
ンのトナーに関しては、トナー濃度信号に対するトナー
を不図示のトナー・カートリッジから現像器に補給す
る。
【0034】次に、熱ローラ定着器9の詳細な説明を行
う。熱ローラ定着器9は、定着上ローラ9a、定着下ロ
ーラ9b、定着ウェッブ9cを有している。
う。熱ローラ定着器9は、定着上ローラ9a、定着下ロ
ーラ9b、定着ウェッブ9cを有している。
【0035】熱ローラ定着器9は、定着ローラ9a、9
bの熱エネルギーによって記録材上のトナーを溶融し、
定着ローラ9a、9b間の圧力によって溶融したトナー
を記録材とを定着させる。なお、定着上ローラ9a、定
着下ローラ9bの表面は、その略中心部に組み込まれた
定着上ヒータ9e、定着下ヒータ9fと、それぞれのロ
ーラ表面温度を検知する定着上サーミスタ、定着下サー
ミスタとにより、独立に最適な表面温度になるように制
御される。
bの熱エネルギーによって記録材上のトナーを溶融し、
定着ローラ9a、9b間の圧力によって溶融したトナー
を記録材とを定着させる。なお、定着上ローラ9a、定
着下ローラ9bの表面は、その略中心部に組み込まれた
定着上ヒータ9e、定着下ヒータ9fと、それぞれのロ
ーラ表面温度を検知する定着上サーミスタ、定着下サー
ミスタとにより、独立に最適な表面温度になるように制
御される。
【0036】定着ウェッブ9cは、定着上ローラ9a上
の汚れ、あるいはオフセットしたトナーを除去すべく必
要時に定着上ローラ9aに当接する。その際、定着ウェ
ッブ9cに内蔵されている巻き取り装置により、定着ウ
ェッブ9cの新しい面を定着上ローラ9aに当接させて
クリーニング性能を向上できるようにもなっている。
の汚れ、あるいはオフセットしたトナーを除去すべく必
要時に定着上ローラ9aに当接する。その際、定着ウェ
ッブ9cに内蔵されている巻き取り装置により、定着ウ
ェッブ9cの新しい面を定着上ローラ9aに当接させて
クリーニング性能を向上できるようにもなっている。
【0037】また、熱ローラ定着器9は、図1には不図
示の定着駆動モータにより定着ローラ9a、9bと記録
材搬送部9gを駆動する。定着駆動モータは定着駆動モ
ータ・ドライバにより駆動される。本カラー画像形成装
置では、記録材の種類による定着性の差異をなくすた
め、4種類の記録材に対応した定着スピードを実現でき
るように構成されている。
示の定着駆動モータにより定着ローラ9a、9bと記録
材搬送部9gを駆動する。定着駆動モータは定着駆動モ
ータ・ドライバにより駆動される。本カラー画像形成装
置では、記録材の種類による定着性の差異をなくすた
め、4種類の記録材に対応した定着スピードを実現でき
るように構成されている。
【0038】具体的な感光ドラム(感光体)1の画像形
成時の周速をVP(以下、「プロセス・スピード」とい
う)とすると、普通紙定着スピードVFN=VPであ
り、両面2面目用の定着スピードVFDはVFNより小
さく、厚紙用定着スピードVFTはVFDより小さく、
OHP用定着スピードVFOはVFTより小さい。した
がって、VP=VFN>VFD>VFT>VFOの関係
が成立し、この4種類の定着スピードが実現できるよう
に定着駆動モータ・ドライバ761(図2参照)が構成
されている。なお、記録材搬送部9gの搬送スピードは
定着ローラ9a、9bの周速と同一になるように設定さ
れている。また、両面2面用の定着スピードVFDは2
色以上のトナーを定着させる両面2面目用に使用され、
両面2面目でも1色のトナーしか定着させない単色モー
ドでは使用せず、この場合は普通紙定着スピードVFN
で定着動作を行う。
成時の周速をVP(以下、「プロセス・スピード」とい
う)とすると、普通紙定着スピードVFN=VPであ
り、両面2面目用の定着スピードVFDはVFNより小
さく、厚紙用定着スピードVFTはVFDより小さく、
OHP用定着スピードVFOはVFTより小さい。した
がって、VP=VFN>VFD>VFT>VFOの関係
が成立し、この4種類の定着スピードが実現できるよう
に定着駆動モータ・ドライバ761(図2参照)が構成
されている。なお、記録材搬送部9gの搬送スピードは
定着ローラ9a、9bの周速と同一になるように設定さ
れている。また、両面2面用の定着スピードVFDは2
色以上のトナーを定着させる両面2面目用に使用され、
両面2面目でも1色のトナーしか定着させない単色モー
ドでは使用せず、この場合は普通紙定着スピードVFN
で定着動作を行う。
【0039】図2は、本発明を適用したカラー画像形成
装置における制御系のブロック図である。カラー画像形
成装置では制御上大きく2つのブロックに分けられる。
1つは、主に、リーダ部201および画像処理部203
の制御を行うリーダ・コントローラ700であり、他の
1つは、プリンタ部202の制御を行うプリンタ・コン
トローラ701である。
装置における制御系のブロック図である。カラー画像形
成装置では制御上大きく2つのブロックに分けられる。
1つは、主に、リーダ部201および画像処理部203
の制御を行うリーダ・コントローラ700であり、他の
1つは、プリンタ部202の制御を行うプリンタ・コン
トローラ701である。
【0040】符号702は、走査ミラー32a、32
b、32cと露光ランプ32を移動させる不図示の光学
モータを駆動するための光学モータ・ドライバ、符号7
03は、原稿を自動的に交換する自動原稿送り装置RD
F400を制御するためのRDFコントローラ、符号7
04は画像読み取りのためのCCDの制御を行うCCD
ドライバ、符号705はリーダ・コントローラ700の
制御プログラムが格納されたROM、符号706は制御
値等のデータを格納しておくRAM、符号707は露光
ランプ32等の負荷を駆動するためのI/Oである。ま
た、RAM706は、電源を切ってもデータが保持でき
るように電池でバッテリ・バックアップされている。
b、32cと露光ランプ32を移動させる不図示の光学
モータを駆動するための光学モータ・ドライバ、符号7
03は、原稿を自動的に交換する自動原稿送り装置RD
F400を制御するためのRDFコントローラ、符号7
04は画像読み取りのためのCCDの制御を行うCCD
ドライバ、符号705はリーダ・コントローラ700の
制御プログラムが格納されたROM、符号706は制御
値等のデータを格納しておくRAM、符号707は露光
ランプ32等の負荷を駆動するためのI/Oである。ま
た、RAM706は、電源を切ってもデータが保持でき
るように電池でバッテリ・バックアップされている。
【0041】次に、プリンタ・コントローラ701の周
辺制御部について説明する。符号750はプリンタ・コ
ントローラ701の制御プログラムを格納するROM、
符号751は制御値等のデータを格納しておくRAM、
符号752は電位センサ12およびドラム上光量検知セ
ンサ13等からのアナログ信号をデジタル・データに変
換するA/Dコンバータ、符号753はアナログ設定値
を高圧制御部770等に出力するD/Aコンバータ、符
号754はモータおよびクラッチ等の負荷を駆動するI
/Oである。
辺制御部について説明する。符号750はプリンタ・コ
ントローラ701の制御プログラムを格納するROM、
符号751は制御値等のデータを格納しておくRAM、
符号752は電位センサ12およびドラム上光量検知セ
ンサ13等からのアナログ信号をデジタル・データに変
換するA/Dコンバータ、符号753はアナログ設定値
を高圧制御部770等に出力するD/Aコンバータ、符
号754はモータおよびクラッチ等の負荷を駆動するI
/Oである。
【0042】符号708はソータ・コントローラであ
り、プリンタ・コントローラ701と通信を行い、操作
部704で設定されたノン・ソート・モードやソート・
モードやグループ・モードの積載形態指示にしたがって
積載制御や、同じくステイプル指示に応じたステイプル
制御を行う。
り、プリンタ・コントローラ701と通信を行い、操作
部704で設定されたノン・ソート・モードやソート・
モードやグループ・モードの積載形態指示にしたがって
積載制御や、同じくステイプル指示に応じたステイプル
制御を行う。
【0043】図3は、本カラー画像形成装置における画
像処理部203の構成例を示すブロック図である。図3
において符号101はCCD読み取り部であり、前述の
フル・カラー・センサ34(図1参照)から入力された
アナログRGB信号をそれぞれ増幅するためのアンプ、
アナログRGB信号をたとえば8ビットのデジタル信号
へ変換するためのA/Dコンバータ、公知のシェーディ
ング補正を行うためのシェーディング補正回路などで構
成され、原稿画像のデジタルRGB画像信号を出力す
る。
像処理部203の構成例を示すブロック図である。図3
において符号101はCCD読み取り部であり、前述の
フル・カラー・センサ34(図1参照)から入力された
アナログRGB信号をそれぞれ増幅するためのアンプ、
アナログRGB信号をたとえば8ビットのデジタル信号
へ変換するためのA/Dコンバータ、公知のシェーディ
ング補正を行うためのシェーディング補正回路などで構
成され、原稿画像のデジタルRGB画像信号を出力す
る。
【0044】符号102はシフト・メモリであり、画像
処理コントロール部からのシフト量制御信号に応じて、
CCD読み取り部101から入力されたRGB画像信号
のたとえば色間、画素間のずれを補正する。符号103
は補色変換回路であり、シフト・メモリ102から入力
されたRGB画像信号をMCY画像信号へ変換する。符
号104は黒抽出回路であり、画像処理コントロール部
から入力された黒抽出信号に応じて、補色変換回路10
3から入力されたMCY(マゼンタ、シアン、イエロ
ー)画像信号から画像の黒色領域を抽出し、抽出した黒
色領域に対するBk(ブラック)画像信号を出力する。
処理コントロール部からのシフト量制御信号に応じて、
CCD読み取り部101から入力されたRGB画像信号
のたとえば色間、画素間のずれを補正する。符号103
は補色変換回路であり、シフト・メモリ102から入力
されたRGB画像信号をMCY画像信号へ変換する。符
号104は黒抽出回路であり、画像処理コントロール部
から入力された黒抽出信号に応じて、補色変換回路10
3から入力されたMCY(マゼンタ、シアン、イエロ
ー)画像信号から画像の黒色領域を抽出し、抽出した黒
色領域に対するBk(ブラック)画像信号を出力する。
【0045】符号105はUCR回路であり、黒抽出回
路104から入力されたBk画像信号と画像処理コント
ロール部から入力されたUCR量制御信号とに応じて、
補色変換回路103から入力されたMCY画像信号に下
色除去(UCR)処理を施す。すなわち、黒抽出回路1
04とUCR回路105は、抽出した黒色領域をMCY
3色のトナーを重ねるのではなく、Bkトナーに置き換
えて画像形成を行うことで色再現性の向上を図るもので
ある。
路104から入力されたBk画像信号と画像処理コント
ロール部から入力されたUCR量制御信号とに応じて、
補色変換回路103から入力されたMCY画像信号に下
色除去(UCR)処理を施す。すなわち、黒抽出回路1
04とUCR回路105は、抽出した黒色領域をMCY
3色のトナーを重ねるのではなく、Bkトナーに置き換
えて画像形成を行うことで色再現性の向上を図るもので
ある。
【0046】黒抽出回路104から出力されるBk画像
信号は下式(1)によって決定される。 Bk=A・min(C2、Y2、M2) …(1)
信号は下式(1)によって決定される。 Bk=A・min(C2、Y2、M2) …(1)
【0047】なお、(1)式において、Aは黒抽出係
数、C2、Y2、M2は補色変換回路103から出力さ
れたMCY画像信号である。黒抽出係数Aは、画像処理
コントロール部から指定される黒抽出量制御信号によっ
て決定される。
数、C2、Y2、M2は補色変換回路103から出力さ
れたMCY画像信号である。黒抽出係数Aは、画像処理
コントロール部から指定される黒抽出量制御信号によっ
て決定される。
【0048】また、UCR回路105から出力されるM
CY画像信号は下式(2)によって決定される。 M1=B1・(M2−D1・Bk) C1=B2・(C2−D2・Bk) …(2) Y1=B3・(Y2−D3・Bk)
CY画像信号は下式(2)によって決定される。 M1=B1・(M2−D1・Bk) C1=B2・(C2−D2・Bk) …(2) Y1=B3・(Y2−D3・Bk)
【0049】なお、(2)式においてM2、C2、Y2
は補色変換回路103から出力されたMCY画像信号、
M1、C1、Y1はUCR回路105から出力されるM
CY画像信号であり、係数B1、B2、B3、D1、D
2、D3は画像処理コントロール部からUCR量制御信
号によって決定される。
は補色変換回路103から出力されたMCY画像信号、
M1、C1、Y1はUCR回路105から出力されるM
CY画像信号であり、係数B1、B2、B3、D1、D
2、D3は画像処理コントロール部からUCR量制御信
号によって決定される。
【0050】次に、符号106はマスキング回路であ
り、使用するトナーの濁り成分の除去やCCDのRGB
フィルタ特性の補正をするために、画像処理コントロー
ル部から入力されたマスキング係数制御信号に応じて、
UCR回路105から入力されたMCY画像信号にマス
キング処理を施す。マスキング回路106から出力され
るMCY画像信号は下式(3)によって表現される。 |M0| |a11 a12 a13||M1| |Y0| = |a21 a22 a23||Y1| …(3) |C0| |a31 a32 a33||C1|
り、使用するトナーの濁り成分の除去やCCDのRGB
フィルタ特性の補正をするために、画像処理コントロー
ル部から入力されたマスキング係数制御信号に応じて、
UCR回路105から入力されたMCY画像信号にマス
キング処理を施す。マスキング回路106から出力され
るMCY画像信号は下式(3)によって表現される。 |M0| |a11 a12 a13||M1| |Y0| = |a21 a22 a23||Y1| …(3) |C0| |a31 a32 a33||C1|
【0051】なお、(3)式においてa11〜a33は
マスキング係数、M1、C1、Y1はUCR回路105
から出力されたMCY画像信号、M0、C0、Y0はマ
スキング回路106から出力されるMCY画像信号であ
り、マスキング係数a11〜a33は画像処理コントロ
ール部から指定されるマスキング係数制御信号によって
決定される。
マスキング係数、M1、C1、Y1はUCR回路105
から出力されたMCY画像信号、M0、C0、Y0はマ
スキング回路106から出力されるMCY画像信号であ
り、マスキング係数a11〜a33は画像処理コントロ
ール部から指定されるマスキング係数制御信号によって
決定される。
【0052】符号107は画像メモリ部であり、高速の
ページ・メモリと複数のページ画像データを蓄積可能な
大容量のメモリ(ハード・ディスク)を有している。ハ
ード・ディスクに格納された複数の画像データは、操作
部で指定された編集モードに応じた順序で出力される。
たとえば、ソートの場合、リーダ部201から読み取っ
た原稿束の画像を順に出力する。ハード・ディスクから
一旦格納された原稿の画像データを読み出し、これを複
数回繰り返して出力する。これにより、ビンが複数ある
ソータと同じ役割を果たすことができる。外部I/F処
理部4から入力される、コンピュータからの画像データ
は、外部I/F処理部で画像データとして処理されてお
り、リーダ部からの画像信号と同様に、一旦、画像メモ
リ部で、ページ・メモリ、あるいは、ハード・ディスク
に格納される。
ページ・メモリと複数のページ画像データを蓄積可能な
大容量のメモリ(ハード・ディスク)を有している。ハ
ード・ディスクに格納された複数の画像データは、操作
部で指定された編集モードに応じた順序で出力される。
たとえば、ソートの場合、リーダ部201から読み取っ
た原稿束の画像を順に出力する。ハード・ディスクから
一旦格納された原稿の画像データを読み出し、これを複
数回繰り返して出力する。これにより、ビンが複数ある
ソータと同じ役割を果たすことができる。外部I/F処
理部4から入力される、コンピュータからの画像データ
は、外部I/F処理部で画像データとして処理されてお
り、リーダ部からの画像信号と同様に、一旦、画像メモ
リ部で、ページ・メモリ、あるいは、ハード・ディスク
に格納される。
【0053】符号108はセレクタであり、画像処理コ
ントロール部から色選択端子S1へ入力された色選択信
号に応じて、マスキング回路106と黒抽出回路104
から入力されたM、C、Y、Bkの画像信号の中から1
色の画像信号を選択して画像信号V1を出力する。
ントロール部から色選択端子S1へ入力された色選択信
号に応じて、マスキング回路106と黒抽出回路104
から入力されたM、C、Y、Bkの画像信号の中から1
色の画像信号を選択して画像信号V1を出力する。
【0054】符号109はプリンタ階調補正回路であ
り、プリンタ部202の出力特性を各色ごとリニアにす
るために、プリンタ・コントローラ701から入力され
たプリンタ色選択信号に応じて、図5に一例を示すガン
マ変換特性のM、C、Y、Bkの何れかを選択して画像
信号に補正を施すため色選択端子S4へ設定する。
り、プリンタ部202の出力特性を各色ごとリニアにす
るために、プリンタ・コントローラ701から入力され
たプリンタ色選択信号に応じて、図5に一例を示すガン
マ変換特性のM、C、Y、Bkの何れかを選択して画像
信号に補正を施すため色選択端子S4へ設定する。
【0055】符号110はレーザー・ドライバであり、
前述のレーザー露光光学系3(図1参照)に含まれる。
レーザー・ドライバ110は、プリンタ階調補正回路1
09から入力された画像信号V3に基づいて半導体レー
ザーを変調駆動することにより、感光ドラム(感光体)
1上に潜像を形成する。
前述のレーザー露光光学系3(図1参照)に含まれる。
レーザー・ドライバ110は、プリンタ階調補正回路1
09から入力された画像信号V3に基づいて半導体レー
ザーを変調駆動することにより、感光ドラム(感光体)
1上に潜像を形成する。
【0056】次に画像メモリ部107の詳細を図2にし
たがって述べる。画像メモリ部107では、DRAM等
のメモリで構成されるページ・メモリ部731に、メモ
リ・コントローラ部732を介して外部I/F処理部7
20、画像処理部203から画像データの書き込み、外
部I/F処理部720、プリンタ部701への画像読み
出し、大容量の記憶装置であるハード・ディスク734
への画像の入出力のアクセスを行う。メモリ・コントロ
ーラ部732は、ページ・メモリ730のDRAMリフ
レッシュ信号の発生を行い、また、画像I/F処理部7
20、画像処理部203、ハード・ディスク734から
のページ・メモリ731へのアクセスの調停を行う。さ
らに、ページ・メモリ部731への書き込みアドレス、
ページ・メモリ部731からの読み出しアドレス、読み
出し方向などの制御をする。それにより、画像処理部2
03はページ・メモリ部731に複数の原稿画像をなら
べてレイアウトを行い、プリンタ部に出力する機能や、
画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像回転
機能を制御する。
たがって述べる。画像メモリ部107では、DRAM等
のメモリで構成されるページ・メモリ部731に、メモ
リ・コントローラ部732を介して外部I/F処理部7
20、画像処理部203から画像データの書き込み、外
部I/F処理部720、プリンタ部701への画像読み
出し、大容量の記憶装置であるハード・ディスク734
への画像の入出力のアクセスを行う。メモリ・コントロ
ーラ部732は、ページ・メモリ730のDRAMリフ
レッシュ信号の発生を行い、また、画像I/F処理部7
20、画像処理部203、ハード・ディスク734から
のページ・メモリ731へのアクセスの調停を行う。さ
らに、ページ・メモリ部731への書き込みアドレス、
ページ・メモリ部731からの読み出しアドレス、読み
出し方向などの制御をする。それにより、画像処理部2
03はページ・メモリ部731に複数の原稿画像をなら
べてレイアウトを行い、プリンタ部に出力する機能や、
画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像回転
機能を制御する。
【0057】次に、図4にしたがって、外部I/F処理
部702の構成を述べる。外部I/F処理部702は前
述した様に、画像メモリ部730を介して、リーダ部7
00の画像データを外部I/F処理部に取り込み、ま
た、画像メモリ部730を介して、外部I/Fからの画
像データをプリンタ部701へ出力して画像形成を行
う。外部I/F処理部702にはコア部406とファク
シミリ部401、ファクシミリ部の通信画像データを保
存するハード・ディスク402、外部コンピュータ11
と接続するコンピュータ・インターフェース部403
と、フォーマッタ部404、イメージ・メモリ部405
を有している。
部702の構成を述べる。外部I/F処理部702は前
述した様に、画像メモリ部730を介して、リーダ部7
00の画像データを外部I/F処理部に取り込み、ま
た、画像メモリ部730を介して、外部I/Fからの画
像データをプリンタ部701へ出力して画像形成を行
う。外部I/F処理部702にはコア部406とファク
シミリ部401、ファクシミリ部の通信画像データを保
存するハード・ディスク402、外部コンピュータ11
と接続するコンピュータ・インターフェース部403
と、フォーマッタ部404、イメージ・メモリ部405
を有している。
【0058】ファクシミリ部401はモデム(不図示)
を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からのファ
クシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミ
リ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401で
は、ファクシミリ機能である、指定された時間にファッ
クス送信を行ったり、相手から指定パスワードの問い合
わせで画像データを送信するなど、ハード・ディスク4
02にファクス用の画像を保存して処理を行う。これに
より、一度リーダ部201から画像メモリ部730を介
して、ファクシミリ部401、ファクシミリ用のハード
・ディスク402へ画像を転送した後は、リーダ部20
1、画像メモリ部730をファクシミリ機能に使うこと
なしに、ファックス送信を行うことができる。
を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からのファ
クシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミ
リ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401で
は、ファクシミリ機能である、指定された時間にファッ
クス送信を行ったり、相手から指定パスワードの問い合
わせで画像データを送信するなど、ハード・ディスク4
02にファクス用の画像を保存して処理を行う。これに
より、一度リーダ部201から画像メモリ部730を介
して、ファクシミリ部401、ファクシミリ用のハード
・ディスク402へ画像を転送した後は、リーダ部20
1、画像メモリ部730をファクシミリ機能に使うこと
なしに、ファックス送信を行うことができる。
【0059】コンピュータ・インターフェース部403
は外部のコンピュータとのデータ通信を行うインターフ
ェース部であり、ローカルエリア・ネットワーク(以
下、LAN)、シリアルI/F、SCSII/F、プリ
ンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。この
I/Fを介して、プリンタ部、リーダ部の状態を外部コ
ンピュータに通知したり、コンピュータの指示に従って
リーダ部201で読み取った画像を外部コンピュータへ
転送したりする。また、外部コンピュータからプリント
画像データを受け取ったりする。
は外部のコンピュータとのデータ通信を行うインターフ
ェース部であり、ローカルエリア・ネットワーク(以
下、LAN)、シリアルI/F、SCSII/F、プリ
ンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。この
I/Fを介して、プリンタ部、リーダ部の状態を外部コ
ンピュータに通知したり、コンピュータの指示に従って
リーダ部201で読み取った画像を外部コンピュータへ
転送したりする。また、外部コンピュータからプリント
画像データを受け取ったりする。
【0060】外部コンピュータからコンピュータ・イン
ターフェース部403を介して通知されるプリント・デ
ータは専用のプリンタ・コードで記述されているため、
フォーマッタ部404はそのコードを、画像メモリ部7
30を介してプリンタ部2で画像形成を行うラスター・
イメージ・データに変換する。フォーマッタ部404は
ラスター・イメージ・データの展開をイメージ・メモリ
部405に行う。イメージ・メモリ部405は、このよ
うにフォーマッタ部404がラスター・イメージ・デー
タの展開するメモリとして使用したり、また、リーダ部
の画像を、コンピュータ・インターフェース部403を
介して外部コンピュータに送ったりする(画像スキャナ
機能)場合に、画像メモリ部730から送られる画像デ
ータをイメージ・メモリ部405に一度展開し、外部コ
ンピュータに送るデータの形式に変換してコンピュータ
・インターフェース部403からデータを送出するよう
な場合においても使用される。
ターフェース部403を介して通知されるプリント・デ
ータは専用のプリンタ・コードで記述されているため、
フォーマッタ部404はそのコードを、画像メモリ部7
30を介してプリンタ部2で画像形成を行うラスター・
イメージ・データに変換する。フォーマッタ部404は
ラスター・イメージ・データの展開をイメージ・メモリ
部405に行う。イメージ・メモリ部405は、このよ
うにフォーマッタ部404がラスター・イメージ・デー
タの展開するメモリとして使用したり、また、リーダ部
の画像を、コンピュータ・インターフェース部403を
介して外部コンピュータに送ったりする(画像スキャナ
機能)場合に、画像メモリ部730から送られる画像デ
ータをイメージ・メモリ部405に一度展開し、外部コ
ンピュータに送るデータの形式に変換してコンピュータ
・インターフェース部403からデータを送出するよう
な場合においても使用される。
【0061】コア部406は、ファクシミリ部401、
コンピュータ・インターフェース部403、フォーマッ
タ部404、イメージ・メモリ部405、画像メモリ部
730間それぞれのデータ転送を制御管理する。これに
より、外部I/F処理部702に複数の画像出力部があ
っても、画像メモリ部730へ画像転送路が1つであっ
ても、コア部406の管理のもと、排他制御、優先度制
御され、画像出力が行われる。
コンピュータ・インターフェース部403、フォーマッ
タ部404、イメージ・メモリ部405、画像メモリ部
730間それぞれのデータ転送を制御管理する。これに
より、外部I/F処理部702に複数の画像出力部があ
っても、画像メモリ部730へ画像転送路が1つであっ
ても、コア部406の管理のもと、排他制御、優先度制
御され、画像出力が行われる。
【0062】図6は、本発明のカラー画像形成装置の操
作部を示したものである。図6において符号351はテ
ン・キーであり、画像形成枚数の設定やモード設定の数
値入力に使用する。符号352はクリア/ストップ・キ
ーであり、設定された画像形成枚数や画像形成動作の停
止を行うために使用する。符号353はリセット・キー
であり、設定された画像形成枚数や動作モードや選択給
紙段等のモードを規定値に戻すためのものである。符号
354はスタート・キーであり、このスタート・キー3
54の押下により画像形成動作を開始する。
作部を示したものである。図6において符号351はテ
ン・キーであり、画像形成枚数の設定やモード設定の数
値入力に使用する。符号352はクリア/ストップ・キ
ーであり、設定された画像形成枚数や画像形成動作の停
止を行うために使用する。符号353はリセット・キー
であり、設定された画像形成枚数や動作モードや選択給
紙段等のモードを規定値に戻すためのものである。符号
354はスタート・キーであり、このスタート・キー3
54の押下により画像形成動作を開始する。
【0063】符号369は液晶等で構成される表示パネ
ルであり、詳細なモード設定を容易にすべく、設定モー
ドに応じて表示内容が変わる。本カラー画像形成装置で
は、カーソル・キー365〜368で表示パネル369
のカーソルを移動させ、OKキー364によって設定を
決定させる。このような設定方法はタッチパネルで構成
することも可能である。
ルであり、詳細なモード設定を容易にすべく、設定モー
ドに応じて表示内容が変わる。本カラー画像形成装置で
は、カーソル・キー365〜368で表示パネル369
のカーソルを移動させ、OKキー364によって設定を
決定させる。このような設定方法はタッチパネルで構成
することも可能である。
【0064】符号371は紙種設定キーであり、標準よ
り厚い記録材へ画像形成を行うときに設定する。紙種設
定キー371によって厚紙モードが設定されると、LE
D370が点灯するように制御される。本カラー画像形
成装置では、厚紙モードの設定のみ可能であるが、必要
に応じて、OHPやその他の特殊用紙用のモードの設定
が可能となるように機能を拡張することもできる。
り厚い記録材へ画像形成を行うときに設定する。紙種設
定キー371によって厚紙モードが設定されると、LE
D370が点灯するように制御される。本カラー画像形
成装置では、厚紙モードの設定のみ可能であるが、必要
に応じて、OHPやその他の特殊用紙用のモードの設定
が可能となるように機能を拡張することもできる。
【0065】符号372〜374は両面モード設定キー
であり、それぞれは、片面原稿から両面出力を行う「片
−両モード」、両面原稿から両面出力を行う「両−両モ
ード」、両面原稿から2枚の片面出力を行う「両−片モ
ード」の3種類の両面モードの設定をするときに操作す
る。そして、LED372〜374は、設定された両面
モードに応じて択一に点灯し、点灯中の両面モード設定
キーの再押下によって片面原稿から片面出力を行う「片
−片モード」になり、この「片−片モード」ではLED
372〜374はすべて消灯するように制御される。
であり、それぞれは、片面原稿から両面出力を行う「片
−両モード」、両面原稿から両面出力を行う「両−両モ
ード」、両面原稿から2枚の片面出力を行う「両−片モ
ード」の3種類の両面モードの設定をするときに操作す
る。そして、LED372〜374は、設定された両面
モードに応じて択一に点灯し、点灯中の両面モード設定
キーの再押下によって片面原稿から片面出力を行う「片
−片モード」になり、この「片−片モード」ではLED
372〜374はすべて消灯するように制御される。
【0066】(画像形成の具体例)以下、具体例とし
て、自動原稿送り装置RDF400を使用しない「片−
片モード」で、厚紙モードの設定がされていない普通紙
に対しての4色の画像形成動作について説明を行う。
て、自動原稿送り装置RDF400を使用しない「片−
片モード」で、厚紙モードの設定がされていない普通紙
に対しての4色の画像形成動作について説明を行う。
【0067】この場合、画像形成を行う記録材が普通紙
であるため、定着駆動モータ・ドライバ761に対して
のスピード設定は感光ドラム(感光体)1の画像形成ス
ピード(プロセス・スピード)VPと同じVFNとなる
ように設定する。
であるため、定着駆動モータ・ドライバ761に対して
のスピード設定は感光ドラム(感光体)1の画像形成ス
ピード(プロセス・スピード)VPと同じVFNとなる
ように設定する。
【0068】オペレータがテン・キー351によって画
像形成枚数を設定した後、用紙選択キー303で給紙段
を選択し、スタート・キー354で動作スタートを指示
すると、プリンタ・コントローラ701は、画像形成に
必要な駆動モータ、たとえば、感光ドラム(感光体)駆
動モータ、定着駆動モータ、給紙駆動モータ、およびメ
イン駆動モータの各ドライバに駆動を指示する。次に、
それらの駆動モータの駆動状態が安定化してから、指定
された給紙段(記録材カセット7a、7bなど)から記
録材Pの給紙動作を開始する。このとき、略同時にリー
ダ部201は、前述のシフト量、黒抽出量、UCR量、
およびリーダ色選択信号等を画像処理部203の各ブロ
ックに設定する。また、プリンタ階調補正回路109に
は図5に示すmの変換特性が選択される。
像形成枚数を設定した後、用紙選択キー303で給紙段
を選択し、スタート・キー354で動作スタートを指示
すると、プリンタ・コントローラ701は、画像形成に
必要な駆動モータ、たとえば、感光ドラム(感光体)駆
動モータ、定着駆動モータ、給紙駆動モータ、およびメ
イン駆動モータの各ドライバに駆動を指示する。次に、
それらの駆動モータの駆動状態が安定化してから、指定
された給紙段(記録材カセット7a、7bなど)から記
録材Pの給紙動作を開始する。このとき、略同時にリー
ダ部201は、前述のシフト量、黒抽出量、UCR量、
およびリーダ色選択信号等を画像処理部203の各ブロ
ックに設定する。また、プリンタ階調補正回路109に
は図5に示すmの変換特性が選択される。
【0069】中間点転写体上での画像形成は、中間転写
体の基準信号に合わせるようにして、画像処理部からの
各印刷色に分解された画像データを、順次プリンタ部に
送ることによって行われる。
体の基準信号に合わせるようにして、画像処理部からの
各印刷色に分解された画像データを、順次プリンタ部に
送ることによって行われる。
【0070】指定給紙段から給紙された記録材Pは、レ
ジスト・ローラ50によって、中間転写体上の基準位置
に対応が取れるタイミングで搬送され、2次転写ローラ
上で、記録材上の所定位置に画像が転写される。
ジスト・ローラ50によって、中間転写体上の基準位置
に対応が取れるタイミングで搬送され、2次転写ローラ
上で、記録材上の所定位置に画像が転写される。
【0071】以下図8〜図9を用いて、各制御の詳細な
タイミングについて説明する。
タイミングについて説明する。
【0072】図8は、潜像書き込み開始タイミング時の
感光ドラム(感光体)1と中間転写体5aとの位置関係
を示したものであり、中間転写体5a上の定点PTAを
先頭にして記録材Aに対応する画像が一時転写されてい
る1枚貼りA面作像の様子である。本カラー画像形成装
置では、フル・カラー画像はマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの順で画像形成されるので、たとえばマゼ
ンタの1次転写が終了し、次にシアンの潜像を感光ドラ
ム(感光体)1へ、すなわち、マゼンタ画像上に書き込
み開始するときの様子であり、この時点から、レーザー
書き込み位置と感光ドラム(感光体)から中間転写体へ
の転写位置までの距離LLTをプロセス・スピードVP
で移動する時間を経過したのち、シアンのトナーで現像
されたトナー画像の1次転写動作が開始される。
感光ドラム(感光体)1と中間転写体5aとの位置関係
を示したものであり、中間転写体5a上の定点PTAを
先頭にして記録材Aに対応する画像が一時転写されてい
る1枚貼りA面作像の様子である。本カラー画像形成装
置では、フル・カラー画像はマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの順で画像形成されるので、たとえばマゼ
ンタの1次転写が終了し、次にシアンの潜像を感光ドラ
ム(感光体)1へ、すなわち、マゼンタ画像上に書き込
み開始するときの様子であり、この時点から、レーザー
書き込み位置と感光ドラム(感光体)から中間転写体へ
の転写位置までの距離LLTをプロセス・スピードVP
で移動する時間を経過したのち、シアンのトナーで現像
されたトナー画像の1次転写動作が開始される。
【0073】次に図9は、図8のときの様子をタイミン
グ・チャートにしたものであり、本カラー画像形成装置
におけるタイミング制御の基本となる中間転写体基準信
号と各画像形成動作の関連の様子を示したものである。
グ・チャートにしたものであり、本カラー画像形成装置
におけるタイミング制御の基本となる中間転写体基準信
号と各画像形成動作の関連の様子を示したものである。
【0074】中間転写体基準信号Aの立ち下がりからT
prei時間後の潜像形成が可能なように画像処理部に
設定を行う。本潜像開始タイミングから距離LLT後に
実行される1次転写動作のためのタイミングも、この信
号を基準として判断する。
prei時間後の潜像形成が可能なように画像処理部に
設定を行う。本潜像開始タイミングから距離LLT後に
実行される1次転写動作のためのタイミングも、この信
号を基準として判断する。
【0075】図10は、画像形成時の要求される各タイ
ミングを、制御部位の配置を無視できるように、記録材
としての用紙に対してのタイミングで表現したものであ
る。中間転写体に対して画像は先端部と後端部はそれぞ
れ6mm、4mm欠ける形で出力され、図には有効画像
領域として表現してある。これは2次転写から定着まで
の間でのトナー落ちによる装置内汚れを防止するために
必要である。2次転写動作に必要な転写高圧は、2次転
写部をこの用紙先端の6mmの先端余白領域が移動中に
立ち上がり、6mm先端余白後の位置から中間転写体上
のPTAを先頭に画像形成されている画像を転写し、そ
して、用紙の後端側は用紙全域を越えた部分で立ち下が
る。
ミングを、制御部位の配置を無視できるように、記録材
としての用紙に対してのタイミングで表現したものであ
る。中間転写体に対して画像は先端部と後端部はそれぞ
れ6mm、4mm欠ける形で出力され、図には有効画像
領域として表現してある。これは2次転写から定着まで
の間でのトナー落ちによる装置内汚れを防止するために
必要である。2次転写動作に必要な転写高圧は、2次転
写部をこの用紙先端の6mmの先端余白領域が移動中に
立ち上がり、6mm先端余白後の位置から中間転写体上
のPTAを先頭に画像形成されている画像を転写し、そ
して、用紙の後端側は用紙全域を越えた部分で立ち下が
る。
【0076】このようなタイミングを実現するための高
圧制御部770のブロック図を図11に示す。一例とし
て制御タイミングが厳しい転写高圧について示す。符号
801は転写電流を発生するための高圧トランス、符号
804はD/A部753で設定された高圧制御信号(電
圧)をリファレンスとして高圧トランス801の1次側
に流れる電流を制御することで2次側に流れる電流を制
御する作動増幅部、符号805は電流検出用抵抗であ
る。
圧制御部770のブロック図を図11に示す。一例とし
て制御タイミングが厳しい転写高圧について示す。符号
801は転写電流を発生するための高圧トランス、符号
804はD/A部753で設定された高圧制御信号(電
圧)をリファレンスとして高圧トランス801の1次側
に流れる電流を制御することで2次側に流れる電流を制
御する作動増幅部、符号805は電流検出用抵抗であ
る。
【0077】また、リーダ部から送られている原稿情報
は、画像処理部203で処理され、そして帯電器2によ
り一様に帯電された感光ドラム(感光体)1にレーザー
光として照射されて潜像を成し、まずはマゼンタ現像器
4mにより現像される。現像された画像情報は、記録材
に対応する中間転写体上のP上に1次転写帯電器により
転写される。このM(マゼンタ)潜像形成、現像、転写
の画像形成動作は、感光ドラム(感光体)1と中間転写
体5aが1回転する間に実行され、同様に、残りの3色
のC(シアン)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の
各色についても実行する。また、このとき画像処理部2
03に対しての設定は画像形成ごとに行うものとする。
は、画像処理部203で処理され、そして帯電器2によ
り一様に帯電された感光ドラム(感光体)1にレーザー
光として照射されて潜像を成し、まずはマゼンタ現像器
4mにより現像される。現像された画像情報は、記録材
に対応する中間転写体上のP上に1次転写帯電器により
転写される。このM(マゼンタ)潜像形成、現像、転写
の画像形成動作は、感光ドラム(感光体)1と中間転写
体5aが1回転する間に実行され、同様に、残りの3色
のC(シアン)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の
各色についても実行する。また、このとき画像処理部2
03に対しての設定は画像形成ごとに行うものとする。
【0078】このように4色の画像が順次1次転写さ
れ、そして重ね合わされた中間転写体上のトナー画像は
2次転写ローラ5cの位置において、レジスト・ローラ
により2次転写に適したタイミングで搬送されてきた記
録材へと2次転写される。その際、2次転写ローラ5c
により中間転写体5aと記録材Pの間で2次転写高圧を
印加し、2次転写電流を形成することで、重ね合わされ
たトナー画像を記録材に対して2次転写する。
れ、そして重ね合わされた中間転写体上のトナー画像は
2次転写ローラ5cの位置において、レジスト・ローラ
により2次転写に適したタイミングで搬送されてきた記
録材へと2次転写される。その際、2次転写ローラ5c
により中間転写体5aと記録材Pの間で2次転写高圧を
印加し、2次転写電流を形成することで、重ね合わされ
たトナー画像を記録材に対して2次転写する。
【0079】このように2次転写ローラ5cを抜け、ト
ナー画像を載せた記録材Pは、中間転写体5aと同一の
スピード(VP)で搬送動作する記録材搬送部9gによ
り、熱ローラ定着器9に搬送され、そして定着スピード
VFN=VPで定着されてから、ソータ600に排出さ
れる。
ナー画像を載せた記録材Pは、中間転写体5aと同一の
スピード(VP)で搬送動作する記録材搬送部9gによ
り、熱ローラ定着器9に搬送され、そして定着スピード
VFN=VPで定着されてから、ソータ600に排出さ
れる。
【0080】(厚紙モードでの定着スピードの特殊性)
厚紙上にトナーを定着させるためには、普通紙に比べて
より多くのエネルギーが必要となるため、定着スピード
を普通紙に比べて遅くして、単位面積/時間当たりのエ
ネルギーを増やすことで厚紙の定着性を確保している。
その場合、従来では、2次転写ローラから上下定着ロー
ラ9a、9bの当接位置までの距離を厚紙の画像形成可
能最大サイズより大きくすることにより、画像形成スピ
ード(プロセス・スピード)VPである中間転写体5a
の周速を一定にしたまま、記録材搬送部9gにて、記録
材を中間転写体5aのスピードとは異なる定着スピード
VFに減速し、その記録材搬送部9gを速度変換領域と
して使用していた。このためには、厚紙の画像形成可能
最大サイズに相当する大きさの記録材搬送部9gを確保
しなくてはならず、装置が大型化するという欠点があっ
た。
厚紙上にトナーを定着させるためには、普通紙に比べて
より多くのエネルギーが必要となるため、定着スピード
を普通紙に比べて遅くして、単位面積/時間当たりのエ
ネルギーを増やすことで厚紙の定着性を確保している。
その場合、従来では、2次転写ローラから上下定着ロー
ラ9a、9bの当接位置までの距離を厚紙の画像形成可
能最大サイズより大きくすることにより、画像形成スピ
ード(プロセス・スピード)VPである中間転写体5a
の周速を一定にしたまま、記録材搬送部9gにて、記録
材を中間転写体5aのスピードとは異なる定着スピード
VFに減速し、その記録材搬送部9gを速度変換領域と
して使用していた。このためには、厚紙の画像形成可能
最大サイズに相当する大きさの記録材搬送部9gを確保
しなくてはならず、装置が大型化するという欠点があっ
た。
【0081】そこで、本カラー画像形成装置では、中間
転写体5aのスピードを定着スピードと同様に可変でき
る構成とし、定着スピードVFを画像形成スピードVP
より遅くしなくてはならないときには、最終色の転写終
了後は、中間転写体5aのスピードを定着スピードにま
で減速する。これにより、記録材搬送部9gに速度変換
領域としての大きさを確保する必要をなくして、装置の
大型化を回避する。
転写体5aのスピードを定着スピードと同様に可変でき
る構成とし、定着スピードVFを画像形成スピードVP
より遅くしなくてはならないときには、最終色の転写終
了後は、中間転写体5aのスピードを定着スピードにま
で減速する。これにより、記録材搬送部9gに速度変換
領域としての大きさを確保する必要をなくして、装置の
大型化を回避する。
【0082】(回転現像器の制御)本実施形態において
は、現像器は、YMC3色の回転現像器と、Bkの固定
型の現像器で構成されている。図12(a)は、2枚貼
りの場合における回転現像器の制御タイミングを説明す
るための図である。コピー開始時には、あらかじめ、マ
ゼンタの現像器が感光体に対向する位置に移動して最初
のマゼンタの現像に備える。2枚貼りのA面とB面につ
いて1色目のマゼンタが現像された後、次のシアンの現
像をA面から開始するまでの間に、回転現像器の回転を
行い、シアンの現像器が感光体に対向する位置へと移動
する。図においては、2枚貼りの用紙長との関係で、B
面後端からA面先端までの移動量に対応する時間と、回
転現像器がマゼンタからシアンに回転するに要する時間
とが等しい場合を示している。イエローでの制御も同等
である。イエローの現像の終了後はブラックの現像にな
るが、ブラックの現像のためには回転現像器の回転は不
用である。
は、現像器は、YMC3色の回転現像器と、Bkの固定
型の現像器で構成されている。図12(a)は、2枚貼
りの場合における回転現像器の制御タイミングを説明す
るための図である。コピー開始時には、あらかじめ、マ
ゼンタの現像器が感光体に対向する位置に移動して最初
のマゼンタの現像に備える。2枚貼りのA面とB面につ
いて1色目のマゼンタが現像された後、次のシアンの現
像をA面から開始するまでの間に、回転現像器の回転を
行い、シアンの現像器が感光体に対向する位置へと移動
する。図においては、2枚貼りの用紙長との関係で、B
面後端からA面先端までの移動量に対応する時間と、回
転現像器がマゼンタからシアンに回転するに要する時間
とが等しい場合を示している。イエローでの制御も同等
である。イエローの現像の終了後はブラックの現像にな
るが、ブラックの現像のためには回転現像器の回転は不
用である。
【0083】回転現像器の位置制御は、ステッピング・
モータでパルス数をカウントすることで行い、現像器の
感光ドラム(感光体)に対向する際の停止位置は、正確
に制御される。また、AB面の間の距離は短いため、回
転現像器の制御においては、ステッピング・モータによ
り、加速、減速を用いた高速回転制御が行われる。図に
示す台形はそれぞれの辺が、加速領域、定速領域、減速
領域に対応している。
モータでパルス数をカウントすることで行い、現像器の
感光ドラム(感光体)に対向する際の停止位置は、正確
に制御される。また、AB面の間の距離は短いため、回
転現像器の制御においては、ステッピング・モータによ
り、加速、減速を用いた高速回転制御が行われる。図に
示す台形はそれぞれの辺が、加速領域、定速領域、減速
領域に対応している。
【0084】Bkの現像器は独立した固定のものであ
り、回転の制御は必要ない。
り、回転の制御は必要ない。
【0085】(テスト・パッチ作像による濃度制御)本
カラー画像形成装置においては、現像器内にトナーの濃
度を測定するためのセンサを持たない。印字した画像デ
ータのビデオ・カウント数を元に、トナーの消費量を計
算し、これをもってトナー・カートリッジから、現像器
へのトナー補給量とする。トナー・カートリッジには、
不図示のスクリューが装備されている。このスクリュー
を一定時間回転させた際の補給量Gがあらかじめ分かっ
ており、補給量Xと、スクリュー回転時間tの関係は、
X=Gtという1次式で計算される。
カラー画像形成装置においては、現像器内にトナーの濃
度を測定するためのセンサを持たない。印字した画像デ
ータのビデオ・カウント数を元に、トナーの消費量を計
算し、これをもってトナー・カートリッジから、現像器
へのトナー補給量とする。トナー・カートリッジには、
不図示のスクリューが装備されている。このスクリュー
を一定時間回転させた際の補給量Gがあらかじめ分かっ
ており、補給量Xと、スクリュー回転時間tの関係は、
X=Gtという1次式で計算される。
【0086】トナー補給時、トナーが現像器に均一に補
給されるようにするため、補給動作は、現像器が動作し
ている時間内に行わなければならない。補給に伴うスク
リューの回転時間が、1回の現像時間を上回る場合、補
給動作は、2回の現像動作に渡って行われることにな
る。
給されるようにするため、補給動作は、現像器が動作し
ている時間内に行わなければならない。補給に伴うスク
リューの回転時間が、1回の現像時間を上回る場合、補
給動作は、2回の現像動作に渡って行われることにな
る。
【0087】ビデオ・カウントによるトナー補給動作
は、短期間にはほぼ正しい補給量を維持できるが、誤差
があり、実際に現像されたトナー像が正しい濃度になっ
ているかどうかを制御できない。そのため、本発明の実
施形態においては、所定枚数のプリントの後、テスト・
パッチを作像し、その濃度を測定することで、トナー補
給量へのフィードバックを行う。これにより、ビデオ・
カウントから補給量を求める際に発生した補給量の誤差
を補填する。
は、短期間にはほぼ正しい補給量を維持できるが、誤差
があり、実際に現像されたトナー像が正しい濃度になっ
ているかどうかを制御できない。そのため、本発明の実
施形態においては、所定枚数のプリントの後、テスト・
パッチを作像し、その濃度を測定することで、トナー補
給量へのフィードバックを行う。これにより、ビデオ・
カウントから補給量を求める際に発生した補給量の誤差
を補填する。
【0088】テスト・パッチの作像は、図13に示すよ
うに、通常、作像の画像後端から若干離れた位置に、直
前の画印刷色のパッチを作像するように行われる。この
パッチは、1次転写され、中間転写体上の所定位置に設
置された中間転写体反射光量センサ13において、反射
光量が測定される。テスト・パッチ画像は2次転写され
ず、記録材へ記録すべき画像の転写が終了したのち、中
間転写体上のクリーナ6において、そのトナー像は清掃
される。
うに、通常、作像の画像後端から若干離れた位置に、直
前の画印刷色のパッチを作像するように行われる。この
パッチは、1次転写され、中間転写体上の所定位置に設
置された中間転写体反射光量センサ13において、反射
光量が測定される。テスト・パッチ画像は2次転写され
ず、記録材へ記録すべき画像の転写が終了したのち、中
間転写体上のクリーナ6において、そのトナー像は清掃
される。
【0089】(画像後端でのテスト・パッチの作像)図
12(b)は、本実施形態において、テスト・パッチを
作像しない場合と、テスト・パッチを作像した場合の回
転現像器の制御タイミングの違いを示している図であ
る。
12(b)は、本実施形態において、テスト・パッチを
作像しない場合と、テスト・パッチを作像した場合の回
転現像器の制御タイミングの違いを示している図であ
る。
【0090】図12(b)の上段は、テスト・パッチを
作像しない場合、B面後端からA面先端までの間隙は、
回転現像器が所定の回転制御の実行に必要な時間に対応
する間隙より広いので、2枚貼りの現像を連続して実行
可能な状態を示している。このような用紙長を有する用
紙に2枚貼りでプリントする際において、B面画像の後
端にテスト・パッチを形成した場合、そのテスト・パッ
チ形成後から2色目の現像開始時点までに、回転現像器
を回転完了させることはできない。すなわち、回転完了
時点は、A面に形成されたマゼンタ画像の先端がすでに
現像器を通りすぎている時点である。そのため、中間転
写材上のA面、B面の作像順を入れ替えて、B面画像に
対して2色目画像を重ね合わせ、その後、A面の2色目
画像を重ね合わす制御を行うことで、テスト・パッチ形
成後から2色目の現像を開始するまでの時間を拡大し、
この拡大された時間内に回転現像器の回転制御を実行す
るようにする。
作像しない場合、B面後端からA面先端までの間隙は、
回転現像器が所定の回転制御の実行に必要な時間に対応
する間隙より広いので、2枚貼りの現像を連続して実行
可能な状態を示している。このような用紙長を有する用
紙に2枚貼りでプリントする際において、B面画像の後
端にテスト・パッチを形成した場合、そのテスト・パッ
チ形成後から2色目の現像開始時点までに、回転現像器
を回転完了させることはできない。すなわち、回転完了
時点は、A面に形成されたマゼンタ画像の先端がすでに
現像器を通りすぎている時点である。そのため、中間転
写材上のA面、B面の作像順を入れ替えて、B面画像に
対して2色目画像を重ね合わせ、その後、A面の2色目
画像を重ね合わす制御を行うことで、テスト・パッチ形
成後から2色目の現像を開始するまでの時間を拡大し、
この拡大された時間内に回転現像器の回転制御を実行す
るようにする。
【0091】この場合、上述したように制御して回転現
像器の回転制御を実行する期間を確保するとき、画像メ
モリ部からの画像データの読み出し順が入れ替わる。テ
スト・パッチを作像しない通常の場合は、図12(b)
の上段に示すように、N面目のMCYKいずれかの色デ
ータを転送、現像したのち、N+1面目の色データを転
送、現像し、ページ順に作像する制御となる。しかし、
たとえばマゼンタの後にテスト・パッチを形成し、シア
ンの現像への移行時にスキップが発生したときの現像制
御のスキップを考えると、1色目のマゼンタは、N面
目、N+1面目の順に現像するが、2色目のシアンは、
N+1面、N面の順に作像されねばならないことにな
る。
像器の回転制御を実行する期間を確保するとき、画像メ
モリ部からの画像データの読み出し順が入れ替わる。テ
スト・パッチを作像しない通常の場合は、図12(b)
の上段に示すように、N面目のMCYKいずれかの色デ
ータを転送、現像したのち、N+1面目の色データを転
送、現像し、ページ順に作像する制御となる。しかし、
たとえばマゼンタの後にテスト・パッチを形成し、シア
ンの現像への移行時にスキップが発生したときの現像制
御のスキップを考えると、1色目のマゼンタは、N面
目、N+1面目の順に現像するが、2色目のシアンは、
N+1面、N面の順に作像されねばならないことにな
る。
【0092】図15は、図12に示した範囲よりも広い
範囲を説明するための図であり、図15(a)は、複数
枚の画像形成を2枚貼り制御と1枚貼り制御で実行した
場合に、本実施形態における作像、すなわち中間転写体
上への転写を視点とし、上流の露光、現像、転写を含む
作像と現像ロータリ・モータの駆動の関係を示してい
る。この図では、中間転写体の回転と中間転写体上への
作像、そして現像ロータリ・モータの駆動(黒い台形で
示している。)の関係を時系列で示している。
範囲を説明するための図であり、図15(a)は、複数
枚の画像形成を2枚貼り制御と1枚貼り制御で実行した
場合に、本実施形態における作像、すなわち中間転写体
上への転写を視点とし、上流の露光、現像、転写を含む
作像と現像ロータリ・モータの駆動の関係を示してい
る。この図では、中間転写体の回転と中間転写体上への
作像、そして現像ロータリ・モータの駆動(黒い台形で
示している。)の関係を時系列で示している。
【0093】また図15(b)は、図15(a)と同様
な表現で、作像した各色画像の最後にテスト・パッチを
作像した場合を示し、その部分を黒い四角で示してい
る。この図で示す以降については、図15(a)に示す
ような形で画像形成が実行される。なお、縦の点線は、
前述したPTA、PTBへの対応を意図している。
な表現で、作像した各色画像の最後にテスト・パッチを
作像した場合を示し、その部分を黒い四角で示してい
る。この図で示す以降については、図15(a)に示す
ような形で画像形成が実行される。なお、縦の点線は、
前述したPTA、PTBへの対応を意図している。
【0094】図15(a)に示した、テスト・パッチ作
像を行わない場合、2枚貼り制御時には、当然ながら、
中間転写体が1回転する毎に現像色が変化し、1回転内
では、A面とB面が順序良く作像されている。また、1
枚貼り制御の場合には、1回転する毎に現像色が変化
し、あらかじめ定めた順序で作像が行われている。そし
て、1枚貼り制御の場合でも、また2枚貼り制御の場合
でも、現像色がマゼンタからシアンに変化するとき、そ
してシアン(C)からイエロー(Y)に変化するとき
に、現像ロータリ・モータ回転制御が行われている。こ
の現像ロータリ・モータ回転制御は、次の色の現像開始
時点までに完了している。また、イエロー(Y)からブ
ラック(Bk)そしてマゼンタ(M)に現像色が切り替
わる場合、イエロー(Y)の現像を完了してから、次に
マゼンタ(M)の現像を開始する間に、現像ロータリ・
モータ回転制御が行われる。
像を行わない場合、2枚貼り制御時には、当然ながら、
中間転写体が1回転する毎に現像色が変化し、1回転内
では、A面とB面が順序良く作像されている。また、1
枚貼り制御の場合には、1回転する毎に現像色が変化
し、あらかじめ定めた順序で作像が行われている。そし
て、1枚貼り制御の場合でも、また2枚貼り制御の場合
でも、現像色がマゼンタからシアンに変化するとき、そ
してシアン(C)からイエロー(Y)に変化するとき
に、現像ロータリ・モータ回転制御が行われている。こ
の現像ロータリ・モータ回転制御は、次の色の現像開始
時点までに完了している。また、イエロー(Y)からブ
ラック(Bk)そしてマゼンタ(M)に現像色が切り替
わる場合、イエロー(Y)の現像を完了してから、次に
マゼンタ(M)の現像を開始する間に、現像ロータリ・
モータ回転制御が行われる。
【0095】図15(b)において、テスト・パッチ作
成後に次の色の現像に備えて現像ロータリ・モータ回転
制御が行われる場合、この制御完了時点が現像を開始す
べき時点よりも遅れている。したがって、マゼンタ
(M)からシアン(C)に、そしてシアン(C)からイ
エロー(Y)に現像色を変更する最に、本来であれば現
像する画像あるいは、1色の画像を現像すべき期間をス
キップし、次に現れる画像、あるいは1色の画像を現像
すべき期間に、現像するようにしている。
成後に次の色の現像に備えて現像ロータリ・モータ回転
制御が行われる場合、この制御完了時点が現像を開始す
べき時点よりも遅れている。したがって、マゼンタ
(M)からシアン(C)に、そしてシアン(C)からイ
エロー(Y)に現像色を変更する最に、本来であれば現
像する画像あるいは、1色の画像を現像すべき期間をス
キップし、次に現れる画像、あるいは1色の画像を現像
すべき期間に、現像するようにしている。
【0096】上述の様にスキップをすると、2枚貼り制
御の場合、最初のマゼンタ(M)のパッチを作成した後
の、シアン(C)の作像は、中間転写体のB面に作像さ
れている2枚目の原稿に対して行われ、この後に中間転
写体のA面に作像されている1枚目の原稿に対して行わ
れる。そして、イエロー(Y)の作像は、中間転写体の
A面に作像されている1枚目の原稿に対して行われ、こ
の後に中間転写体のB面に作像されている2枚目の原稿
に対して行われる。
御の場合、最初のマゼンタ(M)のパッチを作成した後
の、シアン(C)の作像は、中間転写体のB面に作像さ
れている2枚目の原稿に対して行われ、この後に中間転
写体のA面に作像されている1枚目の原稿に対して行わ
れる。そして、イエロー(Y)の作像は、中間転写体の
A面に作像されている1枚目の原稿に対して行われ、こ
の後に中間転写体のB面に作像されている2枚目の原稿
に対して行われる。
【0097】1枚貼り制御の場合には、上述したスキッ
プが行われても、作像順序の変更は行われない。
プが行われても、作像順序の変更は行われない。
【0098】図14は、図15に示したような、作像順
序制御とスキップ制御の処理を行うソフトウエア・モジ
ュールを説明するフローチャートである。このソフトウ
エア・モジュールは、たとえばN面目のM色目の作像開
始前にパッチの形成が行われたか否かに応じて、作像順
を判断し、その順に画像メモリ手段に画像読み出しを設
定することで、スキップ制御と、スキップ制御時の作像
画像データの順序入替制御を行う。
序制御とスキップ制御の処理を行うソフトウエア・モジ
ュールを説明するフローチャートである。このソフトウ
エア・モジュールは、たとえばN面目のM色目の作像開
始前にパッチの形成が行われたか否かに応じて、作像順
を判断し、その順に画像メモリ手段に画像読み出しを設
定することで、スキップ制御と、スキップ制御時の作像
画像データの順序入替制御を行う。
【0099】なお、テスト・パッチ作像は、通常1回の
濃度制御において各色に1回行われるので、本実施形態
において、そして上述したような条件下においては、一
連の作像処理においてマゼンタからシアンに、そしてシ
アンからイエローに移る際の計2回の作像画像データの
順序入替が実行されることになる。
濃度制御において各色に1回行われるので、本実施形態
において、そして上述したような条件下においては、一
連の作像処理においてマゼンタからシアンに、そしてシ
アンからイエローに移る際の計2回の作像画像データの
順序入替が実行されることになる。
【0100】この作像画像データの順序入替制御の処理
は、開始に先立ち、初期設定が行われるが、省略してい
る。初期設定されるとステップS1401に進む。ここ
では、処理が繰り返されて、現在N面目のM色目の作像
処理をスタートしたとして説明する。まず、ステップS
1401において、現在2枚貼り制御を行っているかど
うかの判断を行う。1枚貼り制御の場合は、ステップS
1422へ進む。
は、開始に先立ち、初期設定が行われるが、省略してい
る。初期設定されるとステップS1401に進む。ここ
では、処理が繰り返されて、現在N面目のM色目の作像
処理をスタートしたとして説明する。まず、ステップS
1401において、現在2枚貼り制御を行っているかど
うかの判断を行う。1枚貼り制御の場合は、ステップS
1422へ進む。
【0101】(2枚貼り制御)画像データとして2枚貼
り可能なサイズの画像データが2ページ分、画像メモリ
に蓄積されていた場合は、2枚貼り制御が可能となって
おり、かつ2枚貼り制御を実行している。そのときは、
ステップS1402へと進み、M−1色目で、すなわ
ち、前回現像した色の作像後端でテスト・パッチが作像
されたかどうかを判断する。テスト・パッチが作像され
ていなければ、ステップS1410に進む。テスト・パ
ッチが作像されている場合、ステップS1403に進
み、ここで、中間転写体上でテスト・パッチ後端から次
の画像先端までの距離が、回転現像器の回転制御が完了
する時間に相当する距離より大きいか否か、すなわち、
次の色の作像を、中間転写体上にすでに作像されている
(M−1)色の画像に重ね合わせるように開始する時点
までに、回転現像器の回転制御する時間の有無が確認さ
れる。回転現像器の回転制御完了後に、開始時点がくる
場合は、ステップS1410に進み、間に合わない場合
は、ステップS1404に進む。ステップS1404で
は、現在作像しようとするM色がシアンか、あるいはイ
エローであるかを確認する。現在作像しようとするM色
がシアンか、あるいはイエローである場合はステップS
1405に進み、現在作像しようとするM色がマゼンタ
か、あるいはブラックであるならばステップS1410
に進む。ステップS1404での判断は、本実施形態で
はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順に作像
し、回転現像器の回転制御の制御時間が問題になるの
は、マゼンタからシアン、そしてシアンからイエロー、
への現像色変更時のみであるからである。
り可能なサイズの画像データが2ページ分、画像メモリ
に蓄積されていた場合は、2枚貼り制御が可能となって
おり、かつ2枚貼り制御を実行している。そのときは、
ステップS1402へと進み、M−1色目で、すなわ
ち、前回現像した色の作像後端でテスト・パッチが作像
されたかどうかを判断する。テスト・パッチが作像され
ていなければ、ステップS1410に進む。テスト・パ
ッチが作像されている場合、ステップS1403に進
み、ここで、中間転写体上でテスト・パッチ後端から次
の画像先端までの距離が、回転現像器の回転制御が完了
する時間に相当する距離より大きいか否か、すなわち、
次の色の作像を、中間転写体上にすでに作像されている
(M−1)色の画像に重ね合わせるように開始する時点
までに、回転現像器の回転制御する時間の有無が確認さ
れる。回転現像器の回転制御完了後に、開始時点がくる
場合は、ステップS1410に進み、間に合わない場合
は、ステップS1404に進む。ステップS1404で
は、現在作像しようとするM色がシアンか、あるいはイ
エローであるかを確認する。現在作像しようとするM色
がシアンか、あるいはイエローである場合はステップS
1405に進み、現在作像しようとするM色がマゼンタ
か、あるいはブラックであるならばステップS1410
に進む。ステップS1404での判断は、本実施形態で
はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順に作像
し、回転現像器の回転制御の制御時間が問題になるの
は、マゼンタからシアン、そしてシアンからイエロー、
への現像色変更時のみであるからである。
【0102】ステップS1405は、テスト・パッチ形
成を行い、その後に回転現像器の回転制御を開始して
も、次の色の現像開始タイミングまでに制御が終了せ
ず、しかも本実施形態においては、その回転制御を必要
としているので、この作像サイクル(図15(b)の2
枚貼りのスキップ1、あるいはスキップ2の部分)をス
キップし、次の撮像サイクル(図15(b)の2C、あ
るいは1Yに相当する期間)まで待って、ステップS1
406に進む。ステップS1406を実行する時点で
は、回転現像器の回転制御は完了し、これから現像しよ
うとする現像色の現像器が感光体と対向する位置に存在
する。
成を行い、その後に回転現像器の回転制御を開始して
も、次の色の現像開始タイミングまでに制御が終了せ
ず、しかも本実施形態においては、その回転制御を必要
としているので、この作像サイクル(図15(b)の2
枚貼りのスキップ1、あるいはスキップ2の部分)をス
キップし、次の撮像サイクル(図15(b)の2C、あ
るいは1Yに相当する期間)まで待って、ステップS1
406に進む。ステップS1406を実行する時点で
は、回転現像器の回転制御は完了し、これから現像しよ
うとする現像色の現像器が感光体と対向する位置に存在
する。
【0103】ステップS1406では、現像しようとす
る現在のM色がシアンであるかを判断する。イエローで
あればステップS1410に進み、シアンであれば、ス
テップS1407、S1408を実行し、画像の読み出
し順を入れ替え、N+1面目を先に作像し、N面目を後
に作像する。
る現在のM色がシアンであるかを判断する。イエローで
あればステップS1410に進み、シアンであれば、ス
テップS1407、S1408を実行し、画像の読み出
し順を入れ替え、N+1面目を先に作像し、N面目を後
に作像する。
【0104】ステップS1410、S1411は、画像
データの副走査長が短く、画像作像後にテスト・パッチ
を作像しても、その後での回転現像器の回転制御が間に
合う場合、あるいは間に合わない場合であっても現在の
現像色がシアンでない場合、に実行され、現像順を入れ
替えることなく、2枚貼り制御における各面の画像形成
を行う。
データの副走査長が短く、画像作像後にテスト・パッチ
を作像しても、その後での回転現像器の回転制御が間に
合う場合、あるいは間に合わない場合であっても現在の
現像色がシアンでない場合、に実行され、現像順を入れ
替えることなく、2枚貼り制御における各面の画像形成
を行う。
【0105】ステップS1408あるいはステップS1
411の処理実行後は、ステップS1409で次の作像
に備えて作像設定を実行する。すなわち、次の色に設定
したり、あるいは作像すべき次のページで最初の色に設
定したり、する。設定終了後に最初のステップに戻り、
新たな作像サイクルに対する処理を繰り返す。
411の処理実行後は、ステップS1409で次の作像
に備えて作像設定を実行する。すなわち、次の色に設定
したり、あるいは作像すべき次のページで最初の色に設
定したり、する。設定終了後に最初のステップに戻り、
新たな作像サイクルに対する処理を繰り返す。
【0106】(1枚貼り制御)ステップS1412〜S
1424の処理は、2枚貼り制御の場合の、ステップS
1402〜S1404と同様であり、説明を省略する。
ステップS1425においては、図15(b)で示した
ように、ここで作像しようとするサイクル(図15
(B)の1枚貼りの場合のスキップ1、スキップ2に相
当する期間)をスキップし、次の撮像サイクル(図15
(b)の1枚貼りにおける1C、あるいは1Yに相当す
る期間)まで待って、ステップS1430に進む。ステ
ップS1430に進んだ時点では、回転現像器の回転制
御は完了し、これから現像しようとする現像色の現像器
が感光体と対向する位置に存在し、そして作像処理しよ
うとした作像処理を実行する。そしてステップS143
9に進み、そこで、次の色に設定したり、あるいは作像
すべき次のページで最初の色に設定したり、する。設定
終了後に最初のステップに戻り、新たな作像サイクルに
対する処理を繰り返す。
1424の処理は、2枚貼り制御の場合の、ステップS
1402〜S1404と同様であり、説明を省略する。
ステップS1425においては、図15(b)で示した
ように、ここで作像しようとするサイクル(図15
(B)の1枚貼りの場合のスキップ1、スキップ2に相
当する期間)をスキップし、次の撮像サイクル(図15
(b)の1枚貼りにおける1C、あるいは1Yに相当す
る期間)まで待って、ステップS1430に進む。ステ
ップS1430に進んだ時点では、回転現像器の回転制
御は完了し、これから現像しようとする現像色の現像器
が感光体と対向する位置に存在し、そして作像処理しよ
うとした作像処理を実行する。そしてステップS143
9に進み、そこで、次の色に設定したり、あるいは作像
すべき次のページで最初の色に設定したり、する。設定
終了後に最初のステップに戻り、新たな作像サイクルに
対する処理を繰り返す。
【0107】上述した1枚貼り制御の場合のステップS
1422〜S1425の処理は、中間転写体上に形成を
行おうとする画像サイズが大きく、2枚貼り不可能なサ
イズであった場合で、画像濃度の調整を行う必要が生
じ、画像後端でテスト・パッチを作像する制御が必要に
なると、実際の画像の副走査長に加えて、テスト・パッ
チの領域を含めての現像処理が必要になる場合を想定し
ている。この場合は、テスト・パッチ後端のタイミング
から回転現像器の回転を開始するので、次の画像の先端
まで移動する間に必要な回転制御が完了しない場合が発
生してしまうので、上述したように処理している。
1422〜S1425の処理は、中間転写体上に形成を
行おうとする画像サイズが大きく、2枚貼り不可能なサ
イズであった場合で、画像濃度の調整を行う必要が生
じ、画像後端でテスト・パッチを作像する制御が必要に
なると、実際の画像の副走査長に加えて、テスト・パッ
チの領域を含めての現像処理が必要になる場合を想定し
ている。この場合は、テスト・パッチ後端のタイミング
から回転現像器の回転を開始するので、次の画像の先端
まで移動する間に必要な回転制御が完了しない場合が発
生してしまうので、上述したように処理している。
【0108】1枚貼りでの作像を行っている場合に、テ
スト・パッチの形成の必要が生じた場合には、上記スキ
ップ制御を行って回転制御を許容する時間を拡大し、通
常画像の形成を行いつつ、テスト・パッチを形成し、濃
度の調整等の実行を可能にしている。
スト・パッチの形成の必要が生じた場合には、上記スキ
ップ制御を行って回転制御を許容する時間を拡大し、通
常画像の形成を行いつつ、テスト・パッチを形成し、濃
度の調整等の実行を可能にしている。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転現像器を備え、中間転写体の周長が短い画像形成装置
において、2枚貼り制御実行中に、濃度制御のためテス
ト・パッチ作像をB面画像後端に形成した場合、そのテ
スト・パッチの後端からA面の画像開始点までの間隔が
小さくなるのでプロセス・スピードとの関係で現像色変
更のための回転現像器の回転制御が間に合わないという
問題、言い換えれば、中間転写体の周長が短い画像形成
装置において、2枚貼り制御実行中に濃度制御のためテ
スト・パッチ作像を、処理能力を落とさずに行わせるこ
とができないという問題、が解決される。また、1枚貼
り制御実行中においても、濃度制御のためテスト・パッ
チ作像を、処理能力を落とさずに行わせることができな
いという問題も、本発明の構成によって解決される。
転現像器を備え、中間転写体の周長が短い画像形成装置
において、2枚貼り制御実行中に、濃度制御のためテス
ト・パッチ作像をB面画像後端に形成した場合、そのテ
スト・パッチの後端からA面の画像開始点までの間隔が
小さくなるのでプロセス・スピードとの関係で現像色変
更のための回転現像器の回転制御が間に合わないという
問題、言い換えれば、中間転写体の周長が短い画像形成
装置において、2枚貼り制御実行中に濃度制御のためテ
スト・パッチ作像を、処理能力を落とさずに行わせるこ
とができないという問題、が解決される。また、1枚貼
り制御実行中においても、濃度制御のためテスト・パッ
チ作像を、処理能力を落とさずに行わせることができな
いという問題も、本発明の構成によって解決される。
【0110】また、本発明の構成により、また、テスト
・パッチによる画像の品位を向上しつつ、中間転写体の
周長を作像に最低限必要なものとして、製造コスト、ラ
ンニング・コスト、両方のコストを低くすることが可能
となった。また、制御内容をシンプルにすることで品質
を向上させることができ、装置を小型化すること、機械
の生産性を最大限に効率化することも可能とすることが
できる。
・パッチによる画像の品位を向上しつつ、中間転写体の
周長を作像に最低限必要なものとして、製造コスト、ラ
ンニング・コスト、両方のコストを低くすることが可能
となった。また、制御内容をシンプルにすることで品質
を向上させることができ、装置を小型化すること、機械
の生産性を最大限に効率化することも可能とすることが
できる。
【図1】本発明を適用可能なカラー画像形成装置の断面
図である。
図である。
【図2】図1に示すカラー画像形成装置のブロック図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す画像処理部のブロック図である。
【図4】図2に示す外部I/F処理部のブロック図であ
る。
る。
【図5】図3に示す画像処理部の階調補正の説明図であ
る。
る。
【図6】カラー画像形成装置の操作部を示す図である。
【図7】中間転写ベルト上に1枚貼りでの画像形成を行
ったとき、2枚貼りで画像形成を行ったときの形態を説
明する図である。
ったとき、2枚貼りで画像形成を行ったときの形態を説
明する図である。
【図8】潜像形成開始直後の感光ドラム(感光体)と中
間転写体の様子を示し、転写タイミングを説明する図で
ある。
間転写体の様子を示し、転写タイミングを説明する図で
ある。
【図9】潜像(レーザー)と中間転写体基準信号Aの関
係を示し、転写タイミングを説明する図である。
係を示し、転写タイミングを説明する図である。
【図10】転写高圧制御タイミングを説明する図であ
り、記録材としての用紙に対してのタイミングで表現し
た図である。
り、記録材としての用紙に対してのタイミングで表現し
た図である。
【図11】高圧制御部のブロック図である。
【図12】2枚貼りの場合における回転現像器の制御タ
イミングを説明するための図であり、本発明の実施形態
におけるテスト・パッチ作像時における回転現像器制御
と画像形成の関係を説明する図である。
イミングを説明するための図であり、本発明の実施形態
におけるテスト・パッチ作像時における回転現像器制御
と画像形成の関係を説明する図である。
【図13】本発明の実施形態におけるテスト・パッチ形
成タイミングの説明する図であり、作像の画像後端から
若干離れた位置に、直前の画印刷色のパッチを作像する
様子を表す図である。
成タイミングの説明する図であり、作像の画像後端から
若干離れた位置に、直前の画印刷色のパッチを作像する
様子を表す図である。
【図14】本発明による作像順序制御とスキップ制御の
処理を行うソフトウエア・モジュールを説明するフロー
チャートである。
処理を行うソフトウエア・モジュールを説明するフロー
チャートである。
【図15】複数枚の画像形成を2枚貼り制御と1枚貼り
制御で実行した場合に、本実施形態における作像、すな
わち中間転写体上への転写を視点とし、上流の露光、現
像、転写を含む作像と現像ロータリ・モータの駆動の関
係を説明する図である。
制御で実行した場合に、本実施形態における作像、すな
わち中間転写体上への転写を視点とし、上流の露光、現
像、転写を含む作像と現像ロータリ・モータの駆動の関
係を説明する図である。
201 リーダ部
202 プリンタ部
400 原稿自動送り装置
1 感光ドラム(感光体)
2 1次帯電器
3 レーザー露光部
3a ポリゴン・ミラー
3b レンズ
3c ミラー
4 回転現像器
4Bk 黒現像器
4m マゼンタ現像器
4c シアン現像器
4Y イエロー現像器
5a 中間転写ベルト
5c 2次転写ローラ
6 中間転写ベルト・クリーナ
7 感光ドラム(感光体)クリーナ
7a 右デッキ
7b 1段カセット
7c 2段カセット
7d 左デッキ
9 定着器
9a 定着上ローラ
9b 定着下ローラ
9c ウェッブ
9e 定着上ヒータ
9f 定着下ヒータ
11 前露光LED
12 電位センサ
13 テスト・パッチ濃度センサ
19 フラッパ
20 両面縦パス
21a 反転パス
21b 反転ローラ
22 両面パス
25 2次転写ローラ・クリーナ
30 原稿
31 原稿台
32 露光ランプ
33 レンズ
34 フル・カラー・センサ
700 リーダ・コントローラ
701 プリンタ・コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03G 15/16 G03G 15/16
21/14 21/00 372
Fターム(参考) 2H027 DA22 DA23 DA32 DB09 DE02
DE04 DE07 DE09 EA06 EB04
EC04 EC06 EC07 EC18 EC20
ED02 ED06 ED08 ED24 EE01
EE07 FA04 FA16 FA30 FA35
FB14 ZA07
2H030 AA03 AA06 AD08 AD17 BB02
BB16 BB23 BB25 BB33 BB36
BB42 BB56
2H077 BA09 DA04 DA05 DA10 DA31
DA63 DA81 DB01 DB13 DB14
DB15 GA13
2H200 FA17 GA23 GA34 GA40 GA44
GA47 GA50 GA60 GB02 GB22
HA02 HA12 HA28 HB12 HB22
JA02 JA29 JC03 JC09 JC12
JC19 JC20 LA12 LA23 LA40
PA03 PA10 PA12 PA14 PA19
PA20 PA26 PB13 PB17 PB39
Claims (4)
- 【請求項1】 記録材へ印刷されるべき画像データ、あ
るいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づ
いて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、
回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化
し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さら
に中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写する
ように構成された画像形成装置において、 前記画像データに基づく印刷のための画像を前記中間転
写体上に作像する作像手段と、 前記作像手段が前記中間転写体上に画像を作像中に、作
像される各印刷色の前記画像後端に、前記画像の現像色
でテスト・パッチを作像するテスト・パッチ作像手段
と、 前記テスト・パッチ作像手段が作像した前記テスト・パ
ッチのトナー濃度をセンサで検出し、検出結果に基づい
て現像される像の濃度をあらかじめ定めた濃度になるよ
うに濃度制御を行う濃度制御手段とを備え、 前記作像手段は、前記中間転写体上に画像を作像中に、
前記テスト・パッチ作像手段がテスト・パッチを作像す
る処理を実行した後に回転現像器を次に現像すべき現像
色に回転制御する動作を開始させた場合、その後中間転
写体を1回転させた後に、既に形成されている中間転写
体上の画像に重ね合わせるように、回転制御された後の
回転現像器の現像色の作像を前記中間転写体上に行うこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 記録材へ印刷されるべき画像データ、あ
るいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づ
いて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、
回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化
し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さら
に中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写する
ように構成された画像形成装置において、 前記画像データに基づく印刷のための画像を前記中間転
写体上に作像する作像手段であって、前記中間転写体の
周囲に前記記録材2面分の画像を同時形成させて印刷す
る2枚貼り制御を実行する2枚貼り制御を含む作像手段
と、 前記作像手段が前記中間転写体上に画像を作像中に、作
像される各印刷色の前記画像後端に前記画像の現像色で
テスト・パッチを作像するテスト・パッチ作像手段と、 前記テスト・パッチ作像手段が作像した前記テスト・パ
ッチのトナー濃度をセンサで検出し、検出結果に基づい
て現像される像の濃度をあらかじめ定めた濃度になるよ
うに濃度制御を行う濃度制御手段とを備え、 前記作像手段は、前記2枚貼り制御を実行中、2つの面
のうち最後に作像した面の画像の後端に前記テスト・パ
ッチ作像手段がテスト・パッチ作像を実行した後に回転
現像器を次に現像すべき現像色に回転制御する動作を開
始させた場合、その後の作像を前記最後に作像した面、
そして残りの面の画像の順に、既に形成されている中間
転写体上の画像に重ね合わせるように、回転制御された
後の回転現像器の現像色の作像を前記中間転写体上に行
うことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 記録材へ印刷されるべき画像データ、あ
るいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づ
いて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、
回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化
し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さら
に中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写する
ようにした画像形成方法であって、 前記画像データに基づく印刷のための画像を前記中間転
写体上に作像する作像ステップと、 前記作像ステップによって前記中間転写体上に画像を作
像中に、作像される各印刷色の前記画像後端に、前記画
像の現像色でテスト・パッチを作像するテスト・パッチ
作像ステップと、 前記テスト・パット作像ステップで作像した前記テスト
・パッチのトナー濃度をセンサで検出し、検出結果に基
づいて現像される像の濃度をあらかじめ定めた濃度にな
るように濃度制御を行う濃度制御ステップとを備え、 前記作像ステップは、前記中間転写体上への画像を作像
中、前記テスト・パッチ作像ステップによるテスト・パ
ッチを作像する処理を実行した後に回転現像器を次に現
像すべき現像色に回転制御する動作を開始させた場合、
その後中間転写体を1回転させた後に、既に形成されて
いる中間転写体上の画像に重ね合わせるように、回転制
御された後の回転現像器の現像色の作像を前記中間転写
体上に行うことを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項4】 記録材へ印刷されるべき画像データ、あ
るいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づ
いて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、
回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化
し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さら
に中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写する
ようにした画像形成方法であって、 前記画像データに基づく印刷のための画像を前記中間転
写体上に作像する作像ステップであって、前記中間転写
体の周囲に前記記録材2面分の画像を同時形成させて印
刷する2枚貼り制御を実行する2枚貼り制御を含む作像
ステップと、 前記作像ステップによって前記中間転写体上に画像を作
像中に、作像される各印刷色の前記画像後端に、前記画
像の現像色でテスト・パッチを作像するテスト・パッチ
作像ステップと、 前記前テスト・パッチ作像ステップで作像した前記テス
ト・パッチのトナー濃度をセンサで検出し、検出結果に
基づいて現像される像の濃度をあらかじめ定めた濃度に
なるように濃度制御を行う濃度制御ステップとを備え、 前記作像ステップは、前記2枚貼り制御を実行中、2つ
の面のうち最後に作像した面の後端に前記テスト・パッ
チ作像ステップがテスト・パッチ作像を実行した後に回
転現像器を次に現像すべき現像色に回転制御する動作を
開始させた場合、その後の作像を前記最後に作像した
面、そして残りの面の画像の順に、既に形成されている
中間転写体上の画像に重ね合わせるように、回転制御さ
れた後の回転現像器の現像色の作像を前記中間転写体上
に行うことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361533A JP2003162115A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361533A JP2003162115A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003162115A true JP2003162115A (ja) | 2003-06-06 |
JP2003162115A5 JP2003162115A5 (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=19172175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001361533A Pending JP2003162115A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003162115A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006337578A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009288326A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Canon Inc | 画像形成装置、画像形成方法、記憶媒体及びプログラム |
JP2016161770A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001361533A patent/JP2003162115A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006337578A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4595683B2 (ja) * | 2005-05-31 | 2010-12-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2009288326A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Canon Inc | 画像形成装置、画像形成方法、記憶媒体及びプログラム |
JP2016161770A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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