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JP2003152975A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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Publication number
JP2003152975A
JP2003152975A JP2001346924A JP2001346924A JP2003152975A JP 2003152975 A JP2003152975 A JP 2003152975A JP 2001346924 A JP2001346924 A JP 2001346924A JP 2001346924 A JP2001346924 A JP 2001346924A JP 2003152975 A JP2003152975 A JP 2003152975A
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Hiroshi Soneoka
拓 曽根岡
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宛先情報を簡易な操作で容易に登録すること
のできる通信端末装置をを提供すること。 【解決手段】 LCDからなる表示部11と、該表示部
11の表示の一部または全部を選択して指定するための
十字カーソルキー16とセットキー17とシフトキー1
8を備えるとともに、ウェブデータまたは電子メールテ
キストを前記表示部11に表示し、かつ十字カーソルキ
ー16とセットキー17とシフトキー18により指定し
た部分を宛先情報として登録する制御部2を備えた通信
端末装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
等の通信端末装置に関し、特にインターネット接続可能
な通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模な情報通信ネットワークで
あるインターネットの普及に伴い、このインターネット
に接続する端末装置は、パーソナルコンピュータ等の電
子計算機に限られることなく、ファクシミリ装置のよう
な通信端末装置においても接続可能となっている。これ
らの通信端末装置では、パーソナルコンピュータ等と同
様にインターネットサービスプロバイダを通じて、直接
インターネットに接続される場合もあるが、独自のメニ
ューやアクセス方法により、通信端末装置のような演算
能力の比較的劣る装置においても適切なインターネット
の利用を図ることができるような商業サービスを通じ
て、間接的にインターネットに接続される場合もある。
後者の例としては、例えば、日本電信電話株式会社によ
り提供されているLモードサービスが挙げられる。
【0003】インターネットにおいては多様なサービス
の利用が可能であるが、電子メールの利用とウェブ(Wo
rld Wide Web)の利用は、大きな比重を占める重要なサ
ービスである。これらのサービスの利用に際しては、電
子メールの場合は、電子メールの送信先を特定するため
の所定の文字列からなる電子メールアドレスという宛先
情報が必要であり、分散情報システムであるウェブにお
いては、必要な情報の存在箇所を特定するURL(Unif
orm Resource Locators)という所定の文字列からなる
宛先情報を指定して、情報を取得することが必要であ
る。
【0004】このような宛先情報は、電子メールの利用
やウェブの利用の都度、ユーザーにより逐一入力される
ことで指定されてもよいが、あらかじめ通信端末装置内
に設けられた記憶装置に宛先情報を登録しておき、必要
に応じて登録した宛先情報を参照することで、宛先情報
の入力の繁雑さを軽減するようになっている通信端末装
置も多い。ところが、登録すべき宛先情報は、比較的長
い文字列やユーザーにとっては意味不明の文字列から構
成されることも多く、登録動作に手間がかかる問題があ
る。また、同様の理由により宛先情報の登録動作を一文
字毎に逐一行うことは、誤登録の原因となりうる問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題に
鑑みてなされたもので、宛先情報を簡易な操作で容易に
登録することのできる通信端末装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前項の目的を達するた
め、請求項1記載の通信端末装置は、表示部と、該表示
部の表示の一部または全部を選択して指定する指定手段
を備えるとともに、ウェブデータまたは電子メールテキ
ストを前記表示部に表示し、かつ前記指定手段により指
定した部分を宛先情報として登録する制御部を備えたこ
とを特徴としている。
【0007】請求項2記載の通信端末装置は、請求項1
記載の通信端末装置において、前記宛先情報は、電話番
号、または電子メールアドレスまたはURLであること
を特徴としている。
【0008】請求項3記載の通信端末装置は、請求項1
記載の通信端末装置において、前記制御部は、前記宛先
情報が数字のみからなる場合に、電話番号として登録す
ることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて説明する。図1は、インターネット
接続機能付きファクシミリ装置としての通信端末装置1
の構成を示すブロック図である。図に示すように通信端
末装置1は、制御部2、ROM(リードオンリーメモリ
ー)3、RAM(ランダムアクセスメモリー)4、画像
メモリ5、コーデック6、モデム7、NCU(ネットワ
ークコントロールユニット)8、読取部9、記録部1
0、表示部11及び操作部12を備えており、各装置は
通信可能にバス13により接続されている。
【0010】前記制御部2は、CPU(中央処理装置)
等で構成され、前記ROM3に記憶された制御プログラ
ムに基づいて、この通信端末装置1を構成する各装置を
制御する。
【0011】前記ROM3は、読み出し専用の記憶装置
であって、ファクシミリ送受信手順、インターネット接
続手順等の通信端末装置1を制御するための制御プログ
ラムが記憶されている。記憶されている制御プログラム
には、前記RAM4への電話番号や電子メールアドレス
等の宛先情報の登録手順が含まれている。
【0012】前記RAM4は、制御部2が制御プログラ
ムを実行するために必要とする一時的なデータを記憶す
るほか、電話番号や電子メールアドレス等の宛先情報が
登録された後述する宛先情報登録テーブルが記憶される
ものとなっている。
【0013】前記画像メモリ5は、画像データを一時的
に記憶するための記憶装置である。したがって、前記読
取部9において読み取られた送信原稿の画像データは、
一旦画像メモリ5に記憶された後で他の通信端末装置に
送信され、また、他の通信端末装置から受信した受信原
稿の画像データは、一旦画像メモリ5に記憶された後で
記録部10において記録紙に印字出力されることとな
る。
【0014】前記コ−デック6は、前記読取部9にて読
取られた画像データをMH(Modified Huffman)、MR(M
odified Read)、MMR(Modified Modified Read)等の
符号化方式にて符号化する符号化処理、もしくはファク
シミリ受信した画像データを復号化する復号化処理を行
う。
【0015】前記モデム7は、例えばITU―T(国際
電気通信連合電気通信標準化部会)の勧告V.34規格
又はこれと同様のものに従った通信データの変調及び復
調を行う装置である。また、前記NCU8は、通信回線
14との回線の接続、切断を行う回線網制御装置であ
る。
【0016】前記読取部9は、CCD(Charge Coupled
Device)等のイメージセンサによって原稿の濃淡を読
み取って、白黒2値に変換した画像データを出力する。
【0017】前記記録部10は、例えば電子写真方式や
インクジェット方式のものからなり、画像データを記録
紙上に印字出力する。例えば、読取部9で読み取られた
原稿の画像データやファクシミリ受信した画像データを
制御部2の指示により、記録紙上に印字出力する。
【0018】図2に示すように、例えば、表示部11
は、LCD(液晶表示装置)からなり、操作部12に
は、複数のキーが設けられている。すなわち、15はイ
ンターネット接続またはLモードサービスへの接続の開
始を行うアクセスキーであり、16は表示部11に表示
される図示しないカーソルを上下左右に移動させるた
め、または選択項目を選択するための十字カーソルキー
であり、シフトキー17及びセットキー18は、例えば
十字カーソルキー16と共に用いて各種設定を行う操作
キーである。また、19は登録されている電話番号等を
一度の操作で呼び出すことのできるワンタッチキーであ
り、20は電話番号や短縮番号等を入力するためのテン
キーであり、21は短縮番号から呼び出すための短縮キ
ーである。これらと共に、原稿の読取り動作の開始を行
うためのスタートキー22や、表示部11の表示と連動
して各種設定を行う設定キー23等から操作部12が構
成されている。なお、Lモードサービスは日本電信電話
株式会社により提供されているインターネット接続可能
な商業ネットワークサービスである。
【0019】上述のように構成された通信端末装置1
は、ファクシミリ送信時には、相手先端末の電話番号を
入力した後、スタートキー22の操作に対応して、読取
り部9で読み取った画像データをコーデック6で符号化
して一旦画像メモリ5に記憶した後、モデム7で変調
し、NCU8を介して通信回線14から相手先端末に送
信する。また、ファクシミリ受信時には、相手先端末か
ら通信回線14等を介して受信した画像データを、モデ
ム7で復調した後画像メモリ5に一旦記憶し、コーデッ
ク6で復号した後、記録部10から記録紙に印字出力す
る。なお、本明細書中では、「電話番号」という呼称を
音声通信のみを行い得る電話機のような端末装置を特定
するための宛先情報ではなく、ファクシミリ通信の際の
端末を特定する宛先情報の呼称としても用いている。両
者の番号に機能的な差はないからである。
【0020】また、通信端末装置1は、例えば、図3に
示すようなネットワーク環境Aにおいて、アクセスキー
15の操作に対応して、通信回線14を通じ、インター
ネット標準プロトコルであるTCP/IP(Transmissi
on Control Protocol/Internet Protocol)及びTCP
/IP上で用いられるプロトコル群、例えば、ウェブデ
ータの取得に用いられるHTTP(Hypertext Transfer
Protocol)や電子メールの送受信に用いられるSMT
P(Simple Mail Transfer Protocol)等に則って、イ
ンターネット上のウェブサーバー24やメールサーバー
25と通信し、画像情報や文字情報からなるウェブデー
タの取得や、電子メールテキストが記述された電子メー
ルの送受信を行うことができる。なお、本明細書中で
は、インターネット上のウェブサーバー24に蓄積され
ている画像情報や文字情報等のデータをウェブデータと
呼び、電子メールに記述される内容を電子メールテキス
トと呼ぶ。また、上記TCP/IP等のプロトコル群
は、IESG(Internet Engineering Steering Grou
p)により公開されているRFC(Request for Comment
s)に記述されている。
【0021】ウェブサーバー24を通じてウェブデータ
を取得する際には、対象となるウェブデータを特定する
URLをHTTPに基づいてウェブサーバー24に送信
し、ウェブサーバー24が返信するウェブデータを通信
端末装置1で受信し、表示部11で表示したり、記録部
10で印字出力することになる。また同様に、メールサ
ーバー25を通じて受信した電子メールの内容である電
子メールテキストも、表示部11や記録部10で印字出
力することにより確認することができる。
【0022】一方、電子メールを送信する際には、相手
先を特定する電子メールアドレスを、所定の形式で用い
ることにより、例えば、RFC822に規定される電子
メールヘッダに付加して送信することにより、メールサ
ーバー25等を経て相手先の電子メール端末26に送信
することとなる。
【0023】なお、詳述はしないが、Lモードサービス
を介する場合も、アクセスキー15の操作に対応して、
Lモードサービスのゲートウエイを介して、インターネ
ットに接続することができ、同様にウェブデータの取得
や電子メールの送受信が可能である。
【0024】上述のように、ファクシミリ通信を行う際
には宛先情報として相手先端末の電話番号が必要であ
り、電子メールを送信する際には宛先情報として相手先
の電子メールアドレスが必要であり、ウェブデータを取
得する際には宛先情報としてURLが必要である。通信
端末装置1では、これらの宛先情報を通信毎にテンキー
20等から入力することも可能であるが、あらかじめR
AM4に宛先情報を登録しておき、ワンタッチキー19
や短縮キー21の操作により登録された宛先情報を呼び
出して入力時の手間を軽減することができる。
【0025】図4は、あらかじめ宛先情報が登録されて
いる宛先情報登録テーブル30の例であり、対応する番
号のワンタッチキー19の操作により、宛先情報登録テ
ーブル30に登録された宛先情報を利用することができ
る。宛先情報登録テーブル30は、ワンタッチキー19
の各々に一対一対応するレコードの集合であり、各レコ
ードは、それぞれ次の要素から構成され、図中一行で示
されている。すなわち、各レコードは、ワンタッチキー
19の各々と一対一対応するためのインデックスとなる
キーナンバー31と、相手先端末の宛先情報として、相
手先端末の名称もしくはユーザーにより便宜的に用いら
れる呼称である宛先名称33と、通信の際に実際に信号
として通信する必要のある宛先アドレス34、及び相手
先の種別を示すレコード種別35からなる。
【0026】この宛先情報登録テーブル30は、キーナ
ンバー31に対応するワンタッチキー19の操作により
呼び出して使用することができる。例えば、電子メール
を送信するため宛先情報である電子メールアドレスの入
力が必要な場合に、最上段のレコードに対応するワンタ
ッチキー19を操作すれば、宛先アドレス34に登録さ
れた「ABC@kobe-branch.abc.com」を呼び出して電子メ
ールアドレスとして使用することができる。同様に例え
ば、ウェブデータを取得するために、インターネット上
のウェブサーバーにアクセスするための宛先情報である
URLの入力が必要な場合に、2段目のレコードに対応
するワンタッチキー19を操作すれば、宛先アドレス3
4に登録された「http://aaa.co.jp/marupeke~/」を呼
び出してURLとして使用することができる。また、例
えば、ファクシミリ送信を行うために電話番号の入力が
必要な場合に、3段目のレコードに対応するワンタッチ
キー19を操作すれば、宛先アドレス34に登録された
「0751234567」を呼び出して電話番号として
使用することができる。このように、宛先情報登録テー
ブル30に登録されていれば、ワンタッチキー19の一
度の操作で比較的長い文字列からなる電子メールアドレ
ス等の宛先情報を使用することが可能となる。
【0027】同様に各短縮番号に対しても、図示しない
が、宛先情報登録テーブル30と同様の設定テーブルを
登録しておき、宛先情報が必要な際に短縮番号を操作す
ることで、宛先情報を呼び出して利用し、入力の手間を
軽減することができる。これは例えば、短縮キー21の
操作の後、2乃至3桁からなる短縮番号をテンキー20
により入力することで設定テーブルから該当する短縮番
号のレコードを読み取り、登録されている宛先情報を利
用するものである。
【0028】上述のような宛先情報登録テーブル30ま
たは短縮番号の設定テーブルの各レコードの登録は、各
レコード毎に操作部12のテンキー20等を用いて各要
素データを逐一入力して登録することもできるが、表示
部11に電子メールテキストやウェブデータが表示され
ている場合には、これらの表示から所望の宛先情報を指
定して、指定した部分を抽出して各レコードに登録する
ことができる。次に、この表示部11の表示を用いて宛
先情報登録テーブル30にデータを登録する動作につい
て図5に示すフローチャートに基づいて説明する。な
お、以下で説明する動作は、ROM3に記憶された制御
プログラムが、表示部11や操作部12やRAM4等の
各装置を制御して行うものである。また、通信端末装置
1は前記ネットワーク環境Aに接続されているものとす
る。
【0029】まず、この登録動作においては、表示部1
1に表示が行われている必要があるため、表示部11に
ウェブデータか電子メールテキストのどちらを表示する
かをユーザーに選択させて決定する(S1)。これは例
えば、両者のいずれかを選択するメニューを表示し、十
字カーソルキー16によりいずれかを選択させるもので
ある。S1でウェブデータが選択された場合は、ユーザ
ーの操作部からの指示による適当なURLの指定に対応
して、インターネット上のウェブサーバー24にアクセ
スし、例えば、図6(a)に示すような画像情報40と
文字情報41からなるウェブデータを取得して表示部1
1に表示する(S2)、一方、S1で電子メールテキス
トの表示が選択された場合は、メールサーバー25に接
続して、自通信端末装置1宛の電子メールを受信し、例
えば図6(b)に示すような電子メールヘッダ42と本
文43からなる電子メールテキストを表示部11に表示
する(S3)。これらの表示動作は、通常のウェブアク
セス動作又は電子メール受信動作と同様であり、上述の
宛先情報登録テーブル30を用いて、宛先情報の入力を
行うこともできる。
【0030】次に、S2又はS3において表示部11に
表示された文字情報41や電子メールヘッダ42等か
ら、抽出すべき宛先情報を、ユーザーの操作部12の操
作による指定に基づいて設定する(S4)。この指定を
行う指定手段は、十字カーソルキー16と、シフトキー
18、セットキー17の連動動作によりにより構成され
ている。まず十字カーソルキー16の操作により数字や
アルファベット等の文字列からなる抽出すべき宛先情報
の先頭部分(左端部分)にカーソルが移動せられ、次に
シフトキー18が押下されながら十字カーソルキー16
が操作されることにより、カーソル長が伸縮して範囲が
指定され、その後セットキー17の押下により指定され
た範囲を、登録すべき宛先情報として設定するものであ
る。なお、指定手段はこの動作に限られるものではな
く、例えば、抽出すべき宛先情報の先頭部分にカーソル
が移動せられた後、セットキー17の操作により先頭部
分を確定し、次に抽出すべき宛先情報の最後の部分にカ
ーソルが移動せられて再度セットキー17の操作により
登録すべき宛先情報が指定されてもよいし、2度目のセ
ットキー17の操作を省略して次ステップS5への移行
により登録すべき宛先情報の指定を確定とするなど、ユ
ーザーの操作により抽出範囲が指定される動作であれば
よい。
【0031】次に、ユーザーによるいずれかのワンタッ
チキー19の操作によりS4で設定された登録すべき宛
先情報を登録するワンタッチキー19を選択し(S
5)、宛先情報登録テーブル30の対応するレコードに
対し、登録すべき宛先情報の登録動作を行う。この登録
動作はまず、S4で指定された登録すべき宛先情報がす
べて数字で構成されるか否かを判断し(S6)、全て数
字で構成されていると判断すれば、S5で選択されたワ
ンタッチキー19に対応するレコードに電話番号として
登録する(S7)。つまり、対応するレコードの宛先ア
ドレス34に全て数字からなるS4で設定された登録す
べき宛先情報を登録し、かつレコード種別35を「電話
番号」に設定する。
【0032】S6で否と判断した場合には、次に、登録
すべき宛先情報を電子メールアドレスとして登録するか
否かを判断する(S8)。S8で電子メールアドレスと
して登録すると判断した場合は、S5で選択されたワン
タッチキー19に対応するレコードに電子メールアドレ
スとして登録する(S9)。つまり、対応するレコード
の宛先アドレス34にS4で設定された登録すべき宛先
情報の文字列を登録し、かつ対応するレコードのレコー
ド種別35を「電子メール」に設定する。
【0033】一方、S8で否と判断した場合には、次に
登録すべき宛先情報をURLとして登録するか否かを判
断する(S10)。S10でURLとして登録すると判
断した場合は、S5で選択されたワンタッチキー19に
対応するレコードにURLとして登録する(S11)。
詳述すれば、対応するレコードの宛先アドレス34にS
4で設定された登録すべき宛先情報の文字列を登録し、
かつレコード種別35を「URL」に設定する。
【0034】一方、S10で否と判断した場合には、S
5で操作されたワンタッチキー19に対応するレコード
の宛先名称33として登録する(S12)。なお、レコ
ード種別35は、変更しない。すなわち、既にレコード
種別35の登録がなされている場合には、登録されてい
るレコード種別35を変更せずにそのまま維持し、まだ
レコード種別35の登録がなされていない場合には、レ
コード種別35を登録せず空欄のままとする。
【0035】上述のS6乃至S12の動作は、例えば、
S3で図6(a)に示すようなウェブデータが表示部1
1に表示された場合に、S4において図7(a)に示す
様な文字情報41の数字部分44のみを十字カーソルキ
ー16等により指定して登録すべき宛先情報として設定
し、S5においていずれかのワンタッチキー19が選択
された場合には、宛先情報登録テーブル30の対応する
レコードに、数字部分44の数字「075123456
7」が宛先アドレス34に登録され、レコード種別35
が「電話番号」に設定されることを示している。
【0036】また例えば、電子メールアドレスとして登
録するために、図7(b)に示すように、S4において
登録すべき宛先情報としてアルファベットと記号からな
る文字列45を指定し、S5においていずれかのワンタ
ッチキー19が選択された場合には、指定部分が数字の
みではないので、S6では否と判断する。次に、S8で
電子メールアドレスとして登録するかを判断することに
なるが、この判断を行うため、例えば、図8に示すよう
な選択メニューをポップアップ表示46で表示して、ユ
ーザーに登録先を選択させることにより、S8及びS1
0での判断を行う。
【0037】このポップアップ表示46の選択メニュー
をユーザーが十字カーソル16によりカーソル47を移
動させて選択することにより、制御部2が登録先を判断
することが可能になる。このとき、選択メニュー上段の
「1.電子メールアドレス」が選択された場合は、S8
において「YES」と判断し、宛先情報登録テーブル3
0の対応するレコードの宛先アドレス34に「kobe-bra
nch@abc.com」が登録され、レコード種別35が「電子
メール」に設定されることになる。
【0038】同様に、S4において登録すべき宛先情報
として図9(a)に示すような文字列48が指定された
場合には、ポップアップ表示46において、選択メニュ
ー中段の「2.URL」が選択されることによって、U
RLとして登録することが可能となる。この場合、S6
で「NO」と判断され、次にS8で「NO」と判断さ
れ、S10で「YES」と判断されることになるため、
宛先情報登録テーブル30の対応するレコードの宛先ア
ドレス34に「http://abc.com/homepage/」が登録さ
れ、レコード種別35が「URL」に設定されることと
なる。
【0039】また同様に、S4において登録すべき宛先
情報として図9(b)に示すような文字列49が指定さ
れた場合には、ポップアップ表示46において、選択メ
ニュー下段の「3.宛先名称」が選択されることによっ
て、宛先名称として登録されることになる。この場合、
S6、S8及びS10のいずれの判断ステップにおいて
も「NO」と判断されることとなるため、宛先情報登録
テーブル30の対応するレコードの宛先名称33に「A
BC商事」が登録され、レコード種別35の変更は行わ
れない。なお、登録すべき宛先情報は、数字やアルファ
ベット等の文字列だけでなく、画像情報であってもよ
い。例えば、図6(a)に示す花が描かれた画像情報4
0を、登録すべき宛先情報として指定し、宛先名称33
として宛先情報登録テーブル30に登録することが可能
である。また、図示はしないが、画像情報から数字や文
字列を抽出可能な場合には、電話番号等として宛先アド
レス34に登録することもできる。
【0040】同様に、S3において電子メールテキスト
を表示した場合においても、電子メールテキストの文字
列の中から登録すべき宛先情報を指定することにより、
電話番号、電子メールアドレス、URL、宛先名称のい
ずれかとして宛先情報登録テーブル30に登録すること
が可能である。
【0041】また、宛先情報登録テーブル30において
宛先アドレス34と宛先名称33の双方を登録する場合
には、S4乃至S12の動作を繰り返して同じレコード
に対し登録を行えばよい。すなわち、一度目の動作にお
いて宛先アドレス34に電話番号や電子メールアドレス
を登録し、2度目の動作で最初の動作と同じワンタッチ
キー19を選択して宛先名称33を登録することによ
り、表示部11の表示からの抽出のみによって同じレコ
ードに対し宛先アドレス34と宛先名称33の双方を登
録することができる。
【0042】短縮番号の設定テーブルにおいても、同様
の操作をおこなうことにより、短縮番号の設定テーブル
に対する表示部11の表示からの登録を行うことができ
る。この場合、S5においてワンタッチキー19を操作
する代わりに、短縮キー21と対応する短縮番号をテン
キー20より入力することで、登録を行う短縮番号が選
択されることになる。
【0043】また、Lモードサービス等で独自のメニュ
ー等の表示がある場合においても、表示部11に表示さ
れる限りにおいて、同様の操作により、登録動作をおこ
なうことが可能である。
【0044】上述のように、通信端末装置1は、表示部
11の表示から、登録すべき宛先情報となる数字や文字
列を指定により抽出することにより、簡易な操作で容易
にワンタッチキー19の設定を保存する宛先情報登録テ
ーブル30や短縮番号の設定テーブルに登録することが
できる。もちろん、このように作成された宛先情報登録
テーブル30や短縮番号の設定テーブルは、文字や数字
を操作部12より逐一入力した場合と同様に使用可能な
テーブルである。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の通信端末装置は、表示部
と、該表示部の表示の一部または全部を選択して指定す
る指定手段を備えるとともに、ウェブデータまたは電子
メールテキストを前記表示部に表示し、かつ前記指定手
段により指定した部分を宛先情報として登録する制御部
を備えたことを特徴としたため、宛先情報として登録す
べき内容がウェブデータや電子メールとして存在する場
合に、改めて同内容の文字列又は数字の入力を必要とす
ることなく、宛先情報の登録を行うことができることに
なり、宛先情報を簡易な操作で容易に登録することがで
きる。また、ウェブデータや電子メールからデータを抽
出して、宛先情報に登録するため、誤入力のおそれが軽
減される利点がある。
【0046】請求項2記載の通信端末装置は、請求項1
記載の通信端末装置において、前記宛先情報は、電話番
号、または電子メールアドレスまたはURLであること
を特徴としたため、頻繁に用いられることの多い宛先情
報である電話番号と電子メールアドレスとURLを簡易
な操作で登録することができ便利である。
【0047】請求項3記載の通信端末装置は、請求項1
記載の通信端末装置において、前記制御部は、前記宛先
情報が数字のみからなる場合に、電話番号として登録す
ることを特徴としたため、数字のみからなる宛先情報を
無条件で電話番号として扱うことになり、電話番号の登
録の際のユーザーの関与をさらに軽減できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる通信端末装置の具
体的な構成を示したブロック図。
【図2】操作部及び表示部の模式図。
【図3】通信端末装置を接続したネットワーク環境の例
を示した図。
【図4】宛先情報登録テーブルの登録例を示した図。
【図5】宛先情報の登録動作を示したフローチャート。
【図6】表示部の表示例。
【図7】登録動作時の宛先情報の指定を示す第1の図。
【図8】登録先を設定するポップアップ表示を示す図。
【図9】登録動作時の宛先情報の指定を示す第2の図。
【符号の説明】
1 通信端末装置 2 制御部 3 ROM 4 RAM 11 表示部 12 操作部 30 宛先情報登録テーブル 33 宛先名称(宛先情報) 34 宛先アドレス(宛先情報) 35 レコード種別 40 画像情報(ウェブデータ) 41 文字情報(ウェブデータ) 42 電子メールヘッダ(電子メールテキスト) 43 本文(電子メールテキスト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA29 AA30 AB20 AB23 AB42 AC02 AC05 AC22 AF02 AF03 5C075 AB90 BA08 FF02 5E501 AA04 AB15 AB16 BA05 CA04 CB02 EA01 EB06 FA13 5K036 AA15 BB01 JJ03 JJ12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部と、該表示部の表示の一部または
    全部を選択して指定する指定手段を備えるとともに、ウ
    ェブデータまたは電子メールテキストを前記表示部に表
    示し、かつ前記指定手段により指定した部分を宛先情報
    として登録する制御部を備えたことを特徴とする通信端
    末装置。
  2. 【請求項2】 前記宛先情報は、電話番号、または電子
    メールアドレスまたはURLであることを特徴とする請
    求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記宛先情報が数字のみ
    からなる場合に、電話番号として登録することを特徴と
    する請求項1記載の通信端末装置。
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