JP2003152450A - 水晶発振回路 - Google Patents
水晶発振回路Info
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- JP2003152450A JP2003152450A JP2001351465A JP2001351465A JP2003152450A JP 2003152450 A JP2003152450 A JP 2003152450A JP 2001351465 A JP2001351465 A JP 2001351465A JP 2001351465 A JP2001351465 A JP 2001351465A JP 2003152450 A JP2003152450 A JP 2003152450A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度変動に対して発振振幅の変動の小さいコ
ルピッツ型水晶発振回路を実現する。 【解決手段】 略一定の温度特性若しくは温度変動に対
して負の傾きを備えた電流源111を温度変動の小さい
第1の温度特性を備えた抵抗104に接続して発生した
電圧をコルピッツ型水晶発振回路のトランジスタ107
のベースに与える。一方、このトランジスタ107のエ
ミッタと接地間には比較的温度変動の大きい第2の温度
特性を備えた抵抗109を接続し、このトランジスタの
コレクタと電源端子間には、負荷抵抗として、第1の温
度特性を備えた抵抗108を接続する。
ルピッツ型水晶発振回路を実現する。 【解決手段】 略一定の温度特性若しくは温度変動に対
して負の傾きを備えた電流源111を温度変動の小さい
第1の温度特性を備えた抵抗104に接続して発生した
電圧をコルピッツ型水晶発振回路のトランジスタ107
のベースに与える。一方、このトランジスタ107のエ
ミッタと接地間には比較的温度変動の大きい第2の温度
特性を備えた抵抗109を接続し、このトランジスタの
コレクタと電源端子間には、負荷抵抗として、第1の温
度特性を備えた抵抗108を接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路特
に水晶発振回路に関するものである。
に水晶発振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路において、水晶発
振回路を構成する場合、図2の構成が用いられていた。
以下、図面を参照しながら説明する。従来の水晶発振回
路は、一端が電源端子に接続された温度に対して略一定
の特性を持つ第1の電流源を第1導電型の第1のトラン
ジスタのベース及び一端が接地された第1の容量及び第
1の温度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他
端を第1導電型の第2のトランジスタのベース及び一端
が接地された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及
び一端が接地された水晶振動子の他端及び第2の容量に
接続し、その容量の他端を、第2のトランジスタのエミ
ッタ及び他端が接地された第3の容量の他端及び一端が
接地された第1の温度特性を持つ第3の抵抗の他端に接
続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトランジ
スタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコレク
タを一端が電源端子に接続された第1の温度特性をもつ
第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とし、水晶振動
子に応じた周波数を出力するという作用を有する。
振回路を構成する場合、図2の構成が用いられていた。
以下、図面を参照しながら説明する。従来の水晶発振回
路は、一端が電源端子に接続された温度に対して略一定
の特性を持つ第1の電流源を第1導電型の第1のトラン
ジスタのベース及び一端が接地された第1の容量及び第
1の温度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他
端を第1導電型の第2のトランジスタのベース及び一端
が接地された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及
び一端が接地された水晶振動子の他端及び第2の容量に
接続し、その容量の他端を、第2のトランジスタのエミ
ッタ及び他端が接地された第3の容量の他端及び一端が
接地された第1の温度特性を持つ第3の抵抗の他端に接
続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトランジ
スタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコレク
タを一端が電源端子に接続された第1の温度特性をもつ
第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とし、水晶振動
子に応じた周波数を出力するという作用を有する。
【0003】図2に記載のコルピッツ型水晶発振回路の
動作について説明する。水晶振動子は、等価的にC1、
C0、L、Rを用いて、図7のような共振回路で表され
る。また、この回路の負性抵抗成分は、トランジスタ2
07の相互コンダクタンスをgmとして、周波数をf、
容量205、206をC205、C206とすると、 nr=gm/((2πf)2×C205×C206) となり、この負性抵抗成分が共振回路の損失分を打ち消
すことによって、安定した発振を持続できる。その発振
周波数foscは、C205とC206の直列合成容量
をCSとすると、 fosc=1/(2π√(L×C1))×√(1+C1
/(C0+CS)) で表される。C205とC206を発振するのに十分大
きな負性抵抗を得られる値に設定することで、図2に記
載の回路は、発振周波数foscで安定した発振を実現
する。
動作について説明する。水晶振動子は、等価的にC1、
C0、L、Rを用いて、図7のような共振回路で表され
る。また、この回路の負性抵抗成分は、トランジスタ2
07の相互コンダクタンスをgmとして、周波数をf、
容量205、206をC205、C206とすると、 nr=gm/((2πf)2×C205×C206) となり、この負性抵抗成分が共振回路の損失分を打ち消
すことによって、安定した発振を持続できる。その発振
周波数foscは、C205とC206の直列合成容量
をCSとすると、 fosc=1/(2π√(L×C1))×√(1+C1
/(C0+CS)) で表される。C205とC206を発振するのに十分大
きな負性抵抗を得られる値に設定することで、図2に記
載の回路は、発振周波数foscで安定した発振を実現
する。
【0004】ここで、図2に記載の温度に対して略一定
の特性を持つ第1の電流源は、図5に示す構成を持ち、
温度に対して略一定の基準電圧発生回路の出力電圧Vr
efを電圧−電流変換することで生成される。トランジ
スタ504のコレクタ電流をI1とすると I1=Vref/R505 となり、抵抗R505が温度に対して略一定な温度特性
をもつ抵抗の場合、I1は、温度に対して略一定な電流
となる。I1は、トランジスタ506のコレクタの電流
に等しく、Ioは、トランジスタ506のコレクタの電
流をカレントミラ−回路により、引き出し電流にしたも
ので、 Io=I1 が成り立つ。
の特性を持つ第1の電流源は、図5に示す構成を持ち、
温度に対して略一定の基準電圧発生回路の出力電圧Vr
efを電圧−電流変換することで生成される。トランジ
スタ504のコレクタ電流をI1とすると I1=Vref/R505 となり、抵抗R505が温度に対して略一定な温度特性
をもつ抵抗の場合、I1は、温度に対して略一定な電流
となる。I1は、トランジスタ506のコレクタの電流
に等しく、Ioは、トランジスタ506のコレクタの電
流をカレントミラ−回路により、引き出し電流にしたも
ので、 Io=I1 が成り立つ。
【0005】次に、この回路の発振振幅の温度特性につ
いて説明する。図2に記載のトランジスタ212のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ212のベース電圧VB
1は、トランジスタ212,207のベース電流を無視
すると、 VB1=Io×(R203+R204) となる。トランジスタ212のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ212のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ207のベース電圧V
B2は、 VB2=Io×R204 となり、トランジスタ207のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ207のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R209 となる。抵抗208に流れる電流I208は、トランジ
スタ212のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ207のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I208=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R208 =VCC−(VB2−VBE2)×R208/R209 =VCC−(Io×R204−VBE2)×R208/R209 と表される。ここで、抵抗の温度特性は全て同じで小さ
い場合、VOUTの温度特性ΔVOUTは、 ΔVOUT=ΔVBE2×R208/R209 となり、VBE2の温度特性は、約−2mV/℃なの
で、VOUTは高温になると、小さくなる。
いて説明する。図2に記載のトランジスタ212のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ212のベース電圧VB
1は、トランジスタ212,207のベース電流を無視
すると、 VB1=Io×(R203+R204) となる。トランジスタ212のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ212のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ207のベース電圧V
B2は、 VB2=Io×R204 となり、トランジスタ207のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ207のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R209 となる。抵抗208に流れる電流I208は、トランジ
スタ212のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ207のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I208=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R208 =VCC−(VB2−VBE2)×R208/R209 =VCC−(Io×R204−VBE2)×R208/R209 と表される。ここで、抵抗の温度特性は全て同じで小さ
い場合、VOUTの温度特性ΔVOUTは、 ΔVOUT=ΔVBE2×R208/R209 となり、VBE2の温度特性は、約−2mV/℃なの
で、VOUTは高温になると、小さくなる。
【0006】発振回路が動作すると、OUT端子から水
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ212の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗の温度特性は全て同じで小さ
い場合、Vppの温度特性ΔVppは、トランジスタ2
12、207のベース−エミッタ間電圧の温特を等しい
として、ΔVBEとおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVBE2×R208/R209+ΔVBE1−ΔVs at1) =2×(ΔVBE(1+R208/R209)−ΔVsat1) となる。ここで、ΔVBEは、約−2mV/℃で、ΔV
sat1は、温度に対して正の傾きを持つので、ΔVp
pは、負となり、発振振幅Vppは、温度に対して負の
傾きを持つ。
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ212の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗の温度特性は全て同じで小さ
い場合、Vppの温度特性ΔVppは、トランジスタ2
12、207のベース−エミッタ間電圧の温特を等しい
として、ΔVBEとおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVBE2×R208/R209+ΔVBE1−ΔVs at1) =2×(ΔVBE(1+R208/R209)−ΔVsat1) となる。ここで、ΔVBEは、約−2mV/℃で、ΔV
sat1は、温度に対して正の傾きを持つので、ΔVp
pは、負となり、発振振幅Vppは、温度に対して負の
傾きを持つ。
【0007】以上のことから、従来のコルピッツ型水晶
発振回路は、図2に示す構成を持ち、安定した発振周波
数で発振を実現することができる。
発振回路は、図2に示す構成を持ち、安定した発振周波
数で発振を実現することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の水晶発振回路は、発振振幅の温度特性が大きく、高
温において発振振幅が小さくなるという課題があった。
来の水晶発振回路は、発振振幅の温度特性が大きく、高
温において発振振幅が小さくなるという課題があった。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、発振振幅の温度特性を改善し、高温において、
発振振幅の大きな水晶発振回路を提供することを目的と
する。
であり、発振振幅の温度特性を改善し、高温において、
発振振幅の大きな水晶発振回路を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の水晶発振回路においては、一端が電源端子
に接続された温度に対して略一定の特性を持つ第1の電
流源を第1導電型の第1のトランジスタのベース及び一
端が接地された第1の容量及び第1の温度特性を持つ第
1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第1導電型の第2
のトランジスタのベース及び一端が接地された第1の温
度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端が接地された水
晶振動子の他端及び第2の容量に接続し、その容量の他
端を、第2のトランジスタのエミッタ及び他端が接地さ
れた第3の容量の他端及び一端が接地された第2の温度
特性を持つ第3の抵抗の他端及び第2の温度特性を持つ
N個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗の他端をアノード
が接地されたN個のツエナーダイオードのカソードに接
続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトランジ
スタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコレク
タを一端が電源端子に接続された第1の温度特性をもつ
第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とする。
に、本発明の水晶発振回路においては、一端が電源端子
に接続された温度に対して略一定の特性を持つ第1の電
流源を第1導電型の第1のトランジスタのベース及び一
端が接地された第1の容量及び第1の温度特性を持つ第
1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第1導電型の第2
のトランジスタのベース及び一端が接地された第1の温
度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端が接地された水
晶振動子の他端及び第2の容量に接続し、その容量の他
端を、第2のトランジスタのエミッタ及び他端が接地さ
れた第3の容量の他端及び一端が接地された第2の温度
特性を持つ第3の抵抗の他端及び第2の温度特性を持つ
N個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗の他端をアノード
が接地されたN個のツエナーダイオードのカソードに接
続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトランジ
スタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコレク
タを一端が電源端子に接続された第1の温度特性をもつ
第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とする。
【0011】また、上記記載の構成において、電流源を
温度に対して負の傾きを持つ電流源で構成したことを特
徴とする。
温度に対して負の傾きを持つ電流源で構成したことを特
徴とする。
【0012】この構成により、発振振幅の温度特性を改
善し、高温においても、発振振幅の大きな水晶発振回路
を実現できる。
善し、高温においても、発振振幅の大きな水晶発振回路
を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一端が電源端子に接続された温度に対して略一定の
特性を持つ第1の電流源を第1導電型の第1のトランジ
スタのベース及び一端が接地された第1の容量及び第1
の温度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端
を第1導電型の第2のトランジスタのベース及び一端が
接地された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び
一端が接地された水晶振動子の他端及び第2の容量に接
続し、その容量の他端を、第2のトランジスタのエミッ
タ及び他端が接地された第3の容量の他端及び一端が接
地された第2の温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第
2の温度特性を持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵
抗の他端をアノードが接地されたN個のツエナーダイオ
ードのカソードに接続し、第1のトランジスタのエミッ
タと第2のトランジスタのコレクタを接続し、第1のト
ランジスタのコレクタを一端が電源端子に接続された第
1の温度特性をもつ第4の抵抗の他端に接続したことを
特徴とし、発振振幅の温度特性が小さいという作用を有
する。
は、一端が電源端子に接続された温度に対して略一定の
特性を持つ第1の電流源を第1導電型の第1のトランジ
スタのベース及び一端が接地された第1の容量及び第1
の温度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端
を第1導電型の第2のトランジスタのベース及び一端が
接地された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び
一端が接地された水晶振動子の他端及び第2の容量に接
続し、その容量の他端を、第2のトランジスタのエミッ
タ及び他端が接地された第3の容量の他端及び一端が接
地された第2の温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第
2の温度特性を持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵
抗の他端をアノードが接地されたN個のツエナーダイオ
ードのカソードに接続し、第1のトランジスタのエミッ
タと第2のトランジスタのコレクタを接続し、第1のト
ランジスタのコレクタを一端が電源端子に接続された第
1の温度特性をもつ第4の抵抗の他端に接続したことを
特徴とし、発振振幅の温度特性が小さいという作用を有
する。
【0014】以下、本発明の請求項1に記載の実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。図1は、請
求項1に記載の第1の実施形態における水晶発振回路で
ある。図1に記載の温度に対して略一定の電流源及び発
振回路の動作については、既に上記従来の技術で説明し
た通りなので説明を割愛する。
態について、図面を参照しながら説明する。図1は、請
求項1に記載の第1の実施形態における水晶発振回路で
ある。図1に記載の温度に対して略一定の電流源及び発
振回路の動作については、既に上記従来の技術で説明し
た通りなので説明を割愛する。
【0015】次に、この回路の発振振幅の温度特性につ
いて説明する。図1に記載のトランジスタ112のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ112のベース電圧VB
1は、トランジスタ112,107のベース電流を無視
すると、 VB1=Io×(R103+R104) となる。トランジスタ112のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ112のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ107のベース電圧V
B2は、 VB2=Io×R104 となり、トランジスタ107のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ107のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R109 となる。抵抗108に流れる電流I108は、トランジ
スタ112のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ107のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I108=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R108 =VCC−(VB2−VBE2)×R108/R109 =VCC−(Io×R104−VBE2)×R108/R109 と表される。ここで、抵抗R104、R108は、第1
の温度特性を持ち、抵抗R109は、第2の温度特性を
持つ。仮に、第1の温度特性は小さくて無視できるが、
第2の温度特性は大きい場合、VOUTの温度特性ΔV
OUTは、 ΔVOUT=ΔVBE2×R108/R109+(Io
×R104−VBE2)×R108×ΔR109/R1
092 となり、VBE2の温度特性は−2mV/℃で、第2の
温度特性が正で大きい場合、第1項と第2項が打ち消し
合って、ΔVOUTは0に近づき、温度特性は小さくな
る。
いて説明する。図1に記載のトランジスタ112のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ112のベース電圧VB
1は、トランジスタ112,107のベース電流を無視
すると、 VB1=Io×(R103+R104) となる。トランジスタ112のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ112のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ107のベース電圧V
B2は、 VB2=Io×R104 となり、トランジスタ107のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ107のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R109 となる。抵抗108に流れる電流I108は、トランジ
スタ112のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ107のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I108=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R108 =VCC−(VB2−VBE2)×R108/R109 =VCC−(Io×R104−VBE2)×R108/R109 と表される。ここで、抵抗R104、R108は、第1
の温度特性を持ち、抵抗R109は、第2の温度特性を
持つ。仮に、第1の温度特性は小さくて無視できるが、
第2の温度特性は大きい場合、VOUTの温度特性ΔV
OUTは、 ΔVOUT=ΔVBE2×R108/R109+(Io
×R104−VBE2)×R108×ΔR109/R1
092 となり、VBE2の温度特性は−2mV/℃で、第2の
温度特性が正で大きい場合、第1項と第2項が打ち消し
合って、ΔVOUTは0に近づき、温度特性は小さくな
る。
【0016】発振回路が動作すると、OUT端子から水
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ112の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗の温度特性は全て同じで小さ
い場合、Vppの温度特性ΔVppは、トランジスタ1
12のベース−エミッタ間電圧の温度特性をΔVBE1
とおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVOUT+ΔVBE1−ΔVsat1) となる。ここで、ΔVBE1は、約−2mV/℃で、Δ
Vsat1は、温度に対して正の値を持つ。先に述べた
ように、OUT端子の温度特性ΔVOUTは、図2の従
来例と比較して、小さいので、発振振幅の温度特性ΔV
ppは、従来例のΔVppよりも小さくなり、発振振幅
の温度特性は改善される。
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ112の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗の温度特性は全て同じで小さ
い場合、Vppの温度特性ΔVppは、トランジスタ1
12のベース−エミッタ間電圧の温度特性をΔVBE1
とおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVOUT+ΔVBE1−ΔVsat1) となる。ここで、ΔVBE1は、約−2mV/℃で、Δ
Vsat1は、温度に対して正の値を持つ。先に述べた
ように、OUT端子の温度特性ΔVOUTは、図2の従
来例と比較して、小さいので、発振振幅の温度特性ΔV
ppは、従来例のΔVppよりも小さくなり、発振振幅
の温度特性は改善される。
【0017】次に、図1に記載の抵抗値調整回路130
について説明する。半導体集積回路上に第1の温度特性
の抵抗と第2の温度特性の抵抗を拡散形成するとき、第
1の温度特性の抵抗と第2の温度特性の抵抗の製法は通
常異なり、同一のマスクパターンであっても両抵抗の値
は異なることがある。そこで、第2の温度特性の抵抗1
14、115を用意し、これらの抵抗をアノードが接地
されたツエナーダイオード116、117に並列接続
し、抵抗114、115の他端に電極118、119を
個々に接続する。抵抗114及び115にはツエナーダ
イオードが接続されており、初期状態では各抵抗と接地
間の経路は遮断されている。温度特性の異なる抵抗の値
がばらつくと、OUT端子のDC電圧は変化する。この
電圧を設計値に概略一致させる必要があるときには、O
UT端子のDC電圧を計測しつつ、電極118又は11
9と接地間に電圧若しくは電流を印加してツエナーダイ
オードに短絡経路を設ける。このようにして、温度特性
の異なる抵抗を使用しつつ、OUT端子のDC電圧を所
望の値に設定することができる。
について説明する。半導体集積回路上に第1の温度特性
の抵抗と第2の温度特性の抵抗を拡散形成するとき、第
1の温度特性の抵抗と第2の温度特性の抵抗の製法は通
常異なり、同一のマスクパターンであっても両抵抗の値
は異なることがある。そこで、第2の温度特性の抵抗1
14、115を用意し、これらの抵抗をアノードが接地
されたツエナーダイオード116、117に並列接続
し、抵抗114、115の他端に電極118、119を
個々に接続する。抵抗114及び115にはツエナーダ
イオードが接続されており、初期状態では各抵抗と接地
間の経路は遮断されている。温度特性の異なる抵抗の値
がばらつくと、OUT端子のDC電圧は変化する。この
電圧を設計値に概略一致させる必要があるときには、O
UT端子のDC電圧を計測しつつ、電極118又は11
9と接地間に電圧若しくは電流を印加してツエナーダイ
オードに短絡経路を設ける。このようにして、温度特性
の異なる抵抗を使用しつつ、OUT端子のDC電圧を所
望の値に設定することができる。
【0018】以上のことから、発振振幅の温度特性の小
さな水晶発振回路を実現することができる。
さな水晶発振回路を実現することができる。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、一端が
電源端子に接続された温度に対して負の傾きを持つ第1
の電流源を第1導電型の第1のトランジスタのベース及
び一端が接地された第1の容量及び第1の温度特性を持
つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第1導電型の
第2のトランジスタのベース及び一端が接地された第1
の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端が接地され
た水晶振動子の他端及び第2の容量に接続し、その容量
の他端を、第2のトランジスタのエミッタ及び他端が接
地された第3の容量の他端及び一端が接地された第1の
温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第1の温度特性を
持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗の他端をアノ
ードが接地されたN個のツエナーダイオードのカソード
に接続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトラ
ンジスタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコ
レクタを一端が電源端子に接続された第1の温度特性を
もつ第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とし、発振
振幅の温度特性が小さいという作用を有する。
電源端子に接続された温度に対して負の傾きを持つ第1
の電流源を第1導電型の第1のトランジスタのベース及
び一端が接地された第1の容量及び第1の温度特性を持
つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第1導電型の
第2のトランジスタのベース及び一端が接地された第1
の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端が接地され
た水晶振動子の他端及び第2の容量に接続し、その容量
の他端を、第2のトランジスタのエミッタ及び他端が接
地された第3の容量の他端及び一端が接地された第1の
温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第1の温度特性を
持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗の他端をアノ
ードが接地されたN個のツエナーダイオードのカソード
に接続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトラ
ンジスタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコ
レクタを一端が電源端子に接続された第1の温度特性を
もつ第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とし、発振
振幅の温度特性が小さいという作用を有する。
【0020】図3は、請求項2に記載の第1の実施の形
態における水晶発振回路である。以下、図面を参照しな
がら説明する。水晶発振回路の動作に関しては、既に上
記従来の技術で説明した通りなので説明を割愛する。
態における水晶発振回路である。以下、図面を参照しな
がら説明する。水晶発振回路の動作に関しては、既に上
記従来の技術で説明した通りなので説明を割愛する。
【0021】次に、図3に記載の温度に対して負の傾き
を持つ電流源について説明する。電流源I2は、図6に
示す構成をもち、図5の温度に対して略一定の電流源の
構成において、電圧−電流変換を行う抵抗を第2の温度
特性を持つ抵抗にしたことを特徴とする。温度に対して
略一定の基準電圧発生回路の出力電圧Vrefとし、ト
ランジスタ604のコレクタ電流をI3とすると I3=Vref/R605 となり、抵抗R605が温度に対して第2の温度特性を
もつ抵抗の場合、この温度特性は、正の温度特性を持つ
ので、I3は温度に対して負の傾きを持つ電流となる。
I3は、トランジスタ606のコレクタの電流に等し
く、I2は、トランジスタ606のコレクタの電流をカ
レントミラ−回路により、引き出し電流にしたもので、 I2=I3 が成り立つ。
を持つ電流源について説明する。電流源I2は、図6に
示す構成をもち、図5の温度に対して略一定の電流源の
構成において、電圧−電流変換を行う抵抗を第2の温度
特性を持つ抵抗にしたことを特徴とする。温度に対して
略一定の基準電圧発生回路の出力電圧Vrefとし、ト
ランジスタ604のコレクタ電流をI3とすると I3=Vref/R605 となり、抵抗R605が温度に対して第2の温度特性を
もつ抵抗の場合、この温度特性は、正の温度特性を持つ
ので、I3は温度に対して負の傾きを持つ電流となる。
I3は、トランジスタ606のコレクタの電流に等し
く、I2は、トランジスタ606のコレクタの電流をカ
レントミラ−回路により、引き出し電流にしたもので、 I2=I3 が成り立つ。
【0022】次に、この回路の発振振幅の温度特性につ
いて説明する。図3に記載のトランジスタ312のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ312のベース電圧VB
1は、トランジスタ312,307のベース電流を無視
すると、 VB1=I2×(R303+R304) となる。トランジスタ312のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ312のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ307のベース電圧V
B2は、 VB2=I2×R304 となり、トランジスタ307のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ307のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R309 となる。抵抗308に流れる電流I308は、トランジ
スタ312のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ307のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I308=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R308 =VCC−(VB2−VBE2)×R308/R309 =VCC−(I2×R304−VBE2)×R308/R309 と表される。ここで、抵抗は全て第1の温度特性を持
ち、第1の温度特性は小さいので、VOUTの温度特性
ΔVOUTは、I2の温度特性をΔI2とすると、ΔV
OUT=(ΔVBE2−ΔI2×R304)×R308
/R309となり、VBE2の温度特性ΔVBE2は、
約−2mV/℃で、I2の温度特性ΔI2は、負なの
で、第1項と第2項が打ち消し合って、0に近づき、温
度特性は小さくなる。
いて説明する。図3に記載のトランジスタ312のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ312のベース電圧VB
1は、トランジスタ312,307のベース電流を無視
すると、 VB1=I2×(R303+R304) となる。トランジスタ312のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ312のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ307のベース電圧V
B2は、 VB2=I2×R304 となり、トランジスタ307のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ307のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R309 となる。抵抗308に流れる電流I308は、トランジ
スタ312のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ307のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I308=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R308 =VCC−(VB2−VBE2)×R308/R309 =VCC−(I2×R304−VBE2)×R308/R309 と表される。ここで、抵抗は全て第1の温度特性を持
ち、第1の温度特性は小さいので、VOUTの温度特性
ΔVOUTは、I2の温度特性をΔI2とすると、ΔV
OUT=(ΔVBE2−ΔI2×R304)×R308
/R309となり、VBE2の温度特性ΔVBE2は、
約−2mV/℃で、I2の温度特性ΔI2は、負なの
で、第1項と第2項が打ち消し合って、0に近づき、温
度特性は小さくなる。
【0023】発振回路が動作すると、OUT端子から水
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ312の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗は、全て第1の温度特性を持
ち、小さいので、Vppの温度特性ΔVppは、トラン
ジスタ312のベース−エミッタ間電圧の温度特性をΔ
VBE1とおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVOUT−ΔI2×(R303+R304) +ΔVBE1−Vsat1) となる。ここで、ΔVBE1は、約−2mV/℃で、Δ
Vsat1は、温度に対して正の値を持ち、ΔI2は負
の値を持つ。先に述べたように、OUT端子の温度特性
ΔVOUTは、図2の従来例と比較して、小さいので、
発振振幅の温度特性ΔVppは、従来例のΔVppより
も小さくなり、発振振幅の温度特性は改善される。
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ312の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗は、全て第1の温度特性を持
ち、小さいので、Vppの温度特性ΔVppは、トラン
ジスタ312のベース−エミッタ間電圧の温度特性をΔ
VBE1とおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVOUT−ΔI2×(R303+R304) +ΔVBE1−Vsat1) となる。ここで、ΔVBE1は、約−2mV/℃で、Δ
Vsat1は、温度に対して正の値を持ち、ΔI2は負
の値を持つ。先に述べたように、OUT端子の温度特性
ΔVOUTは、図2の従来例と比較して、小さいので、
発振振幅の温度特性ΔVppは、従来例のΔVppより
も小さくなり、発振振幅の温度特性は改善される。
【0024】次に、図3に記載の抵抗値調整回路330
について説明する。半導体集積回路上に第1の温度特性
の抵抗と第2の温度特性の抵抗を拡散形成するとき、第
1の温度特性の抵抗と第2の温度特性の抵抗の製法は通
常異なり、同一のマスクパターンであっても両抵抗の値
は異なることがある。そこで、第1の温度特性の抵抗3
14、315を用意し、これらの抵抗をアノードが接地
されたツエナーダイオード316、317に並列接続
し、抵抗314、315の他端に電極318、319を
個々に接続する。抵抗314及び315にはツエナーダ
イオードが接続されており、初期状態では各抵抗と接地
間の経路は遮断されている。温度特性の異なる抵抗の値
がばらつくと、図6に記載の温度に対して負の傾きを持
つ電流I2がばらつき、OUT端子のDC電圧は変化す
る。この電圧を設計値に概略一致させる必要があるとき
には、OUT端子のDC電圧を計測しつつ、電極318
又は319と接地間に電圧若しくは電流を印加してツエ
ナーダイオードに短絡経路を設ける。このようにして、
温度特性の異なる抵抗を使用しつつ、OUT端子のDC
電圧を所望の値に設定することができる。
について説明する。半導体集積回路上に第1の温度特性
の抵抗と第2の温度特性の抵抗を拡散形成するとき、第
1の温度特性の抵抗と第2の温度特性の抵抗の製法は通
常異なり、同一のマスクパターンであっても両抵抗の値
は異なることがある。そこで、第1の温度特性の抵抗3
14、315を用意し、これらの抵抗をアノードが接地
されたツエナーダイオード316、317に並列接続
し、抵抗314、315の他端に電極318、319を
個々に接続する。抵抗314及び315にはツエナーダ
イオードが接続されており、初期状態では各抵抗と接地
間の経路は遮断されている。温度特性の異なる抵抗の値
がばらつくと、図6に記載の温度に対して負の傾きを持
つ電流I2がばらつき、OUT端子のDC電圧は変化す
る。この電圧を設計値に概略一致させる必要があるとき
には、OUT端子のDC電圧を計測しつつ、電極318
又は319と接地間に電圧若しくは電流を印加してツエ
ナーダイオードに短絡経路を設ける。このようにして、
温度特性の異なる抵抗を使用しつつ、OUT端子のDC
電圧を所望の値に設定することができる。
【0025】以上のことから、発振振幅の温度特性の小
さな水晶発振回路を実現することができる。
さな水晶発振回路を実現することができる。
【0026】本発明の請求項3に記載の発明は、一端が
電源端子に接続された温度に対して負の傾きを持つ第1
の電流源を第1導電型の第1のトランジスタのベース及
び一端が接地された第1の容量及び第1の温度特性を持
つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第1導電型の
第2のトランジスタのベース及び一端が接地された第1
の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端が接地され
た水晶振動子の他端及び第2の容量に接続し、その容量
の他端を、第2のトランジスタのエミッタ及び他端が接
地された第3の容量の他端及び一端が接地された第2の
温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第2の温度特性を
持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗の他端をアノ
ードが接地されたN個のツエナーダイオードのカソード
に接続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトラ
ンジスタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコ
レクタを一端が電源端子に接続された第1の温度特性を
もつ第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とし、発振
振幅の温度特性が小さいという作用を有する。
電源端子に接続された温度に対して負の傾きを持つ第1
の電流源を第1導電型の第1のトランジスタのベース及
び一端が接地された第1の容量及び第1の温度特性を持
つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第1導電型の
第2のトランジスタのベース及び一端が接地された第1
の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端が接地され
た水晶振動子の他端及び第2の容量に接続し、その容量
の他端を、第2のトランジスタのエミッタ及び他端が接
地された第3の容量の他端及び一端が接地された第2の
温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第2の温度特性を
持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗の他端をアノ
ードが接地されたN個のツエナーダイオードのカソード
に接続し、第1のトランジスタのエミッタと第2のトラ
ンジスタのコレクタを接続し、第1のトランジスタのコ
レクタを一端が電源端子に接続された第1の温度特性を
もつ第4の抵抗の他端に接続したことを特徴とし、発振
振幅の温度特性が小さいという作用を有する。
【0027】図4は、請求項3に記載の第1の実施の形
態における水晶発振回路である。以下、図面を参照しな
がら説明する。図4に記載の温度に対して負の傾きを持
つ電流源I2及び水晶発振回路の動作に関しては、上記
に説明した通りなので割愛する。
態における水晶発振回路である。以下、図面を参照しな
がら説明する。図4に記載の温度に対して負の傾きを持
つ電流源I2及び水晶発振回路の動作に関しては、上記
に説明した通りなので割愛する。
【0028】次に、この回路の発振振幅の温度特性につ
いて説明する。図4に記載のトランジスタ412のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ412のベース電圧VB
1は、トランジスタ412,407のベース電流を無視
すると、 VB1=I2×(R403+R404) となる。トランジスタ412のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ412のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ407のベース電圧V
B2は、 VB2=I2×R404 となり、トランジスタ407のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ407のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R409 となる。抵抗408に流れる電流I408は、トランジ
スタ412のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ407のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I408=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R408 =VCC−(VB2−VBE2)×R408/R409 =VCC−(I2×R404−VBE2)×R408/R409 と表される。ここで、抵抗R404、R408は第1の
温度特性を持ち、抵抗R409は第2の温度特性を持
つ。第1の温度特性は小さく、第2の温度特性は大きい
ので、VOUTの温度特性ΔVOUTは、I2の温度特
性をΔI2とすると、 ΔVOUT=(ΔVBE2−ΔI2×R404)×R4
08/R409−(VBE2−I2×R404)×R4
08×ΔR409/R4092 となり、VBE2の温度特性ΔVBE2は、約−2mV
/℃で、I2の温度特性ΔI2は、負の値を持ち、抵抗
R409の温度特性Δ409は正の値を持つので、ΔV
OUTは0に近づき、温度特性は小さくなる。
いて説明する。図4に記載のトランジスタ412のエミ
ッタ電圧VE1とOUT端子の電圧VOUTは、次のよ
うに求められる。トランジスタ412のベース電圧VB
1は、トランジスタ412,407のベース電流を無視
すると、 VB1=I2×(R403+R404) となる。トランジスタ412のエミッタ電圧VE1は、
トランジスタ412のベース−エミッタ間の電圧をVB
E1とすると、 VE1=VB1−VBE1 と表される。また、トランジスタ407のベース電圧V
B2は、 VB2=I2×R404 となり、トランジスタ407のコレクタに流れる電流I
C2は、トランジスタ407のベース−エミッタ間電圧
をVBE2とすると、 IC2=(VB2−VBE2)/R409 となる。抵抗408に流れる電流I408は、トランジ
スタ412のエミッタに流れる電流に等しく、この電流
はトランジスタ407のコレクタに流れる電流に等しい
ので、 I408=IC2 が成り立ち、OUT端子の電圧VOUTは、電源電圧を
VCCとすると、 VOUT=VCC−IC2×R408 =VCC−(VB2−VBE2)×R408/R409 =VCC−(I2×R404−VBE2)×R408/R409 と表される。ここで、抵抗R404、R408は第1の
温度特性を持ち、抵抗R409は第2の温度特性を持
つ。第1の温度特性は小さく、第2の温度特性は大きい
ので、VOUTの温度特性ΔVOUTは、I2の温度特
性をΔI2とすると、 ΔVOUT=(ΔVBE2−ΔI2×R404)×R4
08/R409−(VBE2−I2×R404)×R4
08×ΔR409/R4092 となり、VBE2の温度特性ΔVBE2は、約−2mV
/℃で、I2の温度特性ΔI2は、負の値を持ち、抵抗
R409の温度特性Δ409は正の値を持つので、ΔV
OUTは0に近づき、温度特性は小さくなる。
【0029】発振回路が動作すると、OUT端子から水
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ412の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗R403、R404は第1の
温度特性を持ち、小さいので、Vppの温度特性ΔVp
pは、トランジスタ412のベース−エミッタ間電圧の
温度特性をΔVBE1とおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVOUT−ΔI2×(R403+R404) +ΔVBE1−Vsat1) となる。ここで、ΔVBE1は、約−2mV/℃で、Δ
Vsat1は、温度に対して正の値を持ち、ΔI2は負
の値を持つ。先に述べたように、OUT端子の温度特性
ΔVOUTは、図2の従来例と比較して、小さいので、
発振振幅の温度特性ΔVppは、従来例のΔVppより
も小さくなり、発振振幅の温度特性は改善される。
晶振動子に応じた周波数が出力される。OUT端子の出
力は、VOUTの電圧を中心にして、ある振幅を持って
振れる。その発振振幅Vppは、トランジスタ412の
飽和電圧Vsat1と、そのエミッタ電圧の和で、制限
され、 Vpp=2×(VOUT−Vsat1−VE1) で表される。ここで、抵抗R403、R404は第1の
温度特性を持ち、小さいので、Vppの温度特性ΔVp
pは、トランジスタ412のベース−エミッタ間電圧の
温度特性をΔVBE1とおくと、 ΔVpp=2×(ΔVOUT−ΔVsat1−ΔVE1) =2×(ΔVOUT−ΔI2×(R403+R404) +ΔVBE1−Vsat1) となる。ここで、ΔVBE1は、約−2mV/℃で、Δ
Vsat1は、温度に対して正の値を持ち、ΔI2は負
の値を持つ。先に述べたように、OUT端子の温度特性
ΔVOUTは、図2の従来例と比較して、小さいので、
発振振幅の温度特性ΔVppは、従来例のΔVppより
も小さくなり、発振振幅の温度特性は改善される。
【0030】次に、図4に記載の抵抗値調整回路430
について説明する。半導体集積回路上に第1の温度特性
の抵抗と第2の温度特性の抵抗を拡散形成するとき、第
1の温度特性の抵抗と第2の温度特性の抵抗の製法は通
常異なり、同一のマスクパターンであっても両抵抗の値
は異なることがある。そこで、第2の温度特性の抵抗4
14、415を用意し、これらの抵抗をアノードが接地
されたツエナーダイオード416、417に並列接続
し、抵抗414、415の他端に電極418、419を
個々に接続する。抵抗414及び415にはツエナーダ
イオードが接続されており、初期状態では各抵抗と接地
間の経路は遮断されている。温度特性の異なる抵抗の値
がばらつくと、図6に記載の温度に対して負の傾きを持
つ電流I2及びOUT端子のDC電圧はばらつく。この
電圧を設計値に概略一致させる必要があるときには、O
UT端子のDC電圧を計測しつつ、電極418又は41
9と接地間に電圧若しくは電流を印加してツエナーダイ
オードに短絡経路を設ける。このようにして、温度特性
の異なる抵抗を使用しつつ、OUT端子のDC電圧を所
望の値に設定することができる。
について説明する。半導体集積回路上に第1の温度特性
の抵抗と第2の温度特性の抵抗を拡散形成するとき、第
1の温度特性の抵抗と第2の温度特性の抵抗の製法は通
常異なり、同一のマスクパターンであっても両抵抗の値
は異なることがある。そこで、第2の温度特性の抵抗4
14、415を用意し、これらの抵抗をアノードが接地
されたツエナーダイオード416、417に並列接続
し、抵抗414、415の他端に電極418、419を
個々に接続する。抵抗414及び415にはツエナーダ
イオードが接続されており、初期状態では各抵抗と接地
間の経路は遮断されている。温度特性の異なる抵抗の値
がばらつくと、図6に記載の温度に対して負の傾きを持
つ電流I2及びOUT端子のDC電圧はばらつく。この
電圧を設計値に概略一致させる必要があるときには、O
UT端子のDC電圧を計測しつつ、電極418又は41
9と接地間に電圧若しくは電流を印加してツエナーダイ
オードに短絡経路を設ける。このようにして、温度特性
の異なる抵抗を使用しつつ、OUT端子のDC電圧を所
望の値に設定することができる。
【0031】以上のことから、発振振幅の温度特性の小
さな水晶発振回路を実現することができる。
さな水晶発振回路を実現することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の様に、本発明の水晶発振回路は、
一端が電源端子に接続された温度に対して略一定の特性
を持つ第1の電流源を第1導電型の第1のトランジスタ
のベース及び一端が接地された第1の容量及び第1の温
度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第
1導電型の第2のトランジスタのベース及び一端が接地
された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端
が接地された水晶振動子の他端及び第2の容量に接続
し、その容量の他端を、第2のトランジスタのエミッタ
及び他端が接地された第3の容量の他端及び一端が接地
された第2の温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第2
の温度特性を持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗
の他端をアノードが接地されたN個のツエナーダイオー
ドのカソードに接続し、第1のトランジスタのエミッタ
と第2のトランジスタのコレクタを接続し、第1のトラ
ンジスタのコレクタを一端が電源端子に接続された第1
の温度特性をもつ第4の抵抗の他端に接続したことを特
徴とし、従来の水晶発振回路と比較して発振振幅の温度
特性が小さい。
一端が電源端子に接続された温度に対して略一定の特性
を持つ第1の電流源を第1導電型の第1のトランジスタ
のベース及び一端が接地された第1の容量及び第1の温
度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗の他端を第
1導電型の第2のトランジスタのベース及び一端が接地
された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他端及び一端
が接地された水晶振動子の他端及び第2の容量に接続
し、その容量の他端を、第2のトランジスタのエミッタ
及び他端が接地された第3の容量の他端及び一端が接地
された第2の温度特性を持つ第3の抵抗の他端及び第2
の温度特性を持つN個の抵抗に接続し、そのN個の抵抗
の他端をアノードが接地されたN個のツエナーダイオー
ドのカソードに接続し、第1のトランジスタのエミッタ
と第2のトランジスタのコレクタを接続し、第1のトラ
ンジスタのコレクタを一端が電源端子に接続された第1
の温度特性をもつ第4の抵抗の他端に接続したことを特
徴とし、従来の水晶発振回路と比較して発振振幅の温度
特性が小さい。
【0033】また、上記記載の構成において、温度に対
して略一定の特性を持つ電流源を温度に対して負の傾き
を持つ電流源に置き換えたことを特徴とし、従来の水晶
発振回路と比較して、発振振幅の温度特性が小さな水晶
発振回路を実現できるものである。
して略一定の特性を持つ電流源を温度に対して負の傾き
を持つ電流源に置き換えたことを特徴とし、従来の水晶
発振回路と比較して、発振振幅の温度特性が小さな水晶
発振回路を実現できるものである。
【図1】本発明の請求項1に記載の水晶発振回路を示す
図
図
【図2】従来の水晶発振回路を示す図
【図3】本発明の請求項2に記載の水晶発振回路を示す
図
図
【図4】本発明の請求項3に記載の水晶発振回路を示す
図
図
【図5】図1,2に記載の温度に対して略一定な電流源
の作成例を示す図
の作成例を示す図
【図6】図3,4に記載の温度に対して負の傾きを持つ
電流源の作成例を示す図
電流源の作成例を示す図
【図7】水晶振動子の等価回路を示す図
Io、I1 温度に対して略一定な特性を持つ電流
I2、I3 温度に負の傾きを持つ電流
102、202、302、402 水晶振動子
103、104、108、203、204、208、2
09、303、304、308、309、403、40
4、408、505 第1の温度特性を持つ抵抗 105、106、120、205、206、220、3
05、306、320、405、406、420 容量 107、112、207、212、307、312、4
07、412、504、604 第1導電型トランジス
タ 109、114、115、409、414、415、6
05 第2の温度特性を持つ抵抗 111,211,311,411 電流源 113、118、119、213、313、318、3
19、413、418、419 端子 116、117、316、317、416、417 ツ
エナーダイオード 130、330、430 抵抗値調整回路 503、603 オペアンプ 506、507、606、607 第2導電型トランジ
スタ
09、303、304、308、309、403、40
4、408、505 第1の温度特性を持つ抵抗 105、106、120、205、206、220、3
05、306、320、405、406、420 容量 107、112、207、212、307、312、4
07、412、504、604 第1導電型トランジス
タ 109、114、115、409、414、415、6
05 第2の温度特性を持つ抵抗 111,211,311,411 電流源 113、118、119、213、313、318、3
19、413、418、419 端子 116、117、316、317、416、417 ツ
エナーダイオード 130、330、430 抵抗値調整回路 503、603 オペアンプ 506、507、606、607 第2導電型トランジ
スタ
Claims (3)
- 【請求項1】 一端が電源端子に接続された温度に対し
て略一定の特性を持つ第1の電流源を第1導電型の第1
のトランジスタのベース及び一端が接地された第1の容
量及び第1の温度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その
抵抗の他端を第1導電型の第2のトランジスタのベース
及び一端が接地された第1の温度特性を持つ第2の抵抗
の他端及び一端が接地された水晶振動子の他端及び第2
の容量に接続し、その容量の他端を、第2のトランジス
タのエミッタ及び他端が接地された第3の容量の他端及
び一端が接地された第2の温度特性を持つ第3の抵抗の
他端及び第2の温度特性を持つN個の抵抗に接続し、そ
のN個の抵抗の他端をアノードが接地されたN個のツエ
ナーダイオードのカソードに接続し、第1のトランジス
タのエミッタと第2のトランジスタのコレクタを接続
し、第1のトランジスタのコレクタを一端が電源端子に
接続された第1の温度特性をもつ第4の抵抗の他端に接
続したことを特徴とするコルピッツ型水晶発振回路。 - 【請求項2】 一端が電源端子に接続された温度に対し
て負の傾きを持つ第1の電流源を第1導電型の第1のト
ランジスタのベース及び一端が接地された第1の容量及
び第1の温度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗
の他端を第1導電型の第2のトランジスタのベース及び
一端が接地された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他
端及び一端が接地された水晶振動子の他端及び第2の容
量に接続し、その容量の他端を、第2のトランジスタの
エミッタ及び他端が接地された第3の容量の他端及び一
端が接地された第1の温度特性を持つ第3の抵抗の他端
及び第1の温度特性を持つN個の抵抗に接続し、そのN
個の抵抗の他端をアノードが接地されたN個のツエナー
ダイオードのカソードに接続し、第1のトランジスタの
エミッタと第2のトランジスタのコレクタを接続し、第
1のトランジスタのコレクタを一端が電源端子に接続さ
れた第1の温度特性をもつ第4の抵抗の他端に接続した
ことを特徴とするコルピッツ型水晶発振回路。 - 【請求項3】 一端が電源端子に接続された温度に対し
て負の傾きを持つ第1の電流源を第1導電型の第1のト
ランジスタのベース及び一端が接地された第1の容量及
び第1の温度特性を持つ第1の抵抗に接続し、その抵抗
の他端を第1導電型の第2のトランジスタのベース及び
一端が接地された第1の温度特性を持つ第2の抵抗の他
端及び一端が接地された水晶振動子の他端及び第2の容
量に接続し、その容量の他端を、第2のトランジスタの
エミッタ及び他端が接地された第3の容量の他端及び一
端が接地された第2の温度特性を持つ第3の抵抗の他端
及び第2の温度特性を持つN個の抵抗に接続し、そのN
個の抵抗の他端をアノードが接地されたN個のツエナー
ダイオードのカソードに接続し、第1のトランジスタの
エミッタと第2のトランジスタのコレクタを接続し、第
1のトランジスタのコレクタを一端が電源端子に接続さ
れた第1の温度特性をもつ第4の抵抗の他端に接続した
ことを特徴とするコルピッツ型水晶発振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001351465A JP2003152450A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 水晶発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001351465A JP2003152450A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 水晶発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003152450A true JP2003152450A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19163776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001351465A Pending JP2003152450A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 水晶発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003152450A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7253695B2 (en) | 2003-10-27 | 2007-08-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Function generating circuit and temperature characteristic controlling method for function generating circuit |
JP2009124214A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Epson Toyocom Corp | 圧電発振器 |
JP2012227967A (ja) * | 2012-08-08 | 2012-11-15 | Seiko Epson Corp | 圧電発振器 |
-
2001
- 2001-11-16 JP JP2001351465A patent/JP2003152450A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7253695B2 (en) | 2003-10-27 | 2007-08-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Function generating circuit and temperature characteristic controlling method for function generating circuit |
JP2009124214A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Epson Toyocom Corp | 圧電発振器 |
JP2012227967A (ja) * | 2012-08-08 | 2012-11-15 | Seiko Epson Corp | 圧電発振器 |
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