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JP2003150282A - 電源制御装置および電源制御方法、記録再生装置、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

電源制御装置および電源制御方法、記録再生装置、プログラム、並びに記録媒体

Info

Publication number
JP2003150282A
JP2003150282A JP2001345622A JP2001345622A JP2003150282A JP 2003150282 A JP2003150282 A JP 2003150282A JP 2001345622 A JP2001345622 A JP 2001345622A JP 2001345622 A JP2001345622 A JP 2001345622A JP 2003150282 A JP2003150282 A JP 2003150282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
current time
power supply
user
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001345622A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Sato
正彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001345622A priority Critical patent/JP2003150282A/ja
Publication of JP2003150282A publication Critical patent/JP2003150282A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが操作を行う可能性の高い時刻の前に
予め電源を投入するために、電源投入の予約時刻を設定
する。 【解決手段】 ステップS1において、ユーザがパワー
オン、もしくはスタンバイモード中の操作入力を行った
場合、ステップS2において、現在時刻tnが取得さ
れ、ステップS3において、例えば、1週間後の同時刻
より所定時間だけ早い時刻が電源投入の予約時刻trと
して、予約時刻trから、所定の時間後の時刻が待機終
了時刻twとして算出される。そして、ステップS4に
おいて、算出された予約時刻trおよび待機終了時刻t
wがメモリに保存される。そして、電源投入の予約時刻
trになった場合、自動的に電源が投入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源制御装置およ
び電源制御方法、記録再生装置、プログラム、並びに記
録媒体に関し、特に、ハードディスクのサーボをかける
ための時間や、OSのブート時間などのために、主電源
を投入してから、動作開始が可能な状態になるまでに一
定の時間を必要とする装置の電源供給を制御する場合に
用いて好適な電源制御装置および電源制御方法、記録再
生装置、プログラム、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクにデータを記録
し、かつハードディスクに記録されたデータを再生する
ことができる録画再生装置の実用化が進んでいる。これ
らの録画再生装置においては、大容量のハードディスク
に画像および音声信号を記録するようになされているの
で、従来の、例えばビデオテープなどの磁気記録媒体に
データを記録していた記録再生装置と比較して、非常に
多くの情報を記録することが可能となっている。
【0003】また、録画再生装置などを、ネットワーク
接続してパーソナルコンピュータと連係して利用するこ
とにより、ユーザにとって、より便利な商品が提供され
るようになっている。このような装置においては、従来
以上に複雑な制御を行うために、例えばLinuxなど
のOS(Operation System)が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハード
ディスクを用いた記録再生装置においては、主電源が投
入されたときにハードディスクドライブのサーボをかけ
るために、ユーザの操作を受けることができる状態にな
るまでに、ある一定の時間がかかってしまう。
【0005】また、このような記録再生装置において、
OSにLinuxなどが用いられている場合、主電源の
投入後、OSのブートのために、ユーザの操作を受ける
ことができる状態になるまでに、ある一定の時間かかっ
てしまう。
【0006】そのため、例えば、ユーザが、現在放送中
のテレビジョン番組を録画しようとした場合、記録再生
装置の主電源の投入から、録画動作を開始することがで
きる状態になるまでに時間がかかってしまうので、重要
な場面の録画が出来ない場合があった。また、すぐに録
画動作が開始できるように、常に主電源を投入している
状態を保持することは、消費電力低減の観点から、好ま
しいことではない。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ユーザが特別に時刻設定などを行うことな
く、ユーザが過去に記録再生装置を利用した状況に応じ
て、ユーザが記録再生装置を利用する可能性が高いと判
断される時刻に、自動的に電源が投入されるようにする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電源制御装置
は、装置へのユーザの操作入力を検知する検知手段と、
現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、検知手段によ
りユーザの操作入力が検知された場合、現在時刻取得手
段により取得された現在時刻から第1の時間だけ後とな
る第1の時刻を算出する第1の算出手段と、第1の算出
手段により算出された第1の時刻、および現在時刻取得
手段により取得された現在時刻を基に、装置の電源供給
を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】制御手段には、現在時刻取得手段により取
得された現在時刻が第1の時刻になった場合、装置の全
ての部分に電源を供給するように制御させるようにする
ことができる。
【0010】制御手段には、現在時刻取得手段により取
得された現在時刻が第1の時刻になった場合、装置が瞬
時に動作可能なように、装置の所定の部分に電源を供給
するように制御させるようにすることができる。
【0011】第1の算出手段により算出された第1の時
刻を時刻情報として記録する記録手段を更に備えさせる
ようにすることができ、制御手段には、記録手段に記録
された時刻情報を基に、電源供給を制御させるようにす
ることができる。
【0012】制御手段により電源が制御されている期間
に、検知手段によりユーザの操作入力が検知されなかっ
た場合、記録手段により記録されている時刻情報のう
ち、対応する時刻情報を消去する消去手段を更に備えさ
せるようにすることができる。
【0013】記録手段に記録されている時刻情報のレベ
ルを設定する設定手段を更に備えさせるようにすること
ができ、設定手段には、制御手段により電源が制御され
ている期間に、検知手段によりユーザの操作入力が検知
された場合、レベルが高くなるように設定させ、制御手
段により電源が制御されている期間に、検知手段により
ユーザの操作入力が検知されなかった場合、レベルが低
くなるように設定させるようにすることができる。
【0014】設定手段によるレベルの設定に基づいて、
必要に応じて記録手段により記録された時刻情報を消去
する消去手段を更に備えさせるようにすることができ
る。
【0015】第1の時間は、1週間より所定の時間だけ
短い時間であるものとすることができる。
【0016】検知手段によりユーザの操作入力が検知さ
れた場合、現在時刻取得手段により取得された現在時刻
を基に、第1の時刻より後である第2の時刻を算出する
第2の算出手段を更に備えさせるようにすることができ
る。
【0017】制御手段には、現在時刻取得手段により取
得された現在時刻が第1の時刻になった場合、装置の全
ての部分に電源を供給し、現在時刻取得手段により取得
された現在時刻が第2の時刻になっても検知手段により
ユーザの操作入力が検知されなかった場合、装置の所定
の部分の電源供給を中止するように制御させるようにす
ることができる。
【0018】制御手段には、現在時刻取得手段により取
得された現在時刻が第1の時刻になった場合、装置が瞬
時に動作可能なように、装置の所定の部分に電源を供給
し、現在時刻取得手段により取得された現在時刻が第2
の時刻になっても検知手段によりユーザの操作入力が検
知されなかった場合、所定の部分のうちの一部の電源供
給を中止するように制御させるようにすることができ
る。
【0019】第1の算出手段により算出された第1の時
刻、および第2の算出手段により算出された第2の時刻
を時刻情報として記録する記録手段を更に備えさせるよ
うにすることができ、制御手段には、記録手段に記録さ
れた時刻情報を基に、電源供給を制御させるようにする
ことができる。
【0020】現在時刻取得手段により取得された現在時
刻が第2の時刻になっても、検知手段によりユーザの操
作入力が検知されなかった場合、記録手段により記録さ
れている時刻情報のうち、対応する時刻情報を消去する
消去手段を更に備えさせるようにすることができる。
【0021】記録手段に記録されている時刻情報のレベ
ルを設定する設定手段を更に備えさせるようにすること
ができ、設定手段には、現在時刻取得手段により取得さ
れた現在時刻が、第2の時刻になる前に検知手段により
ユーザの操作入力が検知された場合、レベルが高くなる
ように設定させ、現在時刻取得手段により取得された現
在時刻が、第2の時刻になっても検知手段によりユーザ
の操作入力が検知されなかった場合、レベルが低くなる
ように設定させるようにすることができる。
【0022】設定手段によるレベルの設定に基づいて、
必要に応じて記録手段により記録された時刻情報を消去
する消去手段を更に備えさせるようにすることができ
る。
【0023】第2の算出手段により算出される第2の時
刻は、現在時刻より、第1の時間よりも長い第2の時間
だけ後の時刻であるものとすることができる。
【0024】第2の算出手段により算出される第2の時
刻は、第1の時刻よりも第2の時間だけ後の時刻である
ものとすることができる。
【0025】本発明の電源制御方法は、装置へのユーザ
の操作入力を検知する検知ステップと、現在時刻を取得
する現在時刻取得ステップと、検知ステップの処理によ
りユーザの操作入力が検知された場合、現在時刻取得ス
テップの処理により取得された現在時刻から所定の時間
だけ後の時刻を示す時刻情報を算出する算出ステップ
と、算出ステップの処理により算出された時刻情報、お
よび現在時刻取得ステップの処理により取得された現在
時刻を基に、装置の電源供給を制御する制御ステップと
を含むことを特徴とする。
【0026】本発明の記録媒体に記録されているプログ
ラムは、装置へのユーザの操作入力を検知する検知ステ
ップと、現在時刻を取得する現在時刻取得ステップと、
検知ステップの処理によりユーザの操作入力が検知され
た場合、現在時刻取得ステップの処理により取得された
現在時刻から所定の時間だけ後の時刻を示す時刻情報を
算出する算出ステップと、算出ステップの処理により算
出された時刻情報、および現在時刻取得ステップの処理
により取得された現在時刻を基に、装置の電源供給を制
御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】本発明のプログラムは、装置へのユーザの
操作入力を検知する検知ステップと、現在時刻を取得す
る現在時刻取得ステップと、検知ステップの処理により
ユーザの操作入力が検知された場合、現在時刻取得ステ
ップの処理により取得された現在時刻から所定の時間だ
け後の時刻を示す時刻情報を算出する算出ステップと、
算出ステップの処理により算出された時刻情報、および
現在時刻取得ステップの処理により取得された現在時刻
を基に、装置の電源供給を制御する制御ステップとを含
むことを特徴とする。
【0028】本発明の記録再生装置は、ユーザの操作入
力を受ける入力手段と、所定のデータを取得するデータ
取得手段と、入力手段により入力されたユーザの操作に
従って、データ取得手段により取得された所定のデータ
を記録する記録手段と、入力手段により入力されたユー
ザの操作に従って、記録手段により記録された所定のデ
ータを読み出して再生する再生手段と、現在時刻を取得
する現在時刻取得手段と、入力手段によりユーザの操作
の入力を受けた場合、現在時刻取得手段により取得され
た現在時刻を基に、所定の時間だけ後の時刻を示す時刻
情報を算出する算出手段と、算出手段により算出された
時刻情報、および現在時刻取得手段により取得された現
在時刻を基に、電源供給を制御する第1の制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0029】記録手段は、ハードディスクドライブで構
成されているものとすることができる。
【0030】記録手段および再生手段を制御する第2の
制御手段を更に備えさせるようにすることができ、第2
の制御手段には、所定のオペレーティングシステムを用
いて処理を実行させるようにすることができる。
【0031】本発明の電源制御装置および電源制御方
法、並びにプログラムにおいては、装置へのユーザの操
作入力が検知され、現在時刻が取得され、ユーザの操作
入力が検知された場合、取得された現在時刻から所定の
時間だけ後の時刻を示す時刻情報が算出され、算出され
た時刻情報、および取得された現在時刻を基に、装置の
電源供給が制御される。
【0032】本発明の記録再生装置においては、ユーザ
の操作が入力され、所定のデータが取得され、入力され
たユーザの操作に従って、取得された所定のデータが記
録され、入力されたユーザの操作に従って、記録された
所定のデータが読み出されて再生され、現在時刻が取得
され、ユーザの操作の入力を受けた場合、取得された現
在時刻を基に、所定の時間だけ後の時刻を示す時刻情報
が算出され、算出された時刻情報、および現在時刻取得
手段により取得された現在時刻を基に、電源供給が制御
される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0034】図1は、本発明を適応した記録再生装置1
の構成を示すブロック図である。
【0035】主制御部11は、記録再生装置1の各部を
制御するものである。主制御部11は、例えば、Lin
uxなどのOSを用いて、各種処理を実行することによ
り、パーソナルコンピュータなどの他の装置との連係処
理などの複雑な制御を実行することができるようにして
も良い。更に、LinuxなどのOSは、予めハードデ
ィスク15に記録しておくようにしても良く、主電源が
投入された(すなわち、パワースイッチ18がオンされ
た)時に、ハードディスク15から読み出されて起動さ
れる(ブートされる)ようにしても良い。
【0036】チューナ12は、所定のチャンネルの地上
波、もしくは衛星波などの入力を受けて、主制御部11
から入力されるチューニングコントロール信号に従っ
て、ユーザの所望の放送を選局する。
【0037】MPEG(Moving Picture Coding Expert
s Group/Moving Picture ExpertsGroup)エンコーダ/
デコーダ13は、主制御部11から入力されるエンコー
ド/デコードコントロール信号に従って、例えば、チュ
ーナ12から入力された放送データを、所定の方式でエ
ンコードし、バッファ14を介してハードディスク15
に出力して記録させたり、ハードディスク15から、バ
ッファ14を介して、ユーザにより選択された放送デー
タを読み出して、デコードする。
【0038】OSD(On Screen Display)16は、M
PEGエンコーダ/デコーダ13からビデオ信号の入力
を受け、主制御部11から入力されるOSDコントロー
ル信号に基づいて、必要に応じて、例えば記録再生装置
1の設定に関する文字情報などをビデオ信号に重畳し
て、図示しない表示装置に出力する。
【0039】バッファ14は、主制御部11から入力さ
れるバッファコントロール信号に従って、MPEGエン
コーダ/デコーダ13から入力されたデータをバッファ
リングして、ハードディスク15に出力したり、ハード
ディスク15から読み出したデータをバッファリングし
て、MPEGエンコーダ/デコーダ13に出力する。
【0040】ハードディスク15は、図示しないモータ
により回転駆動され、図示しないデータ書き込みヘッド
によりデータを書き込まれるとともに、図示しないデー
タ読み取りヘッドによりデータを読み取られる。ハード
ディスク15の回転駆動制御、並びにデータの読み取
り、および書き込みのためのヘッドの駆動制御は、主制
御部11によって行われるようにしても良いし、異なる
制御部を用いて行うようにしても良い。
【0041】パワータイマコントローラ17は、内部に
図示しないタイマを有し、IR(Infra Red)受信部1
9、あるいは操作部20から入力されるユーザの操作を
示す信号を主制御部11に供給するとともに、それらの
ユーザの操作を示す信号、もしくは、パワースイッチ1
8がオンされたことを示す信号を基に、電源供給部21
を制御して、記録再生装置1内の電源供給を制御した
り、ディスプレイ22の点灯および消灯を制御する。
【0042】また、パワータイマコントローラ17は、
ユーザの操作を受けたときから所定の期間後に自動的に
記録再生装置1内の電源供給を制御するために、後述す
る電源投入の予約時刻tnおよび待機終了時刻twを算
出し、これらの情報をメモリ23に記録したり、メモリ
23に記録した情報を消去する。
【0043】パワースイッチ18は、いわゆる主電源ス
イッチであり、記録再生装置1を動作させる場合に、ユ
ーザにより操作される。電源供給部21は、パワータイ
マコントローラ17の制御に従って、記録再生装置1の
各部に選択的に電源を供給する。
【0044】IR受信部19は、図示しないリモートコ
マンダから送信される、ユーザの操作を示す赤外線信号
の入力を受け、パワータイマコントローラ17に供給す
る。操作部20は、例えばボタン、キー、ダイヤル、あ
るいはタッチパネルなどからなり、ユーザの操作入力を
受け、パワータイマコントローラ17に供給する。ディ
スプレイ22は、例えば、LCD(Liquid Crystal Dis
play)、もしくは複数のLED(Light Emitting Diod
e)などから構成され、記録再生装置1の状態を表示し
たり、ユーザの操作を補助するためのマーク、あるいは
メッセージなどを表示する。
【0045】また、主制御部11には、ドライブ24も
接続されている。ドライブ24には、必要に応じて磁気
ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、
および半導体メモリ34が装着され、データの授受を行
う。
【0046】記録再生装置1の電源がオフの状態におい
て、ユーザが、記録再生装置1を利用しようとした場
合、パワースイッチ18が操作され、主電源が投入され
る。このとき、パワータイマコントローラ17および主
制御部11をはじめとする、記録再生装置1の全ての部
分に電源供給部21から電源が供給され、必要に応じ
て、主制御部11がOSをブートしたり、ハードディス
ク15にサーボがかかり、記録再生動作が可能なように
なされる。このような立ち上げ処理の終了後、記録再生
動作が可能な状態をパワーオンモードと称するものとす
る。
【0047】パワーオンモードにおいて、主制御部11
は、パワータイマコントローラ17を介してIR受信部
19もしくは操作部20から入力されるユーザの操作を
示す信号に従って、例えば、チューナ12を制御して、
ユーザが所望する番組の放送データを受信させ、MPE
Gエンコーダ/デコーダ13において、放送データをエ
ンコードさせて、バッファ14を介してハードディスク
15に記録させたり、ハードディスク15に記録されて
いるデータのうち、ユーザが所望するデータをバッファ
14を介して読み出させて、MPEGエンコーダ/デコ
ーダ13でデコードさせ、デコードされたビデオデータ
に、必要に応じて、OSD16にて所定の情報を重畳し
て、図示しない表示装置などに出力して表示させ、デコ
ードされた音声データは、図示しないスピーカなどに出
力して音声出力させる。
【0048】そして、パワーオンモード以外に、パワー
タイマコントローラ17、メモリ23、IR受信部1
9、操作部20、および電源供給部21など、パワータ
イマコントローラ17がメモリ23に記録されている情
報を基に電源供給部21を制御したり、ユーザの操作入
力を受け付けるために、最低限必要となる部分のみに電
源供給部21から電源が供給されているモードを、スタ
ンバイモードと称するものとする。スタンバイモードに
おいては、ディスプレイ22や、記録再生動作に関わる
部分(チューナ12乃至OSD16など)に電源供給を
行わないようにすることにより、消費電力が削減され
る。
【0049】パワーオンモードにおいて、一定の時間、
ユーザからの操作入力を受けなかった場合、パワータイ
マコントローラ17は、電源供給部21を制御して、ス
タンバイモードへ移行する。なお、ユーザが所定の操作
(たとえば、スタンバイモードボタンを用意し、ユーザ
がそのボタンを押下する操作や、いわゆる録画予約操
作)を行った場合に、パワーオンモードからスタンバイ
モードへ移行するようにしても良い。
【0050】そして、スタンバイモードからパワーオン
モードへの移行は、IR受信部19、あるいは操作部2
0から、ユーザの操作入力を受けた場合と、後述する予
約実行処理1乃至3のうちのいずれかの処理が実行され
た場合である。
【0051】記録再生装置1の電源がオフの状態におい
て、パワースイッチ18が操作された場合、および、ス
タンバイモードにおいて、何らかの操作が入力された場
合には、ユーザが、その時間に、録画動作開始などの使
用目的を有していると考えられる(例えば、何時間も先
の使用目的のために、電源を投入することは、あまり考
えられない)。放送されている番組の編成は、1週間単
位になっている場合が多い。従って、ユーザが所望の番
組を録画しようとしてパワースイッチ18を操作した場
合、もしくは、スタンバイモードにおいて何らかの操作
を入力した場合、1週間後にも、同様に録画操作を実行
する可能性が高い。
【0052】従って、パワータイマコントローラ17
は、記録再生装置1の電源がオフの状態において、パワ
ースイッチ18が操作された場合、および、スタンバイ
モードにおいて、何らかの操作が入力された場合、1週
間後の同時刻よりも早い所定の時刻に自動的にパワーオ
ンモードに移行するように予約設定を行う。
【0053】図2を参照して、予約設定処理について説
明する。
【0054】ステップS1において、パワータイマコン
トローラ17は、パワースイッチ18がオフの状態(主
電源が投入されていない状態)でオンされたか、あるい
は、スタンバイモードにおいて、IR受信部19、もし
くは操作部20から入力される信号を基に、ユーザによ
って操作が入力されたか否かを判断する。ステップS1
において、パワースイッチ18のオン操作、もしくはス
タンバイモード中の操作入力のいずれも受けていないと
判断された場合、パワースイッチ18がオンされるか、
スタンバイモード中に操作入力を受けるまで、ステップ
S1の処理が繰り返される。
【0055】ここで、スタンバイモード中の操作の内容
が、再生処理を指示する操作であった場合は、同様の操
作が1週間後に実行される可能性は低いが、録画処理を
指示する操作であった場合は、同様の操作が1週間後に
実行される可能性は高い。従って、ステップS1におい
ては、パワータイマコントローラ17は、操作入力の内
容を判断して、パワースイッチ18がオンされたか、あ
るいは、スタンバイモードにおいて録画処理を指示する
操作の入力を受けた場合にのみ、ステップS2に進むも
のとしても良い。
【0056】ステップS1において、パワースイッチ1
8のオン操作、もしくはスタンバイモード中の操作入力
のいずれかを受けたと判断された場合、ステップS2に
おいて、パワータイマコントローラ17は、内部に有す
るタイマから、現在時刻tnを取得する。
【0057】なお、ここでは、操作入力を受けてから1
週間後を基準として電源投入の予約時刻trおよび待機
終了時刻twを設定する場合について説明するので、ス
テップS2において、パワータイマコントローラ17
は、現在時刻tnとして、何時何分であるかという時刻
情報(場合によっては、何秒であるかという情報も含
む)以外に日付け情報、もしくは曜日情報を取得するよ
うにしてもよい。
【0058】ステップS3において、パワータイマコン
トローラ17は、ステップS2において取得した現在時
刻tnを基に、電源投入の予約時刻trおよび待機終了
時刻twを算出する。電源投入の予約時刻trおよび待
機終了時刻twは、現在時刻tnのちょうど1週間後の
同時刻から、所定の時刻前後するように算出される。
【0059】図3を用いて、電源投入の予約時刻trお
よび待機終了時刻twの算出例について説明する。
【0060】例えば、現在時刻tnから1週間後の同時
刻を起点として、所定の時間W1前の時刻を電源投入の
予約時刻trとし、所定の時間W2後の時刻を待機終了
時刻twとするようにしても良い。例えば、W1=W2
=15分とした場合、図3Aに示されるように、現在時
刻tnが20時03分であった場合、その時刻から、ち
ょうど1週間後の20時03分を起点として、電源投入
の予約時刻trは19時48分となり、待機終了時刻t
wは、20時18分となる。
【0061】また、現在時刻tnから1週間後の同時刻
を起点として、所定の時間W3前の時刻を電源投入の予
約時刻trとし、電源投入の予約時刻trから所定の時
間W4後の時刻を待機終了時刻twとするようにしても
良い。例えば、図3Bに示されるように、W3=10
分、W4=30分とした場合、現在時刻tn−1が20
時00分であれば、その時刻から、ちょうど1週間後の
20時00分を起点として、電源投入の予約時刻trは
19時50分となり、待機終了時刻twは、20時20
分となる。
【0062】あるいは、現在時刻tnから所定の時間内
で、きりの良い時刻(例えば、00分、15分、30
分、45分など)を検出し、きりの良い時刻から1週間
後を起点とするようにしても良い。例えば、図3Bに示
されるように、現在時刻tn−2が20時03分であっ
た場合、その付近のきりのいい時刻である20時00分
から、ちょうど1週間後の20時00分を起点として、
W3=10分、W4=30分であれば、算出される電源
投入の予約時刻trは19時50分となり、待機終了時
刻twは、20時20分となる。
【0063】なお、電源投入の予約時刻trおよび待機
終了時刻twの算出は、図3を用いて説明した以外のい
かなる算出方法でも良く、例えば、予め複数の算出方法
を用意しておき、ユーザが、複数の算出方法のうち、任
意の算出方法を選択可能なようにしても良い。更に、所
定の時間W1およびW2、もしくはW3およびW4を、
ユーザが設定することが出来るようにしても良い。
【0064】ステップS4において、パワータイマコン
トローラ17は、ステップS3において算出された予約
時刻trおよび待機終了時刻twをメモリ23に保存し
て、処理を終了する。
【0065】このような処理により、ユーザの電源投入
などの操作を基に、その翌週の同時刻にユーザが記録再
生装置1を操作する場合に予め電源が投入されている状
態とするために、電源投入の予約時刻trおよび待機終
了時刻twを算出して、メモリ23に保存しておくこと
が出来る。
【0066】ここでは、操作入力を受けてから1週間後
を基準として電源投入の予約時刻trおよび待機終了時
刻twを設定するものとして説明したが、操作入力を受
けてから、電源投入の予約時刻trまでの基準となる期
間は、例えば、1日、2週間、1ヶ月など、様々な期間
とすることが出来る。更に、操作入力を受けてから、電
源投入の予約時刻trまでの基準となる期間を、ユーザ
が設定することができるようにしても良い。
【0067】次に、図4のフローチャートを参照して、
図2のフローチャートを用いて説明した予約設定処理に
よって設定された電源投入の予約設定を基に実行され
る、予約実行処理1について説明する。予約実行処理1
は、パワータイマコントローラ17、メモリ23、IR
受信部19、あるいは操作部20など、スタンバイモー
ド(すなわち、必要最低限の部分のみに電源供給部21
から電源が供給されている状態)において実行される処
理である。
【0068】パワータイマコントローラ17は、ステッ
プS11において、内部のタイマを参照し、最も近い予
約時刻tr、およびその待機終了時刻twをメモリ23
より読み出し、ステップS12において、現在時刻tn
を取得する。
【0069】ステップS13において、パワータイマコ
ントローラ17は、現在時刻tnは、予約時刻trとな
ったか否かを判断する。ステップS13において、現在
時刻tnは、予約時刻trとなっていないと判断された
場合、処理は、ステップS12に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。
【0070】ステップS13において、現在時刻tn
は、予約時刻trとなったと判断された場合、ステップ
S14において、パワータイマコントローラ17は、録
画再生装置の各部に電源を供給するように電源供給部2
1を制御し、パワーオンモードに入る。
【0071】ステップS15において、パワータイマコ
ントローラ17は、IR受信部19、もしくは、操作部
20から入力される信号を基に、ユーザの操作が入力さ
れたか否かを判断する。
【0072】ステップS15において、ユーザの操作が
入力されていないと判断された場合、ステップS16に
おいて、パワータイマコントローラ17は、内部のタイ
マを参照し、現在時刻tnを取得する。
【0073】ステップS17において、パワータイマコ
ントローラ17は、現在時刻tnは、待機終了時刻tw
となったか否かを判断する。ステップS17において、
現在時刻tnは、待機終了時刻twとなっていないと判
断された場合、処理は、ステップS15に戻り、それ以
降の処理が繰り返される。
【0074】ステップS17において、現在時刻tn
は、待機終了時刻twとなったと判断された場合、ステ
ップS18において、パワータイマコントローラ17
は、予約時刻trおよび待機終了時刻twをメモリ23
から削除する。
【0075】ステップS19において、パワータイマコ
ントローラ17は、パワータイマコントローラ17、メ
モリ23、IR受信部19、あるいは操作部20など、
必要最低限の部分のみ以外は電源供給部21から電源が
供給されないように制御し、スタンバイモードに入り、
処理は、ステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り
返される。
【0076】ステップS15において、ユーザの操作が
入力されたと判断された場合、ステップS20におい
て、パワータイマコントローラ17は、ユーザの操作入
力に従った処理を実行するように、ユーザの操作を示す
信号を主制御部11に出力し、主制御部11は、入力さ
れた信号に基づいた処理を実行し、処理が終了される。
【0077】このような処理により、ユーザが自分自身
で電源投入時刻を設定することなしに、メモリ23に保
存されている予約時刻trを基に、自動的にパワーオン
モードに状態が移行される。すなわち、ユーザが操作を
行った次の週の同時刻から所定の時間前後する期間内
に、ユーザが操作を実行しようとした場合、予め電源が
投入されている状態であるので、待ち時間なしに操作を
行うことが可能となる。従って、電源投入から動作可能
状態となるまでの待ち時間のために、放送されている番
組の録画したかった部分を録画することが出来ないよう
なことがなくなる。
【0078】また、対応する待機終了時刻twまでにユ
ーザの操作がなされなかった場合、パワーオンモードか
ら、スタンバイモードに状態が移行するので、消費電力
が低減されるのみならず、メモリ23に保存されている
予約時刻trおよび待機終了時刻twがメモリ23から
消去されるので、毎週決まって操作する時刻以外の情報
は、1週間で自動的に消去される。従って、不要なパワ
ーオンモードへの移行回数を減少することができ、余分
な待機電力を消費することを防ぐようにすることができ
る。
【0079】記録再生装置1は、ユーザの操作入力、す
なわち、パワースイッチ18のオン操作、もしくは、ス
タンバイモードにけるIR受信部19あるいは操作部2
0を用いた操作の入力を受けることによってパワーオン
モードになった場合においても、所定の時間操作入力が
なされないことにより、スタンバイモードに移行される
ものとしてもよい。これは、従来、一般的に行われてき
たスタンバイモードへの移行と同様である。
【0080】また、スタンバイモードおよびパワーオン
モード以外に、例えば、パワータイマコントローラ1
7、主制御部11、IR受信部19、操作部20、およ
び、番組データの記録再生処理に関係する部分(ここで
は、チューナ12乃至OSD16)には電源を供給し、
ディスプレイ22などの電源供給を停止することによ
り、ユーザの操作入力を受けたとき、瞬時に動作開始す
ることができ、かつ、電力消費量を抑える(ユーザから
見ると、電源がオフされているように見える)モードを
用意するようにしても良い。以下、このような動作モー
ドをパワーセーブモードと称する。
【0081】次に、図5のフローチャートを参照して、
図2のフローチャートを用いて説明した予約設定処理に
よって設定された電源投入の予約設定を基にパワーセー
ブモードに移行させる処理を実行する、予約実行処理2
について説明する。予約実行処理2も、予約実行処理1
と同様に、スタンバイモードにおいて実行される処理で
ある。
【0082】ステップS31乃至ステップS33におい
て、図4のステップS11乃至ステップS13と同様の
処理が実行される。
【0083】ステップS34において、パワータイマコ
ントローラ17は、電源供給部21を制御して、パワー
タイマコントローラ17、IR受信部19、および、操
作部20などの、スタンバイモードにおいて電源が供給
されている部分に加えて、主制御部11、および番組デ
ータの記録再生処理に関係する部分に電源を供給する
(ディスプレイ22などには電源供給を行わない)すな
わち、パワーセーブモードに入る。
【0084】ステップS35において、図4のステップ
S15と同様の処理が実行され、ステップS35におい
て、ユーザの操作が実行されなかったと判断された場
合、ステップS36乃至ステップS39において、図4
のステップS36乃至ステップS39と同様の処理が実
行される。
【0085】ステップS35において、ユーザの操作が
実行されたと判断された場合、ステップS40におい
て、パワータイマコントローラ17は、電源供給部21
を制御して、記録再生装置1の各部(ステップS34に
おいて電源供給が行われなかったディスプレイ22な
ど)に電源を供給させ、パワーオンモードに入る。ここ
では、主制御部11およびハードディスク15には既に
電源が供給されているため、パワーオンモードに入るた
めの立ち上がり時間は殆どかからない。
【0086】ステップS41において、図4のステップ
S20と同様の処理が実行されて、処理が終了される。
【0087】このような処理により、予約時刻trにな
った場合に、パワーオンモードより消費電力の少ないパ
ワーセーブモードに状態を変更するので、ユーザが操作
を行った次の週の同時刻から所定の時間前後する期間内
に、ユーザが操作を実行しようとした場合、待ち時間な
しに操作を行うことを可能としつつ、更に消費電力量を
低下させるようにすることが出来る。
【0088】以上説明した処理においては、待機終了時
刻twをすぎて、ユーザからの操作が入力されなかった
場合、メモリ23に記録されている予約時刻などの情報
は消去される。従って、殆ど毎週、同じ曜日の同時刻に
操作するユーザが、1度だけ、ある週に操作を実行しな
かった場合、次の週には、自動的にパワーオンモード、
もしくはパワーセーブモードに移行されなくなってしま
う。
【0089】このようなことを避けるために、過去何週
間かのユーザの操作入力状況を基に、「対応する時刻に
操作される可能性の高さ」のレベルを設定し、そのレベ
ルを基に予約実行処理を行うようにすることが出来る。
【0090】次に、図6のフローチャートを参照して、
図2のフローチャートを用いて説明した予約設定処理に
よって設定された電源投入の予約設定に基づいて予約処
理を実行し、過去何週間かのユーザの操作入力状況を基
に、レベル設定を行うようにした予約実行処理3につい
て説明する。予約実行処理3も、予約実行処理1および
予約実行処理2と同様に、スタンバイモードにおいて実
行される処理である。なお、図2のフローチャートを用
いて説明した予約設定処理において設定された予約時刻
trおよび待機終了時刻twの初めのレベルはレベル1
であるものとする。
【0091】ステップS51乃至ステップS55におい
て、図4のステップS11乃至ステップS15と同様の
処理が実行される。
【0092】ステップS55において、ユーザの操作が
実行されなかったと判断された場合、ステップS56乃
至ステップS58において、図4のステップS16、ス
テップS17、およびステップS19と同様の処理が実
行される。
【0093】ステップS59において、パワータイマコ
ントローラ17は、レベルを現状から1レベル下げる。
【0094】ステップS60において、パワータイマコ
ントローラ17は、レベルは0になったか否かを判断す
る。ステップS60において、レベルは0になっていな
いと判断された場合、処理は、ステップS51に戻り、
それ以降の処理が繰り返される。
【0095】ステップS60において、レベルは0にな
ったと判断された場合、ステップS61において、図4
のステップS18と同様の処理が実行され、処理は、ス
テップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0096】ステップS55において、ユーザの操作が
実行されたと判断された場合、ステップS62におい
て、パワータイマコントローラ17は、例えば、1乃至
3のレベルが設定されている場合においてレベル3であ
るか否か、すなわち、レベルは設定可能なレベルのうち
の最上位レベルであるか否かを判断する。
【0097】ステップS62において、最上位レベルで
はないと判断された場合、ステップS63において、パ
ワータイマコントローラ17は、レベルを1レベル上昇
させる。
【0098】ステップS62において、最上位レベルで
あると判断された場合、もしくはステップS63の処理
の終了後、ステップS64において、図4のステップS
20と同様の処理が実行されて、処理が終了される。
【0099】図6においては、予約時刻trになった場
合に、パワーオンモードに移行するものとして説明した
が、図5を用いて説明した場合と同様に、予約時刻tr
になった場合に、パワーセーブモードに移行し、待機終
了時刻twになる前に、ユーザの操作が入力された場合
に、パワーオンモードに移行するようにしても良いこと
は言うまでもない。
【0100】図6を用いて説明したように、ユーザの毎
週の操作に応じてレベルをつけた場合の具体的なレベル
の移動について、図7を用いて説明する。
【0101】パワーオンが実行されて、図2を用いて説
明した予約設定処理により対応する時刻が予約時刻とし
て設定された場合、そこで設定された予約時刻trおよ
び待機終了時刻twのレベルは1である。そして、翌
週、予約実行処理が行われて、その待機時間中に操作入
力された場合、レベルは、レベル2となる。更に、その
次の週の対応する時刻に操作入力された場合は、レベル
3となる。
【0102】そして、その翌週、予約実行処理が行われ
て、その待機時間中に操作入力が行われなかった場合、
レベルはレベル2に落ちるが、まだ、その翌週にも同時
刻に予約実行処理が行われる。
【0103】もし、レベル2の状態で、翌週、予約実行
処理が行われて、その待機時間中に操作入力された場
合、レベルは、再びレベル3となるが、図7に示される
ように、レベル2の状態において待機時間中に操作入力
が行われなかった場合、レベルはレベル1に落ちる。そ
して、その翌週にも、再び待機時間中に操作入力が行わ
れなかった場合、レベルはレベル0となり、メモリ23
に記録されている対応する予約時刻trおよび待機終了
時刻twは削除される。
【0104】図7においては、レベルが1乃至3の間で
設定されている場合について説明しているが、レベルの
設定段階数は、これに限るものではなく、多段階に設定
することができるようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0105】図6および図7を用いて説明した処理によ
り、ユーザの何週間かにわたるの操作内容に基づいて、
ユーザが実際に利用しようとした場合に、予め電源が入
っている状態となることが多くなるように、かつ、無駄
な電源投入が少なくなるように、電源投入の予約、およ
び電源の自動投入の制御を行うことが出来る。
【0106】なお、図6を用いて説明した電源予約実行
処理3のように、レベルの概念を用いて、何週かにわた
ってユーザの操作状況を観察するようになされている場
合、メモリ23に、ユーザが実際に操作を実行した時刻
を記録するようにし、n週間(nは所定の整数)のユー
ザの操作時刻に基づいて、例えばファジー推論や、その
他の演算方法に基づいて、翌週の予約時刻trをその都
度算出することが出来るようにしても良い。
【0107】更に、ユーザが何週間かにわたって殆ど同
時刻に操作を実行する場合などにおいては、パワーオン
モード、もしくはパワーセーブモードに状態を移行する
時刻を、ユーザが操作すると思われる時刻に近づけるこ
とにより、ユーザが操作を実行する前の消費電力を出来
るだけ低減することが出来るように制御するようにして
も良い。
【0108】なお、本実施の形態においては、記録再生
装置1の内部で、電源の制御を行うようにしたが、メモ
リ23と同様の記録部を有し、パワータイマコントロー
ラ17と同様の処理を実行する電源制御装置を、記録再
生装置1の外部に備えるようにしても良い。また、その
ような電源制御装置を用いて、記録再生装置1以外の装
置の電源制御を行うようにしても良いことはもちろんで
ある。
【0109】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。
【0110】この記録媒体は、図1に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク31(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク3
2(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD
(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク
33(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半
導体メモリ34などよりなるパッケージメディアなどに
より構成される。
【0111】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0112】
【発明の効果】本発明の電源制御装置および電源制御方
法、並びにプログラムによれば、装置へのユーザの操作
入力を検知し、現在時刻を取得し、ユーザの操作入力が
検知された場合、取得された現在時刻から所定の時間だ
け後の時刻を示す時刻情報を算出し、算出された時刻情
報、および取得された現在時刻を基に、装置の電源供給
を制御するようにしたので、装置を常時電源投入状態に
することなく、また、ユーザが特別に時刻設定を行うこ
となく、ユーザが使用する可能性が高い時刻に自動的に
装置の電源を投入させたり、待ち時間なしにユーザが操
作出来る状態にさせることができ、例えば、電源投入
後、ハードディスクのサーボをかける時間や、OSのブ
ートの時間のために、すぐに録画動作を開始させること
が出来ない録画再生装置などの電源を制御することによ
り、大事な場面の録画が出来ないようなことを少なくす
ることができる。
【0113】本発明の記録再生装置によれば、ユーザの
操作の入力を受け、所定のデータを取得し、入力された
ユーザの操作に従って、取得された所定のデータを記録
し、入力されたユーザの操作に従って、記録された所定
のデータを読み出して再生し、現在時刻を取得し、ユー
ザの操作の入力を受けた場合、取得された現在時刻を基
に、所定の時間だけ後の時刻を示す時刻情報を算出し、
算出された時刻情報、および現在時刻取得手段により取
得された現在時刻を基に、電源供給を制御するようにし
たので、常時電源投入状態にすることなく、また、ユー
ザが特別に時刻設定を行うことなく、ユーザが使用する
可能性が高い時刻に自動的に電源投入状態に移行した
り、待ち時間なしにユーザが操作出来る状態に移行する
ことができ、例えば、ハードディスクのサーボをかける
時間や、OSのブートの時間がかかるために、大事な場
面の録画が出来ないようなことを少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適応した記録再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】予約設定処理について説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】予約時刻および待機終了時刻について説明する
ための図である。
【図4】予約実行処理1について説明するためのフロー
チャートである。
【図5】予約実行処理2について説明するためのフロー
チャートである。
【図6】予約実行処理3について説明するためのフロー
チャートである。
【図7】レベルについて説明するための図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置, 11 主制御部, 15 ハード
ディスク, 17 パワータイマコントローラ, 18
パワースイッチ, 19 IR受信部, 20 操作
部, 21 電源供給部, 22 ディスプレイ, 2
3 メモリ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の電源供給を制御する電源制御装置
    において、 前記装置へのユーザの操作入力を検知する検知手段と、 現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、 前記検知手段により前記ユーザの操作入力が検知された
    場合、前記現在時刻取得手段により取得された前記現在
    時刻から第1の時間だけ後となる第1の時刻を算出する
    第1の算出手段と、 前記第1の算出手段により算出された前記第1の時刻、
    および前記現在時刻取得手段により取得された前記現在
    時刻を基に、前記装置の電源供給を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする電源制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記現在時刻取得手段
    により取得された前記現在時刻が前記第1の時刻になっ
    た場合、前記装置の全ての部分に電源を供給するように
    制御することを特徴とする請求項1に記載の電源制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記現在時刻取得手段
    により取得された前記現在時刻が前記第1の時刻になっ
    た場合、前記装置が瞬時に動作可能なように、前記装置
    の所定の部分に電源を供給するように制御することを特
    徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の算出手段により算出された前
    記第1の時刻を時刻情報として記録する記録手段を更に
    備え、 前記制御手段は、前記記録手段に記録された前記時刻情
    報を基に、電源供給を制御することを特徴とする請求項
    1に記載の電源制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段により前記電源が制御され
    ている期間に、前記検知手段により前記ユーザの操作入
    力が検知されなかった場合、前記記録手段により記録さ
    れている前記時刻情報のうち、対応する前記時刻情報を
    消去する消去手段を更に備えることを特徴とする請求項
    4に記載の電源制御装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段に記録されている前記時刻
    情報のレベルを設定する設定手段を更に備え、 前記設定手段は、前記制御手段により前記電源が制御さ
    れている期間に、前記検知手段により前記ユーザの操作
    入力が検知された場合、前記レベルが高くなるように設
    定し、前記制御手段により前記電源が制御されている期
    間に、前記検知手段により前記ユーザの操作入力が検知
    されなかった場合、前記レベルが低くなるように設定す
    ることを特徴とする請求項4に記載の電源制御装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段による前記レベルの設定に
    基づいて、必要に応じて前記記録手段により記録された
    前記時刻情報を消去する消去手段を更に備えることを特
    徴とする請求項6に記載の電源制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の時間は、1週間より所定の時
    間だけ短い時間であることを特徴とする請求項1に記載
    の電源制御装置。
  9. 【請求項9】 前記検知手段により前記ユーザの操作入
    力が検知された場合、前記現在時刻取得手段により取得
    された前記現在時刻を基に、前記第1の時刻より後であ
    る第2の時刻を算出する第2の算出手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記現在時刻取得手
    段により取得された前記現在時刻が前記第1の時刻にな
    った場合、前記装置の全ての部分に電源を供給し、前記
    現在時刻取得手段により取得された前記現在時刻が前記
    第2の時刻になっても前記検知手段により前記ユーザの
    操作入力が検知されなかった場合、前記装置の所定の部
    分の電源供給を中止するように制御することを特徴とす
    る請求項9に記載の電源制御装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記現在時刻取得手
    段により取得された前記現在時刻が前記第1の時刻にな
    った場合、前記装置が瞬時に動作可能なように、前記装
    置の所定の部分に電源を供給し、前記現在時刻取得手段
    により取得された前記現在時刻が前記第2の時刻になっ
    ても前記検知手段により前記ユーザの操作入力が検知さ
    れなかった場合、前記所定の部分のうちの一部の電源供
    給を中止するように制御することを特徴とする請求項9
    に記載の電源制御装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の算出手段により算出された
    前記第1の時刻、および前記第2の算出手段により算出
    された前記第2の時刻を時刻情報として記録する記録手
    段を更に備え、 前記制御手段は、前記記録手段に記録された前記時刻情
    報を基に、電源供給を制御することを特徴とする請求項
    9に記載の電源制御装置。
  13. 【請求項13】 前記現在時刻取得手段により取得され
    た前記現在時刻が前記第2の時刻になっても、前記検知
    手段により前記ユーザの操作入力が検知されなかった場
    合、前記記録手段により記録されている前記時刻情報の
    うち、対応する前記時刻情報を消去する消去手段を更に
    備えることを特徴とする請求項12に記載の電源制御装
    置。
  14. 【請求項14】 前記記録手段に記録されている前記時
    刻情報のレベルを設定する設定手段を更に備え、 前記設定手段は、前記現在時刻取得手段により取得され
    た前記現在時刻が、前記第2の時刻になる前に前記検知
    手段により前記ユーザの操作入力が検知された場合、前
    記レベルが高くなるように設定し、前記現在時刻取得手
    段により取得された前記現在時刻が、前記第2の時刻に
    なっても前記検知手段により前記ユーザの操作入力が検
    知されなかった場合、前記レベルが低くなるように設定
    することを特徴とする請求項12に記載の電源制御装
    置。
  15. 【請求項15】 前記設定手段による前記レベルの設定
    に基づいて、必要に応じて前記記録手段により記録され
    た前記時刻情報を消去する消去手段を更に備えることを
    特徴とする請求項14に記載の電源制御装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の算出手段により算出される
    前記第2の時刻は、前記現在時刻より、前記第1の時間
    よりも長い第2の時間だけ後の時刻であることを特徴と
    する請求項9に記載の電源制御装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の算出手段により算出される
    前記第2の時刻は、前記第1の時刻よりも第2の時間だ
    け後の時刻であることを特徴とする請求項9に記載の電
    源制御装置。
  18. 【請求項18】 装置の電源供給を制御する電源制御方
    法において、 前記装置へのユーザの操作入力を検知する検知ステップ
    と、 現在時刻を取得する現在時刻取得ステップと、 前記検知ステップの処理により前記ユーザの操作入力が
    検知された場合、前記現在時刻取得ステップの処理によ
    り取得された前記現在時刻から所定の時間だけ後の時刻
    を示す時刻情報を算出する算出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記時刻情
    報、および前記現在時刻取得ステップの処理により取得
    された前記現在時刻を基に、前記装置の電源供給を制御
    する制御ステップとを含むことを特徴とする電源制御方
    法。
  19. 【請求項19】 装置の電源供給を制御する電源制御装
    置用のプログラムであって、 前記装置へのユーザの操作入力を検知する検知ステップ
    と、 現在時刻を取得する現在時刻取得ステップと、 前記検知ステップの処理により前記ユーザの操作入力が
    検知された場合、前記現在時刻取得ステップの処理によ
    り取得された前記現在時刻から所定の時間だけ後の時刻
    を示す時刻情報を算出する算出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記時刻情
    報、および前記現在時刻取得ステップの処理により取得
    された前記現在時刻を基に、前記装置の電源供給を制御
    する制御ステップとを含むことを特徴とするコンピュー
    タが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒
    体。
  20. 【請求項20】 装置の電源供給を制御する電源制御装
    置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであ
    って、 前記装置へのユーザの操作入力を検知する検知ステップ
    と、 現在時刻を取得する現在時刻取得ステップと、 前記検知ステップの処理により前記ユーザの操作入力が
    検知された場合、前記現在時刻取得ステップの処理によ
    り取得された前記現在時刻から所定の時間だけ後の時刻
    を示す時刻情報を算出する算出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記時刻情
    報、および前記現在時刻取得ステップの処理により取得
    された前記現在時刻を基に、前記装置の電源供給を制御
    する制御ステップとを含むことを特徴とするプログラ
    ム。
  21. 【請求項21】 ユーザの操作入力を受ける入力手段
    と、 所定のデータを取得するデータ取得手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に従っ
    て、前記データ取得手段により取得された前記所定のデ
    ータを記録する記録手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に従っ
    て、前記記録手段により記録された前記所定のデータを
    読み出して再生する再生手段と、 現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、 前記入力手段により前記ユーザの操作の入力を受けた場
    合、前記現在時刻取得手段により取得された前記現在時
    刻を基に、所定の時間だけ後の時刻を示す時刻情報を算
    出する算出手段と、 前記算出手段により算出された前記時刻情報、および前
    記現在時刻取得手段により取得された前記現在時刻を基
    に、電源供給を制御する第1の制御手段とを備えること
    を特徴とする記録再生装置。
  22. 【請求項22】 前記記録手段は、ハードディスクドラ
    イブで構成されていることを特徴とする請求項21に記
    載の記録再生装置。
  23. 【請求項23】 前記記録手段および前記再生手段を制
    御する第2の制御手段を更に備え、 前記第2の制御手段は、所定のオペレーティングシステ
    ムを用いて処理を実行することを特徴とする請求項21
    に記載の記録再生装置。
JP2001345622A 2001-11-12 2001-11-12 電源制御装置および電源制御方法、記録再生装置、プログラム、並びに記録媒体 Withdrawn JP2003150282A (ja)

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