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JP2003144987A - 噴出器 - Google Patents

噴出器

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JP2003144987A
JP2003144987A JP2001341915A JP2001341915A JP2003144987A JP 2003144987 A JP2003144987 A JP 2003144987A JP 2001341915 A JP2001341915 A JP 2001341915A JP 2001341915 A JP2001341915 A JP 2001341915A JP 2003144987 A JP2003144987 A JP 2003144987A
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JP
Japan
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flow
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button
ejection
ejector
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JP2001341915A
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Takashi Udagawa
貴 宇田川
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴出流を切り替え可能とする噴出器におい
て、部品点数を削減して構造を簡単とし、コストダウン
を図る。 【解決手段】 互いの内部流路16b・19aを連通し
てステム16に固定して釦取付部材19を取り付け、そ
の釦取付部材に操作釦20を、連続直線流噴出位置と霧
状拡散流噴出位置とに回動自在に取り付けるとともに、
その操作釦に、第1の噴出路Aと第2の噴出路Bとを設
ける。第1の噴出路Aは、連続直線流噴出位置としたと
きのみ釦取付部材の内部流路19aと連通して噴口21
aから連続直線流を噴出する。第2の噴出路Bは、、少
なくとも霧状拡散流噴出位置としたときには釦取付部材
の内部流路19aと連通して噴口21aから霧状拡散流
を噴出する。釦取付部材には、操作釦を載置するフラン
ジ部19Aと、内部流路19aを設け、まわりを回動自
在に操作釦を取り付ける軸部19Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作釦を押し込
むことによりステムを押し下げ、そのステム内を通して
容器の内容物を吐出して操作釦の噴口から外部へと噴出
する、化粧用・消毒用・洗浄用・薬用・塗装用などの噴
出器に関する。特に、そのうち噴口からの噴出流を、連
続直線流と霧状拡散流とに切り替え可能とする、エアゾ
ール式やポンプ式の噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、噴出流を切り替え可能とする噴出
器には、例えば図9に示すように、容器1から突出する
ステム2に切替シャフト3を取り付け、その切替シャフ
ト3に操作釦4を被せて該切替シャフト3を中心として
回動可能に取り付けるものがあった。
【0003】操作釦4には、横向きに噴出通路4aを形
成し、その噴出通路4a内にスプリング5を入れてか
ら、センタポスト6を入れ、そののちキャップ状のノズ
ル部材7を圧入して噴出通路4aの開口を塞いでいた。
また、噴出通路4a内には切替シャフト3先端のカム部
3aを入れ、そのカム部3aにスプリング5の付勢力で
センタポスト6の尾端拡径部6aを押し当てていた。
(特開2001-163379号公報参照。)
【0004】そして、不使用状態では、図10(A)に
示すように、カム部3aでセンタポスト6をスプリング
5に抗して半ストローク分戻す一方、ノズル部材7の噴
口7aを肩カバー8のシャッタ部8aに向けるととも
に、突部4bを肩カバー8の突き当て段部8bに突き当
てて操作釦4の押し下げを阻止していた。
【0005】連続直線流を噴出するときは、図10
(B)に示すように、ステム2まわりにキャップカバー
9を一方向に回動する。すると、センタポスト6をスプ
リング5に抗して全ストローク分戻し、その先端とノズ
ル部材7の頂部内面との間の隙間を広げる一方、噴口7
aをシャッタ部8aからずらすとともに、操作釦4の押
し下げを可能とする。これにより、操作釦4の押し下げ
とともに、噴口7aから連続直線流として内容物を連続
的にまっすぐに噴出していた。
【0006】霧状拡散流を噴出するときは、図10
(C)に示すように、ステム2まわりにキャップカバー
9を他方向に回動する。すると、センタポスト6をスプ
リング5で全ストローク分押し出し、その先端とノズル
部材7の頂部内面との間の隙間を狭める一方、噴口7a
をシャッタ部8aからずらすとともに、操作釦4の押し
下げを可能とする。これにより、操作釦4の押し下げと
ともに、ノズル部材7の頂部内面に形成した渦巻き溝を
通して噴口7aから霧状拡散流として内容物を霧状に拡
散して噴出していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の噴出器では、センタポスト6やスプリング5を必要
とし、また肩カバー8とは別にキャップカバー9を必要
とするから、部品点数が多くなって構造が複雑となり、
コスト高となる問題があった。
【0008】そこで、この発明の目的は、噴出流を切り
替え可能とする噴出器において、部品点数を削減して構
造を簡単とし、コストダウンを図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1に記載の発明は、操作釦を押し込むことに
よりステムを押し下げ、そのステム内を通して容器の内
容物を吐出して操作釦の噴口から外部へと噴出する噴出
器において、互いの内部流路を連通してステムに固定し
て釦取付部材を取り付け、その釦取付部材に操作釦を、
連続直線流噴出位置と霧状拡散流噴出位置とに回動自在
に取り付けるとともに、その操作釦に、連続直線流噴出
位置としたときのみ釦取付部材の内部流路と連通して噴
口から連続直線流を噴出する第1の噴出路と、少なくと
も霧状拡散流噴出位置としたときには釦取付部材の内部
流路と連通して噴口から霧状拡散流を噴出する第2の噴
出路とを設けてなる、ことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の噴出器において、釦取付部材に、操作釦を載置するフ
ランジ部と、内部流路を設け、まわりを回動自在に操作
釦を取り付ける軸部を設けてなる、ことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の噴出器において、フランジ部に、操作釦を連
続直線流噴出位置または霧状拡散流噴出位置に位置決め
する位置決め突部を形成してなる、ことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載の噴出器において、軸部に、操作釦を連続
直線流噴出位置としたときのみ第1の噴出路を釦取付部
材の内部流路と連通する切欠きを形成してなる、ことを
特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3または4に記載の噴出器において、噴口を有するキャ
ップ状のノズル部材に筒状のコマを圧入し、そのコマを
圧入したノズル部材を操作釦の釦本体に圧入してその操
作釦に第1の噴出路と第2の噴出路を形成してなる、こ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に
よるエアゾール式噴出器の要部縦断面を示す。
【0015】図中符号10は、容器である。容器10
は、例えばプラスチック材料でボトル形状につくり、図
示省略するが、内部に噴射材とともに内容物を収納す
る。口部10aには、マウンテンカップ11を被せて外
周を巻き締め、噴射バルブ装置12を取り付ける。
【0016】噴射バルブ装置12には、中間に段部13
aを有する縦筒状のハウジング13を設ける。ハウジン
グ13下方の小径部13b内には、下端部を容器10の
底部近くまでのばすパイプ14の上端部を圧入する。ハ
ウジング13上方の大径部13c内には、スプリング1
5を入れて段部13a上に載せてから、ステム16の下
部を挿入してスプリング15上に乗せる。
【0017】ステム16は、首部16aに、内部流路1
6bと外部とを連通する連通孔16cをあけるととも
に、その首部16aのまわりに、環板状のパッキン17
の中心孔縁をはめ付けて連通孔16cを塞いでなる。
【0018】そして、そのステム16を、ハウジング1
3に対して出し入れ自在に設け、マウンテンカップ11
の中心孔に貫挿する。マウンテンカップ11は、ハウジ
ング13の上部に抱き付かせてそのハウジング13とと
もに、それで保持するパイプ14、スプリング15、ス
テム16、パッキン17等を保持する。
【0019】マウンテンカップ11の巻き締め部11a
内には、筒状のカバー部材18をはめ付けてマウンテン
カップ11の中心部を被う。マウンテンカップ11の中
心から上向きに突出するステム16は、釦取付部材19
の中心に圧入する。これにより、釦取付部材19は、互
いの内部通路16b・19aを連通してステム16に固
定して取り付ける。
【0020】釦取付部材19には、図2にも示すよう
に、フランジ部19Aと軸部19Bとを設ける。フラン
ジ部19A上には、2つの円弧状の位置決め突部19b
を対向して形成する。他方、軸部19Bには、内部に内
部流路19aを設けるとともに、先端に、周方向の一部
を切り欠いて切欠き19cを形成する。
【0021】そして、図1に示すように、釦取付部材1
9上に操作釦20を被せ、フランジ部19A上に載置し
て、軸部19Bの軸方向には抜けにくいが、軸部19B
まわりには回動自在に取り付ける。
【0022】操作釦20は、釦本体に横穴20aを形成
してそこに、頂部に噴口21aを有するキャップ状のノ
ズル部材21を圧入する。ノズル部材21の頂部内面に
は、図3に示すように、複数の渦巻き溝21bを設け
る。ノズル部材21内には、筒状のコマ22を圧入して
第1の噴出路Aと第2の噴出路Bとを形成する。
【0023】ところで、この操作釦20の内周には、縦
方向にのびるリブ20bを内向きに突出して2つ対向し
て設ける。そして、容器10に対して操作釦20を一方
向に回動したときには、ステム16に固定して取り付け
た釦取付部材19は回動せず、2つのリブ20bを各
々、図4に示すように釦取付部材19の位置決め突部1
9bに突き当て、操作釦20を連続直線流噴出位置とす
る。
【0024】すると、図1に示すように、釦取付部材1
9の切欠き19cが操作釦20の横孔20a位置を向い
て釦取付部材19の内部流路19aと第1の噴出路Aと
を連通する。
【0025】よって、この連続直線流噴出位置で操作釦
20を押し込むと、図5に示すようにステム16を押し
下げ、パッキン17を変形して容器10の内容物を噴射
材の圧力で連通孔16cからステム16の内部流路16
b内に入れ、そのステム16内を通して吐出して釦取付
部材19の内部流路19aから操作釦20の第1の噴出
路A内に入れ、その第1の噴出路Aを通して噴口21a
から連続直線流として内容物を連続的にまっすぐに外部
へと噴出することができる。
【0026】また、容器10に対して操作釦20を他方
向に回動したときには、ステム16に固定して取り付け
た釦取付部材19は回動せず、2つのリブ20bを各
々、図6に示すように釦取付部材19の位置決め突部1
9bに突き当て、操作釦20を霧状拡散流噴出位置とす
る。(なお、図6では、図4に対して操作釦20はその
ままとし、容器10の方を回動した状態で示す。)
【0027】すると、図7に示すように、釦取付部材1
9の切欠き19cが操作釦20の横孔20a位置と異な
る方向を向き、釦取付部材19の内部流路19aと第1
の噴出路Aとの連通を遮断する。
【0028】よって、この霧状拡散流噴出位置で操作釦
20を押し込むと、図8に示すように、同様に、ステム
16を押し下げ、パッキン17を変形して容器10の内
容物を噴射材の圧力で連通孔16cからステム16の内
部流路16b内に入れ、そのステム16内を通して吐出
するが、釦取付部材19の内部流路19aと第1の噴出
路Aとの連通が遮断されていることから、釦取付部材1
9の内部流路19aから操作釦20の第2の噴出路B内
に入り、ノズル部材21の頂部内面の渦巻き溝21bを
通して噴口21aから霧状拡散流として霧状に拡散して
外部へと噴出することができる。
【0029】なお、上述した例では、エアゾール式の噴
出器に適用した場合について説明したが、ポンプ式の噴
出器にも同様に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、噴出流を切り替え可能とする噴出器において、ステ
ムに固定して釦取付部材を取り付け、その釦取付部材に
操作釦を連続直線流噴出位置と霧状拡散流噴出位置とに
回動自在に取り付けるとともに、その操作釦に第1の噴
出路と第2の噴出路とを設けるだけであるから、部品点
数を削減して構造を簡単とし、コストダウンを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるエアゾール式噴出器の要部縦断
面図である。
【図2】その噴出器で用いる釦取付部材の斜視図であ
る。
【図3】図1の噴出器で用いるノズル部材におけるその
頂部内面を示す側面図である。
【図4】図1のL−L線断面図である。
【図5】図1の噴出器において、連続直線流噴出位置で
操作釦を押し込んで、噴口から連続直線流を噴出してい
るときの状態図である。
【図6】図7のL−L線断面図である。
【図7】容器に対して操作釦を回動したときの縦断面図
である。
【図8】霧状拡散流噴出位置で操作釦を押し込んで、噴
口から霧状拡散流を噴出しているときの状態図である。
【図9】従来の噴出器の部分縦断面図である。
【図10】その噴出器を噴出通路に沿って切断したとき
の横断面図で、(A)は不使用状態、(B)は連続直線
流噴出状態、(C)は霧状拡散流噴出状態を示す。
【符号の説明】
10 容器 12 噴射バルブ装置 16 ステム 16b 内部流路 18 カバー部材 19 釦取付部材 19A フランジ部 19B 軸部 19a 内部流路 19b 位置決め突部 19c 切欠き 20 操作釦 20a 横穴 20b リブ 21 ノズル部材 21a 噴口 21b 渦巻き溝 22 コマ A 第1の噴出路 B 第2の噴出路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作釦を押し込むことによりステムを押
    し下げ、そのステム内を通して容器の内容物を吐出して
    前記操作釦の噴口から外部へと噴出する噴出器におい
    て、 互いの内部流路を連通して前記ステムに固定して釦取付
    部材を取り付け、 その釦取付部材に前記操作釦を、連続直線流噴出位置と
    霧状拡散流噴出位置とに回動自在に取り付けるととも
    に、 その操作釦に、前記連続直線流噴出位置としたときのみ
    前記釦取付部材の内部流路と連通して前記噴口から連続
    直線流を噴出する第1の噴出路と、少なくとも前記霧状
    拡散流噴出位置としたときには前記釦取付部材の内部流
    路と連通して前記噴口から霧状拡散流を噴出する第2の
    噴出路とを設けてなる、噴出器。
  2. 【請求項2】 前記釦取付部材に、前記操作釦を載置す
    るフランジ部と、前記内部流路を設け、まわりを回動自
    在に前記操作釦を取り付ける軸部を設けてなる、請求項
    1に記載の噴出器。
  3. 【請求項3】 前記フランジ部に、前記操作釦を前記連
    続直線流噴出位置または前記霧状拡散流噴出位置に位置
    決めする位置決め突部を形成してなる、請求項1または
    2に記載の噴出器。
  4. 【請求項4】 前記軸部に、前記操作釦を連続直線流噴
    出位置としたときのみ前記第1の噴出路を前記釦取付部
    材の内部流路と連通する切欠きを形成してなる、請求項
    1、2または3に記載の噴出器。
  5. 【請求項5】 前記噴口を有するキャップ状のノズル部
    材に筒状のコマを圧入し、そのコマを圧入した前記ノズ
    ル部材を前記操作釦の釦本体に圧入してその操作釦に前
    記第1の噴出路と前記第2の噴出路を形成してなる、請
    求項1、2、3または4に記載の噴出器。
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