JP2003144808A - 油水分離器 - Google Patents
油水分離器Info
- Publication number
- JP2003144808A JP2003144808A JP2001350103A JP2001350103A JP2003144808A JP 2003144808 A JP2003144808 A JP 2003144808A JP 2001350103 A JP2001350103 A JP 2001350103A JP 2001350103 A JP2001350103 A JP 2001350103A JP 2003144808 A JP2003144808 A JP 2003144808A
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- water
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- reservoir
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール部に異物が挟まり難い油水分離器を提
供する。 【解決手段】 本体3と蓋4から成る分離器ケーシング
に油水の流入口6及び溜部5と水の流出口7を形成す
る。溜部5と流出口7を連通する弁孔2を開けた弁座1
4を溜部5に形成する。溜部5内に水よりも小さく油よ
りも大きな比重を有するフロート8を上下動自在な自由
状態で配置する。フロート8の底壁に凹部9を形成し、
凹部9の開口端に流体中の異物を捕捉するフィルター2
1を設け、凹部9の奥壁20で弁座14の弁孔2を開閉
する。フロート8の凹部9の奥壁20を溜部5の底部か
ら大きく離すことができるので、また、流体中の異物を
フロート8の凹部9の奥壁20と弁座14との間のシー
ル部に至る前にフィルター21で捕捉することができる
ので、シール部に異物が挟まり難くなる。
供する。 【解決手段】 本体3と蓋4から成る分離器ケーシング
に油水の流入口6及び溜部5と水の流出口7を形成す
る。溜部5と流出口7を連通する弁孔2を開けた弁座1
4を溜部5に形成する。溜部5内に水よりも小さく油よ
りも大きな比重を有するフロート8を上下動自在な自由
状態で配置する。フロート8の底壁に凹部9を形成し、
凹部9の開口端に流体中の異物を捕捉するフィルター2
1を設け、凹部9の奥壁20で弁座14の弁孔2を開閉
する。フロート8の凹部9の奥壁20を溜部5の底部か
ら大きく離すことができるので、また、流体中の異物を
フロート8の凹部9の奥壁20と弁座14との間のシー
ル部に至る前にフィルター21で捕捉することができる
ので、シール部に異物が挟まり難くなる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油貯蔵タンク等に
おいて混入した水を自動的に分離し系外へ排出すること
のできる油水分離器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の油水分離器としては、例えば、特
開平10−28801号公報に示されたものがある。こ
れは、分離器ケーシングに油水の流入口及び溜部と水の
流出口を形成し、溜部と流出口を連通する弁孔を開けた
弁座を溜部に形成し、溜部内に水よりも小さく油よりも
大きな比重を有するフロートを上下動自在な自由状態で
配置し、フロートの底壁で弁座の弁孔を直接開閉して溜
部内の水を流出口から排出するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、溜部の底部に溜まるゴミやスケール等の異物がフ
ロートの底壁と弁座との間のシール部に挟まり易いため
に、また、流体中のゴミやスケール等の異物がフロート
の底壁と弁座との間のシール部に挟まり易いために、完
全シールできなくなって油を漏出してしまう問題があっ
た。従って本発明の技術的課題は、シール部に異物が挟
まり難い油水分離器を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の技術的手段は、分離器ケーシングに
油水の流入口及び溜部と水の流出口を形成し、溜部と流
出口を連通する弁孔を開けた弁座を溜部に形成し、溜部
内に水よりも小さく油よりも大きな比重を有するフロー
トを上下動自在な自由状態で配置し、フロートの底壁で
弁座の弁孔を直接開閉して溜部内の水を流出口から排出
するものにおいて、フロートの底壁に凹部を形成し、凹
部の開口端に流体中の異物を捕捉するフィルターを設
け、凹部の奥壁で弁座の弁孔を開閉することを特徴とす
る油水分離器にある。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の油水分離器は、フロート
の底壁に凹部を形成し、凹部の開口端に流体中の異物を
捕捉するフィルターを設け、凹部の奥壁で弁座の弁孔を
開閉するものである。そのため、フロートの凹部の奥壁
を溜部の底部から大きく離すことができ、また、流体中
の異物をフロートの凹部の奥壁と弁座との間のシール部
に至る前にフィルターで捕捉することができ、シール部
に異物が挟まり難くなる。 【0006】 【実施例】以下に本発明の具体的実施例について説明す
る。図1は、本発明の具体的実施例の油水分離器の断面
図である。 【0007】油水分離器1の分離器ケーシングは、本体
3に蓋4をボルトで締結して形成される。本体3は、下
部側面に流入口6と底部中央に流出口7を有し、分離器
ケーシング内に油水の溜部5が形成される。本体3の底
部中央に、溜部5と流出口7を連通する弁孔2を開けた
弁座14がねじ結合される。弁座14は、上方に突出し
て設けられ、その上端は、溜部5の高さの半分程度の高
さに位置する。 【0008】溜部5内に縦長の円柱形状で底壁に凹部9
を有するフロート8が弁座14を覆って配置される。フ
ロート8の凹部9の開口端に流体中の異物を捕捉するフ
ィルター21が固着される。フィルター21は、中央孔
を有する円板状で、中央孔に弁座14の外周を摺接する
案内管22が固着される。フロート8は、凹部9の奥壁
20の中心部で弁座14の弁孔2を直接開閉するよう
に、本体3に設けた複数のガイド10,11,12,1
3に沿って上下動自在な自由状態で配置される。フロー
ト8は、ステンレス鋼薄板をプレスと溶接によって中空
フロートとして製作されたり、ポリプロピレンやポリエ
チレン等の比較的比重の小さな合成樹脂で製作されたり
する。フロート8の比重は、水よりも小さく且つ油より
も大きい値とされ、水の中では浮上するが油の中では浮
上することがないようにする。 【0009】フロート8の上方にはストッパー15が設
けられると共に、下方にはフロート8が降下して弁座1
4に着座した場合にフロート8を支持する支持座16,
17が設けられる。本体3の側部にはバルブ18を介し
て溜部5を油貯蔵タンク等に連通する均圧管と、同じく
バルブ19を介して溜部5を系外に連通するブロー管が
接続される。 【0010】次に本実施例の油水分離器の作用について
説明する。油水分離器1の流入口6が油貯蔵タンク等の
水溜部に接続される。油水分離器1の流入口6から溜部
5内に流入してきた油水の混合流体は、その比重差によ
り水が下部に油が上部に分離して溜る。水位がフロート
8の喫水線、通常はフロート8の高さの2/3程度の位
置、に達するとフロート8が浮上して弁座14から離座
し、弁孔2を開口することにより、水を流出口7から系
外へ排出する。排水によって油水分離器1の溜部5内の
水位が低下すると、フロート8が降下して所定の水位で
弁座14に着座し、弁孔2を閉口して油の漏出を防止す
る。 【0011】 【発明の効果】本発明の油水分離器は、フロートの底壁
に凹部を形成し、凹部の開口端に流体中の異物を捕捉す
るフィルターを設け、凹部の奥壁で弁座の弁孔を開閉す
るものであるので、フロートの底壁と弁座の間に異物が
挟まり難く、長期に渡って良好なシール性能を発揮でき
るという優れた効果を生じる。
おいて混入した水を自動的に分離し系外へ排出すること
のできる油水分離器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の油水分離器としては、例えば、特
開平10−28801号公報に示されたものがある。こ
れは、分離器ケーシングに油水の流入口及び溜部と水の
流出口を形成し、溜部と流出口を連通する弁孔を開けた
弁座を溜部に形成し、溜部内に水よりも小さく油よりも
大きな比重を有するフロートを上下動自在な自由状態で
配置し、フロートの底壁で弁座の弁孔を直接開閉して溜
部内の水を流出口から排出するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、溜部の底部に溜まるゴミやスケール等の異物がフ
ロートの底壁と弁座との間のシール部に挟まり易いため
に、また、流体中のゴミやスケール等の異物がフロート
の底壁と弁座との間のシール部に挟まり易いために、完
全シールできなくなって油を漏出してしまう問題があっ
た。従って本発明の技術的課題は、シール部に異物が挟
まり難い油水分離器を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の技術的手段は、分離器ケーシングに
油水の流入口及び溜部と水の流出口を形成し、溜部と流
出口を連通する弁孔を開けた弁座を溜部に形成し、溜部
内に水よりも小さく油よりも大きな比重を有するフロー
トを上下動自在な自由状態で配置し、フロートの底壁で
弁座の弁孔を直接開閉して溜部内の水を流出口から排出
するものにおいて、フロートの底壁に凹部を形成し、凹
部の開口端に流体中の異物を捕捉するフィルターを設
け、凹部の奥壁で弁座の弁孔を開閉することを特徴とす
る油水分離器にある。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の油水分離器は、フロート
の底壁に凹部を形成し、凹部の開口端に流体中の異物を
捕捉するフィルターを設け、凹部の奥壁で弁座の弁孔を
開閉するものである。そのため、フロートの凹部の奥壁
を溜部の底部から大きく離すことができ、また、流体中
の異物をフロートの凹部の奥壁と弁座との間のシール部
に至る前にフィルターで捕捉することができ、シール部
に異物が挟まり難くなる。 【0006】 【実施例】以下に本発明の具体的実施例について説明す
る。図1は、本発明の具体的実施例の油水分離器の断面
図である。 【0007】油水分離器1の分離器ケーシングは、本体
3に蓋4をボルトで締結して形成される。本体3は、下
部側面に流入口6と底部中央に流出口7を有し、分離器
ケーシング内に油水の溜部5が形成される。本体3の底
部中央に、溜部5と流出口7を連通する弁孔2を開けた
弁座14がねじ結合される。弁座14は、上方に突出し
て設けられ、その上端は、溜部5の高さの半分程度の高
さに位置する。 【0008】溜部5内に縦長の円柱形状で底壁に凹部9
を有するフロート8が弁座14を覆って配置される。フ
ロート8の凹部9の開口端に流体中の異物を捕捉するフ
ィルター21が固着される。フィルター21は、中央孔
を有する円板状で、中央孔に弁座14の外周を摺接する
案内管22が固着される。フロート8は、凹部9の奥壁
20の中心部で弁座14の弁孔2を直接開閉するよう
に、本体3に設けた複数のガイド10,11,12,1
3に沿って上下動自在な自由状態で配置される。フロー
ト8は、ステンレス鋼薄板をプレスと溶接によって中空
フロートとして製作されたり、ポリプロピレンやポリエ
チレン等の比較的比重の小さな合成樹脂で製作されたり
する。フロート8の比重は、水よりも小さく且つ油より
も大きい値とされ、水の中では浮上するが油の中では浮
上することがないようにする。 【0009】フロート8の上方にはストッパー15が設
けられると共に、下方にはフロート8が降下して弁座1
4に着座した場合にフロート8を支持する支持座16,
17が設けられる。本体3の側部にはバルブ18を介し
て溜部5を油貯蔵タンク等に連通する均圧管と、同じく
バルブ19を介して溜部5を系外に連通するブロー管が
接続される。 【0010】次に本実施例の油水分離器の作用について
説明する。油水分離器1の流入口6が油貯蔵タンク等の
水溜部に接続される。油水分離器1の流入口6から溜部
5内に流入してきた油水の混合流体は、その比重差によ
り水が下部に油が上部に分離して溜る。水位がフロート
8の喫水線、通常はフロート8の高さの2/3程度の位
置、に達するとフロート8が浮上して弁座14から離座
し、弁孔2を開口することにより、水を流出口7から系
外へ排出する。排水によって油水分離器1の溜部5内の
水位が低下すると、フロート8が降下して所定の水位で
弁座14に着座し、弁孔2を閉口して油の漏出を防止す
る。 【0011】 【発明の効果】本発明の油水分離器は、フロートの底壁
に凹部を形成し、凹部の開口端に流体中の異物を捕捉す
るフィルターを設け、凹部の奥壁で弁座の弁孔を開閉す
るものであるので、フロートの底壁と弁座の間に異物が
挟まり難く、長期に渡って良好なシール性能を発揮でき
るという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油水分離器の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 油水分離器
2 弁孔
3 本体
4 蓋
5 溜部
6 流入口
7 流出口
8 フロート
9 凹部
14 弁座
20 奥壁
21 フィルター
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 分離器ケーシングに油水の流入口及び溜
部と水の流出口を形成し、溜部と流出口を連通する弁孔
を開けた弁座を溜部に形成し、溜部内に水よりも小さく
油よりも大きな比重を有するフロートを上下動自在な自
由状態で配置し、フロートの底壁で弁座の弁孔を直接開
閉して溜部内の水を流出口から排出するものにおいて、
フロートの底壁に凹部を形成し、凹部の開口端に流体中
の異物を捕捉するフィルターを設け、凹部の奥壁で弁座
の弁孔を開閉することを特徴とする油水分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350103A JP2003144808A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 油水分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350103A JP2003144808A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 油水分離器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003144808A true JP2003144808A (ja) | 2003-05-20 |
Family
ID=19162677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001350103A Pending JP2003144808A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 油水分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003144808A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101139933B1 (ko) | 2011-12-30 | 2012-04-30 | (주)이앤이시스템 | 유수 분리기 |
-
2001
- 2001-11-15 JP JP2001350103A patent/JP2003144808A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101139933B1 (ko) | 2011-12-30 | 2012-04-30 | (주)이앤이시스템 | 유수 분리기 |
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