JP2003144789A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents
ドラム式洗濯乾燥機Info
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Abstract
するとともに、外箱内の空間を有効に利用することによ
って外箱のサイズを抑えつつ外槽を大きく確保する。 【解決手段】 左右方向に延伸する軸線Cを中心に回転
するドラム23を内装する外槽20を外箱内に配設し、
ドラム23の周面に設けた衣類投入用開口を通してドラ
ム23内に洗濯物を収容するための開口部を外箱の上面
前部に設ける。軸線C上に位置する主軸24は第1軸受
で支承され、ダイレクトドライブ式のモータ30で駆動
される。一方、ドラム23を挟んで他の一方の外槽20
の端面外側には、冷却水を供給する水管を接続した熱交
換器42やヒータ48を内部に備えた乾燥用の空気流路
を配設し、補助軸25の周囲の開口29aから外槽20
内に加熱空気を送り込む。これにより、外槽20と外箱
との間の空間を有効に利用することができ、外槽20の
重量バランスも良好になる。
Description
を中心に回転するドラムを有するドラム式洗濯乾燥機に
関する。
軸を中心に円筒籠状のドラムを外槽内部に回転自在に配
置した構成を備えており、このドラム内に洗濯物を収容
して水を貯留した外槽内で回転させることによって洗濯
物の叩き洗いを行い、更に洗いの後には、外槽内に加熱
空気を送り込むことによって濡れた洗濯物を乾燥させる
ことができる。
乾燥機に対する一般消費者の大きな不満の一つは、衣類
の出し入れがしにくいことである。すなわち、従来よく
知られているドラム式洗濯乾燥機では、略直方体形状の
外箱の前面に衣類を投入するための扉体が横開きに設け
られており、その扉体を開くと外槽に設けた開口を通し
て、ドラムの一端面に設けられた衣類投入口が覗くよう
に構成されている。そのため、衣類投入口が低い位置に
あり、洗濯乾燥機を専用の置台上に載置した場合であっ
ても、衣類投入のしにくさは完全には解消されない。こ
のような不満に対応するため、従来、市販されているド
ラム式洗濯乾燥機では、傾斜軸を用いてドラムの衣類投
入口をやや斜め上向きにしたものがある。また、衣類投
入口をできるだけ大きくすることも試みられている。し
かしながら、このような構成によっても、渦巻き式洗濯
機の操作性に慣れた者にとってみれば、その使い勝手は
必ずしも充分に良好であるとは言えない。
ケツなどに漂白剤などを溶解させた液を入れて洗濯物を
付け置き、その液と一緒に又は洗濯物のみ取り出して洗
濯機の洗濯槽内に移して洗濯を行うという場合がある。
しかしながら、従来のドラム式洗濯乾燥機の構成では、
洗濯物のみをバケツから洗濯槽(ドラム)に移す場合に
液が床に垂れ易く、また液自体をバケツから外槽に移し
替えることは非常に困難である。こうしたこともドラム
式洗濯乾燥機の使いにくさの1つである。
造上、外箱の高さ方向の寸法は小さくなる反面、幅方向
や奥行き方向の寸法が大きくなる傾向にある。特に、マ
ンションなどの集合住宅では規定の大きさの防水パンに
洗濯機を載置する必要があるため、こうした外箱のサイ
ズの制限はかなり厳しいものである。しかし、一方で、
近年、洗濯容量を大きくすることが要望されているた
め、外箱のサイズを抑えつつ外槽を大きくするという設
計が必要になり、必然的に外箱と外槽との間の空間が狭
くなって、該空間を有効に利用するように各種の部品を
配置しなければならない。特にドラム式洗濯乾燥機で
は、洗い運転に必要な各種部品(例えばドラムの駆動部
など)のみならず、乾燥のための各種部品(乾燥用の空
気流路など)をこの空間に配置しなければならず、これ
は非常に困難である。
乾燥運転時には外槽内に加熱空気を送り込み、濡れた洗
濯物から吐き出された水分を含む湿った空気を外槽の外
側へと取り出し、水冷(又は空冷)式の熱交換器を通し
て水蒸気を凝縮液化させることにより乾いた空気とし、
その空気を再びヒータで加熱して外槽内へと送り込む、
という循環空気流路を形成している。こうした乾燥運転
時には、外槽の内側は加熱空気によりその温度が高くな
っているが、外槽の外側の空気の温度は低いため、外槽
自体が一種の熱交換器として作用し、外槽の内側に水蒸
気が結露することがある。そして、乾燥運転が終了した
ときでも外槽の内側に水滴が残り、使用者が洗濯物を取
り出そうとする際に振動等によって滴下した水滴が洗濯
物に掛かり、乾燥した洗濯物を湿らせてしまうことがあ
った。
うな種々の課題を解決するために成されたものであり、
その第1の目的とするところは、使い勝手を向上させつ
つ、外箱と外槽との間の空間を有効に利用して外箱を大
型化することなく洗濯容量をできる限り大きくすること
ができるドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
乾燥運転時に外槽の内側に結露によって付着した水が乾
燥済みの洗濯物を湿らせてしまうことを防止することが
できるドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
決するために成された第1発明は、周面が略筒状である
胴部を有する外槽を外箱内部に設け、該外槽の内部に、
周面が略円筒形状のドラムを水平な又は傾斜した軸を中
心に回転自在に配設したドラム式洗濯乾燥機であって、
前記ドラムの周面に衣類投入用開口を形成し、前記外箱
の上面に該衣類投入用開口に通じる開口部を設けるとと
もに該開口部を開閉する上蓋を設け、前記ドラムの一端
面に主軸を装着し、該ドラムを挟んで、前記外槽の一方
の端面の側に前記主軸に直結したダイレクトドライブ式
モータを配置し、該外槽の他方の端面の側に該外槽内に
乾燥用の加熱空気を送り込むための熱風供給口及び該熱
風供給口に連通する空気流路の主要部を配設したことを
特徴としている。
外箱の上部に衣類投入のための開口部を設けているの
で、ドラム内にほぼ真上又は斜め上方から洗濯物を投入
することができる。したがって、従来のドラム式洗濯乾
燥機のように使用者が腰をかがめて洗濯物の出し入れを
行う必要がなく、立位姿勢のままで無理なく洗濯物の出
し入れが行える。また、機外で予め浸け置き洗いをして
いた洗濯物を浸け液と一緒にドラム内に流し入れること
も可能である。このように、ドラム式洗濯乾燥機であり
ながら、渦巻き式洗濯機と同様の使い勝手の良さが達成
できる。
側にモータ、他方の端面の側に乾燥用の空気流路の主要
部を設けているため、外箱と外槽との間の空間をバラン
ス良く有効に利用することができ、結果的に、外箱のサ
イズを抑制しつつ外槽(特に胴部の径)を大きくするこ
とができ、洗濯容量を大きくすることができる。更に、
空気流路、モータともに外槽に取り付けられる形態にな
るが、ドラムを挟んで両側に配置されることにより、外
槽の重量のバランスが良好になり、外槽の吊下げ支持も
容易になる。また、外槽の重量バランスが良好であるこ
とによって、脱水運転時の振動も抑制されるという効果
がある。
ドライブ方式とすることによって、ベルトドライブのよ
うなベルトが不要になるので静音化が図れ、ベルトの滑
りなどによる動力損失がないので省電力化にも有利であ
る。なお、上記構成では、軸の延伸方向の外箱のサイズ
を極力小さくするためには、モータとしてアウタロータ
型のモータを使用するとよい。
は、前記空気流路に連通した外槽からの空気出口を、該
外槽の胴部の下方側で、且つ該胴部の軸方向の略中央付
近に設けた構成とすることができる。
面側に設けられた熱風供給口から外槽内に供給された加
熱空気はドラム内部に入り、洗濯物同士の隙間や各洗濯
物の繊維の隙間を通過しつつドラムの胴部に穿孔されて
いる穴から抜けてドラムから出て、ドラムと外槽との周
方向の隙間を主として周方向に流れつつ、空気出口に達
して外槽から出てゆく。したがって、ドラム全体が加熱
空気に包み込まれるような状態となるため、ドラム全体
がむらなく高温になり易く、乾燥効率が向上する。その
ため、乾燥運転時間の短縮化を図ることができるととも
に、乾燥むらもなくなる。
明は、周面が略筒状である胴部を有する外槽を外箱内部
に設け、該外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを
水平な又は傾斜した軸を中心に回転自在に配設したドラ
ム式洗濯乾燥機であって、前記ドラムの一端面に主軸を
装着し、該ドラムを挟んで、前記外槽の一方の端面の側
に前記主軸を回転駆動する駆動部を配置し、該外槽の他
方の端面の側に該外槽内に乾燥用の加熱空気を送り込む
ための熱風供給口及び該熱風供給口に連通する空気流路
の主要部を配設するとともに、該空気流路に連通した外
槽からの空気出口を、該外槽の胴部の下方側で、且つ該
胴部の軸方向の略中央付近に設けたことを特徴としてい
る。
濯乾燥機でも、ドラムを挟んで外槽の一方の端面の側に
駆動部、他方の端面の側に乾燥用の空気流路の主要部を
設けているため、外箱と外槽との間の空間を有効に利用
することができ、結果的に、外箱のサイズを抑制しつつ
外槽(特に胴部の径)を大きくすることができ、洗濯容
量を大きくすることができる。また上述したように、乾
燥運転時に、ドラム全体が加熱空気に包み込まれるよう
な状態となるため、ドラム全体がむらなく高温になり易
く、乾燥効率が向上する。そのため、乾燥運転時間の短
縮化を図ることができるとともに、乾燥むらもなくな
る。更に、外槽の上方に空気流路が配設されないので、
こうした空気流路に邪魔されることなく、外槽の胴部上
面すなわち外箱の上部に衣類投入開口を設けることが可
能となる。この構成によれば、上述したように、ドラム
内にほぼ真上又は斜め上方から洗濯物を投入することが
できるので、使用者が立位姿勢のままで無理なく洗濯物
を出し入れすることができる。
では、上記駆動部は、第1発明に係るドラム式洗濯乾燥
機のようにダイレクトドライブ式のモータであってもよ
いが、そのほかに、ベルトドライブ式の駆動機構を用い
てもよい。
洗濯乾燥機においては、前記空気流路のうち、前記外槽
の胴部に設けた空気出口から該胴部の軸方向に延伸する
流路を該外槽と一体に形成した構成とすることができ
る。
合、空気流路の一部を外槽と同時に一体成形することが
できる。したがって、上記流路を別部材として外槽に取
り付ける場合と比較して、部品の製造コストや組立コス
トを削減することができる。
ラム式洗濯乾燥機において、前記空気流路の主要部は、
空気を加熱する加熱手段と、外槽から吐き出された空気
を冷却して除湿する熱交換手段とを含む構成とすること
ができる。熱交換手段は空冷式、水冷式のいずれでもよ
いが、小さなスペースで高い冷却効果を得るためには水
冷式のほうが好ましい。
式洗濯乾燥機においては、前記空気流路の主要部の上部
に、洗剤容器又は操作パネルの少なくとも一方を配置し
た構成とすることができる。このような構成によれば、
乾燥用の空気流路の厚みに相当する外箱内の空間を、洗
剤容器の収容スペース、或いは操作パネルのスイッチや
表示器などの電気回路の収容スペースとして有効に活用
することができる。
が流通するため、空気流路からの放熱によって操作パネ
ルの回路基板が高温になると故障の原因となる。また合
成樹脂成型品である洗剤容器などが高温になると、変形
の恐れがある。そこで、上記構成では、前記空気流路の
主要部とその上部に配置された前記洗剤容器又は操作パ
ネルとの間に断熱手段を設けることが好ましい。
はグラスウールなどの断熱材であるが、そのほかに、乾
燥運転時に外槽から吐き出された空気を冷却して除湿す
る熱交換手段として冷却水を流通する水管を有し、該水
管の一部を前記断熱手段として、前記空気流路の主要部
と前記洗剤容器又は操作パネルとの間に配設した構成と
してもよい。この構成によれば、空気流路から放散され
る熱が水管で遮断され、洗剤容器や操作パネルに伝導す
ることが回避されるため、操作パネルの電気部品の故障
や洗剤容器の変形などを確実に防止することができる。
明は、周面が略筒状である胴部を有する外槽を外箱内部
に設け、該外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを
水平な又は傾斜した軸を中心に回転自在に配設したドラ
ム式洗濯乾燥機であって、前記ドラムの周面に衣類投入
用開口を形成し、前記外箱の上面に該衣類投入用開口に
通じる開口部を設けるとともに該開口部を開閉する上蓋
を設け、乾燥運転時に前記外槽内に加熱空気を送り込む
ためのブロアモータを、前記外槽の胴部の外側で、且
つ、該ブロアモータの軸が前記ドラムの軸の延伸方向と
略垂直になるように配置したことを特徴としている。
端面の外側に配置していないので、その分の空間を確保
する必要がなく、その分だけ外槽の胴部の長さを長くす
ることができる。したがって、ドラムの軸方向に衣類投
入用開口を広く確保することができ、ドラムへの洗濯物
の出し入れが容易になる。
燥機においては、前記外槽の胴部は少なくとも上部が略
円筒形状であって、前記ブロアモータを該外槽の胴部の
頂部を外した位置で該胴部に近接して配置した構成とす
ることができる。
形成される空間にブロアモータを適切に収納することが
でき、外箱のサイズを抑えつつ外槽の径をできるだけ大
きくするのに有利である。
明は、外箱内に配設した外槽の内部に、周面が略円筒形
状のドラムを水平な又は傾斜した軸を中心に回転自在に
配設したドラム式洗濯乾燥機において、所定の乾燥運転
の終了後に、前記ドラムの回転速度を、前記外槽の内壁
面に付着している水を移動させ得る程度の回転速度まで
上昇させ、該状態を所定時間継続する運転を実行する運
転制御手段を備えたことを特徴としている。
は、乾燥運転時にはドラムは洗濯物を撹拌するべく洗い
運転時と同程度の回転速度で回転駆動されるが、乾燥運
転が終了すると、次いでドラムの回転速度はより高い回
転速度に上昇される。そのドラムの回転によって、外槽
の内壁面に付着している水滴を移動させ得る程度の高速
の空気流をドラムと外槽との間の空隙に発生させる。そ
のため、乾燥運転時に結露によって生じた水が外槽の内
壁面に付着していた場合でも、上記高速の空気流により
吹き飛ばされ又は外槽内壁面に沿った移動が促進され、
最終的に外槽内から除去される。そのため、全運転が終
了した時点では外槽の内壁面に水が付着していることが
なくなり、使用者がドラム内から洗濯物を取り出す際
に、外槽の内壁面に付着していた水の滴下によって洗濯
物が湿ってしまうことを確実に防止することができる。
なお、「外槽の内壁面に付着している水を移動させ得る
程度の回転速度」は脱水運転時と同程度の回転速度とし
てもよいが、振動や騒音の点からはそれよりも低い回転
速度とすることが好ましい。例えば、脱水運転時の最大
ドラム回転速度が1000rpmである場合、600〜
800rpm程度の回転速度であれば充分な効果を得る
ことができる。
ら取り出す際の結露水の滴下による洗濯物の湿りは、特
に、ドラムの上部に衣類投入用開口がある場合に顕著で
ある。したがって、第4発明に係るドラム式洗濯乾燥機
は、特に、衣類投入用開口を前記ドラムの周面に形成
し、前記外箱の上面に該衣類投入用開口に通じる開口部
を設けるとともに該開口部を開閉する上蓋を設けた構成
を有するドラム式洗濯乾燥機に好適である。
であるドラム式洗濯乾燥機について図面を参照して説明
する。図1は本実施例のドラム式洗濯乾燥機の外観正面
図、図2は外観上面図、図3は外観右側面図、図4
(a)は外箱内の上部空間に設けられた給水装置の構成
を示す上面一部破断図、図4(b)は洗剤容器の上面図
である。
乾燥機の外形を成す外箱1は、上面1aと前面1bとの
間の角部がやや丸みをもちつつ前下がりになった傾斜部
1cに形成されている。この傾斜部1cから後方にかけ
て大きな洗濯物投入口3が開口しており、この洗濯物投
入口3を開閉するための上蓋2は、上面1a後方の略水
平なヒンジ部4に軸着されて上方向に二つ折り自在にな
っている。これにより、使用者が上蓋2の把手部2aを
掴んで上方に引き上げながら後方側へ押すと、図3中に
符号2’で示すように、上蓋2は二つ折り状態で洗濯物
投入口3の後方に起立する。
剤容器5が、右側には前後方向に延伸して操作パネル6
が設けられている。操作パネル6には、洗濯コースや予
約時間等を設定するためなどの各種の操作キーと、これ
ら設定に応じて点灯したり、洗濯行程の進捗状況を報知
したり、或いは予約や運転の残り時間などを表示するた
めの各種の表示器が適宜に分散して配置されている。操
作パネル6はそのほぼ全体が斜め上方を指向しているた
め、使用者が本洗濯乾燥機の前方に立った姿勢で斜め下
方を見下ろしたとき、操作パネル6面はその視線に対し
て垂直に近い状態となり、表示が見易く且つ操作キーも
押し易い。
の上面1aであって上蓋2の後方には、外部の給水ホー
スを接続する給水口7と、風呂水ホースを接続する風呂
水ホース給水口8とが設けられている。風呂水ホース給
水口8の直下には風呂水ポンプ10が設置され、給水口
7の直下には給水バルブ9が設置されている。図4
(b)に示すように、洗剤容器5はその上面全体が開放
した箱状体であり、その内部は粉末洗剤収容部5a、液
体洗剤収容部5b、及び柔軟仕上剤収容部5cに区画さ
れている。
て、洗い行程の給水時の粉末洗剤収容部5a及び液体洗
剤収容部5bを介した給水、最終すすぎ行程の給水時の
柔軟仕上剤収容部5cを介した給水、後述する遠心脱水
時のバランス調整用の給水、及び、後述の乾燥運転時に
洗濯物から吐出された水蒸気を含む湿った空気を水冷す
るための水管への給水、のいずれかを選択的に行うこと
ができるようになっている。
示す要部の正面縦断面図、図6は乾燥用の空気流路を中
心に描出した正面縦断面図、図7は要部の左側面図、図
8は同じく要部の右側面図、図9は乾燥用の空気流路を
中心に描出した上面断面図、図10は外槽の胴部部材の
縦断面図、図11は外槽の胴部部材の右側面図、図12
は洗濯物投入口3周辺の要部の側面断面図である。な
お、これらの図では煩雑さを避けるため、説明に不要な
部分を適宜省略又は簡略化して記載している。
周面が略円筒形状のドラムは前後方向に水平又はやや前
上がり傾斜を有する軸の周囲に回転自在に配設されてい
るが、本ドラム式洗濯乾燥機では、ドラム23は左右方
向に水平な軸の周囲に回転自在に配設されている。
箱1の内部にあっては、周面が略円筒形状で両端面がほ
ぼ閉塞された外槽20が外箱1の左右両側上方から吊下
げ支持する二本のばね21と、前後方向に外槽20の下
部を支持するダンパ22とにより適度に揺動自在に保持
されている。外槽20の内部には、洗濯物を収容するた
めの、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞されたドラ
ム23が、左右方向に延伸する水平軸線Cを中心に回転
自在に設けられている。このドラム23には多数の通水
穴23aが穿孔されている。
24は、外槽20の左端面に固定されている第1軸受ケ
ース27に保持された第1軸受26により支承されてい
る。他方、ドラム23の右端面中央に固着された補助軸
25は、外槽20の右端面に固定されている第2軸受ケ
ース29に保持された第2軸受28により支承されてい
る。この主軸24及び補助軸25により上記水平軸線C
が形成されている。主軸24及び補助軸25と各軸受ケ
ース27、29との間はそれぞれオイルシール31によ
り水封されており、外槽20内に水が貯留した状態でも
第1、第2軸受26、28は被水することがない。
軸24の先端には、アウタロータ型の直流ブラシレスモ
ータであるモータ30のロータ30bが取り付けられ、
一方、モータ台を兼ねる第1軸受ケース27には同じモ
ータ30のステータ30aが固定されている。永久磁石
を含むロータ30bは巻線を含むステータ30aの外周
側を取り囲むように配置されており、これによりモータ
30は水平軸線Cの方向に薄型の構造を有している。こ
のようにモータ30は主軸24を介してドラム23をダ
イレクトに駆動する構成であるため、図示しない制御回
路からステータ30aに駆動電流が供給されるとそれに
よってロータ30bが回転し、主軸24を介してロータ
30bと同一の回転速度でドラム23が回転駆動され
る。
の、第2軸受ケース29周囲の外槽20外側と外箱1
(図5、図7には描かれていない)側面との間には、乾
燥運転時に外槽20内部に加熱空気を循環供給するため
の空気流路が配置されているが、この点については後で
詳細に説明する。
れ、排水口36は排水バルブ37を介し、図示しない排
水ホースを通して外部の排水溝へと接続されている。而
して、排水バルブ37が開放されると、外槽20内の水
は排水口36及び排水ホースを経て機外へと排出され
る。また、外槽20の底部にはほぼ水平に延在するヒー
タ38が配設されており、外槽20内に貯留された水を
加熱することができるようになっている。
く両端面で支承されているため、遠心脱水時に洗濯物が
片寄っていた場合でも振動は比較的生じにくい。しかし
ながら、振動の抑制を確実に行うために二つのバランス
調整手段を用いている。その一つは、ドラム23にあっ
てモータ30と同一の左端面の外周側に装着された流体
バランサ32である。この流体バランサ32は従来の渦
巻き式洗濯機に利用されているバランスリングとほぼ同
様の作用を有するもので、略中空環状体の内部に封入し
た流体の移動を適度に規制することによってドラム23
の振動を抑制することができる。
2と反対側のドラム23右端面の外周側には、内周側に
開口した複数のポケット状の貯水槽33が放射状に設け
られている。この貯水槽33は、その開口部に向けて水
を放出するノズル34や図示しないものの該ノズル34
に上記給水バルブ9より水を供給するための給水流路な
どと共に、重量可変型のバランス調整部を構成してい
る。すなわち、ドラム23が所定の回転位置にあるとき
に、ノズル34から水を放出させ該ノズル34に近接す
る貯水槽33の内部に水を入れて遠心力によってその内
部に保持させると、保持した水の重量によってそれ自身
がドラム23の偏心荷重となる。そこで、洗濯物の片寄
りによる偏心荷重に対し水平軸線Cを挟んで対向する位
置近傍の貯水槽33にこうした水による重量を適宜付加
することにより、ドラム23全体の偏心量を小さくする
ことができる。なお、こうしたバランス調整方法や具体
的な構成については、例えば特願2001−16185
5号で本出願人が提案しているものを利用することがで
きる。
れる洗濯物投入口3の直下には、外槽20の筒状の胴部
の周面上部が存在しており、ドラム23はその外槽20
に内包された状態にある。この外槽20の胴部周面に形
成された外槽開口200、及びドラム23の胴部周面に
形成されたドラム開口230は、いずれも真上よりもや
や前方側に指向している。この外槽開口200を閉鎖す
るために、水平軸線Cとほぼ平行に延伸する軸202を
中心に後方側に開く一枚の扉体から成る外槽扉201が
設けられている。一方、ドラム開口230を閉鎖するた
めに、それぞれ水平軸線Cとほぼ平行に延伸する軸23
4、235を中心に前後方向に観音開き構造を有する二
枚の扉体232、233から成るドラム扉231が設け
られている。したがって、上蓋2を開いた後にドラム2
3内に洗濯物を収容するには、外槽扉201とドラム扉
231とを開放する必要があるが、開放操作を簡単化す
るために、外槽扉201に設けられた扉開閉機構203
により、外槽扉201の開閉操作とそのロック/ロック
解除操作のみで、同時にドラム扉231も開閉できるよ
うになっている。
その回転が停止したときにドラム開口230の位置が外
槽開口200の位置と一致する必要がある。そこで、外
槽20の左端面にはドラム位置固定装置35が設けら
れ、該装置35から突出する係合凸部とモータ30のロ
ータ30bに形成されている係合凹部との噛み合いによ
り停止位置が決まるように構成されている。
6、図8〜図11を参照して詳述する。図10及び図1
1に示すように、外槽20の胴部部材20aは左側端面
がほぼ閉塞し、右側端面が開放した合成樹脂の一体成型
品であって、水平軸線C方向の略中央下部に外槽20の
内側に連通する開口20bを有し、該開口20bから水
平軸線C方向に延伸して右側端面まで至る筒状の管路2
0cが一体に形成されている。この開口20bが外槽2
0の空気出口になり、管路20cは空気流路の一部とな
る。
部部材20aの右側開放端面にはこの端面をほぼ閉塞す
る端面部材20dが取り付けられるが、上記管路20c
に対応する箇所には円形状の開口20eが設けられ、そ
の開口20eを覆うように熱交換器カバー40が取り付
けられる。熱交換器カバー40の内部は、空気流路の一
部として、外槽20の右端面に沿ってほぼ真上に延伸す
る後部縦通気路41となっている。熱交換器カバー40
の上部の水管接続口42aには、図示しないものの給水
バルブ9に接続された冷却水を流す水管が接続されてお
り、この水管から後部縦通気路41内に供給される水に
よって、この内部は実質的に熱交換器42として機能す
る。
1aにより通気路が狭まっており、これにより、水管か
ら供給された水が噴き上がって冷却効果(つまり熱交換
効果)を高めるとともに、下方から上昇してくる空気流
に乗った糸屑等のゴミが上昇してくるのを防止してい
る。
通気路41は外槽20の後方上部で、水平やや斜め上方
に延伸する後部横通気路43に接続され、後部横通気路
43はブロア45が内装されたブロア室44の後方に接
続されている。ブロア室44の前方で、且つ外槽20の
上部後方には、そのモータ軸に沿った軸線Bが水平軸線
Cと略直交し且つ水平に延伸するようにブロアモータ4
6が配置され、ブロアモータ46のモータ軸とブロア4
5とは直結されている。ブロア室44の右側方には、ほ
ぼ水平に延伸し外槽20の端面外側において前方に屈曲
し、更に下方向に屈曲した横通気路47が接続されてい
る。横通気路47の末端は第2軸受ケース29に形成さ
れた開口29aに被さるように設けられている。この横
通気路47内にはシーズ線から成るヒータ48が配設さ
れており、実質的にこの部分が空気を加熱する加熱手段
となっている。第2軸受ケース29の内側において外槽
20には複数の開口20fが設けられており、この開口
20fが外槽20内部への熱風供給口になっている。
高い耐熱性が要求されるため、横通気路47を形成する
部材は金属製である。一方、後部縦通気路41及び後部
横通気路43に流通する空気の温度は或る程度低下して
いるから、コストを重視して、後部縦通気路41及び後
部横通気路43を形成する部材は合成樹脂成型品として
いる。また、ブロア室44を形成する部材は、モータ4
6側が金属製であり、後部横通気路43側が合成樹脂成
形品という組み合わせになっている。これは、モータ4
6に面した部分は耐熱性が必要であると共に重量物であ
るモータ46を保持するために高い剛性が必要となるか
らである。
りブロア45が回転駆動されると、ブロア45は後方側
から吸い込んだ空気を側方に向けて吐き出す。そのた
め、ブロア室44から横通気路47へと向かう空気流が
形成され、横通気路47を通過する間にヒータ48で加
熱された空気は、外槽20の熱風供給口である開口20
fを通して外槽20内へと送り込まれる。ドラム23の
端面は補助軸25の周囲に複数の開口23bを有してお
り、主としてその開口23bからドラム23内へと加熱
空気が流れ込む。ドラム23内に濡れた洗濯物が収容さ
れている場合、熱加熱空気は洗濯物同士の隙間や洗濯物
の繊維の隙間を通過し、その際に洗濯物から水分を奪
う。水分を含む空気は主として通水穴23aを通ってド
ラム23の外側へ出て、ドラム23と外槽20との隙間
を通って空気出口20bへと向かう。また、このような
周方向への空気の流れはドラム23が回転することによ
っても促進される。このように高温の空気がドラム23
を周囲から包むように流れるので、ドラム23は高い温
度に維持され、高い乾燥効率が達成できる。
出された、水蒸気を多量に含む空気は、管路20c及び
後部縦通気路41を通って熱交換器42に達し急激に冷
却される。その結果、空気に含まれる水蒸気は凝縮して
水となる。したがって、熱交換器42を通過した空気は
乾いた空気となって後部横通気路43を通ってブロア室
44へと戻り、再びヒータ48で加熱されるように循環
される。熱交換器42で凝縮した水は熱交換器カバー4
0の内壁を流下して、凝縮により生じた水とともに図示
しない排水穴から排出される。なお、この排水穴は、外
槽の胴部部材20aに端面部材20dを装着したときに
その隙間に形成されるようになっている。
主として外槽20の右側端面の外側に配置されている。
すなわち、ドラム23を挟んで、外槽20の左側端面に
はモータ30が、右側端面には空気流路が設けられてい
るため、外槽20の左右の重量バランスが良好である。
そのため、ばね21による吊下げも容易であり、遠心脱
水時の振動も軽減される。また、第2軸受ケース29の
周囲に生じる空間を適切に利用して空気流路を配設して
いるため、外槽20と外箱1との間の空間を有効に活用
することができる。また、ブロア45及びブロアモータ
46を外槽20の胴部の後方に、その軸線Bが水平軸線
Cと略垂直で且つ水平になるように配置しているため、
外槽20の胴部と外箱1との隙間の空間も有効に利用す
ることができる。このように外槽20と外箱1との間の
空間を有効に利用することによって、結果的に、外箱1
のサイズを小さく抑えつつ外槽20を大きくして洗濯容
量を増加させることが可能となる。
ドラム式洗濯乾燥機では、ちょうど第1軸受ケース27
及びモータ30の上方に洗剤容器5がくるような配置に
なっている。そのため、モータ30の厚みに相当する外
箱1内のスペースを有効に活用することができる。一
方、外槽20の右方においても空気流路の一部である横
通気路47のちょうど上方に操作パネル6がくるような
配置としているため、この部分に相当する外箱1内のス
ペースも有効に活用することができる。
した横通気路47の壁面は特に熱くなる。そこで、この
壁面から放出される熱がその直上の操作パネル6に悪影
響を与えないようにするため、図4(a)に示すよう
に、給水バルブ9から熱交換器42に至るまでの水管4
2bを操作パネル6の下側に通過させる構成としてい
る。乾燥運転時にはこの水管42b中を冷たい冷却水が
流通するから、この水管42bは断熱手段として機能
し、下方の横通気路47の壁面からの熱を遮断して操作
パネル6が異常に加熱されることを防止することができ
る。
構成と特徴的な動作について説明する。図13は本ドラ
ム式洗濯乾燥機の電気系ブロック構成図である。制御部
50はCPU、ROM、RAM、タイマなどを含むマイ
クロコンピュータを中心に構成されており、ROMに格
納されている制御プログラムに基づいて、後述するよう
な洗濯に関する各行程の運転動作等の各種の制御を実行
する。制御部50には、使用者が各種設定や指示を与え
るための操作部61、使用者が設定内容や運転状況をモ
ニタするための表示部62、外槽20内に貯留された水
の水位を検知する水位センサ52、水温又は空気の温度
を検知する温度センサ53、上蓋2の開閉を検知するド
アスイッチ54などが接続されている。また、制御部5
0には負荷駆動部51が接続されており、この負荷駆動
部51を介してドラムモータ30、ブロアモータ46、
温水用ヒータ38、乾燥用ヒータ48、給水バルブ9、
排水バルブ37等の動作を制御する。
本洗濯乾燥機の動作の一例を説明する。ここで説明する
動作は標準的な自動運転動作であって、洗濯の開始から
終了までを連続的に行わせる場合である。
ラム扉231を開けてドラム23内に洗濯物を投入す
る。また、洗剤容器5に洗剤や柔軟仕上剤などを収容
し、操作パネル6上で所定の操作を行って洗濯運転を指
示する。制御部50はこの指示に応じて、洗い行程を開
始する(ステップS1)。洗い行程では、まず風呂水又
は外部の給水栓から供給された水が洗剤容器5を通って
外槽20内に注がれる。このとき排水バルブ37は閉鎖
しており、洗剤容器5内に収容されている洗剤が溶け出
した洗浄水が外槽20内に貯留する。こうして外槽20
内に貯留した水は、通水穴23aなどを通してドラム2
3内へ流入し、洗濯物は水に浸る。洗浄運転が開始され
ると、モータ30のステータ30aに駆動電流が供給さ
れ、これによりドラム23は所定方向に所定速度で回転
する。それによって洗濯物はドラム23内で叩き洗いさ
れる(ステップS1A)。
行程を実行し(ステップS1B)、その後には脱水行程
を実行する(ステップS1C)。脱水行程では、モータ
30の回転速度は例えば1000rpm程度まで上昇さ
れ、ドラム23が同速度で回転することによって遠心脱
水が達成される。このような遠心脱水に際しては、流体
バランサ32が機能するとともに、必要に応じて貯水槽
33を含むバランス調整部も機能し、ドラム23や外槽
20、更には外箱1が大きく振動することを防止する。
なお、洗浄行程や最終すすぎ以外のすすぎ行程の後に中
間脱水が行われるようにしてもよい。
行する(ステップS2)。乾燥行程では、まずブロアモ
ータ46がオンされ、それから一定時間、例えば約5秒
が経過した後に乾燥用ヒータ48がオンされる。制御部
50はこの一定時間の間にブロアモータ46が回転した
ことを検出しており、確実にブロアモータ46が作動し
て上記空気流路に空気流が生起してから加熱を開始する
ことができる。乾燥用ヒータ48がオンされると、上述
した通り、ドラム23内にはヒータ48で加熱された加
熱空気が送給される。また、ドラム23は洗浄運転時と
同程度のゆっくりした回転速度で回転され、これにより
洗濯物は適度に撹拌され、加熱空気が満遍なく洗濯物に
晒されるようにしている。濡れた洗濯物から蒸発した水
分を含む湿った空気は熱交換器42で冷却され、水蒸気
が凝縮液化して乾いた空気となった後に再びヒータ48
で加熱される。
である開口20b付近、及び、管路20cと熱交換器カ
バー40との継ぎ目付近、の2箇所にそれぞれ設けられ
ている。乾燥運転時にはその継ぎ目付近には排水穴の手
前で滞った水が溜まり易く、後者の温度センサは実際に
は殆ど水没した状態にあり、その水の温度を検出してい
る。制御部50はこの2つの温度センサによる検出温度
の差に基づいて洗濯物の乾燥度合を判断し、温度差が所
定値を越えると乾燥運転を終了する。
を実行する(ステップS3)。すなわち、上記乾燥運転
時には外槽20とドラム23との空隙には水蒸気を多量
に含む高温の空気が流通する。外槽20の内壁面はこの
空気によって加熱された状態となっているが、外槽20
の外側の温度は室温又はそれに近い低い温度であるた
め、外槽20は外側から冷却された状態となり、外槽2
0自体が熱交換器となって外槽20の内壁面には結露し
た水が付着する。外槽扉201の下面にこうした水滴が
付着していると、運転終了後に使用者が扉を開けたとき
に振動などによって水滴がドラム23内に滴下し、せっ
かく乾燥した洗濯物を湿らせてしまう恐れがある。結露
水飛散運転はこれを防止するために行うもので、ドラム
23を600〜800rpm程度の高速回転速度で回転
させる。
と、ドラム23と外槽20との空隙には非常に高速の空
気流が生起される。そのため、外槽20の内壁面に付着
している水滴はこの空気流に巻き込まれて微細水滴とな
って運び去られるか、或いは空気流によって水滴が外槽
3内壁面を伝って移動しつつ、集まって大きな水滴を形
成して流出する。こうした結露水飛散運転を所定時間
(例えば1〜3分程度)継続し、その後、クールダウン
運転を行う(ステップS4)。クールダウン運転は洗濯
物の温度を低下させるためであり、ブロアモータ46を
駆動し、ヒータ48による加熱を行わずに熱交換器42
で冷却水によって冷却した空気をドラム23内に循環さ
せる。
らば、ブロアモータ46、ドラムモータ30をオフし、
全ての運転を終了する。運転終了時には、表示やブザー
の鳴動などによって運転終了を使用者に報知する。使用
者は、上蓋2を開け、外槽20とドラム23の扉を開け
てドラム23内に収容されている洗濯物を取り出す。
では、乾燥運転終了時に外槽扉201やそれ以外の外槽
20の内壁面に結露による水滴が付着していた場合であ
っても、使用者が洗濯物をドラム23から取り出す際に
は上記水滴が完全に消散しているため、乾燥した洗濯物
を水滴の滴下によって湿らせてしまうことがない。
ず、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えること
は明らかである。
の外観正面図。
図。
図。
路の構成を示す上面図及び洗剤容器の上面図。
示す要部の正面縦断面図。
用の空気流路を中心に描出した正面縦断面図。
面図。
面図。
用の空気流路を中心に描出した上面断面図。
槽の胴部部材の縦断面図。
図。
濯物投入口周辺の要部の側面断面図。
気系ブロック構成図。
例を示すフローチャート。
Claims (11)
- 【請求項1】 周面が略筒状である胴部を有する外槽を
外箱内部に設け、該外槽の内部に、周面が略円筒形状の
ドラムを水平な又は傾斜した軸を中心に回転自在に配設
したドラム式洗濯乾燥機であって、 前記ドラムの周面に衣類投入用開口を形成し、前記外箱
の上面に該衣類投入用開口に通じる開口部を設けるとと
もに該開口部を開閉する上蓋を設け、 前記ドラムの一端面に主軸を装着し、該ドラムを挟ん
で、前記外槽の一方の端面の側に前記主軸に直結したダ
イレクトドライブ式モータを配置し、該外槽の他方の端
面の側に該外槽内に乾燥用の加熱空気を送り込むための
熱風供給口及び該熱風供給口に連通する空気流路の主要
部を配設したことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項2】 前記空気流路に連通した外槽からの空気
出口を、該外槽の胴部の下方側で、且つ該胴部の軸方向
の略中央付近に設けたことを特徴とする請求項1に記載
のドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項3】 周面が略筒状である胴部を有する外槽を
外箱内部に設け、該外槽の内部に、周面が略円筒形状の
ドラムを水平な又は傾斜した軸を中心に回転自在に配設
したドラム式洗濯乾燥機であって、 前記ドラムの一端面に主軸を装着し、該ドラムを挟ん
で、前記外槽の一方の端面の側に前記主軸を回転駆動す
る駆動部を配置し、該外槽の他方の端面の側に該外槽内
に乾燥用の加熱空気を送り込むための熱風供給口及び該
熱風供給口に連通する空気流路の主要部を配設するとと
もに、該空気流路に連通した外槽からの空気出口を、該
外槽の胴部の下方側で、且つ該胴部の軸方向の略中央付
近に設けたことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項4】 前記空気流路のうち前記外槽の胴部に設
けた空気出口から該胴部の軸方向に延伸する流路を、該
外槽と一体に形成したことを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載のドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項5】 前記空気流路の主要部の上部に、洗剤容
器又は操作パネルの少なくとも一方を配置したことを特
徴とする請求項1又は3に記載のドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項6】 前記空気流路の主要部とその上部に配置
された前記洗剤容器又は操作パネルとの間に断熱手段を
設けたことを特徴とする請求項5に記載のドラム式洗濯
乾燥機。 - 【請求項7】 乾燥運転時に外槽から吐き出された空気
を冷却して除湿する熱交換手段として冷却水を流通する
水管を有し、該水管の一部を前記断熱手段として、前記
空気流路の主要部と前記洗剤容器又は操作パネルとの間
に配設したことを特徴とする請求項6に記載のドラム式
洗濯乾燥機。 - 【請求項8】 周面が略筒状である胴部を有する外槽を
外箱内部に設け、該外槽の内部に、周面が略円筒形状の
ドラムを水平な又は傾斜した軸を中心に回転自在に配設
したドラム式洗濯乾燥機であって、 前記ドラムの周面に衣類投入用開口を形成し、前記外箱
の上面に該衣類投入用開口に通じる開口部を設けるとと
もに該開口部を開閉する上蓋を設け、 乾燥運転時に前記外槽内に加熱空気を送り込むためのブ
ロアモータを、該外槽の胴部の外側で、且つ、該ブロア
モータの軸が前記ドラムの軸の延伸方向と略垂直になる
ように配置したことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項9】 前記外槽の胴部は少なくとも上部が略円
筒形状であって、前記ブロアモータを該外槽の胴部の頂
部を外した位置で該胴部に近接して配置したことを特徴
とする請求項8に記載のドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項10】 外箱内に配設した外槽の内部に、周面
が略円筒形状のドラムを水平な又は傾斜した軸を中心に
回転自在に配設したドラム式洗濯乾燥機において、 所定の乾燥運転の終了後に、前記ドラムの回転速度を、
前記外槽の内面に付着している水を移動させ得る程度の
回転速度まで上昇させ、該状態を所定時間継続する運転
を実行する運転制御手段を備えたことを特徴とするドラ
ム式洗濯乾燥機。 - 【請求項11】 衣類投入用開口を前記ドラムの周面に
形成し、前記外箱の上面に該衣類投入用開口に通じる開
口部を設けるとともに該開口部を開閉する上蓋を設けた
ことを特徴とする請求項10に記載のドラム式洗濯乾燥
機。
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