[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003144463A - 噛み具 - Google Patents

噛み具

Info

Publication number
JP2003144463A
JP2003144463A JP2001344187A JP2001344187A JP2003144463A JP 2003144463 A JP2003144463 A JP 2003144463A JP 2001344187 A JP2001344187 A JP 2001344187A JP 2001344187 A JP2001344187 A JP 2001344187A JP 2003144463 A JP2003144463 A JP 2003144463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bite
flavor
covering member
biting
wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001344187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3581927B2 (ja
Inventor
Sumio Matsumoto
澄男 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001344187A priority Critical patent/JP3581927B2/ja
Publication of JP2003144463A publication Critical patent/JP2003144463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581927B2 publication Critical patent/JP3581927B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 口腔内に含んで強く噛みしめても破片が生ず
ることがなく、したがって口腔内を傷めることがない噛
み具を提供する。 【解決手段】 本発明の噛み具10は、ほぼ直方体を成
すものであって、味覚を生じさせる成分を含有する香味
部材20と、香味部材20を被覆する被覆部材24と、
被覆部材24中、および被覆部材24の表面に配される
補強部材層32とから構成される。より詳細には、ミン
トを含浸した木片36からなる香味部材20と、シリコ
ーン樹脂組成物を含むシリコーン樹脂層からなる被覆部
材24と、絹織物からなる補強部材層32とから構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は口腔内に含んで歯で
噛んで使用する噛み具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の食生活は、よく噛まなくても飲み
込むことができるような食べ物が中心である。このた
め、固い物を繰り返し噛んで咀嚼するという習慣がなく
なりつつあり、顎を動かす機会も減少している。その結
果、顎の骨格が未発達で歯並びの悪い人や、顎の筋力が
弱いために常に口を開けっ放しにしている人が増えてき
ている。また、固い物を噛むことによって歯根や歯茎を
刺激する機会もないため、たとえば、ボールが口に当た
るなどのわずかな衝撃で歯がぐらついてしまったり、抜
けてしまう事態が増えている。
【0003】そこで、上記事態を解消する手段として、
ガムを噛むことが奨励されている。ガムを噛むことによ
り、顎の骨格や顎の筋力が発達し、歯茎が丈夫になるだ
けでなく、脳への血液循環が促進されて脳の活動が活発
になり、その結果、思考力や集中力を増すことができ
る。さらに、唾液の分泌を促して、虫歯の原因となる酸
をすみやかに中和することができる。
【0004】しかしながら、ガムは比較的弱い力で噛み
切ることができるものであるため、強く噛みしめること
はできず、歯根や歯茎を十分に刺激することはできなか
った。また、ガムは粘着性が高く、ガムを噛むに際して
口を広げたときに歯を引っ張る方向に力が作用するた
め、歯根部や歯茎が弱っている人、あるいは義歯をして
いる人などはガムを噛むことができなかった。また、ガ
ムを噛むことにより発生する音が周囲の人に不快感を与
えることもあった。さらには、噛み終わった後のガムの
処理も面倒であった。
【0005】そこで、本発明者は、以前、天然木よりな
る噛み部材を考案した(実用新案登録第2530671
号)。本考案の噛み部材は、強く噛みしめることができ
て、かつ歯を引き抜く方向には力が作用しないものであ
った。このため、本噛み部材は歯茎を十分に刺激するこ
とができるだけでなく、歯根部や歯茎が弱っている人な
ども噛むことができた。
【0006】したがって、上記考案の噛み部材は、前記
ガムが抱える問題を解決するには優れたものであった。
しかしながら、本考案の噛み部材は天然木よりなる木片
を直接歯で噛みしめるため、この木片が割れるなどして
破片が生ずることを避けることができず、この破片によ
り口腔内を傷つける可能性があった。また、口腔内に含
んで使用するため、噛み部材に用いる天然木の材質は厳
選しなければならず、また、木片を滅菌する作業などを
要する場合もあり、本考案の噛み部材の作製は手間のか
かるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
考案を改良するものであって、口腔内に含んで強く噛み
しめても破片が生ずることがなく、したがって口腔内を
傷めることがない噛み具を提供することにある。
【0008】
【発明を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、歯で噛んで使用する噛み具であって、味覚を生じ
させる成分を含有する香味部材と、該香味部材を被覆す
る被覆部材とを備え、該被覆部材は歯で噛んでも破れ
ず、前記成分を透過させることを特徴とする噛み具であ
ることにある。
【0009】前記被覆部材はシリコーン樹脂を含んでな
りうる。
【0010】前記被覆部材は、前記被覆部材の表面に、
前記被覆部材を補強する補強部材層を備えうる。
【0011】前記被覆部材は、前記被覆部材に埋設され
て前記被覆部材を補強する補強部材層を備えうる。
【0012】前記補強部材層は絹織物からなりうる。
【0013】前記香味部材はミント成分を含浸する木片
からなりうる。
【0014】
【発明の実施の態様】本発明にかかる噛み具の実施の態
様を図面に基づいて詳しく説明する。図1に示すよう
に、本発明の噛み具10は、ほぼ直方体を成すものであ
って、味覚を生じさせる成分を含有する香味部材20
と、香味部材20を被覆する被覆部材24と、被覆部材
24中、および被覆部材24の表面に配される補強部材
層32とから構成される。より詳細には、本発明の一実
施例にかかる噛み具10は、ミント成分を含浸した木片
36からなる香味部材20と、シリコーン樹脂組成物を
含むシリコーン樹脂層からなる被覆部材24と、絹織物
からなる補強部材層32とから構成される。ここで、補
強部材層32は、被覆部材24中にあっては木片36を
挟み込み、被覆部材24の表面にあっては被覆部材24
を被覆する。
【0015】本発明の噛み具10を構成する木片36
は、噛み具10にミントの香味を付加するものである。
したがって、木片36はミント成分をより多く含浸しう
る材質からなることが好ましい。さらに、木片36は、
噛み具10そのものを万が一飲み込むことによって木片
36を体内に取り入れた場合であっても、人体に影響を
与えないものからなることが望ましく、木片36はスギ
やヒノキなどの天然木からなることが好ましい。なお、
本発明の噛み具10は木片36自体を直に噛むものでは
ないため、天然木は硬いものであっても柔らかいもので
あっても構わないが、ミント成分をより多く含浸させる
ためには柔らかい材質であることが望ましい。
【0016】木片36へのミント成分の含浸は、任意の
大きさに加工した木片36を乾燥させた後、ミント成分
が溶解する溶液中に浸漬することにより行う。ここで、
木片36へのミント成分の浸漬は、木片36を予め圧縮
して木片36の繊維間に含まれる空気を除去した後に行
うことが好ましい。これにより、より多くのミント成分
を木片36に含浸することができる。
【0017】本発明の噛み具10が備える被覆部材24
は、木片36を被覆して木片36から生じた破片によっ
て口腔内を傷めることを防止するものである。また、木
片36に含浸されたミント成分を透過させて、噛み具1
0を噛んだ人にミントの香味を感じさせうるものであ
り、さらに、噛みしめることができる程度の硬さと、噛
みしめても歯を痛めない程度の弾力性を噛み具10に付
加するものであることを必要とする。また、噛み具10
そのものを飲み込んでしまった場合においても、人体に
何ら影響を与えないものであることを必要とする。した
がって、被覆部材24はシリコーン樹脂組成物から成る
ことが好ましい。具体的には、信越シリコーン一液型R
TVゴム脱アルコールタイプ(KE4897T1030
79、あるいはKE4897T011076(信越化学
工業製))を用いて構成されることが好ましい。これら
液型シリコーン樹脂は、液型シリコーン樹脂に含まれる
アルコール分を揮発させることにより硬化しうる。な
お、被覆部材24は、木片36を被覆する一方、木片3
6に含浸されたミント成分を透過させるものであって、
噛みしめることができる程度の硬さを噛み具10に付加
し、また、人体に何ら影響を与えないものであれば、い
ずれのシリコーン樹脂組成物から構成されてもよい。ま
た、この樹脂組成物に種々の添加物を添加して構成され
てもよい。
【0018】本発明の噛み具10が備える補強部材層3
2は、被覆部材24の構造を補強するためのものであ
る。特に、被覆部材24中にあっては、シリコーン樹脂
層40の強度を上げるものであり、さらに、後述の噛み
具10の作製において、木片36の周囲にシリコーン樹
脂層40がほぼ均一に形成されるようにするためのもの
である。また、被覆部材24の表面にあっては、噛み具
10を繰り返し噛むことによって起こるシリコーン樹脂
層40の破損を防ぐものである。このため、シリコーン
樹脂層40中においては、絹織物44は木片36を挟み
込むような態様に限られるものではなく、図2に示す噛
み具10aのように、絹織物44が木片36を包囲する
態様であってもよい。
【0019】また、被覆部材24の表面にあっては、絹
織物44がシリコーン樹脂層40の破損を防止する態様
であれば、絹織物44はシリコーン樹脂層40の表面の
全てを覆っている必要はなく、その大部分を被覆する態
様であってもよい。
【0020】なお、絹織物44は、木片36から放散さ
れたミント成分を一部吸収・保持し、その後徐々に絹織
物44から成分を放散させることにより、噛み具10か
らミント成分が早期に薄れることを防ぐ役割も果たす。
【0021】本発明の噛み具10はヒトの口腔内に入れ
ることのできる大きさであることが必要である一方、そ
の大きさが小さすぎるときには歯で噛むことができない
ばかりか、飲み込みやすくなる。また、この噛み具10
は歯で繰り返して噛むものであるため、噛み具10の厚
みが十分にない場合には割れやすくなる。このため、図
3に示すように、例えばその長さLは10mm〜40m
m、幅Wは4〜15mm以下、高さHは1.5mm〜1
0mmであることが好ましく、より好ましくはその長さ
Lが10mm〜15mm、幅Wが7mm〜13mm、高
さHが3mm〜5mmの範囲である。
【0022】本発明の噛み具10は、以下に述べる方法
で作製することができる。すなわち、先ず溝状の凹陥部
を設けた型わくの表面に絹の布を敷き渡し、この布の上
から、凹陥部の底部を覆う程度に前記液型シリコーン樹
脂を流し込む。次にこのシリコーン樹脂よりなる層の外
表面に絹の布を敷き、さらにこの布の上から、布が埋没
する程度に液型シリコーン樹脂を流し込む。次にこの樹
脂層の外表面上に、口腔内に含み得る大きさに成形さ
れ、かつミント成分を含浸した木片を、溝状の凹陥部の
長手方向に沿って一定の間隔を設けて並べる。次にこの
木片が埋没する程度に液型シリコーン樹脂を流し込み、
再度この樹脂層の上に絹の布を敷く。このように、木片
を布で挟み込んだ態様とすることにより、木片が液型樹
脂中で沈み込んだり、浮き上がったりすることを防ぐこ
とができる。次に液型シリコーン樹脂を凹陥部の溝の高
さまで流し込み、その後型わくの表面に敷き渡された絹
の布のうち、凹陥部を除いた部分の布を樹脂側に折り返
す。次に液型シリコーン樹脂をキュアするとともに樹脂
層と布とを一体不可分なものとし、木片がシリコーン樹
脂と絹の布で被覆された長尺部材を得る。この長尺部材
は、木片と木片との間に設けられた隙間において切断
し、前述の大きさを有する噛み具10とする。
【0023】なお、本発明の噛み具の作製における木片
の配設は、絹の布の上に樹脂層を形成した後、その樹脂
層の上に載置することを要せず、図4に示す噛み具10
bのように、木片36が絹織物44aの上に直接載置さ
れた態様であってもよい。また、前述のような溝状の凹
陥部を表面に有する型わくを用いる代わりに、口腔内に
含み得る程度の大きさからなる凹陥部を表面に複数有す
る型わくを用いて行ってもよい。なお、噛み具10の作
製は、上記方法に限られるものではなく、木片36がシ
リコーン樹脂層40からなる被覆部材24や、絹織物4
4からなる補強部材層32により被覆されていればいず
れの方法によるものであってもよい。
【0024】以上、本発明の噛み具10の一実施例を詳
述したが、本発明は上述の実施例に限定されるものでは
なく、その他の態様でも実施しうるものである。
【0025】香味部材20が含有する味覚を生じさせる
成分は、上記ミントに限られるものではなく、ブルーベ
リーやストロベリーなどの香味成分であってもよい。ま
た、上記味覚を生じさせる成分の代わりに、現在の食生
活上不足しがちな栄養素成分を香味部材20に含浸、あ
るいは付着させて、この噛み具10を噛むことによって
これらの成分を補給できるようにしてもよい。使用する
栄養素成分としてはビタミンA、B複合体(B1、B
2、B6、B12、ニコチン酸、パントテン酸などの混
合物)、Cなどのビタミン類やカルシウムなどを用いる
ことが好ましい。なお、ビタミンの種類やその他含浸さ
せる成分は特に限定する必要はなく、風邪薬などにおい
て用いられる成分を木片に含浸させてもよいが、不快な
味や臭いがなく、過剰摂取による弊害が生じないもので
あることが望ましい。
【0026】ここで、これらの栄養素成分は、全て一つ
の噛み具10に含浸させてもよいが、1種または2種以
上の成分を含浸させた噛み具10を作製し、用途別に使
用できるようにしてもよい。栄養素成分の種類によって
は苦味や強い臭いのために口腔内に含むことが困難とな
るものもあるが、この場合は、例えば甘味料やミントな
どを併用して別の味覚を生じさせるなどの手段により、
矯味、矯臭を施せばよい。その他、各種ビタミンやカル
シウムなどの組み合わせや用途は自由である。
【0027】香味部材20を構成する素材としては、味
覚を生じさせる成分を含有し得るものであれば木片36
からなるものに限定されるものではなく、紙や樹脂に味
覚を生じさせる成分を含浸あるいは混錬させて作製され
るものであってもよい。さらに、図5に示す噛み具10
cのように、香味部材20は、味覚を生じさせる成分を
内包するカプセル48からなってもよい。ここで、カプ
セル48は、噛み具10を噛んで被覆部材24に負荷が
かけられたときに破裂し、被覆部材24中に前記成分を
放出する。香味部材20としてカプセル48を用いるこ
とは、味覚を生じさせる成分が被覆部材24を透過しに
くい大きさの分子からなる場合に特に有効である。な
お、これら木片36やカプセル48は組み合わせて用い
ても構わない。また、木片36やカプセル48を用いる
ことなく、例えばミントの葉やシナモンの木、あるいは
バニラビーンズなどの香味材料自体を香味部材20とし
て用いて、シリコーン樹脂などの被覆部材24で被覆し
ても構わない。これにより、天然の味覚を味わうことが
できるだけでなく、外観も楽しむことができる。
【0028】被覆部材24を構成する部材は、シリコー
ン樹脂組成物からなるものに限られるものではなく、被
覆部材24が備えるべき特性を発揮するものであれば天
然樹脂からなるものであってもよい。また、被覆部材2
4は、香味部材20から生じた破片によって口腔内を傷
めることを防止するものであれば、香味部材20全体を
余地なく被覆する態様に限られるものではなく、被覆部
材24が香味部材20の大部分を被覆する態様であって
も構わない。例えば、被覆部材24は、樹脂組成物から
なる樹脂層であって、かつ樹脂層の表面に香味部材20
の表面まで到達する微細な孔を無数に有するものから構
成されてもよい。また、棒状部材を編んで構成されるも
のや、紙や織布、あるいは不織布を積層してなるもので
あっても、あるいはこれらを組み合わせてなるものであ
ってもよい。被覆部材24をかかる態様とすることは、
味覚を生じさせる成分が非常に大きい分子から構成さ
れ、この成分が被覆部材24を透過しにくい場合には特
に有効である。
【0029】本発明の噛み具10が備える補強部材層3
2は、絹織物44で構成される態様に限られるものでは
なく、被覆部材24の構造を補強しうるものであればい
ずれの部材からなってもよい。したがって、補強部材層
32は、羊毛や綿などの天然繊維よりなる織布や、不織
布からなっても構わない。望ましくは、噛み具10を飲
み込むなどして補強部材層32を体内に取り入れた場合
であっても人体に害を及ぼさない部材である。
【0030】本発明の噛み具10は、被覆部材24の表
面における補強部材層32に、香味部材20が含有する
味覚を生じさせる成分を含浸あるいは添加してもよい。
これにより噛み具10を噛まなくても噛み具10が有す
る香味を予想することができ、また、本噛み具10を噛
みたいという欲求を刺激することもできる。
【0031】本発明の噛み具10は、楕円形を成す平板
であってもよく、その他、円板状のものであってもよ
い。少なくとも人の口腔内に噛み具10が入る大きさに
形成されていることが必要である。さらに、噛み具10
は湾曲した平板であってもよく、好ましくは噛み具10
の湾曲形状が口腔内の湾曲形状に沿うように形成される
ことである。
【0032】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変
形を加えた態様で実施しうるものである。
【0033】
【発明の効果】本発明の噛み具は、強く噛みしめること
ができるものであり、かつ噛んでも歯が引っ張られるこ
とがない。このため、本噛み具を繰り返し噛むことによ
って顎の筋力の発達を促すとともに、歯茎も丈夫にする
ことができる。また、歯の悪い人でも噛むことができ
る。また、顎を繰り返して動かすため、脳や神経を刺激
して、脳神経の動きを活発にすることができる。
【0034】また、本発明の噛み具は、香味部材が被覆
部材で被覆された態様であるため、噛み具を繰り返し噛
んでも、香味部材によって歯茎などを傷める心配がな
い。さらに、香味部材に含浸された味覚を生じさせる成
分は被覆部材を徐々に浸透するため、噛み具を噛んだ人
は長時間にわたって香味を感じることができる。また、
本噛み具は香味部材を直接口腔内に含むものではないた
め、香味部材を過剰に滅菌するなどの処理は必要なく、
コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる噛み具の断面模式図である。
【図2】本発明にかかる噛み具の他の実施例を表す断面
模式図である。
【図3】本発明にかかる噛み具の斜視図である。
【図4】本発明にかかる噛み具の更に他の実施例を表す
断面模式図である。
【図5】本発明にかかる噛み具のまた更に他の実施例を
表す断面模式図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c:噛み具 20:香味部材 24:被覆部材 32:補強部材層 36:木片 40:シリコーン樹脂層 44、44a:絹織物 48:カプセル
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月13日(2001.11.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】香味部材20が含有する味覚を生じさせる
成分は、上記ミントに限られるものではなく、ブルーベ
リーやストロベリーなどの香味成分であってもよい。ま
た、上記味覚を生じさせる成分の代わりに、現在の食生
活上不足しがちな栄養素成分を香味部材20に含浸、あ
るいは付着させて、この噛み具10を噛むことによって
これらの成分を補給できるようにしてもよい。使用する
栄養素成分としてはビタミンA、B複合体(
、B、B12 、ニコチン酸、パントテン酸などの
混合物)、Cなどのビタミン類やカルシウムなどを用い
ることが好ましい。なお、ビタミンの種類やその他含浸
させる成分は特に限定する必要はなく、風邪薬などにお
いて用いられる成分を木片に含浸させてもよいが、不快
な味や臭いがなく、過剰摂取による弊害が生じないもの
であることが望ましい。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯で噛んで使用する噛み具であって、味
    覚を生じさせる成分を含有する香味部材と、該香味部材
    を被覆する被覆部材とを備え、該被覆部材は歯で噛んで
    も破れず、前記成分を透過させることを特徴とする噛み
    具。
  2. 【請求項2】 前記被覆部材がシリコーン樹脂を含んで
    成ることを特徴とする請求項1に記載の噛み具。
  3. 【請求項3】 前記被覆部材の表面に、前記被覆部材を
    補強する補強部材層を備えることを特徴とする請求項1
    または2に記載の噛み具。
  4. 【請求項4】 前記被覆部材が、前記被覆部材に埋設さ
    れて前記被覆部材を補強する補強部材層を備えることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の噛み具。
  5. 【請求項5】 前記補強部材層が絹織物からなることを
    特徴とする請求項3または4に記載の噛み具。
  6. 【請求項6】 前記香味部材がミント成分を含浸する木
    片からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載の噛み具。
JP2001344187A 2001-11-09 2001-11-09 噛み具 Expired - Fee Related JP3581927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001344187A JP3581927B2 (ja) 2001-11-09 2001-11-09 噛み具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001344187A JP3581927B2 (ja) 2001-11-09 2001-11-09 噛み具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003144463A true JP2003144463A (ja) 2003-05-20
JP3581927B2 JP3581927B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=19157752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001344187A Expired - Fee Related JP3581927B2 (ja) 2001-11-09 2001-11-09 噛み具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581927B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054398A1 (ja) * 2004-11-16 2006-05-26 Nihon University 咀嚼訓練具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054398A1 (ja) * 2004-11-16 2006-05-26 Nihon University 咀嚼訓練具
JPWO2006054398A1 (ja) * 2004-11-16 2008-08-07 学校法人日本大学 咀嚼訓練具
JP4604208B2 (ja) * 2004-11-16 2011-01-05 学校法人日本大学 咀嚼訓練具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3581927B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5176151A (en) Oral prophylactics
FI122056B (fi) Hammaslangan käyttölaite
KR102119019B1 (ko) 손목 착용용 치아발육기
RU2008102969A (ru) Лента-носитель для применения на поверхностях рта и относящиеся к ней способы
JP2013530767A (ja) 赤外線放射治療補助具および医療品
US4813872A (en) Flavored saliva absorber and method of manufacture
JP3581927B2 (ja) 噛み具
DE10033849C2 (de) Vorrichtung, mit der durch die Zunge eine Betätigung durchführbar ist und Verfahren zur Herstellung einer solchen Vorrichtung
US20050003050A1 (en) Animal chew product with multiple dental hygiene benefits
JPH065496U (ja) 包装噛煙草
US5148770A (en) Chew toy for dogs
US11446213B2 (en) Teething growth device having wrist band
US11632979B2 (en) Smokeless tobacco alternative kit and method of use
EP1611818A1 (de) Zahnpflegevorrichtung für Kleinkinder
US20070079847A1 (en) Oral hygiene apparatus
KR102125147B1 (ko) 구강 재활 치료 도구
US20080017205A1 (en) Method and Device for Releasing Flavor and Odor Substances
JP4716360B2 (ja) 虫歯用絆創膏
JP2530671Y2 (ja) 噛み部材
KR102584569B1 (ko) 치아, 잇몸 강화용 껌 및 이의 제조방법
US20120121645A1 (en) Supralingual vaccines and applicators
US20230096739A1 (en) Dental treatment device configured to treat a plurality of teeth of a human patient while minimizing discomfort for the human patient
KR102611351B1 (ko) 연하장애 환자를 위한 마우스피스형 보조장치
JP7390059B2 (ja) 口腔衛生装置
JPH0341693Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees