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JP2003142261A - 有機el表示素子の製造方法および有機el表示素子 - Google Patents

有機el表示素子の製造方法および有機el表示素子

Info

Publication number
JP2003142261A
JP2003142261A JP2001338060A JP2001338060A JP2003142261A JP 2003142261 A JP2003142261 A JP 2003142261A JP 2001338060 A JP2001338060 A JP 2001338060A JP 2001338060 A JP2001338060 A JP 2001338060A JP 2003142261 A JP2003142261 A JP 2003142261A
Authority
JP
Japan
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organic layer
organic
layer
patterned
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001338060A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ebisawa
晃 海老沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2001338060A priority Critical patent/JP2003142261A/ja
Publication of JP2003142261A publication Critical patent/JP2003142261A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/805Electrodes
    • H10K59/8051Anodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/805Electrodes
    • H10K59/8052Cathodes
    • H10K59/80522Cathodes combined with auxiliary electrodes

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平坦で均一であり、かつパターニングエラー
が補正された有機層の形成が可能であり、リーク、輝度
ムラ等の発生が防止された有機EL素子の製造方法を提
供する。 【解決手段】 陽極と陰極とを有し、これらの電極の間
に挟まれた少なくとも1層の有機層を有し、かつこの有
機層がパターニングされている有機EL表示素子の製造
方法であって、パターニングされている有機層を形成し
た後、前記有機層が可溶な溶媒を、前記有機層にスプレ
ーコーティングにより塗布し、前記有機層を再溶解させ
て、前記有機層の平坦化およびパターニングエラーの補
正を行う有機EL表示素子の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機EL表示素子
の製造方法および有機EL表示素子に関し、更に詳細に
は、パターニングされている有機層を形成する際に生ず
る有機層の不均一さ、およびパターニングエラーの補正
が可能な有機EL表示素子の製造方法と、これらの補正
により得られた平坦でかつパターニングエラーが抑えら
れた有機層を有する有機EL表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】真空蒸着法を用いた積層型有機EL素子
(Appl.Phys.Lett.51,P913(1987))は、近年、実用化レ
ベルの素子が次々に作成され、現在実用化されつつあ
る。一方で、塗布法による有機EL素子(Nature 347,5
39(1990))の開発も盛んとなり、蒸着法による素子と遜
色のない特性を有するようになった。
【0003】ところで、有機EL素子を用いてカラー化
デバイスを用いる場合には、異なる発光色を持つ素子を
同一基板内に配置しなければならない。有機EL素子
は、有機材料を用いたデバイスであり殆どの有機溶剤に
よって侵食を受けてしまう。また、水分に対して非常に
敏感であり、水分により容易に破壊が進行してしまう。
このため、通常のフォトリソグラフィーのようなプロセ
スを通すことができず、有機層のパターニングが困難で
あった。
【0004】しかしながら、真空蒸着法による積層型有
機ELディスプレイでは、メタルマスクを介した蒸着に
より繊細なパターン状に各素子を配置することが可能と
なり、マスク蒸着により精度よく、蒸着部分、非蒸着部
分の塗り分けを行うことができ、すでに、フルカラーデ
ィスプレイとして発表されている。
【0005】一方で、塗布法を用いた有機EL素子のカ
ラー化に関しては、決定的な方法がないのが現状であ
り、デバイスにする際に真空蒸着系に対して不利であっ
た。この問題を解決するために、種々の方法が提案され
ており、その1つとして、インクジェット法を用いるこ
とがあり、インクジェット法によるフルカラーディスプ
レイが提案されているが(特開平10−12377号公
報)、実用化のための課題が多い。このようなものとし
ては、まず、塗布量のむらによるドットサイズのバラツ
キの問題がある。また、塗布された溶液が表面張力の影
響により凹状の形状になるというドット形状の不均一さ
の問題がある。これにより発光時には中央が明るく、外
周に近づくほど暗くなるという輝度ムラ(発光ムラ)が
発生する。また、飛行曲がりによるインクの着弾精度の
問題があり、目的である電極からずれた位置に有機層が
成膜されることで、電極同士が直接接触してしまい、リ
ークによりドット欠陥が生じやすい欠点がある。
【0006】このような着弾精度の問題から生じるリー
ク電流を防ぐ試みとしては、発光に寄与しない不要な電
流を抑制する薄膜層をスピンコート等により、有機層と
陽極、あるいは陰極との間に設ける方法が提案されてい
るが(特開2000−100572号公報)、この薄膜
層は絶縁性を有し、電流をながしずらい性質をもつた
め、駆動電圧の著しい上昇などの不具合が生じてしま
う。同様に、インクの着弾位置周辺に疎水化された樹脂
から成るバンクを設け、インクの着弾点を制御する方法
も提案されている(特開2000−353594号公
報)。この手法を用いることにより、ある程度の着弾位
置の制御は可能になったが、リーク、発光ムラを完全に
抑えるには至らず、更なる改善が必要である。
【0007】一方で、グラビア印刷等の印刷法による有
機層のパターニングも提案されているが、有機EL材料
の塗布溶液自体の粘性が低い問題、チキソ性の問題から
印刷時に所望の形状を保てないという大きな問題があ
る。また、有機EL素子の特性が極端に低下してしまう
ことから添加剤等を加えにくい等の問題もあり、このよ
うな印刷法により高繊細にパターニングされた有機EL
素子の報告はほとんどないのが現状である。また、理論
的には、印刷時に基板を加熱しておき、塗布液をすばや
く蒸発させることにより所望の形状を保った有機層を得
ることは可能であるが、ムラが激しく均一な有機層を得
ることは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パタ
ーニングされた有機層を、好ましくは塗布法、とりわけ
インクジェット法により形成する際、有機層を平坦にし
て均一な層とし、かつパターニングエラーを補正し、こ
れにより、リーク、輝度ムラ(発光ムラ)等の発生を防
止することができ、実用に耐えうるパターニングが可能
となる有機EL表示素子を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の本発
明によって達成される。 (1) 陽極と陰極とを有し、これらの電極の間に挟ま
れた少なくとも1層の有機層を有し、かつこの有機層が
パターニングされている有機EL表示素子の製造方法で
あって、パターニングされている有機層を形成した後、
前記有機層が可溶な溶媒を前記有機層にスプレーコーテ
ィングにより塗布し、前記有機層を再溶解させて、前記
有機層の平坦化およびパターニングエラーの補正を行う
有機EL表示素子の製造方法。 (2) パターニングされている有機層が高分子化合物
を含有し、塗布法によりパターニングされている有機層
を形成する上記(1)の有機EL表示素子の製造方法。 (3) インクジェット法によりパターニングされてい
る有機層を形成する上記(2)の有機EL表示素子の製
造方法。 (4) 陽極と陰極とを有し、さらに、これらの電極の
間に挟まれた少なくとも1層の有機層を有し、かつこの
有機層がパターニングされている有機EL表示素子であ
って、前記有機層が、パターニングされて形成された
後、可溶な溶液がスプレーコーティングにより塗布され
て再溶解させられて得られたものであり、前記有機層
が、平坦でかつパターニングエラーが補正されている有
機EL素子。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の有機EL表示素子は、陽極と陰極とを有し、こ
れらの電極の間に挟まれた少なくとも1層の有機層を有
するものであり、有機層はパターニングされている。
【0011】このような有機EL表示素子を製造するに
際し、本発明では、パターニングされている有機層を形
成した後、この有機層に、これが可溶な溶媒(可溶性溶
媒)をスプレーコーティングにより塗布する。このた
め、一旦形成された、パターニングされている有機層
は、上記溶液により再溶解させられてレベリングされ
る。そして、その後、溶媒を蒸発させるなどして除去す
れば、有機層の平坦化が図られ、均一な有機層が得られ
る。さらに、目的の位置に有機層が形成されないことに
より、電極同士が接触して、素子を構成したとき、リー
クが生じてしまうが、再溶解することが可能になるの
で、有機層を広げ、下層となる電極を完全に覆うように
することができる。このため、リークを生じさせるよう
なパターニングエラーの補正が可能になる。
【0012】上記のパターニングされている有機層は、
塗布法により形成されたものであることが好ましく、有
機層が塗布設層された後にパターニングを施すことも考
えられるが、本発明の効果を有効に得る上では、塗布設
層とともにパターニングが施されることが好ましく、具
体的にはインクジェット法、グラビア印刷等の印刷法な
どが挙げられ、特に、インクジェット法によることが好
ましい。
【0013】インクジェット法による場合、塗布された
溶液が表面張力の影響により凹状の形状になり、その形
状が乾燥後においても維持され、この形状の不均一さに
起因して、素子を構成したとき、発光時において、中央
が明るく、外周に近づくほど暗くなるという輝度ムラ
(発光ムラ)が発生するが、本発明では、上記可溶性溶
媒を有機層にスプレーコーティングにより塗布すること
により、有機層を平坦化することが可能になり、均一化
が図られるので、これが防止できる。また、インクの着
弾位置のずれから、有機層が電極からずれた位置に成膜
されることで、電極同士が直接接触してしまい、リーク
によりドット欠陥が生じるが、本発明では、再溶解によ
り、下層となる電極を覆うように、パターニング位置の
補正ができるので、リーク発生を防止できる。このよう
に、本発明において重要なのは、電極同士の接触を防止
するために必要な大きさの有機層を得ることである。ま
た、個々のパターニングされている有機層に着目したと
き、個々において、厚さが均一であり、互いの厚さおよ
び大きさも均一であることが輝度ムラを防止する上で好
ましい。
【0014】本発明で再溶解処理に用いられる可溶性溶
媒は、再溶解処理の対象となる有機層が可溶であれば、
特に制限されないが、再溶解処理後、溶媒を蒸発などに
より取り除く必要があることから、沸点は100〜15
0℃程度が好ましい。また、あまりに低沸点であると、
再溶解処理の目的が達成されなくなってしまうが、低沸
点溶媒(沸点30〜100℃程度)を高沸点溶媒(沸点
150〜200℃程度)と混合して使用することができ
る。このような混合溶媒とする場合は、低沸点溶媒と高
沸点溶媒とを、体積比で、10:90〜90:10とし
て用いることができる。
【0015】具体的な溶媒としては、有機層の構成材料
によって選択することができるが、一般的には、上記の
好ましい範囲の沸点を持つものとして、トルエン、キシ
レン等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以
上を併用してもよい。また、使用が一般的な可溶性の低
沸点溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、テ
トラヒドロフラン(THF)等が挙げられ、これと併用
が好ましい高沸点溶媒としては、キノリン、デカリン等
が挙げられる。これらは、各溶媒を1種のみ用いた混合
溶媒としても、少なくとも一方を2種以上用いた組合せ
の混合溶媒としてもよい。
【0016】可溶性溶媒に対する有機層の溶解度(25
℃)は0.1〜2%(質量百分率)程度であることが好
ましい。有機層の各構成材料においても溶解度に差があ
るが、上記の溶解度は、有機層全体を基準としたもので
ある。
【0017】可溶性溶媒は、比較的溶解度が大きい易溶
性溶媒を用いて少量塗布とすることもできるし、溶解度
の小さい微溶性溶媒を用いて、比較的多量に塗布するこ
ともできる。このように、有機層の溶解度によって、塗
布量を制御することができる。可溶性溶媒の塗布量は、
通常、有機層1mm2 当たり0.1nl〜1μl(直径10
0nm程度のドット1個当たり1pl〜10nl )程度の範
囲から選択することができる。
【0018】本発明では、可溶性溶媒はスプレーコーテ
ィングにより塗布するが、このような塗布法を用いれ
ば、成膜済の有機層を失うことなく、有機層または有機
層の一部を再溶解でき、均一な有機層の形成が容易にな
る。塗布圧は、0.1〜1MPaの範囲で調整できるが、
これに限定するものではない。スプレー塗布装置は、市
販のものを用いることができる。例えば、ノードソン
(株)のスワールスプレー塗布装置、マイクロスプレー塗
布装置、等を用いることができる。
【0019】本発明において、再溶解処理の対象とな
る、パターニングされている有機層の形成は、インクジ
ェット法により行うことが好ましい。インクジェット法
については、例えば、特開2000−353594号公
報、関俊一,宮下悟,応用物理,第70巻,第1号(2
001)などに記載されている。
【0020】本発明の製造工程の好ましい例としては、
まず、電極パターンを形成した基板上に、画素領域を分
離する絶縁層バンクを設け、インクジェット法により、
所定大きさ(通常100μm径)で所定厚さ(50〜2
00nm程度)の有機層を形成する。この場合、有機層
は、パターニングされた電極を覆う大きさとし、厚さは
再溶解処理を考慮して、最終的に目的とする厚さよりも
1.5〜2倍程度厚くすることが好ましい。
【0021】絶縁層バンクは、ポリイミド等の絶縁性樹
脂などで形成されるが、絶縁性無機材料などを用いても
よく、SiO2 層上にポリイミド層を形成した絶縁多層
バンクとしてもよい。バンクの高さは1〜2μm程度で
あり、テーパーを設けてもよい。また、バンクに対する
インクの着弾を防止するため、例えばポリイミド層表面
のみをフッ素化などにより撥インク性にすることも、パ
ターニングの精度を上げ、所定位置に有機層を形成する
観点から好ましい。
【0022】このように形成された有機層に再溶解処理
を施すと、平坦化されることにより、再溶解処理前に比
べ、やや大きめで、厚さが低減した有機層が得られる。
このようにすれば、例えば、直径100μm程度、厚さ
200nm程度のものから、最終的に、直径140〜15
0μm 程度、厚さ90〜100nm程度の有機層が得られ
る。次いで、上記電極と対をなす電極パターンを有機層
状に形成し、素子を得る。
【0023】本発明において、有機層を形成するための
有機材料としては、一般に有機EL素子に用いられてい
るような発光材料、電荷輸送材料(電子輸送性材料とホ
ール輸送性材料の総称である。)などを用いることがで
きる。
【0024】例えば、高分子発光材料を用いた発光層
や、高分子発光材料と電荷輸送材料との混合発光層、あ
るいはこのような発光層と陰極(電子注入電極)との間
に電子注入輸送性材料を含有する電子注入輸送層を有し
ていたり、発光層と陽極(ホール注入電極)との間にホ
ール注入輸送性材料を含有するホール注入輸送層を有し
ていてもよい。また、これら電子注入輸送層、ホール注
入輸送層に代えて、無機材料による高抵抗の電子注入輸
送層や、ホール注入輸送層を有していてもよい。
【0025】本発明において、有機層は、ウェット型の
素子としての機能を確保する上で、高分子化合物を含有
することが好ましい。このような高分子化合物の分子量
は、重合体の場合、重量平均分子量Mwで表して、50
00以上、通常、5000〜300万程度である。
【0026】具体的には、主に、発光材料、ホール輸送
性材料として用いられるものであるが、ポリエチレンジ
オキシチオフェン/ポリスチレンサルフォネート(PEDO
T/PSS)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、金属フタ
ロシアニン化合物、ポリアニリン/ポリスチレンサルフ
ォネート(Pani/PSS)、下記式(P−1)のポ
リパラフェニレンビニレン誘導体(PPV誘導体)、お
よび下記式(P−2)のポリアリールフルオレン誘導体
のいずれか、またはこれらの混合物を挙げることができ
る。
【0027】
【化1】
【0028】(Rは2−エチルヘキシルオキシ基であ
り、R’はメトキシ基であり、nは重合度を表し、Mw
は50000である。)
【0029】
【化2】
【0030】(R1およびR1’は各々アルキル基であ
り、Arは置換基を有していてもよい芳香環基または複
素環基であり、nは重合度を表し、Mwは5000〜3
00万である。)
【0031】また、発光層は1層であっても2層以上あ
ってもよく、発光層と電荷輸送層で複数層を形成してい
てもよい。さらに、発光層は、高分子発光材料以外に、
下記の発光材料、電荷輸送性材料を含有していてもよ
い。また、前記高分子発光材料および/または電荷輸送
材料を高分子化合物に分散させてもよい。
【0032】本発明の高分子発光材料と共に使用できる
既知の発光材料としては特に限定されないが、例えば、
ナフタレン誘導体、アントラセンおよびその誘導体、ペ
リレンおよびその誘導体、ポリメチン系、キサンテン
系、クマリン系、シアニン系などの色素類、8−ヒドロ
キシキノリンおよびその誘導体の金属錯体、芳香族アミ
ン、テトラフェニルシクロペンタジエンおよびその誘導
体、テトラフェニルブタジエンおよびその誘導体などを
用いることができる。具体的には、例えば、特開昭57
−51781号、同59−194393号公報に記載さ
れているもの等、公知のものが使用可能である。
【0033】本発明に使用することのできる電荷輸送性
材料としては、種々の電子輸送性材料、ホール輸送性材
料を用いることができ、特に限定されるものではない。
【0034】ホール輸送性材料としては、ピラゾリン誘
導体、アリールアミン誘導体、スチルペン誘導体、トリ
フェニルジアミン誘導体等を挙げることができる。
【0035】電子輸送性材料としては、オキサジアゾー
ル誘導体、アントラキノジメタンおよびその誘導体、ベ
ンゾキノンおよびその誘導体、ナフトキノンおよびその
誘導体、アントラキノンおよびその誘導体、テトラシア
ノアンスラキノジメタンおよびその誘導体、フルオレン
およびその誘導体、ジフェニルジシアノエチレンおよび
その誘導体、ジフェノキノン誘導体、8−ヒドロキシキ
ノリンおよびその誘導体等の金属錯体等を挙げることが
できる。
【0036】具体的には、特開昭63−70257号公
報、同63−175860号公報、特開平2−1353
59号公報、同2−135361号公報、同2−209
988号公報、同3−37992号公報、同3−152
184号公報に記載されているものなどを挙げることが
できる。
【0037】特にホール輸送性材料としては4,4−ビ
ス(N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミ
ノ)ビフェニル、電子輸送性材料としては2−(4−ビ
フェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール、ベンゾキノン、アントラキ
ノン、トリス(8−キノリノラト)アルミニウムが好ま
しい。
【0038】これらのうち、電子輸送性の化合物とホー
ル輸送性の化合物のいずれか一方、または両方を同時に
使用するとよい。これらは単独で用いてもよいし、混合
して用いてもよい。
【0039】電荷輸送材料の使用量は、使用する化合物
の種類などにより異なるので、十分な成膜性と発光特性
を阻害しない範囲で最適な添加量を決めればよい。通
常、発光材料に対して1〜40%(質量百分率)であ
り、より好ましくは2〜30%(質量百分率)である。
【0040】また、有機層として上記の発光層以外に電
子注入輸送層、ホール注入輸送層などを有していてもよ
い。有機材料からなる電子注入輸送層、ホール注入輸送
層に用いられる電子輸送性材料、ホール輸送性材料は上
記の材料のなかから、発光層や電極等との関係で好適な
ものを用いればよい。
【0041】上記高分子発光材料を用いた場合の発光層
の厚さとしては0.5nm〜10μm、好ましくは1nm〜
1μm である。電流密度を上げて発光効率を上げるため
には、10〜500nmの範囲が好ましい。なお、塗布法
により薄膜化した場合には、溶媒を除去するため、減圧
下あるいは不活性雰囲気下、30〜200℃、好ましく
は60〜100℃の温度で加熱乾燥することが望まし
い。
【0042】また、電荷注入輸送層を発光層の下層に形
成する場合、発光層の形成に加熱重合工程を要するとき
は、ある程度の耐熱性が必要となる。この場合、好まし
くはガラス転移温度が100℃以上、より好ましくは1
50℃以上、特に200℃以上の化合物が好ましい。ガ
ラス転移温度の上限に特に制限はないが、300℃程度
である。
【0043】有機のホール注入輸送層の厚さおよび電子
注入輸送層の厚さは、特に制限されるものではなく、形
成方法によっても異なるが、通常5〜500nm程度、特
に10〜300nmとすることが好ましい。ホールの注入
層と輸送層とを設ける場合は、注入層は1nm以上、輸送
層は1nm以上とするのが好ましい。このときの注入層、
輸送層の厚さの上限は、通常、注入層で500nm程度、
輸送層で500nm程度である。
【0044】本発明の有機層形成に用いられる溶媒とし
ては、有機材料が溶解し、塗布に際して障害が生じない
ものであれば特に限定されるものではない。具体的に
は、アルコール系、炭化水素系、ケトン系、エーテル系
等一般に用いられているものを使用することができる。
なかでも、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタ
ン、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレンなどが好
ましい。高分子材料の構造や分子量にもよるが、通常は
これらの溶媒に0.1%(質量百分率)以上溶解させる
ことができる。
【0045】陰極(電子注入電極)は、無機電子注入層
等の電子注入層とを組み合わせて用いる場合は、低仕事
関数で電子注入性を有している必要がないため、その材
料として、特に限定される必要はなく、通常の金属を用
いることができる。なかでも、導電率や扱い易さの点
で、Al,Ag,In,Ti,Cu,Au,Mo,W,
Pt,PdおよびNi、特にAl,Agから選択される
1種または2種等の金属元素が好ましい。これら陰極の
厚さは、電子を高抵抗の無機電子注入輸送層に与えるこ
とのできる一定以上の厚さとすれば良く、50nm以上、
好ましくは100nm以上とすればよい。また、その上限
値には特に制限はないが、通常、厚さは50〜500nm
程度とすればよい。
【0046】また、陰極(電子注入電極)として必要に
応じて下記のものを用いてもよい。例えば、K、Cs、
Li、Na、Mg、La、Ce、Ca、Sr、Ba、S
n、Zn、Zr等の金属元素単体、または安定性を向上
させるためにそれらを含む2成分、3成分の合金系、例
えばAg・Mg合金(Ag量0.1〜50%(原子
比))、Al・Li合金(Li量0.01〜14%(原
子比))、In・Mg合金(Mg:50〜80%(原子
比))、Al・Ca合金(Ca量0.01〜20%(原
子比))等が挙げられる。陰極(電子注入電極)の厚さ
は、電子注入を十分行える一定以上の厚さとすれば良
く、0.1nm以上、好ましくは0.5nm以上、特に1nm
以上とすればよい。また、その上限値には特に制限はな
いが、通常、厚さは1〜500nm程度とすればよい。陰
極(電子注入電極)の上には、さらに補助電極(保護電
極)を設けてもよい。
【0047】補助電極の厚さは、電子注入効率を確保
し、水分や酸素あるいは有機溶媒の進入を防止するた
め、一定以上の厚さとすればよく、好ましくは50nm以
上、さらには100nm以上、特に100〜500nmの範
囲が好ましい。補助電極層が薄すぎると、その効果が得
られず、また、補助電極層の段差被覆性が低くなってし
まい、端子電極との接続が十分ではなくなる。一方、補
助電極層が厚すぎると、補助電極層の応力が大きくなる
ため、ダークスポットの成長速度が速くなってしまう等
といった弊害が生じてくる。補助電極は、組み合わせる
電子注入電極の材料により最適な材料を選択して用いれ
ばよい。例えば、電子注入効率を確保することを重視す
るのであればAl等の低抵抗の金属を用いればよく、封
止性を重視する場合には、TiN等の金属化合物を用い
てもよい。
【0048】陰極(電子注入電極)と補助電極とを併せ
た全体の厚さとしては、特に制限はないが、通常50〜
500nm程度とすればよい。
【0049】陽極(ホール注入電極)の材料は、無機ホ
ール注入輸送層、または有機のホール注入輸送層へホー
ルを効率よく注入することのできるものが好ましく、仕
事関数4.5eV〜5.5eVの物質が好ましい。具体的に
は、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸
化インジウム(IZO)、酸化インジウム(In
23 )、酸化スズ(SnO2 )および酸化亜鉛(Zn
O)のいずれかを主組成としたものが好ましい。これら
の酸化物はその化学量論組成から多少偏倚していてもよ
い。In23 に対するSnO2 の混合比は、1〜20
%(質量百分率)、さらには5〜12%(質量百分率)
が好ましい。また、IZOでのIn23 に対するZn
Oの混合比は、通常、12〜32%(質量百分率)程度
である。
【0050】陽極(ホール注入電極)は、仕事関数を調
整するため、酸化シリコン(SiO 2 )を含有していて
もよい。酸化シリコン(SiO2 )の含有量は、ITO
に対するSiO2 の モル比で0.5〜10%程度が好
ましい。SiO2 を含有することにより、ITOの仕事
関数が増大する。
【0051】光を取り出す側の電極は、発光波長帯域、
通常400〜700nm、特に各発光光に対する光透過率
が50%以上、さらには80%以上、特に90%以上で
あることが好ましい。透過率が低くなりすぎると、発光
層からの発光自体が減衰され、発光素子として必要な輝
度を得難くなってくる。その場合の電極の厚さは、50
〜500nm、特に50〜300nmの範囲が好ましい。ま
た、その上限は特に制限はないが、あまり厚いと透過率
の低下や剥離などの心配が生じる。厚さが薄すぎると、
十分な効果が得られず、製造時の膜強度等の点でも問題
がある。このような電極は陽極であることが多い。
【0052】さらに、素子の有機層や電極の劣化を防ぐ
ために、素子上を封止板等により封止することが好まし
い。封止板は、湿気の浸入を防ぐために、接着性樹脂層
を用いて、封止板を接着し密封する。封止ガスは、A
r、He、N2 等の不活性ガス等が好ましい。また、こ
の封止ガスの水分含有量は、100ppm 以下、より好ま
しくは10ppm 以下、特には1ppm 以下であることが好
ましい。この水分含有量に下限値は特にないが、通常
0.1ppm 程度である。
【0053】本発明において、有機EL構造体を形成す
る基板としては、非晶質基板(例えばガラス、石英な
ど)、結晶基板(例えば、Si、GaAs、ZnSe、
ZnS、GaP、InPなど)が挙げられ、また、これ
らの結晶基板に結晶質、非晶質あるいは金属のバッファ
層を形成した基板も用いることができる。また、金属基
板としては、Mo、Al、Pt、Ir、Au、Pdなど
を用いることができ、好ましくはガラス基板が用いられ
る。基板は、光取り出し側となる場合、上記電極と同様
な光透過性を有することが好ましい。
【0054】さらに、本発明の素子を、平面上に多数並
べてもよい。平面上に並べられたそれぞれの素子の発光
色を変えて、カラーのディスプレーにすることができ
る。
【0055】基板に色フィルター膜や蛍光性物質を含む
色変換膜、あるいは誘電体反射膜を用いて発光色をコン
トロールしてもよい。
【0056】本発明の有機EL表示素子は、通常、直流
駆動型、パルス駆動型のEL素子として用いられるが、
交流駆動とすることもできる。印加電圧は、通常、2〜
30V 程度とされる。
【0057】本発明の有機EL表示素子は、例えば、基
板/第1の電極(陽極)/有機層(発光層)/第2の電
極(陰電極)とが順次積層された構成としてもよいし、
この逆の積層構成としてもよい。積層構成は、例えば、
ディスプレーの仕様や作製プロセス等により、適宜最適
なものに決定すればよい。
【0058】本発明の有機EL表示素子は、ディスプレ
イとしての応用の他、例えばメモリ読み出し/書き込み
等に利用される光ピックアップ、光通信の伝送路中にお
ける中継装置、フォトカプラ等、種々の光応用デバイス
に用いることができる。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。比較例を併記する。
【0060】実施例1 基板として、ガラス基板(コーニング社製7059、
1.1mm厚)を用い、図1(a)に示すように、基板1
のITO2上にポリイミドよりなり、テーパーを有する
バンク3(高さ2μm )を設けた。この基板には、イン
クの着弾点として直径80μm のITO(150nm厚)
が直線状に露出している。基板は、アルカリ洗剤を用い
て超音波洗浄した後、蒸留水によるすすぎを2回、エタ
ーノール洗浄、アセトン洗浄を同様に超音波を用いて行
った。この基板のITO上に、インクジェット法により
塗布を試み、リークの割合、発光ムラの観察を行った。
【0061】塗布用のインクは、ポリビニルカルバゾー
ル(以下PVK)、電子輸送材料である2−(4−ビフ
ェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1−
3,4−オキサジアゾール(tBuPBD)、ドーピン
グ材料であるIr(ppy)3錯体(ppyはフェニル
ピリジンを表す。)を70:30:1の割合(質量比)
で混合し、トルエンに1%(質量百分率)の濃度で溶解
したものを用いた。この濃度のインクをインクジェット
プリンタにより塗布し、厚さ200nmの有機層を形成し
た。この場合の有機層4の塗布状態は、例えば図1
(b)のようになる。所望の層厚は100nm程度である
が、ここではスプレーコーティングにより溶解、レベリ
ングを行う(層厚は薄くなる)ことを考慮して、あえて
通常よりも厚い層厚となるように塗布を行った。このよ
うな条件でインクジェットプリンタによる塗布を行っ
た。塗布後の有機層4の直径は100μmであり、面積
的には、理論上、80μm径のITOを覆うに十分であ
る。なお、この場合の有機層4の厚さは、個々の有機層
についての平均値を求め、さらに全体についての平均値
を求めたものである。また直径は最大径の平均値とし
た。
【0062】次いで、スプレーコーティングによる再溶
解処理を行った。これにより、有機層4の塗布状態は図
1(c)のようになる。溶媒はトルエン、塗布圧は0.
1MPa、スプレーガンの移動速度は3cm/秒、スプレーガ
ンと基板間の距離は10cmとした。塗布量は有機層1mm
2当たり10nlとした。自然乾燥後、有機層4の直径は
150μm、その厚さは100nmとなった。また、個々
の有機層4をみた場合、バラツキが少なく均一であっ
た。直径は最大径(有機層4がバンク3と接するバンク
3同士間の最大離間距離)の平均値とし、厚さは、個々
の平均値をさらに平均して求めた値とした。
【0063】次いで、基板を真空蒸着装置に移動し、陰
極としてCs2nm厚、Alを250nm厚にして相次いで
成膜し有機EL表示素子とした。
【0064】この素子を15Vにて発光させた。発光色
は緑色であった。塗布膜自体の周辺部には塗布ムラが観
察されるが、直径がITOよりも十分大きいため、この
ような塗布ムラによる発光ムラはほとんど観測されなか
った。また、有機層の再溶解とレベリングにより、この
条件でのリーク発生率は、12%であった。
【0065】実施例2 実施例1のポリイミドバンクにトリフルオロメタンによ
る撥水処理を施した以外は、実施例1と同様の操作を行
った。この素子でも、発光ムラは、ほとんど観測され
ず、リーク発生率も2%にまで低下した。
【0066】比較例1 スプレーコーティングによる再溶解処理を行わず、イン
ク濃度を0.5%(質量百分率)とした以外は、実施例
1と同様の操作を行った。この濃度のインクをインクジ
ェットプリンタにより塗布し、100nm厚の有機層を形
成した。この素子では、リーク発生率が38%にも達
し、実施例1に比べて大きくなった。また、発光してい
る素子もITO周辺部に発光ムラが見られた。
【0067】比較例2 実施例2と同様の撥水処理済みの基板を用いて、比較例
1と同様の操作を行った。リーク発生率は14%までに
低下したが、スプレーコーティングを施した場合に比べ
発生率は高かった。また比較例1と同様の発光ムラが観
察された。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、平坦で均一であり、か
つパターニングエラーが補正された有機層が得られ、こ
のようにパターニングされた有機層を有する有機EL表
示素子としているので、リーク、輝度ムラ等の発生を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における有機層の形成工程を示す図であ
り、(a)は、用いられるバンクを設けた基板の概略断
面図、(b)はインクジェット法により有機層を形成し
た後の概略断面図、(c)はスプレーコーティングを施
した後の概略断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ITO 3 バンク 4 有機層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 H05B 33/14 A 33/22 33/22 Z Fターム(参考) 3K007 AB17 AB18 BA06 CB01 DB03 FA01 4D075 AA01 AA82 AC07 AE03 AE12 BB60Z DB53 DC24 EA05 EB31 EC30 5C094 AA03 AA31 AA42 AA43 BA27 DA13 EA05 FA01 FA02 FB01 FB20 5G435 AA01 AA14 AA17 BB05 HH01 HH20 KK05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極とを有し、これらの電極の間
    に挟まれた少なくとも1層の有機層を有し、かつこの有
    機層がパターニングされている有機EL表示素子の製造
    方法であって、 パターニングされている有機層を形成した後、前記有機
    層が可溶な溶媒を前記有機層にスプレーコーティングに
    より塗布し、前記有機層を再溶解させて、前記有機層の
    平坦化およびパターニングエラーの補正を行う有機EL
    表示素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 パターニングされている有機層が高分子
    化合物を含有し、塗布法によりパターニングされている
    有機層を形成する請求項1の有機EL表示素子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 インクジェット法によりパターニングさ
    れている有機層を形成する請求項2の有機EL表示素子
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 陽極と陰極とを有し、さらに、これらの
    電極の間に挟まれた少なくとも1層の有機層を有し、か
    つこの有機層がパターニングされている有機EL表示素
    子であって、 前記有機層が、パターニングされて形成された後、可溶
    な溶液がスプレーコーティングにより塗布されて再溶解
    させられて得られたものであり、前記有機層が、平坦で
    かつパターニングエラーが補正されている有機EL素
    子。
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