JP2003140470A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2003140470A JP2003140470A JP2001337612A JP2001337612A JP2003140470A JP 2003140470 A JP2003140470 A JP 2003140470A JP 2001337612 A JP2001337612 A JP 2001337612A JP 2001337612 A JP2001337612 A JP 2001337612A JP 2003140470 A JP2003140470 A JP 2003140470A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- secondary transfer
- image forming
- image
- toner image
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- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 常時適正な条件にて2次転写手段の良好なク
リーニングが行われる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 両面画像形成時において、2次転写手段
を両面交互に通過する転写材の紙間にて、2次転写手段
に正と負の極性の電圧からなるクリーニングバイアスを
印加し、2次転写手段上に付着したトナーを中間転写体
へ転写して2次転写手段をクリーニングすることを特徴
とする画像形成装置。
リーニングが行われる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 両面画像形成時において、2次転写手段
を両面交互に通過する転写材の紙間にて、2次転写手段
に正と負の極性の電圧からなるクリーニングバイアスを
印加し、2次転写手段上に付着したトナーを中間転写体
へ転写して2次転写手段をクリーニングすることを特徴
とする画像形成装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等において、像形成体上に形成したトナー像
をベルト状の中間転写体を介して転写材上に転写、定着
して画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関す
る。
タ、FAX等において、像形成体上に形成したトナー像
をベルト状の中間転写体を介して転写材上に転写、定着
して画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機、プリンタ、FAX等
において、像形成体(感光体ドラム)上に形成したトナ
ー像をベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)を介し
て転写材(記録紙)上に転写、定着して画像を形成する
電子写真方式の画像形成装置が広く用いられており、特
開平5−45999号公報等により開示されている。ま
た、このような方式の画像形成装置を用いてカラー画像
を形成することが一般的に行われている。
において、像形成体(感光体ドラム)上に形成したトナ
ー像をベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)を介し
て転写材(記録紙)上に転写、定着して画像を形成する
電子写真方式の画像形成装置が広く用いられており、特
開平5−45999号公報等により開示されている。ま
た、このような方式の画像形成装置を用いてカラー画像
を形成することが一般的に行われている。
【0003】一方、上記画像形成装置に再給紙機構(A
DU機構)を設け、感光体ドラム上に形成したトナー像
を中間転写ベルト上に転写し、中間転写ベルトに形成し
た一方の面の画像を記録紙上に転写、定着し、これを一
旦再給紙機構に収納し、再び中間転写ベルト上に形成さ
れた画像とタイミングを合わせて再給紙機構により転写
材を反転して給送し、記録紙上に他方の面の画像を転
写、定着する両面画像形成方法がとられている。
DU機構)を設け、感光体ドラム上に形成したトナー像
を中間転写ベルト上に転写し、中間転写ベルトに形成し
た一方の面の画像を記録紙上に転写、定着し、これを一
旦再給紙機構に収納し、再び中間転写ベルト上に形成さ
れた画像とタイミングを合わせて再給紙機構により転写
材を反転して給送し、記録紙上に他方の面の画像を転
写、定着する両面画像形成方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記中
間転写ベルトを用いた画像形成装置においては、中間転
写ベルトから記録紙に転写を行う2次転写手段(2次転
写ローラ)に、中間転写ベルトからの正や負の極性(プ
ラスやマイナスの極性)がまちまちのトナーが2次転写
ローラに付着してしまい、2次転写ローラが汚れ、2次
転写ローラの汚れが2次転写の際に記録紙の裏面側に付
着し、画像汚れが生じるという問題が起こる。これを防
止するため、画像形成装置の電源投入後やウォーミング
アップ時やジャム時の立ち上げ時に2次転写ローラにク
リーニングバイアスを印加し、2次転写ローラのクリー
ニングを行っていた。
間転写ベルトを用いた画像形成装置においては、中間転
写ベルトから記録紙に転写を行う2次転写手段(2次転
写ローラ)に、中間転写ベルトからの正や負の極性(プ
ラスやマイナスの極性)がまちまちのトナーが2次転写
ローラに付着してしまい、2次転写ローラが汚れ、2次
転写ローラの汚れが2次転写の際に記録紙の裏面側に付
着し、画像汚れが生じるという問題が起こる。これを防
止するため、画像形成装置の電源投入後やウォーミング
アップ時やジャム時の立ち上げ時に2次転写ローラにク
リーニングバイアスを印加し、2次転写ローラのクリー
ニングを行っていた。
【0005】しかしながら、従来のクリーニングバイア
スの印加による2次転写ローラのクリーニングの際で
は、2次転写ローラへのクリーニングバイアスは一定極
性の電圧を一定時間印加するのみであり、常時適正な条
件にて良好なクリーニングが行われるものではなかっ
た。
スの印加による2次転写ローラのクリーニングの際で
は、2次転写ローラへのクリーニングバイアスは一定極
性の電圧を一定時間印加するのみであり、常時適正な条
件にて良好なクリーニングが行われるものではなかっ
た。
【0006】本発明は上記の問題点を解決し、常時適正
な条件にて2次転写手段の良好なクリーニングが行われ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
な条件にて2次転写手段の良好なクリーニングが行われ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体
と、該像形成体上にトナー像を形成するトナー像形成手
段と、前記像形成体上のトナー像が転写され、転写され
た該トナー像を表面に担持するベルト状の中間転写体
と、前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体に転写
する1次転写手段と、中間転写体上のトナー像を転写材
の一方の面に転写する2次転写手段と、前記2次転写手
段により転写された転写材上のトナー像を定着する定着
手段と、前記定着手段により一方の面に定着されたトナ
ー像を有する転写材を前記2次転写手段へ再給紙する再
給紙機構とを備え、前記中間転写体上に形成されたトナ
ー像を前記2次転写手段により前記転写材の一方の面に
転写し、前記定着手段により前記転写材上のトナー像を
定着した後、一方の面にトナー像が定着された転写材を
前記再給紙機構により反転し、前記中間転写体上に再度
形成されたトナー像を前記転写材の他方の面に前記2次
転写手段により転写し、前記転写材の他方の面に転写さ
れたトナー像を前記定着手段により定着して前記転写材
の両面にトナー像を形成する画像形成装置において、両
面画像形成時において、前記2次転写手段を両面交互に
通過する転写材の紙間にて、前記2次転写手段に正と負
の極性の電圧からなるクリーニングバイアスを印加し、
前記2次転写手段上に付着したトナーを前記中間転写体
へ転写して前記2次転写手段をクリーニングすることを
特徴とする画像形成装置(第1の発明)によって達成さ
れる。
と、該像形成体上にトナー像を形成するトナー像形成手
段と、前記像形成体上のトナー像が転写され、転写され
た該トナー像を表面に担持するベルト状の中間転写体
と、前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体に転写
する1次転写手段と、中間転写体上のトナー像を転写材
の一方の面に転写する2次転写手段と、前記2次転写手
段により転写された転写材上のトナー像を定着する定着
手段と、前記定着手段により一方の面に定着されたトナ
ー像を有する転写材を前記2次転写手段へ再給紙する再
給紙機構とを備え、前記中間転写体上に形成されたトナ
ー像を前記2次転写手段により前記転写材の一方の面に
転写し、前記定着手段により前記転写材上のトナー像を
定着した後、一方の面にトナー像が定着された転写材を
前記再給紙機構により反転し、前記中間転写体上に再度
形成されたトナー像を前記転写材の他方の面に前記2次
転写手段により転写し、前記転写材の他方の面に転写さ
れたトナー像を前記定着手段により定着して前記転写材
の両面にトナー像を形成する画像形成装置において、両
面画像形成時において、前記2次転写手段を両面交互に
通過する転写材の紙間にて、前記2次転写手段に正と負
の極性の電圧からなるクリーニングバイアスを印加し、
前記2次転写手段上に付着したトナーを前記中間転写体
へ転写して前記2次転写手段をクリーニングすることを
特徴とする画像形成装置(第1の発明)によって達成さ
れる。
【0008】また、上記目的は、像形成体と、該像形成
体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像
形成体上のトナー像が転写され、転写された該トナー像
を表面に担持するベルト状の中間転写体と、前記像形成
体上のトナー像を前記中間転写体に転写する1次転写手
段と、中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する2
次転写手段と、前記2次転写手段により転写された転写
材上のトナー像を定着する定着手段とを備える画像形成
装置において、前記画像形成装置に湿度検出手段を設け
ると共に、前記2次転写手段に正と負の極性の電圧から
なるクリーニングバイアスを印加し、前記2次転写手段
上に付着したトナーを前記中間転写体へ転写して前記2
次転写手段をクリーニングするもので、前記湿度検出手
段によって検出された湿度の値に基づき前記2次転写手
段に印加するクリーニングバイアスの正と負の極性の電
圧の値を決定することを特徴とする画像形成装置(第2
の発明)によって達成される。
体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像
形成体上のトナー像が転写され、転写された該トナー像
を表面に担持するベルト状の中間転写体と、前記像形成
体上のトナー像を前記中間転写体に転写する1次転写手
段と、中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する2
次転写手段と、前記2次転写手段により転写された転写
材上のトナー像を定着する定着手段とを備える画像形成
装置において、前記画像形成装置に湿度検出手段を設け
ると共に、前記2次転写手段に正と負の極性の電圧から
なるクリーニングバイアスを印加し、前記2次転写手段
上に付着したトナーを前記中間転写体へ転写して前記2
次転写手段をクリーニングするもので、前記湿度検出手
段によって検出された湿度の値に基づき前記2次転写手
段に印加するクリーニングバイアスの正と負の極性の電
圧の値を決定することを特徴とする画像形成装置(第2
の発明)によって達成される。
【0009】また、上記目的は、像形成体と、該像形成
体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像
形成体上のトナー像が転写され、転写された該トナー像
を表面に担持するベルト状の中間転写体と、前記像形成
体上のトナー像を前記中間転写体に転写する1次転写手
段と、中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する2
次転写手段と、前記2次転写手段により転写された転写
材上のトナー像を定着する定着手段とを備える画像形成
装置において、前記中間転写体上の転写残トナーの付着
量を検出するトナー付着量検出手段を設けると共に、前
記2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリーニ
ングバイアスを印加し、前記2次転写手段上に付着した
トナーを前記中間転写体へ転写して前記2次転写手段を
クリーニングするもので、前記2次転写手段のクリーニ
ング後に、前記正と負の極性の電圧からなるクリーニン
グバイアスの印加の際に、前記中間転写体上に発生する
それぞれの極性の帯状のトナーの付着量を前記トナー付
着量検出手段により検出し、前記トナー付着量検出手段
の検出する、正と負の極性の電圧からなるクリーニング
バイアスの印加に応じて前記中間転写体上に発生された
それぞれの極性の帯状のトナーの付着量とその差分の値
とに基づき、前記正と負の極性の電圧の切り替え時間の
決定とそれぞれのサイクル回数の決定とを行うことを特
徴とする画像形成装置(第3の発明)によって達成され
る。
体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像
形成体上のトナー像が転写され、転写された該トナー像
を表面に担持するベルト状の中間転写体と、前記像形成
体上のトナー像を前記中間転写体に転写する1次転写手
段と、中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する2
次転写手段と、前記2次転写手段により転写された転写
材上のトナー像を定着する定着手段とを備える画像形成
装置において、前記中間転写体上の転写残トナーの付着
量を検出するトナー付着量検出手段を設けると共に、前
記2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリーニ
ングバイアスを印加し、前記2次転写手段上に付着した
トナーを前記中間転写体へ転写して前記2次転写手段を
クリーニングするもので、前記2次転写手段のクリーニ
ング後に、前記正と負の極性の電圧からなるクリーニン
グバイアスの印加の際に、前記中間転写体上に発生する
それぞれの極性の帯状のトナーの付着量を前記トナー付
着量検出手段により検出し、前記トナー付着量検出手段
の検出する、正と負の極性の電圧からなるクリーニング
バイアスの印加に応じて前記中間転写体上に発生された
それぞれの極性の帯状のトナーの付着量とその差分の値
とに基づき、前記正と負の極性の電圧の切り替え時間の
決定とそれぞれのサイクル回数の決定とを行うことを特
徴とする画像形成装置(第3の発明)によって達成され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を説
明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語
の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明
の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを
示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を
限定するものではない。
明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語
の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明
の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを
示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を
限定するものではない。
【0011】本発明に係わる画像形成装置の一実施形態
の画像形成プロセス、及び各機構について、図1または
図2を用いて説明する。図1は、本発明に係わる現像装
置の各実施の形態に共通する画像形成装置の一実施形態
を示すカラー画像形成装置の概要断面構成図であり、図
2は、2次転写手段に付着されるトナーを示す図であ
る。
の画像形成プロセス、及び各機構について、図1または
図2を用いて説明する。図1は、本発明に係わる現像装
置の各実施の形態に共通する画像形成装置の一実施形態
を示すカラー画像形成装置の概要断面構成図であり、図
2は、2次転写手段に付着されるトナーを示す図であ
る。
【0012】図1において、画像形成装置GSは、画像
形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成され
る。
形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成され
る。
【0013】画像形成装置本体GHの上部には、自動原
稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成
る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装
置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段によ
り搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系によ
り原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイ
メージセンサCCDに読み込まれる。
稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成
る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装
置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段によ
り搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系によ
り原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイ
メージセンサCCDに読み込まれる。
【0014】ラインイメージセンサCCDにより光電変
換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部(露光手段)3Y、3
M、3C、3Kに信号を送る。
換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部(露光手段)3Y、3
M、3C、3Kに信号を送る。
【0015】自動原稿送り装置201は自動両面原稿搬
送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は原
稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を、連
続して一挙に読み取り、記憶手段に蓄積する事が可能で
あるから(電子RDH機能)、複写機能により多数枚の
原稿内容を複写する場合、或いはファクシミリ機能によ
り多数枚の原稿dを送信する場合等に便利に使用され
る。
送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は原
稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を、連
続して一挙に読み取り、記憶手段に蓄積する事が可能で
あるから(電子RDH機能)、複写機能により多数枚の
原稿内容を複写する場合、或いはファクシミリ機能によ
り多数枚の原稿dを送信する場合等に便利に使用され
る。
【0016】画像形成装置本体GHは、タンデム型カラ
ー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成
部10Y、10M、10C、10Kと、ベルト状の中間
転写体としての中間転写ベルト6と、再給紙機構(AD
U機構)を含む給紙搬送手段と、定着手段としての定着
装置9とからなる。
ー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成
部10Y、10M、10C、10Kと、ベルト状の中間
転写体としての中間転写ベルト6と、再給紙機構(AD
U機構)を含む給紙搬送手段と、定着手段としての定着
装置9とからなる。
【0017】イエロー(Y)色の画像を形成する画像形
成部10Yは、像形成体としての感光体ドラム1Yと、
感光体ドラム1Yの周囲に配置されたYのトナー像形成
手段としての帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4
Y及び像形成体クリーニング手段8Yを有する。マゼン
タ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、像形
成体としての感光体ドラム1Mと、Mのトナー像形成手
段としての帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M
及び像形成体クリーニング手段8Mを有する。シアン
(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、像形成
体としての感光体ドラム1Cと、Cのトナー像形成手段
としての帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及
び像形成体クリーニング手段8Cを有する。黒(K)色
の画像を形成する画像形成部10Kは、像形成体として
の感光体ドラム1Kと、Kのトナー像形成手段としての
帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及び像形成
体クリーニング手段8Kを有する。帯電手段2Yと露光
手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2C
と露光手段3C及び帯電手段2Kと露光手段3Kとは、
潜像形成手段を構成する。現像装置4Y、4M、4C、
4Kによる現像は、使用するトナー極性と同極性(本実
施形態においては負極性)の直流電圧に交流電圧を重畳
した現像バイアスが印加される反転現像にて行われる。
成部10Yは、像形成体としての感光体ドラム1Yと、
感光体ドラム1Yの周囲に配置されたYのトナー像形成
手段としての帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4
Y及び像形成体クリーニング手段8Yを有する。マゼン
タ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、像形
成体としての感光体ドラム1Mと、Mのトナー像形成手
段としての帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M
及び像形成体クリーニング手段8Mを有する。シアン
(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、像形成
体としての感光体ドラム1Cと、Cのトナー像形成手段
としての帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及
び像形成体クリーニング手段8Cを有する。黒(K)色
の画像を形成する画像形成部10Kは、像形成体として
の感光体ドラム1Kと、Kのトナー像形成手段としての
帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及び像形成
体クリーニング手段8Kを有する。帯電手段2Yと露光
手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2C
と露光手段3C及び帯電手段2Kと露光手段3Kとは、
潜像形成手段を構成する。現像装置4Y、4M、4C、
4Kによる現像は、使用するトナー極性と同極性(本実
施形態においては負極性)の直流電圧に交流電圧を重畳
した現像バイアスが印加される反転現像にて行われる。
【0018】中間転写ベルト6は、複数のローラにより
巻回され、回動可能に支持されている。
巻回され、回動可能に支持されている。
【0019】画像形成部10Y、10M、10C及び1
0Kより形成された各色の画像は、使用するトナーと反
対極性(本実施形態においては正極性)の1次転写転写
バイアス(不図示)が印加される1次転写手段としての
1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kにより、回動
する中間転写ベルト6上に逐次転写されて(1次転
写)、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセッ
ト20内に収容された記録紙Pは、給紙手段21により
給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、22
D、レジストローラ23等を経て、2次転写手段として
の2次転写ローラ7Aに搬送され、記録紙P上の一方の
面にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。こ
の際、2次転写ローラ7Aには直流電圧で使用するトナ
ーと反対極性(本実施形態においては正極性)の2次転
写バイアスVTa(図2参照)が印加されて中間転写ベ
ルト6上のカラー画が記録紙P上に転写される。
0Kより形成された各色の画像は、使用するトナーと反
対極性(本実施形態においては正極性)の1次転写転写
バイアス(不図示)が印加される1次転写手段としての
1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kにより、回動
する中間転写ベルト6上に逐次転写されて(1次転
写)、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセッ
ト20内に収容された記録紙Pは、給紙手段21により
給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、22
D、レジストローラ23等を経て、2次転写手段として
の2次転写ローラ7Aに搬送され、記録紙P上の一方の
面にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。こ
の際、2次転写ローラ7Aには直流電圧で使用するトナ
ーと反対極性(本実施形態においては正極性)の2次転
写バイアスVTa(図2参照)が印加されて中間転写ベ
ルト6上のカラー画が記録紙P上に転写される。
【0020】カラー画像が転写された記録紙Pは、定着
装置9により定着処理され、排紙ローラ24に挟持され
て機外の排紙トレイ25上に載置される。
装置9により定着処理され、排紙ローラ24に挟持され
て機外の排紙トレイ25上に載置される。
【0021】両面画像形成時には、一方の面に画像形成
され、定着装置9から排出された記録紙Pは、分岐手段
26によりシート排紙路から分岐され、それぞれ給紙搬
送手段を構成する、下方の循環通紙路27Aを経て、再
給紙機構(ADU機構)である反転搬送路27Bにより
表裏を反転され、再給紙搬送部27Cを通過して、給紙
ローラ22Dにおいて合流する。反転搬送された記録紙
Pは、レジストローラ23を経て、再度2次転写ローラ
7Aに搬送され、記録紙Pの他方の面上にカラー画像が
一括転写される。カラー画像が転写された記録紙Pは、
定着装置8により定着処理され、排紙ローラ24に挟持
されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
され、定着装置9から排出された記録紙Pは、分岐手段
26によりシート排紙路から分岐され、それぞれ給紙搬
送手段を構成する、下方の循環通紙路27Aを経て、再
給紙機構(ADU機構)である反転搬送路27Bにより
表裏を反転され、再給紙搬送部27Cを通過して、給紙
ローラ22Dにおいて合流する。反転搬送された記録紙
Pは、レジストローラ23を経て、再度2次転写ローラ
7Aに搬送され、記録紙Pの他方の面上にカラー画像が
一括転写される。カラー画像が転写された記録紙Pは、
定着装置8により定着処理され、排紙ローラ24に挟持
されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
【0022】一方、2次転写ローラ7Aにより記録紙P
にカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中
間転写ベルト6は、中間転写体クリーニング手段8Aに
より残留トナーが除去される。
にカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中
間転写ベルト6は、中間転写体クリーニング手段8Aに
より残留トナーが除去される。
【0023】上記における画像形成の際には、記録紙と
して45〜55kg/m2(1000枚での質量)の紙
厚の普通紙または60〜75kg/m2(1000枚で
の質量)の紙厚の厚紙を用い、線速度を80〜350m
/sec程度とし、環境条件として温度が10〜30℃
程度、湿度が25〜80%程度の設定条件とすることが
好ましい。
して45〜55kg/m2(1000枚での質量)の紙
厚の普通紙または60〜75kg/m2(1000枚で
の質量)の紙厚の厚紙を用い、線速度を80〜350m
/sec程度とし、環境条件として温度が10〜30℃
程度、湿度が25〜80%程度の設定条件とすることが
好ましい。
【0024】なお、上記画像形成装置本体GHの内部に
は環境条件を検出するための環境条件検出手段としての
温湿度センサTSが設けられる。また、トナー濃度を用
いて2次転写ローラ7Aから中間転写ベルト6に付着さ
れたトナー付着量を検出するトナー濃度検出センサTD
を設ける。トナー濃度検出センサTDは、中間転写ベル
ト6の移動方向に対し、2次転写ローラ7Aの下流側
で、中間転写体クリーニング手段8Aの上流側に配設さ
れる。
は環境条件を検出するための環境条件検出手段としての
温湿度センサTSが設けられる。また、トナー濃度を用
いて2次転写ローラ7Aから中間転写ベルト6に付着さ
れたトナー付着量を検出するトナー濃度検出センサTD
を設ける。トナー濃度検出センサTDは、中間転写ベル
ト6の移動方向に対し、2次転写ローラ7Aの下流側
で、中間転写体クリーニング手段8Aの上流側に配設さ
れる。
【0025】また、上記画像形成プロセスにおいてはカ
ラー画像形成にて説明したが、カラー画像形成のみなら
ずモノクロ画像の形成や片面のみの画像形成も行われる
ことは勿論である。
ラー画像形成にて説明したが、カラー画像形成のみなら
ずモノクロ画像の形成や片面のみの画像形成も行われる
ことは勿論である。
【0026】上記画像形成プロセスにおいて、1次転写
や2次転写の際に高電圧を印加するため、図2に示すよ
うに、正や負の極性(プラスやマイナスの極性)がまち
まちのトナーが2次転写ローラ7Aに付着してしまう。
これにより、冒頭にて前述したように、2次転写の際
に、2次転写ローラ7Aの汚れが記録紙の裏面に付着
し、裏面画像が汚れてしまうという問題が起こる。これ
を防止するため、以下に説明するような各方法により、
2次転写ローラ7A上の正負まちまちの極性の付着トナ
ーのクリーニングを行う。
や2次転写の際に高電圧を印加するため、図2に示すよ
うに、正や負の極性(プラスやマイナスの極性)がまち
まちのトナーが2次転写ローラ7Aに付着してしまう。
これにより、冒頭にて前述したように、2次転写の際
に、2次転写ローラ7Aの汚れが記録紙の裏面に付着
し、裏面画像が汚れてしまうという問題が起こる。これ
を防止するため、以下に説明するような各方法により、
2次転写ローラ7A上の正負まちまちの極性の付着トナ
ーのクリーニングを行う。
【0027】(2次転写手段のクリーニング方法の第1
の例)2次転写手段のクリーニングの第1の例は、上記
図1にて説明した画像形成装置における両面画像形成時
において行われるものであり、図3または図4を用いて
これを説明する。図3は、2次転写手段に付着されたト
ナーのクリーニング方法の第1の例を示す図であり、図
4は、図3でのクリーニングの際の転写材の搬送方法を
示す図である。
の例)2次転写手段のクリーニングの第1の例は、上記
図1にて説明した画像形成装置における両面画像形成時
において行われるものであり、図3または図4を用いて
これを説明する。図3は、2次転写手段に付着されたト
ナーのクリーニング方法の第1の例を示す図であり、図
4は、図3でのクリーニングの際の転写材の搬送方法を
示す図である。
【0028】図3または図4によれば、図2にて前述し
たと同様に、正極性や負極性(プラス極性やマイナス極
性)の2次転写ローラ7A上の付着トナーをクリーニン
グするため、図3に示すクリーニングバイアスVC1を
2次転写ローラ7Aに印加する。
たと同様に、正極性や負極性(プラス極性やマイナス極
性)の2次転写ローラ7A上の付着トナーをクリーニン
グするため、図3に示すクリーニングバイアスVC1を
2次転写ローラ7Aに印加する。
【0029】クリーニングバイアスVC1は、正極性と
負極性との直流電源からなる高圧の直流電圧を、例えば
時間間隔が400msecで切り替えられるスイッチン
グ素子SWaにて切り替えて、2次転写ローラ7Aに正
極性と負極性の高電圧を交互に印加し、2次転写ローラ
7A上の正と負の極性の付着トナーを2次転写ローラ7
A上から中間転写ベルト6上に転写して行う。図3
(A)に示すように、スイッチング素子SWaにより正
極性の直流電圧が印加されるクリーニングバイアスVC
1の電界Eaにより2次転写ローラ7A上の正極性の付
着トナーが中間転写ベルト6上に転写される。また図3
(B)に示すように、スイッチング素子SWaにより負
極性の直流電圧が印加されるクリーニングバイアスVC
1の電界Ebにより2次転写ローラ7A上の負極性の付
着トナーが中間転写ベルト6上に転写される。
負極性との直流電源からなる高圧の直流電圧を、例えば
時間間隔が400msecで切り替えられるスイッチン
グ素子SWaにて切り替えて、2次転写ローラ7Aに正
極性と負極性の高電圧を交互に印加し、2次転写ローラ
7A上の正と負の極性の付着トナーを2次転写ローラ7
A上から中間転写ベルト6上に転写して行う。図3
(A)に示すように、スイッチング素子SWaにより正
極性の直流電圧が印加されるクリーニングバイアスVC
1の電界Eaにより2次転写ローラ7A上の正極性の付
着トナーが中間転写ベルト6上に転写される。また図3
(B)に示すように、スイッチング素子SWaにより負
極性の直流電圧が印加されるクリーニングバイアスVC
1の電界Ebにより2次転写ローラ7A上の負極性の付
着トナーが中間転写ベルト6上に転写される。
【0030】両面画像形成時においては、図1にて前述
した再給紙機構(ADU機構)を含む給紙搬送手段の経
路が長いので、画像形成の初期状態では給紙搬送手段内
に初期の記録紙Pが滞溜されるので、図4に示すよう
に、例えばA−3サイズ縦送り1枚、或いはA−4サイ
ズ横送り2枚で形成されるような1枚目の記録紙Pの表
面画像、点線で示すブランク画像、2枚目の記録紙
Pの表面画像、ブランク画像等の画像形成が行わ
れ、続いて1枚目の記録紙Pの表面画像に対応する裏
面画像、3枚目の記録紙Pの表面画像、2枚目の記
録紙Pの表面画像に対応する裏面画像等の順序でそ
れぞれの記録紙Pへの画像形成が行われ、2次転写ロー
ラ7Aによりそれぞれの画像が2次転写位置に給送され
る記録紙P上に転写される。かかる画像形成の際に、1
枚目の記録紙Pの表面画像と後端部Pbと2枚目の記
録紙Pの表面画像の先端部Paとの間のブランク画像
や、2枚目の表面画像の後端部Pbと1枚目の記録
紙Pの裏面画像の先端部Paとの間のブランク画像
等の記録紙の通過の無い紙間(ブランク画像部)におい
て、前記正極性と負極性とからなる高圧の直流電圧によ
るクリーニングバイアスVC1を2次転写ローラ7Aに
印加し、2次転写ローラ7A上の正負まちまちの極性の
付着トナーを中間転写ベルト6に転写し、2次転写ロー
ラ7Aのクリーニングを行うものである。
した再給紙機構(ADU機構)を含む給紙搬送手段の経
路が長いので、画像形成の初期状態では給紙搬送手段内
に初期の記録紙Pが滞溜されるので、図4に示すよう
に、例えばA−3サイズ縦送り1枚、或いはA−4サイ
ズ横送り2枚で形成されるような1枚目の記録紙Pの表
面画像、点線で示すブランク画像、2枚目の記録紙
Pの表面画像、ブランク画像等の画像形成が行わ
れ、続いて1枚目の記録紙Pの表面画像に対応する裏
面画像、3枚目の記録紙Pの表面画像、2枚目の記
録紙Pの表面画像に対応する裏面画像等の順序でそ
れぞれの記録紙Pへの画像形成が行われ、2次転写ロー
ラ7Aによりそれぞれの画像が2次転写位置に給送され
る記録紙P上に転写される。かかる画像形成の際に、1
枚目の記録紙Pの表面画像と後端部Pbと2枚目の記
録紙Pの表面画像の先端部Paとの間のブランク画像
や、2枚目の表面画像の後端部Pbと1枚目の記録
紙Pの裏面画像の先端部Paとの間のブランク画像
等の記録紙の通過の無い紙間(ブランク画像部)におい
て、前記正極性と負極性とからなる高圧の直流電圧によ
るクリーニングバイアスVC1を2次転写ローラ7Aに
印加し、2次転写ローラ7A上の正負まちまちの極性の
付着トナーを中間転写ベルト6に転写し、2次転写ロー
ラ7Aのクリーニングを行うものである。
【0031】上記の如くにして、両面画像形成時におい
て、2次転写手段を両面交互に通過する転写材の紙間に
て、2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリー
ニングバイアスを印加して2次転写手段をクリーニング
することにより、2次転写手段上に付着したトナーの中
間転写体への良好な転写が可能となり、常時2次転写手
段の良好なクリーニングが行われる。また、両面画像形
成時のプリントの生産性が低下されることなく2次転写
手段の良好なクリーニングが行われると共に、両面とも
に高品質な画像形成がなされる。
て、2次転写手段を両面交互に通過する転写材の紙間に
て、2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリー
ニングバイアスを印加して2次転写手段をクリーニング
することにより、2次転写手段上に付着したトナーの中
間転写体への良好な転写が可能となり、常時2次転写手
段の良好なクリーニングが行われる。また、両面画像形
成時のプリントの生産性が低下されることなく2次転写
手段の良好なクリーニングが行われると共に、両面とも
に高品質な画像形成がなされる。
【0032】(2次転写手段のクリーニング方法の第2
の例)2次転写手段のクリーニングの第2の例を、図5
または図6を用いて説明する。図5は、2次転写手段に
付着されたトナーのクリーニング方法の第2の例を示す
図であり、図6は、クリーニング時における2次転写手
段のクリーニングバイアスの制御ブロック図である。
の例)2次転写手段のクリーニングの第2の例を、図5
または図6を用いて説明する。図5は、2次転写手段に
付着されたトナーのクリーニング方法の第2の例を示す
図であり、図6は、クリーニング時における2次転写手
段のクリーニングバイアスの制御ブロック図である。
【0033】図5または図6によれば、図5(A)、
(B)に示すように、第1の例のクリーニング方法にお
いて図3(A)、(B)にて前述したと同様に、例えば
スイッチング素子SWaにより時間間隔が400mse
cで切り替えられる正極性と負極性との直流電源による
高電圧の交互の直流電圧からなるクリーニングバイアス
VC1を、2次転写ローラ7Aに印加して、正極性や負
極性(プラス極性やマイナス極性)の2次転写ローラ7
A上の付着トナーを2次転写ローラ7A上へそれぞれ付
着させて、2次転写ローラ7Aのクリーニングを行う
が、機内に設けられる温湿度センサTSを用い、温湿度
センサTSの検出値と2次転写ローラ7Aに印加すべき
正極性と負極性との直流電圧によるクリーニングバイア
スVC1の出力との関係を把握して参照テーブルを作製
し、参照テーブルを参照してクリーニングバイアスVC
1の正極性と負極性との直流電圧の出力値を決定し、正
極性と負極性との直流電圧からなるクリーニングバイア
スVC1を2次転写ローラ7Aに印加して2次転写ロー
ラ7A上の付着トナーをクリーニングするものである。
(B)に示すように、第1の例のクリーニング方法にお
いて図3(A)、(B)にて前述したと同様に、例えば
スイッチング素子SWaにより時間間隔が400mse
cで切り替えられる正極性と負極性との直流電源による
高電圧の交互の直流電圧からなるクリーニングバイアス
VC1を、2次転写ローラ7Aに印加して、正極性や負
極性(プラス極性やマイナス極性)の2次転写ローラ7
A上の付着トナーを2次転写ローラ7A上へそれぞれ付
着させて、2次転写ローラ7Aのクリーニングを行う
が、機内に設けられる温湿度センサTSを用い、温湿度
センサTSの検出値と2次転写ローラ7Aに印加すべき
正極性と負極性との直流電圧によるクリーニングバイア
スVC1の出力との関係を把握して参照テーブルを作製
し、参照テーブルを参照してクリーニングバイアスVC
1の正極性と負極性との直流電圧の出力値を決定し、正
極性と負極性との直流電圧からなるクリーニングバイア
スVC1を2次転写ローラ7Aに印加して2次転写ロー
ラ7A上の付着トナーをクリーニングするものである。
【0034】即ち図6に示すように、高湿から低湿迄の
それぞれの環境ごとの温湿度センサTSの値と、これに
対応する2次転写ローラ7Aに印加すべき正極性と負極
性との直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1の出力値を求めて、温湿度センサTSの値に
対する正極性と負極性との直流電圧或いは直流電流によ
るクリーニングバイアスVC1の理想値としての予測デ
ータとし、予め実験的に求めた予測データから参照テー
ブルを作製し、該参照テーブルを記憶部のROM内に格
納しておき、後述するタイミングにおいて、実際に温湿
度センサTSの検出した湿度の検出値に基づき、前記記
憶部のROM内に格納されている参照テーブルの理想値
を参照し、参照テーブルに基づく理想値と実際に検出し
た湿度の検出値とに応じて正極性と負極性とからなる高
圧の直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイア
スVC1の出力値を決定し、正極性と負極性とからなる
高圧の直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1を2次転写ローラ7Aに印加し、2次転写ロ
ーラ7Aのクリーニングを行うものである。
それぞれの環境ごとの温湿度センサTSの値と、これに
対応する2次転写ローラ7Aに印加すべき正極性と負極
性との直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1の出力値を求めて、温湿度センサTSの値に
対する正極性と負極性との直流電圧或いは直流電流によ
るクリーニングバイアスVC1の理想値としての予測デ
ータとし、予め実験的に求めた予測データから参照テー
ブルを作製し、該参照テーブルを記憶部のROM内に格
納しておき、後述するタイミングにおいて、実際に温湿
度センサTSの検出した湿度の検出値に基づき、前記記
憶部のROM内に格納されている参照テーブルの理想値
を参照し、参照テーブルに基づく理想値と実際に検出し
た湿度の検出値とに応じて正極性と負極性とからなる高
圧の直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイア
スVC1の出力値を決定し、正極性と負極性とからなる
高圧の直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1を2次転写ローラ7Aに印加し、2次転写ロ
ーラ7Aのクリーニングを行うものである。
【0035】なお本発明においては、正極性と負極性と
の直流電圧に代えて正極性と負極性と直流電流を用いた
ものを参照テーブルとし、参照テーブルを参照してクリ
ーニングバイアスVC1の正極性と負極性との直流電流
の出力値を決定し、正極性と負極性との直流電流からな
るクリーニングバイアスVC1を2次転写ローラ7Aに
印加して2次転写ローラ7A上の付着トナーをクリーニ
ングするようにしたものでもよく、後述するテストにお
いては電圧に代えて正極性と負極性との電流にて実証を
行った。
の直流電圧に代えて正極性と負極性と直流電流を用いた
ものを参照テーブルとし、参照テーブルを参照してクリ
ーニングバイアスVC1の正極性と負極性との直流電流
の出力値を決定し、正極性と負極性との直流電流からな
るクリーニングバイアスVC1を2次転写ローラ7Aに
印加して2次転写ローラ7A上の付着トナーをクリーニ
ングするようにしたものでもよく、後述するテストにお
いては電圧に代えて正極性と負極性との電流にて実証を
行った。
【0036】上記温湿度センサTSの出力値に応じた正
極性と負極性とからなる直流電圧或いは直流電流による
クリーニングバイアスVC1の参照テーブルからの理想
値の読み込みによるクリーニングバイアスVC1の変更
のタイミングは、 機械(画像形成装置)のサービスマン或いはユーザ
等による設置時 機械が有する温湿度センサTSによって環境移動を
検出した場合、等に行うことが好ましい。
極性と負極性とからなる直流電圧或いは直流電流による
クリーニングバイアスVC1の参照テーブルからの理想
値の読み込みによるクリーニングバイアスVC1の変更
のタイミングは、 機械(画像形成装置)のサービスマン或いはユーザ
等による設置時 機械が有する温湿度センサTSによって環境移動を
検出した場合、等に行うことが好ましい。
【0037】上記クリーニングバイアスの制御により、
環境変動に影響されず、2次転写ローラ上に付着したト
ナーの中間転写ベルトへの良好な転写が可能となり、常
時、環境条件に応じた2次転写ローラの良好なクリーニ
ングが行われる。これに伴い、2次転写ローラによるト
ナー像の転写材への良好な転写が行われる。
環境変動に影響されず、2次転写ローラ上に付着したト
ナーの中間転写ベルトへの良好な転写が可能となり、常
時、環境条件に応じた2次転写ローラの良好なクリーニ
ングが行われる。これに伴い、2次転写ローラによるト
ナー像の転写材への良好な転写が行われる。
【0038】(2次転写手段のクリーニング方法の第3
の例)2次転写手段のクリーニングの第3の例を、図
7、及び前述した図6を用いて説明する。図7は、2次
転写手段に付着されたトナーのクリーニング方法の第3
の例を示す図である。
の例)2次転写手段のクリーニングの第3の例を、図
7、及び前述した図6を用いて説明する。図7は、2次
転写手段に付着されたトナーのクリーニング方法の第3
の例を示す図である。
【0039】第3の例の2次転写ローラのクリーニング
方法は、図7に示すように、スイッチング素子SWaに
より、例えば正極性の直流印加時間が600msec、
負極性の直流印加時間が400msecの時間間隔で切
り替えられる正極性と負極性との直流電源による交互の
直流電圧或いは直流電流からなるクリーニングバイアス
VC1を、2次転写ローラ7Aに印加して、正極性や負
極性(プラス極性やマイナス極性)の2次転写ローラ7
A上の付着トナーを2次転写ローラ7A上へそれぞれ付
着させて、2次転写ローラ7Aのクリーニングを行うも
のであるが、この際、2次転写ローラ7Aによるクリー
ニング後に、中間転写ベルト6上に、正極性と負極性の
トナーがそれぞれ、図7に示すように、中間転写ベルト
6の移動方向と垂直な方向の帯状のトナーとなって中間
転写ベルト6に付着する。
方法は、図7に示すように、スイッチング素子SWaに
より、例えば正極性の直流印加時間が600msec、
負極性の直流印加時間が400msecの時間間隔で切
り替えられる正極性と負極性との直流電源による交互の
直流電圧或いは直流電流からなるクリーニングバイアス
VC1を、2次転写ローラ7Aに印加して、正極性や負
極性(プラス極性やマイナス極性)の2次転写ローラ7
A上の付着トナーを2次転写ローラ7A上へそれぞれ付
着させて、2次転写ローラ7Aのクリーニングを行うも
のであるが、この際、2次転写ローラ7Aによるクリー
ニング後に、中間転写ベルト6上に、正極性と負極性の
トナーがそれぞれ、図7に示すように、中間転写ベルト
6の移動方向と垂直な方向の帯状のトナーとなって中間
転写ベルト6に付着する。
【0040】本発明は、この中間転写ベルト6に付着し
た正極性と負極性とからなる帯状のトナーを利用し、2
次転写ローラ7Aに付着したトナーをクリーニングバイ
アスVC1の印加によりクリーニングするもので、中間
転写ベルト6の移動方向に対し、2次転写ローラ7Aの
下流側で、中間転写体クリーニング手段8Aの上流側に
配設されるトナー濃度検出センサTDを用いて、該クリ
ーニングを行うものであり、2次転写ローラ7Aによる
クリーニング後において、トナー濃度検出センサTDの
検出する、クリーニングバイアスVC1の印加に応じて
中間転写ベルト6上に発生されたそれぞれの極性の帯状
のトナーの付着量とその差分の値との関係を把握してお
き、トナー濃度検出センサTDによる正か負かの極性
(プラス極性とマイナス極性)のトナー付着量の検出値
とその差の値の検出値とから、クリーニングバイアスV
C1の正と負の極性の電圧の切り替え時間の理想値とそ
れぞれのサイクル回数の理想値とを予め求め、これらの
値を参照テーブルとして作製しておき、参照テーブルを
参照してクリーニングバイアスVC1の正と負の極性の
電圧の切り替え時間とそれぞれのサイクル回数とを決定
し、良好な2次転写ローラ7A上の付着トナーのクリー
ニングを行うものである。
た正極性と負極性とからなる帯状のトナーを利用し、2
次転写ローラ7Aに付着したトナーをクリーニングバイ
アスVC1の印加によりクリーニングするもので、中間
転写ベルト6の移動方向に対し、2次転写ローラ7Aの
下流側で、中間転写体クリーニング手段8Aの上流側に
配設されるトナー濃度検出センサTDを用いて、該クリ
ーニングを行うものであり、2次転写ローラ7Aによる
クリーニング後において、トナー濃度検出センサTDの
検出する、クリーニングバイアスVC1の印加に応じて
中間転写ベルト6上に発生されたそれぞれの極性の帯状
のトナーの付着量とその差分の値との関係を把握してお
き、トナー濃度検出センサTDによる正か負かの極性
(プラス極性とマイナス極性)のトナー付着量の検出値
とその差の値の検出値とから、クリーニングバイアスV
C1の正と負の極性の電圧の切り替え時間の理想値とそ
れぞれのサイクル回数の理想値とを予め求め、これらの
値を参照テーブルとして作製しておき、参照テーブルを
参照してクリーニングバイアスVC1の正と負の極性の
電圧の切り替え時間とそれぞれのサイクル回数とを決定
し、良好な2次転写ローラ7A上の付着トナーのクリー
ニングを行うものである。
【0041】即ち図6に示すように、2次転写ローラに
よるクリーニング後において、トナー濃度検出センサT
Dの検出する、クリーニングバイアスVC1の印加に応
じて中間転写ベルト6上に発生されたそれぞれの極性の
帯状のトナーの付着量とその差分の値とから、クリーニ
ングバイアスVC1の正と負の極性の電圧の切り替え時
間の理想値とそれぞれのサイクル回数の理想値とを予測
データとして予め実験的に求め、これらの値を参照テー
ブルとして作製し、該参照テーブルを記憶部のROM内
に格納しておき、画像形成装置の使用時に、実際にトナ
ー濃度検出センサTDの検出した帯状のトナー付着量の
検出値及びその検出極性と、中間転写ベルト6上に発生
されたそれぞれの極性の帯状のトナーの付着量とその差
分の値と、前記記憶部のROM内に格納されている正負
それぞれの極性の帯状のトナーの付着量とその差分の値
と、これに対応するクリーニングバイアスVC1の正と
負の極性の電圧の切り替え時間の理想値とそれぞれのサ
イクル回数の理想値とを参照テーブルから参照し、参照
テーブルに基づく帯状のトナー付着量の検出値及びその
検出極性とそれぞれの極性の帯状のトナーの付着量とそ
の差分の値とに基づき、クリーニングバイアスVC1の
正と負の極性の電圧の切り替え時間とそれぞれのサイク
ル回数との出力値を決定し、正極性と負極性とからなる
高圧の直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1を2次転写ローラ7Aに印加し、2次転写ロ
ーラ7Aのクリーニングを行うものである。
よるクリーニング後において、トナー濃度検出センサT
Dの検出する、クリーニングバイアスVC1の印加に応
じて中間転写ベルト6上に発生されたそれぞれの極性の
帯状のトナーの付着量とその差分の値とから、クリーニ
ングバイアスVC1の正と負の極性の電圧の切り替え時
間の理想値とそれぞれのサイクル回数の理想値とを予測
データとして予め実験的に求め、これらの値を参照テー
ブルとして作製し、該参照テーブルを記憶部のROM内
に格納しておき、画像形成装置の使用時に、実際にトナ
ー濃度検出センサTDの検出した帯状のトナー付着量の
検出値及びその検出極性と、中間転写ベルト6上に発生
されたそれぞれの極性の帯状のトナーの付着量とその差
分の値と、前記記憶部のROM内に格納されている正負
それぞれの極性の帯状のトナーの付着量とその差分の値
と、これに対応するクリーニングバイアスVC1の正と
負の極性の電圧の切り替え時間の理想値とそれぞれのサ
イクル回数の理想値とを参照テーブルから参照し、参照
テーブルに基づく帯状のトナー付着量の検出値及びその
検出極性とそれぞれの極性の帯状のトナーの付着量とそ
の差分の値とに基づき、クリーニングバイアスVC1の
正と負の極性の電圧の切り替え時間とそれぞれのサイク
ル回数との出力値を決定し、正極性と負極性とからなる
高圧の直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1を2次転写ローラ7Aに印加し、2次転写ロ
ーラ7Aのクリーニングを行うものである。
【0042】上記クリーニングバイアスの制御により、
2次転写ローラ上に付着したトナーの中間転写ベルトへ
の良好な転写が可能となり、常時2次転写ローラの良好
なクリーニングが行われる。
2次転写ローラ上に付着したトナーの中間転写ベルトへ
の良好な転写が可能となり、常時2次転写ローラの良好
なクリーニングが行われる。
【0043】(実施例1)図1の画像形成装置と図3に
て説明した第2の例のクリーニング方法とを用いて、2
次転写ローラに付着される正負まちまちの極性の付着ト
ナーのクリーニング性能のテストを行なった。予め実験
的に求めた温湿度センサTSの値に対する正極性と負極
性との直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1の理想の出力値を下記に示す表1の参照テー
ブルに基づいて実験を行った。なお、記録紙としては、
55kg/m2の紙厚の普通紙を用い、環境条件は温度
25℃にて実験した。
て説明した第2の例のクリーニング方法とを用いて、2
次転写ローラに付着される正負まちまちの極性の付着ト
ナーのクリーニング性能のテストを行なった。予め実験
的に求めた温湿度センサTSの値に対する正極性と負極
性との直流電圧或いは直流電流によるクリーニングバイ
アスVC1の理想の出力値を下記に示す表1の参照テー
ブルに基づいて実験を行った。なお、記録紙としては、
55kg/m2の紙厚の普通紙を用い、環境条件は温度
25℃にて実験した。
【0044】
【表1】
【0045】実験は、湿度を変化させて連続コピーテス
トを行い、表1の参照テーブルに示すように、検出湿度
(%)の各閾値において、2次転写ローラにクリーニン
グバイアスとして正極性と負極性とからなる直流電流
(μA)を切り替えて印加し、2次転写ローラ上の正負
まちまちの極性の付着トナーのクリーニング性をテスト
した。
トを行い、表1の参照テーブルに示すように、検出湿度
(%)の各閾値において、2次転写ローラにクリーニン
グバイアスとして正極性と負極性とからなる直流電流
(μA)を切り替えて印加し、2次転写ローラ上の正負
まちまちの極性の付着トナーのクリーニング性をテスト
した。
【0046】表1に基づいた制御方法にて実験した場合
は、2次転写ローラの良好なクリーニング性が実証され
た。かかる制御方法を用いない場合は2次転写ローラに
トナー付着が残り、2次転写ローラのクリーニングが良
好でないことが確認された。
は、2次転写ローラの良好なクリーニング性が実証され
た。かかる制御方法を用いない場合は2次転写ローラに
トナー付着が残り、2次転写ローラのクリーニングが良
好でないことが確認された。
【0047】(実施例2)図1の画像形成装置と図5に
て説明した第3の例のクリーニング方法とを用いて、2
次転写ローラに付着される正負まちまちの極性の付着ト
ナーのクリーニング性能のテストを行なった。予め実験
的に求めた、2次転写ローラ7Aによるクリーニング後
における、トナー濃度検出センサTDの検出する、クリ
ーニングバイアスVC1の印加に応じて中間転写ベルト
上に発生されたそれぞれの極性の帯状のトナーの付着量
(mg/cm2)とその差分の値(mg)とに対応す
る、クリーニングバイアスVC1の正と負の極性の電圧
の切り替え時間(msec)の理想の出力値と、それぞ
れのサイクル回数(回)の理想の出力値との関係を、下
記に示す表2、表3の参照テーブルに基づいて実験を行
った。正極性(プラス極性)の付着トナーが多い場合
は、下記の表2の参照テーブルを参照し、負極性(マイ
ナス極性)の付着トナーが多い場合は、下記の表3の参
照テーブルを参照するように制御して、実験を行った。
なお、記録紙としては、55kg/m2の紙厚の普通紙
を用い、環境条件は温度25℃、湿度50%にて実験し
た。
て説明した第3の例のクリーニング方法とを用いて、2
次転写ローラに付着される正負まちまちの極性の付着ト
ナーのクリーニング性能のテストを行なった。予め実験
的に求めた、2次転写ローラ7Aによるクリーニング後
における、トナー濃度検出センサTDの検出する、クリ
ーニングバイアスVC1の印加に応じて中間転写ベルト
上に発生されたそれぞれの極性の帯状のトナーの付着量
(mg/cm2)とその差分の値(mg)とに対応す
る、クリーニングバイアスVC1の正と負の極性の電圧
の切り替え時間(msec)の理想の出力値と、それぞ
れのサイクル回数(回)の理想の出力値との関係を、下
記に示す表2、表3の参照テーブルに基づいて実験を行
った。正極性(プラス極性)の付着トナーが多い場合
は、下記の表2の参照テーブルを参照し、負極性(マイ
ナス極性)の付着トナーが多い場合は、下記の表3の参
照テーブルを参照するように制御して、実験を行った。
なお、記録紙としては、55kg/m2の紙厚の普通紙
を用い、環境条件は温度25℃、湿度50%にて実験し
た。
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】実験は、テストチャートにより濃度を変化
させて連続コピーテストを行い、表2、表3の参照テー
ブルに示すように、帯状のトナーの付着量と、その差分
の値とにおいて、クリーニングバイアスVC1の正と負
の極性の電圧の切り替え時間と、サイクル回数とを変更
して印加し、2次転写ローラ上の正負まちまちの極性の
付着トナーのクリーニング性をテストした。
させて連続コピーテストを行い、表2、表3の参照テー
ブルに示すように、帯状のトナーの付着量と、その差分
の値とにおいて、クリーニングバイアスVC1の正と負
の極性の電圧の切り替え時間と、サイクル回数とを変更
して印加し、2次転写ローラ上の正負まちまちの極性の
付着トナーのクリーニング性をテストした。
【0051】表2及び表3に基づいた制御方法にて実験
した場合は、2次転写ローラの良好なクリーニング性が
実証された。かかる制御方法を用いない場合は2次転写
ローラにトナー付着が残り、2次転写ローラのクリーニ
ングが良好でないことが確認された。
した場合は、2次転写ローラの良好なクリーニング性が
実証された。かかる制御方法を用いない場合は2次転写
ローラにトナー付着が残り、2次転写ローラのクリーニ
ングが良好でないことが確認された。
【0052】
【発明の効果】請求項1によれば、両面画像形成時にお
いて、2次転写手段を両面交互に通過する転写材の紙間
にて、2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリ
ーニングバイアスを印加して2次転写手段をクリーニン
グすることにより、2次転写手段上に付着したトナーの
中間転写体への良好な転写が可能となり、2次転写手段
の良好なクリーニングが行われる。また、両面画像形成
時のプリントの生産性が低下されることなく、常時2次
転写手段の良好なクリーニングが行われると共に、両面
ともに高品質な画像形成がなされる。
いて、2次転写手段を両面交互に通過する転写材の紙間
にて、2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリ
ーニングバイアスを印加して2次転写手段をクリーニン
グすることにより、2次転写手段上に付着したトナーの
中間転写体への良好な転写が可能となり、2次転写手段
の良好なクリーニングが行われる。また、両面画像形成
時のプリントの生産性が低下されることなく、常時2次
転写手段の良好なクリーニングが行われると共に、両面
ともに高品質な画像形成がなされる。
【0053】請求項2によれば、湿度検出手段によって
検出された湿度の値に基づき2次転写手段に印加するク
リーニングバイアスの正と負の極性の電圧の値を決定
し、2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリー
ニングバイアスを印加して2次転写手段をクリーニング
することにより、2次転写手段上に付着したトナーの中
間転写体への良好な転写が可能となり、常時、環境条件
に応じた2次転写手段の良好なクリーニングが行われ
る。これに伴い、2次転写手段によるトナー像の転写材
への良好な転写が行われる。
検出された湿度の値に基づき2次転写手段に印加するク
リーニングバイアスの正と負の極性の電圧の値を決定
し、2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリー
ニングバイアスを印加して2次転写手段をクリーニング
することにより、2次転写手段上に付着したトナーの中
間転写体への良好な転写が可能となり、常時、環境条件
に応じた2次転写手段の良好なクリーニングが行われ
る。これに伴い、2次転写手段によるトナー像の転写材
への良好な転写が行われる。
【0054】請求項3によれば、2次転写手段のクリー
ニング後に、正と負の極性の電圧からなるクリーニング
バイアスの印加の際に中間転写体上に発生するそれぞれ
の極性の帯状のトナーの付着量をトナー付着量検出手段
により検出し、トナー付着量検出手段による、正と負の
極性の電圧からなるクリーニングバイアスの印加に応じ
て中間転写体上に発生されたそれぞれの極性の帯状のト
ナーの付着量とその差分とに基づき、正と負の極性の電
圧の切り替え時間の決定とそれぞれのサイクル回数との
決定とを行い、2次転写手段をクリーニングすることに
より、2次転写手段上に付着したトナーの中間転写体へ
の良好な転写が可能となり、常時2次転写手段の良好な
クリーニングが行われる。
ニング後に、正と負の極性の電圧からなるクリーニング
バイアスの印加の際に中間転写体上に発生するそれぞれ
の極性の帯状のトナーの付着量をトナー付着量検出手段
により検出し、トナー付着量検出手段による、正と負の
極性の電圧からなるクリーニングバイアスの印加に応じ
て中間転写体上に発生されたそれぞれの極性の帯状のト
ナーの付着量とその差分とに基づき、正と負の極性の電
圧の切り替え時間の決定とそれぞれのサイクル回数との
決定とを行い、2次転写手段をクリーニングすることに
より、2次転写手段上に付着したトナーの中間転写体へ
の良好な転写が可能となり、常時2次転写手段の良好な
クリーニングが行われる。
【図1】本発明に係わる現像装置の各実施の形態に共通
する画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装
置の概要断面構成図である。
する画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装
置の概要断面構成図である。
【図2】2次転写手段に付着されるトナーを示す図であ
る。
る。
【図3】2次転写手段に付着されたトナーのクリーニン
グ方法の第1の例を示す図である。
グ方法の第1の例を示す図である。
【図4】図3でのクリーニングの際の転写材の搬送方法
を示す図である。
を示す図である。
【図5】2次転写手段に付着されたトナーのクリーニン
グ方法の第2の例を示す図である。
グ方法の第2の例を示す図である。
【図6】クリーニング時における2次転写手段のクリー
ニングバイアスの制御ブロック図である。
ニングバイアスの制御ブロック図である。
【図7】2次転写手段に付着されたトナーのクリーニン
グ方法の第3の例を示す図である。
グ方法の第3の例を示す図である。
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム
2Y,2M,2C,2K 帯電手段
3Y,3M,3C,3K 露光手段
4Y,4M,4C,4K 現像装置
7A 2次転写ローラ
7Y,7M,7C,7K 1次転写ローラ
8A 中間転写体クリーニング手段
8Y,8M,8C,8K 像形成体クリーニング手段
10Y,10M,10C,10K 画像形成部
TD トナー濃度検出センサ
TS 温湿度センサ
VC1 クリーニングバイアス
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 BA16
2H033 AA46
2H200 FA16 GA23 GA44 GA47 GA57
GB21 HA12 HB03 HB12 HB22
JA02 JA16 JA18 JA28 JB07
JB10 JB42 JC04 LB08 LB15
LB38 LB39 LB40 NA02 PA10
PB19 PB28
Claims (3)
- 【請求項1】 像形成体と、 該像形成体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
と、 前記像形成体上のトナー像が転写され、転写された該ト
ナー像を表面に担持するベルト状の中間転写体と、 前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体に転写する
1次転写手段と、 中間転写体上のトナー像を転写材の一方の面に転写する
2次転写手段と、 前記2次転写手段により転写された転写材上のトナー像
を定着する定着手段と、 前記定着手段により一方の面に定着されたトナー像を有
する転写材を前記2次転写手段へ再給紙する再給紙機構
とを備え、 前記中間転写体上に形成されたトナー像を前記2次転写
手段により前記転写材の一方の面に転写し、前記定着手
段により前記転写材上のトナー像を定着した後、一方の
面にトナー像が定着された転写材を前記再給紙機構によ
り反転し、前記中間転写体上に再度形成されたトナー像
を前記転写材の他方の面に前記2次転写手段により転写
し、前記転写材の他方の面に転写されたトナー像を前記
定着手段により定着して前記転写材の両面にトナー像を
形成する画像形成装置において、 両面画像形成時において、 前記2次転写手段を両面交互に通過する転写材の紙間に
て、前記2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるク
リーニングバイアスを印加し、前記2次転写手段上に付
着したトナーを前記中間転写体へ転写して前記2次転写
手段をクリーニングすることを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 像形成体と、 該像形成体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
と、 前記像形成体上のトナー像が転写され、転写された該ト
ナー像を表面に担持するベルト状の中間転写体と、 前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体に転写する
1次転写手段と、 中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する2次転写
手段と、 前記2次転写手段により転写された転写材上のトナー像
を定着する定着手段とを備える画像形成装置において、 前記画像形成装置に湿度検出手段を設けると共に、 前記2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリー
ニングバイアスを印加し、前記2次転写手段上に付着し
たトナーを前記中間転写体へ転写して前記2次転写手段
をクリーニングするもので、 前記湿度検出手段によって検出された湿度の値に基づき
前記2次転写手段に印加するクリーニングバイアスの正
と負の極性の電圧の値を決定することを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項3】 像形成体と、 該像形成体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
と、 前記像形成体上のトナー像が転写され、転写された該ト
ナー像を表面に担持するベルト状の中間転写体と、 前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体に転写する
1次転写手段と、 中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する2次転写
手段と、 前記2次転写手段により転写された転写材上のトナー像
を定着する定着手段とを備える画像形成装置において、 前記中間転写体上の転写残トナーの付着量を検出するト
ナー付着量検出手段を設けると共に、 前記2次転写手段に正と負の極性の電圧からなるクリー
ニングバイアスを印加し、前記2次転写手段上に付着し
たトナーを前記中間転写体へ転写して前記2次転写手段
をクリーニングするもので、 前記2次転写手段のクリーニング後に、前記正と負の極
性の電圧からなるクリーニングバイアスの印加の際に、
前記中間転写体上に発生するそれぞれの極性の帯状のト
ナーの付着量を前記トナー付着量検出手段により検出
し、 前記トナー付着量検出手段の検出する、正と負の極性の
電圧からなるクリーニングバイアスの印加に応じて前記
中間転写体上に発生されたそれぞれの極性の帯状のトナ
ーの付着量とその差分の値とに基づき、前記正と負の極
性の電圧の切り替え時間の決定とそれぞれのサイクル回
数の決定とを行うことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337612A JP2003140470A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337612A JP2003140470A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003140470A true JP2003140470A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19152218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001337612A Pending JP2003140470A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003140470A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005266768A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
JP2009025474A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2009053412A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US7539432B2 (en) | 2006-08-02 | 2009-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US7548709B2 (en) | 2005-04-27 | 2009-06-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transfer unit, transfer method, and image forming apparatus |
JP2015055671A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及び画像形成プログラム |
-
2001
- 2001-11-02 JP JP2001337612A patent/JP2003140470A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005266768A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
JP2011008301A (ja) * | 2004-03-19 | 2011-01-13 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
US7548709B2 (en) | 2005-04-27 | 2009-06-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transfer unit, transfer method, and image forming apparatus |
US7539432B2 (en) | 2006-08-02 | 2009-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2009025474A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2009053412A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2015055671A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及び画像形成プログラム |
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