JP2003033247A - 椅子における張り材の取付構造 - Google Patents
椅子における張り材の取付構造Info
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- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/02—Upholstery attaching means
- A47C31/023—Upholstery attaching means connecting upholstery to frames, e.g. by hooks, clips, snap fasteners, clamping means or the like
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Abstract
ることができるとともに、張り材の周縁部の耐久性がよ
く、椅子の使用時には張り材が外れにくく、しかも椅子
の廃棄時等には、張り材を容易に分別しうるようにした
椅子における張り材の取付構造を提供する。 【解決手段】 脚体4に支持され、座または背凭れの一
部をなす合成樹脂製の外シェル5におけるほぼ方形をな
す部分の表面の周縁部に凹入溝9を設けるとともに、ほ
ぼ方形をなす張り材23の各辺に、合成樹脂製の係合片
27,30,31を止着し、各係合片を、凹入溝9にそ
れぞれ嵌合することにより、張り材23を外シェル5の
表面に張設する。
Description
たは背凭れの張り材の取付構造に関する。
取り付ける従来の取り付け方法としては、張り材の周縁
を座または背凭れのフレームまたはシェルの周縁から裏
面側に巻き込み、その縁を、フレーム等の裏面に、鋲止
め、その他の手段により止着するのが一般的である。
部に凹入溝を設け、これに張り材の周縁を、抜け止め用
の補助具とともに嵌合して、張り材を取り付けるように
したものもある。
材がフレームまたはシェルの外周を覆っているので、長
期間の使用や他物との衝突等により、座や背凭れのコー
ナー部や縁部において張り材が傷み易く、また、鋲止め
その他の張り材の周縁の止着作業が面倒である。
たりし易いので、その縁を凹入溝に体裁よく挿入しにく
く、挿入作業に時間がかかるだけでなく、張り材の周縁
が前方に外れ易いが、これを防止するため、張り材を凹
入溝内に嵌合して強固に固着すると、椅子の廃棄時に、
張り材をフレーム等から分別し難いという問題がある。
な問題点に鑑み、張り材を、簡単、迅速、かつ体裁よく
取り付けることができるとともに、張り材の周縁部の耐
久性がよく、椅子の使用時には、張り材が外れにくく、
しかも椅子の廃棄時等には、張り材を容易に分別しうる
ようにした、椅子における張り材の取付構造を提供する
ことを目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1) 脚体に支持され、座または背凭れの一部をなす合
成樹脂製の外シェルにおけるほぼ方形をなす部分の表面
の周縁部に凹入溝を設けるとともに、ほぼ方形をなす張
り材の各辺に、合成樹脂製の係合片を止着し、各係合片
を、前記凹入溝にそれぞれ嵌合することにより、張り材
を外シェルの表面に張設する。
と、そこに嵌合される係合片とのいずれか一方に、凹入
溝の長手方向と直交する外シェルの表裏方向を向く位置
決め溝を設け、かつ他方に、前記位置決め溝に嵌合する
ことにより、凹入溝の長手方向への係合片の移動を阻止
する突部を設ける。
入溝より内側の外シェルの表面と張り材との間に、クッ
ション体を設ける。
て、張り材の各辺に止着した係合片を、裏面側に巻き込
んで、凹入溝に嵌合する。
て、外シェルにおける上位に位置する部分の凹入溝の凹
入方向を、後下方とする。
て、外シェルにおける全凹入溝の凹入方向を、後下方と
する。
える椅子の分解斜視図である。この図に示す、この椅子
は、金属パイプをほぼ方形枠状に折曲して形成した左右
1対の側脚(1)(1)と、左右の側脚(1)(1)の上部同士
を連結する左右方向を向く前後1対の連結材(2)(3)と
からなる脚体(4)を備えている。
ン等の合成樹脂材料の一体成型品よりなり、ほぼ水平の
座部(5a)と、その後端より起立する背凭れ部(5b)とから
なる側面視L字状の外シェル(5)が、その背凭れ部(5b)
の両側部に形成した上下方向を向く筒部(5c)(5c)を、左
右の側脚(1)(1)の後端部より起立する金属パイプの端
末の立上り部(1a)(1a)に嵌合し、かつ座部(5a)を前後の
連結材(2)(3)上に載置して、座部(5a)の下面に突設し
た前後複数対の係合爪(6)を、後方の連結材(3)の前後
の縁に係合させるとともに、前方の連結材(2)の下方か
ら止めねじ(7)をもって止着することにより、支持され
ている。
(5b)との接続部分には、正面視横長楕円形の開口(5d)が
形成されている。
面形は、それぞれ方形をなし、座部(5a)の前端部は、下
方に向かって緩やかに湾曲し、また座部(5a)の後端部
は、上方に向かって緩やかに湾曲している。
a)の上面及び背凭れ部(5b)の前面)の周縁部には、その
縁に沿う連続したループ状の凹入溝(8)(9)が、それぞ
れ形成されている。
入溝(8)(9)の凹入方向、及び係合爪(6)の突出方向
は、すべて後下方を向くようにしてあり、それによっ
て、外シェル(5)の成形時の型抜きを、前上方と後下方
との2方向のみで簡単に行えるようにしてある。
(5)の座部(5a)への張り材の取付構造について説明す
る。外シェル(5)の座部(5a)における凹入溝(8)の長手
方向の複数箇所には、外シェルの裏面に開口する係合孔
(10)が穿設されている。この例では、座部(5a)の左右の
縁に沿う凹入溝(8)の前後方向を向く部分に2個の係合
孔(10)が、座部(5a)の前後の縁に沿う凹入溝(8)の左右
方向を向く部分に3個の係合孔(10)が、それぞれ凹入溝
(8)における外シェル(5)の中央寄りの溝壁に設けられ
ている。
入溝(8)より内側の後部には、上下方向に貫通する複数
の嵌合孔(11)が、左右方向に適宜の間隔で並べて穿設さ
れている。
一体成型品である内シェル(12)は、図5及び図6に示す
ように、外シェル(5)の座部(5a)における凹入溝(8)よ
り内側の部分の形状とほぼ同形状をなし、その外周縁に
は、後下方に向かって延出する短寸の係合片(13)が連設
されている。
(10)に対応する内シェル(12)の係合片(13)の内面には、
各係合孔(10)における外シェル(5)の表面寄りの縁に係
合する係合爪(14)が形成されている。
ェル(5)の座部(5a)に形成された各嵌合孔(11)に嵌合し
て、その下端の縁部に係合しうるようにした複数の係合
爪(15)が設けられている。
の表面には、例えばポリエチレン発泡シートのようなク
ッション体(16)と、例えばポリプロピレンクロスまたは
オレフィンレザークロスよりなる表皮材(17)とからなる
張り材(18)が、係合片(13)の外周面にまで被さるように
貼着されている。
(12)は、外シェル(5)の座部(5a)に対して斜め上前方か
ら導き入れて、その外周の係合片(13)を凹入溝(8)に、
また係合爪(15)を嵌合孔(11)にそれぞれ嵌合し、かつ係
合爪(14)を係合孔(10)の上縁に、また係合爪(15)を嵌合
孔(11)の下縁にそれぞれ係止させることにより、外シェ
ル(5)の座部(5a)の上面に、容易に上方に外れることな
く装着されている。内シェル(12)とともに装着された張
り材(18)の表面は、外シェル(5)の座部(5a)における凹
入溝(8)より外側の部分の表面とほぼ等高となるように
するのが好ましい。
(11)から下方に突出する内シェル(12)の係合爪(15)の先
端は、脚体(4)における後方の連結材(3)の上面中央に
形成された左右方向を向く凹条(3a)内に進入し、連結材
(3)により外部に露呈しないように覆われているので、
体裁がよい。
(5)の背凭れ部(5b)への張り材の取付構造について説明
する。外シェル(5)の背凭れ部(5b)におけるほぼ方形の
凹入溝(9)の上部と下部との長手方向の複数箇所であっ
て、かつ凹入溝(9)における背凭れ部(5b)の中央寄りの
溝壁には、凹入溝の長手方向と直交し、かつ外シェル
(5)の表裏方向を向く半円弧状の位置決め溝(19)が形成
されている。
凹入溝(9)の裏面側には、凹入溝(9)の底部を覆うほぼ
方形の薄肉部(20)が形成されており、その薄肉部(20)に
おける後方を向く面には、凹入溝(9)とその直後の空間
とを連通するとともに、上下及び左右方向の寸法を薄肉
部(20)より小とした方形の係合孔(21)が穿設されてい
る。
巻く薄肉部(20)の上端両側部には、左右方向を向くスリ
ット状の係止孔(22)がそれぞれ形成されている。
クロスまたはオレフィンレザーからなるほぼ方形の表皮
材(24)の裏面に、それより若干小寸としたポリエチレン
発泡シート等のクッション体(25)を貼着したものよりな
っている。
の裏面における上端縁には、前面下部に複数の半円形断
面の突起(26)を凹入溝(9)の上部における複数の位置決
め溝(19)と等間隔で設けた合成樹脂製の上部係合片(27)
がミシン縫いにより取り付けられ、表皮材(24)の前面下
端縁には、前面上部に同様の複数の突起(28)が、また中
央に上方に突出する方形の折り返し片(29)が設けられた
合成樹脂製の下部係合片(30)がミシン縫いにより取り付
けられている。
成樹脂製の側部係合片(31)がミシン縫いにより取り付け
られている。各係合片(27)(30)(31)(31)を取り付けた状
態を、図10に示す。
面を、外シェル(5)の背凭れ部(5b)の表面に当接し、か
つ、表皮材(24)の四辺に取り付けられた係合片(27)(30)
(31)(31)を、次のようにして凹入溝(9)にそれぞれ嵌合
することにより、外シェル(5)の前面に装着されてい
る。
4)の上端縁に設けた上部係合片(27)を、後下方から前向
に、ほぼ360°巻き込み、外シェル(5)の凹入溝(9)
の上部に、各突起(26)が表皮材(24)を間に挟んで対応す
る位置決め溝(19)に嵌合するようにして挿入する。
0)は、後上方にほぼ180°反転折曲した折り返し片(2
9)とともに、凹入溝(9)の下部に、各突起(28)が対応す
る位置決め溝(19)に、また折り返し片(29)が係合孔(21)
に、それぞれ嵌合するようにして嵌合される。このと
き、折り返し片(29)の遊端が、係合孔(21)の上縁に係合
することにより、張り材(23)の下端部が前上方に抜け外
れるのが確実に阻止される。
図15に示すように、側面視ほぼU字状をなす合成樹脂
材料製の蓋材(32)を後下方から、薄肉部(20)に嵌合し、
蓋材(32)の上端部内面に突設した係合爪(33)を係止孔(2
2)にそれぞれ係止させると、折り返し片(29)は、蓋材(3
2)により覆われるとともに、その遊端が係合孔(21)の上
縁から後方へ外れるのが阻止される。
片(31)は、平面視において二つ折りとして、両側部の凹
入溝(9)に嵌合され、その弾性復元力により、凹入溝
(9)からの抜け外れが阻止される。
b)に装着された張り材(23)は、背凭れ部(5b)の上部にお
ける凹入溝(9)の凹入方向が後下方を向き、そこに表皮
材(24)の上端部と上部係合片(27)とが嵌合されているの
で、張り材(23)に下方への引張り力が作用しても、上部
の凹入溝(9)から抜け外れにくく、しかも表皮材(24)の
下端部は、下部係合片(30)の折り返し片(29)の遊端が係
合孔(21)の上縁に係合することにより、凹入溝(9)から
の抜け外れが確実に防止されているので、外シェル(5)
から妄りに外れることはない。
材の取付構造を、内シェル(12)を用いるタイプのものと
し、かつ背凭れの張り材の取付構造を、内シェルを用い
ないタイプのものとしたが、座の張り材の取付構造を、
上述の背凭れの張り材の取付構造と同一の内シェル(12)
を用いない構造のものとしてもよい。また、位置決め溝
(19)と同様のものを上部係合片(27)またはその他の係合
片に設け、それに嵌合する突起(26)と同様のものを、凹
入溝(9)の溝壁に設けてもよい。
の張り材の各辺毎に止着した係合片を、外シェルの表面
の周縁部に設けたほぼ方形の凹入溝の各辺に順次嵌合す
ることにより、張り材の縁の一部が撓んで凹入溝に挿入
しにくくなったり、張り材に皺ができたりすることな
く、また内シェルを用いることなく、張り材を外シェル
に、簡単、迅速、かつ体裁よく取り付けることができ
る。
側に張設され、その外側が外シェルの外周縁により囲ま
れているので、張り材の特に周縁部の耐久性がよく、ま
た、張り材の各辺は、各係合片に止着されて外シェルの
凹入溝に嵌合されているので、椅子の使用時に、張り材
の縁の一部が外シェルから局部的に剥がれるということ
はない。
外シェルの凹入溝から抜き出すことにより、張り材を外
シェルから外すことができ、張り材の修理や交換、及び
椅子の廃棄時における分別処理等に便利である。
手方向への係合片の移動が確実に阻止され、使用時に張
り材の縁が位置ずれしたり、係合片ががたついたりする
のを防止しうるとともに、係合片を凹入溝に挿入し易く
なる。
体に特別な加工を施すことなく、クッション体を、外シ
ェルの表面と張り材との間に、必要に応じて簡単に装着
することができる。
が係合片から外れにくくなり、張り材の剥離強度が増
す。
おける上位に位置する部分の凹入溝に挿入する係合片に
特別な抜け止め手段を設けなくても、その係合片は、張
り材に下向きまたは前向きの外力が作用した場合でも、
外シェルの凹入溝から抜けにくくなる。
成形時の型抜きを、前上方と後下方との2方向のみで簡
単に行うことができる。
視図である。
る。
である。
である。
側部に取り付けられる係合片との分解正面図である。
取り付けた状態を示す正面図である。
側面図である。
平面図である。
部中央を示す分解斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 脚体に支持され、座または背凭れの一部
をなす合成樹脂製の外シェルにおけるほぼ方形をなす部
分の表面の周縁部に凹入溝を設けるとともに、ほぼ方形
をなす張り材の各辺に、合成樹脂製の係合片を止着し、
各係合片を、前記凹入溝にそれぞれ嵌合することによ
り、張り材を外シェルの表面に張設したことを特徴とす
る椅子における張り材の取付構造。 - 【請求項2】 凹入溝の内面と、そこに嵌合される係合
片とのいずれか一方に、凹入溝の長手方向と直交する外
シェルの表裏方向を向く位置決め溝を設け、かつ他方
に、前記位置決め溝に嵌合することにより、凹入溝の長
手方向への係合片の移動を阻止する突部を設けた請求項
1記載の椅子における張り材の取付構造。 - 【請求項3】 凹入溝より内側の外シェルの表面と張り
材との間に、クッション体を設けた請求項1または2記
載の椅子における張り材の取付構造。 - 【請求項4】 張り材の各辺に止着した係合片を、裏面
側に巻き込んで、凹入溝に嵌合した請求項1〜3のいず
れかに記載の椅子における張り材の取付構造。 - 【請求項5】 外シェルにおける上位に位置する部分の
凹入溝の凹入方向を、後下方とした請求項1〜4のいず
れかに記載の椅子における張り材の取付構造。 - 【請求項6】 外シェルにおける全凹入溝の凹入方向
を、後下方とした請求項1〜5のいずれかに記載の椅子
における張り材の取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2001223477A JP4850361B2 (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 椅子における張り材の取付構造 |
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- 2001-07-24 JP JP2001223477A patent/JP4850361B2/ja not_active Expired - Fee Related
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