[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003090074A - 大便器 - Google Patents

大便器

Info

Publication number
JP2003090074A
JP2003090074A JP2001281342A JP2001281342A JP2003090074A JP 2003090074 A JP2003090074 A JP 2003090074A JP 2001281342 A JP2001281342 A JP 2001281342A JP 2001281342 A JP2001281342 A JP 2001281342A JP 2003090074 A JP2003090074 A JP 2003090074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
toilet bowl
jet pump
throat
bowl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001281342A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Shibata
信次 柴田
Shinko Shinkawa
新川  真弘
Mitsuhiro Suenaga
光宏 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2001281342A priority Critical patent/JP2003090074A/ja
Publication of JP2003090074A publication Critical patent/JP2003090074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジェットポンプを有する大便器において、便
器の外観デザインや、トラップ等内部構成の性能や給水
条件等により、サイホンの持続時間が、ジェットポンプ
の持続時間、すなわちジェットポンプが貯留部の水を巻
き込んでいる時間より長い場合、サイホンが継続中に貯
留部の水が無くなることで、ジェットポンプにより作り
出されたゼット流がサイホン途中で弱くなり、サイホン
による汚物排出をサポートする機能が低下し、汚物の排
出能力が低下する状況が生じる場合が出てきた 【解決手段】ジェットポンプの駆動終了タイミング、す
なわちジェットポンプが前記ボール部の汚物搬送のため
に用意された洗浄水を被駆動流体とする状態が終了する
タイミングが、便器内で発生するサイホンの終了タイミ
ングよりも後ろになる様にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器のボウル部内
の汚物を洗浄水により便器外へ搬送し、便器洗浄を行う
大便器に関する。
【0002】
【従来の技術】水資源の重要性の認知が高まるにつれ
て、大便器の節水要求は高まってきている。また、同時
に生活空間としてのトイレとしての認知もあがってきて
おり、給水タンクを無くして、従来にないデザインを持
つ大便器を提案することで市場の衆目を集めている例も
ある。このタンクの無い形式の大便器の給水方式として
は、再公表特許 WO98/05829にて示されてい
る方式がある。すなわち、便器洗浄の為の洗浄ボタンが
押圧操作等され、切り替え弁にて洗浄水の供給先がボウ
ル部の洗浄の側に切り替えられると、洗浄水は、ゼット
導水路に配設された吐出ノズルから噴流として吐出され
る。このため、この吐出ノズルからの噴流により、ゼッ
ト導水路内の水と洗浄水貯留部内の水とがジェットポン
プによる噴流噴出の様にしてゼット導水路を通って排水
トラップの入り口に向けて吐出される。これにより、排
水トラップには、水量の増幅がなされた状態で一度に多
量の洗浄水が送りこまれてボウル部の汚物が流れ出す。
この構成により、いわゆるタンク給水方式とは違い、洗
浄水用の給水タンクを持たず、かつ、いわゆるフラッシ
ュバルブ便器よりも少ない瞬間給水流量で作動するタン
クレス便器を可能としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】WO98/05829
にて示された大便器内蔵のジェットポンプでは、貯留部
をリム面より下に、具体的にはボウル面の裏側に構成し
てあり、この貯留部内の水をジェットポンプが巻き込
み、トラップ入り口にゼット流として吐水させている。
この貯留部の容積は、大便器の外観のデザインや寸法に
より決まってくる。汚物洗浄は、ジェットポンプにより
作り出されたゼット流により、サイホンが形成され汚物
を排出することになるが、発生したサイホンの持続時間
は、ボウル面内に貯められたいわゆる溜水量と、発生し
たサイホンの力で決定されることになる。汚物の排出に
おいて、ゼット流の役割としては、洗浄動作の初期にお
いてサイホンを形成し、それからサイホンの終了にかけ
ては、サイホン作用により引き込まれる汚物に対して、
更に押し込むことで排出を促進し、そしてサイホン終了
後には、サイホンによって排出しきれなかった汚物をト
ラップ内に押し込み、排出させる効果を持っていること
が求められる。ところが、サイホンの持続時間が、ジェ
ットポンプの持続時間、すなわちジェットポンプが貯留
部の水を巻き込んでいる時間より長い場合、サイホンの
継続中に貯留部の水が無くなり、ゼット流がサイホンの
形成、汚物をひきこんでいる途中で弱くなるため、サイ
ホンによる汚物排出をサポートする機能が低下し、汚物
の排出能力が低下する状況が生じる場合が出てきた。
尚、この状態は、便器の外観デザインにより制約をうけ
る貯留部の容積や、トラップ等内部構成や給水条件等に
より発生するサイホンの状態に関係する。また、床上排
水タイプの大便器では、排水トラップの接続位置が床下
排水タイプよりも高い位置にあるため、排出の為の水位
差が床下排水タイプの大便器に比べて十分にとれないた
め、発生するサイホンの力は弱くなる。よって、床上排
水タイプの大便器では、前述のゼット流による汚物排出
のサポート機能は更に重要条件となり、その機能が弱く
なることは大便器の基本機能に関わる問題になる。そこ
で、本発明ではサイホンの持続時間とジェットポンプの
駆動時間、すなわちジェットポンプが貯留水の水を巻き
込む時間との関係を最適化することにより、床下排水タ
イプの大便器や床上排水タイプの大便器において好適な
排出機能を確保するための手段を提案することを目的と
した。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目
的を達成するため、請求項1の発明は、便器のボール部
内の汚物を洗浄水により便器外へ搬送する大便器であっ
て、前記汚物の搬送のために洗浄水を吐出する吐出部材
と、前記洗浄水が吐出される際に、前記ボウル部内の汚
物の搬送に用いられる洗浄水の流量を増幅して該洗浄水
を前記吐水部材に導く増幅手段を有し、前記増幅手段
は、給水源から供給される水を駆動流体とし前記ボウル
部の汚物搬送のために用意された洗浄水を被駆動流体と
して両流体を混合噴出するジェットポンプを有した大便
器において、前記ジェットポンプが前記ボール部の汚物
搬送のために用意された洗浄水を被駆動流体とする状態
を終了するタイミングが、便器内で発生するサイホンの
終了タイミングよりも後ろであることを特徴とする。本
発明によれば、前記ジェットポンプを有した大便器にお
いて、前記ジェットポンプはいわゆるゼット流を作り出
す。このゼット流により、サイホンが形成され汚物の引
き込みが行われる。また同時にゼット流による汚物の押
し込みが行われて、この2つの流れの作用により汚物は
効果的に便器外へと排出される。ところが、サイホン発
生中にゼット流が弱くなると前記した汚物の押し込み作
用が弱くなるため、汚物の排出効果が低下する。よっ
て、前記ジェットポンプの駆動終了タイミング、すなわ
ち前記ジェットポンプが前記ボール部の汚物搬送のため
に用意された洗浄水を被駆動流体とする状態が終了する
タイミングが、便器内で発生するサイホンの終了タイミ
ングよりも後ろであること、いいかえると、前記ボウル
部の汚物搬送のために用意された洗浄水の水位が前記ジ
ェットポンプの吐出部への入り口上縁に達するタイミン
グが、サイホンによって引かれるボウル面内の水位がト
ラップ入り口上縁に達し、トラップ内に大気が入ってゆ
くタイミングよりも後ろに設定することで、サイホン継
続中には、汚物はサイホンによる引き込みとゼット流に
よる押し込みを確実に受けることになるため、効果的な
汚物排出状態を確保させることができる。また、前記ジ
ェットポンプにより作り出されたゼット流は通常のタン
ク型大便器のゼット流と異なり、安定した水勢を保つこ
とができるため、前述の様にジェットポンプが前記ボー
ル部の汚物搬送のために用意された洗浄水を被駆動流体
とする状態が終了するタイミングを、便器内で発生する
サイホンの終了タイミングよりも後ろである様にするこ
とで、サイホン発生中にボウル部から排出できなかった
残留汚物を、その流量増幅された太い流れにより、給水
源からの直接流よりも効果的に、便器に接続された排水
管に排出することが可能となる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の大便器
であって、前記ジェットポンプは、前記給水源から供給
を受けた水を噴出する駆動ノズルと、該駆動ノズルに対
応して前記両流体の通過経路を形成すると共に前記両流
体を前記吐出部材に導くスロートとを有し、前記駆動ノ
ズルのノズル径dと前記スロートのスロート径Dとの比
の値d/Dが約0.7〜0.9とされていることを特徴
とする。一般にジェットポンプは、その構成する要素で
ある駆動ノズルの口径dとスロートの口径Dとの比であ
るパラメータ、d/Dにより、駆動流体が被駆動流体を
まきこむ割合である流量比及び、ジェットポンプ全体に
かかる水頭とジェットポンプからの吐出流のもつ水頭の
比である揚程比が変化する。d/Dが1に近づく場合、
流量比が下がり、揚程比が高くなる傾向があることは知
られており、前記吐出の状態は、被駆動流体を巻き込む
割合が減り、逆に被駆動流体を巻き込んだ流れの吐出圧
力が大きくなる。そこで、d/Dの値を1に近い値、具
体的には0.7〜0.9の間に設定し、流量比を小さく
することで被駆動流体を巻き込む時間を延ばす方策をと
らせることにより、前述のジェットポンプが前記ボール
部の汚物搬送のために用意された洗浄水を被駆動流体と
する状態が終了するタイミングを、便器内で発生するサ
イホンの終了タイミングよりも後ろにすることができ
る。
【0006】請求項3の発明は、請求項2記載の大便器
であって、前記ジェットポンプのスロート長さLが前記
スロートのスロート径Dの約3〜6倍とされていること
を特徴とする。前記d/Dを1に近づけたい場合におい
て、ジェットポンプのノズル径であるdを大きくしてゆ
くと同じ瞬間流量を確保した場合、このノズルから与え
られるエネルギーは小さくなってしまう為、Dを小さく
することが好適であるが、その分 汚物や汚水を押す面
積が小さくなってしまい、汚物の排出に影響がでてく
る。そこで、スロートの長さLをスロート径Dの約3〜
6倍とすることで、スロート内部の速度分布を平均化さ
せる。その結果、口径いっぱいを使って均一な流れを出
すことができるため、前記の様にスロート径を小さくし
ていった場合においても、汚水や汚物を押す効果を確保
することが可能となる。
【0007】請求項4の発明は、請求項2記載の大便器
であって、前記ボウル部に溜置かれている溜水を外部に
排出する排水トラップを有し、前記ジェットポンプは、
前記排水トラップの上昇管の立上がり箇所から該上昇管
の管路を指向して配設されていることを特徴とする。こ
こでジェットポンプを排水トラップの立ち上がり箇所か
ら、該上昇管の管路を指向して配設することにより、上
昇管をスロート部に、ジェットポンプの吐水口をノズル
部に見立てることができる関係ができる。前記ジェット
ポンプを、前記給水源から供給を受けた水を噴出する駆
動ノズルと、該駆動ノズルに対応して前記両流体の通過
経路を形成すると共に前記両流体を前記吐出部材に導く
スロートとを有し、前記駆動ノズルと前記スロートは、
前記駆動ノズルのノズル径dと前記スロートのスロート
径Dとの比の値d/Dが約0.7〜0.9となるように
構成した場合、前記ジェットポンプからの吐出流の形態
は、d/Dが前記範囲よりも小さい場合より、前記した
揚程比、即ち吐出圧力が高くなる状態となり、トラップ
内に伝わる圧力エネルギーは高くなる。この結果、前記
ジェットポンプから吐水された流れが前記排水トラップ
内に入る際に発生するエジェクター効果によって汚水や
汚物を引き込む作用が高くなる。
【0008】請求項5の発明は、請求項4記載の大便器
であって、前記スロートのスロート径Dと前記上昇管の
管路径Kとの比の値D/Kが約0.1〜0.3とされて
いることを特徴とする。請求項4に前記ジェットポンプ
を排水トラップの立ち上がり箇所から、該上昇管の管路
を指向して配設することにより、上昇管をスロート部
に、ジェットポンプの吐水口をノズル部に見立てること
ができる関係を示したが、前記スロートと前記上昇管
は、前記スロートのスロート径Dと前記上昇管の管路径
Kとの比の値D/Kを1よりも十分に小さい値、具体的
には約0.1〜0.3とすることにより、このジェット
ポンプ構成は、前述の流量比が高く設定された特性をも
つことになる。即ち、非駆動流体となる汚水を大量に引
き込むことになるため、汚水、汚物の排出の効果を高く
設定することができる様になる。
【0009】請求項6の発明は、請求項1記載の大便器
であって、その排水トラップ出口部の方向が床面に対し
て略水平となっていることを特徴とする。床上排水タイ
プでは、排水トラップの接続位置が床下排水タイプより
も高い位置にあるため、発生するサイホンの力は弱くな
っている。そのため、サイホンの終了際、つまり、サイ
ホンによって引かれるボウル面内の水位がトラップ入り
口上縁に達し、トラップ内に大気が入ってゆくタイミン
グでの汚物の排出能力は同様の床下排水タイプの大便器
に比較すると著しく弱くなる。しかしながら、前述のジ
ェットポンプが前記ボール部の汚物搬送のために用意さ
れた洗浄水を被駆動流体とする状態が終了するタイミン
グを、便器内で発生するサイホンの終了タイミングより
も後ろである様にすることで、サイホン終了際の排出能
力の低下を前記ジェットポンプで作られる安定したゼッ
ト流により補完でき、汚物の排出能力を確保できる。
【0010】請求項7の発明は請求項6記載の大便器で
あって、その排水トラップ出口部の中心位置の高さが床
面から100mm〜200mmの範囲であり、給水を行
うバルブ部を便器後部の収納部に納めたことを特徴とす
る。いわゆる床上排水タイプにおいては、サイホン終了
際の排出能力の低下が常に問題となるが、前記ジェット
ポンプがボウル部の汚物搬送のために用意された洗浄水
を被駆動流体とする状態が終了するタイミングを、前記
排水トラップで発生するサイホンの終了タイミングより
も後ろである様にすることで、サイホン力の低下を前記
ジェットポンプによって作られたゼット流により補完可
能となる。また、排水トラップ出口部の中心位置の高さ
を床面から100mm以上確保することにより、便器取
り付け時における施工性が大きく向上できるうえ、給水
を行うバルブ部を便器後部の収納部に納めることによ
り、見栄えを上げ、公共トイレ等に設置した場合でのい
たずら対策も行える様になる。
【0011】請求項8の発明は、請求項6記載の大便器
であって、その排水トラップ出口部の中心位置の高さが
床面から100mm〜200mmの範囲であり、その底
部が閉じた形状となっており、壁掛け式であることを特
徴とする。床上排水タイプにおいては、サイホン終了際
の排出能力の低下が常に問題となるが、前記ジェットポ
ンプがボウル部の汚物搬送のために用意された洗浄水を
被駆動流体とする状態が終了するタイミングを、前記排
水トラップで発生するサイホンの終了タイミングよりも
後ろである様にすることで、サイホン力の低下を前記ジ
ェットポンプによって作られたゼット流により補完可能
となる。また、排水トラップ出口部の中心位置の高さを
床面から100mm以上確保することにより、便器取り
付け時における施工性が大きく向上できるうえ、その底
部が閉じた形状となっているいわゆる壁掛け式大便器と
することで、清掃性、車椅子でのアプローチ等の使い勝
手を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
示すものであり、水洗式大便器を中心線に沿って切断し
た端面を示し、図2から図5は、図1にて示した便器で
の洗浄水の動きを時系列に示したものである。図1に示
す水洗式大便器において、いわゆる便鉢部は、ボウル部
11とボウル部11の裏に構成されている貯留部14に
よって構成されており、更に貯留部14は、ジェットポ
ンプ1を介して、ボウル部11の溜水とつながってい
る。尚、ジェットポンプ1にはパッキン3がつけられて
おり、ジェットポンプ11の取り付け部周囲からの水の
流入出を遮断している。
【0013】給水管7から供給された加圧洗浄水は給水
バルブ8によって、リム給水管9及び、ジェット給水管
2に振りわけられる。尚、この洗浄水バルブ8は、シー
ケンシャルバルブにして加圧洗浄水をリム給水管9とジ
ェット給水管2に切り替え吐水を行わせてもよい。リム
給水管9に供給された加圧洗浄水は、リム通水路17を
通り、リム射水口23から吐水され、ボウル部11を洗
浄する。また、この時、ジェット給水管2に供給された
加圧洗浄水はジェットポンプ1に注入される。図6は図
1で示したジェットポンプ1の周辺を拡大し、ジェット
ポンプ1の構造及びその取り付け状態をわかる様にした
ものである。ジェット給水管36から供給された加圧洗
浄水はジェットノズル33を通ってギャップ32に噴き
出し、スロート31を通過し、いわゆるゼット流として
ボウル面39に吐出される。この過程において、ギャッ
プ32より貯留部40に蓄えられた水を被駆動流体とし
て、エジェクター効果により巻き込むことで、水量増幅
が行われる。ジェットノズル33のノズル径dとスロー
ト31のスロート径Dとの比の値d/Dを変化させるこ
とにより、スロート31から吐出される流れの瞬間流量
や、吐出圧力を変化させることができる。例えば、d/
Dが1に近い場合、流量比が下がり、揚程比即ち、吐出
圧力が高くなる。この時の流れは、貯留部40に蓄えら
れた被駆動流体を巻き込む割合が減り、吐出圧力が大き
くなる。このことは即ち、ジェットポンプ1により、ゼ
ット流の特性を変化させることができることを意味す
る。
【0014】ジェットポンプの作用は、被駆動流体を巻
き込めなくなる時まで継続できるため、図6では、貯留
部40の溜水面の水位がスロート部上縁位置42に来る
まで、ギャップ32より貯留部40の水を巻き込み、ジ
ェットポンプの機能が継続する。尚、図1において貯留
部14の上方には、大気開放口16が設けられているた
め、貯留部8の貯留水がジェットポンプ1によって引き
込まれても、貯留部14の内部は大気圧を維持でき、負
圧とならないため、ジェットポンプの作用を安定して確
保することができる。
【0015】ジェットポンプ1より、ゼット流として吐
水された流れは排水トラップ4に入り、サイホン作用を
作り出す。このサイホン作用により、ボウル部11に貯
留された汚水が引き込まれ、ボウル部溜水面12が低下
してゆく。以下、図1から図5を使ってこの様子を示
す。図1では洗浄水がまだ供給されていない初期状態を
示している。つまり、ジェットポンプ1に加圧洗浄水は
供給されておらず、ボウル部11の溜水と貯留部14の
溜水はジェットポンプ1の吐水口を介して通じ、かつ貯
留部14の上方には大気開放口16があるため、ボウル
部溜水面12と貯留部溜水面15の水位高さは同じであ
る。
【0016】図2では、ジェットポンプ1に加圧洗浄水
が供給され、ジェットポンプ1の吐水口より、エジェク
ター効果により水量増幅が行われた吐水が、いわゆるゼ
ット流として排水トラップ4の上昇管に噴き出して、ボ
ウル部11の溜水を巻き込みつつ、排水トラップ4中に
サイホン状態を形成する状況を示す。発生したサイホン
はボウル部11の貯留水を強力に引き込むため、ボウル
部溜水面12の位置は下がって行くが、ジェットポンプ
1の周囲はパッキン3により隙間が埋められているた
め、ジェットポンプ1の吐水口から吐水が行われている
間は、ボウル面11の貯留部と貯留部14との連通関係
は無くなっている。よって、貯留部溜水面15の降下速
度は、ボウル部溜水面12の降下速度とは関係無く、図
6に示したジェットノズル33からの噴流がギャップ3
2を介して貯留部40の貯留水を巻き込む量により決定
される。
【0017】図3では、発生したサイホンにより、ボウ
ル部溜水面12の水位がトラップ吸い込み口上縁位置2
1より下がったところで大気が吸い込まれ、サイホンが
終了する状況を示す。尚、図6においては、トラップ吸
い込み口上縁位置41として図示している。ここで、ジ
ェットポンプ1の駆動終了タイミング、すなわちジェッ
トポンプ1が前記ボウル部11の汚物搬送のために用意
された洗浄水を被駆動流体とする状態が終了するタイミ
ングが、便器内で発生するサイホンの終了タイミングよ
りも後ろである様にする、いいかえると、前記ボール部
11の汚物搬送のために用意された洗浄水の水位即ち貯
留部溜水面15が、図6においてスロート部上縁位置4
2と示したスロート部上縁位置22に達するタイミング
として、ボウル部溜水面12の水位がトラップ吸い込み
口上縁位置21に達し、排水トラップ4内に大気が入っ
てゆくタイミングよりも後ろに設定している。この設定
により、サイホン継続中は、汚物はサイホンによる引き
込みとゼット流による押し込みを確実に受けることにな
るため、効果的な汚物排出状態を確保させることができ
る。
【0018】図4では、サイホン終了後にボウル部11
内に残った汚物を、ジェットポンプ1によって水量増幅
されたいわゆるゼット流により効果的に排水トラップ4
内へと押し出すことができることを示す。尚、この状態
の継続時間は、貯留部14の貯留水の容量や、ジェット
ポンプ1による前記貯留水の巻き込み量を調整すること
によって、設定できる。
【0019】図5では、貯留部溜水面15が、図6で示
すスロート部上縁位置42に達し、ジェットポンプとし
ての機能終了後も、スロート20を通してジェットノズ
ル31からの吐水をそのまま出し続けることにより、ボ
ウル部11内に残った微細な汚物を、このジェットノズ
ル31からの流れによって排出できることを示す。
【0020】また、図6において、第1の実施形態の変
形例を示す。ジェットポンプ30の吐水口、即ちスロー
ト31は排水トラップ37の立上がり箇所から該上昇管
の管路を指向して配設されている。前述した様に、ジェ
ットノズル33のノズル径dとスロート31のスロート
径Dとの比の値d/Dを変化させることにより、スロー
ト31から吐出される流れの瞬間流量や、吐出圧力を変
化させることができる。図7は、その関係を示したグラ
フである。グラフの横軸には、d/Dをとり、縦軸に
流量比 即ち、 ジェットノズル33から出る吐出流量
Qjと、貯留部40からスロート31に吸い込まれる
流量 Qsとの比 Qs/Qjと、揚程比 即ちジェッ
トノズル33からの水頭と貯留部40に貯留された水が
持つ水頭とスロート31から吐出される水がもつ水頭を
合わせた全水頭Hとスロート31から吐出される水がも
つ水頭Heとの比 H/He をとっている。一般的な
ジェットポンプでは、これらd/D、Qs/Qj、H/
Heは図7に示す様に、d/Dが1に近づくほど、揚程
比は上がり、流量比は下がってゆくことが知られてい
る。すなわち、この関係を本発明について適用すると、
d/Dが小さいと、スロート31から吐出される流れ
は、より多くの流量を出せるが、吐出圧力は小さくな
り、d/Dが大きいと、スロート31から吐出される流
れは、より大きな吐出圧力を出せるものの、吐出流量は
小さくなってゆく。流量比Qs/Qjを低くしていくこ
とで、ジェットポンプ30が、貯留部40に蓄えられた
水を被駆動流体として巻き込んで行く時間を延ばすこと
ができる。また、同時に吐出圧力が高くなるため、排水
トラップ37の吸い込み口の奥にまで、ジェット給水管
36を通じて伝達されたエネルギーを圧力エネルギーの
形で伝えることができる。そこで、図6ではジェットノ
ズル33のノズル径dとスロート31のスロート径Dと
の比の値d/Dを0.7とした。尚、図7から、ジェッ
トノズル33のノズル径dとスロート31のスロート径
Dとの比の値d/Dを、約0.7〜0.9の範囲にあれ
ば、流量比Qs/Qjが低下し、ジェットポンプ30
が、貯留部40に蓄えられた被駆動流体を巻き込んで駆
動する時間を延ばすことができることがわかる。これよ
り、ジェットポンプ30がボール部39の汚物搬送のた
めに用意された洗浄水を被駆動流体とする状態が終了す
るタイミングを、排水トラップ37で発生するサイホン
の終了タイミングよりも後ろである様にできるため、汚
物の排出機能が向上する。また、貯留部40の容積を変
えなくとも良いため、大便器の外観の意匠性等を確保で
きる。
【0021】図6に示した、d/Dの値を大きくするに
は、スロート31の内径Dを小さくする、あるいは、ジ
ェットノズル33の内径dを大きくすることが考えられ
る。しかしながら、前記dを大きくする場合には、同じ
給水条件であれば、ジェットノズル33からの吐出流の
流速が低下して、排水トラップ37に伝えることができ
る運動エネルギーが小さくなるため、前記Dの値を小さ
くする方が好適となる。但し、スロート31からの吐出
流はできるだけ太い方が、汚物に接触し動かすことが容
易になるため、スロート31の内径いっぱいを使った流
れを作ることがよい。このため、図6では、スロート3
1の長さをスロート径Dの約4倍とすることにより、ス
ロート31内部の速度分布は平均化され、スロート31
の出口からの吐出流の速度分布が平均化し、スロート3
1の内径いっぱいを使った流れを作り、汚水や汚物を維
持する効果を確保する様にしている。尚、スロート31
の長さはスロート径Dの約3〜6倍の範囲であれば同様
の効果をもたせることができる。
【0022】更に図6においては、ジェットポンプ30
を排水トラップ37の立ち上がり箇所から、該上昇管の
管路を指向して配設することにより、排水トラップ37
をスロート部に、スロート31をノズル部に見立てるこ
とができる。この時、ジェットノズル33のノズル径d
とスロート31のスロート径Dとの比の値d/Dを前記
範囲内の数値、例えば、約0.7となるように構成し、
ジェットポンプ30がボール部39の汚物搬送のために
用意された洗浄水を被駆動流体とする状態が終了するタ
イミングを、排水トラップ37で発生するサイホンの終
了タイミングよりも後ろである様にできる。同時に、ス
ロート31のスロート径Dと排水トラップ37の上昇管
路径Kとの比の値D/Kを約0.12として、ジェット
ポンプ30を流量比が高く設定された特性をもたせ、ボ
ウル部39に貯留された汚水をジェットポンプ30の被
駆動流体として大量に引き込めることにより、汚水や汚
物の排出の効果が高くしている。尚、図7からわかるよ
うに、前記D/Kは約0.1〜0.3の範囲にあれば、
ジェットポンプ30に流量比が高く設定された特性をも
たせることができる。
【0023】図8に、本発明の第2の実施例を示す。排
水トラップ52はその出口部である排水トラップ出口部
61にて床面に対して水平となっており、壁面に開口し
た排水管と接合する。図8の様ないわゆる床上排水タイ
プにおいては、サイホン終了際の排出能力の低下が常に
問題となるが、ジェットポンプ50がボール部57の汚
物搬送のために用意された洗浄水を被駆動流体とする状
態が終了するタイミングを、排水トラップ52で発生す
るサイホンの終了タイミングよりも後ろである様にする
ことで、サイホン力の低下をジェットポンプ50によっ
て作られたゼット流により補完する。また、排水トラッ
プ出口部61の中心位置の高さを床面から100mm以
上確保することにより、便器取り付け時における施工性
が大きく向上でき、給水を行うバルブ部55を便器後部
の収納部54に納めることにより、便器全体の見栄えを
上げ、また、公共トイレ等に設置する場合においては、
給水装置に対してのいたずら対策にもなる。
【0024】図9に、本発明における第3の実施例を示
す。排水トラップ81の接続部である排水トラップ出口
部83の中心位置の高さを床面から100mm以上確保
することにより、便器取り付け時における施工性が大き
く向上でき、給水を行うバルブ部75を便器後部の収納
部74に納めることにより、便器全体の見栄えを上げ、
また、公共トイレ等に設置する場合においては、給水装
置に対してのいたずら対策も行える様になる。また、便
器袴部82の底部が閉じた形状となっている壁掛け式大
便器としたことで、清掃性、車椅子でのアプローチ等の
使い勝手を向上させることができるうえ、便器取り付け
時における排水配管と排水トラップ81の接合作業性が
向上する。尚、この様に便器袴部82の底部が閉じた形
状となっている場合、図1で示すジェット給水管2の様
な別体の部品は構造上使えない為、図9においてはジェ
ットポンプ70を、ジェット給水管72を介して給水バ
ルブ75と接続された便器本体と一体で構成されている
ジェット導水路71に差し込み固定する構成としてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す大便器の端面
【図2】 本発明の第1の実施形態を示す大便器の端面
図であり、サイホンが形成され汚物の排出が行われてい
る様子を示したもの
【図3】 本発明の第1の実施形態を示す大便器の端面
図であり、サイホン終了間際の様子を示したもの
【図4】 本発明の第1の実施形態を示す大便器の端面
図であり、サイホンが終了した状態で、ジェットポンプ
が駆動している様子を示したもの
【図5】 本発明の第1の実施形態を示す大便器の端面
図であり、サイホンが終了し、かつジェットポンプが巻
き込む被駆動流体がなくなっている様子を示したもの
【図6】 図1から図5で示した大便器の端面図におけ
るジェットポンプ周辺の拡大図
【図7】 ジェットポンプのパラメータであるd/Dと
Qs/Qj及びH/Heとの関係を示したグラフ
【図8】 本発明の第2の実施例を示す大便器の端面図
【図9】 本発明の第3の実施例を示す大便器の端面図
【符号の説明】 d…ノズル径 D…スロート径 K…上昇管の管路径 1,30,50,70…ジェットポンプ 2,36,51,72…ジェット給水管 3,34…パッキン 4,37,52,81…排水トラップ 5,38…トラップ吸い込み口 6…排水ソケット 7,53,73…給水管 8,55,75…給水バルブ 9,56,76…リム給水管 10,54,74…収納部 11,39,57,77…ボウル部 12…ボウル部溜水面 13…汚物 14,40,60,80…貯留部 15…貯留部溜水面 16,59,79…大気開放口 17…リム通水路 18,58,78…リム 19…ボウル部溜水面初期位置 20…貯留部溜水面初期位置 21,41…トラップ吸い込み口上縁位置 22,42…スロート部上縁位置 23…リム射水口 31…スロート 32…ギャップ 33…ジェットノズル 35…パッキン 61…排水トラップ出口部 71…ジェット導水路 82…便器袴部 83…排水トラップ出口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末永 光宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AC04 AD04 CA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器のボール部内の汚物を洗浄水により
    便器外へ搬送する大便器であって、前記汚物の搬送のた
    めに洗浄水を吐出する吐出部材と、前記洗浄水が吐出さ
    れる際に、前記ボウル部内の汚物の搬送に用いられる洗
    浄水の流量を増幅して該洗浄水を前記吐水部材に導く増
    幅手段を有し、前記増幅手段は、給水源から供給される
    水を駆動流体とし前記ボウル部の汚物搬送のために用意
    された洗浄水を被駆動流体として両流体を混合噴出する
    ジェットポンプを有した大便器において、前記ジェット
    ポンプが前記ボール部の汚物搬送のために用意された洗
    浄水を被駆動流体とする状態を終了するタイミングが、
    便器内で発生するサイホンの終了タイミングよりも後ろ
    であることを特徴とする大便器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の大便器であって、前記ジ
    ェットポンプは、前記給水源から供給を受けた水を噴出
    する駆動ノズルと、該駆動ノズルに対応して前記両流体
    の通過経路を形成すると共に前記両流体を前記吐出部材
    に導くスロートとを有し、前記駆動ノズルのノズル径d
    と前記スロートのスロート径Dとの比の値d/Dが約
    0.7〜0.9とされていることを特徴とする大便器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の大便器であって、前記ジ
    ェットポンプのスロート長さLが前記スロートのスロー
    ト径Dの約3〜6倍とされている大便器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の大便器であって、前記ボ
    ウル部に溜置かれている溜水を外部に排出する排水トラ
    ップを有し、前記ジェットポンプは、前記排水トラップ
    の上昇管の立上がり箇所から該上昇管の管路を指向して
    配設されている大便器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の大便器であって、前記ス
    ロートのスロート径Dと前記上昇管の管路径Kとの比の
    値D/Kが約0.1〜0.3とされている大便器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の大便器であって、その排
    水トラップ出口部の方向が床面に対して略水平となって
    いる大便器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の大便器であって、その排
    水トラップ出口部の中心位置の高さが床面から100m
    m〜200mmの範囲であり、給水を行うバルブ部を便
    器後部の収納部に納めた大便器
  8. 【請求項8】 請求項6記載の大便器であって、その排
    水トラップ出口部の中心位置の高さが床面から100m
    m〜200mmの範囲であり、その底部が閉じた形状と
    なっており、壁掛け式であることを特徴とするの大便
    器。
JP2001281342A 2001-09-17 2001-09-17 大便器 Pending JP2003090074A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281342A JP2003090074A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 大便器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281342A JP2003090074A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 大便器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003090074A true JP2003090074A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19105178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001281342A Pending JP2003090074A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 大便器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003090074A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101188384B1 (ko) 2010-11-10 2012-10-05 대림비앤코주식회사 절수형 양변기
CN109736405A (zh) * 2019-03-06 2019-05-10 九牧厨卫股份有限公司 一种预存水马桶
CN109797824A (zh) * 2019-01-30 2019-05-24 厦门派夫特卫浴科技有限公司 一种马桶冲刷装置
CN109853685A (zh) * 2018-12-11 2019-06-07 厦门派夫特卫浴科技有限公司 一种马桶的冲刷装置和马桶的冲刷系统
CN114134966A (zh) * 2020-09-04 2022-03-04 科勒公司 排放管辅助式冲水马桶

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101188384B1 (ko) 2010-11-10 2012-10-05 대림비앤코주식회사 절수형 양변기
CN109853685A (zh) * 2018-12-11 2019-06-07 厦门派夫特卫浴科技有限公司 一种马桶的冲刷装置和马桶的冲刷系统
CN109853685B (zh) * 2018-12-11 2024-05-07 厦门派夫特卫浴科技有限公司 一种马桶的冲刷装置和马桶的冲刷系统
CN109797824A (zh) * 2019-01-30 2019-05-24 厦门派夫特卫浴科技有限公司 一种马桶冲刷装置
CN109797824B (zh) * 2019-01-30 2024-07-12 厦门派夫特卫浴科技有限公司 一种马桶冲刷装置
CN109736405A (zh) * 2019-03-06 2019-05-10 九牧厨卫股份有限公司 一种预存水马桶
CN109736405B (zh) * 2019-03-06 2024-08-02 九牧厨卫股份有限公司 一种预存水马桶
CN114134966A (zh) * 2020-09-04 2022-03-04 科勒公司 排放管辅助式冲水马桶
US20220074182A1 (en) * 2020-09-04 2022-03-10 Kohler Co. Eductor assisted flush toilet
US11879242B2 (en) * 2020-09-04 2024-01-23 Kohler Co. Eductor assisted flush toilet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10927537B2 (en) Line pressure-driven, tankless, siphonic toilet
JP5180295B2 (ja) 溢れ防止補助水槽を有する洋風便器
WO2004022862A1 (ja) 水洗便器
JPH08277568A (ja) 水洗トイレ及びトイレ水洗方法
KR100483510B1 (ko) 분사펌프를 이용한 림측 급수장치를 갖는 양변기
TWI421395B (zh) 便器排水路徑之吸氣裝置
WO1998005829A1 (fr) Cuvette de toilettes
CA2357869A1 (en) Toilet tank with sediment removal assembly
JP2003090074A (ja) 大便器
JP4925889B2 (ja) 洋風水洗式便器
JP3617322B2 (ja) 大便器
JP4857845B2 (ja) 便器設備及び便器洗浄方法
KR20120120575A (ko) 절수장치를 갖는 양변기
JP2002061262A (ja) 水洗便器の洗浄方法及び水洗便器
JP2008240402A (ja) 洋風水洗式便器
JP5242073B2 (ja) 便器排水路の吸気装置及び吸気装置の吸気方法
JP4517975B2 (ja) 便器洗浄装置
JP2003193539A (ja) 水洗便器
CN215367627U (zh) 一种马桶排水装置
WO2001032996A1 (fr) Siege sanitaire, dispositif de vidange d'eau de ce siege et toilettes equipees de ce siege et du dispositif de vidange
JP4793614B2 (ja) 床上排水サイフォン式水洗便器
JP2003206562A (ja) 水洗式大便器
JP2798193B2 (ja) 水洗便器
CN113529891B (zh) 一种马桶排水装置
CN216920587U (zh) 马桶溢流结构