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JP2003088845A - 使用済耐火物の処理方法 - Google Patents

使用済耐火物の処理方法

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Publication number
JP2003088845A
JP2003088845A JP2001283826A JP2001283826A JP2003088845A JP 2003088845 A JP2003088845 A JP 2003088845A JP 2001283826 A JP2001283826 A JP 2001283826A JP 2001283826 A JP2001283826 A JP 2001283826A JP 2003088845 A JP2003088845 A JP 2003088845A
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spent refractory
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JP2001283826A
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Koji Tsutsui
康志 筒井
Hiroshi Sakamoto
浩 坂本
Taijiro Matsui
泰次郎 松井
Hiroshi Imagawa
浩志 今川
Tetsuo Shima
哲男 嶋
Hiroyuki Kato
弘之 加藤
Tsuyoshi Matsuda
強志 松田
Toshifumi Suzuki
敏文 鈴木
Seiji Aso
誠二 麻生
Shiro Sukenari
史郎 祐成
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混入地金を除去し、更に浸潤層部分を含む使
用済耐火物の破砕粒を選別し、良質部分の使用済耐火物
部分の破砕粒を高精度で、大量処理の分離回収を可能に
し、廃棄物となる使用済耐火物の発生量を最小にするこ
とができる使用済耐火物の処理方法を提供する。 【解決手段】 使用済の耐火物に対して、一次の磁力選
別を行い、地金を除去した後、破砕して篩い分けし、更
に粒度毎に一次の磁力選別よりも大きな磁力で、二次の
磁力選別をして、磁性体と非磁性体に分類し、更に必要
に応じて、選別された前記非磁性体の使用済耐火物に対
して、スラグ浸潤層の有無を色彩で識別して、スラグ浸
潤層の無いものと浸潤層が存在するものとに分類するこ
とを特徴とする使用済耐火物の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鉄工場等で使用
済の耐火物を回収して耐火物の原料として再利用する使
用済耐火物の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製鉄工場等では、転炉や電気炉等
の精錬炉及び取鍋、樋等の搬送や付帯設備に、耐火煉瓦
あるいは不定形耐火物等の耐火物を内張りしており、こ
れ等の耐火物は、溶鋼やスラグによる溶損によって、損
耗し、残存厚みが薄くなった時点で、新しい耐火物を張
り替える。
【0003】この張替えによって発生する耐火物は、表
面に地金が付着したり、地金や酸化鉄、スラグ等が浸潤
し、変質した浸潤層が付着している。
【0004】この浸潤層の部分は、耐溶損性、強度等の
品質が劣化しているため、回収した使用済耐火物の再利
用時の障害となり、その殆どが廃棄物として処理されて
いる。
【0005】しかし、近年、これ等使用済耐火物の廃棄
場所が制約されたり、廃棄するための回収や運搬費等か
ら廃棄処理コストが高くなる等の問題が生じている。
【0006】この対策として、特開平8−188475
号公報に記載されているように、製鋼工場で使用したポ
ーラスプラグや取鍋の内張り耐火物等の比較的良好なも
のを分離回収し、この耐火物の内、地金やスラグ等と接
触した浸潤層を除去し、良質部のみを破砕して粒度を調
整したものに、新しい粒状と粉末の耐火物原料を配合し
て再利用することが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−188475号公報に記載された方法では、山積み
された使用済の耐火物の中から地金やスラグ等と接触し
た浸潤層の少ない物を選択して回収する必要があり、回
収作業や分別管理に手間を要し、分離回収の対象となる
耐火物がポーラスプラグや取鍋、タンディッシュ等の限
られた内張り耐火物のみである。
【0008】しかも、使用済耐火物と地金やスラグとが
接触した浸潤層を一個毎に境界を見極めながら除去する
必要があり、この作業の大半は人手作業に頼るため、浸
潤層の除去に大変な手間を要し、製鉄工場で大量に発生
する使用済耐火物を処理することが困難である。
【0009】このように、従来行われている使用済耐火
物の再利用方法では、限定された耐火物が対象の上、処
理コストが高く、且つ大量処理が不可能であり、しかも
廃棄物となる使用済耐火物の発生量を最小にすることが
困難であるという問題がある。
【0010】本発明は、係る事情に鑑みてなされたもの
で、処理工程で地金、浸潤層部分を含む使用済耐火物の
破砕粒を除去し、良質部分の使用済耐火物部分の破砕粒
を高精度で、大量処理の分離回収を可能にし、廃棄物と
なる使用済耐火物の発生量を最小にすることができる使
用済耐火物の処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、使用済耐火物の処理方法に関する本発明の要旨とす
るところは、(1) 使用済の耐火物に対して、一次の
磁力選別を行い、地金を除去した後、破砕して篩い分け
し、更に粒度毎に一次の磁力選別よりも大きな磁力で、
二次の磁力選別をして、磁性体と非磁性体に分類するこ
とを特徴とする使用済耐火物の処理方法、(2) 非磁
性体として分類された使用済耐火物を、耐火物原料とし
て再利用することを特徴とする(1)記載の使用済耐火
物の処理方法、(3) 選別された前記非磁性体の使用
済耐火物に対して、更にスラグ浸潤層の有無を色彩で識
別して、スラグ浸潤層の無いものと浸潤層が存在するも
のとに分類することを特徴とする(1)記載の使用済耐
火物の処理方法、(4) 非磁性体で、スラグ浸潤層が
無いものとして分類された使用済耐火物を、耐火物原料
として再利用することを特徴とする(3)記載の使用済
耐火物の処理方法、(5) 磁性体として、又はスラグ
浸潤層が存在するものとして分類された使用済耐火物
を、溶融し冷却固化させた後耐火物原料として、または
溶融させずに成形して景観材用の原料若しくは耐火物原
料として再利用することを特徴とする(1)又は(3)
記載の使用済耐火物の処理方法、にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0013】ここで、図1は、本発明の一実施の形態に
係わる再利用を目的とした使用済耐火物の処理方法のフ
ロー図である。
【0014】製鉄工場で使用される転炉や電気炉等の精
錬炉及び取鍋、樋等の付帯設備等に内張りした耐火物
は、溶損損耗し、残存厚みが薄くなり、寿命に至り、解
体され、張り替えが行われる。解体され、回収された使
用済耐火物には、その表面地金が付着したり、変質した
浸潤層の部分が存在し、再利用を阻害している。
【0015】本発明者等は、地金の混入が見受けられ、
変質した浸潤層が存在する使用済耐火物の処理について
鋭意研究を重ねた結果、混入地金を完全に除去し、良質
である変質層が存在しないものと、不良である変質層が
存在する使用済耐火物部分の破砕粒を高精度で、大量処
理の分離回収が可能になり、廃棄物となる使用済耐火物
の発生量を最小に抑え、使用済耐火物の殆どを耐火物原
料として再利用できることを知見し、本発明の完成に至
った。
【0016】以下、本発明の一実施形態に係わる使用済
耐火物の処理方法について詳細に説明する。なお、図1
に示す番号は、理解を容易にするために以下で説明する
各処理工程及び各耐火物に対応させて付したものであ
る。
【0017】解体した使用済耐火物1は、用途、主成
分、炭層含有量等によって、アルミナ系、マグネシア
系、アルミナ・シリカ系、ジルコン系、マグネシア・炭
素系、アルミナ・炭珪・炭素系等に分別され、1回当た
り1〜300トンの量が回収される。分別回収した使用
済耐火物は、その含有された主成分が同じ系統のものを
集めて、混入している地金2の除去を目的に、一次磁力
選別3に進む。解体された耐火物には、表面に付着し
た、若しくは耐火物の亀裂に差し込んだ大きな地金が混
在しているが、これは、再利用の耐火物原料中に、この
地金が混入すると、製鉄工場等で耐火物が使用された際
に、使用時の温度負荷で、極端に融点が低い化合物を形
成してしまい、新しい原料のみを配合した耐火物に比
べ、大幅な寿命低下を来してしまうのを回避するためで
ある。一次磁力選別3として作用させる磁束密度として
は、1,000〜5,000ガウスが望ましい。1,000ガウス未満
だと、拘束されていな地金は除去できても、耐火物に強
固に付着したり、差し込んでいる地金までは除去できな
いからである。一方、5,000ガウスを超えてしまうと、
酸化鉄成分を多量に含むスラグが浸潤した層が存在する
使用済耐火物の一部も、地金と混在の状態で除去されて
しまうからである。一次磁力選別の装置としては、吊下
式磁選機やドラム型磁選機が適しているが、これに限る
ものではない。なお、一次磁力選別に当たり、使用済耐
火物を、ブレーカー,ジョークラッシャー等で、作業に
適した大きさに、予め粗破砕することもある。
【0018】一次磁力選別された使用済耐火物は、一般
に用いられているジョークラッシャー、ダブルロールク
ラッシャー、ガラコング等の大量処理向けの破砕装置を
用いて、60mm以下の大きさに破砕4した後、振動篩
い装置等を用い、再利用の用途に応じて、ある特定粒度
毎に篩い分け5する。例えば、60〜20mm、20〜
10mm、10〜5mm、5mm以下に分けることがで
きる。ここで、破砕後の粒径を60mm以下にするの
は、破砕され、塊、粒状になった使用済耐火物に対し
て、浸潤層を含むものの発生比率を極力抑えるためであ
る。また、破砕後に分級するのは、後の工程の作業効率
を高めるために、必要な事前処理として予め実施してい
る。
【0019】塊,粒状になった使用済耐火物は、粒度毎
に、ベルト式磁力選別機,対極型磁力選別機等、一次磁
力選別装置よりも更に大きな磁力を保有する装置を用い
て、二次の磁力選別6を行い、非磁性体7と磁性体8に
分類する。これは、溶鉄,スラグが浸入した浸潤層に
は、耐火物を構成している耐火物原料と反応して、酸化
鉄を含む化合物を形成しており、酸化鉄成分を含むた
め、微弱な磁性を帯びていることを利用したものであ
る。浸入した酸化鉄成分の含有量が高い程、耐火物の耐
火温度の低下をもたらしてしまうため、使用済耐火物を
再利用する際には、極力、浸潤層を有する塊、粒状の使
用済耐火物の混入を抑制しなければならない。
【0020】本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、使用
済耐火物の主成分、粒度によって若干異なるが、塊、粒
状の使用済耐火物1個当たりに含まれる酸化鉄成分の含
有量を0.4質量%以下にできれば、この使用済耐火物
を耐火物原料として再利用しても、耐用性の低下を招く
ことはなく、再利用時の寿命低下の要因にはならないこ
とを知見し、図2に示す調査結果より、使用済耐火物中
から除去が可能な含有酸化鉄の限界含有量は、磁束密度
が大きくなると共に、小さくすることができ、10,000ガ
ウス以上の磁束密度で二次磁力選別を行うことで、酸化
鉄の含有量を0.4質量%以下に達成できることを見出
した。
【0021】一般に、炭素を含有しない使用済耐火物
は、炭素を含有する使用済耐火物に比べ、スラグ等に対
する炭素の濡れ難さの効果を発現できない分だけ、相対
的に浸潤層の厚みは大きい。したがって、二次磁力選別
の精度バラツキを考慮すると、単位処理重量当たりの非
磁性体(浸潤層が無いもの)に紛れ込む磁性体(浸潤層
が有るもの)の絶対重量は、炭素を含有しない使用済耐
火物の方が高くなる。また、炭素を含有する使用済耐火
物の中には、浸潤層が無く、非磁性体でありながら、含
有する炭素が酸化し、耐火物組織が劣化しているものも
一部存在している。
【0022】操業条件が厳しく、内張り耐火物の化学成
分に厳密性を要求されるものもあり、使用済耐火物の再
利用を更に安定化させる目的で、耐用性に影響を及ぼす
これらの不良な使用済耐火物を、更に除去することが必
要な場合もある。
【0023】本発明者等は、使用済耐火物の再利用を更
に安全にする目的で、浸潤層又は酸化層を含むものを追
加除去する手法を鋭意研究した結果、これらの色彩の違
いを利用することで、自動的に識別できることを見出し
た。これは、炭素を含有しない使用済耐火物では浸潤層
が無い部分は白いが、浸潤層の部分は黒く、また炭素を
含有する使用済耐火物では元々の色は黒いが、酸化した
部分は白くなることで、識別できることを利用した。
【0024】粒度毎に、二次磁力選別された使用済耐火
物は、色彩選別9に掛ける。色彩選別装置の構成の一例
を説明すると、予めリジェクトすべき対象の色彩情報を
コンピューターにインストールし、ベルトコンベアーに
連続的に流れる対象物の色彩情報をカメラで識別し、リ
ジェクトすべき対象物が通過した際にエアーガンで吹き
飛ばす方式のものである。この方式の色彩選別機を使用
することで、良質部分からなる使用済み耐火物と一緒に
ベルトコンベア上に搬送された不良質部分を含む使用済
耐火物のみが、落下点近傍で打ち落とされることで、不
良質部分をほぼ完全に除去でき、落下点近傍で打ち落と
されずにシュートに納まった使用済耐火物には、殆ど良
質部分の使用済耐火物のみが残る。
【0025】二次磁力選別され、必要に応じて更に色彩
選別されて、スラグ浸潤層が無いものとして分類された
良質部からなる使用済耐火物7,10は、キャスタブ
ル,圧入流し込み材の骨材、又は吹付け施工用耐火材,
耐火煉瓦の耐火物原料等に使用される。
【0026】一方、二次磁力選別され、必要に応じて更
に色彩選別されて、スラグ浸潤層または酸化層が存在す
るものとして分類された不良質部分を含む使用済耐火物
8,11は、浸潤層に含まれる酸化鉄を還元させるため
に炭材と一緒に溶融14,15させることで、緻密で酸
化鉄の含有量が小さいものを造り、耐火物の原料16,
17として再利用する。または、溶融させずに、プレス
装置、インターロッキングブロック装置等で成形する景
観材の原料18,19として、若しくは樋砂、タンディ
ッシュシール材、タンディッシュ堰ブロック、TPC受
銑口カバー材等、製鉄工場において、耐火物を内張りし
た精錬炉及び取鍋、樋等の搬送や付帯設備の寿命要因に
至らない非重要部位に施工する低級品質の耐火物原料2
0,21として、そのまま再利用する。
【0027】この使用済耐火物の処理方法によって、使
用済耐火物の大量処理と処理費用の低減が可能になり、
しかも使用済耐火物の大半を有効に再利用でき、廃棄す
る耐火物を最小限にして埋め立て等の環境上の問題を回
避することができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明に係わる使用済耐火物の処理方
法の実施例について説明する。
【0029】溶鋼の搬送に使用した取鍋に内張りされて
いたAl2O3を85質量%含むアルミナ系キャスタブル2
0トンを、張り替えのために、ピックブレーカーで解体
して回収し、更に人頭大の大きさに粗破砕した。図3
に、処理工程フローと、各工程における選別回収した使
用済耐火物の収支バランス、及び蛍光X線で解析した酸
化鉄の含有割合を示す。先ず、使用済耐火物を、磁束密
度3500ガウスを有する吊り下げ式磁力選別装置を用い
て、一次の磁力選別を行った。その結果、混在していた
1.8トンの地金全量を磁性体として選別することがで
きた。一次磁力選別で分類され、使用済耐火物のみで構
成される非磁性体は、ジョークラッシャーで60mm以
下に破砕された後、振動篩い装置を用い、粒度が60〜
20mm,20〜5mm,5mm以下になるように篩い
分けした。そして、60〜20mm,20〜5mmは、
粒度毎に、磁束密度12000ガウスのベルト式磁力選別装
置に、5mm以下は、28000ガウスの対極型磁力選別装
置に掛け、磁性体と非磁性体に選別した。ここで、粒度
が5mm以下の使用済耐火物のみ、対極型磁力選別機に
掛けたのは、1mm以下の細粒も多量に含まれるため、ベ
ルト式磁力選別では静電気の発生で、ベルトに付着して
しまい、非磁性体でありながら、磁性体のシュートに放
り込まれ、正しい選別が難しいと判断し、落下方式の方
が適していると考えたからである。
【0030】更に、5mm以下の粒度を除き、色彩選別
機に掛け、粒度毎に浸潤層を含むものと含まないものに
分類した。色彩選別機はCCDカメラを1台搭載し、ベル
トコンベアの幅が300mmで、エアーガンが300mm幅に対
して横一列に30個並び、1秒間に1,000発噴射できる
装置を用いて、ベルトコンベアの搬送速度が80m/分
の条件で、本来白色のものが浸潤層を形成し、黒ずむこ
とで識別できることにより分類した。図3に、色彩選別
後、浸潤層無しに分類された使用済耐火物中に混入して
いる浸潤層を手選別して求め、それを除いた使用済み耐
火物の比率を合格率として示しているが、色彩選別を行
うことで、いずれの粒度に対しても、99.9%の合格
率まで高めることができ、含有酸化鉄の影響を懸念する
必要は全く無い。ここで、5mm以下の粒度に適用しな
かったのは、二次磁力選別で、既に再利用にそのまま廻
す使用済耐火物に含まれる酸化鉄成分量の目標値である
0.4質量%を下回っていたので、色彩選別を掛けて
も、粒度が細かく、処理能力が極端に、他の粒度に比べ
落ちてしまい、また使用済耐火物の粒度に対して、カメ
ラの分解像のレベルとエアーガン噴射による選択除去の
確率が低く、高い精度での選別が不可能と判断したから
である。
【0031】二次磁力選別し、色彩選別を掛けて、浸潤
層が無いと判断された粒度60〜20mmの使用済耐火
物は、取鍋敷部に設置する圧入流し込みブロックのブラ
ウンアルミナ粗骨材の代替として、内掛け60質量%を
添加し、再利用したところ、充填状態も良好で、通常品
と比較して、寿命低下をもたらすことはなかった。
【0032】浸潤層が無いと判断された粒度20〜5m
mの使用済耐火物は、取鍋一般壁向けキャスタブルのブ
ラウンアルミナ粗骨材の代替として、内掛け25質量%
を添加し、再利用したところ、施工性、充填状態も良好
で、通常品と同等の寿命を確保した。
【0033】二次磁力選別を掛け、非磁性体と判断され
た粒度5mm以下の使用済耐火物は、乾式吹き付け用補
修材として、内掛け40質量%を添加し、再利用したと
ころ、付着歩留まりの低下をもたらすことも無く、通常
品と同等の耐用性を確保できた。
【0034】一方、二次磁力選別を掛け、磁性体と判断
された粒度5mm以下の使用済耐火物は、バケットに積
み上げていき、2トン堆積したところで、1時間毎に、
4回に分けて、炭材となるコークス粉と一緒に、アーク
式溶融炉に投入して、2500〜3000℃でアーク加熱を行
い、投入した使用済耐火物全量の約70質量%が溶融し
たところで、加熱を止め、自然冷却を行った後、固化し
た溶融部のインゴットを取りだし、破砕してから3000ガ
ウスの磁力選別を行って、還元された金属鉄を除去し
た。その結果、溶融前に、6.2質量%あった酸化鉄の
含有量が、インゴットでは0.2質量%まで低下し、良
質な耐火物原料を得ることができた。
【0035】二次磁力選別で磁性体と判断されたもの、
及び色彩選別を掛けて浸潤層が在ると判断された粒度6
0〜20mmの使用済耐火物は、景観材ブロックの骨材
として再利用し、微粉のポルトランドセメントと高炉ス
ラグ粉と一緒に練って、インターロッキングブロク装置
で成形して、廉価な景観材として市場に供給している。
【0036】二次磁力選別で磁性体と判断されたもの、
及び色彩選別を掛けて浸潤層が在ると判断された粒度2
0〜5mmの使用済耐火物は、樋カバー用キャスタブル
の骨材として、内掛け20質量%を添加し、再利用した
ところ、操業に支障を来すことなく、通常品比べ、特に
耐用性の低下も見られなかった。
【0037】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨
を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明により、製鉄工場で発生・回収し
た使用済耐火物全量に対して、混入した地金を完全除去
した後、各粒度毎に、非磁性体と磁性体、浸潤層を含む
ものと含まないものに、高い処理能力で自動選別できる
ようになった。選別した使用済耐火物の形態、特徴に応
じて、再利用することで、従来3%であった再利用率
が、99.9%まで上昇することができた。特に、耐火
物原料として再利用しな場合も、使用済耐火物を添加し
ていない従来耐火物に比べ、寿命低下をもたらすことは
無く、同等の耐用性を確保できた。それに伴い、製鉄工
場で使用する耐火物コストは約20%削減でき、また埋
め立てに向ける廃棄量も、年間を通じて、ゼロにするこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における使用済耐火物の処理
方法のフローチャートである。
【図2】二次選別後の非磁性体中に含まれる酸化鉄含有
量−磁束密度の関係図である。
【図3】使用済耐火物の処理工程毎の収支バランスと酸
化鉄含有量を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 1/28 C04B 35/66 S 4G030 B09B 3/00 G01J 3/51 4G033 C04B 35/00 G01N 21/27 B 4K001 35/66 C22B 1/00 601 G01J 3/51 B09B 5/00 ZABF G01N 21/27 C04B 35/00 V // C22B 1/00 601 B09B 3/00 Z 303A (72)発明者 松井 泰次郎 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新日 本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 今川 浩志 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新日 本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 嶋 哲男 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 加藤 弘之 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 松田 強志 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (72)発明者 鈴木 敏文 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (72)発明者 麻生 誠二 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 祐成 史郎 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 Fターム(参考) 2G020 AA08 BA20 DA05 DA13 DA66 2G059 AA05 BB09 EE02 EE13 HH02 JJ02 KK04 4D004 AA16 BA05 BA06 CA04 CA08 CA09 CA29 CA32 CB13 DA03 4D021 CA07 EA10 EB01 4D067 EE14 EE17 EE25 GA20 GB05 4G030 AA36 BA25 4G033 AA02 AA11 AB02 BA01 4K001 AA10 BA22 CA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済の耐火物に対して、一次の磁力選
    別を行い、地金を除去した後、破砕して篩い分けし、更
    に粒度毎に一次の磁力選別よりも大きな磁力で、二次の
    磁力選別をして、磁性体と非磁性体に分類することを特
    徴とする使用済耐火物の処理方法。
  2. 【請求項2】 非磁性体として分類された使用済耐火物
    を、耐火物原料として再利用することを特徴とする請求
    項1記載の使用済耐火物の処理方法。
  3. 【請求項3】 選別された前記非磁性体の使用済耐火物
    に対して、更にスラグ浸潤層の有無を色彩で識別して、
    スラグ浸潤層の無いものと浸潤層が存在するものとに分
    類することを特徴とする請求項1記載の使用済耐火物の
    処理方法。
  4. 【請求項4】 非磁性体で、スラグ浸潤層が無いものと
    して分類された使用済耐火物を、耐火物原料として再利
    用することを特徴とする請求項3記載の使用済耐火物の
    処理方法。
  5. 【請求項5】 磁性体として、又はスラグ浸潤層が存在
    するものとして分類された使用済耐火物を、溶融し冷却
    固化させた後耐火物原料として、または溶融させずに成
    形して景観材用の原料若しくは耐火物原料として再利用
    することを特徴とする請求項1又は3記載の使用済耐火
    物の処理方法。
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