JP2003088494A - 内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置 - Google Patents
内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/012—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor characterised by internal passages or accessories therefor
- A61B1/018—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor characterised by internal passages or accessories therefor for receiving instruments
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- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00071—Insertion part of the endoscope body
- A61B1/00078—Insertion part of the endoscope body with stiffening means
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00131—Accessories for endoscopes
- A61B1/00137—End pieces at either end of the endoscope, e.g. caps, seals or forceps plugs
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構造で、内視鏡操作者が容易に可撓管部
の可撓性を調整できるとともに、曲げ剛性調整具を内視
鏡から取り外すことなく、内視鏡の内部に、処置具や
水、液状の薬品等の処置用挿入物を入れることができる
ようにした内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置を提供す
ること。 【構成】 可撓管部内に処置具挿通用管路を有し、この
可撓管部に接続される操作部側に、この処置具挿通用管
路に連通する処置具挿入口を有する内視鏡において、上
記内視鏡とは別部材として、上記処置具挿入口を介して
処置具挿通用管路内に挿脱可能で、自身の曲げ剛性を変
化させることができる曲げ剛性調整具を設け、この曲げ
剛性調整具に、該曲げ剛性調整具の内部を全長にわたっ
て貫通する、処置用挿入物を通すための挿入孔を形成し
たことを特徴とする内視鏡の可撓管部の可撓性可変装
置。
の可撓性を調整できるとともに、曲げ剛性調整具を内視
鏡から取り外すことなく、内視鏡の内部に、処置具や
水、液状の薬品等の処置用挿入物を入れることができる
ようにした内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置を提供す
ること。 【構成】 可撓管部内に処置具挿通用管路を有し、この
可撓管部に接続される操作部側に、この処置具挿通用管
路に連通する処置具挿入口を有する内視鏡において、上
記内視鏡とは別部材として、上記処置具挿入口を介して
処置具挿通用管路内に挿脱可能で、自身の曲げ剛性を変
化させることができる曲げ剛性調整具を設け、この曲げ
剛性調整具に、該曲げ剛性調整具の内部を全長にわたっ
て貫通する、処置用挿入物を通すための挿入孔を形成し
たことを特徴とする内視鏡の可撓管部の可撓性可変装
置。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、内視鏡の可撓管部の可撓性を変
化させる可撓性可変装置に関する。
化させる可撓性可変装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】医療用や工業用の内視鏡
は、屈曲した経路の観察対象内へ挿入可能にするべく挿
入部に可撓性を有する可撓管部を設けているが、さらに
挿入作業性を良くするために、この可撓管部の可撓性
(曲げ硬度)を可変とさせるタイプの内視鏡が提案され
ている。このタイプの内視鏡は、例えば、大腸への挿入
時においてS字結腸部分を通すときは可撓管部を硬化さ
せ、S字結腸の通過後に可撓管部を軟化させるといった
態様で使用される。
は、屈曲した経路の観察対象内へ挿入可能にするべく挿
入部に可撓性を有する可撓管部を設けているが、さらに
挿入作業性を良くするために、この可撓管部の可撓性
(曲げ硬度)を可変とさせるタイプの内視鏡が提案され
ている。このタイプの内視鏡は、例えば、大腸への挿入
時においてS字結腸部分を通すときは可撓管部を硬化さ
せ、S字結腸の通過後に可撓管部を軟化させるといった
態様で使用される。
【0003】可撓管部の可撓性を変化させるための手段
としては、例えば、直線筒状のコイルが軸線方向への伸
縮によって曲げ剛性(軸線直交方向への硬度)を変化さ
せるという特性を利用したものが知られている。すなわ
ち、この種のコイルは、圧縮すれば曲がりにくくなり、
伸ばせば曲がりやすくなるので、該コイルを外部から伸
縮操作可能な状態で可撓管内に設けることで、可撓管部
の可撓性を可変にすることができる。コイルを伸縮操作
するための手段としては、該コイルの中心部にワイヤを
挿通させてコイル先端部付近に固定し、このワイヤを外
部からの操作によって牽引、弛緩させる構造が知られて
いる。すなわち、ワイヤを牽引すればコイルが圧縮さ
れ、ワイヤを弛緩させればコイルの圧縮が解除されて自
由状態に戻る。
としては、例えば、直線筒状のコイルが軸線方向への伸
縮によって曲げ剛性(軸線直交方向への硬度)を変化さ
せるという特性を利用したものが知られている。すなわ
ち、この種のコイルは、圧縮すれば曲がりにくくなり、
伸ばせば曲がりやすくなるので、該コイルを外部から伸
縮操作可能な状態で可撓管内に設けることで、可撓管部
の可撓性を可変にすることができる。コイルを伸縮操作
するための手段としては、該コイルの中心部にワイヤを
挿通させてコイル先端部付近に固定し、このワイヤを外
部からの操作によって牽引、弛緩させる構造が知られて
いる。すなわち、ワイヤを牽引すればコイルが圧縮さ
れ、ワイヤを弛緩させればコイルの圧縮が解除されて自
由状態に戻る。
【0004】ところで、従来の可撓性可変タイプの内視
鏡では、可撓性調整用のコイルを操作するための操作部
が内視鏡から離れて位置するものがあった。こうした可
撓性可変装置では、内視鏡の使用時に内視鏡操作者が自
ら可撓管部の可撓性を調整することができず、可撓性調
整のための補助者を必要としていた。
鏡では、可撓性調整用のコイルを操作するための操作部
が内視鏡から離れて位置するものがあった。こうした可
撓性可変装置では、内視鏡の使用時に内視鏡操作者が自
ら可撓管部の可撓性を調整することができず、可撓性調
整のための補助者を必要としていた。
【0005】そこで本出願人は、内視鏡の処置具挿入口
突起の処置具挿入口から可撓管部内に可撓性調整用のコ
イルを内蔵する曲げ剛性調整具を挿入して、この曲げ剛
性調整具に設けられた可撓性調整操作環を内視鏡作業者
が回転操作することにより、上記コイルの圧縮とその解
除を行えるようにした発明を完成し、既に特許出願して
いる(特願平2001-137692号)。
突起の処置具挿入口から可撓管部内に可撓性調整用のコ
イルを内蔵する曲げ剛性調整具を挿入して、この曲げ剛
性調整具に設けられた可撓性調整操作環を内視鏡作業者
が回転操作することにより、上記コイルの圧縮とその解
除を行えるようにした発明を完成し、既に特許出願して
いる(特願平2001-137692号)。
【0006】しかし、この内視鏡ではさらに、曲げ剛性
調整具を処置具挿入口に挿入している際に、処置具挿入
口に鉗子や高周波焼灼処置具等の処置具を挿入したり、
処置具挿入口から内視鏡の内部に水や液状の薬品等を入
れることを可能にすることが望まれている。
調整具を処置具挿入口に挿入している際に、処置具挿入
口に鉗子や高周波焼灼処置具等の処置具を挿入したり、
処置具挿入口から内視鏡の内部に水や液状の薬品等を入
れることを可能にすることが望まれている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、簡単な構造で、内視鏡操作者
が容易に可撓管部の可撓性を調整できるとともに、曲げ
剛性調整具を内視鏡から取り外すことなく、内視鏡の内
部に、処置具や水、液状の薬品等の処置用挿入物を入れ
ることができるようにした内視鏡の可撓管部の可撓性可
変装置を提供することを目的とする。
が容易に可撓管部の可撓性を調整できるとともに、曲げ
剛性調整具を内視鏡から取り外すことなく、内視鏡の内
部に、処置具や水、液状の薬品等の処置用挿入物を入れ
ることができるようにした内視鏡の可撓管部の可撓性可
変装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】本発明は、可撓管部内に処置具挿通用管
路を有し、この可撓管部に接続される操作部側に、この
処置具挿通用管路に連通する処置具挿入口を有する内視
鏡において、上記内視鏡とは別部材として、上記処置具
挿入口を介して処置具挿通用管路内に挿脱可能で、自身
の曲げ剛性を変化させることができる曲げ剛性調整具を
設け、この曲げ剛性調整具に、該曲げ剛性調整具の内部
を全長にわたって貫通する、処置用挿入物を通すための
挿入孔を形成したことを特徴としている。
路を有し、この可撓管部に接続される操作部側に、この
処置具挿通用管路に連通する処置具挿入口を有する内視
鏡において、上記内視鏡とは別部材として、上記処置具
挿入口を介して処置具挿通用管路内に挿脱可能で、自身
の曲げ剛性を変化させることができる曲げ剛性調整具を
設け、この曲げ剛性調整具に、該曲げ剛性調整具の内部
を全長にわたって貫通する、処置用挿入物を通すための
挿入孔を形成したことを特徴としている。
【0009】上記曲げ剛性調整具に、自由状態で直線状
をなし軸線方向への伸縮により曲げ剛性を変化させる、
上記処置具挿入口を介して処置具挿通用管路に対し挿脱
可能な曲げ剛性可変体と、この曲げ剛性可変体の基部に
設けられ、該曲げ剛性可変体を伸縮させて曲げ剛性を変
化させるための操作機構部と、上記曲げ剛性可変体を処
置具挿通用管路に挿入した状態で上記操作機構部を上記
処置具挿入口に対し着脱可能とする曲げ剛性調整具着脱
機構とを設けるのが好ましい。
をなし軸線方向への伸縮により曲げ剛性を変化させる、
上記処置具挿入口を介して処置具挿通用管路に対し挿脱
可能な曲げ剛性可変体と、この曲げ剛性可変体の基部に
設けられ、該曲げ剛性可変体を伸縮させて曲げ剛性を変
化させるための操作機構部と、上記曲げ剛性可変体を処
置具挿通用管路に挿入した状態で上記操作機構部を上記
処置具挿入口に対し着脱可能とする曲げ剛性調整具着脱
機構とを設けるのが好ましい。
【0010】上記曲げ剛性可変体をコイル体とし、少な
くとも一部が上記コイル体の中心部に挿入され、両端が
開口する筒状をなすとともに、先端部が上記コイル体の
先端部にコイル体を伸縮可能な態様で係合し、かつ少な
くとも上記コイル体に挿入された部分が可撓性を有する
材料から形成された、内部に処置用挿入物を通すことが
できる筒状牽引部材を設け、上記操作機構部が、上記筒
状牽引部材を上記コイル体に対して軸線方向に相対移動
させることにより上記コイル体を伸縮させるのが好まし
い。
くとも一部が上記コイル体の中心部に挿入され、両端が
開口する筒状をなすとともに、先端部が上記コイル体の
先端部にコイル体を伸縮可能な態様で係合し、かつ少な
くとも上記コイル体に挿入された部分が可撓性を有する
材料から形成された、内部に処置用挿入物を通すことが
できる筒状牽引部材を設け、上記操作機構部が、上記筒
状牽引部材を上記コイル体に対して軸線方向に相対移動
させることにより上記コイル体を伸縮させるのが好まし
い。
【0011】また、上記コイル体の外周面を、可撓性材
料からなる筒状のシースで覆うのが好ましい。
料からなる筒状のシースで覆うのが好ましい。
【0012】上記内視鏡の処置具挿入口突起が、上記処
置具挿入口を有し、該処置具挿入口の内面を、処置具挿
入口突起の突出端部方向に進むにつれて徐々に内径サイ
ズを大きくする円錐状のテーパ内周面とした内面テーパ
筒状部と、該内面テーパ筒状部の外面から径方向に突出
するフランジ突起とを有し、上記曲げ剛性調整具に設け
た曲げ剛性調整具着脱機構が、上記操作機構部に設け
た、先端側に進むにつれて徐々に外径サイズを小さくす
る円錐状のテーパ外周面を有する外面テーパ突起と、該
外面テーパ突起を囲む筒状囲繞壁の内周面に形成した、
上記フランジ突起が螺合可能な内面ねじ溝とを有し、上
記フランジ突起を上記内面ねじ溝に螺合させることによ
って、上記外面テーパ突起が上記内面テーパ筒状部の処
置具挿入口内に挿入されて上記テーパ外周面とテーパ内
周面が密着し、操作機構部が処置具挿入口突起に固定さ
れるようにすることができ、上記フランジ突起を、上記
内面テーパ筒状部の径方向の対向位置に一対設け、上記
内面ねじ溝を、該一対のフランジ突起が係合可能な二条
ねじとすることができ、上記外面テーパ突起は、その先
端部に、上記曲げ剛性可変体の端部が嵌まる凹部を有し
ているのが好ましい。また、上記外面テーパ突起に、上
記曲げ剛性可変体と上記筒状牽引部材が挿通可能な貫通
孔を形成することができる。
置具挿入口を有し、該処置具挿入口の内面を、処置具挿
入口突起の突出端部方向に進むにつれて徐々に内径サイ
ズを大きくする円錐状のテーパ内周面とした内面テーパ
筒状部と、該内面テーパ筒状部の外面から径方向に突出
するフランジ突起とを有し、上記曲げ剛性調整具に設け
た曲げ剛性調整具着脱機構が、上記操作機構部に設け
た、先端側に進むにつれて徐々に外径サイズを小さくす
る円錐状のテーパ外周面を有する外面テーパ突起と、該
外面テーパ突起を囲む筒状囲繞壁の内周面に形成した、
上記フランジ突起が螺合可能な内面ねじ溝とを有し、上
記フランジ突起を上記内面ねじ溝に螺合させることによ
って、上記外面テーパ突起が上記内面テーパ筒状部の処
置具挿入口内に挿入されて上記テーパ外周面とテーパ内
周面が密着し、操作機構部が処置具挿入口突起に固定さ
れるようにすることができ、上記フランジ突起を、上記
内面テーパ筒状部の径方向の対向位置に一対設け、上記
内面ねじ溝を、該一対のフランジ突起が係合可能な二条
ねじとすることができ、上記外面テーパ突起は、その先
端部に、上記曲げ剛性可変体の端部が嵌まる凹部を有し
ているのが好ましい。また、上記外面テーパ突起に、上
記曲げ剛性可変体と上記筒状牽引部材が挿通可能な貫通
孔を形成することができる。
【0013】上記曲げ剛性調整具の操作機構部は、正逆
方向の回動操作によって、上記曲げ剛性調整具着脱機構
を介して該操作機構部を上記処置具挿入口突起に対して
固定または取り外しさせる着脱操作環と、該着脱操作環
と略共通の回動中心による正逆方向の回動操作によっ
て、上記曲げ剛性可変体を硬化または軟化させる可撓性
調整操作環とを備えているものとすることができる。上
記着脱操作環による操作機構部の固定用の回動方向と、
上記可撓性調整操作環による曲げ剛性可変体の硬化用の
回動方向は同じであるのが好ましく、さらに、上記着脱
操作環の内周面に上記内面ねじ溝を形成することができ
る。
方向の回動操作によって、上記曲げ剛性調整具着脱機構
を介して該操作機構部を上記処置具挿入口突起に対して
固定または取り外しさせる着脱操作環と、該着脱操作環
と略共通の回動中心による正逆方向の回動操作によっ
て、上記曲げ剛性可変体を硬化または軟化させる可撓性
調整操作環とを備えているものとすることができる。上
記着脱操作環による操作機構部の固定用の回動方向と、
上記可撓性調整操作環による曲げ剛性可変体の硬化用の
回動方向は同じであるのが好ましく、さらに、上記着脱
操作環の内周面に上記内面ねじ溝を形成することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図7を参照して、本発
明による内視鏡の可撓性可変装置の第1の実施形態を説
明する。図1に示す電子内視鏡10は医療用の内視鏡で
あり、体腔内に挿入される挿入部11とその基部側に接
続された操作部12を有している。挿入部11は、先端
側から順に先端部13、湾曲部14及び可撓管部15を
有しており、さらに可撓管部15が連結部16を介して
操作部12に接続している。
明による内視鏡の可撓性可変装置の第1の実施形態を説
明する。図1に示す電子内視鏡10は医療用の内視鏡で
あり、体腔内に挿入される挿入部11とその基部側に接
続された操作部12を有している。挿入部11は、先端
側から順に先端部13、湾曲部14及び可撓管部15を
有しており、さらに可撓管部15が連結部16を介して
操作部12に接続している。
【0015】先端部13は、硬性部材からなる先端部本
体(不図示)を有し、この先端部本体に、対物レンズ保
持孔、配光レンズ保持孔、送気送水チャンネル出口、処
置具挿通チャンネル出口18(図2)等が形成されてい
る。対物レンズ保持孔と配光レンズ保持孔には、結像用
の対物レンズと照明用の配光レンズが保持されている。
体(不図示)を有し、この先端部本体に、対物レンズ保
持孔、配光レンズ保持孔、送気送水チャンネル出口、処
置具挿通チャンネル出口18(図2)等が形成されてい
る。対物レンズ保持孔と配光レンズ保持孔には、結像用
の対物レンズと照明用の配光レンズが保持されている。
【0016】湾曲部14内には、軸線と直交する軸を中
心に相対回動可能に連結された複数の節輪(湾曲駒)
が、その軸線方向に並べて設けられている。操作部12
に設けた湾曲操作ノブ20A、20Bを回動操作するこ
とによって、不図示の複数の湾曲操作ワイヤが牽引また
は弛緩されて、複数の節輪を相対回動させる。すると、
湾曲部14が湾曲される。具体的には、湾曲操作ノブ2
0Aを正逆方向に回動操作すると、一対の湾曲操作ワイ
ヤを介して湾曲部14が左右方向に湾曲し、湾曲操作ノ
ブ20Bを正逆方向に回動操作すると、別の一対の湾曲
操作ワイヤを介して湾曲部14は上下方向に湾曲する。
さらに、湾曲部14の湾曲状態は、ロックノブ21Aや
ロックレバー21Bを操作することによって固定させる
ことが可能である。
心に相対回動可能に連結された複数の節輪(湾曲駒)
が、その軸線方向に並べて設けられている。操作部12
に設けた湾曲操作ノブ20A、20Bを回動操作するこ
とによって、不図示の複数の湾曲操作ワイヤが牽引また
は弛緩されて、複数の節輪を相対回動させる。すると、
湾曲部14が湾曲される。具体的には、湾曲操作ノブ2
0Aを正逆方向に回動操作すると、一対の湾曲操作ワイ
ヤを介して湾曲部14が左右方向に湾曲し、湾曲操作ノ
ブ20Bを正逆方向に回動操作すると、別の一対の湾曲
操作ワイヤを介して湾曲部14は上下方向に湾曲する。
さらに、湾曲部14の湾曲状態は、ロックノブ21Aや
ロックレバー21Bを操作することによって固定させる
ことが可能である。
【0017】操作部12からはユニバーサルチューブ2
5が延出しており、該ユニバーサルチューブ25の端部
には、不図示のプロセッサに接続するコネクタ部26が
設けられている。コネクタ部26には、不図示の信号伝
送用ケーブルやライトガイドの端部、送気チューブや送
水チューブの入口部等が設けられており、コネクタ部2
6をプロセッサに接続することによって、これらの各部
は、プロセッサ側の画像処理装置、光源及び送気送水源
に接続される。
5が延出しており、該ユニバーサルチューブ25の端部
には、不図示のプロセッサに接続するコネクタ部26が
設けられている。コネクタ部26には、不図示の信号伝
送用ケーブルやライトガイドの端部、送気チューブや送
水チューブの入口部等が設けられており、コネクタ部2
6をプロセッサに接続することによって、これらの各部
は、プロセッサ側の画像処理装置、光源及び送気送水源
に接続される。
【0018】先端部13内には、対物レンズの背後にC
CDが設けられており、対物レンズから該CCDの受光
面に入った観察対象の像は光電変換され、CCDからユ
ニバーサルチューブ25のコネクタ部26まで配設され
た前述の信号伝送用ケーブルを介して、電子画像として
プロセッサに送られる。プロセッサでは、電子画像をモ
ニタに表示したり画像記録媒体に記録することができ
る。操作部12には、画像処理関連の遠隔操作を行うた
めの複数のリモート操作ボタンスイッチ27が設けられ
ている。また、配光レンズには、ユニバーサルチューブ
25のコネクタ部26から先端部13まで配設された前
述のライトガイドを介して、プロセッサに設けた光源か
らの照明光が与えられる。
CDが設けられており、対物レンズから該CCDの受光
面に入った観察対象の像は光電変換され、CCDからユ
ニバーサルチューブ25のコネクタ部26まで配設され
た前述の信号伝送用ケーブルを介して、電子画像として
プロセッサに送られる。プロセッサでは、電子画像をモ
ニタに表示したり画像記録媒体に記録することができ
る。操作部12には、画像処理関連の遠隔操作を行うた
めの複数のリモート操作ボタンスイッチ27が設けられ
ている。また、配光レンズには、ユニバーサルチューブ
25のコネクタ部26から先端部13まで配設された前
述のライトガイドを介して、プロセッサに設けた光源か
らの照明光が与えられる。
【0019】操作部12には、リモート操作ボタンスイ
ッチ27の近傍位置に送気送水ボタン28が設けられて
おり、送気送水ボタン28を押圧すると、プロセッサ側
の送気源または送水源から前述の送気チューブや送水チ
ューブに送り込まれた空気や液体が、先端部13の送気
送水チャンネル出口から噴射される。
ッチ27の近傍位置に送気送水ボタン28が設けられて
おり、送気送水ボタン28を押圧すると、プロセッサ側
の送気源または送水源から前述の送気チューブや送水チ
ューブに送り込まれた空気や液体が、先端部13の送気
送水チャンネル出口から噴射される。
【0020】電子内視鏡10の連結部16には、鉗子や
高周波焼灼処置具といった処置具挿入用の処置具挿入口
突起30が設けられており、処置具挿入口突起30から
内視鏡内方に向けて、処置具挿通硬性管31(図2)が
延設されている。この処置具挿通硬性管31には処置具
挿通軟性管32が接続しており、処置具挿通硬性管31
と処置具挿通軟性管32によって処置具挿通チャンネル
(処置具挿通用管路)が構成されている。処置具挿通軟
性管32の先端部は、先端部13に形成した前述の処置
具挿通チャンネル出口18に臨んでいる。図2に示すよ
うに、処置具挿通硬性管31は連結部16内に位置し、
処置具挿通軟性管32は、連結部16の一部と、可撓管
部15と湾曲部14の全体を連通して配設されている。
なお、処置具挿通チャンネルには、図示しない吸引チュ
ーブが接続しており、この吸引チューブは、電子内視鏡
10の外部に設けた図示されない負圧源(吸引源)に接
続されている。
高周波焼灼処置具といった処置具挿入用の処置具挿入口
突起30が設けられており、処置具挿入口突起30から
内視鏡内方に向けて、処置具挿通硬性管31(図2)が
延設されている。この処置具挿通硬性管31には処置具
挿通軟性管32が接続しており、処置具挿通硬性管31
と処置具挿通軟性管32によって処置具挿通チャンネル
(処置具挿通用管路)が構成されている。処置具挿通軟
性管32の先端部は、先端部13に形成した前述の処置
具挿通チャンネル出口18に臨んでいる。図2に示すよ
うに、処置具挿通硬性管31は連結部16内に位置し、
処置具挿通軟性管32は、連結部16の一部と、可撓管
部15と湾曲部14の全体を連通して配設されている。
なお、処置具挿通チャンネルには、図示しない吸引チュ
ーブが接続しており、この吸引チューブは、電子内視鏡
10の外部に設けた図示されない負圧源(吸引源)に接
続されている。
【0021】処置具挿通チャンネルに対しては、後述す
る曲げ剛性調整具40と処置具挿入口突起30を介して
鉗子や高周波焼灼処置具等の処置具A(後述)を挿入す
ることと、吸引チューブを介して負圧源から負圧をかけ
ることが可能である。処置具挿通チャンネルを処置具A
の挿通管路として使用する場合は、曲げ剛性調整具40
と処置具挿入口突起30を介して挿入された処置具は、
処置具挿通チャンネル出口18から突出される。一方、
処置具挿通チャンネルを吸引用の管路として使用すると
きには、操作部12に設けた吸引ボタン29を押圧す
る。すると、負圧源側の管路と処置具挿通チャンネルが
連通されて、負圧が処置具挿通チャンネルに作用し、処
置具挿通チャンネル出口18から体液等の液体を吸引す
ることができる。
る曲げ剛性調整具40と処置具挿入口突起30を介して
鉗子や高周波焼灼処置具等の処置具A(後述)を挿入す
ることと、吸引チューブを介して負圧源から負圧をかけ
ることが可能である。処置具挿通チャンネルを処置具A
の挿通管路として使用する場合は、曲げ剛性調整具40
と処置具挿入口突起30を介して挿入された処置具は、
処置具挿通チャンネル出口18から突出される。一方、
処置具挿通チャンネルを吸引用の管路として使用すると
きには、操作部12に設けた吸引ボタン29を押圧す
る。すると、負圧源側の管路と処置具挿通チャンネルが
連通されて、負圧が処置具挿通チャンネルに作用し、処
置具挿通チャンネル出口18から体液等の液体を吸引す
ることができる。
【0022】前述のように、湾曲部14は湾曲操作ノブ
20A、20Bの操作によって任意に曲げることがで
き、可撓管部15も可撓性を有しており、この可撓管部
15と湾曲部14を連通する一連の処置具挿通軟性管3
2は、湾曲部14の湾曲操作や可撓管部15の変形に対
応するように可撓性を有している。
20A、20Bの操作によって任意に曲げることがで
き、可撓管部15も可撓性を有しており、この可撓管部
15と湾曲部14を連通する一連の処置具挿通軟性管3
2は、湾曲部14の湾曲操作や可撓管部15の変形に対
応するように可撓性を有している。
【0023】図3に示すように、処置具挿入口突起30
にはルアー口金部(内面テーパ筒状部)35が設けられ
ている。ルアー口金部35は処置具挿通硬性管31に連
通する処置具挿入口34を有する筒状をなし、該処置具
挿入口34の内面として、処置具挿入口突起30の突出
端部方向(内視鏡外方)へ進むにつれて徐々に内径サイ
ズを大きくするテーパ内周面36(図6)が形成されて
いる。また、ルアー口金部35の先端付近の外周面に
は、径方向外方に向けて突出する一対のフランジ突起3
7が形成されている。一対のフランジ突起37は、ルア
ー口金部35の軸線を挟んだ径方向の対向位置に設けら
れている。処置具挿入口突起30には、ルアー口金部3
5を着脱自在に覆うことができるとともに、スリット3
8a(図7参照)が形成された、ゴム等の弾性材料から
なる鉗子栓38が付属している。
にはルアー口金部(内面テーパ筒状部)35が設けられ
ている。ルアー口金部35は処置具挿通硬性管31に連
通する処置具挿入口34を有する筒状をなし、該処置具
挿入口34の内面として、処置具挿入口突起30の突出
端部方向(内視鏡外方)へ進むにつれて徐々に内径サイ
ズを大きくするテーパ内周面36(図6)が形成されて
いる。また、ルアー口金部35の先端付近の外周面に
は、径方向外方に向けて突出する一対のフランジ突起3
7が形成されている。一対のフランジ突起37は、ルア
ー口金部35の軸線を挟んだ径方向の対向位置に設けら
れている。処置具挿入口突起30には、ルアー口金部3
5を着脱自在に覆うことができるとともに、スリット3
8a(図7参照)が形成された、ゴム等の弾性材料から
なる鉗子栓38が付属している。
【0024】ルアー口金部35には、可撓管部15の可
撓性を変化させるための曲げ剛性調整具40を着脱可能
である。曲げ剛性調整具40は、大きく分けて、処置具
挿入口突起30の外側に位置する操作機構部41と、処
置具挿通チャンネル(処置具挿通硬性管31及び処置具
挿通軟性管32)に対して挿入される曲げ剛性可変コイ
ル部42からなっている。
撓性を変化させるための曲げ剛性調整具40を着脱可能
である。曲げ剛性調整具40は、大きく分けて、処置具
挿入口突起30の外側に位置する操作機構部41と、処
置具挿通チャンネル(処置具挿通硬性管31及び処置具
挿通軟性管32)に対して挿入される曲げ剛性可変コイ
ル部42からなっている。
【0025】図6に示すように、操作機構部41にはベ
ース筒43が設けられ、このベース筒43には、外面テ
ーパ突起44、細密雄ねじ45、筒状牽引部材移動空間
46が形成されている。外面テーパ突起44の外周面
は、外面テーパ突起44の先端側に進むにつれて徐々に
外径サイズを小さくする円錐状のテーパ外周面47とし
て形成されている。外面テーパ突起44の内部には貫通
孔44aが形成されており、貫通孔44aの内周面には
コイル収納孔(凹部)48が形成されている。ベース筒
43の外周に設けた細密雄ねじ45には、着脱操作環5
0の内周面に形成した細密雌ねじ49が螺合しており、
この細密雌ねじ49と細密雄ねじ45の螺合関係によっ
て、着脱操作環50をベース筒43に対して回転させる
ことができる。細密ねじ45、49は、着脱操作環50
の回転に伴う着脱操作環50の軸線方向移動が小さくな
るように、ねじの傾斜等が設定されている。
ース筒43が設けられ、このベース筒43には、外面テ
ーパ突起44、細密雄ねじ45、筒状牽引部材移動空間
46が形成されている。外面テーパ突起44の外周面
は、外面テーパ突起44の先端側に進むにつれて徐々に
外径サイズを小さくする円錐状のテーパ外周面47とし
て形成されている。外面テーパ突起44の内部には貫通
孔44aが形成されており、貫通孔44aの内周面には
コイル収納孔(凹部)48が形成されている。ベース筒
43の外周に設けた細密雄ねじ45には、着脱操作環5
0の内周面に形成した細密雌ねじ49が螺合しており、
この細密雌ねじ49と細密雄ねじ45の螺合関係によっ
て、着脱操作環50をベース筒43に対して回転させる
ことができる。細密ねじ45、49は、着脱操作環50
の回転に伴う着脱操作環50の軸線方向移動が小さくな
るように、ねじの傾斜等が設定されている。
【0026】着脱操作環50にはさらに、外面テーパ突
起44と略同心の筒状囲繞壁52が形成されており、筒
状囲繞壁52の内面には、外面テーパ突起44のテーパ
外周面47を囲む態様で、ルアー口金部35の一対のフ
ランジ突起37が螺合可能な二条ねじ(内面ねじ溝)5
3が形成されている。この二条ねじ53を含む筒状囲繞
壁52と外面テーパ突起44は、処置具挿入口突起30
のルアー口金部35に対して着脱可能なルアー口金受け
部(曲げ剛性調整具着脱機構)54を構成している。
起44と略同心の筒状囲繞壁52が形成されており、筒
状囲繞壁52の内面には、外面テーパ突起44のテーパ
外周面47を囲む態様で、ルアー口金部35の一対のフ
ランジ突起37が螺合可能な二条ねじ(内面ねじ溝)5
3が形成されている。この二条ねじ53を含む筒状囲繞
壁52と外面テーパ突起44は、処置具挿入口突起30
のルアー口金部35に対して着脱可能なルアー口金受け
部(曲げ剛性調整具着脱機構)54を構成している。
【0027】ベース筒43の外面テーパ突起44と反対
側の端部には、着脱操作環50と略同心をなす筒状の可
撓性調整操作環55が、回転自在かつベース筒43の長
手方向に移動不能として取り付けられている。可撓性調
整操作環55の内周面には雌ねじ56が形成されてお
り、この雌ねじ56には、筒状牽引部材移動空間46と
可撓性調整操作環55の内側に配設された硬質筒状牽引
部材57の外周面に形成された雄ねじ58が螺合してい
る。硬質筒状牽引部材57の基端部は可撓性調整操作環
55の外側に突出しており、硬質筒状牽引部材57の外
周面に形成された硬質筒状牽引部材57の長手方向を向
く溝59には、ベース筒43の内周面に突設された回り
止め片60が係合している。
側の端部には、着脱操作環50と略同心をなす筒状の可
撓性調整操作環55が、回転自在かつベース筒43の長
手方向に移動不能として取り付けられている。可撓性調
整操作環55の内周面には雌ねじ56が形成されてお
り、この雌ねじ56には、筒状牽引部材移動空間46と
可撓性調整操作環55の内側に配設された硬質筒状牽引
部材57の外周面に形成された雄ねじ58が螺合してい
る。硬質筒状牽引部材57の基端部は可撓性調整操作環
55の外側に突出しており、硬質筒状牽引部材57の外
周面に形成された硬質筒状牽引部材57の長手方向を向
く溝59には、ベース筒43の内周面に突設された回り
止め片60が係合している。
【0028】硬質筒状牽引部材57の先端部には、硬質
筒状牽引部材57よりも長く、かつフッ素樹脂等の可撓
性のある材料からなる軟質筒状牽引部材61の基端部が
固着されている。軟質筒状牽引部材61の基部を除く部
分は、外面テーパ突起44に形成された貫通孔44aを
通ってベース筒43の外側に突出しており、その先端部
には環状フランジ62が形成されている。硬質筒状牽引
部材57と軟質筒状牽引部材61の内部は、後述する処
置具Aや水、液状の薬品等の処置用挿入物を入れるため
の挿入孔57a、61aとなっており、上記の硬質筒状
牽引部材57と軟質筒状牽引部材61により、筒状牽引
部材63が構成されている。
筒状牽引部材57よりも長く、かつフッ素樹脂等の可撓
性のある材料からなる軟質筒状牽引部材61の基端部が
固着されている。軟質筒状牽引部材61の基部を除く部
分は、外面テーパ突起44に形成された貫通孔44aを
通ってベース筒43の外側に突出しており、その先端部
には環状フランジ62が形成されている。硬質筒状牽引
部材57と軟質筒状牽引部材61の内部は、後述する処
置具Aや水、液状の薬品等の処置用挿入物を入れるため
の挿入孔57a、61aとなっており、上記の硬質筒状
牽引部材57と軟質筒状牽引部材61により、筒状牽引
部材63が構成されている。
【0029】軟質筒状牽引部材61の基端部を除く部分
の外周面は、曲げ剛性可変コイル部42を構成するコイ
ル(曲げ剛性可変体、コイル体)64により覆われてい
る。コイル64は、自由状態で直線状をなす筒状コイル
であり、その軸線方向に伸縮可能である。コイル64の
基端部はコイル収納孔48に収納され、その端面がコイ
ル収納孔48の底面に当接しており、コイル64の先端
部は環状フランジ62に当接している。
の外周面は、曲げ剛性可変コイル部42を構成するコイ
ル(曲げ剛性可変体、コイル体)64により覆われてい
る。コイル64は、自由状態で直線状をなす筒状コイル
であり、その軸線方向に伸縮可能である。コイル64の
基端部はコイル収納孔48に収納され、その端面がコイ
ル収納孔48の底面に当接しており、コイル64の先端
部は環状フランジ62に当接している。
【0030】以上の曲げ剛性調整具40の着脱及び使用
の態様を説明する。曲げ剛性調整具40を処置具挿入口
突起30に対して装着する際には、図3のように処置具
挿入口34から鉗子栓38を取り外した状態で、処置具
挿入口34内に曲げ剛性可変コイル部42を挿入する。
ルアー口金部35の開口は処置具挿通硬性管31に通じ
ており、処置具挿通硬性管31は処置具挿通軟性管32
に通じているため、挿入を続けると、曲げ剛性可変コイ
ル部42が、処置具挿通軟性管32内まで挿入される。
曲げ剛性可変コイル部42が挿入されると、曲げ剛性調
整具40の操作機構部41を構成するルアー口金受け部
54(外面テーパ突起44、筒状囲繞壁52及び二条ね
じ53)が、処置具挿入口突起30のルアー口金部35
に接近する。
の態様を説明する。曲げ剛性調整具40を処置具挿入口
突起30に対して装着する際には、図3のように処置具
挿入口34から鉗子栓38を取り外した状態で、処置具
挿入口34内に曲げ剛性可変コイル部42を挿入する。
ルアー口金部35の開口は処置具挿通硬性管31に通じ
ており、処置具挿通硬性管31は処置具挿通軟性管32
に通じているため、挿入を続けると、曲げ剛性可変コイ
ル部42が、処置具挿通軟性管32内まで挿入される。
曲げ剛性可変コイル部42が挿入されると、曲げ剛性調
整具40の操作機構部41を構成するルアー口金受け部
54(外面テーパ突起44、筒状囲繞壁52及び二条ね
じ53)が、処置具挿入口突起30のルアー口金部35
に接近する。
【0031】ここで、ルアー口金部35の一対のフラン
ジ突起37を二条ねじ53にねじ込ませる方向に着脱操
作環50を回転させる。すると、一対のフランジ突起3
7が二条ねじ53に螺合して案内され、ルアー口金受け
部54がルアー口金部35へ接近する方向に移動する。
その結果、ルアー口金受け部54側の外面テーパ突起4
4がルアー口金部35の処置具挿入口34内に挿入さ
れ、そのテーパ外周面47がルアー口金部35のテーパ
内周面36に押し付けられて両テーパ面が密着する。つ
まり、一対のフランジ突起37を二条ねじ53に螺合さ
せることによって、ルアー口金部35に対してルアー口
金受け部54が圧入状態で結合され、図4に示すよう
に、内視鏡10に対して曲げ剛性調整具40が装着され
る。このように曲げ剛性調整具40をルアー口金部35
に装着したら、図7に示すように、曲げ剛性調整具40
の硬質筒状牽引部材57の開口端部57bに鉗子栓38
を装着する。曲げ剛性調整具40を取り外す際には、着
脱操作環50を装着時と反対方向に回転させればよい。
すると、ルアー口金部35とルアー口金受け部54は二
条ねじ53と一対のフランジ突起37に従って互いの離
間方向に案内され、テーパ内周面36とテーパ外周面4
7の密着状態が解除される。
ジ突起37を二条ねじ53にねじ込ませる方向に着脱操
作環50を回転させる。すると、一対のフランジ突起3
7が二条ねじ53に螺合して案内され、ルアー口金受け
部54がルアー口金部35へ接近する方向に移動する。
その結果、ルアー口金受け部54側の外面テーパ突起4
4がルアー口金部35の処置具挿入口34内に挿入さ
れ、そのテーパ外周面47がルアー口金部35のテーパ
内周面36に押し付けられて両テーパ面が密着する。つ
まり、一対のフランジ突起37を二条ねじ53に螺合さ
せることによって、ルアー口金部35に対してルアー口
金受け部54が圧入状態で結合され、図4に示すよう
に、内視鏡10に対して曲げ剛性調整具40が装着され
る。このように曲げ剛性調整具40をルアー口金部35
に装着したら、図7に示すように、曲げ剛性調整具40
の硬質筒状牽引部材57の開口端部57bに鉗子栓38
を装着する。曲げ剛性調整具40を取り外す際には、着
脱操作環50を装着時と反対方向に回転させればよい。
すると、ルアー口金部35とルアー口金受け部54は二
条ねじ53と一対のフランジ突起37に従って互いの離
間方向に案内され、テーパ内周面36とテーパ外周面4
7の密着状態が解除される。
【0032】図2に示すように、曲げ剛性調整具40を
装着した状態では、処置具挿通軟性管32に挿入された
曲げ剛性可変コイル部42は、その先端部が可撓管部1
5の先端部付近(湾曲部14の近傍)に位置している。
ここで、可撓性調整操作環55を回動させることによっ
て、可撓管部15の可撓性を変化させることが可能であ
る。具体的には、次のような態様で可撓管部15の可撓
性が変化する。
装着した状態では、処置具挿通軟性管32に挿入された
曲げ剛性可変コイル部42は、その先端部が可撓管部1
5の先端部付近(湾曲部14の近傍)に位置している。
ここで、可撓性調整操作環55を回動させることによっ
て、可撓管部15の可撓性を変化させることが可能であ
る。具体的には、次のような態様で可撓管部15の可撓
性が変化する。
【0033】可撓性調整操作環55が回動すると、溝5
9と回り止め片60によって軸線回りの回転が禁止され
ている硬質筒状牽引部材57がベース筒43の長手方向
に移動し、筒状牽引部材63全体がベース筒43の長手
方向に移動する。筒状牽引部材63が移動するとコイル
64が伸縮する。例えば、図6中の右方向に筒状牽引部
材63が移動すると、環状フランジ62とコイル収納孔
48の距離が短くなりコイル64が圧縮され、左方向に
筒状牽引部材63が移動すると、環状フランジ62とコ
イル収納孔48の距離が長くなりコイル64が伸びる。
コイル64は、圧縮されると曲がりにくく(硬く)な
り、伸ばされると(圧縮を解除すると)曲がりやすく
(柔らかく)なる特性を有しているため、圧縮されたコ
イル64は、自由状態に比して曲げ剛性が増して曲がり
にくくなる。よって、コイル64を内部に位置させてい
る可撓管部15の曲げ硬度も増す。コイル64の曲げ剛
性、すなわち可撓管部15の硬化の程度は、可撓性調整
操作環55の回動操作量によって調整することができ
る。なお、曲げ剛性可変コイル部42は、湾曲部14内
までは達していないため、可撓管部15の可撓性が変化
しても湾曲部14の硬さ、すなわち湾曲操作性には影響
しない。
9と回り止め片60によって軸線回りの回転が禁止され
ている硬質筒状牽引部材57がベース筒43の長手方向
に移動し、筒状牽引部材63全体がベース筒43の長手
方向に移動する。筒状牽引部材63が移動するとコイル
64が伸縮する。例えば、図6中の右方向に筒状牽引部
材63が移動すると、環状フランジ62とコイル収納孔
48の距離が短くなりコイル64が圧縮され、左方向に
筒状牽引部材63が移動すると、環状フランジ62とコ
イル収納孔48の距離が長くなりコイル64が伸びる。
コイル64は、圧縮されると曲がりにくく(硬く)な
り、伸ばされると(圧縮を解除すると)曲がりやすく
(柔らかく)なる特性を有しているため、圧縮されたコ
イル64は、自由状態に比して曲げ剛性が増して曲がり
にくくなる。よって、コイル64を内部に位置させてい
る可撓管部15の曲げ硬度も増す。コイル64の曲げ剛
性、すなわち可撓管部15の硬化の程度は、可撓性調整
操作環55の回動操作量によって調整することができ
る。なお、曲げ剛性可変コイル部42は、湾曲部14内
までは達していないため、可撓管部15の可撓性が変化
しても湾曲部14の硬さ、すなわち湾曲操作性には影響
しない。
【0034】可撓管部15の硬化状態を解除して軟化さ
せるには、硬化操作時と逆方向に可撓性調整操作環55
を回動させる。すると、コイル64の先端部に対する圧
縮方向への力が解除または減少されるので、その分だけ
コイル64が伸びて曲げ剛性が低下する。コイル64が
自由状態になるまで可撓性調整操作環55を操作する
と、可撓管部15は最も柔軟になる。
せるには、硬化操作時と逆方向に可撓性調整操作環55
を回動させる。すると、コイル64の先端部に対する圧
縮方向への力が解除または減少されるので、その分だけ
コイル64が伸びて曲げ剛性が低下する。コイル64が
自由状態になるまで可撓性調整操作環55を操作する
と、可撓管部15は最も柔軟になる。
【0035】以上のように、本実施形態の電子内視鏡1
0では、図7に示すように、鉗子栓38のスリット38
aを通じて、筒状牽引部材63の内部に処置具Aを挿入
することができるので、曲げ剛性調整具40を処置具挿
入口突起30に装着したままの状態で、処置具Aを筒状
牽引部材63の挿入孔57a、61a、処置具挿通硬性
管31、処置具挿通軟性管32を介して処置具挿通チャ
ンネル出口18から先端部13の外側に突出させて、患
部の処置を行うことができる。また、硬質筒状牽引部材
57の開口端部57bから鉗子栓38を取り外した後、
処置具挿入口突起30に装着された曲げ剛性調整具40
の筒状牽引部材63の挿入孔57a、61aに、内部に
水や液状の薬品等が充填された注射器(図示略)を挿入
して、この注射器を操作することにより水や液状の薬品
等を処置具挿通硬性管31、処置具挿通軟性管32に流
し、処置具挿通チャンネル出口18から患部に塗布する
こともできる。
0では、図7に示すように、鉗子栓38のスリット38
aを通じて、筒状牽引部材63の内部に処置具Aを挿入
することができるので、曲げ剛性調整具40を処置具挿
入口突起30に装着したままの状態で、処置具Aを筒状
牽引部材63の挿入孔57a、61a、処置具挿通硬性
管31、処置具挿通軟性管32を介して処置具挿通チャ
ンネル出口18から先端部13の外側に突出させて、患
部の処置を行うことができる。また、硬質筒状牽引部材
57の開口端部57bから鉗子栓38を取り外した後、
処置具挿入口突起30に装着された曲げ剛性調整具40
の筒状牽引部材63の挿入孔57a、61aに、内部に
水や液状の薬品等が充填された注射器(図示略)を挿入
して、この注射器を操作することにより水や液状の薬品
等を処置具挿通硬性管31、処置具挿通軟性管32に流
し、処置具挿通チャンネル出口18から患部に塗布する
こともできる。
【0036】また、可撓管部15の可撓性を調整するた
めの曲げ剛性調整具40を、処置具挿入口突起30に対
して装着することで可撓性可変状態になるので、鉗子等
の処置具Aを扱う場合と同様に、内視鏡の操作者が単独
で可撓性の調整を行うことが可能であり、操作性が良
い。さらに、曲げ剛性調整具40は内視鏡10とは別部
材であるため、可撓性調整用の複雑な機構を新規に内視
鏡内に配設する必要がなく、構造が簡略で汎用性が高
い。特に、本実施形態の曲げ剛性調整具40は、処置具
挿入口突起30に処置具着脱用の口金構造を備えたタイ
プの内視鏡に対しては、内視鏡側に特別な改造や変更を
加えることなく装着することができる。
めの曲げ剛性調整具40を、処置具挿入口突起30に対
して装着することで可撓性可変状態になるので、鉗子等
の処置具Aを扱う場合と同様に、内視鏡の操作者が単独
で可撓性の調整を行うことが可能であり、操作性が良
い。さらに、曲げ剛性調整具40は内視鏡10とは別部
材であるため、可撓性調整用の複雑な機構を新規に内視
鏡内に配設する必要がなく、構造が簡略で汎用性が高
い。特に、本実施形態の曲げ剛性調整具40は、処置具
挿入口突起30に処置具着脱用の口金構造を備えたタイ
プの内視鏡に対しては、内視鏡側に特別な改造や変更を
加えることなく装着することができる。
【0037】なお、曲げ剛性調整具40では、着脱操作
環50と可撓性調整操作環55は略共通の回動中心で回
動可能であるが、可撓性調整操作環55による可撓管部
15の硬化用の回動操作方向と、前述した着脱操作環5
0による曲げ剛性調整具40の装着用の回動操作方向が
同じになるように設定されている。すなわち、図4にお
いて着脱操作環50をA方向に回動させたときに、前述
したルアー口金の結合(ルアーロック)が生じる場合に
は、可撓性調整操作環55の同A方向の回動ではコイル
の圧縮が生じるように、操作機構部41内のねじ方向等
が設定されている。このように、各操作環50、55に
おける曲げ剛性調整具40の装着操作方向と可撓管部1
5の硬化操作方向を同じにすることで、硬化操作時にル
アーロックが緩んでしまうおそれがなくなり、好まし
い。もちろん、着脱操作環50のB方向への回動で曲げ
剛性調整具40が固定されるようにし、可撓性調整操作
環55の同B方向の回動でコイル64が硬化されるよう
にしてもよい。
環50と可撓性調整操作環55は略共通の回動中心で回
動可能であるが、可撓性調整操作環55による可撓管部
15の硬化用の回動操作方向と、前述した着脱操作環5
0による曲げ剛性調整具40の装着用の回動操作方向が
同じになるように設定されている。すなわち、図4にお
いて着脱操作環50をA方向に回動させたときに、前述
したルアー口金の結合(ルアーロック)が生じる場合に
は、可撓性調整操作環55の同A方向の回動ではコイル
の圧縮が生じるように、操作機構部41内のねじ方向等
が設定されている。このように、各操作環50、55に
おける曲げ剛性調整具40の装着操作方向と可撓管部1
5の硬化操作方向を同じにすることで、硬化操作時にル
アーロックが緩んでしまうおそれがなくなり、好まし
い。もちろん、着脱操作環50のB方向への回動で曲げ
剛性調整具40が固定されるようにし、可撓性調整操作
環55の同B方向の回動でコイル64が硬化されるよう
にしてもよい。
【0038】次に本発明の第2の実施形態について、図
8を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同
じ部材には、同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明
は省略する。
8を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同
じ部材には、同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明
は省略する。
【0039】本実施形態では、コイル64の外側を可撓
性材料からなる筒状のシース70で覆い、シース70の
両端部を、テーパ外周面47と環状フランジ62に形成
した環状段部71とに被せ、密着させている。
性材料からなる筒状のシース70で覆い、シース70の
両端部を、テーパ外周面47と環状フランジ62に形成
した環状段部71とに被せ、密着させている。
【0040】このようにすると、曲げ剛性可変コイル部
42を処置具挿通硬性管31と処置具挿通軟性管32に
挿入しても、処置具挿通硬性管31と処置具挿通軟性管
32の内部にある体液等の汚物がコイル64の隙間に付
着しないので、曲げ剛性調整具40の洗浄作業が容易に
なる。
42を処置具挿通硬性管31と処置具挿通軟性管32に
挿入しても、処置具挿通硬性管31と処置具挿通軟性管
32の内部にある体液等の汚物がコイル64の隙間に付
着しないので、曲げ剛性調整具40の洗浄作業が容易に
なる。
【0041】以上、本発明の内視鏡の可撓性可変装置を
説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるもの
ではない。例えば、上記の実施形態では、曲げ剛性調整
具40の曲げ剛性可変コイル部42は、吸引用と処置具
挿通用の兼用管路に挿入されるものとしたが、処置具挿
入用の機能のみを備える管路や副送水チャンネル等の管
路に対して曲げ剛性可変コイル部42を挿入してもよ
い。
説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるもの
ではない。例えば、上記の実施形態では、曲げ剛性調整
具40の曲げ剛性可変コイル部42は、吸引用と処置具
挿通用の兼用管路に挿入されるものとしたが、処置具挿
入用の機能のみを備える管路や副送水チャンネル等の管
路に対して曲げ剛性可変コイル部42を挿入してもよ
い。
【0042】さらに、曲げ剛性調整具40を処置具挿入
口突起30から取り外した状態で、処置具挿入口突起3
0から処置具Aや液状の薬品等を処置具挿通チャンネル
に入れることも勿論可能である。
口突起30から取り外した状態で、処置具挿入口突起3
0から処置具Aや液状の薬品等を処置具挿通チャンネル
に入れることも勿論可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造で、内視鏡
操作者が容易に可撓管部の可撓性を調整できるととも
に、曲げ剛性調整具を内視鏡から取り外すことなく、挿
入孔を介して内視鏡の内部に処置用挿入物を入れること
ができる。
操作者が容易に可撓管部の可撓性を調整できるととも
に、曲げ剛性調整具を内視鏡から取り外すことなく、挿
入孔を介して内視鏡の内部に処置用挿入物を入れること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の内視鏡システムを構
成する内視鏡の全体図である。
成する内視鏡の全体図である。
【図2】同じく、図1の内視鏡内部の処置具挿通用管路
の概略を示す図である。
の概略を示す図である。
【図3】同じく、図1の内視鏡の処置具挿入口突起付近
の拡大図である。
の拡大図である。
【図4】同じく、図1の内視鏡に、本発明を適用した曲
げ剛性調整具を装着した状態の外観図である。
げ剛性調整具を装着した状態の外観図である。
【図5】同じく、曲げ剛性調整具の全体外観図である。
【図6】同じく、内視鏡側の処置具挿入口突起付近と曲
げ剛性調整具の断面図である。
げ剛性調整具の断面図である。
【図7】同じく、曲げ剛性調整具に処置具を挿入した状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の曲げ剛性調整具の断
面図である。
面図である。
10 電子内視鏡
11 挿入部
12 操作部
13 先端部
14 湾曲部
15 可撓管部
16 連結部
18 処置具挿通チャンネル出口
20A 20B 湾曲操作ノブ
21A ロックノブ
21B ロックレバー
25 ユニバーサルチューブ
26 コネクタ部
27 リモート操作ボタンスイッチ
28 送気送水ボタン
29 吸引ボタン
30 処置具挿入口突起
31 処置具挿通硬性管(処置具挿通用管路)
32 処置具挿通軟性管(処置具挿通用管路)
34 処置具挿入口
35 ルアー口金部(内面テーパ筒状部)
36 テーパ内周面
37 フランジ突起
38 鉗子栓
38a スリット
40 曲げ剛性調整具
41 操作機構部
42 曲げ剛性可変コイル部
43 ベース筒
44 外面テーパ突起
44a 貫通孔
45 細密雄ねじ
46 筒状牽引部材移動空間
47 テーパ外周面
48 コイル収納孔(凹部)
49 細密雌ねじ
50 着脱操作環
52 筒状囲繞壁
53 二条ねじ(内面ねじ溝)
54 ルアー口金受け部(曲げ剛性調整具着脱機構)
55 可撓性調整操作環
56 雌ねじ
57 硬質筒状牽引部材
57a 挿入孔
57b 開口端部
58 雄ねじ
59 溝
60 回り止め片
61 軟質筒状牽引部材
61a 挿入孔
62 環状フランジ
63 筒状牽引部材
64 コイル(曲げ剛性可変体、コイル体)
70 シース
71 環状段部
A 処置具(処置用挿入物)
Claims (11)
- 【請求項1】 可撓管部内に処置具挿通用管路を有し、
この可撓管部に接続される操作部側に、この処置具挿通
用管路に連通する処置具挿入口を有する内視鏡におい
て、 上記内視鏡とは別部材として、上記処置具挿入口を介し
て処置具挿通用管路内に挿脱可能で、自身の曲げ剛性を
変化させることができる曲げ剛性調整具を設け、 この曲げ剛性調整具に、該曲げ剛性調整具の内部を全長
にわたって貫通する、処置用挿入物を通すための挿入孔
を形成したことを特徴とする内視鏡の可撓管部の可撓性
可変装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡の可撓管部の可撓
性可変装置において、上記曲げ剛性調整具に、 自由状態で直線状をなし軸線方向への伸縮により曲げ剛
性を変化させる、上記処置具挿入口を介して処置具挿通
用管路に対し挿脱可能な曲げ剛性可変体と、 この曲げ剛性可変体の基部に設けられ、該曲げ剛性可変
体を伸縮させて曲げ剛性を変化させるための操作機構部
と、 上記曲げ剛性可変体を処置具挿通用管路に挿入した状態
で上記操作機構部を上記処置具挿入口に対し着脱可能と
する曲げ剛性調整具着脱機構と、 を設けたことを特徴とする内視鏡の可撓管部の可撓性可
変装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の内視鏡の可撓管部の可撓
性可変装置において、 上記曲げ剛性可変体をコイル体とし、 少なくとも一部が上記コイル体の中心部に挿入され、両
端が開口する筒状をなすとともに、先端部が上記コイル
体の先端部にコイル体を伸縮可能な態様で係合し、かつ
少なくとも上記コイル体に挿入された部分が可撓性を有
する材料から形成された、内部に処置用挿入物を通すこ
とができる筒状牽引部材を設け、 上記操作機構部が、上記筒状牽引部材を上記コイル体に
対して軸線方向に相対移動させることにより上記コイル
体を伸縮させる内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の内視鏡の可撓管部の可撓
性可変装置において、上記コイル体の外周面を、可撓性
材料からなる筒状のシースで覆った内視鏡の可撓管部の
可撓性可変装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置において、 上記内視鏡の処置具挿入口突起が、 上記処置具挿入口を有し、該処置具挿入口の内面を、処
置具挿入口突起の突出端部方向に進むにつれて徐々に内
径サイズを大きくする円錐状のテーパ内周面とした内面
テーパ筒状部と、 該内面テーパ筒状部の外面から径方向に突出するフラン
ジ突起とを有し、 上記曲げ剛性調整具に設けた曲げ剛性調整具着脱機構
が、 上記操作機構部に設けた、先端側に進むにつれて徐々に
外径サイズを小さくする円錐状のテーパ外周面を有する
外面テーパ突起と、 該外面テーパ突起を囲む筒状囲繞壁の内周面に形成し
た、上記フランジ突起が螺合可能な内面ねじ溝とを有
し、 上記フランジ突起を上記内面ねじ溝に螺合させることに
よって、上記外面テーパ突起が上記内面テーパ筒状部の
処置具挿入口内に挿入されて上記テーパ外周面とテーパ
内周面が密着し、操作機構部が処置具挿入口突起に固定
される内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の内視鏡の可撓管部の可撓
性可変装置において、上記フランジ突起は、上記内面テ
ーパ筒状部の径方向の対向位置に一対設けられ、 上記内面ねじ溝は、該一対のフランジ突起が係合可能な
二条ねじからなる内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の内視鏡の可撓管
部の可撓性可変装置において、上記外面テーパ突起は、
その先端部に、上記曲げ剛性可変体の端部が嵌まる凹部
を有している内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置。 - 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれか1項記載の
内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置において、上記外面
テーパ突起に、上記曲げ剛性可変体と上記筒状牽引部材
が挿通可能な貫通孔を形成した内視鏡の可撓管部の可撓
性可変装置。 - 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項記載の内
視鏡の可撓管部の可撓性可変装置において、上記曲げ剛
性調整具の操作機構部は、 正逆方向の回動操作によって、上記曲げ剛性調整具着脱
機構を介して該操作機構部を上記処置具挿入口突起に対
して固定または取り外しさせる着脱操作環と、該着脱操
作環と略共通の回動中心による正逆方向の回動操作によ
って、上記曲げ剛性可変体を硬化または軟化させる可撓
性調整操作環とを備えている内視鏡の可撓管部の可撓性
可変装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の内視鏡の可撓管部の可
撓性可変装置において、上記着脱操作環による操作機構
部の固定用の回動方向と、上記可撓性調整操作環による
曲げ剛性可変体の硬化用の回動方向が同じである内視鏡
の可撓管部の可撓性可変装置。 - 【請求項11】 請求項9または10記載の内視鏡の可
撓管部の可撓性可変装置において、上記着脱操作環の内
周面に上記内面ねじ溝が形成されている内視鏡の可撓管
部の可撓性可変装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284597A JP2003088494A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284597A JP2003088494A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003088494A true JP2003088494A (ja) | 2003-03-25 |
Family
ID=19107891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001284597A Pending JP2003088494A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 内視鏡の可撓管部の可撓性可変装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003088494A (ja) |
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