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JP2003081800A - 抗歯周病剤 - Google Patents

抗歯周病剤

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Publication number
JP2003081800A
JP2003081800A JP2001271904A JP2001271904A JP2003081800A JP 2003081800 A JP2003081800 A JP 2003081800A JP 2001271904 A JP2001271904 A JP 2001271904A JP 2001271904 A JP2001271904 A JP 2001271904A JP 2003081800 A JP2003081800 A JP 2003081800A
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Japan
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extract
periodontal disease
crude drug
collagenase
porphyromonas gingivalis
Prior art date
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Application number
JP2001271904A
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Eiji Kunitomo
栄治 国友
Makoto Tamesada
誠 爲定
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人体に安全な生薬の抽出物を有効成分とする、
歯周病の予防および治療に有効な抗歯周病剤の提供。 【解決手段】松葉、丁子、ローズマリー、烏薬、櫻皮、
厚朴、辛夷、及び何首烏よりなる群から選択される少な
くとも1種の生薬の抽出物を有効成分とする、歯周病原
性細菌ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromona
s gingivalis)の生育阻害作用、並びに該ポルフィロモ
ナス・ジンジバリス産生コラゲナーゼの阻害作用を有す
ることを特徴とする、抗歯周病剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯周病の予防および治
療に有効な抗歯周病剤に関する。より詳細には、本発明
は歯周病原性細菌として知られるポルフィロモナス・ジ
ンジバリス(Porphyromonas gingivalis)の生育を阻害
し、更にこの菌が産生するコラゲナーゼを阻害する作用
を有する、天然植物に由来する抗歯周病剤に関する。
【0002】
【従来の技術】歯周病は細菌性由来の炎症性疾患であ
り、歯周病原性細菌の増加、細菌の組織内侵入及び感染
に対する宿主応答がその要因となっている。ポルフィロ
モナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis
は、歯周病の中でも最も多いとされる成人性歯周炎の病
原菌として有力視されている細菌であり、歯周病患者の
歯周ポケット深部から高い頻度で分離される。また、こ
の菌は血液平板培地上で黒色のコロニーを形成する非運
動性のグラム陰性の桿菌であり、コラゲナーゼ、フォス
フォリパーゼA、アルカリフォスファターゼ、酸フォス
ファターゼ等の酵素を産生することが知られている。な
かでもコラゲナーゼは歯周組織のコラーゲンを分解する
作用を有するため、歯肉の組織破壊を導く直接的な因子
といわれている。このため、歯周病を有効に予防しまた
治療するためには、歯周ポケット内のポルフィロモナス
・ジンジバリスの生育を抑え、また該菌が産生する酵素
の働きを阻害することが重要である。
【0003】従来より、上記歯周病原性細菌の生育を阻
害することによって歯周炎の症状を改善する薬剤として
テトラサイクリン、ミノサイクリン等の抗生物質が用い
られている。しかしながら、かかる抗生物質は作用が強
力で効果が優れる反面、薬剤耐性菌の出現や副作用等の
問題があり、その使用は制限されているのが実情であ
る。
【0004】そこで、副作用が無くて人体への安全性が
高く、しかも上記抗生物質に匹敵するか、またはそれ以
上の効果を有する薬剤の開発が早急に求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決することを目的とするものである。すなわ
ち、本発明は、歯周病の病原菌として知られるポルフィ
ロモナス・ジンジバリスに対して生育阻害作用を有しな
がらも人体に安全な抗歯周病剤を提供することを目的と
する。特に本発明は、上記歯周病原性細菌に対する生育
阻害作用と該菌が産生するコラゲナーゼを阻害する作用
とを併せもつことにより歯周病の予防および治療に有効
な抗歯周病剤であって、副作用等の心配のない抗歯周病
剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑みて、人体に対して安全でしかも歯周病の原因菌と
して有力視されているポルフィロモナス・ジンジバリス
に対して生育阻害作用を示す物質を求めて日夜研究を重
ねたところ、従来から生薬として広く用いられている松
葉、丁子、ローズマリー、烏薬、櫻皮、厚朴、辛夷、及
び何首烏といった各種の植物に上記生育阻害作用がある
ことを見出した。そしてかかる知見に基づいてさらに検
討を重ねたところ、この生薬は、更にポルフィロモナス
・ジンジバリスが産生するコラゲナーゼを阻害する作用
をも有していることを見出し、歯周病の治療並びに予防
に極めて有効な抗歯周病剤として調製できることを確認
した。本発明はかかる知見に基づいて完成したものであ
る。すなわち、本発明は下記に掲げる抗歯周病剤であ
る:項1.松葉、丁子、ローズマリー、烏薬、櫻皮、厚
朴、辛夷、及び何首烏よりなる群から選択される少なく
とも1種の生薬の抽出物を有効成分とする、歯周病原性
細菌ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas
gingivalis)の生育阻害作用、並びに該ポルフィロモナ
ス・ジンジバリス産生コラゲナーゼの阻害作用を有する
ことを特徴とする、抗歯周病剤。項2.生薬の抽出物
が、烏薬、櫻皮、厚朴または辛夷の場合は流エキス剤と
して、また何首烏の場合はチンキ剤として用いられる、
項1記載の抗歯周病剤。項3.項1または2に記載の抗
歯周病剤を含有する口腔用組成物。
【0007】
【実施の形態】本発明の抗歯周病剤の有効成分として
は、松葉、丁子、ローズマリー、烏薬、櫻皮、厚朴、辛
夷、及び何首烏よりなる群から選択される少なくとも1
種の生薬の抽出物を挙げることができる。これらの生薬
は、古来より使用され安全性の確認されている植物系生
薬である。
【0008】松葉はアカマツ(Pinus densiflora Sieb.
et Zuee.[Japanese red pine])の葉であって、日本薬
局方掲載外の生薬として従来からリウマチ、脚気、凍傷
の予防治療薬として用いられているものであり;丁子
は、Syzygium aromaticum Merrill et Perry (Eugenia
caryophyllata Thunberg)(Myrtaceae)の蕾または葉であ
り、日本薬局方掲載生薬として従来から健胃薬等の各種
処方の漢方処方用薬に用いられているものであり;ロー
ズマリー(Rosemarinus officinalis L.)は日本薬局方
の掲載外の生薬として従来から抗炎症、鎮痛、消化機能
改善薬として用いられているものであり;烏薬は、テン
ダイウヤク(Lindera strychnifolia F.Villars (Laura
ceae))の根であり、日本薬局方外生薬規格に掲載の生
薬として従来から胃腸薬等の各種処方の漢方処方用薬に
用いられているものであり;櫻皮は、ヤマザクラ(Prun
us jamasakura Siebold)またはその他近縁植物(Rosac
eae)(例えば、ソメイヨシノ)の、通例、周皮を除い
た樹皮であり、日本薬局方掲載外の生薬として従来から
かぜ薬や鎮咳去痰薬等の各種処方の漢方処方用薬に用い
られているものであり;厚朴は、ホウノキ Magnolia ob
ovata Thunberg, Magnolia officinalis Rehder et Wil
son 又は、Magnolia officinalis Rehder et Wilson va
r. biloba Rehder et Wilson (Magnoliaceae)の樹皮で
あり、日本薬局方掲載生薬として従来から健胃薬や鎮痛
鎮けい薬等の各種処方の漢方処方用薬に用いられている
ものであり;辛夷は、タムシバ(Magnolia salicifolia
Maximowicz)、コブシ(Magnolia kobus De Candoll
e)、Magnolia biondii Pampaniniまたはその他近縁植
物(Magnoliaceae)の蕾であり、従来から日本薬局方外
生薬規格掲載の生薬として葛根湯加川・辛夷や辛夷清肺
湯といった漢方処方用薬に用いられているものであり;
何首烏は、ツルドクダミ(Polygonum multiforum Thunb
erg (Polygonaceae))の塊根であり、従来から日本薬局
方外生薬規格掲載の生薬として当帰飲子といった漢方処
方用薬に用いられているものである。
【0009】これらの生薬は、各植物の部位をそのまま
(生)若しくは破砕物として抽出操作に付してもいい
し、また乾燥後、必要に応じて粉砕粉体状として抽出操
作に付してもよい。
【0010】抽出溶媒としては、例えば、水、有機溶媒
またはこれらの混合物を挙げることができる。有機溶媒
としては特に制限されるものではないが、メタノール,
エタノール,プロパノール及びブタノール等の炭素数1
〜4の低級アルコール;酢酸エチルエステル等の低級ア
ルキルエステル;エチレングリコール、ブチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセリンなどのグリコ
ール類;その他エチルエーテル、アセトン、酢酸等の極
性溶媒;ベンゼンやヘキサン等の炭化水素;エーテルや
石油エーテルなどのエーテル類等の非極性溶媒の公知の
有機溶媒を挙げることができる。好ましくは水並びにア
ルコールである。これら溶媒は、単独で用いてもよく、
二種以上を組み合わせて使用することもできる。例えば
必要に応じて上記有機溶媒に適量の水を加えて含水有機
溶媒として用いることもでき、かかるものとしては好適
に水とアルコールの混合溶媒を挙げることができる。本
発明において、より好ましくは水、アルコール(例えば
エタノール等)、または水とアルコールの混合液であ
り、混合液の場合20〜40重量%程度のエタノール含
有水溶液を例示することができる。
【0011】抽出方法としては、一般に用いられる方法
が採用でき、例えばエキス剤、エリキシル剤、浸剤・煎
剤、流エキス剤及びチンキ剤等の各種生薬製剤の調製に
用いられる抽出方法を広く挙げることができる。制限は
されないが、例えば溶媒中に上記生薬(そのまま(生)
若しくは粗末、細切物)、又はそれらの乾燥破砕物(粉
末など)を冷浸(通常〜25℃)や温浸(通常35〜45℃)
等によって浸漬する方法、加温し攪拌しながら抽出を行
い、濾過して抽出液を得る方法、またはパーコレーショ
ン法(通常1〜30℃)等を挙げることができる。
【0012】得られた抽出液は、必要に応じてろ過また
は遠心分離によって固形物を除去した後、使用の態様に
より、そのまま用いるか、または溶媒を留去して一部濃
縮若しくは乾燥して用いてもよい。また濃縮ないしは乾
燥後、得られる濃縮物乃至は乾燥物を非溶解性溶媒で洗
浄して精製して用いても、またこれを更に適当な溶剤に
溶解もしくは懸濁して用いることもできる。また、抽出
液を、慣用されている精製法、例えば向流分配法や液体
クロマトグラフィー等を用いて、ポルフィロモナス・ジ
ンジバリスに対する生育阻害活性及び/又は該菌が産生
するコラゲナーゼを阻害する活性を有する画分を取得、
精製して使用することも可能である。更に、本発明にお
いては、例えば上記のようにして得られた溶媒抽出液
を、減圧濃縮によって軟エキスとして、または減圧乾燥
や凍結乾燥等の通常の手段によりエキス乾燥物として使
用することもできる。
【0013】本発明の原料として用いる生薬が、例えば
それが含有する精油に起因して強い香気を有する場合に
おいて、その香気が食品等への適用に支障をきたす場合
には、予め該生薬から精油成分を除去した後に上記抽出
処理を施すことが好ましい。精油成分の除去は、特に制
限されないが、対象の生薬をそのまま若しくは乾燥、粉
砕した後、水蒸気蒸留するかまたはヘキサンなどの無〜
低極性溶媒で抽出処理することによって実施できる。
【0014】なお、本発明で用いられる上記各種の生薬
のうち、松葉、丁子及びローズマリーは抽出物に調製し
て用いることができる。これらの抽出物は上記方法に従
って調製してもよいし、簡便には商業的に松葉抽出物、
丁子抽出物及びローズマリー抽出物として販売されてい
るものを使用することもできる。
【0015】また、上記生薬のうち、烏薬、櫻皮、厚朴
及び辛夷はエキス剤または流エキス剤として調製して使
用することが好ましい。これらのエキス剤または流エキ
ス剤は日本薬局方に規定される慣用方法に従って調製し
てもよいが、簡便にはエキス剤または流エキス剤(烏薬
流エキス、櫻皮流エキス、厚朴流エキス及び辛夷流エキ
ス)として商業的に販売されているものを使用すること
もできる。さらに、何首烏はチンキ剤として調製して使
用することが好ましい。これらのチンキ剤は日本薬局方
に規定される慣用方法に従って調製してもよいが、簡便
には商業的に販売されている何首烏チンキ剤を使用する
こともできる。
【0016】なお、エキス剤を調製する場合には、賦形
剤を用いて生薬の濃度を調製することもできる。かかる
賦形剤としては、軟エキスの場合は液状ブドウ糖、マル
ツエキス、グリセリン;乾燥エキスの場合は澱粉、白
糖、乳糖、カンゾウ末、炭酸マグネシウム、酸化マグネ
シウム、リン酸カルシウム、等を例示することができ
る。
【0017】本発明の抗歯周病剤は、上記の生薬の抽出
物からなるものであっても、またそれを有効成分として
含有するものであってもよい。有効成分として含有する
場合、抗歯周病活性を示すための各生薬抽出物の配合割
合は0.001〜25%の範囲から適宜選択することが
できる。
【0018】また、本発明の抗歯周病剤は、食品、医薬
部外品又は医薬品などの各種口腔用組成物の成分として
配合されることにより、口腔内の歯周病の予防及び治療
に有効に利用することができる。
【0019】よって本発明は上記の生薬抽出物を抗歯周
病剤として含有する口腔用組成物を提供するものであ
る。
【0020】ここで口腔用組成物とは、例えば飲食物の
ように経口的に摂取されるもの並びに歯磨きやマウスウ
ォッシュのように口腔内で用いられるものの双方を含
む。
【0021】口腔用組成物として具体的には、例えばト
ローチ、チューインガム、キャンディ、グミキャンデ
ィ、チョコレート、ジュース等の各種食品;歯磨剤(練
り状、液体状、粉末固形状),マウススプレーなどの口
中清涼剤、咀嚼剤、トローチ剤、口腔用パスタ剤、うが
い剤、シロップ剤等の医薬品又は医薬部外品;歯磨剤、
マウスウォッシュ、マウスリンスなどの口腔内化粧品を
挙げることができる。好ましくは、トローチ、チューイ
ンガム及びキャンディ等の食品、並びに歯磨剤,マウス
ウォッシュ及びマウスリンスなどの洗口剤を挙げること
ができる。
【0022】これらの形態並びに剤形は、特に制限され
ず、種類に応じて任意に定めることができる。
【0023】口腔用組成物中の抗歯周病剤の配合割合
は、抗歯周病剤に含まれる生薬の種類やその生薬抽出物
の有効濃度、口腔用組成物の種類、口中における希釈な
どの因子を考慮して適宜選択決定することができる。口
腔用組成物100重量%あたりの抗歯周病剤の配合割合と
して、各生薬抽出物の濃度に換算して、通常0.001
〜25重量%、好ましくは0.01〜10重量%の範囲
から適宜選択調整することができる。
【0024】本発明の抗歯周病剤は、本発明の効果を妨
げない限り、他の成分として、公知若しくは将来公知と
なり得る、歯周病原性細菌に対する抗菌剤(生育阻害
剤)、歯周病原性細菌が産生するコラゲナーゼの阻害
剤、若しくは消炎剤などの成分と組み合わせて配合する
こともできる。
【0025】また、本発明の抗歯周病剤は、適用する口
腔用組成物の種類に応じて、該口腔用組成物に通常配合
される成分と併用することができる。
【0026】例えば練歯磨の場合、第2リン酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、非
晶質シリカ、酸化アルミニウム等の研磨剤;カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アル
ギン酸塩、カラゲナン、アラビアゴム、ポリビニルアル
コール等の粘結剤;ポリエチレングリコール、ソルビト
ール、グリセリン、プロピレングリコール等の粘稠剤;
ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグイセリド
モノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、
N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグ
ルタミン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤等を挙
げることができ、更にこれに通常用いられるメントール
等の香料並びに矯味剤又は甘味剤、防腐剤等を配合する
ことができる。マウスウオッシュ等の洗口剤並びにチュ
ーイングガム等の食品の場合についても、常法の成分を
併用することができる。なお、併用配合される甘味剤と
しては、う蝕性が低いか又はないものが好ましく、例え
ばD−キシロース、キシリトール、サッカリンナトリウ
ム、アスパルテーム、トレハロースなどを好適に挙げる
ことができる。
【0027】さらに、本発明の抗歯周病剤は、塩化リゾ
チーム、溶菌酵素、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、ク
ロルヘキシジン、ソルビン酸、アレキシジン、ヒノキチ
オール、セチルピリジニウム、アルキルグリシン、アル
キルジアミノエチルグリシン塩、モノフルオロリン酸ナ
トリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1スズ、水溶性
第一若しくは第二リン酸塩、第四級アンモニウム化合
物、塩化ナトリウム等の成分と併用して用いることもで
きる。
【0028】
【実施例】以下に試験例及び実施例により本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等に何ら限
定されるものではない。参考例1 松葉抽出物の調製 容器にアカマツ(Pinus densiflora Sieb. et Zuee.)
の葉の粗切物を入れ、これに、エタノール3容量に水を
加えて10容量に調整した含水エタノール(以下、これ
を「30%エタノール」という。)を加えてよく混和して
潤した後、密閉して室温で2日間放置し、その後自然ろ
過してこれを第1浸出液とする。また残留物に再度30%
エタノールを加え、同様にして2日間放置した後、自然
ろ過して、これを第2浸出液とする。第2浸出液は60
℃以下で減圧濃縮し、第1浸出液と合わせ、これに再び
30%エタノールを加えて、液量を1ml中に原生薬1g
が含まれるように調整し、2日間放置した後、珪藻土を
用いてろ過した。得られた濾液を松葉抽出物とした。
【0029】参考例2 丁子抽出物の調製 容器に丁子(Syzygium aromaticum Merrill et Perry
[Eugenia caryophyllata Thunber])(Myrtaceae)をと
り、これに30%エタノールを2倍量添加し、よく混和し
て潤した後、密閉して室温で2日間放置し、その後自然
ろ過してこれを第1浸出液とする。また残留物に再度30
%エタノールを2倍量加え、同様にして2日間放置した
後、自然ろ過して、これを第2浸出液とする。第2浸出
液は60℃以下で減圧濃縮し、第1浸出液と合わせ、こ
れに再び30%エタノールを加えて、液量を1ml中に原
生薬1gが含まれるように調整し、2日間放置した後、
珪藻土を用いてろ過した。得られた濾液を丁子抽出物と
した。
【0030】参考例3 ローズマリー抽出物の調製 容器にローズマリー(Rosmarinus officinalis L.の
葉)の乾燥物10kgを量りとり、これに30%エタノー
ル40Lを添加してよく混和し、密閉して室温で3日間
放置した後、自然ろ過してこれを第1浸出液とする。ま
た残留物に再度30%エタノールを30L加え、同様にし
て2日間放置した後、自然ろ過して、これを第2浸出液
とする。第1浸出液と第2浸出液を合わせて60℃以下
で減圧濃縮し、次いでこれにエタノールを加えて全量を
10Lとし、2日間放置した後、珪藻土を用いてろ過し
た。得られた濾液をローズマリー抽出物とした。
【0031】参考例4 烏薬流エキスの調製 テンダイウヤク(Lindera strychnifolia F.Villars (L
auraceae))の根の乾燥破砕物10kgを原料とし、第
1浸出剤及び第2浸出剤として30%エタノールを用い
て、日本薬局方製剤総則「流エキス剤」に記載される製
法に従って、浸出処理して、約10kgの浸出液を得
た。得られた浸出液を烏薬流エキスとした。
【0032】参考例5 櫻皮流エキスの調製 ソメイヨシノ(Prunus yedonsis Matsum.)の周皮を除
いた樹皮の乾燥破砕物10kgを原料とし、第1浸出剤
及び第2浸出剤として30%エタノール水溶液を用いて、
日本薬局方製剤総則「流エキス剤」に記載される製法に
従って、浸出処理して、約10kgの浸出液を得た。得
られた浸出液を櫻皮流エキスとした。
【0033】参考例6 厚朴流エキスの調製 日本薬局方厚朴の乾燥破砕物10kgを原料とし、第1
浸出剤及び第2浸出剤として30%エタノールを用い
て、日本薬局方製剤総則「流エキス剤」に記載される製
法に従って、浸出処理して、約10kgの浸出液を得
た。得られた浸出液を厚朴流エキスとした。
【0034】参考例7 辛夷流エキスの調製 タムシバ(Magnolia salicifolia Maximowicz)の蕾の乾
燥細切り物10kgを原料とし、第1浸出剤及び第2浸
出剤として30%エタノール水溶液を用いて、日本薬局方
製剤総則「流エキス剤」に記載される製法に従って、浸
出処理して、約10kgの浸出液を得た。得られた浸出
液を辛夷流エキスとした。
【0035】参考例8 何首烏チンキの調製 ツルドクダミ(Polygonum multiforum Thunberg (Polyg
onaceae))の塊根の乾燥破砕物(何首烏)10kgを、5
0%エタノールを浸出液として、日本薬局方製剤総則
「チンキ剤」の冷浸法に記載される製法に従って30L
の浸漬液を得た。得られた浸出液を辛夷流エキスとし
た。
【0036】試験例1 生育阻害作用 参考例1〜8で調製した各種の生薬抽出物を用いて歯周
病原性ポルフィロモナス・ジンジバリスに対する生育阻
害作用を測定した。
【0037】具体的には、まずGAMブイヨン培地(G
AMブイヨン59g、精製水1000ml)に等量の生薬抽出物
を添加し(2倍希釈物:50%溶液)、これを被験サンプ
ル溶液とした。該被験サンプル溶液を同様にGAMブイ
ヨン培地で希釈することにより24穴マイクロプレート
に2、4、8、16、32及び64倍の希釈系列(生薬濃度:
50%、25%、12.5%、6.25%、3.125%及び1.56%)を
作成した。これらそれぞれにポルフィロモナス・ジンジ
バリス(Porphyromonas gingivalis)菌 ATCC33277株を
10%の割合で添加し、37℃で3日間、嫌気条件で静置
培養して、菌の生育の有無を調べた。培養から3日目の
菌の生育の有無から、各生薬抽出物の最小阻害濃度を求
めた結果を表1に示す。なお、表中、−は菌の生育な
し、+は菌の生育ありを意味する。
【0038】
【表1】
【0039】この結果から、松葉、丁子、ローズマリ
ー、烏薬、櫻皮、厚朴、辛夷、及び何首烏はいずれも歯
周病原性ポルフィロモナス・ジンジバリスに対して有意
に生育阻害作用を有することが判明した。特に丁子、ロ
ーズマリー、何首烏、松葉、厚朴、辛夷、烏薬、櫻皮に
強い抗菌作用が認められた。
【0040】試験例2 コラゲナーゼ阻害作用 参考例1〜8で調製した各種の生薬抽出物を被験体とし
て用いて、歯周病原性ポルフィロモナス・ジンジバリス
産生コラゲナーゼに対する阻害作用を求めた。
【0041】コラゲナーゼ阻害作用は、コラゲノキット
CLN-100(コラーゲン技術研修会)を用いて評価した。
具体的には、蛍光標識コラーゲンを基質とし被験体存在
下でコラゲナーゼと反応して生じる分解物を、35℃で選
択的に変性させた後、エタノールで抽出し、抽出された
分解物の蛍光強度を測定することにより被験体のコラゲ
ナーゼ阻害活性を算出した。すなわち、被検体が分解し
た時のコラゲナーゼ活性の減少率を阻害率としてコラゲ
ナーゼ活性阻害率を求めた。
【0042】(1) コラゲナーゼ溶液の調製 ポルフィロモナス・ジンジバリス産生コラゲナーゼ溶液
は、以下の方法により調製した。
【0043】血液平板培地(トリプチケイス・ソイ・ア
ガー(Tripticase soy Agar)40g、ヘミン(hemin)5m
g、メナジオン(menadione)0.5mg、馬脱繊維血液 50m
l、精製水 950ml)により4日間嫌気的に培養を行った
ポルフィロモナス・ジンジバリスATCC 33277株を酵素抽
出用液体培地(GAMブイヨン59g、精製水1000ml)1000ml
に接種し、37℃で3日間嫌気的に培養した。培養液を遠
心分離(12000×g、20分間)し、上清を80%硫酸アンモ
ニウム飽和し、再度遠心分離(12000×g、20分間)し
た。得られた沈殿を5mM 塩化カルシウムを含む0.05M
トリス−塩酸緩衝液(pH 7.5)250 mlに溶解し、同緩衝
液を用いて十分に透析を行った。透析内液をろ過(0.22
μm、MILLIPORE)したものをポルフィロモナス・ジン
ジバリス産生コラゲナーゼ溶液とした。
【0044】(2) コラゲナーゼ阻害作用の測定 参考例1〜8で調製した各種の生薬抽出物についてコラ
ゲナーゼ阻害作用を測定した。具体的にまずポルフィロ
モナス・ジンジバリス産生コラゲナーゼ溶液(3.684U/m
l)100μl、蛍光標識コラーゲン溶液200μl及び各生
薬抽出物の希釈液(希釈倍率:10倍希釈液(10%)、100
倍希釈液(1%)、1000倍希釈液(0.1%)、10000倍希釈液
(0.01%))100μlを混合して計400μlとし、これを35
℃で2時間反応させて、反応後に分解物の蛍光強度を測
定して、コラゲナーゼ活性を算出した。生薬抽出物のコ
ラゲナーゼ活性阻害率は、以下の式から求めた(1U=
1μgのコラーゲン分解/分)。
【0045】
【数1】
【0046】試験結果を表2に示す。なお、コントロー
ルのコラゲナーゼ活性は3.684U/mlだった。
【0047】
【表2】
【0048】この結果から、松葉、丁子、ローズマリ
ー、烏薬、櫻皮、厚朴、辛夷、及び何首烏の各生薬の抽
出物がポルフィロモナス・ジンジバリスが産生するコラ
ゲナーゼに対して阻害作用を有することがわかる。
【0049】<実施例>以下、本発明の抗歯周病剤の適
用例を実施例として記載する。なお、各実施例におい
て、生薬抽出物として上記参考例1〜8で調製した松葉
抽出物(松葉乾燥物換算:8.8g/100ml)、丁子抽出物
(丁子乾燥物換算:6.6g/100ml)、ローズマリー抽出物
(ローズマリー乾燥物換算:7.4g/100ml)、烏薬流エキ
ス(烏薬乾燥物換算:1.89g/100ml)、櫻皮流エキス
(櫻皮乾燥物換算:1.7g/100ml)、厚朴流エキス(厚朴
乾燥物換算:5.0g/100ml)、辛夷流エキス(辛夷乾燥物
換算:6.0g/100ml)、または何首烏チンキ(何首烏乾燥
物換算:4.6g/100mlを用いた。また、各処方の単位は特
に言及しない限り、重量部を意味するものである。
【0050】実施例1 チューインガム 炭酸カルシウム 5.0 生薬抽出物 1.0 ガムベース 30.0 エリスリトール 10.0 キシリトール 40.0 マルチトール 12.0香料 1.0 計 100.00。
【0051】実施例2 タブレット 生薬抽出物 1.0 ポリデキストロース 7.0 シュガーエステル 2.0 香料 1.0 キシリトール 15.0パラチノース 残 部 計 100.0。
【0052】実施例3 糖衣タブレット 錠剤部分200重量部を、糖衣部130重量部で糖衣した口中
清涼剤を作成した錠剤部分 生薬抽出物 1.00 シュガーエステル 1.00 グアーガム 0.20 アスパルテーム 0.01 香料 1.00パラチノース 残部 計 100.00糖衣部 リン酸3カルシウム 1.00 アスパルテーム 0.01 アラビアガム 0.50 香料 0.40 カルバナワックス 0.10 シェラック 0.20マルチトール 残部 計 100.00。
【0053】実施例4 キャンディ 生薬抽出物 2.0 キシリトール 8.0 マルチトール 10.0 アスパルテーム 0.1 香料 0.2パラチニット 残部 計 100.0。
【0054】実施例5 練歯磨き 第2リン酸カルシウム 30.0 グリセリン 10.0 ソルビトール 20.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 カラギーナン 0.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 安息香酸ナトリウム 0.3 生薬抽出物 2.0水 残 部 計 100.0。
【0055】実施例6 練歯磨き ラウリル硫酸ナトリウム 0.80ラウリル 酸シ゛エタノールアミト゛ 1.00 プロピレングリコール 3.00 60% ソルビット液 35.00 メチルパラベン 0.20 ブチルパラベン 0.01 サッカリンナトリウム 0.15 ゼラチン 0.30 香料 0.60 アルギン酸ナトリウム 0.90 安息香酸ナトリウム 0.10 水酸化アルミニウム 45.00 モノフルオリン酸Na 0.76 生薬抽出物 2.00水 残 部 計 100.00。
【0056】実施例7 洗口液 エタノール 10.00 グリセリン 5.00 クエン酸 0.01 クエン酸ナトリウム 0.10 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 0.50 パラオキシ安息香酸メチル 0.10 香料 0.20 生薬抽出物 3.00水 残部 計 100.00。
【0057】実施例8 洗口液 ラウリル硫酸ナトリウム 0.80ラウリル 酸シ゛エタノールアミト゛ 0.80 グリセリン 12.00 サッカリンナトリウム 0.20 ハッカ油 0.80 アルギニン 0.10 リン酸水素二ナトリウム 0.50 リン酸水素二カリウム 0.08 生薬抽出物 3.00水 残部 計 100.00。
【0058】実施例9 トローチ マルチトール 21.0 アラビアガム 1.5 ショ糖脂肪酸エステル 2.5 粉末香料 1.0 クエン酸 4.0 生薬抽出物 1.0キシリトール 残 部 計 100.0。
【0059】 実施例10 口腔用パスタ 流動パラフィン 13.00 セタノール 10.00 グリセリン 25.00 ソルビタンモノパルミテート 0.60 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 5.00 ラウリル硫酸ナトリウム 0.10 塩化ベンゾトニウム 0.10 サリチル酸メチル 0.10 サッカリン 0.20 香料 0.25 生薬抽出物 1.00 水 残部 計 100.00
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、古来より漢方薬の成分
として広く用いられている生薬の抽出物を原料とする安
全性の高い抗歯周病剤を提供することができる。当該抗
歯周病剤は歯周病原性細菌として知られるポルフィロモ
ナス・ジンジバリスの生育を阻害し、且つこの菌の産生
するコラゲナーゼを阻害する作用を有するため、優れた
歯周病の予防効果および治療効果を発揮することができ
る。本発明で用いられる生薬抽出物は異味異臭が比較的
少なく、また唾液との親和性(相溶性)に優れるため、
経口組成物の形態の抗歯周病剤として広く応用可能であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 E H Q A61P 1/02 A61P 1/02 31/04 31/04 43/00 111 43/00 111 Fターム(参考) 4B018 MD61 ME14 MF01 4C076 AA12 AA13 BB23 CC16 CC31 4C083 AA111 AA112 AA122 AB222 AB292 AB472 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC302 AC312 AC432 AC442 AC482 AC692 AC782 AC862 AD272 AD302 AD352 AD412 BB55 CC41 DD22 DD23 EE09 EE33 4C088 AB03 AB33 AB38 AB43 AB52 AB57 AB65 AC03 AC04 AC05 AC06 AC11 AC13 BA08 CA03 MA17 MA57 NA06 NA07 NA10 NA14 ZA67 ZB35 ZC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】松葉、丁子、ローズマリー、烏薬、櫻皮、
    厚朴、辛夷、及び何首烏よりなる群から選択される少な
    くとも1種の生薬の抽出物を有効成分とする、歯周病原
    性細菌ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromona
    s gingivalis)の生育阻害作用、並びに該ポルフィロモ
    ナス・ジンジバリス産生コラゲナーゼの阻害作用を有す
    ることを特徴とする、抗歯周病剤。
  2. 【請求項2】生薬の抽出物が、烏薬、櫻皮、厚朴または
    辛夷の場合は流エキス剤として、また何首烏の場合はチ
    ンキ剤として用いられる、請求項1記載の抗歯周病剤。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の抗歯周病剤を含
    有する口腔用組成物。
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