JP2003080964A - トラクタのpto操作装置 - Google Patents
トラクタのpto操作装置Info
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Abstract
して、的確な操作性を維持する。 【解決手段】 車体後部に装着の作業機を伝動するため
のリヤPTO1を伝動操作するリヤPTOレバー2と、
車体中部に装着の作業機を伝動するためのミッドPTO
3を伝動操作するミッドPTOレバー4とを同レバー軸
5上に軸支したことを特徴とするトラクタのPTO操作
装置の構成。
Description
O操作装置に関し、PTOの伝動を入り切り操作するも
のである。
伝動するリヤPTOと、中腹部に装着する作業機を伝動
するミッドPTOとをミッションケース部に配置し、こ
れら各リヤ、ミッドPTOを操作する各操作レバーは、
各々PTOクラッチギヤ等の配置位置近くで、運転席周
りの操作し易い位置に配置されるのが一般的である。
行主、副の変速レバー等の他に、この車体に装着の作業
機を昇降操作する昇降レバーや、これを伝動するPTO
クラッチのPTOクラッチレバー、PTO変速レバー等
の多くの操作レバーが設けられる。このため操作レバー
の配置が煩雑であり、操作性を難くするものである。し
かも、PTOが、リヤPTOとミッドPTOのように同
一ミッションケース、乃至運転席下部の近くに複数配置
される形態では、さらに操作構成や操作性が煩雑化され
る。この発明は、このような欠陥を解消するものであ
る。
は、車体後部に装着の作業機を伝動するためのリヤPT
O1を伝動操作するリヤPTOレバー2と、車体中部に
装着の作業機を伝動するためのミッドPTO3を伝動操
作するミッドPTOレバー4とを同レバー軸5上に軸支
したことを特徴とするトラクタのPTO操作装置の構成
とする。
4とは同レバー軸5上に配置されている。車体の後部に
作業機が装着されているときは、リヤPTO1を経て伝
動されるため、このリヤPTOレバー2を操作すること
によって作業機を伝動させることができる。又、車体の
中部に作業機が装着されているときは、ミッドPTO3
を経て伝動されるため、このミッドPTOレバー4を操
作することによって作業機を伝動させることができる。
6を操作するPTOクラッチレバー7に、このPTOク
ラッチレバー7の回動操作によって死点越えしながら入
り側において切り側よりも強く弾発するトグルスプリン
グ8を設けたことを特徴とするトラクタのPTO操作装
置の構成とする。
ときは、PTOクラッチレバー7を操作してPTOクラ
ッチ6を入り切りする。このPTOクラッチレバー7を
回動するときは、トグルスプリング8のPTOクラッチ
レバー7端側が同時移動されて、このトグルスプリング
8の弾発力によりPTOクラッチレバー7の入り位置と
切り位置とを安定維持させる。このPTOクラッチレバ
ー7の回動操作においてトグルスプリング8の弾発力
は、PTOクラッチ6の入り側では切り側よりも強く働
いて、このPTOクラッチ6入り時のクラッチ抜けを防
止する。
ッチレバー7を軸装するレバーブラケット9に、このP
TOクラッチレバー7が入り位置にあるときエンジン始
動を牽制するエンジン牽制スイッチ10と、前記トグル
スプリング8とを設けたことを特徴とするものである。
クラッチ6入り切りして、作業機を伝動したり、伝動停
止できる。トラクタのエンジンを始動するときは、この
PTOクラッチレバー7が入り位置にあると、エンジン
牽制スイッチ10が働いてエンジンが始動されない。こ
のPTOクラッチレバー7が切り位置にあるとき、エン
ジン牽制スイッチ10による牽制が働かないためエンジ
ンが始動される。このようなPTOクラッチレバー7を
着脱するときは、レバーブラケット9を機体やミッショ
ンケース等にボルト締め等によって着脱するが、これら
エンジン始動牽制スイッチ10やトグルスプリング8等
は、予めこのレバーブラケット9にサブ組みしておくこ
とによって取付けできる。
ッチ6及びこれを入り切りするPTOクラッチバルブ1
1をミッションケース12内に設け、このPTOクラッ
チバルブ11を操作するPTOクラッチレバー7を案内
するレバーガイド13の下方内側に、これらPTOクラ
ッチバルブ11とPTOクラッチレバー7との間を連動
する連動機構14を設けたことを特徴とするものであ
る。
ド13に沿わせて回動操作すると、連動機構14を介し
てミッションケース12内のPTOクラッチバルブ11
を操作し、このPTOクラッチバルブ11の切替によっ
て油圧PTOクラッチ6が入り、切り作動される。
リヤPTOレバー2とミッドPTOレバー4とが、同レ
バー軸5上に配置されるため、レバー軸5を共用化して
構成を簡単化することができ、両PTOレバー2,4の
位置、操作域を接近させて、設置域、操作域を狭くする
ことができ、簡潔な構成とし、的確なPTO操作性を維
持できる。
6は、作業機の伝動中、機体の揺動、振動や、伝動力の
変動等を生じても、クラッチ抜けが防止されて、安定し
た伝動状を維持することができる。しかも、このような
クラッチ抜けの防止は単なるトグルスプリング8の弾発
形態によって行われるため、構成を簡単化できる。
レバー7の着脱が、エンジン始動牽制スイッチ10やト
グルスプリング8等をサブ組みしたレバーブラケット9
によって行われるため、これらPTOクラッチレバー7
と、エンジン始動牽制スイッチ10及びトグルスプリン
グ8との組み付、調整を容易にすると共に、取付構成を
簡単化できる。
Oクラッチ6やこのPTOクラッチバルブ11をミッシ
ョンケース12内に配置するため、油圧回路構成を簡潔
化することができ、油圧回路の油の機外漏れをなくする
ことができると共に、これらPTOクラッチレバー7と
PTOクラッチバルブ11との間を連動する連動機構1
4が、このレバーガイド13の下方内側に配置されるた
め構成を簡潔にして、組み付、調整等を容易化できる。
いて説明する。小形のトラクタ車体の概略構成は、厚板
形態の左右一対のメインフレーム17を主体として、こ
の前部にはフロントアクスルハウジング18をセンタピ
ボット軸19を介して支持し、後部にはミッションケー
ス12を装着する。このフロントアクスルハウジング1
8の左右両側には、前車輪21を有する前輪軸22を軸
装の操向ケース23を設け、ステアリングハンドル24
の操作で操向自在に設ける。又、ミッションケース12
の左右両側にはリヤアクスルハウジング25に軸装の後
輪軸26に後車輪27を設ける。
ンネット29が被覆される。ダッシュボード39の後側
には操縦フロア40を設け、更に後側のミッションケー
ス12の上方に運転席50が設けられる。フェンダー5
1はこのミッションケース12の左右両側部において後
車輪27上を覆う。メインフレーム17の後端には上下
方向のリヤフレーム52が連結されて、この上端には左
右にわたって門形状の安全フレーム28が取付けられ
る。
53が一体的に設けられて、リフトアーム30のリフト
軸31が軸支される。左右のリヤフレーム52上部間を
連結フレーム32で連結する。33はリンクブラケット
で、トップリンク34を取付ける。リヤフレーム52の
下端部間は下部フレーム35で連結されるが、この上側
にロワリンク軸36を設けて、ロワリンク37を取付
け、前記リフトアーム30との間をリフトロッド38で
連結し、リフトアーム30の油圧力による昇降回動で、
これらトップリンク34とロワリンク37との後端部間
に取付けられる作業機を昇降することができる。いわゆ
る三点リンク機構を構成する。
2を介してミッションケース12前側のHST54の入
力軸41を連動し、このHST54からミッションケー
ス12内の伝動機構及びデフギヤ等を経て後輪軸26を
伝動する。この入力軸41の下側の前輪出力軸43から
連動軸44を介して、フロントアクスルハウジング18
のデフギヤ等を伝動して、前輪軸22を伝動する。ミッ
ションケース12の後側にはリヤPTO軸45を設け
て、三点リンク機構に連結のロータリ耕耘装置等の後部
装着の作業機を伝動することができる。又、このミッシ
ョンケース12の前側にはミッドPTO軸46が設けら
れて、図例のように腹部に装着のモーアデッキ47のブ
レード軸48を連動軸55を介して伝動することができ
る。
ケット49が取付支持され、エンジン20用の燃料を収
容する燃料タンク95を装着し、このシートブラケット
49上に運転席50を支持する。前記フェンダー51は
この運転席50の左右両側部に配置されて、上側部にレ
バーガイド13,56が形成されて、前進方向に向かっ
て左手側のレバーガイド13に、PTOクラッチレバー
7やリヤPTOレバー2、及びミッドPTOレバー4等
が配置され、右手側のレバーガイド56に、二駆四駆切
替レバー57や副変速レバー58、及び昇降レバー59
等を配置している。
HST54の入力軸41の後端部に設けた多板油圧形態
のPTOクラッチ6を入り切り操作するもので、ミッシ
ョンケース12の左手側面に取付けられたPTOクラッ
チバルブ11を、リンク機構からなる連動機構14を介
して連結される。このPTOクラッチレバー7は、フェ
ンダー51及びレバーガイド13の運転席50側内側部
にレバーブラケット9によってボルト60締めによって
着脱可能に取付けられる。
レバー軸61によってレバーブラケット9に回動自在に
支持され、このPTOクラッチレバー7と一体のレバー
アーム62と、レバーブラケット9の一定位置のスプリ
ングピン63との間にはトグルスプリング8が掛けわた
されて、PTOクラッチレバー7の回動操作により死点
越えして、このPTOクラッチレバー7のクラッチ入り
位置Aと切り位置Bとの側へ交互に弾発して、各操作位
置を安定させる。このトグルスプリング8の両端を係合
するレバーアーム62の先端部とスプリングピン63と
のスプリング間隔は、PTOクラッチレバー7の入り位
置Aにおけるスプリング間隔LAを、切り位置Bにおけ
るスプリング間隔LBよりも大きくして(LA>LB)
設定している。このため、PTOクラッチレバー7はP
TOクラッチ6の入り位置A側に強く弾発されて、PT
Oクラッチ6の入り状態を安定させ、クラッチ抜けを防
止できる。
側のフェンダー51との間の間隔部において、このPT
Oクラッチレバー7の基部に一体の連動アーム64には
リンクロッド65を連結し、このリンクロッド65をP
TOクラッチバルブ11のバルブ軸66に設けたバルブ
アーム67に連結して、このPTOクラッチレバー7の
回動操作でPTOクラッチバルブ11を切替えできるよ
うに連動機構14が構成される。
2の回動位置にはマイクロスイッチからなるエンジン牽
制スイッチ10が取付けられる。このエンジン牽制スイ
ッチ10はPTOクラッチレバー7の入り位置AでON
されて、コントローラを経てエンジン20の始動を不能
状態に牽制するものである。68はこのPTOクラッチ
バルブ11に連結する油圧パイプである。
ース12の左手側上部のレバー軸5端部に固定される。
このレバー軸5にはシフタアーム72を有して、前記リ
ヤPTO1の伝動軸69上のリヤPTOクラッチギヤ7
0を操作できる。このリヤPTOクラッチギヤ70を、
前記入力軸41からPTOクラッチ6及び出力ギヤ71
を経て回転されるクラッチギヤ73に咬合させて、リヤ
PTO軸45を伝動することができる。このリヤPTO
レバー2は前側へ回動してリヤPTOクラッチギヤ70
はクラッチギヤ73との咬合いが外れて切り位置Cと
し、後側へ回動して入り位置Dとする。
チギヤ73からカウンタギヤ74、クラッチギヤ75を
介してミッドPTO3のミッドPTOクラッチギヤ76
を連動し、シフタアーム77の回動でこのミッドPTO
クラッチギヤ76を前記ミッドPTO軸46上に沿って
操作することによりミッドPTOクラッチギヤ76をク
ラッチギヤ75に咬合わせて、ミッドPTO軸46を伝
動することができる。このシフタアーム77は、前記レ
バー軸5の下方にあって、このシフタアーム77のシフ
タ軸78の外側端のアーム79と、前記レバー軸5上に
回動自在に軸装のミッドPTOレバー4に一体のアーム
80との間を、リンクロッド81で連結する。このミッ
ドPTOレバー4とリヤPTOレバー2は、干渉しない
ように操作位相位置を前後にずらせて設定している。こ
のミッドPTOレバー4を前側へ回動したときはミッド
PTOクラッチギヤ76を切り位置Eとし、後側へ回動
したときは入り位置Fとする。
レバー4を取付けるレバー軸5は、ミッションケース1
2の左手側面に開口部15を開閉するメタルカバー16
に軸支されて、このメタルカバー16をボルト締めによ
って着脱可能の構成としている。又、前記レバー軸5側
から連動されるミッドPTOクラッチギヤ76のシフタ
軸78も、同様にしてメタルカバー93に軸支して、こ
のメタルカバー93開口部94を開閉可能にしてボルト
締めで取付けられる。
設けた変速ペタルに連動するコントロール軸82の回動
操作によって、入力軸41の回転が出力軸83へ無段変
速に伝動されて、中立位置の伝動停止状態から正回転と
逆回転位置の増速状態に無段変速伝動できる。この出力
軸83からカウンタギヤ84と、これに噛合される副変
速ギヤ85を経て、走行ピニオン軸86が伝動される。
このピニオン軸86からはデフギヤ87を介して後輪軸
26へ伝動されると共に、前輪出力軸43上のクラッチ
ギヤ88を伝動し、四駆クラッチギヤ89をこのクラッ
チギヤ88に咬合わせることによって前輪出力軸43を
伝動して、前車輪21を駆動できる。
でこの副変速ギヤ85を操作することによって、カウン
タギヤ84に噛合選択して高速、低速の副変速走行伝動
させる。又、二駆四駆切替レバー57で、四駆クラッチ
ギヤ89をクラッチギヤ88に咬合わせることによって
前車輪21と後車輪27とを駆動する四駆状態と、四駆
クラッチギヤ89を咬合わせないで後車輪27のみ駆動
する二駆状態とに切替えることができる。
伝動される油圧ポンプで、油圧ケース53内の昇降シリ
ンダ92や、前記PTOクラッチ6及びHST54等の
油圧回路に油圧を送ることができる。前記昇降レバー5
9は、この昇降シリンダ92の昇降制御弁を操作して、
この昇降シリンダ92を油圧作動させて、リフト軸31
周りにリフトアーム30を昇降回動させることができ
る。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 車体後部に装着の作業機を伝動するため
のリヤPTO1を伝動操作するリヤPTOレバー2と、
車体中部に装着の作業機を伝動するためのミッドPTO
3を伝動操作するミッドPTOレバー4とを同レバー軸
5上に軸支したことを特徴とするトラクタのPTO操作
装置。 - 【請求項2】 PTOクラッチ6を操作するPTOクラ
ッチレバー7に、このPTOクラッチレバー7の回動操
作によって死点越えしながら入り側において切り側より
も強く弾発するトグルスプリング8を設けたことを特徴
とするトラクタのPTO操作装置。 - 【請求項3】 前記PTOクラッチレバー7を軸装する
レバーブラケット9に、このPTOクラッチレバー7が
入り位置にあるときエンジン始動を牽制するエンジン牽
制スイッチ10と、前記トグルスプリング8とを設けた
ことを特徴とする請求項2に記載のトラクタのPTO操
作装置。 - 【請求項4】 油圧PTOクラッチ6及びこれを入り切
りするPTOクラッチバルブ11をミッションケース1
2内に設け、このPTOクラッチバルブ11を操作する
PTOクラッチレバー7を案内するレバーガイド13の
下方内側に、これらPTOクラッチバルブ11とPTO
クラッチレバー7との間を連動する連動機構14を設け
たことを特徴とする請求項2、又は3に記載のトラクタ
のPTO操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001278157A JP4882190B2 (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
JP2003080964A true JP2003080964A (ja) | 2003-03-19 |
JP4882190B2 JP4882190B2 (ja) | 2012-02-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012071736A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Kubota Corp | 作業車 |
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-
2001
- 2001-09-13 JP JP2001278157A patent/JP4882190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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