JP2003067804A - 電子投票入力システム及び電子投票入力システムで用いられる電子投票入力装置 - Google Patents
電子投票入力システム及び電子投票入力システムで用いられる電子投票入力装置Info
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Abstract
かつ不随意運動を起こす選挙人でも、選挙で安全かつ確
実に電子投票を行うことが可能となり、信頼性の高い公
正な選挙を遂行することが可能となる。 【解決手段】 例えば、スキャン入力方式を用いた電子
投票装置101を用いた電子投票の際に、外力により内
圧が変化するクッション入力手段103を使用し、所定
のタイミングで選挙人が体の一部をクッション入力手段
に接触させた場合、その内圧の変化を内圧検出手段によ
って検出して、信号出力手段が出力信号を発生する。そ
して、内圧の変化を検出して出力信号が発生した場合、
その出力信号の発生のタイミングで提示手段にスキャン
表示されている表示ボタンが選択されたと判断する。
Description
される電子投票入力システム及び電子投票入力システム
で用いられる電子投票入力装置に関し、特に、身体に障
害を有する選挙人の投票の負担を軽減して、選挙人によ
る投票操作の容易化並びに円滑化を図るとともに、選挙
人自身の操作で投票が行われ信頼性の高い公正な選挙を
遂行できるバリアフリー化された電子投票入力システム
及び電子投票入力システムで用いられる電子投票入力装
置に関する。
特許第2747171号に開示されているように、投票
所に設置された電子投票端末のタッチ・スクリーン方式
の表示画面上に選挙情報が文字情報又は画像情報によっ
て表示され、選挙人は投票したい候補者及び対応する投
票ボタンを電子ペンによってタッチして投票を行うよう
にしている。また、候補者名を直接タッチ・スクリーン
上で自書により入力し、電子投票装置で文字認識を行っ
て、特定の候補者への投票が可能となるようにしてい
る。
ュータ入力装置として、シングル・スイッチを使用した
スキャン入力装置が一般に知られている。これは、コン
ピュータ画面上に異なる機能を割り振った複数の選択ボ
タンを配置し、複数の選択ボタンを所定の順番及びタイ
ミングで一定時間点滅(ブリンク)しながらスキャン移
動していくもので、入力したい選択ボタン上にブリンク
が移動したタイミングで、選挙人がスイッチをオンする
ことにより、ブリンクしている選択ボタンが確定し、そ
の選択ボタンに割り振られている機能が実行されるもの
である。
ン入力装置に使用されるスイッチは、一般的な汎用スイ
ッチであり、スイッチを押下することにより接点が導通
することによって機能する。この場合、スイッチの形状
は障害の内容に適合させたものが必要であり、例えば、
下肢の機能が有効で、足でスイッチの操作が可能な選挙
人に対しては、図13に示すように、大型の比較的押圧
の大きい足踏み型のスイッチが操作しやすい。なお、図
13に示す従来の足踏み型のスイッチは、スイッチ本体
201、ケーブル202、機器接続用端子203によっ
て構成されている。
スイッチの操作が可能な選挙人に対しては、図14に示
すように、手で保持できる小型で比較的押圧の小さいス
イッチが操作しやすい。なお、図14に示す従来の手入
力式のスイッチは、スイッチ本体301、ケーブル30
2、機器接続用端子303によって構成されている。
ヒ(非進行性運動性疾患)の人が、スキャン入力装置及
びスイッチがセットされた投票台に車椅子でエントリ
(投票が可能となるよう投票台前に体の位置決めを行う
こと)して、図15に示すようにスイッチを押下する入
力作業を行うことも可能である。なお、図15に示すス
キャン入力装置及び汎用スイッチは、コンピュータ用表
示装置401、コンピュータ用スイッチ入力インターフ
ェイス402、コンピュータ本体403、スイッチ本体
404、投票台405によって構成されている。
公報には、肢体不自由の身体障害者用のスキャン入力装
置として、従来の汎用スイッチに代わって呼気スイッチ
を使用する技術が開示されている。この呼気スイッチ
は、口にくわえたチューブから吹き込む息によってチュ
ーブに連結された空圧変形型マイクロ・スイッチの接点
が導通するものであり、肢体が不随意運動を起こし、か
つ、息を吹く動作が随意に出来る投票者の場合に有効で
ある。また、個人ユーザが自宅でパソコン入力を行う場
合に用いられる入力手段として、ある程度普及してい
る。
及び呼気スイッチの構成図である。図16に示すスキャ
ン入力装置及び呼気スイッチは、コンピュータ本体50
1、コンピュータ用表示装置502、投票台503、呼
気スイッチ・ケーブル504、呼気スイッチ固定器具5
05、呼気スイッチ用チューブ506、呼気スイッチ用
空圧変形型マイクロ・スイッチ507である。
2747171号に開示されている電子投票システムの
デザインは、肢体に障害を有する人に対して、十分な配
慮がなされていない。例えば、選挙人が、上肢に障害が
あって手が痙攣し自書できない者である場合には、タッ
チ・スクリーン上で投票したい侯補者及び対応する投票
ボタンを電子ペンでタッチして投票を行うが、手の震え
により電子ペンを適切に握ることは困難であり、画面上
の投票ボタンを電子ペンでタッチすることは不可能であ
る場合がある。
リーンの高さまで持ち上げることができない選挙人は、
タッチ・スクリーンにタッチすることは当然困難であ
り、投票は不可能である。さらに、脳性マヒの人に多く
見られるように、自分の意志に反して身体が不随意運動
を起こす選挙人の場合には、タッチ・スクリーン上のタ
ッチすべきボタンを確実にタッチすることが困難で、自
分の意図とは異なるボタンをタッチしてしまう可能性が
高い。したがって、タッチ・スクリーンは、特に、肢体
不自由の身体障害者にとって投票に適した入力装置では
なく、結果としてタッチ・スクリーンを使用した電子投
票装置は、肢体不自由の身体障害者から投票の機会を奪
うこととなる。
に、自分の意志に反して不随意運動を起こす選挙人の場
合には、スイッチを体の機能が有効な部位にセットして
も、不随意運動が起きるため、スイッチをセットした場
所で再現性を持って正確にスイッチを押下することが困
難な場合が多い。
が、スキャン入力装置及びスイッチがセットされた投票
台に車椅子でエントリして、図15に示すようにスイッ
チを押下する入力作業を行う場合、スイッチを押下する
ためにスイッチ近傍に伸ばした手が、不随意運動によっ
てスイッチから若干離れた場所に振り下ろされることが
あり、したがって、手の位置決めが定まらず、スイッチ
に触れられない場合がある。
定まった場合でも、不随意運動により力が入り過ぎ、し
たがって、力の調整が定まらず、非常に強い力でスイッ
チを叩きつけてしまう場合がある。その結果、不随意運
動を伴う選挙人によるスイッチ押下動作では、身体の可
動部分の位置決め及び力の調整が不確実であり、その結
果、最悪の場合、スイッチを押下するつもりが、スイッ
チの固定具又はスイッチ周辺の机、壁など、予期せぬ方
向に身体が運動してしまい、身体を負傷する事態になる
こともある。以上のことから、従来の汎用スイッチを用
いたスキャン入力装置を電子投票装置の入力装置として
そのまま使用しても、不随意運動を起こす投票者にとっ
て、投票は困難かつ危険である。
入力装置として使用する場合、投票所で不特定多数の投
票者が口にくわえて使用することになり、衛生面上好ま
しくなく、投票所などの公共の場所での実用化は困難で
ある。また、入力を行おうとする者の不随意運動が大き
い場合には、入力の途中で口からチューブが抜け落ちて
しまう問題がある。さらに、入力を行おうとする者が使
用している歩行補助具である電動車椅子などに呼気スイ
ッチ用チューブ又は呼気スイッチ固定器具が接触し、電
動車椅子の走行の妨害、呼気スイッチ用チューブの破損
などの問題が発生する可能性がある。
が不自由な選挙人、又は、肢体が不自由かつ不随意運動
を起こす選挙人に対して、選挙で安全かつ確実に電子投
票を行うことができるような電子投票入力システム及び
電子投票入力システムにおける電子投票入力装置を提供
することを目的とする。
め、本発明では、例えば、スキャン入力装置を用いた電
子投票の際に、外力により内圧が変化するクッション入
力手段を使用し、所定のタイミングで選挙人が体の一部
をクッション入力手段に接触させて、その内圧の変化に
よって所望の候補を選択可能とするようにしている。
障害を有する選挙人による電子投票を可能とする電子投
票入力システムであって、外力により内圧が変化するク
ッション入力手段と、前記クッション入力手段の内圧の
変化を検出する内圧検出手段と、前記内圧検出手段によ
って検出された前記内圧の変化を出力信号として出力す
る信号出力手段と、前記選挙人が投票可能である候補の
一覧を所定の順序及びタイミングで提示する提示手段
と、前記信号出力手段から前記出力信号が出力された場
合、同一のタイミングで前記提示手段に提示されている
前記候補が前記選挙人によって選択されたと判断する判
断手段とを有し、前記選挙人が体の一部を前記クッショ
ン入力手段に接触させて、所望の候補への投票を行うこ
とを可能とした電子投票入力システムが提供される。
電子投票入力装置が、高分子膜により構成される複数の
袋状構造体を有し、各袋状構造体の連結部には、流体が
他の袋状構造体に自由に移動できるよう通過口を設け、
さらに、その袋状構造体の1つに、袋状構造体の内圧の
変化を伝える管状構造体が接続されるようにし、袋状構
造体の内圧の変化により管状構造体内部を流体が移動す
ることによって、選挙人が体の一部を接触させることに
よって発生する内圧の変化を検出するようにしている。
る選挙人による電子投票を可能とする電子投票入力シス
テムで用いられる電子投票入力装置であって、高分子膜
により構成され、流体が充填された複数の袋状構造体を
有し、前記複数の前記袋状構造体の連結部には、前記流
体が他の袋状構造体に自由に移動できるよう通過口が設
けられており、さらに、前記複数の袋状構造体の1つに
は、前記袋状構造体の内圧の変化を伝える管状構造体が
接続されており、前記袋状構造体の前記内圧の変化によ
り前記管状構造体内部を前記流体が移動することによっ
て、前記選挙人が体の一部を接触させて発生する前記袋
状構造体の内圧の変化を外部に設置された内圧検出手段
で検出して、前記選挙人の入力を可能とする電子投票入
力システムで用いられる電子投票入力装置が提供され
る。
が、少なくとも1つの流体バルブを有し、前記流体バル
ブからの前記流体の流入及び流出が可能であることは、
本発明の好ましい態様である。
明の電子投票入力システム及び電子投票入力システムで
用いられる電子投票入力装置に係る一実施形態について
説明する。図5は、本発明に係るクッション入力手段
(電子投票入力装置)及び空圧スイッチの一実施形態を
示す構成図である。図5に示すクッション入力装置(電
子投票入力装置)103は、空気が充填されている袋状
構造体111が複数連結している構成となっており、そ
の連結部には、空気が他の袋状構造体111に自由に移
動できるように通過口112が設けられている。この通
過口112は、クッション入力装置103全体のうちの
どの部分が変形しても、複数の袋状構造体111全体の
内圧に変化を伝えるようになっている。
子膜などの弾性のある部材によって構成されており、身
体障害を有する選挙人が不随意運動を起こして思いがけ
ない力で衝突しても、その衝撃力を弾性及び空気圧で緩
和するので、身体に安全な構造となっている。さらに、
クッション入力装置103の面積は、肢体不自由である
選挙人の不随意運動の範囲をカバーするのに十分な広さ
があることが好ましく、選挙人の体の位置決めが正確に
行われない場合でも、選挙人は、クッション入力装置1
03のいずれかの部分に接触し、外圧をかけることが可
能である。
ブ接続用バルブ114を有しており、このチューブ接続
用バルブ114には、空圧スイッチ(内圧検出手段・信
号出力手段)115に内圧(空圧)の変化を伝えるチュ
ーブ(管状構造体)105の接続が可能となっている。
なお、空圧スイッチ115は、空圧センサからなり、内
圧が高まった瞬間に接点をOFF状態からON状態に変
換し、その結果、出力信号が出力されるようにするもの
である。出力信号は、接点から導かれるケーブル116
を介して、電子投票装置用差込端子117から外部に出
力される。
けられたフック104は、袋状構造体111を投票台上
やクッション固定器具などに固定して、選挙人がクッシ
ョン入力装置103に接触した場合、クッション入力装
置103が移動しないようにするものであって、クッシ
ョン入力装置103による入力操作を確実かつ安全に行
うために使用されるものである。なお、図5では、フッ
ク104はリング型の耳形状となっているが、着脱の容
易なテープ、金具付きバンドなど、固定可能な手段であ
れば形状は制限されるものではない。
蹴るなどの動作を加えることにより、クッション入力装
置103自体を瞬間的に変形させ、その内圧を変化させ
て、その結果、生じる内圧を検出して、接点の出力をO
Nにして出力信号を発生させることが可能である。な
お、図5には、クッション入力装置103のクッション
に空気を充填し、空圧センサを組み合わせた一例が示さ
れているが、クッション内部に充填する流体は空気に制
限されるものでなく、他の気体、あるいは液体を使用し
てよい。また空圧センサも制限されるものでなく他の圧
力、流量センサを使用しても構わない。
開放することにより、クッション入力装置103内の空
気を逃がすことが可能である。さらに、クッション入力
装置103の材質は、例えば、弾性のある高分子膜であ
り、未使用時は小さく折り畳むことができ、収納や持ち
運びに適した構造にすることも可能である。図6は、折
り畳まれた本発明のクッション入力装置に係る一実施形
態であり、折り畳まれた状態を示す構成図である。図6
には、折り畳まれた袋状構造体111、エアバルブ11
3、チューブ接続用バルブ114が図示されている。な
お、使用時には、エアバルブ113から空気を注入後、
空気が漏れないよう栓をすることにより、図5に示すよ
うな形状に復元することが可能である。
いられる電子投票装置101の一実施形態を示す。図7
は、本発明の電子投票入力システムで用いられる電子投
票装置の一実施形態を示す外観図である。図7に示す電
子投票装置101は、投票所に配置され、選挙人に選挙
に立候補した候補者を表示し、選挙人が表示された候補
者を選択して、投票を電子的に受け付けるものである。
手段を兼用するタッチパネル式LCD121、投票の開
始時及び終了時に選挙管理者がプリンタ用紙の設置、確
認、取り外しを安全に行えるようにし、投票データ(投
票結果)を保護するプリンタ部分に設けられた鍵12
2、投票データを印字する内蔵プリンタ123、印字さ
れた投票データの確認を可能とする印字窓124、音声
を出力するスピーカ125、投票所内の投票カード発券
機で発行された投票カードを選挙人が挿入する投票カー
ド挿入口126、他の外部装置との接続を可能とする通
信インターフェイス127を有している。なお、投票カ
ード挿入口126に挿入される投票カードには、投票カ
ードの真贋判定に用いる暗号(認証データ)及び肢体不
自由の障害があるか否かの情報が記録される。また、投
票カードとしては、磁気カード又はICカードなどが用
いられることが好ましい。
ダがセットされ、投票カードの内容を読み取り、投票カ
ードの真贋を判定した後、肢体不自由の障害があるか否
かの情報に基づいて投票の態様を決定する。正当な投票
カードであると判定された場合、選挙人による1回の投
票操作が可能になる。また、肢体不自由の障害がない場
合には、タッチパネル式LCD121により表示された
選挙情報をタッチする投票の態様により投票操作が行わ
れ、一方、肢体不自由の障害がある場合には、通信イン
ターフェイス127に差し込まれた電子投票装置用差込
端子(例えば、図5に示すクッション入力装置103の
電子投票装置用差込端子117)からの信号に従い、タ
ッチパネル式LCD121上にスキャン入力方式に最適
な画面表示を行って、投票が行われる。
テムで用いられる電子投票装置の一実施形態を示す内部
構造のブロック図である。電子投票装置101は、統合
的な処理とデータ入出力の制御を行うCPU131、画
面表示用のLCD部132、タッチパネル入力用のタッ
チパネル部133、スピーカ部134、カードリーダ部
135、プリンタ部136、通信インターフェイス部1
37、投票結果を電子的に記録する記録媒体であるメモ
リカード部138、電子投票装置のプログラム及びプロ
グラムが使用するデータベースを格納するHDD13
9、電子投票装置の電源投入後の診断プログラムやシス
テムなどを立ち上げるブートプログラムが格納されてい
るROM140、投票結果が一時的に記録されるRAM
141を有している。
133は図7のタッチパネル式LCD121に、スピー
カ部134は図7のスピーカ125に、カードリーダ部
135は図7の投票カード挿入口126に、プリンタ部
136は図7の内蔵プリンタ123に、通信インターフ
ェイス部137は図7の通信インターフェイス127に
それぞれ対応している。また、通信インターフェイス1
27は、後述する運用管理装置や集計サーバに接続する
機能、スキャン入力用スイッチ信号の入力機能を有して
いる。
置(電子投票入力装置)を含む投票所に設置される電子
投票システムに係る一実施形態を示す全体の構成図であ
る。図9には、投票を管理する運用管理装置151、複
数の電子投票装置101、集計サーバ152、発券装置
153が図示されている。
プログラムを投票所内に複数設置される電子投票装置1
01に送信するとともに、各電子投票装置101の運用
状態を監視する装置である。また、集計サーバ152
は、投票結果の集計をリアルタイムで行うか、又は、投
票終了後に、一括して投票データを受信し、集計を行う
装置である。また、発券装置153は、運用管理装置1
51からカードの真贋判定に用いる暗号及び肢体不自由
の身体障害があるか否かの情報を得て、投票カードに記
録する装置である。なお、何らかの障害により通信機能
に不具合が生じた場合には、電子投票装置101内のメ
モリカードなどに蓄積された投票データを、集計サーバ
152に直接読み取らせるようにすることが可能であ
る。
置(電子投票入力装置)及び電子投票装置を用いて、肢
体不自由かつ不随意運動を起こす身体障害者が、握りこ
ぶしでクッションを叩く動作を行って、スキャン入力で
投票を行う一実施形態を示す模式図である。図1には、
電子投票装置101、投票台102、クッション入力装
置103、フック104、チューブ105が示されてい
る。クッション入力装置101は、フック104によっ
て投票台102に固定され、チューブ105によって電
子投票装置101と接続されている。なお、図1では、
フック104はクッションの4角に備えられているが、
フック104の形状及び位置は限定されるものでない。
車椅子などの歩行補助具で投票台102にエントリす
る。投票台102上には、電子投票装置101及び空気
が充填されたクッション入力装置103が設置されてい
る。また、クッション入力装置103のフック104を
利用して、クッション入力装置103は、投票台102
の固定用端子(不図示)に固定されている。
電子投票装置を用いて、選挙人が投票を行う流れについ
て説明する。図4は、本発明のクッション入力装置(電
子投票入力装置)及び電子投票装置を用いて、選挙人が
投票を行う流れの一実施形態を示すフローチャートであ
る。
れた投票カードを持って、投票台102にエントリす
る。このとき、電子投票装置101は、ステップS1に
おける投票待受状態であり、図10に示すような投票待
受画面を表示している。図10は、投票待受画面の一例
である。選挙人は、画面表示に従って投票カードを電子
投票装置101の投票カード挿入口126に挿入する。
このとき、選挙人が上肢の機能が不完全であり、選挙人
本人が投票カードを投票カード挿入口126に挿入する
ことが不可能な場合には、選挙管理者又は介助者が、こ
の動作を代行する。
と、ステップS2において、投票カードを読み取り、ス
テップS3において、電子投票装置101は投票カード
の真贋判定を行う。ステップS3で正規の投票カードで
あると判定された場合には、ステップS4において、投
票動作が可能になった旨を通知する音声ガイドを流す。
さらに、ステップS5において、投票カードの肢体不自
由情報を読み取り、選挙人に肢体不自由があると判定さ
れた場合には、ステップS6において、スキャン入力モ
ードを起動する。
あると判定された場合には、ステップS7において、
「異なるカードが挿入されました」など、投票が不可能
である旨を通知する音声ガイドを流すとともに投票カー
ドを排出し、最初の投票待受状態(ステップS1)に戻
る。また、ステップS5で選挙人に肢体不自由がないと
判定された場合には、ステップS8において、タッチパ
ネル入力方式などを起動して、通常の投票が行われるよ
うにする。
すような候補者選択画面を表示する。図11は、候補者
選択画面の一例である。図11に示す候補者選択画面に
は、合計6個の表示ボタン161が表示されており、表
示ボタン161上を点滅(ブリンク)が一定時間留まり
ながら順にスキャン移動して、入力待ちの状態となる。
なお、例えば、最後の表示ボタン161の次には、最初
の表示ボタン161がブリンクされるようにし、同じ順
番でスキャン移動を繰り返すようにする。また、例え
ば、候補者が多く、画面1頁に候補者の一覧が収まらな
いような場合には、「前頁」、「次頁」の表示ボタンに
よって、候補者全員の名前が表示されるようにする。
は、表示ボタン161がブリンクしている間に、クッシ
ョン入力装置103を握りこぶしで叩く。このとき、ク
ッションの空圧が瞬間的に高くなり、クッションからチ
ューブ105を介して空圧スイッチ115に空圧が伝わ
り、接点出力がON状態となって、ステップS10にお
いて、電子投票装置101に接続されたケーブル116
を介してスイッチON信号が入力される。
合は「織田信長」)に対応する表示ボタンがブリンクし
ているタイミングでスイッチON信号が入力されると、
ステップS11において、電子投票装置101は、図1
2に示すような候補者確認画面を表示する。図12は、
候補者確認画面の一例である。図12に示す候補者確認
画面には、2個の表示ボタン161が表示され、この2
個の表示ボタン上をブリンクが一定時間留まりながらス
キャン移動して入力待ち状態となる。
い場合は、表示ボタン161の「確定」のボタンがブリ
ンクしている間に、クッション入力装置103を握りこ
ぶしで叩く。このとき、クッションの空圧が瞬間的に高
くなり、クッションからチューブ105を介して空圧ス
イッチ115に空圧が伝わり、接点出力がON状態とな
って、ステップS12において、電子投票装置101に
接続されたケーブル116を介してスイッチON信号が
入力される。この選挙人の動作によって投票が確定し、
ステップS13において、電子投票装置101は、入力
された候補者を内蔵プリンタ123で印字して、選挙人
に投票結果が判るよう表示し、ステップS14におい
て、一定時間後、印字を内蔵プリンタ123内部に引き
込み、ステップS15において、メモリカードにその投
票結果(投票データ)を記録する。
名を印字窓124を通して投票の確認をした後、電子投
票装置101の印字が内蔵プリンタ123内部に引き込
まれるので、選挙人のプライバシー(投票内容)が保護
される。また、電子投票装置101は、ステップS16
において、スピーカから「投票が終わりました。カード
を抜いてください」など、投票終了のガイド音声を流
し、選挙人はその音声ガイドに従って、投票カードを電
子投票装置101の投票カード挿入口126から抜き取
って、投票が終了する。なお、選挙人が上肢の機能が不
完全で、本人によるカードを抜き取る動作が困難な場合
は、選挙管理者又は介助者がこの動作を代行する。
3及び電子投票装置101の一例は、上肢が比較的機能
し、上腕の振り下ろし運動が可能な選挙人用のクッショ
ン入力装置の設置の態様であるが、身体の可動部位は選
挙人によって異なるので、各選挙人に従って、その選挙
人の身体の可動部位にクッション入力装置103を設置
することが好ましい。
装置(電子投票入力装置)及び電子投票装置を用いて、
上腕を振り下ろす動作が不完全であるが、肘を体の外側
に突き出す運動が比較的自由に行える肢体不由由の身体
障害者が、肘でクッションを叩く動作を行って、スキャ
ン入力で投票を行う一実施形態を示す模式図である。こ
の場合、クッション固定器具107などを利用して、ク
ッション入力装置103を選挙人の肘の高さに固定する
ようにする。また、電子投票装置101は投票台(不図
示)の上に設置し、選挙人正面の見やすい高さに調整し
て設置し、クッション入力装置103の出力端子と接続
する。肢体不自由の身体障害者は、電動車椅子106で
エントリし、スキャン入力時に、肘をクッション入力装
置103に肘を突き出して接触することにより、投票が
可能となる。
置(電子投票入力装置)及び電子投票装置を用いて、上
腕の可動範囲が非常に狭く、上腕でクッションを叩く、
押すといった動作が困難であるが、下肢で特定の範囲を
蹴り上げることが可能な肢体不自由の身体障害者が、下
肢の蹴り上げの動作を行って、スキャン入力で投票を行
う一実施形態を示す模式図である。この場合、クッショ
ン固定器具107を調整して、下肢の蹴り上げ可能範囲
の場所にクッション入力装置103を固定する。また、
電子投票装置101は投票台(不図示)の上に設置し、
選挙人正面の見やすい高さに調整して設置し、クッショ
ン入力装置103の出力端子と接続する。肢体不自由の
身体障害者は、電動車椅子106でエントリし、スキャ
ン入力時に、クッション入力装置103を蹴り上げて接
触することにより、投票が可能になる。
ば、例えば、スキャン入力装置を用いた電子投票の際
に、外力により内圧が変化するクッション入力手段を使
用し、所定のタイミングで選挙人が体の一部をクッショ
ン入力手段に接触させて、その内圧の変化によって所望
の候補の選択を可能としているので、肢体が不自由な選
挙人、又は、肢体が不自由かつ不随意運動を起こす選挙
人でも、選挙で安全かつ確実に電子投票を行うことが可
能となり、信頼性の高い公正な選挙を遂行することが可
能となる。
置)及び電子投票装置を用いて、肢体不自由かつ不随意
運動を起こす身体障害者が、握りこぶしでクッションを
叩く動作を行って、スキャン入力で投票を行う一実施形
態を示す模式図である。
置)及び電子投票装置を用いて、上腕を振り下ろす動作
が不完全であるが、肘を体の外側に突き出す運動が比較
的自由に行える肢体不由由の身体障害者が、肘でクッシ
ョンを叩く動作を行って、スキャン入力で投票を行う一
実施形態を示す模式図である。
置)及び電子投票装置を用いて、上腕の可動範囲が非常
に狭く、上腕でクッションを叩く、押すといった動作が
困難であるが、下肢で特定の範囲を蹴り上げることが可
能な肢体不自由の身体障害者が、下肢の蹴り上げの動作
を行って、スキャン入力で投票を行う一実施形態を示す
模式図である。
置)及び電子投票装置を用いて、選挙人が投票を行う流
れの一実施形態を示すフローチャートである。
力装置)及び空圧スイッチの一実施形態を示す構成図で
ある。
る一実施形態であり、折り畳まれた状態を示す構成図で
ある。
子投票装置の一実施形態を示す外観図である。
子投票装置の一実施形態を示す内部構造のブロック図で
ある。
置)を含む投票所に設置される電子投票システムに係る
一実施形態を示す全体の構成図である。
構成図である。
構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の選挙で障害を有する選挙人による
電子投票を可能とする電子投票入力システムであって、 外力により内圧が変化するクッション入力手段と、 前記クッション入力手段の内圧の変化を検出する内圧検
出手段と、 前記内圧検出手段によって検出された前記内圧の変化を
出力信号として出力する信号出力手段と、 前記選挙人が投票可能である候補の一覧を所定の順序及
びタイミングで提示する提示手段と、 前記信号出力手段から前記出力信号が出力された場合、
同一のタイミングで前記提示手段に提示されている前記
候補が前記選挙人によって選択されたと判断する判断手
段とを有し、 前記選挙人が体の一部を前記クッション入力手段に接触
させて、所望の候補への投票を行うことを可能とした電
子投票入力システム。 - 【請求項2】 所定の選挙で所定の障害を有する選挙人
による電子投票を可能とする電子投票入力システムで用
いられる電子投票入力装置であって、 高分子膜により構成され、流体が充填された複数の袋状
構造体を有し、前記複数の前記袋状構造体の連結部に
は、前記流体が他の袋状構造体に自由に移動できるよう
通過口が設けられており、さらに、前記複数の袋状構造
体の1つには、前記袋状構造体の内圧の変化を伝える管
状構造体が接続されており、 前記袋状構造体の前記内圧の変化により前記管状構造体
内部を前記流体が移動することによって、前記選挙人が
体の一部を接触させて発生する前記袋状構造体の内圧の
変化を外部に設置された内圧検出手段で検出して、前記
選挙人の入力を可能とする電子投票入力システムで用い
られる電子投票入力装置。 - 【請求項3】 前記複数の袋状構造体のうち1つが、少
なくとも1つの流体バルブを有し、前記流体バルブから
の前記流体の流入及び流出が可能であることを特徴とす
る請求項2に記載の電子投票入力システムで用いられる
電子投票入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001260177A JP2003067804A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 電子投票入力システム及び電子投票入力システムで用いられる電子投票入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001260177A JP2003067804A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 電子投票入力システム及び電子投票入力システムで用いられる電子投票入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003067804A true JP2003067804A (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=19087418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001260177A Pending JP2003067804A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 電子投票入力システム及び電子投票入力システムで用いられる電子投票入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003067804A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2206020A1 (es) * | 2002-04-12 | 2004-05-01 | Indra Sistemas, S.A. | Equipo y procedimiento de votacion mediante pantalla tactil. |
JP2015201161A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 由田新技股▲ふん▼有限公司 | 電子装置とその操作方法 |
JP2017123097A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 表示入力装置およびそれを備えた画像形成装置 |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001260177A patent/JP2003067804A/ja active Pending
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JP2015201161A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 由田新技股▲ふん▼有限公司 | 電子装置とその操作方法 |
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A02 | Decision of refusal |
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