[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003064539A - 炭素繊維織物、及びその製造方法 - Google Patents

炭素繊維織物、及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003064539A
JP2003064539A JP2001254555A JP2001254555A JP2003064539A JP 2003064539 A JP2003064539 A JP 2003064539A JP 2001254555 A JP2001254555 A JP 2001254555A JP 2001254555 A JP2001254555 A JP 2001254555A JP 2003064539 A JP2003064539 A JP 2003064539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spun yarn
woven fabric
carbon fiber
fiber
fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001254555A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimazaki
賢司 島崎
Shintaro Tanaka
慎太郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Tenax Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Tenax Co Ltd filed Critical Toho Tenax Co Ltd
Priority to JP2001254555A priority Critical patent/JP2003064539A/ja
Publication of JP2003064539A publication Critical patent/JP2003064539A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型の織物において、片面処理しても処理剤
が非処理面への滲み出しの無い炭素繊維織物、その原
料、及びそれらの製造方法を提供する。 【解決手段】 紡績糸又はフィラメント束からなる炭素
繊維織物であって、紡績糸又はフィラメント束を構成す
る単繊維の断面形状が扁平である炭素繊維織物、並び
に、ポリアクリロニトリル系酸化繊維を紡績加工して又
はインターミングル処理して、紡績糸又はフィラメント
束を得、得られた紡績糸又はフィラメント束を、温度1
50〜400℃、圧力5〜50MPaにて圧縮処理を行
い、次いで織物加工した後、炭素化することを特徴とす
る炭素繊維織物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電材(電極材、
ア−ス用構造材)等に用いる炭素繊維織物、その原料、
及びそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアクリロニトリル系炭素繊維は、柔
軟性があり、薄く、しかも通電性がある織物の製造が可
能で、構造体としてコンパクトな通電材(電極材、アー
ス用構造材)への応用が期待されている。
【0003】薄い炭素繊維織物として通電材に応用する
場合、片面の撥水処理や、樹脂処理、セラミック処理等
が必要とされたり、また、他の機能性シート等と一体化
されたりして、製品化されている。
【0004】炭素繊維織物は紡績糸やフィラメント束よ
り構成される。しかし、これら紡績糸やフィラメント束
の間隔が開いていたりすると、片面処理時に非処理面へ
の樹脂が滲み出し易い。また、紡績糸やフィラメント束
の間隔が詰まっていても、炭素繊維織物の厚さが薄いと
片面処理時に非処理面への樹脂が滲み出し易いという問
題がある。
【0005】炭素繊維織物の片面処理時に、処理剤が非
処理面(反対側の面)に滲み出すと、工程での接触面へ処
理剤の付着、汚染、更に製品としての品質低下を招く。
【0006】このようなことから、厚さがより薄くて、
柔軟性があり、片面処理時に非処理面への処理剤が滲み
出さず、厚さ方向の通電性に優れた素材が望まれてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】炭素繊維紡績糸織物に
ついて、本発明者等は、構成している紡績糸を扁平化さ
せ、紡績糸間の隙間を無くす(目隙度を少なくする)こ
とにより処理剤の滲み出しを改善し、先に出願した(特
願2001−160232)。
【0008】しかし、炭素繊維紡績糸織物が薄く且つ目
付の低い素材の場合、又は炭素繊維織物がフィラメント
束からなる場合、処理剤の滲み出しの改善は不十分であ
った。
【0009】本発明者等は、上記問題を解決すべく更に
鋭意検討した結果、目隙度の改善と共に、紡績糸又はフ
ィラメント束の単繊維自体を扁平化させ、その扁平面
を、織物の表面の平面に平行に配向させることにより、
処理剤の滲み出しをより改善できることを知得し、本発
明を完成するに至った。
【0010】従って、本発明の目的とするところは、上
記問題を解決し、薄型の織物において、片面処理しても
処理剤が非処理面への滲み出しの無い炭素繊維織物、そ
の原料、及びそれらの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、以下に記載するものである。
【0012】〔1〕 断面形状が扁平であるポリアクリ
ロニトリル系酸化単繊維を少なくとも含む紡績糸又はフ
ィラメント束。
【0013】〔2〕 紡績糸又はフィラメント束からな
る炭素繊維織物であって、紡績糸又はフィラメント束を
構成する単繊維の断面形状が扁平である炭素繊維織物。
【0014】〔3〕 単繊維の断面の最大直径(L1
と、単繊維の断面の最小直径(L2)とで示される単繊
維の扁平度(L2/L1)が0.2〜0.7である〔2〕
に記載の炭素繊維織物。
【0015】〔4〕 ポリアクリロニトリル系酸化繊維
を紡績加工して又はインターミングル処理して、紡績糸
又はフィラメント束を得、得られた紡績糸又はフィラメ
ント束を、温度150〜400℃、圧力5〜50MPa
にて圧縮処理を行うことを特徴とする断面形状が扁平で
あるポリアクリロニトリル系酸化単繊維を少なくとも含
む紡績糸又はフィラメント束の製造方法。
【0016】〔5〕 ポリアクリロニトリル系酸化繊維
を紡績加工して又はインターミングル処理して、紡績糸
又はフィラメント束を得、得られた紡績糸又はフィラメ
ント束を、温度150〜400℃、圧力5〜50MPa
にて圧縮処理を行い、次いで織物加工した後、炭素化す
ることを特徴とする炭素繊維織物の製造方法。ポリアク
リロニトリル系繊維を酸化処理して酸化繊維を得、得ら
れた酸化繊維を紡績加工して又はインターミングル処理
して、紡績糸又はフィラメント束を得、得られた紡績糸
又はフィラメント束を、温度150〜400℃、圧力5
〜50MPaにて圧縮処理を行い、次いで織物加工した
後、炭素化することを特徴とする炭素繊維織物の製造方
法。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0018】本発明の炭素繊維織物は、紡績糸又はフィ
ラメント束からなる炭素繊維織物であって、紡績糸又は
フィラメント束を構成する単繊維の断面形状が扁平であ
る炭素繊維織物である。
【0019】本発明の炭素繊維織物において、単繊維の
扁平度(L2/L1)は0.2〜0.7が好ましい。
【0020】単繊維の扁平度が0.2未満の場合は、繊
維強度が低下し、微粉末が発生するので好ましくない。
【0021】単繊維の扁平度が0.7を超える場合は、
処理剤の滲み出し抑制効果が低下するので好ましくな
い。
【0022】この単繊維の扁平度は、例えば紡績糸又は
フィラメント束を構成している単繊維の断面の電子顕微
鏡写真より、単繊維の断面の最大直径(L1)と最小直
径(L2)とを測定し、その比率(L1/L2)を算出す
ることにより求めることができる。
【0023】本発明の炭素繊維織物の目付は、30〜1
50g/m2であることが好ましい。
【0024】炭素繊維織物の目付が30g/m2より低
い場合は、片面処理時に裏面へ滲み出し易い、強度が低
下する、並びに、厚さ方向の電気抵抗値が増加するなど
の不具合を生ずるので好ましくない。
【0025】炭素繊維織物の目付が150g/m2より
高い場合は、厚さ方向の電気抵抗値が増加する、並び
に、紡績糸及びフィラメント束の扁平化加工が難しいな
どの不具合を生ずるので好ましくない。
【0026】本発明の炭素繊維織物の厚さは、0.15
〜0.7mmであることが好ましい。
【0027】炭素繊維織物の厚さが0.15mm未満の
場合は、炭素繊維紡績糸織物の強度が低下する、加工時
に切断、伸びが発生し易くなる、並びに、加工性が低下
するなどの不具合を生ずるので好ましくない。
【0028】炭素繊維織物の厚さが0.7mmを超える
場合は、厚さ方向の電気抵抗値が増加するので好ましく
ない。
【0029】本発明の炭素繊維織物の目隙度は7%以下
であることが好ましい。
【0030】炭素繊維織物の目隙度が7%より大きい場
合は、樹脂や触媒等の処理剤による片面処理時に裏面へ
滲み出し易い、並びに、厚さ方向の電気抵抗値増加する
(他部材との接触面積低下による)などの不具合を生ず
るので好ましくない。
【0031】片面処理時における処理剤の滲み出し率
は、少ない程良く、0%が最も好ましい。
【0032】処理剤の滲み出し率が3%より高い場合
は、工程での処理剤付着、固着による炭素繊維織物の表
面損傷や品質低下を生じ易いので好ましくない。
【0033】炭素繊維織物のX線結晶サイズは、1.3
〜4.5nmが好ましい。
【0034】電気抵抗値は炭素の炭素化・黒鉛化度が進
むほど低い値を示す。この炭素化・黒鉛化度の指標は、
X線結晶サイズの大きさにて示すことができる。
【0035】炭素繊維織物のX線結晶サイズが1.3n
mより低い場合は、厚さ方向の電気抵抗値が増加するの
で好ましくない。
【0036】炭素繊維織物のX線結晶サイズが4.5n
mより高い場合は、炭素繊維紡績糸織物の強度が低下す
る、並びに、炭素微粉末発生が増加するなどの不具合を
生ずるので好ましくない。
【0037】X線結晶サイズの調整は、炭素繊維織物を
炭素化する際、焼成温度、時間を調整することにより行
うことができる。
【0038】(炭素繊維織物の製造)本発明の炭素繊維
織物は、その物性が上記範囲内にあれば、その製造方法
としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポ
リアクリロニトリル系繊維(プリカーサー)を酸化処理
して酸化繊維を得、得られた酸化繊維を紡績加工して又
はインターミングル処理して、紡績糸又はフィラメント
束を得、得られた紡績糸又はフィラメント束を、温度1
50〜400℃、圧力5〜50MPaにて圧縮処理を行
い、次いで織物加工した後、炭素化する炭素繊維織物の
製造方法により製造することができる。
【0039】以下、本発明の炭素繊維織物の製造方法に
ついて、詳細に説明する。
【0040】(酸化繊維)本発明の炭素繊維織物の原料
である酸化繊維は、ポリアクリロニトリル系プリカーサ
ーを空気中で、初期酸化温度220〜280℃で酸化処
理することにより得られる。
【0041】酸化繊維の適正な繊度は0.8〜2.8d
texである。繊度の調整は、用いられるプリカーサー
の繊度、酸化時のリラックス条件により実施することが
できる。
【0042】酸化繊維の繊度が0.8dtexより低い
場合は、圧縮処理時の圧力が各単繊維に及びにくく、単
繊維の扁平化加工が難しくなるので好ましくない。
【0043】酸化繊維の繊度が2.8dtexより高い
場合は、酸化時間が長時間となり、生産性が悪い、並び
に、紡績糸やフィラメント束を細く加工するのが難しい
などの不具合を生ずるので好ましくない。
【0044】酸化繊維の適正な比重は、1.30〜1.
39である。酸化繊維の比重が1.30より低い場合
は、圧縮時に酸化繊維強度が劣化する、並びに、炭素繊
維微粉末が発生するなどの不具合を生ずるので好ましく
ない。酸化繊維の比重が1.39より高い場合は、単繊
維の扁平加工が難しくなり、圧縮効果が低下するので好
ましくない。
【0045】(酸化繊維織物)上記酸化繊維は、下記方
法により酸化繊維紡績糸織物又は酸化繊維フィラメント
織物にされる。以下、各の酸化繊維織物の製造方法につ
いて詳述する。
【0046】(a:酸化繊維紡績糸織物) (a−1:紡績加工)酸化繊維を所定の長さにカット又
はバイアスカットした短繊維の綿状物を紡績加工すると
共に撚りを加えて酸化繊維紡績糸を得る。
【0047】得られた酸化繊維紡績糸の太さは、15番
手単糸〜25番手単糸又は30番手双糸〜50番手双糸
が好ましい。
【0048】酸化繊維紡績糸の撚り数は、上撚り又は下
撚りの何れの場合も100〜800回/mが好ましい。
【0049】酸化繊維紡績糸の短繊維本数は、90〜9
00本/紡績糸が好ましい。
【0050】(a−2:圧縮処理)得られた酸化繊維紡
績糸を圧縮処理する。あらかじめ樹脂処理した後に圧縮
処理しても良い。酸化繊維紡績糸の樹脂処理は、所定の
濃度の樹脂浴に浸漬し、樹脂を10.0質量%以下の範
囲で付着させることが好ましい。
【0051】樹脂の付着量が10.0質量%より多い場
合は、炭素繊維紡績糸織物の柔軟性が損なわれ、脆性が
高くなるので好ましくない。
【0052】樹脂処理に用いる樹脂は、ポリアクリル酸
エステル、カルボキシメチルセローズ及びポリビニルア
ルコール等の取扱性の良い水溶性の樹脂が好ましい。
【0053】樹脂浴の濃度は、0.1〜5.0質量%が
好ましい。
【0054】酸化繊維紡績糸は、樹脂処理後、又は樹脂
処理せずに圧縮処理を行う。
【0055】圧縮処理温度は150〜400℃が好まし
い。圧縮処理温度が150℃より低い場合は、単繊維の
扁平効果が低下するので好ましくない。圧縮処理温度が
400℃より高い場合は、単繊維の扁平効果は大きい
が、圧縮処理後の酸化繊維紡績糸の強度が低下する、並
びに、織物加工性が低下するなどの不具合を生ずるので
好ましくない。
【0056】圧縮処理時の圧力は5〜50MPaが好ま
しい。圧力が5MPaより低い場合は、単繊維の扁平効
果が低下するので好ましくない。圧力が50MPaより
高い場合は、単繊維の扁平効果は大きいが、圧縮処理後
の酸化繊維紡績糸の強度が低下するので好ましくない。
【0057】圧縮処理に用いる圧力装置は、ホットプレ
ス、熱ローラー等のいずれの装置でも良い。
【0058】(a−3:製織)圧縮処理した上記酸化繊
維紡績糸を製織することにより酸化繊維紡績糸織物を得
る。酸化繊維紡績糸織物の形態は、炭素化した後の炭素
繊維紡績糸織物について、カット時、目ズレの少ない、
且つ賦形性のよい平織の形態が好ましい。
【0059】この酸化繊維紡績糸織物は、炭素化後の炭
素繊維紡績糸織物について、厚さが0.5〜2.0m
m、目付が70〜250g/m2、目隙度が5%以下に
なるのものが好ましい。
【0060】炭素化後の炭素繊維紡績糸織物を上記の物
性にするには、酸化繊維紡績糸の製織において酸化繊維
紡績糸織物中の紡績糸の打ち込み本数を4〜24本/c
mとすることが好ましい。
【0061】(b:酸化繊維フィラメント織物) (b−1:インターミングル処理)所定本数の酸化繊維
(単繊維フィラメント)をインターミングル処理して酸
化繊維フィラメント束を得る。
【0062】インターミングル処理とは、繊維の交絡処
理のことで、単繊維フィラメントの束をノズルに連続的
に通し、通過方向に対して直角の方向から、圧力空気
(0.1〜1MPa)を当て、単繊維同士を交絡させる
処理のことである。
【0063】インターミングル処理して得られるフィラ
メント束における単繊維フィラメント数は、100〜5
0000本/束が好ましい。
【0064】フィラメント束における単繊維フィラメン
ト数が100本/束未満の場合は、フィラメント束の総
強力が低いため、織物加工性が低下するので好ましくな
い。
【0065】フィラメント束における単繊維フィラメン
ト数が50000本/束を超える場合は、圧縮処理時に
フィラメント束の扁平化及び単繊維の扁平化が難しくな
るので好ましくない。
【0066】インターミングル処理により酸化繊維フィ
ラメントの収束性が向上し、織物加工性が改善される。
また織物加工後のフィラメントが一部厚さ方向に配列す
る為、炭素化後の炭素繊維織物の厚さ方向の通電性が改
善される。
【0067】引き裂き強力によりインターミングルの程
度(繊維交絡度)を示すことができる。
【0068】酸化繊維フィラメントのインターミングル
処理において、引き裂き強力は5〜50gとすることが
好ましい。
【0069】インターミングル処理における引き裂き強
力が5g未満の場合は、織物加工時にフィラメント束の
収束性が低く、単繊維の飛散やフィラメント束の切れ等
を生じ、織物加工性が低下するので好ましくない。
【0070】インターミングル処理における引き裂き強
力が50gを超える場合は、圧縮加工時にフィラメント
束の収束性が高くなり過ぎ、圧縮処理時のフィラメント
束の扁平化及び単繊維の扁平化が難しく、目標とする厚
さの薄い織物が得られないので好ましくない。
【0071】(b−2:圧縮処理、製織)上記インター
ミングル処理で得られた酸化繊維フィラメント束の圧縮
処理、製織は、前述した紡績糸織物と同様の方法、条件
にて行うことができる。
【0072】(炭素化)圧縮処理、製織した酸化繊維紡
績糸織物又は酸化繊維フィラメント織物は、不活性ガス
雰囲気下に加熱し、連続的に炭素化する。不活性ガスと
しては、窒素、アルゴン、ヘリウム等を用いることがで
きる。
【0073】炭素化温度は1300〜2500℃が好ま
しい。炭素化温度が1300℃より低い場合は、電気抵
抗値が増加するので好ましくない。炭素化温度が250
0℃より高い場合は、電気抵抗値は低下して安定する
が、炭素繊維織物の強度が低下する、並びに、炭素微粉
末が発生するなどの不具合があるので好ましくない。
【0074】
【実施例】本発明を以下の実施例及び比較例により詳述
する。
【0075】以下の実施例及び比較例の条件により酸化
繊維紡績糸織物、酸化繊維フィラメント織物、炭素繊維
紡績糸織物、炭素繊維フィラメント織物等を作製し、得
られた酸化繊維紡績糸織物、酸化繊維フィラメント織
物、炭素繊維紡績糸織物、炭素繊維フィラメント織物等
の諸物性値を、以下の方法により測定した。
【0076】単繊維の扁平度:紡績糸又はフィラメント
束を構成している単繊維断面の電子顕微鏡写真(倍率5
000倍)より繊維の最小直径と最大直径を測定し、下
記式により算出した。 単繊維の扁平度= L2 / L11:単繊維断面における最大直径 L2:単繊維断面における最小直径 フィラメント束のインターミングルの程度(繊維交絡
度);引き裂き強力:フィラメント束の横断面のほぼ中
央からフィラメント束の長さ方向に約10cmにわたっ
て2分割した。分割した2つの糸条それぞれに、セロハ
ンテープ等の薄いテープを先端から約5cm貼り、これ
をテンシロン引張り試験機中のチャック部に装着し、引
張り速度200mm/min、引張り距離30mm、チ
ャック間隔10cmにて引き裂いた。得られた平均強力
(Ff)と引き裂き後の片側糸条の質量(Ft)から下式
により求められる値を引裂き強力(F)とした。 F=Ff−Ft 厚さ:直径30mmの円形圧板で200gの荷重(2.8kP
a)時の厚さを測定した。
【0077】比重:アルキメデス法(溶媒:アセトン)
により測定した。
【0078】繊維性能:乾強度、乾伸度はJIS L 1
015により測定した。
【0079】目付:単位面積当たりの質量と、上記条件
により測定した厚さより算出した。
【0080】酸素結合量:元素分析装置(CHNOコー
ダー)により、酸素含有率を測定し、これを酸素結合量
(酸化度合いの尺度)とした。
【0081】X線結晶サイズ:広角X線回折測定での2
θのピークの半値幅と下記のシェラーの式より求めた。 X線結晶サイズ(nm)=(k×λ)/β×cosθ k:装置定数 0.90 λ:X線波長 0.154nm β:2θ=26.0°付近の最大ピークの半値幅 通電性(比抵抗値):2枚の50mm角(厚さ10m
m)の金メッキした電極に炭素繊維織物の両面を圧力1
MPaで挟み、両電極間の電気抵抗値(R)を測定し、
厚さ(T)と接触面積(S)より下式にて算出した。 通電性(比抵抗値:Ωcm)=(R×S)/T 目隙度:1.5×104〜2.5×104ルックスの光源
の上に織物をのせ、上部より倍率100倍で顕微鏡撮影
し、得られた画像を画像解析し、測定対象織物の全面積
(A1)と透過光部(紡績糸の非存在部)の面積(A2
を求める。これらの値より目隙度を下式により算出し
た。 目隙度(%)=(A2/A1)×100 樹脂の滲み出し状態:ポリビニルアルコール(PVA:
分子量2000)の水溶液(粘度10000mP・S)を用い、
20cm角の炭素繊維織物の片面(上面)に、20〜2
8℃の温度で塗布量を100〜150g/m2の範囲で
均一に塗布した後、25℃、1時間放置後の反対面(裏
面)の樹脂の滲み出し状態を観察し、倍率25倍で顕微
鏡写真撮影後、画像処理により、裏面の全面積に対する
滲み出し部分の全面積を測定し下記式により算出した。 滲み出し率%=(樹脂の滲み出し面積/方面の全面積)
×100 実施例1 繊度2.5dtex、比重1.33、クリンプ数3.8
ヶ/cm、クリンプ率11%、乾強度2.7g/dte
x、乾伸度25%、平均カット長51mmのポリアクリ
ロニトリル(PAN)系酸化繊維ステ−プルを紡績し、
上撚り250回/m、下撚り450回/mの35番手双
糸(紡績糸)を得た。
【0082】得られた紡績糸を金属加熱ローラーにて温
度250℃、圧力25MPaの条件下圧縮処理すること
により、単繊維の扁平化処理を行った。この扁平化処理
後の紡績糸を用いて、縦、緯共に織り密度が14本/c
mの平織(酸化繊維紡績糸織物)を作製した。得られた
酸化繊維紡績糸織物の目付は245g/m2、厚さは
0.45mmであった。
【0083】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成し炭素繊維紡績糸
織物を得た。得られた炭素繊維紡績糸織物の物性を表1
に示す。
【0084】表1に示すように、得られた炭素繊維紡績
糸織物の各物性は優れたものであった。
【0085】実施例2 実施例1で得られた35番手双糸(紡績糸)を金属加熱
ローラーにて温度250℃、圧力15MPaの条件下圧
縮処理することにより、単繊維の扁平化処理を行った。
この扁平化処理後の紡績糸を用いて、縦、緯共に織り密
度が15本/cmの平織(酸化繊維紡績糸織物)を作製
した。得られた酸化繊維紡績糸織物の目付は250g/
2、厚さは0.48mmであった。
【0086】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成し炭素繊維紡績糸
織物を得た。得られた炭素繊維紡績糸織物の物性を表1
に示す。
【0087】表1に示すように、得られた炭素繊維紡績
糸織物の各物性は優れたものであった。
【0088】比較例1 実施例1で得られた35番手双糸(紡績糸)を金属加熱
ローラーにて温度350℃、圧力75MPaの条件下圧
縮処理することにより、単繊維の扁平化処理を行った。
この扁平化処理後の紡績糸を用いて、縦、緯共に織り密
度が16本/cmの平織(酸化繊維紡績糸織物)を作製
した。得られた酸化繊維紡績糸織物の目付は244g/
2、厚さは0.44mmであった。
【0089】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成した。しかし、焼
成中の炭素繊維紡績糸織物は強度が著しく低下し、焼成
中切断した。
【0090】
【表1】
【0091】比較例2 実施例1で得られた35番手双糸(紡績糸)を金属加熱
ローラーにて温度120℃、圧力75MPaの条件下圧
縮処理することにより、単繊維の扁平化処理を行った。
この扁平化処理後の紡績糸を用いて、縦、緯共に織り密
度が18本/cmの平織(酸化繊維紡績糸織物)を作製
した。得られた酸化繊維紡績糸織物の目付は256g/
2、厚さは0.81mmであった。
【0092】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成し炭素繊維紡績糸
織物を得た。得られた炭素繊維紡績糸織物の物性を表2
に示す。
【0093】表2に示すように、得られた炭素繊維紡績
糸織物は、樹脂の滲み出しが2質量%と多く、不適なも
のであった。
【0094】実施例3 実施例1で得られた35番手双糸(紡績糸)をカルボキ
シメチルセルローズ水溶液に浸漬して処理し、カルボキ
シメチルセルローズを2質量%付着含有させた後、金属
加熱ローラーにて温度200℃、圧力35MPaの条件
下圧縮処理することにより、単繊維の扁平化処理を行っ
た。この扁平化処理後の紡績糸を用いて、縦、緯共に織
り密度が15本/cmの平織(酸化繊維紡績糸織物)を
作製した。得られた酸化繊維紡績糸織物の目付は252
g/m2、厚さは0.50mmであった。
【0095】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成し炭素繊維紡績糸
織物を得た。得られた炭素繊維紡績糸織物の物性を表2
に示す。
【0096】表2に示すように、得られた炭素繊維紡績
糸織物の各物性は優れたものであった。
【0097】比較例3 繊度2.5dtex、比重1.44、クリンプ数3.7
ヶ/cm、クリンプ率10%、乾強度2.3g/dte
x、乾伸度21%、平均カット長51mmのポリアクリ
ロニトリル(PAN)系酸化繊維ステ−プルを紡績し、
上撚り250回/m、下撚り550回/mの35番手双
糸(紡績糸)を得た。
【0098】得られた紡績糸をカルボキシメチルセルロ
ーズ水溶液に浸漬して処理し、カルボキシメチルセルロ
ーズを2質量%付着含有させた後、金属加熱ローラーに
て温度200℃、圧力3MPaの条件下圧縮処理するこ
とにより、単繊維の扁平化処理を行った。この扁平化処
理後の紡績糸を用いて、縦、緯共に織り密度が17本/
cmの平織(酸化繊維紡績糸織物)を作製した。得られ
た酸化繊維紡績糸織物の目付は260g/m2、厚さは
0.74mmであった。
【0099】更に、焼成温度1900℃、窒素ガス雰囲
気下で焼成し炭素繊維紡績糸織物を得た。得られた炭素
繊維紡績糸織物の物性を表2に示す。
【0100】表2に示すように、得られた炭素繊維紡績
糸織物は、樹脂の滲み出しが3質量%と多く、不適なも
のであった。
【0101】
【表2】
【0102】実施例4 繊度2.3dtex、比重1.38、単繊維数1000
本のポリアクリロニトリル(PAN)系酸化繊維のフィ
ラメント束に、圧力空気を圧力0.1MPaにてフィラ
メント束の走向方向に対し垂直方向に吹きつけ、連続的
に単繊維の交絡処理(インターミングル処理)を行い、
引き裂き強力15gのフィラメント束を得た。
【0103】このインターミングル処理後のフィラメン
ト束を、金属加熱ローラーにて温度200℃、圧力35
MPaの条件下圧縮処理することにより、単繊維の扁平
化処理を行った。この扁平化処理後の紡績糸を用いて、
縦、緯共に織り密度が7本/cmの平織(酸化繊維紡績
糸織物)を作製した。得られた酸化繊維紡績糸織物の目
付は215g/m2、厚さは0.65mmであった。
【0104】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成し炭素繊維フィラ
メント織物を得た。得られた炭素繊維フィラメント織物
の物性を表3に示す。
【0105】表3に示すように、得られた炭素繊維フィ
ラメント織物の各物性は優れたものであった。
【0106】実施例5 繊度2.3dtex、比重1.38、単繊維数1000
本のポリアクリロニトリル(PAN)系酸化繊維のフィ
ラメント束に、圧力空気を圧力0.3MPaにてフィラ
メント束の走向方向に対し垂直方向に吹きつけ、連続的
に単繊維の交絡処理(インターミングル処理)を行い、
引き裂き強力35gのフィラメント束を得た。
【0107】このインターミングル処理後のフィラメン
ト束を、ポリビニルアルコ−ル水溶液に浸漬して処理
し、ポリビニルアルコールを1.0質量%付着含有させ
た後、金属加熱ローラーにて温度220℃、圧力35M
Paの条件下圧縮処理することにより、単繊維の扁平化
処理を行った。この扁平化処理後の紡績糸を用いて、
縦、緯共に織り密度が7本/cmの平織(酸化繊維紡績
糸織物)を作製した。得られた酸化繊維紡績糸織物の目
付は217g/m2、厚さは0.64mmであった。
【0108】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成し炭素繊維フィラ
メント織物を得た。得られた炭素繊維フィラメント織物
の物性を表3に示す。
【0109】表3に示すように、得られた炭素繊維フィ
ラメント織物の各物性は優れたものであった。
【0110】比較例4 繊度2.3dtex、比重1.38、単繊維数1000
本のポリアクリロニトリル(PAN)系酸化繊維のフィ
ラメント束(交絡処理なし、引き裂き強度3g)をポリ
ビニルアルコール水溶液に浸漬して処理し、ポリビニル
アルコールを1.0質量%付着含有させた後、金属加熱
ローラーでの単繊維の扁平化処理を行わないまま、この
紡績糸を用いて、縦、緯共に織り密度が8本/cmの平
織(酸化繊維紡績糸織物)を作製した。得られた酸化繊
維紡績糸織物の目付は235g/m2、厚さは0.87
mmであった。
【0111】更に、この酸化繊維紡績糸織物を焼成温度
1900℃、窒素ガス雰囲気下で焼成し炭素繊維フィラ
メント織物を得た。得られた炭素繊維紡績糸織物の物性
を表3に示す。
【0112】表3に示すように、得られた炭素繊維フィ
ラメント織物は、樹脂の滲み出しが7質量%と多く、不
適なものであった。
【0113】
【表3】
【0114】
【発明の効果】本発明の炭素繊維織物は、紡績糸又はフ
ィラメント束からなる炭素繊維織物であって、紡績糸又
はフィラメント束を構成する単繊維の断面形状が扁平で
あるので、薄型の織物であっても、片面処理において処
理剤が非処理面に滲み出さない炭素繊維織物である。
【0115】更に、本発明の炭素繊維構造体の製造方法
によれば、ポリアクリロニトリル系酸化繊維を紡績加工
して又はインターミングル処理して、紡績糸又はフィラ
メント束を得、得られた紡績糸又はフィラメント束を、
所定条件において、圧縮処理を行い、次いで織物加工し
た後、炭素化しているので、片面処理において処理剤が
非処理面に滲み出さない炭素繊維織物を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L036 MA04 MA20 MA24 MA33 MA35 PA18 PA31 PA42 4L037 CS02 CS03 FA01 FA02 FA04 FA15 UA04 4L048 AA05 AA53 AB01 AC14 BA01 BA02 CA05 CA06 DA24 EB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が扁平であるポリアクリロニト
    リル系酸化単繊維を少なくとも含む紡績糸又はフィラメ
    ント束。
  2. 【請求項2】 紡績糸又はフィラメント束からなる炭素
    繊維織物であって、紡績糸又はフィラメント束を構成す
    る単繊維の断面形状が扁平である炭素繊維織物。
  3. 【請求項3】 単繊維の断面の最大直径(L1)と、単
    繊維の断面の最小直径(L2)とで示される単繊維の扁
    平度(L2/L1)が0.2〜0.7である請求項2に記
    載の炭素繊維織物。
  4. 【請求項4】 ポリアクリロニトリル系酸化繊維を紡績
    加工して又はインターミングル処理して、紡績糸又はフ
    ィラメント束を得、得られた紡績糸又はフィラメント束
    を、温度150〜400℃、圧力5〜50MPaにて圧
    縮処理を行うことを特徴とする断面形状が扁平であるポ
    リアクリロニトリル系酸化単繊維を少なくとも含む紡績
    糸又はフィラメント束の製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリアクリロニトリル系酸化繊維を紡績
    加工して又はインターミングル処理して、紡績糸又はフ
    ィラメント束を得、得られた紡績糸又はフィラメント束
    を、温度150〜400℃、圧力5〜50MPaにて圧
    縮処理を行い、次いで織物加工した後、炭素化すること
    を特徴とする炭素繊維織物の製造方法。
JP2001254555A 2001-08-24 2001-08-24 炭素繊維織物、及びその製造方法 Withdrawn JP2003064539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254555A JP2003064539A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 炭素繊維織物、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254555A JP2003064539A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 炭素繊維織物、及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003064539A true JP2003064539A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19082701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001254555A Withdrawn JP2003064539A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 炭素繊維織物、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003064539A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005054554A1 (ja) * 2003-12-01 2005-06-16 Kureha Corporation 炭素繊維紡績糸およびその織物
WO2009060793A1 (ja) * 2007-11-06 2009-05-14 Toho Tenax Co., Ltd. 炭素繊維ストランド及びその製造方法
WO2009060653A1 (ja) * 2007-11-06 2009-05-14 Toho Tenax Co., Ltd. 炭素繊維ストランド及びその製造方法
KR101206421B1 (ko) 2010-11-02 2012-11-29 박명숙 카본사 제조방법
KR20190088319A (ko) * 2018-01-18 2019-07-26 한국과학기술연구원 탄소섬유 원단 및 그 제조방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005054554A1 (ja) * 2003-12-01 2005-06-16 Kureha Corporation 炭素繊維紡績糸およびその織物
US7610743B2 (en) 2003-12-01 2009-11-03 Kureha Corporation Carbon fiber spun yarn and woven fabric thereof
WO2009060793A1 (ja) * 2007-11-06 2009-05-14 Toho Tenax Co., Ltd. 炭素繊維ストランド及びその製造方法
WO2009060653A1 (ja) * 2007-11-06 2009-05-14 Toho Tenax Co., Ltd. 炭素繊維ストランド及びその製造方法
US8124228B2 (en) 2007-11-06 2012-02-28 Toho Tenax Co., Ltd. Carbon fiber strand and process for producing the same
US8129017B2 (en) 2007-11-06 2012-03-06 Toho Tenax Co., Ltd. Carbon fiber strand and process for producing the same
KR101206421B1 (ko) 2010-11-02 2012-11-29 박명숙 카본사 제조방법
KR20190088319A (ko) * 2018-01-18 2019-07-26 한국과학기술연구원 탄소섬유 원단 및 그 제조방법
KR102029179B1 (ko) * 2018-01-18 2019-11-08 한국과학기술연구원 탄소섬유 원단 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100661785B1 (ko) 탄소섬유 시트 및 이의 제조 방법
EP0949364A2 (en) Flexible ignition resistant biregional fiber, articles made from biregional fibers, and method of manufacture
EP2930259A1 (en) Carbon-fiber nonwoven cloth and gas diffusion electrode for polymer electrolyte fuel cell using same, polymer electrolyte fuel cell, method for manufacturing carbon-fiber nonwoven cloth, and composite sheet
EP1550766A1 (en) Carbonaceous fiber fabric, roll of carbonaceous fiber fabric, gas diffusion layer material for solid polymer fuel cell, method for production of carbonaceous fiber fabric, and method for production of solid polymer fuel cell
JP2008201005A (ja) 炭素繊維シート及びその製造方法
JP2003064539A (ja) 炭素繊維織物、及びその製造方法
JP2002266217A (ja) 炭素繊維不織布およびその製造方法
JP3442061B2 (ja) 扁平炭素繊維紡績糸織物構造材
JP4936588B2 (ja) 金属酸化物コーティング用炭素繊維及びその製造方法
JP3976580B2 (ja) 高密度耐炎繊維不織布、炭素繊維不織布およびそれらの製造方法
JP2003045443A (ja) 高分子電解質型燃料電池電極材用炭素繊維不織布、及びその製造方法
WO2005054554A1 (ja) 炭素繊維紡績糸およびその織物
JP4582905B2 (ja) 酸化繊維シート、圧縮酸化繊維シート、それらの製造方法、及び炭素繊維シートの製造方法
JP4283010B2 (ja) 導電性炭素質繊維織布及びこれを用いた固体高分子型燃料電池
JP4863443B2 (ja) 炭素繊維混合酸化繊維フェルト、炭素繊維フェルト、及びそれらの製造方法
JP4002426B2 (ja) 高分子電解質型燃料電池電極材用炭素繊維紡績糸織物構造体、及びその製造方法
JP4282964B2 (ja) 炭素質繊維織布
JP4190768B2 (ja) ポリアクリロニトリル系炭素繊維紡績糸織物、及びその製造方法
JP3934974B2 (ja) 高嵩密度耐炎繊維紡績糸織物及び炭素繊維紡績糸織物、並びにそれらの製造方法
JP4632043B2 (ja) ポリアクリロニトリル系酸化繊維フェルト、炭素繊維フェルト、及びそれらの製造方法
JP5873248B2 (ja) 炭素繊維紡績糸織物、炭素繊維前駆体紡績糸織物及び炭素繊維紡績糸織物の製造方法
KR20030047072A (ko) 레이온계 탄소섬유 및 그의 제조방법
JP4113018B2 (ja) ポリアクリロニトリル系炭素繊維紡績糸織物
JP2003166168A (ja) 酸化繊維構造体、炭素繊維構造体、及びこれらの製造方法
JP4333106B2 (ja) 炭素質繊維織布の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080520

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20101202