JP2003062473A - ドラフトチャンバー - Google Patents
ドラフトチャンバーInfo
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- JP2003062473A JP2003062473A JP2001253168A JP2001253168A JP2003062473A JP 2003062473 A JP2003062473 A JP 2003062473A JP 2001253168 A JP2001253168 A JP 2001253168A JP 2001253168 A JP2001253168 A JP 2001253168A JP 2003062473 A JP2003062473 A JP 2003062473A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業員のダンパー調整に頼ることなく常に規
定値以上の風速を維持することができる新規なドラフト
チャンバーの提供。 【解決手段】 作業台2上部を覆うチャンバー3にその
排気量を調節するダンパー9を備えると共に、そのチャ
ンバー3の開口部5にこれを開閉する扉6を備えたドラ
フトチャンバー1において、上記チャンバー3の開口部
5にその扉6の開閉を検出する開閉センサー7を設ける
と共に、上記ダンパー9にこの開閉センサー7に応じて
これを開閉制御するダンパー駆動機構8を備える。これ
によって、ダンパーの調節忘れが回避され、常に規定値
以上の風速を維持することができる。
定値以上の風速を維持することができる新規なドラフト
チャンバーの提供。 【解決手段】 作業台2上部を覆うチャンバー3にその
排気量を調節するダンパー9を備えると共に、そのチャ
ンバー3の開口部5にこれを開閉する扉6を備えたドラ
フトチャンバー1において、上記チャンバー3の開口部
5にその扉6の開閉を検出する開閉センサー7を設ける
と共に、上記ダンパー9にこの開閉センサー7に応じて
これを開閉制御するダンパー駆動機構8を備える。これ
によって、ダンパーの調節忘れが回避され、常に規定値
以上の風速を維持することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種研究機関や教
育施設,製造工場等に備えられるドラフトチャンパーに
関するものである。
育施設,製造工場等に備えられるドラフトチャンパーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種研究機関や化学工場等に
は、実験や研究開発時等に発生する有害ガスや臭気等の
拡散を防止するためのドラフトチャンバー設備が設けら
れている。
は、実験や研究開発時等に発生する有害ガスや臭気等の
拡散を防止するためのドラフトチャンバー設備が設けら
れている。
【0003】このドラフトチャンバー設備は、図3に示
すように、一つの部屋あるいは複数の部屋に亘って複数
設置されたドラフトチャンバーa,a…をそれぞれの排
気ダクトbを介してメインダクトcに接続したものであ
り、このメインダクトcの下流側に設けられたブロアー
dによってそれぞれのチャンバーa,a…内のガスをメ
インダクトc側に吸引し、その排気ガスを同じくメイン
ダクトcの下流側に設けられたスクラバー(排気ガス洗
浄装置)eを介して浄化させた後、大気中に排気するよ
うにしたものである。
すように、一つの部屋あるいは複数の部屋に亘って複数
設置されたドラフトチャンバーa,a…をそれぞれの排
気ダクトbを介してメインダクトcに接続したものであ
り、このメインダクトcの下流側に設けられたブロアー
dによってそれぞれのチャンバーa,a…内のガスをメ
インダクトc側に吸引し、その排気ガスを同じくメイン
ダクトcの下流側に設けられたスクラバー(排気ガス洗
浄装置)eを介して浄化させた後、大気中に排気するよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このドラフ
トチャンバー設備を備えた施設に関して規定している、
いわゆる特化則(労働安全衛生法施行令特定化学物質等
障害予防規則)第7条には、ドラフトチャンバーを用い
て特定化学物質を取扱う際の制御風速が規定されてお
り、例えば、ガス状物質を取り扱う際は、そのドラフト
チャンバーa,a…内の風速を常に0.5m/s以上に
確保しなければならないことになっているが、多数の作
業員が複数のチャンバーa,a…を同時に使用した場
合、その使用しているチャンバーa,a…側の風速が減
少し、特化則に規定する風速が確保できないことがあ
る。
トチャンバー設備を備えた施設に関して規定している、
いわゆる特化則(労働安全衛生法施行令特定化学物質等
障害予防規則)第7条には、ドラフトチャンバーを用い
て特定化学物質を取扱う際の制御風速が規定されてお
り、例えば、ガス状物質を取り扱う際は、そのドラフト
チャンバーa,a…内の風速を常に0.5m/s以上に
確保しなければならないことになっているが、多数の作
業員が複数のチャンバーa,a…を同時に使用した場
合、その使用しているチャンバーa,a…側の風速が減
少し、特化則に規定する風速が確保できないことがあ
る。
【0005】例えば、図3に示すように、3つのドラフ
トチャンバーa,a,aの各扉f,f,fを閉めた時
(通常時であり、開口部がその下端部から約50mm程
度開いた状態となっている)の風速がそれぞれ1.5m
/sの状態からそのうちの2つの扉f,fを全開(例え
ば下端部から800mm)にすると、その全開にしたド
ラフトチャンバーaの開口部gが一気に増大して風速が
規定値を下回ってしまう結果となる。
トチャンバーa,a,aの各扉f,f,fを閉めた時
(通常時であり、開口部がその下端部から約50mm程
度開いた状態となっている)の風速がそれぞれ1.5m
/sの状態からそのうちの2つの扉f,fを全開(例え
ば下端部から800mm)にすると、その全開にしたド
ラフトチャンバーaの開口部gが一気に増大して風速が
規定値を下回ってしまう結果となる。
【0006】そのため、従来のドラフトチャンバーaに
は、その排気ダクトbに、そのチャンバーa内の排気量
を調節するためのダンパーhを備え、そのダンパーhの
開度をその都度適当に調節することでチャンバーa内の
風速が常に規定値を下回らないようにしている。
は、その排気ダクトbに、そのチャンバーa内の排気量
を調節するためのダンパーhを備え、そのダンパーhの
開度をその都度適当に調節することでチャンバーa内の
風速が常に規定値を下回らないようにしている。
【0007】具体的には、扉fを全開にしたときには、
これに伴ってそのダンパーhを全開にして排気ダクトb
の流量を増大させ、閉じたときには同じくダンパーhを
閉じることで使用していないチャンバーa側の風量を使
用しているチャンバーa,a側に振り分けることで規定
値以上の風速を確保するようにしている。
これに伴ってそのダンパーhを全開にして排気ダクトb
の流量を増大させ、閉じたときには同じくダンパーhを
閉じることで使用していないチャンバーa側の風量を使
用しているチャンバーa,a側に振り分けることで規定
値以上の風速を確保するようにしている。
【0008】しかしながら、従来このダンパーhは手動
式であって作業員が扉fを開閉する際に手動によって調
整するようにしていたことから、うっかりその調整をし
忘れてしまった場合には、規定値以上の風速を確保する
ことができず、チャンバーa内のガスが十分に排気され
ないといった不都合を招くことがあった。
式であって作業員が扉fを開閉する際に手動によって調
整するようにしていたことから、うっかりその調整をし
忘れてしまった場合には、規定値以上の風速を確保する
ことができず、チャンバーa内のガスが十分に排気され
ないといった不都合を招くことがあった。
【0009】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために案出されたものであり、その目的は、作
業員によるダンパー調整に頼ることなく常に規定値以上
の風速を維持することができる新規なドラフトチャンバ
ーを提供するものである。
解決するために案出されたものであり、その目的は、作
業員によるダンパー調整に頼ることなく常に規定値以上
の風速を維持することができる新規なドラフトチャンバ
ーを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、作業台上部を覆うチャンバーにその排気量
を調節するダンパーを備えると共に、その排気チャンバ
ーの開口部にこれを開閉する扉を備えたドラフトチャン
バーにおいて、上記排気チャンバーの開口部にその扉の
開閉を検出する開閉センサーを設けると共に、上記ダン
パーにこの開閉センサーに応じてこれを開閉制御するダ
ンパー駆動機構を備えたものである。
に本発明は、作業台上部を覆うチャンバーにその排気量
を調節するダンパーを備えると共に、その排気チャンバ
ーの開口部にこれを開閉する扉を備えたドラフトチャン
バーにおいて、上記排気チャンバーの開口部にその扉の
開閉を検出する開閉センサーを設けると共に、上記ダン
パーにこの開閉センサーに応じてこれを開閉制御するダ
ンパー駆動機構を備えたものである。
【0011】これによって作業員が扉を開閉した際にそ
の状況が開閉センサーによって検知されてダンパー駆動
機構がダンパーを自動的に調節するようになるため、作
業員によるダンパー調整に頼ることなく常に規定値以上
の風速を確保することができる。
の状況が開閉センサーによって検知されてダンパー駆動
機構がダンパーを自動的に調節するようになるため、作
業員によるダンパー調整に頼ることなく常に規定値以上
の風速を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する好適一形
態を添付図面を参照しながら説明する。
態を添付図面を参照しながら説明する。
【0013】図1(1)は、本発明に係るドラフトチャ
ンバー1の実施の一形態を示す正面図、同図(2)は、
そのA−A線断面図である。
ンバー1の実施の一形態を示す正面図、同図(2)は、
そのA−A線断面図である。
【0014】図示するように、フロアF上に設置された
作業台2の上部には、これを覆うようにチャンバー3が
一体的に設けられており、そのチャンバー3の頂部に
は、前述したメインダクトc側に連通する排気ダクト4
が設けられている。
作業台2の上部には、これを覆うようにチャンバー3が
一体的に設けられており、そのチャンバー3の頂部に
は、前述したメインダクトc側に連通する排気ダクト4
が設けられている。
【0015】また、このチャンバー3の前面には、矩形
状の開口部5が形成されており、この開口部5にはこれ
を開閉するための扉6が上下にスライド自在に設けられ
ている。ここで、この開口部5の下端部両側にはストッ
パ5a,5aが設けられており、扉6を閉めた状態、す
なわち、扉6を開口部5の最下端まで降した状態の時に
その開口部5の下縁部より一定の隙間Sが形成されるよ
うになっている。すなわち、この開口部5は扉6によっ
て完全に閉じられることなく常に一定の空気導入口が形
成されるようになっている。
状の開口部5が形成されており、この開口部5にはこれ
を開閉するための扉6が上下にスライド自在に設けられ
ている。ここで、この開口部5の下端部両側にはストッ
パ5a,5aが設けられており、扉6を閉めた状態、す
なわち、扉6を開口部5の最下端まで降した状態の時に
その開口部5の下縁部より一定の隙間Sが形成されるよ
うになっている。すなわち、この開口部5は扉6によっ
て完全に閉じられることなく常に一定の空気導入口が形
成されるようになっている。
【0016】また、この開口部5の側部には開閉センサ
ー7が設けられており、この扉6の開閉状態(全開及び
全閉)を検知するようになっている。すなわち、この開
閉センサー7は、開口部5の上端に設けられた上限セン
サ7aと、その下端に設けられた下限センサー7bとの
一対のセンサーとからなっており、扉6が全開状態とな
った時に上限センサ7aによって、反対に扉6が全閉状
態となった時に下限センサー7bによって検知してその
信号を次述するダンパー駆動機構8側に出力するように
なっている。
ー7が設けられており、この扉6の開閉状態(全開及び
全閉)を検知するようになっている。すなわち、この開
閉センサー7は、開口部5の上端に設けられた上限セン
サ7aと、その下端に設けられた下限センサー7bとの
一対のセンサーとからなっており、扉6が全開状態とな
った時に上限センサ7aによって、反対に扉6が全閉状
態となった時に下限センサー7bによって検知してその
信号を次述するダンパー駆動機構8側に出力するように
なっている。
【0017】一方、チャンバー3頂部の排気ダクト4内
には、バタフライ弁状のダンパー9が設けられており、
それに付設されるダンパー駆動機構8によって排気ダク
ト4内の開口面積を調整することでチャンバー3からメ
インダクトb側へのガスの流量を制御するようになって
いる。
には、バタフライ弁状のダンパー9が設けられており、
それに付設されるダンパー駆動機構8によって排気ダク
ト4内の開口面積を調整することでチャンバー3からメ
インダクトb側へのガスの流量を制御するようになって
いる。
【0018】このダンパー駆動機構8は、図1(2)に
示すように、ダンパー9の回転軸9aの歯車9bに噛合
するステッピングモータ10と、このステッピングモー
タ10の駆動を制御する制御部11とからなっており、
前記開閉センサー7からの入力信号に応じてダンパー9
を90°の角度で旋回駆動させる駆動するようになって
いる。すなわち、図1(1)に示すように、扉6を全閉
状態にし、これを下限センサー7bが検知すると、ダン
パー駆動機構8がダンパー9を駆動して排気ダクト4内
の開口面積を自動的に絞り、反対に図2(1)に示すよ
うに、扉6を全開状態にし、これを下限センサー7bが
検知すると、ダンパー駆動機構8がダンパー9を90°
の角度で旋回駆動することで排気ダクト4内を自動的に
全開状態にするようになっている。
示すように、ダンパー9の回転軸9aの歯車9bに噛合
するステッピングモータ10と、このステッピングモー
タ10の駆動を制御する制御部11とからなっており、
前記開閉センサー7からの入力信号に応じてダンパー9
を90°の角度で旋回駆動させる駆動するようになって
いる。すなわち、図1(1)に示すように、扉6を全閉
状態にし、これを下限センサー7bが検知すると、ダン
パー駆動機構8がダンパー9を駆動して排気ダクト4内
の開口面積を自動的に絞り、反対に図2(1)に示すよ
うに、扉6を全開状態にし、これを下限センサー7bが
検知すると、ダンパー駆動機構8がダンパー9を90°
の角度で旋回駆動することで排気ダクト4内を自動的に
全開状態にするようになっている。
【0019】そして、このような構成をした本発明のド
ラフトチャンバー1にあっては、図1に示すように扉6
をスライド降下させて開口部5を閉じると、これに伴っ
てダンパー9が連動し、図1に示すように排気ダクト4
内の開口面積を自動的に絞るようになるため、このドラ
フトチャンバー1内に過剰な空気が流れ込むことがなく
なり、その分の風量を他のドラフトチャンバー1に振り
分けることができる。
ラフトチャンバー1にあっては、図1に示すように扉6
をスライド降下させて開口部5を閉じると、これに伴っ
てダンパー9が連動し、図1に示すように排気ダクト4
内の開口面積を自動的に絞るようになるため、このドラ
フトチャンバー1内に過剰な空気が流れ込むことがなく
なり、その分の風量を他のドラフトチャンバー1に振り
分けることができる。
【0020】一方、図2に示すように扉6をスライド上
昇させて開口部5を全開にすると、同じくこれに伴って
ダンパー9が連動して排気ダクト4内を全開状態にする
ため、チャンバー3内に大量の空気を流し込むことがで
きる。
昇させて開口部5を全開にすると、同じくこれに伴って
ダンパー9が連動して排気ダクト4内を全開状態にする
ため、チャンバー3内に大量の空気を流し込むことがで
きる。
【0021】この結果、作業中におけるそのチャンバー
3内の風速を前述した規定値(0.5m/s)以上に保
つことが可能となるため、ドラフトチャンバー1を2つ
以上同時に使用した場合であっても前記の特化則の規定
を確実に尊守することが可能となる。
3内の風速を前述した規定値(0.5m/s)以上に保
つことが可能となるため、ドラフトチャンバー1を2つ
以上同時に使用した場合であっても前記の特化則の規定
を確実に尊守することが可能となる。
【0022】従って、手動によるダンパーの調整忘れ等
が確実に回避され、特化則の規定によるガス漏れなどに
よる作業環境の悪化を未然に防止することができる。
が確実に回避され、特化則の規定によるガス漏れなどに
よる作業環境の悪化を未然に防止することができる。
【0023】
【実施例】以下の表1は、ダンパーを有しない3つのド
ラフトチャンバーa,b,cをメインダクトに接続し、
その全ての扉を閉じた時の風速(条件A)と、そのうち
2つのドラフトチャンバーa,bの扉のみを全開状態に
した時の風速(条件B)を示したものであり、また、表
2は同じ条件でダンパーを備え、そのダンパーを扉の開
閉に連動させた場合のそれぞれの風速を示したものであ
る。尚、ここで扉を閉じた時とは、その開口部の下端部
から約50mmの空気導入口が形成された状態であり、
また、扉を開いた時とはその開口部の下端部から約80
0mmの空気導入口が形成された状態をいう。
ラフトチャンバーa,b,cをメインダクトに接続し、
その全ての扉を閉じた時の風速(条件A)と、そのうち
2つのドラフトチャンバーa,bの扉のみを全開状態に
した時の風速(条件B)を示したものであり、また、表
2は同じ条件でダンパーを備え、そのダンパーを扉の開
閉に連動させた場合のそれぞれの風速を示したものであ
る。尚、ここで扉を閉じた時とは、その開口部の下端部
から約50mmの空気導入口が形成された状態であり、
また、扉を開いた時とはその開口部の下端部から約80
0mmの空気導入口が形成された状態をいう。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】この結果、ダンパーを備えないケースにあ
っては、表1からも明らかなように、条件Aの時は全て
のドラフトa,b,cの風速は規定値を大きく超えてい
る状態であったが、条件Bの時は扉が閉じてあるドラフ
トcの風速は規定値を上回っていたが、扉を開いたドラ
フトa,bの風速は規定値(0.5m/s)を下回って
しまった。
っては、表1からも明らかなように、条件Aの時は全て
のドラフトa,b,cの風速は規定値を大きく超えてい
る状態であったが、条件Bの時は扉が閉じてあるドラフ
トcの風速は規定値を上回っていたが、扉を開いたドラ
フトa,bの風速は規定値(0.5m/s)を下回って
しまった。
【0027】一方、ダンパーを備え、これを扉の開閉に
連動させたケースにあっては、表2からも明らかなよう
に条件Aの時と条件Bの時の風速が変わらず、いずれも
規定値を下回ることが無かった。これにより、2台同時
にドラフト作業を実施できることが確認され、また、ス
クラバーの能力を低減させることも可能となり、運転コ
ストの低減も達成することができる。
連動させたケースにあっては、表2からも明らかなよう
に条件Aの時と条件Bの時の風速が変わらず、いずれも
規定値を下回ることが無かった。これにより、2台同時
にドラフト作業を実施できることが確認され、また、ス
クラバーの能力を低減させることも可能となり、運転コ
ストの低減も達成することができる。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、手動によ
るダンパーの調整忘れなどが確実に回避されるため、特
化則第7条の規定の風速(0.5m/s)を常に確実に
維持することができる。この結果、2台以上のドラフト
作業を行っても風速不足によるガス漏れ等による作業環
境の悪化を未然に防止することができる、等といった優
れた効果を発揮する。
るダンパーの調整忘れなどが確実に回避されるため、特
化則第7条の規定の風速(0.5m/s)を常に確実に
維持することができる。この結果、2台以上のドラフト
作業を行っても風速不足によるガス漏れ等による作業環
境の悪化を未然に防止することができる、等といった優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は、本発明に係るドラフトチャンバーの
実施の一形態を示す正面図である。(2)は、図1
(1)中A−A線断面図である。
実施の一形態を示す正面図である。(2)は、図1
(1)中A−A線断面図である。
【図2】(1)は、図1(1)の状態から扉を全開した
ときの状態を示す正面図である。(2)は、図2(1)
中A−A線断面図である。
ときの状態を示す正面図である。(2)は、図2(1)
中A−A線断面図である。
【図3】従来のドラフトチャンバー設備を示す概念図で
ある。
ある。
1 ドラフトチャンバー
2 作業台
3 チャンバー
4 排気ダクト
5 開口部
6 扉
7 開閉センサー
7a 上限センサー
7b 下限センサー
8 ダンパー駆動機構
9 ダンパー
10 ステッピングモータ
11 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 矢吹 伸司
茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立
電線株式会社日高工場内
(72)発明者 大宝 幸司
茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立
電線株式会社日高工場内
Fターム(参考) 3L058 BD00 BE02 BG04
4G057 AA02
Claims (3)
- 【請求項1】 作業台上部を覆うチャンバーにその排気
量を調節するダンパーを備えると共に、その排気チャン
バーの開口部にこれを開閉する扉を備えたドラフトチャ
ンバーにおいて、上記排気チャンバーの開口部にその扉
の開閉を検出する開閉センサーを設けると共に、上記ダ
ンパーにこの開閉センサーに応じてこれを開閉制御する
ダンパー駆動機構を備えたことを特徴とするドラフトチ
ャンバー。 - 【請求項2】 上記開閉センサーは、上記扉を上方に全
開した時に作動する上限センサーと、上記扉を下方に閉
じた時に作動する下限センサーとからなることを特徴と
する請求項1に記載のドラフトチャンバー。 - 【請求項3】 上記ダンパー駆動機構は、上記ダンパー
を駆動するステッピングモーターと、上記開閉センサー
の信号によってそのステッピングモータを制御する制御
部とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の
ドラフトチャンバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001253168A JP2003062473A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | ドラフトチャンバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001253168A JP2003062473A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | ドラフトチャンバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003062473A true JP2003062473A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19081540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001253168A Pending JP2003062473A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | ドラフトチャンバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003062473A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334771A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 清浄作業台 |
CN102615079A (zh) * | 2012-03-15 | 2012-08-01 | 昆山大百科实验室设备工程有限公司 | 通风柜控制系统 |
CN103386409A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-11-13 | 河南科伦药业有限公司 | 适用于塑料瓶大输液生产的通风橱 |
JP2018146152A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | アズビル株式会社 | 環境制御システムおよび方法 |
-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001253168A patent/JP2003062473A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334771A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 清浄作業台 |
CN102615079A (zh) * | 2012-03-15 | 2012-08-01 | 昆山大百科实验室设备工程有限公司 | 通风柜控制系统 |
CN103386409A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-11-13 | 河南科伦药业有限公司 | 适用于塑料瓶大输液生产的通风橱 |
JP2018146152A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | アズビル株式会社 | 環境制御システムおよび方法 |
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