JP2544583B2 - 可変バイパス抵抗を利用したフュ―ムフ―ド開放面流速の制御装置および方法 - Google Patents
可変バイパス抵抗を利用したフュ―ムフ―ド開放面流速の制御装置および方法Info
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- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広義には研究所や実験
室等におけるフュームフード(ドラフトとも呼ばれてい
る)類の制御、より具体的にはグリル手段(グリル,ル
ーバ構造体,バッフル等)が重ねられてるバイパス開口
部をそなえたフュームフードであって、フュームフード
のドアを開けることによってこのバイパス開口部が少な
くとも部分的に塞がれるフュームフードの開放面流速を
制御するための改善された装置および方法に関し、特
に、実験または他の作業を行なうためにフュームフード
を利用する人々やフュームフードが設置されている施設
の管理者に対して多くの望ましい操作上の利点をもたら
すために使用される改良されたフュームフード開放面流
速の制御装置および方法に関する。
室等におけるフュームフード(ドラフトとも呼ばれてい
る)類の制御、より具体的にはグリル手段(グリル,ル
ーバ構造体,バッフル等)が重ねられてるバイパス開口
部をそなえたフュームフードであって、フュームフード
のドアを開けることによってこのバイパス開口部が少な
くとも部分的に塞がれるフュームフードの開放面流速を
制御するための改善された装置および方法に関し、特
に、実験または他の作業を行なうためにフュームフード
を利用する人々やフュームフードが設置されている施設
の管理者に対して多くの望ましい操作上の利点をもたら
すために使用される改良されたフュームフード開放面流
速の制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フュームフードは、様々な実験環境にお
いて危険をもたらす可能性のある化学物質を使用するた
めの場所を提供するために利用され、前面側に可動ドア
をそなえた囲いからなり、この可動ドアは様々な位置ま
で開けることが可能で、実験等を実施する目的で囲いの
内部に手を入れたりすることができるようになってい
る。
いて危険をもたらす可能性のある化学物質を使用するた
めの場所を提供するために利用され、前面側に可動ドア
をそなえた囲いからなり、この可動ドアは様々な位置ま
で開けることが可能で、実験等を実施する目的で囲いの
内部に手を入れたりすることができるようになってい
る。
【0003】この囲いは、通常、有毒な煙霧を排出する
ための排気装置に接続されているので、フード内へ実験
中に実験者が有毒な煙霧にさらされることはない。前記
囲いを通る空気の流通を制御するフュームフードコント
ローラは、近年、より複雑なものになってきており、フ
ュームフードの開口部における所望の平均開放面流速の
関数として前記囲いから効率的に煙霧を排出するために
所望の流通特性をより正確に維持することが現在可能で
ある。
ための排気装置に接続されているので、フード内へ実験
中に実験者が有毒な煙霧にさらされることはない。前記
囲いを通る空気の流通を制御するフュームフードコント
ローラは、近年、より複雑なものになってきており、フ
ュームフードの開口部における所望の平均開放面流速の
関数として前記囲いから効率的に煙霧を排出するために
所望の流通特性をより正確に維持することが現在可能で
ある。
【0004】ここで、平均開放面流速は、一般にフュー
ムフードの開放面積1平方フィート当たりのフュームフ
ードへの空気の流れとして定義され、開放面積の大きさ
は、前記囲い即ちフュームフードの前面に設けられてい
る1枚またはそれ以上の可動ドアの位置と、殆どの型式
の囲いにおいて1枚またはそれ以上の可動ドアが閉じら
れた時に形成されるバイパス開口部の大きさ(サイズ,
面積)とに依存する。
ムフードの開放面積1平方フィート当たりのフュームフ
ードへの空気の流れとして定義され、開放面積の大きさ
は、前記囲い即ちフュームフードの前面に設けられてい
る1枚またはそれ以上の可動ドアの位置と、殆どの型式
の囲いにおいて1枚またはそれ以上の可動ドアが閉じら
れた時に形成されるバイパス開口部の大きさ(サイズ,
面積)とに依存する。
【0005】前記フュームフードからの空気の流れを増
加または減少させて開口部(または面)の大きさの変化
を補償するために、様々な速度で駆動可能な送風機を含
む排気装置によってフュームフード内の空気は排気され
る。代案として、多数のフュームフードの個々のダクト
に接続されている排気マニホールドに接続された送風機
を1台設け、各ダクトにそれぞれダンパを設けて各ダク
トからの流れを制御することによって流れを調節して所
望の平均開放面流速を維持することも可能である。
加または減少させて開口部(または面)の大きさの変化
を補償するために、様々な速度で駆動可能な送風機を含
む排気装置によってフュームフード内の空気は排気され
る。代案として、多数のフュームフードの個々のダクト
に接続されている排気マニホールドに接続された送風機
を1台設け、各ダクトにそれぞれダンパを設けて各ダク
トからの流れを制御することによって流れを調節して所
望の平均開放面流速を維持することも可能である。
【0006】このようなフュームフードのドアは、それ
らを垂直方向に、しばしばサッシュ位置と呼ばれる位置
に上げることによって開放することができ、また典型的
には2組の縦溝をそれぞれ滑って移動(スライド移動)
するように取り付けられ多数のドアをそなえたフューム
フードもある。さらに、水平方向と垂直方向に移動可能
なドアすらあり、この場合、溝は、垂直方向に移動可能
なフレーム組立体(フレームアセンブリ)に設けられて
いる。
らを垂直方向に、しばしばサッシュ位置と呼ばれる位置
に上げることによって開放することができ、また典型的
には2組の縦溝をそれぞれ滑って移動(スライド移動)
するように取り付けられ多数のドアをそなえたフューム
フードもある。さらに、水平方向と垂直方向に移動可能
なドアすらあり、この場合、溝は、垂直方向に移動可能
なフレーム組立体(フレームアセンブリ)に設けられて
いる。
【0007】フュームフードの運転を制御する点に関し
て、ごく最近になって改善が行なわれており、その技術
については、本発明と同じ出願人に譲渡されている以下
の特許および特許出願に開示されている。アメリカ出願
番号52370(発明者:アーメッド他,発明の名称
「研究室フュームフードの換気を制御するための装
置」),アメリカ出願番号52496(発明者:エグバ
ーグ他,発明の名称「溝に沿って移動可能な構造体の位
置を決定するための装置」),アメリカ出願番号524
97(発明者:アーメッド他,発明の名称「研究室用フ
ュームフードをそなえた部屋の差圧を制御するためのシ
ステム」),アメリカ出願番号52498(発明者:ア
ーメッド他,発明の名称「多数の可動ドアによって覆わ
れる開口の非被覆部分のサイズを決定するための方法お
よび装置」),アメリカ出願(発明者:アーメッド,発
明の名称「安全性を改善するための配慮をした研究室用
フュームフード制御装置」)である。
て、ごく最近になって改善が行なわれており、その技術
については、本発明と同じ出願人に譲渡されている以下
の特許および特許出願に開示されている。アメリカ出願
番号52370(発明者:アーメッド他,発明の名称
「研究室フュームフードの換気を制御するための装
置」),アメリカ出願番号52496(発明者:エグバ
ーグ他,発明の名称「溝に沿って移動可能な構造体の位
置を決定するための装置」),アメリカ出願番号524
97(発明者:アーメッド他,発明の名称「研究室用フ
ュームフードをそなえた部屋の差圧を制御するためのシ
ステム」),アメリカ出願番号52498(発明者:ア
ーメッド他,発明の名称「多数の可動ドアによって覆わ
れる開口の非被覆部分のサイズを決定するための方法お
よび装置」),アメリカ出願(発明者:アーメッド,発
明の名称「安全性を改善するための配慮をした研究室用
フュームフード制御装置」)である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一枚または
それ以上のサッシュドアで覆われていない開口部(非被
覆部分)を含む、フュームフードに対する全開口の有効
サイズが比較的一定の平均開放面流速でフュームフード
に空気を流入させるように、フュームフードコントロー
ラはフュームフードを通る空気の流れを制御しているこ
とを基本として理解すべきである。このことは、非被覆
部分の面積の如何にかかわらず、前記非被覆部分の単位
表面積当たり平均した量の空気がフュームフードへ流入
することを意味している。
それ以上のサッシュドアで覆われていない開口部(非被
覆部分)を含む、フュームフードに対する全開口の有効
サイズが比較的一定の平均開放面流速でフュームフード
に空気を流入させるように、フュームフードコントロー
ラはフュームフードを通る空気の流れを制御しているこ
とを基本として理解すべきである。このことは、非被覆
部分の面積の如何にかかわらず、前記非被覆部分の単位
表面積当たり平均した量の空気がフュームフードへ流入
することを意味している。
【0009】こうすることによって、空気が常にフュー
ムフードに流入しているので、研究室内の人々は有毒な
煙霧等にさらされないように守られている。空気の流れ
を前記非被覆部分の有効表面積1平方フィート当たり毎
分約75〜150立方フィートの所定流量に制御するこ
とが好ましい。換言すれば、一枚またはそれ以上のサッ
シュドアを最大開放位置に移動させて実験者が実験等を
実施するためにフュームフード内部へ手や体を入れるの
に最も大きい開口を形成すると、前記平均開放面流速を
所定の水準に維持するためには空気の流量を増加させな
ければならなくなるのが通常のケースである。
ムフードに流入しているので、研究室内の人々は有毒な
煙霧等にさらされないように守られている。空気の流れ
を前記非被覆部分の有効表面積1平方フィート当たり毎
分約75〜150立方フィートの所定流量に制御するこ
とが好ましい。換言すれば、一枚またはそれ以上のサッ
シュドアを最大開放位置に移動させて実験者が実験等を
実施するためにフュームフード内部へ手や体を入れるの
に最も大きい開口を形成すると、前記平均開放面流速を
所定の水準に維持するためには空気の流量を増加させな
ければならなくなるのが通常のケースである。
【0010】ある種のフュームフードには、仮にサッシ
ュドアが全部閉じられているときであっても排気ダクト
を通して空気を流通かつ排出させるバイパス開口部が設
けられている。さらに、これらのサッシュドアが開けら
れたとき、特にこれらのサッシュドアが上げ下げ式であ
ってしかも前記バイパス開口部がこれらのサッシュドア
の上側に位置しているときはバイパス開口部の有効サイ
ズが小さくなる場合がよくある。外観を良くする目的で
前記バイパス開口部に重ねてグリル手段〔グリル(ガス
量調節用格子窓)のみならずバッフル(ガス量調節用算
段装置)やルーバ構造体をも含む〕を設けることがある
が、このようなグリル手段は、必ず何らかの抵抗をバイ
パス開口部へ流入する空気に与えることになる。
ュドアが全部閉じられているときであっても排気ダクト
を通して空気を流通かつ排出させるバイパス開口部が設
けられている。さらに、これらのサッシュドアが開けら
れたとき、特にこれらのサッシュドアが上げ下げ式であ
ってしかも前記バイパス開口部がこれらのサッシュドア
の上側に位置しているときはバイパス開口部の有効サイ
ズが小さくなる場合がよくある。外観を良くする目的で
前記バイパス開口部に重ねてグリル手段〔グリル(ガス
量調節用格子窓)のみならずバッフル(ガス量調節用算
段装置)やルーバ構造体をも含む〕を設けることがある
が、このようなグリル手段は、必ず何らかの抵抗をバイ
パス開口部へ流入する空気に与えることになる。
【0011】従って、本発明の主たる目的は、バイパス
開口部をそなえたフュームフードの覆われていない開口
部(非被覆部分)を通る空気の流通を正確に制御して前
記バイパス開口部に重ねられることのあるグリル手段の
存在を補償するための改良されたフュームフード開放面
流速の制御装置および方法を提供することである。本発
明の他の目的は、サッシュドアの位置を変えることによ
って前記バイパス開口部の有効サイズが変わる型式の市
販されているフュームフードの殆どを制御するのに容易
に適用可能であって、サッシュドアの数,サッシュドア
の大きさやグリルまたはバッフルが重ねられることもあ
るバイパス開口部を考慮に入れて前記フュームフードの
覆われていない開口部(非被覆部分)を通る空気の流通
を正確に制御するような改良されたフュームフード開放
面流速の制御装置および方法を提供することである。
開口部をそなえたフュームフードの覆われていない開口
部(非被覆部分)を通る空気の流通を正確に制御して前
記バイパス開口部に重ねられることのあるグリル手段の
存在を補償するための改良されたフュームフード開放面
流速の制御装置および方法を提供することである。本発
明の他の目的は、サッシュドアの位置を変えることによ
って前記バイパス開口部の有効サイズが変わる型式の市
販されているフュームフードの殆どを制御するのに容易
に適用可能であって、サッシュドアの数,サッシュドア
の大きさやグリルまたはバッフルが重ねられることもあ
るバイパス開口部を考慮に入れて前記フュームフードの
覆われていない開口部(非被覆部分)を通る空気の流通
を正確に制御するような改良されたフュームフード開放
面流速の制御装置および方法を提供することである。
【0012】また、本発明のより具体的な目的は、バイ
パス開口部に重ねられているグリル手段を通る空気の流
通に対する抵抗を補償するために流通係数を用い、それ
によってフュームフードのより正確な制御が達成できる
制御装置および方法を提供することである。なお、上記
およびそれ以外の目的は、添付の図面を参照して、以下
に記載する課題を解決するための手段,作用,実施例お
よび発明の効果により明らかになる。
パス開口部に重ねられているグリル手段を通る空気の流
通に対する抵抗を補償するために流通係数を用い、それ
によってフュームフードのより正確な制御が達成できる
制御装置および方法を提供することである。なお、上記
およびそれ以外の目的は、添付の図面を参照して、以下
に記載する課題を解決するための手段,作用,実施例お
よび発明の効果により明らかになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の可変
バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制
御装置(請求項1)は、前面開口部を覆うのに用いられ
る可動サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手
段が重ねられているバイパス開口部をそなえ、前記可動
サッシュドアが移動して前記前面開口部が覆われていな
いときに少なくとも部分的に塞がれているように前記バ
イパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するた
めに排気ダクトと連通している型式のフュームフードの
前記前面開口部の非被覆部分を通る空気の流速を所定の
平均開放面流速に維持するために前記フュームフードを
通る空気の流通を制御するための装置において、前記可
動サッシュドアの位置を検出して該可動サッシュドアの
位置を示す位置信号を発生する位置検出手段と、前記位
置検出手段からの位置信号に応じて前記前面開口部の非
被覆部分のサイズを決定する第1のサイズ決定手段と、
前記位置検出手段からの位置信号に応じて前記バイパス
開口部の非閉塞部分のサイズを決定し且つ決定されたサ
イズを流通係数によって調整して前記グリル手段による
空気の流通に対する抵抗を補償し前記バイパス開口部の
非閉塞部分の有効サイズを決定する第2のサイズ決定手
段と、前記排気ダクトを通る空気の実際の流速を測定し
て前記排気ダクトを通る空気の実際の流速を示す実流速
信号を発生する実流速測定手段と、制御手段から受ける
制御信号に応じて前記排気ダクトを通る空気の流速を変
える調節手段とをそなえ、前記制御手段が、前記第1の
サイズ決定手段からの前記前面開口部の非被覆部分のサ
イズ,前記第2のサイズ決定手段からのバイパス開口部
の非閉塞部分の有効サイズおよび前記実流速測定手段か
らの実流速信号に応じて前記調節手段を制御して前記前
面開口部の非被覆部分を通る空気の流速を前記所定の平
均開放面流速に維持するために十分な流速に対応する所
望の流速信号を発生するためのものであって、前記所望
の流速信号と前記実流速測定手段からの実流速信号とを
比較して誤差が存在する場合にはその誤差を示す誤差信
号を発生し、さらに前記誤差信号を選択的に所定の最小
値に減少させるために制御信号を発生して前記調節手段
に出力することを特徴としている。
バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制
御装置(請求項1)は、前面開口部を覆うのに用いられ
る可動サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手
段が重ねられているバイパス開口部をそなえ、前記可動
サッシュドアが移動して前記前面開口部が覆われていな
いときに少なくとも部分的に塞がれているように前記バ
イパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するた
めに排気ダクトと連通している型式のフュームフードの
前記前面開口部の非被覆部分を通る空気の流速を所定の
平均開放面流速に維持するために前記フュームフードを
通る空気の流通を制御するための装置において、前記可
動サッシュドアの位置を検出して該可動サッシュドアの
位置を示す位置信号を発生する位置検出手段と、前記位
置検出手段からの位置信号に応じて前記前面開口部の非
被覆部分のサイズを決定する第1のサイズ決定手段と、
前記位置検出手段からの位置信号に応じて前記バイパス
開口部の非閉塞部分のサイズを決定し且つ決定されたサ
イズを流通係数によって調整して前記グリル手段による
空気の流通に対する抵抗を補償し前記バイパス開口部の
非閉塞部分の有効サイズを決定する第2のサイズ決定手
段と、前記排気ダクトを通る空気の実際の流速を測定し
て前記排気ダクトを通る空気の実際の流速を示す実流速
信号を発生する実流速測定手段と、制御手段から受ける
制御信号に応じて前記排気ダクトを通る空気の流速を変
える調節手段とをそなえ、前記制御手段が、前記第1の
サイズ決定手段からの前記前面開口部の非被覆部分のサ
イズ,前記第2のサイズ決定手段からのバイパス開口部
の非閉塞部分の有効サイズおよび前記実流速測定手段か
らの実流速信号に応じて前記調節手段を制御して前記前
面開口部の非被覆部分を通る空気の流速を前記所定の平
均開放面流速に維持するために十分な流速に対応する所
望の流速信号を発生するためのものであって、前記所望
の流速信号と前記実流速測定手段からの実流速信号とを
比較して誤差が存在する場合にはその誤差を示す誤差信
号を発生し、さらに前記誤差信号を選択的に所定の最小
値に減少させるために制御信号を発生して前記調節手段
に出力することを特徴としている。
【0014】このとき、前記流通係数を0よりも大きく
且つ1以下の値とし(請求項2)、さらに、前記バイパ
ス開口部の非閉塞部分のサイズを変える各位置に前記可
動サッシュドアを移動させて制御動作を行ないながら前
記流通係数の調節と前記所定の開放面流速からの開放面
流速のずれの測定とを行なった後、前記ずれを所望の最
小値に減らすように前記流通係数の値を最適化すること
により、前記流通係数を定めるようにしてもよい(請求
項3)。
且つ1以下の値とし(請求項2)、さらに、前記バイパ
ス開口部の非閉塞部分のサイズを変える各位置に前記可
動サッシュドアを移動させて制御動作を行ないながら前
記流通係数の調節と前記所定の開放面流速からの開放面
流速のずれの測定とを行なった後、前記ずれを所望の最
小値に減らすように前記流通係数の値を最適化すること
により、前記流通係数を定めるようにしてもよい(請求
項3)。
【0015】また、本発明の可変バイパス抵抗を利用し
たフュームフード開放面流速の制御装置(請求項4)
は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュドア
を少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられている
バイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアの移動
に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記バイパ
ス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するために
排気ダクトと連通している型式のフュームフードの前記
前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に
維持するために前記フュームフードを通る空気の流通を
制御する流通制御手段を制御するための装置において、
前記可動サッシュドアの位置を決定して該可動サッシュ
ドアの位置を示す位置信号を発生する位置決定手段と、
メモリ手段を含み前記位置決定手段からの位置信号と前
記メモリ手段に記憶されている前記フュームフードの構
造および運転パラメータに関するデータとに応じて前記
前面開口部の非被覆部分のサイズを決定しまた前記位置
決定手段からの位置信号と前記メモリ手段における前記
データとに応じて前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを算出する演算手段とからなり、前記演算手段が、
流通係数によって前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを変えて、前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効
サイズを提供するとともに、前記前面開口部の非被覆部
分のサイズと前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効サ
イズとを加算して合計有効開口サイズを求め、該合計有
効開口サイズを利用して前記所定の平均開放面流速を得
るように前記流通制御手段を制御することを特徴として
いる。
たフュームフード開放面流速の制御装置(請求項4)
は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュドア
を少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられている
バイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアの移動
に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記バイパ
ス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するために
排気ダクトと連通している型式のフュームフードの前記
前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に
維持するために前記フュームフードを通る空気の流通を
制御する流通制御手段を制御するための装置において、
前記可動サッシュドアの位置を決定して該可動サッシュ
ドアの位置を示す位置信号を発生する位置決定手段と、
メモリ手段を含み前記位置決定手段からの位置信号と前
記メモリ手段に記憶されている前記フュームフードの構
造および運転パラメータに関するデータとに応じて前記
前面開口部の非被覆部分のサイズを決定しまた前記位置
決定手段からの位置信号と前記メモリ手段における前記
データとに応じて前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを算出する演算手段とからなり、前記演算手段が、
流通係数によって前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを変えて、前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効
サイズを提供するとともに、前記前面開口部の非被覆部
分のサイズと前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効サ
イズとを加算して合計有効開口サイズを求め、該合計有
効開口サイズを利用して前記所定の平均開放面流速を得
るように前記流通制御手段を制御することを特徴として
いる。
【0016】このとき、前記流通制御手段を、可変速送
風機の運転速度を変えるためのコントローラ(請求項
5)や、前記フュームフードの排気ダクト内の空気の流
通を制御するために用いられる可変位置ダンパ手段の位
置を調節するためのコントローラ(請求項6)から構成
することができる。さらに、本発明の可変バイパス抵抗
を利用したフュームフード開放面流速の制御方法(請求
項7)は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシ
ュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられ
ているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドア
が移動して前記前面開口部が覆われていないときに少な
くとも部分的に塞がれているように前記バイパス開口部
が用いられ、空気および煙霧を排出するために排気ダク
トと連通している型式のフュームフードの前記前面開口
部を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に維持する
ために前記フュームフードを通る空気の流通を制御する
流通制御手段を制御するための方法において、次のステ
ップ(1)〜(6)を実行することを特徴としている。
風機の運転速度を変えるためのコントローラ(請求項
5)や、前記フュームフードの排気ダクト内の空気の流
通を制御するために用いられる可変位置ダンパ手段の位
置を調節するためのコントローラ(請求項6)から構成
することができる。さらに、本発明の可変バイパス抵抗
を利用したフュームフード開放面流速の制御方法(請求
項7)は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシ
ュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられ
ているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドア
が移動して前記前面開口部が覆われていないときに少な
くとも部分的に塞がれているように前記バイパス開口部
が用いられ、空気および煙霧を排出するために排気ダク
トと連通している型式のフュームフードの前記前面開口
部を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に維持する
ために前記フュームフードを通る空気の流通を制御する
流通制御手段を制御するための方法において、次のステ
ップ(1)〜(6)を実行することを特徴としている。
【0017】(1)前記可動サッシュドアの位置を決定
して該可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生す
るステップ。 (2)前記位置信号と演算手段のメモリ手段に記憶され
ている前記フュームフードの構造および運転パラメータ
に関するデータとに応じて前記前面開口部の非被覆部分
のサイズを決定するステップ。
して該可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生す
るステップ。 (2)前記位置信号と演算手段のメモリ手段に記憶され
ている前記フュームフードの構造および運転パラメータ
に関するデータとに応じて前記前面開口部の非被覆部分
のサイズを決定するステップ。
【0018】(3)前記位置信号と前記メモリ手段にお
ける前記データとに応じて前記バイパス開口部の非閉塞
部分のサイズを決定するステップ。 (4)流通係数を前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズに適用して前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効
サイズを提供するステップ。 (5)前記前面開口部の非被覆部分のサイズと前記バイ
パス開口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計
有効開口サイズを求めるステップ。
ける前記データとに応じて前記バイパス開口部の非閉塞
部分のサイズを決定するステップ。 (4)流通係数を前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズに適用して前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効
サイズを提供するステップ。 (5)前記前面開口部の非被覆部分のサイズと前記バイ
パス開口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計
有効開口サイズを求めるステップ。
【0019】(6)前記合計有効開口サイズを利用して
前記所定の平均開放面流速を得るように前記流通制御手
段を制御するステップ。このとき、前記流通係数を、0
よりも大きく且つ1以下の値で、前記バイパス開口部の
非閉塞部分のサイズによって乗算し(請求項8)、前記
バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを変える各位置に
前記可動サッシュドアを移動させて制御動作を行ないな
がら前記流通係数の調節と前記所定の開放面流速からの
開放面流速のずれの測定とを行なった後、前記ずれを所
望の最小値に減らすように前記流通係数の値を最適化す
ることにより、前記流通係数を定めてもよい(請求項
9)。
前記所定の平均開放面流速を得るように前記流通制御手
段を制御するステップ。このとき、前記流通係数を、0
よりも大きく且つ1以下の値で、前記バイパス開口部の
非閉塞部分のサイズによって乗算し(請求項8)、前記
バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを変える各位置に
前記可動サッシュドアを移動させて制御動作を行ないな
がら前記流通係数の調節と前記所定の開放面流速からの
開放面流速のずれの測定とを行なった後、前記ずれを所
望の最小値に減らすように前記流通係数の値を最適化す
ることにより、前記流通係数を定めてもよい(請求項
9)。
【0020】また、本発明の可変バイパス抵抗を利用し
たフュームフード開放面流速の制御方法(請求項10)
は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュドア
を少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられている
バイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアが移動
して前記前面開口部が覆われていないときに少なくとも
部分的に塞がれているように前記バイパス開口部が用い
られ、空気および煙霧を排出するために排気ダクトと連
通している型式のフュームフードの前記前面開口部の非
被覆部分を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に維
持するために前記フュームフードを通る空気の流通を制
御するための方法において、次のステップ(11)〜
(16)を実行することを特徴としている。
たフュームフード開放面流速の制御方法(請求項10)
は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュドア
を少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられている
バイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアが移動
して前記前面開口部が覆われていないときに少なくとも
部分的に塞がれているように前記バイパス開口部が用い
られ、空気および煙霧を排出するために排気ダクトと連
通している型式のフュームフードの前記前面開口部の非
被覆部分を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に維
持するために前記フュームフードを通る空気の流通を制
御するための方法において、次のステップ(11)〜
(16)を実行することを特徴としている。
【0021】(11)前記可動サッシュドアの位置を決
定して該可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生
するステップ。 (12)メモリ手段をそなえた演算手段により前記位置
信号と前記メモリ手段に記憶されている構造パラメータ
に関するデータとを利用して前記前面開口部の非被覆部
分のサイズを決定するステップ。
定して該可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生
するステップ。 (12)メモリ手段をそなえた演算手段により前記位置
信号と前記メモリ手段に記憶されている構造パラメータ
に関するデータとを利用して前記前面開口部の非被覆部
分のサイズを決定するステップ。
【0022】(13)前記位置信号と前記メモリ手段に
おける前記データとを利用して前記バイパス開口部の非
閉塞部分のサイズを決定した後、当該サイズを流通係数
によって変えることにより前記グリル手段による空気の
流通に対する抵抗を補償して前記バイパス開口部の非閉
塞部分の有効サイズを求めるステップ。 (14)前記前面開口部の非被覆部分のサイズと前記バ
イパス開口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合
計有効開口サイズを求めるステップ。
おける前記データとを利用して前記バイパス開口部の非
閉塞部分のサイズを決定した後、当該サイズを流通係数
によって変えることにより前記グリル手段による空気の
流通に対する抵抗を補償して前記バイパス開口部の非閉
塞部分の有効サイズを求めるステップ。 (14)前記前面開口部の非被覆部分のサイズと前記バ
イパス開口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合
計有効開口サイズを求めるステップ。
【0023】(15)前記排気ダクトを通る空気の実際
の流速を測定するステップ。 (16)測定された実際の流速と前記合計有効開口サイ
ズとに応じて前記排気ダクトを通る空気の流通状態を変
えて前記所定の平均開放面流速を得るステップ。このと
き、前記流通係数を0よりも大きく且つ1以下の値とし
(請求項11)、前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを変える工程を、当該サイズを前記流通係数で乗算
することにより行なってもよい(請求項12)。
の流速を測定するステップ。 (16)測定された実際の流速と前記合計有効開口サイ
ズとに応じて前記排気ダクトを通る空気の流通状態を変
えて前記所定の平均開放面流速を得るステップ。このと
き、前記流通係数を0よりも大きく且つ1以下の値とし
(請求項11)、前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを変える工程を、当該サイズを前記流通係数で乗算
することにより行なってもよい(請求項12)。
【0024】また、本発明の可変バイパス抵抗を利用し
たフュームフード開放面流速の制御装置(請求項13)
は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュドア
を少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられている
バイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアの移動
に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記バイパ
ス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するために
排気ダクトと連通している型式のフュームフードの前記
前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に
維持するために前記フュームフードを通る空気の流通を
制御する流通制御手段を制御するための装置において、
前記可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生する
ための位置信号発生手段と、前記位置信号発生手段から
の位置信号に応じて前記前面開口部の非被覆部分のサイ
ズと前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズとを決定
するための制御手段とからなり、前記制御手段が、流通
係数によって前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
を変更することにより、前記グリル手段の存在による流
通特性の変化を補償し、前記制御手段が、前記位置信号
発生手段からの位置信号と前記バイパス開口部の非閉塞
部分の前記変更後のサイズとから合計有効開口サイズを
示す信号を発生して前記流通制御手段を制御することに
より、前記合計有効開口サイズを示す前記信号を利用し
て前記所定の平均開放面流速を得ることを特徴としてい
る。
たフュームフード開放面流速の制御装置(請求項13)
は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュドア
を少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられている
バイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアの移動
に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記バイパ
ス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するために
排気ダクトと連通している型式のフュームフードの前記
前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に
維持するために前記フュームフードを通る空気の流通を
制御する流通制御手段を制御するための装置において、
前記可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生する
ための位置信号発生手段と、前記位置信号発生手段から
の位置信号に応じて前記前面開口部の非被覆部分のサイ
ズと前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズとを決定
するための制御手段とからなり、前記制御手段が、流通
係数によって前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
を変更することにより、前記グリル手段の存在による流
通特性の変化を補償し、前記制御手段が、前記位置信号
発生手段からの位置信号と前記バイパス開口部の非閉塞
部分の前記変更後のサイズとから合計有効開口サイズを
示す信号を発生して前記流通制御手段を制御することに
より、前記合計有効開口サイズを示す前記信号を利用し
て前記所定の平均開放面流速を得ることを特徴としてい
る。
【0025】さらに、本発明の可変バイパス抵抗を利用
したフュームフード開放面流速の制御装置(請求項1
4)は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュ
ドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられて
いるバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアの
移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記バ
イパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するた
めに排気ダクトと連通している型式のフュームフードの
前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面流
速に維持するために前記フュームフードを通る空気の流
通を制御する流通制御手段を制御するための装置におい
て、前記可動サッシュドアの位置と前記バイパス開口部
の非閉塞部分のサイズを示す信号とを発生するための信
号発生手段と、前記信号発生手段からの信号を受けて前
記グリル手段の存在による前記バイパス開口部を通る空
気の流通特性への変化を表す補償バイパス開口信号を発
生するための制御手段とからなり、前記制御手段が、前
記信号発生手段からの信号と前記補償バイパス開口信号
とを利用して前記流通制御手段を制御して前記所定の平
均開放面流速を得ることを特徴としている。
したフュームフード開放面流速の制御装置(請求項1
4)は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシュ
ドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられて
いるバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドアの
移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記バ
イパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するた
めに排気ダクトと連通している型式のフュームフードの
前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面流
速に維持するために前記フュームフードを通る空気の流
通を制御する流通制御手段を制御するための装置におい
て、前記可動サッシュドアの位置と前記バイパス開口部
の非閉塞部分のサイズを示す信号とを発生するための信
号発生手段と、前記信号発生手段からの信号を受けて前
記グリル手段の存在による前記バイパス開口部を通る空
気の流通特性への変化を表す補償バイパス開口信号を発
生するための制御手段とからなり、前記制御手段が、前
記信号発生手段からの信号と前記補償バイパス開口信号
とを利用して前記流通制御手段を制御して前記所定の平
均開放面流速を得ることを特徴としている。
【0026】またさらに、本発明の可変バイパス抵抗を
利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求項
15)は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシ
ュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられ
ているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドア
の移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記
バイパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出する
ために排気ダクトと連通している型式のフュームフード
の前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面
流速に維持するために前記フュームフードを通る空気の
流通を制御する流通制御手段を制御するための装置にお
いて、前記可動サッシュドアの位置を示す第1の信号を
発生するための第1の信号発生手段と、前記バイパス開
口部の非閉塞部分のサイズを示す第2の信号を発生する
ための第2の信号発生手段と、前記第1および第2の信
号発生手段からの第1および第2の信号を受けて前記グ
リル手段の存在による前記バイパス開口部を通る空気の
流通特性への変化を表す補償バイパス開口信号からなる
第3の信号を得るために用いられる制御手段とからな
り、前記制御手段が、前記第1および第3の信号を利用
して前記流通制御手段を制御し前記所定の平均開放面流
速を得ることを特徴としている。
利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求項
15)は、前面開口部を覆うのに用いられる可動サッシ
ュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ねられ
ているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュドア
の移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるように前記
バイパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出する
ために排気ダクトと連通している型式のフュームフード
の前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面
流速に維持するために前記フュームフードを通る空気の
流通を制御する流通制御手段を制御するための装置にお
いて、前記可動サッシュドアの位置を示す第1の信号を
発生するための第1の信号発生手段と、前記バイパス開
口部の非閉塞部分のサイズを示す第2の信号を発生する
ための第2の信号発生手段と、前記第1および第2の信
号発生手段からの第1および第2の信号を受けて前記グ
リル手段の存在による前記バイパス開口部を通る空気の
流通特性への変化を表す補償バイパス開口信号からなる
第3の信号を得るために用いられる制御手段とからな
り、前記制御手段が、前記第1および第3の信号を利用
して前記流通制御手段を制御し前記所定の平均開放面流
速を得ることを特徴としている。
【0027】
【作用】上述の本発明の可変バイパス抵抗を利用したフ
ュームフード開放面流速の制御装置(請求項1)では、
位置検出手段により、可動サッシュドアの位置が検出さ
れてその位置を示す位置信号が発生され、第1のサイズ
決定手段により、位置検出手段からの位置信号に応じて
前面開口部の非被覆部分のサイズが決定される。
ュームフード開放面流速の制御装置(請求項1)では、
位置検出手段により、可動サッシュドアの位置が検出さ
れてその位置を示す位置信号が発生され、第1のサイズ
決定手段により、位置検出手段からの位置信号に応じて
前面開口部の非被覆部分のサイズが決定される。
【0028】また、第2のサイズ決定手段により、位置
検出手段からの位置信号に応じてバイパス開口部の非閉
塞部分のサイズが決定されるとともに、その決定された
サイズを流通係数によって調整してグリル手段による空
気の流通に対する抵抗が補償されてバイパス開口部の非
閉塞部分の有効サイズが決定される。さらに、実流速測
定手段により、排気ダクトを通る空気の実際の流速が測
定され排気ダクトを通る空気の実際の流速を示す実流速
信号が発生され、調整手段により、制御手段から受ける
制御信号に応じて排気ダクトを通る空気の流速が変えら
れる。
検出手段からの位置信号に応じてバイパス開口部の非閉
塞部分のサイズが決定されるとともに、その決定された
サイズを流通係数によって調整してグリル手段による空
気の流通に対する抵抗が補償されてバイパス開口部の非
閉塞部分の有効サイズが決定される。さらに、実流速測
定手段により、排気ダクトを通る空気の実際の流速が測
定され排気ダクトを通る空気の実際の流速を示す実流速
信号が発生され、調整手段により、制御手段から受ける
制御信号に応じて排気ダクトを通る空気の流速が変えら
れる。
【0029】そして、制御手段により、第1のサイズ決
定手段からの前面開口部の非被覆部分のサイズ,第2の
サイズ決定手段からのバイパス開口部の非閉塞部分の有
効サイズおよび実流速測定手段からの実流速信号に応じ
て調節手段が制御され、前面開口部の非被覆部分を通る
空気の流速が所定の平均開放面流速に維持されるが、こ
のとき、所望の流速信号と実流速測定手段からの実流速
信号とを比較して誤差が存在する場合にはその誤差を示
す誤差信号が発生され、さらに誤差信号を選択的に所定
の最小値に減少させるために制御信号が発生されて調節
手段に出力される。
定手段からの前面開口部の非被覆部分のサイズ,第2の
サイズ決定手段からのバイパス開口部の非閉塞部分の有
効サイズおよび実流速測定手段からの実流速信号に応じ
て調節手段が制御され、前面開口部の非被覆部分を通る
空気の流速が所定の平均開放面流速に維持されるが、こ
のとき、所望の流速信号と実流速測定手段からの実流速
信号とを比較して誤差が存在する場合にはその誤差を示
す誤差信号が発生され、さらに誤差信号を選択的に所定
の最小値に減少させるために制御信号が発生されて調節
手段に出力される。
【0030】なお、流通係数は0よりも大きく且つ1以
下の値とされ(請求項2)、バイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを変える各位置に可動サッシュドアを移動さ
せて制御動作を行ないながら流通係数の調節と所定の開
放面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なった
後、ずれを所望の最小値に減らすように流通係数の値を
最適化することにより、流通係数が定められる(請求項
3)。
下の値とされ(請求項2)、バイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを変える各位置に可動サッシュドアを移動さ
せて制御動作を行ないながら流通係数の調節と所定の開
放面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なった
後、ずれを所望の最小値に減らすように流通係数の値を
最適化することにより、流通係数が定められる(請求項
3)。
【0031】また、上述の本発明の可変バイパス抵抗を
利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求項
4)では、位置決定手段により、可動サッシュドアの位
置が決定されその位置を示す位置信号が発生され、演算
手段により、位置決定手段からの位置信号とメモリ手段
に記憶されているフュームフードの構造および運転パラ
メータに関するデータとに応じて前面開口部の非被覆部
分のサイズが決定されるととに、位置決定手段からの位
置信号とメモリ手段におけるデータとに応じてバイパス
開口部の非閉塞部分のサイズが算出される。
利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求項
4)では、位置決定手段により、可動サッシュドアの位
置が決定されその位置を示す位置信号が発生され、演算
手段により、位置決定手段からの位置信号とメモリ手段
に記憶されているフュームフードの構造および運転パラ
メータに関するデータとに応じて前面開口部の非被覆部
分のサイズが決定されるととに、位置決定手段からの位
置信号とメモリ手段におけるデータとに応じてバイパス
開口部の非閉塞部分のサイズが算出される。
【0032】このとき、演算手段により、流通係数にて
バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを変えてバイパス
開口部の非閉塞部分の有効サイズが提供されるととも
に、前面開口部の非被覆部分のサイズとバイパス開口部
の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効開口サ
イズが求められ、その合計有効開口サイズを利用して流
通制御手段が制御されるので、所定の平均開放面流速を
得ることができる。
バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを変えてバイパス
開口部の非閉塞部分の有効サイズが提供されるととも
に、前面開口部の非被覆部分のサイズとバイパス開口部
の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効開口サ
イズが求められ、その合計有効開口サイズを利用して流
通制御手段が制御されるので、所定の平均開放面流速を
得ることができる。
【0033】なお、流通制御手段としては、可変速送風
機の運転速度を変えるためのコントローラ(請求項5)
や、フュームフードの排気ダクト内の空気の流通を制御
するために用いられる可変位置ダンパ手段の位置を調節
するためのコントローラ(請求項6)を用いることがで
きる。さらに、上述の本発明の可変バイパス抵抗を利用
したフュームフード開放面流速の制御方法(請求項7)
では、可動サッシュドアの位置を決定してその位置を示
す位置信号を発生し、位置信号と演算手段のメモリ手段
に記憶されているフュームフードの構造および運転パラ
メータに関するデータとに応じて前面開口部の非被覆部
分のサイズを決定し、位置信号とメモリ手段におけるデ
ータとに応じてバイパス開口部の非閉塞部分のサイズを
決定し、流通係数をバイパス開口部の非閉塞部分のサイ
ズに適用してバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズ
を提供し、前面開口部の非被覆部分のサイズとバイパス
開口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効
開口サイズを求め、その合計有効開口サイズを利用して
流通制御手段を制御することにより、所定の平均開放面
流速を得ることができる。
機の運転速度を変えるためのコントローラ(請求項5)
や、フュームフードの排気ダクト内の空気の流通を制御
するために用いられる可変位置ダンパ手段の位置を調節
するためのコントローラ(請求項6)を用いることがで
きる。さらに、上述の本発明の可変バイパス抵抗を利用
したフュームフード開放面流速の制御方法(請求項7)
では、可動サッシュドアの位置を決定してその位置を示
す位置信号を発生し、位置信号と演算手段のメモリ手段
に記憶されているフュームフードの構造および運転パラ
メータに関するデータとに応じて前面開口部の非被覆部
分のサイズを決定し、位置信号とメモリ手段におけるデ
ータとに応じてバイパス開口部の非閉塞部分のサイズを
決定し、流通係数をバイパス開口部の非閉塞部分のサイ
ズに適用してバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズ
を提供し、前面開口部の非被覆部分のサイズとバイパス
開口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効
開口サイズを求め、その合計有効開口サイズを利用して
流通制御手段を制御することにより、所定の平均開放面
流速を得ることができる。
【0034】なお、流通係数は、0よりも大きく且つ1
以下の値で、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズによ
って乗算され(請求項8)、バイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを変える各位置に可動サッシュドアを移動さ
せて制御動作を行ないながら流通係数の調節と所定の開
放面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なった
後、ずれを所望の最小値に減らすように流通係数の値を
最適化することにより、流通係数が定められる(請求項
9)。
以下の値で、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズによ
って乗算され(請求項8)、バイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを変える各位置に可動サッシュドアを移動さ
せて制御動作を行ないながら流通係数の調節と所定の開
放面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なった
後、ずれを所望の最小値に減らすように流通係数の値を
最適化することにより、流通係数が定められる(請求項
9)。
【0035】また、上述の本発明の可変バイパス抵抗を
利用したフュームフード開放面流速の制御方法(請求項
10)では、可動サッシュドアの位置を決定してその可
動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生し、演算手
段により位置信号とメモリ手段に記憶されている構造パ
ラメータに関するデータとを利用して前面開口部の非被
覆部分のサイズを決定し、位置信号とメモリ手段におけ
るデータとを利用してバイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを決定した後、当該サイズを流通係数によって変え
ることによりグリル手段による空気の流通に対する抵抗
を補償してバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズを
求め、前面開口部の非被覆部分のサイズとバイパス開口
部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効開口
サイズを求め、排気ダクトを通る空気の実際の流速を測
定し、測定された実際の流速と合計有効開口サイズとに
応じて排気ダクトを通る空気の流通状態を変えることに
より、所定の平均開放面流速を得ることができる。
利用したフュームフード開放面流速の制御方法(請求項
10)では、可動サッシュドアの位置を決定してその可
動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生し、演算手
段により位置信号とメモリ手段に記憶されている構造パ
ラメータに関するデータとを利用して前面開口部の非被
覆部分のサイズを決定し、位置信号とメモリ手段におけ
るデータとを利用してバイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを決定した後、当該サイズを流通係数によって変え
ることによりグリル手段による空気の流通に対する抵抗
を補償してバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズを
求め、前面開口部の非被覆部分のサイズとバイパス開口
部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効開口
サイズを求め、排気ダクトを通る空気の実際の流速を測
定し、測定された実際の流速と合計有効開口サイズとに
応じて排気ダクトを通る空気の流通状態を変えることに
より、所定の平均開放面流速を得ることができる。
【0036】なお、流通係数は0よりも大きく且つ1以
下の値とされ(請求項11)、バイパス開口部の非閉塞
部分のサイズを流通係数で乗算して変えることができる
(請求項12)。また、上述の本発明の可変バイパス抵
抗を利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請
求項13)では、位置信号発生手段により、可動サッシ
ュドアの位置を示す位置信号が発生され、制御手段によ
り、位置信号発生手段からの位置信号に応じて前面開口
部の非被覆部分のサイズとバイパス開口部の非閉塞部分
のサイズとが決定される。
下の値とされ(請求項11)、バイパス開口部の非閉塞
部分のサイズを流通係数で乗算して変えることができる
(請求項12)。また、上述の本発明の可変バイパス抵
抗を利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請
求項13)では、位置信号発生手段により、可動サッシ
ュドアの位置を示す位置信号が発生され、制御手段によ
り、位置信号発生手段からの位置信号に応じて前面開口
部の非被覆部分のサイズとバイパス開口部の非閉塞部分
のサイズとが決定される。
【0037】そして、制御手段により、流通係数によっ
てバイパス開口部の非閉塞部分のサイズが変更されて、
グリル手段の存在による流通特性の変化が補償されると
ともに、位置信号発生手段からの位置信号とバイパス開
口部の非閉塞部分の変更後のサイズとから合計有効開口
サイズを示す信号が発生されて流通制御手段が制御され
ることにより、合計有効開口サイズを示す信号を利用し
て所定の平均開放面流速を得ることができる。
てバイパス開口部の非閉塞部分のサイズが変更されて、
グリル手段の存在による流通特性の変化が補償されると
ともに、位置信号発生手段からの位置信号とバイパス開
口部の非閉塞部分の変更後のサイズとから合計有効開口
サイズを示す信号が発生されて流通制御手段が制御され
ることにより、合計有効開口サイズを示す信号を利用し
て所定の平均開放面流速を得ることができる。
【0038】さらに、上述の本発明の可変バイパス抵抗
を利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求
項14)では、信号発生手段により、可動サッシュドア
の位置とバイパス開口部の非閉塞部分のサイズを示す信
号とが発生され、制御手段により、信号発生手段からの
信号を受けてグリル手段の存在によるバイパス開口部を
通る空気の流通特性への変化を表す補償バイパス開口信
号が発生されう。
を利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求
項14)では、信号発生手段により、可動サッシュドア
の位置とバイパス開口部の非閉塞部分のサイズを示す信
号とが発生され、制御手段により、信号発生手段からの
信号を受けてグリル手段の存在によるバイパス開口部を
通る空気の流通特性への変化を表す補償バイパス開口信
号が発生されう。
【0039】そして、制御手段により、信号発生手段か
らの信号と補償バイパス開口信号とを利用して流通制御
手段が制御されて、所定の平均開放面流速を得ることが
できる。またさらに、上述の本発明の可変バイパス抵抗
を利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求
項15)では、第1の信号発生手段により、可動サッシ
ュドアの位置を示す第1の信号が発生されるとともに、
第2の信号発生手段により、バイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを示す第2の信号が発生され、制御手段によ
り、第1および第2の信号発生手段からの第1および第
2の信号を受けてグリル手段の存在によるバイパス開口
部を通る空気の流通特性への変化を表す補償バイパス開
口信号からなる第3の信号が得られる。
らの信号と補償バイパス開口信号とを利用して流通制御
手段が制御されて、所定の平均開放面流速を得ることが
できる。またさらに、上述の本発明の可変バイパス抵抗
を利用したフュームフード開放面流速の制御装置(請求
項15)では、第1の信号発生手段により、可動サッシ
ュドアの位置を示す第1の信号が発生されるとともに、
第2の信号発生手段により、バイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを示す第2の信号が発生され、制御手段によ
り、第1および第2の信号発生手段からの第1および第
2の信号を受けてグリル手段の存在によるバイパス開口
部を通る空気の流通特性への変化を表す補償バイパス開
口信号からなる第3の信号が得られる。
【0040】そして、制御手段により、第1および第3
の信号を利用して流通制御手段が制御され、所定の平均
開放面流速を得ることができる。
の信号を利用して流通制御手段が制御され、所定の平均
開放面流速を得ることができる。
【0041】
【実施例】さて、フュームフードの開口部の非被覆部分
を通って流入する空気の流速を所定の平均開放面流速に
するのに必要な位置にダンパを制御したり、または、フ
ュームフードの開口部の非被覆部分を通って流入する空
気の流速を所定の平均開放面流速にするのに必要な回転
速度となるように送風機を制御したりすることによって
排気ダクトを通って吸入すべき空気の流量を求めるに
は、バイパス開口部が設けられているならばそのバイパ
ス開口部を通って流入する空気の流量を考慮に入れなけ
ればならない。
を通って流入する空気の流速を所定の平均開放面流速に
するのに必要な位置にダンパを制御したり、または、フ
ュームフードの開口部の非被覆部分を通って流入する空
気の流速を所定の平均開放面流速にするのに必要な回転
速度となるように送風機を制御したりすることによって
排気ダクトを通って吸入すべき空気の流量を求めるに
は、バイパス開口部が設けられているならばそのバイパ
ス開口部を通って流入する空気の流量を考慮に入れなけ
ればならない。
【0042】所望の平均開放面流速を得るのに必要な空
気の合計流量を計算する場合には、いつも覆われていな
い開口部分(非被覆部分)のサイズだけに基づいてお
り、バイパス開口部が重ねられて設けられたグリル手段
をそなえている場合には、塞がれていないバイパス開口
部(非閉塞部分)が計算を不正確にする可能性があるこ
とを念頭におくべきである。これは、グリル手段が設け
られていなければ起こらない何らかの抵抗がグリル手段
によって空気の流れに対して与えられるからである。
気の合計流量を計算する場合には、いつも覆われていな
い開口部分(非被覆部分)のサイズだけに基づいてお
り、バイパス開口部が重ねられて設けられたグリル手段
をそなえている場合には、塞がれていないバイパス開口
部(非閉塞部分)が計算を不正確にする可能性があるこ
とを念頭におくべきである。これは、グリル手段が設け
られていなければ起こらない何らかの抵抗がグリル手段
によって空気の流れに対して与えられるからである。
【0043】以下、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1は本発明に係わる装置の概略ブロック図で
あり、この図1には、ビルの暖房,換気および空調用監
視制御システムのルームコントローラと組み合わされた
例が示されている。この図1には、ルームコントローラ
(Room Controller)22,排気コントローラ(Exhaust C
ontroller)24および主コントロール盤(Main Control
Console)26に連係されている数台のフュームフードコ
ントローラ(Fume Hood Controller#1〜#6;フュームフ
ード開放面流速の制御装置)20が示されている。
明する。図1は本発明に係わる装置の概略ブロック図で
あり、この図1には、ビルの暖房,換気および空調用監
視制御システムのルームコントローラと組み合わされた
例が示されている。この図1には、ルームコントローラ
(Room Controller)22,排気コントローラ(Exhaust C
ontroller)24および主コントロール盤(Main Control
Console)26に連係されている数台のフュームフードコ
ントローラ(Fume Hood Controller#1〜#6;フュームフ
ード開放面流速の制御装置)20が示されている。
【0044】これらのフュームフードコントローラ20
は、ルームコントローラ22や多芯ケーブル等で構成可
能な回線28で示される研究所内通信網中の排気コント
ローラ24や主コントロール盤26と連係されている。
これらのルームコントローラ22,排気コントローラ2
4および主コントロール盤26は、フュームフードをそ
なえた研究室があるビルの主HVAC(暖房・換気・空
調制御)システムの一部を成しているのが普通である。
フュームフードコントローラ20には、線路30を通っ
て電力が供給され、この電力は変圧器32等により適切
な電圧に調整されている。
は、ルームコントローラ22や多芯ケーブル等で構成可
能な回線28で示される研究所内通信網中の排気コント
ローラ24や主コントロール盤26と連係されている。
これらのルームコントローラ22,排気コントローラ2
4および主コントロール盤26は、フュームフードをそ
なえた研究室があるビルの主HVAC(暖房・換気・空
調制御)システムの一部を成しているのが普通である。
フュームフードコントローラ20には、線路30を通っ
て電力が供給され、この電力は変圧器32等により適切
な電圧に調整されている。
【0045】このルームコントローラ22としては、少
なくとも部屋への送風量を変えられる型式のものが好ま
しく、「ランディス・アンド・ギア・パワーズ・システ
ム600 SCU コントローラ」を使用することがで
きる。このルームコントローラ22は、研究所内通信網
(以下「LAN回線」と呼ぶ場合もある)28を介して
交信可能である。好ましくはルームコントローラ22は
「システム 600SCU コントローラ」であって、
これは市場で入手可能な公知のコントローラであって、
それについては非常に詳細な説明書がある。具体例とし
ては、「システム 600 SCU コントローラ」用
ユーザ用参照マニュアル(資料番号125−1753)
が挙げられる。
なくとも部屋への送風量を変えられる型式のものが好ま
しく、「ランディス・アンド・ギア・パワーズ・システ
ム600 SCU コントローラ」を使用することがで
きる。このルームコントローラ22は、研究所内通信網
(以下「LAN回線」と呼ぶ場合もある)28を介して
交信可能である。好ましくはルームコントローラ22は
「システム 600SCU コントローラ」であって、
これは市場で入手可能な公知のコントローラであって、
それについては非常に詳細な説明書がある。具体例とし
ては、「システム 600 SCU コントローラ」用
ユーザ用参照マニュアル(資料番号125−1753)
が挙げられる。
【0046】前記ルームコントローラ22は、各フュー
ムフードコントローラ20から回線81を介して信号を
受ける。これらの信号は、各フュームフードコントロー
ラ20によって排気されている空気の流量を示すアナロ
グ入力信号と、フュームフードの排気部から離れた位置
に設けられている主排気装置を通って排気されている空
気の流量を示す排気流センサからの対応する信号とを含
む。
ムフードコントローラ20から回線81を介して信号を
受ける。これらの信号は、各フュームフードコントロー
ラ20によって排気されている空気の流量を示すアナロ
グ入力信号と、フュームフードの排気部から離れた位置
に設けられている主排気装置を通って排気されている空
気の流量を示す排気流センサからの対応する信号とを含
む。
【0047】これらの信号は、基準スペースに対する研
究室内の気圧(差圧)を示す差圧センサ29からの信号
とともに、研究室内の気圧を基準スペースよりも僅かに
低い圧力、好ましくは研究室内の気圧を基準スペースの
気圧よりも低い望ましい圧力にする約0.05〜約0.
1インチ水圧の範囲に維持するのに必要な流量に空気の
供給量を制御することをルームコントローラ22に可能
にする。
究室内の気圧(差圧)を示す差圧センサ29からの信号
とともに、研究室内の気圧を基準スペースよりも僅かに
低い圧力、好ましくは研究室内の気圧を基準スペースの
気圧よりも低い望ましい圧力にする約0.05〜約0.
1インチ水圧の範囲に維持するのに必要な流量に空気の
供給量を制御することをルームコントローラ22に可能
にする。
【0048】しかしながら、この気圧は研究室内の人達
が緊急時に避難するために出入口のドアを開けるのを妨
げるほど低くはない。出入口のドアは研究室から外側に
開く場合にはなおさらである。また、出入口のドアが内
側に開く場合には、差圧によって過大な力がドアに作用
してドアを開けてしまうほどその差圧は大きくないもの
とする。
が緊急時に避難するために出入口のドアを開けるのを妨
げるほど低くはない。出入口のドアは研究室から外側に
開く場合にはなおさらである。また、出入口のドアが内
側に開く場合には、差圧によって過大な力がドアに作用
してドアを開けてしまうほどその差圧は大きくないもの
とする。
【0049】前記研究室と基準スペースとの間の壁に形
成した適切な穴または開口内に前記差圧センサ29を設
けて片側における圧力に対する反対側の圧力を測定する
のが好ましい。また、前記開口を通って流通する空気の
流速(両スペース間の圧力差に正比例するもの)を測定
する流速センサを設けることも可能である。勿論、基準
スペースに比較して研究室の圧力が低いことは空気が研
究室内に流入することを意味し、従って、その流入空気
を検知することも可能である。
成した適切な穴または開口内に前記差圧センサ29を設
けて片側における圧力に対する反対側の圧力を測定する
のが好ましい。また、前記開口を通って流通する空気の
流速(両スペース間の圧力差に正比例するもの)を測定
する流速センサを設けることも可能である。勿論、基準
スペースに比較して研究室の圧力が低いことは空気が研
究室内に流入することを意味し、従って、その流入空気
を検知することも可能である。
【0050】次に、図2を参照すると、この図2は、正
面図として示されている操作パネルに接続された状態を
示す、本実施例のフュームフードコントローラ(フュー
ムフード開放面流速の制御装置)のブロック図であり、
この図2では、入出力コネクタポートを特定してフュー
ムフードコントローラ20が示されており、このフュー
ムフードコントローラ20は操作パネル34に接続され
ている。
面図として示されている操作パネルに接続された状態を
示す、本実施例のフュームフードコントローラ(フュー
ムフード開放面流速の制御装置)のブロック図であり、
この図2では、入出力コネクタポートを特定してフュー
ムフードコントローラ20が示されており、このフュー
ムフードコントローラ20は操作パネル34に接続され
ている。
【0051】各フュームフードには、それぞれフューム
フードコントローラ20がそなえられ、且つ、操作パネ
ル34がフュームフードコントローラ20毎に設けられ
ている。各フュームフードには、それぞれ操作パネル3
4が設けられ、好ましくは8本の芯線を含む多芯ケーブ
ルから成る回線36によってフュームフードコントロー
ラ20と連係されている。
フードコントローラ20がそなえられ、且つ、操作パネ
ル34がフュームフードコントローラ20毎に設けられ
ている。各フュームフードには、それぞれ操作パネル3
4が設けられ、好ましくは8本の芯線を含む多芯ケーブ
ルから成る回線36によってフュームフードコントロー
ラ20と連係されている。
【0052】各操作パネル34は、例えば6本ワイヤ用
RJ11型電話器ジャックのようなコネクタ38を有
し、最初の設置時にフュームフードの構造または運転に
係わる情報を入力したり、または、必要に応じて幾つか
の操作パラメータを変更する目的でラップトップ型パー
ソナルコンピュータ等の手持ち型端末装置(HHT:Ha
nd Held Terminal)をコネクタ38に接続することがで
きる。なお、操作パネル34は、フュームフードで作業
している者が容易に見ることのできるフュームフード上
の適当な箇所に設けることが好ましい。
RJ11型電話器ジャックのようなコネクタ38を有
し、最初の設置時にフュームフードの構造または運転に
係わる情報を入力したり、または、必要に応じて幾つか
の操作パラメータを変更する目的でラップトップ型パー
ソナルコンピュータ等の手持ち型端末装置(HHT:Ha
nd Held Terminal)をコネクタ38に接続することがで
きる。なお、操作パネル34は、フュームフードで作業
している者が容易に見ることのできるフュームフード上
の適当な箇所に設けることが好ましい。
【0053】また、フュームフードコントローラ20毎
に設けられる各操作パネル34には、選択的な動作指令
を受けたときに、平均開放面流速を示す3桁の数字42
を含むフュームフードの様々な運転状況を視認できるよ
うに示す液晶ディスプレイ40がそなえられている。こ
の液晶ディスプレイ40は、開放面流速下限(Low Face
Velocity),開放面流速上限(High Face Velocity)および
緊急状態(Emergency)並びにコントローラ20の故障(Ge
neral Failure) を表示する。
に設けられる各操作パネル34には、選択的な動作指令
を受けたときに、平均開放面流速を示す3桁の数字42
を含むフュームフードの様々な運転状況を視認できるよ
うに示す液晶ディスプレイ40がそなえられている。こ
の液晶ディスプレイ40は、開放面流速下限(Low Face
Velocity),開放面流速上限(High Face Velocity)および
緊急状態(Emergency)並びにコントローラ20の故障(Ge
neral Failure) を表示する。
【0054】さらに、操作パネル34には、アラーム表
示部44や、事故時にフュームフードを排気するために
利用者が押下することのできる緊急パージ用スイッチ4
6が取り付けられている。また、運転の昼/夜モードを
含む利用者の様々な必要性に応じて使用可能な補助スイ
ッチ48が操作パネル34に2個設けられている。これ
は、研究室では夜間作業している者がおらず夜に平均開
放面流速を下げることによって省エネルギをはかること
ができるからである。なお、アラームを消すためにアラ
ーム取消スイッチ50も設けられている。
示部44や、事故時にフュームフードを排気するために
利用者が押下することのできる緊急パージ用スイッチ4
6が取り付けられている。また、運転の昼/夜モードを
含む利用者の様々な必要性に応じて使用可能な補助スイ
ッチ48が操作パネル34に2個設けられている。これ
は、研究室では夜間作業している者がおらず夜に平均開
放面流速を下げることによって省エネルギをはかること
ができるからである。なお、アラームを消すためにアラ
ーム取消スイッチ50も設けられている。
【0055】フュームフードは、サッシュドアが一枚の
ものや複数枚のもの、サッシュドアが上下方向,水平方
向または両方向に移動可能なものを含んで、形,大きさ
および構造が様々なものが入手可能である。さらに、バ
イパスフローの流量、即ち、設計がそうであるようにサ
ッシュドアが全部完全に閉じられた時でも存在する開口
を通る空気の流量がそれぞれ異なる様々なフュームフー
ドがある。他の設計上の配慮としては、運転中、煙霧を
フード内に閉じ込めるためにフュームフード中に何らか
のフィルタ手段を設けるべきかどうかという点がある。
フュームフードの制御を能率的かつ効果的なものにする
ためには、これらの配慮の多くを念頭に置かなければな
らないが、前記の設計上の変数を実質的にすべて考慮し
て制御装置を設計することは可能であり、それによりフ
ュームフードの換気を効果的かつ極めて迅速に実施する
ことができる。
ものや複数枚のもの、サッシュドアが上下方向,水平方
向または両方向に移動可能なものを含んで、形,大きさ
および構造が様々なものが入手可能である。さらに、バ
イパスフローの流量、即ち、設計がそうであるようにサ
ッシュドアが全部完全に閉じられた時でも存在する開口
を通る空気の流量がそれぞれ異なる様々なフュームフー
ドがある。他の設計上の配慮としては、運転中、煙霧を
フード内に閉じ込めるためにフュームフード中に何らか
のフィルタ手段を設けるべきかどうかという点がある。
フュームフードの制御を能率的かつ効果的なものにする
ためには、これらの配慮の多くを念頭に置かなければな
らないが、前記の設計上の変数を実質的にすべて考慮し
て制御装置を設計することは可能であり、それによりフ
ュームフードの換気を効果的かつ極めて迅速に実施する
ことができる。
【0056】次に、図3を参照すると、この図3は上下
方向に移動可能なサッシュドアと前面上側に位置してグ
リルが重ねられているバイパス開口部とをそなえた代表
的なフュームフードの前面の概略立面図であり、この図
3には、全体として符号60で示すフュームフードが図
示されている。このフュームフード60は、上下方向に
操作されるサッシュドア62を有し、このサッシュドア
62を動かしてフュームフード60へ手や体を入れるこ
とを可能にしたり、また図示されているようにほぼ完全
に閉めた位置に動かすことができる。また、符号62で
示すようなサッシュドアが完全に閉められた状態でも、
空気が流通しうるフュームフード60に連なるある大き
さ(サイズ)の開口63が残るように、通常、フューム
フード60は設計されている。この開口63は、普通、
バイパス開口部と呼ばれ、フュームフード60への空気
の流通を制御する場合にこのバイパス開口部の効果が発
揮されるように設計される。バイパス開口部をサッシュ
ドアの上側に設けたフュームフードや下側に設けたフュ
ームフードがある。ある種のフュームフードにおいて
は、サッシュドアを動かすと最初は、例えば図3に示す
ように、サッシュドア62の下側の開口部が大きくなる
が、サッシュドア62が上げられるに伴って、そのサッ
シュドア62がバイパス開口部63を次第に塞いでゆ
き、従って多分サッシュドア62を移動させる過程の最
初の4分の1の間はフュームフード60の合計開口面積
がほぼ一定であって、バイパス開口部63に重ねられて
いるグリル(グリル手段)65の影響は無視されてい
る。
方向に移動可能なサッシュドアと前面上側に位置してグ
リルが重ねられているバイパス開口部とをそなえた代表
的なフュームフードの前面の概略立面図であり、この図
3には、全体として符号60で示すフュームフードが図
示されている。このフュームフード60は、上下方向に
操作されるサッシュドア62を有し、このサッシュドア
62を動かしてフュームフード60へ手や体を入れるこ
とを可能にしたり、また図示されているようにほぼ完全
に閉めた位置に動かすことができる。また、符号62で
示すようなサッシュドアが完全に閉められた状態でも、
空気が流通しうるフュームフード60に連なるある大き
さ(サイズ)の開口63が残るように、通常、フューム
フード60は設計されている。この開口63は、普通、
バイパス開口部と呼ばれ、フュームフード60への空気
の流通を制御する場合にこのバイパス開口部の効果が発
揮されるように設計される。バイパス開口部をサッシュ
ドアの上側に設けたフュームフードや下側に設けたフュ
ームフードがある。ある種のフュームフードにおいて
は、サッシュドアを動かすと最初は、例えば図3に示す
ように、サッシュドア62の下側の開口部が大きくなる
が、サッシュドア62が上げられるに伴って、そのサッ
シュドア62がバイパス開口部63を次第に塞いでゆ
き、従って多分サッシュドア62を移動させる過程の最
初の4分の1の間はフュームフード60の合計開口面積
がほぼ一定であって、バイパス開口部63に重ねられて
いるグリル(グリル手段)65の影響は無視されてい
る。
【0057】別の種類のフュームフードには、図4およ
び図5に示すような水平方向に移動可能なサッシュドア
66を複数枚設けたフュームフード64もあり、これら
のサッシュドア66は、上下にそれぞれ一対ずつ設けら
れた隣接する溝68中を移動できるようになっている。
これらのサッシュドア66を図4,図5に示すように配
置すると、このフュームフード64の開口部は完全に閉
じられるが、利用者はサッシュドア66を水平方向に移
動させてフュームフード64内に手や体の一部を入れる
ことができる。なお、図4は水平方向に移動可能な複数
枚のサッシュドアをそなえた代表的なフュームフードの
前面の概略立面図、図5は図4の5−5線に略沿う断面
図である。
び図5に示すような水平方向に移動可能なサッシュドア
66を複数枚設けたフュームフード64もあり、これら
のサッシュドア66は、上下にそれぞれ一対ずつ設けら
れた隣接する溝68中を移動できるようになっている。
これらのサッシュドア66を図4,図5に示すように配
置すると、このフュームフード64の開口部は完全に閉
じられるが、利用者はサッシュドア66を水平方向に移
動させてフュームフード64内に手や体の一部を入れる
ことができる。なお、図4は水平方向に移動可能な複数
枚のサッシュドアをそなえた代表的なフュームフードの
前面の概略立面図、図5は図4の5−5線に略沿う断面
図である。
【0058】図3〜図5に示す各フュームフード60,
64は、いずれも、排気システム(例えば上記のHVA
C装置の排気システム)に通常は繋がっている排気ダク
ト70を備えている。フュームフード64も符号72で
概略的に示すフィルタ装置を含み、このセンサ51付き
フィルタ装置72は、有毒煙霧や他の汚染物質がフュー
ムフード64から排気システムへ排出されないように動
作する。
64は、いずれも、排気システム(例えば上記のHVA
C装置の排気システム)に通常は繋がっている排気ダク
ト70を備えている。フュームフード64も符号72で
概略的に示すフィルタ装置を含み、このセンサ51付き
フィルタ装置72は、有毒煙霧や他の汚染物質がフュー
ムフード64から排気システムへ排出されないように動
作する。
【0059】次に、図6を参照すると、この図6は、水
平方向と上下方向の両方向に移動可能なサッシュドアを
そなえた代表的な組合せサッシュ式フュームフードの前
面の概略立面図である。この図6には、図4,図5に示
したサッシュドア66に似た水平方向に移動可能なサッ
シュドア76を有する組合せサッシュ式フュームフード
74が示されている。
平方向と上下方向の両方向に移動可能なサッシュドアを
そなえた代表的な組合せサッシュ式フュームフードの前
面の概略立面図である。この図6には、図4,図5に示
したサッシュドア66に似た水平方向に移動可能なサッ
シュドア76を有する組合せサッシュ式フュームフード
74が示されている。
【0060】このフュームフード74は、サッシュドア
76を好適な溝に保持しているフレーム構造体78をそ
なえ、このフレーム構造体78もフュームフード74の
開口部内を上下方向に移動できるようになっている。な
お、図5において、符号94は図8によって後述するア
クチュエータである。また、フレーム構造体78は、下
側部分79aおよび上側部分79bを有して構成されて
いる。
76を好適な溝に保持しているフレーム構造体78をそ
なえ、このフレーム構造体78もフュームフード74の
開口部内を上下方向に移動できるようになっている。な
お、図5において、符号94は図8によって後述するア
クチュエータである。また、フレーム構造体78は、下
側部分79aおよび上側部分79bを有して構成されて
いる。
【0061】図6には破断線73で示された図示を省略
した部分がある。これらの破断線73は、フュームフー
ド74の高さを実際に図面に示されているものよりも大
きくすることが可能で、従ってフレーム構造体78を十
分に上げて利用者がフュームフード74の内部に容易に
手や体の一部を入れることができるようになっている。
した部分がある。これらの破断線73は、フュームフー
ド74の高さを実際に図面に示されているものよりも大
きくすることが可能で、従ってフレーム構造体78を十
分に上げて利用者がフュームフード74の内部に容易に
手や体の一部を入れることができるようになっている。
【0062】また、縦の領域75として示されているグ
リル手段付きバイパス開口部を設けるのが一般的であ
り、約2インチ幅の上側縁部77を設けるのもよくある
例である。この上側縁部77の幅方向の寸法は、開口面
積の計算に対する上側縁部77の影響が考慮に入れられ
るように定めるのが好ましい。なお、図4に示すものに
おいても、例えば図6の符号75で示される部分に相当
する部分(サッシュドアの上部)にグリル手段付きバイ
パス開口部を設けることができる。
リル手段付きバイパス開口部を設けるのが一般的であ
り、約2インチ幅の上側縁部77を設けるのもよくある
例である。この上側縁部77の幅方向の寸法は、開口面
積の計算に対する上側縁部77の影響が考慮に入れられ
るように定めるのが好ましい。なお、図4に示すものに
おいても、例えば図6の符号75で示される部分に相当
する部分(サッシュドアの上部)にグリル手段付きバイ
パス開口部を設けることができる。
【0063】具体的には示されていないが、他のタイプ
のドア組合せ様式も可能で、一例として、フュームフー
ドの開口部の幅方向に沿ってそれぞれ隣接して配設され
た上下方向に移動しうるサッシュドアを多数組み合わ
せ、2枚またはそれ以上のサッシュドアが隣接する溝内
を住宅用地下室の窓と全く同様な状態で上下方向に移動
しうるものが挙げられる。
のドア組合せ様式も可能で、一例として、フュームフー
ドの開口部の幅方向に沿ってそれぞれ隣接して配設され
た上下方向に移動しうるサッシュドアを多数組み合わ
せ、2枚またはそれ以上のサッシュドアが隣接する溝内
を住宅用地下室の窓と全く同様な状態で上下方向に移動
しうるものが挙げられる。
【0064】前述したフュームフードコントローラ20
の一つの重要な特徴により、このフュームフードコント
ローラ20は、前記の通り大きさや構造が多岐に亘るフ
ュームフードを運転するために利用可能であり、また、
数台のフュームフードが設置され且つビルのHVACシ
ステムの一部である共通の排気マニホールドに合流する
複数の排気ダクトをそなえた研究室に設置して利用する
ことも可能である。
の一つの重要な特徴により、このフュームフードコント
ローラ20は、前記の通り大きさや構造が多岐に亘るフ
ュームフードを運転するために利用可能であり、また、
数台のフュームフードが設置され且つビルのHVACシ
ステムの一部である共通の排気マニホールドに合流する
複数の排気ダクトをそなえた研究室に設置して利用する
ことも可能である。
【0065】フュームフードというものは独立した設備
であって別個の排気ダクトをフュームフードに取り付け
ることも可能である。フュームフードが1台だけ設置さ
れている場合には、排気ダクトに可変速モータで駆動す
る送風機(調節手段)を取り付けてモータ即ち送風機の
回転速度を可変制御してフュームフードを通る空気の流
通を調節することを可能にしているのが一般的である。
であって別個の排気ダクトをフュームフードに取り付け
ることも可能である。フュームフードが1台だけ設置さ
れている場合には、排気ダクトに可変速モータで駆動す
る送風機(調節手段)を取り付けてモータ即ち送風機の
回転速度を可変制御してフュームフードを通る空気の流
通を調節することを可能にしているのが一般的である。
【0066】また、特に一か所に複数のフュームフード
が設置されている場合には、各フュームフードの排気ダ
クトを1つまたはそれ以上の排気マニホールドに合流さ
せ、このマニホールドシステムに大形の送風機を1台だ
け設けることもできる。このようなタイプの設備におい
ては、各フュームフードの排気ダクト中に別個のダンパ
(調節手段)を設けることによって各フュームフードを
制御することが可能であって、従って各フュームフード
に設置されたダンパの開度を適切に調節することによっ
て空気の流れの変動を制御することができる。
が設置されている場合には、各フュームフードの排気ダ
クトを1つまたはそれ以上の排気マニホールドに合流さ
せ、このマニホールドシステムに大形の送風機を1台だ
け設けることもできる。このようなタイプの設備におい
ては、各フュームフードの排気ダクト中に別個のダンパ
(調節手段)を設けることによって各フュームフードを
制御することが可能であって、従って各フュームフード
に設置されたダンパの開度を適切に調節することによっ
て空気の流れの変動を制御することができる。
【0067】フュームフードコントローラ20は、市販
されている様々な種類の形状のフュームフードの実質的
にあらゆるものを制御するのに使用可能で、この目的の
ために、フュームフードコントローラ20に対して使用
しうる種々のコネクタに接続可能な多数の入力および出
力ポート(本明細書では、回線,コネクタおよび結線を
すべて均等に行なえる)をそなえている。
されている様々な種類の形状のフュームフードの実質的
にあらゆるものを制御するのに使用可能で、この目的の
ために、フュームフードコントローラ20に対して使用
しうる種々のコネクタに接続可能な多数の入力および出
力ポート(本明細書では、回線,コネクタおよび結線を
すべて均等に行なえる)をそなえている。
【0068】図2に示されているように、このフューム
フードコントローラ20は、上記のような排気ダンパ
〔Exhaust Damper(Pneumatic) 〕に取り付けたディジタ
ル信号/アナログ圧力変換器とインタフェースしている
ディジタル出力ポート即ちDOポートを備えているが、
可変速ファン駆動装置〔Variable Speed Fan Drive(0-1
0vdc) 〕が前記のように設けられている場合にはその駆
動装置を制御するためにアナログ電圧出力ポート(AO
ポート)を設ける。
フードコントローラ20は、上記のような排気ダンパ
〔Exhaust Damper(Pneumatic) 〕に取り付けたディジタ
ル信号/アナログ圧力変換器とインタフェースしている
ディジタル出力ポート即ちDOポートを備えているが、
可変速ファン駆動装置〔Variable Speed Fan Drive(0-1
0vdc) 〕が前記のように設けられている場合にはその駆
動装置を制御するためにアナログ電圧出力ポート(AO
ポート)を設ける。
【0069】また、フュームフードコントローラ20に
は、水平方向と上下方向の両方向に移動可能なサッシュ
ドアの位置を検知するために用いられるサッシュドア位
置センサ〔Sash Position Sensor #1 〜#5 (#1は垂直方
向サッシュ(Vertical Sash)用,#2〜#5は水平方向サッ
シュ(Hor. Sash)〕用の5個のアナログ入力ポート(A
Iポート)や、排気流センサ(Exhaust Air Flow Senso
r,実流速測定手段) 49との接続のための1個のアナ
ログ入力ポート(AIポート)が設けられている。
は、水平方向と上下方向の両方向に移動可能なサッシュ
ドアの位置を検知するために用いられるサッシュドア位
置センサ〔Sash Position Sensor #1 〜#5 (#1は垂直方
向サッシュ(Vertical Sash)用,#2〜#5は水平方向サッ
シュ(Hor. Sash)〕用の5個のアナログ入力ポート(A
Iポート)や、排気流センサ(Exhaust Air Flow Senso
r,実流速測定手段) 49との接続のための1個のアナ
ログ入力ポート(AIポート)が設けられている。
【0070】さらに、フュームフードコントローラ20
には、室外(Outside Room)の遠隔緊急スイッチ(Remote
Emergency Switch) 51からの信号を入力するためのデ
ィジタル入力ポート(DIポート)が1個設けられ、遠
隔警報信号(Remote Alarm Horn) を出力するためのディ
ジタル出力ポート(DOポート),補助信号(Auxilliar
y DO) を出力するためのディジタル出力ポート(DOポ
ート)および補助信号(Auxilliary DI) を入力するため
のディジタル入力ポート(DIポート)が各1個設けら
れている。
には、室外(Outside Room)の遠隔緊急スイッチ(Remote
Emergency Switch) 51からの信号を入力するためのデ
ィジタル入力ポート(DIポート)が1個設けられ、遠
隔警報信号(Remote Alarm Horn) を出力するためのディ
ジタル出力ポート(DOポート),補助信号(Auxilliar
y DO) を出力するためのディジタル出力ポート(DOポ
ート)および補助信号(Auxilliary DI) を入力するため
のディジタル入力ポート(DIポート)が各1個設けら
れている。
【0071】またさらに、フュームフードコントローラ
20には、ルームコントローラ22に一連の流量信号を
送るためにアナログ電圧出力ポート(AOポート,Volu
me To Room Controller)が1個設けられるほか、フィル
タセンサからの信号を入力するためのアナログ入力ポー
ト(AIポート)も1個設けられている。これらの種々
の入力ポート(AIポート,DIポート)および出力ポ
ート(AOポート,DOポート)を設けているので、本
実施例のフュームフードコントローラ20は、実質的に
あらゆるタイプのフュームフードを有効かつ効率的に制
御することが可能である。
20には、ルームコントローラ22に一連の流量信号を
送るためにアナログ電圧出力ポート(AOポート,Volu
me To Room Controller)が1個設けられるほか、フィル
タセンサからの信号を入力するためのアナログ入力ポー
ト(AIポート)も1個設けられている。これらの種々
の入力ポート(AIポート,DIポート)および出力ポ
ート(AOポート,DOポート)を設けているので、本
実施例のフュームフードコントローラ20は、実質的に
あらゆるタイプのフュームフードを有効かつ効率的に制
御することが可能である。
【0072】なお、排気流センサ49が設けられていな
い応用例においては、開放面流速を示す壁面流速センサ
を用いることができ、そのような信号のために入力ポー
トを設けることが可能であるが、そのようなセンサを使
用すると一般に正確さが劣ると考えられるので、好まし
い実施態様とは言えない。以上の説明から、所望の平均
開放面流速を維持するのが望ましい場合であってサッシ
ュドアの位置が変えられる時には、開口部の大きさが大
幅に変わりうるので、前記平均開放面流速を維持するた
めには空気の流量を大きく変える必要性があることが分
かる。サッシュドア位置に基づいて可変流量送風機を制
御することも知られているが、この公知の手段に加え
て、変動に対して迅速に対応しうるように平均開放面流
速を比較的一定に維持する点でコントロールシステムの
能力を飛躍的に改善する別の制御方式を導入することに
よってフュームフードコントローラ20はさらなる改善
をもたらすものである。
い応用例においては、開放面流速を示す壁面流速センサ
を用いることができ、そのような信号のために入力ポー
トを設けることが可能であるが、そのようなセンサを使
用すると一般に正確さが劣ると考えられるので、好まし
い実施態様とは言えない。以上の説明から、所望の平均
開放面流速を維持するのが望ましい場合であってサッシ
ュドアの位置が変えられる時には、開口部の大きさが大
幅に変わりうるので、前記平均開放面流速を維持するた
めには空気の流量を大きく変える必要性があることが分
かる。サッシュドア位置に基づいて可変流量送風機を制
御することも知られているが、この公知の手段に加え
て、変動に対して迅速に対応しうるように平均開放面流
速を比較的一定に維持する点でコントロールシステムの
能力を飛躍的に改善する別の制御方式を導入することに
よってフュームフードコントローラ20はさらなる改善
をもたらすものである。
【0073】サッシュドアの位置を決定するために、図
7,図8および図9に概略的に示されているように、可
動サッシュドアに隣接してサッシュドア位置センサが設
けられている。なお、ここで、図7は複数のドアサッシ
ュ位置指示スイッチ手段の接続図、図8は図7に示すド
アサッシュ位置指示スイッチ手段の断面図、図9はフュ
ームフードのサッシュドアの位置を決定するための電気
回路の概略図である。
7,図8および図9に概略的に示されているように、可
動サッシュドアに隣接してサッシュドア位置センサが設
けられている。なお、ここで、図7は複数のドアサッシ
ュ位置指示スイッチ手段の接続図、図8は図7に示すド
アサッシュ位置指示スイッチ手段の断面図、図9はフュ
ームフードのサッシュドアの位置を決定するための電気
回路の概略図である。
【0074】図8を参照すると、このサッシュドア位置
指示装置(ドアサッシュ位置指示スイッチ手段,サッシ
ュドア位置センサ)は、比較的簡素な機構の細長いスイ
ッチ装置(位置検出手段,位置決定手段,位置信号発生
手段,信号発生手段,第1の信号発生手段)80であっ
て、単位長さ当たりの抵抗が均一で知られる電気絶縁性
インキ(以下、絶縁層という場合もある)84が1本の
線として印刷されている比較的薄いポリエステル基層8
2を含むものであることが好ましい。
指示装置(ドアサッシュ位置指示スイッチ手段,サッシ
ュドア位置センサ)は、比較的簡素な機構の細長いスイ
ッチ装置(位置検出手段,位置決定手段,位置信号発生
手段,信号発生手段,第1の信号発生手段)80であっ
て、単位長さ当たりの抵抗が均一で知られる電気絶縁性
インキ(以下、絶縁層という場合もある)84が1本の
線として印刷されている比較的薄いポリエステル基層8
2を含むものであることが好ましい。
【0075】スイッチ装置80には、別のポリエステル
基層86も設けられており、このポリエステル基層86
には導電性インキ(以下、導電層という場合もある)8
8が1本の線として印刷されている。これらの2つのポ
リエステル基層82および86は各インキ(インキ層)
84,88の線の両側に位置する接着剤ビード90によ
って互いに接着されている。
基層86も設けられており、このポリエステル基層86
には導電性インキ(以下、導電層という場合もある)8
8が1本の線として印刷されている。これらの2つのポ
リエステル基層82および86は各インキ(インキ層)
84,88の線の両側に位置する接着剤ビード90によ
って互いに接着されている。
【0076】これらのポリエステル基層82および86
の厚さは好ましくは約5/1000インチであって、ま
たこれらのビード90の厚さは約2/1000インチが
好ましく、これによって、導電性インキ88の層と絶縁
性インキ84の層との間には空間が形成されている。こ
のスイッチ装置80は接着剤層92によってフュームフ
ードに取り付けられるのが好ましい。
の厚さは好ましくは約5/1000インチであって、ま
たこれらのビード90の厚さは約2/1000インチが
好ましく、これによって、導電性インキ88の層と絶縁
性インキ84の層との間には空間が形成されている。こ
のスイッチ装置80は接着剤層92によってフュームフ
ードに取り付けられるのが好ましい。
【0077】ポリエステル基層82,86は一方が他方
側に移動することを可能にする十分な可撓性を有してい
るので、インキ84,88の層に隣接して位置している
対応するサッシュドアに取り付けられた、好ましくはバ
ネで付勢されたアクチュエータ94に応じて、2つのイ
ンキ84,88の層が接触することになって、サッシュ
ドアが移動すると、アクチュエータ94がスイッチ装置
80に沿って移動して絶縁層84と導電層88との間が
接触することになり、スイッチ装置80の長手方向にお
けるアクチュエータ94の位置を示す電圧出力を発生す
る後述の電気回路によって前記接触が検知される。言い
換えると、アクチュエータ94は、サッシュドアに設け
られているので(例えば図5のサッシュドア66参
照)、サッシュドアの位置を示す電圧を発生させること
になる。
側に移動することを可能にする十分な可撓性を有してい
るので、インキ84,88の層に隣接して位置している
対応するサッシュドアに取り付けられた、好ましくはバ
ネで付勢されたアクチュエータ94に応じて、2つのイ
ンキ84,88の層が接触することになって、サッシュ
ドアが移動すると、アクチュエータ94がスイッチ装置
80に沿って移動して絶縁層84と導電層88との間が
接触することになり、スイッチ装置80の長手方向にお
けるアクチュエータ94の位置を示す電圧出力を発生す
る後述の電気回路によって前記接触が検知される。言い
換えると、アクチュエータ94は、サッシュドアに設け
られているので(例えば図5のサッシュドア66参
照)、サッシュドアの位置を示す電圧を発生させること
になる。
【0078】アクチュエータ94はスイッチ装置80方
向にスプリングで付勢されていることが好ましく、ドア
が移動すると十分な押圧力がスイッチ装置80に付与さ
れて2枚のポリエステル基層82,86を相手側に移動
させ、従って絶縁層84と導電層88とが互いに電気的
に接触し、これが起こると電圧が発生する。スイッチ装
置80の長さを十分にして図3に示すようにサッシュド
ア62の移動方向の全長に亘ってスイッチ装置80が設
けられているようにすれば、サッシュドア62の位置を
正確に決定することが可能である。
向にスプリングで付勢されていることが好ましく、ドア
が移動すると十分な押圧力がスイッチ装置80に付与さ
れて2枚のポリエステル基層82,86を相手側に移動
させ、従って絶縁層84と導電層88とが互いに電気的
に接触し、これが起こると電圧が発生する。スイッチ装
置80の長さを十分にして図3に示すようにサッシュド
ア62の移動方向の全長に亘ってスイッチ装置80が設
けられているようにすれば、サッシュドア62の位置を
正確に決定することが可能である。
【0079】なお、図3および図5においては、スイッ
チ装置80は意識的に略示されている。というのは、実
際には、このスイッチ装置80をサッシュフレーム自体
の内部に設けることが好ましく、従って図示されている
ようには外部からはみることができないからである。当
然、スイッチ装置80の幅や厚さはサッシュドアの操作
には何ら支障とならないように小さくされている。アク
チュエータ94は、サッシュドアに開けた小さい穴の中
に入れたり、または、サッシュドアの一端に外側から取
り付けることも可能で、その場合、そのアクチュエータ
94の取付位置は、スイッチ装置80を作動させる位置
になる。
チ装置80は意識的に略示されている。というのは、実
際には、このスイッチ装置80をサッシュフレーム自体
の内部に設けることが好ましく、従って図示されている
ようには外部からはみることができないからである。当
然、スイッチ装置80の幅や厚さはサッシュドアの操作
には何ら支障とならないように小さくされている。アク
チュエータ94は、サッシュドアに開けた小さい穴の中
に入れたり、または、サッシュドアの一端に外側から取
り付けることも可能で、その場合、そのアクチュエータ
94の取付位置は、スイッチ装置80を作動させる位置
になる。
【0080】図3および図6に示されている上下方向に
移動しうるサッシュドアの場合には、サッシュフレーム
の一方側または反対側にスイッチ装置80を設けるのが
好ましいが、水平方向に移動しうるサッシュドアをそな
えたフュームフードの場合には、前記溝68の上側にス
イッチ装置80を位置させて可動サッシュドアの重さで
スイッチ装置80が作動したりまたはスイッチ装置80
が壊れないようにするのが好ましい。
移動しうるサッシュドアの場合には、サッシュフレーム
の一方側または反対側にスイッチ装置80を設けるのが
好ましいが、水平方向に移動しうるサッシュドアをそな
えたフュームフードの場合には、前記溝68の上側にス
イッチ装置80を位置させて可動サッシュドアの重さで
スイッチ装置80が作動したりまたはスイッチ装置80
が壊れないようにするのが好ましい。
【0081】図9には、位置を示す電圧を発生するのに
好ましい電気回路が示されている。この回路は、1本の
溝の中に設置された2枚のサッシュドアの位置を示す2
種類の電圧をそれぞれ発生するのに用いられる。図5の
断面図を参照すると、2本の水平方向の溝68があり、
これらの溝68それぞれに2枚のサッシュドアが設けら
れ、図9に示されているような回路のスイッチ装置80
が1個ずつそれぞれの溝68に設けられている。これに
より、図示の通り、4枚のサッシュドア66の1枚毎に
別々の電圧が発生するようになっている。
好ましい電気回路が示されている。この回路は、1本の
溝の中に設置された2枚のサッシュドアの位置を示す2
種類の電圧をそれぞれ発生するのに用いられる。図5の
断面図を参照すると、2本の水平方向の溝68があり、
これらの溝68それぞれに2枚のサッシュドアが設けら
れ、図9に示されているような回路のスイッチ装置80
が1個ずつそれぞれの溝68に設けられている。これに
より、図示の通り、4枚のサッシュドア66の1枚毎に
別々の電圧が発生するようになっている。
【0082】接着剤層92によってスイッチ装置80を
フュームフードに取り付けるのが好ましく、アクチュエ
ータ94は、スイッチ装置80をその長手方向の複数の
位置で押圧するのに用いられる。図7を参照すると、図
5に示されている2本の溝68に対して使用しうるよう
な一対のスイッチ装置80が略示されている。それぞれ
の溝68(図7のTRACK A ,TRACK B 参照)には、スイ
ッチ装置80が設けられており、図示されている4個の
矢印はアクチュエータ94による接触点を表し、その接
触が起こると各スイッチ装置80の両端のそれぞれに付
与される信号(SIGNAL1〜4)が発生し、この信号の大小
は、スイッチ装置80の端部とそれに最も近い矢印との
間の距離に比例する電圧を表している。従って、それぞ
れの溝68に位置している2枚のサッシュドア66に関
する位置指示信号を発生するためにスイッチ装置80が
1個設けられている。
フュームフードに取り付けるのが好ましく、アクチュエ
ータ94は、スイッチ装置80をその長手方向の複数の
位置で押圧するのに用いられる。図7を参照すると、図
5に示されている2本の溝68に対して使用しうるよう
な一対のスイッチ装置80が略示されている。それぞれ
の溝68(図7のTRACK A ,TRACK B 参照)には、スイ
ッチ装置80が設けられており、図示されている4個の
矢印はアクチュエータ94による接触点を表し、その接
触が起こると各スイッチ装置80の両端のそれぞれに付
与される信号(SIGNAL1〜4)が発生し、この信号の大小
は、スイッチ装置80の端部とそれに最も近い矢印との
間の距離に比例する電圧を表している。従って、それぞ
れの溝68に位置している2枚のサッシュドア66に関
する位置指示信号を発生するためにスイッチ装置80が
1個設けられている。
【0083】この電圧の発生を行なうのに用いられる回
路の図が図9に示されており、各溝毎に回路が1つずつ
設けられている。絶縁層(絶縁性インクの層)および導
電層(導電性インクの層)はそれぞれ符号84,88で
示され、それらの層84,88はアースに接続されてお
り、また矢印が2個示されており、これらの矢印は前記
2枚の別々のサッシュドアに対応するアクチュエータ9
4のそれぞれによって生じる絶縁層84と導電層88と
の間の接触点を示している。
路の図が図9に示されており、各溝毎に回路が1つずつ
設けられている。絶縁層(絶縁性インクの層)および導
電層(導電性インクの層)はそれぞれ符号84,88で
示され、それらの層84,88はアースに接続されてお
り、また矢印が2個示されており、これらの矢印は前記
2枚の別々のサッシュドアに対応するアクチュエータ9
4のそれぞれによって生じる絶縁層84と導電層88と
の間の接触点を示している。
【0084】図9に示す回路においては、出力端子をP
NPトランジスタ102のベースに接続された演算増幅
器100がそなえられるほか、PNPトランジスタ10
2のエミッタは抵抗器104を介して正の電圧源に接続
されるとともに演算増幅器100の負の入力端子に接続
されている。また、演算増幅器100の正の入力端子
は、好ましくは約5ボルトの正の電圧源に接続されてい
る。さらに、トランジスタ102のコレクタは、絶縁層
84の一端に接続され、サッシュドアの位置を示す電圧
が発生する出力線路106をそなえている。
NPトランジスタ102のベースに接続された演算増幅
器100がそなえられるほか、PNPトランジスタ10
2のエミッタは抵抗器104を介して正の電圧源に接続
されるとともに演算増幅器100の負の入力端子に接続
されている。また、演算増幅器100の正の入力端子
は、好ましくは約5ボルトの正の電圧源に接続されてい
る。さらに、トランジスタ102のコレクタは、絶縁層
84の一端に接続され、サッシュドアの位置を示す電圧
が発生する出力線路106をそなえている。
【0085】また、図9に示す回路は、絶縁層84に付
与される定電流を発生するように機能し、この電流によ
って前記コレクタと前記アースとの間に、スイッチ装置
80に沿う最も近い接触点の位置が変わるに従って変化
する抵抗値に比例する電圧が線路106上に発生する。
演算増幅器100は、負の入力電圧を正の入力端子にお
ける電圧レベルと同一にするように作用し、その結果、
絶縁層84の有効長さに正比例して変わる電流が演算増
幅器100の出力端子に付与されることになる。図9に
示す回路の下側部分も前述の通り作用し、絶縁層84の
接続端部と前記溝の中のもう一方のサッシュドアに対応
するアクチュエータ94による接触点との間の距離に比
例する電圧を出力線路108上に同様に発生する。
与される定電流を発生するように機能し、この電流によ
って前記コレクタと前記アースとの間に、スイッチ装置
80に沿う最も近い接触点の位置が変わるに従って変化
する抵抗値に比例する電圧が線路106上に発生する。
演算増幅器100は、負の入力電圧を正の入力端子にお
ける電圧レベルと同一にするように作用し、その結果、
絶縁層84の有効長さに正比例して変わる電流が演算増
幅器100の出力端子に付与されることになる。図9に
示す回路の下側部分も前述の通り作用し、絶縁層84の
接続端部と前記溝の中のもう一方のサッシュドアに対応
するアクチュエータ94による接触点との間の距離に比
例する電圧を出力線路108上に同様に発生する。
【0086】次に、フュームフードコントローラ20の
回路の全体図に関しては、図18〜図22にそれぞれ示
す5つの回路構成部分10a〜10eを、図10に示す
ように互いに隣接して並べて接続すれば、フュームフー
ドコントローラ20の全体的な概略回路図が示されるよ
うになっている。つまり、図10は、本実施例のフュー
ムフードコントローラ(フュームフード開放面流速の制
御装置)用の電気回路を、5つの回路構成部分10a〜
10eの相対位置として示すブロック図であり、各回路
構成部分10a〜10eは、ぞれぞれ図18〜図22に
示すような回路構成を有し、全体として本発明を具現化
した本実施例のフュームフードコントローラ(フューム
フード開放面流速の制御装置)用の電気回路の概略構成
が示されている。
回路の全体図に関しては、図18〜図22にそれぞれ示
す5つの回路構成部分10a〜10eを、図10に示す
ように互いに隣接して並べて接続すれば、フュームフー
ドコントローラ20の全体的な概略回路図が示されるよ
うになっている。つまり、図10は、本実施例のフュー
ムフードコントローラ(フュームフード開放面流速の制
御装置)用の電気回路を、5つの回路構成部分10a〜
10eの相対位置として示すブロック図であり、各回路
構成部分10a〜10eは、ぞれぞれ図18〜図22に
示すような回路構成を有し、全体として本発明を具現化
した本実施例のフュームフードコントローラ(フューム
フード開放面流速の制御装置)用の電気回路の概略構成
が示されている。
【0087】なお、図18〜図22に示す各回路構成部
分10a〜10eの回路の動作については詳細な説明を
省略するが、これらの回路はマイクロプロセッサによっ
て駆動され、フュームフードコントローラ20の制御機
能を実施するのに重要なアルゴリズムを以下に説明す
る。図20を参照すると、この図20に示す回路構成部
分10cの回路は、水晶発振器122によって8MHz
でクロックされているモトローラ社製「MC 68HC
11」のマイクロプロセッサ120を含んでいる。この
マイクロプロセッサ120は、データバス124を有
し、このデータバス124はトライステートバッファ1
26(図21参照)に接続され、このトライステートバ
ッファ126は、やはり、データバス124に接続され
ている電気的にプログラム可能な読出専用メモリ(EP
ROM)128に接続されている。このEPROM12
8は、トライステートバッファ126に接続されたアド
レス線路A0〜A7と、マイクロプロセッサ120に接
続されたアドレス線路A8〜A14とを有する。
分10a〜10eの回路の動作については詳細な説明を
省略するが、これらの回路はマイクロプロセッサによっ
て駆動され、フュームフードコントローラ20の制御機
能を実施するのに重要なアルゴリズムを以下に説明す
る。図20を参照すると、この図20に示す回路構成部
分10cの回路は、水晶発振器122によって8MHz
でクロックされているモトローラ社製「MC 68HC
11」のマイクロプロセッサ120を含んでいる。この
マイクロプロセッサ120は、データバス124を有
し、このデータバス124はトライステートバッファ1
26(図21参照)に接続され、このトライステートバ
ッファ126は、やはり、データバス124に接続され
ている電気的にプログラム可能な読出専用メモリ(EP
ROM)128に接続されている。このEPROM12
8は、トライステートバッファ126に接続されたアド
レス線路A0〜A7と、マイクロプロセッサ120に接
続されたアドレス線路A8〜A14とを有する。
【0088】また、図10,図18〜図22に示す回路
は、3〜8ビットマルチプレクサ130,データラッチ
装置132(図21参照),および図2を参照して先に
説明したようにルームコントローラ22によって与えら
れる前記フュームフードによって排出されている空気の
流量を示すアナログ出力を発生するのに用いられるディ
ジタル/アナログ変換器134(図21参照)をそなえ
ている。
は、3〜8ビットマルチプレクサ130,データラッチ
装置132(図21参照),および図2を参照して先に
説明したようにルームコントローラ22によって与えら
れる前記フュームフードによって排出されている空気の
流量を示すアナログ出力を発生するのに用いられるディ
ジタル/アナログ変換器134(図21参照)をそなえ
ている。
【0089】図19において、RS232ドライバ13
6が、操作パネル34に接続された前記手持ち型端末装
置を介して情報を送信したり受信したりするために設け
られている。図9に示されている回路は、図18および
図19の全体的な概略回路図にも示されている。前記以
外の構成部品は周知のものであるので、説明は不要であ
る。
6が、操作パネル34に接続された前記手持ち型端末装
置を介して情報を送信したり受信したりするために設け
られている。図9に示されている回路は、図18および
図19の全体的な概略回路図にも示されている。前記以
外の構成部品は周知のものであるので、説明は不要であ
る。
【0090】先に述べた通り、フュームフードコントロ
ーラ20は、フュームフードを通って吸引されている空
気の流量を測定するためにフローセンサを利用してい
る。このフローセンサは排気ダクト70内に設けるのが
好ましい。マルチポイントピトー管等における差圧を測
定することによって流量を計算することが可能である。
図示の実施例は排気ダクト70を通る空気を測定するた
めの差圧センサを用いており、フュームフードコントロ
ーラ20は、フュームフードを流通する空気を所定の平
均開放面流速に維持するか、または、フュームフードが
閉じられたり、もしくは非常に小さいバイパス開口部し
かそなえていない場合には最少平均開放面流速に維持す
るための制御方式を利用している。
ーラ20は、フュームフードを通って吸引されている空
気の流量を測定するためにフローセンサを利用してい
る。このフローセンサは排気ダクト70内に設けるのが
好ましい。マルチポイントピトー管等における差圧を測
定することによって流量を計算することが可能である。
図示の実施例は排気ダクト70を通る空気を測定するた
めの差圧センサを用いており、フュームフードコントロ
ーラ20は、フュームフードを流通する空気を所定の平
均開放面流速に維持するか、または、フュームフードが
閉じられたり、もしくは非常に小さいバイパス開口部し
かそなえていない場合には最少平均開放面流速に維持す
るための制御方式を利用している。
【0091】水平方向に移動可能なサッシュドア,上下
方向に移動可能なサッシュドアやこれらの両方のサッシ
ュドアを組み合わせたものをそなえているフュームフー
ド(それぞれ図4の符号64,図3の符号60,図6の
符号74を参照)等を含むあらゆる既知のタイプのフュ
ームフードのほとんどに合うようにフュームフードコン
トローラ20は設定可能である。
方向に移動可能なサッシュドアやこれらの両方のサッシ
ュドアを組み合わせたものをそなえているフュームフー
ド(それぞれ図4の符号64,図3の符号60,図6の
符号74を参照)等を含むあらゆる既知のタイプのフュ
ームフードのほとんどに合うようにフュームフードコン
トローラ20は設定可能である。
【0092】図2〜図10および図18〜図22から分
かる通り、フュームフードコントローラ20は、排気ダ
ンパまたは可変速ファン駆動装置を制御するのに使用さ
れ、どちらの制御方法にも合う信号を出力するのに用い
られる。前記フュームフードの構造および操作特性を示
す情報や他の初期化情報を受けるためにも、このフュー
ムフードコントローラ20は使用可能である。これらの
情報は、操作パネル34に接続可能な好ましくはラップ
トップ型コンピュータである手持ち型端末装置によって
フュームフードコントローラ20に入力可能である。昼
間/夜間運転モードを設定することもできるが、本シス
テムの好ましい実施態様には含まれておらず、設定する
場合にはそのような昼間/夜間運転に関連する情報を含
めるべきである。
かる通り、フュームフードコントローラ20は、排気ダ
ンパまたは可変速ファン駆動装置を制御するのに使用さ
れ、どちらの制御方法にも合う信号を出力するのに用い
られる。前記フュームフードの構造および操作特性を示
す情報や他の初期化情報を受けるためにも、このフュー
ムフードコントローラ20は使用可能である。これらの
情報は、操作パネル34に接続可能な好ましくはラップ
トップ型コンピュータである手持ち型端末装置によって
フュームフードコントローラ20に入力可能である。昼
間/夜間運転モードを設定することもできるが、本シス
テムの好ましい実施態様には含まれておらず、設定する
場合にはそのような昼間/夜間運転に関連する情報を含
めるべきである。
【0093】運転情報としては、以下の各情報が挙げら
れる。 1.昼間の時間。 2.毎分当たりのフィートまたは毎秒当たりのメートル
数で示した、平均開放面流速(SVEL)の昼間および
夜間用値の設定。 3.毎分当たりの立方フィートで示した、最少流量(M
INFLO)の昼間および夜間用値の設定。
れる。 1.昼間の時間。 2.毎分当たりのフィートまたは毎秒当たりのメートル
数で示した、平均開放面流速(SVEL)の昼間および
夜間用値の設定。 3.毎分当たりの立方フィートで示した、最少流量(M
INFLO)の昼間および夜間用値の設定。
【0094】4.ft/分(F/m)またはm/秒(M
/sec)で示した、流速の上限(HVEL)の昼間お
よび夜間用値の設定。 5.ft/分(F/m)またはm/秒(M/sec)で
示した、流速の下限(LVEL)の昼間および夜間用値
の設定。 6.ft/分(F/m)またはm/秒(M/sec)で
示した、流速の中間的上限(MVEL)の昼間および夜
間用値の設定。
/sec)で示した、流速の上限(HVEL)の昼間お
よび夜間用値の設定。 5.ft/分(F/m)またはm/秒(M/sec)で
示した、流速の下限(LVEL)の昼間および夜間用値
の設定。 6.ft/分(F/m)またはm/秒(M/sec)で
示した、流速の中間的上限(MVEL)の昼間および夜
間用値の設定。
【0095】7.ft/分(F/m)またはm/秒(M
/sec)で示した、流速の中間的下限(IVEL)の
昼間および夜間用値の設定。 8.誤差1パーセント当たりのアナログ出力量で示し
た、比例ゲイン係数(KP)値の設定。 9.誤差1パーセント当たりの分(minutes)で表した時
間で乗算したアナログ出力量で示した、積分ゲイン係数
(KI)値の設定。
/sec)で示した、流速の中間的下限(IVEL)の
昼間および夜間用値の設定。 8.誤差1パーセント当たりのアナログ出力量で示し
た、比例ゲイン係数(KP)値の設定。 9.誤差1パーセント当たりの分(minutes)で表した時
間で乗算したアナログ出力量で示した、積分ゲイン係数
(KI)値の設定。
【0096】10.誤差1パーセント当たりの分(minu
tes)で表した時間で乗算したアナログ出力量で示した、
微分ゲイン係数(KD)値の設定。 11.ダンパの代わりに可変速駆動装置を制御装置(コ
ントローラ)として用いる場合には、CFM(立方ft
/分)当たりのアナログ出力量で示したフィードフォワ
ードゲイン係数(KF)値の設定。
tes)で表した時間で乗算したアナログ出力量で示した、
微分ゲイン係数(KD)値の設定。 11.ダンパの代わりに可変速駆動装置を制御装置(コ
ントローラ)として用いる場合には、CFM(立方ft
/分)当たりのアナログ出力量で示したフィードフォワ
ードゲイン係数(KF)値の設定。
【0097】12.緊急ボタン(遠隔緊急スイッチ5
1)を作動させた時に排出を完了さえるまでに要する時
間に関して利用者が好む秒で示した時間(DELTIME)の設
定。 13.前記緊急ボタンを作動させてから、設定された前
記DELTIME が経過した時に使用者が望む最終排気量(SA
FLO)のパーセントで示した値の設定。
1)を作動させた時に排出を完了さえるまでに要する時
間に関して利用者が好む秒で示した時間(DELTIME)の設
定。 13.前記緊急ボタンを作動させてから、設定された前
記DELTIME が経過した時に使用者が望む最終排気量(SA
FLO)のパーセントで示した値の設定。
【0098】上記の各情報は運転モードを制御したり、
運転の昼間または夜間モードにおける流量の限界値を調
節するのに使用される。上述したもののうち項目3.〜
7.に示した情報がユーザから提供されない場合には、
項目3.〜7.のステップを実施するためのプログラム
化した命令がフュームフードコントローラ20に含まれ
る。
運転の昼間または夜間モードにおける流量の限界値を調
節するのに使用される。上述したもののうち項目3.〜
7.に示した情報がユーザから提供されない場合には、
項目3.〜7.のステップを実施するためのプログラム
化した命令がフュームフードコントローラ20に含まれ
る。
【0099】この目的のために、平均開放面流速の昼間
および夜間値が一旦設定されると、フュームフードコン
トローラ20は、前記平均開放面流速の120%に平均
開放面流速の上限を計算し、また下限を80%さらに中
間値を90%に計算する。これらの設定値は必要に応じ
て調節可能である。入力すべき前記以外の情報には、前
記フュームフードの構造に関する下記の情報が含まれ
る。上下方向または水平方向に動くサッシュドアしか設
けられていない場合には、これらの情報の一部のものは
不要かもしれないが、両方のタイプのサッシュドアが設
けられている場合には、上記情報はすべて必要になるこ
とになる。
および夜間値が一旦設定されると、フュームフードコン
トローラ20は、前記平均開放面流速の120%に平均
開放面流速の上限を計算し、また下限を80%さらに中
間値を90%に計算する。これらの設定値は必要に応じ
て調節可能である。入力すべき前記以外の情報には、前
記フュームフードの構造に関する下記の情報が含まれ
る。上下方向または水平方向に動くサッシュドアしか設
けられていない場合には、これらの情報の一部のものは
不要かもしれないが、両方のタイプのサッシュドアが設
けられている場合には、上記情報はすべて必要になるこ
とになる。
【0100】そのように必要とされる情報には、1枚ま
たはそれ以上のサッシュドアによって覆うことのできる
高さ方向および幅方向の寸法で定義される上下方向に区
切られた区画が含まれる。各区画に対して2枚以上のサ
ッシュドアを設ける場合には、これらのサッシュドア
は、二重サッシュ型住宅用窓と同様の上下方向に移動し
うるサッシュドアであることを意図している。
たはそれ以上のサッシュドアによって覆うことのできる
高さ方向および幅方向の寸法で定義される上下方向に区
切られた区画が含まれる。各区画に対して2枚以上のサ
ッシュドアを設ける場合には、これらのサッシュドア
は、二重サッシュ型住宅用窓と同様の上下方向に移動し
うるサッシュドアであることを意図している。
【0101】そして、入力すべき情報には、以下のもの
が含まれる。 14.上下方向の区画数の入力。 15.インチで示した各区画高さの入力。 16.インチで示した各区画幅の入力。 17.1区画当たりの溝数の入力。
が含まれる。 14.上下方向の区画数の入力。 15.インチで示した各区画高さの入力。 16.インチで示した各区画幅の入力。 17.1区画当たりの溝数の入力。
【0102】18.溝1本当たりの水平方向のサッシュ
数の入力。 19.インチで示した最大サッシュ高さの入力。 20.インチで示したサッシュ幅の入力。 21.サッシュの左側の縁からの距離をインチで示した
サッシュセンサ位置の入力。
数の入力。 19.インチで示した最大サッシュ高さの入力。 20.インチで示したサッシュ幅の入力。 21.サッシュの左側の縁からの距離をインチで示した
サッシュセンサ位置の入力。
【0103】22.平方インチで示した1区画当たりの
バイパス開口面積の入力。 23.平方インチで示した1区画当たりの最小開口面積
の入力。 24.インチで示した水平サッシュ上部の上側縁高さの
入力。 一連の命令を実施することによってフュームフードを通
る空気の流通を制御するようにフュームフードコントロ
ーラ20はプログラム化されており、これらの命令は、
図11のフローチャートに概略的に示されている。この
図11は本実施例のフュームフードコントローラ20の
一般的な動作(作用,操作)を説明するためのフローチ
ャートである。
バイパス開口面積の入力。 23.平方インチで示した1区画当たりの最小開口面積
の入力。 24.インチで示した水平サッシュ上部の上側縁高さの
入力。 一連の命令を実施することによってフュームフードを通
る空気の流通を制御するようにフュームフードコントロ
ーラ20はプログラム化されており、これらの命令は、
図11のフローチャートに概略的に示されている。この
図11は本実施例のフュームフードコントローラ20の
一般的な動作(作用,操作)を説明するためのフローチ
ャートである。
【0104】図11に示すように、スタートアップ後、
ディスプレイに情報を出力してその日の時間を定めてか
ら、フュームフードコントローラ20は、全てのドアの
初期サッシュ位置を読み込み(ブロック150)、次い
でこの情報が開放面積を計算するのに使用される(ブロ
ック152)。平均開放面流速が前もって設定されてい
ない場合には、使用者が平均開放面流速設定値を設定す
ることができ(ブロック154)、次いでこの情報が前
記開放面積と一緒に用いられて排気流設定値SFLOW
を計算する(ブロック156)。この排気流設定値SF
LOWは、先に測定かつ計算してあるフュームフードの
開放面積に対する所定の平均開放面流速を求めるのに必
要である。
ディスプレイに情報を出力してその日の時間を定めてか
ら、フュームフードコントローラ20は、全てのドアの
初期サッシュ位置を読み込み(ブロック150)、次い
でこの情報が開放面積を計算するのに使用される(ブロ
ック152)。平均開放面流速が前もって設定されてい
ない場合には、使用者が平均開放面流速設定値を設定す
ることができ(ブロック154)、次いでこの情報が前
記開放面積と一緒に用いられて排気流設定値SFLOW
を計算する(ブロック156)。この排気流設定値SF
LOWは、先に測定かつ計算してあるフュームフードの
開放面積に対する所定の平均開放面流速を求めるのに必
要である。
【0105】次いで、前記のように計算したフュームフ
ード排気流設定値SFLOWを、予め設定された値、即
ち必要な最小流量と比較し(ブロック158)、計算し
たフュームフード排気流設定値SFLOWが前記最小流
量よりも小さい場合には、フュームフードコントローラ
20は、流れの設定値SFLOWを所定の最小流量に設
定する(ブロック160)。流れの設定値SFLOWが
前記最小流量以上である場合には、フュームフードコン
トローラ20は、算出した流れの設定値SFLOWを維
持し(ブロック162)、これを、ブロック164,1
70にて後述する2つの制御ループへ送る。
ード排気流設定値SFLOWを、予め設定された値、即
ち必要な最小流量と比較し(ブロック158)、計算し
たフュームフード排気流設定値SFLOWが前記最小流
量よりも小さい場合には、フュームフードコントローラ
20は、流れの設定値SFLOWを所定の最小流量に設
定する(ブロック160)。流れの設定値SFLOWが
前記最小流量以上である場合には、フュームフードコン
トローラ20は、算出した流れの設定値SFLOWを維
持し(ブロック162)、これを、ブロック164,1
70にて後述する2つの制御ループへ送る。
【0106】フュームフードコントローラ20毎に可変
速ファン駆動装置が設けられている場合、即ち、複数台
のフュームフードが1基の共通の排気ダクトに接続され
てダンパで制御されているものではない場合には、加算
処理接続部166に送られてオープンループ型の制御動
作を示す制御信号を発生するフィードフォワード方式の
制御ループを実行する(ブロック164)。
速ファン駆動装置が設けられている場合、即ち、複数台
のフュームフードが1基の共通の排気ダクトに接続され
てダンパで制御されているものではない場合には、加算
処理接続部166に送られてオープンループ型の制御動
作を示す制御信号を発生するフィードフォワード方式の
制御ループを実行する(ブロック164)。
【0107】この制御動作においてフュームフードの開
口面積の計算値に基づき送風機回転速度の予想値と平均
開放面流速の設定値とが発生される。そのようにして発
生された送風機回転速度の予想値は、送風機モータの回
転速度を迅速に変更させて前記平均開放面流速を維持す
る。前記フィードフォワード制御方式の機能的特徴は、
いつでも発揮されるが、原則的には、サッシュ位置が変
更されその変更によって比較的大きな誤差が生じるとき
だけ補正を行なうことである。そのような補正が行なわ
れた後で、前記フュームフードを通って流れる空気の流
量を制御するために可変速送風機が用いられている場合
には、前記平均開放面流速を一定に維持するための主制
御動作を第2の制御ループが実行する。
口面積の計算値に基づき送風機回転速度の予想値と平均
開放面流速の設定値とが発生される。そのようにして発
生された送風機回転速度の予想値は、送風機モータの回
転速度を迅速に変更させて前記平均開放面流速を維持す
る。前記フィードフォワード制御方式の機能的特徴は、
いつでも発揮されるが、原則的には、サッシュ位置が変
更されその変更によって比較的大きな誤差が生じるとき
だけ補正を行なうことである。そのような補正が行なわ
れた後で、前記フュームフードを通って流れる空気の流
量を制御するために可変速送風機が用いられている場合
には、前記平均開放面流速を一定に維持するための主制
御動作を第2の制御ループが実行する。
【0108】サッシュ位置が変更された後で原則として
前記フィードフォワードループが実行されて新しい空気
流量が設定されると、次に比例−積分−微分制御ループ
が実行される。これは、設定された流れ信号をブロック
168へ送ることによって達成され、ブロック168
は、設定された流れ信号と前記排気ダクト内の排気流セ
ンサによって測定された流れ信号との間の差の絶対値を
決定することによって前記誤差をフュームフードコント
ローラ20が計算することを示している。
前記フィードフォワードループが実行されて新しい空気
流量が設定されると、次に比例−積分−微分制御ループ
が実行される。これは、設定された流れ信号をブロック
168へ送ることによって達成され、ブロック168
は、設定された流れ信号と前記排気ダクト内の排気流セ
ンサによって測定された流れ信号との間の差の絶対値を
決定することによって前記誤差をフュームフードコント
ローラ20が計算することを示している。
【0109】計算の結果、誤差がある場合には、その誤
差は、前記比例−積分−微分制御(PID)ループとし
て示されている制御ループに送られて誤差信号を決定し
(ブロック170)、その誤差信号を前回のサンプリン
グで求められた前回の誤差信号と比較して、不感帯誤差
よりも小さいかどうか確認する(ブロック172)。不
感帯誤差よりも小さい場合には、ブロック174に示す
通り、前回の誤差信号をそのまま維持するが、不感帯誤
差以上である場合には、新しい信号を出力モード176
から加算処理接続部166に供給する。
差は、前記比例−積分−微分制御(PID)ループとし
て示されている制御ループに送られて誤差信号を決定し
(ブロック170)、その誤差信号を前回のサンプリン
グで求められた前回の誤差信号と比較して、不感帯誤差
よりも小さいかどうか確認する(ブロック172)。不
感帯誤差よりも小さい場合には、ブロック174に示す
通り、前回の誤差信号をそのまま維持するが、不感帯誤
差以上である場合には、新しい信号を出力モード176
から加算処理接続部166に供給する。
【0110】この加算処理接続166で加算された誤差
も、前回の出力信号と比較して、それが不感帯範囲内に
あるかどうか判定する(ブロック180)。その範囲内
にある場合には前回の出力がそのまま維持される一方
(ブロック182)、不感帯範囲の外側にある場合に
は、新しい出力信号を前記ダンパ制御装置または前記送
風機へ供給する(ブロック184)。
も、前回の出力信号と比較して、それが不感帯範囲内に
あるかどうか判定する(ブロック180)。その範囲内
にある場合には前回の出力がそのまま維持される一方
(ブロック182)、不感帯範囲の外側にある場合に
は、新しい出力信号を前記ダンパ制御装置または前記送
風機へ供給する(ブロック184)。
【0111】ブロック182に示すように、前回の出力
が維持される場合には、フュームフードコントローラ2
0は、測定した流速(MFLOW)を読み込み(ブロッ
ク186)、次いでサッシュ位置が読み込まれてから
(ブロック188)、合計開放面積が再度計算され(ブ
ロック190)、しかる後に、〔新しく計算した面積〕
−〔前回計算した面積〕が不感帯よりも小さいか否かを
判定し(ブロック192)、小さい場合には、前回の面
積を維持してから(ブロック194)、誤差を再度計算
する一方(ブロック168)、〔新しく計算した面積〕
−〔前回計算した面積〕が不感帯の範囲にない場合に
は、フュームフードコントローラ20は、ブロック15
6に示されているように新しい排気流設定値SFLOW
を計算する。
が維持される場合には、フュームフードコントローラ2
0は、測定した流速(MFLOW)を読み込み(ブロッ
ク186)、次いでサッシュ位置が読み込まれてから
(ブロック188)、合計開放面積が再度計算され(ブ
ロック190)、しかる後に、〔新しく計算した面積〕
−〔前回計算した面積〕が不感帯よりも小さいか否かを
判定し(ブロック192)、小さい場合には、前回の面
積を維持してから(ブロック194)、誤差を再度計算
する一方(ブロック168)、〔新しく計算した面積〕
−〔前回計算した面積〕が不感帯の範囲にない場合に
は、フュームフードコントローラ20は、ブロック15
6に示されているように新しい排気流設定値SFLOW
を計算する。
【0112】本発明の意義ある利点の一つは、フューム
フードコントローラ20が前述した制御方式を繰り返し
非常に迅速に実施するのに利用できることである。前記
排気センサは、100ミリ秒当たり約1サンプルの速度
で前記マイクロプロセッサ120に入力される流れ信号
を発生し、図12を参照して後述する制御動作が約10
0ミリ秒毎に完了する。サッシュドア位置信号は、マイ
クロプロセッサ120によって200ミリ秒毎にサンプ
ルされる。
フードコントローラ20が前述した制御方式を繰り返し
非常に迅速に実施するのに利用できることである。前記
排気センサは、100ミリ秒当たり約1サンプルの速度
で前記マイクロプロセッサ120に入力される流れ信号
を発生し、図12を参照して後述する制御動作が約10
0ミリ秒毎に完了する。サッシュドア位置信号は、マイ
クロプロセッサ120によって200ミリ秒毎にサンプ
ルされる。
【0113】そのように迅速な繰り返しサンプリングと
制御動作の実施の結果、フュームフードコントローラ2
0は極めて迅速に動作する。サッシュドアを動かすと空
気の流通が調節されて、サッシュドアの位置変更が終わ
ってから僅か約3〜4秒の時間で所定の平均開放面流速
が達成されることが判明した。前記フィードフォワード
制御ループが用いられる場合には、このループを実行す
るために実施すべき命令の順序が、図12のフローチャ
ートに示されている。
制御動作の実施の結果、フュームフードコントローラ2
0は極めて迅速に動作する。サッシュドアを動かすと空
気の流通が調節されて、サッシュドアの位置変更が終わ
ってから僅か約3〜4秒の時間で所定の平均開放面流速
が達成されることが判明した。前記フィードフォワード
制御ループが用いられる場合には、このループを実行す
るために実施すべき命令の順序が、図12のフローチャ
ートに示されている。
【0114】図12は、本実施例のフュームフードコン
トローラ20の動作(作用,操作)の一部を説明するた
めのフローチャートであり、特に、使用可能なフィード
フォワード制御方式の動作を示している。ファン駆動装
置への制御出力信号AOを〔インターセプト値I+排気
流設定値SFLOW×勾配M〕として計算する(ブロッ
ク200)ために、排気流設定値SFLOWを用いるフ
ュームフードコントローラ20がある。ここで、インタ
ーセプト値Iは、ファン駆動装置への固定出力電圧の値
であり、前記式の勾配値Mは、排気流量をファン駆動装
置への出力電圧と相関させるものである。
トローラ20の動作(作用,操作)の一部を説明するた
めのフローチャートであり、特に、使用可能なフィード
フォワード制御方式の動作を示している。ファン駆動装
置への制御出力信号AOを〔インターセプト値I+排気
流設定値SFLOW×勾配M〕として計算する(ブロッ
ク200)ために、排気流設定値SFLOWを用いるフ
ュームフードコントローラ20がある。ここで、インタ
ーセプト値Iは、ファン駆動装置への固定出力電圧の値
であり、前記式の勾配値Mは、排気流量をファン駆動装
置への出力電圧と相関させるものである。
【0115】フュームフードコントローラ20は、次に
ダクト流速DVを読み込み(ブロック202)、前回サ
ンプルしたダクト流速LDVをとり(ブロック20
4)、それを前記ダクト流速値DVと同等視して、フュ
ームフードコントローラ20がダクト流速DVが定常状
態に到達したか否かを確認するために用いる最大および
最小遅延時間のタイミングを開始する(ブロック20
6)。
ダクト流速DVを読み込み(ブロック202)、前回サ
ンプルしたダクト流速LDVをとり(ブロック20
4)、それを前記ダクト流速値DVと同等視して、フュ
ームフードコントローラ20がダクト流速DVが定常状
態に到達したか否かを確認するために用いる最大および
最小遅延時間のタイミングを開始する(ブロック20
6)。
【0116】フュームフードコントローラ20は、最大
遅延時間が経過したか否かを判定し(ブロック20
8)、経過している場合には、出力ブロック210から
出力信号が供給される。最大遅延時間が経過していない
場合には、フュームフードコントローラ20は、前回サ
ンプルしたダクト流速LDVと今回サンプルしたダクト
流速DVとの差の絶対値が不感帯の値以下であるか否か
を判定する(ブロック212)。
遅延時間が経過したか否かを判定し(ブロック20
8)、経過している場合には、出力ブロック210から
出力信号が供給される。最大遅延時間が経過していない
場合には、フュームフードコントローラ20は、前回サ
ンプルしたダクト流速LDVと今回サンプルしたダクト
流速DVとの差の絶対値が不感帯の値以下であるか否か
を判定する(ブロック212)。
【0117】不感帯の値以下でないならば、フュームフ
ードコントローラ20は、前回のダクト流速値LDVを
今回サンプルしたダクト流速値DVに等しく設定した後
(ブロック214)、前記最小遅延タイミング機能を再
スタートさせる(ブロック216)。一旦、これが達成
されると、フュームフードコントローラ20は、最大遅
延時間が経過したか否かを再度確認する(ブロック20
8)。
ードコントローラ20は、前回のダクト流速値LDVを
今回サンプルしたダクト流速値DVに等しく設定した後
(ブロック214)、前記最小遅延タイミング機能を再
スタートさせる(ブロック216)。一旦、これが達成
されると、フュームフードコントローラ20は、最大遅
延時間が経過したか否かを再度確認する(ブロック20
8)。
【0118】前回のダクト流速LDVと今回サンプルし
たダクト流速DVとの差の絶対値が不感帯よりも小さい
場合には、前記最小遅延時間が経過しているか否かを確
認し(ブロック218)、経過している場合には出力ブ
ロック210でその出力が供給される。ブロック218
にて経過していないと判定された場合には、ブロック2
16を経由して最大遅延時間が経過しているか否かが判
定される(ステップ208)。
たダクト流速DVとの差の絶対値が不感帯よりも小さい
場合には、前記最小遅延時間が経過しているか否かを確
認し(ブロック218)、経過している場合には出力ブ
ロック210でその出力が供給される。ブロック218
にて経過していないと判定された場合には、ブロック2
16を経由して最大遅延時間が経過しているか否かが判
定される(ステップ208)。
【0119】前述したPID制御ループに戻り、フュー
ムフードコントローラ20は、図13のブロック図に示
されている命令を実施してPID制御ループを実行す
る。図13は、本実施例のフュームフードコントローラ
20の動作の一部を説明するためのブロック図であり、
特に、比例ゲイン,積分ゲインおよび微分ゲイン制御方
式の動作を示している。
ムフードコントローラ20は、図13のブロック図に示
されている命令を実施してPID制御ループを実行す
る。図13は、本実施例のフュームフードコントローラ
20の動作の一部を説明するためのブロック図であり、
特に、比例ゲイン,積分ゲインおよび微分ゲイン制御方
式の動作を示している。
【0120】フュームフードコントローラ20は、3種
類の別々の経路でブロック168(図11参照)により
計算された誤差を用いる。図13の一番上の経路に関し
ては、フュームフードコントローラ20は、前もって選
択された比例ゲイン係数KPを利用し(ブロック22
0)、その比例ゲイン係数KPを前記誤差と一緒に用い
て比例ゲインPGAINを計算し(ブロック222)、
この比例ゲインPGAINが加算処理接続部224へ出
力される。
類の別々の経路でブロック168(図11参照)により
計算された誤差を用いる。図13の一番上の経路に関し
ては、フュームフードコントローラ20は、前もって選
択された比例ゲイン係数KPを利用し(ブロック22
0)、その比例ゲイン係数KPを前記誤差と一緒に用い
て比例ゲインPGAINを計算し(ブロック222)、
この比例ゲインPGAINが加算処理接続部224へ出
力される。
【0121】フュームフードコントローラ20は、誤差
信号も利用して、前回の積分合計値ISUMとループタ
イムの誤差との和に等しい積分項を計算し(ブロック2
26)、その計算結果ISUMを限界値と比較してその
項に対する限界値を得る(ブロック228)。次に、そ
の項を、先に求めた積分ゲイン係数KIと一緒に用いて
(ブロック230)、フュームフードコントローラ20
は、積分合計項ISUMで乗算された積分ゲイン係数K
Iとして積分係数(積分ゲイン)IGAINを計算する
(ブロック232)。出力(ブロック232による計算
結果IGAIN)が次いで加算処理接続部224へ供給
される。
信号も利用して、前回の積分合計値ISUMとループタ
イムの誤差との和に等しい積分項を計算し(ブロック2
26)、その計算結果ISUMを限界値と比較してその
項に対する限界値を得る(ブロック228)。次に、そ
の項を、先に求めた積分ゲイン係数KIと一緒に用いて
(ブロック230)、フュームフードコントローラ20
は、積分合計項ISUMで乗算された積分ゲイン係数K
Iとして積分係数(積分ゲイン)IGAINを計算する
(ブロック232)。出力(ブロック232による計算
結果IGAIN)が次いで加算処理接続部224へ供給
される。
【0122】微分ゲイン係数KDを計算するためにも入
力誤差は、フュームフードコントローラ20によって利
用される。この計算は、前記微分係数(微分ゲイン)D
GAINを計算するために、誤差と一緒に用いられる先
に求めたブロック234からの微分ゲイン係数KDを利
用してフュームフードコントローラ20によって行なわ
れる(ブロック236)。
力誤差は、フュームフードコントローラ20によって利
用される。この計算は、前記微分係数(微分ゲイン)D
GAINを計算するために、誤差と一緒に用いられる先
に求めたブロック234からの微分ゲイン係数KDを利
用してフュームフードコントローラ20によって行なわ
れる(ブロック236)。
【0123】即ち、微分ゲインDGAINは、PIDル
ープを実行するのに必要とされる時間の逆数(1/ルー
プ時間)に、前記微分ゲイン係数KDを乗算し、さらに
それに今回のサンプリングの誤差から前回のサンプリン
グの誤差を減算したものを乗算した値である。こん計算
結果は、加算処理接続部224へ供給される。フューム
フードコントローラ20によって、図13に示すよう
に、実施される制御動作によりこれらの別々のゲイン係
数が得られ、非常に迅速に動作する形で前記フュームフ
ードを通る空気の流れを定常状態に補正する。PID制
御ループで出力信号を発生するのは、誤差の大きさだけ
でなく、制御の微分ゲイン部分の結果として、誤差の変
化の割合も考慮されていることになり、このゲインの値
の変化はその変化の割合に比例する。
ープを実行するのに必要とされる時間の逆数(1/ルー
プ時間)に、前記微分ゲイン係数KDを乗算し、さらに
それに今回のサンプリングの誤差から前回のサンプリン
グの誤差を減算したものを乗算した値である。こん計算
結果は、加算処理接続部224へ供給される。フューム
フードコントローラ20によって、図13に示すよう
に、実施される制御動作によりこれらの別々のゲイン係
数が得られ、非常に迅速に動作する形で前記フュームフ
ードを通る空気の流れを定常状態に補正する。PID制
御ループで出力信号を発生するのは、誤差の大きさだけ
でなく、制御の微分ゲイン部分の結果として、誤差の変
化の割合も考慮されていることになり、このゲインの値
の変化はその変化の割合に比例する。
【0124】従って、微分ゲインDGAINから実際の
状態がどの位の速さで変化しているかが分かり、この微
分ゲインDGAINは、実際の状態と所定の状態との誤
差を最小にするための「予測手段」として機能する。前
記積分ゲインIGAINは、ある期間中に積分された誤
差の変数である補正信号を生成するので、実際の状態を
所望の状態にするために必要な補正を連続的に実施す
る。
状態がどの位の速さで変化しているかが分かり、この微
分ゲインDGAINは、実際の状態と所定の状態との誤
差を最小にするための「予測手段」として機能する。前
記積分ゲインIGAINは、ある期間中に積分された誤
差の変数である補正信号を生成するので、実際の状態を
所望の状態にするために必要な補正を連続的に実施す
る。
【0125】比例ゲインPGAIN,積分ゲインIGA
INおよび微分ゲインDGAINをうまく組み合わせる
とループの実行がより早くなり、行き過ぎを起こさずに
所望の状態に到達することになる。前記PID制御動作
の大きな利点は、フュームフードが設けられている研究
室で起こりうる変動を他のコントローラで成しえないよ
うな手段で補償しうることである。
INおよび微分ゲインDGAINをうまく組み合わせる
とループの実行がより早くなり、行き過ぎを起こさずに
所望の状態に到達することになる。前記PID制御動作
の大きな利点は、フュームフードが設けられている研究
室で起こりうる変動を他のコントローラで成しえないよ
うな手段で補償しうることである。
【0126】共通の排気マニホールドに接続された多数
のフュームフードをそなえている研究室でよく起こるこ
ととして、前記共通の排気マニホールドに接続されてい
る前記フュームフードのうちの1台でサッシュドアが動
かされると別のフュームフードの排気ダクト内の圧力が
変化することが挙げられる。そのような圧力変動は、サ
ッシュドアを動かしていないフュームフードの平均開放
面流速に影響を及ぼすことになる。
のフュームフードをそなえている研究室でよく起こるこ
ととして、前記共通の排気マニホールドに接続されてい
る前記フュームフードのうちの1台でサッシュドアが動
かされると別のフュームフードの排気ダクト内の圧力が
変化することが挙げられる。そのような圧力変動は、サ
ッシュドアを動かしていないフュームフードの平均開放
面流速に影響を及ぼすことになる。
【0127】しかしながら、前記PID制御動作は、排
気ダクト内のセンサが圧力変化を検知すると空気の流れ
を調整することができる。程度は前記の場合程大きくな
いが、研究室の出入口のドアを開けても研究室内の気圧
が変化することがある。特に、研究室の気圧(差圧)
が、例えば研究室外部の廊下等のような基準スペースよ
りも低い圧力に維持されている場合にそうなることがあ
る。
気ダクト内のセンサが圧力変化を検知すると空気の流れ
を調整することができる。程度は前記の場合程大きくな
いが、研究室の出入口のドアを開けても研究室内の気圧
が変化することがある。特に、研究室の気圧(差圧)
が、例えば研究室外部の廊下等のような基準スペースよ
りも低い圧力に維持されている場合にそうなることがあ
る。
【0128】従って、フィードフォワード制御ループを
較正する必要があり、その目的で、図14のフローチャ
ートに示されている命令が実施される。ここで、図14
は、本実施例のフュームフードコントローラの動作(作
用,操作)の一部を説明するためのフローチャートであ
り、特に、フィードフォワード制御方式による較正動作
を示している。初期較正を達成する時には、その操作
を、例えばコネクタ38を介して操作パネル34に接続
可能な手持ち型端末装置(HHT)によって行なう。
較正する必要があり、その目的で、図14のフローチャ
ートに示されている命令が実施される。ここで、図14
は、本実施例のフュームフードコントローラの動作(作
用,操作)の一部を説明するためのフローチャートであ
り、特に、フィードフォワード制御方式による較正動作
を示している。初期較正を達成する時には、その操作
を、例えばコネクタ38を介して操作パネル34に接続
可能な手持ち型端末装置(HHT)によって行なう。
【0129】フュームフードコントローラ20は、手持
ち型端末装置による命令状態を確認して(ブロック24
0)、フィードフォワード較正が補正を行なうべきか否
かを判定し(ブロック242)、行なうべきである場合
には、値AO1として示されている、最大値(最大A
O)の20%の値にファン駆動装置のアナログ出力を設
定する(ブロック244)。次に、フュームフードコン
トローラ20は、前回サンプルしたダクト流速LSDV
を現在のダクト流速CDVとして設定し(ブロック24
6)、最大遅延時間を計時し最大遅延時間に到達すると
停止する最大タイマと、最小遅延時間を計時し最小遅延
時間に到達すると停止する最小タイマとをスタートさせ
る(ブロック248)。
ち型端末装置による命令状態を確認して(ブロック24
0)、フィードフォワード較正が補正を行なうべきか否
かを判定し(ブロック242)、行なうべきである場合
には、値AO1として示されている、最大値(最大A
O)の20%の値にファン駆動装置のアナログ出力を設
定する(ブロック244)。次に、フュームフードコン
トローラ20は、前回サンプルしたダクト流速LSDV
を現在のダクト流速CDVとして設定し(ブロック24
6)、最大遅延時間を計時し最大遅延時間に到達すると
停止する最大タイマと、最小遅延時間を計時し最小遅延
時間に到達すると停止する最小タイマとをスタートさせ
る(ブロック248)。
【0130】フュームフードコントローラ20は、次の
方法で定常ダクト流速が確実に維持されるようにしてい
る。まず、タイマスタート後に最大タイマによる計時が
最大遅延時間に達したか否かを確認し、まだ最大タイマ
が最大遅延時間に達していなければ、フュームフードコ
ントローラ20は、前回サンプルしたダクト流速LSD
Vから現在のダクト流速CDVを差し引いた値の絶対値
が不感帯以下であるか否かを確認する(ブロック27
0)。
方法で定常ダクト流速が確実に維持されるようにしてい
る。まず、タイマスタート後に最大タイマによる計時が
最大遅延時間に達したか否かを確認し、まだ最大タイマ
が最大遅延時間に達していなければ、フュームフードコ
ントローラ20は、前回サンプルしたダクト流速LSD
Vから現在のダクト流速CDVを差し引いた値の絶対値
が不感帯以下であるか否かを確認する(ブロック27
0)。
【0131】そして、不感帯以下である場合には、フュ
ームフードコントローラ20は、最小タイマによる計時
が最小遅延時間に達したか否かを確認し(ブロック27
2)、達していなければ、現在のダクト流速CDVを読
み込み(ブロック274)、前述したブロック250に
戻る。一方、ブロック270で、前回サンプルしたダク
ト流速LSDVから現在のダクト流速CDVを差し引い
た値の絶対値が不感帯以下でないと判定された場合に
は、前回サンプルしたダクト流速LSDVが現在のダク
ト流速CDVとして設定され(ブロック276)、最小
タイマが再スタートされて(ブロック278)、現在の
ダクト流速CDVが再度読み込まれ(ブロック27
4)、前述したブロック250に戻る。
ームフードコントローラ20は、最小タイマによる計時
が最小遅延時間に達したか否かを確認し(ブロック27
2)、達していなければ、現在のダクト流速CDVを読
み込み(ブロック274)、前述したブロック250に
戻る。一方、ブロック270で、前回サンプルしたダク
ト流速LSDVから現在のダクト流速CDVを差し引い
た値の絶対値が不感帯以下でないと判定された場合に
は、前回サンプルしたダクト流速LSDVが現在のダク
ト流速CDVとして設定され(ブロック276)、最小
タイマが再スタートされて(ブロック278)、現在の
ダクト流速CDVが再度読み込まれ(ブロック27
4)、前述したブロック250に戻る。
【0132】ブロック250またはブロック272によ
り、最大タイマまたは最小タイマのどちらか一方が最大
遅延時間または最小遅延時間に達していると判定された
場合には、フュームフードコントローラ20は、前記フ
ァン駆動装置への前回のアナログ出力値AOを確認して
(ブロック252)、前回のアナログ出力値が最大出力
値(最大AO)の70%であるか否かを判定する(ブロ
ック254)。
り、最大タイマまたは最小タイマのどちらか一方が最大
遅延時間または最小遅延時間に達していると判定された
場合には、フュームフードコントローラ20は、前記フ
ァン駆動装置への前回のアナログ出力値AOを確認して
(ブロック252)、前回のアナログ出力値が最大出力
値(最大AO)の70%であるか否かを判定する(ブロ
ック254)。
【0133】もし70%でない場合には、フュームフー
ドコントローラ20は、ファン駆動装置へのアナログ出
力値AO2を最大値(最大AO)の70%に設定し(ブ
ロック256)、このとき定常ダクト流速VEL1はア
ナログ出力値AO1に対応する(VEL1=LSDV,
ブロック260)。一方、フュームフードコントローラ
20は、アナログ出力値がAO2のとき、定常ダクト流
速を確実にする手順を繰り返す(ブロック258)。即
ち、前回のアナログ出力値が最大出力値(最大AO)の
70%である場合には、ダクト流速VEL2はAO2の
定常流速に対応する(VEL2=LSDV,ブロック2
58)。
ドコントローラ20は、ファン駆動装置へのアナログ出
力値AO2を最大値(最大AO)の70%に設定し(ブ
ロック256)、このとき定常ダクト流速VEL1はア
ナログ出力値AO1に対応する(VEL1=LSDV,
ブロック260)。一方、フュームフードコントローラ
20は、アナログ出力値がAO2のとき、定常ダクト流
速を確実にする手順を繰り返す(ブロック258)。即
ち、前回のアナログ出力値が最大出力値(最大AO)の
70%である場合には、ダクト流速VEL2はAO2の
定常流速に対応する(VEL2=LSDV,ブロック2
58)。
【0134】最後に、フュームフードコントローラ20
は、アナログ出力値AOとダクト流速VELとを相関さ
せるために、勾配値Mおよびインターセプト値(原点か
らの距離)Iを計算する(ブロック262)。つまり、
勾配値Mは、(AO2−AO1)/(VEL2−VEL
1)として算出され(ブロック264)、インターセプ
ト値Iは、〔AO1+M×VEL1〕として算出され
(ブロック266)、最終的に、アナログ出力AOは、
〔I+M×VEL〕として算出される(ブロック26
8)。
は、アナログ出力値AOとダクト流速VELとを相関さ
せるために、勾配値Mおよびインターセプト値(原点か
らの距離)Iを計算する(ブロック262)。つまり、
勾配値Mは、(AO2−AO1)/(VEL2−VEL
1)として算出され(ブロック264)、インターセプ
ト値Iは、〔AO1+M×VEL1〕として算出され
(ブロック266)、最終的に、アナログ出力AOは、
〔I+M×VEL〕として算出される(ブロック26
8)。
【0135】なお、ブロック242で、そのフィードフ
ォワード較正が補正を行なう必要はないと判定された場
合には、フュームフードコントローラ20は、手持ち型
端末装置に表示されている命令に従って他の機能を続行
する。前述した較正手順の結果、アナログ出力値AOの
20%および70%にダクト流速VELが定められ、測
定された流速により勾配値Mおよびインターセプト値I
を決定することができ、従って、フィードフォワード制
御動作によってサッシュドア位置が変えられる時に必要
とされるファン回転速度を正確に予測することができ
る。
ォワード較正が補正を行なう必要はないと判定された場
合には、フュームフードコントローラ20は、手持ち型
端末装置に表示されている命令に従って他の機能を続行
する。前述した較正手順の結果、アナログ出力値AOの
20%および70%にダクト流速VELが定められ、測
定された流速により勾配値Mおよびインターセプト値I
を決定することができ、従って、フィードフォワード制
御動作によってサッシュドア位置が変えられる時に必要
とされるファン回転速度を正確に予測することができ
る。
【0136】フュームフードコントローラ20は、先に
説明したように一枚またはそれ以上のサッシュドアで覆
いうるフュームフードの手や体の一部を入れるための開
口部の覆われていない即ち開放されている部分(非被覆
部分)の面積(サイズ)を、1秒につき数回の頻度で迅
速に計算するのに用いられる。例えば図6に示す通り、
図面では4枚示されている水平方向に移動しうるサッシ
ュドア76のそれぞれの右手側端部にアクチュエータ9
4を設けることが好ましい。
説明したように一枚またはそれ以上のサッシュドアで覆
いうるフュームフードの手や体の一部を入れるための開
口部の覆われていない即ち開放されている部分(非被覆
部分)の面積(サイズ)を、1秒につき数回の頻度で迅
速に計算するのに用いられる。例えば図6に示す通り、
図面では4枚示されている水平方向に移動しうるサッシ
ュドア76のそれぞれの右手側端部にアクチュエータ9
4を設けることが好ましい。
【0137】そして、前述したスイッチ装置80の位置
指示能力により4枚のサッシュドア76のそれぞれに対
応する電圧レベルの信号を発生する。この信号は、対応
するサッシュドア76の対応する溝に沿う位置を示して
いる。アクチュエータ94は、サッシュドア76の右手
側部分に示されているが、サッシュドア76の幅をアク
チュエータ94の位置との関係が決定されてフュームフ
ードコントローラ20に入力されるならば、これらのア
クチュエータ94を左手側部分に設置したり、または、
各サッシュドア76の実質的にどの位置に設置してもよ
い。
指示能力により4枚のサッシュドア76のそれぞれに対
応する電圧レベルの信号を発生する。この信号は、対応
するサッシュドア76の対応する溝に沿う位置を示して
いる。アクチュエータ94は、サッシュドア76の右手
側部分に示されているが、サッシュドア76の幅をアク
チュエータ94の位置との関係が決定されてフュームフ
ードコントローラ20に入力されるならば、これらのア
クチュエータ94を左手側部分に設置したり、または、
各サッシュドア76の実質的にどの位置に設置してもよ
い。
【0138】複数のアクチュエータ94の位置を右端等
の共通の位置にすることによって、覆われていない開口
部(非被覆部分)の面積(サイズ)の計算が簡略化され
る。図6に示されているフュームフード74は、上下に
動かせるフレーム構造体78内に取り付けられた4枚の
左右に移動可能なサッシュドア76をそなえたタイプの
ものであるが、フュームフードコントローラ20は、一
方向即ち水平方向に4枚までのサッシュドアと、それに
対して直交する方向に移動しうるサッシュドアフレーム
とをそなえたフュームフードに使用可能である。
の共通の位置にすることによって、覆われていない開口
部(非被覆部分)の面積(サイズ)の計算が簡略化され
る。図6に示されているフュームフード74は、上下に
動かせるフレーム構造体78内に取り付けられた4枚の
左右に移動可能なサッシュドア76をそなえたタイプの
ものであるが、フュームフードコントローラ20は、一
方向即ち水平方向に4枚までのサッシュドアと、それに
対して直交する方向に移動しうるサッシュドアフレーム
とをそなえたフュームフードに使用可能である。
【0139】しかしながら、サッシュドアの移動方向が
水平であるか上下であるかの如何にかかわらず位置情報
を入力するために、フュームフードコントローラ20に
は、アナログ入力ポート(AI)が5個あるので(図2
参照)、このフュームフードコントローラ20は、合計
5枚までの水平方向に動くドアと上下方向に動くドアを
組み合わせてそなえたものに適合することができる。
水平であるか上下であるかの如何にかかわらず位置情報
を入力するために、フュームフードコントローラ20に
は、アナログ入力ポート(AI)が5個あるので(図2
参照)、このフュームフードコントローラ20は、合計
5枚までの水平方向に動くドアと上下方向に動くドアを
組み合わせてそなえたものに適合することができる。
【0140】このために、図面には具体的な構造は示さ
れていないが、ある種の市販されているフュームフード
には、上下方向に移動しうるダブルサッシュドアがあっ
て、このダブルサッシュ構造体が水平方向に動かせる単
一のフレーム構造体内に入れられている。このフューム
フードコントローラ20は、図6に示されているような
2本の溝内を動く水平方向に移動可能なサッシュドア7
6の場合と同じように、前記ダブルサッシュ構造体を上
下方向において取り扱うことができる。
れていないが、ある種の市販されているフュームフード
には、上下方向に移動しうるダブルサッシュドアがあっ
て、このダブルサッシュ構造体が水平方向に動かせる単
一のフレーム構造体内に入れられている。このフューム
フードコントローラ20は、図6に示されているような
2本の溝内を動く水平方向に移動可能なサッシュドア7
6の場合と同じように、前記ダブルサッシュ構造体を上
下方向において取り扱うことができる。
【0141】次に、図15を参照して説明する。この図
15は、本実施例のフュームフードコントローラの動作
(作用,操作)の一部を説明するためのフローチャート
であり、特に、複数の水平方向に移動可能なサッシュド
アを用いた場合の非被覆部分(覆われていない開口部
分)の面積(サイズ)を求める演算動作を示している。
つまり、図15は、水平方向に動くサッシュドアが4枚
設けられているという点で、図6に示されているフュー
ムフード74の開口部の覆われていない部分(非被覆部
分)の面積(サイズ)を計算する場合の、フュームフー
ドコントローラ20の動作に関するフローチャートであ
る。このフローチャートによる動作は、図4の実施例に
ついて覆われていない部分の面積を求めるためにも適用
可能である。
15は、本実施例のフュームフードコントローラの動作
(作用,操作)の一部を説明するためのフローチャート
であり、特に、複数の水平方向に移動可能なサッシュド
アを用いた場合の非被覆部分(覆われていない開口部
分)の面積(サイズ)を求める演算動作を示している。
つまり、図15は、水平方向に動くサッシュドアが4枚
設けられているという点で、図6に示されているフュー
ムフード74の開口部の覆われていない部分(非被覆部
分)の面積(サイズ)を計算する場合の、フュームフー
ドコントローラ20の動作に関するフローチャートであ
る。このフローチャートによる動作は、図4の実施例に
ついて覆われていない部分の面積を求めるためにも適用
可能である。
【0142】最初のステップは、各サッシュドアの位置
を読み込むことであり(ブロック300)、次のステッ
プは、サッシュドアを分類して開口の左手側の縁からの
位置を決定することがである(ブロック302)。右手
側の縁からの位置を決定するのも同じように容易に可能
であるが、左手側の縁を選ぶのが便利である。次に、フ
ュームフードコントローラ20は、開口面積(合計有効
開放面積;以下の説明中、開口面積も開放面積も同意で
あるものとする)を0に等しいとして初期化し(ブロッ
ク304)、次いでその開口部の左手側の縁に最も近い
サッシュドアの右手側縁部と前記のサッシュドアに隣接
する次のサッシュドアの右手側縁部との間の距離を計算
する(ブロック306)。
を読み込むことであり(ブロック300)、次のステッ
プは、サッシュドアを分類して開口の左手側の縁からの
位置を決定することがである(ブロック302)。右手
側の縁からの位置を決定するのも同じように容易に可能
であるが、左手側の縁を選ぶのが便利である。次に、フ
ュームフードコントローラ20は、開口面積(合計有効
開放面積;以下の説明中、開口面積も開放面積も同意で
あるものとする)を0に等しいとして初期化し(ブロッ
ク304)、次いでその開口部の左手側の縁に最も近い
サッシュドアの右手側縁部と前記のサッシュドアに隣接
する次のサッシュドアの右手側縁部との間の距離を計算
する(ブロック306)。
【0143】次に、アクチュエータ94の位置によって
定められる前記両縁部間の距離がサッシュドアの幅以下
であるか否かを判定し(ブロック308)、その距離が
サッシュドアの幅よりも大きい場合には、前記合計開放
面積は、合計開放面積に前記距離情報を有するものを加
え、さらにサッシュドア幅情報を有するものを引いたも
の〔合計開放面積+前記距離−サッシュドア幅〕と同じ
に設定され(ブロック310)、この値がメモリに記憶
される。前記距離がサッシュドアの幅以下である場合に
は、プログラムが進行し、ブロック312に示されてい
るように次の2対のサッシュドアについて前記手順が繰
り返される。いずれの場合であっても、次の2対のサッ
シュドアについてプログラムは同様に繰り返される。
定められる前記両縁部間の距離がサッシュドアの幅以下
であるか否かを判定し(ブロック308)、その距離が
サッシュドアの幅よりも大きい場合には、前記合計開放
面積は、合計開放面積に前記距離情報を有するものを加
え、さらにサッシュドア幅情報を有するものを引いたも
の〔合計開放面積+前記距離−サッシュドア幅〕と同じ
に設定され(ブロック310)、この値がメモリに記憶
される。前記距離がサッシュドアの幅以下である場合に
は、プログラムが進行し、ブロック312に示されてい
るように次の2対のサッシュドアについて前記手順が繰
り返される。いずれの場合であっても、次の2対のサッ
シュドアについてプログラムは同様に繰り返される。
【0144】フュームフードコントローラ20は、前記
手順を繰り返して全部のサッシュドア間の開放面積を計
算し、次いで左手側の開口部の幅に相当する最も近いサ
ッシュドアの右手側縁部と溝の左手側端部との間の距離
を確認し(ブロック314)、この左手側の距離がサッ
シュドアの幅以下であるか否かを判定する(ブロック3
16)。この左手側の距離がサッシュドアの幅以下であ
る場合には、フュームフードコントローラ20は、次に
最も遠いサッシュドアの左手側縁部と溝の右手側端部と
の間の距離、即ち右手側開口部の幅を決定する(ブロッ
ク318)。
手順を繰り返して全部のサッシュドア間の開放面積を計
算し、次いで左手側の開口部の幅に相当する最も近いサ
ッシュドアの右手側縁部と溝の左手側端部との間の距離
を確認し(ブロック314)、この左手側の距離がサッ
シュドアの幅以下であるか否かを判定する(ブロック3
16)。この左手側の距離がサッシュドアの幅以下であ
る場合には、フュームフードコントローラ20は、次に
最も遠いサッシュドアの左手側縁部と溝の右手側端部と
の間の距離、即ち右手側開口部の幅を決定する(ブロッ
ク318)。
【0145】前記左手側の距離がサッシュドアの幅より
も大きい場合には、前記合計開放面積は、〔合計開放面
積+左手側の距離(左手側の距離情報を有するもの)〕
に等しく設定される(ブロック320)。次に、フュー
ムフードコントローラ20は、前記右手側の距離がサッ
シュドアの幅以下であるか否かを判定し(ブロック32
2)、右手側の距離がサッシュドアの幅以下である場合
には、合計開放面積を〔合計開放面積+固定面積〕に等
しく設定する(ブロック324)。
も大きい場合には、前記合計開放面積は、〔合計開放面
積+左手側の距離(左手側の距離情報を有するもの)〕
に等しく設定される(ブロック320)。次に、フュー
ムフードコントローラ20は、前記右手側の距離がサッ
シュドアの幅以下であるか否かを判定し(ブロック32
2)、右手側の距離がサッシュドアの幅以下である場合
には、合計開放面積を〔合計開放面積+固定面積〕に等
しく設定する(ブロック324)。
【0146】なお、ここで、固定面積は、前もってプロ
グラム化したバイパス面積を意味する。右手側の距離が
サッシュドア幅よりも小さいならば、次に、フュームフ
ードコントローラ20は、合計開放面積が〔合計開放面
積+右手側の距離(右手側の距離情報を有するもの)〕
に等しく設定する(ブロック326)。以上の手法で、
前記合計開放面積(合計有効開放面積)は、サッシュド
ア間の開放面積と、最も右手側のサッシュドアと開口部
の右手側縁部との間の距離と、最も左手側のサッシュド
アの左手側縁部と開口部の左手側縁部との間の距離との
和として決定される。
グラム化したバイパス面積を意味する。右手側の距離が
サッシュドア幅よりも小さいならば、次に、フュームフ
ードコントローラ20は、合計開放面積が〔合計開放面
積+右手側の距離(右手側の距離情報を有するもの)〕
に等しく設定する(ブロック326)。以上の手法で、
前記合計開放面積(合計有効開放面積)は、サッシュド
ア間の開放面積と、最も右手側のサッシュドアと開口部
の右手側縁部との間の距離と、最も左手側のサッシュド
アの左手側縁部と開口部の左手側縁部との間の距離との
和として決定される。
【0147】次に、図16を参照して説明する。この図
16は、本実施例のフュームフードコントローラの動作
(作用,操作)の一部を説明するためのフローチャート
であり、特に、複数の水平方向と上下方向の両方向に移
動可能なサッシュドアを用いた場合の非被覆部分(覆わ
れていない開口部分)の面積(サイズ)を求める演算動
作を示している。つまり、図16には、多数の上下に動
くサッシュドアをそなえたフュームフードについて開口
部の覆われていない部分(非被覆部分)の面積(サイ
ズ)を計算する場合の、フュームフードコントローラ2
0の動作に関するフローチャートである。
16は、本実施例のフュームフードコントローラの動作
(作用,操作)の一部を説明するためのフローチャート
であり、特に、複数の水平方向と上下方向の両方向に移
動可能なサッシュドアを用いた場合の非被覆部分(覆わ
れていない開口部分)の面積(サイズ)を求める演算動
作を示している。つまり、図16には、多数の上下に動
くサッシュドアをそなえたフュームフードについて開口
部の覆われていない部分(非被覆部分)の面積(サイ
ズ)を計算する場合の、フュームフードコントローラ2
0の動作に関するフローチャートである。
【0148】初期設定の際に、フュームフードコントロ
ーラ20は、各区画の幅,区画数,最小開放面積(即ち
バイパス面積),さらにサッシュドアを閉めた時に開口
部分が残っている場合にはその部分の面積,および1区
画当たりのサッシュドアの数の入力を行なう(ブロック
330)。次に、フュームフードコントローラ20は、
前記開放面積をゼロに設定し(ブロック332)、N個
の区画のうちの第1区画についてについて計算を開始し
て(ブロック334)、前回の高さをゼロに設定する
(ブロック336)。次に、N枚のサッシュドアのうち
の第1のサッシュドア(サッシュドアNo.1)につい
て作業を開始し(ブロック338)、サッシュ位置A1
を読み込み(ブロック340)、前回の較正ルーチンか
らの勾配値Mおよびインターセプト値Iを入力し(ブロ
ック342)、次いで、そのサッシュドアと区画につい
ての高さHT(SG,SASH)を、〔M×A1+I〕として計
算する(ブロック344)。
ーラ20は、各区画の幅,区画数,最小開放面積(即ち
バイパス面積),さらにサッシュドアを閉めた時に開口
部分が残っている場合にはその部分の面積,および1区
画当たりのサッシュドアの数の入力を行なう(ブロック
330)。次に、フュームフードコントローラ20は、
前記開放面積をゼロに設定し(ブロック332)、N個
の区画のうちの第1区画についてについて計算を開始し
て(ブロック334)、前回の高さをゼロに設定する
(ブロック336)。次に、N枚のサッシュドアのうち
の第1のサッシュドア(サッシュドアNo.1)につい
て作業を開始し(ブロック338)、サッシュ位置A1
を読み込み(ブロック340)、前回の較正ルーチンか
らの勾配値Mおよびインターセプト値Iを入力し(ブロ
ック342)、次いで、そのサッシュドアと区画につい
ての高さHT(SG,SASH)を、〔M×A1+I〕として計
算する(ブロック344)。
【0149】フュームフードコントローラ20は、次
に、前記サッシュドアがサッシュドアNo.1であるか
否かを判定し(ブロック346)、No.1である場合
には、区画の高さへ進み、ブロック344で算出された
高さHT(SG,SASH)を区画の高さHT(SG)に設定してか
ら(ブロック348)、区画の幅を求め(ブロック35
0)、次いで高さHT(SG)に幅を乗算して面積を計算す
る(ブロック358)。
に、前記サッシュドアがサッシュドアNo.1であるか
否かを判定し(ブロック346)、No.1である場合
には、区画の高さへ進み、ブロック344で算出された
高さHT(SG,SASH)を区画の高さHT(SG)に設定してか
ら(ブロック348)、区画の幅を求め(ブロック35
0)、次いで高さHT(SG)に幅を乗算して面積を計算す
る(ブロック358)。
【0150】ブロック346で前記サッシュドアがN
o.1でないと判定された場合には、フュームフードコ
ントローラ20は、区画とサッシュの高さHT(SG,SAS
H)が前回の高さ以下であるか否かを判定し、以下であ
る場合には、前記区画の高さHT(SG)を、ブロック34
4で算出された高さHT(SG,SASH)として設定し(ブロ
ック352)、次のサッシュドアを計算の対象とし(ブ
ロック354)、前回の高さを調査してから(ブロック
356)、ブロック338に戻って、他の区画やサッシ
ュドアについて計算を繰り返す。
o.1でないと判定された場合には、フュームフードコ
ントローラ20は、区画とサッシュの高さHT(SG,SAS
H)が前回の高さ以下であるか否かを判定し、以下であ
る場合には、前記区画の高さHT(SG)を、ブロック34
4で算出された高さHT(SG,SASH)として設定し(ブロ
ック352)、次のサッシュドアを計算の対象とし(ブ
ロック354)、前回の高さを調査してから(ブロック
356)、ブロック338に戻って、他の区画やサッシ
ュドアについて計算を繰り返す。
【0151】ある区画に対するサッシュドアを計算して
その区画の面積AREA(SEG) を求めた後(ブロック35
8)、フュームフードコントローラ20は、その区画の
面積AREA(SEG) が最小流通面積(最小開放面積)以下で
あるか否かを判定する(ステップ360)。その区画の
面積AREA(SEG) が最小流通面積以下である場合には、そ
の面積AREA(SEG) を最小流通面積に設定する(ブロック
362)。その区画の面積AREA(SEG) が最小流通面積よ
りも大きい場合には、その区画の面積AREA(SEG)を〔バ
イパス面積+計算された前記区画の面積AREA(SEG) 〕と
等しく設定する(ブロック364)。
その区画の面積AREA(SEG) を求めた後(ブロック35
8)、フュームフードコントローラ20は、その区画の
面積AREA(SEG) が最小流通面積(最小開放面積)以下で
あるか否かを判定する(ステップ360)。その区画の
面積AREA(SEG) が最小流通面積以下である場合には、そ
の面積AREA(SEG) を最小流通面積に設定する(ブロック
362)。その区画の面積AREA(SEG) が最小流通面積よ
りも大きい場合には、その区画の面積AREA(SEG)を〔バ
イパス面積+計算された前記区画の面積AREA(SEG) 〕と
等しく設定する(ブロック364)。
【0152】次いで、合計有効開放面積が、〔前回計算
した合計有効開放面積(面積1)+計算中の区画の面積
AREA(SEG) 〕として計算され(ブロック366)、しか
るのち、フュームフードコントローラ20は、続けて次
の区画を計算する(368)。全区画についての前述の
通りの計算を行なった後に、合計有効開放面積が得られ
ることになる(ブロック370)。
した合計有効開放面積(面積1)+計算中の区画の面積
AREA(SEG) 〕として計算され(ブロック366)、しか
るのち、フュームフードコントローラ20は、続けて次
の区画を計算する(368)。全区画についての前述の
通りの計算を行なった後に、合計有効開放面積が得られ
ることになる(ブロック370)。
【0153】図6に示されているフュームフード74の
ような、それ自体上下方向に移動しうるフレーム構造体
78に形成されている2組の溝に入っている4枚の水平
方向に移動しうるサッシュドアをそなえている、上下方
向および水平方向の両方向に移動しうる組み合わされた
サッシュドアで覆われていない部分(非被覆部分)の面
積(サイズ)を求めるためにも、フュームフードコント
ローラ20は使用可能である。
ような、それ自体上下方向に移動しうるフレーム構造体
78に形成されている2組の溝に入っている4枚の水平
方向に移動しうるサッシュドアをそなえている、上下方
向および水平方向の両方向に移動しうる組み合わされた
サッシュドアで覆われていない部分(非被覆部分)の面
積(サイズ)を求めるためにも、フュームフードコント
ローラ20は使用可能である。
【0154】先に述べた通り、前面における厚さが約2
インチ(この寸法は実際には製造メーカの設計毎に変わ
りうる)の上側縁部77,フレーム構造体78の下側部
分79aおよびバイパス開口部75がある。当然、フレ
ーム構造体78が最も下側の位置にあるとき、バイアス
開口部は完全に「開いた状態」であり、それを通って空
気が流入することができる。
インチ(この寸法は実際には製造メーカの設計毎に変わ
りうる)の上側縁部77,フレーム構造体78の下側部
分79aおよびバイパス開口部75がある。当然、フレ
ーム構造体78が最も下側の位置にあるとき、バイアス
開口部は完全に「開いた状態」であり、それを通って空
気が流入することができる。
【0155】フレーム構造体78が上げられるととも
に、前記開口部を覆っているサッシュドア76の部分
が、図6に示すように、バイパス開口部75を次第に大
きく覆うようになってくる。図6の具体例においては、
水平方向に移動しうるサッシュドアが重なって完全に閉
じられているが、フレーム構造体は僅かに上げられて示
されている。
に、前記開口部を覆っているサッシュドア76の部分
が、図6に示すように、バイパス開口部75を次第に大
きく覆うようになってくる。図6の具体例においては、
水平方向に移動しうるサッシュドアが重なって完全に閉
じられているが、フレーム構造体は僅かに上げられて示
されている。
【0156】前記組合せサッシュドアをそなえたフュー
ムフードの覆われていない開口部分(非被覆部分)の面
積を求めるためには、次の具体的な計算が行なわれる。
合計開口面積、即ち、覆われていない部分の面積は、上
下方向(以下、式中「V」で示す)の面積と水平方向
(以下、式中「H」で示す)の面積の和である。 合計開口面積=V面積+H面積 式中、水平方向の面積(H面積)は次の通り決定され
る。
ムフードの覆われていない開口部分(非被覆部分)の面
積を求めるためには、次の具体的な計算が行なわれる。
合計開口面積、即ち、覆われていない部分の面積は、上
下方向(以下、式中「V」で示す)の面積と水平方向
(以下、式中「H」で示す)の面積の和である。 合計開口面積=V面積+H面積 式中、水平方向の面積(H面積)は次の通り決定され
る。
【0157】H面積=H幅×〔{パネル高さ;(パネル
高さ+上側縁部の高さ+最小前面高さ−サッシュ高さ;
0)のうちの大きい方の値}のうちの最小値〕 ここで、H幅は前記水平方向に移動しうるサッシュドア
に関して前記の計算を実施したときの値である。また、
上下方向の面積(V面積)は次の式によって得ることが
できる。
高さ+上側縁部の高さ+最小前面高さ−サッシュ高さ;
0)のうちの大きい方の値}のうちの最小値〕 ここで、H幅は前記水平方向に移動しうるサッシュドア
に関して前記の計算を実施したときの値である。また、
上下方向の面積(V面積)は次の式によって得ることが
できる。
【0158】V面積=〔(サッシュ高さ×V幅;最小開
放面積)のうちの大きい方の値 そして、次式のように、合計開口面積(NET FACE AREA;
合計有効開口サイズ)を、前記合計開放面積(NET OPEN
AREA) と固定面積つまりバイパス部分面積(FIXED AREA)
との和として算出することにより、合計有効開口面積の
算出を完了する。
放面積)のうちの大きい方の値 そして、次式のように、合計開口面積(NET FACE AREA;
合計有効開口サイズ)を、前記合計開放面積(NET OPEN
AREA) と固定面積つまりバイパス部分面積(FIXED AREA)
との和として算出することにより、合計有効開口面積の
算出を完了する。
【0159】NET FACE AREA =NET OPEN AREA +FIXED
AREA 本発明に従って、また、図17を参照して、フュームフ
ードのサッシュドアを動かしても遮られないバイパス開
口部を通る空気の流通に抵抗する可能性のあるグリルま
たはスクリーン(図3ではグリル65)の存在を補償す
るブロック図が示されている。
AREA 本発明に従って、また、図17を参照して、フュームフ
ードのサッシュドアを動かしても遮られないバイパス開
口部を通る空気の流通に抵抗する可能性のあるグリルま
たはスクリーン(図3ではグリル65)の存在を補償す
るブロック図が示されている。
【0160】つまり、図17は、本実施例のフュームフ
ードコントローラの動作(作用,操作)の一部を説明す
るためのブロック図であり、特に、グリルの重ねられた
バイパス開口部を有するフュームフードに上下方向に移
動可能なサッシュドアを用いた場合の非被覆部分(覆わ
れていない開口部分)のサイズを求める演算動作を示し
ており、特に、図17には、上下方向に移動しうるサッ
シュドアが1枚だけしか設けられていない図3に示され
たタイプのフュームフードに対する演算動作が示されて
いる。
ードコントローラの動作(作用,操作)の一部を説明す
るためのブロック図であり、特に、グリルの重ねられた
バイパス開口部を有するフュームフードに上下方向に移
動可能なサッシュドアを用いた場合の非被覆部分(覆わ
れていない開口部分)のサイズを求める演算動作を示し
ており、特に、図17には、上下方向に移動しうるサッ
シュドアが1枚だけしか設けられていない図3に示され
たタイプのフュームフードに対する演算動作が示されて
いる。
【0161】そのような場合の補償係数は、バイパス開
口部の有効サイズ(有効面積)を変えることになる上下
方向および/または水平方向に移動しうる如何なる数の
サッシュドアに対して使用可能である。前述したような
方法で、サッシュドアの上下方向の位置はブロック37
2で決定され、その情報がブロック374,376およ
び加算ブロック376へ送られる。バイパス高さのデー
タはブロック380から提供され、その結果得られる塞
がれていない上下方向の寸法(非閉塞部分のサイズ)が
ブロック382で求められ、このブロック382に必要
に応じて最小限界値が得られ、その値が乗算ブロック3
84に供給される。
口部の有効サイズ(有効面積)を変えることになる上下
方向および/または水平方向に移動しうる如何なる数の
サッシュドアに対して使用可能である。前述したような
方法で、サッシュドアの上下方向の位置はブロック37
2で決定され、その情報がブロック374,376およ
び加算ブロック376へ送られる。バイパス高さのデー
タはブロック380から提供され、その結果得られる塞
がれていない上下方向の寸法(非閉塞部分のサイズ)が
ブロック382で求められ、このブロック382に必要
に応じて最小限界値が得られ、その値が乗算ブロック3
84に供給される。
【0162】この乗算ブロック384で、入力値に、ブ
ロック386から供給される0よりも大きく且つ1以下
の値(好ましくは約0.1〜1の範囲内の値)であって
実験的に定められる流通係数が乗算される。この流通係
数は、グリルまたはスクリーンが存在することによって
発生する流れに対する抵抗を表している。そして、この
流通係数は、前記バイパス開口部の塞がれていない部分
(非閉塞部分)のサイズを変える様々な位置にサッシュ
ドアを設けてフュームフードを運転しながら前記流通係
数の値を調節して所望の開放面流速からの面流速のずれ
を修正・測定することによって決定されることが好まし
い。また、流通係数の値は、ずれを所望の最小値に減ら
すように最適化される。
ロック386から供給される0よりも大きく且つ1以下
の値(好ましくは約0.1〜1の範囲内の値)であって
実験的に定められる流通係数が乗算される。この流通係
数は、グリルまたはスクリーンが存在することによって
発生する流れに対する抵抗を表している。そして、この
流通係数は、前記バイパス開口部の塞がれていない部分
(非閉塞部分)のサイズを変える様々な位置にサッシュ
ドアを設けてフュームフードを運転しながら前記流通係
数の値を調節して所望の開放面流速からの面流速のずれ
を修正・測定することによって決定されることが好まし
い。また、流通係数の値は、ずれを所望の最小値に減ら
すように最適化される。
【0163】ブロック384における演算の結果は、加
算処理ブロック388に付与される有効バイパス上下値
となる。ブロック374からの上下方向流通面位置もブ
ロック388に送られ、ブロック388により加算され
た値が論理スイッチブロック390に供給される。この
論理スイッチブロック390が、ブロック388からの
加算値をその出力端子へ送られると、その値は乗算ブロ
ック392においてブロック394からのサッシュ幅が
乗算されて有効面積が得られる。加算ブロック398に
おいて、ブロック396から供給された固定開放面積が
前記有効面積に加算されて合計開放面積の計算値が得ら
れる。
算処理ブロック388に付与される有効バイパス上下値
となる。ブロック374からの上下方向流通面位置もブ
ロック388に送られ、ブロック388により加算され
た値が論理スイッチブロック390に供給される。この
論理スイッチブロック390が、ブロック388からの
加算値をその出力端子へ送られると、その値は乗算ブロ
ック392においてブロック394からのサッシュ幅が
乗算されて有効面積が得られる。加算ブロック398に
おいて、ブロック396から供給された固定開放面積が
前記有効面積に加算されて合計開放面積の計算値が得ら
れる。
【0164】故障が検知されると、故障検知ブロック3
76は、ブロック402からの最大開放時の高さの入力
値を有する1/2逓倍器400からの出力を前記論理ス
イッチブロック390に使用させるように作動する。1
/2逓倍器400の出力値は、加算ブロック388から
の計算値よりも緊急な値であり、優先的に論理スイッチ
ブロック390に入力される。
76は、ブロック402からの最大開放時の高さの入力
値を有する1/2逓倍器400からの出力を前記論理ス
イッチブロック390に使用させるように作動する。1
/2逓倍器400の出力値は、加算ブロック388から
の計算値よりも緊急な値であり、優先的に論理スイッチ
ブロック390に入力される。
【0165】上述した詳細な説明から、空気の流れを正
確に制御して所望のまたは最小の開放面流速を維持する
ことが可能であって、バイパス開口部に重ねられて設け
られることもあるグリルまたはスクリーン(グリル手
段)の存在を補償することができるフュームフードが開
示かつ説明されたことは明確である。スクリーンを通っ
て流入する空気に対する抵抗を補償することによってサ
ッシュドアを動かしても塞がれていないバイパス開口部
(非閉塞部分)のサイズ(面積)を単に計算で求めるよ
りも正確な制御が可能になる。
確に制御して所望のまたは最小の開放面流速を維持する
ことが可能であって、バイパス開口部に重ねられて設け
られることもあるグリルまたはスクリーン(グリル手
段)の存在を補償することができるフュームフードが開
示かつ説明されたことは明確である。スクリーンを通っ
て流入する空気に対する抵抗を補償することによってサ
ッシュドアを動かしても塞がれていないバイパス開口部
(非閉塞部分)のサイズ(面積)を単に計算で求めるよ
りも正確な制御が可能になる。
【0166】このように、本実施例によれば、フューム
フードの平均開放面流速を極めて迅速,正確かつ効果的
に制御することを可能とし、フュームフードの前面開口
部を覆う一枚またはそれ以上のドアが移動されてから数
秒以内に所望の平均開放面流速を達成して維持する。こ
れは、少なくとも部分的には、フュームフードの開口部
の非被覆部分(覆われていない部分)の面積,即ち、サ
ッシュドア,フレーム,リップ(縁)等で覆われていな
い開口部分の面積を迅速に計算することによって達成さ
れ、この計算は1秒間に数回繰り返される。
フードの平均開放面流速を極めて迅速,正確かつ効果的
に制御することを可能とし、フュームフードの前面開口
部を覆う一枚またはそれ以上のドアが移動されてから数
秒以内に所望の平均開放面流速を達成して維持する。こ
れは、少なくとも部分的には、フュームフードの開口部
の非被覆部分(覆われていない部分)の面積,即ち、サ
ッシュドア,フレーム,リップ(縁)等で覆われていな
い開口部分の面積を迅速に計算することによって達成さ
れ、この計算は1秒間に数回繰り返される。
【0167】また、本実施例によれば、図10,図18
〜図22に示したようにメモリ手段を備えた演算手段を
含み、前述したように制御のために必要なサッシュドア
の寸法および上縁の高さやフレームの幅等の他の構造上
の特徴を入力することによって横方向および/または上
下方向に移動可能なサッシュドアに合わせて、制御を行
なうこともできる。
〜図22に示したようにメモリ手段を備えた演算手段を
含み、前述したように制御のために必要なサッシュドア
の寸法および上縁の高さやフレームの幅等の他の構造上
の特徴を入力することによって横方向および/または上
下方向に移動可能なサッシュドアに合わせて、制御を行
なうこともできる。
【0168】ここで、前述した本実施例のフュームフー
ドコントローラ20は、前面開口部を覆うのに用いられ
る可動サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手
段が重ねられているバイパス開口部をそなえ、可動サッ
シュドアが移動して前面開口部が覆われていないときに
少なくとも部分的に塞がれているようにバイパス開口部
が用いられ、空気および煙霧を排出するために排気ダク
トと連通している型式のフュームフードの前面開口部の
非被覆部分を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に
維持するためにフュームフードを通る空気の流通を制御
するためのものであって、排気ダクトを通る空気の実際
の流速を測定して排気ダクトを通る空気の実際の流速を
示す実流速信号を発生する実流速測定手段(排気流セン
サ49)と、後述する制御手段から受ける制御信号に応
じて排気ダクトを通る空気の流速を変える調節手段(送
風機,ダンパ)とがそなえられ、前述したスイッチ装置
80が、可動サッシュドアの位置を検出してその位置を
示す位置信号を発生する位置検出手段として機能するほ
か、前述したマイクロプロセッサ120が、位置決定手
段からの位置信号に応じて前面開口部の非被覆部分のサ
イズ(面積)を決定する第1のサイズ決定手段としての
機能と、位置検出手段からの位置信号に応じてバイパス
開口部の非閉塞部分のサイズ(面積)を決定し且つ決定
されたサイズを流通係数によって調整してグリル手段に
よる空気の流通に対する抵抗を補償しバイパス開口部の
非閉塞部分の有効サイズを決定する第2のサイズ決定手
段としての機能と、後述する制御手段としての機能を有
しており、この制御手段が、第1のサイズ決定手段から
の前面開口部の非被覆部分のサイズ,第2のサイズ決定
手段からのバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズお
よび実流速測定手段からの実流速信号に応じて調節手段
を制御して前面開口部の非被覆部分を通る空気の流速を
所定の平均開放面流速に維持するために十分な流速に対
応する所望の流速信号を発生するためのものであって、
所望の流速信号と実流速測定手段からの実流速信号とを
比較して誤差が存在する場合にはその誤差を示す誤差信
号を発生し、さらに誤差信号を選択的に所定の最小値に
減少させるために制御信号を発生して調節手段に出力す
るように動作する。
ドコントローラ20は、前面開口部を覆うのに用いられ
る可動サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手
段が重ねられているバイパス開口部をそなえ、可動サッ
シュドアが移動して前面開口部が覆われていないときに
少なくとも部分的に塞がれているようにバイパス開口部
が用いられ、空気および煙霧を排出するために排気ダク
トと連通している型式のフュームフードの前面開口部の
非被覆部分を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に
維持するためにフュームフードを通る空気の流通を制御
するためのものであって、排気ダクトを通る空気の実際
の流速を測定して排気ダクトを通る空気の実際の流速を
示す実流速信号を発生する実流速測定手段(排気流セン
サ49)と、後述する制御手段から受ける制御信号に応
じて排気ダクトを通る空気の流速を変える調節手段(送
風機,ダンパ)とがそなえられ、前述したスイッチ装置
80が、可動サッシュドアの位置を検出してその位置を
示す位置信号を発生する位置検出手段として機能するほ
か、前述したマイクロプロセッサ120が、位置決定手
段からの位置信号に応じて前面開口部の非被覆部分のサ
イズ(面積)を決定する第1のサイズ決定手段としての
機能と、位置検出手段からの位置信号に応じてバイパス
開口部の非閉塞部分のサイズ(面積)を決定し且つ決定
されたサイズを流通係数によって調整してグリル手段に
よる空気の流通に対する抵抗を補償しバイパス開口部の
非閉塞部分の有効サイズを決定する第2のサイズ決定手
段としての機能と、後述する制御手段としての機能を有
しており、この制御手段が、第1のサイズ決定手段から
の前面開口部の非被覆部分のサイズ,第2のサイズ決定
手段からのバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズお
よび実流速測定手段からの実流速信号に応じて調節手段
を制御して前面開口部の非被覆部分を通る空気の流速を
所定の平均開放面流速に維持するために十分な流速に対
応する所望の流速信号を発生するためのものであって、
所望の流速信号と実流速測定手段からの実流速信号とを
比較して誤差が存在する場合にはその誤差を示す誤差信
号を発生し、さらに誤差信号を選択的に所定の最小値に
減少させるために制御信号を発生して調節手段に出力す
るように動作する。
【0169】このとき、流通係数を0よりも大きく且つ
1以下の値とし、さらに、バイパス開口部の非閉塞部分
のサイズを変える各位置に可動サッシュドアを移動させ
て制御動作を行ないながら流通係数の調節と所定の開放
面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なった後、
ずれを所望の最小値に減らすように流通係数の値を最適
化することにより、流通係数を定めるようにする。
1以下の値とし、さらに、バイパス開口部の非閉塞部分
のサイズを変える各位置に可動サッシュドアを移動させ
て制御動作を行ないながら流通係数の調節と所定の開放
面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なった後、
ずれを所望の最小値に減らすように流通係数の値を最適
化することにより、流通係数を定めるようにする。
【0170】また、別の見方をすると、前述した本実施
例のフュームフードコントローラ20では、前述したス
イッチ装置80が、可動サッシュドアの位置を決定して
その位置を示す位置信号を発生する位置決定手段として
機能するほか、前述したマイクロプロセッサ120が、
メモリ手段を含み位置決定手段からの位置信号とメモリ
手段に記憶されているフュームフードの構造および運転
パラメータに関するデータとに応じて前面開口部の非被
覆部分のサイズ(面積)を決定しまた位置決定手段から
の位置信号とメモリ手段におけるデータとに応じてバイ
パス開口部の非閉塞部分のサイズを算出する演算手段と
して機能し、この演算手段が、流通係数によってバイパ
ス開口部の非閉塞部分のサイズを変えて、バイパス開口
部の非閉塞部分の有効サイズを提供するとともに、前面
開口部の非被覆部分のサイズとバイパス開口部の非閉塞
部分の有効サイズとを加算して合計有効開口サイズを求
め、該合計有効開口サイズを利用して所定の平均開放面
流速を得るように流通制御手段を制御するように動作す
る。
例のフュームフードコントローラ20では、前述したス
イッチ装置80が、可動サッシュドアの位置を決定して
その位置を示す位置信号を発生する位置決定手段として
機能するほか、前述したマイクロプロセッサ120が、
メモリ手段を含み位置決定手段からの位置信号とメモリ
手段に記憶されているフュームフードの構造および運転
パラメータに関するデータとに応じて前面開口部の非被
覆部分のサイズ(面積)を決定しまた位置決定手段から
の位置信号とメモリ手段におけるデータとに応じてバイ
パス開口部の非閉塞部分のサイズを算出する演算手段と
して機能し、この演算手段が、流通係数によってバイパ
ス開口部の非閉塞部分のサイズを変えて、バイパス開口
部の非閉塞部分の有効サイズを提供するとともに、前面
開口部の非被覆部分のサイズとバイパス開口部の非閉塞
部分の有効サイズとを加算して合計有効開口サイズを求
め、該合計有効開口サイズを利用して所定の平均開放面
流速を得るように流通制御手段を制御するように動作す
る。
【0171】このとき、流通制御手段は、前述したよう
に、可変速送風機の運転速度を変えるためのコントロー
ラや、フュームフードの排気ダクト内の空気の流通を制
御するために用いられる可変位置ダンパ手段の位置を調
節するためのコントローラとして構成される。さらに、
別の見方をすれば、前述した本実施例のフュームフード
コントローラ20では、前述したスイッチ装置80が、
可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生するため
の位置信号発生手段として機能するほか、前述したマイ
クロプロセッサ120が、位置信号発生手段からの位置
信号に応じて前面開口部の非被覆部分のサイズ(面積)
とバイパス開口部の非閉塞部分のサイズとを決定するた
めの制御手段として機能し、この制御手段が、流通係数
によってバイパス開口部の非閉塞部分のサイズを変更す
ることにより、グリル手段の存在による流通特性の変化
を補償するとともに、位置信号発生手段からの位置信号
とバイパス開口部の非閉塞部分の変更後のサイズとから
合計有効開口サイズを示す信号を発生して流通制御手段
を制御することにより、合計有効開口サイズを示す信号
を利用して所定の平均開放面流速を得るように動作す
る。
に、可変速送風機の運転速度を変えるためのコントロー
ラや、フュームフードの排気ダクト内の空気の流通を制
御するために用いられる可変位置ダンパ手段の位置を調
節するためのコントローラとして構成される。さらに、
別の見方をすれば、前述した本実施例のフュームフード
コントローラ20では、前述したスイッチ装置80が、
可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生するため
の位置信号発生手段として機能するほか、前述したマイ
クロプロセッサ120が、位置信号発生手段からの位置
信号に応じて前面開口部の非被覆部分のサイズ(面積)
とバイパス開口部の非閉塞部分のサイズとを決定するた
めの制御手段として機能し、この制御手段が、流通係数
によってバイパス開口部の非閉塞部分のサイズを変更す
ることにより、グリル手段の存在による流通特性の変化
を補償するとともに、位置信号発生手段からの位置信号
とバイパス開口部の非閉塞部分の変更後のサイズとから
合計有効開口サイズを示す信号を発生して流通制御手段
を制御することにより、合計有効開口サイズを示す信号
を利用して所定の平均開放面流速を得るように動作す
る。
【0172】またさらに、別の見方をすれば、前述した
本実施例のフュームフードコントローラ20では、可動
サッシュドアの位置とバイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを示す信号とを発生するための信号発生手段(スイ
ッチ装置80としての機能とバイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを算出する機能とを同時に実現するもの)を
そなえるとともに、前述したマイクロプロセッサ120
が、信号発生手段からの信号を受けてグリル手段の存在
によるバイパス開口部を通る空気の流通特性への変化を
表す補償バイパス開口信号を発生するための制御手段と
して機能し、この制御手段が、信号発生手段からの信号
と補償バイパス開口信号とを利用して流通制御手段を制
御して所定の平均開放面流速を得るように動作する。
本実施例のフュームフードコントローラ20では、可動
サッシュドアの位置とバイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを示す信号とを発生するための信号発生手段(スイ
ッチ装置80としての機能とバイパス開口部の非閉塞部
分のサイズを算出する機能とを同時に実現するもの)を
そなえるとともに、前述したマイクロプロセッサ120
が、信号発生手段からの信号を受けてグリル手段の存在
によるバイパス開口部を通る空気の流通特性への変化を
表す補償バイパス開口信号を発生するための制御手段と
して機能し、この制御手段が、信号発生手段からの信号
と補償バイパス開口信号とを利用して流通制御手段を制
御して所定の平均開放面流速を得るように動作する。
【0173】さらにまた、別の見方をすれば、前述した
本実施例のフュームフードコントローラ20では、前述
したスイッチ装置80が、可動サッシュドアの位置を示
す第1の信号を発生するための第1の信号発生手段とし
て機能するほか、前述したマイクロプロセッサ120
が、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを示す第2の
信号を発生するための第2の信号発生手段としての機能
と、第1および第2の信号発生手段からの第1および第
2の信号を受けてグリル手段の存在によるバイパス開口
部を通る空気の流通特性への変化を表す補償バイパス開
口信号からなる第3の信号を得るために用いられる制御
手段としての機能とを有し、この制御手段が、第1およ
び第3の信号を利用して流通制御手段を制御し所定の平
均開放面流速を得るように動作する。
本実施例のフュームフードコントローラ20では、前述
したスイッチ装置80が、可動サッシュドアの位置を示
す第1の信号を発生するための第1の信号発生手段とし
て機能するほか、前述したマイクロプロセッサ120
が、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを示す第2の
信号を発生するための第2の信号発生手段としての機能
と、第1および第2の信号発生手段からの第1および第
2の信号を受けてグリル手段の存在によるバイパス開口
部を通る空気の流通特性への変化を表す補償バイパス開
口信号からなる第3の信号を得るために用いられる制御
手段としての機能とを有し、この制御手段が、第1およ
び第3の信号を利用して流通制御手段を制御し所定の平
均開放面流速を得るように動作する。
【0174】上述したような各種機能を有するフューム
フードコントローラ20を用いることにより、本実施例
では、以下のような手順でフュームフード開放面流速を
制御することができる。即ち、(1)可動サッシュドア
の位置を決定して該可動サッシュドアの位置を示す位置
信号を発生し、(2)位置信号と演算手段のメモリ手段
に記憶されているフュームフードの構造および運転パラ
メータに関するデータとに応じて前面開口部の非被覆部
分のサイズを決定し、(3)位置信号とメモリ手段にお
けるデータとに応じてバイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを決定し、(4)流通係数をバイパス開口部の非閉
塞部分のサイズに適用してバイパス開口部の非閉塞部分
の有効サイズを提供し、(5)前面開口部の非被覆部分
のサイズとバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズと
を加算して合計有効開口サイズを求め、(6)合計有効
開口サイズを利用して所定の平均開放面流速を得るよう
に流通制御手段を制御する。
フードコントローラ20を用いることにより、本実施例
では、以下のような手順でフュームフード開放面流速を
制御することができる。即ち、(1)可動サッシュドア
の位置を決定して該可動サッシュドアの位置を示す位置
信号を発生し、(2)位置信号と演算手段のメモリ手段
に記憶されているフュームフードの構造および運転パラ
メータに関するデータとに応じて前面開口部の非被覆部
分のサイズを決定し、(3)位置信号とメモリ手段にお
けるデータとに応じてバイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを決定し、(4)流通係数をバイパス開口部の非閉
塞部分のサイズに適用してバイパス開口部の非閉塞部分
の有効サイズを提供し、(5)前面開口部の非被覆部分
のサイズとバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズと
を加算して合計有効開口サイズを求め、(6)合計有効
開口サイズを利用して所定の平均開放面流速を得るよう
に流通制御手段を制御する。
【0175】このとき、流通係数を、0よりも大きく且
つ1以下の値で、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
によって乗算し、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
を変える各位置に可動サッシュドアを移動させて制御動
作を行ないながら流通係数の調節と所定の開放面流速か
らの開放面流速のずれの測定とを行なった後、ずれを所
望の最小値に減らすように流通係数の値を最適化するこ
とにより、流通係数を定める。
つ1以下の値で、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
によって乗算し、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
を変える各位置に可動サッシュドアを移動させて制御動
作を行ないながら流通係数の調節と所定の開放面流速か
らの開放面流速のずれの測定とを行なった後、ずれを所
望の最小値に減らすように流通係数の値を最適化するこ
とにより、流通係数を定める。
【0176】また、上述したような各種機能を有するフ
ュームフードコントローラ20を用いることにより、本
実施例では、以下のような手順でもフュームフード開放
面流速を制御することができる。即ち、(11)可動サ
ッシュドアの位置を決定して該可動サッシュドアの位置
を示す位置信号を発生し、(12)メモリ手段をそなえ
た演算手段により位置信号とメモリ手段に記憶されてい
る構造パラメータに関するデータとを利用して前面開口
部の非被覆部分のサイズを決定し、(13)位置信号と
メモリ手段におけるデータとを利用してバイパス開口部
の非閉塞部分のサイズを決定した後、当該サイズを流通
係数によって変えることによりグリル手段による空気の
流通に対する抵抗を補償してバイパス開口部の非閉塞部
分の有効サイズを求め、(14)前面開口部の非被覆部
分のサイズとバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズ
とを加算して合計有効開口サイズを求め、(15)排気
ダクトを通る空気の実際の流速を測定し、(16)測定
された実際の流速と合計有効開口サイズとに応じて排気
ダクトを通る空気の流通状態を変えて所定の平均開放面
流速を得る。
ュームフードコントローラ20を用いることにより、本
実施例では、以下のような手順でもフュームフード開放
面流速を制御することができる。即ち、(11)可動サ
ッシュドアの位置を決定して該可動サッシュドアの位置
を示す位置信号を発生し、(12)メモリ手段をそなえ
た演算手段により位置信号とメモリ手段に記憶されてい
る構造パラメータに関するデータとを利用して前面開口
部の非被覆部分のサイズを決定し、(13)位置信号と
メモリ手段におけるデータとを利用してバイパス開口部
の非閉塞部分のサイズを決定した後、当該サイズを流通
係数によって変えることによりグリル手段による空気の
流通に対する抵抗を補償してバイパス開口部の非閉塞部
分の有効サイズを求め、(14)前面開口部の非被覆部
分のサイズとバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズ
とを加算して合計有効開口サイズを求め、(15)排気
ダクトを通る空気の実際の流速を測定し、(16)測定
された実際の流速と合計有効開口サイズとに応じて排気
ダクトを通る空気の流通状態を変えて所定の平均開放面
流速を得る。
【0177】このとき、流通係数を0よりも大きく且つ
1以下の値とし、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
を変える工程(13)を、当該サイズを流通係数で乗算
することにより行なう。なお、以上のように、本発明の
様々な実施例を開示して説明したが、種々の代替,置換
および均等手段を用いることが可能であることは明確で
ある。本発明の様々な特徴ある構成は前記特許請求の範
囲に記載されている。
1以下の値とし、バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
を変える工程(13)を、当該サイズを流通係数で乗算
することにより行なう。なお、以上のように、本発明の
様々な実施例を開示して説明したが、種々の代替,置換
および均等手段を用いることが可能であることは明確で
ある。本発明の様々な特徴ある構成は前記特許請求の範
囲に記載されている。
【0178】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の可変バイ
パス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制御装
置および方法(請求項1〜15)によれば、フュームフ
ードの平均開放面流速を極めて迅速,正確かつ効果的に
制御することを可能とし、フュームフードの前面開口部
を覆う一枚またはそれ以上のドアが移動されてから極め
て短時間のうちに所望の平均開放面流速を達成して維持
することができる。
パス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制御装
置および方法(請求項1〜15)によれば、フュームフ
ードの平均開放面流速を極めて迅速,正確かつ効果的に
制御することを可能とし、フュームフードの前面開口部
を覆う一枚またはそれ以上のドアが移動されてから極め
て短時間のうちに所望の平均開放面流速を達成して維持
することができる。
【0179】また、本発明によれば、メモリ手段をそな
えた演算手段を含み、サッシュドアの構造上の特徴を入
力することによって水平方向および/または上下方向に
移動可能なサッシュドアに合わせて前記演算手段を設定
することができる(請求項4〜12)。さらに、サッシ
ュドアの位置を変えることによってバイパス開口部の有
効サイズが変わる型式のフュームフードを制御するため
に容易に適用可能であって、各種構造のバイパス開口部
を考慮に入れて、フュームフードの前面開口部の非被覆
部分を通る空気の流通を正確に制御することができる
(請求項1〜15)。
えた演算手段を含み、サッシュドアの構造上の特徴を入
力することによって水平方向および/または上下方向に
移動可能なサッシュドアに合わせて前記演算手段を設定
することができる(請求項4〜12)。さらに、サッシ
ュドアの位置を変えることによってバイパス開口部の有
効サイズが変わる型式のフュームフードを制御するため
に容易に適用可能であって、各種構造のバイパス開口部
を考慮に入れて、フュームフードの前面開口部の非被覆
部分を通る空気の流通を正確に制御することができる
(請求項1〜15)。
【0180】また、バイパス開口部に重ねられているグ
リル手段を通る空気の流通に対する抵抗を補償するため
に流通係数を用い、それによってフュームフードのより
正確な制御が達成できる利点もある(請求項2,3,
8,9,11,12)。
リル手段を通る空気の流通に対する抵抗を補償するため
に流通係数を用い、それによってフュームフードのより
正確な制御が達成できる利点もある(請求項2,3,
8,9,11,12)。
【図1】本発明に係わる装置の概略ブロック図である。
【図2】正面図として示されている操作パネルに接続さ
れた状態を示す、本実施例のフュームフードコントロー
ラ(フュームフード開放面流速の制御装置)のブロック
図である。
れた状態を示す、本実施例のフュームフードコントロー
ラ(フュームフード開放面流速の制御装置)のブロック
図である。
【図3】上下方向に移動可能なサッシュドアと前面上側
に位置してグリルが重ねられているバイパス開口部とを
そなえた代表的なフュームフードの前面の概略立面図で
ある。
に位置してグリルが重ねられているバイパス開口部とを
そなえた代表的なフュームフードの前面の概略立面図で
ある。
【図4】水平方向に移動可能な複数枚のサッシュドアを
そなえた代表的なフュームフードの前面の概略立面図で
ある。
そなえた代表的なフュームフードの前面の概略立面図で
ある。
【図5】図4の5−5線に略沿う断面図である。
【図6】水平方向と上下方向の両方向に移動可能なサッ
シュドアをそなえた代表的な組合せサッシュ式フューム
フードの前面の概略立面図である。
シュドアをそなえた代表的な組合せサッシュ式フューム
フードの前面の概略立面図である。
【図7】複数のドアサッシュ位置指示スイッチ手段の接
続図である。
続図である。
【図8】図7に示すドアサッシュ位置指示スイッチ手段
の断面図である。
の断面図である。
【図9】フュームフードのサッシュドアの位置を決定す
るための電気回路の概略図である。
るための電気回路の概略図である。
【図10】本発明を具現化した本実施例のフュームフー
ドコントローラ用の電気回路を、5つの回路構成部分1
0a〜10eの相対位置として示すブロック図である。
ドコントローラ用の電気回路を、5つの回路構成部分1
0a〜10eの相対位置として示すブロック図である。
【図11】本実施例のフュームフードコントローラの一
般的な動作を説明するためのフローチャートである。
般的な動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本実施例のフュームフードコントローラの動
作の一部を説明するためのフローチャートである。
作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図13】本実施例のフュームフードコントローラの動
作の一部を説明するためのブロック図である。
作の一部を説明するためのブロック図である。
【図14】本実施例のフュームフードコントローラの動
作の一部を説明するためのフローチャートである。
作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図15】本実施例のフュームフードコントローラの動
作の一部を説明するためのフローチャートである。
作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図16】本実施例のフュームフードコントローラの動
作の一部を説明するためのフローチャートである。
作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図17】本実施例のフュームフードコントローラの動
作の一部を説明するためのブロック図である。
作の一部を説明するためのブロック図である。
【図18】図10における回路構成部分10aの回路構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図19】図10における回路構成部分10bの回路構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図20】図10における回路構成部分10cの回路構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図21】図10における回路構成部分10dの回路構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図22】図10における回路構成部分10eの回路構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
10a〜10e 回路構成部分 20 フュームフードコントローラ(フュームフード開
放面流速の制御装置) 22 ルームコントローラ 24 排気コントローラ 26 主コントロール盤 28 回線 29 差圧センサ 30 線路 32 変圧器 34 操作パネル 36 回線 38 コネクタ 40 液晶ディスプレイ 44 アラーム表示部 46 緊急パージ用スイッチ 48 補助スイッチ 49 排気流センサ(実流速測定手段) 50 アラーム取消スイッチ 51 遠隔緊急スイッチ 55 センサ 60 フュームフード 62 サッシュドア 63 開口 64 フュームフード 65 グリル(グリル手段) 66 サッシュドア 68 溝 70 排気ダクト 72 フィルタ装置 74 フュームフード 75 バイパス開口部 76 サッシュドア 77 上側縁部 78 フレーム構造体 79a フレーム構造体の下側部分 79b フレーム構造体の上側部分 80 スイッチ装置(サッシュドア位置指示装置,ドア
サッシュ位置指示スイッチ手段,サッシュドア位置セン
サ,位置検出手段,位置決定手段,位置信号発生手段,
信号発生手段,第1の信号発生手段) 81 回線 82 ポリエステル基層 84 電気絶縁性インキ(絶縁層) 86 ポリエステル基層 88 導電性インキ(導電層) 90 接着剤ビード 92 接着剤層 94 アクチュエータ 100 演算増幅器 102 PNPトランジスタ 104 抵抗器 106,108 出力線路 120 マイクロプロセッサ(流量制御手段,演算手
段,制御手段,第1のサイズ決定手段,第2のサイズ決
定手段,調節手段) 122 水晶発振器 124 データバス 126 トライステートバッファ 128 EPROM 130 3〜8ビットマルチプレクサ 132 データラッチ装置 134 ディジタル/アナログ変換器 136 RS232ドライバ
放面流速の制御装置) 22 ルームコントローラ 24 排気コントローラ 26 主コントロール盤 28 回線 29 差圧センサ 30 線路 32 変圧器 34 操作パネル 36 回線 38 コネクタ 40 液晶ディスプレイ 44 アラーム表示部 46 緊急パージ用スイッチ 48 補助スイッチ 49 排気流センサ(実流速測定手段) 50 アラーム取消スイッチ 51 遠隔緊急スイッチ 55 センサ 60 フュームフード 62 サッシュドア 63 開口 64 フュームフード 65 グリル(グリル手段) 66 サッシュドア 68 溝 70 排気ダクト 72 フィルタ装置 74 フュームフード 75 バイパス開口部 76 サッシュドア 77 上側縁部 78 フレーム構造体 79a フレーム構造体の下側部分 79b フレーム構造体の上側部分 80 スイッチ装置(サッシュドア位置指示装置,ドア
サッシュ位置指示スイッチ手段,サッシュドア位置セン
サ,位置検出手段,位置決定手段,位置信号発生手段,
信号発生手段,第1の信号発生手段) 81 回線 82 ポリエステル基層 84 電気絶縁性インキ(絶縁層) 86 ポリエステル基層 88 導電性インキ(導電層) 90 接着剤ビード 92 接着剤層 94 アクチュエータ 100 演算増幅器 102 PNPトランジスタ 104 抵抗器 106,108 出力線路 120 マイクロプロセッサ(流量制御手段,演算手
段,制御手段,第1のサイズ決定手段,第2のサイズ決
定手段,調節手段) 122 水晶発振器 124 データバス 126 トライステートバッファ 128 EPROM 130 3〜8ビットマルチプレクサ 132 データラッチ装置 134 ディジタル/アナログ変換器 136 RS232ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン・ジー・ペトラス アメリカ合衆国 イリノイ州60046 リ ンデンハースト ティールロード 427 番地
Claims (15)
- 【請求項1】 前面開口部を覆うのに用いられる可動サ
ッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ね
られているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュ
ドアが移動して前記前面開口部が覆われていないときに
少なくとも部分的に塞がれているように前記バイパス開
口部が用いられ、空気および煙霧を排出するために排気
ダクトと連通している型式のフュームフードの前記前面
開口部の非被覆部分を通る空気の流速を所定の平均開放
面流速に維持するために前記フュームフードを通る空気
の流通を制御するための装置において、 前記可動サッシュドアの位置を検出して、該可動サッシ
ュドアの位置を示す位置信号を発生する位置検出手段
と、 前記位置検出手段からの位置信号に応じて前記前面開口
部の非被覆部分のサイズを決定する第1のサイズ決定手
段と、 前記位置検出手段からの位置信号に応じて前記バイパス
開口部の非閉塞部分のサイズを決定し、且つ、決定され
たサイズを流通係数によって調整して前記グリル手段に
よる空気の流通に対する抵抗を補償し、前記バイパス開
口部の非閉塞部分の有効サイズを決定する第2のサイズ
決定手段と、 前記排気ダクトを通る空気の実際の流速を測定して前記
排気ダクトを通る空気の実際の流速を示す実流速信号を
発生する実流速測定手段と、 制御手段から受ける制御信号に応じて前記排気ダクトを
通る空気の流速を変える調節手段とをそなえ、 前記制御手段が、前記第1のサイズ決定手段からの前記
前面開口部の非被覆部分のサイズ,前記第2のサイズ決
定手段からのバイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズ
および前記実流速測定手段からの実流速信号に応じて前
記調節手段を制御して前記前面開口部の非被覆部分を通
る空気の流速を前記所定の平均開放面流速に維持するた
めに十分な流速に対応する所望の流速信号を発生するた
めのものであって、前記所望の流速信号と前記実流速測
定手段からの実流速信号とを比較して誤差が存在する場
合にはその誤差を示す誤差信号を発生し、さらに前記誤
差信号を選択的に所定の最小値に減少させるために制御
信号を発生して前記調節手段に出力することを特徴とす
る、可変バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面
流速の制御装置。 - 【請求項2】 前記流通係数が0よりも大きく且つ1以
下の値であることを特徴とする、請求項1記載の可変バ
イパス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制御
装置。 - 【請求項3】 前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイ
ズを変える各位置に前記可動サッシュドアを移動させて
制御動作を行ないながら前記流通係数の調節と前記所定
の開放面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なっ
た後、前記ずれを所望の最小値に減らすように前記流通
係数の値を最適化することにより、前記流通係数が定め
られることを特徴とする、請求項1または請求項2に記
載の可変バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面
流速の制御装置。 - 【請求項4】 前面開口部を覆うのに用いられる可動サ
ッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ね
られているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュ
ドアの移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるように
前記バイパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排出
するために排気ダクトと連通している型式のフュームフ
ードの前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均開
放面流速に維持するために前記フュームフードを通る空
気の流通を制御する流通制御手段を制御するための装置
において、 前記可動サッシュドアの位置を決定して該可動サッシュ
ドアの位置を示す位置信号を発生する位置決定手段と、 メモリ手段を含み、前記位置決定手段からの位置信号と
前記メモリ手段に記憶されている前記フュームフードの
構造および運転パラメータに関するデータとに応じて前
記前面開口部の非被覆部分のサイズを決定し、また前記
位置決定手段からの位置信号と前記メモリ手段における
前記データとに応じて前記バイパス開口部の非閉塞部分
のサイズを算出する演算手段とからなり、 前記演算手段が、流通係数によって前記バイパス開口部
の非閉塞部分のサイズを変えて、前記バイパス開口部の
非閉塞部分の有効サイズを提供するとともに、 前記演算手段が、前記前面開口部の非被覆部分のサイズ
と前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズとを加
算して合計有効開口サイズを求め、該合計有効開口サイ
ズを利用して前記所定の平均開放面流速を得るように前
記流通制御手段を制御することを特徴とする、可変バイ
パス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制御装
置。 - 【請求項5】 前記流通制御手段が、可変速送風機の運
転速度を変えるためのコントローラからなることを特徴
とする、請求項4記載の可変バイパス抵抗を利用したフ
ュームフード開放面流速の制御装置。 - 【請求項6】 前記流通制御手段が、前記フュームフー
ドの排気ダクト内の空気の流通を制御するために用いら
れる可変位置ダンパ手段の位置を調節するためのコント
ローラからなることを特徴とする、請求項4記載の可変
バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制
御装置。 - 【請求項7】 前面開口部を覆うのに用いられる可動サ
ッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重ね
られているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシュ
ドアが移動して前記前面開口部が覆われていないときに
少なくとも部分的に塞がれているように前記バイパス開
口部が用いられ、空気および煙霧を排出するために排気
ダクトと連通している型式のフュームフードの前記前面
開口部を通る空気の流速を所定の平均開放面流速に維持
するために前記フュームフードを通る空気の流通を制御
する流通制御手段を制御するための方法において、 前記可動サッシュドアの位置を決定して該可動サッシュ
ドアの位置を示す位置信号を発生し、 前記位置信号と演算手段のメモリ手段に記憶されている
前記フュームフードの構造および運転パラメータに関す
るデータとに応じて前記前面開口部の非被覆部分のサイ
ズを決定し、 前記位置信号と前記メモリ手段における前記データとに
応じて前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを決定
し、 流通係数を前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズに
適用して前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズ
を提供し、 前記前面開口部の非被覆部分のサイズと前記バイパス開
口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効開
口サイズを求め、 前記合計有効開口サイズを利用して前記所定の平均開放
面流速を得るように前記流通制御手段を制御することを
特徴とする、可変バイパス抵抗を利用したフュームフー
ド開放面流速の制御方法。 - 【請求項8】 前記流通係数が、0よりも大きく且つ1
以下の値で、前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズ
によって乗算されることを特徴とする、請求項7記載の
可変バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面流速
の制御方法。 - 【請求項9】 前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイ
ズを変える各位置に前記可動サッシュドアを移動させて
制御動作を行ないながら前記流通係数の調節と前記所定
の開放面流速からの開放面流速のずれの測定とを行なっ
た後、前記ずれを所望の最小値に減らすように前記流通
係数の値を最適化することにより、前記流通係数が定め
られることを特徴とする、請求項7または請求項8に記
載の可変バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面
流速の制御方法。 - 【請求項10】 前面開口部を覆うのに用いられる可動
サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重
ねられているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシ
ュドアが移動して前記前面開口部が覆われていないとき
に少なくとも部分的に塞がれているように前記バイパス
開口部が用いられ、空気および煙霧を排出するために排
気ダクトと連通している型式のフュームフードの前記前
面開口部の非被覆部分を通る空気の流速を所定の平均開
放面流速に維持するために前記フュームフードを通る空
気の流通を制御するための方法において、 前記可動サッシュドアの位置を決定して該可動サッシュ
ドアの位置を示す位置信号を発生し、 メモリ手段をそなえた演算手段により、前記位置信号と
前記メモリ手段に記憶されている構造パラメータに関す
るデータとを利用して前記前面開口部の非被覆部分のサ
イズを決定し、 前記位置信号と前記メモリ手段における前記データとを
利用して前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを決
定した後、当該サイズを流通係数によって変えることに
より前記グリル手段による空気の流通に対する抵抗を補
償して前記バイパス開口部の非閉塞部分の有効サイズを
求め、 前記前面開口部の非被覆部分のサイズと前記バイパス開
口部の非閉塞部分の有効サイズとを加算して合計有効開
口サイズを求め、 前記排気ダクトを通る空気の実際の流速を測定し、 測定された実際の流速と前記合計有効開口サイズとに応
じて前記排気ダクトを通る空気の流通状態を変えて前記
所定の平均開放面流速を得ることを特徴とする、可変バ
イパス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の制御
方法。 - 【請求項11】 前記流通係数が0よりも大きく且つ1
以下の値であることを特徴とする、請求項10記載の可
変バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面流速の
制御方法。 - 【請求項12】 前記バイパス開口部の非閉塞部分のサ
イズを変える工程が、当該サイズを前記流通係数で乗算
することにより行なわれることを特徴とする、請求項1
0記載の可変バイパス抵抗を利用したフュームフード開
放面流速の制御方法。 - 【請求項13】 前面開口部を覆うのに用いられる可動
サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重
ねられているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシ
ュドアの移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるよう
に前記バイパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排
出するために排気ダクトと連通している型式のフューム
フードの前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均
開放面流速に維持するために前記フュームフードを通る
空気の流通を制御する流通制御手段を制御するための装
置において、 前記可動サッシュドアの位置を示す位置信号を発生する
ための位置信号発生手段と、 前記位置信号発生手段からの位置信号に応じて、前記前
面開口部の非被覆部分のサイズと前記バイパス開口部の
非閉塞部分のサイズとを決定するための制御手段とから
なり、 前記制御手段が、流通係数によって前記バイパス開口部
の非閉塞部分のサイズを変更することにより、前記グリ
ル手段の存在による流通特性の変化を補償し、 前記制御手段が、前記位置信号発生手段からの位置信号
と前記バイパス開口部の非閉塞部分の前記変更後のサイ
ズとから合計有効開口サイズを示す信号を発生して前記
流通制御手段を制御することにより、前記合計有効開口
サイズを示す前記信号を利用して前記所定の平均開放面
流速を得ることを特徴とする、可変バイパス抵抗を利用
したフュームフード開放面流速の制御装置。 - 【請求項14】 前面開口部を覆うのに用いられる可動
サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重
ねられているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシ
ュドアの移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるよう
に前記バイパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排
出するために排気ダクトと連通している型式のフューム
フードの前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均
開放面流速に維持するために前記フュームフードを通る
空気の流通を制御する流通制御手段を制御するための装
置において、 前記可動サッシュドアの位置と前記バイパス開口部の非
閉塞部分のサイズを示す信号とを発生するための信号発
生手段と、 前記信号発生手段からの信号を受けて、前記グリル手段
の存在による前記バイパス開口部を通る空気の流通特性
への変化を表す補償バイパス開口信号を発生するための
制御手段とからなり、 前記制御手段が、前記信号発生手段からの信号と前記補
償バイパス開口信号とを利用して前記流通制御手段を制
御して前記所定の平均開放面流速を得ることを特徴とす
る、可変バイパス抵抗を利用したフュームフード開放面
流速の制御装置。 - 【請求項15】 前面開口部を覆うのに用いられる可動
サッシュドアを少なくとも一枚有し且つグリル手段が重
ねられているバイパス開口部をそなえ、前記可動サッシ
ュドアの移動に応じて少なくとも部分的に塞がれるよう
に前記バイパス開口部が用いられ、空気および煙霧を排
出するために排気ダクトと連通している型式のフューム
フードの前記前面開口部を通る空気の流速を所定の平均
開放面流速に維持するために前記フュームフードを通る
空気の流通を制御する流通制御手段を制御するための装
置において、 前記可動サッシュドアの位置を示す第1の信号を発生す
るための第1の信号発生手段と、 前記バイパス開口部の非閉塞部分のサイズを示す第2の
信号を発生するための第2の信号発生手段と、 前記第1および第2の信号発生手段からの第1および第
2の信号を受けて、前記グリル手段の存在による前記バ
イパス開口部を通る空気の流通特性への変化を表す補償
バイパス開口信号からなる第3の信号を得るために用い
られる制御手段とからなり、 前記制御手段が、前記第1および第3の信号を利用して
前記流通制御手段を制御し前記所定の平均開放面流速を
得ることを特徴とする、可変バイパス抵抗を利用したフ
ュームフード開放面流速の制御装置。
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