JP2003056389A - 燃料噴射量制御方法及び装置 - Google Patents
燃料噴射量制御方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機差又は経時的な変化による各特性の変化が
あっても、適正なパイロット噴射量を内燃機関の燃焼室
内に噴射できるようにすること。 【解決手段】 コモンレール2からの高圧燃料を主噴射
と該主噴射に先行するパイロット噴射とに分割してディ
ーゼル機関10の燃焼室内へ噴射する場合、ディーゼル
機関10をアイドル運転状態に維持させておくために必
要な基準アイドル噴射量データDIとアイドル時の基本
噴射量データD1との差分ΔQiを学習値出力手段74
による学習で学習値データD4として得、パイロット噴
射のために目標パイロット噴射量演算手段72で演算さ
れた目標パイロット噴射量データD2に対し加算手段8
0において学習値データD4に基づく補正を行い、これ
により得られた補正目標パイロット噴射量データD7に
従ってパイロット噴射量制御を行うようにした。
あっても、適正なパイロット噴射量を内燃機関の燃焼室
内に噴射できるようにすること。 【解決手段】 コモンレール2からの高圧燃料を主噴射
と該主噴射に先行するパイロット噴射とに分割してディ
ーゼル機関10の燃焼室内へ噴射する場合、ディーゼル
機関10をアイドル運転状態に維持させておくために必
要な基準アイドル噴射量データDIとアイドル時の基本
噴射量データD1との差分ΔQiを学習値出力手段74
による学習で学習値データD4として得、パイロット噴
射のために目標パイロット噴射量演算手段72で演算さ
れた目標パイロット噴射量データD2に対し加算手段8
0において学習値データD4に基づく補正を行い、これ
により得られた補正目標パイロット噴射量データD7に
従ってパイロット噴射量制御を行うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コモンレール内に
蓄積されている高圧燃料を内燃機関の各気筒に必要量だ
け燃料噴射弁から噴射供給するための燃料噴射量制御方
法及び装置に関する。
蓄積されている高圧燃料を内燃機関の各気筒に必要量だ
け燃料噴射弁から噴射供給するための燃料噴射量制御方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧ポンプから圧送された燃料をコモン
レール内に一旦蓄積しておき、電気的に演算され、設定
された噴射タイミングでコモンレール内に蓄積された高
圧燃料を燃料噴射弁から所要量内燃機関の気筒内に噴射
するように構成された蓄圧式の内燃機関用燃料噴射装置
が近年ディーゼル機関システムにおいても広く採用され
るに到っている。ディーゼル機関においては、各気筒で
燃料を燃焼させる場合燃料噴射の前半において燃料噴射
率を低くすることが燃焼音や排気ガス中の窒素酸化物
(NOx)の低減に効果的であることが知られている。
そこで、燃料噴射弁から各気筒の燃焼室内に燃料を噴射
する場合主噴射とそれに先行するパイロット噴射とに分
割して噴射し、これにより燃料噴射の前半において燃料
噴射率を低くするようにしたパイロット噴射方式が従来
から用いられてきている。
レール内に一旦蓄積しておき、電気的に演算され、設定
された噴射タイミングでコモンレール内に蓄積された高
圧燃料を燃料噴射弁から所要量内燃機関の気筒内に噴射
するように構成された蓄圧式の内燃機関用燃料噴射装置
が近年ディーゼル機関システムにおいても広く採用され
るに到っている。ディーゼル機関においては、各気筒で
燃料を燃焼させる場合燃料噴射の前半において燃料噴射
率を低くすることが燃焼音や排気ガス中の窒素酸化物
(NOx)の低減に効果的であることが知られている。
そこで、燃料噴射弁から各気筒の燃焼室内に燃料を噴射
する場合主噴射とそれに先行するパイロット噴射とに分
割して噴射し、これにより燃料噴射の前半において燃料
噴射率を低くするようにしたパイロット噴射方式が従来
から用いられてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パイロット噴射方式を
用いる場合、パイロット噴射量の最適値はそのときの機
関の運転状態に依存する。このパイロット噴射量は、デ
ィーゼル機関のシリンダ容量にもよるが、概ね数mm3 程
度であり、演算によって得られた目標パイロット噴射量
が得られるよう主噴射に先立って燃料噴射弁の開閉制御
が行われる。
用いる場合、パイロット噴射量の最適値はそのときの機
関の運転状態に依存する。このパイロット噴射量は、デ
ィーゼル機関のシリンダ容量にもよるが、概ね数mm3 程
度であり、演算によって得られた目標パイロット噴射量
が得られるよう主噴射に先立って燃料噴射弁の開閉制御
が行われる。
【0004】ここで問題となるのが燃料噴射システムに
おける噴射量の個体ばらつき、または噴射量の経時劣化
である。すなわち、燃料噴射システムにおいて使用され
る種々のコンポーネントの機差又は経時的な変化による
各特性の変化は、マイクロコンピュータ等において演算
された目標パイロット噴射量と実際に噴射された実パイ
ロット噴射量との間にずれを生じさせることとなり、こ
のようなずれが生じると適正なパイロット噴射量が得ら
れないこととなり、パイロット噴射の効果が得られない
ばかりか、最悪のケースではパイロット噴射が消失し燃
焼音や排気ガス性能の悪化を引き起こすことになるとい
う問題点を有している。
おける噴射量の個体ばらつき、または噴射量の経時劣化
である。すなわち、燃料噴射システムにおいて使用され
る種々のコンポーネントの機差又は経時的な変化による
各特性の変化は、マイクロコンピュータ等において演算
された目標パイロット噴射量と実際に噴射された実パイ
ロット噴射量との間にずれを生じさせることとなり、こ
のようなずれが生じると適正なパイロット噴射量が得ら
れないこととなり、パイロット噴射の効果が得られない
ばかりか、最悪のケースではパイロット噴射が消失し燃
焼音や排気ガス性能の悪化を引き起こすことになるとい
う問題点を有している。
【0005】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができる燃料噴射量制御方法及び
装置を提供することにある。
問題点を解決することができる燃料噴射量制御方法及び
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ディーゼ
ル機関をアイドル運転状態に維持させておくために必要
な燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のず
れ量ΔQiと、主噴射に先立って行うパイロット噴射の
ための燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間
のずれ量ΔQpとの間には相関関係があることに着目
し、ディーゼル機関のアイドル運転時にΔQiの値を学
習により得、パイロット噴射のために演算された目標パ
イロット噴射量をこのようにして得られた学習値に基づ
いて補正することにより従来技術における上述の問題点
を解決するようにしたものである。
ル機関をアイドル運転状態に維持させておくために必要
な燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のず
れ量ΔQiと、主噴射に先立って行うパイロット噴射の
ための燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間
のずれ量ΔQpとの間には相関関係があることに着目
し、ディーゼル機関のアイドル運転時にΔQiの値を学
習により得、パイロット噴射のために演算された目標パ
イロット噴射量をこのようにして得られた学習値に基づ
いて補正することにより従来技術における上述の問題点
を解決するようにしたものである。
【0007】本発明によれば、コモンレール内の高圧燃
料を燃料噴射弁によって主噴射と該主噴射に先行するパ
イロット噴射とに分割して内燃機関の燃焼室内へ噴射す
るための燃料噴射量制御方法であって、前記内燃機関を
アイドル運転状態に維持させておくために必要な燃料噴
射量に関して生じる目標値と実際値との間のずれ量を学
習によって得、前記パイロット噴射のために演算された
目標パイロット噴射量を該学習によって得られた学習ず
れ量を用いて補正するようにしたことを特徴とする燃料
噴射量制御方法が提案される。
料を燃料噴射弁によって主噴射と該主噴射に先行するパ
イロット噴射とに分割して内燃機関の燃焼室内へ噴射す
るための燃料噴射量制御方法であって、前記内燃機関を
アイドル運転状態に維持させておくために必要な燃料噴
射量に関して生じる目標値と実際値との間のずれ量を学
習によって得、前記パイロット噴射のために演算された
目標パイロット噴射量を該学習によって得られた学習ず
れ量を用いて補正するようにしたことを特徴とする燃料
噴射量制御方法が提案される。
【0008】上記補正は、内燃機関の運転条件に応じて
演算されるパイロット噴射のための目標パイロット噴射
量を上記学習ずれ量に基づいて増減する構成とすること
ができる。ここで、学習ずれ量をそのまま用いてもよい
が、そのときの内燃機関の運転条件によって学習ずれ量
に変更を加え、この変更された学習ずれ量に従って目標
パイロット噴射量を補正する構成とすることもできる。
演算されるパイロット噴射のための目標パイロット噴射
量を上記学習ずれ量に基づいて増減する構成とすること
ができる。ここで、学習ずれ量をそのまま用いてもよい
が、そのときの内燃機関の運転条件によって学習ずれ量
に変更を加え、この変更された学習ずれ量に従って目標
パイロット噴射量を補正する構成とすることもできる。
【0009】学習ずれ量の適否を、例えば学習ずれ量が
所定の範囲内にあるか否かで判別し、得られた学習ずれ
量が適正な値でないと判別された場合には、学習ずれ量
に基づく上記補正を実行せず、目標パイロット噴射量を
そのまま使用し、不適切な学習ずれ量に従って目標パイ
ロット噴射量が不適切な値に補正されてしまうのを防止
するように構成することもできる。
所定の範囲内にあるか否かで判別し、得られた学習ずれ
量が適正な値でないと判別された場合には、学習ずれ量
に基づく上記補正を実行せず、目標パイロット噴射量を
そのまま使用し、不適切な学習ずれ量に従って目標パイ
ロット噴射量が不適切な値に補正されてしまうのを防止
するように構成することもできる。
【0010】アイドル運転時において上記ずれ量の学習
を適正に行うことができるようにするため、所定の外乱
状態が生じているか否かを判別し、所定の外乱状態が生
じている場合にはずれ量の学習のための動作を中止又は
中断するなどし、これにより学習により得られた学習ず
れ量の値を適正なものとすることができる。
を適正に行うことができるようにするため、所定の外乱
状態が生じているか否かを判別し、所定の外乱状態が生
じている場合にはずれ量の学習のための動作を中止又は
中断するなどし、これにより学習により得られた学習ず
れ量の値を適正なものとすることができる。
【0011】また、学習の精度を向上させるためには学
習のための時間を長くとり、より長期間に亘って目標値
と実際値との差を多数サンプリングし、より多くのサン
プリング値を基に学習動作を行うのが好ましい。このよ
うなサンプリング動作、すなわち学習時間は複数の運転
サイクルにまたがることが予想される。したがって、サ
ンプリング値はEEPROM等の不揮発性メモリまたは
その他の適宜のメモリに格納しておき、複数の運転サイ
クルにまたがって得られた多数のサンプル値を基に学習
ずれ量を得るようにすることで、学習の精度を向上させ
ることができる。
習のための時間を長くとり、より長期間に亘って目標値
と実際値との差を多数サンプリングし、より多くのサン
プリング値を基に学習動作を行うのが好ましい。このよ
うなサンプリング動作、すなわち学習時間は複数の運転
サイクルにまたがることが予想される。したがって、サ
ンプリング値はEEPROM等の不揮発性メモリまたは
その他の適宜のメモリに格納しておき、複数の運転サイ
クルにまたがって得られた多数のサンプル値を基に学習
ずれ量を得るようにすることで、学習の精度を向上させ
ることができる。
【0012】本発明によれば、また、コモンレール内の
高圧燃料を燃料噴射弁によって主噴射と該主噴射に先行
するパイロット噴射とに分割して内燃機関の燃焼室内へ
噴射するための燃料噴射量制御装置において、前記内燃
機関の運転条件に従って前記燃焼室内へ噴射すべき燃料
の目標値を示す基本噴射量を演算するための基本噴射量
演算手段と、該基本噴射量演算手段に応答し前記基本噴
射量に見合った目標パイロット噴射量を演算するための
目標パイロット噴射量演算手段と、前記内燃機関がアイ
ドル運転状態にあるか否かを判定するためのアイドル判
定手段と、該アイドル判定手段によって前記内燃機関が
アイドル運転状態にあると判定された場合に前記内燃機
関をアイドル運転状態に維持させておくために必要な燃
料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のずれ量
を学習によって学習ずれ量として得るための手段と、該
学習ずれ量に基づいて前記目標パイロット噴射量を補正
して補正目標パイロット噴射量を得る手段と、該補正目
標パイロット噴射量と前記基本噴射量とから目標主噴射
量を演算する手段とを備え、該目標主噴射量と前記補正
目標パイロット噴射量とに従って前記内燃機関の前記燃
焼室への燃料噴射を制御するようにしたことを特徴とす
る燃料噴射制御装置が提案される。
高圧燃料を燃料噴射弁によって主噴射と該主噴射に先行
するパイロット噴射とに分割して内燃機関の燃焼室内へ
噴射するための燃料噴射量制御装置において、前記内燃
機関の運転条件に従って前記燃焼室内へ噴射すべき燃料
の目標値を示す基本噴射量を演算するための基本噴射量
演算手段と、該基本噴射量演算手段に応答し前記基本噴
射量に見合った目標パイロット噴射量を演算するための
目標パイロット噴射量演算手段と、前記内燃機関がアイ
ドル運転状態にあるか否かを判定するためのアイドル判
定手段と、該アイドル判定手段によって前記内燃機関が
アイドル運転状態にあると判定された場合に前記内燃機
関をアイドル運転状態に維持させておくために必要な燃
料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のずれ量
を学習によって学習ずれ量として得るための手段と、該
学習ずれ量に基づいて前記目標パイロット噴射量を補正
して補正目標パイロット噴射量を得る手段と、該補正目
標パイロット噴射量と前記基本噴射量とから目標主噴射
量を演算する手段とを備え、該目標主噴射量と前記補正
目標パイロット噴射量とに従って前記内燃機関の前記燃
焼室への燃料噴射を制御するようにしたことを特徴とす
る燃料噴射制御装置が提案される。
【0013】学習ずれ量は、内燃機関がアイドル運転状
態にある場合の基本噴射量を、上記内燃機関がアイドル
運転状態を維持するのに必要な燃料噴射量を示す所与の
基本アイドル噴射量と比較し、この比較結果得られた差
分に基づいて演算する構成とすることができる。この差
分は、内燃機関がアイドル運転状態にある場合に適宜の
時間間隔でサンプルして多数の学習サンプルデータとし
てメモリ手段に格納しておき、この格納された学習サン
プルデータを処理して学習ずれ量を計算する構成とする
ことができる。
態にある場合の基本噴射量を、上記内燃機関がアイドル
運転状態を維持するのに必要な燃料噴射量を示す所与の
基本アイドル噴射量と比較し、この比較結果得られた差
分に基づいて演算する構成とすることができる。この差
分は、内燃機関がアイドル運転状態にある場合に適宜の
時間間隔でサンプルして多数の学習サンプルデータとし
てメモリ手段に格納しておき、この格納された学習サン
プルデータを処理して学習ずれ量を計算する構成とする
ことができる。
【0014】このようにして得られた学習ずれ量は、平
均値的な値であるから、そのまま使用してもよいが、そ
の時のレール圧や基本噴射量の値に応じて補正して使用
してもよい。
均値的な値であるから、そのまま使用してもよいが、そ
の時のレール圧や基本噴射量の値に応じて補正して使用
してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による燃料噴射量制御装置
を備えた車両用内燃機関のための蓄圧式燃料噴射装置の
実施の形態の一例を示す概略構成図である。燃料噴射装
置1は、内燃機関車両の内燃機関に燃料を噴射供給する
ための蓄圧式の内燃機関用燃料噴射装置であり、コモン
レール2と、コモンレール2に高圧燃料を供給するため
の高圧ポンプアッセンブリ3と、コモンレール2内に蓄
積された高圧燃料をN気筒のディーゼル機関10の各気
筒11−1〜11−Nの燃焼室内へ噴射するための複数
の燃料噴射弁4−1〜4−Nとを備えている。これらの
燃料噴射弁4−1〜4−Nはそれぞれ燃料噴射制御用の
電磁弁V1〜VNを備えており、これらの電磁弁V1〜
VNは、燃料噴射弁駆動回路13によってそれぞれ独立
して開閉制御され、対応する気筒内に高圧燃料が所要の
タイミングにおいて主噴射とこの主噴射に先行するパイ
ロット噴射とに分割して所要量だけ噴射されるように構
成されている。そして、ディーゼル機関10の出力軸1
2からの回転出力は変速装置を含む図示しない車輪駆動
装置へ伝達される構成となっている。
を備えた車両用内燃機関のための蓄圧式燃料噴射装置の
実施の形態の一例を示す概略構成図である。燃料噴射装
置1は、内燃機関車両の内燃機関に燃料を噴射供給する
ための蓄圧式の内燃機関用燃料噴射装置であり、コモン
レール2と、コモンレール2に高圧燃料を供給するため
の高圧ポンプアッセンブリ3と、コモンレール2内に蓄
積された高圧燃料をN気筒のディーゼル機関10の各気
筒11−1〜11−Nの燃焼室内へ噴射するための複数
の燃料噴射弁4−1〜4−Nとを備えている。これらの
燃料噴射弁4−1〜4−Nはそれぞれ燃料噴射制御用の
電磁弁V1〜VNを備えており、これらの電磁弁V1〜
VNは、燃料噴射弁駆動回路13によってそれぞれ独立
して開閉制御され、対応する気筒内に高圧燃料が所要の
タイミングにおいて主噴射とこの主噴射に先行するパイ
ロット噴射とに分割して所要量だけ噴射されるように構
成されている。そして、ディーゼル機関10の出力軸1
2からの回転出力は変速装置を含む図示しない車輪駆動
装置へ伝達される構成となっている。
【0017】高圧ポンプアッセンブリ3は、ディーゼル
機関10によって駆動される高圧ポンプ本体31と、フ
ューエルメタリングユニット32と、インレット・アウ
トレットバルブ33とが一体に組み立てられて成ってい
る。フューエルメタリングユニット32には燃料タンク
5からの燃料がフィードポンプ6によって供給されてお
り、フューエルメタリングユニット32はフィードポン
プ6から供給された燃料がディーゼル機関10の要求す
る燃料圧力となるように圧力調節を行い、インレット・
アウトレットバルブ33に送り込む。インレット・アウ
トレットバルブ33は、フューエルメタリングユニット
32から送られてきた燃料を高圧ポンプアッセンブリ3
のプランジャ室(図示せず)に供給し、プランジャ室で
高圧にされた燃料をフューエルメタリングユニット32
に逆流することがないようにしてコモンレール2に供給
する。ここで、フューエルメタリングユニット32にお
ける燃料圧力の調節はフューエルメタリングユニット3
2内に設けられた電磁弁34の開閉制御によって行われ
る。
機関10によって駆動される高圧ポンプ本体31と、フ
ューエルメタリングユニット32と、インレット・アウ
トレットバルブ33とが一体に組み立てられて成ってい
る。フューエルメタリングユニット32には燃料タンク
5からの燃料がフィードポンプ6によって供給されてお
り、フューエルメタリングユニット32はフィードポン
プ6から供給された燃料がディーゼル機関10の要求す
る燃料圧力となるように圧力調節を行い、インレット・
アウトレットバルブ33に送り込む。インレット・アウ
トレットバルブ33は、フューエルメタリングユニット
32から送られてきた燃料を高圧ポンプアッセンブリ3
のプランジャ室(図示せず)に供給し、プランジャ室で
高圧にされた燃料をフューエルメタリングユニット32
に逆流することがないようにしてコモンレール2に供給
する。ここで、フューエルメタリングユニット32にお
ける燃料圧力の調節はフューエルメタリングユニット3
2内に設けられた電磁弁34の開閉制御によって行われ
る。
【0018】電磁弁34は、後述するようにして、コモ
ンレール2内の燃料圧力が内燃機関のそのときの要求噴
射量に従う圧力となるよう制御ユニット7からの駆動制
御信号SVによって開閉制御される構成となっている。
制御ユニット7には、コモンレール2内の実際の燃料圧
力を検出する圧力センサ8からの実圧力信号PAが入力
信号として入力されているほか、回転数センサ9Aから
はディーゼル機関10の回転数を示す回転数信号Nが入
力され、アクセルペダル(図示せず)の操作量を示すア
クセル信号Aがアクセルセンサ9Bから入力されてい
る。制御ユニット7には、このほか、車速センサ9Cか
ら車速を示す車速信号V、水温センサ9Dからディーゼ
ル機関10の冷却水温度を示す水温信号W、及び図示し
ないバッテリの端子電圧を示すバッテリ電圧信号VBが
入力されている。
ンレール2内の燃料圧力が内燃機関のそのときの要求噴
射量に従う圧力となるよう制御ユニット7からの駆動制
御信号SVによって開閉制御される構成となっている。
制御ユニット7には、コモンレール2内の実際の燃料圧
力を検出する圧力センサ8からの実圧力信号PAが入力
信号として入力されているほか、回転数センサ9Aから
はディーゼル機関10の回転数を示す回転数信号Nが入
力され、アクセルペダル(図示せず)の操作量を示すア
クセル信号Aがアクセルセンサ9Bから入力されてい
る。制御ユニット7には、このほか、車速センサ9Cか
ら車速を示す車速信号V、水温センサ9Dからディーゼ
ル機関10の冷却水温度を示す水温信号W、及び図示し
ないバッテリの端子電圧を示すバッテリ電圧信号VBが
入力されている。
【0019】電磁弁34を開閉制御させるため制御ユニ
ット7から出力される駆動制御信号SVはパルス信号と
なっており、そのデューティ比は制御ユニット7におい
て電磁弁34を制御するための出力値として定められ
る。これにより高圧ポンプ本体31からコモンレール2
へ流れる高圧燃料の流量を調節することができ、この流
量調節によってコモンレール2内の高圧燃料の圧力を所
定の圧力に制御できるようになっている。なお、電磁弁
34をこのようにデューティ比制御によって開閉動作せ
しめ、これにより燃料の流量調節を行う高圧ポンプアッ
センブリ3の構成それ自体は公知であるから、高圧ポン
プアッセンブリ3についての詳しい説明は省略する。
ット7から出力される駆動制御信号SVはパルス信号と
なっており、そのデューティ比は制御ユニット7におい
て電磁弁34を制御するための出力値として定められ
る。これにより高圧ポンプ本体31からコモンレール2
へ流れる高圧燃料の流量を調節することができ、この流
量調節によってコモンレール2内の高圧燃料の圧力を所
定の圧力に制御できるようになっている。なお、電磁弁
34をこのようにデューティ比制御によって開閉動作せ
しめ、これにより燃料の流量調節を行う高圧ポンプアッ
センブリ3の構成それ自体は公知であるから、高圧ポン
プアッセンブリ3についての詳しい説明は省略する。
【0020】図2には、制御ユニット7の構成を示すブ
ロック図が示されている。基本噴射量演算手段71で
は、回転数信号Nとアクセル信号Aとに基づいてそのと
きの運転者の意思により要求されたディーゼル機関10
の各気筒の燃焼室内に供給すべき噴射量が基本噴射量と
して演算され、これにより得られた基本噴射量を示す基
本噴射量データD1が出力される。
ロック図が示されている。基本噴射量演算手段71で
は、回転数信号Nとアクセル信号Aとに基づいてそのと
きの運転者の意思により要求されたディーゼル機関10
の各気筒の燃焼室内に供給すべき噴射量が基本噴射量と
して演算され、これにより得られた基本噴射量を示す基
本噴射量データD1が出力される。
【0021】目標パイロット噴射量演算手段72は、基
本噴射量データD1と回転数信号Nとに基づき、基本噴
射量データD1によって示されるこのときの基本噴射量
に見合った目標パイロット噴射量が演算され、この演算
結果を示す目標パイロット噴射量データD2が出力され
る。
本噴射量データD1と回転数信号Nとに基づき、基本噴
射量データD1によって示されるこのときの基本噴射量
に見合った目標パイロット噴射量が演算され、この演算
結果を示す目標パイロット噴射量データD2が出力され
る。
【0022】このようにして得られた目標パイロット噴
射量データD2に基づいてパイロット噴射量を制御を行
うと、燃料噴射装置1における燃料噴射弁その他の各コ
ンポーネントの機差や経時変化による特性の変化によ
り、実際に燃焼室内に噴射されるパイロット噴射量は目
標パイロット噴射量データD2により示される値からず
れてしまい、パイロット噴射により期待される所要の効
果が得られないばかりか、場合によっては燃焼音がかえ
って大きくなったり、排気ガス性能が悪化する等の不具
合が生じることがある。
射量データD2に基づいてパイロット噴射量を制御を行
うと、燃料噴射装置1における燃料噴射弁その他の各コ
ンポーネントの機差や経時変化による特性の変化によ
り、実際に燃焼室内に噴射されるパイロット噴射量は目
標パイロット噴射量データD2により示される値からず
れてしまい、パイロット噴射により期待される所要の効
果が得られないばかりか、場合によっては燃焼音がかえ
って大きくなったり、排気ガス性能が悪化する等の不具
合が生じることがある。
【0023】燃料噴射装置1においては、目標パイロッ
ト噴射量データD2に対して適切な補正を行って実際の
パイロット噴射量が目標パイロット噴射量データD2に
従う噴射量となるようにするため、ディーゼル機関10
がアイドル運転状態にあるか否かを判定するためのアイ
ドル判定手段73と、アイドル判定手段73によってデ
ィーゼル機関10がアイドル運転状態にあると判定され
た場合にディーゼル機関10をアイドル運転状態に維持
させておくために必要な燃料噴射量に関して生じる目標
値と実際値との間のずれ量を学習によって学習ずれ量と
して得るための学習値出力手段74とが設けられてい
る。
ト噴射量データD2に対して適切な補正を行って実際の
パイロット噴射量が目標パイロット噴射量データD2に
従う噴射量となるようにするため、ディーゼル機関10
がアイドル運転状態にあるか否かを判定するためのアイ
ドル判定手段73と、アイドル判定手段73によってデ
ィーゼル機関10がアイドル運転状態にあると判定され
た場合にディーゼル機関10をアイドル運転状態に維持
させておくために必要な燃料噴射量に関して生じる目標
値と実際値との間のずれ量を学習によって学習ずれ量と
して得るための学習値出力手段74とが設けられてい
る。
【0024】アイドル判定手段73には、実圧力信号P
A、バッテリ電圧信号VB、車速信号V、ディーゼル機
関10の冷却水の温度を示す水温信号Wのほか、ディー
ゼル機関10が過渡状態にあるか否かを判定するための
機関過渡状態判定手段75からの第1判定データDA、
ディーゼル機関10が始動状態にあるか否かを判定する
ための機関始動状態判定手段76からの第2判定データ
DB、及びディーゼル機関10が負荷状態にあるか否か
を判定するための機関負荷状態判定手段77からの第3
判定データDCが入力されている。
A、バッテリ電圧信号VB、車速信号V、ディーゼル機
関10の冷却水の温度を示す水温信号Wのほか、ディー
ゼル機関10が過渡状態にあるか否かを判定するための
機関過渡状態判定手段75からの第1判定データDA、
ディーゼル機関10が始動状態にあるか否かを判定する
ための機関始動状態判定手段76からの第2判定データ
DB、及びディーゼル機関10が負荷状態にあるか否か
を判定するための機関負荷状態判定手段77からの第3
判定データDCが入力されている。
【0025】アイドル判定手段73は、これらの入力信
号及び入力データに基づいてディーゼル機関10がアイ
ドル運転状態にあるか否かを判定し、ディーゼル機関1
0がアイドル運転状態にあると判定された場合にアイド
ル状態信号SAを出力する構成となっている。
号及び入力データに基づいてディーゼル機関10がアイ
ドル運転状態にあるか否かを判定し、ディーゼル機関1
0がアイドル運転状態にあると判定された場合にアイド
ル状態信号SAを出力する構成となっている。
【0026】本実施の形態では、以下の(1)〜(9)
の条件が全て満足された場合にディーゼル機関10がア
イドル運転状態にあると判定される構成となっている。 (1)アクセル信号Aに基づくアクセル操作量が零。 (2)バッテリ電圧信号VBに基づくバッテリ電圧が所
定の変動範囲内にあること。 (3)水温信号Wに基づく冷却水温の変動が略零で安定
していること。 (4)回転数信号Nに基づく機関回転数が所定値以下で
あること。 (5)車速信号Vに基づく車速が零であること。 (6)実圧力信号PAに基づくレール圧がアイドル時の
所定高圧値になっていること。 (7)第1判定データDAが機関の過渡状態を判定して
いないこと。 (8)第2判定データDBが機関の始動状態を判定して
いないこと。 (9)第3判定データDCが機関の負荷状態を判定して
いないこと。なお、上記はアイドル判定の一例を示した
ものであり、アイドル判定手段73の構成をこの一例に
限定する趣旨ではなく、例えば(1)〜(9)のうちの
いくつかが満足された場合にアイドル運転状態と判定す
るほか、他の適宜の判定基準によってもよいことは勿論
である。
の条件が全て満足された場合にディーゼル機関10がア
イドル運転状態にあると判定される構成となっている。 (1)アクセル信号Aに基づくアクセル操作量が零。 (2)バッテリ電圧信号VBに基づくバッテリ電圧が所
定の変動範囲内にあること。 (3)水温信号Wに基づく冷却水温の変動が略零で安定
していること。 (4)回転数信号Nに基づく機関回転数が所定値以下で
あること。 (5)車速信号Vに基づく車速が零であること。 (6)実圧力信号PAに基づくレール圧がアイドル時の
所定高圧値になっていること。 (7)第1判定データDAが機関の過渡状態を判定して
いないこと。 (8)第2判定データDBが機関の始動状態を判定して
いないこと。 (9)第3判定データDCが機関の負荷状態を判定して
いないこと。なお、上記はアイドル判定の一例を示した
ものであり、アイドル判定手段73の構成をこの一例に
限定する趣旨ではなく、例えば(1)〜(9)のうちの
いくつかが満足された場合にアイドル運転状態と判定す
るほか、他の適宜の判定基準によってもよいことは勿論
である。
【0027】次に、図3を参照して学習値出力手段74
について説明する。基本噴射量演算手段71からの基本
噴射量データD1は、加算手段74Aにおいて、ディー
ゼル機関10をアイドル運転状態に維持するのに必要な
基準アイドル噴射量データDIと図示の極性にて加算さ
れる。すなわち、D2−DI(=ΔQi)の演算が実行
され、この差分ΔQiを示す差分データD3は、アイド
ル状態信号SAに応答して開閉制御されるスイッチ手段
74Bを介してフィルタ手段74Cに送られ、ここで雑
音成分が除去された後、リミッタ手段74Dに送られ
る。
について説明する。基本噴射量演算手段71からの基本
噴射量データD1は、加算手段74Aにおいて、ディー
ゼル機関10をアイドル運転状態に維持するのに必要な
基準アイドル噴射量データDIと図示の極性にて加算さ
れる。すなわち、D2−DI(=ΔQi)の演算が実行
され、この差分ΔQiを示す差分データD3は、アイド
ル状態信号SAに応答して開閉制御されるスイッチ手段
74Bを介してフィルタ手段74Cに送られ、ここで雑
音成分が除去された後、リミッタ手段74Dに送られ
る。
【0028】スイッチ手段74Bは、アイドル運転時に
おいてずれ量の学習を適正に行うことができるようにす
るためのものである。ここでは、スイッチ手段74B
は、アイドル判定手段73からのアイドル状態信号SA
に応答して開閉制御され、これにより上記目的が達成さ
れるようになっている。本実施の形態では、単にアイド
ル運転状態であるか否かの判定のみならず、所定の外乱
状態が生じているか否かを第1〜第3判定判定データD
A、DB、DCにより判別し、所定の外乱状態が生じて
いる場合にはスイッチ手段74Bをオフにしてずれ量の
学習のための動作を中止し、これにより学習により得ら
れた学習ずれ量の値を適正なものとする構成となってい
る。
おいてずれ量の学習を適正に行うことができるようにす
るためのものである。ここでは、スイッチ手段74B
は、アイドル判定手段73からのアイドル状態信号SA
に応答して開閉制御され、これにより上記目的が達成さ
れるようになっている。本実施の形態では、単にアイド
ル運転状態であるか否かの判定のみならず、所定の外乱
状態が生じているか否かを第1〜第3判定判定データD
A、DB、DCにより判別し、所定の外乱状態が生じて
いる場合にはスイッチ手段74Bをオフにしてずれ量の
学習のための動作を中止し、これにより学習により得ら
れた学習ずれ量の値を適正なものとする構成となってい
る。
【0029】リミッタ手段74Dでは、差分データD3
により示される差分値ΔQiの値が所定の範囲内に入っ
ていれば差分データD3をそのまま出力する。一方、差
分データD3により示される差分値ΔQiの値が所定の
範囲内に入っていない場合には、予め設定されている上
限値ΔQia又は下限値ΔQibのうち適切な値をその
ときの差分データD3の値としてリミッタ手段74Dか
ら出力する。
により示される差分値ΔQiの値が所定の範囲内に入っ
ていれば差分データD3をそのまま出力する。一方、差
分データD3により示される差分値ΔQiの値が所定の
範囲内に入っていない場合には、予め設定されている上
限値ΔQia又は下限値ΔQibのうち適切な値をその
ときの差分データD3の値としてリミッタ手段74Dか
ら出力する。
【0030】リミッタ手段74Dからこのようにして出
力された差分データD3は、学習値の1つとして学習値
記憶手段74Eに送られ、ここに格納される。学習値記
憶手段74Eとしては、キースイッチをオフにしても記
憶内容が保持されるようなメモリ、例えばEERPOM
を用いることができる。
力された差分データD3は、学習値の1つとして学習値
記憶手段74Eに送られ、ここに格納される。学習値記
憶手段74Eとしては、キースイッチをオフにしても記
憶内容が保持されるようなメモリ、例えばEERPOM
を用いることができる。
【0031】加算手段74Aからは所定時間毎に差分デ
ータΔQiが求められ、差分データD3を所定時間間隔
で順次出力する構成となっている。スイッチ手段74B
は、アイドル判定手段73においてディーゼル機関10
がアイドル運転状態にあると判定されている場合にだけ
アイドル状態信号SAに応答して閉じられるので、学習
値記憶手段74Eにはディーゼル機関10が確実にアイ
ドル運転状態にある場合の差分データD3のみが蓄積さ
れていく。
ータΔQiが求められ、差分データD3を所定時間間隔
で順次出力する構成となっている。スイッチ手段74B
は、アイドル判定手段73においてディーゼル機関10
がアイドル運転状態にあると判定されている場合にだけ
アイドル状態信号SAに応答して閉じられるので、学習
値記憶手段74Eにはディーゼル機関10が確実にアイ
ドル運転状態にある場合の差分データD3のみが蓄積さ
れていく。
【0032】上記説明から判るように、この蓄積は、ア
イドル判定手段73によってディーゼル機関10がアイ
ドル運転状態にあると判定されたときはいつでも行われ
るので、複数の運転サイクルに亘って差分データD3の
蓄積が行われることになる。
イドル判定手段73によってディーゼル機関10がアイ
ドル運転状態にあると判定されたときはいつでも行われ
るので、複数の運転サイクルに亘って差分データD3の
蓄積が行われることになる。
【0033】すなわち、学習の精度を向上させるために
は学習のための時間を長くとり、より長期間に亘って目
標値と実際値との差を多数サンプリングし、より多くの
サンプリング値を基に学習動作を行うのが好ましい。こ
のようなサンプリング動作、すなわち学習時間は複数の
運転サイクルにまたがることが予想される。ここでは、
サンプリング値はEEPROM等の不揮発性メモリから
成る学習値記憶手段74Eに格納されており、複数の運
転サイクルにまたがって得られた多数のサンプル値を基
に学習ずれ量を得るようにすることで、学習の精度を向
上させることができる構成となっている。
は学習のための時間を長くとり、より長期間に亘って目
標値と実際値との差を多数サンプリングし、より多くの
サンプリング値を基に学習動作を行うのが好ましい。こ
のようなサンプリング動作、すなわち学習時間は複数の
運転サイクルにまたがることが予想される。ここでは、
サンプリング値はEEPROM等の不揮発性メモリから
成る学習値記憶手段74Eに格納されており、複数の運
転サイクルにまたがって得られた多数のサンプル値を基
に学習ずれ量を得るようにすることで、学習の精度を向
上させることができる構成となっている。
【0034】学習ずれ量演算手段74Fは、学習値記憶
手段74Eに蓄積された多数の差分データD3の単純平
均又は移動平均等の平均値をとることにより学習ずれ量
ΔEを演算し、この演算により得られた学習ずれ量ΔE
を内容とする学習値データD4を出力する。
手段74Eに蓄積された多数の差分データD3の単純平
均又は移動平均等の平均値をとることにより学習ずれ量
ΔEを演算し、この演算により得られた学習ずれ量ΔE
を内容とする学習値データD4を出力する。
【0035】学習値出力手段74において得られた学習
値データD4は、ディーゼル機関10をアイドル運転状
態に維持させておくために必要な燃料噴射量に関して生
じる目標値と実際値との間のずれ量の学習値であり、こ
の学習値は主噴射に先立って行うパイロット噴射のため
の燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のず
れ量と相関関係を有している。
値データD4は、ディーゼル機関10をアイドル運転状
態に維持させておくために必要な燃料噴射量に関して生
じる目標値と実際値との間のずれ量の学習値であり、こ
の学習値は主噴射に先立って行うパイロット噴射のため
の燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のず
れ量と相関関係を有している。
【0036】図2に戻ると、この相関関係を用いて目標
パイロット噴射量データD2を補正するため、学習値デ
ータD4は、補正係数演算手段78Aに送られている。
補正係数演算手段78Aは、学習値データD4に基づ
き、相関係数を求める。基本補正量演算手段78は、実
圧力信号PAと基本噴射量データD1とに基づき、その
ときのディーゼル機関10の運転条件に応じて補正係数
に乗算される基本補正量を演算するためのものであり、
より精度の高い目標パイロット噴射量データD2の補正
を行うことができるようにするために設けられている。
乗算手段79では基本補正量データD5と補正係数デー
タD9との乗算処理が行われ、この処理による演算結果
を示す補正学習ずれ量ΔEaを示す補正学習値データD
6は、加算手段80に送られる。ここで、補正係数デー
タD9による学習値データD4の補正は必ずしも行う必
要はなく、場合によっては学習値データD4をそのまま
加算手段80に送る構成としてもよい。
パイロット噴射量データD2を補正するため、学習値デ
ータD4は、補正係数演算手段78Aに送られている。
補正係数演算手段78Aは、学習値データD4に基づ
き、相関係数を求める。基本補正量演算手段78は、実
圧力信号PAと基本噴射量データD1とに基づき、その
ときのディーゼル機関10の運転条件に応じて補正係数
に乗算される基本補正量を演算するためのものであり、
より精度の高い目標パイロット噴射量データD2の補正
を行うことができるようにするために設けられている。
乗算手段79では基本補正量データD5と補正係数デー
タD9との乗算処理が行われ、この処理による演算結果
を示す補正学習ずれ量ΔEaを示す補正学習値データD
6は、加算手段80に送られる。ここで、補正係数デー
タD9による学習値データD4の補正は必ずしも行う必
要はなく、場合によっては学習値データD4をそのまま
加算手段80に送る構成としてもよい。
【0037】加算手段80は目標パイロット噴射量デー
タD2を受け取っており、ここで、目標パイロット噴射
量データD2と補正学習値データD6とが図示の極性に
て加算され、この結果、補正目標パイロット噴射量が得
られる。この補正目標パイロット噴射量を示す補正目標
パイロット噴射量データD7は、パイロット噴射通電期
間演算手段81に送られると共に、加算手段82に送ら
れる。加算手段82には、基本噴射量データD1が送ら
れてきており、ここで、基本噴射量データD1と補正目
標パイロット噴射量データD7とが図示の極性で加算さ
れ、基本噴射量データD1から目標パイロット噴射量デ
ータD2を差し引いた結果が、そのときの主噴射量の目
標値となる。加算手段82でのこの演算結果を示す目標
主噴射量データD8は主噴射通電期間演算手段83に送
られる。
タD2を受け取っており、ここで、目標パイロット噴射
量データD2と補正学習値データD6とが図示の極性に
て加算され、この結果、補正目標パイロット噴射量が得
られる。この補正目標パイロット噴射量を示す補正目標
パイロット噴射量データD7は、パイロット噴射通電期
間演算手段81に送られると共に、加算手段82に送ら
れる。加算手段82には、基本噴射量データD1が送ら
れてきており、ここで、基本噴射量データD1と補正目
標パイロット噴射量データD7とが図示の極性で加算さ
れ、基本噴射量データD1から目標パイロット噴射量デ
ータD2を差し引いた結果が、そのときの主噴射量の目
標値となる。加算手段82でのこの演算結果を示す目標
主噴射量データD8は主噴射通電期間演算手段83に送
られる。
【0038】主噴射通電期間演算手段83では、目標主
噴射量データD8に基づき、目標主噴射量データD8に
よって示される目標主噴射量をディーゼル機関10の燃
焼室内に噴射するのに必要な燃料噴射弁の通電期間(開
弁期間)を演算し、その演算結果を示す主噴射通電期間
データETmが出力される。
噴射量データD8に基づき、目標主噴射量データD8に
よって示される目標主噴射量をディーゼル機関10の燃
焼室内に噴射するのに必要な燃料噴射弁の通電期間(開
弁期間)を演算し、その演算結果を示す主噴射通電期間
データETmが出力される。
【0039】パイロット噴射通電期間演算手段81も、
同様に、補正目標パイロット噴射量データD7に基づ
き、補正目標パイロット噴射量データD7によって示さ
れる補正目標パイロット噴射量をディーゼル機関10の
燃焼室内に噴射するのに必要な燃料噴射弁の通電期間
(開弁期間)を演算し、その演算結果を示すパイロット
噴射通電期間データETpが出力される。
同様に、補正目標パイロット噴射量データD7に基づ
き、補正目標パイロット噴射量データD7によって示さ
れる補正目標パイロット噴射量をディーゼル機関10の
燃焼室内に噴射するのに必要な燃料噴射弁の通電期間
(開弁期間)を演算し、その演算結果を示すパイロット
噴射通電期間データETpが出力される。
【0040】主噴射通電期間データETm及びパイロッ
ト噴射通電期間データETpは燃料噴射弁駆動回路13
に送られ、燃料噴射弁駆動回路13はこれに基づいて燃
料噴射弁4−1〜4−Nの動作を制御する(図1参
照)。
ト噴射通電期間データETpは燃料噴射弁駆動回路13
に送られ、燃料噴射弁駆動回路13はこれに基づいて燃
料噴射弁4−1〜4−Nの動作を制御する(図1参
照)。
【0041】図2に示した構成では、目標パイロット噴
射量データD2を常に補正学習値データD6によって補
正する構成としたが、学習ずれ量ΔEの適否を、例えば
学習ずれ量ΔEが所定の範囲内にあるか否かで判別し、
得られた学習ずれ量ΔEが適正な値でないと判別された
場合には、学習ずれ量ΔEに基づく上記補正を実行せ
ず、目標パイロット噴射量データD2をそのまま使用
し、不適切な学習ずれ量に従って目標パイロット噴射量
データD2が不適切な値に補正されてしまうのを防止す
るように構成することもできる。
射量データD2を常に補正学習値データD6によって補
正する構成としたが、学習ずれ量ΔEの適否を、例えば
学習ずれ量ΔEが所定の範囲内にあるか否かで判別し、
得られた学習ずれ量ΔEが適正な値でないと判別された
場合には、学習ずれ量ΔEに基づく上記補正を実行せ
ず、目標パイロット噴射量データD2をそのまま使用
し、不適切な学習ずれ量に従って目標パイロット噴射量
データD2が不適切な値に補正されてしまうのを防止す
るように構成することもできる。
【0042】符号84で示されるのは、基本噴射量デー
タD1に応答してコモンレール2の燃料圧力、すなわち
コモンレール圧を基本噴射量に応じた圧力値に制御する
ためのレール圧制御部である。レール圧制御部84に
は、基本噴射量データD1のほか、回転数信号N及び実
圧力信号PAが入力されており、基本噴射量データD1
と回転数信号Nに従って演算される目標レール圧と実圧
力信号PAによって示される実レール圧とを比較し、コ
モンレール2内の燃料圧が上記目標レール圧を維持する
ように電磁弁34を開閉制御するための駆動制御信号S
Vを出力する構成となっている。
タD1に応答してコモンレール2の燃料圧力、すなわち
コモンレール圧を基本噴射量に応じた圧力値に制御する
ためのレール圧制御部である。レール圧制御部84に
は、基本噴射量データD1のほか、回転数信号N及び実
圧力信号PAが入力されており、基本噴射量データD1
と回転数信号Nに従って演算される目標レール圧と実圧
力信号PAによって示される実レール圧とを比較し、コ
モンレール2内の燃料圧が上記目標レール圧を維持する
ように電磁弁34を開閉制御するための駆動制御信号S
Vを出力する構成となっている。
【0043】図4には、レール圧制御部84の詳細ブロ
ック図が示されている。レール圧制御部84は、基本噴
射量データD1と回転数信号Nとから目標レール圧を示
す目標レール圧データDaを演算する目標レール圧演算
手段84Aと、目標レール圧データDaと実圧力信号P
Aとに応答して目標レール圧と実レール圧との差圧ΔP
を示す差圧データDbを出力する比較回路84Bと、差
圧データDbに応答し差圧ΔPが零となるように電磁弁
34の開度を制御するのに必要な駆動制御信号SVのデ
ューティ比を示すデューティ比データDcを演算するデ
ューティ比演算手段84Cとを備えている。駆動回路8
4Dは、デューティ比データDcに応答しデューティ比
データDcにより示されるデューティ比の駆動制御信号
SVを出力し、吐出量制御のための電磁弁34が駆動制
御信号SVによってオン、オフ駆動され、コモンレール
2内の燃料圧力が目標レール圧データDaにより示され
る値に制御される。
ック図が示されている。レール圧制御部84は、基本噴
射量データD1と回転数信号Nとから目標レール圧を示
す目標レール圧データDaを演算する目標レール圧演算
手段84Aと、目標レール圧データDaと実圧力信号P
Aとに応答して目標レール圧と実レール圧との差圧ΔP
を示す差圧データDbを出力する比較回路84Bと、差
圧データDbに応答し差圧ΔPが零となるように電磁弁
34の開度を制御するのに必要な駆動制御信号SVのデ
ューティ比を示すデューティ比データDcを演算するデ
ューティ比演算手段84Cとを備えている。駆動回路8
4Dは、デューティ比データDcに応答しデューティ比
データDcにより示されるデューティ比の駆動制御信号
SVを出力し、吐出量制御のための電磁弁34が駆動制
御信号SVによってオン、オフ駆動され、コモンレール
2内の燃料圧力が目標レール圧データDaにより示され
る値に制御される。
【0044】燃料噴射装置1は、以上のように構成され
ているので、学習値出力手段74において、ディーゼル
機関10をアイドル運転状態に維持させておくために必
要な燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値とのずれ
量が学習され、この学習ずれ量ΔEを内容とする学習値
データD4が精度よく出力される。基本補正量演算手段
78においてディーゼル機関10の運転条件に応じて補
正係数に乗算される基本補正量を示す基本補正量データ
D5が出力される。一方、補正係数演算手段78Aは、
学習値データD4に基づき相関係数を求め、補正係数デ
ータD9を出力する。乗算手段79においては、補正係
数データD9と基本補正量データD5とが乗算され、こ
の乗算演算処理によりそのときの運転状態を反映したよ
り精度の高い補正学習ずれ量ΔEaを示す補正学習値デ
ータD6が出力される。そして加算手段80において、
基本噴射量に見合った目標パイロット噴射量を示す目標
パイロット噴射量データD2と補正学習値データD6と
が演算され、この結果、補正目標パイロット噴射量を示
す補正目標パイロット噴射量データD7が出力され、こ
の補正目標パイロット噴射量データD7がパイロット噴
射通電期間演算手段81に送られる。
ているので、学習値出力手段74において、ディーゼル
機関10をアイドル運転状態に維持させておくために必
要な燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値とのずれ
量が学習され、この学習ずれ量ΔEを内容とする学習値
データD4が精度よく出力される。基本補正量演算手段
78においてディーゼル機関10の運転条件に応じて補
正係数に乗算される基本補正量を示す基本補正量データ
D5が出力される。一方、補正係数演算手段78Aは、
学習値データD4に基づき相関係数を求め、補正係数デ
ータD9を出力する。乗算手段79においては、補正係
数データD9と基本補正量データD5とが乗算され、こ
の乗算演算処理によりそのときの運転状態を反映したよ
り精度の高い補正学習ずれ量ΔEaを示す補正学習値デ
ータD6が出力される。そして加算手段80において、
基本噴射量に見合った目標パイロット噴射量を示す目標
パイロット噴射量データD2と補正学習値データD6と
が演算され、この結果、補正目標パイロット噴射量を示
す補正目標パイロット噴射量データD7が出力され、こ
の補正目標パイロット噴射量データD7がパイロット噴
射通電期間演算手段81に送られる。
【0045】パイロット噴射通電期間演算手段81で
は、補正目標パイロット噴射量データD7によって示さ
れる補正目標パイロット噴射量に基づきディーゼル機関
10の燃焼室内に噴射するのに必要な燃料噴射弁の通電
期間を演算し、その演算結果を示すパイロット噴射通電
期間データETpに基づいて燃料噴射弁駆動回路13は
燃料噴射弁4−1〜4−Nの動作を制御する。
は、補正目標パイロット噴射量データD7によって示さ
れる補正目標パイロット噴射量に基づきディーゼル機関
10の燃焼室内に噴射するのに必要な燃料噴射弁の通電
期間を演算し、その演算結果を示すパイロット噴射通電
期間データETpに基づいて燃料噴射弁駆動回路13は
燃料噴射弁4−1〜4−Nの動作を制御する。
【0046】したがって、目標パイロット噴射量演算手
段72で演算された目標パイロット噴射量と実際に噴射
された実パイロット噴射量との間にずれが生じることが
なくなるため、経時変化等が生じてもそのときの運転条
件に見合った適正なパイロット噴射量を主噴射に先立っ
てディーゼル機関10の燃焼室内に噴射することができ
る。この結果、燃料噴射の前半において予定通り燃料噴
射率を低くすることができ、燃焼音や排気ガス中の窒素
酸化物を良好に低減させることができる。
段72で演算された目標パイロット噴射量と実際に噴射
された実パイロット噴射量との間にずれが生じることが
なくなるため、経時変化等が生じてもそのときの運転条
件に見合った適正なパイロット噴射量を主噴射に先立っ
てディーゼル機関10の燃焼室内に噴射することができ
る。この結果、燃料噴射の前半において予定通り燃料噴
射率を低くすることができ、燃焼音や排気ガス中の窒素
酸化物を良好に低減させることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、内燃機関
をアイドル運転状態に維持させておくために必要な燃料
噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のずれ量を
学習によって得、パイロット噴射のために演算された目
標パイロット噴射量を学習によって得られた学習ずれ量
を用いて補正するようにしたので、燃料システムにおい
て使用される種々のコンポーネントの機差又は経時的な
変化による各特性の変化により、演算された目標パイロ
ット噴射量と実際に噴射された実パイロット噴射量との
間にずれが生じることがなくなるため、経時変化等が生
じてもそのときの運転条件に見合った適正なパイロット
噴射量を得ることができる。この結果、燃料噴射の前半
において予定通り燃料噴射率を低くすることができ、燃
焼音や排気ガス中の窒素酸化物を良好に低減させること
ができる。
をアイドル運転状態に維持させておくために必要な燃料
噴射量に関して生じる目標値と実際値との間のずれ量を
学習によって得、パイロット噴射のために演算された目
標パイロット噴射量を学習によって得られた学習ずれ量
を用いて補正するようにしたので、燃料システムにおい
て使用される種々のコンポーネントの機差又は経時的な
変化による各特性の変化により、演算された目標パイロ
ット噴射量と実際に噴射された実パイロット噴射量との
間にずれが生じることがなくなるため、経時変化等が生
じてもそのときの運転条件に見合った適正なパイロット
噴射量を得ることができる。この結果、燃料噴射の前半
において予定通り燃料噴射率を低くすることができ、燃
焼音や排気ガス中の窒素酸化物を良好に低減させること
ができる。
【図1】本発明による燃料噴射量制御装置を備えた車両
用内燃機関のための蓄圧式燃料噴射装置の実施の形態の
一例を示す概略構成図。
用内燃機関のための蓄圧式燃料噴射装置の実施の形態の
一例を示す概略構成図。
【図2】図1に示した制御ユニットの構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図3】図2に示した学習値出力手段の構成を示す詳細
ブロック図。
ブロック図。
【図4】図2に示したレール圧制御部の構成を示す詳細
ブロック図。
ブロック図。
1 燃料噴射装置
2 コモンレール
4−1〜4−N 燃料噴射弁
7 制御ユニット
8 圧力センサ
9A 回転数センサ
9B アクセルセンサ
9C 車速センサ
9D 水温センサ
10 ディーゼル機関
13 燃料噴射弁駆動回路
71 基本噴射量演算手段
72 目標パイロット噴射量演算手段
73 アイドル判定手段
74 学習値出力手段
74A 加算手段
74B スイッチ手段
74E 学習値記憶手段
74F 学習ずれ量演算手段
79 乗算手段
80 加算手段
81 パイロット噴射通電期間演算手段
82 加算手段
83 主噴射通電期間演算手段
A アクセル信号
D1 基本噴射量データ
D2 目標パイロット噴射量データ
D3 差分データ
D4 学習値データ
D5 基本補正量データ
D6 補正学習値データ
D7 補正目標パイロット噴射量データ
D8 目標主噴射量データ
D9 補正係数データ
DA 第1判定データ
DB 第2判定データ
DC 第3判定データ
DI 基準アイドル噴射量データ
Da 目標レール圧データ
Db 差圧データ
Dc デューティ比データ
ETm 主噴射通電期間データ
ETp パイロット噴射通電期間データ
N 回転数信号
PA 実圧力信号
SA アイドル状態信号
SV 駆動制御信号
V 車速信号
V1〜VN 電磁弁
VB バッテリ電圧信号
W 水温信号
ΔE 学習ずれ量
ΔEa 補正学習ずれ量
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 上田 敦
埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株
式会社ボッシュオートモーティブシステム
東松山工場内
(72)発明者 岡本 研二
埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株
式会社ボッシュオートモーティブシステム
東松山工場内
(72)発明者 木部 一哉
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動
車株式会社内
(72)発明者 天野 直樹
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動
車株式会社内
Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC01 AC09 AD12
BA00 BA51 CA05U CB01
CB12 CC05U CD26 CE22
DA01 DA09 DB07 DC04 DC08
DC14 DC18 DC26
3G301 HA02 JA00 JA05 JA15 JA17
JA25 JA37 KA07 LB11 LC01
MA23 NA08 NC01 NC02 ND01
ND15 ND21 ND24 PE01Z
PE08Z PF01Z PF03Z
Claims (11)
- 【請求項1】 コモンレール内の高圧燃料を燃料噴射弁
によって主噴射と該主噴射に先行するパイロット噴射と
に分割して内燃機関の燃焼室内へ噴射するための燃料噴
射量制御方法であって、 前記内燃機関をアイドル運転状態に維持させておくため
に必要な燃料噴射量に関して生じる目標値と実際値との
間のずれ量を学習によって得、 前記パイロット噴射のために演算された目標パイロット
噴射量を該学習によって得られた学習ずれ量を用いて補
正するようにしたことを特徴とする燃料噴射量制御方
法。 - 【請求項2】 前記目標パイロット噴射量が前記内燃機
関の運転条件に応じて演算される請求項1記載の燃料噴
射量制御方法。 - 【請求項3】 前記目標パイロット噴射量と前記学習ず
れ量とを加算することによって得られた補正目標パイロ
ット噴射量にしたがって前記パイロット噴射量を制御す
るようにした請求項1または2記載の燃料噴射量制御方
法。 - 【請求項4】 そのときの内燃機関の運転条件によって
前記学習ずれ量に変更を加え、この変更された学習ずれ
量に従って目標パイロット噴射量を補正するようにした
請求項1記載の燃料噴射量制御方法。 - 【請求項5】 前記学習ずれ量の適否を判別し、前記学
習ずれ量が適正な値でないと判別された場合には、前記
学習ずれ量に基づく補正を実行せず、前記目標パイロッ
ト噴射量をそのまま使用するようにした請求項1記載の
燃料噴射量制御方法。 - 【請求項6】 前記内燃機関のアイドル運転時におい
て、所定の外乱状態が生じているか否かを判別し、所定
の外乱状態が生じている場合にはずれ量の学習のための
動作を中止又は中断するするようにした請求項1記載の
燃料噴射量制御方法。 - 【請求項7】 コモンレール内の高圧燃料を燃料噴射弁
によって主噴射と該主噴射に先行するパイロット噴射と
に分割して内燃機関の燃焼室内へ噴射するための燃料噴
射量制御装置において、 前記内燃機関の運転条件に従って前記燃焼室内へ噴射す
べき燃料の目標値を示す基本噴射量を演算するための基
本噴射量演算手段と、 該基本噴射量演算手段に応答し前記基本噴射量に見合っ
た目標パイロット噴射量を演算するための目標パイロッ
ト噴射量演算手段と、 前記内燃機関がアイドル運転状態にあるか否かを判定す
るためのアイドル判定手段と、 該アイドル判定手段によって前記内燃機関がアイドル運
転状態にあると判定された場合に前記内燃機関をアイド
ル運転状態に維持させておくために必要な燃料噴射量に
関して生じる目標値と実際値との間のずれ量を学習によ
って学習ずれ量として得るための手段と、 該学習ずれ量に基づいて前記目標パイロット噴射量を補
正して補正目標パイロット噴射量を得る手段と、 該補正目標パイロット噴射量と前記基本噴射量とから目
標主噴射量を演算する手段とを備え、 該目標主噴射量と前記補正目標パイロット噴射量とに従
って前記内燃機関の前記燃焼室への燃料噴射を制御する
ようにしたことを特徴とする燃料噴射制御装置。 - 【請求項8】 前記学習ずれ量が、前記内燃機関がアイ
ドル運転状態にある場合の基本噴射量と前記内燃機関が
アイドル運転状態を維持するのに必要な燃料噴射量を示
す所与の基本アイドル噴射量と比較し、この比較結果得
られた差分に基づいて演算される請求項7記載の燃料噴
射量制御装置。 - 【請求項9】 前記差分を、前記内燃機関がアイドル運
転状態にある場合に適宜の時間間隔でサンプルして多数
の学習サンプルデータとしてメモリ手段に格納してお
き、この格納された学習サンプルデータを処理して学習
ずれ量を得るようにした請求項8記載の燃料噴射量制御
装置。 - 【請求項10】 前記学習ずれ量をその時の運転条件に
応じて補正し、補正された学習ずれ量に基づいて前記目
標パイロット噴射量を補正して補正目標パイロット噴射
量を得るようにした請求項7記載の燃料噴射量制御装
置。 - 【請求項11】 前記アイドル判定手段が、前記内燃機
関に所定の外乱状態が生じているか否かをも判別し、所
定の外乱状態が生じている場合にはずれ量の学習のため
の動作を中止又は中断するするようにした請求項7記載
の燃料噴射量制御装置。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
JP2001244238A JP2003056389A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 燃料噴射量制御方法及び装置 |
DE60204325T DE60204325T2 (de) | 2001-08-10 | 2002-08-06 | Verfahren und vorrichtung zur steuerung der kraftstoffeinspritzmenge |
ES02755854T ES2242050T3 (es) | 2001-08-10 | 2002-08-06 | Procedimiento y dispositivo de dosificacion de la cantidad de carburante inyectado. |
KR10-2003-7014431A KR20040015244A (ko) | 2001-08-10 | 2002-08-06 | 연료분사량 제어방법 및 장치 |
EP02755854A EP1416140B1 (en) | 2001-08-10 | 2002-08-06 | Fuel injection quantity controlling method and device |
PCT/JP2002/008020 WO2003016697A1 (fr) | 2001-08-10 | 2002-08-06 | Procede et dispositif de dosage de la quantite de carburant injecte |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001244238A JP2003056389A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 燃料噴射量制御方法及び装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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DE (1) | DE60204325T2 (ja) |
ES (1) | ES2242050T3 (ja) |
WO (1) | WO2003016697A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2008309055A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Fuji Heavy Ind Ltd | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
EP2112358A2 (en) | 2008-04-23 | 2009-10-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel injection amount learning control apparatus |
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DE102007000005B4 (de) * | 2006-01-11 | 2014-05-08 | Denso Corporation | Kraftstoffeinspritzmengensteuersystem und Verbrennungsmotor mit dem Steuersystem |
JP2017036736A (ja) * | 2011-04-06 | 2017-02-16 | タンタル イノベーションズ リミテッド | エンジン負荷報告方策を決定するための装置および方法 |
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JP2006336482A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Denso Corp | 内燃機関用燃料噴射装置 |
DE102005031591B4 (de) * | 2005-07-06 | 2015-11-05 | Man Diesel & Turbo Se | Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine |
CN100370121C (zh) * | 2005-07-25 | 2008-02-20 | 无锡油泵油嘴研究所 | 柴油机喷油系统的控制方法及控制装置 |
JP4380625B2 (ja) * | 2005-11-24 | 2009-12-09 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の空燃比制御装置 |
FR2901848B1 (fr) * | 2006-05-30 | 2008-09-19 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Procede et dispositif de correction du debit de l'injection de carburant dit pilote dans un moteur diesel a injection directe du type a rampe commune, et moteur comprenant un tel dispositif |
TW200817581A (en) * | 2006-08-29 | 2008-04-16 | Honda Motor Co Ltd | Fuel injection control device |
JP5245517B2 (ja) * | 2008-04-28 | 2013-07-24 | いすゞ自動車株式会社 | エンジンの燃料噴射制御装置 |
JP5975105B2 (ja) * | 2012-09-04 | 2016-08-23 | 富士通株式会社 | 温度管理システム |
DE102013206641B3 (de) * | 2013-04-15 | 2014-05-22 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Durchführung wenigstens einer Lernfunktion in einem Kraftfahrzeug und Mittel zu dessen Implementierung |
CN104932438B (zh) * | 2014-03-20 | 2017-11-24 | 南京富士通南大软件技术有限公司 | 一种工业过程自动化控制系统及其控制方法 |
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JPH0778375B2 (ja) * | 1988-10-13 | 1995-08-23 | 日産自動車株式会社 | ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 |
JP3588737B2 (ja) * | 1997-03-13 | 2004-11-17 | 日産自動車株式会社 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
JP3855447B2 (ja) * | 1998-03-31 | 2006-12-13 | いすゞ自動車株式会社 | エンジンの燃料噴射制御装置 |
JP2001152948A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Toyota Motor Corp | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001244238A patent/JP2003056389A/ja active Pending
-
2002
- 2002-08-06 KR KR10-2003-7014431A patent/KR20040015244A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-08-06 EP EP02755854A patent/EP1416140B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-08-06 CN CNA028093917A patent/CN1507535A/zh active Pending
- 2002-08-06 WO PCT/JP2002/008020 patent/WO2003016697A1/ja active IP Right Grant
- 2002-08-06 DE DE60204325T patent/DE60204325T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-08-06 ES ES02755854T patent/ES2242050T3/es not_active Expired - Lifetime
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EP1416140A1 (en) | 2004-05-06 |
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